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技術 携帯用切断機

出願人 株式会社マキタ
発明者 大河内克己木村佳弘稲吉広共浜田健司
出願日 2019年4月25日 (1年8ヶ月経過) 出願番号 2019-084160
公開日 2020年3月19日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-040197
状態 未査定
技術分野 鋸引き 木材用鋸
主要キーワード 矩形底 取り付け台座 コントローラハウジング 下方スペース ベース下面 インナフランジ 張り出し寸法 取り付け形態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月19日)のものです。
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図面 (20)

課題

切断材の上面に沿って移動させて切断加工を行う携帯用切断機において、大形バッテリパックハンドル部の把持性を損なうことなく取り付けることができる携帯用切断機を提供する。

解決手段

上面に接続面を有する直方体形のバッテリパック31を、ハンドル部20の反刃具側において、その接続面を側方へ向けた姿勢で取り付ける構成とする。ハンドル部20の下方ではなく、側方へ突き出すように取り付ける構成であることから、ハンドル部の把持性を損なうことなく高さ寸法Hの大きなバッテリパック31を取り付けることができる。

概要

背景

下記の特許文献には、バッテリパック電源として取り付けることができる携帯用切断機に関する技術が開示されている。この切断機は、いわゆる携帯マルノコとも称されるもので、矩形ベース切断材の上面に当接させた状態で、ハンドル部を把持して前方へ移動させることにより、ベース下面側に突き出された円形刃具を切断材に切り込ませて切断加工を行うことができる。

下記の特許文献に開示されているように従来この種の切断機では、バッテリパックの取り付け部位は、ハンドル部の後部から下方に至るスペースに設定されている。従来この下方スペースを有効に活用することにより、当該切断機のコンパクト性阻害することなくバッテリパックを取り付けることできるようになっていた。

概要

切断材の上面に沿って移動させて切断加工を行う携帯用切断機において、大形のバッテリパックをハンドル部の把持性を損なうことなく取り付けることができる携帯用切断機を提供する。上面に接続面を有する直方体形のバッテリパック31を、ハンドル部20の反刃具側において、その接続面を側方へ向けた姿勢で取り付ける構成とする。ハンドル部20の下方ではなく、側方へ突き出すように取り付ける構成であることから、ハンドル部の把持性を損なうことなく高さ寸法Hの大きなバッテリパック31を取り付けることができる。

目的

本発明は、ハンドル部の高さ位置を高くすることなく、より大形のバッテリパックをハンドル部の後部側に取り付けることができるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

切断材に当接させるベースと、該ベースの上面に支持された切断機本体を備え、該切断機本体の刃具を前記ベースの下面側に突き出して切断材に切り込ませる携帯用切断機であって、前記切断機本体は、前記刃具を動作させる駆動源としての電動モータと、使用者把持するハンドル部を備え、該ハンドル部に対して反刃具側の側部に、上面に接続面を有するバッテリパックを取り付けるためのバッテリ取り付け部を備えており、前記バッテリパックは、前記接続面を側方へ向けた姿勢で前記バッテリ取り付け部に対してスライドさせて取り付け可能な構成とした携帯用切断機。

請求項2

請求項1に記載した携帯用切断機であって、前記電動モータを収容するモータハウジングは、前記ハンドル部の反刃具側から側方へ突き出して設けられており、前記バッテリ取り付け部には、高さ寸法について異なる2種類のバッテリパックを交換して取り付け可能で、いずれのバッテリパックについても前記モータハウジングの反刃具側の端部を超えない範囲に取り付けられる構成とした携帯用切断機。

請求項3

請求項1又は2に記載した携帯用切断機であって、前記バッテリパックは、高さ方向の位置について前記刃具を覆うカバー上端縁よりも低い範囲に取り付けられる構成とした携帯用切断機。

請求項4

請求項1〜3の何れか1項に記載した携帯用切断機であって、前記バッテリパックは、高さ方向の位置について前記ハンドル部の把持部よりも下方に取り付けられる構成とした携帯用切断機。

請求項5

請求項1〜4の何れか1項に記載した携帯用切断機であって、前記バッテリパックは、前後方向の位置について前記ハンドル部の後端よりも後方にその後端部を位置させて取り付けられる構成とした携帯用切断機。

請求項6

請求項1〜5の何れか1項に記載した携帯用切断機であって、前記バッテリパックは、切断が進行する前方へ向かって下る前傾方向にスライドさせて前記バッテリ取り付け部に取り付けられる構成とした携帯用切断機。

請求項7

請求項1〜6の何れか1項に記載した携帯用切断機であって、前記電動モータを収容するモータハウジングの前方に、前記電動モータの動作制御を行うためのコントローラを配置した携帯用切断機。

請求項8

請求項7に記載した携帯用切断機であって、前記コントローラは、前方へ下る方向に傾斜した前傾姿勢コントローラハウジングに収容されており、該コントローラハウジングの上部は前記モータハウジングに連結された構成とした携帯用切断機。

請求項9

請求項8に記載した携帯用切断機であって、前記コントローラハウジングの前方に、上部を該コントローラハウジングの高さよりも低くした電材収容部を設けた携帯用切断機。

請求項10

請求項8又は9に記載した携帯用切断機であって、前記コントローラハウジングの反刃具側の端部が、前記モータハウジングの反刃具側の端部に面一に揃えられた携帯用切断機。

請求項11

請求項8〜10の何れか1項に記載した携帯用切断機であって、前記ベースと前記ハンドル部と前記コントローラハウジングとの3部位で当該携帯用切断機を倒立姿勢で設置可能とする接地面を前記コントローラハウジングに設けた携帯用切断機。

技術分野

0001

本発明は、充電式バッテリパック電源として動作する携帯用切断機に関する。

背景技術

0002

下記の特許文献には、バッテリパックを電源として取り付けることができる携帯用の切断機に関する技術が開示されている。この切断機は、いわゆる携帯マルノコとも称されるもので、矩形ベース切断材の上面に当接させた状態で、ハンドル部を把持して前方へ移動させることにより、ベース下面側に突き出された円形刃具を切断材に切り込ませて切断加工を行うことができる。

0003

下記の特許文献に開示されているように従来この種の切断機では、バッテリパックの取り付け部位は、ハンドル部の後部から下方に至るスペースに設定されている。従来この下方スペースを有効に活用することにより、当該切断機のコンパクト性阻害することなくバッテリパックを取り付けることできるようになっていた。

先行技術

0004

特開2010−201598号公報
特開2014−79812号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来のバッテリ取り付け構造では、ハンドル部の後部側の下方スペースに取り付け可能なバッテリサイズには限界があり、近年普及し始めたより大形のバッテリパックには適用できない問題があった。より大形のバッテリパックはベースに干渉しやすくなる一方、ベースへの干渉をさけるためハンドル部の高さ位置を高く設定すると把持高さが高くなって切断部位から離れるため切断作業時の操作性が損なわれる問題がある。

0006

本発明は、ハンドル部の高さ位置を高くすることなく、より大形のバッテリパックをハンドル部の後部側に取り付けることができるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本開示の1つの特徴によると、携帯用切断機は、切断材に当接させるベースと、ベースの上面に支持された切断機本体を備え、切断機本体の刃具をベースの下面側に突き出して切断材に切り込ませる構成を備えている。切断機本体は、刃具を動作させる駆動源としての電動モータと、使用者が把持するハンドル部を備え、ハンドル部に対して反刃具側の側部に、上面に接続面を有するバッテリパックを取り付けるためのバッテリ取り付け部を備えており、バッテリパックは、接続面を側方へ向けた姿勢横倒し姿勢)でバッテリ取り付け部に対してスライドさせて取り付け可能な構成を備えている。

0008

従って、上面に接続面を有するバッテリパックを接続面を側方へ向けた姿勢でハンドル部の側部に取り付ける構成であることから、高さ寸法(取り付け状態では側方へ張り出し寸法)が大きなバッテリパックを、ハンドル部の高さ方向の位置を高くすることなく、取り付けることができる。すなわち、バッテリパックは接続面を側方へ向けた姿勢で取り付ける構成であるので、取り付け状態では高さ寸法がハンドル部から側方への張り出し寸法となる。その結果、ハンドル部の高さ位置は、バッテリパックの高さ寸法の影響を受けない構成とすることができる。これにより従来のようにハンドル部の直下に大きな取り付けスペースを確保することなく大形のバッテリパックを取り付け可能とすることができ、ひいてはハンドル部の上下方向の位置について位置設定の自由度が高まる。

0009

本開示の他の特徴によると、電動モータを収容するモータハウジングは、ハンドル部の反刃具側から側方へ突き出して設けられている。バッテリ取り付け部には、高さ寸法について異なる2種類のバッテリパックを交換して取り付け可能で、いずれのバッテリパックについてもモータハウジングの反刃具側の端部を超えない範囲に取り付けられる。

0010

従って、高さ寸法について異なる2種類のバッテリパックを交換してそれぞれ接続面を側方へ向けた姿勢で取り付ける構成である一方、取り付けたバッテリパックはそれぞれモータハウジングの反刃具側の端部からはみ出さない範囲で取り付けられることから、当該携帯用切断機の横方向(左右方向)のコンパクト性が損なわれることがない。

0011

本開示の他の特徴によると、バッテリパックは、高さ方向の位置について刃具を覆うカバー上端縁よりも低い範囲に取り付けられる。

0012

従って、刃具を覆うカバーの上端縁を超えない範囲でバッテリパックが取り付けられる構成であるので、当該携帯用切断機の上下方向のコンパクト性が損なわれることがなく、ひいては当該携帯用切断機の操作性が損なわれることがない。

0013

本開示の他の特徴によると、バッテリパックは、高さ方向の位置についてハンドル部の把持部よりも下方に取り付けられる。

0014

従って、把持部を把持する際にバッテリパックが邪魔になることがなく、また把持した状態でバッテリパックが邪魔になることがない。

0015

本開示の他の特徴によると、バッテリパックは、前後方向の位置についてハンドル部の後端よりも後方にその後端部を位置させて取り付けられる。

0016

従って、ハンドル部の後方の空きスペースを有効に活用して大形のバッテリパックを取り付けることができる。

0017

本開示の他の特徴によると、バッテリパックは、切断が進行する前方へ向かって下る前傾方向にスライドさせてバッテリ取り付け部に取り付けられる。

0018

従って、ハンドル部の後方に位置する使用者のバッテリ取り付け、取り外し時におけるスライド動作の操作性を良くすることができる。

0019

本開示の他の特徴によると、電動モータを収容するモータハウジングの前方に、電動モータの動作制御を行うためのコントローラを配置した。

0020

従って、モータハウジングの前方のデッドスペースを利用してコントローラをコンパクトに配置することができる。

0021

本開示の他の特徴によると、コントローラは、下部側が前方に変位した前傾姿勢コントローラハウジングに収容されている。コントローラハウジングの上部はモータハウジングに連結されている。

0022

従って、コントローラハウジングの高さ寸法を抑制しつつ、その剛性が高められる。

0023

本開示の他の特徴によると、コントローラハウジングの前方に、上部を該コントローラハウジングの高さよりも低くした電材収容部を設けた。

0024

従って、電材収容部を空きスペースを利用してコンパクトに配置することができる。

0025

本開示の他の特徴によると、コントローラハウジングの反刃具側の端部が、モータハウジングの反刃具側の端部に面一に揃えられている。

0026

従って、コントローラハウジングの端部とモータハウジングの端部を接地させて刃具側を上方へ向けた姿勢で当該携帯用切断機を安定的に設置しておくことができ、これにより刃具交換等のメンテナンス作業の便宜を図ることができる。

0027

本開示の他の特徴によると、ベースとハンドル部とコントローラハウジングとの3部位で当該携帯用切断機を倒立姿勢で設置可能とする接地面をコントローラハウジングに設けた。

0028

従って、当該携帯用切断機をベースの下面側を上方へ向けた3点倒立姿勢で安定的に設置しておくことができ、これにより作業の一時中断時等における設置面等の傷つきを防止しつつ当該携帯用切断機を設置面上に待機させておくことができる。

図面の簡単な説明

0029

本発明の第1実施形態に係る携帯用切断機の全体右側面である。
第1実施形態に係る携帯用切断機を図1中矢印(II)方向から見た全体平面図である。
第1実施形態に係る携帯用切断機を図1中矢印(III)方向から見た全体前面図である。
第1実施形態に係る携帯用切断機を図3中矢印(IV)方向から見た全体左側面図である。
第1実施形態に係る携帯用切断機を図1中矢印(V)方向から見た全体後面図である。
第1実施形態に係る携帯用切断機の全体右側面図である。本図は、切断機本体を上動させて切り込み深さを小さくした状態を示している。
第1実施形態に係る携帯用切断機の全体左側面図である。本図は、切断機本体を上動させて切り込み深さを小さくした状態を示している。
第1実施形態に係る携帯用切断機の全体左側面図である。本図は、バッテリパックを取り外した状態を示している。
バッテリパック単体の斜視図である。
第2実施形態に係る携帯用切断機の全体左側面図である。
第2実施形態に係る携帯用切断機の全体左側面図である。本図は、バッテリパックを取り外した状態を示している。
第3実施形態に係る携帯用切断機の全体右側面図である。
第3実施形態に係る携帯用切断機を、図12中矢印(XIII)方向から見た全体平面図である。
第3実施形態に係る携帯用切断機の縦断面図である。本図は、図12中(XIV)-(XIV)線断面矢視図である。
第3実施形態に係る携帯用切断機を、図13中矢印(XV)方向から見た左側面図である。
第3実施形態に係る携帯用切断機の内部構造を左側から見た図である。
第3実施形態に係る携帯用切断機の横断面図である。本図は、図15中(XVII)-(XVII)線断面矢視図である。
第3実施形態に係る携帯用切断機の全体斜視図である。本図は、図15中矢印(XVIII)方向であって、倒立用の接地面の面方向から見た状態を示している。
第3実施形態に係る携帯用切断機の全体斜視図である。本図は、接地面を接地させて倒立させた状態を示している。

実施例

0030

次に、本発明の実施形態を図1図19に基づいて説明する。図1〜5には第1実施形態に係る携帯用切断機1が示されている。第1実施形態の携帯用切断機1は、携帯マルノコと称される携帯用切断機で、矩形平板形状を有して切断材Wの上面に当接されるベース2と、ベース2の上面側に支持した切断機本体10を備えている。

0031

図1、2において、使用者は携帯用切断機1の左側に位置して、携帯用切断機1を図1、2において右側へ移動させることにより切断加工が進行する。以下の説明において、切断加工が進行する方向を前側とし、使用者側を後側として部材及び構成の前後方向を特定する。また、左右方向については使用者を基準にして特定する。

0032

切断機本体10は、電動モータ12を駆動源として回転するチップソーと称される円形の刃具13を備えている。刃具13の上部側は固定カバー14で覆われている。刃具13の下部側は、ベース2の下面側に突き出されている。ベース2の下面側に突き出された下部側が切断材Wに切り込まれて切断加工がなされる。

0033

ベース2の下面側へ突き出された刃具13の下部側の周縁部(刃先)は、可動カバー15で覆われている。可動カバー15は、固定カバー14に対して刃具13の回転中心13a付近を中心として回動可能に支持されている。可動カバー15は、図示時計回り方向に回動されると開かれて、刃具13の周縁が露出される。可動カバー15は、図示反時計回り方向に回動されると、閉じられて刃具13の周縁が覆われる。可動カバー15は図では見えていない引っ張りばねにより閉じ方向に付勢されている。

0034

固定カバー14の左側部に、減速ギヤ部16が設けられている。減速ギヤ部16の左側部から左側方突き出す状態に円筒形のモータハウジング12aが取り付けられている。モータハウジング12aに電動モータ12が収容されている。電動モータ12は、モータ軸線Mを左右方向に沿わせた向きで取り付けられている。図4に示すようにモータハウジング12aの反刃具側の左端面には、外気モータ冷却風)を導入するための吸気口12bが設けられている。吸気口12bから導入された外気により電動モータ12の冷却がなされる。

0035

モータハウジング12aの後部からバッテリ取り付け台座部17が後方へ延びる状態に設けられている。バッテリ取り付け台座部17は、概ね平板形状を有しており、その板厚方向を左右方向に沿わせた向きで設けられている。モータハウジング12aと減速ギヤ部16との結合部付近とバッテリ取り付け台座部17の後部上面付近との間に跨ってループ形のハンドル部20が設けられている。

0036

ハンドル部20は、モータハウジング12aと減速ギヤ部16との結合部付近から上方へ延びる起立部21と、起立部21の上部から後方へ下る方向に延びる把持部22を備えている。把持部22の後部がバッテリ取り付け台座部17の後部上面付近に結合されている。起立部21と把持部22の結合部付近下面にトリガ形式スイッチレバー23が設けられている。使用者は、把持部22を把持して当該携帯用切断機1を移動操作し、またスイッチレバー23を引き操作して電動モータ12を起動させることができる。

0037

切断機本体10は、上下揺動支軸18を介してベース2に対して上下に揺動可能に支持されている。図6及び図7は、上下揺動支軸18を中心にして切断機本体10を上動端に変位させた状態を示している。切断機本体10のベース2に対する上下の揺動位置を変化させることにより、刃具13のベース2の下面側への突き出し量を変化させることができ、これにより切断材Wに対する切り込み深さを調整することができる。図1は、切断機本体10をベース2に対して下動端に位置させて切り込み深さを最大に設定した状態を示している。

0038

切断機本体10のベース2に対する上下揺動位置は、後部側に設けた固定レバー19を固定側に回動操作することにより固定される。ベース2の後部側上面には、円弧形デプスガイド25が上方へ起立する状態に設けられている。切断機本体10の後部側の上下揺動動作がデプスガイド25により案内される。

0039

切断機本体10は、前後の左右傾動支軸26,27を介してベース2に対して左右に傾動可能に支持されている。前側の左右傾動支軸26が図3に示され、後側の左右傾動支軸27が図5に示されている。前後の左右傾動支軸26,27は、相互に同軸に配置されている。左右傾動支軸26,27を介して切断機本体10の左右傾動位置を調整することにより刃具13を切断材Wに対して斜めに切り込ませて傾斜切りを行うことができる。

0040

前記したようにモータハウジング12aの後方にはバッテリ取り付け台座部17が設けられている。図2に示すようにバッテリ取り付け台座部17は、ハンドル部20に対して固定カバー14とは反対側(反刃具側)に設けられている。バッテリ取り付け台座部17の左側面に、バッテリ取り付け部30が設けられている。バッテリ取り付け部30に一つのバッテリパック31を取り付けることができる。

0041

バッテリパック31は、18V出力のリチウムイオンバッテリで、バッテリ取り付け部30から取り外して別途用意した充電器充電することにより、繰り返し使用することができる。図9には、取り外したバッテリパック31が示されている。バッテリパック31は、前後方向の長さ寸法がL、左右方向の幅寸法がD、上下方向の高さ寸法がHを有する概ね直方体形を有している。各方向の寸法は、通常この種のバッテリパックと同様、長さ寸法L>幅寸法D>高さ寸法Hの大小関係となっている。すなわち、長さ寸法Lは、しっかりした取付状態を維持するためにレール部を長くしており、その都合上、1番長い寸法となっている。幅寸法Dは、端子とレール部を並べて配置する都合上、2番目に長い寸法になっている。相対的に自由度がある長さは高さ寸法Hであるが、本実施形態では1番短くした。

0042

バッテリパック31は、前後、左右及び上下の6面を有しており、図示上面がバッテリ取り付け部30に対する接続面31bとなっている。バッテリパック31の接続面31bには、前後方向に延びる左右一対のレール部31dが設けられている。左右のレール部31d間に、正負端子受け部31e,31fが設けられている。正負の端子受け部31e,31f間に信号端子受け部31gが設けられている。

0043

バッテリパック31の接続面31bの後方にロック爪31cが設けられている。このロック爪31cは突き出し側(ロック側)にばね付勢されている。ロック爪31cの後方にアンロックボタン31aが設けられている。図9ではアンロックボタン31aは見えていない。アンロックボタン31aを押し下げ操作すると、ロック爪31cがばね付勢力に抗してアンロック側引き下げられる。なお、バッテリパック31単体を示す図9では前後左右及び上下の各方向についても独自の用い方をしている。接続面31bを上面とし、取り付け方向を前側、取り外し方向を後側として用いている。また、取り付け方向に向かって左右を左右方向として用いている。

0044

図8には、バッテリパック31を取り外した状態のバッテリ取り付け部30が示されている。バッテリ取り付け部30には、上下一対レール受け部30aが設けられている。上下のレール受け部30aは相互に平行で前後方向の延びる状態に設けられている。上下のレール受け部30aにレール部31dを係合させた状態でバッテリパック31を前後にスライドさせることにより、当該バッテリパック31をバッテリ取り付け部30に対して取り付け、取り外しすることができる。図8白抜き矢印で示すように、バッテリ取り付け部30に対してバッテリパック31を前方へスライドさせて取り付けることができる。逆にバッテリパック31を後方へスライドさせてバッテリ取り付け部30から取り外すことができる。

0045

上下のレール受け部30a間に正負の電源端子30b,30cが設けられている。正負の電源端子30b,30c間には、1つの信号端子30dが設けられている。バッテリ取り付け部30の後部には、バッテリパック31のロック爪31cを係合させるための爪係合部30eが設けられている。バッテリパック31を前方へスライドさせてバッテリ取り付け部30に取り付けると、ロック爪31cが爪係合部30eに係合して、当該バッテリパック31のバッテリ取り付け部30に対する取り付け状態がロックされる。図1に示すようにバッテリパック31の後部には、アンロックボタン31aが設けられている。アンロックボタン31aを押し下げ操作すると、ロック爪31cが引き込まれて爪係合部30eに対する係合状態解除されることにより、バッテリパック31を後方へスライドさせてバッテリ取り付け部30から取り外すことができる。

0046

バッテリパック31は、その上面の接続面31bを右側方へ向けた姿勢(横倒し姿勢)で前方へスライドさせてバッテリ取り付け部30に取り付けられる。このため、バッテリパック31は取り付けられた状態では、図1に示すように幅寸法Dが上下方向の寸法となり、図2に示すように長さ寸法Lがそのまま前後方向の寸法となり、高さ寸法Hが左右方向の寸法となる、横倒し姿勢となる。

0047

図2、3に示すように横倒し姿勢で取り付けたバッテリパック31は、モータハウジング12aの反刃具側の左端部からはみ出さない範囲で取り付けられるようバッテリ取り付け部30の左右方向の位置が適切に設定されている。バッテリパック31が電動モータ12より左側方へはみ出さない状態に取り付けられることから、当該携帯用切断機1の横方向(左右方向)のコンパクト性が損なわれることがない。

0048

また、破線にて高さ寸法Hが大きいタイプのバッテリパックを示した。このように、大形のバッテリパックを取り付ける場合も、左方向に大きくなるだけなので、ベースに干渉することはなく、ハンドル高さを高くする必要もない。このように、バッテリ取り付け部30には、高さ寸法Hが異なる2種類のバッテリパックを取り付けることができる。本実施形態では接続面31bがベース面に対して垂直になる形態を表したが、後面視で左方又は右方に約10°以内の角度で傾斜させた形態であれば、同様の作用効果を奏することができる。

0049

また、図1、4、5に示すようにバッテリパック31は、刃具13を覆う固定カバー14の上端縁の高さH14よりも低い範囲内に取り付けられるようにバッテリ取り付け部30の高さ方向の位置が適切に設定されている。取り付けたバッテリパック31が固定カバー14の上端縁から上方へはみ出さないことから、当該携帯用切断機1の上下方向のコンパクト性が確保され、ひいては当該携帯用切断機1の良好な操作性が確保される。

0050

さらに、バッテリパック31は、ハンドル部20の特に把持部22に対して十分に下方の範囲に取り付けられるようバッテリ取り付け部30の高さ方向の位置が適切に設定されていることから、把持部22を把持する際、及び把持した状態でバッテリパック31が邪魔になることなく、この点でも当該携帯用切断機1の良好な操作性が確保されている。図1、4に示すように把持部22の下部は、固定カバー14の上端縁の高さH14に概ね一致している。バッテリパック31は、把持部22よりも下方かつ固定カバー14の上端縁の高さH14よりも下方の領域に取り付けられる。

0051

また、バッテリパック31は、その後端部をハンドル部20の後端よりも後方へはみ出させた状態に取り付けられるようにバッテリ取り付け部30の前後方向の位置が適切に設定されている。これにより、ハンドル部20の後方の空きスペースを有効に活用して、大形のバッテリパック31を取り付けることができるようになる。

0052

以上のように構成した携帯用切断機1によれば、上面に接続面31bを有するバッテリパック31を、その上面を側方へ向けた姿勢で取り付ける構成となっていることから、バッテリパック31の高さ寸法Hが取り付け状態では左側方への張り出し寸法となる。このため、高さ寸法Hが大きなバッテリパック31を、ハンドル部20の高さ方向の位置を高くすることなく、取り付けることができる。

0053

このように、取り付け状態では高さ寸法Hがハンドル部20から側方への張り出し寸法となる結果、ハンドル部20の高さ位置は、バッテリパック31の高さ寸法Hの影響を受けない構成とすることができ、これにより従来のようにハンドル部の直下に大きな取り付けスペースを確保することなく大形のバッテリパック31を取り付け可能とすることができ、ひいてはハンドル部20の上下方向の位置について位置設定の自由度を高めることができる。

0054

また、横倒し姿勢で取り付けたバッテリパック31は、モータハウジング12aの反刃具側の端部(左端部)からはみ出さない範囲で取り付けられることから、当該携帯用切断機1の横方向(左右方向)のコンパクト性が損なわれることがない。

0055

さらに、刃具13を覆う固定カバー14の上端縁の高さH14を超えない範囲でバッテリパック31が取り付けられることから、当該携帯用切断機1の上下方向のコンパクト性が損なわれず、これにより当該携帯用切断機1の操作性が損なわれることがない。

0056

また、バッテリパック31は、高さ方向の位置についてハンドル部20の特に把持部22よりも下方の範囲に取り付けられる構成であることから、把持部22を把持する際にバッテリパック31が邪魔になることがなく、また把持した状態でもバッテリパック31が邪魔になることがなく、この点でハンドル部20の良好な把持性が確保されている。

0057

また、バッテリパック31は、ハンドル部20よりも後方にはみ出した状態に取り付けられることから、ハンドル部20の後方の空きスペースを有効に活用することができる。

0058

図10、11には、第2実施形態に係る携帯用切断機40が示されている。第2実施形態に係る携帯用切断機40は、バッテリパック31のバッテリ取り付け部41に対する取り付け、取り外しのためのスライド方向が第1実施形態とは異なっている。第1実施形態と同様の部材及び構成については同位符合を用いてその説明を省略する。

0059

第1実施形態に係るバッテリ取り付け部30の取り付け、取り外しのためのスライド方向は、図8に示すように切断機本体10を切り込み深さが最大となる下動端に位置させた状態でベース2の下面に対して平行となる方向に設定されている。これに対して、第2実施形態に係るバッテリ取り付け部41の取り付け、取り外しのためのスライド方向は、図11に示すように切り込み深さを最大に設定した状態でベース2の下面に対して角度αで前傾となる方向(前方へ向かって下る方向、後部側を上方へ変位させる方向)に設定されている。前傾角度αは、約5°程度に設定されている。この前傾角度αは、例えばハンドル部20の把持性を阻害しない範囲でより大きな角度に変更することができる。例えば、前傾角度αを約10°〜30°の範囲で設定して、取り付け、取り外しの操作性をより優先することができる。

0060

バッテリパック31の取り付け、取り外しのためのスライド方向がベース2の下面に対して前傾方向に傾斜していることにより、その取り付け、取り外しの際にバッテリパック31を把持した手の手首ひねりを小さくして楽な姿勢で、かつより小さな力でバッテリパック31を取り付け方向あるいは取り外し方向にスライドさせることができるようになり、これらの点で取り付け、取り外しの操作性をよくすることができる。

0061

また、第2実施形態に係るバッテリ取り付け構造によっても、ハンドル部20の左側方に設けたバッテリ取り付け部41に対してバッテリパック31を横倒し姿勢で取り付ける構成であることから、高さ寸法Hの大きなバッテリパック31をハンドル部の把持性等を阻害することなく取り付けることができるようになり、この点は第1実施形態と同様である。

0062

図12〜15には、第3実施形態の携帯用切断機50が示されている。第3実施形態に係る携帯用切断機50は、主として電動モータ60の動作制御を行うためのコントローラ52の配置部位について特徴を有している。バッテリパック31の接続面31bを側方へ向けた姿勢(横倒し姿勢)での取り付け形態については同様の構成を備えている。その他、第1、第2実施形態と同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。なお、図13において破線で示すように第3実施形態に係る携帯用切断機50においても、高さ寸法Hが異なる2種類のバッテリパック31をバッテリ取り付け部に30にそれぞれ横倒し姿勢で取り付けることができる。

0063

第3実施形態に係る携帯用切断機50は、電動モータ60としてブラシレスモータを備えている。電動モータ60は、円筒形のモータハウジング61に収容されている。モータハウジング61は、第1実施形態と同じく固定カバー14の左側部に設けた減速ギヤ部16に結合されている。このため、電動モータ60は、左右方向に延びるモータ軸線Mに沿って配置されている。

0064

図14及び図17に電動モータ60の詳細が示されている。電動モータ60は、モータハウジング61の内周に沿って固定した円筒形のステータ60aと、ステータ60aの内周側に回転自在に支持したロータ60bを備えている。ロータ60bはモータ軸60cに一体化されている。モータ軸60cは、右側の軸受60dと左側の軸受60eを介して回転自在に支持されている。モータ軸60cの回転軸線がモータ軸線Mに相当する。右側の軸受60dは、減速ギヤ部16に保持されている。左側の軸受60eは、モータハウジング61の左端部に保持されている。

0065

ステータ60aの左端部に沿って円板型のセンサ基板60fが取り付けられている。このセンサ基板60fによってロータ60bの回転位置が検知される。ロータ60bと右側の軸受60dとの間において、モータ軸60cには冷却ファン60gが取り付けられている。冷却ファン60gは、モータ軸60cと一体で回転する。

0066

モータハウジング61の反刃具側の左端面には、モータ冷却風を導入するための吸気口61aが設けられている。電動モータ60が起動して冷却ファン60gが回転することにより、モータハウジング61の吸気口61aから外気が導入される。吸気口61aから導入された外気により電動モータ60の冷却がなされる。モータ冷却風の流れが図14及び図17において太く塗り潰した矢印で示されている。モータハウジング61の吸気口61aから流入して右方へ流れたモータ冷却風は、通気口62を経て以下述べるコントローラハウジング51内に流入する。通気口62は、冷却ファン60gの側方であって、モータハウジング61の右端部前側に設けられている。

0067

第3実施形態に係る携帯用切断機50は、モータハウジング61の前方にコントローラハウジング51を備えている。このコントローラハウジング51内にコントローラ52が収容されている。図16及び図17に示すようにコントローラ52は、アルミダイキャスト製矩形底浅のケース52aに、主として電動モータ12の動作制御をするための制御基板52bを収容して樹脂モールドしたもので、概ね平板形状を有している。

0068

コントローラ52の制御基板52bには、センサ基板60fで検知されたロータ60bの回転位置情報に基づいて制御信号を送信するマイコンからなる制御回路、及びこの制御回路から受信した制御信号に基づいて電動モータ60の電流スイッチングするFETからなる駆動回路、及びバッテリパック31の状態の検出結果に応じて過放電又は過電流状態とならないように電動モータ60への電力供給遮断するオートストップ回路等が搭載されている。

0069

コントローラ52は、図示するようにその下部側が前方へ変位する方向に傾斜した前傾姿勢でコントローラハウジング51に収容されている。このため、図15に示すようにコントローラハウジング51もその下部側が前方へ変位する方向に傾斜した状態に配置されて、その上部側はモータハウジング61の前部に結合されている。コントローラハウジング51の上部とモータハウジング61の前部との結合部に、上記した通気口62が設けられている。この通気口62を経て、モータハウジング61内とコントローラハウジング51内が連通されている。

0070

図14及び図17中塗り潰した矢印で示すように、電動モータ60の冷却ファン60gによりモータハウジング61内に導入されたモータ冷却風は、通気口62を経てコントローラハウジング51内に流入されてコントローラ52の冷却がなされる。流入した冷却風により、コントローラ52の制御基板52bに搭載したFET(電界効果トランジスタ)等の発熱源が冷却される。モータ冷却風の一部は、コントローラハウジング51内に流入せず、一部は固定カバー14のモータ縦壁部に沿って隣接して前方に延在するブロワダクト24内を通って固定カバー14の前方にブロワとして排出し、他の一部は減速ギヤ部16内を経て固定カバー14の内部に排気される。

0071

減速ギヤ部16は、ギヤハウジング16a内にギヤ列63を収容したもので、電動モータ60の回転出力を2段階で減速して出力軸68に伝達する機能を有している。減速ギヤ部16の詳細が図14に示されている。モータ軸60cの右端部側は、ギヤハウジング16aに進入されている。モータ軸60cの右端部には駆動ギヤ部60hが設けられている。駆動ギヤ部60hは、第1従動ギヤ64に噛み合わされている。第1従動ギヤ64は、中間軸65の左側に設けられている。中間軸65は、右側の軸受65aと左側の軸受65bを介して回転自在にギヤハウジング16aに支持されている。第1従動ギヤ64の右側であって中間軸65には第2従動ギヤ66が設けられている。第1及び第2従動ギヤ64、66は、中間軸65と一体で回転する。

0072

第2従動ギヤ66は、出力ギヤ67に噛み合わされている。出力ギヤ67が、出力軸68に一体に設けられている。出力軸68は、右側の軸受68aと左側の軸受68bを介してギヤハウジング16aの下部に回転自在に支持されている。出力軸68の右端部側は、固定カバー14内に突き出されている。出力軸68の右端部に、刃具13が取り付けられている。刃具13は、その両側をアウタフランジ69aとインナフランジ69bで挟まれた状態で、出力軸68の軸端に刃具固定ねじ69を締め込んで取り付けられている。

0073

図12に示すように中間軸65は、モータ軸60cの回転軸線(モータ軸線M)と、出力軸68の回転軸線(刃具13の回転中心)を結ぶ線に対して距離dだけ後側へずれて配置されている。これによりモータ軸60cと出力軸68との上下方向の軸間距離jが縮小されて、モータ軸線Mを低くすることができるので、製品をコンパクトにすることができる。

0074

図13及び図15に示すようにコントローラハウジング51の前部には、電材収容部53が設けられている。電材収容部53により、コントローラ52の前方に膨らむ収容スペース53aが確保されている。図16に示すように、電材収容部53により確保される収容スペース53aに、FETやコンデンサ53bあるいは配線類53c等の各種の電材部品が収容されている。図13に示すようにハンドル部20の前面に、当該携帯用切断機50の動作状態を切り替えるための切替タン28が設けられている。この切替ボタン28を押すたびに、「定回転モード」と、高回転・低トルクから負荷の増大に合わせて低回転・高トルクに自動的に変速を行う「自動変速モード」とを切替えることができるようになっている。尚、切替ボタン28の隣接した前面に、モード切り替え状態を示すランプが2つ設けられている。この2つのランプは、作業者墨線視認する直線上に配置されているため、視認性に優れている。

0075

コントローラハウジング51の左側の上部には、3点倒立用の接地面51aが設けられている。この接地面51aは、図15において太線で囲んで格子状のハッチングを付して示されている。この接地面51aは、前方へ下る方向に傾斜した前傾面で、かつ左方へ下る方向に傾斜した左傾面となっている。このため、この接地面51aは、前方かつ左方へ下る平坦な傾斜面となっている。図15中矢印(XVIII)方向から見た図18では、当該携帯用切断機50が、この倒立用の接地面51aの面方向から見た状態で示されている。図15中の矢印(XVIII)方向は、コントローラ51の延在方向(面方向)にほぼ一致している。このことから、接地面51aは、コントローラ51の延在方向にほぼ平行な2直線(稜線)で折れ曲がって傾斜する平坦面となっている。

0076

図19に示すようにコントローラハウジング51に設けた接地面51aと、ベース2の左側の前角部2aと、ハンドル部20の起立部21の前端部21aとの3部位を設置面Fに接地させて、当該携帯用切断機50を上下反転させた倒立姿勢で安定的に設置しておくことができる。図示するようにこの倒立姿勢では、ベース2の下面が上方へ向けられて、刃具13が可動カバー15が覆われた状態で上方へ突き出されている。

0077

また、この倒立姿勢では、ハンドル部20の把持部22が設置面Fから上方へ適度に離れて位置している。このため、例えば作業者が設置面F上での切断作業を一時中断する場合に、把持部22を把持したまま、当該携帯用切断機50を上下反転させた倒立姿勢で設置しておくことができる。

0078

この倒立姿勢では、刃具13が上方へ向けられるため設置面Fを傷付けるおそれがなく、かつ把持部22が再把持しやすい部位に待機させておくことができ、作業の中断、継続を楽に行うことができる。このように例えばコントローラハウジング51に3点倒立用の接地面51aを設けることにより、当該携帯用切断機50を上下反転させた倒立姿勢で安定的に設置しておくことができ、この点で当該携帯用切断機50の作業性が高められている。

0079

以上のように構成した第3実施形態に係る携帯用切断機50によれば、バッテリパック31がその上面(接続面31b)を側方へ向けた姿勢で取り付けられることにより第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。

0080

また、第3実施形態に係る携帯用切断機50によれば、モータハウジング61の前方のいデッドスペースに、電動モータ60の動作制御を行うためのコントローラ52がコンパクトに配置されている。

0081

特に、コントローラ52は、前方へ下る方向に傾斜した前傾姿勢でコントローラハウジング51に収容されており、コントローラハウジング51の上部はモータハウジング61に連結されている。このため、コントローラ52が高さ方向についてコンパクトに配置され、またコントローラハウジング51の高さ寸法を抑制しつつ、その剛性が高められている。

0082

また、第3実施形態の携帯用切断機50によると、コントローラハウジング51の前方に、電材収容部53が設けられている。電材収容部53の上部はコントローラハウジング51の高さよりも低くなっている。このため、コントローラハウジング51に前方の空きスペースを利用して、コンデンサや配線類の電材収容部をコンパクトに収容しておくことができる。

0083

さらに、第3実施形態に係る携帯用切断機50によると、コントローラハウジング51の反刃具側の端部(左端部)が、モータハウジング61の反刃具側の端部に面一に揃えられている。このため、コントローラハウジング51の端部とモータハウジング61の端部との双方を接地させて、当該携帯用切断機50をその刃具側を上方へ向け、かつ刃具13を設置面Fに平行にした姿勢でより安定的に設置しておくことができ、これにより刃具交換等のメンテナンス作業の便宜を図ることができる。

0084

また、第3実施形態の携帯用切断機50によると、コントローラハウジング51の前部に3点倒立用の接地面51aが設けられている。この接地面51aと、ベース2の左側の前角部2aと、ハンドル部20の前端部21aとの3部位で、当該携帯用切断機50を上下ほぼ反転させた3点倒立姿勢で安定的に設置しておくことができる。このように当該携帯用切断機50を倒立姿勢で安定的に設置しておくことができることから、作業の一時中断時等における設置面等の傷つきを防止しつつ当該携帯用切断機50を設置面上に一時的に待機させておくことができ、また把持部22を楽に把持して作業を再開することができ、この点で当該携帯用切断機50の作業性を高めることができる。

0085

以上説明した第3実施形態では、コントローラ51の延在方向にほぼ平行な2直線(稜線)間で傾斜する平坦面を3点倒立用の接地面51aとする構成を例示したが、異なる2線間で傾斜する面を3点倒立用の接地面とすることができる。要は、コントローラハウジングの角部等を一部欠落して接地面とすることで、別途脚部等を追加設定することなく、3点倒立を可能とすることができる。3点倒立のため、ベース2の左側の前角部2aと、ハンドル部20の前端部21aを接地させる構成を例示したが、接地面51aに加えて他の2部位を接地させる構成としてもよい。

0086

以上説明した第1〜第3実施形態の携帯用切断機1,40,50にはさらに変更を加えることができる。チップソーを刃具として用いる携帯用切断機に替えて、例えば鋸刃ダイヤモンドホイール等の回転刃具を備える切断機、あるいは刃具を往復動させるレシプロソージグソーについても例示したバッテリパック31の取り付け形態、あるいはコントローラ52の配置形態を同様に適用することができる。

0087

W…切断材
1…携帯用切断機(第1実施形態)
2…ベース、2a…左側の前角部
10…切断機本体
12…電動モータ
12a…モータハウジング、12b…吸気口
M…モータ軸線
13…刃具、13a…回転中心
14…固定カバー、H14…固定カバー14の上端縁の高さ
15…可動カバー
16…減速ギヤ部
17…バッテリ取り付け台座部
18…上下揺動支軸
19…固定レバー
20…ハンドル部
21…起立部、21a…前端部
22…把持部
23…スイッチレバー
24…ブロワ用ダクト
25…デプスガイド
26、27…左右傾動支軸
28…切替ボタン
30…バッテリ取り付け部
30a…レール受け部、30b,30c…正負の電源端子、30d…信号端子
30e…爪係合部
31…バッテリパック(長さ寸法L、幅寸法D、高さ寸法H)
31a…アンロックボタン、31b…接続面、31c…ロック爪、31d…レール部
31e,31f…正負の端子受け部、31g…信号端子受け部
40…携帯用切断機(第2実施形態)
41…バッテリ取り付け部
50…携帯用切断機(第3実施形態)
51…コントローラハウジング
51a…接地面
52…コントローラ
52a…ケース、52b…制御基板
53…電材収容部
53a…収容スペース、53b…コンデンサ、配線類53c
60…電動モータ
60a…ステータ、60b…ロータ、60c…モータ軸、60d,60e…軸受
60f…センサ基板、60g…冷却ファン、60h…駆動ギヤ部
61…モータハウジング、61a…吸気口
62…通気口
63…ギヤ列
64…第1従動ギヤ
65…中間軸
65a,65b…軸受
66…第2従動ギヤ
67…出力ギヤ
68…出力軸
68a,68b…軸受
69…刃具固定ねじ
69a…アウタフランジ、69b…インナフランジ
F…設置面

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