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図面 (6)

課題

予め定められた高周波信号波形を高精度に再現した増幅信号を出力することができる。

解決手段

実施形態の高周波増幅装置は、増幅部と、取得部と、補正部と、を備える。増幅部は、入力された信号を増幅した増幅信号を出力する。取得部は、高周波信号の波形を示すエンベロープディジタルデータとして取得する。補正部は、増幅部における立ち上がり特性に基づいて、取得されたエンベロープを補正し、補正後のエンベロープに基づいて生成された信号を増幅部に入力する。

概要

背景

従来から、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置においては、高周波RF信号)を増幅するRFアンプ増幅回路)が用いられていた。

概要

予め定められた高周波信号波形を高精度に再現した増幅信号を出力することができる。実施形態の高周波増幅装置は、増幅部と、取得部と、補正部と、を備える。増幅部は、入力された信号を増幅した増幅信号を出力する。取得部は、高周波信号の波形を示すエンベロープディジタルデータとして取得する。補正部は、増幅部における立ち上がり特性に基づいて、取得されたエンベロープを補正し、補正後のエンベロープに基づいて生成された信号を増幅部に入力する。

目的

本発明が解決しようとする課題は、予め定められた高周波信号の波形を高精度に再現した増幅信号を出力することである

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

入力された信号を増幅した増幅信号を出力する増幅部と、高周波信号波形を示すエンベロープディジタルデータとして取得する取得部と、前記増幅部における立ち上がり特性に基づいて、取得された前記エンベロープを補正し、補正後のエンベロープに基づいて生成された前記信号を前記増幅部に入力する補正部と、を備える高周波増幅装置

請求項2

前記補正部は、前記信号の入力の開始から前記増幅部における立ち上がり特性に応じた時間に限り、取得された前記エンベロープの振幅を増幅する、請求項1に記載の高周波増幅装置。

請求項3

前記取得部は、さらに、前記増幅信号の出力を開始するタイミングを示す時間情報をディジタルデータとして取得し、前記補正部は、前記時間情報が示すタイミングで、補正後の前記エンベロープに基づいて前記信号を生成し、生成した前記信号を前記増幅部に入力する、請求項1または2に記載の高周波増幅装置。

請求項4

前記時間情報に基づいて、前記補正部に前記増幅部への前記信号の入力を開始するタイミングを通知する計時部、をさらに備え、前記補正部は、前記計時部から通知されたタイミングで、補正後の前記エンベロープに基づいて前記信号を生成し、生成した前記信号を前記増幅部に入力する、請求項3に記載の高周波増幅装置。

請求項5

前記増幅部の動作を制御する制御部と、前記増幅部から出力された前記増幅信号を、前記増幅信号に基づく高周波磁場を発生する送信コイルと、前記制御部と、に送信する方向性結合器、をさらに備え、前記制御部は、入力された前記増幅信号に基づいて、前記増幅部の出力レベルを変更する、請求項1から3のいずれか1項に記載の高周波増幅装置。

請求項6

請求項1〜5のいずれか1項に記載の高周波増幅装置を備えた磁気共鳴イメージング装置であって、補正前の前記エンベロープと、前記増幅信号の出力を開始するタイミングを示す時間情報と、をディジタルデータとして前記取得部に出力するシーケンス制御部、をさらに備える、磁気共鳴イメージング装置。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、高周波増幅装置および磁気共鳴イメージング装置に関する。

背景技術

0002

従来から、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置においては、高周波RF信号)を増幅するRFアンプ増幅回路)が用いられていた。

先行技術

0003

特開平02−305548号公報
特開2017−213042号公報
特開2014−079572号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明が解決しようとする課題は、予め定められた高周波信号波形を高精度に再現した増幅信号を出力することである。

課題を解決するための手段

0005

実施形態の実施形態の高周波増幅装置は、増幅部と、取得部と、補正部と、を備える。増幅部は、入力された信号を増幅した増幅信号を出力する。取得部は、高周波信号の波形を示すエンベロープディジタルデータとして取得する。補正部は、増幅部における立ち上がり特性に基づいて、取得されたエンベロープを補正し、補正後のエンベロープに基づいて生成された信号を増幅部に入力する。

図面の簡単な説明

0006

図1は、実施形態にかかる磁気共鳴イメージング装置の構成を示すブロック図である。
図2は、実施形態にかかるシーケンス制御回路および送信回路の構成の一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態にかかるRF入力信号RF出力信号の一例を示す図である。
図4は、実施形態にかかるRF出力信号の出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5は、増幅信号の立ち上がり遅延の一例を示す図である。

実施例

0007

以下、添付図面を参照して、高周波増幅装置および磁気共鳴イメージング装置の実施形態を詳細に説明する。なお、本願にかかる高周波増幅装置および磁気共鳴イメージング装置は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。

0008

図1は、本実施形態にかかる磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置100の構成を示すブロック図である。MRI装置100は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル102と、傾斜磁場電源103と、寝台104と、寝台制御回路105と、送信コイル106と、送信回路107と、受信コイル108と、受信回路109と、シーケンス制御回路110と、計算機システム120とを備える。なお、MRI装置100に被検体P(例えば、人体)は含まれない。

0009

静磁場磁石101は、中空円筒形状(円筒の軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成された磁石であり、内部の空間に一様な静磁場を発生する。

0010

傾斜磁場コイル102は、中空の円筒形状(円筒の軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成されたコイルであり、傾斜磁場を発生する。

0011

傾斜磁場電源103は、傾斜磁場コイル102に電流を供給する。例えば、傾斜磁場電源103は、傾斜磁場コイル102を形成する3つのコイルのそれぞれに、個別に電流を供給する。

0012

寝台104は、被検体Pが載置される天板104aを備え、寝台制御回路105による制御のもと、天板104aを、被検体Pが載置された状態で傾斜磁場コイル102の空洞(撮像口)内へ挿入する。寝台制御回路105は、計算機システム120による制御のもと、寝台104を駆動して天板104aを長手方向及び上下方向へ移動するプロセッサである。

0013

送信コイル106は、傾斜磁場コイル102の内側に配置され、送信回路107から高周波信号の供給を受けて、高周波磁場を発生する。

0014

送信回路107は、シーケンス制御回路110から出力されたディジタルデータに基づいて、高周波信号(RF信号)を生成する。送信回路107は、生成した高周波信号を送信コイル106に出力する。送信回路107は、本実施形態における高周波増幅装置の一例である。送信回路107の構成の詳細は後述する。

0015

受信コイル108は、傾斜磁場コイル102の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられる磁気共鳴信号(以下、MR信号と称する)を受信する。受信コイル108は、MR信号を受信すると、受信したMR信号を受信回路109へ出力する。受信回路109は、受信コイル108から出力されるMR信号に基づいてMRデータを生成する。また、受信回路109は、生成したMRデータをシーケンス制御回路110へ送信する。

0016

シーケンス制御回路110は、計算機システム120から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源103、送信回路107及び受信回路109を制御することによって、被検体Pの撮像を行う。例えば、シーケンス制御回路110は、プロセッサにより実現されるものとしても良いし、ソフトウェアハードウェアとの混合によって実現されても良い。シーケンス制御回路110は、シーケンス情報に基づいて、送信回路107、に対してディジタルデータを送信する。シーケンス制御回路110は、本実施形態におけるシーケンス制御部の一例である。

0017

ここで、シーケンス情報は、撮像を行うための手順を定義した情報であり、送信回路107の制御に関する情報を含む。また、シーケンス情報は、傾斜磁場電源103が傾斜磁場コイル102に供給する電源の強さや、受信回路109がMR信号を検出するタイミングなどを含む。シーケンス情報に含まれる送信回路107の制御に関する情報についての詳細は、後述する。

0018

なお、シーケンス制御回路110は、傾斜磁場電源103、送信回路107及び受信回路109を駆動して被検体Pを撮像した結果、受信回路109からMRデータを受信すると、受信したMRデータを計算機システム120へ転送する。

0019

計算機システム120は、MRI装置100の全体制御や、データ収集画像再構成などを行う。計算機システム120は、インタフェース回路121、記憶回路122、処理回路123、入力インタフェース124、及びディスプレイ125を有する。

0020

インタフェース回路121は、シーケンス情報をシーケンス制御回路110へ送信し、シーケンス制御回路110からMRデータを受信する。また、インタフェース回路121は、MRデータを受信すると、受信したMRデータを記憶回路122に格納する。

0021

記憶回路122は、各種のプログラムを記憶する。記憶回路122は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子ハードディスク光ディスク等により実現される。なお、記憶回路123は、ハードウェアによる非一過性記憶媒体としても用いられる。

0022

入力インタフェース124は、医師診療放射線技師等の操作者からの各種指示や情報入力受け付ける。入力インタフェース124は、例えば、トラックボールスイッチボタンマウスキーボード等によって実現される。入力インタフェース124は、処理回路123に接続されており、操作者から受け取った入力操作電気信号に変換して処理回路123へと出力する。

0023

ディスプレイ125は、処理回路123による制御のもと、各種GUI(Graphical User Interface)や、MR(Magnetic Resonance)画像等を表示する。

0024

処理回路123は、MRI装置100の全体制御を行う。具体的には、処理回路123は、入力インタフェース124を介して操作者から入力される撮像条件に基づいてシーケンス情報を生成し、生成したシーケンス情報をシーケンス制御回路110に送信することによって撮像を制御する。また、処理回路123は、撮像の結果としてシーケンス制御回路110から送られるMRデータに基づいて行われる画像の再構成を制御したり、ディスプレイ125による表示を制御したりする。処理回路123は、プロセッサにより実現される。

0025

処理回路123は、記憶回路123から読み出した各種のプログラムを実行することで、各プログラムに対応する機能を実現する。なお、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路123を構成しても良い。

0026

次に、本実施形態にかかるシーケンス制御回路110および送信回路107の詳細を説明する。図2は、本実施形態にかかるシーケンス制御回路110および送信回路107の構成の一例を示すブロック図である。

0027

図2に示すように、シーケンス制御回路110はマルチプレクサ(multiplexer:MUX)114を備える。MUX114は、RF情報111と、制御情報112と、時間情報113とを、送信回路107に送信する。RF情報111と、制御情報112と、時間情報113とは、ディジタルデータである。

0028

RF情報111は、送信回路107で生成される高周波信号を定義する情報である。本実施形態のRF情報111は、高周波信号の波形(外形)を示すエンベロープを含むものとする。

0029

制御情報112は、送信回路107の内部動作の定義情報であり、具体的には、後述の増幅回路75のステータスを定義する情報である。本実施形態においては、増幅回路75のステータスは、増幅信号の出力を実施する「オペレート」と、増幅信号の出力を実施しない「スタンバイ」の2種類であるものとする。

0030

時間情報113は、増幅信号の出力を開始するタイミングを示す情報である。例えば、時間情報113は、増幅信号の出力を開始する時刻を示すものとする。

0031

RF情報111と、制御情報112と、時間情報113とは、例えば、計算機システム120からシーケンス制御回路110に送信されるシーケンス情報に含まれるものとする。

0032

また、シーケンス制御回路110と送信回路107とは、光ファイバ等の有線で接続するものとしても良いし、無線通信によって接続するものとしても良い。また、本実施形態のシーケンス制御回路110から送信回路107へのディジタルデータの伝送方式は、シリアルインタフェースでも良いし、パラレルインタフェースでも良い。

0033

また、図2に示すように、送信回路107は、デマルチプレクサ(demultiplexer:DEMUX)71と、シンセサイザ回路72と、制御回路73と、クロック回路74と、増幅回路75と、カプラ76とを備える。

0034

DEMUX71は、シーケンス制御回路110から、RF情報111と、制御情報112と、時間情報113と、をそれぞれディジタルデータとして取得する。DEMUX71は、本実施形態における取得部の一例である。DEMUX71は、取得したRF情報111を、シンセサイザ回路72に送信する。また、DEMUX71は、取得した制御情報112を、制御回路73に送信する。DEMUX71は、取得した時間情報113を、クロック回路74に送信する。

0035

増幅回路75は、入力された信号を増幅した増幅信号を出力する。具体的には、増幅回路75は、シンセサイザ回路72から高周波信号の入力を受ける。また、増幅回路75は、増幅信号を、カプラ76に出力する。本実施形態においては、シンセサイザ回路72から増幅回路75に入力される高周波信号をRF入力信号、増幅回路75からカプラ76に出力される増幅信号をRF出力信号という。増幅回路75は、本実施形態における増幅部の一例である。

0036

シンセサイザ回路72は、増幅回路75における立ち上がり特性に基づいて、取得されたエンベロープを補正する。また、シンセサイザ回路72は、時間情報113が示すタイミングで、補正後のエンベロープに基づいてRF入力信号を生成し、生成したRF入力信号を増幅回路75に入力する。より具体的には、シンセサイザ回路72は後述のクロック回路74から通知されたタイミングでRF入力信号を生成し、生成したRF入力信号を、増幅回路75に入力する。

0037

本実施形態においては、シンセサイザ回路72は、例えば、補正後のエンベロープをD/A(Digital/Analog)変換することにより、RF入力信号を生成する。より具体的には、シンセサイザ回路72は、エンベロープに基づいて高周波パルスの波形を生成する。そて、シンセサイザ回路72は、静磁場中に置かれた対象原子核固有共鳴周波数ラーモア周波数)の高周波信号を発生させる。そして、シンセサイザ回路72は、発生した高周波信号の振幅を高周波パルスの波形で変調することで、高周波パルス信号を生成する。本実施形態においては、変調後の高周波パルス信号を、RF入力信号とする。シンセサイザ回路72は、図2ではシンセサイザ回路72は1つの回路として記載したが、複数の回路によって構成されるものとしても良い。なお、シンセサイザ回路72は、本実施形態における補正部の一例である。

0038

ここで、増幅回路75における立ち上がり特性は、増幅回路75の出力の開始時において、増幅処理が遅延する特性のことを意味する。このため、増幅回路75の出力の開始から所定の時間内は、入力された信号が十分に増幅されずに出力される場合がある。

0039

図5は、増幅回路の立ち上がりの遅延について説明するための図である。図5に示すように、エンベロープによって定義された通りの波形で生成されたRF入力信号を増幅回路に入力した場合、RF出力信号の出力の開始から時間tが経過するまでは、RF入力信号が十分に増幅されない。このため、RF入力信号のエンベロープとRF出力信号のエンベロープとが異なるものとなり、RF入力信号のエンベロープによって定義された波形をRF出力信号において再現することが困難な場合がある。図5に示す増幅処理が遅延する時間tは、増幅回路の特性に依存するものであり、増幅回路ごとに予め決まっているものとする。

0040

これに対して、本実施形態のシンセサイザ回路72は、RF入力信号の入力の開始から増幅回路75における立ち上がり特性に応じた時間tに限り、取得されたエンベロープの振幅を増幅する。

0041

図3は、本実施形態にかかるRF入力信号とRF出力信号の一例を示す図である。図3に示すエンベロープ90aは、DEMUX71によってシーケンス制御回路110から取得されたエンベロープ90aである。また、エンベロープ90bは、シンセサイザ回路72によって補正されたエンベロープ90aである。図3に示すように、エンベロープ90bにおいては、立ち上がり部分の振幅がエンベロープ90aよりも大きくなっている。

0042

図3に示すRF入力信号の波形91は、シンセサイザ回路72が補正後のエンベロープ90bに基づいて生成した波形である。RF入力信号の波形91は、RF入力信号の入力の開始から時間t内における振幅が、補正前のエンベロープ90aによって定められた振幅よりも大きくなり、時間tの経過以降における振幅が、エンベロープ90aによって定められた振幅となっている。

0043

また、波形92は、増幅回路75が、RF入力信号の波形91を増幅したRF出力信号の波形である。エンベロープ90cは、波形92の形状を示すエンベロープである。増幅回路75における立ち上がり特性における増幅の遅延を打ち消すようにRF入力信号の波形91が大きくなっているため、波形92は、補正前のエンベロープ90aによって定義された形状を再現することができる。このため、エンベロープ90cは、エンベロープ90aと同様の形状となる。図3に示すように、シンセサイザ回路72が、増幅回路75における立ち上がり特性における増幅の遅延を打ち消すようにエンベロープ90aを補正することを、増幅回路75における立ち上がり特性の逆特性による補正、あるいは、増幅回路75における立ち上がり遅延の逆補正という。

0044

本実施形態においては、シンセサイザ回路72は、エンベロープ90aを取得した後、クロック回路74から増幅回路75へのRF入力信号の入力を開始するタイミングの通知を受ける前に、予めエンベロープ90aを補正してエンベロープ90bを生成する。例えば、シンセサイザ回路72は、記憶回路を有し、補正後のエンベロープ90bを当該記憶回路に保存する。また、シンセサイザ回路72とは別に、送信回路107内に記憶回路が設けられるものとしても良い。

0045

図2戻り、クロック回路74は、時間情報113に基づいて、シンセサイザ回路72に対して、増幅回路75へのRF入力信号の入力を開始するタイミングを通知する。具体的には、増幅回路75へのRF入力信号の入力を開始するタイミングは、時間情報113に定義されたRF出力信号の出力を開始する時刻とする。クロック回路74は、本実施形態における計時部の一例である。

0046

カプラ76は、増幅回路75から出力されたRF出力信号を、送信コイル106と、制御回路73と、に送信(出力)する。カプラ76は、本実施形態における方向性結合器の一例である。

0047

制御回路73は、増幅回路75の動作を制御する。より詳細には、制御回路73は、制御情報112に示された増幅回路75のステータスに基づいて、増幅回路75のステータスを「スタンバイ」または「オペレート」に設定する。

0048

また、制御回路73は、カプラ76から送信されたRF出力信号を受信することにより、出力結果のフィードバックを受ける。より詳細には、制御回路73は、カプラ76から送信されたRF出力信号を受信し、当該RF出力信号の出力レベルが、予め定められた範囲内であるか否かを判断する。RF出力信号の出力レベルは、例えばdBmで表される。制御回路73は、RF出力信号が予め定められた範囲外である場合、増幅回路75を制御して出力レベルを補正する。

0049

RF出力信号の出力レベルは、例えば、増幅回路75の温度によって変動する。具体的には、増幅回路75の温度が高くなると、増幅回路75から出力されるRF出力信号の出力レベルは小さくなり、増幅回路75の温度が低くなると、増幅回路75から出力されるRF出力信号の出力レベルは大きくなる。制御回路73は、カプラ76から送信されたRF出力信号の出力レベルが予め定められた範囲よりも大きい場合は、増幅回路75を制御して出力レベルを小さくする。また、制御回路73は、カプラ76から送信されたRF出力信号の出力レベルが予め定められた範囲よりも小さい場合は、増幅回路75を制御して出力レベルを大きくする。予め定められた出力レベルの範囲は、送信回路107内の記憶回路等に予め記憶されても良いし、制御回路73内に定義されても良い。制御回路73は、本実施形態における制御部の一例である。

0050

本実施形態の送信回路107は、RF情報111と、制御情報112と、時間情報113とをディジタルデータとして取得しているため、これらの情報を取得したタイミングに関わらず、時間情報113によって定義された増幅信号(RF出力信号)の出力を開始するタイミングに応じて、送信コイル106への出力を実施する。

0051

例えば、本実施形態とは異なり、アナログ信号として入力された高周波信号を増幅して出力する送信回路がある。このようなアナログ信号として高周波信号が入力される送信回路においては、時間情報によってタイミングが示されるのではなく、アナログ信号の入力を受けたタイミングで増幅信号の出力を開始する。これに対して、本実施形態の送信回路107は、時間情報113によって定義されたタイミングまではRF出力信号の出力が開始しないため、出力のタイミングよりも前にRF情報111を取得して、エンベロープ90aを補正しておくことができる。

0052

次に、上述のように構成された送信回路107によるRF出力信号の出力処理の流れを説明する。図4は、本実施形態にかかるRF出力信号の出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。

0053

DEMUX71は、シーケンス制御回路110から、RF情報111と、制御情報112と、時間情報113と、をそれぞれディジタルデータとして受信(取得)する(S1)。DEMUX71は、取得したRF情報111を、シンセサイザ回路72に送信する。また、DEMUX71は、取得した制御情報112を、制御回路73に送信する。DEMUX71は、取得した時間情報113を、クロック回路74に送信する。

0054

次に、シンセサイザ回路72は、取得されたRF情報111(エンベロープ90a)と、増幅回路75における立ち上がり特性とに基づいて、エンベロープ90aを補正する(S2)。

0055

そして、制御回路73は、制御情報112に示された増幅回路75のステータスに基づいて、増幅回路75のステータスを変更する(S3)。ここでは、増幅回路75のステータスが「スタンバイ」から「オペレート」に変更されたものとする。

0056

次に、クロック回路74は、時間情報113に基づいて、増幅回路75へのRF入力信号の入力を開始する時刻(タイミング)になったか否かを判断する。本実施形態においては、増幅回路75へのRF入力信号の入力を開始する時刻は、時間情報113に定義されたRF出力信号の出力を開始する時刻と同時刻であるものとする。クロック回路74は、増幅回路75へのRF入力信号の入力を開始する時刻になったと判断した場合に、シンセサイザ回路72に対して、増幅回路75へのRF入力信号の入力を開始するタイミングであることを通知する(S4)。

0057

そして、シンセサイザ回路72は、クロック回路74からRF入力信号の入力を開始するタイミングの通知を受けると、補正したエンベロープ90bに基づいてRF入力信号を生成し、増幅回路75に入力する(S5)。

0058

次に、増幅回路75は、シンセサイザ回路72から入力されたRF入力信号を増幅し、RF出力信号(増幅信号)をカプラ76に入力する(S6)。

0059

カプラ76は、増幅回路75から入力されたRF出力信号(増幅信号)を、送信コイル106と、制御回路73と、に出力する(S7)。送信コイル106は、入力されたRF出力信号に基づいて高周波磁場を発生し、当該高周波磁場を被検体Pに印加する。ここで、このフローチャートの処理は終了する。

0060

なお、図4では、DEMUX71は、シーケンス制御回路110から、RF情報111と、制御情報112と、時間情報113とを同時に取得するものとして記載したが、各情報の取得タイミングはこれに限定されるものではない。例えば、シーケンス制御回路110は、RF情報111を先にDEMUX71へ送信し、その後に時間情報113を送信し、最後に制御情報112を送信しても良い。RF情報111と、制御情報112と、時間情報113とのうち、RF情報111が最もデータ量が大きいため、シーケンス制御回路110は、ネットワーク負荷が低い時間帯に予めRF情報111送信しておいても良い。

0061

従来から、磁気共鳴イメージング装置においては、RF信号を増幅するRFアンプが用いられていた。しかしながら、従来技術においては、増幅回路によって増幅されたRF信号(増幅信号)の立ち上がりに遅延が生じるため、予め定められた信号の波形を高精度に再現した増幅信号を出力することが困難な場合があった。

0062

これに対して、本実施形態の送信回路107では、エンベロープ90aをディジタルデータとして取得し、増幅回路75における立ち上がり特性に基づいて、取得されたエンベロープ90aを補正し、補正後のエンベロープ90bに基づいて生成されたRF入力信号を増幅回路75で増幅した増幅信号を出力する。より具体的には、本実施形態の送信回路107は、RF入力信号の入力の開始から増幅回路75における立ち上がり特性に応じた時間tに限り、取得されたエンベロープ90aの振幅を増幅する。このため、本実施形態の送信回路107によれば、増幅回路75によるRF入力信号の増幅が、出力開始から時間tの経過までの間、規定の度合に達していなくとも、予め定められた高周波信号の波形の増幅信号を出力することができる。このため、本実施形態の送信回路107によれば、増幅回路75における立ち上がり遅延を低減し、予め定められた高周波信号の波形を高精度に再現した増幅信号を出力することができる。

0063

さらに、本実施形態の送信回路107は、増幅信号の出力を開始するタイミングを示す時間情報113をディジタルデータとして取得し、時間情報113が示すタイミングで、補正後のエンベロープ90bに基づいてRF入力信号を生成し、生成したRF入力信号を増幅回路75に入力する。このため、本実施形態の送信回路107によれば、RF情報111等を取得したタイミングに関わらず、時間情報113によって定義されたRF出力信号の出力を開始するタイミングに応じて、送信コイル106への出力を実施することができる。また、本実施形態の送信回路107によれば、RF出力信号の出力を開始するタイミングよりも前に、RF情報111を取得して、エンベロープ90aを補正しておくことができる。

0064

また、本実施形態の送信回路107は、時間情報113に基づいて、シンセサイザ回路72に増幅回路75へのRF入力信号のタイミングを通知するクロック回路74を備える。このため、本実施形態の送信回路107によれば、シンセサイザ回路72によるRF入力信号の入力タイミングを容易に制御することができる。

0065

さらに、本実施形態の送信回路107は、送信コイル106に出力するRF出力信号を自装置内の制御回路73にも送信し、当該RF出力信号に基づいて、増幅回路75の出力レベルを変更する。このため、本実施形態の送信回路107によれば、出力結果のフィードバックに基づいて、RF出力信号の出力レベルを適正に補正することができる。

0066

また、本実施形態のMRI装置100は、シーケンス制御回路110から、エンベロープ90aと、時間情報113と、をディジタルデータとして送信回路107に送信する。このため、本実施形態のMRI装置100によれば、増幅回路75における立ち上がり遅延を低減し、予め定められた高周波信号の波形を高精度に再現した増幅信号を出力することができる。

0067

なお、制御回路73は、制御情報112を取得したタイミングで増幅回路75のステータスを「オペレート」に切り替えるのではなく、クロック回路74からRF出力信号の出力を開始するタイミングの通知を受けたタイミングで増幅回路75のステータスを「オペレート」に切り替えるものとしても良い。あるいは、制御情報112は、切替対象のステータスを示すだけではなく、ステータスを変更する時刻を示す情報を含むものとしても良い。

0068

なお、本実施形態のシンセサイザ回路72と、制御回路73と、クロック回路74と、増幅回路75とは、プロセッサにより実現されるものとしても良いし、ソフトウェアとハードウェアとの混合によって実現されても良い。

0069

上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(central preprocess unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific IntegratedCircuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。なお、記憶回路123にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。

0070

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

0071

72シンセサイザ回路
73制御回路
74クロック回路
75増幅回路
76カプラ
90a,90bエンベロープ
91波形
92 波形
100MRI装置
106送信コイル
107送信回路
110シーケンス制御回路
111RF情報
112制御情報
113時間情報
t 時間

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