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技術 顔面筋鍛錬具

出願人 株式会社MTG
発明者 松下剛
出願日 2018年9月7日 (2年9ヶ月経過) 出願番号 2018-167716
公開日 2020年3月19日 (1年2ヶ月経過) 公開番号 2020-039479
状態 未査定
技術分野 体操訓練用具
主要キーワード 両カバー片 機械組立 中空ボール 窪みの発生 外周曲面 両キャップ 充実体 タップネジ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

顔面筋を効率よく鍛錬できる顔面筋鍛錬具を提供すること。

解決手段

口唇によって銜持される銜持部12の前端部には、弾性変形可能にした延出部13を連結している。この延出部13は線状をなして細長く、銜持部12は延出部13より厚く、かつ幅広く、ほぼ楕円柱状をなしている。延出部13の先端には負荷付与部14が設けられている。銜持部12を銜えて上下に動かすことにより、延出部13及び負荷付与部14の振動によって顔面筋の主として口輪筋に負荷が作用し、顔面筋を鍛錬することができる。

概要

背景

この種の顔面筋鍛錬具が、特許文献1において開示されている。この特許文献1の顔面筋鍛錬具は、ばね板基端マウスピース部を形成し、ばね板の先端に結合部を設け、その結合部に対して棒体を支持した構成である。使用に際しては、マウスピース部を上歯と下歯とで挟んで、下唇でマウスピース部の下面を押し上げ上唇でマウスピース部の上面を押し下げる。これを交互に繰り返すことにより、ばね板が上下に揺動して顔面筋である表情筋が鍛えられるとしている。

概要

顔面筋を効率よく鍛錬できる顔面筋鍛錬具を提供すること。口唇によって銜持される銜持部12の前端部には、弾性変形可能にした延出部13を連結している。この延出部13は線状をなして細長く、銜持部12は延出部13より厚く、かつ幅広く、ほぼ楕円柱状をなしている。延出部13の先端には負荷付与部14が設けられている。銜持部12を銜えて上下に動かすことにより、延出部13及び負荷付与部14の振動によって顔面筋の主として口輪筋に負荷が作用し、顔面筋を鍛錬することができる。

目的

本発明の目的は、顔面筋に対する鍛錬機能を向上できる顔面筋鍛錬具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

口唇によって銜持される銜持部と、その銜持部から前方に配置され、弾性変形可能にした延出部とを備えた顔面筋鍛錬具

請求項2

前記銜持部を前記延出部より幅広に、かつ厚くした請求項1に記載の顔面筋鍛錬具。

請求項3

前記延出部には、その延出部の幅及び厚さのうちの少なくとも一方より大きな寸法の負荷付与部を設けた請求項2に記載の顔面筋鍛錬具。

請求項4

前記延出部をコイルスプリングによって構成した請求項3に記載の顔面筋鍛錬具。

請求項5

前記コイルスプリングの基端部に前記銜持部のコアを固定するとともに、先端部に前記負荷付与部のコアを固定し,前記両コア及び延出部をエラストマによって被覆した請求項4に記載の顔面筋鍛錬具。

請求項6

前記銜持部の前記延出部側の端部には、前記銜持部の銜え時において口唇の前面に対向するストッパを設けた請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の顔面筋鍛錬具。

技術分野

0001

本発明は、口唇で銜えた状態における顔の上下方向の往復動作によって口輪筋などの顔面筋鍛錬するようにした顔面筋鍛錬具に関するものである。

背景技術

0002

この種の顔面筋鍛錬具が、特許文献1において開示されている。この特許文献1の顔面筋鍛錬具は、ばね板基端マウスピース部を形成し、ばね板の先端に結合部を設け、その結合部に対して棒体を支持した構成である。使用に際しては、マウスピース部を上歯と下歯とで挟んで、下唇でマウスピース部の下面を押し上げ上唇でマウスピース部の上面を押し下げる。これを交互に繰り返すことにより、ばね板が上下に揺動して顔面筋である表情筋が鍛えられるとしている。

先行技術

0003

特開2010−264132号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1の顔面筋鍛錬具においては、マウスピース部がばね板の基端に位置する板状のものであるとともに、マウスピース部を上歯と下歯とにより噛むようにして挟むものであるため、口唇を大きく開く必要がない。そして、前記のように、顔面筋鍛錬具を上下動させるために、上唇と下唇とを交互に上下させれば、顔面筋鍛錬具は上歯と下歯とによって噛まれた部分を支点にして上下動される。このため、顔面筋鍛錬具は小さな力で容易に上下動されて、顔面筋に対する負荷は大きくない。しかも、顔面筋鍛錬具の上下動にともなって板ばねが変形しながら先端側が揺動するが、その揺動の方向は板ばねの厚さ方向であって、左右方向には変形しない。よって、使用者に対しては、左右方向への負荷がほとんど作用しない。従って、特許文献1の顔面筋鍛錬具においては、口唇を大きく開く必要性がないことと相俟って使用者に対して十分な負荷を与えることができないため、顔面筋の鍛錬機能が低いものである。

0005

本発明の目的は、顔面筋に対する鍛錬機能を向上できる顔面筋鍛錬具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記の目的を達成するために、本発明は、口唇によって銜持される銜持部と、その銜持部から前方に延出され、弾性変形可能にした延出部とを備えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、顔面筋鍛錬具の使用に際しては、銜持部が口唇によって銜えられるものであるため、銜持部の銜持に際しては、口唇を上下に大きく開く必要がある。このため、顔面筋,主として口輪筋に対する負荷が大きくなって、高い鍛錬効果を得ることができる。また、延出部が前方に延出されているため、その延出部は、上下だけではなく、左右方向にも自由に振動しようとする。従って、使用者は、通常の鍛錬動作においては、延出部の上下及び左右の振動をコントロールして、上下方向に振動するように規制する必要がある。よって、この規制動作を要するため、使用者には、さらなる負荷が作用し、その結果、さらに高い鍛錬効果を期待できる。また、前記のように、延出部が上下及び左右に自在に振動できるため、延出部及び負荷付与部を左右に振動させたり、回転させたりすれば、口輪筋以外の笑筋頬筋咬筋オトガイ筋などの各種の顔面筋を有効に鍛錬できる。

0007

ところで、延出部は、湾曲するように弾性変形されるものであり、延出部及び負荷付与部を連続的に往復動作させて、延出部が湾曲変形されることを振動とする。

発明の効果

0008

以上のように、本発明によれば、顔面筋に対して高い鍛錬作用を付与できるという効果を発揮する。

図面の簡単な説明

0009

顔面筋鍛錬具の使用状態を示す斜視図。
顔面筋鍛錬具の斜視図。
顔面筋鍛錬具の側面図。
顔面筋鍛錬具の背面図。
顔面筋鍛錬具の前方から見た分解斜視図。
顔面筋鍛錬具の後方から見た一部分解斜視図。
装飾部材を裏面側から見た斜視図。
顔面筋鍛錬具の一部省略断面図。
顔面筋鍛錬具を図8とは異なる部分で切断した一部省略断面図。
顔面筋鍛錬具の一部を断面にして示す側面図。
延出部の断面図。
ウェイトの平面図。
ウェイトの背面図。
変更例を示す模式図。

実施例

0010

図1図3に示すように、本実施形態の顔面筋鍛錬具11は、使用者の口唇によって銜えられる銜持部12と、基端部において銜持部12に連結配置されて、銜持部12から前方に向かって細く延出された延出部13と、延出部13の先端部に位置する負荷付与部14とを備えている。銜持部12,延出部13及び負荷付与部14は、それらの中心が一軸線α上に位置している。図8及び図9に示すように、銜持部12,延出部13及び負荷付与部14の外周には、その外周を一体に覆うエラストマよりなる被覆層15が設けられている。

0011

また、図2及び図5に示すように、実施形態の顔面筋鍛錬具11は、銜持部12を着脱可能に覆うためのカバー16を備えている。
以下に、各部の構成を詳細に説明する。

0012

図3図5及び図6に示すように、前記銜持部12は、硬質合成樹脂よりなるコア21と、そのコア21の後部側の装着部20に着脱可能に外嵌されたエラストマよりなるマウスピース22とによって構成されている。なお、本実施形態においては、図3の右側を前方、左側を後方とし、図4及び図11の左側を左方、右側を右方とし、前記一軸線αの延びる方向を軸線方向する。コア21上の前記被覆層15は、装着部20を除いた部分を覆っているが、一部がマウスピース22の前部と重なる。図4に示すように、銜持部12を後部側から見た形状は、上下両面の曲率が小さく、両側の曲率が大きいほぼ楕円形状をなしている。そして、銜持部12は、上下両面の曲率の小さい部分に使用者の上下のが当てられて、使用者に銜えられる。

0013

図3及び図4に示すように、前記マウスピース22の外周には、軸線方向に相互間隔をおいた3箇所にほぼ円形の襞状凸部23,24,25が形成され、前側の襞状凸部23,24間に口唇によって銜えられる環状凹部26が形成されている。3箇所の襞状凸部23,24,25のうち、前端の襞状凸部23が他の襞状凸部23,24より大径になって高く形成されており、この高く形成された襞状凸部25をストッパとしての大径凸部23とする。そして、使用者が銜持部12を銜えたときに、この大径凸部23が使用者の口唇の前面に対向する。大径凸部23の上下の頂部はほぼ直線状をなす平坦部27になっている。図6及び図10に示すように、前記装着部20の後端には突起28が形成されるとともに、マウスピース22の内奥部には凹部29が形成されており、装着部20に対するマウスピース22の装着時に突起28と凹部29とが嵌り合うようになっている。

0014

図5及び図10に示すように、前記延出部13の本体は、金属線材を隙間なく螺旋ピッチ巻回しコイルスプリング31により構成されており、このコイルスプリング31の基端部が前記コア21の軸心部に埋設されている。前記被覆層15はコイルスプリング31の外周を覆っている。コイルスプリング31の内腔部にはエラストマよりなる芯材32が充填されている。従って、延出部13はコイルスプリング31,芯材32及び被覆層15の弾性に抗して長さ方向と交差する方向に湾曲することにより振動可能である。被覆層15は、その上下両面に平面部151が形成されるとともに、左右両側面には膨らんだ形状の曲面部152が形成されて、延出部13が全体として左右方向に比して上下方向に扁平な断面形状をなしている。

0015

図5図8及び図9に示すように、前記負荷付与部14は、延出部13の幅及び厚さを超える寸法で、全体として球形状に形成されている。前記コイルスプリング31の先端部には負荷付与部14の骨格を形成する硬質合成樹脂製のほぼ球状のコア36が取り付けられている。このコア36は、半割状の一対のコア片361,362により構成されており、一方のコア片361の基端部にコイルスプリング31の先端部の径方向の半部がインサート成形により埋設されている。そして、一方のコア片361の縁部に形成した嵌合溝39に他方のコア片362の縁部に形成した突条40が嵌合されて、両コア片361,362が相互に連結されている。前記被覆層15はコア36の外周を覆っている。

0016

図5図8及び図9に示すように、一方のコア片361の内部には柱状部48が形成されており、この柱状部48には一対のタップ孔41が形成されている。他方のコア片362には凹部42が形成されており、その底壁43に前記タップ孔41と対応する挿通孔(図示しない)が形成されている。そして、その挿通孔を通るタップネジ44がタップ孔41内に切り込み状態で螺入されることにより、タップネジ44により両コア片361,362が連結状態で固定されている。前記凹部42内には、キャップ45が嵌合されている。一方のコア片361のコイルスプリング31を臨む位置には、インサート成形時の樹脂収縮によるヒケを防止するための肉盗み用の開口46が形成されており、その開口46にはキャップ47が嵌められている。前記両キャップ45,47の外周面はコア片361,362の外周面と同一曲面を形成している。

0017

図5図8及び図9に示すように、コア片361の内部には、補強機能を有する区画壁51及び区画壁52がそれぞれ軸線αと交差する方向の面及び軸線αと平行な方向の面に沿って形成されており、この区画壁51,52により軸線α位置の両側に部屋53が形成されている。この両部屋53間に金属製のウェイト33が設けられている。すなわち、図12及び図13に示すように、このウェイト33は、一対の脚55と、両脚55間に位置する架設部56とよりなり、脚55が部屋53内に収容されるとともに、架設部56が部屋53間を跨いでいる。そして、ウェイト33の脚55は前記区画壁52に当接されるとともに、前記柱状部48と他の区画壁51に形成した突起49との間に挟まれている。前記架設部56は両コア片361,362の区画壁57,54によって上下から挟持されている。これによって、ウェイト33のガタ付きが防止されている。このウェイト33は、負荷付与部14の負荷を顔面筋の鍛錬に適した所要の値にするためのものである。

0018

図8及び図9に示すように、前記コア36において延出部13とは反対側の位置における軸線α上の位置には開口61が形成されており、この開口61にはコア36上の被覆層15の外周曲面と同一曲面を形成する装飾部材62が嵌められている。この装飾部材62の外側面中央部には商品名や会社名などを記した記載部60が設けられている。図7図9に示すように、装飾部材62の内側の外縁部には複数の爪部63が突出されており、この爪部63が前記開口61の内縁部に係合して、装飾部材62が固定されている。装飾部材62の内面中心には、筒部64が突出形成されており、この筒部64の外周面には板状の突条65が形成されている。そして、この筒部64が区画壁52間において区画壁51に形成した凹部66に嵌入されるとともに、突条65が凹部66に連続する溝部67に係合して、装飾部材62の軸線αを中心とした回転方向位置決めがなされている。このため、前記記載部60の記載方向の向きが前記銜持部12の上下の向き(前記平坦部27が上下に位置する)と一致するようになっている。

0019

図5及び図10に示すように、コイルスプリング31の外周面の複数箇所には肉厚の薄い合成樹脂よりなるリング状の複数の保持体34が巻回されている。この保持体34は、コイルスプリング31の両端にコア前記コア21及びコア片361をインサート成形する際に、金型のコイルスプリング31を保持する部分と当接するためのもので、この当接により、コイルスプリング31が振動したり、移動したりすることなく、定位置に保持される。

0020

図2及び図6に示すように、前記カバー16は、ヒンジ71を介して開閉可能にしたほぼカップ状をなす一対の半透明カバー片72,73を有し、一方のカバー片72には、他方のカバー片73の段部74に係合して両カバー片72,73を閉鎖状態に保持する爪部75が形成されている。

0021

以上のように構成された顔面筋鍛錬具11においては、コイルスプリング31の内部にエラストマよりなる芯材32が射出成形によって充填される。
次に、このようにしたコイルスプリング31の両端部に銜持部12のコア21及び負荷付与部14の一方のコア片361がインサート成形される。その後、前記コア片361の内部にウェイト33が組み込まれて、その状態で、コア片361に別のコア片362がタップネジ44によって固定されるとともに、コア片362の凹部42及びコア片361の開口46にキャップ45,47が嵌合されて、全体としてほぼ球状をなすコア36が構成される。

0022

その後、両コア21,36及びコイルスプリング31の外周に被覆層15が射出成形される。
そして、負荷付与部14のコア36の開口61に装飾部材62が取り付けられる。また、別の成形工程において成形されたマウスピース22が銜持部12の装着部20に外嵌される。そして、マウスピース22を覆うように銜持部12にカバー16が取り付けられる。

0023

次に、以上のように構成された実施形態の顔面筋鍛錬具11の使用方法について説明する。
顔面筋鍛錬具11の不使用状態においては、マウスピース22を覆うように、銜持部12にカバー16が取り付けられている。従って、顔面筋鍛錬具11の保管携行に際して、口唇で銜えられるマウスピース22を保護して清潔に保つことができる。

0024

この顔面筋鍛錬具11を用いて口輪筋などの顔面筋を鍛錬する場合には、カバー16が取り外され、図1に示すように、マウスピース22の環状凹部26が使用者の口唇によって銜えられ、大径凸部23が口唇の前側に当てられる。この状態では、顔面筋鍛錬具11が片持ち状態になるため、この段階で使用者の顔面筋に負荷が作用する。そして、マウスピース22を銜えた状態で、使用者が顔を上下に往復動させれば、口唇に対して主として負荷付与部14の荷重が作用した状態で、延出部13の弾性変形をともないながら、延出部13及び負荷付与部14が上下に振動される。これによって、口唇を介して顔面筋に負荷が付与されて、顔面筋が鍛錬される。そして、この場合、マウスピース22が楕円形に形成されているため、口唇を丸く上下に開いた状態でマウスピース22を銜える必要がある。このことにより、特に、口唇の周囲の口輪筋に高い負荷が作用する。従って、口輪筋を有効に鍛錬できるとともに、口輪筋は笑筋などの他の表情筋にもつながっているため、結果として、顔面筋のほぼ全体を鍛錬できる。

0025

この場合、延出部13は上下左右のいずれの方向にも自在に変形し得るため、使用者は、マウスピース22が口唇から外れたり、鍛錬効果が低い左右方向に振動したりしないように、マウスピース22を強い銜持力で適切に銜えて、負荷付与部14の振動方向を規制しながら動作する必要がある。この結果、使用者に対してさらに負荷が作用して、鍛錬効果が倍加する。

0026

顔面筋の鍛錬を中断したり、終了したりして、顔面筋鍛錬具11を、図3に示すように、カバー16を外した状態で、例えばテーブルなどの上面100に銜持部12の平坦部27と負荷付与部14とにおいて一時的に置くことがある。この場合、銜持部12の平坦部27を有する大径凸部23が最も外方に突出している。このため、銜持部12のマウスピース22の銜えられる部分が前記上面100などに接触することはない。従って、この状態においても、口唇で銜えられる部分を清潔に保つことができる。

0027

本実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(1)マウスピース22が楕円柱状をなして、延出部13より幅広に、かつ厚く形成されているため、マウスピース22を口唇によって銜えるためには、口を大きく開ける必要があって、使用者に大きな負担がかかる。この大きな負荷によって、顔面筋,特に口輪筋に対して高い鍛錬効果を与えることができる。

0028

(2)口輪筋をはじめとする顔面筋の鍛錬のためには、延出部13及び負荷付与部14の振動方向が、左右方向よりも、上下方向ほうが好ましい。本実施形態においては、延出部13が全体として左右方向に比して上下方向に扁平な断面形状をなしているため、延出部13は左右方向には変形しにくいが、上下方向には湾曲変形しやすく、その結果、延出部13及び負荷付与部14は上下方向に振動しやすい。従って、顔面筋鍛錬具11の使用者が初心者であっても、顔面筋鍛錬具11の有効な使用方法を容易にマスターして、高い鍛錬効果を得ることができる。

0029

(3)また、延出部13を上下方向及び左右方向に自在に湾曲変形させることも可能であるため、延出部13及び負荷付与部14を意図的に左右に振動させたり、回転させたりすれば、口輪筋だけではなく、笑筋,頬筋,咬筋、オトガイ筋などの各種の顔面筋を有効に鍛錬できる。この場合、銜え持つ部分が板状であると、使用者の口角に局部的な負担がかかって、継続動作が困難になるが、本実施形態の顔面筋鍛錬具11においては、銜持部12が円柱形状であるため、このようなおそれはない。

0030

(4)延出部13の湾曲変形をともなう負荷付与部14の振動に際しては、延出部13のコイルスプリング31の湾曲方向の内側においては、金属線材の螺旋ピッチを介して隣接する部分が位置ずれし、湾曲方向の外側においては、金属線材の隣接する部分がその間のピッチが広がるように変形する。従って、コイルスプリング31の撓み量が多くても金属線材の変形量はわずかであるため、金属線材には大きな物理的応力は作用しない。この結果、金属線材を長期間にわたって折れたり、塑性変形したりすることなく使用できて、高い耐久性を得ることができる。

0031

(5)コイルスプリング31の内部にエラストマよりなる芯材32が充填されているため、この芯材32がコイルスプリング31とともに延出部13の弾力性の担時に寄与する。従って、コイルスプリング31を形成する金属線材として線径が小さく細いものを使用できて、部品コスト面において有利である。また、被覆層15の成形に際して、被覆層15を構成する溶融状態のエラストマがコイルスプリング31の内腔部内に侵入することを芯材32によって回避できる。このため、被覆層15の外表面が内腔部内への侵入部において窪んだり、コイルスプリング31の弾力性が部分的に異なったりすることを防止できる。被覆層15の外表面が窪んだ場合は、外観が低下し、コイルスプリング31の弾力性が部分的に異なる場合は、延出部13の湾曲動作不規則になって使いにくくなるおそれがある。実施形態の顔面筋鍛錬具11においては、このようなおそれはない。

0032

(6)銜持部12の前端部に大径凸部23が形成されているため、その大径凸部23に口唇の外側を当てることにより、顔面筋鍛錬具11が使用者の口腔の奥側へ移動することを規制できる。このため、顔面筋鍛錬具11の銜持部12を安定状態で銜えることができて、使いやすいものとなる。また、顔面筋鍛錬具11をカバー16なしの状態でテーブルの上面100などに置いても、銜持部12の銜えられる部分をテーブルの上面100などに接することを防止できて、清潔さを保つことができる。

0033

(7)負荷付与部14内のウェイト33が区画壁52を跨いで区画壁51と柱状部48との間において前後から挟まれるとともに、上下の区画壁54,57間において挟まれる。このため、負荷付与部14が振動しても、ウェイトのガタ付きを防止できて、顔面筋鍛錬具11として、不快な使用感を回避して高級な使用感を得ることができる。

0034

(8)ウェイト33は、インサート成形されることなく、コア片361,362の組み付けによって機械組立的に組み込まれている。従って、ウェイト33をインサート成形する場合とは異なり、インサート成形用の金型の形状に拘束されることはなく、ウェイト33として、重量の異なるものを複数種用意しておけば、それらのなかから、意図する負荷に合致するものを選択できる。よって、顔面筋鍛錬具11として、負荷付与部14による負荷のランクを複数種類設定できる。その結果、使用者に対して鍛錬レベルの異なる複数の選択肢を提供することが可能になる。

0035

(9)装飾部材62の突条65とコア36の溝部67とにより、カバー16の組み付け位置を規定して、装飾部材62の記載部60と銜持部12とを所定の位置関係に保つようになっている。従って、使用者は記載部60の向きに従って、銜持部12の銜える向きを認識できて、使いやすいものとなる。

0036

(10)一方のコア片361には、ヒケ防止のための開口46が設けられている。従って、コア片361のヒケによる変形を防止できて、被覆層15の窪みの発生を回避でき、高い外観品質を得ることができる。

0037

(11)コイルスプリング31の外周に保持体34が設けられているため、コイルスプリング31の両端に対するコア21,36の成形に際して、コイルスプリング31が所定位置から移動したり、振動したりすることを避けることができる。従って、コイルスプリング31に対してコア21,36を正確な位置関係を保つように成形できて、前記と同様に、高い外観品質を得ることができる。

0038

(12)銜持部12のコア21とマウスピース22との対接部に、互いに嵌り合う突起28と凹部29とを設けたことにより、例えば、異なる種類の顔面筋鍛錬具11のマウスピース22の誤組付けを防止できる。

0039

(変更例)
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化することも可能である。

0040

・コイルスプリング31の内腔部の芯材32を省略すること。
・コイルスプリング31に代えて直線状の線ばねを用いること。この線ばねは、金属製でも、合成樹脂製でもよい。

0041

・コイルスプリング31の巻回ピッチを疎にして、コイルスプリング31を構成する金属線材を芯材32の外周に巻きつけるようにして製造したり、芯材32の外周にコイルスプリング31を被せるようにして外嵌めしたりすること。

0042

・延出部13の断面形状を円形にすること。この構成においては、延出部13が上下左右に自在に湾曲変形される。従って、顔面筋の鍛錬に際しては、延出部13の湾曲方向が上下方向になるように、延出部13及び負荷付与部14の動きを規制することが好ましい。このため、使用者は、銜持部12を強く銜えて、左右方向の動きを規制する必要がある。この規制動作のために、使用者に大きな負荷が作用して、使用者は、高い鍛錬効果を得ることができる。

0043

図11に2点鎖線で示すように、延出部13の断面形状を楕円形にすること。
図14に示すように、複数本のコイルスプリング31を左右方向に並設すること。このように構成しても、延出部13を左右方向よりも上下方向に変形しやすくすることができる。

0044

・銜持部12の前端部に湾曲変形しにくい剛体を連結するとともに、その剛体に前方に向かう延出部13を形成すること。この構成においては、延出部13の振幅固有振動数の調節に適する。

0045

・延出部13を、銜持部12及び負荷付与部14を被覆する被覆層15によって構成し、コイルスプリング31や芯材32を省略すること。つまり、銜持部12及び負荷付与部14を被覆する被覆層15と一体の線状の延出部13を構成すること。この構成においては、被覆層15を構成するエラストマとして弾性及び靭性が高いものを使用する。

0046

・負荷付与部14の構成を変更すること。例えば、コア36をウェイト33が埋設されるようにインサート成形したり、負荷付与部14の内部のウェイト33を省略したりすること。負荷付与部14のウェイト33を省略した場合は、負荷付与部14のコア36の重量や被覆層15などの重量が主として負荷付与作用を果たすことになる。また、負荷付与部14として合成樹脂製の充実体継ぎ目のない中空ボール形状のものを用いること。

0047

・負荷付与部14として、延出部13より幅(横方向寸法)が広い板状に形成されたものとすること。あるいは、延出部13より厚さ(縦方向寸法)が厚い板状に形成されたものとすること。

0048

・負荷付与部14を延出部13の長さ方向の中間部に設けること。
・負荷付与部14を省略すること。この構成においては、延出部13が負荷付与部14の機能を兼ねることになるため、延出部13として負荷付与のために十分な荷重を備える必要がある。

0049

11…顔面筋鍛錬具、12…銜持部、13…延出部、14…負荷付与部、15…被覆層、16…カバー、21…コア、22…マウスピース、31…コイルスプリング、32…芯材、33…ウェイト、36…コア、60…記載部、62…装飾部材。

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