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技術 固気二相流の分配装置

出願人 三菱日立パワーシステムズ株式会社
発明者 鹿島淳相澤孝金本浩明竹野豊松本慎治
出願日 2018年9月12日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-170666
公開日 2020年3月19日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-041776
状態 未査定
技術分野 他に分類されない燃焼
主要キーワード 出口貫通孔 分配羽根 燃料分配装置 搬送用気体 ストークス数 各燃料配管 外接円半径 本体容器内
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

固気二相流分配量の偏差を実施的にゼロにすることができる固気二相流の分配装置を提供する。

解決手段

拡径する円筒と円筒の大きい径の方の開口を塞ぐ天井板3とを有する本体容器4、固気二相流を本体容器に供給するための1本の断面円形入口ダクト1、固気二相流を本体容器の中から排出するための2本以上の断面円形の出口ダクト2、および出口ダクトの本数と同じ枚数板状部材5から成り、天井板に出口ダクトの本数と同じ数の円形出口貫通孔を、それぞれの中心が、天井板の中心を重心と見做して思い描かれる正多角形頂点の位置になるように配置し、出口ダクトを、それぞれ、出口貫通孔にて本体容器と連通するように接続すると共に、板状部材を、天井板の下面に、正多角形の外接円上の隣り合う2つの頂点の間の弧を横切るようにそれぞれ配置した固気二相流の分配装置。

概要

背景

石炭炊きのボイラ火炉には、通常、複数のバーナが設置されている。これらバーナに搬送用空気微粉炭との混合物がそれぞれ供給される。搬送用空気と微粉炭との混合物のバーナへの供給量を制御するために、微粉炭と搬送用空気との混相流分配するための様々な装置が提案されている。

例えば、特許文献1は、ミル本体内投入された被粉砕物粉砕した粉体が、周方向を複数に分割されたミル本体頂部の粉体出口から気流搬送により外部へ排出されるように構成されているローラミル構造において、前記ミル本体内で回転するテーブルと、該テーブル上を転動して前記被粉砕物を粉砕する複数個ローラと、前記粉体出口の上流に配設された回転式分級器とを備え、前記回転式分級器の内部に流入して前記粉体出口へ向かう粉体気流流路途中に、流路断面積を部分的に狭める整流装置が設けられていることを特徴とするローラミル構造を開示している。整流装置として可動式ベーンが示されている。可動式ベーンは回転式分級器の側壁側(外周側)に支持された鉛直方向の回転軸を中心に揺動開閉)する板状ダンパ部材である。

特許文献2は、固体燃料を粉砕する粉砕部と該粉砕部で粉砕された固体燃料を搬送用気体に同伴させて混合流体とした後に複数の固体燃料燃焼バーナに供給するための各燃料配管に分配する分配部とを有する固体燃料燃焼設備燃料分配装置において、前記分配部と前記各燃料配管の接続部毎にそれぞれ独立して固体燃料の分配量を調整可能にした分配量調整手段を設けたことを特徴とする固体燃料燃焼設備の燃料分配装置を開示している。分配量調整手段として、前記燃料分配部と前記各燃料配管の接続部に移動可能な円筒部材で当該円筒部材の位置を調整可能にしたもの、前記燃料分配部と前記各燃料配管の接続部に移動可能な板材で当該板材の位置を調整可能にしたものなどを開示している。

特許文献3は、外側ケーシングと、それらの間に気体及び粒子の流れが実質的に上方に流れることができる通路画定するように構成された内側ケーシングと、粗い粒子を流れから分離するために通路が通路から内部ケーシング内に通過する際にガス流と粒子の流れに回転流を与えるための傾斜した羽根と、ガス流と微粒子を排出するための複数の出口、気体及び微粒子の流れの回転流に影響を与えることにより、様々な出口の中の微粒子の分布を制御するために出口に対して旋回可能に取り付けられた少なくとも1つの分配羽根とを含む、粗粒子と微粒子との混合物に同伴されたガスの流れから粗粒子を分離する装置を開示している。

概要

固気二相流の分配量の偏差を実施的にゼロにすることができる固気二相流の分配装置を提供する。拡径する円筒と円筒の大きい径の方の開口を塞ぐ天井板3とを有する本体容器4、固気二相流を本体容器に供給するための1本の断面円形入口ダクト1、固気二相流を本体容器の中から排出するための2本以上の断面円形の出口ダクト2、および出口ダクトの本数と同じ枚数板状部材5から成り、天井板に出口ダクトの本数と同じ数の円形出口貫通孔を、それぞれの中心が、天井板の中心を重心と見做して思い描かれる正多角形頂点の位置になるように配置し、出口ダクトを、それぞれ、出口貫通孔にて本体容器と連通するように接続すると共に、板状部材を、天井板の下面に、正多角形の外接円上の隣り合う2つの頂点の間の弧を横切るようにそれぞれ配置した固気二相流の分配装置。

目的

本発明の課題は、固気二相流の分配量の偏差を実施的にゼロにすることができる固気二相流の分配装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

下から上に向かって拡径する円筒と該円筒の大きい径の方の開口を塞ぐ天井板とを有する本体容器、固気二相流を本体容器の中に供給するための1本の断面円形入口ダクト、固気二相流を本体容器の中から排出するための2本以上の断面円形の出口ダクト、および出口ダクトの本数と同じ枚数板状部材を有し、天井板は出口ダクトの本数と同じ数の円形出口貫通孔を有し、出口貫通孔は、それぞれの中心が、天井板の中心を重心と見做して思い描かれる正多角形頂点の位置になるように配置されており、出口ダクトは、それぞれ、出口貫通孔にて本体容器と連通するように接続されており、入口ダクトは、前記円筒の小さい径の方の開口にて本体容器と連通するように接続されており、板状部材は、天井板の下面に垂れ下がって設置されており、且つ板状部材は、その板面が、前記正多角形の外接円上の隣り合う2つの頂点の間の弧を横切り、天井板の中心から放射状に出る方向に対して平行で且つ天井板の下面に対して直角であるように、それぞれ配置されている、固気二相流の分配装置

請求項2

前記正多角形の外接円において、板状部材の設置位置と該位置から固気二相流の下流側で最も近い出口貫通孔の向かい側の縁との間の弧の長さl3、および前記板状部材の設置位置と該位置から固気二相流の上流側で最も近い出口貫通孔の縁との間の弧の長さl4、ならびに本体容器中の外接円の半径R1の位置における固気二相流の平均流速垂直方向成分Va、本体容器中の外接円の半径R1の位置における固気二相流の平均流速の水平方向成分Vt、本体容器の高さH2、および板状部材の垂直方向の長さH1が、S1=(l3−H1×Vt/Va)×H2S2=(l4+H1×Vt/Va)×H2−0.5×H1×H1×Vt/VaおよびS2/(S1+S2)≧0.3を満たす、請求項1に記載の分配装置。

請求項3

出口貫通孔の内径D1に対する板状部材の水平方向の最大長さL1の比L1/D1が0.7より大きく、且つ本体容器の高さH2に対する板状部材の垂直方向の最大長さH1の比H1/H2が0.7より大きい、請求項1または2に記載の分配装置。

請求項4

天井板の下面に、出口貫通孔の縁に沿って出口貫通孔を廻らす、天井板の下面から下に向かって突き出ている壁をさらに有する、請求項1〜3のいずれかひとつに記載の分配装置。

請求項5

出口貫通孔の内径D1に対する出口貫通孔を廻らす壁の垂直方向の長さL2の比L2/D1が0.025以上0.25以下である、請求項4に記載の分配装置。

請求項6

天井板は、その中心に円形の追加貫通孔をさらに有し、入口ダクトと本体容器とが同一の中心軸を持つように配置され、該中心軸に沿って配置された、天井板の上方から追加貫通孔を経て入口ダクトの中にまで至る、入口ダクトの内径よりも小さい外径を有する断面円形の粉粒供給管をさらに有する、請求項1〜5のいずれかひとつに記載の分配装置。

請求項7

請求項1〜6のいずれかひとつに記載の分配装置を具備するミル

請求項8

請求項7に記載のミルを具備するボイラ

請求項9

請求項1〜6のいずれかひとつに記載の分配装置を用いて、固気二相流を入口ダクトを経て本体容器の中に供給し、本体容器の中から出口ダクトを経て固気二相流を排出することを有し、前記固気二相流は本体容器内におけるストークス数が1未満である、固気二相流の分配方法

請求項10

固気二相流に含まれる粉粒は、重量基準粒度分布における50%径が、30〜50μmである、請求項9に記載の分配方法。

技術分野

0001

本発明は、固気二相流分配装置に関する。より詳細に、本発明は、搬送用空気固体燃料粉粒(石炭粉砕物(微粉炭)やバイオマス(木材)の粉砕物)との混合物バーナへの供給量を制御するなどのために使用される、固気二相流の分配装置に関する。

背景技術

0002

石炭炊きのボイラ火炉には、通常、複数のバーナが設置されている。これらバーナに搬送用空気と微粉炭との混合物がそれぞれ供給される。搬送用空気と微粉炭との混合物のバーナへの供給量を制御するために、微粉炭と搬送用空気との混相流分配するための様々な装置が提案されている。

0003

例えば、特許文献1は、ミル本体内投入された被粉砕物粉砕した粉体が、周方向を複数に分割されたミル本体頂部の粉体出口から気流搬送により外部へ排出されるように構成されているローラミル構造において、前記ミル本体内で回転するテーブルと、該テーブル上を転動して前記被粉砕物を粉砕する複数個ローラと、前記粉体出口の上流に配設された回転式分級器とを備え、前記回転式分級器の内部に流入して前記粉体出口へ向かう粉体気流流路途中に、流路断面積を部分的に狭める整流装置が設けられていることを特徴とするローラミル構造を開示している。整流装置として可動式ベーンが示されている。可動式ベーンは回転式分級器の側壁側(外周側)に支持された鉛直方向の回転軸を中心に揺動開閉)する板状ダンパ部材である。

0004

特許文献2は、固体燃料を粉砕する粉砕部と該粉砕部で粉砕された固体燃料を搬送用気体に同伴させて混合流体とした後に複数の固体燃料燃焼バーナに供給するための各燃料配管に分配する分配部とを有する固体燃料燃焼設備燃料分配装置において、前記分配部と前記各燃料配管の接続部毎にそれぞれ独立して固体燃料の分配量を調整可能にした分配量調整手段を設けたことを特徴とする固体燃料燃焼設備の燃料分配装置を開示している。分配量調整手段として、前記燃料分配部と前記各燃料配管の接続部に移動可能な円筒部材で当該円筒部材の位置を調整可能にしたもの、前記燃料分配部と前記各燃料配管の接続部に移動可能な板材で当該板材の位置を調整可能にしたものなどを開示している。

0005

特許文献3は、外側ケーシングと、それらの間に気体及び粒子の流れが実質的に上方に流れることができる通路画定するように構成された内側ケーシングと、粗い粒子を流れから分離するために通路が通路から内部ケーシング内に通過する際にガス流と粒子の流れに回転流を与えるための傾斜した羽根と、ガス流と微粒子を排出するための複数の出口、気体及び微粒子の流れの回転流に影響を与えることにより、様々な出口の中の微粒子の分布を制御するために出口に対して旋回可能に取り付けられた少なくとも1つの分配羽根とを含む、粗粒子と微粒子との混合物に同伴されたガスの流れから粗粒子を分離する装置を開示している。

先行技術

0006

WO 2009/093346 A
特開2006−098030号公報
US 06607079 B2

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の課題は、固気二相流の分配量の偏差を実施的にゼロにすることができる固気二相流の分配装置を提供すること、特に微粉炭の燃焼設備において、火炉の各燃料配管への微粉炭の分配量を従来より均等にすることができ、設備全体省エネルギー化コスト削減を図ることができる、固気二相流の分配装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決すべく検討した結果、以下のような態様を包含する本発明を完成するに至った。

0009

〔1〕 下から上に向かって拡径する円筒と該円筒の大きい径の方の開口を塞ぐ天井板とを有する本体容器
固気二相流を本体容器の中に供給するための1本の断面円形入口ダクト
固気二相流を本体容器の中から排出するための2本以上の断面円形の出口ダクト、および
出口ダクトの本数と同じ枚数板状部材を有し、
天井板は出口ダクトの本数と同じ数の円形出口貫通孔を有し、
出口貫通孔は、それぞれの中心が、天井板の中心を重心と見做して思い描かれる正多角形頂点の位置になるように配置されており、
出口ダクトは、それぞれ、出口貫通孔にて本体容器と連通するように接続されており、
入口ダクトは、前記円筒の小さい径の方の開口にて本体容器と連通するように接続されており、
板状部材は、天井板の下面に垂れ下がって設置されており、且つ
板状部材は、その板面が、前記正多角形の外接円上の隣り合う2つの頂点の間の弧を横切り、天井板の中心から放射状に出る方向に対して平行で且つ天井板の下面に対して直角であるように、それぞれ配置されている、
固気二相流の分配装置。

0010

〔2〕 前記正多角形の外接円において、板状部材の設置位置と該位置から固気二相流の下流側で最も近い出口貫通孔の向かい側の縁との間の弧の長さl3、および
前記板状部材の設置位置と該位置から固気二相流の上流側で最も近い貫通孔の縁との間の弧の長さl4、ならびに
本体容器中の外接円の半径R1の位置における固気二相流の平均流速垂直方向成分Va、本体容器中の外接円の半径R1の位置における固気二相流の平均流速の水平方向成分Vt、本体容器の高さH2、および板状部材の垂直方向の長さH1が、
L3=l3−H1×Vt/Va
S1=L3×H2
L4=l4+H1×Vt/Va
S2=L4×H2−0.5×H1×H1×Vt/Va および
S2/(S1+S2)≧0.3
を満たす、〔1〕に記載の分配装置。

0011

〔3〕出口貫通孔の内径D1に対する板状部材の水平方向の最大長さL1の比L1/D1が0.7より大きく、且つ
本体容器の高さH2に対する板状部材の垂直方向の最大長さH1の比H1/H2が0.7より大きい、〔1〕または〔2〕に記載の分配装置。
〔4〕天井板の下面に、出口貫通孔の縁に沿って出口貫通孔を廻らす、天井板の下面から下に向かって突き出ている壁をさらに有する、〔1〕〜〔3〕のいずれかひとつに記載の分配装置。
〔5〕 出口貫通孔の内径D1に対する出口貫通孔を廻らす壁の垂直方向の長さL2の比L2/D1が0.025以上0.25以下である、〔4〕に記載の分配装置。

0012

〔6〕天井板は、その中心に円形の追加貫通孔をさらに有し、
入口ダクトと本体容器とが同一の中心軸を持つように配置され、
該中心軸に沿って配置された、天井板の上方から追加貫通孔を経て入口ダクトの中にまで至る、入口ダクトの内径よりも小さい外径を有する断面円形の粉粒供給管をさらに有する、〔1〕〜〔5〕のいずれかひとつに記載の分配装置。

0013

〔7〕 〔1〕〜〔6〕のいずれかひとつに記載の分配装置を具備するミル。
〔8〕 〔7〕に記載のミルを具備するボイラ。

0014

〔9〕 〔1〕〜〔6〕のいずれかひとつに記載の分配装置を用いて、
固気二相流を入口ダクトを経て本体容器の中に供給し、
本体容器の中から出口ダクトを経て固気二相流を排出することを有し、
前記固気二相流は、本体容器内においてストークス数が1未満である、
固気二相流の分配方法
〔10〕 固気二相流に含まれる粉粒は、重量基準粒度分布における50%径が、30〜50μmである、〔9〕に記載の分配方法。

発明の効果

0015

本発明の固気二相流の分配装置は、固気二相流の分配量の偏差を実質的にゼロにすることができる。本発明の固気二相流の分配装置は、特に微粉炭の燃焼設備において、火炉の各燃料配管への微粉炭の分配量を従来より均等にすることができ、設備全体の省エネルギー化やコスト削減を図ることができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の分配装置の一例を示す天面図および側面略図である。
比S2/(S1+S2)を説明するための図である。
本発明の分配装置の別の一例を示す天面図および側面略図である。
本発明の分配装置を具備するミルの一例を示す図である。

実施例

0017

次に、実施例を示して、本発明をより詳細に説明する。但し、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。

0018

本発明の固気二相流の分配装置は、本体容器4、1本の入口ダクト1、2本以上の出口ダクト2、および板状部材5を有する。

0019

本体容器は、下から上に向かって拡径する円筒と該円筒の大きい径の方の開口を塞ぐ天井板3とを有してなる。
円筒の大きい径の開口の半径R4は、円筒の小さい径の方の開口の半径R5に対する比R4/R5が、好ましくは1.4〜2.2である。
天井板は出口ダクトの本数と同じ数の円形の出口貫通孔(outlet hole)を有する。出口貫通孔は、それぞれの中心が、天井板の中心を重心と見做して思い描かれる正多角形の頂点の位置になるように配置されている。出口貫通孔の内径D1は、それぞれ同じである。また、正多角形の外接円の半径R1は、円筒の大きい径の開口の半径R4に対する比R1/R4が、好ましくは0.6〜0.9である。

0020

入口ダクトは、断面円形を成す管である。入口ダクトは、本体容器を構成する円筒の小さい径の方の開口にて本体容器と連通するように接続されている。入口ダクトを介して、固気二相流を本体容器の中に供給することができる。

0021

出口ダクトは、断面円形を成す管である。出口ダクトは、それぞれ、天井板に有する出口貫通孔にて本体容器と連通するように接続されている。出口ダクトを介して、固気二相流を本体容器の中から排出することができる。出口ダクトの内径は、出口貫通孔の内径D1とほぼ同じである。

0022

板状部材は、出口ダクトの本数と同じ枚数を有する。板状部材は、天井板の下面に垂れ下がって設置されている。板状部材は、前記正多角形の外接円上の隣り合う2つの頂点の間の弧を横切るようにそれぞれ配置されている。板状部材は、その板面が天井板の中心から放射状に出る方向に対して平行で且つ天井板の下面に対して直角であるように設置される。好ましい形態の板状部材は、円筒の内面に近い側の縁を軸にして回動し、板面を円筒の内面側に倒すことができるものである。
板状部材の円筒の内面に近い側の縁は、天井板の中心を重心と見做して思い描かれる正多角形の頂点の位置になるように配置されていることが好ましい。板状部材の円筒の内面に近い側の縁の正多角形の外接円の半径R3は、円筒の大きい径の開口の半径R4に対する比R3/R4が、好ましくは0.9〜0.95である。板状部材の円筒の内面に遠い側の縁は、天井板の中心を重心と見做して思い描かれる正多角形の頂点の位置になるように配置されていることが好ましい。板状部材の円筒の内面に遠い側の縁の正多角形の外接円の半径R2は、円筒の大きい径の開口の半径R4に対する比R2/R4が、好ましくは0.3〜0.6である。

0023

板状部材は、板面が、長方形台形平行四辺形などの形を成していることが好ましい。板状部材は、本体容器を構成する円筒の内面に接していてもよいし、接していなくてもよい。また、粉粒供給管の外面に接していてもよいし、接していなくてもよい。
板状部材の水平方向の最大長さL1は、出口貫通孔の内径D1に対する比L1/D1が、大きくなるほどに出口ダクトにおける最大流量偏差が低下する傾向がある。比L1/D1は0.7より大きいことが好ましい。
板状部材の垂直方向の最大長さH1は、本体容器の高さH2に対する比H1/H2が、大きくなるほどに出口ダクトにおける最大流量偏差が低下する傾向がある。比H1/H2は0.7より大きいことが好ましい。

0024

さらに、本発明においては、比S2/(S1+S2)が、大きくなるほどに出口ダクトにおける最大流量偏差が低下する傾向がある。比S2/(S1+S2)は、0.3以上であることが好ましい。
なお、S1およびS2は次式で算出される値である。
S1=L3×H2=(l3−H1×Vt/Va)×H2
S2=L4×H2−0.5×H1×H1×Vt/Va
=(l4+H1×Vt/Va)×H2−0.5×H1×H1×Vt/Va
ここで、l3は、前記半径R1の外接円における、板状部材の設置位置と該位置から固気二相流の下流側で最も近い出口貫通孔の向かい側の縁との間の弧の長さであり、l4は、前記半径R1の外接円における、板状部材の設置位置と該位置から固気二相流の上流側で最も近い出口貫通孔の縁との間の弧の長さであり、Vaは、本体容器中の外接円の半径R1の位置における固気二相流の平均流速の垂直方向成分であり、Vtは、本体容器中の外接円の半径R1の位置における固気二相流の平均流速の水平方向成分であり、H2は、本体容器の高さであり、H1は、板状部材の垂直方向の最大長さである。
VaおよびVtは、本体容器に、板状部材5−1が設置されていないときに生じる、外接円半径R1の位置における固液二相流の平均流速に基づいて、決定される。固液二相流の平均流速VaおよびVtは固体粒子流速で代表させることができる。例えば、固体粒子の流速は、CFD(Computational Fluid Dynamics)を用いて求めることが有効である。ストークス数が1以下である場合は、固体粒子の軌跡は、気体流れ流線におおよそ一致するので、気体流れのベクトルを用いることも可能である。

0025

本発明の好ましい態様の固気二相流の分配装置は、粉粒供給管10をさらに有する。粉粒供給管は入口ダクトの内径よりも小さい外径を有する。そして、粉粒供給管は、同一の中心軸を持つように配置された入口ダクト1と本体容器4とを、該中心軸に沿って、天井板の上方から、天井板の中心に有する円形の追加貫通孔(feed hole)を経て、入口ダクトの中にまで至るように配置される。入口ダクトまたは粉粒供給管の下方に、粉粒供給管を経て供給された粉粒を砕く手段と、砕かれた粉粒を気流に同伴させて固気二相流を形成させる手段とを有することができる。そして、得られた固気二相流を入口ダクトに導くことができる。粉粒供給管10の外半径R6は、円筒の小さい径の開口の半径R5に対する比R6/R5が、好ましくは0.3〜0.6であり、円筒の大きい径の開口の半径R4に対する比R6/R4が、好ましくは0.15〜0.3である。

0026

本発明の好ましい態様の固気二相流の分配装置は、天井板の下面に、出口貫通孔の縁に沿って出口貫通孔を廻らす、天井板の下面から下に向かって突き出ている壁をさらに有する。出口貫通孔を廻らす壁の垂直方向の長さL2は、出口貫通孔の内径D1に対する比L2/D1が、好ましくは0.025以上0.25以下、より好ましくは0.05以上0.2以下である。比L2/D1が上記範囲にあるとき、旋回流れにそって流入する粒子が、壁に衝突し、分散し、他の出口ダクトへ回り込んで粒子が排出される。その結果、出口ダクトにおける最大流量偏差が低下する傾向がある。

0027

本発明に用いられる固気二相流は、本体容器内におけるストークス数Stが、好ましくは1未満である。St<1においては、粉粒の軌跡は流体の流線にほぼ一致するとみなすことができる。
St=(ρpd2U)/(18ηL)
ρp=粉粒の密度(kg/m3)、 d=粉粒の直径(m)、 U=流れの代表速さ(m/s)
η=流体の粘性(kg/m s)、 L=流れの代表長さ(m)
また、本発明に用いられる固気二相流に含まれる粉粒は、重量基準粒度分布における50%径が、好ましく30〜50μmである。

0028

本発明のミルは、本発明の固気二相流分配装置を具備する。また本発明のボイラは本発明のミルを具備する。
図8は、本発明のミルの一例を示す図である。入口ダクト1の下方に粉砕テーブル15と粉砕ローラ14とがある。粉砕テーブル上に給炭管10から石炭12を供給し、石炭を粉砕する。空気11を給気管スロート)16を通してミル内に導入する。空気がミル内を旋回して流れるような構造をした給気管を用いて空気を導入してもよい。粉砕された石炭を空気に同伴させて上方に送る。分級装置13により粗粉炭と微粉炭に分ける。粗粉炭を粉砕テーブルに戻す。微粉炭は空気とともに入口ダクト1から分配装置の本体容器の中に入る。微粉炭と空気とからなる固気二相流は板状部材5によって小さい流量偏差で出口ダクト2に分配される。出口ダクト2を経て、火炉の固体燃料バーナに前記固気二相流を供給し、微粉炭を燃やす。

0029

本発明の分配装置は、石炭焚ボイラプラント等において、石炭等の固体燃料を粉砕装置で粉砕後、気流によりバーナに供給して燃焼させる設備で好適に利用できる。そして、本発明の分配装置は、粒状固体燃料の分配量を調整して供給することができるので、複数のバーナを有する多段燃焼システムなどにおいて利用可能である。

0030

1:入口ダクト
2、2−1、2−2:出口ダクト
3:天井板
4:本体容器
5、5−1、5−2: 板状部材

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