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技術 洗濯機

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 山口恭代堀部泰之中尾浩米田智亮
出願日 2018年9月12日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-170126
公開日 2020年3月19日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-039657
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード 洗い状態 正逆反転 着洗浄 有底円筒 静止時間 逐次制御 水温上昇 回転検知
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

洗濯条件によらず洗濯槽内の異常発泡を抑制しつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄効果を実現すること。

解決手段

洗い行程において、ドラム4に給水された洗濯水温度水温検知手段26により検知して、布量検知手段23にて検知した布量に応じて、洗い工程時間を決定するとともに、洗い工程における循環ポンプの単位時間当たりの循環量を、それぞれの工程に応じて変更させることで、洗濯条件によらずに循環ポンプによる過剰な泡立ちを防ぎ、布傷みをさせずに安定した洗浄効果を実現できる。

概要

背景

従来、この種の洗濯機は、洗い工程において、給水手段にて給水された洗濯水温度や、洗濯槽投入された布量に応じて、温度範囲別の複数段階運転時間を設定する。洗濯槽内洗濯水温が所定温度以下の場合には、温水ヒータ通電し、洗濯水の温度を上昇させる。洗濯水温度が前記所定温度を超えると、温水ヒータへの通電を停止する。そして、洗濯水温度に応じて予め複数段階の運転時間が設定されており、洗濯水温度に応じた運転を行なう構成をしている(例えば、特許文献1参照)。

概要

洗濯条件によらず洗濯槽内の異常発泡を抑制しつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄効果を実現すること。洗い行程において、ドラム4に給水された洗濯水温度を水温検知手段26により検知して、布量検知手段23にて検知した布量に応じて、洗い工程時間を決定するとともに、洗い工程における循環ポンプの単位時間当たりの循環量を、それぞれの工程に応じて変更させることで、洗濯条件によらずに循環ポンプによる過剰な泡立ちを防ぎ、布傷みをさせずに安定した洗浄効果を実現できる。

目的

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯水温度の条件によらず循環ポンプの稼動を抑えて、洗濯槽内の異常発泡と布傷みをふせぎつつ、安定した洗浄効果を実現できる洗濯機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

洗濯槽と、洗濯水温度を検知する温度検知手段と、洗濯水を加熱する加熱手段と、前記洗濯槽内洗浄水循環させる循環水路と、前記洗濯槽内の洗浄水を循環水路に送水する循環ポンプと、前記洗濯槽内の布量を検出する布量検出手段と、洗い工程を実行する制御手段と、を備え、前記洗い工程は、前記循環ポンプにより所定温度の洗濯水を所定量循環する弱循環工程を有する洗濯機

請求項2

前記弱循環工程は、前記温度検知手段で検知した初期洗濯水温度と、前記布量検出手段で検出した布量とに基づいて運転時間を決定する請求項1に記載の洗濯機。

請求項3

前記洗い工程は、前記弱循環工程の前に洗濯水浸透工程を有し、前記洗濯水浸透工程は、洗濯水を加熱しながら前記循環ポンプにより洗濯水を循環し、前記循環ポンプによる洗濯水の循環量を前記弱循環工程の循環量より多く設定する請求項1または2に記載の洗濯機。

請求項4

前記洗い工程は、前記弱循環工程の後に温水浸透工程を有し、前記温水浸透工程は、所定温度に加熱された洗濯水を前記循環ポンプにより洗濯水を循環し、前記循環ポンプによる洗濯水の循環量を前記弱循環工程の循環量より多く設定する請求項1から3のいずれか1項に記載の洗濯機。

技術分野

0001

本発明は、衣類等のつけおき洗いを行う洗濯機に関する。

背景技術

0002

従来、この種の洗濯機は、洗い工程において、給水手段にて給水された洗濯水温度や、洗濯槽投入された布量に応じて、温度範囲別の複数段階運転時間を設定する。洗濯槽内洗濯水温が所定温度以下の場合には、温水ヒータ通電し、洗濯水の温度を上昇させる。洗濯水温度が前記所定温度を超えると、温水ヒータへの通電を停止する。そして、洗濯水温度に応じて予め複数段階の運転時間が設定されており、洗濯水温度に応じた運転を行なう構成をしている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2012−170687号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記従来構成では、洗濯水温度が低い場合、洗濯水を温水ヒータにより温めながら循環ポンプ稼動させている。この構成では、洗濯水温度が低いほど所定温度に加熱するまでの加熱時間が長くなり、それに伴い循環ポンプの稼働時間も長くなることで、洗濯槽内の泡の過剰発泡の原因になる可能性がある。過剰発泡を防ぐために循環ポンプの稼動を抑えると、洗浄能力が制限されるという課題を有していた。

0005

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯水温度の条件によらず循環ポンプの稼動を抑えて、洗濯槽内の異常発泡と布傷みをふせぎつつ、安定した洗浄効果を実現できる洗濯機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯槽と、洗濯水温度を検知する温度検知手段と、洗濯水を加熱する加熱手段と、前記洗濯槽内の洗浄水循環させる循環水路と、前記洗濯槽内の洗浄水を循環水路に送水する循環ポンプと、前記洗濯槽内の布量を検出する布量検出手段と、洗い工程を実行する制御手段と、を備え、前記洗い工程は、前記循環ポンプにより所定温度の洗濯水を所定量循環する弱循環工程を有するものである。

0007

これにより、洗濯条件によらず、所定時間のみ、循環ポンプを稼動させることが可能なため、循環ポンプによる過剰な発泡を防ぎつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄能力を有することができる。

発明の効果

0008

本発明の洗濯機は、洗濯条件によらず、過剰な発泡と布傷みを防ぐとともに、安定した洗浄能力を実現することができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機概略構成
同ドラム式洗濯機のブロック図
同ドラム式洗濯機のフローチャート
同ドラム式洗濯機のゆり攪拌タイムチャート
(a)同ドラム式洗濯機の本発明の洗い工程の循環ポンプのタイムチャート、(b)同ドラム式洗濯機の他の洗い工程の循環ポンプのタイムチャート

実施例

0010

第1の発明は、洗濯槽と、洗濯水温度を検知する温度検知手段と、洗濯水を加熱する加熱手段と、前記洗濯槽内の洗浄水を循環させる循環水路と、前記洗濯槽内の洗浄水を循環水路に送水する循環ポンプと、前記洗濯槽内の布量を検出する布量検出手段と、洗い工程を実行する制御手段と、を備え、前記洗い工程は、前記循環ポンプにより所定温度の洗濯水を所定量循環する弱循環工程を有するものである。

0011

これにより、洗濯条件によらず、循環ポンプによる異常発泡を防ぎつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄能力を実現できる。

0012

第2の発明は、特に、第1の発明の弱循環工程は、前記温度検知手段で検知した初期洗濯水温度と、前記布量検出手段で検出した布量とに基づいて運転時間を決定するものである。

0013

これにより、洗濯条件によらず、循環ポンプによる異常発泡を防ぎつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄能力を実現できる。

0014

第3の発明は、特に、第1または第2の発明の洗い工程は、前記弱循環工程の前に洗濯水浸透工程を有し、前記洗濯水浸透工程は、洗濯水を加熱しながら前記循環ポンプにより洗濯水を循環し、前記循環ポンプによる洗濯水の循環量を前記弱循環工程の循環量より多く設定するものである。

0015

これにより、洗濯水を初期に浸透させることで、高い洗浄効果を実現することができる。

0016

第4の発明は、特に、第1から第3のいずれかの発明の洗い工程は、前記弱循環工程の後に温水浸透工程を有し、前記温水浸透工程は、所定温度に加熱された洗濯水を前記循環ポンプにより洗濯水を循環し、前記循環ポンプによる洗濯水の循環量を前記弱循環工程の循環量より多く設定するものである。

0017

これにより、洗濯条件によらず、循環ポンプによる異常発泡を防ぎつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄能力を実現できる。

0018

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

0019

(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の概略構成図、図2は、同ドラム式洗濯機のブロック図である。

0020

図1図2において、筐体1内には、水槽3がダンパ2等により弾性支持されている。水槽3内には、有底円筒状のドラム4が回転可能に設けられ、ドラム4の回転軸4aは、角度θで前上がりに傾斜して支持される。本実施の形態では、角度θは、例えば、5〜20度に設定している。水槽3底部には、洗濯水を加熱するための温水ヒータ18が配置される。

0021

筐体1の前面に開閉自在な扉27を設け、扉27を開くことにより、ドラム4の前面側に設けた開口部7から衣類を出し入れすることができる。

0022

ドラム4の周側面には、ドラム4の回転中心に向かって内方へ突出させた複数のバッフル5と、水槽3内と連通する多数の小孔6が設けられ、前面側には、衣類等の洗濯物(以下、衣類という)を出し入れする開口部7が設けられている。開口部7の周囲には、バランサ8が開口部7を取り囲むように環状に形成されており、バランサ8によりドラム4が回転する際に衣類の偏り等によって発生する振動を低減する。

0023

水槽3の後面には、ドラム4を回転駆動するモータ9が取り付けられている。モータ9は、ブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度を自在に変化させることができる。なお、モータ9がベルトを介してドラム4と連結される構成でも良い。

0024

給水手段である給水弁10は、給水配管11に設けられている。給水弁10から給水される洗濯水は、給水配管11に設けた洗剤を投入する洗剤ケース12を経て給水経路13を通り、給水口14から水槽3内に給水する。水槽3内に供給された洗濯水は、小孔6からドラム4内に流入する。

0025

水槽3の底部には、排水口17が設けられ、排水口17に排水経路16が接続されている。排水経路16には、排水手段である排水弁15が設けられ、水槽3内の洗濯水は、排水弁15により排水経路16を通して機外へ排出される。

0026

洗い工程時は、排水弁15を閉じ、循環ポンプ19を経由して循環経路20と排水経路16を連通し、循環ポンプ19を作動させて洗濯水を吐出口21よりドラム4内に吐出する。吐出口21は、水槽3の周方向に複数形成されている。

0027

制御手段22が筐体1内に設けられ、制御手段22は、モータ9、給水弁10、排水弁15、循環ポンプ19、温水ヒータ18等を駆動し、洗い、すすぎ脱水等の各工程を逐次制御する。

0028

制御手段22は、ドラム4内に投入された衣類の量を検知する布量検知手段23の出力と、水槽3内に給水された洗濯水の量を検知する水位検知手段24の出力と、ドラム4の駆動を検知する回転検知手段25の出力と、水槽3内に給水された洗濯水の温度を検知する水温検知手段26等の出力が入力される。

0029

水温検知手段26は、本実施の形態では、サーミスタにより構成し、水槽3の底部に設けた排水口17の近傍に設けている。水温検知手段26は、洗い工程の開始時に給水された洗濯水の温度を検知し、電気信号として制御手段22へ出力する。

0030

以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下、おしゃ着洗浄コースの制御について説明する。本おしゃれ着洗浄コースは、洗濯条件によらず循環ポンプによる異常発泡を防ぎつつ、安定した洗浄能力を実現できる。

0031

図3は、本発明の実施の形態におけるおしゃれ着洗浄コースのフローチャートで、洗い工程を主体的に記載したものである。図4は、同ドラム式洗濯機のゆり攪拌のタイムチャート、図5(a)は、同ドラム式洗濯機の本発明における洗い工程の循環ポンプのタイムチャート、図5(b)は、同ドラム式洗濯機の他の例を示す循環ポンプのタイムチャートである。

0032

図3において、まず、使用者がドラム4に衣類を投入してスタートする(ステップS1)。布量検知手段23にてドラム4内の布量を検知(ステップS2)し、操作表示部28に、布量に応じた水位と、水位の水量に対する洗剤量と、洗濯残時間が表示される(ステップS3)。

0033

表示された洗剤量が洗剤ケース12に投入されると(ステップS4)、給水弁10が動作して給水が始まり、洗剤ケース12内の洗剤とともに水道水が水槽3内に給水される(ステップS5)。

0034

ステップS5において、水温検知手段26により給水される水道水の温度を検出し、ステップS2で検出した布量に応じた水量と水道水の温度により洗い工程の運転時間を設定する。布量が多いほど供給される洗濯水が多く、洗濯水の温度を所定温度まで上昇させるのに時間がかかるため、洗い工程の運転時間は、布量が多いほど長く、布量が少ないほど短く設定される。また、水道水の温度が低いと、洗濯水の温度を所定温度まで上昇させるのに時間がかかるため、洗い工程の運転時間は、水道水の温度が低いほど長く、水道水の温度が高いほど短く設定される。このように、洗い工程の運転時間は、布量と水道水の温度の両方の組み合わせによって決定される。

0035

本実施の形態では、洗い工程の運転時間は、布量に応じた水量と水道水の温度によって設定しているが、給水前に水温検知手段26により水槽3内温度を検出し、水槽3内温度と、布量に応じた水量と、水道水の温度により洗い工程の運転時間を設定するようにしてもよい。

0036

この構成では、洗い工程の運転時間は、水槽3内温度の温度が低いと、洗濯水の温度を所定温度まで上昇させるのに時間がかかるため、水槽3内温度が低いほど長く、水槽3内温度が高いほど短く設定される。洗い工程の運転時間は、水槽3内温度と布量に応じた水量と水道水の温度の組み合わせによって決定される。

0037

水工程では、ドラム4内の洗濯物のバランスを良くし、洗剤の溶解を促進するために、ドラム4を低速で回転させる(ステップS6)。その後、洗濯物に浸透して低下した水位を補うための給水が行われる(ステップS7)。同時に、循環ポンプ19を間欠的に駆動し、水槽3内の洗濯水を循環水として水槽3の吐出口21よりドラム4内の洗濯物に向かって噴出する洗濯水浸透工程を行う。この洗濯水浸透工程の際の循環ポンプ19の単位時間当たりの流量は、次工程である弱循環工程(ステップS8)の単位時間当たりの流量よりも多く設定している。循環ポンプ19は、洗い工程、すすぎ工程で適宜駆動する。所定量の給水が終わると、弱循環工程に移行する(ステップS8)。

0038

弱循環工程(ステップS8)では、温水ヒータ18をONするための水位ランクに到達すると、温水ヒータ18をONする。弱循環工程における循環ポンプ19の単位時間当たりの流量は、温水浸透工程(ステップS11)の単位時間当たりの流量より少なく設定している。

0039

すなわち、弱循環工程(ステップS8)では、温水浸透工程(ステップS7)より低い回転数で循環ポンプ19の運転を行うか、温水浸透工程より少ない攪拌時限で循環ポンプ19の運転を行うか、またはその両方を行う。これにより、洗濯水を所定の温度まで上昇させる間、循環ポンプによる異常発泡を防ぎつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄能力を実現することが出来る。

0040

また、弱循環工程(ステップS8)では、ドラム4を略150度未満の角度で揺動させるゆり攪拌を主とし、間欠的にドラム4を1回転以上回転させるタンブル攪拌をする。

0041

ここで、タンブル攪拌は、衣類がドラム4の内壁張り付かない程度の回転数で行われる。すなわち、ドラム4の回転することで、バッフル5によって衣類が持ち上げられ、上部から下部へ落下する叩き洗いがされる回転数で行われる。

0042

ゆり攪拌は、衣類を叩き洗いしない程度の角度でドラム4を揺動させる攪拌であり、本実施の形態では、ドラム4を略150度未満の角度で揺動させる。

0043

図4は、本実施の形態のゆり攪拌の一例を示すタイムチャートであり、図4に示すように、ドラム4を一方に回転させて(図中時間a)モータ9を停止し、偏荷重となった衣類の自重によりドラム4を衣類が下方位置になる位置にドラム4を回転させる。所定時間(図中時間b)経過後、逆方向にドラム4を回転させて(図中時間a)モータ9を停止し、偏荷重となった衣類の自重によりドラム4を衣類が下方位置になる位置にドラム4を回転させる。

0044

ゆり攪拌は、これを繰り返す運転であり、循環ポンプ19の駆動と、ドラム4の揺動により、衣類に当たる洗濯水により衣類を揉み洗いし、衣類に加わる洗濯機械力を低減することができる。

0045

本実施の形態では、図4中のドラム4の回転時間aは、略一定であり、弱洗い工程において、運転時間の長さにかかわらず、ドラム4が揺動される回数とドラム4の回転時間aは略一定である。

0046

図4中の静止時間bは、布量と水道水の温度によって設定される弱洗い工程の運転時間によって変更される。すなわち、弱洗い工程の運転時間が長い場合には、静止時間bは運転時間に応じて長く設定され、弱洗い工程の運転時間が短い場合には、静止時間bは運転時間に応じて短く設定される。

0047

これにより、弱洗い工程の運転時間の長さにかかわらず、ドラム4が揺動される回数が一定となるため、衣類に加わる洗濯機械力をほぼ一定にすることができ、衣類へのダメージを一定にすることができる。

0048

図5(a)は、本実施の形態の洗い工程の一例を示すタイムチャートで、弱循環工程において循環ポンプ19の単位時間当たりの流量を少なく設定するとともに、ゆり攪拌のみを行う洗い工程を示している。

0049

水温上昇中の弱循環工程では、循環ポンプ19の単位時間当たりの循環量が温水浸透工程より少ないため、循環ポンプによる過剰な泡立てを防ぐことが出来る。また、ゆり攪拌のみを行うので、衣類に対する洗濯機械力を低減でき、衣類へのダメージを抑制できる。衣類は、揉み洗い状態となり、洗い工程の運転時間の長さにかかわらず、衣類に加わる洗濯機械力をほぼ一定にすることができ、衣類へのダメージを一定にすることができる。

0050

弱循環工程の後の温水浸透工程では、循環ポンプ19の単位時間当たりの循環量が弱循環工程より多いため、温水洗剤液をしっかり衣類に振り掛けることができるため、布傷みをさせずに高い洗浄力を有することができる。

0051

図5(b)は、本実施の形態の洗い工程の他の例を示すタイムチャートで、弱循環工程の前半に間欠的に循環ポンプ19の循環流量を高めている。循環ポンプ19の循環流量を高める前半部分の時間は一定とし、洗い工程の長短は、弱循環工程の後半で調整する構成である。弱循環工程の前半に循環ポンプ19の循環流量を高めることにより、衣類への洗
濯水の浸透を促し、洗浄性能を向上させ、かつ従来より泡立ちを抑えることができる。なお、弱循環工程の前半ではなく後半に、循環ポンプ19の回転数を上げた洗濯水浸透工程を行う構成も考えられる。その場合、後半に行うことで、洗濯水の温度が上がった状態で浸透工程を行うため、洗浄性能を向上させることができる。

0052

図5(a)、(b)に示すタイムチャートは、本実施の形態の洗い工程の例を示すものであり、本発明を限定するものではない。

0053

また、弱循環工程に替えて、循環ポンプ19を停止させる構成としてもよい。この構成では、循環ポンプが駆動しないため、洗濯水の泡立ちは発生せず、そのあとに行う温水浸透工程によって洗浄性能は確保される。

0054

水温検知手段26が洗濯水温度が所定温度以上になったことを検知する(ステップS10)と、温水浸透工程(ステップS11)へ移行する。本実施の形態では、所定温度は、37℃に設定している。例えば、皮脂は約37℃で90%が融解して液体となり、また、約37℃で洗剤酵素活性化するため、約37℃で弱循環工程から温水浸透工程へ移行することで、洗濯機械力を抑えて高い洗浄効果が期待できる。

0055

温水浸透工程(ステップS11)では、温水の効果で皮脂が効果的に落ちやすくなったところで循環ポンプを所定の回転数で稼動させ、間欠的にタンブル攪拌を行う。洗濯水温度が約40℃に到達すると、間欠的に温水ヒータをONし、約40℃を維持する(ステップS12)。

0056

温水浸透工程(ステップS11)を所定時間経過すると、洗い工程を終了する。

0057

次工程のすすぎ(1)工程(ステップS13)では、排水弁15が開き、水槽3内の水を排水した後、中間脱水が行われ、洗濯物に遠心力を与えることにより、水分を洗濯物から分離した後、洗いの水位まで給水し、モータ9を駆動し、洗濯物から洗濯液を出すためのすすぎ攪拌が開始される。

0058

所定時間、すすぎ攪拌を行った後、水槽3内の水を排水し、脱水を行ってすすぎ(1)工程を終了する。

0059

すすぎ(2)工程(ステップS14)、つまり最終すすぎ工程では、すすぎ(1)工程と同様に排水と中間脱水が行われ、それが終わった後に、すすぎ攪拌が開始される。

0060

すすぎ(2)工程(ステップS14)終了後、脱水工程(ステップS15)に移行する。

0061

脱水工程(ステップS15)では、すすぎ(2)工程終了後、排水弁15を開き、水槽3内の水を排水した後、モータ9を駆動させて、ドラム4を高速回転させ、洗濯物に遠心力を与えて、水分を洗濯物から分離することを所定時間行い、おしゃれ着洗浄コースが終了する。

0062

上述した本実施の形態は、ドラム式洗濯機に基づいて説明したが、縦型洗濯機に採用してもよい。縦型洗濯機において、おしゃれ着洗浄コースを行う際には、ゆり攪拌に替えて漬け置き洗い、または、洗濯槽を一方向へ高速で回転させる通過洗浄洗いを行い、また、タンブル攪拌に替えて洗濯槽を正逆反転させる反転攪拌を行うように構成してもよい。

0063

また、洗濯水の加熱手段としてヒータを用いているが、ヒータに替えて、IHなどの他
の加熱手段を用いてもよい。

0064

以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯水温や布量等の洗濯条件によらず、循環ポンプによる泡立ちを抑えつつ、布傷みをさせずに安定した洗浄を実現することが可能となるので、おしゃれ着コースや浸け置きコースを有する他の洗濯機等の用途にも適用できる。

0065

1筐体
2ダンパ
3水槽
4ドラム
5バッフル
6小孔
7 開口部
8バランサ
9モータ
10給水弁(給水手段)
11給水配管
12洗剤ケース
13給水経路
14 給水口
15排水弁(排水手段)
16排水経路
17 排水口
18温水ヒータ
19循環ポンプ
20循環経路
21吐出口
22 制御手段
23布量検知手段
26水温検知手段

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