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技術 シートレール装置

出願人 株式会社今仙電機製作所
発明者 浅野良啓
出願日 2018年9月13日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-171327
公開日 2020年3月19日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-040608
状態 未査定
技術分野 車両用座席
主要キーワード サイドローラー 長手方向中間部位 合用孔 スライド荷重 後側シート シート側面 前側シート 自立状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月19日)のものです。
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図面 (12)

課題

共用化されたロアレールにおいて、スライド方式が異なる2つのアッパーレールに関してスライド重複範囲を設けたシートレール装置を提供する。

解決手段

第1アッパーレール30には、ロアレール20の延出部24及び対向部21aに対して上下方向にて転動するローラー61と、ロアレール20の一側壁部22に対して転動するサイドローラー62と、ロアレール20における他側壁部23の一部に設けられるラック26に噛合するピニオン52とが支持される。また、第2アッパーレール40には、ローラー61及びサイドローラー62と、他側壁部23に対して転動するサイドローラー63とが支持される。そして、サイドローラー63は、他側壁部23のうちラック26が設けられるラック接触範囲S1と異なるローラー接触範囲S2に対して転動するように配置される。

概要

背景

従来、車両用シートを前後にスライドさせるためのシートレール装置として、例えば、下記特許文献1に開示されるシートレール装置が知られている。このシートレール装置は、アッパーレールを構成する第1アッパーレール及び第2アッパーレールのそれぞれに設けられるローラーが、ロアレール左右対称に設けられる一対の案内部により上下方向にて案内されるようにして、アッパーレールがロアレールに対してスライドする。これにより、アッパーレールが固定される車両用のシートを、ロアレールが固定される車両用フロアに対して前後方向にスライド可能に支持している。

概要

共用化されたロアレールにおいて、スライド方式が異なる2つのアッパーレールに関してスライド重複範囲を設けたシートレール装置を提供する。第1アッパーレール30には、ロアレール20の延出部24及び対向部21aに対して上下方向にて転動するローラー61と、ロアレール20の一側壁部22に対して転動するサイドローラー62と、ロアレール20における他側壁部23の一部に設けられるラック26に噛合するピニオン52とが支持される。また、第2アッパーレール40には、ローラー61及びサイドローラー62と、他側壁部23に対して転動するサイドローラー63とが支持される。そして、サイドローラー63は、他側壁部23のうちラック26が設けられるラック接触範囲S1と異なるローラー接触範囲S2に対して転動するように配置される。

目的

本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車体に固定されるロアレールと、スライド方向第1側の第1シートに固定される第1アッパーレールと、スライド方向第2側の第2シートに固定される第2アッパーレールと、を備え、前記ロアレールを前記第1アッパーレールと前記第2アッパーレールとで共用するシートレール装置であって、前記ロアレールは、底壁と、前記底壁を介して対向し当該底壁に対してスライド方向に伸びるように連結する一側壁部及び他側壁部と、前記一側壁部の上端から前記底壁の一部と平行であってスライド方向に伸びるように延出する延出部と備え、前記他側壁部の一部には、スライド方向に伸びるラックが設けられ、前記第1アッパーレールには、前記延出部及び前記底壁の一部に対して上下方向にて転動する第1転動体と、前記一側壁部に対して転動する第2転動体と、前記ラックに噛合するピニオンとが支持され、前記第2アッパーレールには、前記第1転動体及び前記第2転動体と、前記他側壁部に対して転動する第3転動体とが支持され、前記第3転動体は、前記他側壁部のうち前記ラックが設けられる範囲と異なる範囲に対して転動するように配置されることを特徴とするシートレール装置。

技術分野

0001

本発明は、車両用シートを前後にスライドさせるためのシートレール装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、車両用のシートを前後にスライドさせるためのシートレール装置として、例えば、下記特許文献1に開示されるシートレール装置が知られている。このシートレール装置は、アッパーレールを構成する第1アッパーレール及び第2アッパーレールのそれぞれに設けられるローラーが、ロアレール左右対称に設けられる一対の案内部により上下方向にて案内されるようにして、アッパーレールがロアレールに対してスライドする。これにより、アッパーレールが固定される車両用のシートを、ロアレールが固定される車両用フロアに対して前後方向にスライド可能に支持している。

先行技術

0003

特開2015−186984号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、前側のシート(例えば、一列目のシート)と後側のシート(例えば、二列目のシート)とのそれぞれのスライド量を増やすため、前側のシートのスライドに利用するロアレールと後側のシートのスライドに利用するロアレールとを共用化したシートレール装置が多くの自動車等で採用されつつある。このような構成では、共用化されたロアレールにおいて、前側のシートに組み付けられた前側アッパーレールがスライドする範囲と後側のシートに組み付けられた後側アッパーレールがスライドする範囲とが重複するスライド重複範囲を長くするほど、それぞれのスライド量を増やすことができる。

0005

しかしながら、前側アッパーレールと後側アッパーレールとが同じ形状であればスライド重複範囲があっても問題無くスライドできるが、スライド方式が異なることから前側アッパーレールと後側アッパーレールとが異なる形状であると、重複困難になる場合がある。例えば、前側のシートが電動式シート、後側のシートが手動式シートとして構成されるような場合には、一方のアッパーレールで必要となるロアレールの部位が他方のアッパーレールに干渉等するために、スライド重複範囲を設けることができなくなる場合がある。

0006

本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、共用化されたロアレールにおいて、スライド方式が異なる2つのアッパーレールに関してスライド重複範囲を設けたシートレール装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の発明は、
車体に固定されるロアレール(20)と、スライド方向第1側の第1シートに固定される第1アッパーレール(30)と、スライド方向第2側の第2シートに固定される第2アッパーレール(40)と、を備え、前記ロアレールを前記第1アッパーレールと前記第2アッパーレールとで共用するシートレール装置(10)であって、
前記ロアレールは、底壁(21)と、前記底壁を介して対向し当該底壁に対してスライド方向に伸びるように連結する一側壁部(22)及び他側壁部(23)と、前記一側壁部の上端から前記底壁の一部(21a)と平行であってスライド方向に伸びるように延出する延出部(24)と備え、
前記他側壁部の一部には、スライド方向に伸びるラック(26)が設けられ、
前記第1アッパーレールには、前記延出部及び前記底壁の一部に対して上下方向にて転動する第1転動体(61)と、前記一側壁部に対して転動する第2転動体(62)と、前記ラックに噛合するピニオン(52)とが支持され、
前記第2アッパーレールには、前記第1転動体及び前記第2転動体と、前記他側壁部に対して転動する第3転動体(63)とが支持され、
前記第3転動体は、前記他側壁部のうち前記ラックが設けられる範囲(S1)と異なる範囲(S2)に対して転動するように配置されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。

発明の効果

0008

請求項1の発明では、車体に固定されるロアレールが、スライド方向第1側の第1シートに固定される第1アッパーレールと、スライド方向第2側の第2シートに固定される第2アッパーレールとで共用される。そして、ロアレールは、底壁と、底壁を介して対向し当該底壁に対してスライド方向に伸びるように連結する一側壁部及び他側壁部と、一側壁部の上端から底壁の一部と平行であってスライド方向に伸びるように延出する延出部と備え、他側壁部の一部には、スライド方向に伸びるラックが設けられる。そして、第1アッパーレールには、ロアレールの延出部及び底壁の一部に対して上下方向にて転動する第1転動体と、ロアレールの一側壁部に対して転動する第2転動体と、ロアレールにおける他側壁部の一部に設けられるラックに噛合するピニオンとが支持される。また、第2アッパーレールには、第1転動体及び第2転動体と、他側壁部に対して転動する第3転動体とが支持される。そして、第3転動体は、他側壁部のうちラックが設けられる範囲と異なる範囲に対して転動するように配置される。

0009

これにより、共用化されたロアレールにおいて、スライド重複範囲での他側壁部に対して、第1アッパーレールではピニオンにてラックに噛合し、第2アッパーレールでは第3転動体にてラックが設けられる範囲と異なる範囲に対して転動する。このため、第1アッパーレールで必要となるラックが第2アッパーレールの第3転動体に干渉することもなく、スライド重複範囲を設けることができる。したがって、共用化されたロアレールにおいて、スライド方式が異なる2つのアッパーレールに関してスライド重複範囲を設けたシートレール装置を実現することができる。

図面の簡単な説明

0010

第1実施形態に係るシートスライド装置概略構成を示す斜視図である。
図2(A)は、図1に示すシートスライド装置の平面図であり、図2(B)は、図1に示すシートスライド装置の側面図である。
図2(B)のX1−X1断面を示す断面図である。
図2(B)のX2−X2断面を示す断面図である。
図1からロアレール及び第2レール等を除いた状態を示す斜視図である。
図6(A)は、図5に示す第1アッパーレール等の平面図であり、図6(B)は、図5に示す第1アッパーレール等の側面図である。
図5の第1アッパーレール等を前方から見た状態を拡大して示す拡大図である。
図1からロアレール及び第1レール等を除いた状態を示す斜視図である。
図9(A)は、図8に示す第2アッパーレール等の平面図であり、図9(B)は、図8に示す第2アッパーレール等の側面図である。
図8の第2アッパーレール等を前方から見た状態を拡大して示す拡大図である。
図11(A)は、ロアレールに対する第1アッパーレールの自立状態を説明する説明図であり、図11(B)は、ロアレールに対する第2アッパーレールの自立状態を説明する説明図である。

発明を実施するための最良の形態

0011

[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係るシートレール装置について図を参照して説明する。
本実施形態に係るシートレール装置10は、前後方向の2つの車両用シート(図示略)を前後スライド可能に車両フロア(図示略)に固定する装置である。このシートレール装置10は、図1及び図2に示すように、車体に固定されるロアレール20と、スライド方向第1側の第1シートに固定される第1アッパーレール30と、スライド方向第2側の第2シートに固定される第2アッパーレール40と、を備え、ロアレール20を第1アッパーレール30と第2アッパーレール40とで共用するように構成されている。特に、第1シート及び第2シートのそれぞれのスライド量を増やすため、共用化されたロアレール20において、第1アッパーレール30がスライドする範囲(以下、第1スライド範囲ともいう)と第2アッパーレール40がスライドする範囲(以下、第2スライド範囲ともいう)とがスライド重複範囲として一部重複するように構成されている。

0012

本実施形態では、シートレール装置10の長手方向(図2の左右方向)を前後方向として、第1アッパーレール30は、一列目となる前側シートに固定されるとともに、第2アッパーレール40は、二列目となる後側シートに固定されており、スライド方向第1側をスライド方向前側、スライド方向第2側をスライド方向後側として説明する。なお、図1及び図2では、一組のロアレール20及び両アッパーレール30,40等を備える一方のレールを図示しており、他方のレールに関しては、便宜上、図示を省略している。

0013

本実施形態では、前側シートは、電動式スライドシートとして構成されている。この前側シートには、一対の第1アッパーレール30のそれぞれに設けられるスライド制御用の駆動部50を操作するための操作部(図示略)がシート側面等に配置されている。また、後側シートは、前側シートと異なり手動式スライドシートとして構成されている。このため、一対の第2アッパーレール40のそれぞれには、ロアレール20と第2アッパーレール40とを相対移動不能に固定(ロック)可能なロック部材70が設けられ、一対のロック部材70によるロック状態とそのロック状態を解除するロック解除状態とを切り替えるために操作される操作レバー(図示略)が後側シートの下部前方等に配置されている。

0014

以下、シートレール装置10を構成するロアレール20と第1アッパーレール30及び第2アッパーレール40との詳細構造等について説明する。
まず、一方のレールにおけるロアレール20の詳細構成について、図面を参照して詳述する。

0015

ロアレール20は、長尺のレール状に形成されており、図2図4に示すように、底壁21と、一側壁部22及び他側壁部23と、延出部24及び内壁部25とを備えている。一側壁部22及び他側壁部23は、底壁21を介して対向し当該底壁21に対してスライド方向に伸びるように連結している。底壁21は、一側壁部22側となる一部(以下、対向部21aともいう)が他側壁部23側に対して底上げされるように形成されている。

0016

他側壁部23の上部には、後述するピニオン52に噛合するラック26が、スライド方向に伸びるように設けられている。特に、このラック26は、底壁21の内面から下端までの距離がスライド方向に沿って一定となるように配置されている。

0017

延出部24は、一側壁部22の上端から底壁21の対向部21aに対向してスライド方向に伸びるように延出している。すなわち、延出部24及び対向部21aは、後述するローラー61が上下方向にて転動するように互いに平行となっている。

0018

内壁部25は、延出部24に対して内側端から垂下するように連結しており、上記第2スライド範囲では、ロック部材70のロック片71と嵌合する複数のロック部材嵌合用孔(図示略)が長手方向に沿って形成されている。

0019

次に、一方のレールにおける第1アッパーレール30の詳細構成について、図面を参照して説明する。
第1アッパーレール30は、電動式スライドシート用のアッパーレールであって、モータ51によるピニオン52の回転を利用してスライド制御を行なうための駆動部50が組み付けられている。この第1アッパーレール30は、ラック26に噛合するピニオン52と、ロアレール20に対して上下方向にて転動する2つのローラー61と左右方向にて転動する2つのサイドローラー62と、を支持することで、ロアレール20に対してピニオン52の回転に応じてスライドするように組み付けられている。

0020

図5図7に示すように、第1アッパーレール30は、ピニオン52及びローラー61が支持されるアッパーレール本体31と、サイドローラー62が支持されるL字状の前側支持部32及び後側支持部33とを備えている。アッパーレール本体31は、シートに連結されるシート連結部31aと、前後2つのローラー61を支持するローラー支持部31bとが、連結部31cを介して対向するように連結して構成されている。シート連結部31aには、駆動部50が組み付けられており、この駆動部50は、ロアレール20への組み付け時にピニオン52がラック26に噛合するように配置されている。

0021

前側支持部32は、ピニオン52がラック26に噛合する状態では、サイドローラー62が一側壁部22に適度に押し付けられて転動するように形成されている。同様に、後側支持部33は、ピニオン52がラック26に噛合する状態では、サイドローラー62が一側壁部22に適度に押し付けられて転動するように形成されている。

0022

次に、一方のレールにおける第2アッパーレール40の詳細構成について、図面を参照して説明する。
第2アッパーレール40は、手動式スライドシート用のアッパーレールであって、ロアレール20と第2アッパーレール40とを相対移動不能にロックするためのロック部材70が組み付けられている。このアッパーレール40は、ロアレール20に対して上下方向にて転動する2つのローラー61と左右方向にて転動する2つのサイドローラー62及び2つのサイドローラー63とを支持することで、ロアレール20に対してスライド可能に組み付けられている。なお、ローラー61は、「第1転動体」の一例に相当し、サイドローラー62「第2転動体」の一例に相当し、サイドローラー63「第3転動体」の一例に相当し得る。

0023

図8図10に示すように、第2アッパーレール40は、ローラー61が支持されるアッパーレール本体41と、サイドローラー62,63が支持される前側支持部42及び後側支持部43とを備えている。アッパーレール本体41は、シートに連結されるシート連結部41aと、前後2つのローラー61を支持するローラー支持部41bとが、連結部41cを介して対向するように連結して構成されている。シート連結部41a及びローラー支持部41bには、シート連結部41aに組み付けたロック部材70のロック片71が挿通可能な挿通孔が複数形成されている。

0024

図10に示すように、前側支持部42は、L字状の支持片を2つ接合して形成されており、一側の支持片42aにはサイドローラー62が支持され、他側の支持片42bにはサイドローラー63が支持されている。また、後側支持部43は、前側支持部42と同様に、L字状の支持片を2つ接合して形成されており、一側の支持片43aにはサイドローラー62が支持され、他側の支持片43bにはサイドローラー63が支持されている。

0025

一側の支持片42aは、第2アッパーレール40がロアレール20に対してスライド可能に組み付けられたとき、サイドローラー62が一側壁部22に適度に押し付けられて転動するように形成されている。同様に、一側の支持片43aは、サイドローラー62が一側壁部22に適度に押し付けられて転動するように形成されている。

0026

他側の支持片43bは、図4に示すように、サイドローラー63が他側壁部23のうちラック26が設けられる範囲(以下、ラック接触範囲S1ともいう)と異なる下方の範囲(以下、ローラー接触範囲S2ともいう)に対して適度に押し付けられて転動するように形成されている。同様に、他側の支持片42bは、サイドローラー63が上記ラック接触範囲S1と異なる下方の上記ローラー接触範囲S2に対して適度に押し付けられて転動するように形成されている。

0027

本実施形態では、他方のレールは、上述のように形成される一方のレールに対して左右対称となるように形成されている。このように形成されるロアレール20及び両アッパーレール30,40等を備える一方のレールと他方のレールとは、他側壁部23が内側となるように左右に配置される。

0028

上述のように構成されるロアレール20及び両アッパーレール30,40では、ローラー61が上下方向にて転動する案内部は、ロアレール20において延出部24及び対向部21aにより構成される一側壁部22側だけであるため、前後方向から見てレール断面が非対称であって、案内部が左右一対設けられる従来の構成と比較して、左右方向の長さを小さくすることができる。

0029

次に、上述のように構成されるロアレール20と第1アッパーレール30及び第2アッパーレール40との組み付け状態について、図11を参照して説明する。なお、図11(A)は、ロアレール20に対する第1アッパーレール30の自立状態を説明する説明図であり、図11(B)は、ロアレール20に対する第2アッパーレール40の自立状態を説明する説明図である。

0030

第1アッパーレール30の前方では、アッパーレール本体31の前側のローラー61が、延出部24及び対向部21aにより構成される案内部に案内され、前側支持部32のサイドローラー62が、一側壁部22に対して転動可能に押し付けられている。また、第1アッパーレール30の後方では、アッパーレール本体31の後側のローラー61が、延出部24及び対向部21aにより構成される案内部に案内され、後側支持部33のサイドローラー62が、一側壁部22に対して転動可能に押し付けられている。そして、アッパーレール30の長手方向中間部位では、駆動部50のピニオン52が他側壁部23の上部に設けられたラック26に噛合している。

0031

このような組み付け状態では、第1アッパーレール30は、図11(A)に示すように、ロアレール20に対して、前後のローラー61及びサイドローラー62とラック26に噛合するピニオン52とで支持されて、自立した状態となる。そして、この自立状態にて、モータ51によりピニオン52が回転することで第1アッパーレール30がロアレール20に対してスライドすると、第1アッパーレール30に支持されるローラー61が上下方向にて転動しサイドローラー62が左右方向にて転動する。このような転動状態により、スライド時のスライド荷重の低減が図られ、上下方向及び左右方向に関してスライド時のがたつきが抑制される。

0032

そして、第2アッパーレール40の前方では、アッパーレール本体41の前側のローラー61が、延出部24及び対向部21aにより構成される案内部に案内され、前側支持部42のサイドローラー62,63が、一側壁部22及び他側壁部23に対して左右方向にて転動可能に押し付けられている。同様に、第2アッパーレール40の後方では、アッパーレール本体41の後側のローラー61が、延出部24及び対向部21aにより構成される案内部に案内され、後側支持部43のサイドローラー62,63が、一側壁部22及び他側壁部23に対して左右方向にて転動可能に押し付けられている。

0033

このような組み付け状態では、第2アッパーレール40は、図11(B)に示すように、ロアレール20に対して、前後のローラー61及びサイドローラー62,63で支持されて、自立した状態となる。そして、この自立状態にて、ロアレール20に対して、第2アッパーレール40を前後方向にスライドさせると、第2アッパーレール40に支持されるローラー61が上下方向にて転動しサイドローラー62,63が左右方向にて転動する。このような転動状態により、スライド時のスライド荷重の低減が図られ、上下方向及び左右方向に関してスライド時のがたつきが抑制される。

0034

特に、上述のような自立状態では、図11(A)及び図11(B)からわかるように、共用化されたロアレール20において、第1アッパーレール30のピニオン52がラック26に噛合するラック接触範囲S1と、第2アッパーレール40のサイドローラー63が他側壁部23に転動しているローラー接触範囲S2とが、クリアランスCLを介して上下方向にずれて重ならないようになっている。このため、スライド重複範囲において他側壁部23にラック26を設ける場合でも、このラック26が第2アッパーレール40のサイドローラー63に干渉しないようにすることができる。

0035

以上説明したように、本実施形態に係るシートレール装置10では、車体に固定されるロアレール20が、スライド方向第1側の前側シート(第1シート)に固定される第1アッパーレール30と、スライド方向第2側の後側シート(第2シート)に固定される第2アッパーレール40とで共用される。そして、ロアレール20は、底壁21と、底壁21を介して対向し当該底壁21に対してスライド方向に伸びるように連結する一側壁部22及び他側壁部23と、一側壁部22の上端から底壁21の対向部21aと平行であってスライド方向に伸びるように延出する延出部24と備え、他側壁部23の一部には、スライド方向に伸びるラック26が設けられる。そして、第1アッパーレール30には、ロアレール20の延出部24及び対向部21aに対して上下方向にて転動するローラー61と、ロアレール20の一側壁部22に対して転動するサイドローラー62と、ロアレール20における他側壁部23の一部に設けられるラック26に噛合するピニオン52とが支持される。また、第2アッパーレール40には、ローラー61及びサイドローラー62と、他側壁部23に対して転動するサイドローラー63とが支持される。そして、サイドローラー63は、他側壁部23のうちラック26が設けられるラック接触範囲S1と異なるローラー接触範囲S2に対して転動するように配置される。

0036

これにより、共用化されたロアレール20において、スライド重複範囲での他側壁部23に対して、第1アッパーレール30ではピニオン52にてラック26に噛合し、第2アッパーレール40ではサイドローラー63にてラック接触範囲S1とローラー接触範囲S2に対して転動する。このため、第1アッパーレール30で必要となるラック26が第2アッパーレール40のサイドローラー63に干渉することもなく、スライド重複範囲を設けることができる。したがって、共用化されたロアレール20において、スライド方式が異なる2つのアッパーレール30,40に関してスライド重複範囲を設けたシートレール装置を実現することができる。

0037

なお、一方のレール及び他方のレールは、他側壁部23が内側となるように左右に配置されることに限らず、一側壁部22が内側となるように左右に配置されてもよい。また、一方のレール及び他方のレールは、一方のレールの他側壁部23と他方のレールの一側壁部22とが内側となるように左右に配置されてもよいし、一方のレールの一側壁部22と他方のレールの他側壁部23とが内側となるように左右に配置されてもよい。

0038

[他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本実施形態では、ローラー61及びサイドローラー62,63は、一方のレールと他方のレールとで前後方向の位置がそれぞれ同じになるように配置されているが、これに限らず、一方のレールと他方のレールとで前後方向の位置が異なるように配置されてもよい。また、一方のレール及び他方のレールの少なくとも1つにおいて、サイドローラー62はローラー61よりも後側に配置されてもよいし、サイドローラー63はローラー61よりも前側に配置されてもよい。

0039

10…シートレール装置
20…ロアレール
21…底壁
21a…対向部(底壁の一部)
22…一側壁部
23…他側壁部
24…延出部
26…ラック
30…第1アッパーレール
40…第2アッパーレール
52…ピニオン
61…ローラー(第1転動体)
62…サイドローラー(第2転動体)
63…サイドローラー(第3転動体)
S1…ラック接触範囲
S2…ローラー接触範囲

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