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技術 エアガイド構造

出願人 いすゞ自動車株式会社
発明者 小竹亨竹中聡
出願日 2018年9月19日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-174453
公開日 2020年3月26日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-044960
状態 未査定
技術分野 推進装置の冷却,吸排気,燃料タンクの配置 車両用車体構造
主要キーワード 一導入口 中間部領域 蓋部開閉 板ゴム 開口後縁 ダクト側板 開口前縁 車幅方向他側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
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図面 (7)

課題

エアガイドの上方への異物堆積を抑制する。

解決手段

ダクト10のダクト下板部10dは、上下方向に交叉する板状に形成された本体部11と、本体部11に支持される蓋体12と、ばね付ヒンジ15とを備える。本体部11の後部領域11cには、上下方向に貫通する異物排出開口13が形成される。蓋体12の前端縁部は、本体部11の開口前縁部に対し、ばね付ヒンジ15を介して回転自在に支持される。蓋体12は、本体部11の異物排出開口13を閉止する閉止位置から下方へ傾動することによって、本体部11の異物排出開口13を開放可能である。ばね付ヒンジ15は、蓋体12を、蓋体12に入力する荷重の大きさに応じて、閉止位置に保持した閉止状態と、閉止位置から下方へ傾動して本体部11の異物排出開口13を開放した開放状態とに切り替える。

概要

背景

特許文献1には、車両の冷却風導入構造が記載されている。この車両の空冷式熱交換器は、ラジエータ及びコンデンサを含み、コンデンサの外周側はシュラウドによって覆われており、空冷式熱交換器に対して車両後方側には、空冷式熱交換器を通過する空気流を生成するファンが配置されている。冷却風導入構造は、パワーユニット室内の空間を車両下方側から覆うアンダカバーを備えている。パワーユニット室には、アンダカバーを下壁部とする第一冷却風通路が設けられている。第一冷却風通路は、パワーユニット室の前端部であるバンパカバーの第一導入口から、パワーユニットとアンダカバーとの間を経て空冷式熱交換器に空気を導くための通路である。第一冷却風通路の上壁部は、バンパカバーにおける第一導入口の上端縁部から車両後方側に延設された上壁部と、パワーユニットの下面部と、シュラウドの上壁部とを含んで構成されている。

概要

エアガイドの上方への異物堆積を抑制する。ダクト10のダクト下板部10dは、上下方向に交叉する板状に形成された本体部11と、本体部11に支持される蓋体12と、ばね付ヒンジ15とを備える。本体部11の後部領域11cには、上下方向に貫通する異物排出開口13が形成される。蓋体12の前端縁部は、本体部11の開口前縁部に対し、ばね付ヒンジ15を介して回転自在に支持される。蓋体12は、本体部11の異物排出開口13を閉止する閉止位置から下方へ傾動することによって、本体部11の異物排出開口13を開放可能である。ばね付ヒンジ15は、蓋体12を、蓋体12に入力する荷重の大きさに応じて、閉止位置に保持した閉止状態と、閉止位置から下方へ傾動して本体部11の異物排出開口13を開放した開放状態とに切り替える。

目的

そこで、本開示は、エアガイドの上方への異物の堆積を抑制することが可能なエアガイド構造の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両の外部と内部とを連通する所定方向の一側の空気導入口と前記空気導入口よりも前記所定方向の他側に配置される熱交換器との間の冷却風流路の少なくとも下方を区画するエアガイド構造であって、前記熱交換器よりも前記一側で上下方向に貫通する排出開口を有し、前記冷却風流路の下方に配置されて上下方向と交叉する板状のエアガイド本体と、前記エアガイド本体の前記排出開口の周縁部に傾動自在に支持され、前記排出開口を閉止する閉止位置から下方へ傾動して前記排出開口を開放可能な蓋部と、前記蓋部を、前記閉止位置で前記排出開口を閉止する閉止状態と、前記閉止位置から傾動して前記排出開口を開放する開放状態とに切り替え可能な蓋部開閉手段と、を備えたことを特徴とするエアガイド構造。

請求項2

請求項1に記載のエアガイド構造であって、前記蓋部開閉手段は、前記蓋部を前記閉止位置側へ向かって上方へ付勢する付勢手段を有し、前記蓋部に対する前記付勢手段による前記閉止位置側への付勢力は、上方から入力する荷重の大きさに応じて前記蓋部が前記閉止状態と前記開放状態とに切り替わるように、前記蓋部に対して上方から所定の大きさの荷重が入力するまでは前記蓋部を前記閉止位置に保持し、前記蓋部に対して上方から前記所定の大きさ以上の荷重が入力すると前記蓋部を前記閉止位置に保持できない強さに設定されていることを特徴とするエアガイド構造。

請求項3

請求項1または請求項2に記載のエアガイド構造であって、前記閉止位置よりも上方への前記蓋部の傾動を規制する規制手段を備えたことを特徴とするエアガイド構造。

技術分野

0001

本開示は、エアガイド構造に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、車両の冷却風導入構造が記載されている。この車両の空冷式熱交換器は、ラジエータ及びコンデンサを含み、コンデンサの外周側はシュラウドによって覆われており、空冷式熱交換器に対して車両後方側には、空冷式熱交換器を通過する空気流を生成するファンが配置されている。冷却風導入構造は、パワーユニット室内の空間を車両下方側から覆うアンダカバーを備えている。パワーユニット室には、アンダカバーを下壁部とする第一冷却風通路が設けられている。第一冷却風通路は、パワーユニット室の前端部であるバンパカバーの第一導入口から、パワーユニットとアンダカバーとの間を経て空冷式熱交換器に空気を導くための通路である。第一冷却風通路の上壁部は、バンパカバーにおける第一導入口の上端縁部から車両後方側に延設された上壁部と、パワーユニットの下面部と、シュラウドの上壁部とを含んで構成されている。

先行技術

0003

特開2013−107469号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に記載の冷却風導入構造では、パワーユニット室内の空間を車両下方側から覆うアンダカバー(エアガイド)を備えており、エアガイドの上方には、バンパカバーの第一導入口から空冷式熱交換器に空気を導くための冷却風通路が設けられている。このため、バンパカバーの第一導入口から異物が冷却風通路に浸入してしまうと、エアガイドの上方に異物が堆積してしまい、冷却効率の低下やエアガイドの破損を招いてしまうおそれがある。例えば、車両を比較的水深の深い河川内で走行させた場合には、バンパカバーの第一導入口から水とともに小石や植物等の異物が冷却風通路に浸入して、エアガイドの上方に異物が堆積してしまう可能性があり、冷却効率の低下やエアガイドの破損を招いてしまうおそれがある。

0005

そこで、本開示は、エアガイドの上方への異物の堆積を抑制することが可能なエアガイド構造の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、車両の外部と内部とを連通する所定方向の一側の空気導入口と前記空気導入口よりも前記所定方向の他側に配置される熱交換器との間の冷却風流路の少なくとも下方を区画するエアガイド構造であって、板状のエアガイド本体と蓋部と蓋部開閉手段とを備える。板状のエアガイド本体は、熱交換器よりも上記一側で上下方向に貫通する排出開口を有し、冷却風流路の下方に配置されて上下方向と交叉する。蓋部は、エアガイド本体の排出開口の周縁部に傾動自在に支持され、排出開口を閉止する閉止位置から下方へ傾動して排出開口を開放可能である。蓋部開閉手段は、蓋部を、閉止位置で排出開口を閉止する閉止状態と、閉止位置から傾動して排出開口を開放する開放状態とに切り替え可能である。

0007

上記構成では、エアガイド本体は、上下方向に貫通する排出開口を熱交換器よりも所定方向(例えば、前後方向)の一側(例えば、前方)に有する。エアガイド本体の排出開口の周縁部には、排出開口を開閉可能な蓋部が傾動自在に支持されている。そして、蓋部を、閉止状態と開放状態とに切り替え可能な蓋部開閉手段が設けられている。このため、例えば、蓋部開閉手段が、所定時間ごとに閉止状態と開放状態とを切り替え、或いは、所定の閾値を用いて冷却風流路内に侵入した堆積物の重さに応じて閉止状態と開放状態とを切り替えるなどして、冷却風流路に浸入した異物をエアガイド本体の排出開口からエアガイド本体の下方へ排出することができる。従って、エアガイド本体の上面への異物の堆積を抑制することができる。なお、蓋部開閉手段は、蓋部をアクチュエータ等によって傾動させる電気的な手段であってもよいし、或いは蓋部の上面に堆積した堆積物の重さによって蓋部が下方へ傾動する機械的な手段であってもよい。

0008

本発明の第2の態様は、上記第1の態様のエアガイド構造であって、蓋部開閉手段は、蓋部を閉止位置側へ向かって上方へ付勢する付勢手段を有する。蓋部に対する付勢手段による閉止位置側への付勢力は、上方から入力する荷重の大きさに応じて蓋部が閉止状態と開放状態とに切り替わるように、蓋部に対して上方から所定の大きさの荷重が入力するまでは蓋部を閉止位置に保持し、蓋部に対して上方から上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると蓋部を閉止位置に保持できない強さに設定されている。

0009

上記構成では、蓋部開閉手段は、蓋部を閉止位置側へ向かって付勢する付勢手段を有し、付勢手段の付勢力は、上方から入力する荷重の大きさに応じて蓋部が閉止状態と開放状態とに切り替わるように、蓋部に対して上方から所定の大きさの荷重が入力するまでは蓋部を閉止位置に保持し、蓋部に対して上方から上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると蓋部を閉止位置に保持できない強さに設定されている。このため、例えば、蓋部の上方に堆積する堆積物の重さが所定の重さになるまでは蓋部を閉止位置に保持し、堆積物の重さが上記所定の重さ以上になったときにエアガイド本体の排出開口を開放して、堆積物を排出開口からエアガイド本体の下方へ排出することができる。

0010

また、付勢手段(例えばバネ)の付勢力を適切に設定するだけで堆積物をエアガイド本体の下方へ排出することができるので、簡易な構造でエアガイド本体の上面への異物の堆積を抑制することができる。

0011

本発明の第3の態様は、上記第1の態様または上記第2の態様のエアガイド構造であって、規制手段を備える。規制手段は、閉止位置よりも上方への蓋部の傾動を規制する。

0012

上記構成では、閉止位置よりも上方への蓋部の傾動を規制する規制手段を備える。このため、蓋部は、閉止位置から上方へ傾動しないので、閉止位置よりも上方への蓋部の傾動による排出開口の開放を防止することができる。また、蓋部が閉止位置から上方へ傾動しないので、蓋部が閉止位置よりも上方へ傾動して冷却風流路内に突出する場合とは異なり、蓋部による冷却風流路の抵抗の増大を抑制することができる。

発明の効果

0013

本開示によれば、エアガイドの上方への異物の堆積を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の一実施形態に係るエアガイド構造を適用した車両の外観斜視図である。
図1のII−II矢視断面図である。
図2をIII方向から視た概略図である。
図2の要部の拡大図である。
図4をV方向から視た概略図である。
他の実施形態に係るエアガイド構造の説明図であり、(a)は板バネを用いたもの、(b)はゴム板を用いたものをそれぞれ示す。

実施例

0015

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示し、一点鎖線CLは蓋体回転軸を示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。

0016

図1及び図2に示すように、本実施形態に係るエアガイド構造を適用する車両1は、車両1の前側(所定方向(前後方向)の一側)の端部のバンパー2の後方にエンジンルーム3を有する。エンジンルーム3内には、エンジン(図示省略)、熱交換器4(本実施形態では、ラジエータ4a及びインタークーラ4b)、及びファン5等が配置される。バンパー2には、熱交換器4を通過させる空気をエンジンルーム3へ導入するための空気導入口6が形成される。バンパー2の空気導入口6は、車両1の外部と内部(エンジンルーム3)とを連通する。熱交換器4は、バンパー2の空気導入口6から後方(上記所定方向の他側)に離間した位置に配置される。ファン5は、熱交換器4の後方に配置され、熱交換器4を通過する前方から後方への空気の流れを生成する。バンパー2の空気導入口6と熱交換器4との間には、空気導入口6から熱交換器4への空気の流路7(以下、冷却風流路7という。)を区画するダクト(エアガイド)10が設けられる。

0017

図2及び図3に示すように、ダクト10は、樹脂製のダクトであって、ダクト上板部10a、左右のダクト側板部10b,10c、及びダクト下板部10dによって、前後方向に貫通する略矩形筒状に形成され、内部に冷却風流路7を区画する。各板部10a〜10dの前端部は、バンパー2の空気導入口6の周縁部に接続され、各板部10a〜10dの後端部は、熱交換器4の周面部に接続される。ダクト上板部10aは、上下方向と交叉する板部であって、バンパー2の空気導入口6の上縁部から熱交換器4の上面部まで連続して延びる。左右のダクト側板部10b,10cは、車幅方向と交叉する板部であって、バンパー2の空気導入口6の左右の側縁部から熱交換器4の左右の側面部まで連続して延びる。ダクト下板部10dは、上下方向に交叉する板部であって、バンパー2の空気導入口6の下縁部から熱交換器4の下面部まで連続して延びる。ダクト10は、バンパー2の空気導入口6から導入された空気を熱交換器4の前面へ案内する。

0018

ダクト下板部10dは、上下方向に交叉する板状に形成された樹脂製の本体部(エアガイド本体)11と、本体部11に支持される樹脂製の蓋体(蓋部)12と、複数(本実施形態では、2つ)のばね付ヒンジ(蓋部開閉手段)15とを備える。

0019

本体部11は、上下方向に交叉する板部であって、バンパー2の空気導入口6の下縁部から略水平に後方へ延びる前部領域11aと、前部領域11aの後端から後下方へ水平方向に対して傾斜して延びる中間部領域11bと、中間部領域11bの後端から略水平に後方へ熱交換器4の下面部まで延びる後部領域11cとを有する。本体部11の後部領域11cのうち熱交換器4の前面の前方近傍には、上下方向に貫通する略矩形状の異物排出開口(排出開口)13が形成される。異物排出開口13の左右を区画する本体部11の左右の開口側縁部17,18は、左右のダクト側板部10b,10cの内面近傍に配置される。

0020

蓋体12は、異物排出開口13よりも僅かに小さい略矩形状の板体である。蓋体12の前端縁部16は、異物排出開口13の前方を区画する本体部11の開口前縁部14に対し、ばね付ヒンジ15を介して回転自在に支持される。本体部11の開口前縁部14に回転自在に支持された蓋体12は、本体部11の異物排出開口13を閉止する閉止位置(図2実線で示す蓋体12の位置)から下方へ傾動することによって、本体部11の異物排出開口13を開放可能である。蓋体12が閉止位置から下方へ傾動する際には、蓋体12の後端縁が、本体部11の開口後縁部23の近傍(閉止位置)から前下方へ傾動する。

0021

図4及び図5に示すように、ばね付ヒンジ15は、本体部11の開口前縁部14の下面側に固定される第1の羽19と、蓋体12の前端縁部16の下面側に固定される第2の羽20と、第1の羽19と第2の羽20とを連結する芯棒21と、芯棒21が挿通するコイルばね(付勢手段)22とを有する。第1の羽19と第2の羽20とは、車幅方向に延びる芯棒21によって互いに回転自在に連結される。芯棒21の軸心CL(図5の一点鎖線CL)が、ばね付ヒンジ15の回転軸となる。すなわち、ばね付ヒンジ15の芯棒21の軸心CLが、蓋体12の回転軸となる。第1の羽19に対する第2の羽20の一方向への回転は、第1の羽19と第2の羽20とが前後に並んで略同一平面上に配置される位置(図4に示す状態)で、第1の羽19と第2の羽20とが互いに当接することによって規制される。係る規制は、本体部11の異物排出開口13を閉止する閉方向への蓋体12の傾動を、閉止位置までに規制する規制手段として機能する。

0022

コイルばね22は、直線状に延びる一端部22a及び他端部22bと、一端部22aと端部22bとの間のコイルばね本体22cとを有する。コイルばね本体22cには、芯棒21が挿通する。コイルばね22の一端部22aは、第1の羽19の下面に当接し、コイルばね22の他端部22bは、第2の羽20の下面に当接する。コイルばね22は、蓋体12を閉止位置側へ向かって上方へ付勢する。コイルばね22の付勢力は、閉止位置の蓋体12に対して上方(冷却風流路7側)から所定の大きさの荷重が入力するまでは蓋体12を閉止位置に保持し、蓋体12に対して上方から上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると蓋体12を閉止位置に保持できない強さに設定される。すなわち、ばね付ヒンジ15は、蓋体12を、蓋体12に入力する荷重の大きさに応じて、閉止位置に保持した閉止状態(図2で実線で示す状態)と、閉止位置から下方へ傾動して本体部11の異物排出開口13を開放した開放状態(図2二点鎖線で示す状態)とに切り替え可能な蓋部開閉手段として機能する。なお、荷重の上記所定の大きさ(閾値)は、実験シミュレーション等によって求めることができる。

0023

上記のように構成されたダクト10では、例えば、車両1を河川に侵入させた際に、バンパー2の空気導入口6からダクト10内に河川の水が大量に浸入すると、ダクト10内に侵入した水の重さが閉止位置の蓋体12に作用する。ダクト10内に侵入した水から蓋体12に対して上方から上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると、その水の重さによって蓋体12が開方向へ傾動して異物排出開口13を開放し、水が異物排出開口13からダクト下板部10dの下方へ排出される。

0024

また、河川の水と共に石や枯葉等の異物がダクト10内に侵入すると、ダクト10内のダクト下板部10dの上面に異物が堆積する。ダクト下板部10dの上面に堆積した異物(堆積物)の重さが閉止位置の蓋体12に作用し、堆積物から蓋体12に対して上方から上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると、その堆積物の重さによって蓋体12が開方向へ傾動して異物排出開口13を開放し、堆積物が異物排出開口13からダクト下板部10dの下方へ排出される。

0025

従って、本実施形態によれば、ダクト下板部10dの上面への異物の堆積を抑制することができる。

0026

また、ばね付ヒンジ15のコイルばね22の付勢力を適切に設定するだけで堆積物をダクト下板部10dの下方へ排出することができるので、簡易な構造でダクト下板部10dの上面への異物の堆積を抑制することができる。

0027

また、ばね付ヒンジ15は、本体部11の異物排出開口13を閉止する閉方向への蓋体12の傾動を、閉止位置までに規制する。このため、蓋体12は、閉止位置から上方へ傾動しないので、閉止位置よりも上方への蓋体12の傾動による異物排出開口13の開放を防止することができる。また、蓋体12が閉止位置から上方へ傾動しないので、蓋体12が閉止位置よりも上方へ傾動して冷却風流路7内に突出する場合とは異なり、蓋体12による冷却風流路7の抵抗の増大を抑制することができる。

0028

なお、本実施形態では、樹脂製のダクト10を設けたが、ダクト10は樹脂製に限定されず、例えば、金属製のダクトであってもよい。

0029

また、本実施形態では、前後方向に貫通する略矩形筒状のダクト(エアガイド)10を設けたが、これに限定されるものではなく、冷却風流路7の少なくとも下方を区画するエアガイドであればよく、例えば、本実施形態におけるダクト下板部10dのみのエアガイドであってもよい。

0030

また、本実施形態では、本体部11の開口前縁部14に対して蓋体12の前端縁部16を回転自在に連結したが、これに限定されるものではなく、例えば、本体部11の左右の開口側縁部17,18のいずれか一方や、或いは本体部11の開口後縁部23に対して蓋体12を回転自在に連結してもよい。すなわち、本実施形態では、蓋体12が閉止位置から開方向へ傾動する際に、蓋体12の後端縁が本体部11の開口後縁部23の近傍(閉止位置)から前下方へ傾動する構成としたが、蓋体12の車幅方向一側の側端縁車幅方向他側の下方へ傾動する構成としてもよいし、或いは、蓋体12の前端縁が後下方へ傾動する構成としてもよい。

0031

また、本実施形態では、本体部11の異物排出開口13を、熱交換器4の前面の前方近傍に形成したが、異物排出開口13の位置はこれに限定されるものではない。

0032

また、本実施形態では、蓋体12の形状を、異物排出開口13よりも僅かに小さい形状としたが、蓋体12の形状はこれに限定されるものではない。例えば、蓋体12の形状を、異物排出開口13よりも大きくし、閉止位置の蓋体12を、本体部11の異物排出開口13の周縁部に下方から当接させてもよい。

0033

また、本実施形態では、ばね付ヒンジ15の一方向への回転を所定の位置までに規制することによって、閉方向への蓋体12の傾動を閉止位置までに規制する規制手段として機能させたが、規制手段はこれに限定されるものではない。例えば、閉止位置で本体部11の開口前縁部14の後面と蓋体12の前端縁部16の前面とが当接するように構成し、係る当接を規制手段としてもよいし、或いは、本体部11の開口後縁部23の上面に開口後縁部23から前方へ突出するストッパ29(図4参照)を設け、当該ストッパ29を規制手段として機能させてもよい。

0034

また、本実施形態では、閉方向への蓋体12の傾動を閉止位置までに規制する規制手段を設けたが、規制手段を設けなくてもよい。例えば、ばね付ヒンジ15のコイルばね22に対して蓋体12の重さ以外の外力が作用していない状態で、蓋体12が閉止位置に保持されるようにコイルばね22の付勢力を設定してもよい。すなわち、閉止位置よりも上方への蓋体12の移動を規制する規制手段を設けることなく、蓋体12を閉止位置に保持してもよい。

0035

また、本実施形態では、蓋体12を本体部11に対してばね付ヒンジ15を介して連結したが、これに限定されるものではない。例えば、図6(a)に示すように、蓋体12を本体部11に対して金属製の板ばね(蓋部開閉手段、付勢手段)28を介して連結してもよい。この場合も上記同様に、板ばね28の付勢力は、閉止位置の蓋体12に対して上方(冷却風流路7側)から所定の大きさの荷重が入力するまでは蓋体12を閉止位置に保持し、蓋体12に対して上方から上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると蓋体12を閉止位置に保持できない強さに設定される。或いは、図6(b)に示すように、上記蓋体12に代えて、板ゴム製の蓋体(蓋部、蓋部開閉手段、付勢手段)30を設けてもよい。この場合、蓋体30の弾性率は、閉止位置の蓋体30に対して上方(冷却風流路7側)から所定の大きさの荷重が入力するまでは蓋体30が変形することなく閉止位置に保持され、蓋体30に対して上方から上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると蓋体30が弾性変形して閉止位置を保持できない弾性率に設定される。閉止位置から開方向へ弾性変形した蓋体30は、復元力によって蓋体30自体を閉止位置側へ付勢する。

0036

また、本実施形態では、蓋体12の上面に堆積した堆積物等の重さによって蓋体12が下方へ傾動する機械的な蓋部開閉手段(ばね付ヒンジ15)を設けたが、蓋部開閉手段は機械的な手段に限定されるものではなく、蓋体12を閉止状態と開放状態とに切り替え可能な電気的な手段であってもよい。例えば、蓋体12を傾動可能な傾動手段(モータ等)と、所定時間ごとに前記傾動手段を制御して蓋体12を閉止状態と開放状態とに切り替え可能なコントローラ等を設けてもよい。或いは、ダクト下板部10dの上面に堆積する異物の重さを計測可能なセンサ等を設け、ダクト下板部10dの上面に堆積した異物(堆積物)の重さが所定の重さ以上になったときに前記傾動手段を制御して蓋体12を閉止状態から開放状態に切り換え可能なコントローラ等を設けてもよい。

0037

以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。

0038

例えば、上記実施形態では、車両1の前後方向(所定方向)の前側(一側)に空気導入口6を設け、空気導入口6の後側(他側)に熱交換器4を設けたが、これに限定されるものではなく、車幅方向(所定方向)の一側に空気導入口を設け、該空気導入口の車幅方向の他側に熱交換器を設けてもよい。

0039

1:車両
4:熱交換器
6:空気導入口
7:冷却風流路
10:ダクト(エアガイド)
11:本体部(エアガイド本体)
12:蓋体(蓋部)
13:異物排出開口(排出開口)
15:ばね付ヒンジ(蓋部開閉手段)
22:コイルばね(付勢手段)
28:板ばね(蓋部開閉手段、付勢手段)
29:ストッパ(規制手段)
30:蓋体(蓋部、蓋部開閉手段、付勢手段)

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