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課題

ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片を遺伝子操作により得ることおよびそれを作製する方法の提供。

解決手段

タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖及び第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖を含み、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖及び第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバードナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている遺伝子操作免疫グロブリン鎖を含む、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片。

概要

背景

ヘテロ二量体タンパク質を作製する方法が報告されている。ヘテロ二量体二重特異性抗体構築して生成するための第1のアプローチは、クアドローマ技術(Milstein
CおよびCuello AC、Nature、305(5934):537〜40ページ(1983))であった(これは、二重特異性抗体の所望の特異性を有するマウスモノクローナル抗体発現する2つの異なるハイブリドーマ株細胞体細胞融合からなる)。得られるハイブリッドハイブリドーマ(またはクアドローマ)株化細胞内では2つの異なる免疫グロブリンIg重鎖および軽鎖ランダム対形成しているので、10までの異なる免疫グロブリン種が生じ、そのうち1つだけが機能的な二重特異性抗体である(Kufer Pら、TrendsBiotechnol、22(5):238〜44ページ(2004))。誤って対形成された副生成物の存在は、生成収率を著しく低下させ、生成物均質性を達成するために精巧な精製手順が要求される。Ig重鎖の誤った対形成は、いくつかの合理的設計方策を用いることにより低下させることができ、それらのほとんどは、CH3ドメインホモ二量体の2つのサブユニット間人造相補的ヘテロ二量体界面の設計によるヘテロ二量体形成のための抗体重鎖遺伝子操作により得る。遺伝子操作されたCH3ヘテロ二量体ドメイン対の最初の報告は、ヘテロ二量体Fc部分を生じるための「空洞に入る隆起(protuberance−into−cavity)」アプローチについて記載するCarterらによりなされた(米国特許第5,807,706号;「穴に入る小塊(knobs−into−holes)」;Merchant AMら、Nat Biotechnol、16(7):677〜81ページ(1998))。代替の設計が最近開発され、これは、WO2007/110205に記載されるようなモジュールコア組成改変することによる新しいCH3モジュール対の設計またはWO2007/147901もしくはWO2009/089004に記載されるようなモジュール間の相補的塩橋の設計のいずれかに関与する。CH3遺伝子操作方策の不都合な点は、これらの技術が、著しい量の望ましくないホモ二量体の生成をまだもたらすことである。よって、ホモ二量体種の含量を最小限にする遺伝子操作技術に対する必要性が残っている。

これらの特許公報に記載されるようなIg重鎖のヘテロ二量体形成における様々なアプローチに関係なく、任意のCH3ドメイン合理的遺伝子操作などに基づく完全二重特異性抗体(すなわち、ユニークな抗原結合部位創出する可変重鎖および軽鎖ドメインのユニークなセットをそれぞれが有する2つのFAB断片と1つの二量体Fc領域)の開発が直面する主な障害は、軽鎖の誤った対形成を回避するために、両方のFABにとって共通の軽鎖を有することが要求されることである(Carter P、J Immunol Methods、248(1〜2):7〜15ページ(2001))。このことは、別個の重鎖により異なる抗原と結合する同一の軽鎖を有する抗体を用いることにより達成できるが、このような抗体を単離することが要求され、このことは、ディスプレイ技術の使用を通常含み、所望の特異性を有する2つの別個のヒトモノクローナル抗体を直接用いて、さ
らなるCDRまたは軽鎖の遺伝子操作を用いずに完全二重特異性抗体に再び集合させることを可能にする技術は、現在ない。よって、全体的な構造が自然抗体と同様の、すなわち2つのFAB断片(それぞれがユニークな抗原結合部位を創出する可変重鎖および軽鎖ドメインのユニークなセットを有する)と1つの二量体Fc領域とを含む、完全で正しく集合した二重特異性抗体を作製する必要性が存在する。

概要

ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片を遺伝子操作により得ることおよびそれを作製する方法の提供。タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖及び第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖を含み、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖及び第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバードナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている遺伝子操作免疫グロブリン鎖を含む、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片。

目的

一態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が12位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が119位にてアミノ酸残基で置換される場合、12位にて置換されたアミノ酸残基と119位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が13位にてアミノ酸残基で置換される場合、26位にて置換されたアミノ酸残基と13位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作
免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が27位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が18位にてアミノ酸残基で置換される場合、27位にて置換されたアミノ酸残基と18位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が79位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が84.3位にてアミノ酸残基で置換される場合、79位にて置換されたアミノ酸残基と84.3位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が11位であり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがヒンジ領域を含むドメインである場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヒンジ領域の3位にて置換されず、
各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT登録商標番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバードナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH3ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT登録商標番号付けに従って示される、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項2

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、自然に存在するCH3ドメインである、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項3

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのアミノ酸配列が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのアミノ酸配列と比較して、1または複数のアミノ酸残基の挿入を含有しない、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項4

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体を形成する、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項5

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電アミノ酸でないかまたは88Iでなく、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項6

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、88Wおよびその保存的アミノ酸置換であり、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項7

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基が、85.1A、85.1S、85.1Cおよび85.1Nならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、かつ/または86Sおよび86Vならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項8

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、88Q、88L、88V、88R、88E、88I、88T、88Y、88Kおよび88Wからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20Q、20E、20S、20K、20W、22A、22G、22T、22L、22I、22V、26R、26Q、26T、26K、26V、26S、26N、26E、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1R、85.1H、85.1K、85.1F、85.1C、85.1N、85.1W、86S、86I、86T、86H、86Q、86V、86W、86Yおよび86Fからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項9

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、88Q、88L、88V、88R、88E、88I、88T、88Yおよび88Wからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20Q、20E、20S、20K、22A、22G、22T、22L、22I、22V、26Q、26T、26K、26V、26S、26N、26E、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1R、85.1H、85.1K、85.1F、85.1C、85.1N、86S、86I、86T、86H、86Q、86Vおよび86Fからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項10

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3E、3K、5A、5T、7F、7M、20K、20N、20T、22A、22L、22V、26E、26T、27E、27K、79F、79Y、81A、81G、81D、84L、84M、84.2E、84.2S、85.1A、85.1C、85.1M、85.1N、85.1S、86F、86S、86V、90K、90N、および90Rならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項11

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位および20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項12

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位および26位のアミノ酸残基ならびに場合によってさらなる位置のアミノ酸残基を含み、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項13

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、20位、22位、26位、79位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項14

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、20K、22V、26T、79Y、85.1S、86Vおよび90Nならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項15

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、84位であるかまたは84Lおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、81位、84.2位、88位および90位からなる群から選択される位置もしくは3位、5位、7位、20位、22位、26位、81位、84.2位、85.1位、88位および90位からなる群から選択される位置もしくは3位、5位、7位、20位、22位、26位、81位、84.2位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項16

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3位、5位、7位、20位、22位、26位、81位、84位、84.2位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、81位、84位、84.2位、85.1位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、81位、84位、84.2位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項17

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および86位のアミノ酸残基を含むかまたは85.1Cおよびその保存的アミノ酸置換ならびに86Sおよびその保存的アミノ酸置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3E、5A、7F、20T、22V、26T、81D、84L、84.2E、88Rおよび90Rならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項18

アミノ酸残基置換85.1Cが、アミノ酸残基置換85.1Aまたは85.1Sで置き換えられ、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項17に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項19

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3位、5位、20位、22位、26位、27位、81位、84位、85.1位および86位からなる群から選択される位置であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項20

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3K、5T、20T、22L、26E、27K、81G、84M、85.1M、86Fおよびその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項21

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、7位、20位、22位、27位、79位、81位、84.2位、88位および90位からなる群から選択される位置または7位、20位、22位、27位、79位、81位、84.2位、85.1位、88位および90位からなる群から選択される位置または7位、20位、22位、27位、79位、81位、84.2位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項22

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、79位であるかまたは79Fおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって7位、20位、22位、27位、81位、84.2位、88位および90位からなる群から選択される位置もしくは7位、20位、22位、27位、81位、84.2位、85.1位、88位および90位からなる群から選択される位置もしくは7位、20位、22位、27位、81位、84.2位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項23

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および86位のアミノ酸残基を含むかまたは85.1Nおよびその保存的アミノ酸置換ならびに86Vおよびその保存的アミノ酸置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、7M、20N、22A、27E、79F、81A、84.2S、85.1N、86V、88Lおよび90Kならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項24

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88Iおよびその保存的アミノ酸置換であり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換された場合によるさらなるアミノ酸残基が、81Wおよびその保存的アミノ酸置換であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項1に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項25

(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH3ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位のアミノ酸残基ならびに3位、22位、27位、79位、81位、84位、85.1位、86位および88位からなる群から選択されるさらなる位置のアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で26位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項26

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位および86位ならびに場合によって3位、5位、22位、27位、79位、81位、84位、85.1位、88位および90位からなる群から選択されるさらなる位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項27

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位および22位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位のアミノ酸残基ならびに3位、5位、22位、27位、79位、81位、84位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択されるさらなる位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項28

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位および22位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位および86位ならびに場合によって3位、5位、22位、27位、79位、81位、84位、85.1位、88位および90位からなる群から選択されるさらなる位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項29

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、自然に存在するCH3ドメインである、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項30

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのアミノ酸配列が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのアミノ酸配列と比較して、1または複数のアミノ酸残基の挿入を含有しない、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項31

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体を形成する、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項32

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、20Nおよび20Tならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項33

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で26位にて置換されたアミノ酸残基が、26Tおよび26Eならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項34

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20Q、20K、20S、20Wおよび20Eからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、22A、22G、22L、22I、22V、22T、26K、26R、26Q、26T、26V、26S、26N、26E、85.1W、85.1F、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1R、85.1H、85.1K、85.1C、85.1N、86W、86Y、86S、86I、86H、86Q、86V、86T、86F、88Q、88L、88V、88R、88E、88T、88I、88Y、88Kおよび88Wからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項35

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20Q、20K、20Sおよび20Eからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、22A、22G、22L、22I、22V、26K、26Q、26T、26V、26S、26N、26E、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1R、85.1H、85.1K、85.1C、85.1N、86S、86I、86H、86Q、86V、86T、86F、88Q、88L、88V、88R、88E、88T、88I、88Yおよび88Wからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項36

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3E、3K、5A、5T、7F、7M、22A、22L、22V、26E、26T、27E、27K、79F、79Y、81A、81G、81D、84L、84M、84.2E、84.2S、85.1A、85.1C、85.1M、85.1N、85.1S、86F、86S、86V、88L、88R、88W、90K、90N、および90Rならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項25に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項37

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリンの親ドメインが、IgG1CH3ドメインである、請求項1から36のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項38

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG1CH3ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG3CH3ドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG3CH3ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG1CH3ドメインである、請求項1から36のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項39

(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項40

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、自然に存在するCH2ドメインである、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項41

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、88Wおよびその保存的アミノ酸置換であり、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項42

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で85位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基が、85.1Aおよび85.1Nならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、かつ/または86Sおよびその保存的アミノ酸置換であり、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項43

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、88Q、88L、88V、88R、88I、88T、88K、88E、88Yおよび88Wからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20K、20W、20S、20E、20Q、22A、22G、22T、22L、22V、26Q、26T、26K、26V、26S、26R、26N、26E、85.1R、85.1H、85.1K、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1W、85.1F、85.1C、85.1N、86S、86I、86H、86T、86W、86Y、86V、86Qおよび86Fからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項44

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、88Q、88L、88V、88R、88I、88T、88K、88E、88Yおよび88Wからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20K、20W、20S、22A、22G、22T、22L、22V、26Q、26T、26K、26V、26S、26R、26N、26E、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1W、85.1F、85.1C、85.1N、86S、86I、86H、86T、86W、86Y、86Vおよび86Fからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項45

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3E、3K、5A、5T、5Y、7M、7L、20K、20N、20T、20S、22A、22L、22V、26E、26T、27E、27K、79F、79Y、81A、81G、81D、83M、83T、84L、84.2E、84.2S、84.3D、85.1S、85.1A、85.1N、85.1M、85.1F、86S、86F、86Y、90K、90Nおよび90Rならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項46

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位および20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項47

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位および26位のアミノ酸残基ならびに場合によってさらなる位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項39に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項48

(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で26位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項49

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、自然に存在するCH2ドメインである、請求項48に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項50

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、20Nおよび20Tならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項48に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項51

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で26位にて置換されたアミノ酸残基が、26Tおよび26Eならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、アミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項48に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項52

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20K、20Q、20E、20Wおよび20Sからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、22A、22G、22T、22L、22V、22I、26Q、26T、26K、26V、26S、26R、26N、26E、85.1R、85.1H、85.1K、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1W、85.1F、85.1C、85.1N、86Q、86S、86I、86H、86T、86W、86Y、86V、86F、88Q、88L、88V、88R、88E、88I、88T、88K、88Y、および88Wからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項48に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項53

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、20V、20T、20A、20N、20K、20Wおよび20Sからなる群から選択され、かつ/または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、22A、22G、22T、22L、22V、26Q、26T、26K、26V、26S、26R、26N、26E、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1W、85.1F、85.1C、85.1N、86S、86I、86H、86T、86W、86Y、86V、86F、88Q、88L、88V、88R、88E、88I、88T、88K、88Yおよび88Wからなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項48に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項54

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたさらなるアミノ酸残基が、3E、3K、5A、5T、5Y、7M、7L、22A、22L、22V、26E、26T、27E、27K、79F、79Y、81A、81G、81D、83M、83T、84L、84.2E、84.2S、84.3D、85.1S、85.1A、85.1N、85.1M、85.1F、86S、86F、86Y、88K、88L、88R、88W、90K、90Nおよび90Rならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項48に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項55

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG1CH2ドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG1CH2ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG3CH2ドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG3CH2ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IgG1CH2ドメインである、請求項39から54のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項56

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の置換されたアミノ酸残基が、隣接しない、請求項1から55のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項57

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも2つのアミノ酸残基が置換されている、請求項1から55のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項58

(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH4ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項59

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、自然に存在するCH4ドメインである、請求項58に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項60

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのアミノ酸配列が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのアミノ酸配列と比較して、1または複数のアミノ酸残基の挿入を含有しない、請求項58に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項61

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体を形成する、請求項58に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項62

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖が、タンパク質−タンパク質界面を有するさらなる遺伝子操作ドメインを含み、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の前記さらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とヘテロ二量体形成によりまたはホモ二量体形成により相互作用し、前記第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の前記遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインおよび第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とは異なる、請求項1から61のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項63

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、自然に存在するドメインである、請求項62に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項64

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体を形成する、請求項62に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項65

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバーが、TCR定常ドメインファミリーから選択される、請求項64に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項66

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとが、ヘテロ二量体を形成する、請求項62から65のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項67

第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであるかもしくはIGKCドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、CH1ドメインであるか、または第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインが、CH1ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであるかもしくはIGKCドメインである、請求項62から65のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項68

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインとが、自然に存在するホモ二量体を形成する、請求項62に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項69

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンの第4メンバーのドナードメインが、CH3ドメインである、請求項68に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項70

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインが、IgG1CH3ドメインである、請求項68に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項71

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインが、IgA1CH3ドメインまたはIgA2CH3ドメインである、請求項68に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項72

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とヘテロ二量体形成により相互作用している、請求項62から67のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項73

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とホモ二量体形成により相互作用している、請求項68から71のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項74

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からのアミノ酸残基が、ドメインのコア完全性にとって必須でないアミノ酸である、請求項62から73のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項75

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖が、Fc領域を含む、請求項1から74のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項76

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも2つのアミノ酸残基が置換されている、請求項62から75のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項77

全長抗体である、請求項1から76のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項78

ヘテロ二量体免疫グロブリンもしくはそのヘテロ二量体断片または全長抗体が、二重特異性である、請求項62または77に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項79

二重特異性ヘテロ二量体免疫グロブリンもしくはそのヘテロ二量体断片または二重特異性全長抗体が、HER2、EGFR、CD19およびVLA−2からなる群から選択される抗原と結合する、請求項78に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項80

少なくとも1つの追加ポリペプチドが、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と融合する、請求項1から79のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項81

前記追加ポリペプチドが、Fab、scFv、ダイアボディドメイン抗体薬理活性ペプチドもしくはタンパク質、受容体細胞外ドメインCDRグラフトポリペプチドおよび治療的遺伝子操作タンパク質足場からなる群から選択される、請求項80に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項82

(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含み、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項83

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項84

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、自然に存在するドメインである、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項85

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項86

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とヘテロ二量体形成により相互作用している、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項87

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH4ドメインでない、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項88

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメイン、CH4ドメイン、IGKCドメイン、IGLC1ドメイン、IGLC2ドメイン、IGLC3ドメイン、IGLC6ドメインおよびIGLC7ドメインからなる群から選択されるドメインである、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項89

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインである、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項90

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインである、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項91

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20V、20T、20A、20N、20Q、20E、20K、20W、20S、22A、22G、22T、22L、22I、22V、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1R、85.1H、85.1K、85.1W、85.1F、85.1C、85.1N、86S、86I、86T、86H、86Q、86V、86W、86Y、86F、88Q、88L、88V、88R、88E、88T、88I、88K、88Y、および88Wからなる群から選択されるアミノ酸残基置換を含み、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22A、22G、22T、22L、22I、22V、26Q、26T、26K、26V、26S、26R、26N、26E、85.1T、85.1M、85.1A、85.1S、85.1R、85.1H、85.1K、85.1W、85.1F、85.1C、85.1N、86S、86I、86T、86H、86Q、86V、86W、86Y、86F、88Q、88L、88V、88R、88E、88I、88T、88K、88Y、および88Wからなる群から選択されるアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項92

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20K、20N、20T、20S、22A、22L、22V、22T、85.1S、85.1A、85.1N、85.1M、85.1F、86S、86T、86F、86Y、86V、88W、88R、88L、88Iおよび88Kならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択されるアミノ酸残基置換を含み、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22A、22L、22V、22T、26E、26T、26K、26R、85.1S、85.1A、85.1N、85.1M、85.1F、86S、86T、86F、86Y、86V、88W、88R、88L、88Iおよび88Kならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択されるアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項93

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20K、20N、20T、20S、22A、22L、22V、22T、85.1S、85.1A、85.1N、85.1M、85.1F、86S、86F、86Y、86V、88W、88R、88Lおよび88Kならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択されるアミノ酸残基置換を含み、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22A、22L、22V、22T、26E、26T、26K、85.1S、85.1A、85.1N、85.1M、85.1F、86S、86F、86Y、86V、88W、88R、88Lおよび88Kならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択されるアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82または83に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項94

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が88位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の88位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/もしくは86位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が88位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の88位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/もしくは86位であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82から93のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項95

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が85.1位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、86位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が85.1位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、86位であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82から93のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項96

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が22位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の22位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、22位および/もしくは86位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が22位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の22位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、22位および/もしくは86位であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82から93のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項97

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が20位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の20位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、26位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が20位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の20位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基が、26位であり、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82から93のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項98

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、3位、5位、7位、11位、12位、13位、18位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位および90位からなる群から選択される位置にてさらなるアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項82から97のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項99

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、3位、5位、7位、11位、12位、13位、18位、20位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位および90位からなる群から選択される位置にてさらなるアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項83から97のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項100

(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含み、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が12位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が119位にてアミノ酸残基で置換される場合、12位にて置換されたアミノ酸残基と119位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が13位にてアミノ酸残基で置換される場合、26位にて置換されたアミノ酸残基と13位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が27位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が18位にてアミノ酸残基で置換される場合、27位にて置換されたアミノ酸残基と18位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が79位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が84.3位にてアミノ酸残基で置換される場合、79位にて置換されたアミノ酸残基と84.3位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が11位であり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがヒンジ領域を含むドメインである場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヒンジ領域の3位にて置換されず、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項101

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメイン、CH4ドメイン、IGKCドメイン、IGLC1ドメイン、IGLC2ドメイン、IGLC3ドメイン、IGLC6ドメインおよびIGLC7ドメインからなる群から選択されるドメインであり、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、3位、5位、7位、11位、12位、13位、18位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、請求項100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項102

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヘテロ二量体を形成する、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項103

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とホモ二量体形成により相互作用している、請求項102に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項104

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ホモ二量体を形成する、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項105

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体を形成する、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項106

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーが、TCR定常ドメインファミリーから選択される、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項107

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)であるか、または自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)である、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項108

配列番号2中のアミノ酸75位のシステイン(C)が、アラニン(A)またはセリン(S)で置換されている、請求項107に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項109

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインガンマ(配列番号33)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインデルタ(配列番号32)であるか、または自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインデルタ(配列番号32)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインガンマ(配列番号33)である、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項110

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するホモ二量体を形成する、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項111

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンの第2メンバーのドナードメインが、CH3ドメインである、請求項110に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項112

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、IgG1CH3ドメインである、請求項110に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項113

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、IgA1CH3ドメインまたはIgA2CH3ドメインである、請求項110に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項114

前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、さらに、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、さらに、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている、請求項82から113のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項115

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つの3D構造上の位置が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面の同一の3D構造上の位置と比較して異なるアミノ酸残基である、請求項82から114のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項116

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でない、請求項82から115のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項117

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からのアミノ酸残基が、ドメインのコア完全性にとって必須でないアミノ酸である、請求項82から116のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項118

ヘテロ二量体免疫グロブリン断片が、少なくとも2つの遺伝子操作ドメインを含み、第1遺伝子操作ドメインが、第2遺伝子操作ドメインと非同一であり、両方の遺伝子操作ドメインが、それらのタンパク質−タンパク質界面を介する相互作用により集合している、請求項82から117のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項119

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、114位、116位、118位、123位、124位、131位、133位、137位、138位、160位、162位、164位、165位、167位、174位、176位、178位および180位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項120

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、114位、116位、118位、122位、131位、133位、137位、138位、160位、162位、165位、167位、174位、176位、178位および180位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、Kabat番号付けに従って示される、請求項90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項121

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、S131V、S131T、S131A、S131N、S131Q、S131E、S131K、S131W、V133A、V133G、V133T、V133L、V133I、N137Q、N137T、N137K、N137V、N137S、N137R、N137E、S174T、S174M、S174A、S174R、S174H、S174K、S174W、S174F、S174C、S174N、S176I、S176T、S176H、S176Q、S176V、S176W、S176Y、S176F、T178Q、T178L、T178V、T178R、T178E、T178I、T178K、T178YおよびT178Wからなる群から選択されるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項122

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、S114E、S114K、S114Q、F116A、F116T、F116Y、F118M、F118L、E123D、Q124E、S131K、S131T、S131N、V133L、V133A、V133T、N137T、N137E、N137K、N138K、N138E、Q160Y、Q160F、Q160K、S162A、S162G、S162D、S162T、T164V、T164M、E165L、D167E、D167S、S174A、S174M、S174N、S174F、S176F、S176V、S176Y、T178W、T178R、T178L、T178K、T180N、T180RおよびT180Kならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択されるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項123

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、131V、131A、131N、131Q、131E、131K、131W、131S、133A、133G、133T、133L、133I、137Q、137T、137K、137V、137R、137N、137E、174T、174M、174S、174R、174H、174K、174W、174F、174C、174N、176I、176T、176H、176Q、176W、176Y、176V、176F、178Q、178L、178V、178R、178E、178T、178I、178K、178Eおよび178Wからなる群から選択されるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、Kabat番号付けに従って示される、請求項90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項124

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、114E、114K、114Q、116A、116Y、118M、118L、122D、131K、131N、133A、133L、133T、137T、137E、137K、138E、138K、160Y、160F、160K、162D、162A、162G、165L、165M、167E、167S、174N、174M、174F、174S、176V、176F、176Y、178W、178R、178L、178K、180N、180R、および180Kならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択されるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、Kabat番号付けに従って示される、請求項90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項125

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、178位のアミノ酸残基を含むかまたはT178Wおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって131位、137位、160位、176位および180位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項126

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、174位のアミノ酸残基を含むかまたはS174Aおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって114位、116位、131位、137位、162位、165位、167位、178位および180位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項127

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、178位のアミノ酸残基を含むかまたはT178Wおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって114位、116位、131位、133位、137位、138位、162位、164位、174位および176位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項128

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、176位のアミノ酸残基を含むかまたはS176Vおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって118位、131位、133位、138位、160位、162位、167位、174位、178位および180位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項129

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、176位のアミノ酸残基を含むかまたはS176Yおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって114位、116位、118位、123位、124位、133位、137位、160位、162位、164位、174位および178位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項130

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、124位、126位、128位、133位、134位、139位、141位、143位、147位、148位、168位、170位、173位、175位、181位、183位、185位および187位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項131

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、141V、141T、141N、141Q、141E、141K、141W、141S、143A、143T、143L、143I、143V、147Q、147T、147V、147S、147R、147N、147E、181T、181M、181A、181R、181H、181K、181W、181F、181C、181N、183I、183H、183Q、183V、183T、183W、183Y、183F、185Q、185L、185R、185E、185I、185T、185K、185Yおよび185Wからなる群から選択されるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項132

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、S124E、S124K、S124Q、F126A、F126T、F126Y、L128F、L128M、K133D、S134E、T139Q、A141K、A141T、A141N、A141S、G143V、G143A、G143L、G143T、K147T、K147E、D148E、D148K、H168Y、H168F、H168K、F170D、F170A、F170G、F170T、V173L、V173M、Q175E、Q175S、Q175D、S181A、S181N、S181M、S181F、S183V、S183F、S183Y、V185W、V185R、V185L、V185K、T187N、T187KおよびT187Rならびにその保存的アミノ酸置換からなる群から選択されるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項133

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、185位のアミノ酸残基を含むかまたはV185Wおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって141位、143位、147位、168位、183位および187位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項134

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、181位のアミノ酸残基を含むかまたはS181Aおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって124位、126位、128位、141位、143位、147位、170位、173位、175位、185位および187位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項135

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、185位のアミノ酸残基を含むかまたはV185Wおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって124位、126位、141位、143位、147位、148位、170位、173位、181位および183位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項136

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、183位のアミノ酸残基を含むかまたはS183Vおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって128位、141位、143位、148位、168位、170位、175位、181位、185位および187位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項137

第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、183位のアミノ酸残基を含むかまたはS183Yおよびその保存的アミノ酸置換ならびに場合によって124位、126位、133位、134位、139位、141位、143位、168位、170位、175位、181位および185位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、EU番号付けに従って示される、請求項89または90に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項138

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の置換されたアミノ酸残基が、隣接しない、請求項82から137のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項139

第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも2つのアミノ酸残基が置換されている、請求項82から138のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項140

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのアミノ酸配列が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのアミノ酸配列と比較して、1または複数のアミノ酸残基の挿入を含有しない、請求項82から139のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項141

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖が、互いに少なくとも1アミノ酸または少なくとも2アミノ酸または少なくとも3アミノ酸または少なくとも4アミノ酸または少なくとも5アミノ酸または少なくとも5から10アミノ酸または少なくとも10から30アミノ酸異なるアミノ酸配列を有する、請求項82から140のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項142

少なくとも1つの追加ポリペプチドが、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と融合する、請求項82から141のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項143

前記追加ポリペプチドが、Fab、scFv、ダイアボディ、ドメイン抗体、薬理活性ペプチドもしくはタンパク質、受容体細胞外ドメイン、CDRグラフトポリペプチドおよび治療的遺伝子操作タンパク質足場からなる群から選択される、請求項142に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項144

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖が、タンパク質−タンパク質界面を有するさらなる遺伝子操作ドメインを含み、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の前記さらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とヘテロ二量体形成によりまたはホモ二量体形成により相互作用し、前記第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の前記遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインおよび第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とは異なる、請求項82または100に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項145

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバーが、TCR定常ドメインファミリーから選択される、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項146

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインデルタ(配列番号32)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインガンマ(配列番号33)である、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項147

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインデルタ(配列番号32)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインガンマ(配列番号33)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)である、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項148

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)またはTCR定常ドメインデルタ(配列番号32)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)またはTCR定常ドメインガンマ(配列番号33)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバーのドナードメインが、IgG1CH3ドメイン(配列番号47)であり、ただし自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーがTCR定常ドメインアルファ(配列番号1)である場合、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインがTCR定常ドメインベータ(配列番号2)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインがTCR定常ドメインデルタ(配列番号32)である場合、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインがTCR定常ドメインガンマ(配列番号33)である、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項149

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)またはTCR定常ドメインデルタ(配列番号32)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)またはTCR定常ドメインガンマ(配列番号33)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバーのドナードメインが、ヒトIGHA1CH3ドメイン(配列番号96)またはヒトIGHA2CH3ドメイン(配列番号97)であり、ただし自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーがTCR定常ドメインアルファ(配列番号1)である場合、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインがTCR定常ドメインベータ(配列番号2)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインがTCR定常ドメインデルタ(配列番号32)である場合、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインがTCR定常ドメインガンマ(配列番号33)である、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項150

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインが、IgA1CH3ドメインまたはIgA2CH3ドメインである、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項151

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、自然に存在するドメインである、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項152

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインが、CH1、CH2、CH3、CH4、IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択される、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項153

第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、CH1、CH2、CH3、CH4、IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択される、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項154

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとが、ヘテロ二量体を形成する、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項155

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとが、ホモ二量体を形成する、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項156

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でない、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項157

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、CH3ドメインである、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項158

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、IgG1CH3ドメインである、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項159

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインが、IgG1CH3ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、IgG3CH3ドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインが、IgG3CH3ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインが、IgG1CH3ドメインである、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項160

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の置換されたアミノ酸残基が、隣接しない、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項161

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも2つのアミノ酸残基が置換されている、請求項144に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項162

Fc領域を含む、請求項82から161のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項163

全長抗体である、請求項82から161のいずれか一項に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項164

ヘテロ二量体免疫グロブリンもしくはそのヘテロ二量体断片または全長抗体が、二重特異性である、請求項144または163に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項165

二重特異性ヘテロ二量体免疫グロブリンもしくはそのヘテロ二量体断片または二重特異性全長抗体が、HER2、EGFR、CD19およびVLA−2からなる群から選択される抗原と結合する、請求項164に記載のヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片。

請求項166

(a)第1親免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基を、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置にて置換して、遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖を得るステップと、(b)第2親免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基を、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置にて置換して、遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖を得るステップと、(c)前記遺伝子操作免疫グロブリン鎖をコードする核酸を含む宿主細胞を培養するステップであって、培養が、核酸が発現され、遺伝子操作免疫グロブリン鎖が生成されるようなものであるステップと、(d)ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を宿主細胞培養物から回収するステップとを含む、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を生成する方法。

請求項167

ドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置にて置換される、親免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面のアミノ酸残基が、両方のドメインのアルファ炭素トレースを重ね合わせることにより親ドメインのタンパク質−タンパク質界面上に重畳した場合に、親ドメインの最も近い残基と6Å未満以内の距離の3Dの位置を占めるドナードメインのタンパク質−タンパク質界面中のアミノ酸残基であり、ドナードメインが、親ドメインとは異なる、請求項166に記載の方法。

請求項168

第1親免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1、CH2、CH3、CH4、IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択される、請求項166に記載の方法。

請求項169

第2親免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1、CH2、CH3、CH4、IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択される、請求項166に記載の方法。

請求項170

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ホモ二量体を形成する、請求項166に記載の方法。

請求項171

第1および/または第2親免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH3ドメインである、請求項166に記載の方法。

請求項172

第1および/または第2親免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH4ドメインである、請求項166に記載の方法。

請求項173

第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヘテロ二量体を形成する、請求項166に記載の方法。

請求項174

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインである、請求項166に記載の方法。

請求項175

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであるかもしくはIGKCドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであるかもしくはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインである、請求項166に記載の方法。

請求項176

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH1ドメインである、請求項166に記載の方法。

請求項177

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体を形成する、請求項166から176のいずれか一項に記載の方法。

請求項178

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーが、TCR定常ドメインファミリーから選択される、請求項166から177のいずれか一項に記載の方法。

請求項179

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)である、請求項178に記載の方法。

請求項180

配列番号2中のアミノ酸75位のシステイン(C)が、アラニン(A)またはセリン(S)で置換されている、請求項179に記載の方法。

請求項181

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインガンマ(配列番号33)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインデルタ(配列番号32)である、請求項178に記載の方法。

請求項182

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するホモ二量体を形成する、請求項166に記載の方法。

請求項183

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンの第2メンバーのドナードメインが、CH3ドメインである、請求項182に記載の方法。

請求項184

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でない、請求項166に記載の方法。

請求項185

第1および/または第2親免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の置換されたアミノ酸残基が、隣接しない、請求項166に記載の方法。

請求項186

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのアミノ酸配列が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのアミノ酸配列と比較して、1または複数のアミノ酸残基の挿入を含有しない、請求項166に記載の方法。

請求項187

第1および/または第2親免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも2つのアミノ酸残基が置換されている、請求項166に記載の方法。

請求項188

第1および第2親免疫グロブリン鎖が、Fc領域を含む、請求項166に記載の方法。

請求項189

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からのアミノ酸残基が、ドメインのコア完全性にとって必須でないアミノ酸である、請求項166から188のいずれか一項に記載の方法。

請求項190

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖が、タンパク質−タンパク質界面を有するさらなる遺伝子操作ドメインを含み、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の前記さらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とヘテロ二量体形成によりまたはホモ二量体形成により相互作用し、前記第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の前記遺伝子操作ドメインの親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換され、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインおよび第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とは異なる、請求項166に記載の方法。

請求項191

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成する、請求項190に記載の方法。

請求項192

第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でない、請求項190に記載の方法。

請求項193

ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片が、全長抗体である、請求項166または190のいずれか一項に記載の方法。

請求項194

ヘテロ二量体免疫グロブリンもしくはそのヘテロ二量体断片または全長抗体が、二重特異性である、請求項166または193のいずれか一項に記載の方法。

請求項195

二重特異性ヘテロ二量体免疫グロブリンもしくはそのヘテロ二量体断片または二重特異性抗体が、HER2、EGFR、CD19およびVLA−2からなる群から選択される抗原と結合する、請求項194に記載の方法。

請求項196

少なくとも1つの追加ポリペプチドが、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と融合する、請求項166から190のいずれか一項に記載の方法。

請求項197

前記追加ポリペプチドが、Fab、scFv、ダイアボディ、ドメイン抗体、薬理活性ペプチドもしくはタンパク質、受容体細胞外ドメイン、CDRグラフトポリペプチドおよび治療的遺伝子操作タンパク質足場からなる群から選択される、請求項196に記載の方法。

請求項198

(a)タンパク質−タンパク質界面を有するドメインを含む多重ドメインタンパク質を用意するステップと、(b)ドナードメインとして、(a)のドメインとは異なる、タンパク質−タンパク質界面を有するドメインを含む自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーを選択するステップと、(c)(a)のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインと、(b)のタンパク質−タンパク質界面を有するドナードメインとの3D構造を重畳するステップと、(d)(a)のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインと(b)のタンパク質−タンパク質界面を有するドナードメインとを重畳した3D構造において露出タンパク質−タンパク質界面残基を同定するステップと、e)(a)のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインの同定された露出タンパク質−タンパク質界面アミノ酸残基の少なくとも1つのアミノ酸残基を、(b)のタンパク質−タンパク質界面を有するドナードメインからの同定された露出タンパク質−タンパク質界面アミノ酸残基からの3D構造上同等の位置にてアミノ酸残基で置換するステップとを含む、多重ドメインタンパク質のドメインのタンパク質−タンパク質界面を遺伝子操作する方法。

請求項199

(a)の多重ドメインタンパク質のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインが、別のドメインとホモ二量体を形成できる、請求項198に記載の方法。

請求項200

(a)の多重ドメインタンパク質のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインが、別のドメインとヘテロ二量体を形成できる、請求項198に記載の方法。

請求項201

多重ドメインタンパク質のドメイン中および自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーのドナードメイン中で同定される露出界面残基が、ドメインのコア完全性にとって必須でない、請求項198に記載の方法。

請求項202

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーが、自然に存在するヘテロ二量体である、請求項198に記載の方法。

請求項203

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーが、TCR定常ドメインファミリーから選択される、請求項198に記載の方法。

請求項204

免疫グロブリンスーパーファミリーの自然に存在するメンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)またはTCR定常ドメインベータ(配列番号2)である、請求項198に記載の方法。

請求項205

配列番号2中のアミノ酸75位のシステイン(C)が、アラニン(A)またはセリン(S)で置換されている、請求項204に記載の方法。

請求項206

免疫グロブリンスーパーファミリーの自然に存在するメンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインガンマ(配列番号33)またはTCR定常ドメインデルタ(配列番号32)である、請求項198に記載の方法。

請求項207

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーが、自然に存在するホモ二量体である、請求項198に記載の方法。

請求項208

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの少なくとも1つのアミノ酸残基で置換されたタンパク質−タンパク質界面を有する少なくとも1つの遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの少なくとも1つのアミノ酸残基で置換されたタンパク質−タンパク質界面を有する少なくとも1つの遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含むヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を遺伝子操作により得るための、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインの使用であって、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体を形成する、使用。

請求項209

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインが、T細胞受容体鎖から選択される、請求項208に記載の使用。

請求項210

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインアルファ(配列番号1)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインベータ(配列番号2)である、請求項208に記載の使用。

請求項211

自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインデルタ(配列番号32)であり、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインが、TCR定常ドメインガンマ(配列番号33)である、請求項208に記載の使用。

技術分野

0001

関連出願
本出願は、2011年3月25日に出願された米国仮出願第61/467,727号(その全ては、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれている)の利益を主張する。

0002

本発明は、遺伝子操作ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片およびそれを作製する方法に関する。

背景技術

0003

ヘテロ二量体タンパク質を作製する方法が報告されている。ヘテロ二量体二重特異性抗体構築して生成するための第1のアプローチは、クアドローマ技術(Milstein
CおよびCuello AC、Nature、305(5934):537〜40ページ(1983))であった(これは、二重特異性抗体の所望の特異性を有するマウスモノクローナル抗体発現する2つの異なるハイブリドーマ株細胞体細胞融合からなる)。得られるハイブリッドハイブリドーマ(またはクアドローマ)株化細胞内では2つの異なる免疫グロブリン(Ig重鎖および軽鎖ランダム対形成しているので、10までの異なる免疫グロブリン種が生じ、そのうち1つだけが機能的な二重特異性抗体である(Kufer Pら、TrendsBiotechnol、22(5):238〜44ページ(2004))。誤って対形成された副生成物の存在は、生成収率を著しく低下させ、生成物均質性を達成するために精巧な精製手順が要求される。Ig重鎖の誤った対形成は、いくつかの合理的設計方策を用いることにより低下させることができ、それらのほとんどは、CH3ドメインホモ二量体の2つのサブユニット間人造相補的ヘテロ二量体界面の設計によるヘテロ二量体形成のための抗体重鎖を遺伝子操作により得る。遺伝子操作されたCH3ヘテロ二量体ドメイン対の最初の報告は、ヘテロ二量体Fc部分を生じるための「空洞に入る隆起(protuberance−into−cavity)」アプローチについて記載するCarterらによりなされた(米国特許第5,807,706号;「穴に入る小塊(knobs−into−holes)」;Merchant AMら、Nat Biotechnol、16(7):677〜81ページ(1998))。代替の設計が最近開発され、これは、WO2007/110205に記載されるようなモジュールコア組成改変することによる新しいCH3モジュール対の設計またはWO2007/147901もしくはWO2009/089004に記載されるようなモジュール間の相補的塩橋の設計のいずれかに関与する。CH3遺伝子操作方策の不都合な点は、これらの技術が、著しい量の望ましくないホモ二量体の生成をまだもたらすことである。よって、ホモ二量体種の含量を最小限にする遺伝子操作技術に対する必要性が残っている。

0004

これらの特許公報に記載されるようなIg重鎖のヘテロ二量体形成における様々なアプローチに関係なく、任意のCH3ドメイン合理的遺伝子操作などに基づく完全二重特異性抗体(すなわち、ユニークな抗原結合部位創出する可変重鎖および軽鎖ドメインのユニークなセットをそれぞれが有する2つのFAB断片と1つの二量体Fc領域)の開発が直面する主な障害は、軽鎖の誤った対形成を回避するために、両方のFABにとって共通の軽鎖を有することが要求されることである(Carter P、J Immunol Methods、248(1〜2):7〜15ページ(2001))。このことは、別個の重鎖により異なる抗原と結合する同一の軽鎖を有する抗体を用いることにより達成できるが、このような抗体を単離することが要求され、このことは、ディスプレイ技術の使用を通常含み、所望の特異性を有する2つの別個のヒトモノクローナル抗体を直接用いて、さ
らなるCDRまたは軽鎖の遺伝子操作を用いずに完全二重特異性抗体に再び集合させることを可能にする技術は、現在ない。よって、全体的な構造が自然抗体と同様の、すなわち2つのFAB断片(それぞれがユニークな抗原結合部位を創出する可変重鎖および軽鎖ドメインのユニークなセットを有する)と1つの二量体Fc領域とを含む、完全で正しく集合した二重特異性抗体を作製する必要性が存在する。

発明が解決しようとする課題

0005

本開示は、全般的に、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片を遺伝子操作により得ることおよびそれを作製する方法に関する。

課題を解決するための手段

0006

一態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバードナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が12位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が119位にてアミノ酸残基で置換される場合、12位にて置換されたアミノ酸残基と119位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が13位にてアミノ酸残基で置換される場合、26位にて置換されたアミノ酸残基と13位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作
免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が27位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が18位にてアミノ酸残基で置換される場合、27位にて置換されたアミノ酸残基と18位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が79位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が84.3位にてアミノ酸残基で置換される場合、79位にて置換されたアミノ酸残基と84.3位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が11位であり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがヒンジ領域を含むドメインである場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヒンジ領域の3位にて置換されず、
各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT登録商標番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0007

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グ
ロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0008

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH3ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、8
4.2位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、
各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0009

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH3ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位ならびに3位、22位、27位、79位、81位、84位、85.1位、86位および88位からなる群から選択されるさらなる位置のアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で26位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0010

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン
鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で88位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0011

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、
自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で20位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中で26位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0012

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH4ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基置換を含み、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0013

別の態様では、本開示は、
(a)第1親免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基を、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置にて置換して、遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖を得るステップと、
(b)第2親免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも
1つのアミノ酸残基を、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置にて置換して、遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖を得るステップと、
(c)前記遺伝子操作免疫グロブリン鎖をコードする核酸を含む宿主細胞を培養するステップであって、培養が、核酸が発現され、遺伝子操作免疫グロブリン鎖が生成されるようなものであるステップと、
(d)ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を宿主細胞培養物から回収するステップと
を含む、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を生成する方法を提供する。

0014

別の態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有するドメインを含む多重ドメインタンパク質を用意するステップと、
(b)ドナードメインとして、(a)のドメインとは異なる、タンパク質−タンパク質界面を有するドメインを含む自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーを選択するステップと、
(c)(a)のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインと、(b)のタンパク質−タンパク質界面を有するドナードメインとの3D構造を重畳するステップと、
(d)(a)のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインと(b)のタンパク質−タンパク質界面を有するドナードメインとを重畳した3D構造において露出タンパク質−タンパク質界面残基を同定するステップと、
(e)(a)のタンパク質−タンパク質界面を有するドメインの同定された露出タンパク質−タンパク質界面アミノ酸残基の少なくとも1つのアミノ酸残基を、(b)のタンパク質−タンパク質界面を有するドナードメインからの同定された露出タンパク質−タンパク質界面アミノ酸残基からの3D構造上同等の位置にてアミノ酸残基で置換するステップとを含む、多重ドメインタンパク質のドメインのタンパク質−タンパク質界面を遺伝子操作する方法を提供する。

0015

さらなる態様では、本開示は、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの少なくとも1つのアミノ酸残基で置換されたタンパク質−タンパク質界面を有する少なくとも1つの遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの少なくとも1つのアミノ酸残基で置換されたタンパク質−タンパク質界面を有する少なくとも1つの遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖とを含むヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を遺伝子操作により得るための、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインの使用を提供する。

図面の簡単な説明

0016

遺伝子操作CH3ドメインBTアルファ鎖および遺伝子操作CH3ドメインBTベータ鎖とヒトIgG1 CH3ドメインとのアミノ酸配列アラインメントを示す図である。EU番号付けを用いる。
BTアルファHisおよびVL−BTベータ鎖の様々な対形成の模式図である。BTアルファ鎖は、そのC末端に融合したポリヒスチジンタグ配列を有し、BTベータ鎖は、そのN末端に融合した可変ドメイン抗体を有する。
BTアルファHis_VL−BTベータヘテロ二量体およびBTアルファHis_VL−BTベータF405Sヘテロ二量体の両方の生成を示すSDS−PAGE分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータトランスフェクションアウトプット非還元条件。(2)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータトランスフェクションアウトプット、還元条件。(3)プロテインA精製後のヒンジを有するヒトIgG1−Fcトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(4)プロテインA精製後のヒンジを有するヒトIgG1−Fcトランスフェクションアウトプット、還元条件。(5)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Sトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(6)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Sトランスフェクションアウトプット、還元条件。(A)不確定凝集物。(B)BTアルファHis_VL−BTベータヘテロ二量体。(C)BTアルファHisホモ二量体。(D)VL−BTベータF405Sホモ二量体。(E)VL−BTベータF405S単量体。(F)BTアルファHis単量体。(G)BTアルファHis_VL−BTベータF405Sヘテロ二量体。
プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。(A)不確定凝集物。(B)BTアルファHis_VL−BTベータヘテロ二量体。(C)BTアルファHisホモ二量体。
凝集物を省いた場合のプロテインA精製後のBTアルファHisホモ二量体に対するBTアルファHis_VL−BTベータヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。(A)不確定凝集物。(B)BTアルファHis_VL−BTベータヘテロ二量体。(C)BTアルファHisホモ二量体。
BTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体の生成を示すSDS−PAGE分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(2)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、還元条件。(3)プロテインA精製後のヒンジを有するヒトIgG1−Fcトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(4)プロテインA精製後のヒンジを有するヒトIgG1−Fcトランスフェクションアウトプット、還元条件。(A)不確定凝集物。(B)VL−BTベータF405Aホモ二量体。(C)BTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体。(D)BTアルファHisホモ二量体。(E)VL−BTベータF405A単量体。
BTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体の生成を確認するウェスタンブロット(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。ウェスタンブロットは、抗Hisタグ抗体を用いて検出した。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(2)プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、還元条件。(3)プロテインA精製およびNi2+−セファロース後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(4)プロテインA精製およびNi2+−セファロース後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、還元条件。(5)プロテインA精製、Ni2+−セファロースおよびプロテインアガロース後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(6)プロテインA精製、Ni2+−セファロースおよびプロテインLアガロース後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、還元条件。
プロテインA精製後のBTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。(A)不確定凝集物。(B)VL−BTベータF405Aホモ二量体。(C)BTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体。(D)BTアルファHisホモ二量体。(E)VL−BTベータF405A単量体。
凝集物を省いた場合のプロテインA精製後のホモ二量体に対するBTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。(A)不確定凝集物。(B)VL−BTベータF405Aホモ二量体。(C)BTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体。(D)BTアルファHisホモ二量体。(E)VL−BTベータF405A単量体。
ヘテロ二量体BTアルファHis_BTベータ(F405A)HAヘテロ二量体のDSCサーモグラムを示す図である。
ヘテロ二量体Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411N_VL−Fc(BTB)−F405A−Y407Sの生成を示すSDS−PAGE分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)実施例2からのBTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(2)実施例2からのBTアルファHis_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、還元条件。(3)Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411N_VL−Fc(BTB)−F405A−Y407S、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(4)Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411N_VL−Fc(BTB)−F405A−Y407S、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、還元条件。(5)「穴に入る小塊」Fc、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(6)「穴」が可変ドメイン抗体と融合した「穴に入る小塊」Fc構築物、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、還元条件。(A)Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411N_VL−Fc(BTB)−F405A−Y407Sヘテロ二量体。(B)VL−Fc(BTB)−F405A−Y407Sホモ二量体。(C)Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411Nホモ二量体。
プロテインA精製後のヘテロ二量体Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411N_VL−Fc(BTB)−F405A−Y407Sの相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。(A)Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411N_VL−Fc(BTB)−F405A−Y407S。(B)VL−Fc(BTB)−F405A−Y407Sホモ二量体。(C)Fc(BTA)−S364K−T366V−K370T−K392Y−K409W−T411Nホモ二量体。
プロテインA精製後のBTデルタ_VL−BTガンマヘテロ二量体の生成を示すSDS−PAGE(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)BTデルタ_VL−BTガンマヘテロ二量体、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、還元条件。(2)BTデルタ_VL−BTガンマヘテロ二量体、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(A)BTデルタ_VL−BTガンマヘテロ二量体。(B)VL−BTガンマホモ二量体。(C)VL−BTガンマ単量体。
プロテインA精製後のBTデルタ_VL−BTガンマヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。
微量の凝集体および単量体を相対的比率測定において省いた場合のプロテインA精製後のBTデルタ_VL−BTガンマヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。
一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子を発現した場合の可能性のある対形成の模式図である。
一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子の生成を示すSDS−PAGE(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(A)一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子。(B)VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CKガンマホモ二量体分子。(C)VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子(半分の分子)。
プロテインA精製後の一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。(1)VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CKガンマホモ二量体分子。(2)一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子。(3)VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子(半分の分子)。
一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH1デルタ−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CKガンマ分子のDSCサーモグラムを示す図である。
一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CK3分子を発現した場合の可能性のある対形成の模式図である。
一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CK3分子の生成を示すSDS−PAGE(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CK3分子、プロテインA精製後のトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(A)一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CK3分子。(B)VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CK3ホモ二量体分子。(C)VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CK3分子(半分の分子)。
プロテインA精製後の一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CK3分子の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)。(1)VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CK3ホモ二量体分子。(2)一価FAB遺伝子操作ヘテロ二量体VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_BTアルファHis_VL(抗hCD19)−CK3分子。(3)VH(抗hCD19)−CH13−BTベータc−myc_VL(抗hCD19)−CK3分子(半分の分子)。
ヒトIGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4 CH1ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトIGHG1ヒンジ領域の配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトIGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4 CH2ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する;(〜)は、配列アラインメント中のシフトを示す。
ヒトIGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4 CH3ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)、TRGC1(ガンマと略称する)およびIGHG1 CH3(CH3と略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ヒトIGHG1 CH1ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)、TRGC1(ガンマと略称する)およびIGHG1 CH3(CH3と略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ヒトIGHG1 CH2ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)およびTRGC1(ガンマと略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ヒトIGHG1 CH3ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)、TRGC1(ガンマと略称する)およびIGHG1 CH3(CH3と略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ヒトIGHE CH4ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)、TRGC1(ガンマと略称する)およびIGHG1 CH3(CH3と略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ヒトIGHM CH4ドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)、TRGC1(ガンマと略称する)およびIGHG1 CH3(CH3と略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ヒトIGKCドメインの配列を示す図である;IMGT(登録商標)およびEU番号付けを用いる;影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)、TRGC1(ガンマと略称する)およびIGHG1 CH3(CH3と略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有するヒトIGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6、IGLC7および遺伝子操作バリアントの配列を示す図である;Kabat残基108〜161を示す(IMGT(登録商標)およびKabat番号付けの両方を用いる);影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
ヒトTRAC(アルファと略称する)、TRBC2(ベータと略称する)、TRDC(デルタと略称する)、TRGC1(ガンマと略称する)およびIGHG1 CH3(CH3と略称する)定常ドメインに基づくタンパク質−タンパク質界面を有するヒトIGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6、IGLC7および遺伝子操作バリアントの配列を示す図である;Kabat残基162〜215を示す(IMGT(登録商標)およびKabat番号付けの両方を用いる);影を付けた位置は、置換がないことを意味する。
Erbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体を発現した場合の可能性のある改変重鎖対形成の模式図である。
Erbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータの生成を示すSDS−PAGEを示す図である。各精製ステップ後のタンパク質プール試料を示す(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインAクロマトグラフィー後。(2)アニオンIEX後。(3)カチオンIEX後。(4)サイズ排除クロマトグラフィー後。(5)対照:scFv−Fc融合タンパク質。(6)対照:モノクローナル抗体
プロテインA精製後のErbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル、非還元条件)を示す図である。(A)VH(抗EGFR)CH1−BTアルファ_VL(抗EGFR)−CKホモ二量体。(B)Erbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体。(C)scFv(抗HER2)−BTベータホモ二量体。不純物は、測定から省いた。
Erbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体のDSCサーモグラムを示す図である。
固定化ヒトEGFR−Fcへの/からのErbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体の結合および解離を示すBIAcoreセンサーグラムを示す図である。
SPR技術を用いる、二重特異性Erbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体と両方の抗原との同時結合を示す図である。Erbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体およびヒトEGFR−Fcを、固定化ヒトHER2−Fcに逐次的に注入した(実線)。対照:(点線)Erbitux FAB−BTアルファ_Herceptin scFv−BTベータヘテロ二量体と固定化ヒトHER2−Fcとの結合、(破線)ヒトEGFR−Fcと固定化ヒトHER2−Fcとの結合がない場合。
抗hCD19_抗hVLA2二重特異性抗体を発現する場合の可能性のある改変重鎖対形成の模式図である。両方の重鎖、すなわちVH(抗hVLA2)−CH1−BTアルファおよびVH(抗hCD19)−BTデルタ−BTベータは、それぞれHisおよびc−mycタグとC末端で融合する。
抗hCD19_抗hVLA2二重特異性抗体のSDS−PAGEおよびウェスタンブロット分析を示す図である。試料を、各精製ステップの後に得た(非還元条件下での4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル);溶出および未結合のプールの両方を示す。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインAクロマトグラフィーからの溶出プール。(2)プロテインLクロマトグラフィーからの未結合プール。(3)プロテインLクロマトグラフィーからの溶出プール。(4)Ni2+−NTAクロマトグラフィーからの未結合プール。(5)Ni2+−NTAクロマトグラフィーからの溶出プール。(A)SDS−PAGE。(B)抗Hisタグ抗体を用いて検出したウェスタンブロット。(C)抗c−mycタグ抗体を用いて検出したウェスタンブロット。
抗hCD19_抗hVLA2二重特異性抗体とCD19+VLA2−およびCD19−VLA2+細胞との結合のフローサイトメトリー検出を示す図である。染色細胞は、FACSCyAn(商標)ADPフローサイトメータで取得した。ヒストグラムは、各染色についてフィコエリスリン(PE)蛍光強度(X軸)による最大イベント(Y軸)の正規化%を示す。AおよびB:Raji細胞を、アイソタイプ対照としての抗hVLA2抗体(灰色のヒストグラム)または抗hCD19_抗VLA2二重特異性抗体(白色のヒストグラム)で染色した。1次抗体の結合を、(A)マウス抗c−mycタグ抗体または(B)マウス抗Hisタグ抗体により明示し、PE標識抗マウスIg抗体で染色した。CおよびD:HT1080細胞を、アイソタイプ対照としての抗hCD19抗体(灰色のヒストグラム)または抗hCD19_抗VLA2二重特異性抗体(白色のヒストグラム)で染色した。1次抗体の結合を、(C)マウス抗c−mycタグ抗体または(D)マウス抗Hisタグ抗体により明示し、PE標識抗マウスIg抗体で染色した。
抗hCD19_抗hVLA2二重特異性抗体のDSCサーモグラムを示す図である。
BTアルファIGHG3_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体の生成を示すSDS−PAGE分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインA精製後のBTアルファIGHG3_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、非還元条件。(2)プロテインA精製後のBTアルファIGHG3_VL−BTベータF405Aトランスフェクションアウトプット、還元条件。(A)VL−BTベータF405A_VL−BTベータF405Aホモ二量体。(B)BTアルファIGHG3_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体、(C)VL−BTベータF405A鎖(半分の分子)。
プロテインA精製後のBTアルファIGHG3_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(A)VL−BTベータF405A_VL−BTベータF405Aホモ二量体。(B)BTアルファIGHG3_VL−BTベータF405Aヘテロ二量体。(C)VL−BTベータF405A鎖(半分の分子)。
Fc IGHAG_VL−Fc IGHGAヘテロ二量体の生成を示すSDS−PAGE分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインA精製後のFc IGHAG_VL−Fc IGHGAヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、非還元条件。(2)プロテインA精製後のFc IGHAG_VL−Fc IGHGAヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、還元条件。(A)VL−Fc IGHGA_VL−Fc IGHGAホモ二量体。(B)Fc IGHAG_VL−Fc IGHGAヘテロ二量体。(C)Fc IGHAG_Fc IGHAGホモ二量体。(D)VL−Fc IGHGA鎖(半分の分子)。(E)Fc IGHAG鎖(半分の分子)。
プロテインA精製後のFc IGHAG_VL−Fc IGHGAヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(A)VL−Fc IGHGA_VL−Fc IGHGAホモ二量体。(B)Fc IGHAG_VL−Fc IGHGAヘテロ二量体。(C)Fc IGHAG_Fc IGHAGホモ二量体。(D)VL−Fc IGHGA鎖(半分の分子)。(E)Fc IGHAG鎖(半分の分子)。
遺伝子操作CH4に基づくFc鎖の模式図である。(A)BTアルファIGHM−4 His鎖。(B)VL−BTベータIGHM−4鎖。(C)BTアルファIGHE−4 His鎖。(D)VL−BTベータIGHE−4鎖。
BTアルファIGHM−4 His_VL−BTベータIGHM−4ヘテロ二量体の生成を示すSDS−PAGE分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)BTアルファIGHM−4 His_VL−BTベータIGHM−4ヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、非還元条件。(2)BTアルファIGHM−4 His_VL−BTベータIGHM−4ヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、還元条件。(3)プロテインL精製後のBTアルファIGHM−4 His_VL−BTベータIGHM−4ヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、非還元条件。(4)プロテインL精製後のBTアルファIGHM−4 His_VL−BTベータIGHM−4ヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、還元条件。(A)BTアルファIGHM−4 His_VL−BTベータIGHM−4ベータヘテロ二量体。
プロテインL精製後のBTアルファIGHM−4 His_VL−BT IGHM−4ベータヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。
BTアルファIGHE−4 His_VL−BTベータIGHE−4ヘテロ二量体の生成を示すSDS−PAGE分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。(M)図に示すとおりの分子量マーカー。(1)プロテインA精製後のBTアルファIGHE−4 His_VL−BTベータIGHE−4ヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、非還元条件。(2)プロテインA精製後のBTアルファIGHE−4 His_VL−BTベータIGHE−4ヘテロ二量体トランスフェクションアウトプット、還元条件。(A)BTアルファIGHE−4 His_VL−BTベータIGHE−4ヘテロ二量体。(B)BTアルファIGHE−4 His_BTアルファIGHE−4 Hisホモ二量体。(C)VL−BTベータIGHE−4鎖(半分の分子)。(D)BTアルファIGHE−4 His鎖(半分の分子)。
プロテインA精製後のBTアルファIGHE−4 His_VL−BTベータIGHE−4ヘテロ二量体の相対的割合を評価する走査デンシトメトリー分析(4〜12%SDSトリス−グリシンポリアクリルアミドゲル)を示す図である。
IGHA1、IGHA2、IGHD、IGHE、IGHEP1、IGHG1、IGHG2、IGHG3、IGHG4、IGHGPおよびIGHMのヒトCH1、CH2、CH3およびCH4定常ドメインについて3Dで同等の位置を同定するために本明細書、例えば実施例1、2、3、4、7、8、9、10、11および12で用いたIMGT(登録商標)ユニーク番号付けを示す図である。GenBank受託番号を示す。
ヒトIGKC定常ドメインについて3Dで同等の位置を同定するために本明細書、例えば実施例5、6、7および9で用いたIMGT(登録商標)ユニーク番号付けを示す図である。GenBank受託番号を示す。
ヒトIGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7定常ドメインについて3Dで同等の位置を同定するために本明細書、例えば実施例7で用いたIMGT(登録商標)ユニーク番号付けを示す図である。GenBank受託番号を示す。
ヒトTRAC、TRBC1、TRBC2、TRDC、TRGC1、TRGC2(2×)およびTRGC2(3×)定常ドメインについて3Dで同等の位置を同定するために本明細書、例えば実施例1、2、3、4、5、7、8、9、10および12で用いたIMGT(登録商標)ユニーク番号付けを示す図である。GenBank受託番号を示す。

0017

本開示は、全般的に、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片を遺伝子操作により得ることおよびそれを作製する方法に関する。

0018

用語「抗体」は、本明細書で言及する場合、全長抗体および任意のその抗原結合断片または単鎖を含む。抗体、具体的には自然に存在する抗体は、4つのポリペプチド鎖で構成されるY形単位の1または複数のコピーとして存在する糖タンパク質である。各「Y」形は、重(H)鎖の2つの同一コピーと軽(L)鎖の2つの同一コピー(これらの相対的分子量によりこのように命名される)とを含有する。各軽鎖は重鎖と対形成し、各重鎖は別の重鎖と対形成する。鎖間共有ジスルフィド結合および非共有相互作用が、鎖同士を一緒に連結する。抗体、具体的に自然に存在する抗体は、可変領域を含有し、これは、2コピーの抗原結合部位である。タンパク質分解酵素であるパパインは、「Y」形を3つの別々の分子に分ける(2つはいわゆる「Fab」断片(Fab=fragment antigen binding(抗原結合断片))であり、1つはいわゆる「Fc」断片または「Fc領域」(Fc=fragment crystallizable(結晶性断片))である)。Fab断片は、軽鎖全体と重鎖の一部とからなる。重鎖は、1つの可変ドメイン(VH)と、3または4つの定常ドメイン(CH1、CH2、CH3およびCH4、抗体クラスまたはアイソタイプに応じて)とを含有する。CH1とCH2ドメインとの間の領域はヒンジ領域とよばれ、Y形抗体分子の2つのFab腕間のフレキシビリティ許容し、一定の距離離れた2つの抗原性決定因子との結合に対処するためにそれらが開いたり閉じたりすることを可能にする。「ヒンジ領域」は、本明細書で言及する場合、IgAIgDおよびIgGにおいてのみ存在する6〜62アミノ酸の長さの配列領域であり、これは、2つの重鎖を橋かけするシステイン残基包含する。IgA、IgDおよびIgGの重鎖はそれぞれ4つのドメイン、すなわち1つの可変ドメイン(VH)と3つの定常ドメイン(CH1〜3)とを有する。IgEおよびIgMは、1つの可変ドメインと4つの定常ドメイン(CH1〜4)とを重鎖上に有する。抗体の定常領域は、宿主組織、または免疫系の様々な細胞(例えばエフェクター細胞)および補体系古典経路の第1成分(C1q)を含む因子との結合を媒介し得る。各軽鎖は、1つの共有ジスルフィド結合により重鎖に通常連結される。各軽鎖は、1つの可変ドメイン(VL)と1つの軽鎖定常ドメインとを含有する。軽鎖定常ドメインは、カッパ軽鎖定常ドメイン(本明細書においてIGKCと称する)またはラムダ軽鎖定常ドメイン(本明細書においてIGLCと称する)である。IGKCは、本明細書においてCκまたはCKと同等に用い、同じ意味を有する。IGLCは、本明細書においてCλまたはCLと同等に用い、同じ意味を有する。用語「IGLCドメイン」は、本明細書で用いる場合、全てのラムダ軽鎖定常ドメイン、例えばIGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択される全てのラムダ軽鎖定常ドメインを指す。VHおよびVL領域は、より保存された領域(フレームワーク領域(FRまたはFW)と命名される)が散在する超可変領域相補性決定領域(CDR)と命名される)にさらに細分化できる。各VHおよびVLは、以下の順序アミノ末端からカルボキシ末端まで配置された3つのCDRおよび4つのFRで構成される:FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4。重鎖および軽鎖の可変領域は、抗原と相互作用する結合ドメインを含有する。

0019

用語「全長抗体」は、本明細書で用いる場合、可変および定常領域を含む、抗体の自然な生物学的な形を構成する構造を含む。例えば、ヒトおよびマウスを含むほとんどの哺乳動物では、IgGクラスの全長抗体は四量体であり、2つの免疫グロブリン鎖の2つの同一の対からなり、各対は1つの軽鎖と1つの重鎖とを有し、各軽鎖は免疫グロブリンドメインVLと軽鎖定常領域とを含み、各重鎖は免疫グロブリンドメインVH、CH1(C[γ]1)、CH2(C[γ]2)、CH3(C[γ]3)およびCH4(C[γ]4、抗体クラスまたはアイソタイプに応じて)を含む。いくつかの哺乳動物、例えばラクダおよびラマでは、IgG抗体は、2つの重鎖だけからなることがあり、各重鎖はFc領域と結合した可変ドメインを含む。

0020

抗体は、定常領域により遺伝子的に決定されるようにクラス(アイソタイプともいう)に群分けされる。ヒト定常軽鎖は、カッパ(CK)およびラムダ(C[λ])軽鎖に分類
される。重鎖は、ミュー(μ)、デルタ(δ)、ガンマ(γ)、アルファ(α)またはイプシロン(ε)に分類され、抗体のアイソタイプをそれぞれIgM、IgD、IgG、IgAおよびIgEと規定する。従って、「アイソタイプ」は、本明細書で用いる場合、それらの定常領域の化学的および抗原的特徴により規定される免疫グロブリンのクラスおよび/またはサブクラスのいずれかを意味する。既知ヒト免疫グロブリンアイソタイプは、IgG1(IGHG1)、IgG2(IGHG2)、IgG3(IGHG3)、IgG4(IGHG4)、IgA1(IGHA1)、IgA2(IGHA2)、IgM(IGHM)、IgD(IGHD)およびIgE(IGHE)である。いわゆるヒト免疫グロブリンガンマIGHGP遺伝子は、配列決定されたが、変更されたスイッチ領域のためにタンパク質をコードしない追加のヒト免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子を表す(Bensmana Mら、Nucleic AcidsRes、16(7):3108ページ(1988))。変更されたスイッチ領域を有するにもかかわらず、ヒト免疫グロブリン偽ガンマIGHGP遺伝子は、全ての重鎖定常ドメイン(CH1〜CH3)およびヒンジについてオープンリーディングフレームを有する。その重鎖定常ドメインについての全てのオープンリーディングフレームは、推定される構造上の特徴を有する全てのヒト免疫グロブリン定常ドメインと良好に一致してアラインメントされるタンパク質ドメインをコードする。このさらなる偽ガンマアイソタイプは、本明細書においてIgGPまたはIGHGPという。ヒト免疫グロブリン重鎖定常ドメインイプシロンP1およびP2偽遺伝子(IGHEP1およびIGHEP2)のようなその他の偽免疫グロブリン遺伝子が報告されている。IgGクラスは、治療目的のために最も一般的に用いられる。ヒトにおいて、このクラスは、サブクラスIgG1、IgG2、IgG3およびIgG4を含む。マウスにおいてこのクラスは、サブクラスIgG1、IgG2a、IgG2b、IgG2cおよびIgG3を含む。

0021

用語「自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリー」は、本明細書で用いる場合、自然で見出すことができる(WilliamsAFおよびBarclay AN、Annu Rev Immunol、6:381〜405ページ(1988))、すなわち遺伝子が遺伝子操作されていない免疫グロブリンスーパーファミリーのメンバーを指し、それらに限定されないが、抗原受容体、例えば抗体;免疫グロブリン;TCR定常ドメインファミリーを含むT細胞受容体鎖;抗原提示分子、例えばクラスIMHC、クラスII MHCまたはベータ−2ミクログロブリン共受容体、例えばCD4、CD8もしくはCD19;抗原受容体アクセサリー分子、例えばCD3−γ、−δおよび−ε鎖、CD79aまたはCD79b;共刺激または阻害分子、例えばCD28、CD80またはCD86(B7.1およびB7.2分子としても知られる);ナチュラルキラー細胞上の受容体、例えばキラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR);接着分子、例えばCD2、CD48、SIGLECファミリー(例えばCD22、CD83)、CTXファミリー(例えばCTX、JAM、BT−IgSF、CAR、VSIG、ESAM)、細胞間接着分子ICAM)、血管細胞接着分子(例えばVCAM−1)、神経細胞接着分子NCAM);サイトカインおよび増殖因子受容体、例えばインターロイキン−1受容体I型、インターロイキン−1受容体II型前駆体(IL−1R−2、IL−1R−ベータ、CD121b抗原)、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)、インターロイキン−6受容体アルファ鎖前駆体(IL−6R−アルファ、CD126抗原)、コロニー刺激因子受容体前駆体CSF−1−R、CD115抗原、マクロファージコロニー刺激因子I受容体)、肥満幹細胞増殖因子受容体前駆体(SCFR、c−kit、CD117抗原)、塩基性線維芽細胞増殖因子受容体1前駆体(FGFR−1、チロシンキナーゼ受容体CEK1);受容体チロシンキナーゼホスファターゼ、例えばチロシンタンパク質キナーゼ受容体Tie−1前駆体または受容体型チロシン−タンパク質ホスファターゼミュー前駆体;Ig結合受容体、例えば多量体免疫グロブリン受容体(PIGR)または選択されたFc受容体;およびその他、例えばCD147、胸腺細胞分化抗原−1(Thy−1)(CD90としても知られる)、CD7、ブチフィリン(Btn)、ナトリウムチャネル
ブユニットベータ−1前駆体、タイチンコネクチンとしても知られる巨大細胞筋肉タンパク質)を含む。

0022

T細胞受容体(TCR)定常ドメインファミリーは、本明細書で用いる場合、ヒトTCR定常ドメインアルファ(これは、本明細書において「ヒトTCR定常ドメインアルファ」または「TRAC」という)(配列番号1;GenBankデータベース受託番号AAO72258.1(残基135〜225)、これはIMGT(登録商標)参照TRACの完全配列と同等である)、ヒトTCR定常ドメインベータ(これは、本明細書において「ヒトTCR定常ドメインベータ」または「TRBC2」という(配列番号2;GenBankデータベース受託番号AAA61026.1(残基134〜261)、これはIMGT(登録商標)参照TRBC2の残基1.8〜124と同等である)、ヒトTCR定常ドメインデルタ(これは、本明細書において「ヒトTCR定常ドメインデルタ」または「TRDC」という(配列番号32;GenBankデータベース受託番号AAA61125.1(残基135〜221)、これはIMGT(登録商標)参照TRDCの残基1.7〜120と同等である)、ヒトTCR定常ドメインガンマ(これは、本明細書において「ヒトTCR定常ドメインガンマ」または「TRGC1」という(配列番号33;GenBankデータベース受託番号AAA61110.1(残基145〜245)、これはIMGT(登録商標)参照TRGC1の残基1.1〜124と同等である)およびPangSSら、Nature、467(7317):844〜8ページ(2010)に開示されるプレ細胞抗原受容体鎖(プレTCR)を含む。本発明の範囲内で、ヒトTCRベータおよびガンマ定常ドメインのアロタイプバリアント(それぞれIMGT(登録商標)参照TRBC1およびTRGC2(2×)またはTRGC2(3×))が等しく含まれる。

0023

IMGT(登録商標)参照は、IMGT(登録商標)による(国際免疫遺伝(ImMunoGeneTics)情報システム(登録商標)(Lefranc MPら、Nucleic AcidsRes、27(1):209〜12ページ(1999);Ruiz
Mら、Nucleic Acids Res、28(1):219〜21ページ(2000);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、29(1):207〜9ページ(2001);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、31(1):307〜10ページ(2003);Lefranc MPら、Dev
Comp Immunol、29(3):185〜203ページ(2005);Kaas Qら、Briefings in Functional Genomics&Proteomics、6(4):253〜64ページ(2007))。

0024

本発明のためにドナードメインとして用いることができる好ましい自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーは、ヒトTCR定常ドメインアルファ、ヒトTCR定常ドメインベータ、ヒトTCR定常ドメインガンマ、ヒトTCR定常ドメインデルタ、ヒトTCR可変ドメインアルファ、ヒトTCR可変ドメインベータ、ヒトTCR可変ドメインガンマ、ヒトTCR可変ドメインデルタ、プレT細胞抗原受容体鎖ならびにCH1、CH2、CH3、CH4、IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7ドメインからなる群から選択される。より好ましくは、ヒトTCR定常ドメインアルファ、ヒトTCR定常ドメインベータ、ヒトTCR定常ドメインガンマ、ヒトTCR定常ドメインデルタおよびCH3ドメインからなる群から選択されるドナードメイン、特にヒトTCR定常ドメインアルファ、ヒトTCR定常ドメインベータ、ヒトTCR定常ドメインガンマおよびヒトTCR定常ドメインデルタからなる群から選択されるドナードメインである。好ましくは、本発明において言及する自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーメンバーは、ヒトの自然に存在する免疫グロブリンである。

0025

用語「免疫グロブリン断片」は、本明細書で用いる場合、それらに限定されないが、(i)ドメイン、(ii)Fab’およびFab’−SHを含む、VLドメインとVHドメ
インとCLまたはCKドメインとCH1ドメインとからなるFab断片、(ii)VHドメインとCH1ドメインとからなるFd断片、(iii)単一の可変ドメインからなるdAb断片(WardESら、Nature、341(6242):544〜6ページ(1989))、(iv)F(ab’)2断片、2つの連結されたFab断片を含む二価断片、(v)単鎖Fv分子(scFv)(ここで、VHドメインとVLドメインとは、2つのドメインが会合して抗原結合部位を形成することを可能にするペプチドリンカーにより連結される)(Bird REら、Science、242(4877):423〜6ページ(1988);Huston JSら、Proc Natl Acad Sci USA、85(16):5879〜83ページ(1988))、(vi)「ダイアボディ」または「トリアディ」、遺伝子融合により構築される多価または多重特異性断片(Holliger Pら、Proc Natl Acad Sci USA、90(14):6444〜8ページ(1993);Tomlinson IおよびHolliger P、MethodsEnzymol、326:461〜79ページ(2000))、(vii)Fc領域と融合したscFv、ダイアボディまたはドメイン抗体および(viii)同じまたは異なる抗体と融合したscFvを含む。

0026

用語「ヘテロ二量体免疫グロブリン」または「ヘテロ二量体断片」または「ヘテロ二量体」は、本明細書で用いる場合、少なくとも第1および第2ポリペプチド、例えば第1および第2ドメイン(ここで、第2ポリペプチドは、第1ポリペプチドとはアミノ酸配列が異なる)を含む免疫グロブリン分子または部分を含む。好ましくは、ヘテロ二量体免疫グロブリンは、2つのポリペプチド鎖を含み、ここで、第1鎖は、第2鎖と非同一の少なくとも1つのドメインを有し、両方の鎖は、集合している、すなわちそれらの非同一ドメインを介して相互作用している。具体的に、ヘテロ二量体免疫グロブリンは、少なくとも2つのドメインを含み、ここで、第1ドメインは、第2ドメインと非同一であり、両方のドメインは、集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用している。より好ましくは、ヘテロ二量体免疫グロブリンは、少なくとも2つの異なるリガンド、抗原または結合部位について結合特異性を有し、すなわち二重特異性である。ヘテロ二量体免疫グロブリンは、本明細書で用いる場合、それらに限定されないが、全長二重特異性抗体、二重特異性Fab、二重特異性F(ab’)2、Fc領域と融合した二重特異性scFv、Fc領域と融合したダイアボディおよびFc領域と融合したドメイン抗体を含む。好ましくは、ヘテロ二量体免疫グロブリン断片は、少なくとも2つのドメインを含み、ここで、第1ドメインは、第2ドメインと非同一であり、両方のドメインは、集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用している。より好ましくは、ヘテロ二量体免疫グロブリン断片は、少なくとも2つの遺伝子操作ドメインを含み、ここで、第1遺伝子操作ドメインは、第2遺伝子操作ドメインと非同一であり、すなわち、第1遺伝子操作ドメインは、第2遺伝子操作ドメインとはアミノ酸配列が異なり、両方の遺伝子操作ドメインは、それらのタンパク質−タンパク質界面を介する相互作用により集合している。

0027

「自然に存在するヘテロ二量体」は、本明細書で用いる場合、それらに限定されないが、任意の重鎖CH1ドメイン(IGHA1 CH1、IGHA2 CH1、IGHD CH1、IGHE CH1、IGHG1 CH1、IGHG2 CH1、IGHG3 CH1、IGHG4 CH1、IGHGP CH1、IGHM CH1)とヘテロ二量体を形成するIGKCドメインまたはIGLCドメイン(IGLC1またはIGLC2またはIGLC3またはIGLC6またはIGLC7)、例えばIGKC/IGHA1 CH1、IGLC2/IGHA1 CH1、IGLC3/IGHA1 CH1、IGLC6/IGHA1 CH1、IGLC7/IGHA1 CH1、IGKC/IGHA2 CH1、IGLC2/IGHA2 CH1、IGLC3/IGHA2 CH1、IGLC6/IGHA2 CH1、IGLC7/IGHA2 CH1、IGKC/IGHD CH1、IGLC2/IGHD CH1、IGLC3/IGHD CH1、IGLC6/IGHD CH
1、IGLC7/IGHD CH1、IGKC/IGHE CH1、IGLC2/IGHE CH1、IGLC3/IGHE CH1、IGLC6/IGHE CH1、IGLC7/IGHE CH1、IGKC/IGHG1 CH1、IGLC2/IGHG1 CH1、IGLC3/IGHG1 CH1、IGLC6/IGHG1 CH1、IGLC7/IGHG1 CH1、IGKC/IGHG2 CH1、IGLC2/IGHG2 CH1、IGLC3/IGHG2 CH1、IGLC6/IGHG2 CH1、IGLC7/IGHG2 CH1、IGKC/IGHG3 CH1、IGLC2/IGHG3 CH1、IGLC3/IGHG3 CH1、IGLC6/IGHG3 CH1、IGLC7/IGHG3 CH1、IGKC/IGHG4 CH1、IGLC2/IGHG4 CH1、IGLC3/IGHG4 CH1、IGLC6/IGHG4 CH1、IGLC7/IGHG4 CH1、IGKC/IGHGP CH1、IGLC2/IGHGP CH1、IGLC3/IGHGP CH1、IGLC6/IGHGP CH1、IGLC7/IGHGP CH1、IGKC/IGHM CH1、IGLC2/IGHM CH1、IGLC3/IGHM CH1、IGLC6/IGHM CH1、IGLC7/IGHM CH1を含む。「自然に存在するヘテロ二量体」の他の例は、抗体可変軽鎖ドメイン(カッパまたはラムダ)とヘテロ二量体形成する抗体可変重鎖ドメイン、TCRベータ可変ドメインとヘテロ二量体形成するTCRアルファ可変ドメイン、TCRデルタ可変ドメインとヘテロ二量体形成するTCRガンマ可変ドメイン、TCRベータ定常ドメインとヘテロ二量体形成するTCRアルファ定常ドメイン、TCRデルタ定常ドメインとヘテロ二量体形成するTCRガンマ定常ドメインを包含する。

0028

用語「ホモ二量体免疫グロブリン」または「ホモ二量体断片」または「ホモ二量体」は、本明細書で用いる場合、少なくとも第1および第2ポリペプチド、例えば第1および第2ドメイン(ここで、第2ポリペプチドは、第1ポリペプチドとアミノ酸配列が同一である)を含む免疫グロブリン分子または部分を含む。好ましくは、ホモ二量体免疫グロブリンは、2つのポリペプチド鎖を含み、ここで、第1鎖は、第2鎖と少なくとも1つの同一のドメインを有し、両方の鎖は、集合している、すなわちそれらの同一ドメインを介して相互作用している。具体的に、ホモ二量体免疫グロブリンは、少なくとも2つの同一ドメインを含み、両方のドメインは、集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用している。好ましくは、ホモ二量体免疫グロブリン断片は、少なくとも2つのドメインを含み、第1ドメインは、第2ドメインと同一であり、両方のドメインは、集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用している。「自然に存在するホモ二量体」は、本明細書で用いる場合、それらに限定されないが、例えば同じ種、アイソタイプおよびサブクラスの2つのCH3ドメイン、例えばヒトIGHG1 CH3/IGHG1 CH3、ヒトIGHG2 CH3/IGHG2 CH3、ヒトIGHG3 CH3/IGHG3 CH3、ヒトIGHG4 CH3/IGHG4 CH3、ヒトIGHA1 CH3/IGHA1 CH3、ヒトIGHA2 CH3/IGHA2 CH3、ヒトIGHE CH3/IGHE CH3、ヒトIGHEP1
CH3/IGHEP1 CH3、ヒトIGHM CH3/IGHM CH3、ヒトIGHD CH3/IGHD CH3、ヒトIGHGP CH3/IGHGP CH3、同じ種、アイソタイプおよびサブクラスの2つのCH2ドメイン、例えばヒトIGHG1 CH2/IGHG1 CH2、ヒトIGHG2 CH2/IGHG2 CH2、ヒトIGHG3 CH2/IGHG3 CH2、ヒトIGHG4 CH2/IGHG4 CH2、ヒトIGHA1 CH2/IGHA1 CH2、ヒトIGHA2 CH2/IGHA2 CH2、ヒトIGHE CH2/IGHE CH2、ヒトIGHEP1 CH2/IGHEP1 CH2、ヒトIGHM CH2/IGHM CH2、ヒトIGHD CH2/IGHD CH2、ヒトIGHGP CH2/IGHGP CH2、または同じ種、アイソタイプおよびサブクラスの2つのCH4ドメイン、例えばヒトIGHE CH4/IGHE
CH4、ヒトIGHM CH4/IGHM CH4を含む。好ましい「自然に存在するホモ二量体」は、ヒトIGHG1 CH3/IGHG1 CH3、ヒトIGHG2 CH
3/IGHG2 CH3、ヒトIGHG3 CH3/IGHG3 CH3、ヒトIGHG4 CH3/IGHG4 CH3、ヒトIGHA1 CH3/IGHA1 CH3、ヒトIGHA2 CH3/IGHA2 CH3、ヒトIGHE CH3/IGHE CH3、ヒトIGHM CH3/IGHM CH3、ヒトIGHD CH3/IGHD CH3、ヒトIGHGP CH3/IGHGP CH3、ヒトIGHE CH2/IGHE CH2、ヒトIGHM CH2/IGHM CH2、ヒトIGHE CH4/IGHE CH4およびヒトIGHM CH4/IGHM CH4からなる群から選択される。

0029

ほとんどの免疫グロブリン軽鎖は、会合して二量体になる(Novotny JおよびHaber E、Proc Natl Acad Sci USA、82(14):4592〜6ページ(1985))。カッパおよびラムダ軽鎖はともに、ホモ二量体を形成することが報告されており、カッパおよびラムダ軽鎖二量体のいくつかの結晶構造が、タンパク質データバンク(PDB)データベースから入手可能である(Roussel Aら、Eur J Biochem、260(1):192〜9ページ(1999)、Huang DBら、Proc Natl Acad Sci USA、93(14):7017〜21ページ(1996);www.pdb.org;Bernstein FCら、Eur J Biochem、80(2):319〜24ページ(1977))。本発明の範囲内で、IGKCドメインまたはIGLCドメイン(IGLC1またはIGLC2またはIGLC3またはIGLC6またはIGLC7)のホモ二量体を、タンパク質−タンパク質界面遺伝子操作のための親またはドナードメインと考えることができる。従って、「自然に存在するホモ二量体」は、本明細書で用いる場合、それらに限定されないが、同じ種、アイソタイプおよびサブクラスの2つのIGKCドメイン、例えばヒトIGKC/IGKC、同じ種、アイソタイプおよびサブクラスの2つのIGLCドメイン、例えばヒトIGLC1/IGLC1、ヒトIGLC2/IGLC2、ヒトIGLC3/IGLC3、ヒトIGLC6/IGLC6、ヒトIGLC7/IGLC7ならびにIGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7の任意のその他の対の組み合わせも含む。

0030

2つのドメインに関して、例えば2つの親ドメインまたは2つのドナードメインに関しての用語「ヘテロ二量体の形成」または「ヘテロ二量体を形成する」または「ヘテロ二量体を形成できる」は、本明細書で用いる場合、第1ドメインが第2ドメインと同一でなく、両方のドメインが集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用しており、該タンパク質−タンパク質界面が、普通は、同一でないことを意味する。両方のドメインのアミノ酸配列が少なくとも1アミノ酸残基異なる場合、第1ドメインは、第2ドメインと同一でない。第1親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面が、第2親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と比較して異なるアミノ酸残基の少なくとも1つの3D構造上の位置を有する場合、タンパク質−タンパク質界面は、普通は、同一でない。

0031

2つのドメインに関して、例えば2つの自然に存在する親ドメインまたは2つの自然に存在するドナードメインに関しての用語「自然に存在するヘテロ二量体の形成」または「自然に存在するヘテロ二量体を形成する」または「自然に存在するヘテロ二量体を形成できる」は、本明細書で用いる場合、第1ドメインが第2ドメインと同一でなく、両方のドメインが集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用しており、該タンパク質−タンパク質界面が、普通は、同一でないことを意味する。両方のドメインのアミノ酸配列が少なくとも1アミノ酸残基異なる場合、第1ドメインは、第2ドメインと同一でない。第1親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面が、第2親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と比較して異なるアミノ酸残基の少なくとも1つの3D構造上の位置を有する場合、タンパク質−タンパク質界面は、普通は、同一でない。

0032

2つのドメインに関して、例えば2つの親ドメインまたは2つのドナードメインに関しての用語「ホモ二量体の形成」または「ホモ二量体を形成する」または「ホモ二量体を形成できる」は、本明細書で用いる場合、第1ドメインが第2ドメインと同一であり、両方のドメインが集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用しており、該タンパク質−タンパク質界面が、普通は、同一であることを意味する。第1ドメインは、それらのアミノ酸配列が同一である場合、第2ドメインと同一である。第1親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面が、第2親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と比較して3D構造上同一の位置にて同一アミノ酸を有する場合、タンパク質−タンパク質界面は、普通は、同一である。

0033

2つのドメインに関して、例えば2つの自然に存在する親ドメインまたは2つの自然に存在するドナードメインに関しての用語「自然に存在するホモ二量体の形成」または「自然に存在するホモ二量体を形成する」または「自然に存在するホモ二量体を形成できる」は、本明細書で用いる場合、第1ドメインが第2ドメインと同一であり、両方のドメインが集合している、すなわちそれらのタンパク質−タンパク質界面を介して相互作用しており、該タンパク質−タンパク質界面が、普通は、同一であることを意味する。第1ドメインは、それらのアミノ酸配列が同一である場合、第2ドメインと同一である。第1親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面が、第2親またはドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と比較して3D構造上同一の位置にて同一アミノ酸を有する場合、タンパク質−タンパク質界面は、普通は、同一である。

0034

用語「ドメイン」は、本明細書で用いる場合、タンパク質パートナー(すなわち別のタンパク質(もしくはその領域)または別のドメイン)と選択的に集合することを担い、かつ/あるいは完全な生物学的機能もしくはその一部、例えば受容体もしくは基質との結合を、独立してまたは多重ドメイン体の中で行うことができるポリペプチドの任意の領域を含む。通常、ドメインは、本明細書で言及する場合、ヒンジ領域でなく、かつ/またはヒンジ領域を含有しない。ドメインは、タンパク質鎖の残りの部分から独立して存在できる。ドメインは、緻密な3次元構造を形成し、独立して安定であり折り畳まれる。ドメインは、長さ約25アミノ酸から500アミノ酸までの間で長さが変動する。好ましくは、ドメインは、本明細書で用いる場合、長さ約70アミノ酸から約120アミノ酸までの間で長さが変動する。ジンクフィンガーのような最も短いドメインは、金属イオンまたはジスルフィドブリッジにより安定化される。ドメインは、カルモジュリンカルシウム結合型EFハンドドメインのような機能的単位をしばしば形成する。これらは自己安定性であるので、あるタンパク質と別のタンパク質との間で遺伝子の遺伝子操作によりドメインを「交換」して、キメラタンパク質を作製できる。免疫グロブリンは、免疫グロブリンスーパーファミリーに属する可変ドメインおよび定常ドメインで構成される(Williams
AFおよびBarclay AN、Annu Rev Immunol、6:381〜405ページ(1988);Bork Pら、J Mol Biol、242(4):309〜20ページ(1994))。本明細書に含まれるドメインは、CH1およびCH3、具体的にはIGHA1、IGHA2、IGHD、IGHE、IGHG1、IGHG2、IGHG3、IGHG4、IGHGPおよびIGHMからの自然に存在するCH1およびCH3;CH4、具体的にはIGHEおよびIGHMからの自然に存在するCH4;IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7、具体的には自然に存在するIGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7である。本明細書に含まれるさらなるドメインは、CH2、具体的にはIGHA1、IGHA2、IGHD、IGHE、IGHG1、IGHG2、IGHG3、IGHG4、IGHGPおよびIGHMからの自然に存在するCH2である。好ましくは、非グリコシル化CH2ドメインを本明細書において用い、これは、それらの非グリコシル化形では、本明細書で言及するようにホモ二量体である。非グリコシル化Fc断片中のCH2ドメ
インは、自然にグリコシル化されたFc断片中のCH2ドメインと比較して、互いにより近接して近づく。マウス非グリコシル化IgG1 Fc断片の結晶構造は、完全に非グリコシル化のFc断片が、第1非グリコシル化免疫グロブリン鎖のCH2ドメインからのPro332と第2非グリコシル化免疫グロブリン鎖のCH2ドメインからのPro332との間の距離が11.6Åだけである「閉鎖」構造を採用できることを示している(Feige MJら、J Mol Biol、391(3):599〜608ページ(2009))。本明細書に含まれるさらなるドメインは、本発明による遺伝子操作タンパク質−タンパク質界面を有さない、すなわちその自然に存在するタンパク質−タンパク質界面を改変するために特に遺伝子操作されていない(ヒト化プロセスから生じるバックミューテーションを除く)VHおよびVLドメインである。用語「自然に存在するドメイン」は、本明細書で用いる場合、自然で見出すことができる、すなわち遺伝子が遺伝子操作されていないドメインを指す。

0035

本発明に含まれる全ての免疫グロブリン定常ドメインについて、番号付けは、IMGT(登録商標)に従うことができる(IMGT(登録商標)、国際免疫遺伝情報システム(登録商標);Lefranc MPら、Nucleic AcidsRes、27(1):209〜12ページ(1999);Ruiz Mら、Nucleic Acids Res、28(1):219〜21ページ(2000);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、29(1):207〜9ページ(2001);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、31(1):307〜10ページ(2003);Lefranc MPら、Dev Comp Immunol、29(3):185〜203ページ(2005);Kaas Qら、Briefings in Functional Genomics&Proteomics、6(4):253〜64ページ(2007))。

0036

IGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択される全てのヒトCH1、CH2、CH3免疫グロブリン重鎖定常ドメインについて、番号付けは、「EU番号付けシステム」に従うことができる(EdelmanGMら、Proc Natl Acad Sci USA、63(1):78〜85ページ(1969))。IGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択される全てのヒトCH1、CH2、CH3免疫グロブリン重鎖定常ドメインについてのIMGTユニーク番号付けとEU番号付けとの間の対応を、図19に示す。IGHG1のヒトCH1、ヒンジ、CH2およびCH3定常領域についての完全な対応は、IMGTデータベースで見出すことができる(IMGT(登録商標)、国際免疫遺伝情報システム(登録商標);Lefranc MPら、Nucleic AcidsRes、27(1):209〜12ページ(1999);Ruiz Mら、Nucleic Acids Res、28(1):219〜21ページ(2000);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、29(1):207〜9ページ(2001);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、31(1):307〜10ページ(2003);Lefranc MPら、Dev Comp Immunol、29(3):185〜203ページ(2005));Kaas Qら、Briefings in Functional Genomics&Proteomics、6(4):253〜64ページ(2007))。

0037

ヒトカッパ免疫グロブリン軽鎖定常ドメイン(IGKC)について、番号付けは、「EU番号付けシステム」に従うことができる(EdelmanGMら、Proc Natl Acad Sci USA、63(1):78〜85ページ(1969))。ヒトIGKC免疫グロブリン軽鎖定常ドメインについてのIMGTユニーク番号付けとEU番号付けとの間の対応を、図22に示す。ヒトCKドメインについての完全な対応は、IMGTデータベースで見出すことができる(IMGT(登録商標)、国際免疫遺伝情報システ
ム(登録商標);Lefranc MPら、Nucleic AcidsRes、27(1):209〜12ページ(1999);Ruiz Mら、Nucleic Acids Res、28(1):219〜21ページ(2000);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、29(1):207〜9ページ(2001);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、31(1):307〜10ページ(2003);Lefranc MPら、Dev Comp Immunol、29(3):185〜203ページ(2005));Kaas Qら、Briefings in Functional Genomics&Proteomics、6(4):253〜64(2007))。

0038

トラムダ免疫グロブリン軽鎖定常ドメイン(IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7)について、番号付けは、Dariavach Pら、Proc Natl Acad Sci USA、84(24):9074〜8ページ(1987)およびFrangione Bら、Proc Natl Acad Sci USA、82(10):3415〜9ページ(1985)に記載されるような「Kabat番号付けシステム」に従うことができる(Kabat EAら、Sequences of
proteins of immunological interest.第5版−US Department of Health and Human Services、NIH出版番号91−3242(1991))。ヒト免疫グロブリン軽鎖定常ドメイン(IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7)についてのIMGTユニーク番号付けとKabat番号付けとの間の対応を、図23に示す。ヒトIGLCドメインについての完全な対応は、IMGTデータベースで見出すことができる(IMGT(登録商標)、国際免疫遺伝情報システム(登録商標);Lefranc MPら、Nucleic AcidsRes、27(1):209〜12ページ(1999);Ruiz Mら、Nucleic Acids Res、28(1):219〜21ページ(2000);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、29(1):207〜9ページ(2001);Lefranc MP、Nucleic Acids Res、31(1):307〜10ページ(2003);Lefranc MPら、Dev Comp Immunol、29(3):185〜203ページ(2005));Kaas Qら、Briefings in Functional Genomics&Proteomics、6(4):253〜64ページ(2007))。

0039

ヒトIGHG1免疫グロブリン重鎖定常ドメインは、本明細書において次のドメイン境界として言及する:CH1[EU番号付け:118〜215]、ヒンジγ1[EU番号付け:216〜230]、CH2[EU番号付け:231〜340]およびCH3[EU番号付け:341〜447]。本明細書で言及するヒトCKドメインは、残基108から214までにわたる(EU番号付け)。本明細書で言及するヒトIGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7ドメインは、残基108から215までにわたる(Kabat番号付け)。

0040

「多重ドメイン体」または「多重ドメインタンパク質」は、本明細書で用いる場合、少なくとも2つのドメインを含む。これらの2つのドメインは、1つの免疫グロブリン鎖(1つのポリペプチド)上にあることができるか、または2つの免疫グロブリン鎖(2つのポリペプチド)上にあることができる。

0041

用語「遺伝子操作免疫グロブリン鎖」は、本明細書で用いる場合、親ドメインとは異なるタンパク質−タンパク質界面を有する少なくとも1つの遺伝子操作ドメインを含む免疫グロブリン鎖を含む。

0042

用語「親免疫グロブリン鎖」は、本明細書で用いる場合、任意の現存する免疫グロブリ
ン鎖、具体的には遺伝子操作免疫グロブリン鎖を設計するために親配列として用いることができる自然に存在する免疫グロブリン鎖を含む。好ましくは、親免疫グロブリン鎖、例えば第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親免疫グロブリン鎖および/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親免疫グロブリン鎖は、自然に存在する免疫グロブリン鎖である。

0043

用語「親ドメイン」は、本明細書で用いる場合、任意の現存するドメイン、具体的には遺伝子操作ドメインを設計するために親配列として用いることができる自然に存在するドメイン、より具体的には自然に存在するヘテロ二量体もしくは自然に存在するホモ二量体を形成する、自然に存在するドメインを含む。第1、第2、第3および第4遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、ジンクフィンガーでない。親ドメインは、通常、免疫グロブリンドメイン、例えば免疫グロブリン鎖のドメインである。好ましくは、親ドメイン、例えば第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインならびに/または第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、自然に存在するドメインである。

0044

用語「ドナードメイン」は、本明細書で用いる場合、自然に存在するドメイン、具体的には自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、遺伝子操作ドメインを設計するためにドナー配列として用いることができる、すなわち親ドメイン中の3D構造上同等の位置のアミノ酸残基を置換するためにドナー配列として用いることができる自然に存在するドメインを含む。

0045

用語「遺伝子操作ドメイン」は、本明細書で用いる場合、親ドメインおよびドナードメインから遺伝子操作されたドメインを含む。

0046

用語「タンパク質−タンパク質界面」は、本明細書で用いる場合、別のタンパク質ドメインのアミノ酸残基とのタンパク質ドメインの直接接触会合を媒介することにより3D界面を規定するアミノ酸残基を含む。2つのドメイン間の直接接触会合を媒介するこれらのアミノ酸残基は、あるパートナーからの1または複数のアミノ酸と相互作用する別のパートナーからの任意のアミノ酸を含む。相互作用するアミノ酸残基に関する用語「相互作用する」は、本明細書で用いる場合、あるパートナー中のアミノ酸残基の任意の重原子から15Å未満離れた少なくとも1つの重原子を有する別のパートナーからの任意のアミノ酸を含む。用語「アミノ酸残基の重原子」は、本明細書において、水素原子でないアミノ酸残基の任意の原子を指す。好ましくは、相互作用するアミノ酸残基は、あるパートナー中のアミノ酸残基の任意の重原子から10Å未満離れた少なくとも1つの重原子を有する別のパートナーからの任意のアミノ酸を含む。最も好ましくは、相互作用するアミノ酸残基は、あるパートナー中のアミノ酸残基の任意の重原子から5Å未満離れた少なくとも1つの重原子を有する別のパートナーからの任意のアミノ酸を含む。アミノ酸残基の相互作用は、ファンデルワールス力水素結合水媒介水素結合、塩橋もしくは静電力疎水接触およびジスルフィド結合を含む力または当業者に知られるその他の力により媒介できる。タンパク質−タンパク質界面は、より疎水的であり、タンパク質複合体中におけるよりも2倍多くのタンパク質表面を埋め、通常、それらが折り畳まれるときに集合する(Bahadur RPら、Proteins、53(3):708〜19ページ(2003))。47のFAB断片の分析により、3D構造が実験的に決定され、定常ドメイン軽鎖中の50までの残基および定常ドメイン重鎖中の52までの残基が、ドメインタンパク質−タンパク質界面を構成することが示された(Potapov Vら、J Mol Biol、342(2):665〜79ページ(2004))。CH3タンパク質界面は、分子間接触をなす4つの逆平行ベータ鎖上にある16残基を含み、各表面から1090Å2埋められている(Dall’Acqua Wら、Biochemistry、37(26):
9266〜73ページ(1998))。

0047

遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面とがホモ二量体形成により相互作用する場合、例えば両方のドナードメインがホモ二量体を形成する場合、そして親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の全てのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのアミノ酸残基で置換される場合、ホモ二量体形成により相互作用するとみなされる。従って、遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、第1遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面の全てのアミノ酸残基が、同一の3D位置にて第2遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面のアミノ酸残基と同一である場合、ホモ二量体形成により相互作用するとみなされる。

0048

遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面とがホモ二量体形成により相互作用する場合、例えば両方のドナードメインがホモ二量体を形成する場合、そして親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の全てではないアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのアミノ酸残基で置換される場合、ヘテロ二量体形成により相互作用するとみなされる。より具体的に、遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面とがホモ二量体形成により相互作用する場合、例えば両方のドナードメインがホモ二量体を形成する場合、そして第1親ドメインの少なくとも1つのアミノ酸残基が自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメイン中の3D構造上同等の位置にてアミノ酸残基で置換される場合(ここで、第2親ドメインは、3D構造上同一の位置にて第1親ドメイン中で置換された同一アミノ酸残基で置換されていない)、ヘテロ二量体形成により相互作用するとみなされる。

0049

遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面と例えば自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面とがヘテロ二量体形成により相互作用する場合、例えば両方のドナードメインがヘテロ二量体を形成する場合、そして親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の全てのまたは全てではないアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインおよび自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのアミノ酸残基で置換される場合、ヘテロ二量体形成により相互作用するとみなされる。

0050

従って、遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、第1遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面のアミノ酸残基が、同一の3D位置にて第2遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面のアミノ酸残基と全てが同一ではない場合、ヘテロ二量体形成により相互作用するとみなされる。

0051

用語「3D構造上同等の位置」または「同等の3D位置」または「同等の3D構造上の
位置」または「3Dで同等の位置」は、本明細書において交換可能に用いられ、両方のドメインのアルファ炭素トレースを重ね合わせることにより親ドメインのタンパク質−タンパク質界面上に重畳した場合に、親ドメインの最も近い残基と6Å未満以内の距離の3Dの位置を占めるドナードメインのタンパク質−タンパク質界面中のアミノ酸残基の位置を含む(ここで、ドナードメインは、親ドメインと異なる)。重ね合わせは、同じ基準系において原子の座標を比較することにより行うことができる。アルファ炭素トレースの他に、両方のドメインの主鎖原子(N、CおよびO)を重ね合わせることができる。3D構造上の位置は、視覚検査(例えば直観に基づく設計または知見に基づく設計)に基づいても選択できるか、または位置は、エネルギー項、例えばファンデルワールス相互作用、水素結合相互作用など(すなわち合理的設計)を枚挙した後に選択できる。ドメインの3D構造は、本明細書で用いる場合、タンパク質データバンク(www.pdb.org;Bernstein FCら、Eur J Biochem、80(2):319〜24ページ(1977);Berman HMら、Nucleic AcidsRes、28(1):235〜42ページ(2000))またはその他のデータベースから取得できる結晶または溶液状態における実験的に解明された3D構造を含む。さらに、公共のデータベースから入手可能でないかまたは解明されていないドメインの3D構造は、Ab initio推定法(タンパク質のアミノ酸配列だけを必要とする)またはスレッドおよび相同性モデリング法(タンパク質ドメインについての3Dモデルが、進化的に関連するタンパク質の実験的構造から構築される)のようないくつかの計算方法を用いてモデル化できる(Zhang Y、Curr Opin Struct Biol、18(3):342〜8ページ(2008))。理論に束縛されることなく、代わりに、IMGT(登録商標)番号付けシステムを用いて、免疫グロブリンドメイン中の3D構造上同等の位置を同定できる。なぜなら、このシステムは、免疫グロブリンスーパーファミリードメインの3D構造の比較分析に基づくからである。

0052

用語「ドメインのコア完全性にとって必須でない」は、本明細書で用いる場合、タンパク質ドメインの正しい折り畳みおよび/または疎水性コアにとって必須でない残基を含む。折り畳まれたタンパク質は、通常、疎水性コア(この中では側鎖の充填が折り畳まれた状態を安定化し、荷電または極性側鎖が、周囲の水、イオンまたは他のタンパク質もしくはタンパク質ドメインもしくは炭化水素のようなその他のリガンドと相互作用する溶媒露出表面を占める)を有する。分子内水素結合の形成は、タンパク質コア定性のための別の重要な貢献をもたらす。タンパク質ドメインのコア完全性にとって必須でない残基は、それらに限定されないが、非プロリン残基、分子内ジスルフィド結合に関与する非システイン残基、露出残基、および分子内水素結合に関与しない残基を含む。

0053

用語「タンパク質」および「ポリペプチド」は、本明細書で用いる場合、同じ意味を有し、交換可能に用いられる。

0054

用語「アミノ酸」または「アミノ酸残基」は、本明細書で用いる場合、天然アミノ酸および非天然アミノ酸を含む。好ましくは、天然アミノ酸が含まれる。

0055

用語「荷電アミノ酸」は、本明細書で用いる場合、リシン(正荷電)、アルギニン(正荷電)、ヒスチジン(正荷電)、アスパラギン酸負荷電)およびグルタミン酸(負荷電)のアミノ酸を含む。普通は、本明細書で用いる場合の荷電アミノ酸は、リシン、アルギニン、ヒスチジン、アスパラギン酸およびグルタミン酸である。用語「荷電対」または「アミノ酸の荷電対」または「荷電アミノ酸対」は同じ意味を有し、交換可能に用いられ、1つの正荷電アミノ酸と1つの負荷電アミノ酸との任意の組み合わせを含む。これは、以下の荷電アミノ酸の対を含む:リシン/アスパラギン酸、リシン/グルタミン酸、アルギニン/アスパラギン酸、アルギニン/グルタミン酸、ヒスチジン/アスパラギン酸およびヒスチジン/グルタミン酸。

0056

用語「置換」または「アミノ酸置換」または「アミノ酸残基置換」は、本明細書で用いる場合、アミノ酸配列中の第1アミノ酸残基を第2アミノ酸残基で置換することをいうが、該第1アミノ酸残基は、該第2アミノ酸残基とは異なり、すなわち置換されたアミノ酸残基は、置換したアミノ酸とは異なる。

0057

用語「隣接していないアミノ酸残基」または「非隣接アミノ酸残基」は、本明細書で用いる場合、アミノ酸配列中の直接接していない、すなわち間に少なくとも1つのアミノ酸残基が介在している2つのアミノ酸を指す。

0058

用語「Fab」または「Fab領域」は、本明細書で用いる場合、VH、CH1、VLおよび軽鎖定常免疫グロブリンドメインを含むポリペプチドを含む。Fabは、単離されたこの領域、または全長抗体もしくは抗体断片の関係におけるこの領域を指し得る。

0059

用語「Fc」または「Fc領域」は、本明細書で用いる場合、第1定常領域免疫グロブリンドメインを除く、抗体重鎖の定常領域を含むポリペプチドを含む。従って、Fcは、IgA、IgDおよびIgGの最後の2つの定常領域免疫グロブリンドメインならびにIgEおよびIgMの最後の3つの定常領域免疫グロブリンドメインと、これらのドメインのN末端のフレキシブルヒンジとのことをいう。IgAおよびIgMについて、Fcは、J鎖を含み得る。IgGについて、Fcは、免疫グロブリンドメインCガンマ2およびCガンマ3(C[γ]2およびC[γ]3)と、Cガンマ1(C[γ]1)とCガンマ2(C[γ]2)との間のヒンジとを含む。Fc領域の境界は変動し得るが、ヒトIgG重鎖Fc領域は、通常、残基C226またはP230からそのカルボキシル末端まで(番号付けは、EUインデックスに従う)を含むと定義される。Fcは、単離されたこの領域またはFcポリペプチド、例えば抗体の関係におけるこの領域を指し得る。

0060

用語「アミノ酸改変」は、本明細書において、ポリペプチド配列中のアミノ酸置換、挿入および/または欠失を含む。「アミノ酸置換」または「置換」は、本明細書において、親ポリペプチド配列中の特定の位置にてアミノ酸を別のアミノ酸に置き換えることを意味する。例えば、置換R94Kは、94位のアルギニンがリシンで置き換えられたバリアントポリペプチドを指す。例えば、94Kは、リシンでの94位の置換を示す。本明細書における目的のために、複数の置換を、スラッシュまたはコンマにより典型的に分ける。例えば、「R94K/L78V」または「R94K,L78V」は、置換R94KおよびL78Vを含む二重バリアントを指す。「アミノ酸挿入」または「挿入」は、本明細書で用いる場合、親ポリペプチド配列中の特定の位置でのアミノ酸の付加を意味する。例えば、挿入94は、94位での挿入を示す。「アミノ酸欠失」または「欠失」は、本明細書で用いる場合、親ポリペプチド配列中の特定の位置でのアミノ酸の除去を意味する。例えば、R94−は、94位のアルギニンの欠失を示す。

0061

用語「保存的改変」または「保存的配列改変」は、アミノ酸配列を含有する抗体の結合の特徴に著しく影響しないかまたはそれを変更しないアミノ酸改変を指すことを意図する。このような保存的改変は、アミノ酸置換、挿入および欠失を含む。改変は、本発明の抗体に、部位特異的突然変異誘発およびPCR媒介突然変異誘発のような当該技術分野において知られる標準的な技術により導入できる。

0062

保存的アミノ酸置換」は、本明細書で用いる場合、アミノ酸残基が類似の側鎖を有するアミノ酸残基で置き換えられるアミノ酸置換を含む。類似の側鎖を有するアミノ酸残基のファミリーは、当該技術分野において定義されている。これらのファミリーは、塩基性側鎖(例えばリシン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性側鎖(例えばアスパラギン酸、グルタミン酸)、非荷電極性側鎖(例えばグリシン、アスパラギングルタミンセリン
トレオニン、チロシン、システイントリプトファン)、非極性側鎖(例えばアラニンバリンロイシンイソロイシンプロリンフェニルアラニンメチオニン)、ベータ分岐側鎖(例えばトレオニン、バリン、イソロイシン)および芳香族側鎖(例えばチロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)を有するアミノ酸を含む。

0063

ヘテロ二量体免疫グロブリン
一態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が12位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が119位にてアミノ酸残基で置換される場合、12位にて置換されたアミノ酸残基と119位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が13位にてアミノ酸残基で置換される場合、26位にて置換されたアミノ酸残基と13位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が27位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が18位にてアミノ酸残基で置換される場合、27位にて置換されたアミノ酸残基と18位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメイ
ンであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が79位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が84.3位にてアミノ酸残基で置換される場合、79位にて置換されたアミノ酸残基と84.3位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が11位であり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがヒンジ領域を含むドメインである場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヒンジ領域の3位にて置換されず、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0064

好ましくは、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が12位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が119位にてアミノ酸残基で置換される場合、12位にて置換されたアミノ酸残基と119位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が13位にてアミノ酸残基で置換される場合、26位にて置換されたアミノ酸残基と13位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が27位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が18位にてアミノ酸残基で置換される場合、27位にて置換されたアミノ酸残基と18位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて非置換または置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が79位にてアミノ酸残基で置換され、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が84.3位にてアミノ酸残基で置換される場合、79位にて非置換または置換されたアミノ酸残基と84.3位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が11位であり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがヒンジ領域を含むドメインである場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヒンジ領域の3位にて置換されず、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0065

さらにより好ましくは、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面から
の3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が12位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が119位にてアミノ酸残基で置換される場合、12位にて置換されたアミノ酸残基と119位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が13位にてアミノ酸残基で置換される場合、26位にて置換されたアミノ酸残基と13位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が27位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が18位にてアミノ酸残基で置換される場合、27位にて置換されたアミノ酸残基と18位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が79位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が84.3位にてアミノ酸残基で置換される場合、79位にて置換されたアミノ酸残基と84.3位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が11位であり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがヒンジ領域を含むドメインである場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、ヒンジ領域の3位にて置換されず、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0066

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGLCドメインの5位は、Kabat番号付けによる116位に対応する。

0067

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGLCドメインの12位は、Kabat番号付けによる123位に対応する。

0068

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGLCドメインの13位は、Kabat番号付けによる124位に対応する。

0069

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGLCドメインの18位は、Kabat番号付けによる129位に対応する。

0070

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGLCドメインの20位は、Kabat番号付けによる131位に対応する。

0071

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGLCドメインの79位は、Kabat番号付けによる160位に対応する。

0072

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGKCドメインの11位は、EU番号付けによる122位に対応する。

0073

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGKCドメインの12位は、EU番号付けによる123位に対応する。

0074

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGKCドメインの20位は、EU番号付けによる131位に対応する。

0075

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のIGKCドメインの86位は、EU番号付けによる176位に対応する。

0076

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のCH1ドメインの20位は、EU番号付けによる141位に対応する。

0077

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のCH1ドメインの26位は、EU番号付けによる147位に対応する。

0078

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のCH1ドメインの27位は、EU番号付けによる148位に対応する。

0079

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のCH1ドメインの84.3位は、EU番号付けによる176位に対応する。

0080

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のCH1ドメインの86位は、EU番号付けによる183位に対応する。

0081

IMGT(登録商標)番号付けに従って示す第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のCH1ドメインの119位は、EU番号付けによる213位に対応する。

0082

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操
作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0083

好ましくは、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてア
ミノ酸残基で置換され、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて非置換または置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0084

さらにより好ましくは、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タ
ンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電アミノ酸でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0085

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0086

好ましくは、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク
質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて非置換または置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0087

さらにより好ましくは、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメイ
ンであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電アミノ酸でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0088

いくつかの態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてア
ミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、好ましくは荷電アミノ酸でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、好ましくは荷電アミノ酸でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはヘテロ二量体断片を提供する。

0089

いくつかの態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が26位にてアミノ酸残基で置換される場合、20位にて置換されたアミノ酸残基と26位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、好ましくは荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タ
ンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、好ましくは荷電アミノ酸でなく、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が20位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が5位にてアミノ酸残基で置換される場合、5位にて置換されたアミノ酸残基と20位にて置換されたアミノ酸残基とが、荷電対でなく、好ましくは荷電アミノ酸でなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、好ましくは荷電アミノ酸でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはヘテロ二量体断片を提供する。

0090

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH3ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、88位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の88位にて置換されたアミノ酸残基が
、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、
各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0091

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH3ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、84位、84.2位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位ならびに3位、22位、27位、79位、81位、84位、85.1位、86位および88位からなる群から選択されるさらなる位置のアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の20位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の26位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0092

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン
鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH2ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、88位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、85.1位および/または86位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位および90位からなる群から選択される位置または3位、5位、7位、20位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、86位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の88位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0093

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH2ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、20位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、22位、26位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるア
ミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中で置換されたアミノ酸残基が、26位のアミノ酸残基ならびに場合によって3位、5位、7位、20位、22位、27位、79位、81位、83位、84位、84.2位、84.3位、85.1位、86位、88位および90位からなる群から選択される位置のさらなるアミノ酸残基を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の20位にて置換されたアミノ酸残基が、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の26位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用し、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0094

さらなる態様では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとが、同一でなく、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH4ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基置換を含み、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置のアミノ酸残基置換を含み、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0095

いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとは、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成する。いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーのドナードメインとは、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成する。

0096

いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーおよびそのドナードメインは、それぞれ自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が同一である。

0097

いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーおよびそのドナードメインは、それぞれ自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。

0098

いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバー、特に自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバーのドナードメインは、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバー、特に自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインとは異なる。いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1、第2、第3および第4メンバー、特にそのドナードメインは、それぞれ他のものとは異なる。

0099

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインと第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとは、同一でない。いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖およびその遺伝子操作ドメインは、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖およびその遺伝子操作ドメインと同一でなく、すなわち遺伝子操作免疫グロブリン鎖、特にその遺伝子操作ドメインは、互いにアミノ酸配列が異なり、例えば第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖、特にその遺伝子操作ドメインは、互いに少なくとも1アミノ酸または少なくとも2アミノ酸または少なくとも3アミノ酸または少なくとも4アミノ酸または少なくとも5アミノ酸または少なくとも5から10アミノ酸または少なくとも10から30アミノ酸異なるアミノ酸配列を有する。

0100

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/またはその遺伝子操作ドメインは、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/またはその遺伝子操作ドメインとアミノ酸配列が異なり、ここで、遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、ヘテロ二量体形成により相互作用する。

0101

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/またはその遺伝子操作ドメインは、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/またはその遺伝子操作ドメインとアミノ酸配列が異なり、ここで、遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、ホモ二量体形成により相互作用する。

0102

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中の少なくとも1つの置換されたアミノ酸残基は、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中の少なくとも1つの置換されたアミノ酸残基と相互作用している。好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中の少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つ、最も好ましくは少なくとも4つ、特に少なくとも5つの置換されたアミノ酸残基は、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面中の少なくとも1つの置換されたアミノ酸残基と相互作用している。

0103

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1、好ましくは少なくとも2、より好ましくは少なくとも3、最も好ましくは少なくとも4、特に少なくとも5アミノ酸残基は、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とは異なる。

0104

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖ならびにその遺伝子操作ドメインのそれぞれは、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーならびにそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。

0105

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。いくつかの実施形態では、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。

0106

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、荷電アミノ酸で置換されず、好ましくは荷電対で置換されない。

0107

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、26Aおよび/もしくは26Eおよび/もしくは86Tで置換されず、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20Tおよび/もしくは26Kおよび/もしくは85.1Aおよび/もしくは88Tで置換されず、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0108

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面とホモ二量体形成により相互作用し、ここで、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインは、アミノ酸配列が同一でない。

0109

いくつかの実施形態では、遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、ドメインのループ領域中で置換されない。

0110

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つの3D構造上の位置は、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面の同一の3D構造上の位置と比較して、異なるアミノ酸残基である。

0111

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインは、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖およびその遺伝子操作ドメインと同一でなく、すなわち遺伝子操作免疫グロブリン鎖、特にその遺伝子操作ドメインは、互いにアミノ酸配列が異なり、例えば第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖、特に第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインは、互いに少なくとも1アミノ酸または少なくとも2アミノ酸または少なくとも3アミノ酸または少なくとも4アミノ酸または少なくとも5アミノ酸または少なくとも5から10アミノ酸または少なくとも10から30アミノ酸異なるアミノ酸配列を有する。

0112

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインは、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとアミノ酸配列が異なり、ここで、遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、ヘテロ二量体形成により相互作用する。

0113

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインは、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインとアミノ酸配列が異なり、ここで、遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、ホモ二量体形成により相互作用する。

0114

いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーおよびそのドナードメインは、それぞれ自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。

0115

いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーおよびそのドナードメインは、それぞれ自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が同一である。

0116

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのそれぞれは、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3および第4メンバーならびにそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。

0117

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインは、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第3メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。

0118

いくつかの実施形態では、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第4メンバーおよびそのドナードメインとアミノ酸配列が異なる。

0119

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖は、同一の親ドメインを有する。いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖は、同一でない親ドメインを有する。いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖は、互いに1アミノ酸または2アミノ酸または3アミノ酸または4アミノ酸または5アミノ酸または5から10アミノ酸または10から30アミノ酸、好ましくは少なくとも1アミノ酸または少なくとも2アミノ酸または少なくとも3アミノ酸または少なくとも4アミノ酸または少なくとも5アミノ酸または少なくとも5から10アミノ酸または少なくとも10から30アミノ酸異なるアミノ酸配列を有する親ドメインを有する。

0120

いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとは、同一である。いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとは、同一でない。いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとは、互いに1アミノ酸または2アミノ酸または3アミノ酸または4アミノ酸または5アミノ酸または5から10アミノ酸または10から30アミノ酸、好ましくは少なくとも1アミノ酸または少なくとも2アミノ酸または少なくとも3アミノ酸または少なくとも4アミノ酸または少なくとも5アミノ酸または少なくとも5から10アミノ酸または少なくとも10から30アミノ酸異なる。

0121

いくつかの実施形態では、本開示は、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン、特にCH1、CH2、CH3、CH4、IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択される第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインを含むヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片を提供する。CH1、CH3は、IGHA1、IGHA2、IGHD、IGHE、IGHG1、IGHG2、IGHG3、IGHG4、IGHGPおよびIGHMからであることができる。CH4は、IGHEおよびIGHMからであることができる。CH2は、IGHA1、IGHA2、IGHD、IGHE、IGHG1、IGHG2、IGHG3、IGHG4、IGHGPおよびIGHMからであることができる。

0122

いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン、特に第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH1ドメイン、CH4ドメイン、IGKCドメイン、IGLC1ドメイン、IGLC2ドメイン、IGLC3ドメイン、IGLC6ドメインおよびIGLC7ドメインからなる群から、好ましくはCH1ドメイン、IGKCドメイン、IGLC1ドメイン、IGLC2ドメイン、IGLC3ドメイン、IGLC6ドメインおよびIGLC7ドメインからなる群から選択されるドメインである。

0123

普通は、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、自然に存在するドメインである。通常、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、ヒトから、例えば自然に存在するヒトドメインからである。好ましくは、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、ヒトから、かつ同じアイソタイプ、種およびサブクラスからである。いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメイン、特に第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH3ドメイン、より好ましくはヒトCH3ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH3ドメインである。同等に好ましくは、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、異なるアイソタイプからである。いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、IGHG1からのCH3ドメイン、好ましくはIGHG1からのヒトCH3ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、IGHG3からのCH3ドメイン、好ましくはIGHG3からのヒトCH3ドメインである。

0124

いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン、特に第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH4ドメイン、より好ましくはヒトCH4ドメイン、特にIGHMからのヒトCH4ドメインまたはIGHEからのヒトCH4ドメインである。

0125

同等に、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインである。同等に、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、CH1ドメインである。より好ましくは、IGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択されるヒトCH1ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH1ドメインである。最も好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであるかもしくはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH1ドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、
IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択されるIGLCドメインであるかもしくはIGKCドメインである。

0126

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH1、CH2、CH3、CH4、IGKC、IGLC1、IGLC2、IGLC3、IGLC6およびIGLC7からなる群から選択される。普通は、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、自然に存在するドメインである。通常、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、ヒトからである。

0127

好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、ヒトからでありかつ同じアイソタイプ、種およびサブクラスからである。第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、CH3ドメイン、より好ましくはヒトCH3ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH3ドメインである。同等に好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、異なるアイソタイプからである。いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインは、IGHG1からのCH3ドメイン、好ましくはIGHG1からのヒトCH3ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、IGHG3からのCH3ドメイン、好ましくはIGHG3からのヒトCH3ドメインである。

0128

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインならびに/または第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH4ドメイン、より好ましくはヒトCH4ドメイン、特にIGHMからのヒトCH4ドメインまたはIGHEからのヒトCH4ドメインである。同等に好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH1ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインである。同等に、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、CH1ドメインである。より好ましくは、IGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択されるヒトCH1ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH1ドメインである。

0129

同じ種、アイソタイプおよびサブクラスからの親ドメイン、例えば、例えば第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインとしてのIGHG1からのヒトCH3ドメインは、ホモ二量体を形成する。いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、ホモ二量体、具体的に自然に存在するホモ二量体を形成する。

0130

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、ヘテロ二量体、具体的に自然に存在するヘテロ二量体、例えばCH1ドメインとIGKCドメインまたはCH1ドメインとIGLCドメインを形成する。

0131

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、ヘテロ二量体、例えばIGHG1からのCH3ドメインとIGHG3からのCH3ドメインを形成する。

0132

いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとは、ホモ二量体、具体的に自然に存在するホモ二量体を形成する。

0133

いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとは、ヘテロ二量体、具体的に自然に存在するヘテロ二量体、例えばCH1ドメインとIGKCドメインまたはCH1ドメインとIGLCドメインを形成する。

0134

いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインと第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインとは、ヘテロ二量体、例えばIGHG1からのCH3ドメインとIGHG3からのCH3ドメインを形成する。

0135

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH2ドメインでない。

0136

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH3ドメインでない。

0137

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、VHドメインでなく、VLドメインでない。

0138

いくつかの実施形態では、第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、IgG2からでない。

0139

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、IGKCドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、IGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、CH1ドメインである。さらにより好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトIGKCドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメイン、より好ましくはIGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択されるヒトCH1ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH1ドメインである。

0140

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、IG
LCドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、IGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、CH1ドメインである。さらにより好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトIGLCドメインであるか、または第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトIGLCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメイン、より好ましくはIGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択されるヒトCH1ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH1ドメインである。

0141

いくつかの実施形態では、第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、CH1ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、IGKCドメインであるか、または第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、IGKCドメインおよび第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインである。さらにより好ましくは、第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトIGKCドメインであるか、または第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトIGKCドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメインであり、より好ましくは、IGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択されるヒトCH1ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH1ドメインである。

0142

いくつかの実施形態では、第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、CH1ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、IGLCドメインであるか、または第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、IGLCドメインおよび第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインである。さらにより好ましくは、第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトIGLCドメインであるか、または第1および/もしくは第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトIGLCドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの好ましい親ドメインは、ヒトCH1ドメインである。より好ましくは、IGHG1、IGHG2、IGHG3およびIGHG4からなる群から選択されるヒトCH1ドメイン、特にIGHG1からのヒトCH1ドメインである。

0143

いくつかの実施形態では、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン、特に第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、CH3ドメイン、好ましくは同じ種、アイソタイプおよびサブクラスのCH3ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインであり、第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH1ドメインである。

0144

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインであり、第2遺伝子操作免疫
グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインならびに第3遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH3ドメイン、好ましくは同じ種、アイソタイプおよびサブクラスのCH3ドメインである。

0145

いくつかの実施形態では、例えば、ヘテロ二量体免疫グロブリンがF(ab’)2である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインの親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインは、CH1ドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖のさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインは、IGLCドメインまたはIGKCドメインのような軽鎖定常ドメインであり、ここで、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖は、遺伝子操作ドメインの親ドメインとさらなる遺伝子操作ドメインの親ドメインとの間にヒンジ領域を含む。

0146

いくつかの実施形態では、本開示は、ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはその断片を提供し、ここで、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からのアミノ酸残基は、ドメインのコア完全性にとって必須でないアミノ酸であり、好ましくは、第1および/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の置換のために用いる自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からのアミノ酸残基は、ドメインのコア完全性にとって必須でないアミノ酸である。

0147

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含むかまたは85.1位および86位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、より好ましくは、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、85.1位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含むかまたは85.1位および86位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、特に、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、88位にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含むかまたは85.1位および86位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0148

従って、いくつかの実施形態では、本開示は、
(a)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第1遺伝子操作免
疫グロブリン鎖であって、前記第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖と、
(b)タンパク質−タンパク質界面を有する遺伝子操作ドメインを含む第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖であって、前記第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面の少なくとも1つのアミノ酸残基が、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインのタンパク質−タンパク質界面からの3D構造上同等の位置でアミノ酸残基で置換されている第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖と
を含み、
自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1メンバーのドナードメインと自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第2メンバーのドナードメインとが、自然に存在するヘテロ二量体または自然に存在するホモ二量体を形成し、
第1および第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインが、CH2ドメインでなく、CH3ドメインでなく、VLドメインでなく、VHドメインでなく、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22位、85.1位、86位、88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、かつ/または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が、22位、85.1位、86位、88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがIGLCドメインまたはIGKCドメインであり、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインがCH1ドメインであり、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換され、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面が86位にてアミノ酸残基で置換される場合、両方の86位にて置換されたアミノ酸残基が、荷電対でなく、好ましくは荷電アミノ酸でなく、各群メンバーのアミノ酸の位置が、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される、
ヘテロ二量体免疫グロブリンまたはそのヘテロ二量体断片を提供する。

0149

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20A、20E、20K、20N、20Q、20S、20T、20Vおよび20Wならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択され、好ましくは、20A、20N、20Q、20S、20T、20Vおよび20Wならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される20位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0150

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22A、22G、22I、22L、22Tおよび22Vならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される22位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0151

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から
選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、85.1A、85.1C、85.1F、85.1H、85.1K、85.1M、85.1N、85.1R、85.1S、85.1Tおよび85.1Wならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される85.1位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0152

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、86F、86H、86I、86T、86Q、86S、86V、86W、86Yならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される86位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0153

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、88E、88I、88K、88L、88Q、88R、88T、88V、88W、88Yならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される88位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0154

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22A、22G、22I、22L、22Tおよび22Vならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される22位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0155

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、26K、26Q、26R、26S、26Tおよび26Vならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される26位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0156

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、85.1A、85.1C、85.1F、85.1H、85.1K、85.1M、85.1N、85.1R、85.1S、
85.1Tおよび85.1Wならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される85.1位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0157

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、86F、86H、86I、86T、86Q、86S、86V、86W、86Yならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される86位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0158

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、20位、22位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、22位、26位、85.1位、86位および88位からなる群から選択される位置にてアミノ酸残基置換を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメインのタンパク質−タンパク質界面は、88E、88I、88K、88L、88Q、88R、88T、88V、88W、88Yならびに/またはその保存的アミノ酸置換からなる群から選択される88位のアミノ酸残基置換を含み、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0159

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が88位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の88位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、85.1位および/もしくは86位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が88位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の88位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、85.1位および/もしくは86位であり、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0160

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、88位のアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、85.1位および/または86位、好ましくは85.1位および86位のアミノ酸残基を含み、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。通常、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の88位にて置換されたアミノ酸残基と第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基とが互いに相互作用し、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0161

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が85.1位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は86位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が85.1位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は86位であり、ここで、各群メンバ
ーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0162

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、85.1位のアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、86位のアミノ酸残基を含み、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。通常、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の85.1位にて置換されたアミノ酸残基と第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の86位にて置換されたアミノ酸残基とが互いに相互作用し、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0163

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が22位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の22位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、22位および/もしくは86位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が22位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の22位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、22位および/もしくは86位であり、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0164

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、22位のアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、22位および/または86位、好ましくは22位および86位のアミノ酸残基を含み、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。通常、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の22位にて置換されたアミノ酸残基と第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の22位および/または86位にて置換されたアミノ酸残基とが互いに相互作用し、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0165

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が20位である場合、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の20位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、26位であるか、または第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換が20位である場合、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の20位にて置換されたアミノ酸残基と相互作用する第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は26位であり、ここで、各群メンバーのアミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0166

いくつかの実施形態では、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、20位のアミノ酸残基を含み、第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の置換されたアミノ酸残基は、26位のアミノ酸残基を含み、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。通常、第1遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の20位にて置換されたアミノ酸残基と第2遺伝子操作免疫グロブリン鎖の親ドメイン中の26位にて置換されたアミノ酸残基とが互いに相互作用し、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

0167

いくつかの実施形態では、自然に存在する免疫グロブリンスーパーファミリーの第1および第2メンバーのドナードメインは、ヒトIGHA1 CH2またはヒトIGHA2 CH2であり、ここで、第1免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タン
パク質界面中のアミノ酸置換は、88Vおよびその保存的アミノ酸置換を含み、第2免疫グロブリン鎖の遺伝子操作ドメインのタンパク質−タンパク質界面中のアミノ酸置換は、86Sおよびその保存的アミノ酸置換ならびに/または85.1Sおよびその保存的アミノ酸置換を含み、ここで、アミノ酸の位置は、IMGT(登録商標)番号付けに従って示される。

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