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技術 ボウリングボールのメンテナンス方法、可塑剤

出願人 山田裕
発明者 山田裕
出願日 2019年8月7日 (1年4ヶ月経過) 出願番号 2019-145451
公開日 2020年3月19日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-039866
状態 未登録
技術分野 塗料、除去剤 ボール
主要キーワード 硬質ラバー 非極性構造 使用ボール ボウリングボール エボナイト ボウリング カドミウム顔料 表面層部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月19日)のものです。
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図面 (2)

課題

本発明の課題は、可塑剤揮発又は溶出して表面層の柔軟性が失われてしまったボウリングボールについて、表面層の柔軟性を回復させるメンテナンス方法を提供することである。

解決手段

上記課題を解決するために、ボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布することを特徴とする、ボウリングボールのメンテナンス方法を提供する。

概要

背景

ボウリングボールは、芯層、中間層、表面層等から形成されており、表面層は、ポリエステルポリウレタン等の樹脂からなる層であることが知られている(特許文献1参照。)。また、ボウリングボールは、表面層に用いられる樹脂中に可塑剤等を含有させて、硬度密度を調整しているが、表面層の樹脂に含まれた可塑剤は、時間の経過とともに空気中に揮発することや、レーンに塗布されているオイル等の影響により溶出することが知られている。

表面層から可塑剤が揮発又は溶出したボウリングボールは、表面層の柔軟性が失われ、その性能が低下することが知られている。例えば、特許文献2及び3には、オイルを吸収しにくい表面層を備えたボウリングボールについて開示されている。

概要

本発明の課題は、可塑剤が揮発又は溶出して表面層の柔軟性が失われてしまったボウリングボールについて、表面層の柔軟性を回復させるメンテナンス方法を提供することである。上記課題を解決するために、ボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布することを特徴とする、ボウリングボールのメンテナンス方法を提供する。なし

目的

本発明の課題は、可塑剤が揮発又は溶出して表面層の柔軟性が失われてしまったボウリングボールについて、表面層の柔軟性を回復させるメンテナンス方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ボウリングボールメンテナンス方法であって、ボウリングボールの表面層可塑剤を塗布することを特徴とする、ボウリングボールのメンテナンス方法。

請求項2

前記可塑剤は、オキシアルキレン基を有する化合物であることを特徴とする、請求項1に記載のボウリングボールのメンテナンス方法。

請求項3

前記可塑剤は、(A)一般式(1)で表される化合物の1種以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のボウリングボールのメンテナンス方法。[前記式中、R1はそれぞれ独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基であり、R2はそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基又はハロゲン原子である。nは繰り返し数であって、1以上の整数を表し、pはそれぞれ0〜5の整数を表す。]

請求項4

前記可塑剤は、(B)一般式(2)で表される化合物の1種以上であることを特徴とする、請求項1に記載のボウリングボールのメンテナンス方法。[前記式中、R3はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、R4はそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基又はハロゲン原子を、mは0〜5の整数を表す。]

請求項5

前記可塑剤は、(C)一般式(3)で表される化合物の1種以上であることを特徴とする、請求項1に記載のボウリングボールのメンテナンス方法。[前記式中、R5、R6はそれぞれ独立して水素原子、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。]

請求項6

前記ボウリングボールの表面層は、エボナイトポリエステルポリエチレンポリプロピレンポリカーボネートポリアミドポリウレタンポリイミドアクリル樹脂ポリ乳酸ポリ塩化ビニルポリブタジエンポリイソプレン、及び、エポキシ樹脂から選択される1種以上の樹脂であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のボウリングボールのメンテナンス方法。

請求項7

前記ボウリングボールは、オイル抜き処理が施されたものであることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載のボウリングボールのメンテナンス方法。

請求項8

請求項1〜7の何れか1項に記載のボウリングボールのメンテナンス方法であって、下記の工程を含むことを特徴とする、ボウリングボールのメンテナンス方法。[工程1]:ボウリングボールを準備する工程[工程2]:工程1において準備されたボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布する工程

請求項9

更に、下記の何れかの工程もしくは両方の工程を含むことを特徴とする、請求項8に記載のボウリングボールのメンテナンス方法。[工程3]:工程2において可塑剤が塗布されたボウリングボールを密封する工程[工程4]:ボウリングボールを調温しつつ、一定時間保持する工程

請求項10

ボウリングボールの表面層に塗布するために使用することを特徴とする可塑剤。

技術分野

0001

本発明は、ボウリングボールメンテナンス方法に関する。特に、ボウリングボールの表面層可塑剤を塗布することにより、ボウリングボールをメンテナンスする方法に関する。更に、本発明は、ボウリングボールの表面層に塗布するための可塑剤に関する。

背景技術

0002

ボウリングボールは、芯層、中間層、表面層等から形成されており、表面層は、ポリエステルポリウレタン等の樹脂からなる層であることが知られている(特許文献1参照。)。また、ボウリングボールは、表面層に用いられる樹脂中に可塑剤等を含有させて、硬度密度を調整しているが、表面層の樹脂に含まれた可塑剤は、時間の経過とともに空気中に揮発することや、レーンに塗布されているオイル等の影響により溶出することが知られている。

0003

表面層から可塑剤が揮発又は溶出したボウリングボールは、表面層の柔軟性が失われ、その性能が低下することが知られている。例えば、特許文献2及び3には、オイルを吸収しにくい表面層を備えたボウリングボールについて開示されている。

先行技術

0004

実開平2−28268号公報
特開昭64−2674号公報
特開昭59−22564号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、オイルを吸収しにくい表面層を備えたボウリングボールであっても、オイルの吸収を完全に防ぐことはできず、可塑剤の溶出を抑制することはできていない。さらに、空気中に可塑剤が揮発することを防ぐことは根本的に不可能であり、時間の経過と共に、ボウリングボールの表面層の柔軟性が失われてしまうという問題が生じている。

0006

そこで、本発明の課題は、可塑剤が揮発又は溶出して表面層の柔軟性が失われてしまったボウリングボールについて、表面層の柔軟性を回復させるメンテナンス方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

本発明者は、上記課題に対して鋭意検討した結果、可塑剤が揮発又は溶出したボウリングボールに対して、可塑剤を塗布することで、ボウリングボールの表面層の柔軟性が未使用品と同程度まで回復することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下のボウリングボールのメンテナンス方法である。

0008

上記課題を解決するための本発明のボウリングボールのメンテナンス方法は、ボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布することを特徴とする。
本発明のボウリングボールのメンテナンス方法によれば、可塑剤が揮発又は溶出したボウリングボールの表面層に、可塑剤を塗布することで、可塑剤が表面層の樹脂に吸収され、ボウリングボール表面層の柔軟性を未使用品に近い程度まで回復させることできる。

0009

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、前記可塑剤はオキシアルキレン基を有する化合物であることを特徴とする。
この特徴によれば、オキシアルキレン基の極性により、ボウリングボールの表面層の深層部分まで可塑剤を効率的に侵入させることができ、本発明の効果をより発揮することができる。また、表面層が極性を有する可塑剤を含むことで、オイルの吸収を抑制することもできる。

0010

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、前記可塑剤は、(A)一般式(1)で表される化合物の1種以上であることを特徴とする。



[前記式中、R1はそれぞれ独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基であり、R2はそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基又はハロゲン原子である。nは繰り返し数であって、1以上の整数を表し、pはそれぞれ0〜5の整数を表す。]
この特徴によれば、可塑剤がエステル構造を有する化合物を含むため、表面層に用いられる樹脂と、相互作用を奏することができる。そのため、表面層に残留していた可塑剤や、塗布した可塑剤が、より揮発や溶出しにくいという効果を発揮することができる。

0011

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、前記可塑剤は、(B)一般式(2)で表される化合物の1種以上であることを特徴とする。



[前記式中、R3はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、R4はそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基又はハロゲン原子を、mは0〜5の整数を表す。]
この特徴によれば、可塑剤がエステル構造を有する化合物を含むため、表面層に残留していた可塑剤や、塗布した可塑剤が、より揮発や溶出しにくいという効果をより発揮することができる。

0012

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、前記可塑剤は、(C)一般式(3)で表される化合物の1種以上であることを特徴とする。



[前記式中、R5、R6はそれぞれ独立して水素原子、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。]
この特徴によれば、可塑剤が上記構造を有する化合物を含むため、表面層に残留していた可塑剤や、塗布した可塑剤が、より揮発や溶出しにくいという効果をより発揮することができる。

0013

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、前記ボウリングボールの表面層は、エボナイト、ポリエステル、ポリエチレンポリプロピレンポリカーボネートポリアミド、ポリウレタン、ポリイミドアクリル樹脂ポリ乳酸ポリ塩化ビニルポリブタジエンポリイソプレン、及び、エポキシ樹脂から選択される1種以上の樹脂であることを特徴とする。
この特徴によれば、様々な樹脂を含む表面層を備えるボウリングボールに対応することができるため、幅広い材料からなるボウリングボールに適用することができる。

0014

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、前記ボウリングボールは、オイル抜き処理が行われたものであることを特徴とする。
この特徴によれば、オイル抜き処理が行われたボウリングボールに対して、可塑剤を塗布するため、表面層部分の深層部分まで可塑剤を効率的に侵入させることができる。更に、表面層のオイルが吸収されていた部分に、可塑剤を浸透させているため、オイルの再吸収を抑制することができる。

0015

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、下記の工程を含むことを特徴とする。
[工程1]:ボウリングボールを準備する工程
[工程2]:工程1において準備されたボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布する工程
この特徴によれば、可塑剤が揮発又は溶出したボウリングボールの表面層に、可塑剤を塗布することで、可塑剤が表面層の樹脂に吸収され、ボウリングボールの表面層の柔軟性を未使用品に近い程度まで回復させることできる。

0016

次に、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法の一実施態様としては、更に、下記の何れかの工程もしくは両方の工程を含むことを特徴とする。
[工程3]:工程2において可塑剤が塗布されたボウリングボールを密封する工程
[工程4]:ボウリングボールを調温しつつ、一定時間保持する工程
この特徴によれば、ボウリングボールの表面層に、より効率的に可塑剤を樹脂に吸収せることができ、ボウリングボールの表面層の柔軟性をより未使用品に近い程度まで回復させることできる。

0017

上記課題を解決するための本発明の可塑剤は、ボウリングボールの表面層に塗布するために使用することを特徴とする。
この可塑剤をボウリングボールの表面層に塗布することで、可塑剤が揮発又は溶出して表面層が硬くなってしまったボウリングボール表面層の柔軟性を、未使用品に近い程度まで回復させることができる。

発明の効果

0018

本発明によれば、可塑剤が揮発又は溶出して表面層の柔軟性が失われてしまったボウリングボールについて、表面層の柔軟性を回復させるメンテナンス方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0019

可塑剤を塗布する前のボウリングボールの画像である。
可塑剤を塗布した後のボウリングボールの画像である。

0020

次に、本発明を実施するための最良の形態を含めて説明する。
[ボウリングボールのメンテナンス方法]
本発明のボウリングボールのメンテナンス方法は、ボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布することを特徴とする。

0021

<ボウリング>
ボウリングとは、室内で行われるスポーツ競技のひとつであり、レーン上にピンと呼ばれる的が10本、手前に頂点が向く正三角形整列され並べられ、プレイヤーはピンを狙ってボール(ボウリングボール)を転がし、倒したピンの数の合計を競う競技である。

0022

<ボウリングボール>
ボウリングボールは、直径約21.8cm、重さが1.81kgから7.25kgである、表面層部分が樹脂からなる球形の物体である。ボウリングボールの硬度は、摂氏25度の環境で、デュロメーターDの硬度計(REX DUROMETER、TYPE D、Model:1700、REX GAUGE 社製)により測定され、72度以上であると規定されている。

0023

ボウリングボールの表面層は、エボナイト等の硬質ラバーポリエチレンテレフタレートポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリ乳酸、ポリ塩化ビニル等のポリオレフィン、ポリブタジエン、ポリイソプレン等のゴム成分及び、エポキシ樹脂等の1種以上の樹脂であることが好ましく、特に、ポリエステル、ポリウレタンからなる樹脂が好ましい。
また、ボウリングボールの表面層は、ガラスバルーンウィスカ等を含んでいてもかまわない。

0024

また、本発明のボウリングボールのメンテナンス方法に用いるボウリングボールは、マイクロファーバーからなるタオルで表面の汚れを落としたボールか、オイル抜き処理を施したボールを用いることが好ましい。
オイル抜き処理とは、レーン上のオイルを吸収した状態のボウリングボールからオイルを抜く処理のことをいう。
オイル抜き処理の方法については特に限定されず、一般的な方法を用いることができる。例えば、ボウリングボールに熱を加える方法、温水の中にボウリングボールを浸ける方法等が好ましく、温水中に洗剤等の界面活性剤を添加するとより効果的にオイルを抜くことができる。また、オイル抜き処理後の加温されている状態のボウリングボールに対して、可塑剤を塗布することもできる。

0025

<可塑剤>
本発明のボウリングボールのメンテナンス方法に用いる可塑剤としては、特に限定されず、樹脂に塗布、浸透させることでボウリングボールの表面層の柔軟性を回復させるものである。本発明における可塑剤の化学構造としては、極性構造を有する有機化合物であることが好ましい。極性構造としては、例えば、アミノ基、オキサ基、カルボニル基オキシカルボニル基カルボニルオキシ基エポキシ基メルカプト基チア基等が挙げられる。可塑剤が極性構造を有することで、ボウリングボールの表面層の樹脂等の極性基との相溶性により、表面樹脂に浸透することができる。
さらに、本発明における可塑剤の化学構造としては、非極性構造を有することが好ましい。非極性構造としては、ベンゼン環ナフタレン環等の芳香環メチル基エチル基等のアルキル基が挙げられる。可塑剤が非極性構造を有することで、ボウリングボールの表面層の樹脂等の非極性基との相溶性により、表面樹脂に浸透することができる。
可塑剤としては、1種単独で使用することもできるが、2種以上のものを組み合わせた混合物組成物も、前記可塑剤に含まれる。

0026

本発明のメンテナンス方法における可塑剤について、2種以上の可塑剤を含む場合には、ボウリングボール表面層に用いられる樹脂の種類に応じて適宜含有量を調整する。可塑剤の種類を調整することにより、ボウリングボール表面層の内部に浸透させる効果や、塗布した可塑剤の保持力を高めて、揮発や溶出しにくいという効果などを付与することができる。

0027

可塑剤の具体例としては、例えば、芳香族カルボン酸エステル系化合物[フタル酸エステルフタル酸2−エチルヘキシル、フタル酸メチルフタル酸エチルフタル酸ブチル、フタル酸イソノニル、フタル酸イソデシル、フタル酸ウンデシルテレフタル酸ブチルベンジル等)、テレフタル酸エステル(テレフタル酸メチル、テレフタル酸エチル、テレフタル酸ブチル、テレフタル酸2−エチルヘキシル、テレフタル酸イソノニル、テレフタル酸イソデシル、テレフタル酸ウンデシル、テレフタル酸ブチルベンジル等)、脂肪族モノカルボン酸エステル系化合物[メチルアセチルシノレート等]、脂肪族ジカルボン酸エステル系化合物[ジブチルアジペートジイソブチルアジペート、ジ(2−エチルヘキシル)アジペートジイソノニルアジペート、ビス[2−(2−ブトキシエトキシ)エチル]アジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アゼレートジブチルセバケート、ビス(2−エチルヘキシル)セバケートジエチルサクシネート等]、トリカルボン酸エステル系化合物トリス(2−エチルヘキシル)トリメリテートトリメリット酸イソノニルエステル、トリメリット酸混合直鎖アルキルエステル、ジペンタエリスリトールエステルクエン酸エステル類(クエン酸トリエチルクエン酸トリブチル)等]、テトラカルボン酸エステル化合物ピロメリット酸2−エチルヘキシル、ピロメリット酸混合直鎖アルキルエステル等]、リン酸エステル化合物トリフェニルホスフェートトリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェートクレジルジフェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート等]リシレノール酸エステル[メチルアセチルリシレノール等]、ポリエステル[アジピン酸プロピレングリコール系ポリエステル(分子量約800〜2200)、アジピン酸−1,3−ブチレングリコール系ポリエステル(分子量約800〜2200)、フタル酸系ポリエステル(分子量約650)、アジピン酸、セバチン酸、フタル酸等の二塩基酸と1,2−プロパンジオールブタンジオール等のグリコール酸との重合物等]、酢酸エステルグリセリルトリアセテート等]、スルホンアミドN−ブチルベンゼンスルホンアミド等]、エポキシ系化合物エポキシ化アマニ油エポキシ化脂肪酸オクチルエステルエポキシ化脂肪酸アルキルエステル]、安息香酸エステル系化合物(ジエチレングリコールジベンゾエートジプロピレングリコールジベンゾエート、ジトリメチレングリコールジベンゾエート等及びそれらの混合物)等が挙げられる。

0028

本発明のメンテナンス方法において、好ましい可塑剤としては、例えば、(A)安息香酸エステル系化合物、(B)芳香族カルボン酸エステル系化合物、(C)クエン酸エステル類である。

0029

(A)安息香酸エステル系化合物としては、下記一般式(1)で表されるオキシアルキレン基を有する化合物が挙げられる。

0030

式(1)中のR1は、それぞれ独立して「炭素原子数1〜10の炭化水素基」を表しているが、「炭化水素基」は、直鎖構造分岐構造、及び環状構造のそれぞれを有していてもよく、飽和炭化水素基芳香族炭化水素基等の何れであってもよいものとする。

0031

一般式(1)において、R1の炭化水素基の炭素原子数は、好ましくは1〜10である。R1の炭素原子数の下限値としては、好ましくは2以上であり、より好ましくは3以上である。上限値としては、好ましくは8以下であり、より好ましくは6以下であり、特に好ましくは4以下である。R1が芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。R1の炭化水素基の炭素原子数を上記範囲とすることで、ボウリングボールの表面層への浸透性を向上させることができる。

0032

R1としては、メチレン基(−CH2−)、エチレン基(−C2H4−)、n−プロピレン基(−nC3H6−)、i−プロピレン基(−iC3H6−)、n−ブチレン基(−nC4H8−)、n−ペンチレン基(−nC5H10−)、n−ヘキシレン基(−nC6H12−)、シクロキシレン基フェニレン基(−C6H4−)等が挙げられ、好ましくは、エチレン基、n−プロピレン基、i−プロピレン基である。

0033

式(1)において、「n」は、(−R1−O−)単位の繰り返し単位数を表し、好ましくは1以上の整数を表す。下限値としては、好ましくは2以上であり、より好ましくは3以上である。上限値として、好ましくは100以下であり、より好ましくは50以下であり、更に好ましくは30以下であり、特に好ましくは20以下である。
「n」を上記範囲内とすることで、ボウリングボールの表面層の深層部分まで可塑剤を効率的に侵入させることができる。

0034

式(1)においてR2は、「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基又はハロゲン原子」を表しているが、「炭化水素基」は、直鎖構造、分岐構造、環状構造、及び炭素−炭素不飽和結合(炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合)のそれぞれを有していてもよく、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基等の何れであってもよいものとする。
また、「ヘテロ原子を含んでいてもよい」とは、炭化水素基の水素原子がヘテロ原子、即ち、窒素原子酸素原子硫黄原子、ハロゲン原子等を含む1価の官能基置換されていてもよいほか、炭化水素基の炭素骨格内部の炭素原子が窒素原子、酸素原子、硫黄原子、ハロゲン原子等を含む2価以上の官能基(連結基)で置換されていてもよいことを意味する。

0035

式(1)において、R2の炭化水素基の炭素原子数は、好ましくは1〜30である。R2の炭素原子数の下限値としては、好ましくは4以上であり、より好ましくは6以上である。上限値としては、好ましくは20以下であり、より好ましくは10以下であり、特に好ましくは8以下である。R2が芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。R2の炭化水素基の炭素原子数が30より大きくなると、物品への浸透性が悪化し、可塑化作用を十分発揮することができない。

0036

R2に含まれる官能基や連結基としては、アミノ基(−N<)、イソシアネート基(−NCO)、オキサ基(−O−)、カルボニル基(−C(=O)−)、オキシカルボニル基(−OC(=O)−)、カルボニルオキシ基(−C(=O)O−)、エポキシ基、メルカプト基(チオール基、−SH)、チア基(−S−)、フルオロ基フッ素原子,−F)、クロロ基塩素原子,−Cl)、ブロモ基臭素原子,−Br)、ヨード基ヨウ素原子,−I)等が挙げられる。

0037

R2としては、メチル基(−CH3,−Me)、エチル基(−C2H5,−Et)、n−プロピル基(−nC3H7,−nPr)、i−プロピル基(−iC3H7,−iPr)、n−ブチル基(−nC4H9,−nBu)、t−ブチル基(−tC4H9,−tBu)、n−ペンチル基(−nC5H11)、n−ヘキシル基(−nC6H13,−nHex)、シクロヘキシル基(−cC6H11,−Cy)、エチルヘキシル基、アリル基(−CH2CH=CH2)、ビニル基(−CH=CH2)、フェニル基(−C6H5,−Ph)、ベンジル基(−CH2−C6H5,−Bn)、ビフェニル基ナフチル基等の炭化水素基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基等のハロゲン原子等が挙げられる。

0038

式(1)において、「p」は、ベンゼン環に置換する置換基「R2」の個数に該当し、それぞれ0〜5の整数である。下限値としては、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上である。上限値としては、好ましくは4以下であり、より好ましくは3以下である。

0039

(A)成分の具体例としては、例えば、下記式(1−1)〜(1−10)等の何れかで表される化合物が挙げられる。

0040

(A)成分は、例えば、安息香酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール(1,2−プロパンジオール)、及び、1,3−プロパンジオール等のジオール化合物エステル交換することで製造することができる。市販品としては、安息香酸グリコールエステル(JP120:株式会社ジェイプラス)等が挙げられる。

0041

(B)芳香族カルボン酸エステル系化合物としては、下記一般式(2)で表される化合物が挙げられる。

0042

式(2)においてR3は、「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基」を表しているが、「ヘテロ原子を含んでいてもよい」、「炭化水素基」は、前述のものと同義である。

0043

式(2)において、R3の炭化水素基の炭素原子数は、好ましくは1〜20である。R3の炭素原子数の下限値としては、好ましくは4以上であり、より好ましくは6以上である。上限値としては、好ましくは15以下であり、より好ましくは10以下であり、特に好ましくは8以下である。R3が芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。R3の炭化水素基の炭素原子数を上記範囲とすることで、ボウリングボールの表面層への浸透性を向上させることができる。

0044

R3に含まれる官能基や連結基としては、アミノ基(−N<)、イソシアネート基(−NCO)、オキサ基(−O−)、カルボニル基(−C(=O)−)、オキシカルボニル基(−OC(=O)−)、カルボニルオキシ基(−C(=O)O−)、エポキシ基、メルカプト基(チオール基、−SH)、チア基(−S−)、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基等が挙げられる。

0045

R3としては、メチル基(−CH3,−Me)、エチル基(−C2H5,−Et)、n−プロピル基(−nC3H7,−nPr)、i−プロピル基(−iC3H7,−iPr)、n−ブチル基(−nC4H9,−nBu)、t−ブチル基(−tC4H9,−tBu)、n−ペンチル基(−nC5H11)、n−ヘキシル基(−nC6H13,−nHex)、シクロヘキシル基(−cC6H11,−Cy)、エチルヘキシル基、アリル基(−CH2CH=CH2)、ビニル基(−CH=CH2)、フェニル基(−C6H5,−Ph)、ベンジル基(−CH2−C6H5,−Bn)、ビフェニル基、ナフチル基、3−グリシドキシプロピル基、3−メタクリロキシプロピル基、3−アクリロキシプロピル基、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピル基等が挙げられる。

0046

式(2)においてR4は、「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基」を表しているが、「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基」は前述のものと同義である。

0047

式(2)において、R4の炭化水素基の炭素原子数は、好ましくは1〜30である。R4の炭素原子数の下限値としては、好ましくは4以上であり、より好ましくは6以上である。上限値としては、好ましくは20以下であり、より好ましくは10以下であり、特に好ましくは8以下である。R4が芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。R4の炭化水素基の炭素原子数が30より大きくなると、物品への浸透性が悪化し、可塑化作用を十分発揮することができない。

0048

R4に含まれる官能基や連結基としては、アミノ基(−N<)、イソシアネート基(−NCO)、オキサ基(−O−)、カルボニル基(−C(=O)−)、オキシカルボニル基(−OC(=O)−)、カルボニルオキシ基(−C(=O)O−)、エポキシ基、メルカプト基(チオール基、−SH)、チア基(−S−)、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基等が挙げられる。

0049

R4としては、メチル基(−CH3,−Me)、エチル基(−C2H5,−Et)、n−プロピル基(−nC3H7,−nPr)、i−プロピル基(−iC3H7,−iPr)、n−ブチル基(−nC4H9,−nBu)、t−ブチル基(−tC4H9,−tBu)、n−ペンチル基(−nC5H11)、n−ヘキシル基(−nC6H13,−nHex)、シクロヘキシル基(−cC6H11,−Cy)、エチルヘキシル基、アリル基(−CH2CH=CH2)、ビニル基(−CH=CH2)、フェニル基(−C6H5,−Ph)、ベンジル基(−CH2−C6H5,−Bn)、ビフェニル基、ナフチル基、3−グリシドキシプロピル基、3−メタクリロキシプロピル基、3−アクリロキシプロピル基、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピル基、カルボニルオキシメチル基、カルボニルオキシエチル基、カルボニルメチルプロピル基、カルボニルオキシブチル基、カルボニルオキシペンチル基、カルボニルオキシヘキシル基、カルボニルオキシオクチル基、カルボニルオキシ−2−エチルヘキシル基、カルボニルオキシフェニル基、カルボニルオキシベンジル基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基等のハロゲン原子等が挙げられる。

0050

式(2)において、「m」は、ベンゼン環に置換する置換基「R4」の個数に該当し、0〜5の整数である。下限値としては、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上である。上限値としては、好ましくは4以下であり、より好ましくは3以下である。

0051

(B)成分で表される化合物としては、下記式(2−1)で表される化合物でもよく、の具体例としては、例えば、下記式(2−2)〜(2−11)等の何れかで表される化合物が挙げられる。

0052

0053

0054

(B)成分は、例えば、フタル酸等の芳香族カルボン酸と、2−エチルヘキサノール等のアルコールをエステル交換することで製造することができる。市販品としては、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)(DOP:株式会社ジェイプラス)やジブチルフタレート(DBP)、ブチルベンジルフタレート(BBP)等が挙げられる。

0055

(C)クエン酸エステル類としては、下記一般式(3)で表される化合物が挙げられる。

0056

式(3)においてR5、R6は、それぞれ独立して水素原子、「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基」を表しているが、「ヘテロ原子を含んでいてもよい」、「炭化水素基」は、前述のものと同義である。

0057

式(3)において、R5、R6の炭化水素基の炭素原子数は、好ましくは1〜20である。R5、R6の炭素原子数の下限値としては、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上である。上限値としては、好ましくは10以下であり、より好ましくは6以下であり、特に好ましくは4以下である。R5、R6が芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。R5、R6の炭化水素基の炭素原子数が20より大きくなると、物品への浸透性が悪化し、可塑化作用を十分発揮することができない。

0058

R5、R6に含まれる官能基や連結基としては、アミノ基(−N<)、イソシアネート基(−NCO)、オキサ基(−O−)、カルボニル基(−C(=O)−)、オキシカルボニル基(−OC(=O)−)、カルボニルオキシ基(−C(=O)O−)、エポキシ基、メルカプト基(チオール基、−SH)、チア基(−S−)、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基等が挙げられる。

0059

R5、R6としては、メチル基(−CH3,−Me)、エチル基(−C2H5,−Et)、n−プロピル基(−nC3H7,−nPr)、i−プロピル基(−iC3H7,−iPr)、n−ブチル基(−nC4H9,−nBu)、t−ブチル基(−tC4H9,−tBu)、n−ペンチル基(−nC5H11)、n−ヘキシル基(−nC6H13,−nHex)、シクロヘキシル基(−cC6H11,−Cy)、エチルヘキシル基、アセチル基(−C(=O)−CH3)、アリル基(−CH2CH=CH2)、ビニル基(−CH=CH2)、フェニル基(−C6H5,−Ph)、ベンジル基(−CH2−C6H5,−Bn)、アセチル基ビフェニル基、ナフチル基、3−グリシドキシプロピル基、3−メタクリロキシプロピル基、3−アクリロキシプロピル基、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピル基等が挙げられ、好ましくは、R5がアセチル基であり、R6がn−ブチル基である。

0060

(C)成分の具体例としては、例えば、下記式(3−1)で表される化合物が挙げられる。

0061

(C)成分は、例えば、クエン酸をエステル交換することで製造することができる。市販品としては、アセチルクエン酸トリブチル(ATBC:株式会社ジェイプラス)等が挙げられる。

0062

本発明のメンテナンス方法における可塑剤について、(A)成分の含有量の下限値は、例えば5%以上、10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、95%以上であり、上限値は、例えば95%以下、90%以下、80%以下、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下、30%以下、20%以下、10%以下、5%以下である。
本発明のメンテナンス方法における可塑剤について、(A)成分は表面層に用いられる樹脂と、相互作用を奏することができるため、可塑剤をよりボウリングボール表面層の内部に浸透させることができる。
本発明のメンテナンス方法における可塑剤について、(B)成分の含有量の下限値は、例えば5%以上、10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、95%以上であり、上限値は、例えば95%以下、90%以下、80%以下、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下、30%以下、20%以下、10%以下、5%以下である。
本発明のメンテナンス方法における可塑剤において(B)成分を含有することで、表面層に残留していた可塑剤や、塗布した可塑剤が、より揮発や溶出しにくいという効果を発揮することができる。
本発明のメンテナンス方法における可塑剤について、(C)成分の含有量の下限値は、例えば5%以上、10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、95%以上であり、上限値は、例えば95%以下、90%以下、80%以下、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下、30%以下、20%以下、10%以下、5%以下である。
本発明のメンテナンス方法における可塑剤において(C)成分を含有することで、表面層に残留していた可塑剤や、塗布した可塑剤が、より揮発や溶出しにくいという効果を発揮することができる。

0063

本発明のボウリングボールのメンテナンス方法に用いる可塑剤は、例えば(A)成分及び(B)成分を混合して用いる場合、又は、(A)成分及び(C)成分を混合して用いる場合)、前記(A)成分を80〜99.99質量%と、前記(B)成分又は(C)成分を0.01〜20質量%含有することが好ましい。(A)成分の下限値としては、好ましくは85質量%以上であり、より好ましくは90質量%以上である。上限値としては、好ましくは99質量%以下であり、より好ましくは96質量%以下であり、さらに好ましくは、94質量%以下であり、特に好ましくは92質量%以下である。(B)成分又は(C)成分の下限値としては、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは4質量%以上であり、更に好ましくは6質量%以上である。上限値としては、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下である。
可塑剤の含有量を上記範囲とすることで、可塑剤をよりボウリングボール表面層の内部に浸透させることができ、更に、表面層内部からの可塑剤の溶出を抑制することができる。

0064

本発明のボウリングボールのメンテナンス方法に用いる可塑剤には、上記(A)成分、(B)成分及び(C)成分等の可塑剤に加えて、特性を阻害しない範囲で酸化防止剤紫外線吸収剤難燃剤帯電防止剤顔料染料充填材等の公知の添加剤を加えることができる。

0065

酸化防止剤としては、チオエーテル系化合物[ジラウリル3,3’−チオジプロピオネート(DLTDP)等]、フェノール系化合物[2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)等]、アミン系化合物オクチル化ジフェニルアミン等]、リン系化合物トリフェニルホスファイトTPP)等]等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、サリチル酸系化合物[フェニルサリシレート等]、アクリレート系化合物[2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート等]、ベンゾトリアゾール系化合物[2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール等]、ベンゾフェノン系化合物[2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等]等が挙げられる。

0067

帯電防止剤としては、イオン性帯電防止剤アニオン界面活性剤スルホン酸塩型(脂肪族スルホン酸塩等)、硫酸エステル塩型高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキシド付加物硫酸エステル塩等)、リン酸エステル塩型(高級アルコールエチレンオキシド付加物リン酸エステル塩等)等]、カチオン界面活性剤[第4級アンモニウム塩型等]、両性界面活性剤ベタイン型界面活性剤等]等〕、非イオン性帯電防止剤非イオン性界面活性剤ポリエチレングリコール型(高級アルコールエチレンオキシド付加物、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等)、多価アルコール型(多価アルコール脂肪酸エステル等)等]、高分子型ポリエーテルエステルアミド等]等〕等が挙げられる。
顔料としては、無機顔料ベンガラ酸化チタンキレートアゾ系、黄鉛カドミウム顔料群青等)、有機顔料(アゾキレート系、モノアゾ系、ジスアゾ系、縮合ジスアゾ、ベンイミダゾリン系フタロシアニン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、チオインジゴ系、ペリレン系、アントラキノン系、キノフタロン系等)が挙げられる。
染料としては、アントラキノン系インジゴ系、アゾ系、硫化系、トリフェニルメタン系、ピラゾロン系、スチルベン系、アリザリン系、ジフェニルメタン系キサンテン系、アクリジン系、キノンイミン系、チアゾール系、メチン系、ニトロ系、ニトロソ系、アニリン系等が挙げられる。

0068

充填材としては、炭酸カルシウムクレータルクケイ酸ケイ酸塩アスベストマイカガラス繊維カーボン繊維、金属(アルミニウム等)繊維、ガラスバルーン、セラミックウイスカチタンウイスカ等が挙げられる。

0069

本発明のボウリングボールのメンテナンス方法に用いる可塑剤は、無溶媒でもよいが、有機溶媒等を含有することができる。有機溶媒としては、特に限定されないが、上記(A)成分、(B)成分及び(C)成分等の可塑剤を溶解できる溶媒が好ましい。有機溶媒として、例えば、塩化メチレンクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒酢酸エチル酢酸プロピル酢酸ブチル等のエステル系溶媒アセトンメチルエチルケトンジエチルケトンメチルイソブチルケトンシクロヘキサノン等のケトン系溶媒トルエンキシレン等の芳香族系溶媒等が挙げられ、溶媒は2種類以上の混合溶媒であってもよい。

0070

さらに、本発明の可塑剤は、ボウリングボールの表面層に塗布するために使用することを特徴とする。
この可塑剤をボウリングボールの表面層に塗布することで、可塑剤が揮発又は溶出して柔軟性が失われしまったボウリングボールの表面層を、未使用品に近い程度まで回復させることできる。
可塑剤としては、特に限定されず、ボウリングボールの表面層に塗布することでボウリングボールの表面層の柔軟性を回復させるものであればよい。

0071

<可塑剤を塗布する方法>
本発明のボウリングボールのメンテナンス方法であって、下記の工程を含むことが好ましい。工程3及び工程4は、何れかの工程もしくは両方の工程を含むことが好ましい。
[工程1]:ボウリングボールを準備する工程
[工程2]:工程1において準備されたボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布する工程
[工程3]:工程2において可塑剤が塗布されたボウリングボールを密封する工程
[工程4]:ボウリングボールを調温しつつ、一定時間保持する工程

0072

工程1におけるボウリングボールとしては、前処理として、ボウリングボールを加熱して、ボール内部に浸透したオイルを除去する操作や、ボウリングボールの表面のほこり等のゴミブラシやタオル等を用いて除去する操作を行ってもよい。加熱の方法としては、ヒーター乾燥機等で加熱する方法や、温水中に浸漬させる方法が挙げられる。
オイル抜き処理の方法については、温水の中にボウリングボールを浸ける方法等が好ましく、温水中に中性洗剤等の界面活性剤を添加するとより効果的にオイルを抜くことができる。
ほこり等のゴミを除去したボールか、オイル抜き処理を施したボールを用いることにより、ボウリングボールの表面層に効率良く可塑剤を浸透させることができる。

0073

熱を加える温度や温水の温度としては特に限定されず、例えば、40℃〜90℃であることが好ましい。下限値としては、好ましくは50℃以上であり、より好ましくは60℃以上である。上限としては、好ましくは80℃以下であり、より好ましくは70℃いかである。
熱を加える温度や温水の温度を40℃〜90℃とすることで、効率良くボウリングボール中のオイルを抜くことができる。

0074

工程2における、ボウリングボールの表面層に可塑剤を塗布する方法は特に限定されず、ボウリングボールの表面全体にわたって塗布できる方法であればよい。例えば、袋等にボウリングボールを入れておき直接滴下する方法、はけガーゼ塗布容器等で直接塗布する方法、可塑剤を貯めた容器に対して、ボウリングボールをディップする方法が挙げられる。
上記方法により塗布することにより、ボウリングボールの表面層に効率良く可塑剤を浸透させることができる。

0075

可塑剤の塗布量としては特に限定されず、ボウリングボールの表面全体を濡らすことができる量であればよい。塗布量として、好ましくは1〜50mlであり、下限値としては、好ましくは2ml以上であり、より好ましくは3ml以上であり、更に好ましくは4ml以上である。上限値としては、好ましくは25ml以下であり、より好ましくは10ml以下であり、更に好ましくは、8ml以下である。
可塑剤の塗布量を上記範囲とすることで、ボウリングボールの表面全体に効率良く塗布することができる。

0076

工程2において、可塑剤を塗布する際の温度については特に限定さないが、好ましくは0℃以上、150℃以下である。塗布する際の温度の下限値として、好ましくは20℃以上であり、より好ましくは40℃以上であり、更に好ましくは50℃以上であり、特に好ましくは60℃以上である。上限値としては、好ましくは140℃以下であり、より好ましくは120℃以下であり、さらに好ましくは100℃以下であり、特に好ましくは80℃以下である。
可塑剤を塗布する際の温度を上記範囲とすることで、ボウリングボールの表面層に効率良く可塑剤を浸透させることができる。

0077

工程3として、可塑剤が塗布されたボウリングボールを密封することが好ましい。密封方法としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックの袋や、透明なフィルム等で密封することが好ましい。また、密封後は静置させるか、シリコン等の弾力性ある部材に対して前記密封したボウリングボールを数回弾ませる操作を行ってもよい。また、加圧装置等を用いて、前記密封したボウリングボールを加圧してもよい。ボウリングボールの表面層に効率良く可塑剤を浸透させることができる。
可塑剤が塗布されたボウリングボールを密封することにより、ボウリングボールの表面層に効率良く可塑剤を浸透させることができる。

0078

工程4として、可塑剤が塗布されたボウリングボールを調温しつつ、一定時間保持することが好ましい。調温する温度としては、好ましくは150℃以下である。調温する温度の下限値として、好ましくは40℃以上であり、より好ましくは50℃以上であり、更に好ましくは60℃以上であり、特に好ましくは70℃以上である。上限値としては、好ましくは140℃以下であり、より好ましくは120℃以下であり、さらに好ましくは100℃以下であり、特に好ましくは80℃以下である。更に、下記保持時間の間、一定の温度で保持しても、昇温させつつ、又は、降温させつつ保持してもよい。また、高温から低温にし、更に高温に戻す、もしくは、低温から高温にし、更に低温に戻すなど、時間の経過と共に温度を変化させてもよい。

0079

更に、保持する時間は特に限定されないが、好ましくは10秒以上72時間以下である。保持する時間の下限値としては、好ましくは1分以上、より好ましくは1時間以上、更に好ましくは12時間以上である。上限値としては、好ましくは36時間以下であり、より好ましくは24時間以下である。
加熱する時間を上記範囲とすることで、物品の表面層に効率良く可塑剤組成物を浸透させることができる。
なお、必ずしも調温して保持する必要はなく、塗布する際の温度で保持してもよく、また、塗布した後に自然に室温まで下げてもよい。

0080

また、工程4を経ない場合、可塑剤を塗布後、可塑剤をボウリングボールに浸透させる時間(浸透時間)を設けることが好ましい。時間については特に限定されないが、好ましくは10秒以上72時間以下である。浸透時間下限値としては、好ましくは1分以上、より好ましくは1時間以上、更に好ましくは12時間以上である。上限値としては、好ましくは36時間以下であり、より好ましくは24時間以下である。
浸透時間を上記範囲とすることで、ボウリングボールの表面層に効率良く可塑剤を浸透させることができる。

0081

以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例に用いた可塑剤及びボウリングボールは以下のものである。

0082

<可塑剤の調整>
(A):安息香酸エステルJP120(株式会社ジェイプラス)
(B):フタル酸2−エチルヘキシルDOP(株式会社ジェイプラス)
(A)成分を90g、(B)成分を10g計り取り、容器に加えて市販のミキサーを用いて室温(25℃)混合した。混合物は、25℃、24時間経っても分離が観測されなかった。
<ボウリングボール>
オイル抜き処理を施した、表面層樹脂がポリウレタンのボウリングボール(シリアルナンバー:6G280539C)を使用した。

0083

<ボウリングボールのメンテナンス方法>
ボウリングボールのメンテナンス方法としては、上記で調整した可塑剤を60℃の条件下で、オイル抜き処理を施したボウリングボールの表面に直接塗布を行った。塗布後、室温(25℃)まで放置した後、透明フィルムで密封して一晩(12時間)静置させた。可塑剤を塗布した直後は、ボウリングボールの表面は可塑剤により表面がべたついていたが、一晩静置後は、表面のべたつきは解消され、可塑剤がボウリングボールの表面樹脂に浸透したことがわかった。本発明の可塑剤を塗布する前のボウリングボールを図1に、塗布した後の前のボウリングボールを図2に示す。また、参考可塑剤として、アジピン酸ポリエステル(D620N:株式会社ジェイプラス)を用い上記と同様の操作を行い、ボウリングボールの表面から可塑剤が吸収されることを確認した。
可塑剤塗布前と塗布後のボウリングボールの硬度変化、表面の感触及び目視による表面状態の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。ボウリングボールの硬度は、摂氏25度の環境で、デュローメーターDの硬度計(REX DUROMETER、TYPE D、Model:1700、REX GAUGE 社製)により測定し、参考として未使用ボールの硬度を示す。

0084

<ボウリングボールの硬度測定結果>

0085

表1の結果より、本発明の可塑剤を塗布したボウリングボールは、硬度が低下し未使用品と同程度の硬度となることがわかった。このことは、ボウリングボールの表面層の樹脂に対して、可塑剤が浸透することで、表面層の柔軟性が回復していることを意味している。

0086

<ボウリングボール表面の感触及び目視による表面状態の評価>

0087

表2の結果より、本発明のメンテナンス方法により、ボウリングボールの表面層に可塑剤が浸透することで、ボウリングボールの表面層を回復できることがわかった。

0088

さらに、上記実施例において、(B)成分を下記(C)成分に変更し、可塑剤塗布前と塗布後のボウリングボールの硬度変化、表面の感触及び目視による表面状態の評価を行った。
C:アセチルクエン酸トリブチルATBC(株式会社ジェイプラス)

0089

上記(B)成分であるフタル酸ビス(2−エチルヘキシル)に代えて、(C)成分のアセチルクエン酸トリブチルを用いても、上記表1、表2に記載された結果と同様の結果が得られることを確認した。
次いで、(A)成分90gに加えて、(B)成分と(C)成分を5gずつ用いて同様の評価を行ったが、これについても上記と同様の結果が得られた。

実施例

0090

また、上記実施例において、上記(A)成分である安息香酸グリコールエステルJP120を含まず、上記(B)成分であるフタル酸ビス(2−エチルヘキシル)及び(C)成分のアセチルクエン酸トリブチルを含有する組成物、又は、(A)〜(C)成分をそれぞれ単独で用いて同様の評価を行ったが、ボウリングボールの硬度に関して上記と同様の結果が得られた。

0091

本発明のボウリングボールのメンテナンス方法は、可塑剤が揮発又は溶出して表面層の柔軟性が失われてしまったボウリングボールについて、可塑剤を塗布することにより、表面層に可塑剤を浸透させて、ボウリングボールの表面層の柔軟性を回復させることである。

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