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技術 建設機械

出願人 日立建機株式会社
発明者 本田丈士細谷晋平
出願日 2018年9月11日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-169679
公開日 2020年3月19日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-041336
状態 未査定
技術分野 建設機械の構成部品 ショベル系(制御を除く)
主要キーワード グリス供給 グリスガン アーム連結ピン アームピン 回動部分 連接部分 給脂口 ブームピン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月19日)のものです。
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図面 (5)

課題

ブーム等の各連結部にグリスを供給しやすくすると共に、グリス供給管路の供給口の寿命を向上した建設機械を提供する。

解決手段

油圧ショベル1の作業装置11は、基端側が車体に第1ブームピン結合部12Eを介して連結された第1ブーム12と、基端側が第1ブーム12の先端側に第2ブームピン結合部13Eを介して連結された第2ブーム13と、第1ブーム12の下面12Dと第2ブーム13の下面13Dとの間に設けられたポジショニングシリンダ20とを備えている。第1ブームピン結合部12Eと第2ブームピン結合部13Eとには、グリスを供給するための第1管路24Aと第2管路24Bとがそれぞれ接続されている。第1ブーム12、第2ブーム13、およびポジショニングシリンダ20で囲まれた位置には、第1管路24Aの給脂口24A1および第2管路24Bの給脂口24B1が設けられている。

概要

背景

一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体の前部側に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とからなっている。そして、作業装置は、通常、基端側が上部旋回体に回動可能に連結されたブームと、前記ブームの先端側に回動可能に連結されたアームと、前記アームの先端側に回動可能に連結された掘削バケット等の作業具と、これらブーム、アーム、作業具を作動させるブームシリンダアームシリンダ作業具シリンダとにより構成されている。

この場合、ブーム、アーム、作業具、およびブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダの各連結部には、摺動性を確保するためのグリスを供給するグリス供給管路が接続されている。作業者は、グリス供給管路の給脂口グリスガンを接続させて、各連結部にグリスを供給することができる(例えば、特許文献1参照)。

概要

ブーム等の各連結部にグリスを供給しやすくすると共に、グリス供給管路の供給口の寿命を向上した建設機械を提供する。油圧ショベル1の作業装置11は、基端側が車体に第1ブームピン結合部12Eを介して連結された第1ブーム12と、基端側が第1ブーム12の先端側に第2ブームピン結合部13Eを介して連結された第2ブーム13と、第1ブーム12の下面12Dと第2ブーム13の下面13Dとの間に設けられたポジショニングシリンダ20とを備えている。第1ブームピン結合部12Eと第2ブームピン結合部13Eとには、グリスを供給するための第1管路24Aと第2管路24Bとがそれぞれ接続されている。第1ブーム12、第2ブーム13、およびポジショニングシリンダ20で囲まれた位置には、第1管路24Aの給脂口24A1および第2管路24Bの給脂口24B1が設けられている。

目的

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ブーム等の各連結部にグリスを供給しやすくすると共に、グリス供給管路の供給口の寿命を向上した建設機械を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

自走可能な車体と、前記車体に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とからなり、前記作業装置は、基端側が前記車体に第1ブームピン結合部を介して回動可能に連結された第1ブームと、基端側が前記第1ブームの先端側に第2ブームピン結合部を介して回動可能に連結された第2ブームと、前記第1ブームの下面と前記第2ブームの下面との間に設けられ前記第2ブームピン結合部を中心として前記第2ブームを回動させるポジショニングシリンダとを備えてなる建設機械において、前記作業装置の各ピン結合部には、グリスを供給するためのグリス供給管路がそれぞれ接続され、前記作業装置における前記第1ブーム、前記第2ブーム、および前記ポジショニングシリンダで囲まれた位置には、各グリス供給管路の給脂口が設けられていることを特徴とする建設機械。

請求項2

前記給脂口は、前記ポジショニングシリンダよりも上方に位置して前記第1ブームの前記下面と前記第2ブームの前記下面とのうち少なくとも一方の下面に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

請求項3

前記作業装置は、前記車体と前記第1ブームとの間に位置して前記第1ブームを前記車体に対して回動させるブームシリンダと、基端側が前記第2ブームの先端側にアームピン結合部を介して回動可能に連結されたアームと、前記第2ブームと前記アームとの間に位置して前記アームを前記第2ブームに対して回動させるアームシリンダとを有し、前記ブームシリンダが前記第1ブームに結合されるブームシリンダ結合部と、前記アームシリンダが前記第2ブームに結合されるアームシリンダ結合部とには、それぞれ他のグリス供給管路が接続され、前記他のグリス供給管路の各給脂口は、前記第1ブーム、前記第2ブーム、および前記ポジショニングシリンダで囲まれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

技術分野

0001

本発明は、第1ブームと第2ブームとを有する2ピースブーム仕様作業装置を備えた建設機械に関する。

背景技術

0002

一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体の前部側に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とからなっている。そして、作業装置は、通常、基端側が上部旋回体に回動可能に連結されたブームと、前記ブームの先端側に回動可能に連結されたアームと、前記アームの先端側に回動可能に連結された掘削バケット等の作業具と、これらブーム、アーム、作業具を作動させるブームシリンダアームシリンダ作業具シリンダとにより構成されている。

0003

この場合、ブーム、アーム、作業具、およびブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダの各連結部には、摺動性を確保するためのグリスを供給するグリス供給管路が接続されている。作業者は、グリス供給管路の給脂口グリスガンを接続させて、各連結部にグリスを供給することができる(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2010−163824号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、上述した従来技術によるグリス供給管路の給脂口は、ブームの先端側に設けられている。この場合、油圧ショベルでの作業中にグリス供給管路の給脂口に障害物が接触して給脂口の寿命が低下する虞がある。また、解体作業等の作業現場では、上方からの落下物がグリス供給管路の給脂口に接触して給脂口の寿命が低下する虞がある。

0006

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ブーム等の各連結部にグリスを供給しやすくすると共に、グリス供給管路の供給口の寿命を向上した建設機械を提供する。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決するため本発明の建設機械は、自走可能な車体と、前記車体に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とからなり、前記作業装置は、基端側が前記車体に第1ブームピン結合部を介して回動可能に連結された第1ブームと、基端側が前記第1ブームの先端側に第2ブームピン結合部を介して回動可能に連結された第2ブームと、前記第1ブームの下面と前記第2ブームの下面との間に設けられ前記第2ブームピン結合部を中心として前記第2ブームを回動させるポジショニングシリンダとを備えている。

0008

そして、本発明の特徴は、前記作業装置の各ピン結合部には、グリスを供給するためのグリス供給管路がそれぞれ接続され、前記作業装置における前記第1ブーム、前記第2ブーム、および前記ポジショニングシリンダで囲まれた位置には、各グリス供給管路の給脂口が設けられている。

発明の効果

0009

本発明によれば、ブーム等の各連結部にグリスを供給する作業の作業性を向上することができると共に、グリス供給管路の供給口の寿命を向上することができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の実施形態による油圧ショベルを示す正面図である。
第1ブーム、第2ブーム、ブームシリンダ、アームシリンダ、ポジショニングシリンダ、グリス供給管路、他のグリス供給管路、第1集中給脂具、および第2集中給脂具を拡大して示す正面図である。
第1ブーム、第2ブーム、ブームシリンダ、アームシリンダ、グリス供給管路、および他のグリス供給管路を示す平面図である。
第1ブーム、第2ブーム、および第1,第2の集中給脂具を図2中の矢示IV−IV方向からみた要部拡大の底面図である。

実施例

0011

以下、本発明に係る建設機械の実施形態を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図4を参照しつつ詳細に説明する。

0012

図1中に示す油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に搭載され、下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、上部旋回体3の前部側に設けられた作業装置11とからなっている。

0013

上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回可能に取付けられたベースとなる旋回フレーム4と、旋回フレーム4の前部左側に設けられ運転室画成するキャブ5と、旋回フレーム4の後端側に設けられ作業装置11との重量バランスをとるカウンタウエイト6と、カウンタウエイト6の前側に設けられエンジンおよび油圧ポンプ等(いずれも図示せず)を収容する建屋カバー7と、建屋カバー7の前側に設けられた作動油タンク燃料タンクとを含んで構成されている。

0014

作業装置11は、上部旋回体3の前部側に設けられている。この作業装置11は、2ピースブーム仕様の作業装置として構成され、土砂等の掘削作業建物等の解体作業といった複数の作業に用いられる。ここで、作業装置11は、第1ブーム12、第2ブーム13、アーム15、バケット17、ブームシリンダ18、ポジショニングシリンダ20、アームシリンダ21、および作業具シリンダ23を含んで構成されている。

0015

第1ブーム12は、基端側が旋回フレーム4の前端側に回動可能に連結されている。この第1ブーム12は、第2ブーム13と共に2ピースブームを構成するものである。ここで、第1ブーム12は、左,右方向で一定の間隔をもって対面する左側面12A,右側面12Bと、各側面12A,12Bを挟んで上,下方向で対面する上面12C,下面12Dとにより、その長手方向のほぼ全域に亘って断面四角形状をなす角筒体として形成されている。

0016

第1ブーム12は、基端側が旋回フレーム4の前端側に第1ブームピン結合部12Eを介して連結ピン(図示せず)により回動可能に連結されている。一方、第1ブーム12の先端側には、左,右一対のブームブラケット12Fが突設されている。これら左,右のブームブラケット12Fは、左,右方向で一定の間隔をもって対面している。左,右のブームブラケット12Fには、第2ブーム13の基端側がピン結合されている。

0017

また、第1ブーム12の下面12Dの先端側には、ポジショニングシリンダブラケット12Gが設けられている。このポジショニングシリンダブラケット12Gには、後述するポジショニングシリンダ20のボトム側が取付けられる。そして、第1ブーム12の左側面12Aと右側面12Bとには、各ブームシリンダ18のブームシリンダ結合部18Cが取付けられるブームシリンダブラケット12Hがそれぞれ設けられている。

0018

第2ブーム13は、基端側が第1ブーム12の先端側に回動可能に連結されている。この第2ブーム13は、後述するポジショニングシリンダ20の伸縮により、第1ブーム12に対して上,下方向に回動するものである。第2ブーム13は、左,右方向で一定の間隔をもって対面する左側面13A,右側面13Bと、各側面13A,13Bを挟んで上,下方向で対面する上面13C,下面13Dとにより、その長手方向のほぼ全域に亘って断面四角形状をなす角筒体として形成されている。

0019

第2ブーム13は、基端側が第1ブーム12の先端側に第2ブームピン結合部13Eを介してブーム連結ピン14により回動可能に連結されている。即ち、第2ブーム13の第2ブームピン結合部13Eは、第1ブーム12の左,右のブームブラケット12F間に挿入されて、ブーム連結ピン14により各ブームブラケット12Fに回動可能にピン結合されている。一方、第2ブーム13の先端側には、左,右方向で一定の間隔をもって対面する左,右一対のアームブラケット13Fが設けられ、これら左,右のアームブラケット13Fには、アーム15の基端側が回動可能に連結されている。

0020

また、第2ブーム13の上面13Cの基端側(第1ブーム12側)には、アームシリンダブラケット13Gが設けられている。このアームシリンダブラケット13Gには、後述するアームシリンダ21のボトム側が取付けられている。第2ブーム13の下面13Dの先端側には、後述するポジショニングシリンダ20のロッド側が取付けられるポジショニングシリンダブラケット13Hが設けられている。

0021

アーム15は、第2ブーム13の先端側に回動可能に連結されている。このアーム15は、後述するアームシリンダ21の伸縮により、第2ブーム13に対して上,下方向に回動するものである。アーム15は、左,右方向で一定の間隔をもって対面する左,右の側面(右側面15Aのみ図示)と、左側面と右側面15Aとを挟んで上,下方向で対面する上面15B,下面15Cとにより、その長手方向のほぼ全域に亘って断面四角形状をなす角筒体として形成されている。

0022

アーム15は、基端側が第2ブーム13の先端側にアームピン結合部15Dを介してアーム連結ピン16により回動可能に連結されている。即ち、アーム15のアームピン結合部15Dは、第2ブーム13のアームブラケット13F間に挿入されて、アーム連結ピン16により各アームブラケット13Fに回動可能にピン結合されている。一方、アーム15の先端側には、左,右方向で一定の間隔をもって対面する左,右一対の作業具ブラケット15Eが設けられ、これら左,右の作業具ブラケット15Eには、バケット17が回動可能に連結されている。

0023

アーム15の基端側(第2ブーム13側)には、上面15Bと下面15Cとの間にアームシリンダブラケット15Fが設けられている。このアームシリンダブラケット15Fには、後述するアームシリンダ21のロッド21B側が取付けられている。アーム15の上面15Bの基端側には、後述する作業具シリンダ23のボトム側が取付けられる作業具シリンダブラケット15Gが設けられている。

0024

バケット17は、アーム15の先端側に回動可能に取付けられている。このバケット17は、後述する作業具シリンダ23にバケットリンク17Aを介して連結され、作業具シリンダ23の伸縮により、アーム15に対して上,下方向に回動するものである。バケット17は、土砂等の掘削作業に用いられるもので、本発明の作業具を構成している。

0025

ブームシリンダ18は、旋回フレーム4と第1ブーム12との間に設けられている。このブームシリンダ18は、第1ブーム12を挟んで左,右にそれぞれ配置されている。各ブームシリンダ18は、内部にピストン(図示せず)を備えた円筒状のチューブ18Aと、基端側がピストンに固着され先端側がチューブ18Aから突出するロッド18Bとからなっている。

0026

ブームシリンダ18は、ロッド18Bの先端側にブームシリンダ結合部18Cを有している。各ブームシリンダ18は、チューブ18Aのボトム側が旋回フレーム4の先端側にピン結合され、ブームシリンダ結合部18Cが第1ブーム12の左,右の側面12A,12Bにそれぞれ設けられたブームシリンダブラケット12Hにブームシリンダピン19によりピン結合されている。これにより、ブームシリンダ18は、ロッド18Bの伸縮により、旋回フレーム4に対して第1ブーム12を上,下方向に回動させる。

0027

ポジショニングシリンダ20は、第1ブーム12の下面12Dと第2ブーム13の下面13Dとの間に設けられている。このポジショニングシリンダ20は、内部にピストン(図示せず)を備えた円筒状のチューブ20Aと、基端側がピストンに固着され先端側がチューブ20Aから突出するロッド20Bとからなっている。

0028

ポジショニングシリンダ20は、チューブ20Aのボトム側が第1ブーム12の下面12Dに設けられたポジショニングシリンダブラケット12Gにピン結合され、ロッド20Bの先端側が第2ブーム13の下面13Dに設けられたポジショニングシリンダブラケット13Hにピン結合されている。ポジショニングシリンダ20は、ロッド20Bの伸縮により、第2ブームピン結合部13Eを中心として第2ブーム13を回動させる。

0029

アームシリンダ21は、第2ブーム13とアーム15との間に設けられている。このアームシリンダ21は、内部にピストン(図示せず)を備えた円筒状のチューブ21Aと、基端側がピストンに固着され先端側がチューブ21Aから突出するロッド21Bとからなっている。

0030

アームシリンダ21は、チューブ21Aのボトム側にアームシリンダ結合部21Cを有している。アームシリンダ21は、アームシリンダ結合部21Cが第2ブーム13のアームシリンダブラケット13Gにアームシリンダピン22によりピン結合され、ロッド21B側がアーム15のアームシリンダブラケット15Fにピン結合されている。これにより、アームシリンダ21は、ロッド21Bの伸縮により、アーム15を第2ブーム13に対して回動させる。

0031

作業具シリンダ23は、アーム15とバケット17のバケットリンク17Aとの間に設けられている。この作業具シリンダ23は、ボトム側がアーム15の作業具シリンダブラケット15Gにピン結合され、ロッド側がバケットリンク17Aにピン結合されている。これにより、作業具シリンダ23は、ロッドの伸縮動作により、バケット17をアーム15に対して回動させる。

0032

次に、作業装置11の各ピン結合部(第1ブームピン結合部12E、第2ブームピン結合部13E)に接続されたグリス供給管路24と、各ピン結合部(ブームシリンダ結合部18C、アームシリンダ結合部21C)に接続された他のグリス供給管路25について説明する。

0033

グリス供給管路24は、第1ブーム12と第2ブーム13とにそれぞれ設けられている。このグリス供給管路24は、例えば可撓性を有する耐圧ホースおよび金属製の管体により形成され、作業装置11の回動部分である第1ブームピン結合部12Eおよび第2ブームピン結合部13Eにグリスを供給するためのものである。

0034

そして、グリス供給管路24は、旋回フレーム4の前端側と第1ブーム12との連接部分(回動部分)である第1ブームピン結合部12Eに接続された第1管路24Aと、第1ブーム12と第2ブーム13との連接部分(回動部分)である第2ブームピン結合部13Eに接続された第2管路24Bとにより構成されている。

0035

第1管路24Aは、例えば第1ブーム12の上面12C側で第1ブームピン結合部12Eの左,右方向に離間して2本接続されている。各第1管路24Aは、一端側が第1ブームピン結合部12Eに接続され、第1ブーム12の先端側の下面12Dに向けて延びている。図2図3に示すように、各第1管路24Aは、第1ブームピン結合部12Eから第1ブーム12の上面12C上を第1ブーム12の先端側(ブームブラケット12F側)に向けて延び、第1ブーム12の左側面12Aに沿って第1ブーム12の下面12Dに向けて延びている。各第1管路24Aの他端側は、第1ブームピン結合部12Eにグリスを供給するためのグリスガン(図示せず)が接続される給脂口24A1となり、第1ブーム12の先端側(ブームブラケット12F側)の下面12Dに位置して後述の第1集中給脂具26に取付けられている。

0036

第2管路24Bは、例えば第2ブーム13の上面13C側で第2ブームピン結合部13Eの左,右方向に離間して2本接続されている。各第2管路24Bは、一端側が第2ブームピン結合部13Eに接続され、第1ブーム12の先端側の下面12Dに向けて延びている。図2図3に示すように、各第2管路24Bは、第2ブーム13の上面13Cから第2ブーム13の左側面13Aおよび第1ブーム12の左側面12Aに沿って第1ブーム12の下面12Dに向けて延びている。各第2管路24Bの他端側は、第2ブームピン結合部13Eにグリスを供給するためのグリスガン(図示せず)が接続される給脂口24B1となり、第1ブーム12の先端側(ブームブラケット12F側)の下面12Dに位置して後述の第1集中給脂具26に取付けられている。

0037

他のグリス供給管路25は、第1ブーム12と第2ブーム13とにそれぞれ設けられている。この他のグリス供給管路25は、例えば可撓性を有する耐圧ホースおよび金属製の管体により形成され、ブームシリンダ18の回動部分であるブームシリンダ結合部18Cとアームシリンダ21の回動部分であるアームシリンダ結合部21Cとにグリスを供給するためのものである。

0038

そして、他のグリス供給管路25は、ブームシリンダブラケット12Hとブームシリンダ18とのピン結合部であるブームシリンダ結合部18Cに接続された第3管路25Aと、アームシリンダブラケット13Gとアームシリンダ21とのピン結合部であるアームシリンダ結合部21Cに接続された第4管路25Bとにより構成されている。

0039

第3管路25Aは、第1ブーム12の左側面12A側に位置するブームシリンダ18のブームシリンダ結合部18Cと、第1ブーム12の右側面12B側に位置するブームシリンダ18のブームシリンダ結合部18Cとにそれぞれ接続されている。各第3管路25Aは、一端側がブームシリンダ結合部18Cに接続され、第1ブーム12の先端側の下面12Dに向けて延びている。

0040

図2図3に示すように、左側に位置するブームシリンダ18のブームシリンダ結合部18Cに接続された第3管路25Aは、ブームシリンダ結合部18Cから第1ブーム12の左側面12Aに沿って上面12Cに向けて延びている。一方、右側に位置するブームシリンダ18のブームシリンダ結合部18Cに接続された第3管路25Aは、ブームシリンダ結合部18Cから第1ブーム12の右側面12Bに沿って上面12Cに向けて延びている。

0041

そして、各第3管路25Aは、第1ブーム12の先端側(ブームブラケット12F側)に向けて延び、第1ブーム12の左側面12Aに沿って第1ブーム12の下面12Dに向けて延びている。各第3管路25Aの他端側は、ブームシリンダ結合部18Cにグリスを供給するためのグリスガン(図示せず)が接続される給脂口25A1となり、第1ブーム12の先端側(ブームブラケット12F側)の下面12Dに位置して後述の第1集中給脂具26に取付けられている。

0042

第4管路25Bは、アームシリンダ21のアームシリンダ結合部21Cに接続されている。第4管路25Bは、一端側がアームシリンダ結合部21Cに接続され、第2ブーム13の先端側の下面13Dに向けて延びている。図3に示すように、第4管路25Bは、アームシリンダ結合部21Cから第2ブーム13の上面13C上を第2ブーム13の基端側(第2ブームピン結合部13E側)に向けて延び、第2ブーム13の左側面13Aに沿って第2ブーム13の下面13Dに向けて延びている。各第4管路25Bの他端側は、アームシリンダ結合部21Cにグリスを供給するためのグリスガン(図示せず)が接続される給脂口25B1となり、第2ブーム13の基端側(第2ブームピン結合部13E側)の下面13Dに位置して後述の第2集中給脂具27に取付けられている。

0043

次に、第1〜第4管路24A,24B,25A,25Bの給脂口24A1,24B1,25A1,25B1が取付けられる第1,第2集中給脂具26,27について説明する。

0044

第1集中給脂具26は、第1ブーム12の先端側の下面12Dに設けられている。この第1集中給脂具26には、第1管路24Aの給脂口24A1、第2管路24Bの給脂口24B1、および第3管路25Aの給脂口25A1が右側(第1ブーム12の右側面12B側)に向けて取付けられている。即ち、各給脂口24A1,24B1,25A1は、第1ブーム12の右側面12B側からグリスガンを接続できるように、第1ブーム12の下面12Dに取付けられている。

0045

第1集中給脂具26は、第1ブーム12の下面12Dに設けられたポジショニングシリンダブラケット12Gよりもブームブラケット12F側に配設されている。第1集中給脂具26は、第1ブーム12、第2ブーム13、およびポジショニングシリンダ20で囲まれた空間S内に配設されている。即ち、第1集中給脂具26は、第1ブーム12および第2ブーム13とポジショニングシリンダ20とに上,下方向で挟まれた位置に配設されている。

0046

従って、第1集中給脂具26は、上方が第1ブーム12と第2ブーム13とにより覆われ、下方がポジショニングシリンダ20により覆われている。これにより、第1集中給脂具26は、上方から落下してくる土砂、瓦礫等の落下物に対しては第1ブーム12と第2ブーム13とにより保護され、下方から飛散してくる土砂、小石等の飛散物に対してはポジショニングシリンダ20により保護されている。

0047

第2集中給脂具27は、第2ブーム13の基端側の下面13Dに設けられている。この第2集中給脂具27には、第4管路25Bの給脂口25B1が右側(第2ブーム13の右側面13B側)に向けて取付けられている。即ち、給脂口25B1は、第2ブーム13の右側面13B側からグリスガンを接続できるように、第2ブーム13の下面13Dに取付けられている。

0048

第2集中給脂具27は、第2ブーム13の下面13Dに設けられたポジショニングシリンダブラケット13Hよりも第2ブームピン結合部13E側に配設されている。第2集中給脂具27は、第1ブーム12、第2ブーム13、およびポジショニングシリンダ20で囲まれた空間S内に配設されている。即ち、第2集中給脂具27は、第1ブーム12および第2ブーム13とポジショニングシリンダ20とに上,下方向で挟まれた位置に配設され、第1集中給脂具26と前,後方向で対面している。

0049

従って、第2集中給脂具27は、上方が第1ブーム12と第2ブーム13とにより覆われ、下方がポジショニングシリンダ20により覆われている。これにより、第2集中給脂具27は、上方から落下してくる土砂、瓦礫等の落下物に対しては第1ブーム12と第2ブーム13とにより保護され、下方から飛散してくる土砂、小石等の飛散物に対してはポジショニングシリンダ20により保護されている。

0050

本実施形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、以下その作動について説明する。

0051

まず、キャブ5内に搭乗したオペレータは、走行用操作レバー(図示せず)を操作することにより、下部走行体2を走行させることができる。また、左,右の操作レバー装置(図示せず)を操作することにより、上部旋回体3の旋回動作および作業装置11による土砂の掘削作業等を行うことができる。

0052

ところで、油圧ショベル1の作業前および作業後には、作業装置11の各ピン結合部の摩耗を抑制するために、各ピン結合部にグリスを供給するメンテナンス作業が行われる。この場合、上述した従来技術では、ブームの先端側に給脂口(集中給脂具)を設けて、各ピン結合部へのグリスの給脂作業をしやすくしている。しかし、このグリス供給管路の給脂口は、ブームの側面に設けられているので、油圧ショベルでの作業中に障害物が接触して寿命が低下する虞がある。また、解体作業等の作業現場では、上方から落下してくる瓦礫等の落下物がグリス供給管路の給脂口に接触して給脂口の寿命が低下する虞がある。

0053

そこで、本実施形態では、第1集中給脂具26と第2集中給脂具27とを第1ブーム12と第2ブーム13とポジショニングシリンダ20とにより囲まれた空間S内に配設している。具体的には、第1集中給脂具26は、ポジショニングシリンダ20の上方で第1ブーム12の下面12Dに設けられている。また、第2集中給脂具27は、ポジショニングシリンダ20の上方で第2ブーム13の下面13Dに設けられている。

0054

これにより、第1集中給脂具26と第2集中給脂具27とは、上方を第1ブーム12の先端側と第2ブーム13の基端側とにより覆われ、下方をポジショニングシリンダ20のチューブ20Aにより覆われている。従って、第1集中給脂具26と第2集中給脂具27とは、上方から落下してくる土砂、瓦礫等の落下物に対しては第1ブーム12と第2ブーム13とにより保護され、下方から飛散してくる土砂、小石等の飛散物に対してはポジショニングシリンダ20により保護されるので、寿命を向上させることができる。

0055

そして、第1集中給脂具26に取付けられた給脂口24A1,24B1,25A1と第2集中給脂具27に取付けられた給脂口25B1とは、右側(第1ブーム12の右側面12B側)に向けて開口している。これにより、作業者が給脂作業を行う場合には、まず図1に示すように、ブームシリンダ18のロッド18Bを縮小して第1,第2ブーム12,13を地面に向けて下げることにより、第1集中給脂具26と第2集中給脂具27とを作業者の手が届く位置まで下げることができる。

0056

従って、作業者は、地面上から第1集中給脂具26と第2集中給脂具27との各給脂口24A1,24B1,25A1,25B1にグリスガン(図示せず)を接続して、効率よく第1ブームピン結合部12E、第2ブームピン結合部13E、ブームシリンダ結合部18C、およびアームシリンダ結合部21Cにグリスを給脂することができる。

0057

かくして、本実施形態の建設機械は、自走可能な車体(下部走行体2、上部旋回体3)と、前記車体に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置11とからなり、前記作業装置11は、基端側が前記車体に第1ブームピン結合部12Eを介して回動可能に連結された第1ブーム12と、基端側が前記第1ブーム12の先端側に第2ブームピン結合部13Eを介して回動可能に連結された第2ブーム13と、前記第1ブーム12の下面12Dと前記第2ブーム13の下面13Dとの間に設けられ前記第2ブームピン結合部13Eを中心として前記第2ブーム13を回動させるポジショニングシリンダ20とを備えている。

0058

そして、前記作業装置11の各ピン結合部(第1ブームピン結合部12E,第2ブームピン結合部13E)には、グリスを供給するためのグリス供給管路(第1管路24A,第2管路24B)がそれぞれ接続され、前記作業装置11における前記第1ブーム12、前記第2ブーム13、および前記ポジショニングシリンダ20で囲まれた位置には、各グリス供給管路の給脂口24A1,24B1が設けられている。

0059

また、前記給脂口24A1,24B1は、前記ポジショニングシリンダ20よりも上方に位置して前記第1ブーム12の前記下面12Dと前記第2ブーム13の前記下面13Dとのうち少なくとも一方の下面に取付けられている。

0060

また、前記作業装置11は、前記車体と前記第1ブーム12との間に位置して前記第1ブーム12を前記車体に対して回動させるブームシリンダ18と、基端側が前記第2ブーム13の先端側にアームピン結合部15Dを介して回動可能に連結されたアーム15と、前記第2ブーム13と前記アーム15との間に位置して前記アーム15を前記第2ブーム13に対して回動させるアームシリンダ21とを有し、前記ブームシリンダ18が前記第1ブーム12に結合されるブームシリンダ結合部18Cと、前記アームシリンダ21が前記第2ブーム13に結合されるアームシリンダ結合部21Cとには、それぞれ他のグリス供給管路(第3管路25A,第4管路25B)が接続され、前記他のグリス供給管路の各給脂口25A1,25B1は、前記第1ブーム12、前記第2ブーム13、および前記ポジショニングシリンダ20で囲まれた位置に設けられている。

0061

なお、上述した実施形態では、第1集中給脂具26を第1ブーム12の下面12Dに設け、第2集中給脂具27を第2ブーム13の下面13Dに設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第1集中給脂具26を第2ブーム13の下面13Dに設けてもよいし、第2集中給脂具27を第1ブーム12の下面12Dに設けてもよい。また、第1集中給脂具26と第2集中給脂具27との両方を第1ブーム12の下面12Dまたは第2ブーム13の下面13Dに設けてもよい。

0062

また、上述した実施形態では、第1集中給脂具26と第2集中給脂具27との2個の集中給脂具を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば各給脂口を1つに纏めた集中給脂具を1個設けてもよいし、各給脂口をそれぞれ纏めた集中給脂具を3個以上設けてもよい。さらに、各給脂口を個別に第1ブーム12の下面12Dおよび第2ブーム13の下面13Dに取付けてもよい。

0063

また、上述した実施形態では、第1集中給脂具26に第1管路24Aの給脂口24A1、第2管路24Bの給脂口24B1、および第3管路25Aの給脂口25A1を取付け、第2集中給脂具27に第4管路25Bの給脂口25B1を取付けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、第1集中給脂具26および第2集中給脂具27に取付けられる給脂口の組み合わせは適宜設定することができる。

0064

また、上述した実施形態では、建設機械としてクローラ式の下部走行体を有する油圧ショベル1を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば車輪を有するホイール式の油圧ショベルにも適用することができる。

0065

1油圧ショベル(建設機械)
2下部走行体(車体)
3上部旋回体(車体)
11作業装置
12 第1ブーム
12D 下面
12E 第1ブームピン結合部
13 第2ブーム
13D 下面
13E 第2ブームピン結合部
15アーム
15Dアームピン結合部
18ブームシリンダ
18C ブームシリンダ結合部
20ポジショニングシリンダ
21アームシリンダ
21C アームシリンダ結合部
24グリス供給管路
24A 第1管路
24A1給脂口
24B 第2管路
24B1 給脂口
25 他のグリス供給管路
25A 第3管路
25A1 給脂口
25B 第4管路
25B1 給脂口

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