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技術 乾燥装置及び画像形成装置

出願人 富士フイルム株式会社
発明者 小林浩行
出願日 2017年1月19日 (3年10ヶ月経過) 出願番号 2017-007776
公開日 2020年3月26日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-044649
状態 未査定
技術分野 インクジェット(インク供給、その他) ベルト,ローラによる搬送 固体の乾燥
主要キーワード 被搬送材 共通条件 吸着圧 IRヒータ 削り出す インク塗布 評価条件 波打ち
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生を抑制できる、乾燥装置及び画像形成装置を提供する。

解決手段

乾燥装置40は、水分を含むシート状の被搬送材Pの一方の面を吸着した状態で被搬送材Pを搬送し、被搬送材Pの搬送に伴って被搬送材Pの各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる搬送部60と、搬送部60によって搬送されている被搬送材Pを乾燥する乾燥部42と、を備える。

概要

背景

特許文献1には、用紙等の被搬送材網目状の搬送ベルト吸着した状態で搬送するインクジェットプリンタが開示されている。

特許文献2には、用紙等の被搬送材を、凹凸が設けられたプラテン上で搬送するインクジェット記録装置が開示されている。

概要

被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生を抑制できる、乾燥装置及び画像形成装置を提供する。乾燥装置40は、水分を含むシート状の被搬送材Pの一方の面を吸着した状態で被搬送材Pを搬送し、被搬送材Pの搬送に伴って被搬送材Pの各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる搬送部60と、搬送部60によって搬送されている被搬送材Pを乾燥する乾燥部42と、を備える。

目的

本開示の技術は、被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生を抑制できる、乾燥装置及び画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

水分を含むシート状の被搬送材の一方の面を吸着した状態で前記被搬送材を搬送し、前記被搬送材の搬送に伴って前記被搬送材の各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる搬送部と、前記搬送部によって搬送されている被搬送材を乾燥する乾燥部と、を備える乾燥装置

請求項2

前記搬送部は、前記被搬送材の搬送方向と、前記被搬送材の厚み方向及び前記搬送方向に直交する直交方向と、の各方向に見て、前記被搬送材の各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる請求項1に記載の乾燥装置。

請求項3

水分を含むシート状の被搬送材の一方の面を吸着した状態で、自らの移動により前記被搬送材を搬送する搬送部材と、凹凸を有する支持面にて前記搬送部材の前記被搬送材に対する吸着面とは反対側において前記搬送部材を支持することで前記搬送部材を凹凸に変形させ、前記搬送部材が前記支持面の凹凸に沿って移動される支持体と、前記搬送部材によって搬送されている被搬送材を乾燥する乾燥部と、を備える乾燥装置。

請求項4

前記支持体の支持面には、前記搬送部材の移動方向と、前記移動方向に直交し且つ前記支持面に沿った直交方向と、の各方向に見て、凹凸が形成されている請求項3に記載の乾燥装置。

請求項5

前記支持面は、前記移動方向に延びる線状の部材と、前記直交方向に延びる線状の部材とが表面に設けられることで凹凸を有している請求項4に記載の乾燥装置。

請求項6

記録媒体水性インクにより画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像が形成された記録媒体を前記被搬送材として搬送しながら、前記記録媒体を乾燥する請求項1〜5のいずれか1項に記載の乾燥装置と、を備える画像形成装置

技術分野

0001

本開示の技術は、乾燥装置及び画像形成装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、用紙等の被搬送材網目状の搬送ベルト吸着した状態で搬送するインクジェットプリンタが開示されている。

0003

特許文献2には、用紙等の被搬送材を、凹凸が設けられたプラテン上で搬送するインクジェット記録装置が開示されている。

先行技術

0004

特開2016−150793号公報
特開平9−48161号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1及び特許文献2の技術では、用紙等の被搬送材が凹凸状に波を打った状態で搬送される。ここで、特許文献1及び特許文献2の技術では、被搬送材において凸状とされた部分は凸形状を維持し、凹状とされた部分は凹形状を維持したまま搬送される。そして、インク吐出された被搬送材が、凹凸形状を維持しまま搬送される状態で乾燥されると、被搬送材が凹凸形状のまま乾燥されるため、被搬送材にしわが発生しやすい。

0006

本開示の技術は、被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生を抑制できる、乾燥装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

第1態様に係る乾燥装置は、水分を含むシート状の被搬送材の一方の面を吸着した状態で被搬送材を搬送し、被搬送材の搬送に伴って被搬送材の各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる搬送部と、搬送部によって搬送されている被搬送材を乾燥する乾燥部と、を備える。

0008

第1態様に係る乾燥装置によれば、搬送部が、被搬送材の搬送に伴って被搬送材の各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させるので、被搬送材が厚み方向の一方側及び他方側に交互に延ばされた状態で乾燥される。これにより、被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生を抑制できる。

0009

第2態様に係る乾燥装置では、搬送部は、被搬送材の搬送方向と、被搬送材の厚み方向及び搬送方向に直交する直交方向と、の各方向に見て、被搬送材の各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる。

0010

第2態様に係る乾燥装置によれば、搬送部が、被搬送材の搬送方向と直交方向との各方向に見て、被搬送材の各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させるので、被搬送材が、搬送方向及び直交方向において、厚み方向の一方側及び他方側に交互に延ばされた状態で乾燥される。これにより、被搬送材を乾燥する際において被搬送材のしわが搬送方向及び直交方向で発生するのを抑制できる。

0011

第3態様に係る乾燥装置は、水分を含むシート状の被搬送材の一方の面を吸着した状態で、自らの移動により被搬送材を搬送する搬送部材と、凹凸を有する支持面にて搬送部材の被搬送材に対する吸着面とは反対側において搬送部材を支持することで搬送部材を凹凸に変形させ、搬送部材が支持面の凹凸に沿って移動される支持体と、搬送部材によって搬送されている被搬送材を乾燥する乾燥部と、を備える。

0012

第3態様に係る乾燥装置によれば、支持体が、搬送部材を支持することで搬送部材を凹凸に変形させ、搬送部材が支持面の凹凸に沿って移動するので、搬送部材の各部は、搬送部材の移動に伴って、凹と凸とに交互に形状が変化する。そして、被搬送材は、搬送部材に吸着されているので、搬送部材の移動によって被搬送材が搬送されると、被搬送材の各部が厚み方向へ凹と凸とに交互に形状が変化する。このため、被搬送材が厚み方向の一方側及び他方側に交互に延ばされた状態で乾燥される。これにより、被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生を抑制できる。

0013

第4態様に係る乾燥装置では、支持体の支持面に、搬送部材の移動方向と、移動方向に直交し且つ支持面に沿った直交方向と、の各方向に見て、凹凸が形成されている。

0014

第4態様に係る乾燥装置によれば、搬送部材が支持面の凹凸に沿って移動するので、搬送部材の各部は、搬送部材の移動に伴って、搬送部材の移動方向と直交方向との各方向に見て、凹と凸とに交互に形状が変化する。そして、被搬送材は、搬送部材に吸着されているので、搬送部材の移動によって被搬送材が搬送されると、被搬送材の搬送方向と、被搬送材の厚み方向及び搬送方向に直交する直交方向と、の各方向に見て、被搬送材の各部が厚み方向へ凹と凸とに交互に形状が変化する。このため、被搬送材が、搬送方向及び直交方向において、厚み方向の一方側及び他方側に交互に延ばされた状態で乾燥される。これにより、被搬送材を乾燥する際において被搬送材のしわが搬送方向及び直交方向で発生するのを抑制できる。

0015

第5態様に係る乾燥装置では、支持面は、移動方向に延びる線状の部材と、直交方向に延びる線状の部材とが表面に設けられることで凹凸を有している。

0016

第5態様に係る乾燥装置によれば、支持体の表面を削る等の加工をせずに、支持面に凹凸を付与できるので、支持体の製造が容易である。

0017

第6態様に係る画像形成装置は、記録媒体水性インクにより画像を形成する画像形成部と、画像形成部によって画像が形成された記録媒体を被搬送材として搬送しながら、記録媒体を乾燥する第1態様〜第5態様に記載の乾燥装置と、を備える。

0018

第6態様に係る画像形成装置によれば、被搬送材の各部が、搬送に伴って厚み方向へ凹と凸とに交互に形状が変化するので、被搬送材が厚み方向の一方側及び他方側に交互に延ばされた状態で乾燥される。これにより、被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生が抑制される。このため、被搬送材に形成される画像の画質劣化を抑制できる。

発明の効果

0019

本開示の技術によれば、被搬送材を乾燥する際における被搬送材のしわの発生を抑制できる。

図面の簡単な説明

0020

第一実施形態に係る画像形成装置を簡略化して示す図である。
第一実施形態に係る乾燥装置の一部を簡略化して示す図である。
第一実施形態に係る搬送部の一部を簡略化して示す図である。
第一実施形態に係る支持体の変形例を示す図である。
第一実施形態に係る支持体の他の変形例を示す図である。
第二実施形態に係る画像形成装置の支持体を示す図である。
第二実施形態に係る支持体の変形例を示す図である。
評価結果を示す表である。

実施例

0021

以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。

0022

〈第一実施形態〉
(画像形成装置10)
まず、第一実施形態に係る画像形成装置10について説明する。図1は、画像形成装置10の構成を簡略化して示す図である。

0023

画像形成装置10は、記録媒体の一例としての用紙Pに対し、水性インク(水性媒体を使用したインク)を用いてインクジェット方式にて画像を形成する装置である。用紙Pとしては、例えば、枚葉紙が用いられる。なお、用紙Pは、シート状の被搬送材の一例である。

0024

画像形成装置10は、具体的には、図1に示されるように、画像形成部20と、乾燥装置40と、排紙部18と、を有している。以下、画像形成部20、乾燥装置40及び排紙部18の具体的な構成について、説明する。

0025

(画像形成部20)
画像形成部20は、用紙Pに水性インクにより画像を形成する画像形成部である。具体的には、画像形成部20は、搬送ドラム30と、吐出ヘッド22C、22M、22Y、22Kと、を有している。

0026

搬送ドラム30は、供給部(図示省略)から供給された用紙Pを搬送する搬送ドラムである。具体的には、搬送ドラム30は、円筒状のドラム本体32と、グリッパ34と、を有している。

0027

ドラム本体32は、吸引により外周面に用紙Pを吸着しながら、モータ(図示省略)によって回転する。グリッパ34は、ドラム本体32の周方向の2か所で、ドラム本体32に揺動可能に設けられている。このグリッパ34は、用紙Pの先端を把持する把持部として機能する。

0028

搬送ドラム30では、供給部(図示省略)から供給された用紙Pの先端部をグリッパ34で把持し、ドラム本体32の回転により、用紙Pをドラム本体32の外周面に巻き掛けながら、その用紙Pをドラム本体32の外周面に吸着する。さらに、ドラム本体32が回転することで、乾燥装置40へ向けて用紙Pを搬送する。

0029

吐出ヘッド22C、22M、22Y、22Kは、搬送ドラム30の上側に、ドラム本体32の外周面に対向して設けられている。この吐出ヘッド22C、22M、22Y、22Kは、用紙Pの用紙幅以上の長さを有するラインヘッドで構成されている。

0030

そして、吐出ヘッド22C、22M、22Y、22Kは、搬送ドラム30で搬送されている用紙Pに、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の水性インクを吐出する。これにより、用紙Pに画像が形成される。なお、吐出された水性インクを含んだ用紙Pは、水分を含むシート状の被搬送材の一例である。

0031

(乾燥装置40)
乾燥装置40は、水性インクを含んだ用紙Pを乾燥する機能を有している。具体的には、乾燥装置40は、図1に示されるように、搬送装置50と、乾燥部42と、を有している。

0032

搬送装置50は、水性インクを含んだ用紙Pを搬送する装置である。具体的には、搬送装置50は、搬送機構53と、第一ガイド80と、搬送部60と、第二ガイド52と、を有している。

0033

搬送機構53は、用紙Pの先端部を把持して、用紙Pを搬送する搬送機構である。具体的には、搬送機構53は、一対の環状のチェーン55と、複数のグリッパ57と、を有している。各グリッパ57は、用紙Pの幅方向図1における紙面の奥行方向)に沿って長さを有している。この各グリッパ57は、用紙Pの先端部を幅方向の一端部から他端部にわたって把持する機能を有している。

0034

各チェーン55は、グリッパ57の長さ方向の一端側と他端側とに配置されている。なお、図1では、一対のチェーン55のうち、一方のチェーン55を図示している。各チェーン55は、2つのスプロケット(図示省略)に巻き掛けられており、その2つのスプロケットの一方が回転することで、チェーン55が図1における時計回り方向へ周回する。複数のグリッパ57は、チェーン55の周回方向に間隔をおいて、チェーン55に配置されている。各グリッパ57は、長さ方向の一端部及び他端部のそれぞれが、一対のチェーン55のそれぞれに取り付けられている。

0035

そして、搬送機構53では、グリッパ57が用紙Pの先端部を把持しつつ、チェーン55が周回することで、用紙Pを搬送する。なお、搬送機構53は、用紙Pにおける画像が形成される画像面PAがチェーン55に対向した状態で、用紙Pを搬送する。

0036

第一ガイド80、搬送部60及び第二ガイド52は、この順で、搬送機構53が用紙Pを搬送する搬送経路に沿って配置されている。第一ガイド80、搬送部60及び第二ガイド52は、チェーン55に対向して配置されている。

0037

第一ガイド80及び第二ガイド52は、搬送機構53で搬送される用紙Pにおける画像面とは反対側の非画像面PBに接触して、用紙Pを搬送方向下流側へ案内する案内部として機能する。

0038

搬送部60は、用紙Pの非画像面PBを吸着した状態で用紙Pを搬送する機能を有している。具体的には、搬送部60は、図2に示されるように、搬送ベルト62(搬送部材の一例)と、従動プーリ64と、駆動プーリ66と、駆動部68と、吸引装置70と、を有している。

0039

搬送ベルト62は、環状(無端状)に形成されている。この搬送ベルト62は、ステンレス等の金属ベルトで構成されている。搬送ベルト62の厚さは、一例として、0.5mm以下とされている。そして、搬送ベルト62は、厚み方向に凹凸に変形可能となっている(図3参照)。すなわち、搬送ベルト62は、波を打つように変形可能となっている(図3参照)。

0040

搬送ベルト62には、用紙Pを搬送ベルト62に吸着するための吸着孔(図示省略)が複数形成されている。この吸着孔を通じて、吸引装置70が用紙Pを吸引することで、搬送ベルト62は、用紙Pの非画像面PB(一方の面の一例)を外周面に吸着する。したがって、搬送ベルト62の外周面が、用紙Pを吸着する吸着面62Aとされている。

0041

従動プーリ64及び駆動プーリ66は、チェーン55の下側に配置されている。駆動プーリ66は、従動プーリ64に対して、用紙Pの搬送方向の下流側に配置されている。そして、従動プーリ64及び駆動プーリ66に対して、搬送ベルト62が巻き掛けられている。駆動部68が駆動プーリ66を図2における反時計回り方向へ回転駆動することで、搬送ベルト62が図2における反時計回り方向へ周回する。すなわち、搬送ベルト62が図2における反時計回り方向へ循環移動する。

0042

そして、搬送ベルト62は、搬送機構53で搬送されている用紙Pの非画像面PBを吸着した状態で、自らの循環移動(移動の一例)により、用紙Pを搬送する。すなわち、搬送装置50では、用紙Pは、先端部が搬送機構53で把持され、その把持された先端部よりも後端側において非画像面PBが搬送ベルト62に吸着された状態で、搬送機構53及び搬送ベルト62によって搬送される。

0043

吸引装置70は、図2に示されるように、装置本体72と、支持体90と、ブロア76と、を有している。装置本体72は、搬送ベルト62の内周側に配置されている。この装置本体72は、内部が空洞とされた箱体で構成されている。装置本体72の上面には、吸引孔73が複数形成されている。装置本体72に対してブロア76が接続されている。これにより、ブロア76と装置本体72の内部とが連通している。

0044

支持体90は、上下方向を厚み方向とする板状に形成されている。この支持体90は、装置本体72の上面に固定されている。さらに、支持体90は、多孔質体で構成されている。具体的には、支持体90は、ポリエチレン(PE)などの樹脂材料で形成された発泡体で構成されている。支持体90は、多孔質体で構成されることで、上下方向(厚み方向)に通気可能となっている。なお、支持体90は、搬送ベルト62から荷重を受けても形状を維持しつつ、搬送ベルト62の荷重を支持可能な剛性を有している。

0045

支持体90の上面は、図3に示されるように、搬送ベルト62を支持する支持面92とされている。具体的には、支持面92は、搬送ベルト62の吸着面62Aとは反対側において、すなわち、搬送ベルト62の内周面62Bにおいて、搬送ベルト62を支持している。

0046

さらに、支持面92は、凹凸を有している。支持面92の凹凸は、例えば、研磨機等で表面を削り出すことで形成されている。支持面92に形成された凸部92A及び凹部92Bは、搬送ベルト62の移動方向(図3の矢印X方向)に沿って交互に並んで配置されている。したがって、支持面92は、搬送ベルト62の幅方向(図3の紙面の奥行方向)に見て、凹凸を有している。各凸部92A及び各凹部92Bは、搬送ベルト62の幅方向に延びており、搬送ベルト62の幅方向に長さを有している。なお、搬送ベルト62の幅方向は、搬送ベルト62の移動方向に直交し且つ支持面92に沿った直交方向の一例である。

0047

そして、支持体90は、凹凸を有する支持面92にて搬送ベルト62を支持することで、搬送ベルト62を厚み方向に凹凸に変形させる。すなわち、本実施形態では、凹凸を有する支持面92が搬送ベルト62に接触して搬送ベルト62の荷重を支えることで、支持面92の凹凸に倣った凹凸形状に、搬送ベルト62が変形する。

0048

なお、支持面92の凹凸の高さは、一例として、1mm以下とされている。ここでの凹凸の高さは、凹部92Bにおける最下の位置から凸部92Aにおける最上の位置までの高さである。

0049

支持面92の凹凸は、一例として、搬送ベルト62の移動方向に周期的に配置されている。この場合の凹凸のピッチは、一例として、20mm以上40mm以下とされている。凹凸のピッチは、凸部92Aの最上の位置における搬送ベルト62の移動方向に沿った間隔である。

0050

さらに、搬送ベルト62は、駆動プーリ66の回転駆動により周回することで、支持面92の凹凸に沿って移動する。これにより、搬送ベルト62の移動に伴って、搬送ベルト62の各部が厚み方向へ凹と凸とに交互に形状が変化する。

0051

ブロア76(図2参照)は、稼働されることで、装置本体72の内部から吸気して、装置本体72の内部を負圧にする。これにより、装置本体72の吸引孔73、支持体90の孔、及び搬送ベルト62の吸着孔(図示省略)を通じて、用紙Pが吸引されて用紙Pが搬送ベルト62に吸着される。なお、搬送ベルト62に対しても支持体90へ引き寄せられる吸引力が作用する。

0052

このように、用紙Pが、搬送ベルト62に吸着されるので、形状が変化する搬送ベルト62の搬送に伴って、用紙Pの各部が厚み方向へ凹と凸とに交互に形状が変化する。すなわち、搬送部60は、用紙Pの搬送に伴って用紙Pの各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる機能を有している。

0053

乾燥部42は、図2に示されるように、搬送ベルト62の上側に配置されている。この乾燥部42は、搬送装置50によって搬送されている用紙Pを乾燥する機能を有している。乾燥部42は、一例として、熱風を送る送風部及び赤外線ヒータの少なくとも一方を有している。そして、乾燥部42では、熱風及び赤外線の少なくとも一方により用紙Pを加熱して、用紙Pの水分を蒸発させることで用紙Pを乾燥する。

0054

(排紙部18)
排紙部18(図1参照)は、画像形成部20で画像が形成された後、乾燥装置40で乾燥された用紙Pが排出される排出部として機能する。排紙部18は、図1に示されるように、用紙Pが積載された状態で、用紙Pを収容する。

0055

(第一実施形態の作用効果
画像形成装置10(図1参照)では、供給部(図示省略)から供給された用紙Pが、搬送ドラム30の外周面に吸着された状態で搬送ドラム30によって搬送される。搬送ドラム30によって搬送される用紙Pに対して、吐出ヘッド22C、22M、22Y、22Kから、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の水性インクが吐出される。これにより、用紙Pに画像が形成される。

0056

吐出された水性インクを含んだ用紙Pは、搬送機構53のグリッパ57で先端部が把持されて搬送される。搬送機構53で搬送されている用紙Pは、第一ガイド80で搬送方向下流側へ案内された後、非画像面PBが搬送ベルト62に吸着される。これにより、用紙Pは、搬送機構53と搬送ベルト62とによって搬送される。

0057

搬送機構53と搬送ベルト62とによって搬送される用紙Pは、乾燥部42によって乾燥される。そして、用紙Pは、乾燥部42で乾燥されると、第二ガイド52で搬送方向下流側へ案内された後、排紙部18に収容される。

0058

ここで、支持体90が、凹凸を有する支持面92で搬送ベルト62を支持することで搬送ベルト62を凹凸に変形させる。この搬送ベルト62は、支持面92の凹凸に沿って移動するので、搬送ベルト62の各部は、搬送ベルト62の移動に伴って、凹と凸とに交互に形状が変化する。

0059

そして、用紙Pは、この搬送ベルト62に吸着されているので、搬送ベルト62の移動によって用紙Pが搬送されると、用紙Pの各部が厚み方向へ凹と凸とに交互に形状が変化する。すなわち、搬送部60は、支持面92で支持された搬送ベルト62で用紙Pを搬送することで、用紙Pの搬送に伴って、用紙Pの各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる。このため、用紙Pが上方及び下方(厚み方向の一方側及び他方側の一例)に交互に延ばされた状態で乾燥される。これにより、用紙Pを乾燥する際における用紙Pのしわの発生を抑制できる。また、用紙Pを乾燥する際における用紙Pのコックリング波打ち)の発生も抑制できる。

0060

(第一実施形態の変形例)
第一実施形態では、支持面92の凹凸は、表面を削り出すことで形成されていたが、これに限られない。例えば、図4に示されるように、高さの異なる複数のブロック190を組み合わせることで、支持面92の凹凸を形成してもよい。この場合でも、凸部92A及び凹部92Bは、搬送ベルト62の移動方向(矢印X方向)に沿って交互に並んで配置されている。各凸部92A及び各凹部92Bは、搬送ベルト62の幅方向(図4の紙面の奥行方向)に延びており、搬送ベルト62の幅方向に長さを有している。さらに、図4に示す構成では、ブロック190を高さ方向に移動可能な可動式、又は、高さが異なるブロック190に変更可能な構成としてもよい。この構成とすることで、用紙Pのしわの発生を抑制するだけでなく、用紙Pのヨレ補正することができる。

0061

また、図5に示されるように、搬送ベルト62の幅方向に延びるワイヤ180(線状の部材の一例)を支持体90の表面に設けることで、支持面92の凹凸を形成してもよい。この場合でも、凸部92A及び凹部92Bは、搬送ベルト62の移動方向(矢印X方向)に沿って交互に並んで配置されている。この構成によれば、支持体90の表面を削る等の加工をせずに、支持面92に凹凸を付与できるので、支持体90の製造が容易である。なお、支持体90の表面に設ける構造物としては、ワイヤ180に限られず、他の構造物を用いてもよい。

0062

〈第二実施形態〉
次に、図6及び図7を用いて、第二実施形態に係る画像形成装置200について説明する。前述の第一実施形態と同一機能を有する部分については、適宜、同一符号を付して、説明を適宜省略する。

0063

前述の画像形成装置10では、支持体90の支持面92は、搬送ベルト62の幅方向に見て、凹凸を有していたが、第二実施形態に係る画像形成装置200では、支持体90の支持面92は、搬送ベルト62の幅方向に見て、凹凸を有するのに加えて、図6に示されるように、搬送ベルト62の移動方向(図6の紙面の奥行方向)に見て、凹凸を有している。すなわち、画像形成装置200における支持面92には、搬送ベルト62の移動方向及び幅方向の各方向に見て、凹凸が形成されている。具体的には、支持面92に形成された凸部92A及び凹部92Bは、搬送ベルト62の移動方向及び幅方向において、互い違いに並んで配置されている。図6におけるY方向は、搬送ベルト62の幅方向を示す。

0064

なお、画像形成装置200は、支持面92の形状以外の構成については、画像形成装置10と同様とされている。

0065

画像形成装置200によれば、搬送ベルト62が支持面92の凹凸に沿って移動するので、搬送ベルト62の各部は、搬送ベルト62の移動に伴って、搬送ベルト62の移動方向(搬送方向)及び幅方向の各方向に見て、凹と凸とに交互に形状が変化する。そして、用紙Pは、この搬送ベルト62に吸着されているので、搬送ベルト62の移動によって用紙Pが搬送されると、用紙Pの搬送方向及び幅方向の各方向に見て、用紙Pの各部が厚み方向へ凹と凸とに交互に形状が変化する。すなわち、搬送部60は、支持面92で支持された搬送ベルト62で用紙Pを搬送することで、用紙Pの搬送方向及び幅方向の各方向に見て、用紙Pの各部を厚み方向へ凹と凸とに交互に形状を変化させる。このため、用紙Pが、搬送方向及び幅方向に延ばされた状態で乾燥される。これにより、用紙Pを乾燥する際において用紙Pのしわが搬送方向及び幅方向で発生するのを抑制できる。また、用紙Pを乾燥する際において用紙Pのコックリング(波打ち)が搬送方向及び幅方向で発生するのを抑制できる。なお、用紙Pの幅方向は、用紙Pの厚み方向及び搬送方向に直交する直交方向の一例である。

0066

(第二実施形態の変形例)
第二実施形態においても、支持面92の凹凸は、高さの異なる複数のブロック190を組み合わせることで、支持面92の凹凸を形成してもよい(図4参照)。この場合でも、凸部92A及び凹部92Bは、搬送ベルト62の移動方向及び幅方向において、互い違いに並んで配置される。

0067

また、支持体90を平面視した図7に示されるように、ワイヤ180(線状の部材の一例)と、ワイヤ220(線状の部材の一例)と、を支持体90の表面に設けることで、支持面92の凹凸を形成してもよい(図5も参照のこと)。ワイヤ180は、搬送ベルト62の幅方向(Y方向)に延びるワイヤである。ワイヤ220は、搬送ベルト62の移動方向(X方向)に延びるワイヤである。

0068

この構成においても、凸部92A及び凹部92Bは、搬送ベルト62の移動方向及び幅方向において、互い違いに並んで配置される。この構成によれば、支持体90の表面を削る等の加工をせずに、支持面92に凹凸を付与できるので、支持体90の製造が容易である。なお、支持体90の表面に設ける構造物としては、ワイヤ180、220に限られず、他の構造物を用いてもよい。

0069

さらに、第二実施形態では、凸部92A及び凹部92Bは、搬送ベルト62の移動方向及び幅方向において、不規則ランダム)に配置されていてもよい。

0070

(第一実施形態及び第二実施形態の変形例)
第一実施形態及び第二実施形態では、搬送部60は、吸気により搬送ベルト62に用紙Pを吸着していたが、これに限られない。搬送部60は、例えば、静電吸着により、用紙P等の被搬送材を搬送ベルト62に吸着する構成であってもよく、被搬送材を吸着した状態で被搬送材を搬送するものであればよい。

0071

第一実施形態及び第二実施形態では、シート状の被搬送材の一例として、用紙Pを用いたがこれに限られない。シート状の被搬送材としては、水分を含むことが可能な布などであってもよい。

0072

第一実施形態及び第二実施形態では、被搬送材が含む水分は、インクであったが、これに限られない。被搬送材が含む水分は、各種の処理を行うための処理液又は、各種の機能を発揮するための機能液などであってもよい。

0073

本発明は、前述した実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、前述した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。

0074

(評価)
本願構成の効果を確認すべく、第一実施形態に係る画像形成装置10の構成(図1参照)を用いて、以下の実施例及び比較例について、評価を行った。

0075

[実施例及び比較例における共通条件
・インク:水性顔料インクシアン色
インク打滴量:12g/m2
・用紙:王子製紙製OKトップコートラス紙厚0.09mm坪量104gsm
・用紙サイズ:300mm×240mm
・搬送ベルト62の吸着孔の孔径/ピッチ:孔径0.5mm/ピッチ2mm
・搬送ベルト62の材質ステンレススチール
吸着圧:5kPa(なお、吸着圧は、用紙中央に直径1mmの孔を開けた用紙を吸着させ、用紙表面から負圧計にて計測した。
インク塗布から吸着開始までの時間:0.8秒
・乾燥部42のヒータ:ヘレウス社製IRヒータ
・乾燥時間:4秒間

0076

評価条件
画像形成装置10において、画像を形成した後に乾燥を行った用紙Pを目視にて観察して、コックリング(波打ち)としわの発生を評価した。評価では、目視の結果、形状不良がないものを「A」とし、やや形状不良があるものを「B」とし、明らかに形状不良の発生が認められるものを「C」とした。

0077

[実施例1]
ポリエチレン(PE)で形成された平板(以下、PE平板という)の表面を研磨機で削り出すことで、凹凸が形成された支持面92を有する支持体90を作製した(図3に示す構成)。

0078

[実施例2]
高さの異なるPE平板を並べることで、凹凸が形成された支持面92を有する支持体90を作製した(図4に示す構成)。

0079

[比較例1]
PE平板を削り出し等の加工をせずにそのまま支持体90として用いた。すなわち、比較例1におけるPE平板は、実施例1における削り出す前の状態のPE平板に相当する。

0080

[比較例2]
比較例1と同じPE平板を支持体90として用い、且つ、吸引装置70を稼働せずに、乾燥部42によって乾燥を行った。

0081

[評価結果]
図8の評価結果に示されるように、実施例1及び実施例2では、コックリング(波打ち)及びしわのいずれもが発生せず、コックリング及びしわについて「A」評価となった。

0082

比較例1では、コックリングがやや発生し、コックリングについてB評価となった。しわについては、明らかな発生が認められ、C評価となった。

0083

比較例2では、コックリング(波打ち)の明らかな発生が認められ、コックリングについてC評価となった。しわについては、少し発生が認められ、B評価となった。

0084

以上の評価結果から、凹凸が形成された支持面92を有する支持体90を用いることで、コックリング及びしわについて、良化することが確認できた。

0085

10、200画像形成装置
18 排紙部
20画像形成部
22C、22M、22Y、22K吐出ヘッド
30搬送ドラム
32ドラム本体
34グリッパ
40乾燥装置
42乾燥部
50搬送装置
52 第二ガイド
53搬送機構
55チェーン
57 グリッパ
60 搬送部
62搬送ベルト(搬送部材の一例)
62A吸着面
62B内周面
64従動プーリ
66駆動プーリ
68 駆動部
70吸引装置
72 装置本体
73吸引孔
76ブロア
80 第一ガイド
90支持体
92支持面
92A 凸部
92B 凹部
180、220ワイヤ(線状の部材の一例)
190ブロック
P 用紙(シート状の被搬送材の一例)
PA 画像面
PB 非画像面(一方の面の一例)
X 搬送ベルト62の移動方向
Y 搬送ベルト62の幅方向

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