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技術 作業車両

出願人 井関農機株式会社
発明者 神谷寿高橋学
出願日 2018年9月11日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-170004
公開日 2020年3月19日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-039303
状態 未査定
技術分野 移植機(1)(主として畑作用) 田植機の機枠 車両用車体構造 施肥
主要キーワード 後側長辺 中心リブ センシング値 稼働位置 樹脂ブッシュ 角チューブ 指示機構 リアステップ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

施肥装置を備えながらリアステップ作業スペースとして確保することのできる作業車両を提供すること。

解決手段

圃場走行可能な走行車体と、走行車体の後部に連結される作業装置とを備える。走行車体は、前輪および後輪と、前輪と後輪との間に配設されたエンジンと、エンジンを覆うとともに、操縦座席取付けられたエンジンカバー部と、エンジンカバー部の後側部に形成されたリアステップ部とを有し、回転支軸を介して上下方向へ回動可能な第1の車体カバーと、第1の車体カバーとは別体に形成され、操縦部が設けられたフロア部およびフロア部の左右に形成されたフロントステップ部を有する第2の車体カバーと、リアステップ部よりも下方に配置された施肥装置とを備える。

概要

背景

従来、圃場走行可能な走行車体と、走行車体の後部に連結される作業装置とを備える作業車両として、たとえば圃場へ植付け等を行う苗移植機がある。かかる苗移植機の中には、圃場に肥料を施す施肥装置を備えたものが知られている。一般に、苗移植機の走行車体は、リアステップが形成された車体カバーを備えており、施肥装置は、リアステップよりも上方に配置されている(例えば、特許文献1を参照)。

概要

施肥装置を備えながらリアステップを作業スペースとして確保することのできる作業車両を提供すること。走圃場を走行可能な走行車体と、走行車体の後部に連結される作業装置とを備える。走行車体は、前輪および後輪と、前輪と後輪との間に配設されたエンジンと、エンジンを覆うとともに、操縦座席取付けられたエンジンカバー部と、エンジンカバー部の後側部に形成されたリアステップ部とを有し、回転支軸を介して上下方向へ回動可能な第1の車体カバーと、第1の車体カバーとは別体に形成され、操縦部が設けられたフロア部およびフロア部の左右に形成されたフロントステップ部を有する第2の車体カバーと、リアステップ部よりも下方に配置された施肥装置とを備える。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、施肥装置を備えながらリアステップを作業スペースとして確保することのできる作業車両を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

圃場走行可能な走行車体と、前記走行車体の後部に連結される作業装置と、を備え、前記走行車体は、前輪および後輪と、前記前輪と前記後輪との間に配設されたエンジンと、前記エンジンを覆うとともに、操縦座席取付けられたエンジンカバー部と、当該エンジンカバー部の後側部に形成されたリアステップ部とを有し、回転支軸を介して上下方向へ回動可能な第1の車体カバーと、前記第1の車体カバーとは別体に形成され、操縦部が設けられたフロア部および当該フロア部の左右に形成されたフロントステップ部を有する第2の車体カバーと、前記リアステップ部よりも下方に配置された施肥装置と、を備えることを特徴とする作業車両

請求項2

前記施肥装置は、前記エンジンの後方に配置されるとともに、前記走行車体のメインフレームリフトアームを介して回動自在に設けられることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。

請求項3

前記施肥装置は、前記リアステップ部よりも下方の稼働位置と、当該稼働位置よりも前記操縦座席の背もたれ部に近接した肥料補充位置との間を昇降することを特徴とする請求項2に記載の作業車両。

請求項4

前記施肥装置は、肥料を貯留するホッパと、前記ホッパに貯留された前記肥料を繰り出す繰出部と、前記繰出部を駆動するとともに、前記リフトアームを駆動可能な駆動部と、を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の作業車両。

請求項5

前記施肥装置は、前記第1の車体カバーの前記リアステップ部の内側に配設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車両。

請求項6

前記施肥装置は、前記第1の車体カバーの前記リアステップ部の両側にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車両。

請求項7

前記回転支軸は、前記施肥装置の後方に位置することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の作業車両。

技術分野

0001

本発明は、作業車両に関する。

背景技術

0002

従来、圃場走行可能な走行車体と、走行車体の後部に連結される作業装置とを備える作業車両として、たとえば圃場へ植付け等を行う苗移植機がある。かかる苗移植機の中には、圃場に肥料を施す施肥装置を備えたものが知られている。一般に、苗移植機の走行車体は、リアステップが形成された車体カバーを備えており、施肥装置は、リアステップよりも上方に配置されている(例えば、特許文献1を参照)。

先行技術

0003

特開2003−252248号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に開示されているように、リアステップよりも上方に施肥装置が設けられた苗移植機では、リアステップを作業スペースとして利用することが難しくなる。したがって、たとえば苗補充作業を行う際に、施肥装置が作業の妨げになるおそれがある。

0005

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、施肥装置を備えながらリアステップを作業スペースとして確保することのできる作業車両を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の作業車両(1)は、圃場を走行可能な走行車体(2)と、前記走行車体(2)の後部に連結される作業装置(50)とを備える。前記走行車体(2)は、前輪(4)および後輪(5)と、前記前輪(4)と前記後輪(5)との間に配設されたエンジン(10)と、前記エンジン(10)を覆うとともに、操縦座席(28)が取付けられたエンジンカバー部(261)と、当該エンジンカバー部(261)の後側部に形成されたリアステップ部(262)とを有し、回転支軸(6)を介して上下方向へ回動可能な第1の車体カバー(111)と、前記第1の車体カバー(111)とは別体に形成され、操縦部(30)が設けられたフロア部(263)および当該フロア部(263)の左右に形成されたフロントステップ部(264)を有する第2の車体カバー(112)と、前記リアステップ部(262)よりも下方に配置された施肥装置(7)と、を備えることを特徴とする。

0007

請求項2に記載の作業車両(1)は、請求項1において、前記施肥装置(7)は、前記エンジン(10)の後方に配置されるとともに、前記走行車体(2)のメインフレーム(20)にリフトアーム(77)を介して回動自在に設けられることを特徴とする。

0008

請求項3に記載の作業車両(1)は、請求項2において、前記施肥装置(7)は、前記リアステップ部(262)よりも下方の稼働位置(P1)と、当該稼働位置(P1)よりも前記操縦座席(28)の背もたれ部(28a)に近接した肥料補充位置(P2)との間を昇降することを特徴とする。

0009

請求項4に記載の作業車両(1)は、請求項2または3において、前記施肥装置(7)は、肥料を貯留するホッパ(71)と、前記ホッパ(71)に貯留された前記肥料を繰り出す繰出部(72)と、前記繰出部(72)を駆動するとともに、前記リフトアーム(77)を駆動可能な駆動部(700)と、を備えることを特徴とする。

0010

請求項5に記載の作業車両(1)は、請求項1から4のいずれか一項において、前記施肥装置(7)は、前記第1の車体カバー(111)の前記リアステップ部(262)の内側に配設されていることを特徴とする。

0011

請求項6に記載の作業車両(1)は、請求項1から4のいずれか一項において、前記施肥装置(7)は、前記第1の車体カバー(111)の前記リアステップ部(262)の両側にそれぞれ配設されていることを特徴とする。

0012

請求項7に記載の作業車両(1)は、請求項1から6のいずれか一項において、前記回転支軸(6)は、前記施肥装置(7)の後方に位置することを特徴とする。

発明の効果

0013

請求項1に記載の作業車両によれば、リアステップ上に作業スペースを確保することができ、たとえば、施肥装置が邪魔になることなく苗の補充作業などを行うことができる。

0014

請求項2に記載の苗移植機によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、施肥装置への肥料補充を容易に行うことができる。

0015

請求項3に記載の苗移植機によれば、請求項1および2に記載の発明の効果をより高めることができる。

0016

請求項4に記載の苗移植機によれば、請求項2または3に記載の発明の効果に加えて、駆動部を共用できるため、部品点数を減じることができ、軽量化やコストダウンに寄与することができる。

0017

請求項5に記載の苗移植機によれば、請求項1から4のいずれかに一項に記載の発明の効果に加えて、3つ以上の施肥装置を設けることが容易となる。

0018

請求項6に記載の苗移植機によれば、請求項1から4のいずれかに一項に記載の発明の効果に加えて、サイド施肥機仕様に容易に対応することができる。

0019

請求項7に記載の苗移植機によれば、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、エンジンのメンテナンスも容易に行うことができる。

図面の簡単な説明

0020

図1は、実施形態に係る苗移植機の平面図である。
図2は、同上の苗移植機の側面図である。
図3は、同上の苗移植機の第1の車体カバーの回動状態を示す説明図である。
図4は、同上の苗移植機の要部を示す側面視による説明図である。
図5は、同上の苗移植機が備える施肥装置の駆動機構の構成要素を示すブロック図である。
図6は、他の実施形態に係る苗移植機の平面図である。

実施例

0021

以下に、本発明の実施形態に係る苗移植機について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、実施形態に係る苗移植機の平面図、図2は、同苗移植機の苗移植機の側面図であるである。なお、以下の説明においては、苗移植機1の前後、左右の方向基準は、作業者着座する操縦座席28からみて、走行車体2の走行方向を基準とする。また、以下では苗移植機全体を指して機体と呼ぶ場合がある。

0022

また、下記実施形態における構成要素には、当業者置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

0023

図1および図2に示すように、本実施形態に係る苗移植機1は、圃場を走行可能な走行車体2と、走行車体2の後部に連結される作業装置としての苗植付部50とを備える。

0024

走行車体2は、図2に示すように、それぞれ左右一対の前輪4および後輪5と、前輪4と後輪5との間に配設されたエンジン10と、メインフレーム20上に設けられ、作業者が搭乗するフロア面を有する車体カバー113とを備える。

0025

車体カバー113は、互いに独立してメインフレーム20に設けられた第1の車体カバー111と第2の車体カバー112とから構成される。第1の車体カバー111は、エンジン10を覆うとともに、操縦座席28が取付けられたエンジンカバー部261と、このエンジンカバー部261の後側部に形成されたリアステップ部262とを有し、回転支軸6を介して上下方向へ回動可能に構成されている。

0026

図1および図2に示すように、第2の車体カバー112は、操縦座席28に座した作業者が足を載せるフラットなフロア部263と、このフロア部263の左右に形成されるフロントステップ部264とを有する。

0027

フロア部263には、その前部側を左右に分断するように、床面から上方に突出した状態で操縦部30が設けられる。そして、操縦部30の前部には、フロントカバー31が開閉可能に設けられている。

0028

また、操縦部30には、ステアリングポスト315が設けられており、このステアリングポスト315の上部には、作業者による操舵が可能なハンドル32が設けられる。なお、ステアリングポスト315には、図示しない計器パネルが設けられ、各種のスイッチやメータなどが設けられる。

0029

さらに、ステアリングポスト315の近傍には、図1に示すように、複数の操作レバーが設けられている。走行車体2の前後進走行出力切替操作する主変速レバー317と、走行車体2の走行速度を規定する走行モードを、走行する場所に応じて低速モード高速モードとに切り替え副変速レバー318と、苗植付部50を昇降させる昇降レバー319が設けられる。

0030

車体の略中央に配置されたメインフレーム20の上に搭載されたエンジン10は、他の装置とともに、図示しない駆動装置を構成する。すなわち、駆動装置は、例えば、内燃機関であるエンジン10に加え、かかるエンジン10の動力を前輪4および後輪5、さらには苗植付部50に伝えるトランスミッションやHST(Hydro Static Transmission)などが含まれる。

0031

動力伝達装置から前輪4および後輪5に伝達される動力は、一部が左右の前輪ファイナルケース13を介して前輪4に伝達され、残りが左右の後輪ギヤケース22を介して後輪5に伝達される。左右の前輪4は、車軸131を介して左右の前輪ファイナルケース13に連結されており、かかる前輪ファイナルケース13は、ハンドル32の操舵操作に応じて駆動し、前輪4を転舵させることができる。同様に、左右それぞれの後輪ギヤケース22には、車軸220を介して後輪5が連結される。

0032

ところで、エンジン10は、走行車体2の左右方向における略中央であって、作業者が乗車時に足を載せる第2の車体カバー112のフロア部263よりも上方に突出させた状態で配置される。かかるエンジン10は、後述する第1の車体カバー111に形成されたエンジンカバー部261により覆われている。

0033

走行車体2の後部に連結された苗植付部50は、油圧によって伸縮する油圧昇降シリンダ42を備える苗植付部昇降機構40を介して昇降可能に取付けられている(矢印A1参照)。また、苗植付部昇降機構40は上下一対昇降リンク装置41を備えており、この昇降リンク装置41は、走行車体2の後部と苗植付部50とを連結させる平行リンク機構を備える。かかる平行リンク機構は、上リンクと下リンクが、メインフレーム20の後部端に立設した背面視門型リンクベースフレーム43に回動自在に連結され、上・下リンクの他端側が苗植付部50に回転自在に連結される。

0034

また、苗植付部50は、苗植付装置60と、苗載置台51及びフロート48を備え、複数の区画、あるいは複数の列で苗を植え付けることができる。苗載置台51は、走行車体2の左右方向において仕切られた苗載せ面を有し、それぞれの苗載せ面に苗マットを載置することができる。

0035

また、苗植付装置60は、苗載置台51の下部に配設されており、当該苗載置台51の前面側に配設される植付支持フレーム55によって支持される。苗植付装置60は、苗載置台51に載置された苗を苗載置台51から取って圃場に植え付ける装置であり、植付伝動ケース64と、植付爪を有する植付体61とを有する。植付体61は、苗載置台51から苗を取って圃場に植え付けることができる植付爪を備える構成であり、植付伝動ケース64は、植付体61に駆動力を供給することができる。

0036

植付伝動ケース64は、エンジン10から苗植付部50に伝達された動力を、植付体61に供給可能に構成されており、植付体61は、植付伝動ケース64に対して回転可能に連結される。

0037

また、フロート48は、走行車体2の移動と共に、圃場面上を滑走して整地するものであり、走行車体2の左右方向における苗植付部50の中央に位置するセンターフロートと、左右方向における苗植付部50の両側に位置するサイドフロートとを有する。

0038

また、操縦座席28の後方には、圃場に肥料を供給する施肥装置7が設けられている。施肥装置7は、機体に固着された図示しない施肥フレームに取付けられており、圃場に供給する肥料を貯留する左右のホッパ71と、ホッパ71から肥料を一定量ずつ繰り出す繰出部である繰出装置72とを備える。また、図示しないが、施肥装置7は、ホッパ71に貯留されている肥料を圃場へ案内する案内ホースと、この案内ホースに搬送風を供給するブロアとを備える。なお、以下では、施肥装置7のホッパ71や繰出装置72で構成される部位を装置本体部と呼ぶ場合がある。

0039

本実施形態に係る苗移植機1は、かかる施肥装置7を第1の車体カバー111に形成されたリアステップ部262よりも下方に配置した点に特徴がある。

0040

すなわち、従来の施肥装置7は、リアステップ部262よりも上方に配置されており、ホッパ71へ肥料を投入する作業性は良好であったが、車体カバー113における操縦座席28の裏側に位置するリアステップ部262を有効利用することができなかった。

0041

そこで、第1の車体カバー111を以下のように構成し、この第1の車体カバー111に形成したリアステップ部162よりも下方に位置するように施肥装置7を配置している。かかる構成とすることで、第2の車体カバー112上に作業スペースを確保することができ、苗の補充作業を円滑に行うことができる。

0042

図3は、苗移植機1の第1の車体カバー111の回動状態を示す説明図、図4は、苗移植機1の要部を示す側面視による説明図である。以下、図1図4を参照しながら、第1の車体カバー111と施肥装置7とについて説明する。

0043

前述したように、第1の車体カバー111は、エンジン10を覆うエンジンカバー部261と、このエンジンカバー部261の後側部に形成されたリアステップ部262とを有し、回転支軸6を介して上下方向へ回動可能に構成されている。

0044

すなわち、第1の車体カバー111は、前述したように、エンジンカバー部261と、このエンジンカバー部261の後側部に形成されたリアステップ部262とを有し、回転支軸6を介して上下方向へ回動可能に構成されている。

0045

図1図4に示すように、エンジンカバー部261は、メインフレーム20上に搭載され、第2の車体カバー112のフロア部263よりも上方に突出させた状態に配設されたエンジン10を囲む周壁部と、操縦座席28が取付けられた天井壁とを有し、天井壁は操縦座席28よりも後方に張出してリアステップ部262を形成している。

0046

メインフレーム20には、エンジン10の後端部から所定距離をおいて、第1の支柱600が立設されており、この第1の支柱の上端部に回転支軸6を取付けている。一方、第1の車体カバー111の後端部、すなわちリアステップ部262の後端部分に軸受部を設けており、この軸受部に回転支軸6を挿通している。

0047

こうして、第1の車体カバー111は、図3の矢印A3で示すように、施肥装置7の後方に位置する回転支軸6を中心にして上下回動可能に設けられる。したがって、第1の車体カバー111は、施肥装置7と干渉することなく円滑に上方へ回動してエンジン10を機体上に露わにさせるため、メンテナンス性が向上する。

0048

リアステップ部262は、図1に示すように、エンジンカバー部261の後部に連接されており、平面視で機体の幅方向へ延在している。そして、かかるリアステップ部262の下方に、施肥装置7が配設されている。すなわち、施肥装置7は、あたかも第1の車体カバー111に収納されているように設けられている。

0049

かかる施肥装置7は、後述する駆動機構700により肥料を圃場へ供給する電動式であり、メインフレーム20に立設された第2の支柱610に基端枢支されたリフトアーム77を介して昇降自在に設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、施肥装置7は、ホッパ71の下部に設けられる繰出装置72の外面部とリフトアーム77の先端とが回動自在に連結されている。こうして、施肥装置7は、第1の支柱600と第2の支柱610との間に設けられた載置台74上に、リフトアーム77により吊支された状態で設けられるとともに、リフトアーム77の上方回動により上昇する。

0050

他方、リアステップ部262のステップ面となる上面には、施肥装置7が上昇した際に通過可能な矩形の開口が形成されるとともに、かかる開口を開閉自在に覆う蓋体262aが設けられている。蓋体262aは、開口の後側長辺部に設けられた複数のヒンジ部262cを介して回動自在に取付けられている。開口以外の部分を枠体262bと呼ぶとすれば、リアステップ部262のステップ面は、蓋体262aと、この蓋体262aを囲む枠体262bとから形成されることになる。

0051

こうして、施肥装置7は、図4に示すように、リアステップ部262よりも下方の稼働位置P1と、この稼働位置P1よりも操縦座席28の背もたれ部28aに近接した肥料補充位置P2との間を昇降することができる。

0052

施肥装置7は、繰出装置72を駆動する駆動部としての駆動機構700により昇降駆動される。図5は、苗移植機1が備える施肥装置7の駆動機構700の構成要素を示すブロック図である。

0053

すなわち、図5に示すように、駆動機構700には、駆動源となるモータ78と、このモータ78からの動力を入力し、減速して出力するギヤボックス79とが含まれている。本実施形態に係る駆動機構700では、ギヤボックス79からの動力を、施肥装置7の繰出装置72に出力するのに加え、施肥装置7を昇降させるリフトアーム77へも出力するようにしている。

0054

このように、施肥装置7は、肥料を貯留するホッパ71と、ホッパ71に貯留された肥料を繰り出す繰出装置72と、繰出装置72を駆動するとともに、施肥装置7の装置本体部を昇降させるリフトアーム77を駆動可能な駆動機構700とを備える。そのため、駆動機構700を、施肥装置7自体の昇降用と繰出装置72の駆動用として共用できるため、部品点数を減じることができ、軽量化やコストダウンに寄与することができる。

0055

図6は、他の実施形態に係る苗移植機1の平面図である。上述してきた例では、施肥装置7を、リアステップ部262の下方に、所定の数だけ横並びに配置した例としたが、ここでは、左右2つの施肥装置7を、リアステップ部262の両側にそれぞれ配設した、いわゆるサイド施肥タイプとしている。

0056

かかる構成においても、左右の施肥装置7は、稼働位置では、その最上面がリアステップ部262よりも下方に位置するように配置され、さらにリフトアーム77を介して昇降自在としており、肥料を補充する場合は肥料補充位置まで上昇可能である。

0057

ところで、本実施形態では、ホッパ71の上面を覆うカバーをリアステップとしても利用可能に構成することが好ましい。かかる構成により、施肥装置7自体を操縦座席28の後方に設けられた、走行車体2と略同幅のリアステップ部262と協働させて、より広い作業エリアを実現することができる。

0058

次に、苗移植機1のその他の構成について簡単に説明する。本実施形態に係る苗移植機1では、ハンドル32の操舵操作に応じて前輪4を動かすとともに、エンジン10、トランスミッション、HSTなどにより構成される駆動装置からの出力を前後輪4,5に伝達するようにしている。このとき、トランスミッションからの出力軸(不図示)と伝動軸(不図示)とのカップリング部の連結ピン部については、たとえばバネ材を用いることで、瞬間的なトルクを逃がすようにするとよい。

0059

瞬間的に大きなトルクが発生した場合に、かかるトルクをカップリング部で逃がすことで、駆動装置を構成するギアなどの損傷を防止することができる。すなわち、カップリング部の連結ピン部を、過負荷時安全装置とすることができる。

0060

また、より効果を高めるために、連結ピン部に切欠きを設けたり、連結ピン部の挿入部分に樹脂ブッシュを設けて、かかる樹脂ブッシュに連結ピンを挿通したりすることもできる。

0061

また、駆動装置における過負荷時の安全装置として機能させる構成としては、上述した例に限らず、たとえば、連結ピンの一部をすり割りとして、過負荷時には変形することで駆動装置の機構を保護することもできる。なお、連結ピンをすり割りとするのに代えてロールピン代用してもよい。

0062

また、苗植付装置60の植付体61における押出しアームの形状についていえば、軸線に対して押出しアームとロックナット接触部位乖離しないように、アーム形状を丸く設定するとよい。押出しアームは、軸線方向と荷重方向とが異なるため偏荷重が加わり摩耗が生じるが、アーム形状を丸くすることで駆動抵抗が減り、耐久性が向上する。

0063

また、植込杆の押出しアームの回動支点部に向かって中央部に抜き形状を設けることができる。かかる構成により、回転支点部に生じやすかった偏摩耗を抑制することができ、さらには、稼働するアーム質量を減じて高速植付に対応しやすくするとともに、コスダウにも寄与することができる。

0064

また、植込杆の押出しアームには、外形の形状を維持しながら内側を中抜きすることで油だまりを形成することで、やはり回転支点部に生じやすかった偏摩耗を抑制することができるなど、同等の効果を奏することができる。また、回動支点部の偏摩耗を抑制するために、回動支点部の軸に直角方向に穴をあけ、その穴は外形部に向かって広くなるテーパ穴として、回動支点軸油膜切れを防止するとよい。また、逆に油膜抵抗とならないように、スプリング受け部に穴を設け、アームの稼働をスムーズに行わせ高速植付への対応を可能にすることもできる。この場合の穴の形状としては、アームの回動に合わせてカーブさせ、より円滑に油脂が流れるようにすることが好ましい。

0065

また、植込杆がクランク式の場合、押出しアームが押し出し方向へ動く際に、充填された油脂が抵抗とならないように、カムとの接触部で押出し方向に向かい先細り形状とすることができる。

0066

また、植込杆の押出フォークは、フォークと軸とを別体とするとよい。他方、軸とロックナット部とは一体かする。こうすることで、組み立て位相を安定化させ、コストダウンを図ることができる。また、植込杆の小型化も実現することが可能となる。

0067

また、植付爪に苗が残ったりすることを防止するための器具として、いわゆるフォークピースがあるが、かかるフォークピースを、植付体61の植込杆(不図示)のフォーク中間の中央部に穴を設け、かかる穴に取付けるようにするとよい。こうすることで、フォークピースに夾雑部が引っ掛かり難くなり、夾雑物に起因するいわゆる苗の持ち帰りを防止することができる。

0068

また、フォークピースの上部突起部が、苗取量(負荷)に応じて稼働するように、突起部をフォークから浮かせてバネ性を付与するとよい。かかる構成により、苗取量に応じてフォークピースが稼働して詰まりを防止し、苗の持ち帰り防止機能をより安定して発揮させることができる。

0069

また、植込杆におけるカウンタウェイトの側面を、植込杆の形状に沿わせることで、両者の間の隙間を小さくして、稼働時に夾雑物やなどの巻き付きを防止することができ、苗植付装置60の耐久性を向上させることができる。

0070

また、圃場での走行性能を向上させるために、たとえば後輪5と同軸補助車輪を内側に取付けることがあるが、その場合にメインフレーム20の角チューブの上下面それぞれに棒状の鋼材棒鋼)を取付けて補助車輪の泥落としを行うとよい。かかる構成とすることで、前進・後進のいずれでも泥落としを効果的に行うことができる。特に、角チューブの下面では、補助車輪と伝動軸との間に棒鋼をガードとして取付けると伝動軸周辺での泥溜まりを効果的に防止することができる。なお、鋼棒については、複数段で設けることが好ましい。たとえば2段であれば1段目で削いだ泥を2段目で落下させることができる。

0071

ところで、補助車輪を設ける場合、車体側(内側)のクリアランスを後輪側(外側)のクリアランスよりも小さくすると、泥溜まりを防止する効果が向上し、機体の耐久性も向上する。

0072

なお、メインフレーム20は、全体を角チューブで構成するのではなく、たとえば少なくとも後輪5の近傍については丸パイプで形成することができる。これにより、泥溜まりを抑制することが可能となる。

0073

ところで、先の実施形態では図示および説明を省略したが、苗植付部50は圃場を均平するためのロータを備える。かかるロータとその後方のリヤカバーとの間に櫛歯状のツースを設けることがあるが、その際に、ロータの羽根中心リブ部と接地面との接合端部のT字部分間にワイヤを取付け、ロータの羽根の圃場への過度潜り込みを防止することができる。そして、ツース部ではロータで均した土の攪拌を行うことができる。このように、ロータの羽根の中心リブ部と接地面との接合端部のT字部分間にワイヤを取付けることで、スーツ部が過剰に潜り込んでしまった場合に圃場に付くロータ跡を最小限に抑えることができ、整地性能の悪化を防止することができる。

0074

また、ロータの回転速度が、機体の走行速度よりも速い場合、ロータが前方からの投影面積の1/2以上は沈まないように制御するとよい。すなわち、フロート48の位置と比較しながら、沈み込み量が多い場合に制御するのである。こうすることで、泥が押されて側条の苗を倒すことを防止することができる。

0075

また、泥を押してしまうことを防止するために、たとえば、ロータ羽にねじりを加え、泥の流れを機体の中心側に促すようにすることもできる。このとき、ロータの羽根の接地部の形状は変えずに、ハブと接地部とをつなぐ部分の形状にねじりを加えるとよい。こうすることで、均平効果を損なうことなく泥を機体中心側へ流すことができる。また、ロータの接地部形状の一部を斜めにすることでも同様な効果を奏する。

0076

また、泥の流れを機体中心側にする場合、ロータ軸指示機構に近接した部分の羽根を泥流促進用にねじりを加えた形状とすることができる。

0077

また、均平装置を用いた場合に生じた泥を機体中央側に流した場合、その流れ込んだ泥の量を検出し、泥流入量に応じてフロート48によるセンシング値補正するとよい。こうして、泥の流量の多さによって植付深さが浅くなるような不具合を防止することができる。なお、補正に際しては、ロータ形状や機体速度に応じて適宜変更することもできる。

0078

上述した実施形態から以下の苗移植機1が実現する。

0079

(1)圃場を走行可能な走行車体2と、走行車体2の後部に連結される苗植付部50とを備え、走行車体2は、前輪4および後輪5と、前輪4と後輪5との間に配設されたエンジン10と、エンジン10を覆うとともに、操縦座席28が取付けられたエンジンカバー部261と、このエンジンカバー部261の後側部に形成されたリアステップ部262とを有し、回転支軸6を介して上下方向へ回動可能な第1の車体カバー111と、第1の車体カバー111とは別体に形成され、操縦部30が設けられたフロア部263およびこのフロア部263の左右に形成されたフロントステップ部264を有する第2の車体カバー112と、リアステップ部262よりも下方に配置された施肥装置7と、を備える苗移植機1。

0080

(2)上記(1)において、施肥装置7は、エンジン10の後方に配置されるとともに、走行車体2のメインフレーム20にリフトアーム77を介して回動自在に設けられる苗移植機1。

0081

(3)上記(2)において、施肥装置7は、リアステップ部262よりも下方の稼働位置P1と、この稼働位置P1よりも操縦座席28の背もたれ部28aに近接した肥料補充位置P2との間を昇降する苗移植機1。

0082

(4)上記(2)または(3)において、施肥装置7は、肥料を貯留するホッパ71と、ホッパ71に貯留された肥料を繰り出す繰出装置72と、繰出装置72を駆動するとともに、リフトアーム77を駆動可能な駆動機構700と、を備える苗移植機1。

0083

(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、施肥装置7は、第1の車体カバー111のリアステップ部262の内側に配設されている苗移植機1。

0084

(6)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、施肥装置7は、第1の車体カバー111のリアステップ部262の両側にそれぞれ配設されている苗移植機1。

0085

(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、回転支軸6は、施肥装置7の後方に位置する苗移植機1。

0086

上述してきた実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、表示要素などのスペック(構造、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質など)は、適宜に変更して実施することができる。

0087

1苗移植機
2走行車体
4前輪
5後輪
6回転支軸
7施肥装置
10エンジン
28操縦座席
28a背もたれ部
30操縦部
50苗植付部
71 ホッパ
72繰出装置
77リフトアーム
111 第1の車体カバー
112 第2の車体カバー
261エンジンカバー部
262リアステップ部
263フロア部
264フロントステップ部
700駆動機構(駆動部)
P1稼働位置
P2肥料補充位置

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