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技術 調節式眼内レンズ

出願人 シファメド・ホールディングス・エルエルシー
発明者 アムルサラヒエクラウディオアルジェントトムソールボブボウガンエリックウィリス
出願日 2019年12月27日 (10ヶ月経過) 出願番号 2019-237776
公開日 2020年3月26日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-044450
状態 未査定
技術分野 補綴
主要キーワード 城郭状 プロファイル部材 受容構造体 硬化流体 凸状曲率 最大負荷値 整合特徴 旋回構造
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
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図面 (20)

課題

好適な調節式眼内レンズを提供すること。

解決手段

患者の眼の水晶体嚢内に移植するための眼内レンズ(IOL)は、光学構造体および触覚構造体を備える。光学構造体は、平面部材と、平凸部材と、平面部材と平凸部材との間に画定される流体光学要素とを備える。流体光学要素は、屈折力を有する。触覚構造体は、光学構造体の周辺部分で平面部材と平凸部材とを一緒に連結する。触覚構造体は、流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部と、水晶体嚢に接続するための周辺構造とを備える。水晶体嚢の形状を変化させることにより、平面部材の変形に対応する流体光学要素の容積または形状変化のうちの1つまたは複数のものに流体光学要素の屈折力を修正させる。

概要

背景

白内障は、世界成人集団の大部分に影響を与え得、本来の水晶体混濁し、視力喪失をもたらす。白内障に罹患する患者は、本来の水晶体を除去し、人工眼内レンズ(IOL)の外科移植により治療され得る。世界的に、年に数百万のIOL移植手技が実施される。米国では、350万の白内障手技が実施されるが、世界的には、年に2000万を超える手技が実施される。

IOL移植は、視力の回復に有効であるが、従来のIOLは、少なくともいくつかの場合において、あまり理想的な結果を提供しない。多くの従来のIOLは、本来の水晶体のように焦点を変更する(調節として知られる)ことができない。また、従来のAIOLを与えられた眼は、移植後、少なくともある程度の屈折誤差を有する場合があるため、眼鏡遠距離視力に役立ち得る。従来のIOLは、良好な遠見を提供するのに有効であり得るが、多くの場合において、患者は、中間および近見に眼鏡をかける必要がある。この欠点に対処する従来の多焦点IOLが提案されたが、従来の多焦点IOLは、あまり理想的ではない可能性がある。多焦点IOLは、一般に、少なくともいくつかの場合において、読書および遠見には良好に機能するが、従来の多焦点IOLは、少なくともいくつかの場合において、顕著なまぶしさ、および視覚的乱れ(visual artifacts)を生じる場合がある。

調節式IOLは、患者が物体を見る距離に応じて調節屈折力を提供することが提案されてきたが、従来のAIOLは、少なくともいくつかの点であまり理想的ではない場合がある。例えば、従来のAIOLは、移植後、あまり理想的な量の調節を提供しない可能性があり、あまり理想的な眼の屈折補正を提供しない場合がある。また、従来のAIOLの調節量は、少なくともいくつかの場合において、移植後に減少し得る。従来のAIOLの少なくともいくつかは、眼の切開を通して挿入された場合、理想よりも幾分大きい可能性があり、理想よりも幾分大きい切開を必要とする場合がある。また、実施形態に関連する研究は、従来のAIOLの少なくともいくつかが、少なくともいくつかの場合において、眼に設置されたときに、理想よりもあまり安定していない場合があることを示唆する。

上記の欠如の少なくともいくつかを克服する眼の本来の焦点応答を提供する改善された移植可能眼内レンズが望ましいであろう。理想的には、そのような改善されたAIOLは、移植されたとき、増加した調節量を提供する、屈折の安定性を提供する、存在する場合、認知可能な視覚的乱れをほとんど導入せず、患者が見る物体の距離に応じて、眼の屈折力が遠見から近見に変更することを可能にするだろう。

概要

好適な調節式眼内レンズを提供すること。患者の眼の水晶体嚢内に移植するための眼内レンズ(IOL)は、光学構造体および触覚構造体を備える。光学構造体は、平面部材と、平凸部材と、平面部材と平凸部材との間に画定される流体光学要素とを備える。流体光学要素は、屈折力を有する。触覚構造体は、光学構造体の周辺部分で平面部材と平凸部材とを一緒に連結する。触覚構造体は、流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部と、水晶体嚢に接続するための周辺構造とを備える。水晶体嚢の形状を変化させることにより、平面部材の変形に対応する流体光学要素の容積または形状変化のうちの1つまたは複数のものに流体光学要素の屈折力を修正させる。

目的

調節式IOLは、患者が物体を見る距離に応じて調節屈折力を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

調節式眼内レンズであって、前記調節式眼内レンズの外縁部を画定しかつ前記調節式眼内レンズの光軸を取り囲む外縁を有する環状レンズ支持体と、前記環状レンズ支持体に連結された非撓み可能レンズと、前記環状レンズ支持体に連結されかつ前記非撓み可能レンズから離間された撓み可能レンズと、前記非撓み可能レンズと前記撓み可能レンズとの間の流体充填されたチャンバであって、前記チャンバは、前記調節式眼内レンズ内の閉鎖された容積である、流体で充填されたチャンバとを備え、前記環状レンズ支持体は、最前方部分および最後方部分を有し、前記非撓み可能レンズ全体は、前記環状レンズ支持体が圧縮されていない構成にある場合、前記環状レンズ支持体の前記最前方部分と前記最後方部分との間に位置付けられており、圧縮力が前記環状レンズ支持体に適用される場合、前記非撓み可能レンズは、前記光軸に沿って変位されるように構成され、前記撓み可能レンズは、前記光軸の周囲で曲率を変更するように構成される、眼内レンズ。

請求項2

前記撓み可能レンズと前記環状レンズ支持体との間で前記撓み可能レンズの周囲に円周方向に延在する凹状領域をさらに備え、前記凹状領域は、前記環状レンズ支持体に適用された力を前記撓み可能レンズに伝達する、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項3

前記流体で充填されたチャンバ内の前記流体は、生理食塩水非イオン溶液、および/または、シリコーン油を含む、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項4

前記非イオン溶液は、デキストランを含む、請求項3に記載の眼内レンズ。

請求項5

前記撓み可能レンズの周囲で円周方向に延在する凹状領域をさらに備え、前記環状レンズ支持体は、前記凹状領域を取り囲む触覚構造体を備える、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項6

前記撓み可能レンズは、前記非撓み可能レンズの前方の位置に位置付けられる、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項7

前記非撓み可能レンズの外周において半径方向外向きに段をさらに備える、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項8

前記非撓み可能レンズの後面は凸状である、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項9

前記撓み可能レンズと前記非撓み可能レンズとの組み合わされた中央の厚さは、前記撓み可能レンズおよび前記非撓み可能レンズの中心軸に沿って測定されると、遠見構成において減少し、近見構成において増加する、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項10

前記撓み可能レンズの曲率が増加する場合、前記流体で充填されたチャンバの屈折力は、増加する、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項11

半径方向の圧縮力が前記環状レンズ支持体に適用される場合、前記非撓み可能レンズは、軸方向に変位され、前記撓み可能レンズは、光軸の周囲で曲率が変化する、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項12

前記撓み可能レンズおよび前記非撓み可能レンズは、前記環状レンズ支持体上への半径方向の圧縮力に応答して、前記光軸に沿って第1の方向に一緒並進する、請求項1に記載の眼内レンズ。

請求項13

前記第1の方向は、前方向である、請求項12に記載の眼内レンズ。

技術分野

0001

相互参照
本PCT出願は、2014年2月14日に出願された米国非仮出願第14/181,145号(名称「HydrophilicAIOL with Bonding」、[代理人事件番号44612−703.201])、2013年4月30日に出願された米国仮出願第61/785,711号(名称「ACCOMODATING INTRA OCULARLENS」、[代理人事件番号44612−703.103])、2013年3月21日に出願された米国仮出願第61/804,157号(名称「AIOL WITHCAPSULE FORMEDHAPTIC」、[代理人事件番号44612−703.104])、2013年4月8日に出願された米国仮出願第61/809,652号(名称「AIOL HIGHMOLECULAR WEIGHT REFRACTIVEINDEX MODIFIERS」、[代理人事件番号44612−703.105])、2013年5月29日に出願された米国仮出願第61/828,651号(名称「ACCOMODATING INTRA OCULAR LENS」、[代理人事件番号44612−703.106])、および2013年9月24日に出願された米国仮出願第61/881,870号(名称「ACCOMODATING INTRA OCULAR LENS」、[代理人事件番号44612−703.107])の優先権を主張し、これらの開示全体は、参照によって本明細書に援用される。

0002

背景
本開示は、医療デバイスおよび方法に関する。特に、本開示は、調節式眼内レンズ(以後、「AIOL」)に関する。

背景技術

0003

白内障は、世界成人集団の大部分に影響を与え得、本来の水晶体混濁し、視力喪失をもたらす。白内障に罹患する患者は、本来の水晶体を除去し、人工眼内レンズ(IOL)の外科移植により治療され得る。世界的に、年に数百万のIOL移植手技が実施される。米国では、350万の白内障手技が実施されるが、世界的には、年に2000万を超える手技が実施される。

0004

IOL移植は、視力の回復に有効であるが、従来のIOLは、少なくともいくつかの場合において、あまり理想的な結果を提供しない。多くの従来のIOLは、本来の水晶体のように焦点を変更する(調節として知られる)ことができない。また、従来のAIOLを与えられた眼は、移植後、少なくともある程度の屈折誤差を有する場合があるため、眼鏡遠距離視力に役立ち得る。従来のIOLは、良好な遠見を提供するのに有効であり得るが、多くの場合において、患者は、中間および近見に眼鏡をかける必要がある。この欠点に対処する従来の多焦点IOLが提案されたが、従来の多焦点IOLは、あまり理想的ではない可能性がある。多焦点IOLは、一般に、少なくともいくつかの場合において、読書および遠見には良好に機能するが、従来の多焦点IOLは、少なくともいくつかの場合において、顕著なまぶしさ、および視覚的乱れ(visual artifacts)を生じる場合がある。

0005

調節式IOLは、患者が物体を見る距離に応じて調節屈折力を提供することが提案されてきたが、従来のAIOLは、少なくともいくつかの点であまり理想的ではない場合がある。例えば、従来のAIOLは、移植後、あまり理想的な量の調節を提供しない可能性があり、あまり理想的な眼の屈折補正を提供しない場合がある。また、従来のAIOLの調節量は、少なくともいくつかの場合において、移植後に減少し得る。従来のAIOLの少なくともいくつかは、眼の切開を通して挿入された場合、理想よりも幾分大きい可能性があり、理想よりも幾分大きい切開を必要とする場合がある。また、実施形態に関連する研究は、従来のAIOLの少なくともいくつかが、少なくともいくつかの場合において、眼に設置されたときに、理想よりもあまり安定していない場合があることを示唆する。

0006

上記の欠如の少なくともいくつかを克服する眼の本来の焦点応答を提供する改善された移植可能な眼内レンズが望ましいであろう。理想的には、そのような改善されたAIOLは、移植されたとき、増加した調節量を提供する、屈折の安定性を提供する、存在する場合、認知可能な視覚的乱れをほとんど導入せず、患者が見る物体の距離に応じて、眼の屈折力が遠見から近見に変更することを可能にするだろう。

課題を解決するための手段

0007

本開示の実施形態は、改善されたAIOL方法および装置を提供する。多くの実施形態では、AIOLは、剛性部材および撓み可能部材がAIOLのチャンバを実質的に画定するように、剛性部材と、触覚構造体に連結された撓み可能部材とを備える光学構造体を備える。AIOLのチャンバは、撓み可能部材が調節可能な屈折力を有する流体レンズを提供するためにチャンバ流体の凸状に湾曲した表面を画定するように、眼の房水より大きい屈折率を有する流体を含む。撓み可能部材および剛性部材は、眼が近見に調節されるとき、撓み可能部材および流体レンズのプロファイルを凸状に湾曲したプロファイルに撓むために、触覚構造体に連結される。多くの実施形態では、水晶体嚢内向きに移動し、眼が近見に調節されるとき、触覚構造体は、撓み可能部材に内向きの力をもたらすために剛性部材に対して回転する。触覚構造体は、水晶体嚢を受け取るように成形された湾曲した水晶体嚢係合部分を備え得る。触覚構造体は、水晶体嚢の力が変形可能部材の外側部分に増加した量の内向きの力を提供するためにてこ作用により増加し得るように、第1の領域で剛性部材、そして第1の領域と係合部分との間の第2の領域で撓み可能部材に連結され得る。多くの実施形態では、撓み可能部材は、眼が調節されるとき、撓み可能部材の内側部分が、周辺部分の外側部分が内向きに移動するよりも多く剛性部材から離れて移動するように、撓み可能部材の外側部分の移動、内向きの移動を増幅するように構成される。この撓み可能部材の内側部分の移動の増幅および触覚部の嚢の力のてこ作用と連動した曲率の対応する増加は、改善されたAIOLの調節を提供することができる。

0008

多くの実施形態では、剛性部材、撓み可能部材、および回転触覚部の配置は、減少した量の流体がAIOLにより使用され、切開の大きさが減少し得るように、内向きの力により撓み可能部材を撓ませることができる。多くの実施形態では、剛性部材、撓み可能部材、および回転触覚部の配置は、レンズチャンバ流体圧なしで内向きの力により撓み可能部材を撓ませることができ、少なくともいくつかの実施形態では、この配置は、チャンバの負圧により撓み可能部材に凸状曲率を提供することができる。多くの実施形態では、撓み可能部材および剛性部材により少なくとも部分的に画定されたチャンバは、AIOLに含まれる流体の量および挿入プロファイルが減少し得るように、撓み可能部材の外側部分の下のチャンバの外側部分から流体を受け取る。

0009

光学構造体は、多くの方法のうちの1つまたは複数のものにおいて、増加した量の調節を提供するように構成されることができる。撓み可能部材は、内側光学部分と触覚部との間に曲率遷移部を提供するために、内側光学補正部分と、外側延長部分とを備え得る。反対に湾曲した外側部分は、内側部分内に屈折力変化を集中させるために、光学補正部分の直径を減少させることができる。眼が近見に調節される場合、内側部分は、チャンバの流体により屈折力を提供するために外側に凸状に湾曲した表面を備え、延長部は、内側部分の曲率とは反対である凹状曲率を有する。反対に湾曲した延長部は、撓み可能部材により提供される屈折力および曲率が増加するように、内側光学帯の大きさを減少させることができる。撓み可能部材の内側部分の外表面は、凸状に湾曲する、凹状に湾曲する、または遠見のために実質的に平坦であることができ、近見のための調節構成に撓ませられる場合、より正の曲率を有する。外側部分の外表面は、遠見のために凹状に湾曲するか、または実質的に平坦であってもよく、近見のための調節構成に撓ませられる場合、より負の曲率を有する。撓み可能部材の内側および外側部分の内表面は、同様に湾曲され得る。多くの実施形態では、撓み可能部材は、実質的に均一の厚さを有する。あるいは、外側部分は、内側部分に対して減少した厚さを有し得、内向きの力が触覚部により適用される場合、内側部分の凸状曲率を容易にするために凹状プロファイルを有する外表面を備え得る。外側部分は、内側部分が凸状曲率を有し、外側部分が凹状曲率を有する場合、外側部分の少なくとも一部分が収差を阻止するために瞳孔で覆われるように定寸されることができる。

0010

多くの実施形態では、剛性部材は、患者の遠見を治療するように構成された屈折力を有する平凸レンズ等のレンズを備える。眼が調節される場合、湾曲可能な部分は、近見のためにさらなる屈折力を提供する。多くの実施形態では、剛性部材のレンズの直径は、眼に挿入されるときのAIOLの厚さプロファイルを減少させるために、剛性部材のレンズの直径が撓み可能部材の外側部分よりも小さく定寸されるように、撓み可能部材の内側部分の直径に対応する。

0011

多くの実施形態では、調節式IOLは、第1のレンズ構成要素と、第2のレンズ構成要素とを備え、それぞれ、ポリマーおよびポリマーを含む接着剤から構成される。代替として、または組み合わせて、第1の構成要素は、咬合継手、ねじ、取り付け具、または留め具等の機械的連結により第2の構成要素に固定されることができる。多くの実施形態では、ポリマーは、第1の構成要素、第2の構成要素、および接着剤が一緒に(例えば、同時に、または実質的に類似する速度で)膨張するように、水和され、水和により膨張することができる。一緒に膨張することにより、第1の構成要素、第2の構成要素、および接着剤の間の応力が、実質的に阻止されることができる。また、水和可能な接着剤は、構成要素を一緒に接着する前に、第1および第2の構成要素が剛性の完全に水和されない構成で機械加工されることを可能にする。剛性構成は、実質的に乾燥したポリマー等、完全に水和されないポリマーを含み得る。構成要素は、製造中の取り扱いを容易にするために、実質的に剛性構成で一緒に結合され、接着剤で結合された構成要素が、眼に挿入するために柔軟な水和された構成を備えるように、実質的に水和されることができる。ポリマーを含む接着剤は、増加した強度を提供するために、ポリマー材料自体に類似する化学結合により第1および第2のレンズ構成要素を一緒に結合することができる。

0012

第1の側面では、眼内レンズは、屈折力および触覚構造体を有する光学構造体を備える。光学構造体は、撓み可能部材と、剛性部材と、剛性部材および撓み可能部材により少なくとも部分的に画定される流体チャンバとを備える。触覚構造体は、眼の嚢と係合するための外側構造と、触覚構造体が剛性部材に対して回転するとき、撓み可能部材の曲率を増加させるように撓み可能部材に連結される内側構造とを有する。

0013

多くの実施形態では、撓み可能部材は、第2のプロファイルが第1のプロファイルよりも湾曲する、第1のプロファイルから第2のプロファイルに撓ませられる。チャンバは、チャンバが第1の構成にある撓み可能部材では第1の量の屈折力を有し、第2の構成にある撓み可能部材では第2の量の屈折力を有し、第2の量の屈折力が第1の量を超えるように、1.33超の屈折率を有する流体を含む。

0014

多くの実施形態では、撓み構造は、内側光学部分と、外側延長部分とを備える。剛性部材、触覚部材、および撓み可能部材は、内側光学部分が増加した曲率により剛性部材から離れて移動し、外側延長部が増加した屈折力を提供するために逆の曲率を有する剛性部材に向かって移動するように配置され得る。剛性部材から離れる内側光学部分の移動および剛性部材に向かう外側延長部分の移動は、流体の移動が減少し、AIOLの流体の容積が減少するように、外側延長部分の下のチャンバの外側部分から内側光学部分の下のチャンバの内側部分に流体を伝達させることができる。

0015

多くの実施形態では、回転は、触覚構造体の外周を通って延在する軸の周囲で生じる。眼内レンズが眼に設置されるとき、触覚構造体の外周は、例えば、眼の光学軸横断する平面にあってもよい。

0016

多くの実施形態では、触覚構造体は、第1の位置の剛性部材に内端上で固定される片持ち触覚構造体を備え得る。触覚部は、内端から外端までの距離に延在する長さを有し得る。触覚構造体は厚さを有し、長さは厚さよりも大きくてもよい。撓み可能部材は、分離距離により第1の位置から分離される第2の位置で触覚構造体に連結され得る。長さは、触覚構造体が剛性部材に対して回転する場合、撓み可能部材の内側光学部分を剛性部材から分離するために、分離距離よりも大きくてもよい。

0017

多くの実施形態では、剛性部材は、1つまたは複数の凸状に湾曲した光学表面を備える。剛性部材は、剛性部材の外縁付近に位置する薄い部分まで延在し得る。薄い部分は、触覚部が眼の構造の圧力に応じて回転するとき、触覚構造体が半径方向の力により撓み可能部材を内向きに付勢するために回転する固定旋回構造体を画定し得る。

0018

多くの実施形態では、撓み可能部材は、内側光学部分と、触覚構造体に連結された外側弾性延長部とを備える。弾性延長部は、撓み可能部材の内側領域の厚さよりも薄い厚さを有し得る。弾性延長部は、弾性延長部が剛性部材から離れて撓み可能部材の内側光学部分を分離したとき、内側光学領域の曲率とは反対の曲率を有し得る。触覚構造体の内縁は、内側光学領域の直径を減少させるか、または内側光学領域の球状撓みにより剛性部材から離れて内側光学領域を付勢し、剛性部材に対する触覚構造体の回転に応じて剛性部材に向かって延長部を付勢するために、弾性延長部および内側光学領域の曲率を、互いに対して反対方向に撓む、のうちの1つまたは複数のものを行うために、変形可能部材の弾性延長部に半径方向の力を加えてもよい。

0019

多くの実施形態では、撓み可能部材の直径の減少は、第1の直径から、触覚構造体の回転に応じて第1の直径より小さい第2の直径に遷移することを含み、直径の減少は、光学構造体の屈折力を増加させるために、剛性部材から離れて内側光学部分を球状に撓ませ、流体で充填されたチャンバの形状をより凸状に湾曲したプロファイルに変更する。

0020

多くの実施形態では、流体で充填されたチャンバの凸状に湾曲したプロファイルは、光学構造体の屈折力を変更するために、増加した容積を有する。流体は、増加した容積に応じて周辺貯蔵部からチャンバ内に引き込まれ得る。

0021

多くの実施形態では、触覚構造体は、指向される半径方向の力に応じて撓み可能部材の周辺部分を半径方向内向きに第1の距離だけ移動し、変形可能部材の内側領域は、第1の移動に対して第2の移動の増幅を提供し、球状プロファイルを有する撓み可能部材を成形するように、触覚構造体の回転に応じて、剛性部材から離れて第1の距離よりも大きい第2の距離だけ付勢され得る。撓み可能部材は、ひずみを阻止するために実質的に均一かつ一定した厚さを有し得る。

0022

本開示の別の側面では、患者の眼に調節を提供する方法は、眼の水晶体嚢内に眼内レンズを設置するステップを含む。眼内レンズは、光学構造体と、光学構造体の外側領域で光学構造体に連結される触覚構造体とを有し得る。眼内レンズの光学構造体の屈折力は、水晶体嚢の内向きの力に応じて、外側領域で触覚構造体を回転させることにより変更され得る。

0023

多くの実施形態では、触覚構造体は、触覚構造体の外周を通って延在する軸の周囲を回転する。眼内レンズが眼に設置されるとき、触覚構造体の外周は、例えば、眼の光学軸を横断する平面にあってもよい。多くの実施形態では、本方法は、触覚構造体の回転に応じて、触覚構造体の外縁に対して光学構造体の少なくとも一部分を前方に並進させることをさらに含み得る。光学構造体の少なくとも一部分の並進は、眼の屈折力を変更し得る。

0024

多くの実施形態では、光学構造体の少なくとも一部分は、触覚構造体の内縁に連結される外側領域と、内側領域と、触覚構造体と内側領域との間の旋回領域を備える撓み可能なプロファイル部材とを備え得る。触覚構造体の内縁は、その直径を減少させるか、または触覚力(haptic power)を変更するために、触覚構造体の回転に応じて剛性部材から離れて内側領域を撓ませるように、旋回領域で互いに対して外側および内側領域を旋回させるかのうちの1つまたは複数のものを行うために、撓み可能部材の外側領域に内向きの力を加えてもよい。撓み可能部材の直径の減少ならびに互いに対する撓み可能部材の外側および内側領域の旋回は、光学構造体の屈折力を変更するために流体で充填されたチャンバの形状または容積のうちの1つまたは複数のものを変更させ得る。触覚部の内縁は、内縁に指向される半径方向の力に応じて内縁に対して第1の距離だけ移動してもよく、撓み可能部材の内側領域は、触覚構造体の回転に応じて剛性部材から離れて第1の距離よりも大きい第2の距離だけ撓ませられ得る。

0025

本開示の別の側面では、眼内レンズが提供される。眼内レンズは、屈折力を有し、撓み可能部材と、剛性部材と、および撓み可能部材と剛性部材との間に少なくとも部分的に画定される流体チャンバとを備える、光学構造体を備え得る。眼内レンズは、剛性部材の周辺領域に連結され、第1の外部要素と、第2の外部要素と、第1の外部要素と第2の外部要素との間に少なくとも部分的に画定される流体貯蔵部とを備える、触覚構造体を備え得る。流体貯蔵部は、1つまたは複数のチャネルを備える流体チャンバと流体連通してもよい。触覚構造体は、周辺領域で回転するように構成され得、第2の外部要素は、屈折力を変更するために、水晶体嚢の内向きの力に応じて流体貯蔵部の容積を減少させるように、第1の外部要素に向かって内向きに撓むように構成され得る。多くの実施形態では、触覚構造体は、触覚構造体の外周を通って延在する軸の周囲を回転するように構成される。眼内レンズが眼に設置されるとき、触覚構造体の外周は、例えば、眼の光学軸を横断する平面にあってもよい。多くの実施形態では、第2の外部要素は、外側領域と、内側領域と、外側領域と内側領域との間の旋回領域とを有し得る。第2の外部要素の外側および内側領域は、第1の外部要素に向かって第2の外部要素を撓ませるように、旋回領域で互いに対して旋回され得る。多くの実施形態では、流体チャンバの容積は、屈折力を変更するために、流体貯蔵部の容積の減少に応じて増加し得る。流体で充填されたチャンバの形状は、屈折力を変更するために、レンズ流体チャンバの容積の増加に応じて変更され得る。流体で充填されたチャンバの形状変化は、剛性部材から離れる撓み可能部材の内側領域の撓みおよび撓み可能部材の曲率半径の減少を含み得る。多くの実施形態では、触覚構造体の内端は、触覚構造体の回転に応じて第1の距離を移動し得、撓み可能部材の内側領域は、屈折力を変更するために、第1の距離よりも大きい第2の距離だけ剛性部材から離れて撓ませられ得る。流体チャンバの形状変化は、剛性部材の幾何学構造を実質的に撓んでいない状態にとどめてもよい。

0026

多くの実施形態では、撓み可能部材は、触覚構造体の内縁に連結された外側領域と、内側領域と、外側領域と内側領域との間の旋回領域とを備え得る。触覚構造体の内縁は、その直径を変更するか、または光学構造体の屈折力を変更するために、触覚構造体の回転に応じて剛性部材から離れて内側領域を撓ませるように、旋回領域で互いに対して外側および内側領域を旋回させるかのうちの1つまたは複数のものを行うために、撓み可能部材の外側領域に内向きの力を加えてもよい。撓み可能部材および剛性部材は、触覚構造体で支持され、第1の方向とは反対の第2の方向の触覚構造体の外端の回転に応じて第1の方向に一緒に並進してもよい。撓み可能部材は、光学構造体の後方部分に位置し、剛性部材は、眼の光学構造体の前方部分に位置し得る。撓み可能部材は、触覚構造体が水晶体嚢の内向きの力に応じて回転するとき、撓み可能部材の曲率を増加させるように剛性部材に対して後方に移動し得る。触覚構造体は、眼の屈折力が撓み可能部材の増加した曲率、剛性部材に対して後方への撓み可能部材の撓み、ならびに剛性部材および撓み可能部材の前方並進のそれぞれにより増加するように、剛性部材および撓み可能部材を前方に一緒に並進させてもよい。

0027

本開示のこの側面は、提供される眼内レンズを提供し、使用すること等により、患者の眼に調節を提供する方法も提供し得る。

0028

本開示の別の側面では、方法は、患者の眼に調節を提供するために提供される。本方法は、眼の水晶体嚢内に眼内レンズを設置するステップを含み得る。眼内レンズの光学構造体の周辺部分の眼内レンズの触覚構造体は、水晶体嚢の内向きの力に応じて回転され得る。回転は、触覚構造体の外周を通って延在する軸の周囲で生じ得る。光学構造体の部材は、眼の屈折力を変更するために、回転に応じてより湾曲したプロファイルに撓ませられ得る。光学構造体の流体チャンバの形状および容積は、屈折力を変更するために、回転に応じて変更され得る。流体チャンバの形状および容積は、曲率半径を増加させるために、光学構造体の前方または後方部材のうちの1つまたは複数のものを撓ませることにより変更され得る。光学構造体は、屈折力を変更するために、回転に応じて触覚構造体の外縁に対して前方向に並進され得る。多くの実施形態では、そのような分離、撓み、および並進の組み合わせは、屈折力を変更するために組み合わせられてもよい。

0029

本開示のまた別の側面では、患者の眼に調節を提供する方法が提供される。本方法は、眼の水晶体嚢内に眼内レンズを設置するステップを含み得る。眼内レンズは、光学構造体と、光学構造体の周辺領域に連結される触覚構造体とを備え得る。眼内レンズの光学構造体の屈折力は、水晶体嚢の内向きの力に応じて触覚構造体の流体貯蔵部の容積を減少させるために、周辺領域で眼内レンズの触覚構造体を回転させることにより変更されてもよい。眼内レンズの触覚構造体の回転は、触覚構造体の外周を通って延在する軸の周囲で生じ得る。眼内レンズが眼に設置されるとき、触覚構造体の外周は、例えば、眼の光学軸を横断する平面にあってもよい。触覚構造体の流体貯蔵部は、触覚構造体の第1と第2外側部材との間で少なくとも部分的に画定され得る。流体貯蔵部の容積は、内向きの力に応じて、第1の外側部材に向かって内向きに第2の外側部材を撓ませることにより減少させてもよい。光学構造体の屈折力の変化は、流体貯蔵部の容積の減少に応じて光学構造体の流体チャンバの容積を増加させるステップをさらに含み得る。光学構造体の屈折力の変更は、流体で充填されたチャンバの増加した容積に応じて流体で充填されたチャンバの形状を変更するステップをさらに含み得る。

0030

多くの実施形態では、流体で充填されたチャンバの形状の変更は、剛性部材から離れる光学構造体の撓み可能部材の内側領域の撓みおよび剛性部材に向かう撓み可能部材の曲率半径の減少を含む。流体で充填されたチャンバの形状は、剛性部材から離れて撓み可能部材の内側領域および外側領域を並進させることによってさらに変更され得る。触覚構造体の内縁は、触覚構造体の回転に応じて第1の距離を移動し得る。撓み可能部材の内側領域は、屈折力を変更するために、第1の距離よりも大きい第2の距離だけ剛性部材から離れて撓ませられ得る。流体で充填されたチャンバの形状の変更は、剛性部材の幾何学構造を実質的に未変形にとどめてもよい。眼に設置されたとき、光学構造体の撓み可能部材は、光学構造体の後方部分に位置し、剛性部材は、光学構造体の前方部分に位置し得る。光学構造体の屈折力の変更は、触覚構造体が眼の屈折力を増加させるために水晶体嚢の内向きの力に応じて回転するとき、撓み可能部材の曲率を増加させるために、剛性部材に対して前方に撓み可能部材を移動させるステップを含み得る。剛性部材および撓み可能部材は、眼の屈折力を増加させるために、触覚構造体と一緒に前方に並進され得る。撓み可能部材の外周は、眼の屈折力を増加させるために、剛性部材の外周から離れて分離され得る。多くの実施形態では、そのような撓み、並進、および分離は、眼の屈折力を増加させるために組み合わせて使用することができる。

0031

本開示の別の側面では、眼内レンズは、後方部材、前方部材、および後方と前方部材との間の流体で充填されたチャンバを備える光学構造体を備える。眼内レンズは、流体で充填された触覚チャンバの中および外への流体の漏出を阻止するために、後方および前方部材の周辺領域を咬合する触覚構造体を含み得る。多くの実施形態では、咬合領域は、流体の漏出を阻止するために流体密封止手段を備え得る。触覚構造体は、1つまたは複数の雄部材を有する第1の側面と、1つまたは複数の雌部材を有する第2の側面とを有し得る。1つまたは複数の雄部材は、周辺領域を咬合するために、1つまたは複数の雌部材によって受け取られる後方および前方部材の周辺領域を通過し得る。後方および前方部材の周辺領域は、1つまたは複数の部材が通過する1つまたは複数の開口部を有し得る。後方または前方部材のうちの1つまたは複数の周辺領域は、周辺領域を咬合するために、触覚構造体の1つまたは複数の雌部材によって受け取られる1つまたは複数の雄部材を有し得る。触覚構造体による後方および前方部材の周辺領域の咬合は、眼内レンズが光学構造体の屈折力を変更するために変形されるか、または送達構成に折り畳まれる、もしくは巻かれるかのうちの1つまたは複数の状態であるとき、維持され得る。

0032

本開示のまた別の側面では、眼内レンズが提供される。眼内レンズは、後方部材と、前方部材と、屈折力を提供する後方と前方部材との間の流体で充填されたチャンバとを備える、光学構造体を備える。眼内レンズは、光学構造体に連結された触覚構造体を備え得る。流体で充填されたチャンバの形状または容積のうちの1つまたは複数のものは、触覚構造体に加えられる半径方向の力に応じて変更されるように構成され得る。流体で充填されたチャンバの形状または容積のうちの1つまたは複数の変更は、流体で充填されたチャンバの屈折力を変更し得るが、後方および前方部材によって提供される屈折力を実質的に未変更にとどめる。

0033

本開示の別の側面では、患者の眼に調節を提供する方法が提供される。本方法は、眼の水晶体嚢内に眼内レンズを設置するステップを含み得る。流体で充填されたチャンバの屈折力を変更するために、眼内レンズの流体で充填されたチャンバの形状または容積のうちの1つまたは複数のものが変更され得るが、後方および前方部材によって提供される屈折力を実質的に未変更にとどめる。

0034

本開示のまた別の側面では、眼内レンズが提供される。眼内レンズは、眼に設置するための光学構造体を備え得る。

0035

本開示の別の側面では、方法が提供される。本方法は、眼に光学構造体を設置するステップを含み得る。

0036

多くの実施形態では、本明細書に記載される撓み可能な光学部材は、撓むが、部材が撓むときの光学収差を阻止するために、光学部材の厚さを実質的に維持する利点を有する。

0037

本開示の側面は、患者の眼の水晶体嚢内に移植するための眼内レンズを提供する。眼内レンズは、光学構造体および触覚構造体を備え得る。光学構造体は、周辺部分を有し得、平面部材と、周辺部分で平面部材に連結された平凸部材と、平面部材と平凸部材との間に画定される流体光学要素とを備え得る。流体光学要素は、平面部材および平凸部材を含む材料のいずれかまたは両方に類似する屈折率を有する流体を含み得る。触覚構造体は、光学構造体の周辺部分で平面部材と平凸部材を連結し得る。触覚構造体は、流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部と、水晶体嚢に接続するための周辺構造とを備え得る。水晶体嚢の形状を変更することにより、平面部材の変形に対応して流体光学要素の容積または形状の変更のうちの1つまたは複数のものに流体光学要素の屈折力を修正させることができる。例えば、部材を撓ませ、対応して流体光学要素の屈折力を修正するために、水晶体嚢の形状を変更することにより、触覚構造体が平面状部材機械的力を加えてもよい。そのような平面部材の変形は、いくつかの場合において、平面部材、平凸部材、またはその両方の屈折力に変更をもたらさない場合がある(すなわち、屈折力の変更は、単に、流体光学要素に対する形状または容積の変更のうちの1つまたは複数、および任意に、水晶体嚢内の眼内レンズの前方−後方位置に対する変更によりもたらされ得る)。

0038

触覚部周辺構造は、触覚周辺構造に対する半径方向に指向された力が流体光学要素の屈折力を修正するために平凸部材から離れて略平面部材を撓み得るように、光学構造体の略平面部材に固く連結され得る。平面部材は、平面部材の円形周辺部分に沿って構造体に固定され得る。平凸部材から離れる平面部材の撓みは、球状光学補正をもたらし得る。流体光学要素の屈折力の変更は、触覚構造体の流体貯蔵部から流体光学要素の中または外への流体の移動への応答を含み得る。

0039

触覚流体貯蔵部に課される力は、流体光学要素の屈折力を修正するために、触覚流体貯蔵部を変形させ得る。触覚流体貯蔵部に課される力は、触覚流体貯蔵部を可逆的に変形させるために、触覚流体貯蔵部から流体光学要素の中または外に流体を移動させ得る。

0040

多くの実施形態では、流体光学要素に対する容積の変更は、触覚流体貯蔵部の流体によってもたらされる。多くの実施形態では、流体光学要素の中または外への流体移動は、平凸部材を未変形にとどめる。平凸部材は剛性部材を備え得、平面部材は撓み可能部材を備え得る。これらの実施形態では、流体光学要素は、眼内レンズの屈折力の大部分を提供することができる。流体光学要素内および触覚構造体の流体貯蔵部内の流体は、1.33よりも大きいまたはそれに等しい屈折率を有し得る。

0041

流体光学要素および触覚構造体の流体貯蔵部内の流体は、シリコーン油等の油、または高分子量デキストラン等の溶液を含み得る。流体は、好適な屈折率で提供され得る。高分子量デキストランは、1.33超の好適な屈折率および眼の房水に類似する浸透圧で構成される。高分子量デキストランは、少なくとも40kDaの平均分子量を有し得、平均分子量は、約40kDa〜約2000kDaの範囲内であってもよく、中間範囲は、40kDa、70kDa、100kDa、1000kDa、または2000kDaのいずれかで定義される上限値および下限値を有する。高分子量デキストランは分子量の分布を有し得、分子量の分布は狭いまたは広くあることができる。屈折率は容積当たりのデキストランの重量に基づき、浸透圧は容積当たりの溶質粒子の数によって決定することができるため、平均分子量およびデキストランの量は、適切な屈折率および浸透圧を有するデキストラン溶液を構成するために使用されることができる。

0042

多くの実施形態では、触覚構造体は、患者の眼の水晶体嚢内の定位置に眼内レンズを配向するように構成される。多くの実施形態では、触覚構造体は、前方触覚構造体と、後方触覚構造体とを備え、前方触覚構造体および後方構造体は、それらの間に流体貯蔵部を画定するように一緒に連結される。多くの実施形態では、触覚構造体は、光学構造体の周辺領域に連結される環状構造を備える。触覚構造体は、光学構造体の周辺部分に連結され、それにわたって分布する複数のタブ構造を備え得る。

0043

周辺部分は複数の開口部を備え得、触覚構造体は複数の開口部を通して周辺部分に連結され得る。複数の開口部は、眼内レンズの光学軸に実質的に平行に配向され得る。代替として、または組み合わせて、複数の開口部は、眼内レンズの光学軸を横断して配向され得る。触覚構造体は、触覚構造体を周辺部分に連結するために、光学構造体の周辺部分の複数の開口部を通して設置するための1つまたは複数の支柱または他の構造を備え得る。代替として、または組み合わせて、光学構造体は、触覚構造体の開口部等の構造と嵌合するための支柱を備え得る。

0044

眼内レンズは、断面を減少させた送達構成に折り畳まれるのに十分に可撓であってもよい。眼内レンズの断面を減少させた送達構成は、レンズの光学軸に垂直な送達軸の周囲に眼内レンズを折り畳む、または巻くことによって達成され得る。代替として、または組み合わせて、眼内レンズの断面を減少させた送達構成は、送達管または開口部を通して眼内レンズを前進させることによって達成され得る。

0045

多くの実施形態では、平面部材は、眼内レンズが水晶体嚢内に設置される場合、平凸部材の後方である。

0046

本開示の別の側面は、患者の眼に調節を提供する方法を提供する。最初に、眼内レンズが提供され得る。提供された眼内レンズは、周辺部分および触覚構造体を有する光学構造体を備え得る。光学構造体は、平面部材と、周辺部分で平面部材連結された平凸部材と、平面部材と平凸部材との間に画定される流体光学要素とを備え得る。流体光学要素は、平面部材と平凸部材との間に含む材料のいずれかまたは両方に類似する屈折率を有する流体を含み得る。流体光学要素は、屈折力を有し得る。触覚構造体は、光学構造体の周辺部分で平面部材と平凸部材を一緒に連結してもよい。触覚構造体は、流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部と、水晶体嚢に接続するための周辺構造とを備え得る。第2に、眼内レンズは、プロファイルが減少した構成に折り畳まれ得る。第3に、折り畳まれた眼内レンズは、患者の眼の水晶体嚢内に移植される。折り畳まれた眼内レンズは、水晶体嚢内に移植されると、プロファイルが減少した構成から動作構成に戻る。第4に、平面部材の変形に応じて、流体光学要素に対する容積または形状の変更のうちの1つまたは複数のものに流体光学要素の屈折力を修正させるために、光学構造体または触覚構造体のうちの1つまたは複数のものを作動させてもよい。

0047

光学構造体または触覚構造体のうちの1つまたは複数のものは、流体光学要素の屈折力を修正するために、平面部材を変形するように触覚構造体に力を半径方向に指向することにより作動され得る。触覚周辺構造は、光学構造体の略平面部材に固く連結され得る。流体光学要素の屈折力の変化は、触覚構造体の流体貯蔵部から流体光学要素の中または外への流体の移動を伴い得る。触覚流体チャンバから流体光学要素の中または外への流体の移動は、平面部材を撓ませるが、平凸部材を撓んでいない状態にとどめることができる。代替実施形態では、触覚流体チャンバから流体光学要素の中または外への流体の移動は、平面部材および任意に平凸部材も撓み得る。

0048

光学構造体および触覚構造体のうちの1つまたは複数の作動は、流体光学要素の屈折力を修正するために、触覚流体貯蔵部を可逆的に変形するように触覚流体貯蔵部に力を課すことにより作動させてもよい。

0049

多くの実施形態では、光学構造体の周辺部分は、複数の開口部を備え、触覚構造体は、複数の開口部を通して光学構造体の周辺部分で後方および前方部材を一緒に連結する。周辺部分の複数の開口部に連結された触覚構造体は、眼内レンズが折り畳まれるとき、および眼内レンズの機能または動作中、略平面部材および平凸部材を一緒に連結されたままに維持してもよい。複数の開口部は、眼内レンズの光学軸に実質的に平行に配向され得る。複数の開口部は、眼内レンズの光学軸を横断して配向され得る。触覚構造体は、触覚構造体を周辺領域に連結するために、複数の開口部を通して設置するための1つまたは複数の支柱を備え得る。代替として、または組み合わせて、光学構造体の周辺部分は、触覚構造体の1つまたは複数の支柱が光学構造体と触覚構造体を一緒に連結するために通過することができる1つまたは複数の開口部を有し得る。

0050

眼内レンズは、レンズの光学軸に垂直な送達軸の周囲に眼内レンズを折り畳む、または巻くことによって、断面を減少させた送達構成に折り畳んでもよい。代替として、または組み合わせて、眼内レンズは、送達管または開口部を通して眼内レンズを前進させることによって断面を減少させた送達構成に折り畳んでもよい。

0051

折り畳まれた眼内レンズは、レンズ流体チャンバ内の流体を水晶体嚢に存在する流体と浸透平衡に到達させることにより水晶体嚢内に移植され得る。平面部材または平凸部材のうちの1つまたは複数のものは、浸透平衡が達せられるように透水性であってもよい。多くの実施形態では、多孔質の後方または前方部材は、40kDaを超える分子量を有する化合物に不透過である。

0052

多くの実施形態では、平面部材または平凸部材のうちの1つまたは複数のものは、実質的に屈折力を有していない。

0053

多くの実施形態では、平面部材は、眼内レンズが水晶体嚢内に設置される場合、平凸部材の後方である。

0054

別の側面では、実施形態は、調節式眼内レンズを製造する方法を提供する。ポリマーを含む第1のレンズ構成要素が提供される。ポリマーを含む第2のレンズ構成要素が提供される。第1のレンズ構成要素は、接着剤で第2のレンズ構成要素に結合される。接着剤は、ポリマーのプレポリマーを含み得る。

0055

多くの実施形態では、プレポリマーは、硬化されて、第1のレンズ構成要素と第2のレンズ構成要素との間に延在するポリマーにより、第1のレンズ構成要素を第2のレンズ構成要素に結合する。

0056

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素および第2のレンズ構成要素はそれぞれ、第1のレンズ構成要素が第1のレンズ構成要素と第2のレンズ構成要素との間に延在するポリマーにより第2のレンズ構成要素に結合されるとき、剛性構成を有する。

0057

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素、第2のレンズ構成要素、および硬化した接着剤が水和されて、水和された柔軟な調節式眼内レンズを提供する。

0058

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素、第2のレンズ構成要素、および接着剤の水和は、移植されたときに、ポリマーの水和の量に対応する水和の量に、構成要素のそれぞれおよび接着剤のポリマーを完全に水和するステップを含む。

0059

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素、第2のレンズ構成要素、および硬化された接着剤のそれぞれは、それぞれ、水和前に剛性構成、および水和されたときに柔軟な構成を備え、第1のレンズ構成要素、第2のレンズ構成要素、および硬化された接着剤のそれぞれは、接着剤と第1および第2の構成要素との間の接触面の応力を阻止するために、第1の構成から第2の構成に実質的に類似する量だけ拡張する。

0060

多くの実施形態は、ポリマー材料を提供するステップと、ポリマー材料から第1のレンズ構成要素および第2のレンズ構成要素を成形するステップとをさらに含む。

0061

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素および第2のレンズ構成要素はそれぞれ、第1のレンズ構成要素および第2のレンズ構成要素を成形するために剛性である場合、旋盤かけられる。

0062

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素および第2のレンズ構成要素は成形される。

0063

多くの実施形態では、プレポリマーは、ポリマーのモノマーオリゴマー、部分的に硬化されたモノマー、粒子、またはナノ粒子のうちの1つまたは複数のものを含む。

0064

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素はディスク形状の構造を備え、第2の構成要素はディスク形状の構造を備え、第1の構成要素および第2の構成要素は、一緒に結合されたとき、チャンバの反対側のディスク形状の構造とともにチャンバを画定する。

0065

多くの実施形態では、第1の構成要素または第2の構成要素のうちの1つまたは複数のものは、反対側の構成要素を受け取るように定寸され、成形される溝を備え、接着剤は、溝に設置される。

0066

多くの実施形態では、第1の構成要素または第2の構成要素のうちの1つまたは複数のものは、第1のディスク構造を第2のディスク構造から分離し、チャンバの側壁を画定するために、ディスク構造と第2のディスク構造との間に延在する環状構造を備える。

0067

別の側面では、調節式眼内レンズは、第1のレンズ構成要素と、第2のレンズ構成要素と、接着剤とを備える。第1のレンズ構成要素は、ポリマー材料を含む。第2のレンズ構成要素は、ポリマー材料を含む。硬化した接着剤は、第1のレンズ構成要素を第2のレンズ構成要素に結合し、チャンバを画定するために、第1の構成要素と第2の構成要素の少なくとも一部分の間にポリマーを含む。

0068

多くの実施形態では、チャンバは、光学要素を備える。

0069

多くの実施形態は、チャンバ内に約1.336の眼の房水の屈折率よりも大きい屈折率を有する流体をさらに含み、第1の構成要素または第2の構成要素のうちの1つまたは複数のものは、調節式眼内レンズの屈折力を増加させるために変形するように構成される。

0070

多くの実施形態は、眼の水晶体嚢の壁と係合し、調節式眼内レンズの屈折力を増加させるために収縮する水晶体嚢の壁に応じて第1のレンズ構成要素または第2のレンズ構成要素のうちの1つまたは複数の曲率を増加させるための1つまたは複数の触覚部をさらに備える。

0071

多くの実施形態は、流体をさらに含み、流体は、溶液、油、シリコーン、油、高分子量分子の溶液、または高分子量デキストランのうちの1つまたは複数のものを含む。

0072

多くの実施形態は、接着剤を含むシームをさらに備え、シームは、第1の構成要素および第2の構成要素の少なくとも一部分に沿って円周方向に延在する。

0073

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素は、第1のディスク形状の構造を備え、第2のレンズ構成要素は、チャンバの反対側に第2のディスク形状の構造を備え、環状構造は、第2のディスク形状の構造から第1のディスク形状の構造を分離し、チャンバを画定するために、第1のディスク形状の構造と第2のディスク形状の構造との間に延在する。

0074

多くの実施形態では、眼内レンズは、移植前は剛性構成を有し、移植されたときは柔軟な構成を有する。

0075

多くの実施形態では、第1のレンズ構成要素は、レンズ、メニスカスメニスカスレンズ平板のうちの1つまたは複数のものを備える第1のディスク形状の光学構造体を備え、第2のレンズ構成要素は、レンズ、メニスカス、メニスカスレンズ、または平板のうちの1つまたは複数のものを備える第2のディスク形状の光学構造体を備える。

0076

本開示のまた別の側面は、患者の眼の水晶体嚢内に移植するための眼内レンズを提供する。眼内レンズは、光学構造体と、触覚構造体とを備え得る。光学構造体は周辺部分を有し得、後方部材と、周辺部分で後方部材に連結された前方部材と、後方と前方部材との間に画定される流体光学要素とを備え得る。流体光学要素は、後方部材および前方部材を含む材料のいずれかまたは両方に類似する屈折率を有する流体を含み得る。流体光学要素は、屈折力を有し得る。触覚構造体は、光学構造体の周辺部分で後方と前方部材を連結してもよい。触覚構造体は、流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部と、水晶体嚢に接続するための周辺構造とを備え得る。水晶体嚢の形状を変更することにより、後方または前方部材のうちの1つまたは複数の変形に応じて流体光学要素に容積または形状の変更のうちの1つまたは複数のものに流体光学要素の屈折力を修正させることができる。光学構造体の後方部材または前方部材のうちの1つまたは複数のものは、患者の眼の水晶体嚢に存在する水分が、眼内レンズがその中に設置されたときに水晶体嚢に存在する流体と浸透平衡を達成するために、そこを通って流体レンズチャンバの中または外に移動し得るように、透水性であってもよい。眼内レンズの様々な特徴は、本明細書に開示される多くの実施形態により、多くの方法でさらに構成され得る。

0077

本開示の別の側面では、移植可能な眼内レンズが提供される。眼内レンズは、流体チャンバと、流体チャンバ内に材料を有する光学構造体とを備え得る。材料は、完全に水和されない状態を有し得る。光学構造体の一部分は、眼に設置されたときに材料を完全に水和し、流体チャンバを拡張するために、流体チャンバに水を提供し、流体チャンバからの材料の漏出を阻止するように構成され得る。

0078

本開示のまた別の側面では、患者の眼の水晶体嚢内に人工レンズを移植する方法が提供される。本方法は、眼の切開を通して完全に水和されない構成を備える眼内レンズを前進させるステップを含み得る。水晶体嚢からの水分は、眼内レンズを完全に水和するために、光学構造体の少なくとも一部分を通過し得る。多くの実施形態では、眼内レンズの光学構造体の流体チャンバ内の材料は、光学構造体の少なくとも一部分からの漏出することを阻止されるが、水晶体嚢からの水分は、材料を完全に水和するために通過してもよい。
本発明は、例えば、以下を提供する。
項目1)
眼内レンズであって、前記眼内レンズは、
屈折力を有する光学構造体であって、前記光学構造体は、撓み可能部材、剛性部材、ならびに前記剛性部材および前記撓み可能部材により少なくとも部分的に画定されるチャンバを備える、光学構造体と、
触覚構造体であって、前記触覚構造体は、眼の嚢と係合するための外側構造、および前記触覚構造体が前記剛性部材に対して回転するときに、前記撓み可能部材の曲率を増加させるように前記撓み可能部材に連結される内側構造を有する、触覚構造体と
を備える、眼内レンズ。
(項目2)
前記撓み可能部材は、第1のプロファイルから、第2のプロファイルに撓むように構成され、前記第2のプロファイルは、前記第1のプロファイルよりも湾曲しており、前記チャンバは、前記チャンバが前記第1の構成にある前記撓み可能部材では第1の量の屈折力を有し、前記第2の構成にある前記撓み可能部材では第2の量の屈折力を有するように、1.33超の屈折率を有する流体を含み、前記第2の量は、前記第1の量をよりも大きい、項目1に記載の眼内レンズ。
(項目3)
前記撓み可能構造体は、内側光学部分と、外側延長部分とを備える、項目1に記載の眼内レンズ。
(項目4)
前記剛性部材、前記触覚部材、および前記撓み可能部材は、前記内側光学部分が曲率の増加とともに前記剛性部材から離れて移動し、前記外側延長部が増加した屈折力を提供するために逆の曲率で前記剛性部材に向かって移動するように配置される、項目3に記載の眼内レンズ。
(項目5)
前記剛性部材から離れる前記内側光学部分の移動、および前記剛性部材に向かう前記外側延長部分の移動は、前記外側延長部分の下の前記チャンバの外側部分から前記内側光学部分の下の前記チャンバの内側部分に流体を伝達する、項目4に記載の眼内レンズ。
(項目6)
前記触覚構造体は、前記触覚構造体の外周を通って延在する軸の周囲を回転する、項目1に記載の眼内レンズ。
(項目7)
前記触覚構造体は、第1の位置で前記剛性部材に対して内端上に固定される片持ち触覚構造体を備え、前記触覚構造体は、前記内端から外端までの距離を延在する長さを有し、前記触覚構造体は、厚さを有し、前記長さが前記厚さより大きく、前記撓み可能部材が、分離距離によって前記第1の位置から分離される第2の位置で前記触覚構造体に連結され、前記触覚構造体が前記剛性部材に対して回転するとき、前記外側構造から前記第2の位置に機械的てこ作用を提供し、かつ前記撓み可能部材の内側光学部分を前記剛性部材から分離するために、前記長さが、前記分離距離より長い、項目1に記載の眼内レンズ。
(項目8)
前記剛性部材は、1つまたは複数の凸状に湾曲した光学表面を備え、前記剛性部材は、前記剛性部材の外縁付近に位置する薄い部分まで延在し、前記触覚部が前記眼の構造の圧力に応じて回転するとき、前記薄い部分が、前記触覚構造体が半径方向の力により前記撓み可能部材を内向きに付勢するために回転する固定旋回構造を画定する、項目7に記載の眼内レンズ。
(項目9)
前記撓み可能部材は、内側光学部分と、外側弾性延長部とを備え、前記外側弾性延長部は、前記触覚構造体に連結され、前記弾性延長部が、前記撓み可能部材の前記内側領域の厚さよりも薄い厚さを備え、前記弾性延長部が前記撓み可能部材の前記内側光学部分を前記剛性部材から分離したとき、前記弾性延長部は、前記内側光学領域の曲率と反対の曲率を備え、前記触覚構造体の内縁が、前記内側光学領域の球状撓みにより前記内側光学領域を前記剛性部材から離れる方へ付勢するため、および、前記剛性部材に対する前記触覚構造体の回転に応じて前記延長部を前記剛性部材に向かって付勢するために、前記内側光学領域の直径を減少させるか、または前記弾性延長部および前記内側光学領域の曲率を、互いに対して反対方向に撓ませるかのうちの1つまたは複数を行うために、前記撓み可能部材の前記弾性延長部に半径方向の力を加える、項目7に記載の眼内レンズ。
(項目10)
前記撓み可能部材の直径の減少は、前記触覚構造体の回転に応じて、第1の直径から、前記第1の直径より小さい第2の直径に遷移することを含み、前記直径の減少が、前記光学構造体の前記屈折力を増加させるために、前記剛性部材から離れて前記内側光学部分を球状に撓ませ、前記流体で充填されたチャンバの形状をより凸状に湾曲したプロファイルに変更する、項目9に記載の眼内レンズ。
(項目11)
前記流体で充填されたチャンバの前記凸状に湾曲したプロファイルは、前記光学構造体の前記屈折力を変更するために増加した容積を有し、流体が、前記増加した容積に応じて周辺貯蔵部から前記チャンバ内に引き込まれる、項目10に記載の眼内レンズ。
(項目12)
前記触覚構造体は、その上に指向される半径方向の力に応じて前記撓み可能部材の周辺部分を半径方向内向きに第1の距離だけ移動し、前記撓み可能部材の前記内側領域は、前記触覚構造体の前記回転に応じて、前記剛性部材から離れる方へ前記第1の距離よりも長い前記第2の距離だけ付勢され、それにより、前記第1の移動に対する第2の移動の増幅を提供し、球状プロファイルを有する前記撓み可能部材を成形し、前記撓み可能部材は、ひずみを阻止するために実質的に均一かつ一定した厚さを有する、項目9に記載の眼内レンズ。
(項目13)
患者の眼に調節を提供する方法であって、前記方法は、
前記眼の前記水晶体嚢内に眼内レンズを設置することであって、前記眼内レンズは、光学構造体および触覚構造体を有し、前記触覚構造体は、その外側領域で前記光学構造体に連結される、ことと、
前記水晶体嚢の内向きの力に応じて前記外側領域で前記触覚構造体を回転させることにより、前記眼内レンズの光学構造体の屈折力を変更することと
を含む、方法。
(項目14)
眼内レンズであって、前記眼内レンズは、
屈折力を有し、撓み可能部材、剛性部材、およびそれらの間に少なくとも部分的に画定される流体チャンバを備える、光学構造体と、
前記剛性部材の周辺領域に連結され、第1の外部要素、第2の外部要素、およびそれらの間に少なくとも部分的に画定される流体貯蔵部を備える触覚構造体であって、前記流体貯蔵部は、1つまたは複数のチャネルで前記流体チャンバと流体連通する、触覚構造体と を備え、前記触覚構造体は、前記周辺領域で回転するように構成され、前記第2の外部要素は、前記屈折力を変更するために、水晶体嚢の内向きの力に応じて前記流体貯蔵部の容積を減少させるように、前記第1の外部要素に向かって内向きに撓むように構成される、眼内レンズ。
(項目15)
前記触覚構造体は、前記触覚構造体の外周を通って延在する軸の周囲を回転するように構成される、項目14に記載の眼内レンズ。
(項目16)
前記第2の外部要素は、外側領域、内側領域、およびそれらの間の旋回領域を有し、前記第2の外部要素のその他および内側領域が、前記第1の外部要素に向かって前記第2の外部要素を撓ませるために前記旋回領域で互いに対して旋回する、項目14に記載の眼内レンズ。
(項目17)
前記流体チャンバの容積は、前記屈折力を変更するために、前記流体貯蔵部の前記容積の減少に応じて増加する、項目14に記載の眼内レンズ。
(項目18)
前記流体で充填されたチャンバの形状は、前記屈折力を変更するために、前記レンズ流体チャンバの前記容積の増加に応じて変化する、項目17に記載の眼内レンズ。
(項目19)
前記流体で充填されたチャンバの前記形状変化は、前記剛性部材から離れる前記撓み可能部材の内側領域の撓み、および前記剛性部材に向かう前記撓み可能部材の曲率半径の減少を含む、項目18に記載の眼内レンズ。
(項目20)
前記触覚構造体の内縁は、前記触覚構造体の前記回転に応じて第1の距離だけ移動し、前記撓み可能部材の前記内側領域が、前記屈折力を変更するために、前記第1の距離よりも長い第2の距離前記剛性部材から離れる方へ撓ませられる、項目18に記載の眼内レンズ。
(項目21)
前記流体で充填されたチャンバの前記形状変化は、剛性部材の幾何学構造を実質的に未変形にとどめる、項目18に記載の眼内レンズ。
(項目22)
前記撓み可能部材は、前記触覚構造体の内縁、内側領域、およびそれらの間の旋回領域に連結される外側領域を備え、
前記触覚構造体の前記内縁は、その直径を変更すること、または前記光学構造体の前記屈折力を変更するために、前記触覚構造体の回転に応じて前記剛性部材から離れて前記内側領域を撓ませるように、前記旋回領域で互いに対して前記外側および内側領域を旋回させることのうちの1つまたは複数を行うために、前記撓み可能部材の前記外側領域に内向きの力を加える、項目14に記載の眼内レンズ。
(項目23)
前記撓み可能部材および前記剛性部材は、触覚構造体で支持され、第1の方向とは反対の第2の方向の前記触覚構造体の前記外端の前記回転に応じて前記第1の方向に一緒に並進する、項目14に記載の眼内レンズ。
(項目24)
前記眼に設置されるとき、前記撓み可能部材は、前記光学構造体の後方部分に位置し、前記剛性部材は、前記光学構造体の前方部分に位置し、
前記触覚構造体が前記水晶体嚢の前記内向きの力に応じて回転するとき、前記撓み可能部材は、前記撓み可能部材の曲率を増加させるように前記剛性部材に対して後方に移動し、
前記触覚構造体は、前記眼の前記屈折力が、前記撓み可能部材の増加した曲率、前記剛性部材に対する前記撓み可能部材の前方移動、ならびに前記剛性部材および前記撓み可能部材の前方移動のそれぞれにより増加するように、前記剛性部材および前記撓み可能部材を前方に一緒に並進させる、項目23に記載の眼内レンズ。
(項目25)
患者の眼に調節を提供する方法であって、前記方法は、
前記眼の水晶体嚢内に眼内レンズを設置することと、
前記水晶体嚢の内向きの力に応じて前記眼内レンズの光学構造体の周辺部分で前記眼内レンズの触覚構造体を回転させることであって、前記回転が、前記触覚構造体の外周を通して延在する軸の周囲に生じる、ことと、
前記眼の屈折力を変更するために、前記回転に応じて前記光学構造体の部材をより湾曲したプロファイルに撓ませることと、
前記屈折力を変更するために、前記回転に応じて前記光学構造体の流体チャンバの形状および容積を変更することであって、前記流体チャンバの形状および容積が、曲率半径を増加させるために、前方部材および後方部材のうちの1つまたは複数を撓ませることにより変更される、ことと、
前記屈折力を変更するために、前記回転に応じて前記触覚構造体の外縁に対して前方方向に前記光学構造体を並進させることと
を含む、方法。
(項目26)
患者の眼に調節を提供する方法であって、前記方法は、
前記眼の水晶体嚢内に眼内レンズを設置することであって、前記眼内レンズは、光学構造体、および前記光学構造体の周辺領域に連結される触覚構造体を備える、ことと、
前記水晶体嚢の内向きの力に応じて前記触覚構造体の流体貯蔵部の容積を減少させるために、前記周辺領域で前記眼内レンズの触覚構造体を回転させることにより、前記眼内レンズの光学構造体の屈折力を変更することと
を含む、方法。
(項目27)
眼内レンズであって、前記眼内レンズは、
後方部材、前方部材、およびそれらの間の流体で充填されたチャンバを備える光学構造体と、
前記流体で充填された触覚チャンバの中および外への流体の漏出を阻止するために、前記後方部材および前方部材の周辺領域を咬合する触覚構造体と
を備える、眼内レンズ。
(項目28)
前記咬合領域は、前記流体の漏出を阻止するために流体密な封止手段を備え、前記触覚構造体が、1つまたは複数の雄部材を有する第1の側面と、1つまたは複数の雌部材を有する第2の側面とを有し、前記1つまたは複数の雄部材は、前記周辺領域を咬合するように前記1つまたは複数の雌部材によって受け取られる前記後方部材および前方部材の前記周辺領域を通過する、項目27に記載の眼内レンズ。
(項目29)
前記後方部材および前方部材の前記周辺領域は、前記1つまたは複数の部材が通過する1つまたは複数の開口部を有する、項目28に記載の眼内レンズ。
(項目30)
前記後方部材または前方部材のうちの1つまたは複数の前記周辺領域は、前記周辺領域を咬合するように、前記触覚構造体の1つまたは複数の雌部材によって受け取られる1つまたは複数の雄部材を有する、項目27に記載の眼内レンズ。
(項目31)
前記眼内レンズが、前記光学構造体の屈折力を変更するために変形されるか、または送達構成に折り畳まれる、もしくは巻かれるかのうちの1つまたは複数の状態であるとき、前記触覚構造体による前記後方および前方部材の前記周辺領域の前記咬合が、維持される、項目27に記載の眼内レンズ。
(項目32)
眼内レンズであって、前記眼内レンズは、
後方部材、前方部材、および屈折力を提供する、それらの間の流体で充填されたチャンバを備える光学構造体と、
前記光学構造体に連結された触覚構造体と
を備え、前記流体で充填されたチャンバの形状または容積のうちの1つまたは複数は、前記触覚構造体に加えられる半径方向の力に応じて変更されるように構成され、
前記流体で充填されたチャンバの形状または容積のうちの1つまたは複数の前記変更が、前記流体で充填されたチャンバの前記屈折力を変更するが、前記後方部材および前方部材によって提供される屈折力を実質的に未変更にとどめる、眼内レンズ。
(項目33)
患者の眼に調節を提供する方法であって、前記方法は、
前記眼の水晶体嚢内に眼内レンズを設置することと、
流体で充填されたチャンバの屈折力を変更するために前記眼内レンズの前記流体で充填されたチャンバの形状または容積のうちの1つまたは複数を変更するが、前記後方部材および前方部材によって提供される屈折力を実質的に未変更にとどめることと
を含む、方法。
(項目34)
調節式眼内レンズを製造する方法であって、前記方法は、
ポリマーを含む第1のレンズ構成要素を提供することと、
前記ポリマーを含む第2のレンズ構成要素を提供することと、
接着剤で、前記第1のレンズ構成要素を前記第2のレンズ構成要素に結合することと
を含む、方法。
(項目35)
前記接着剤は、前記ポリマーのプレポリマーを含む、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記接着剤は、エチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)、ジエチレングリコールジメタクリレート(DEGDMA)、トリエチレングリコールトリメタクリレートTEGDMA)、ヒドロキシエチルメタクリレートHEMA)、またはメチルメタクリレート(MMA)のうちの少なくとも1つを含む、項目34に記載の方法。
(項目37)
前記プレポリマーは、硬化されて、前記第1のレンズ構成要素と前記第2のレンズ構成要素との間に延在する前記ポリマーにより、前記第1のレンズ構成要素を前記第2のレンズ構成要素に結合する、項目35に記載の方法。
(項目38)
前記第1のレンズ構成要素が、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素との間に延在する前記ポリマーにより前記第2のレンズ構成要素に結合される場合、前記第1のレンズ構成要素および前記第2のレンズ構成要素がそれぞれ、剛性構成を備える、項目37に記載の方法。
(項目39)
水和された柔軟な調節式眼内レンズを提供するために、前記第1のレンズ構成要素、前記第2のレンズ構成要素、および前記硬化された接着剤を水和することをさらに含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記第1のレンズ構成要素、前記第2のレンズ構成要素、および前記接着剤を水和することは、移植されたときの前記ポリマーの水和量に対応する水和量に、前記構成要素のそれぞれおよび前記接着剤の前記ポリマーを完全に水和することを含む、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記第1のレンズ構成要素、前記第2のレンズ構成要素、および前記硬化された接着剤のそれぞれは、それぞれ、水和前に剛性構成を備え、水和されたときに柔軟な構成を備え、前記第1のレンズ構成要素、前記第2のレンズ構成要素、および前記硬化された接着剤のそれぞれが、前記接着剤と前記第1および第2の構成要素との間の接触面の応力を阻止するために、前記第1の構成から前記第2の構成に実質的に同様の量拡張する、項目35に記載の方法。
(項目42)
前記ポリマー材料を提供することと、前記ポリマー材料から前記第1のレンズ構成要素および前記第2のレンズ構成要素を成形することとをさらに含む、項目35に記載の方法。
(項目43)
前記第1のレンズ構成要素および前記第2のレンズ構成要素はそれぞれ、前記第1のレンズ構成要素および前記第2のレンズ構成要素を成形するために剛性である場合、旋盤にかけられる、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記第1のレンズ構成要素および前記第2のレンズ構成要素は、成形される、項目42に記載の方法。
(項目45)
前記プレポリマーは、前記ポリマーのモノマー、オリゴマー、部分的に硬化されたモノマー、粒子、またはナノ粒子のうちの1つまたは複数を含む、項目35に記載の方法。
(項目46)
前記第1のレンズ構成要素は、ディスク形状の構造を備え、前記第2の構成要素は、ディスク形状の構造を備え、前記第1の構成要素および前記第2の構成要素が、一緒に結合されたとき、チャンバを、前記チャンバの反対側の前記ディスク形状の構造により画定する、項目35に記載の方法。
(項目47)
前記第1の構成要素または前記第2の構成要素のうちの1つまたは複数は、反対側の構成要素を受け取るようにサイズを合わせられて成形される溝を備え、前記接着剤が、前記溝に設置される、項目46に記載の方法。
(項目48)
前記第1の構成要素または前記第2の構成要素のうちの1つまたは複数は、前記第1のディスク構造を前記第2のディスク構造から分離し、前記チャンバの側壁を画定するために、前記ディスク構造と前記第2のディスク構造との間に延在する環状構造を備える、項目46に記載の方法。
(項目49)
調節式眼内レンズであって、前記調節式眼内レンズは、
ポリマー材料を含む第1のレンズ構成要素と、
前記ポリマー材料を含む第2のレンズ構成要素と、
前記第1のレンズ構成要素を前記第2のレンズ構成要素に結合し、チャンバを画定するために、前記第1の構成要素の少なくとも一部分と前記第2の構成要素との間に前記ポリマーを含む硬化した接着剤と
を備える、調節式眼内レンズ。
(項目50)
前記チャンバは、光学要素を備える、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目51)
約1.336の眼の房水の屈折率より大きい屈折率を有する流体をチャンバ内にさらに含み、前記第1の構成要素または前記第2の構成要素のうちの1つまたは複数が、調節式眼内レンズの屈折力を増加させるために変形するように構成される、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目52)
前記眼の水晶体嚢の壁と係合し、前記調節式眼内レンズの屈折力を増加させるために前記水晶体嚢の前記壁が収縮するのに応じて前記第1のレンズ構成要素又は前記第2のレンズ構成要素のうちの1つまたは複数の曲率を増加させるための1つまたは複数の触覚部をさらに備える、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目53)
流体をさらに含み、前記流体が、溶液、油、シリコーン、油、高分子量分子の溶液、または高分子量デキストランのうちの1つまたは複数のものを含む、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目54)
前記接着剤を含むシームをさらに備え、前記シームが、前記第1の構成要素および前記第2の構成要素の少なくとも一部分に沿って円周方向に延在する、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目55)
前記第1のレンズ構成要素は、第1のディスク形状の構造を備え、前記第2のレンズ構成要素は、前記チャンバの反対側に第2のディスク形状の構造を備え、環状構造が、前記第2のディスク形状の構造から前記第1のディスク形状の構造を分離し、前記チャンバを画定するように、前記第1のディスク形状の構造と前記第2のディスク形状の構造との間に延在する、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目56)
前記眼内レンズは、移植前に剛性構成を備え、移植されたときに柔軟な構成を備える、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目57)
前記第1のレンズ構成要素は、レンズ、メニスカス、メニスカスレンズ、平板、平坦部のうちの1つまたは複数のものを備える第1のディスク形状の光学構造体を備え、前記第2のレンズ構成要素は、レンズ、メニスカス、メニスカスレンズ、平板、または平板のうちの1つまたは複数のものを備える第2のディスク形状の光学構造体を備える、項目49に記載の調節式眼内レンズ。
(項目58)
患者の眼の水晶体嚢内に移植するための眼内レンズであって、前記眼内レンズは、
周辺部分を有する光学構造体であって、前記光学構造体は、
平面部材、
前記周辺部分で前記平面部材に連結される平凸部材、および
前記平面部材と平凸部材との間に画定される流体光学要素であって、前記流体光学要素は、前記平面部材および平凸部材を構成する材料のいずれか、または両方に類似する屈折率を有する流体を含み、前記流体光学要素は、屈折力を有する、流体光学要素
を備える、光学構造体と、
前記光学構造体の前記周辺部分で前記平面部材および平凸部材を一緒に連結する触覚構造体であって、前記触覚構造体は、
前記流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部、および
前記水晶体嚢に接触するための周辺構造
を備える、触覚構造体と
を備え、前記水晶体嚢の形状を変化させることにより、前記平面部材の変形に対応して前記流体光学要素の容積または形状変化のうちの1つまたは複数に前記流体光学要素の前記屈折力を修正させる、眼内レンズ。
(項目59)
前記触覚周辺構造は、前記触覚周辺構造に対して半径方向に指向される力が前記流体光学要素の前記屈折力を修正するために前記平凸部材から離れて前記平面部材を撓ませるように、前記光学構造体の前記略平面部材に固く連結され、前記平面部材が、前記平面部材の円形周辺部分に沿った構造に固定され、前記平凸部材から離れた前記平面部材の撓みが、球状光学補正を提供する、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目60)
前記流体光学要素の前記屈折力の変化は、前記触覚構造体の前記流体貯蔵部から前記流体光学要素の中または外への流体の移動に応答することを含む、項目59に記載の眼内レンズ。
(項目61)
前記触覚流体貯蔵部に課される力は、前記流体光学要素の前記屈折力を修正するように、前記触覚流体貯蔵部を可逆的に変形させる、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目62)
前記触覚流体貯蔵部に課される前記力は、前記触覚流体貯蔵部を変形させるために、前記触覚流体貯蔵部から前記流体光学要素の中または外に流体を移動させる、項目61に記載の眼内レンズ。
(項目63)
前記流体光学要素に対する容積変化は、前記触覚流体貯蔵部の流体によってもたらされる、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目64)
前記流体光学要素の中または外への流体の移動は、前記平凸部材を未変形にとどめ、前記平凸部材は、剛性部材を備え、前記平面部材は、撓み可能部材を備える、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目65)
前記流体光学要素内および前記触覚構造体の前記流体貯蔵部内の前記流体は、1.33よりも大きいまたは等しい屈折率を有する、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目66)
前記平面部材または平凸部材のうちの1つまたは複数は、ポリマー材料を含む、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目67)
前記ポリマー材料は、PMMAコポリマーを含む、項目66に記載の眼内レンズ。
(項目68)
前記ポリマー材料は、透水性である、項目66に記載の眼内レンズ。
(項目69)
前記ポリマー材料は、親水性である、項目66に記載の眼内レンズ。
(項目70)
前記患者の眼の前記水晶体嚢に存在する水分は、前記眼内レンズがその中に設置されたとき、前記水晶体嚢に存在する流体と浸透平衡を達成するように、前記ポリマー材料を通して前記流体光学要素の中または外に移動する、項目68または69に記載の眼内レンズ。
(項目71)
前記ポリマー材料は、シリコーン油に不透過性である、項目68に記載の眼内レンズ。
(項目72)
前記ポリマー材料は、40kDa超の分子量を有する化合物に不透過性である、項目68に記載の眼内レンズ。
(項目73)
前記流体光学要素および前記触覚構造体の前記流体貯蔵部内の前記流体は、高分子量デキストランを含む、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目74)
前記高分子量デキストランは、少なくとも40kDaの分子量を有する、項目73に記載の眼内レンズ。
(項目75)
前記触覚構造体は、前記患者の眼の前記水晶体嚢内の定位置に前記眼内レンズを配向するように構成される、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目76)
前記触覚構造体は、前方触覚構造体と、後方触覚構造体とを備え、前記前方触覚構造体および前記後方構造が、それらの間に前記流体貯蔵部を画定するように一緒に連結される、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目77)
前記触覚構造体は、前記光学構造体の前記周辺領域に連結される環状構造を備える、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目78)
前記触覚構造体は、前記光学構造体の前記周辺部分に連結され、それにわたって分布する複数のタブ構造を備える、項目77に記載の眼内レンズ。
(項目79)
前記周辺部分は、複数の開口部を備え、前記触覚構造体が、前記複数の開口部を通して前記周辺部分に連結される、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目80)
前記複数の開口部は、前記眼内レンズの前記光学軸に実質的に平行に配向される、項目79に記載の眼内レンズ。
(項目81)
前記複数の開口部は、前記眼内レンズの前記光学軸を横断して配向される、項目79に記載の眼内レンズ。
(項目82)
前記触覚構造体は、前記触覚構造体を前記周辺部分に連結するために、前記複数の開口部を通して設置するための1つまたは複数の支柱を備える、項目79に記載の眼内レンズ。
(項目83)
前記眼内レンズは、断面を減少させた送達構成に折り畳まれるのに十分に可撓である、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目84)
前記眼内レンズの前記断面を減少させた送達構成は、前記レンズの光学軸に垂直な送達軸の周囲に前記眼内レンズを折り畳む、または巻くことによって達成される、項目83に記載の眼内レンズ。
(項目85)
前記眼内レンズの前記断面を減少させた送達構成は、送達管または開口部を通して前記眼内レンズを前進させることによって達成される、項目83に記載の眼内レンズ。
(項目86)
前記略平面部材は、前記平凸部材の後方である、項目58に記載の眼内レンズ。
(項目87)
患者の眼に調節を提供する方法であって、前記方法は、
(i)眼内レンズを提供することであって、前記眼内レンズは、
(a)周辺部分を有する光学構造体であって、前記光学構造体は、
平面部材、
前記周辺部分で前記略平面部材に連結される平凸部材、および
前記平面部材と平凸部材との間に画定される流体光学要素であって、前記流体光学要素は、略平面部材と平凸部材との間を構成する材料のいずれか、または両方に類似する屈折率を有する流体を含み、前記流体光学要素は、屈折力を有する、流体光学要素
を備える、光学構造体と、
(b)前記光学構造体の前記周辺部分で前記平面部材および平凸部材を一緒に連結する触覚構造体であって、前記触覚構造体は、
前記流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部、および
前記水晶体嚢に接触するための周辺構造
を備える、触覚構造体と
を備える、ことと、
(ii)前記眼内レンズを、プロファイルを減少させた構成に折り畳むことと、
(iii)前記折り畳まれた眼内レンズを、前記患者の眼の水晶体嚢内に移植することであって、前記折り畳まれた眼内レンズが、前記水晶体嚢内に移植されたときに、前記プロファイルが減少した構成から動作構成に戻る、ことと、
(iv)前記流体光学要素の前記屈折力を修正するために、前記略平面部材の変形に対応して前記流体光学要素に容積または形状変化のうちの1つまたは複数を生じさせるように、前記光学構造体または前記触覚構造体のうちの1つまたは複数を作動させることと
を含む、方法。
(項目88)
患者の眼の水晶体嚢内に移植するための眼内レンズであって、前記眼内レンズは、
周辺部分を有する光学構造体であって、前記光学構造体は、
後方部材、
前記周辺部分で前記後方部材に連結される前方部材、および
前記後方部材と前方部材との間に画定される流体光学要素であって、前記流体光学要素は、前記後方部材および前記前方部材に類似する屈折率を有する流体を含み、前記流体光学要素は、屈折力を有する、流体光学要素
を備える、光学構造体と、
前記光学構造体の前記周辺部分で前記後方および前方部材に連結される触覚構造体であって、前記触覚構造体は、
前記流体光学要素と流体連通する流体貯蔵部、および
前記水晶体嚢に接触するための周辺構造
を備える、触覚構造体と
を備え、前記水晶体嚢の形状変化が、前記流体光学要素の前記屈折力を修正するために、前記後方または前方部材のうちの1つまたは複数の変形に対応して、前記流体光学要素に容積および形状変化のうちの1つまたは複数を生じさせ、
前記後方部材または前記前方部材のうちの1つまたは複数のものが、前記患者の眼の水分が、前記眼内レンズがその中に設置されたときに前記水晶体嚢に存在する流体と浸透平衡を達成するように流体レンズチャンバの中または外に移動することができるように、透水性である、眼内レンズ。
(項目89)
前記光学構造体の前記後方部材または前記前方部材のうちの1つまたは複数のものは、平凸プロファイルを備える、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目90)
前記光学構造体の前記後方部材または前記前方部材のうちの1つまたは複数のものは、平面プロファイルを備える、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目91)
前記光学構造体の前記後方部材または前方部材のうちの1つまたは複数のものは、屈折力を有していない、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目92)
前記レンズ流体チャンバの中または外への流体移動は、前記後方部材または前方部材のうちの1つまたは複数のものを未変形にとどめる、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目93)
前記触覚周辺構造は、前記後方部材または前記前方部材のうちの1つまたは複数のものに固く連結され、それによって、前記触覚周辺構造に対して半径方向に指向される力が、前記流体光学要素の前記屈折力を修正するために、前記後方部材または前記前方部材のうちの前記1つまたは複数のものを変形する、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目94)
前記流体光学要素の前記屈折力の変化は、前記触覚構造体の前記流体貯蔵部から前記流体光学要素の中または外への流体の移動により生じる、項目93に記載の眼内レンズ。
(項目95)
前記触覚流体貯蔵部に課される力は、前記流体光学要素の前記屈折力を修正するように、前記触覚流体貯蔵部を可逆的に変形させる、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目96)
前記触覚流体貯蔵部に課される前記力は、前記触覚流体貯蔵部を変形させるために、前記触覚流体貯蔵部から前記流体光学要素の中または外に流体を移動させる、項目95に記載の眼内レンズ。
(項目97)
前記流体光学要素の中または外への流体移動は、前記平凸部材を撓んでいない状態にとどめる、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目98)
前記流体光学要素内および前記触覚構造体の前記流体貯蔵部内の前記流体は、前記眼の流体と平衡化される場合、1.33よりも大きいまたは等しい屈折率を有する、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目99)
前記略平面部材または前記平凸部材のうちの1つまたは複数のものは、ポリマー材料を含む、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目100)
前記ポリマー材料は、PMMAコポリマーを含む、項目99に記載の眼内レンズ。
(項目101)
前記ポリマー材料は、透水性である、項目99に記載の眼内レンズ。
(項目102)
前記ポリマー材料は、親水性である、項目99に記載の眼内レンズ。
(項目103)
前記ポリマー材料は、前記眼内レンズがその中に設置されたとき、前記水晶体嚢に存在する流体と浸透平衡を達成するために、前記患者の眼の前記水晶体嚢に存在する水分を、前記流体光学要素の中または外に移動させることができる、項目101または102に記載の眼内レンズ。
(項目104)
前記ポリマー材料は、シリコーン油に不透過性である、項目99に記載の眼内レンズ。
(項目105)
前記ポリマー材料は、40kDa超の分子量を有する化合物に不透過性である、項目99に記載の眼内レンズ。
(項目106)
前記流体光学要素および前記触覚構造体の前記流体貯蔵部内の前記流体は、高分子量デキストランを含む、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目107)
前記高分子量デキストランは、少なくとも40kDaの分子量を有する、項目106に記載の眼内レンズ。
(項目108)
前記触覚構造体は、前記患者の眼の前記水晶体嚢内の定位置に前記眼内レンズを配向するように構成される、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目109)
前記触覚構造体は、前方触覚構造体と、後方触覚構造体とを備え、前記前方触覚構造体および前記後方構造体は、それらの間に前記流体貯蔵部を画定するように一緒に連結される、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目110)
前記触覚構造体は、前記光学構造体の前記周辺領域に連結される環状構造を備える、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目111)
前記触覚構造体は、前記光学構造体の前記周辺部分に連結され、それにわたって分布する複数のタブ構造を備える、項目110に記載の眼内レンズ。
(項目112)
前記周辺部分は、複数の開口部を備え、前記触覚構造体が、前記複数の開口部を通して前記周辺部分に連結される、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目113)
前記複数の開口部は、前記眼内レンズの前記光学軸に平行に配向される、項目112に記載の眼内レンズ。
(項目114)
前記複数の開口部は、前記眼内レンズの前記光学軸を横断して配向される、項目112に記載の眼内レンズ。
(項目115)
前記触覚構造体は、前記触覚構造体を前記周辺部分に連結するために、前記複数の開口部を通して設置するための1つまたは複数の支柱を備える、項目112に記載の眼内レンズ。
(項目116)
前記眼内レンズは、断面を減少させた送達構成に折り畳まれるのに十分に可撓である、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目117)
前記眼内レンズの前記断面を減少させた送達構成は、前記レンズの光学軸に垂直な送達軸の周囲に前記眼内レンズを折り畳む、または巻くことによって達成される、項目116に記載の眼内レンズ。
(項目118)
前記眼内レンズの前記断面を減少させた送達構成は、送達管または開口部を通して前記眼内レンズを前進させることによって達成される、項目116に記載の眼内レンズ。
(項目119)
前記略平面部材は、前記平凸部材の後方である、項目88に記載の眼内レンズ。
(項目120)
移植可能な眼内レンズであって、前記移植可能な眼内レンズは、
流体チャンバを有する光学構造体と、
前記流体チャンバ内の材料であって、前記材料は、完全に水和されていない状態を有する、材料と
を備え、前記光学構造体の少なくとも一部分は、眼に設置されたときに前記材料を完全に水和し、前記流体チャンバを拡張するために、前記流体チャンバに水を提供し、前記流体チャンバからの前記材料の漏出を阻止するように構成される、移植可能な眼内レンズ。
(項目121)
患者の眼の水晶体嚢内に人工レンズを移植する方法であって、前記方法は、
完全に水和されていない構成を備える眼内レンズを前記眼の切開を通して前進させることを含み、
前記眼内レンズを完全に水和するために前記光学構造体の少なくとも一部分を通して前記水晶体嚢からの水分を通過させる、方法。
(項目122)
前記眼内レンズの光学構造体の流体チャンバ内の材料は、前記光学構造体の少なくとも一部分からの漏出を阻止されるが、前記水晶体嚢からの水分が、前記材料を完全に水和するために通過する、項目121に記載の方法。
(項目123)
眼内レンズであって、前記眼内レンズは、
屈折力を有する光学構造体であって、前記光学構造体は、撓み可能部材、剛性部材、ならびに前記剛性部材および前記撓み可能部材により少なくとも部分的に画定されるチャンバを備える、光学構造体と、
触覚構造体であって、前記触覚構造体は、眼の嚢と係合するための外側構造、および前記触覚構造体が前記剛性部材を内向きに付勢するとき、前記撓み可能部材の曲率を増加させるように、前記撓み可能部材に連結される内側構造を有する、触覚構造体と
を備える、眼内レンズ。

0079

(参照による組み込み)
本明細書に記述される全ての刊行物、特許、および特許出願は、各個々の刊行物、特許、または特許出願が参照により組み込まれるように具体的かつ個々に示されるかのように同程度に参照により本明細書に組み込まれる。

図面の簡単な説明

0080

本開示の新規特徴は、具体的に添付の特許請求の範囲に記述される。本開示の特徴および利点のより深い理解は、本開示の原理が利用される図示的な実施例を記述する以下の詳細な説明、および添付の図面を参照することにより得られるだろう。
図1は、多くの実施形態による、調節式眼内レンズシステムを図示する。
図2は、多くの実施形態による、レンズ支持構造体およびレンズの側面図を図示する。
図3は、多くの実施形態による、ねじを使用したレンズ接触面を組み込むレンズ支持構造体の断面図を図示する。
図4は、多くの実施形態による、締まり嵌めを使用した接続されたレンズ(lens interfaced)を組み込むレンズ支持構造体の断面図を図示する。
図5は、多くの実施形態による、支持構造体の半分および触覚構造体がAIOLの上半分および下半分に含まれ、全てが同じ材料から加工されたAIOLを図示する。
図6は、多くの実施形態による、触覚および支持構造体が一体式であり、環状体様構造として構成されるAIOLを図示する。
図7は、多くの実施形態による、送達断面の減少に役立つ特徴を組み込む図6のAIOLの変形を図示する。
図8は、多くの実施形態による、AIOLの送達後に硬化することができる、流体で充填された弾性支持構造体を備えるAIOLを図示する。
図9A、9B、および9Cは、多くの実施形態による、代替折り畳み式レンズ支持構造体を示す。
図10から14Bは、多くの実施形態による、AIOLは、取り付け区域が嚢の半環状領域を封止するように、本来の嚢内に挿入され、接触し、半環状領域とAIOLの内部との間の流体移動がAIOLの調節変化をもたらす代替AIOL構造を図示する。図10は、多くの実施形態による、流体チャンバが1つの光学要素を組み込む水晶体嚢の赤道および後方領域を封止することにより形成される代替触覚構造体を有するAIOLを示す。
図10から14Bは、多くの実施形態による、AIOLは、取り付け区域が嚢の半環状領域を封止するように、本来の嚢内に挿入され、接触し、半環状領域とAIOLの内部との間の流体移動がAIOLの調節変化をもたらす代替AIOL構造を図示する。図11は、多くの実施形態による、流体チャンバが2つの光学要素を組み込む水晶体嚢の赤道および後方領域を封止することにより形成される代替触覚構造体を有するAIOLを示す。
図10から14Bは、多くの実施形態による、AIOLは、取り付け区域が嚢の半環状領域を封止するように、本来の嚢内に挿入され、接触し、半環状領域とAIOLの内部との間の流体移動がAIOLの調節変化をもたらす代替AIOL構造を図示する。図12は、多くの実施形態による、流体チャンバが2つの光学要素を組み込む水晶体嚢の赤道および後方領域を封止する薄膜により形成される代替触覚構造体を有するAIOLを示す。
図10から14Bは、多くの実施形態による、AIOLは、取り付け区域が嚢の半環状領域を封止するように、本来の嚢内に挿入され、接触し、半環状領域とAIOLの内部との間の流体移動がAIOLの調節変化をもたらす代替AIOL構造を図示する。図13は、多くの実施形態による、流体チャンバが、薄膜により、および1つの光学要素を組み込む水晶体嚢の赤道および後方領域を封止することにより形成される代替触覚構造を有するAIOLを示す。
図10から14Bは、多くの実施形態による、AIOLは、取り付け区域が嚢の半環状領域を封止するように、本来の嚢内に挿入され、接触し、半環状領域とAIOLの内部との間の流体移動がAIOLの調節変化をもたらす代替AIOL構造を図示する。図14Aは、AIOLの移植後の代替え実施形態を図示する。図14Bは、多くの実施形態による、水晶体嚢が設置されたデバイスに一致した、手術後の設置されたAIOLを図示する。
図15は、多くの実施形態による、前面および後面を備える光学構造体を示す。
図16Aは、結合前の光学構造体に接合されたレンズ支持構造体を図示する。図16Bは、多くの実施形態による、外周に沿って封止手段を提供する一緒に結合された点を有する最終AIOLを表す。
図17は、多くの実施形態による、図16BのAIOLに代替後不透明化セルダムおよび後方嚢切開支持体を追加したものを表す。
図18は、多くの実施形態による、代替AIOLを示す。
図19は、多くの実施形態による、代替光学構造体を示す。
図20は、図19に示される光学アセンブリを組み込むAIOLの上面断面図である。
図21Aは、図20のAIOLの側方断面図である。図21Bは、多くの実施形態による、眼の嚢構造により発生する力に関連する半径方向および圧力の負荷にある図20−22の触覚構造体のモデル化図である。
図22は、多くの実施形態による、図19−21に示される要素から構成される最終AIOLアセンブリの図である。
図23Aおよび23Bは、多くの実施形態による、代替AIOL実施形態および製造方法を図示する。
図24は、多くの実施形態による、代替え触覚構造体および支持構造体を有する代替低プロファイルAIOLを示す。
図25Aは、多くの実施形態による、図24に類似するAIOLの調節可能性のモデルである。
図25Bおよび25Cは、図25AのAIOLの断面斜視図を示す。
図25Bおよび25Cは、図25AのAIOLの断面斜視図を示す。
図26は、変形された図25Aに類似するAIOLのモデルを示す。
図27は、図24のAIOLの調節可能性のモデルを示す。
図28Aは、多くの実施形態による、別のAIOLの断面斜視図を示す。図28Bは、図28AのAIOLの調節可能性のモデルを示す。
図29は、多くの実施形態による、また別のAIOLの断面斜視図を示す。
図30は、図29のAIOLに関連するレンズを示す。
図31は、多くの実施形態による、別のAIOLの調節可能性のモデルを示す。
図32は、多くの実施形態による、また別のAIOLの調節可能性のモデルを示す。
図33は、多くの実施形態による、AIOLの調節可能性の概略図を示す。
図34Aは、多くの実施形態による、AIOLを示す。図34Bは、図34BにあるようなAIOLチャンバの内圧を示す。
図35Aは、多くの実施形態による、AIOLを示す。図35Bは、図35AにあるようなAIOLチャンバの内圧を示す。
図36は、多くの実施形態による、AIOLを製造する方法を示す。
図37は、屈折力を提供するように変形された光学構造体を示す。
図38Aは、多くの実施形態による、AIOLの撓み可能部材が触覚部の並進および回転移動に応じて撓むように構成される、触覚部の最も前方部分に前方のAIOLの最も前方部分を有するAIOLを示す。図38Bは、図38AにあるようなAIOLの負荷に応じた内部チャンバ圧を示す。

実施例

0081

(詳細な説明)
本明細書に記載されるAIOLは、改善された視力を提供するために使用され、白内障手術および眼内レンズ挿入機等、多くの既知外科手技および装置のうちの1つまたは複数のものと組み合わせることができる。AIOLの光学構造体は、眼の生体計測に基づく商業的に利用可能なIOL度数計算式とともに使用するのに非常に適しており、改善された視力を提供するために使用され得る。多くの実施形態では、医師は、本明細書に記載されるAIOLが容易に使用することができるように、従来の非調節式IOLに類似する様態で、本明細書に記載されるAIOLを挿入することができる。

0082

本明細書に記載されるAIOLの構造は、改善された調節式IOLを提供するために、多くの方法のうちの1つまたは複数のものと組み合わせることができる。多くの実施形態では、AIOLは、柔軟な材料から構成される光学構造体を備え、光学構造体は、例えば、本明細書に記載されるように、眼の水晶体嚢の自然な力を用いて屈折力を提供するために、触覚部に連結される。多くの実施形態では、撓み可能部材は、撓み可能部材の外側部分に対する半径方向内向きの力が撓み可能部材の内側部分の撓みをもたらすように、十分な半径方向強度を有する。撓みは、例えば、撓み可能部材の一次可逆的座屈を有し得る。多くの実施形態では、撓み可能部材は、内側部分が外表面に沿って凸状曲率を有し、外側部分が外表面に沿って反対の凸状曲率を有するように屈曲する。凸状内側部分はディスク形状を有し、外側凹状部分はディスク形状に隣接して環状形状を有し得る。凸状ディスク形状および凹状環状形状の配置は、例えば、撓み可能部材の直径にわたって2つの変曲点を提供することができる。

0083

半径方向に延在する撓み可能部材は、例えば、弾性係数、厚さ、または直径のうちの1つまたは複数のものにより少なくとも内側部分を撓ませるために、多くの方法のうちの1つまたは複数のもので、半径方向強度を提供するように構成されることができる。

0084

撓み可能部材は、水晶体嚢と係合する触覚部によって半径方向内向きに付勢されるときに撓むように、多くの方法のうちの1つまたは複数のもので、触覚部に連結されることができる。多くの実施形態では、撓み可能部材は、撓み可能部材の外側部分が半径方向内向きに付勢されるか、または回転する、およびこれらの組み合わせであるとき、少なくとも内側部分の形状の変更を誘導するように、十分な半径方向強度を有する。多くの実施形態では、撓み可能部材は、剛性部材に対する触覚部の回転が撓み可能部材の外側部分の半径方向内向きの移動および回転撓みを誘導するように、水晶体嚢に連結される。代替として、または組み合わせて、触覚部は、半径方向の力により撓み可能部材を内向きに付勢し、外側部分の半径方向強度により撓み可能部材の内側部分を撓ませるために、半径方向に、かつ剛性部材に関して摺動するように配置されることができる。撓み可能部材は、例えば、外側部分の凹状撓みおよび内側部分の凸状撓みを助長するために、凹状外側部分または薄い環状領域等、撓みを助長するために外側部分に1つまたは複数の構造を備え得る。

0085

本開示は、改善された調節式眼内レンズ(AIOL)に関連するデバイス、方法、およびシステムに関する。いくつかの実施形態は、レンズの光学軸と同心のレンズ支持構造体等により、それらの光学軸に沿って離間される2つの変形可能なレンズから構成される中央光学構造体を備えるであろう。レンズおよび任意にレンズ支持構造体によって境界された容積は、生理食塩水等のイオン溶液、またはデキストランもしくはシリコーン油等の非イオン溶液で充填され得る。同時に、光学構造体は、1つまたは複数の触覚構造体によって境界されてもよく、触覚構造体は、流体で充填されるか、または別の実施形態では、レンズの光学軸に垂直な平面に配置されるかのいずれかである。触覚構造体は、光学構造体によって境界された流体と流体連通することができる。触覚構造体と流体で充填された光学構造体との間の流体の移動は、1つまたは両方のレンズを変形することにより、レンズの調節力を変更することができる。代替として、または組み合わせて、触覚構造体は、変形をもたらし、調節力を変更するために、流体で充填された光学構造体のレンズに機械的力を直接加えてもよい。改善された調節式眼内レンズシステムは、本明細書に記載される特徴のいずれかの組み合わせをさらに含み得る。

0086

本明細書に記載されるレンズおよび支持構造体のいくつかは、典型的には、水和されたときに光学的に透明であり、水和時に10%超膨張し、水和されたときに100%超のゆがみレベルを調節する親水性材料から加工されるであろう。材料は、小さいディスクおよびロッドとして購入することができる。例えば、親水性材料は、Contamac Ltd.(UK)により製造されるCI18、CI21、またはCI26等のヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)とメチルメタクリレート(MMA)のコポリマーを含み得る。これらの材料はまた、本明細書においてPMMAとも表され、本明細書で使用される、PMMAは、PMMAを含むポリマー、またはPMMAポリマー(以後、「ポリ(メチルメタクリレート)」)または例えば、p(HEMA−co−MMA)等のHEMAとPMMAのコポリマーのうちの1つまたは複数のもの等、PMMAを含むコポリマーを指す。本明細書で使用される、p(HEMA−コ−MMA)は、HEMAとPMMAのコポリマーを指し、p(HEMA−MMA)とも称され得る。

0087

コポリマーは、例えば、ブロックコポリマー(PPPP−HHHH)、交互コポリマー(PHPHPHPH)、統計もしくはランダムコポリマー(PHPPHPHH)、星型コポリマーブラシコポリマー、またはグラフトコポリマーのうちの1つまたは複数のものを含み得、ここで、例えば、「P」は「MMA」を示し、「H」は「HEMA」を示す。

0088

本明細書で使用される、外表面の正の曲率は、凸状曲率を包含し、外表面の負の曲率は、凹状曲率を包含する。

0089

本明細書で使用されるように、同様の参照番号は同様の構造を指す。多くの実施形態では、本明細書に記載されるように、参照番号は、3桁または4桁から成り、最初の1桁または2桁は図の番号を指し、最後の2桁は異なる数字を有する図の中の同様の構造を指す。例えば、参照番号2503および3303は、それぞれ、図25および33の類似する撓み可能部材を指す。当業者は、1つの図面の構造を説明する文章が本明細書に提供される任意の他の図の類似する構造に適用されることを認識するだろう。

0090

多くの実施形態では、撓み可能部材は、内側光学部分内の屈折力を集中させ、増幅するように、内側光学部分および外側延長部分を備える。内側光学部分は、増加した屈折力を提供する凸状に湾曲した外表面を含むように剛性部材から離れて移動することができる。加えて、外側部分は、反対の曲率を含むように剛性部材に向かって撓ませられ、剛性部材に向かって移動し得る。反対に湾曲した外側部分は、内側部分内に屈折力変化を集中させるために、光学補正部分の直径を減少させることができる。内側部分の屈折力は、剛性部材からの内側部分の中央の増加した距離および外側延長部分から剛性部材までの減少した距離に関係する。この増加した内側分離距離および減少した外側分離距離の併用作用は、屈折力の増加に併用作用を有する。また、レンズの屈折力が、およそレンズの直径の平方として減少することができるとき、反対に湾曲した外側部分により提供される内側部分の減少した直径は、レンズの屈折力をさらに増加させることができる。

0091

いくつかの実施形態では、眼内レンズ/レンズシステム、および/またはレンズチャンバもしくは流体光学要素を画定する他の構成要素は、システムの屈折力を増加させるために、水よりも高い屈折率を有する水系の透明な流体で充填される。レンズチャンバ液体高屈折率は、溶質の存在によりもたらされ得る。そのような溶質は、多くの場合、構成要素を画定するチャンバを横断することができない大きい分子を含む。そのような大きい分子の例としては、<40kD、<70kD、<500kD、および<1000kDの例示的な分子量を有する、デキストランが挙げられる。そのような溶質のさらなる例としては、糖分子が挙げられる。溶質および水は、浸透圧を有する希釈溶液から成ってもよい。そのような浸透圧は、浸透圧平衡容積を達成するためにチャンバの中または外に水を移動させてもよい。そのような容積は、患者が所望する強度に、システムにおいて適切な屈折力を生じさせるのに適切であることができる。

0092

本明細書に記載される調節式IOLのそれぞれは、前方側面および後方側面を備える。レンズの節点は、好ましくは、レンズの光学構造体の後面および前面からほぼ等距離の光学軸に沿って位置する中間点のレンズの光学軸に沿って位置する。多くの実施形態では、レンズの節点は、レンズの前方後方配向を画定するために、周辺触覚レバー構造間に延在する平面から離れて位置する。レンズの前方から後方までの配向は、本明細書に開示される教示に基づき、当業者が逆にすることができる。

0093

AIOLの光学構造体の柔軟な材料は、多くの方法のうちの1つまたは複数のもので成形されることができ、例えば、機械加工構成要素、または成形構成要素、およびこれらの組み合わせを含み得る。

0094

改善された調節式眼内レンズは、減少した送達断面を有することができる。減少した送達断面は、送達構成から動作構成に並進することができる光学構造体によって容易にされ得る。光学構造体は、送達構成において光学軸に沿って小さな寸法および動作構成において光学軸に沿って大きな寸法を有することができる。また、レンズ支持構造体は、動作構成の2つのレンズの外縁間の距離を維持し、いずれかの構成において、触覚構造体と光学構造体によって境界された流体容積との間を流体が通過できるように構成されることができる。

0095

送達断面は、光学軸に垂直な送達軸の周囲にAIOLを折り畳むまたは巻くことによって達成されてもよい。送達断面は、送達軸に垂直な平面において測定された送達構成において最大寸法として測定され得る。本明細書に開示されるAIOLに達成可能な送達構成は、4.5mm未満、好ましくは2.5mm未満であってもよい。代替実施形態では、送達断面は、管または送達開口部にAIOLを強制的に通すことにより達成されることができる。そのような管は、AIOLが管の下に進むにつれて圧縮され得るように断面が円錐であってもよい。遠位端は、眼の切開口と接触するように定寸され得る。送達は、シリンジまたはプランジャによって容易にされ得る。

0096

眼内レンズシステムは、PMMAが、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリヒドロキシエチルメタクリレート(PHEMA)、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、またはメチルメタクリレート(MMA)のうちの1つまたは複数のものを含む化合物を表す、少なくとも2つの親水性PMMAレンズから構成され得る。レンズシステムは、次の材料、とりわけ、特に、NiTi、ポリウレタン、親水性PMMA、光活性化ポリマー、PMMAの前駆体、エチレングリコールジメチルアクリレート(EGDMA)、シリコーン、シリコーンコポリマーのうちのいずれかまたはこれらの任意の組み合わせから構成される他の要素を含み得る。

0097

略平面部材または平凸部材のうちの1つまたは複数のものは、ポリマー材料を含み得る。ポリマー材料は、例えば、Contamac Ltd.(UK)またはVista Optics Ltd.(UK)から入手可能な材料を含み得る。例えば、PMMAコポリマーは、Definitive 50材料、Definitive 65材料、Definitive 74材料、Filcon V3材料、Filcon V4材料、Filcon V5材料、Optimum Classic材料、Optimum Comfort材料、Optimum Extra材料、Optimum Extra 16材料、Optimum Extra 18.25mm材料、Optimum Extra 19mm材料、Optimum Extra 21mm材料、Optimum Extreme材料、F2材料、F2 Low材料、F2 Mid材料、F2 High材料、Focon III 2材料、Focon III 3材料、Focon III 4材料、HybridFS材料、ContaflexGMAdvance材料、Contaflex GM Advance 49%材料、Contaflex GM Advance 58%材料、Filcon I 2材料、Filcon II 2材料、Contaflex GM3 49%材料、Contaflex GM3 58%材料、Contaflex材料、Contaflex 58%材料、Contaflex 67%材料、Contaflex 75%材料、Polymacon 38%材料、Hefilcon 45%材料、Methafilcon 55%材料、Filcon I1材料、Filcon IV 2材料、HI56材料、PMMA材料、CI26材料、CI26Y材料、CI18材料、およびContamac Ltd.(UK)から入手可能な他の変形物、ならびにVistaflex GL 59材料、HEMA/GMA材料、Advantage+49材料、Advantage+59材料、Filcon I 1材料、Filcon I2材料、VSO nVP材料、nVP/MMA材料、VSO 60材料、VSO 68材料、VSO 75材料、Filcon II 1材料、Filcon II 2材料、VSO pHEMA材料、pHEMA材料、HEMA材料、VSO 38材料、VSO 42材料、VSO 50材料、Vistaflex 67 Clear UV材料、ポリシロキシアクリレート材料、AddVALUシリコーンアクリレート材料、AddVALUE 18材料、AddVALUE 35材料、ポリーフルオロシリコン−アクリレート材料、AddVALUE蛍光シリコーンアクリレート材料、AddVALUE 25材料、AddVALUE 50材料、AddVALUE 75材料、AddVALUE 100材料、強膜硬質ガス透過性材料疎水性眼内レンズ材料、VOPhobic Clear Tg 16材料、VOPhobic Yellow Tg 16材料、親水性眼内レンズ材料、HEMA−MMAコポリマー材料、IOSoft材料、IOSoft透明材料、IOSoft黄色材料、PMMA材料、Vistacryl CQ UV材料、Vistacryl XL青色材料、Vistacryl CQ材料、およびVista Optics Ltd.(UK)から入手可能な他の変形物を含むリストから選択され得る。多くの場合、ポリマー材料は、透水性および親水性のうちの1つまたは複数のものであってもよい。患者の眼の水晶体嚢に存在する水分は、眼内レンズがその中に設置されたとき、水晶体嚢に存在する流体と浸透平衡を達成するように、ポリマー材料を通して流体光学要素の中または外に移動してもよい。ポリマー材料は、シリコーン油に不透過性であってもよい。ポリマー材料は、40kDa超の分子量を有する化合物に不透過性であってもよい。

0098

いくつかの実施形態では、AIOLは、接触面区域が嚢の半環状領域を形成する封止部を作り出すように本来の嚢内に挿入され、接触し、この場合、半環状領域とAIOLの内部との間の流体移動は、AIOLの調節の変更をもたらす。そのような実施形態では、生理食塩水等の流体は、半環状領域内に注入され得る。

0099

いくつかの実施形態では、光学構造体は、眼の嚢内に導入された後、送達構成から動作構成に変更される材料から構成される。そのような材料の1つは、導入後に光活性化により硬化される、送達構成では液体である光活性ポリマーを含み得る。別のそのような材料は、送達構成では光学軸に垂直な平面で薄い寸法を有し、導入後は誘導性カップリングを介して加熱することにより動作構成への変更が開始されるNiTi合金等の記憶金属を含み得る。他の実施形態では、NiTiは、送達構成から動作構成に移るためのその超弾性特性に依存し得る。

0100

いくつかの実施形態では、光学構造体は、送達構成よりも動作構成において機械的により安定しており、眼の嚢内に導入した後に、送達構成から動作構成に自然に変更される。このような構成では、光学構造体は、送達の直前、または製造時に促されて送達構成にされ得る。そのようなシステムの1つは、嚢内にデバイスを導入したときに、送達構成から飛び出す超弾性金属要素を含み得る。

0101

いくつかの実施形態では、レンズ支持構造体および1つのレンズは、単一構造として機械加工されるか、または成形され、第2のレンズは、結合手段によって支持構造体に固定される。多くの他の実施形態では、AIOLは、2つの半分から構成され、それぞれは、一緒に結合されて、光学構造体を形成するレンズを組み込む。そのような実施形態は、触覚構造体を組み込んでもよい。また他の実施形態では、第2の機械加工動作が、結合された構造に対して実施され得る。代替結合手段は、レンズの外縁部にねじ山を付け、支持構造体の内表面にねじ山を付ける、ねじ山等の機械的接続を含み得る。代替実施形態では、接続は、単純な締まり嵌めであることができる。いくつかの実施形態では、固定は、別個結合表面のうちの1つまたは両方を前駆体モノマーで処理することにより材料を結合し、次いで、構造体を組み立て、結合表面にわたって負荷を加え、一定期間の間アセンブリを加熱するステップを含む。そのようなプロセスは、両方の部品を含む材料間の架橋を容易にし得る。場合によっては、前駆体モノマーは、ポリマーの小さい粒子と混合され得る。結合剤はさらに、とりわけ、ウレタン、シリコーン、エポキシアクリルを含み得る。

0102

本開示のデバイスにおいて、レンズは、水およびイオン透過性材料から構成され得る。いくつかの実施形態では、AIOLは、移植後に自動給水されてもよく、それにより送達断面を最小にする。

0103

代替実施形態では、AIOLは、移植後に充填される。

0104

図1は、中央レンズ支持構造体11、2つの触覚構造体12、2つの撓み可能なレンズ13(そのうちの1つのみが図1に示される)、および2つの圧縮バンド14から構成される調節式眼内レンズ(AIOL)システムまたは眼内レンズ10を図示する。触覚構造体12は、最小負荷下で変形するように構成され、弾性材料から構成される薄壁構造を備え得る。AIOL10の内部容積は、水晶体嚢の周囲の眼の流体と同等の浸透圧の生理食塩水等、透明な流体で充填されることができる。代替として、AIOL10は、本明細書の別の箇所に記載される高屈折率の流体で充填され得る。レンズ13は、流体が触覚部から支持構造体の内部容積内に移動するとき、レンズが撓ませられ、それによりそれらの調節力を変更するように支持構造体11に接続される。

0105

2つのレンズ13とともに図1のレンズ支持構造体11の側面図が図2に図示される。レンズ13は、同じ形状のものであっても、異なる形状を有してもよい。レンズ支持構造体11に含まれる触覚構造体接触面特徴15も図2に示される。触覚構造体12の開口端は、触覚構造体接触面特徴15にわたって嵌合し、圧縮バンド14を使用して、レンズ支持構造体接触面特徴15にさらに固定される。加えて、いくつかの実施形態では、シリコーン等の接着剤または封止剤が使用され得る。代替実施形態では、圧力嵌めが使用され得る。また他の実施形態では、触覚部12は、触覚接触面上に成形され得る。一実施形態では、触覚部12は、後に支持構造体11に結合されるPMMAバーブ上に成形される。該結合は、本明細書において以下に記載されるように、接着剤によるか、またはバーブと支持構造体との間の架橋を容易にしてもよい。触覚構造体12および触覚構造体を接続するための材料は、シリコーン、PEBAX、ウレタン、PMMAとシリコーンのコポリマー、または他の弾性材料のうちのいずれか、または任意の組み合わせを含み得る。レンズ13の外縁間の距離は、支持構造体11によって維持され得るが、レンズの中心は、支持構造体11内の流体容積が増加すると撓むことができ、それにより構造体の調節力を変更する。いくつかの実施形態では、触覚構造体12は、押出から加工され得る。

0106

図3は、2つのレンズのうちの1つである第1のレンズ36が支持構造体31内に含まれるか、またはそれと一体である、レンズ支持構造体31を図示する。図3の実施形態において、第2のレンズであるレンズ33は、ねじ山37を介して支持構造体31に接続されるように構成される。構造体35は、外向きに延在して、レンズ本体を触覚部に連結する。

0107

図3に示されるものと類似する中央支持構造体の別の実施形態が図4に図示される。この実施形態では、第2のレンズ43は、締まり嵌めを介して接続される。いくつかの実施形態では、締まり嵌めは、封止剤または接着剤の使用を通してさらに封止され得る。締まり嵌めは、構成要素を組み立て、再水和するために使用される手順によってさらに容易にされる。図4に示される支持構造体41に実施されるそのような手順の1つは、次の通りである。すなわち、レンズ46を備える支持構造体41の底部が水和され、次いで、未水和状態のレンズ43が支持構造体41に含まれる溝に嵌合され、支持構造体41ならびにレンズ43および46が完全に水和され、次いで、必要に応じて、封止剤または接着剤が適用される。締まり嵌めの使用は、結合剤の必要性および/またはその量を最小にすることができる。

0108

図5は、支持構造体51および触覚構造体52の半分がAIOL50の上および下半分に含まれ、それにより全体が同じ材料から加工される、AIOL50の別の実施形態を図示する。2つの半分は、シーム59で一緒に結合されて、完全な触覚および支持構造体51を形成する。レンズ53は、半構造体と一体であるか、または支持構造体51に結合されるかのいずれかであってもよい。製造環境では、1つのレンズを整合し、構造体の残部を加工した後に結合することにより、2つのレンズの光学軸が正確に整合されることを確実にする利点を提供することができる。

0109

図1および2に示される実施形態では、触覚構造体12は、レンズの光学軸に垂直な平面で広げられ、支持構造体11から離れて折り畳まれ得るような様態で構成される。そのような構成は、流体で充填されたデバイスの送達断面の減少を容易にすることができる。図6および7に示される実施形態では、触覚構造体は、レンズ支持構造体と一体であり、かつレンズ支持構造体の外周の周囲に連続して取り付けられる。

0110

図6は、AIOL60の実施形態を図示し、触覚構造体62および支持構造体61は、一体であり、環状様構造体として構成される。環状様構造体の内径は、支持構造体61を含む。流体は、開口部67を通して触覚構造体62と支持構造体61の内部容積との間を流れることが可能にされてもよい。AIOL60は、シーム59で2つの半分を結合することによって加工されることができる。レンズ63は、半分と一体であってもよく、半分に別個に結合される。

0111

図6の実施形態の変形が図7に図示される。AIOL70の実施形態は、送達断面を減少させるのに役立つ特徴を組み込む。支持構造体の半分は、それぞれAIOL70の上および下半分に含まれてもよく、それぞれ城郭状リング(castellated ring)を形成する空間によって分離される一連の構造体71から構成され得る。城郭状構造体は、シーム79で結合される前の組み立て時にかみ合わせることができる。ばねリング79は、溝に嵌合することができ、光学軸に沿った変位に対して構造体の上および下半分を係止することができる。図7に示されるように、レンズ73は、AIOL70を含む半構造体と一体であることができる。他の実施形態では、レンズ73は、分離され、別の時に結合され得る。そのような実施形態では、支持構造体は、城郭状要素がより大きい曲率半径で折り重なることができるため、送達中より大きく変形することができる。AIOL70は、特徴78も含み得、これは、結合プロセス中にシーム79にわたって直接圧力を適用する手段を可能にすることができる。シームを含む表面は、結合剤の流れを指向し、空隙を作り出す可能性を最小にするために、面取りまたは平縁をさらに組み込む場合がある。

0112

図8は、AIOLの送達後に硬化することができる流体で充填された弾性支持構造体81を備えるAIOL80の実施形態を表す。そのような流体は、光学的に硬化されてもよく、例えば、UV硬化シリコーンもしくはエポキシ、コラーゲン溶液等のpH硬化流体、または熱硬化流体を含み得、この場合、材料は、マグネタイト粒子等の誘導的に加熱されることが可能な粒子の懸濁液を含む。チャネル87は、流体が触覚部と支持構造体の中央容積との間を通過するのを可能にすることができる。

0113

代替実施形態では、AIOL80の支持構造体81は、図9Aに示されるAIOL80の拡張構成に示される支持構造体91で、または図9Bおよび9Cに示されるチャネル構造87を備える支持構造体98により置き換えられてもよく、これは、組み立て前図9Bに示される平坦化構成99を備えるように平坦化され、後に、図9Cに示されるように、送達後に動作構成を取ることができる誘導性カップリングにより加熱される記憶金属から構成され得る。そのような構成は、減少した断面を提供してもよい。

0114

本明細書に記載される実施形態は、レンズの適切な光学整合を確実にするために、組み立ての順序、ならびに長期固化、熱、圧力、および/または光学開始結合材料の使用も可能にする。

0115

HEMAとMMAのコポリマーの結合は、結合表面をEGDMAまたはトリエチレングリコールジメチルアクリレート(TEGDMA)で処理し、次いで、結合した表面を圧力および温度に曝すことにより容易にされてもよい。処理は、蒸気処理、湿潤、湿潤して蒸発させること、EGDMAまたはTEGDMAおよびヒドロキシエチルメタクリレートとメチルメタクリレートのコポリマーの粒子の混合物を適用することを含んでもよいが、これらに限定されない。そのような手順の1つにおいて、40ミクロンのHEMAとMMAのコポリマーのビーズがEGDMAと混合され、結合剤として使用され得る。そのような結合スキームは、シームがない、またはシームが最低限であり、結合接続機械的性質が構造体と同じ機械的性質を有するという点で利点を提供することができる。

0116

送達手順は変動してもよく、デバイスの実施形態に依存するであろう。典型的には、製造時に作動液で予め充填され、すぐに使用できるAIOLの一送達手順において、デバイスは、患者の要求に一致する大きさおよび基準調節強度に選択されることができる。眼は、非調節レンズの滴下注入に典型的な標準的な手順に従い準備されるが、いくつかの実施形態では、切開が大きい場合がある例外の可能性がある。AIOLは、注入機装填され、次いで、準備された眼の嚢内に注入される。次いで、AIOLは、位置が調節されることができる。代替送達手順では、レンズは、手術時に充填される場合がある。そのような手順では、充填は、AIOLを定寸するステップと、AIOLの基準強度を設定するステップとを含み得る。そのような手順を調節するために、デバイスは、移植前に結合により封止可能であることができる充填ポートまたは弾性材料等の自己封止材料を含むポートを組み込んでもよい。

0117

またさらなる代替えでは、AIOLは、移植後に充填され、それにより送達断面を最小にする。そのような実施形態では、移植後、デバイスは、前述のように、充填ポートを介して充填され得る。代替え実施形態では、デバイスは、最初は完全に水和されない状態にあり、眼の自然に利用可能な流体による自己供給等により、移植後に完全に水和され得る。例えば、AIOLは、AIOL内の流体要素等、完全に水和されない状態の材料を含み得、これは、眼からの流体により完全に水和されることができ、水和プロセス中のAIOLからの漏出が阻止される。そのような実施形態は、AIOLに含まれる材料の透水性および小分子に依存し得る。そのような手順では、適切に定寸され、適切な作動液、典型的には、眼に自然に生じる流体に相当する浸透圧およびイオンバランスを有する生理食塩水溶液で充填されたデバイスは、超高分子量デキストランの溶液等の大きい分子の高張溶液に曝すことにより、移植ができるように準備される。この前処理は、移植前にAIOLの外に流体を引き出し、それによりその送達断面を減少させることができる。次いで、AIOLは、眼の切開を通して移植されることができる。移植後、AIOLは、眼から流体を除去し、その流体および光学平衡を回復することができる。いくつかの実施形態では、AIOLの浸透圧は、製造時にAIOLを含む材料を通して拡散するにはあまりにも大きい分子を組み込むことによりさらに調節され得る。そのようなシステムでは、AIOLの平衡充填圧は、調節されるか、または充填時に設定され得る。

0118

図10は、流体チャンバが位置1004および1005で嚢の赤道領域1002を封止することにより形成される、代替触覚構造体を有するAIOLを示す。赤道チャンバ1002は、AIOLの構造体の穴1007により後方チャンバ1006と連通することができる。毛様体の移動は、チャンバ1002の流体をチャンバ1006の中および外に通過させ、単一光学要素1003を撓み、調節をもたらす。

0119

チャンバ1002および1006は、水性流体(aqueous)のように自然に、または生理食塩水等の他の流体のいずれかで充填され得、接触位置1004および1005での漏出を阻止するために粘稠凝集性流体が使用され得る。

0120

封止を改善するための様々な方法が、位置1004および1005で採用され得る。結合剤としてが嚢に適用され得る、線維形成機構が誘導され得る、嚢をへこませることにより嚢に対する封止を増加させるために、鋭い突出部が接触点に提供され得る、嚢切開1001の端部を捕捉するための手段を有する前方接触位置1005が提供されることができる。

0121

撓みおよび変位、したがって、屈折力を増加させるために、光学領域の端部に沿って可動する手段を有する光学要素1003が提供され得る。

0122

アセンブリは、結晶質に近い寸法の外部包囲体を有し得、したがって、嚢収縮の可能性を最小にする。

0123

従来の触覚部の不在による定寸の問題はあまりないかもしれないが、唯一関連性のある嚢寸法はその高さであり得る。

0124

システムは、房水の浸透圧の相違に無作用であり得る。

0125

漏出の可能性を減少させるために、切断されたときの寸法が調節幾何学構造にあり得る。

0126

図11は、多くの実施形態による、水晶体嚢の赤道および後方領域を封止することによって流体チャンバを形成するように構成された触覚構造体を備える2つの光学要素レンズシステムを組み込む、代替AIOLを示す。さらなる後方光学要素1101は、流体光学要素または流体チャンバ1102を画定し、光学的な理由のために提供され得る(例えば、流体チャンバ1102を確立し、改善された光学調節を提供する)。

0127

図12は、多くの実施形態による、水晶体嚢の赤道および後方領域を封止することによって流体チャンバを形成するように構成された触覚構造体を備える2つの光学要素を組み込み、薄膜1201が流体を含むように構造体に取り付けられ得る、代替AIOLを示す。

0128

図13は、多くの実施形態による、1つの光学要素を組み込む水晶体嚢の赤道および後方領域を封止することによって流体チャンバを形成するように構成された触覚構造体を有し、薄膜1301が単一光学要素の実装に対して流体を含むように構造体に取り付けられ得る、代替AIOLを示す。

0129

図14Aおよび14Bは、多くの実施形態による、単一光学要素のレンズ支持構造体1401がデバイスの外周に沿って外周方向に均一に開き、該レンズ支持構造体が流体で充填された、または他の従来の触覚部に接続されない、代替AIOLを図示する。AIOLデバイスは、水晶体嚢受容構造体1405に留まるように図14Aおよび14Bに示され、レンズ支持構造体1401は、1402で後方水晶体嚢に接触し、1403で前方水晶体嚢にも接触する。デバイスは、前方嚢開口部1404およびレンズ支持構造体1401が以下に記載される作動機械的封止部に影響を及ぼすようなある様式で嚢切開部1408と整合し得るように位置付けられることができる。図14Bは、水晶体嚢が、設置されたデバイスに一致し、レンズの調節の起動および緩和のためのチャンバ1405および1406を作り出すために必要とされる封止部を提供する、手術後の設置されたAIOLを図示する。AIOLは、取り付け区域が嚢の半環状領域を封止するように、本来の嚢内に挿入され、接触し得る。半環状領域とAIOLの内部との間の流体移動は、AIOLにおける調節の変更をもたらすことができる。

0130

図15−23Bは、それらの製造に重点を置いた、代替AIOL実施形態を図示する。図15は、前方レンズ要素1501および後方レンズ要素1502から構成される光学部分アセンブリである。光学流体チャネル1503は、流体が流体光学要素または光学チャンバ1504に流入することを可能にし、部分アセンブリは、取り付け穴1505でレンズ支持構造体1601に結合される。

0131

図16Aおよび16Bは、レンズ支持構造体1601内に挿入成形され、接触点1602および1603が1604で一緒に結合されて、AIOLの組み立てを完了する、図15の光学部分アセンブリを示す。

0132

図17は、後方不透明化セルダム1701および嚢切開支持フランジ1702を組み込む、図16に前述されたものの修正された実施形態を示す。

0133

図18は、光学部分アセンブリ1806がレンズ支持構造体1805内に挿入成形され、触覚構造体1801が点1802および1803で1805に結合されて、触覚流体チャンバ1804を作り出す、AIOLの最終アセンブリを図示する。この構成は、代替として、光学アセンブリ1901が、溶剤または熱のいずれかを使用して、挿入支柱1902で支持構造体1903に結合される、図19に図示されるもの等のレンズを組み込んでもよい。図19のレンズシステムは、約10%膨張し、それにより流体密な圧力嵌めをもたらすまで、レンズシステムを水和することにより、組み立て後に封止される。

0134

図20は、図19等に示される光学アセンブリを組み込む、AIOLの上面図である。挿入点および結合点2001が、示される。調節は、触覚構造体2003が水晶体嚢(図示せず)の赤道外周によって圧縮されるときに流体チャネル2002が流体光学要素またはレンズチャンバ2005内への流体の移動を可能にする場合、生じ得る。触覚部のレリーフ2004は、圧縮中の最小円周方向応力および圧縮が緩和されたときの非調節位置への迅速な回復を提供することができる。

0135

図21Aは、触覚構造体における最小変形の点2101を示す図20のAIOLの側方断面図であり、図21Bは、触覚構造体に対して生理学的に適切な負荷が与えられた触覚構造体の変形を示す。図22は、図20、21A、および21BのAIOLアセンブリの等角図である。

0136

図23Aは、レンズシステム2302が触覚構造体包囲体2303内に挿入成形される、代替実施形態および組み立て方法である。図23Bは、触覚チャンバ2308を作り出す封止された触覚シーム2307を有する完成したAIOLアセンブリを示す。

0137

図24は、本明細書に記載される光学構造体、後方触覚構造体2406、および前方触覚構造体2407から構成される代替触覚構造体および支持構造体を備える代替低プロファイルAIOLを示す。光学構造体は、支柱2402への取り付けを介して整合および固定され得、支柱2402は、点2401で結合され得る。触覚シーム2442は、結合されて、封止部を形成し、触覚流体貯蔵部2404を作り出すことができる。そのような実施形態では、点2401での結合および触覚シーム2442は、流体が触覚流体貯蔵部2404の中および/または外に漏出するのを防止するために、流体密な封止を形成することができる。光学構造体2405は、撓み可能であり得る前方平面部材と、撓みに耐性があり得る後方平凸部材とを備え得る。

0138

本明細書に記載される実施形態は、多くの方法のうちの1つまたは複数のもので組み合わせることができる。例えば、図25A−28Bおよび31−35Bの実施形態は、本明細書に記載される類似する、または代替構造、およびこれらの組み合わせを含むように組み合わせることができ、図の識別番号の最後2桁は、同様の構造を示す。

0139

図25Aは、図24のそれに類似するAIOLの調節可能性のモデルを示す。AIOLは、遠見のための撓んでいない構成2521と、近見のための撓み構成2522とを有する。AIOLは、レバー触覚構造体2502に連結された前方平面撓み可能部材2503の平面構成を有する非調節構成で示される。触覚部2502の外側構造は、水晶体嚢を係合するように構成され、本明細書に記載されるように、嚢に対する圧力を減少させるための構造を有し得る。剛性部材2510は、遠見のための屈折力を提供するためのレンズを備え得る。撓み可能部材2503は、例えば、実質的に一定の厚さを有する略平面部材を備え得る。撓み可能部材2503は、内側光学部分2525と、延長部2511とを備える。延長部2511は、内側光学部分2525と回転触覚構造体2502との間に延在する。内側光学部分2525が凸状撓み2524を有する場合、内側光学部分の下のチャンバの流体は、光学補正を提供するように成形される。

0140

撓み可能部材2503および剛性部材2510は、内側チャンバ2512の少なくとも一部分を画定する。内側チャンバ2512は、眼の房水の屈折率よりも大きい屈折率を有する流体を含む。撓み可能部材2503が増加した曲率を有する場合、内部流体は、凸状レンズ形状を有し、さらなる屈折力を提供する。

0141

AIOLは、剛性部材2510の外表面から撓み可能部材2503の外表面に延在する中央の厚さを有する。中央の厚さは、遠見構成にあるAIOLレンズの第1の中央の厚さ2530と、近見構成にあるAIOLレンズの第2の中央の厚さ2531とを有し得る。中央のレンズの厚さの増加は、レンズの増加した屈折力に関連する。レンズの増加した屈折力はまた、中央光学部分の直径の平方にほぼ逆比例して関連する。延長部分は、光学部分の直径を減少させ、第1の距離2530から第2の距離2531の変更量に関して増加した屈折力を提供することができる。

0142

剛性部材2510は、レンズが近見のために調節されるとき、触覚構造体2502が回転するように、触覚構造体2502に接続される。触覚構造体2502は、触覚部が剛性部材2510に対して回転する固定点2540等の第1の固定領域まで延在する。触覚構造体は、第1の固定領域から水晶体嚢の壁までの距離を延在する。触覚構造体2502は、第2の固定点2541等の第2の固定領域まで延在する。第2の固定領域2541は、撓み可能部材に内向きの力を誘導するために、撓み可能部材2503に連結される。第1の領域から水晶体嚢を係合する触覚部の外側構造までの距離は、第1の領域から第2の領域までの距離よりも長い。この距離の差は、撓み可能部材2503に水晶体嚢力の機械的てこ作用をもたらす。撓み可能部材2502に対する水晶体嚢の力は、撓み可能部材の凸状撓み2524を誘導する。延長部2511は、反対の凹状曲率を有する。

0143

延長部分は、反対の凹状曲率を有し得るが、この曲率は、視覚的乱れを減少させるために、多くの方法のうちの1つまたは複数のもので提供されることができる。調節光学補正の量は、延長部分の反対の曲率が患者の知覚可能な光学的影響を含む可能性がないように、約2〜10ジオプターであってもよい。また、眼は本来、球状収差を有し、少量の収差は知覚可能ではない場合がある。さらに、レンズは、瞳孔が反対に湾曲する凹状部分の少なくとも一部分を覆うように定寸されることができる。少なくともいくつかの実施形態では、撓み可能構成要素の延長部分の厚さプロファイルは、反対の曲率を撓み可能部材のより薄い外側部分に集中させるために薄くあり得る。湾曲した撓み可能部材が提供され、内部反射に関する視覚乱れを阻止するように構成され得るが、実施形態に関する研究は、略平面撓み可能部材が、例えば、内部反射により生じ得る視覚の乱れを減少させることを示唆する。

0144

多くの実施形態では、触覚部2502は、チャンバ2512に連結された外側貯蔵部を備え、外側貯蔵部に対する触覚部の力は、例えば、固定点2541での触覚部2502の内向きの力に加えて、眼が調節するとき、チャンバ2512に向かって流体を付勢することができる。

0145

本明細書に記載されるAIOLは、有限要素モデル化を用いて研究することができる。有限要素モデル化は、多くの方法のうちの1つまたは複数のもので行うことができるが、多くの実施形態では、有限要素モデル化は、当業者に公知であるAbaqus等の既知の商業的に入手可能なソフトウェアを用いて行われる。本明細書に記載されるレンズは、有限要素メッシュおよび本明細書に記載される1つまたは複数の材料の既知の材料性質を用いてモデル化され、水晶体嚢力に対するAIOLの応答が決定され得る。

0146

当業者は、本明細書に記載されるレンズの有限要素モデル化出力を取り、例えば、眼に調節を提供するための適切なAIOLパラメータを決定するために、水晶体嚢力に応じてAIOLの屈折力を決定することができる。少なくとも図25A−28Bおよび31−35Bは、実施形態による、水晶体嚢の力に対するAIOLの応答を示す。

0147

図25Bは、図25Aが開発されたモデルの断面図を示す。レンズまたは光学構造体は、個々のレンズ間にさらなる空間を有し、後方および前方触覚構造体2506および2507はさらなる嵌合表面2508を組み込むことに留意されたい。そのような実施形態では、触覚構造体2506、2507は、レンズまたは光学構造体2503上に被覆成形され得る。触覚構造体2506、2507は、熱可塑性または溶剤溶着性材料から構成されてもよく、それにより2つの半分の接合を容易にする。嵌合表面2508を備える特徴は、流体通路2509または位置決めおよび整合特徴(図示せず)も含み得る。

0148

図25A−25CのAIOLによる実施形態では、撓み可能構造体またはレンズ2503の撓みは、触覚構造体2502の中間部分により撓み可能構造体またはレンズ2503に伝達される触覚構造体2502の周辺縁部に適用される機械的力によって主に駆動され得る。撓み可能構造体またはレンズ2503は、非撓みレンズ2510上に直接載置されないため、撓み可能構造体またはレンズ2503は、示されるように留められてもよい。そのような実施形態では、撓み可能レンズまたは構造体2503が受ける撓みは、撓み可能構造体またはレンズ2503と非撓み構造体またはレンズ2510との間に作り出される流体光学要素またはレンズの調節力を増加させ、流体光学要素の容積は、調節力が増加すると増加するであろう。したがって、さらなる光学流体が必要とされ、チャネル2509を介して、触覚構造体2502に含まれる貯蔵部から提供され得る。

0149

図26は、図25A−25CのAIOLの変形を表し、前方触覚構造体2602は、撓み構造2603への力を良好に合わせるために触覚構造体壁2606で剛化されている。眼の嚢構造の赤道領域からもたらされる力は、触覚構造体2602の外縁を介して合わせられ、屈曲点2611の周囲にモーメントを作り出す。モーメントは、撓み可能構造2603の外向きの撓みをもたらす。

0150

図27は、図24のそれに類似するAIOLの調節可能性の表示である。AIOLは、撓み可能構造体または前方レンズ2703と、剛性または非撓み可能部材2710と、撓み可能構造体2703および剛性部材2710を支持する触覚構造体2702とを含む。眼に設置されるとき、撓み可能部材2703は、AIOLの前方部分に位置し、剛性部材2710は、AIOLの後方部分に位置することができる。この実施形態では、触覚構造体2702の触覚壁2706は、AIOLの内側チャンバ2712の流体レンズ構造体と流体連通する(例えば、流体チャネルを通して)触覚貯蔵部2707に連結される。光学構造体の撓み可能部材2703の撓みは、触覚構造体2702および触覚壁2706の撓みにより作り出される流体圧力によって少なくとも一部提供され得る。例えば、触覚構造体2702の外縁は、触覚構造体2702の外縁に適用される力(例えば、嚢構造の内向きの力)によって回転することができ、同時に、触覚貯蔵部2707において内向きの崩壊を引き起こし、それにより触覚貯蔵部2707内の圧力を増加させ、そこから流体レンズ構造体2712内に流体を移動させる。流体レンズ構造体2712の容積の増加は、剛性部材2710に対して撓み可能部材2703を前方に移動させることができ、それにより曲率を増加させ、眼の屈折力を増加させる。いくつかの実施形態では、触覚構造体2702の回転は、眼の屈折力を増加させるために、触覚構造体2702に対して撓み可能構造体2703および剛性部材2710を回転方向の反対方向に一緒にさらに移動させることができる。

0151

図28Aおよび28Bは、図25および26のAIOLの変形を図示する。図28Aは、AIOLの半断面を示す。AIOLは、光学またはレンズ構造体2805から構成され、同時に、撓み可能構造体または部材2803、剛性もしくは非撓み可能レンズまたは部材2810、および流体で充填されたレンズチャンバまたは流体光学要素2812から構成される。光学またはレンズ構造体2805は、触覚構造体2802により一緒に保持されることができる。触覚構造体2802は、AIOLの要素が組み立て中に積み重ねることができる整合構造2816を有し得る。整合構造2816は、整合支柱2822およびダイヤフラム要素2826も備え得る。他の要素は、スペーサー2814およびカバーシール2815を含む。触覚構造体2802が構成される材料は、典型的には、溶剤および/または熱溶着性である。スペーサー要素2814は、流体で充填されたレンズチャンバ2812とダイヤフラム2826を備える触覚貯蔵部2813との間の流体連通を容易にするチャネルを備える。流体で充填されたレンズチャンバ2812および触覚貯蔵部2813は、封止された貯蔵部等の閉鎖システムを形成してもよい。この実施形態では、触覚貯蔵部2813は、触覚構造体2802の外縁に適用される作動力によるように変形されない。代わりに、眼の嚢構造から伝達される直接的な力を受けることから隔離され得るダイヤフラム要素2826は、流体で充填されたレンズチャンバまたは流体光学要素2812内の圧力変化の調節において撓む。ダイヤフラム要素2826は、図28Bに示されるダイヤフラム要素2826の前方撓みが流体で充填されたレンズチャンバ2812の容積の増加および撓み可能構造体2803の後方撓みに対応するように、流体で充填されたレンズチャンバ2812に流体的に連結され得る。そのような実施形態は、調節を媒介するために嚢の赤道領域で発生した力のみを使用することが望ましい場合、利点を有し得る。そのような実施形態では、内部レンズチャンバの圧力は負であり得る。

0152

図24〜28Bのもの等、上に記載される実施形態の多くにおいて、AIOLは、その構成要素の全てが乾燥状態にあるときに組み立てられるであろう。光学またはレンズ構造体が親水性PMMAコポリマーから構成される場合、システムは、組み立ての完了時に水和されるであろう。水和される際、親水性レンズ構成要素は膨張し、それにより構造体内のチャンバの封止を強化する。

0153

図29は、AIOLの実施形態を示し、レンズまたは光学構造体は、AIOLの2つの半分2906および2907のそれぞれの中にレンズ2910を被覆成形することにより作製される。示されるように、レンズは同じである。しかしながら、いくつかの実施形態では、1つのレンズが撓み可能であり、もう1つがそうではないとき等、それらが異なることが望ましい場合がある。触覚流体チャンバ2913を備える触覚構造体2902は、構造体2906の周辺要素を折り畳み、それを結合表面2903に結合することにより、組み立て時に作製されることができる。この実施形態では、シーム2908は、未結合のまま残してもよい。そのような実施形態では、圧力が触覚構造体2902の外表面に適用されるとき、レンズ2910は変位および撓ませられる。そのような構造体は、構造体が圧縮されたときに上および下半分が互いに陥入することができるため、送達断面を最小にすることにより利点を提供し得る。

0154

図30は、レンズがAIOL構造体のいずれかの半分内に被覆成形されるとき、触覚構造体2902の構成要素の固定を容易にする穴特徴2920を組み込む、図29のAIOLからのレンズ構造体を図示する。

0155

図31は、凹状領域3111、剛性または非撓み可能部材3110、および流体で充填されたチャンバ3112を備える撓み可能部材3103を備えるAIOL3100の実施形態を示す。この実施形態では、凹状部材3111の凹面は、剛性または非撓み可能部材に対して凹状領域3111の中央部分の内向きの撓みに剛性または非撓み可能部材に対して撓み可能部材3103の外向きの撓みを生じさせて凸状構成にする。多くの実施形態では、AIOL3100が水晶体嚢内に設置されるとき、凹状領域3111の内向きの撓みは前方向にあり、凹状部材3111の中央部分の外向きの撓みは後方向にあり、代替実施形態では、逆もまた同様である。多くの実施形態では、凹状領域3111は、均一の厚さを有する。

0156

図32は、凹状領域3211、剛性または非撓み可能部材3210、流体に充填されたレンズチャンバ3212、および壁を有する触覚構造体3221を備える撓み可能部材3203を備えるAIOL3200の実施形態を示す。この実施形態では、凹状部材3211の凹面は、撓み可能部材3203の中央が、撓み可能部材の外側部分が剛性部材に向かって移動するときに剛性部材3210から分離するように、剛性部材3210に対する触覚および触覚構造体壁3221の回転を、剛性部材3210に対して撓み可能部材3203の外向きの撓みに変換する。多くの実施形態では、AIOL3200が水晶体嚢内に設置されるとき、凹状領域3211の内向きの撓みは前方向にあり、凹状部材3211の中央部分の外向きの撓みは後方向にあり、代替実施形態では、逆もまた同様である。多くの実施形態では、凹状領域3211は、ヒンジとして作用するように、撓み可能部材3203の残部を薄くする。例えば、凹状領域3211は、撓み可能部材3203の外表面領域凹状切欠きを含み得る。

0157

図33は、撓んでいない構成3321および撓ませられた構成3322のAIOLの概略図を示す。AIOLは、剛性または非撓み可能部材3310(例えば、もう1つ凸状に湾曲した光学表面)、撓み可能部材3303(例えば、ひずみを阻止するために均一かつ一定した厚さを有する光学材料)、流体で充填されたチャンバ3312、およびレバーまたは片持ち触覚構造体3302を備える。レバー構造の触覚部3302は、剛性部材3310の外縁付近の薄い部分等、第1の固定点3340または領域で剛性部材3310に接続される。第1の固定点3312または領域は、剛性部材3310の外縁を通って延在する軸に沿った任意の点または領域、およびレバー構造の触覚部3302の外周であってもよい。AIOLが眼の水晶体嚢に設置されるとき、レバー構造の触覚部3302の外周は、眼の光学軸を横断する、またはそれに垂直な方向に延在し得る。レバー構造の触覚部3302は、第2の固定点3341または領域で弾性延長部3311を通して撓み可能部材3330にも接続される。多くの実施形態では、弾性延長部3311は、撓み可能部材3303の厚さよりも薄い厚さを有する。これらの実施形態では、レバー構造の触覚部3302は、厚さおよび厚さより大きい長さを有する。レバー構造の触覚部3302の長さは、機械的てこ作用(例えば、水晶体嚢からの内向きの力または眼の圧力)が眼の水晶体嚢に接触するレバー構造の触覚部3302の端部から第2の固定点3341に適用され得るように、第1の固定点3340と第2の固定点3341との間の距離よりも長くあることができる。

0158

多くの実施形態では、剛性部材3310の第1の固定点3340の周囲でのレバー構造の触覚部3302の回転は、反対の曲率で反対方向に弾性延長部3311および撓み可能部材3303を撓ませるために、弾性延長部3311に力を加えることができる。例えば、回転は、弾性延長部3311を、凹状外表面を有する剛性部材3310に近づかせ、撓み可能部材3303を、凸状外表面を有する剛性部材3310からさらに離れて分離させてもよい。撓み可能部材3303の撓みは、第1の直径D1から第2の直径D2への遷移を伴う場合があり、第2の直径D2は、第1の直径D1よりも小さい。直径の大きさの減少により、撓み可能部材3303の球状撓み等の凸状撓み3324を剛性部材3310から離れさせることができる。撓み構成3322において、撓み可能部材3303の凸状撓み3324は、曲率によって特徴付けることができ、弾性延長部3311は、反対の曲率によって特徴付けることができる。凸状撓み3324の曲率は、弾性延長部3311の曲率の反対であることができる。例えば、凸状撓み3324の曲率は、AIOLの外表面に沿って正であってもよく、延長部の曲率は、AIOLの外表面に沿って負の曲率を有し得る。

0159

D1からD2への撓み可能部材3303の直径の変更は、第1の高さ3330と第2の高さ3331との間の撓み高さが対応する直径の変更よりも大きいように、剛性部材3310から離れる対応する増幅した移動をもたらし得る。そのような実施形態では、球状撓みの正の曲率は、AIOLの屈折力を変更するために、流体で充填されたチャンバ3312により凸状に湾曲したプロファイルを取らせることができる。流体で充填されたチャンバ3312の形状の変更は、容積の増加をもたらし、それにより周辺貯蔵部等から流体を流体で充填されたチャンバ3312内に引き入れることができる。代替として、または組み合わせて、撓み可能部材3303および流体チャンバ3312の形状の変更は、チャンバ3312の容積を実質的に変更することなく生じ得る。例えば、流体で充填されたチャンバ3312の形状の変更は、例えば、チャンバ3312の外側部分から流体を引き込むことにより、および周辺貯蔵部から流体を引き込むことなく、内部流体の再分布により屈折力を変更させることができる。また、レバー構造の触覚部3302の回転は、AIOLが水晶体嚢内に設置されるとき、レバー構造の触覚部3302の外縁に対して後方向に撓み可能部材3303および剛性部材3310を一緒に並進させてもよい。そのような並進は、眼の屈折力をさらに変更してもよい。剛性部材3310から離れる撓み可能部材3303の分離、その曲率を増加させるための撓み可能部材3303の撓み、ならびに撓み可能部材3303および剛性部材3310の後方向への一緒の並進は、組み合わされて、眼の屈折力を変更し得る。例えば、この組み合わせは、AIOLを収納する水晶体嚢における小さな収縮を、AIOLの屈折力において顕著な変更に増幅することができる。そのような屈折力における変更は、分離、撓み、および並進動作のうちのいずれか1つの単独よりも大幅に大きくてもよい。

0160

本明細書に記載される触覚構造体は、シリコーン、ウレタン、または他の好適な熱可塑性のもの、PMMA、およびPMMAコポリマーを含み得る。多くの実施形態では、触覚構造体は、光学構造体と同じ、または類似する材料を含む。

0161

図34Aは、実施形態による、AIOLを示す。本明細書に記述されるように、撓んでいない構成3421は、灰色で示され、撓み構成3522は、斜線で示される。AIOLは、本明細書に記載される、内側光学部分3525および延長部を備える。類似する最後2桁で示される類似する構造体が本明細書において示される。

0162

図34Bは、図34BにあるようなAIOLチャンバの内圧を示す。内部チャンバ3412の圧力は、負荷とともに増加することが示される。負荷によるこの増加した圧力は、レバー触覚構造体の内向きの力およびAIOLの内圧が内側光学構造体3425の凸状撓み3424に起因することを示す。

0163

図35Aは、実施形態による、AIOLを示す。本明細書に記述されるように、撓んでいない構成3521は、灰色で示され、撓み構成3522は、斜線で示される。AIOLは、本明細書に記載される、内側光学部分3525および延長部を備える。類似する最後2桁で示される類似する構造体が本明細書において示される。

0164

図35Bは、図35BにあるようなAIOLチャンバの内圧を示す。内部チャンバ3512の圧力は、負荷とともに減少することが示される。負荷によるこの減圧は、レバー触覚構造体の内向きの力が内側光学構造体3525の凸状撓み3524をもたらすことができることを示す。さらに、圧力が負のとき、この圧力応答曲線は、撓みおよび屈折力の変更がチャンバの流体からの圧力からとは対照的に機械的に駆動された内向き半径方向の負荷の結果であることを示す。図35Bは、レバー触覚構造体の内向きの力が、内部チャンバの負圧により撓み可能部材2502を撓ませることができることを示す。

0165

結合
結合は、本明細書に開示される多くのAIOL構造体のうちの1つまたは複数のものを結合するために使用されることができる。構造体は、本明細書に記載される多くの方法のうちの1つまたは複数のもので結合され得、ステップ、プロセス、および材料は、改善されたAIOL構造体の結合を提供するように組み合わせることができる。

0166

本明細書に記載される構成要素の結合は、例えば、多くのIOL構成要素のうちの1つまたは複数のものを用いて使用することができる、多くのIOL材料のうちの1つまたは複数のものを用いて使用することができる、調節および非調節式IOLを用いて使用することができる、および本明細書に記載される多くのAIOLのうちの1つまたは複数のものを用いて使用することができる。調節式IOLは、水晶体嚢の変形に応じてレンズの屈折力を変更するために、ディスク形状の構成要素を水晶体嚢に連結するための1つまたは複数の触覚部を備え得る。多くの実施形態では、1つまたは複数の触覚部は、第1および第2のレンズ構成要素を備えるチャンバと流体的に連結されるチャンバを備える。触覚部は、例えば、アクリレートポリマー、またはシリコーンポリマー、およびこれらの組み合わせ等、本明細書に記載される柔軟な材料から作製され得る。

0167

剛性の機械加工されたポリマーの結合を参照するが、本明細書に開示される結合は、例えば、水和ポリマー、柔軟な水和ポリマー、機械加工されたポリマー、成形ポリマー、成形乾燥ポリマー、成形剛性ポリマー、成形柔軟ポリマー、または成形水和ポリマー、およびこれらの組み合わせのうちの1つまたは複数のものを用いて使用されることができる。

0168

多くの実施形態では、AIOLは、第1の構成要素および第2の構成要素を備える。第1の構成要素は第1のディスク形状の構造を備え、第2の構成要素は第2のディスク形状の構造を備える。環状構造は、眼の房水の屈折率である約1.336超の屈折率を有する流体を含むチャンバを画定するために、第1のディスク形状の構造と第2のディスク形状の構造との間に延在する。第1のディスク構造または第2のディスク構造のうちの1つまたは複数の曲率が増加する場合、AIOLの屈折力が増加する。

0169

第1および第2の構成要素は、1つまたは複数の結合表面で互いに結合されることができる。結合表面の位置は、AIOLの光学性質に対する結合表面の影響を減少させるように選択されることができる。例えば、結合表面は、環状構造、第1のディスク形状の構成要素、第2のディスク形状の構成要素、およびこれらの組み合わせのうちの1つまたは複数の周囲に円周方向に延在し得る。多くの実施形態では、結合表面は、構成要素を一緒に結合する、環状構造、第1のディスク形状の構成要素、第2のディスク形状の構成要素、およびこれらの組み合わせのうちの1つまたは複数の周囲に円周方向に延在するシームに、またはシーム付近に位置する。第1および第2の構成要素の光学部分から離れてシームを位置付けることにより、改善された光学性質が提供される。

0170

多くの実施形態では、第1および第2の構成要素は、第1のディスク形状の構造および第2のディスク形状の構造等の回転対称構造を提供するために旋盤にかけられる。第1の構成要素または第2の構成要素のうちの1つまたは複数のものは、構成要素を一緒に結合する前に環状構造を有し得る。1つまたは複数の環状溝は、第1の構成要素を第2の構成要素と光学的に整合するために、第1の構成要素および第2の構成要素上に提供されることができる。環状溝の1つまたは複数の部分または他の形状の溝または複数の溝は、第1および第2の構成要素を一緒に結合するための結合表面として使用されることができる。

0171

第1および第2の構成要素を互いに結合するために様々な技法が使用され得る。例えば、本明細書に記載される結合表面を接合するために、直接結合方法が使用されることができる。直接結合方法は、有利に、構造体の残部と類似する材料および機械性質を有する連続した結合接触面を提供することができる。例えば、結合接触面は、構造体の第1および第2の構成要素に類似して膨張し得る。例示的な直接結合方法としては、熱結合溶剤結合、局部溶着、または表面改質が挙げられ得る。

0172

第1および第2構成要素の熱結合は、構成要素(例えば、結合表面の、またはその付近の)を、構成要素のうちの1つまたは両方のガラス転移温度付近またはそれを上回る温度に加熱することを伴うことができる。加熱プロセス中、圧力は、結合表面の構成要素間の接触力を増加させるために適用されることができる。好適な温度および圧力条件を使用することにより、構成要素のポリマー鎖を結合表面間で相互拡散させ、互いに交絡し、それにより第1および第2の構成要素を一緒に結合することができる。

0173

溶剤結合は、好適な溶剤を、第1および第2の構成要素の結合表面に適用することを伴うことができる。溶剤は、結合表面の構成要素のポリマー鎖を溶媒和し、それにより鎖の可動性を増加させ、結合表面間で相互拡散することができる。例えば、HEMAとMMAのコポリマーから加工された構成要素の溶剤結合は、結合表面を好適な溶剤で処理することにより促進され得る。例示的な溶剤としては、EGDMA、ジエチレングリコールジメタクリレート(DEGDMA)、トリエチレングリコールジメチルアクリレート(TEGDMA)、水、メタノールエタノールアセトンジメチルスルホキシドアセトニトリルイソプロパノールn−ヘキサノール二塩化エチレン二塩化メチレンシクロヘキサン、またはこれらの好適な組み合わせを挙げることができる。結合表面は、洗浄され、その後、溶剤で湿潤され得る。結合表面は、互いに接触し、既定の時間の長さの間、好適な圧力および温度条件に曝される(例えば、プレスオーブン加熱プレートを使用して等)ことにより結合されることができる。

0174

局部溶着は、結合表面を加熱し、軟化させるために、結合表面に、またはその付近にエネルギーを集中して適用し、それにより構成要素を一緒に結合することを伴うことができる。好適なエネルギー形態は、超音波エネルギーマイクロ波エネルギー、または赤外線エネルギーを含み得る。場合によっては、好適な構成要素は、適用されるエネルギーを結合表面の適切な領域に指向するように、構成要素のうちの1つまたは複数のものに形成されることができる。

0175

別の例として、好適な表面改質技法は、直接結合を達成するために、本明細書に記載される結合表面のうちの1つまたは複数のものに適用することができる。表面改質は、その表面エネルギーを増加させ、よって、表面接触を改善し、結合表面間のポリマー鎖交絡の程度を増加させるために、結合表面を処理することを伴い得る。多くの実施形態では、結合表面は、プラズマ活性化、UV曝露、および/またはオゾン曝露により改質することができる。本明細書に記載される表面改質処理のパラメータ(例えば、処理時間)は、結合表面のポリマー鎖の表面再配列の程度を最適化するように選択されることができる。

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