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技術 遊技用システム

出願人 株式会社三共日本ゲームカード株式会社
発明者 小倉敏男柳漢呉
出願日 2019年12月16日 (11ヶ月経過) 出願番号 2019-226107
公開日 2020年3月12日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-037032
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 投入段階 累積変化量 押圧継続 オーバー分 計数単位 切換え条件 使用操作 計数要求
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

玉を払い出すことなくデータ演算によって遊技結果を特定できながらも、操作性の観点において遊技者混乱させない遊技用システム遊技機、および遊技用装置を提供する。

解決手段

遊技玉データで遊技を可能とし、計数操作により遊技玉データを計数して持玉データに変換し、カード返却操作で持玉データが記録されたカードを排出する。遊技玉データが残っているときにカード返却操作があると計数操作を促し、計数操作があると全遊技玉データを計数の上でカード返却処理に移行する。

概要

背景

従来のこの種の遊技用システムとしては、複数台パチンコ機と、入賞の発生によりパチンコ機から払い出された遊技玉計数するためにパチンコ機の各台に備えた各台計数機と、各台計数機での計数結果をカードに記録して排出するカードユニットとからなる遊技用システムが知られている(特許文献1)。

概要

玉を払い出すことなくデータ演算によって遊技結果を特定できながらも、操作性の観点において遊技者混乱させない遊技用システム、遊技機、および遊技用装置を提供する。遊技玉データで遊技を可能とし、計数操作により遊技玉データを計数して持玉データに変換し、カード返却操作で持玉データが記録されたカードを排出する。遊技玉データが残っているときにカード返却操作があると計数操作を促し、計数操作があると全遊技玉データを計数の上でカード返却処理に移行する。

目的

本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、入賞が発生しても遊技媒体を直接払い出すことなくデータの演算によって遊技者の遊技結果を特定できながらも、旧来のシステムと比べて遊技者の操作性の観点において極力遊技者に混乱を与えることがない遊技用システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

入賞の発生により遊技点を付与する遊技機と、該遊技機と通信可能に接続され、遊技者所有遊技用価値を用いて該遊技機での遊技を可能にする遊技用装置とを備える遊技用システムであって、遊技点を記憶する遊技点記憶手段と、遊技点を持点に変換するための変換操作手段と、持点を特定可能な記録媒体を排出する排出処理を実行するための排出処理操作手段と、前記変換操作手段の操作が検出された場合に遊技点を持点に変換するための変換処理を実行する変換処理手段と、前記排出処理操作手段の操作が検出された場合に前記排出処理を実行する排出処理手段とを含み、前記排出処理手段は、前記排出処理操作手段の操作が検出された場合に前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されているときには前記変換操作手段の操作が検出されたことによる前記変換処理の実行を条件にして前記排出処理を実行し、前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作の前に前記排出処理操作手段の操作が検出されたときには、前記変換操作手段の操作の前に前記排出処理操作手段の操作が検出されないときに比べて、より多くの遊技点を前記変換処理の対象とする、遊技用システム。

技術分野

0001

本発明は、入賞の発生により所定の遊技点を付与する遊技機と、該遊技機と通信可能に接続され、遊技者所有遊技用価値を用いて該遊技機での遊技を可能にする遊技用装置とを備える遊技用システムに関する。

背景技術

0002

従来のこの種の遊技用システムとしては、複数台パチンコ機と、入賞の発生によりパチンコ機から払い出された遊技玉計数するためにパチンコ機の各台に備えた各台計数機と、各台計数機での計数結果をカードに記録して排出するカードユニットとからなる遊技用システムが知られている(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2010−12053号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、この種の従来の遊技用システムでは、入賞が発生すると遊技玉が直接に払い出されていたため、遊技玉の管理が大変であり、また、遊技玉を計数する各台計数機にも玉詰まりなどを防止するためのメンテナンスが必要であった。

0005

そこで、遊技玉が封入された封入式のパチンコ機を採用し、入賞が発生した場合には遊技玉を払い出すのではなく、遊技玉のデータを加算するようなシステムを採用することが考えられる。このようなシステムを採用した場合、遊技玉を計数する計数操作が不要となるため、遊技終了時には遊技玉データをカードに記録して排出することになる。

0006

ところが、各台計数機がパチンコ機に設けられた旧来の遊技用システムに慣れしんでいる遊技者は、払い出された遊技玉の計数操作を経て、計数結果を記録したカードの返却操作を実行し、排出されたカードを手にして席を立つことが習慣化しているため、計数操作もせずにいきなりカードの返却操作をして遊技を終えるような上記のシステムに違和感を覚え、あるいは混乱するおそれがある。

0007

本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、入賞が発生しても遊技媒体を直接払い出すことなくデータの演算によって遊技者の遊技結果を特定できながらも、旧来のシステムと比べて遊技者の操作性の観点において極力遊技者に混乱を与えることがない遊技用システムを提供することである。

課題を解決するための手段

0008

(1) 本発明は、入賞の発生により遊技点を付与する遊技機と、該遊技機と通信可能に接続され、遊技者所有の遊技用価値を用いて該遊技機での遊技を可能にする遊技用装置とを備える遊技用システムであって、
遊技点を記憶する遊技点記憶手段と、
遊技点を持点に変換するための変換操作手段と、
持点を特定可能な記録媒体を排出する排出処理を実行するための排出処理操作手段と、
前記変換操作手段の操作が検出された場合に遊技点を持点に変換するための変換処理を実行する変換処理手段と、
前記排出処理操作手段の操作が検出された場合に前記排出処理を実行する排出処理手段とを含み、
前記排出処理手段は、前記排出処理操作手段の操作が検出された場合に前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されているときには前記変換操作手段の操作が検出されたことによる前記変換処理の実行を条件にして前記排出処理を実行し、
前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作の前に前記排出処理操作手段の操作が検出されたときには、前記変換操作手段の操作の前に前記排出処理操作手段の操作が検出されないときに比べて、より多くの遊技点を前記変換処理の対象とする。
なお、本発明は、入賞の発生により所定の遊技点を付与する遊技機(P台2)と、該遊技機と通信可能に接続され、遊技者所有の遊技用価値(カード残高貯玉など)を用いて該遊技機での遊技を可能にする遊技用装置(CU3)とを備える遊技用システムであって、
前記遊技点を記憶する遊技点記憶手段(図12のP台側の遊技玉数カウンタ、CU側の遊技玉を記憶する領域)と、
前記遊技点を所定の持点に変換するための変換操作手段(計数ボタン28)と、
前記持点として所定の処理が可能となるように処理するための記録媒体処理操作手段(返却ボタン322)と、
前記変換操作手段の操作に基づいて前記遊技点を前記持点に変換するための変換処理を実行する変換処理手段(CU制御部323、払出制御部171)と、
前記記録媒体処理操作手段の操作に基づいて前記所定の処理が可能となるように処理する記録媒体処理(持玉をカードIDに対応付けサーバに記憶させる(この場合、カードは返却するのみ)、あるいは持玉を直接カードに記録する)を実行する記録媒体処理手段(CU制御部323)とを含み、
前記記録媒体処理手段は、前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されているときには前記変換操作手段の操作による前記変換処理の実行を条件にして前記記録媒体処理を実行し(図53;返却ボタン322の操作が検出されたときに遊技点が存在する場合には計数ボタン28の操作による計数の実行を条件に持玉を処理)、
前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作の前に前記記録媒体処理操作手段の操作が検出されているときには(図53;計数ボタン28がONのときにカード返却準備状態=ONとなっている)、前記変換操作手段の操作の前に前記記録媒体処理操作手段の操作が検出されていないときに比べて、前記遊技点記憶手段に記憶されている遊技点のうちより多くの遊技点(遊技者が所有しているすべての遊技玉)を変換処理の対象とする。

0009

このような構成によれば、遊技により得られた遊技媒体を計数して計数結果を記録媒体により処理可能にする従来の遊技用システムに慣れている遊技者に混乱を与えることなく、遊技点を用いた新たなシステムを提供できる。

0010

また、変換操作手段の操作の前に記録媒体処理操作手段の操作が検出されているときには、変換操作手段の操作の前に記録媒体処理操作手段の操作が検出されていないときに比べて、遊技点記憶手段に記憶されている遊技点のうちより多くの遊技点が変換処理の対象とされるため、記録媒体処理を希望する遊技者の操作性を向上させることができる。

0011

なお、上述した「持点として所定の処理が可能となるように処理するための記録媒体処理操作手段」とは、たとえば、記録媒体の返却操作をするための記録媒体返却操作手段である。また、「所定の処理」とは、記録媒体の返却操作を検出したときに、遊技用装置に挿入されている記録媒体に持点を特定可能に記録し、当該記録媒体を返却する処理である。ここで、「特定可能に記録」とは、記録媒体に直接、持点を記録することの他、記録媒体には持点を記録せずに記録媒体の識別情報(ID)と持点とを遊技用装置に接続された記憶装置(サーバ)に送信し、記憶装置内で識別情報と持点とを対応付けて記憶するような方式を含む。

0012

(2)入賞の発生により遊技点を付与し、遊技者所有の遊技用価値を用いた遊技を可能にするための遊技用装置と通信可能に接続される遊技機であって、
遊技点を記憶する遊技点記憶手段と、
遊技点を持点に変換するための変換操作手段と、
前記変換操作手段の操作が検出された場合に遊技点を持点に変換するための変換処理を実行する変換処理手段とを含み、
前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作の前に、前記遊技用装置に対する操作であって、前記遊技用装置が持点を特定可能な記録媒体を排出する排出処理を実行するための排出処理操作が検出されたときには、前記変換操作手段の操作の前に前記排出処理操作が検出されないときに比べて、より多くの遊技点を前記変換処理の対象とする。
なお、入賞の発生により所定の遊技点を付与し、遊技者所有の遊技用価値(カード残高、貯玉など)を用いた遊技を可能にするための遊技用装置(CU3)と通信可能に接続される遊技機(P台2)であって、
前記遊技点を記憶する遊技点記憶手段(図12のP台側の遊技玉数カウンタ)と、
前記遊技点を前記遊技用装置において記録媒体で処理可能に処理可能な持点に変換するための変換操作手段(計数ボタン28)と、
前記変換操作手段の操作に基づいて前記遊技点を前記持点に変換するための変換処理を実行する変換処理手段(払出制御部171)とを含み、
前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作の前に前記持点として所定の処理が可能となるように処理する(持玉をカードIDに対応付けてサーバに記憶させる(この場合、カードは返却するのみ)、あるいは持玉を直接カードに記録する)ための記録媒体処理操作(返却ボタン322の操作)が検出されているときには(図53;計数ボタン28がONのときにカード返却準備状態=ONとなっている)、前記変換操作手段の操作の前に前記記録媒体処理操作が検出されていないときに比べて、前記遊技点記憶手段に記憶されている遊技点のうちより多くの遊技点(遊技者が所有しているすべての遊技玉)を前記変換処理の対象とする。

0013

このような構成によれば、遊技により得られた遊技媒体を計数して計数結果を記録媒体により処理可能にする従来の遊技用システムに慣れている遊技者に混乱を与えることなく、遊技点を用いた新たな遊技機を提供できる。

0014

また、変換操作手段の操作の前に持点を記録媒体で処理可能にするための持点記録操作が検出されているときには、変換操作手段の操作の前に持点記録操作が検出されていないときに比べて、遊技点記憶手段に記憶されている遊技点のうちより多くの遊技点が変換処理の対象とされるため、持点を記録媒体で処理可能に処理することを希望する遊技者の操作性を向上させることができる。

0015

(3)入賞の発生により遊技点を付与する遊技機と通信可能に接続され、遊技者所有の遊技用価値を用いて該遊技機での遊技を可能にする遊技用装置であって、
遊技点を記憶する遊技点記憶手段と、
前記遊技機に対する操作であって、遊技点を持点に変換するための変換操作が検出された場合に遊技点を持点に変換するための変換処理を実行する変換処理手段と、
持点を特定可能な記録媒体を排出する排出処理を実行するための排出処理操作手段と、
前記排出処理操作手段の操作が検出された場合に前記排出処理を実行する排出処理手段とを含み、
前記排出処理手段は、前記排出処理操作手段の操作が検出された場合に前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されているときには前記変換操作が検出されたことによる前記変換処理の実行を条件にして前記排出処理を実行し、
前記変換処理手段は、前記変換操作が検出される前に前記排出処理操作手段の操作が検出されたときには、前記変換操作が検出される前に前記排出処理操作手段の操作が検出されないときに比べて、より多くの遊技点を前記変換処理の対象とする。
なお、入賞の発生により所定の遊技点を付与する遊技機(P台2)と通信可能に接続され、遊技者所有の遊技用価値(カード残高、貯玉など)を用いて該遊技機での遊技を可能にする遊技用装置(CU3)であって、
前記遊技点を記憶する遊技点記憶手段(CU側の遊技玉を記憶する領域)と、
前記遊技点を所定の持点に変換するための変換操作(計数ボタン28の操作)に基づいて前記遊技点を所定の持点に変換するための変換処理を実行する変換処理手段(CU制御部323)と、
前記持点として所定の処理が可能となるように処理するための記録媒体処理操作(返却ボタン322の操作)に基づいて前記所定の処理が可能となるように処理する記録媒体処理(持玉をカードIDに対応付けてサーバに記憶させる(この場合、カードは返却するのみ)、あるいは持玉を直接カードに記録する)を実行する記録媒体処理手段(CU制御部323)とを含み、
前記記録媒体処理手段は、前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されているときには前記変換操作による前記変換処理の実行を条件にして前記記録媒体処理を実行し(図53;返却ボタン322の操作が検出されたときに遊技点が存在する場合には計数ボタン28の操作による計数の実行を条件に持玉を処理)、
前記変換処理手段は、前記変換操作の前に前記記録媒体処理操作が検出されているときには(図53;計数ボタン28がONのときにカード返却準備状態=ONとなっている)、前記変換操作の前に前記記録媒体処理操作が検出されていないときに比べて、前記遊技点記憶手段に記憶されている遊技点のうちより多くの遊技点(遊技者が所有しているすべての遊技玉)を変換処理の対象とする。

0016

このような構成によれば、遊技により得られた遊技媒体を計数して計数結果を記録媒体により処理可能にする従来の遊技用システムに慣れている遊技者に混乱を与えることなく、遊技点を用いた新たな遊技用装置を提供できる。

0017

また、変換操作の前に記録媒体処理操作が検出されているときには、変換操作の前に記録媒体処理操作が検出されていないときに比べて、遊技点記憶手段に記憶されている遊技点のうちより多くの遊技点が変換処理の対象とされるため、記録媒体処理を希望する遊技者の操作性を向上させることができる。

0018

(4) (1)に記載の遊技用システムにおいて、前記記録媒体処理操作手段の操作が検出されたときに、前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されているか否かを判定する遊技点判定手段(図53の「遊技玉数≠0」を判定するCU制御部323)と、
該遊技点判定手段により前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されていると判定されたときに、前記記録媒体処理操作手段の操作に基づいた前記記録媒体処理の実行を少なくとも前記遊技点記憶手段に記憶された遊技点が前記所定数未満となる変換処理が実行されるまで待機させる記録媒体処理待機手段(図53の「遊技玉数=800玉で、0玉でないため、カード返却待機」させるCU制御部323)と、
前記遊技点判定手段により前記遊技点記憶手段に遊技点が記憶されていると判定されたときに、前記変換操作手段の操作を促すための報知をする促進報知手段(表示器54、表示器312)とをさらに含む。

0019

このような構成によれば、変換操作手段の操作を促すための報知が行なわれるため、遊技者に対して記録媒体処理前の変換操作を促すことができる。

0020

(5) (1)(4)に記載の遊技用システムにおいて、前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作が検出される前に前記記録媒体処理操作手段の操作が検出されていたときには、前記遊技点記憶手段に記憶されている全ての遊技点を前記持点に変換する(図54で全遊技玉である800玉を計数)。

0021

このような構成によれば、変換操作手段の操作が検出される前に記録媒体処理操作手段の操作が検出されていたときには、遊技点記憶手段に記憶されている全ての遊技点が持点に変換されるため、残っている全遊技点を余すことなく、変換操作手段の操作で持点に変換でき、より一層、操作性を向上させることができる。

0022

(6) (1)(4)(5)に記載の遊技用システムにおいて、前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作が検出される前に前記記録媒体処理操作手段の操作が検出されていなかったときには、前記遊技点記憶手段に記憶されている遊技点の範囲内で、前記変換操作手段の1回の操作に対応して予め定められた点数(100玉)の遊技点を前記持点に変換する(図49参照)。

0023

このような構成によれば、変換操作手段の操作が検出される前に記録媒体処理操作手段の操作が検出されていなかったときには、変換操作手段の1回の操作に対応して予め定められた点数の遊技点を持点に変換でき、遊技中の遊技者の希望に応じた変換操作が可能となる。

0024

(7) (1)(4)(5)に記載の遊技用システムにおいて、前記変換処理手段は、前記変換操作手段の操作が検出される前に前記記録媒体処理操作手段の操作が検出されていなかったときには、前記遊技点記憶手段に記憶されている遊技点の範囲内で、前記変換操作手段の操作継続時間に対応して予め定められた点数の遊技点を前記持点に変換する(図50参照)。

0025

このような構成によれば、変換操作手段の操作が検出される前に記録媒体処理操作手段の操作が検出されていなかったときには、変換操作手段の操作継続時間に対応して予め定められた点数の遊技点を持点に変換でき、遊技中の遊技者の希望に応じた変換操作が可能となる。

0026

(8) (1)(4)〜(7)に記載の遊技用システムにおいて、前記遊技機は、前記変換操作手段を含み、
前記遊技用装置は、前記記録媒体処理操作手段(返却ボタン322)および前記記録媒体処理手段(CU制御部323)を含み、
前記遊技用装置は、前記遊技点記憶手段に前記遊技点が記憶されている状態で前記記録媒体処理操作手段の操作が検出されたときに、前記遊技機へ前記記録媒体処理の待機を特定可能な待機情報(カード返却準備状態=ON)を送信し(図53参照)、
前記遊技機は、前記待機情報を受信したときに、前記変換操作手段の操作に基づいて前記変換処理手段が変換対象とする遊技点の数を変更(計数単位を100玉から遊技者が所有するすべての遊技玉数に変更)する変換対象数変更手段(払出制御部171)を含む。

0027

このような構成によれば、記録媒体処理操作手段の操作が遊技用装置で検出されたときに当該遊技用装置から送信される待機状態に基づいて、変換操作手段の操作が検出されたときに変換対象となる遊技点の数が変更されるため、記録媒体処理操作手段の操作の有無に関する遊技用装置側での検出状態と、遊技機側での検出状態とがずれることを極力防止できる。

図面の簡単な説明

0028

カードユニットおよびパチンコ機を示す正面図である。
パチンコ機の背面図である。
遊技玉の循環機構を説明するための正面図である。
遊技玉の循環機構を説明するための背面図である。
カードユニットおよびパチンコ機に用いられる制御回路を示すブロック図である。
遊技玉数表示器および表示器の表示制御を説明するためのブロック図である。
遊技玉数表示器および表示器の表示制御の変形例を説明するためのブロック図である。
表示器(タッチパネル)の表示制御例(パターン1,2)を説明するための図である。
表示器(タッチパネル)の表示制御例(パターン3,4)を説明するための図である。
相互認証の結果、異常を検知した場合の通知処理を説明するための説明図である。
カードユニットとパチンコ機との間で行なわれる通信で用いられるフレームの構成を示す図である。
カードユニット側とパチンコ機側とにおいて記憶している各種データおよびその送受信を説明するための説明図である。
カードユニットとパチンコ機との間で送受信されるコマンドおよびレスポンスの概略を説明する説明図である。
状態情報要求の内容を説明するための説明図である。
CU状態の内容を説明するための説明図である。
状態情報応答の内容を説明するための説明図である。
状態情報応答の内容を説明するための説明図である。
各種玉数の意味および確定ポイントの内容を説明する説明図である。
遊技台状態1の各ビットの内容を説明する説明図である。
遊技台状態2の各ビットの内容を説明する説明図である。
遊技台状態3の各ビットの内容を説明する説明図である。
遊技情報中の種別情報の内容を説明する説明図である。
遊技情報中の賞球情報の内容を説明する説明図である。
遊技台エラー状態エラー内容について、さらに詳しく説明した図である。
カード挿入通知の内容を説明するための説明図である。
カード挿入応答の内容を説明するための説明図である。
カード返却通知の内容を説明するための説明図である。
カード返却応答の内容を説明するための説明図である。
リカバリ要求の内容を説明するための説明図である。
リカバリ応答の内容を説明するための説明図である。
リカバリ詳細要求の内容を説明するための説明図である。
パチンコ機のリカバリ処理の内容を説明するための説明図である。
リカバリ詳細応答の内容を説明するための説明図である。
通信開始要求の内容を説明するための説明図である。
通信開始応答の内容を説明するための説明図である。
通信終了要求の内容を説明するための説明図である。
通信終了応答の内容を説明するための説明図である。
通信テスト要求の内容を説明するための説明図である。
通信テスト応答の内容を説明するための説明図である。
カードユニットとパチンコ機との間でのコマンドおよびレスポンスの送受信の態様を示す図である。
カードユニット側で通信断を検知した場合の処理の一例を示す図である。
パチンコ機側で通信断の検知をした場合の処理の一例を示す図である。
電源投入時におけるカードユニットとパチンコ機とでの処理の一例を示す図である。
カードユニットにカードが挿入されたときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
挿入したカードへの入金時のカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
挿入したカードのプリペイド残額から玉貸したときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
加算要求発生時にP台側で遊技玉数が減少するときの処理を説明する。
持玉払出・貯玉払出をしたときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
遊技玉の一部を減算するときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
遊技玉の一部を減算するときのカードユニットとパチンコ機との処理の変形例を示す図である。
離席時に遊技玉を自動的に計数するときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
挿入したカードを返却するときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
挿入したカードの返却操作が検出されたときに計数操作を促す場合のカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
挿入したカードを自動回収するときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
大当り中におけるカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
遊技中に計数操作が検出されたときのカードユニットとパチンコ機との処理の一例を示す図である。
カードユニットからパチンコ機へコマンドを送信する前に、電源断通信回路断線があったときの処理の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、カードユニットからパチンコ機へのコマンドが未到達のときの処理の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、パチンコ機からカードユニットへのレスポンスが未到達のときの処理の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、カードユニットからパチンコ機への加算要求のコマンドが未到達のときの処理の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、パチンコ機からカードユニットへの加算応答のレスポンスが未到達のときの処理の一例を示す図である。
カードユニットからパチンコ機へコマンドを送信する前に、電源断、通信回路断線があったときの処理であって、復旧通信相手不一致の場合の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、カードユニットからパチンコ機へのコマンドが未到達のときの処理であって、復旧後通信相手が不一致の場合の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、パチンコ機からカードユニットへのレスポンスが未到達のときの処理であって、復旧後通信相手が不一致の場合の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、カードユニットからパチンコ機への加算要求のコマンドが未到達のときの処理であって、復旧後通信相手が不一致の場合の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、パチンコ機からカードユニットへの加算応答のレスポンスが未到達のときの処理であって、復旧後通信相手が不一致の場合の一例を示す図である。
電源断、通信回路断線があって、カードユニットからパチンコ機への加算要求のコマンドが未到達のときの処理であって、復旧後通信相手が一致の場合の一例を示す図である。
玉貸・持玉払出・貯玉払出時の遊技玉加算結果異常のときの処理の一例を示す図である。
玉貸・持玉払出・貯玉払出時の遊技玉加算結果再送のときの処理の一例を示す図である。
パチンコ機からカードユニットへのレスポンスが未到達のときの処理の一例を示す図である。
カードユニットからパチンコ機へのコマンドの再送処理の一例を示す図である。
カードユニットとパチンコ機との間で行なわれる持玉共有処理の一例を示す図である。
カードユニットとパチンコ機との間で行なわれるワゴンサービス処理の一例を示す図である。
遊技用システムの構成の組合わせ例を示した図である。
遊技玉が所定数以上のときの遊技用システムの処理を説明するためのフローチャートである。
計数ボタンの操作処理について説明するためのフローチャートである。
計数操作の表示の一例を示す図である。
スロットマシン前面扉開放した状態を示す斜視図である。
カードユニットおよびスロットマシンのそれぞれにおいて記憶している各種データおよびその送受信態様を説明するための説明図である。

実施例

0029

以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。
<パチンコ機の構成>
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るパチンコ機の構成を説明する。遊技場ホール)内に複数配置されている各遊技島(図示略)には、遊技機の一例の封入循環式パチンコ機(以下、遊技機、パチンコ機またはP台と略称する)2が併設されている。なお、パチンコ機2の所定側の側方位置には、該パチンコ機2に対して遊技用装置の一例のカードユニット(以下CUと略称することもある)3が1対1に対応設置されている。

0030

パチンコ機2は、内部に遊技媒体の一例のパチンコ玉を封入しており、遊技者が打球操作ハンドル25を操作することにより、発射モータ18(図2参照)を駆動させて封入玉を1発ずつ遊技盤26前面の遊技領域27に打込んで遊技ができるように構成されている。具体的には、打球操作ハンドル25の周囲にタッチセンサが設けられており、遊技者が打球操作ハンドル25を操作している状態でその遊技者の手がタッチセンサに触れ、その遊技者の手の接触をタッチセンサで検知して発射モータ18が駆動される。この状態で、遊技者による打球操作ハンドル25の回動操作量に応じて打球発射勢いが調整されて玉が遊技領域27内に発射される。

0031

図1に示すパチンコ機2は、いわゆる第1種のパチンコ機であって、遊技領域27の中央に可変表示装置(特別図柄とも言う)278が設けられている。また、遊技領域27には、打込まれたパチンコ玉が入賞可能な複数種類の入賞口が設けられている。図1に示す遊技領域27には、1つの大入賞口(可変入賞球装置)271と、3つの普通入賞口272,273,274と、3つの始動入賞口275,276,277とが示されている。特に、始動入賞口276は、遊技者にとって有利な第1の状態(たとえば開成状態)と遊技者にとって不利な第2の状態(たとえば閉成状態)とに変化可能な電動チューリップで構成されている。

0032

可変表示装置278は、複数種類の識別情報(図柄)を可変表示可能な可変表示部を備えており、各始動入賞口275,276,277に入賞した始動入賞玉の検出信号に基づいてそれらの複数種類の識別情報の可変表示を開始させる。可変表示装置の表示結果が特定の識別情報の組合せ(たとえばぞろ目)になると、大当り状態となり、大入賞口271が開放する。

0033

また、可変表示装置の表示結果が大当り図柄の組合せ(ぞろ目)のうちの予め定められた特別の識別情報の組合せ(たとえば777等の確変図柄の組合せ)となることにより、確変大当り状態が発生し、それに伴う大当り状態の終了後大当りの発生確率が向上した確率変動状態(確変状態)が発生する。

0034

遊技領域27内に打込まれたパチンコ玉はいずれかの入賞口に入賞するかあるいは入賞することなくアウト口145(図2参照)に回収される。入賞口に入賞したパチンコ玉およびアウト口145に回収されたパチンコ玉は再度パチンコ機2内の回収経路を通って打球発射位置にまで還元される。そして、遊技者が打球操作ハンドル25を操作することにより再びその打球発射位置のパチンコ玉が遊技領域27内に打込まれる。

0035

パチンコ機2における遊技領域27の下方位置には、表示器54が設けられている。表示器54は、液晶表示装置で構成されており、持点やカード残額、あるいは可変表示装置278の表示と連動した様々な演出画像を遊技者に表示する。

0036

さらに、パチンコ機2における打球操作ハンドル25の左方位置には、遊技玉から持玉への計数処理をするための計数ボタン28が設けられている。本実施の形態では、計数ボタン28を押下し続けた時間に応じて計数動作が繰り返し実行される。なお、押下継続時間に関わらず、1度押下すると、所定数(たとえば100玉)だけ遊技玉から持玉への計数が行なわれるようにしてもよく、あるいは、計数ボタン28を1度押下した場合には、その押下時間にかかわらず(長押しか否かにかかわらず)、現在遊技者が所有している遊技玉のすべてが計数されるようにしてもよい。

0037

このように、計数ボタン28をP台側に設けているため、計数ボタン28をCU側に設ける場合に比較して、P台に正対して座っている遊技者の操作性を向上できる。

0038

計数ボタン28の右上方には、遊技玉数を表示するための遊技玉数表示器29が設けられている。遊技玉数表示器29は、7セグメント式ディスプレイである。なお、遊技玉数表示器29は、液晶表示器有機EL表示器、その他の表示器で構成してもよい。

0039

<カードユニットの構成>
次に、引き続き図1を参照して、本実施の形態に係るカードユニットの構成を説明する。このカードユニット3は、会員登録をしていない一般の遊技者に対して発行される遊技用記録媒体であるプリペイド機能を備えるビジターカード一般カードとも言う)や、該遊技場に会員登録した会員遊技者に対して発行される遊技用記録媒体である会員カードを受付ける。ビジターカードや会員カードはICカードで構成されている。

0040

それらのカードを受け付けたカードユニット3は、カードの記録情報により特定される遊技者所有の遊技価値(たとえばカード残額、持玉数、あるいは貯玉数等)を“遊技玉のデータ”に変換する機能を有する。パチンコ機2では、遊技玉のデータによって特定される玉数相当の弾球遊技が可能とされる。つまり、“遊技玉のデータ”とは、発射可能な発射残数を示すデータである。以下の説明では、“遊技玉のデータ”を貯玉や持玉と同様に、単に“遊技玉”と称する。

0041

カードユニット3の前面側には、紙幣を挿入するための紙幣挿入口302、装置前面より装置前方方向に突出形成された突出部305、会員カードやビジターカードを挿入するためのカード挿入/排出口309などが設けられている。このカード挿入/排出口309に挿入された会員カードやビジターカードがカードリーダライタ(図示省略)に受付けられ、そのカードに記録されている情報が読取られる。

0042

前述の突出部305において、遊技者と対向する面には、表示器312と、会員カードを受付けた場合において、該会員カードに記録された会員カードID(単に、カードIDとも言う)ならびに会員カードIDにより特定される貯玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイボタン319と、遊技場の係員所持するリモコン(図示略)から赤外線信号をIR(Infrared)感光ユニット320で受信して電子信号に変換して出力するIR受光ユニットが設けられている。

0043

表示器312は、挿入された遊技用記録媒体(カード)に記録されているプリペイド残額(カード残額または単に残額とも言う)を表示するものであるが、遊技玉数やその他の各種情報表示可能であるとともに、表面が透明タッチパネルで構成されており、表示器312の表示部に表示された各種表示項目を指でタッチすることにより各種操作が入力可能となるように構成されている。

0044

再プレイボタン319を操作した場合に、挿入されたカードに遊技者が獲得した持玉数が記録されているときにはその持玉数の一部を引落として遊技玉に変換し、変換した遊技玉に基づいてパチンコ機2による遊技を行なうことが可能となる。一方、挿入されたカードが会員カードであり持玉数が記録されておらずかつ貯玉がホール用管理コンピュータ等に記録されている場合には、その貯玉の一部が引落とされて遊技玉に変換され、パチンコ機2による遊技が可能となる。つまり、挿入されたカードに対応付けて貯玉と持点との双方が記憶されている場合には、持玉が優先的に引き落とされる。なお、再プレイボタン319とは別に、持玉を引き落とすための専用の持玉払出ボタンを設け、再プレイボタン319は貯玉引き落とし専用のボタンとしてもよい。

0045

ここで、「貯玉」とは、遊技場に預入れられた遊技媒体であり、一般的に当該遊技場に設置されたホール用管理コンピュータやその他の管理コンピュータにより管理される。

0046

「持玉数」とは、遊技者が遊技機により遊技を行なった結果遊技者の所有となった遊技玉数をカードに記録したものであって、未だに遊技場に預入れられていない玉数のことである。一般的には、遊技場において当日遊技者が獲得した玉数を「持玉」と言い、前日以前に遊技者が獲得した玉数であって遊技場に預入れられた玉数を「貯玉」と言う。

0047

「遊技玉」とは、遊技機で発射可能な玉数のデータである。このデータは、既に説明したとおり、プリペイドカードの残額、持玉、あるいは貯玉を引き落とすことと引き換えにして生成される。

0048

なお、持玉数を遊技場に設定された持玉数管理用管理装置で管理してもよい。要するに、「貯玉」と「持玉」との違いは、遊技場に預入れるための貯玉操作が行なわれて遊技場に預入れられた玉数であるか、あるいは、未だに遊技場に預入れられていない段階の玉数であるかの点である。

0049

本実施形態では、貯玉データは会員カードに直接記録させずホール用管理コンピュータ等の遊技場に設置されたホールサーバ会員カード番号と対応付けて記憶させ、会員カード番号に基づいて対応する貯玉を検索できるように構成されている。一方、持玉は、カードに直接記録している。しかし、それに限定されるものではなく、両者ともにホールサーバにカード番号と対応付けて記憶させてもよい。ビジターカードの場合も、持玉は、ビジターカードに直接記録している。しかし、それに限定されるものではなく、持玉をホールサーバにカード番号と対応させて記憶させてもよい。このホールサーバにカード番号と対応させて記憶させる際に、ホールサーバに記憶させた時刻を特定できるデータをカード(会員カード、ビジターカード)に書込んで排出してもよい。また、プリペイド残額についてはカード(会員カード、ビジターカード)に直接書込んで排出する。

0050

なお、持玉を、カード(会員カード、ビジターカード)、またはホールサーバに記憶させるタイミングは、たとえば、計数ボタン28が操作されて計数処理が行なわれるたびにリアルタイムに記憶させる、一定周期ごとに記憶させる、またはカードを返却するときに一括して記憶させるなどがある。

0051

紙幣挿入口302に挿入された紙幣は、貨幣識別器(図示省略)により取込まれてその真贋や紙幣種別識別がなされる。

0052

カードユニット3の前面側には、さらに、玉貸ボタン(貸出ボタンとも言う)321と返却ボタン322とが設けられている。玉貸ボタン321は、挿入されたカードに記録されている残額を引落としてパチンコ機2による遊技に用いるための操作(遊技玉への変換操作)を行なうボタンである。返却ボタン322は、遊技者が遊技を終了するときに操作され、挿入されているカードに遊技終了時の確定した遊技玉数(カード挿入時の持玉数−遊技玉への変換数+計数操作によって計数された持玉数)を記憶させて排出するための操作ボタンである。

0053

<パチンコ玉の循環経路
図2は、パチンコ機2の背面図であり、図3は遊技玉の循環機構を説明するための正面図、図4は遊技玉の循環機構を説明するための背面図である。図2図4を参照して、主に封入循環式のパチンコ玉の循環経路を説明する。

0054

パチンコ機2の遊技盤保持枠95には、遊技盤取付け用回動レバー100が設けられており、この回動レバー100を回動操作することにより、遊技盤26が着脱可能となる。本実施の形態に係るパチンコ機2は、このように遊技盤26と、それ以外の遊技機枠とに分けることができる。特に、遊技盤26は、各社が開発するパチンコ機の機種毎に異なるものである一方、遊技機枠は、機種に関わらず共通の共通枠とされている。このため、遊技店は新台入れ替えの際には遊技盤のみの交換で事足りる。

0055

遊技領域27に設けられている入賞口や可変入賞球装置などから入賞したすべての入賞玉は、入賞玉集合カバー部材144で集められて回収玉通過経路901に誘導される。一方、アウト口145に進入したアウト玉も、アウト玉流下経路702を流下する。このアウト玉流下経路702にはアウト玉検出スイッチ701が設けられており、アウト玉流下経路702を流下する玉が検出される。

0056

一方、ファール玉はファール玉戻し経路151を流下してファール玉戻り口150からファール玉戻り経路902を通って回収玉通過経路901を流下する。ファール玉戻し経路151の途中箇所には流下するファール玉を検出するファール玉検出スイッチ33が設けられている。

0057

アウト玉流下経路702を流下するアウト玉は、回収玉通過経路901に進入し、入賞玉とファール玉と共に流下して玉回収経路189に進入する。その回収玉通過経路の途中箇所に発射玉検出スイッチ903が設けられており、入賞玉とアウト玉とファール玉とが合流したすべての玉が検出される。

0058

さらに発射玉検出スイッチ903の下流側における途中箇所に、補給50個検出スイッチ(遊技玉不足検出スイッチとも言う)904が設けられている。この補給50個検出スイッチ904は、パチンコ機2に内蔵されたパチンコ玉の数が所定個数(50個)に達しているか否かを検出するためのものである。一方、前述の発射玉検出スイッチ903は、遊技領域27に打込まれたパチンコ玉のすべてが回収されて検出されるものであり、遊技領域27に打込まれた打込玉個数とこの発射玉検出スイッチ903により検出されたパチンコ玉の数とが等しくなったときに、遊技領域27に打込まれたパチンコ玉がすべて回収されたことが検出される。

0059

このような役割を持った発射玉検出スイッチ903は、パチンコ機2に内蔵された封入玉の個数が所定個数(50個)を超過していることの検出にも兼用されている。すなわち、パチンコ機2に封入されているパチンコ玉が所定個数(50個)の場合には、遊技が行なわれていない非稼動状態において停留している封入玉の最後の50個目のパチンコ玉の位置が、補給50個検出スイッチ904と発射玉検出スイッチ903とのちょうど間に位置するように構成されている。

0060

これにより、所定個数(50個)を超えるパチンコ玉がパチンコ機2内に封入された場合には遊技されていない状態において停留しているパチンコ玉が発射玉検出スイッチ903の検出位置を越える状態となり、常に発射玉検出スイッチ903が玉の検出状態となり、それによって封入玉の個数が多過ぎることが検出可能となる。一方、封入玉の個数が所定個数(50個)より少な過ぎた場合には、非遊技状態において停留しているパチンコ玉が補給50個検出スイッチ904の検出位置よりも下流側になり、補給50個検出スイッチ904が玉を検出していない非検出状態となる。これにより、封入玉の個数が所定個数(50個)よりも少な過ぎることが検出可能となる。

0061

玉回収経路189を流下したパチンコ玉は、パチンコ玉を上方へ搬送するための搬送装置190に進入する。搬送装置190は、搬送モータ40により回転する搬送用スクリュー190bが内蔵されており、この搬送用スクリュー190bが回転することによりパチンコ玉が上方へ搬送される。搬送装置190には、さらに、搬送途中のパチンコ玉と接触することによりそのパチンコ玉を研磨する左右1対研磨部材913が設けられており、パチンコ玉は上方へ搬送されつつその表面が研磨される。この研磨部材913は、研磨モータ193aの駆動力により回転してパチンコ玉を研磨する。

0062

搬送装置190のパチンコ玉取入口近傍に玉上げスイッチ(下)41bが設けられており、搬送装置190に進入するパチンコ玉が検出される。一方、搬送装置190により上方へ搬送されて搬送装置190から排出されたパチンコ玉が玉上げスイッチ(上)41aにより検出される。その検出されたパチンコ玉は整流器916まで流下する。整流器916は、パチンコ玉を1発ずつ玉発射位置にまで供給するためのものである。遊技者が打球操作ハンドル25を操作することにより発射モータ18が駆動して打球ハンマー920が間欠揺動される。整流器916により発射位置にまで供給されてきた1個のパチンコ玉がこの打球ハンマー920により弾発されてそのパチンコ玉が遊技領域27に打込まれる。

0063

この打球ハンマー920による玉の発射位置にパチンコ玉を1つずつ供給するべく、整流器916には、整流器ソレノイド916aとその整流器ソレノイド916aの駆動力により上下揺動する玉送り部材916bとが設けられている。玉送り部材916bは、図2に示すようにコの字型の形状をしており、流下してきたパチンコ玉を1個受入れ、その状態で整流器ソレノイド916aが励磁されることによりその駆動力によって玉送り部材916bが下方に揺動する。すると、受入れていたパチンコ玉が1個打球発射位置に供給される。その供給されてきたパチンコ玉1個を打球ハンマー920が弾発することにより、そのパチンコ玉が遊技領域27に打込まれる。

0064

この打球ハンマー920は、打球打込方向にばねで付勢されており、発射モータ18の駆動力によって回転するカムの作用によりこの打球ハンマー920が打込方向とは逆方向(バックスイング方向)に揺動される。そして、所定量の揺動が行なわれた段階でカムの作用が外れてばねの付勢力により打球ハンマー920が打込方向に揺動されてパチンコ玉が弾発発射される。前述の打球打込方向に付勢するばねは、遊技者が打球操作ハンドル25を回転させることによりその付勢力を調整することができ、これにより打球発射勢いが調整可能となる。

0065

前述した整流器916と玉上げスイッチ(上)41aとの間に、玉抜き部915が設けられている。この玉抜き部915には、玉抜きモータ915aが設けられている。中継基板921に設けられた玉抜きスイッチ922を遊技場の係員が操作することにより、玉抜きモータ915aが所定量回転し、封入玉を経路外抜き出すことが可能となる。

0066

玉上げスイッチ(上)41aは、その検出信号が搬送モータ40をオンオフ制御するために利用される。打球操作ハンドル25による打球操作が行なわれず打球発射されていない状態では、整流器916が玉送り動作を行なわないために、搬送装置190により上方に搬送されてきたパチンコ玉は、整流器916の箇所で流下が阻止されて停留する。その停留するパチンコ玉が玉上げスイッチ(上)41aの検出位置まで達した段階で、玉上げスイッチ(上)41aから常時玉の検出信号が出力される状態となる。そのような玉の検出信号の継続した出力状態が所定時間(たとえば数msec)続いたときに、搬送モータ40の駆動が停止され、玉の上方への搬送がストップされる。

0067

一方、遊技者が打球操作ハンドル25を回転操作して打球発射させることにより、整流器916が玉送り動作を実行し、その結果、整流器916の箇所で流下が阻止されて停留していた玉が玉送りされて玉上げスイッチ(上)41aから玉の検出信号が出力されない状態となる。すると、搬送モータ40の駆動が開始されて玉が搬送される。搬送モータ40の駆動による単位時間当りの玉の揚送個数の方が発射モータ18の駆動による単位時間当りの玉の発射個数より多くなるように制御されているため、搬送モータ40の駆動が開始されて少し時間が経過することにより再び玉上げスイッチ(上)41aから常時玉の検出信号が出力される状態となり、搬送モータ40の駆動が停止される。しかし、打球発射は継続しているため、再び玉上げスイッチ(上)41aから玉の検出信号が出力されない状態となる。すると、搬送モータ40の駆動が開始されて玉が搬送される。遊技者が打球操作を行なっている稼働状態では、この搬送モータ40の駆動と停止が繰返されることになる。

0068

遊技玉数が遊技領域27に発射されたことを検出する遊技玉の発射検出は、玉上げスイッチ(上)41aがオンからオフに変化したことにより検出される。この検出は、払出制御部171が設けられている払出制御基板17(図5参照)でのポート入力により検知され、その検知に基づいて、払出制御部171が、遊技玉数を「1」減算する。

0069

発射モータ18には発射モータ原点センサ(図示省略)が設けられている。この発射モータ原点センサは、発射モータ18を所定の原点位置で停止させるためのものである。打球操作ハンドル25に設けられたタッチリンク(図示省略)から遊技者が手を離した段階で発射モータ18が停止するのであり、その停止時に発射モータ原点センサが発射モータ18の原点を検出した時点で発射モータ18を停止させるように制御する。

0070

また、パチンコ機2の電源投入時において発射モータ18が原点位置からずれており発射モータ原点センサ37の出力がOFFの場合には、発射モータ18の現在位置の状況によって、発射モータ18を正転または逆転させ、パチンコ玉を発射させることなく、発射モータ18の停止位置を原点に移動させる制御が行なわれる。なお、現在の発射モータ18の停止位置と原点の位置とを比較して発射モータ18を正転または逆転のいずれの方向に回転させるのが原点位置に近い回転方向かを判定し、近い回転方向に回転制御させることにより停止位置を原点に移動させるようにしてもよい。

0071

同様に、玉抜きモータ915aに玉抜きモータ原点センサ(図示省略)が設けられており、玉抜きモータ915aが原点位置で停止するように制御される。

0072

前述した入賞玉検出スイッチ、補給50個検出スイッチ904、玉上げスイッチ(上)41a、玉上げスイッチ(下)41b、ファール玉検出スイッチ33、アウト玉検出スイッチ701は、玉の通過により静電容量の変化を検出する近接スイッチで構成されている。一方、発射玉検出スイッチ903だけは投受光方式のフォトセンサで構成されている。遊技場においては、不正電波発信させて玉検出スイッチを不正に誤検出させるという電波を利用した不正行為が行なわれる場合がある。そのような不正電波が発信された場合には近接スイッチは誤検出する虞があるが、フォトセンサは誤検出の虞がない。

0073

その結果、不正電波を発信する不正行為が生じた場合に、近接スイッチで構成されている入賞玉検出スイッチやファール玉検出スイッチ33やアウト玉検出スイッチ701が誤検出に伴う検出信号を出力したとしても、フォトセンサで構成されている発射玉検出スイッチ903は誤検出する虞がないために、ファール玉検出スイッチ33とアウト玉検出スイッチ701と入賞玉検出スイッチとの合計の検出玉数と発射玉検出スイッチ903の検出による玉の検出個数との間に齟齬が生じる。その結果、電波による不正行為を監視することができる。なお、前述した入賞玉検出スイッチ、補給50個検出スイッチ904、玉上げスイッチ(上)41a、玉上げスイッチ(下)41b、ファール玉検出スイッチ33、アウト玉検出スイッチ701、発射玉検出スイッチ903を、すべて同じ種類のスイッチで構成してもよい。

0074

<カードユニットとパチンコ機との構成>
図5は、カードユニット3とパチンコ機2との構成を示すブロック図である。図5を参照して、カードユニット3とパチンコ機2との制御回路の概略を説明する。

0075

カードユニット3には、マイクロコンピュータ等から構成されたCU制御部323が設けられている。このCU制御部323は、制御中枢としてのCPU(Central Processing Unit)、CPUが動作するためのプログラムや制御データ等を記憶しているROM(Read Only Member)、CPUのワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)、周辺機器との信号の整合性を保つための入出力インターフェイス等が設けられている。

0076

CU制御部323には、ホール用管理コンピュータやセキュリティ上の管理を行なうホールサーバ801(図10参照)と通信を行なうための外部通信部(図示省略)が設けられているとともに、パチンコ機2の払出制御基板17とセキュリティを確保しながら通信を行なうためのセキュリティ基板325が設けられている。カードユニット3にはパチンコ機2側への接続部(図示省略)が設けられており、パチンコ機2にはカードユニット3側への接続部(図示省略)が設けられている。これら接続部は、たとえばコネクタ等で構成されている。

0077

CU側のセキュリティ基板325とP台側の払出制御基板17とは、このコネクタと接続配線とを介して通信可能に接続される。セキュリティ基板325には、セキュリティ基板325と払出制御基板17との通信を制御するための通信制御IC325aと、パチンコ機2のセキュリティを監視するためのセキュリティチップ(SC)325bが設けられている。さらに、SC325bは、不正検知部1325を備え、不正検知部1325がCU制御部323からP台2に通知される遊技玉の加算要求情報を監視することにより不正検知を行ない、不正検知時に鍵管理サーバ800(図10参照)に通知する。また、不正検知用設定値定数)は鍵管理サーバ800から基板制御情報として通知される。

0078

前述した貨幣識別器により紙幣の真贋および種類が識別されてその識別結果信号がCU制御部323に入力される。遊技場の係員が所持しているリモコンから発せられた赤外線をIR感光ユニット320が受光すれば、その受光信号がCU制御部323に入力される。挿入されたカードの記録情報をカードリーダライタが読取って、その読取り情報がCU制御部323に入力されるとともに、CU制御部323からカードリーダライタに対し、挿入されているカードに書込むデータが伝送されたときに、カードリーダライタはそのデータを挿入されているカードに書込む。

0079

CU制御部323は、遊技者が遊技している際、遊技者の持玉を管理・記憶する。CU制御部323から残額あるいは遊技玉数等のデータが表示制御部350に出力され、表示制御部350で表示用データに変換される。P台2に対し、表示制御部350で変換した表示用データが送信される。P台2に送信された表示用データは、中継基板14を介して表示器312に入力される。表示器312には、その表示用データに応じた画像が表示される。また、表示器312の表面に設けられているタッチパネルを遊技者が操作すれば、その操作信号が表示制御部350を介してCU制御部323に入力される。遊技者が玉貸ボタン321を操作することにより、その操作信号がCU制御部323に入力される。なお、玉貸ボタン321は、CU3に設ける構成に限定されるものではなく、P台2に設けて操作信号をCU制御部323に入力する構成であっても良い。遊技者が再プレイボタン319を操作することによりその操作信号がCU制御部323に入力される。遊技者が返却ボタン322を操作することによりその操作信号がCU制御部323に入力される。

0080

パチンコ機2には、パチンコ機2の遊技の進行制御を行なう主制御基板16と、遊技玉を管理・記憶する払出制御基板17と、払出制御基板17の指令に基づいて発射モータ18を駆動制御する発射制御基板31と、可変表示装置278と、主制御基板16から送信されてくるコマンドに基づいて可変表示装置278を表示制御する演出制御基板15とが備えられている。

0081

主制御基板16および演出制御基板15は、遊技盤26に設けてある。主制御基板16には主制御部161である遊技制御用マイクロコンピュータが搭載されている。遊技機制御用マイクロコンピュータは、制御中枢としてのCPU(Central Processing Unit)、CPUが動作するためのプログラムや制御データ等を記憶しているROM(Read Only Member)、CPUのワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)、周辺機器との信号の整合性を保つための入出力インターフェイス等が設けられている。主制御部161は、遊技盤26に設けられている入賞センサ162、および電波センサ163と接続してある。

0082

主制御部161は、各始動入賞口275,276,277に玉が入賞すると、大当り(あるいはさらに小当たりを含む)/外れを決定するための乱数抽選し、その乱数を記憶する。これを保留記憶という。保留記憶数最大値は、たとえば、4である。主制御部161は、可変表示装置278で新たな可変表示を開始できる状態になれば、保留記憶を1つ消化してその保留記憶に基づいた大当り判定を行なうとともに可変開始から表示結果の導出に至るまでの可変表示時間を複数種類の中から決定する。また、大当りを決定したときには、確率変動を生じさせるか否かも併せて決定する。主制御部161は、その大当り判定の結果(確変にするか否かを含む)、および可変表示時間に関する情報をコマンドとして演出制御基板15に搭載された演出制御部151へ送信する。

0083

主制御部161から演出制御部151へ送信される可変表示に関するコマンドには、可変表示の開始を示す可変開始コマンド、可変表示の結果を示す表示結果コマンド(大当り/外れ)、可変表示パターンを特定可能な可変表示時間コマンド、可変表示結果導出表示させるタイミングを示す可変停止コマンドなどが含まれる。さらに、主制御部161から演出制御部151へ送信されるコマンドには、大当り中に大当りの進行状況を特定可能なコマンドや、新たな保留記憶の発生を示すコマンド、遊技状態エラーの発生を示すコマンドなどがある。

0084

演出制御部151は、主制御部161から送信されてくるこれらのコマンドに基づいて可変表示装置278の可変表示内容を決定する。たとえば、演出制御部151は、主制御部161から送信されてくるコマンドに基づいて可変表示結果および可変表示時間を特定し、停止図柄を決定するとともに可変表示パターン(リーチの有無、リーチの種類)を決定し、さらには大当りやリーチに関する予告演出演出パターンを決定する。演出制御部151は、決定した可変表示内容に従って可変表示装置278を表示制御する。

0085

演出制御基板15は、遊技機枠6側の中継基板14を介して、表示器54とも接続されている。演出制御部151は、可変表示装置278に対して可変表示等のための表示制御信号を送信するとともに、可変表示装置278の表示と連動する表示を行なうための表示制御信号を表示器54へ送信可能である。

0086

払出制御基板17は、前枠6(遊技枠)に設けてある。払出制御基板17には、払出制御部171である払出制御用マイクロコンピュータが搭載されている。払出制御用マイクロコンピュータは、制御中枢としてのCPU(Central Processing Unit)、CPUが動作するためのプログラムや制御データ等を記憶しているROM(Read Only Member)、CPUのワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)、周辺機器との信号の整合性を保つための入出力インターフェイス等が設けられている。

0087

また、払出制御基板17に対し、前述した発射玉検出スイッチ903、アウト玉検出スイッチ701、ファール玉検出スイッチ33、計数ボタン28、電波センサ173が電気的に接続された状態で設けられている。この電波センサ173は、電波を不正に発信して主に玉上げスイッチ(上)41aを常時オン状態にする不正行為を検知するためのものである。この電波センサ173の検出信号が払出制御基板17の入力ポート(図示省略)を介して払出制御部171へ入力される。玉上げスイッチ(上)41aは、前述したように、オンからオフに変化したことにより遊技玉の発射を検出し、その検知に基づいて、払出制御部171が、遊技玉数を「1」減算する。従って、不正電波によりこの玉上げスイッチ(上)41aが常時オン状態になると、いくら玉を発射しても遊技玉数が減算されない状態となる。このような電波による不正を電波センサ173により検知する。なお、玉上げスイッチ(上)41aばかりでなく、発射玉検出スイッチ903(図2参照)も電波による不正の対象となる虞がある。つまり、玉上げスイッチ(上)41aだけ不正電波により常時オン状態にした場合には、玉の発射が検出されなくなる一方、実際に発射された玉が回収されて発射玉検出スイッチ903で検出された場合には、発射玉と回収玉(アウト玉)との個数に齟齬が生じ、異常が検知されて「発射/OUT不整合玉数」の不正検知情報2がP台2からCU3へ送信されることになる(図17で後述する)。しかし、この発射玉検出スイッチ903にも不正電波を発信して検出不能状態にすることにより、上記「発射/OUT不整合玉数」の不正検知情報2がP台2からCU3へ送信されなくなる不都合が生じる。本実施の形態では、このような発射玉検出スイッチ903に対して発信される不正電波も、電波センサ173で検出するため、前述の不都合を防止し得る。

0088

主制御基板16から払出制御基板17に対し、主制御チップID、入賞口情報、ラウンド情報接続確認信号、入賞検出信号、始動入賞口入賞情報、エラー情報図柄確定回数大当り情報メーカ固有大当りの情報が送信される。

0089

主制御チップID(メインチップIDとも言う)は、パチンコ機2の主制御基板16に記録されているチップIDのことであり、パチンコ機2の電源投入時に払出制御基板17に対して送信される情報である。入賞口情報は、入賞口の種類(始動入賞口、普通入賞口、大入賞口)と、賞球数(入賞口に遊技玉が入ったときの払出玉数)とを含む情報であり、パチンコ機2の電源投入時に払出制御基板17に対して送信される。ラウンド情報は、大当りしたときのラウンド数の情報であり、パチンコ機2の電源投入時に払出制御基板17に対して送信される。

0090

接続確認信号は、主制御基板16と払出制御基板17とが接続されていることを確認するための信号であり、主制御基板16から払出制御基板17へ所定の電圧の信号が常時供給されており、払出制御基板17がその所定電圧信号を受信していることを条件として払出制御基板17が動作制御するように構成されている。入賞検出信号は、始動入賞口以外の入賞口に入賞したパチンコ玉の検出信号である。この検出信号を受けた払出制御基板17は、その入賞玉1個に対して付与すべき玉数を、遊技玉数と加算玉数とに加算する制御を行なう。このことに関しては後に詳しく説明する。

0091

始動入賞口入賞情報とは、始動入賞口1または始動入賞口2のいずれかにパチンコ玉が入賞したことを示す情報である。エラー情報とは、主制御基板16が遊技制御を行なっている最中にエラーが発生した場合にその旨を払出制御基板17へ通知するための情報である。

0092

図柄確定回数とは、各始動入賞口への入賞に対する可変表示装置の表示結果として確定した図柄の情報である。

0093

大当り情報とは、大当りが発生したことを示す情報であり、その内訳は、各メーカ共通の大当りを示す共通大当り情報とメーカ固有の大当りを示すメーカ固有大当り情報とがある。共通大当り情報は、たとえば15ラウンド大当り等のように、各遊技機メーカが共通に採用している大当りであり、その大当りに伴って確変が発生する場合には確変情報を含み、その大当りに伴って時短状態(可変表示装置の可変表示時間を短縮する制御状態)が発生する場合にはその時短情報を含んでいる。メーカ固有大当りとは、たとえば突然確変(突確)のような、或る遊技機メーカのみが採用している大当り状態のことである。

0094

払出制御基板17から主制御基板16へ、ヘルスチェックコマンド賞球個数受付コマンドとが送信される。ヘルスチェックコマンドとは、主制御基板16が正常に動作しているか否かをチェックするためのコマンドである。賞球個数受付コマンドとは、加算玉数を受付けた旨を示すコマンドである。

0095

アウト玉検出スイッチ701から払出制御基板17へアウト玉検出信号が入力される。このアウト玉検出信号が入力された払出制御基板17は、後述するように遊技中玉数(遊技領域27に浮遊している浮遊玉の玉数)を減算更新する。ファール玉検出スイッチ33からファール玉検出信号が入力された払出制御基板17では、後述するように、加算玉数と遊技玉数とを加算更新するとともに、遊技中玉数を減算更新する。発射玉検出スイッチ903から払出制御基板17へ発射玉検出信号が入力される。この発射玉検出信号が入力された払出制御基板17は、遊技中玉数を減算更新する。

0096

カードユニット3のセキュリティ基板325とパチンコ機2の払出制御基板17とが電気的に接続されており、セキュリティ基板325から払出制御基板17へ、後述するように、リカバリ要求、リカバリ詳細要求、通信開始要求、通信終了要求、状態情報要求、カード挿入通知、カード返却通知、通信テスト要求の各種コマンドが送信される。

0097

リカバリ要求は、後述するように、パチンコ機2に対してリカバリ情報の通知を要求するコマンドである。払出制御基板17は、リカバリ要求を受けてパチンコ機2のリカバリ情報をカードユニット3に通知する。リカバリ詳細要求は、パチンコ機2に対してリカバリ詳細情報の通知を要求するコマンドである。払出制御基板17は、リカバリ詳細要求を受けてパチンコ機2のリカバリ詳細情報をカードユニット3に通知する。通信開始要求は、パチンコ機2に対して通信開始を要求するコマンドである。払出制御基板17は、通信開始要求を受けてカードユニット3に対して通信開始を応答する。通信終了要求は、パチンコ機2に対して通信終了を要求するコマンドである。払出制御基板17は、通信終了要求を受けてカードユニット3に対して通信終了を応答する。

0098

状態情報要求は、パチンコ機2に対して状態情報の通知を要求するコマンドである。払出制御基板17は、状態情報要求を受けてパチンコ機2の状態情報をカードユニット3に通知する。カード挿入通知は、パチンコ機2に対してカード挿入されたことを通知するコマンドである。払出制御基板17は、カード挿入通知を受けてカードユニット3に対してカード挿入されたことの応答をする。カード返却通知は、パチンコ機2に対してカード返却されたことを通知するコマンドである。払出制御基板17は、カード返却通知を受けてカードユニット3に対してカード返却されたことの応答をする。通信テスト要求は、パチンコ機2に対してテストデータを通知するコマンドである。払出制御基板17は、通信テスト要求を受けてカードユニット3に対してテストデータを応答する。

0099

払出制御基板17からセキュリティ基板325へ、リカバリ応答、リカバリ詳細応答、通信開始応答、通信終了応答、状態情報応答、カード挿入応答、カード返却応答、通信テスト応答の各種レスポンスが送信される。

0100

前枠6(遊技枠)には、払出制御基板17の他、中継基板14、発射制御基板31、発射モータ18、遊技玉数表示器29が設けられている。なお、遊技玉数表示器29は前枠6に直接取り付けてもよいが、玉が払い出される通常のパチンコ機の前面側に設けられた上皿や下皿のように、前枠6に対して回動可能な態様で設けるようにしてもよい。この点は、表示器54についても同様である。

0101

払出制御基板17の払出制御部171は遊技玉数表示器29に遊技者が現在所有している遊技玉数を表示する。発射制御基板31は、遊技者が打球操作ハンドル25に触れていることを検出するタッチリング入力信号が入力されているときに発射モータ励磁出力を発し、発射モータ18を駆動させる。

0102

払出制御基板17から発射制御基板31へ、発射制御信号と発射許可信号とが出力される。それを受けた発射制御基板31は、発射モータ18を励磁するための信号を出力する。これにより、パチンコ玉が遊技領域27へ弾発発射される状態となる。

0103

前枠6(遊技枠)には、表示器54が設けられている。表示器54は、中継基板14を介してカードユニット3の表示制御部350からの表示データ(表示制御信号)を受信する。さらに、表示器54は、中継基板14を介して演出制御基板15からの表示データ(表示制御信号)を受信する。

0104

中継基板14には演出制御基板15および表示制御部350のうち一方からの表示制御信号を表示器54へ出力して表示器54に演出制御基板15または表示制御部350からの表示制御信号に基づく画像を表示するための切換回路141が搭載されている。

0105

なお、本実施の形態では、P台側の表示器54がCU側で制御されるように構成されているが、これに代えて、P台側に表示器54を表示制御するための表示制御用基板を設けてもよい。この場合、表示制御用基板は、払出制御部171の指令に基づいて表示器54を表示制御する。

0106

<表示器(タッチパネル)の表示制御(切換回路を用いた場合)>
図6は、遊技玉数表示器29および表示器54の表示制御を説明するためのブロック図である。この図6では、図5に示したCU3およびP台2の各種構成のうち、遊技玉数表示器29および表示器54の表示制御に関わる主要な構成のみを図示している。

0107

主制御基板16に搭載されている主制御部161は、遊技制御に伴い変化する各種の遊技情報を払出制御基板17の払出制御部171へ送信する。払出制御部171は、主制御部161から送信されてくる遊技情報に基づいて玉数情報等をCU制御部323へ送信するとともに、遊技玉数表示器29を表示制御する。その結果、遊技玉数表示器29には、遊技者が現在所有している遊技玉数が表示され、玉の発射あるいは計数操作に基づいて遊技玉数の表示が減算更新され、入賞の発生あるいは貸玉操作等に基づいて遊技玉数の表示が加算更新される。

0108

CU制御部323は、払出制御部171から送信されてくる玉数情報等に基づいて自ら記憶している遊技玉数等の遊技情報を更新する。また、CU制御部323はカード残額や遊技者の持玉を記憶しており、P台2側の表示器54にそれら記憶している遊技情報に基づいた表示をするための情報を表示制御部350へ送信する。表示制御部350は、その情報に基づいた表示制御信号をP台2側の中継基板14へ送信する。

0109

一方、中継基板14には、演出制御基板15の演出制御部151からの表示制御信号も入力される。演出制御部151は、主制御部161から受信する各種の可変表示コマンドに基づいて可変表示装置278を表示制御するための表示制御信号を可変表示装置278へ送信するとともに、表示器54を表示制御するための表示制御信号を中継基板14へも送信する。

0110

中継基板14には、通常、CU3の表示制御350側のみから表示制御信号が送信されており、演出制御部151からは表示制御信号は送信されない。その結果、通常は、表示器54にはCU3の表示制御350からの表示制御信号に基づいた持点やカード残額などの情報が表示される。ところが、演出制御部151は、主制御部161から送信されてくるコマンドに基づいて遊技機の遊技状態の変化を検出すると、その遊技状態の変化に応じた表示制御信号を中継基板14へ送信する。

0111

切換回路141は、演出制御部151からの表示制御信号の入力があると、表示制御部350から入力される表示制御信号ではなく、演出制御部151から入力される表示制御信号を表示器54へ送信するように回路切換える。その結果、表示器54には通常時はCU3側の表示制御に基づいた持点等の表示がなされ、たとえば、可変表示装置278に大当り表示がなされるなどして遊技状態が変化すると、表示器54の表示が大当り表示などの可変表示装置278の表示と連動するものに切換えられる。また、その後、演出制御部151から中継基板14への表示制御信号の送信が停止すると、切換回路141は、信号の入力元きり戻す。その結果、表示器54には、再び、CU3側の表示制御に基づいた情報が表示される。

0112

つまり、上記の例は、切換回路141は、演出制御部151および表示制御部350のうち、演出制御部151から入力される表示制御信号を優先して表示器54へ送信する構成である。通常時は表示制御部350のみから表示制御信号が切換回路141へと入力されるので、表示器54にはCU3側の表示制御に基づいた情報が表示され、大当り発生などの切換条件成立して演出制御部151から表示制御信号が入力されると、その表示制御信号が優先されて表示器54へ送信され、表示器54の表示が切り換えられる。

0113

しかしながら、これに代えて、切換回路141は、演出制御部151および表示制御部350のうち、表示制御部350から入力される表示制御信号を優先して表示器54へ送信する構成を採用してもよい。

0114

すなわち、切換回路141は、通常時は演出制御部151から常時受信する表示制御信号に基づいて表示器54に可変表示装置278の表示と連動する演出表示を行ない、遊技点や持点が残り少なくなどの所定の切換条件が成立してCU3側からその旨を表示するための表示制御信号が入力されると、信号の入力元を演出制御部151から表示制御部359に切換えることにより、表示器54が遊技演出画面から遊技点や持点が残り少ない旨等を報知する画面に変化するようにしてもよい。

0115

本実施の形態では、遊技玉数を表示する遊技玉数表示器29の表示制御はCU3ではなく、遊技玉数の変動に直接的に関わるP台2によって行なわれるため、遊技玉数が遊技で使用されて減算され、あるいは遊技によって加算された場合に、その更新後の遊技玉数を即座に遊技玉数表示器29に反映させることができる。

0116

仮に、遊技玉数表示器29の表示制御をCU3が行なうものとした場合には、P台2からCU3に対して送信する遊技玉数の情報に基づいてCU3から遊技玉数表示器29へと表示制御信号が送られるものとなる、しかし、その場合、CU3とP台2との通信状況等によって、実際には遊技玉数が変化しているものの、その変化が遊技玉数表示器29にすぐに反映されないものとなるという不都合が生じるおそれがある。本実施の形態によれば、このような不都合が生じることを防止できる。

0117

一方、表示器54はCU3側で表示制御するために、遊技玉数表示器29を表示制御するP台2がさらに表示器54をも表示制御する場合と比較して、P台2の表示制御負担を軽減できる。

0118

なお、演出制御部151から中継基板14に送信される表示制御信号で表示器54が表示動作する場合には、中継基板14は単に演出制御部151から送信されてきた信号を中継してそのまま表示器54に送信する機能を備えておけばよい。これに対して、表示器54を表示動作させるための表示制御信号の信号形態と、演出制御部151から送信される表示制御信号との信号形態とが異なる場合も考えられ、この場合には、中継基板14に切換回路141に加えて信号形態を変換する変換回路を設ければよい。

0119

さらに、切換え条件成立時に演出制御部151から送信される表示制御信号によって表示器54に表示される演出画像と、同じく演出制御部151から送信される表示制御信号によって可変表示装置278に表示される画像とが同じものであってもよく、異なるものであってもよい。異なるものとした場合には、演出制御部151には可変表示装置278用の画像データと表示器54用の画像データとの2種類の画像データを記憶させおく必要がある。

0120

また、遊技玉数表示器29は、主制御部161が表示制御する構成としてもよく、あるいは、主制御部161から演出制御部151へ遊技玉数に関するコマンドを送信することによって演出制御部151が表示制御する構成としてもよい。

0121

<表示器(タッチパネル)の表示制御(切換制御部を用いた場合)>
図7は、図6の変形例を説明するためのブロック図である。図6では、中継基板14に切換回路141が搭載されており、演出制御部151および表示制御部350のいずれか一方から入力される表示制御信号を優先して表示器54へ送信する構成を開示した。

0122

ここでは、図7を用いて、中継回路14にマイクロコンピュータから成る切換制御部142を搭載する例を説明する。なお、図7は、切換回路141を切換制御部142に代えている点を除いて、各符号が示す構成は図6と同じである。

0123

CU3の表示制御部350は切換制御部142に対して表示器に表示する持点やカード残額などの情報を定期的に送信する。同様に、演出制御部151は切換制御部142に対して遊技状態の変化(可変表示装置での可変表示の開始、終了、リーチの発生、大当りの発生など)を示す情報を定期的に送信する。

0124

切換制御部142は表示制御部350および演出制御部151の双方から受信する情報に基づいて表示器54の表示を切換える切換条件が成立したか否かを判定する(ステップS1421)。切換条件は、たとえば、「遊技点数が所定点以下」、「持点数が所定点以下」、「カード残額が所定点以下」、「大当り発生」、「リーチ発生」のいずれか1つとすることが考えられる。

0125

ここでは、たとえば、切換条件が「遊技点数が所定点以下」であるものとする。また、通常は表示器54に演出制御部350からの受信情報に基づいた遊技演出の画面を表示するものとする。この場合に、S1421においてこの切換条件が成立していると判定されると、表示器54の表示が演出制御部350からの受信情報に基づいた遊技演出の画面から、表示制御部350からの受信情報に基づいた遊技点数の減少報知画面に切換えるための表示制御信号が表示器54へ送信される(ステップS1422)。

0126

ここでは、切換条件の成否判定を切換制御部142が行なう例を説明した。しかしながら、このような切換条件の成否判定をCU3の表示制御部350が行なう構成を採用してもよい。すなわち、表示制御部350は、切換条件成立と判定すれば、切換制御部142に対して切り換えて表示すべき内容を示すコマンドを送信する。切換制御部142は、そのコマンドに基づいて表示器54の画面を切換え表示する。あるいは、演出制御部350が可変表示装置278を直接表示制御しているように、表示制御部350が表示器54を直接表示制御するようにしてもよい。すなわち、表示制御部350に表示制御用のマイクロコンピュータを設けるとともに、表示器54を表示制御するために必要なVDP映像ROM、VRAMLCD駆動回路などを設ける。

0127

なお、切換条件は、図7に示す以外のものとすることも考えられる。たとえば、遊技点を追加するための貸出操作(玉貸ボタン(貸出ボタン)321の操作)が検出されたときに切換条件が成立し、それまで遊技の演出画面が表示されていた表示器54に対して、カード残額の減額表示とともに遊技点が徐々に加算更新されていく様子を表示するようにしてもよい。あるいは、このような貸出操作に代えて、またはさらに加えて、持点から遊技点への変換操作が行なわれたときに切換条件が成立するものとしてもよい。さらには、これらの切換条件に代えて、あるいは加えて、入金操作が検出されたときに切換条件が成立し、表示器54に入金の様子が表示されるようにしてもよい。

0128

また、切換条件は、上記したもののうちの1つのみとするのではなく、いずれか2つあるいはそれ以上としてもよい。また、画面を演出制御部350および表示制御部350の一方に基づいた画面から他方に基づいた画面に切換えるのではなく、一方に基づいた画面の一部に他方に基づいた画面を割り込ませて表示するようにしてもよい。このような表示のさせ方について、次の図8および図9を用いて説明する。

0129

<表示器(タッチパネル)の表示制御(遊技状態の変化で切換)>
図8は、表示器(タッチパネル)の表示制御例として、パターン1およびパターン2を説明するための図である。ここでは、通常時は表示器(タッチパネル)54にCU3の表示制御部350の表示制御に基づいたカード残額等の表示をし、大当り発生等の遊技状態の変化に応じて表示器54の表示を可変表示装置278の表示と連動したものに切り換える例を説明する。

0130

パターン1およびパターン2ともに、通常時は表示器54にカード残額等を表示しておき、可変表示装置278に大当りの可変表示結果が導出表示されることに伴って、大当り表示と連動する演出画面を表示器54に表示する例である。

0131

特に、パターン1は、大当りの発生に伴って表示器54をカード残数等の表示画面から演出画面に完全に切換える例である。図8を参照して、可変表示装置278に大当りの表示結果が導出表示されていない通常の状態(可変表示装置278が可変表示中、可変停止中など)においては「(1)パターン1」に示されるように、表示器54にはCU3の表示制御に基づいたカード残額、遊技点数、持点数を表示する。一方、可変表示装置278に大当りの表示結果(777)が導出表示されると、表示器54の表示画面を「大当り」の演出画面に完全に切り換えて可変表示装置278の表示と連動した表示にする。

0132

パターン2は、大当りの発生に伴って表示器54にカード残数等に加えて大当り演出画像を表示する例である。パターン2によれば、カード残数等の情報を継続的に提供できながら可変表示装置278と連動した遊技演出により遊技効果を高めることができる。

0133

また、このような実施の形態によれば、P台2の表示器54にはCU3が記憶する遊技情報を表示可能であるために、P台2において遊技者にとって利便性の高い情報を提供できる。しかも、表示器54に演出情報を表示する条件が成立したときには、表示器54に可変表示装置278の表示と連動する演出情報が表示されるため、表示器54を遊技情報ばかりでなく遊技演出の表示にも活用できる。

0134

<表示器(タッチパネル)の表示制御(遊技点等の変化で切換)>
図9は、表示器(タッチパネル)の表示制御例として、パターン3およびパターン4を説明するための図である。ここでは、通常時は表示器(タッチパネル)54に可変表示装置278の表示と連動した表示(演出制御部151の表示制御に基づく)をし、遊技点の減少に応じて表示器54に遊技点が残り少ないことを報知する画像を表示する例を説明する。

0135

特に、パターン3は、遊技点が所定点数以下となったときに、表示器54を遊技の演出画面から遊技点残数が少ないことを報知する画面に完全に切り換える例である。図9を参照して、遊技点数が所定点数(たとえば、30点)を超えている場合には、「(3)パターン3」に示されるように、表示器54には可変表示装置278の表示と連動する演出画面を表示する。図9の場合には、可変表示装置278にリーチが表示されているため、表示器54にはこれと連動する演出画面が表示されている。なお、可変表示装置278が可変停止しているときには、演出制御151の表示制御に基づく遊技状態(たとえば、大当り中)に関連した演出画面を表示する。一方、遊技点数が残り少なくなり、所定点数以下(たとえば、30点以下)となれば、表示器54の表示画面を遊技点残数が少ないことを報知する画面に完全に切り換える。

0136

パターン4は、遊技点残数が少なくなったときに、表示器54に遊技の演出画面に加えて遊技点残数が少ないことを報知する画像を表示する例である。パターン4によれば、遊技演出の効果を維持しつつ、遊技者に対して遊技点残数が少ない状態であることを報知できる。

0137

以上、説明した本実施の形態によれば、P台2の表示器54には可変表示に関する演出情報を表示可能であるために、可変表示装置278と併せて演出効果の高い遊技を提供できる。しかも、表示器54にCU3側から送られてくる遊技情報を表示する条件が成立したときには、CU3によってその遊技情報を表示器54に表示するための表示制御が実行されるため、その条件の成立の際には表示器54を遊技演出ばかりでなくCU3による遊技情報の表示にも活用でき、しかも遊技情報の表示に伴うP台2の表示制御負担も軽減できる。

0138

なお、パターン1〜パターン4のいずれの場合にも、画面の切換タイミングは様々に設定することができる。たとえば、切り換えてから所定時間経過後に切り戻すようにしてもよい。パターン1およびパターン2の場合には、可変表示装置278に大当り態様が停止してから可変表示装置278が大当り中の画面に切り換わったタイミングで切り戻すようにすることも考えられる。パターン3およびパターン4の場合には遊技点の減少を確認した遊技者からのタッチパネル等への操作に応じて切り戻すようにすることも考えられる。

0139

具体的には、大当りの発生(ゾロ目の停止)に対応して演出画面に切り換えた場合には、可変表示装置278で大当り発生の演出が終了して大当りのラウンド制御移行したとき、あるいは大当りのラウンド制御が終了して大当り状態から通常の状態に復帰したとき、に切戻すことが考えられる。リーチの発生に対応して演出画面に切り換えた場合には、リーチが終了して大当りまたは外れが確定したときに切戻すことが考えられる。大当りやリーチの可変表示装置278での予告演出に対応して演出画面に切り換えた場合には、可変表示装置278での予告演出が終了したときに切戻すことが考えられる。あるいは、遊技玉数が残り少なくなったことに対応して報知画面に切り換えた場合には、玉貸操作等により遊技玉数の少ない状況が改善されたときに切戻すことが考えられる。

0140

また、図8の演出情報(大当りなど)あるいは図9の遊技情報(遊技点など)は、画面の一方向から他の方向へと流れるなどするテロップで表示してもよい。

0141

さらに、パターン1およびパターン2では、可変表示装置の表示と連動する例を説明したが、確率変動状態か否か等の遊技状態と連動する表示であってもよく、始動記憶数(保留記憶数)などを表示するものであってもよい。つまり、表示器54は、可変表示装置278の表示と連動する演出以外の遊技演出を行うものであってもよい。たとえば、可変表示装置278でリーチや大当り等の第1の予告画面を表示した後、その第1の予告画面に関連する第2の予告画面を表示器54に表示することも考えられる。

0142

<カードユニットおよびパチンコ機に発生した異常の通知処理>
図10は、相互認証の結果、異常を検知した場合の通知処理を説明するための説明図である。

0143

図10を参照して、CU制御部323、セキュリティ基板325、払出制御部171、あるいは主制御基板16において異常が発生した場合には、図10の矢印で示す方向に対して通知が行なわれる。ここで言う異常には、CU制御部323、セキュリティ基板325、払出制御部171、あるいは主制御基板16を、不正に製造された他のものに差し替えるとか、あるいはノイズ等により誤作動したり故障したりした場合や、断線等によるオフライン状態が含まれる。図10に示される鍵管理サーバ800は、カードユニット3内部の電子部品シリアルID(SIDとも言う)毎に対応付けて、CU通信制御部のSIDと認証鍵とを記憶している鍵の管理サーバである。また、鍵管理サーバ800は、主制御基板16と互いに通信可能なサーバである。

0144

まず、カードユニット3のセキュリティ基板325により異常が発生した場合には、前述したCU制御部323とセキュリティ基板325との間で行なわれる相互認証の結果、CU制御部323が異常を検知する。この相互認証では、後述するシリアルID認証機器認証の他に、セッション鍵による機器認証も含まれている。

0145

シリアルIDは、セキュリティ基板325のシリアルID(基板シリアルID)であり、セキュリティ基板325のセキュリティチップ325bを製造する段階において、該セキュリティチップ325bのROMに記憶されている。また、CU3が遊技場に搬入された後、ホールサーバ801に接続されたときに、鍵管理センタの鍵管理サーバ800からホールサーバ801経由で基板シリアルIDがダウンロードされてCU制御部323に記憶される。

0146

CU制御部323がセキュリティ基板325の異常を検知した場合、CU制御部323はホールサーバ801にその旨を通知するとともに、カードユニット3の表示制御部350に異常報知コマンドを送信する。CU制御部323は、表示器312に異常発生した旨の表示を行なう制御を表示制御部350に行なわせるとともに、異常報知ランプ(図示せず)を点灯または点滅させて異常報知を行なう。さらに、CU制御部323は、外部通信部からホール用管理コンピュータへ異常が発生した旨の信号を送信する。

0147

カードユニット3のCU制御部323により異常が発生した場合には、前述した相互認証によりセキュリティ基板325が異常発生を検知し、その旨を示す信号(異常通知信号)を払出制御部171に通知する。払出制御部171はそれを受けて異常発生した旨を主制御基板16へ通知する。主制御基板16は、前述と同様に、異常報知ランプを作動させる制御を行なうとともにホール用管理コンピュータへ異常が発生した旨の信号を送信する。

0148

セキュリティ基板325が払出制御部171の異常を検知した場合には、その旨をCU制御部323へ通知し、CU制御部323がその旨をホールサーバ801へ通知する。

0149

このように、セキュリティ基板325は、CU制御部323の異常を検知したときにはその旨を払出制御部171へ通知する一方、払出制御部171の異常を検知したときには、その旨をCU制御部323へ通知するものであり、セキュリティ基板325による異常発生の通知先がそれぞれ異なる。その理由は、異常が発生した制御部に対して異常が発生した旨を通知しても、何ら異常報知のための制御が行なわれず、異常防止対策にはならないためである。しかも、セキュリティ基板325は、通信制御の機能は有しているものの異常報知制御の機能は有していない。よって、自ら異常報知の制御が行なえず、そのために必ず異常が発生した制御部とは反対側の制御部の方向に異常発生した旨の通知を行なうのである。なお、セキュリティ基板325からの異常発生の通知を受けた払出制御部171は、その旨を主制御基板16へ通知する。主制御基板16はその通知を受けて、前述と同様の異常報知のための制御を行なう。

0150

払出制御部171に異常が発生した場合には、その旨がセキュリティ基板325により検知され、異常が発生した旨がCU制御部323へ通知され、CU制御部323は前述した異常報知制御を行なうとともにホールサーバ801へ異常が発生した旨を通知する。また、払出制御部171に異常が発生した場合には、主制御基板16が異常発生した旨を検知し、その通知を受けて前述した異常発生報知用の制御を行なう。

0151

払出制御基板17は、前述したように、セキュリティ基板325に異常が発生した場合にはそれを検知して主制御基板16へ通知する一方、主制御基板16に異常が発生した場合にはそれを検知してセキュリティ基板325へ異常が発生した旨を通知する。この払出制御基板17も、前述したセキュリティ基板325と同様に、異常が発生した旨を検知した場合にはその異常が発生した制御部に対して通知を行なっても異常報知用の制御が行なわれないために、異常が発生した制御部とは反対側の制御部あるいは制御基板に通知を行なう。なお、セキュリティ基板325と払出制御基板17とは、異常報知ランプや異常報知用表示器等の異常報知手段が接続されておらず、異常を検知しても自ら異常報知制御する機能を有していない。なお、上記の説明では、セキュリティ基板325と払出制御基板17とは、異常報知ランプや異常報知用表示器等の異常報知手段が接続されておらず、異常を検知しても自ら異常報知制御する機能を有していないこととして説明したが、セキュリティ基板325と払出制御基板17とに異常報知の機能を設け、直接異常を発生した旨を通知させてもよい。

0152

<通信で用いられるフレーム構成
図11は、この遊技機器内の通信で用いられるフレームの構成を示す図である。図11において、送信データ業務電文)は、必ず1フレーム単位で送信される。つまり、業務電文の分割送信は行なわない。また、連続で業務電文を送信する場合は、1ミリ秒以上の間隔をあける。

0153

1フレームの送信データは、データ長通番、コマンド、データ部を含む。「データ長」は、送信データのデータ長(通番〜データ部(業務電文範囲))を示す。「通番」は、業務電文のシーケンス番号を示す。「通番」は、初期値を「1」として送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、「通番」をカウントアップしない。「コマンド」は、業務電文のコマンドコードである。「データ部」は、業務電文のデータである。

0154

業務電文範囲が暗号化対象範囲である。データ長、通番、コマンドの各々のデータ長は、1バイトである。なお、業務電文範囲と暗号化対象範囲とが一致する必要はなく、たとえば、データ部を暗号化対象範囲にすることもできる。

0155

<カードユニット側とパチンコ機側との送受信態様>
次に、図12は、カードユニット3側とパチンコ機2側とのそれぞれで記憶している各種データの内の主なものおよびその送受信態様を示す模式図である。図12を参照して、カードユニット3側(CU側)とパチンコ機2側(P台側)とのそれぞれで記憶している各種データの内の主なものおよびその送受信態様を説明する。

0156

本実施の形態においては、P台2側において遊技玉数の変動を算出して現在の最新の遊技玉数を記憶・管理している。CU3側においても現在の遊技玉数の算出・記憶を行なっているが、その遊技玉数はP台2側から送信されてきた情報に基づいたものである。一方、持玉(カード持玉数)や貯玉数、カード残額(残額)は、CU3側において管理・記憶している。

0157

図12では、CU3側のCU制御部323に設けられているRAMの記憶データと、P台2側の払出制御基板17に搭載されているRAMの記憶データとを示している。まず、P台2(パチンコ機2)とCU3(カードユニット3)とが遊技場に設置されて初めて電気的に接続された状態で電源立上げたときに、P台2側の払出制御基板17は、主制御基板16からメインチップID(主制御チップID)を送信してもらい、そのメインチップIDをCU3側に送信するとともに、払出制御基板17自体が記憶している払出チップID(払出制御チップID)をCU3側へ送信する。

0158

CU3側では、それら送信されてきたメインチップIDと払出チップIDとを記憶する。次に、接続時刻すなわちCU3側とP台2側とが接続されて通信が開始された時刻のデータがCU3側からP台2側へ送信され、P台2側ではその送信されてきた接続時刻を記憶する。

0159

この状態で、メインチップID、払出チップIDおよびCU3側で識別された接続時刻の3つの情報がCU3側とP台2側とに記憶されることとなる。それ以降の電源投入時においては、P台2側からCU3側へそれら3つの情報、すなわち、メインチップIDと払出チップIDと前回の接続時刻データとが送信される。

0160

CU3側では、それら送信されてきたデータと既に記憶しているデータとを照合し、前回と同じP台2が接続されているか否かを判別する。なお、接続時刻のデータは、電源が立上げられる度にCU3側とP台2側との通信が開始された新たな接続時刻データがCU3側からP台2側へ送信されてその新たな接続時刻データをP台2側において記憶することとなる。

0161

また、CU3側とP台2側とにおいてコマンドおよびレスポンスの送信が行なわれる毎に通番が“1”ずつ加算更新され、その通番がCU3側とP台2側とにおいて記憶される。この通番とは、CU3とP台2との間でのデータの送受信が行なわれる毎に番号が更新されて通信が適正に行なわれているか否かを確認するための通信番号のことであり、最終通番とは、その更新される通信番号の最後に更新された番号のことである。

0162

本実施の形態におけるCU3とP台2とにおける通番のバックアップ具体的態様を説明する。CU3は、コマンドでP台2へ送信した通番をバックアップ記憶し、次にP台2からの通番を受信すると、バックアップ記憶している通番をその受信した通番に書換えて記憶する。そして、次のコマンドを送信するときに、バックアップ記憶している通番を1加算更新してP台2へ送信し、その送信済みの通番をバックアップ記憶する。CU3ではこのような処理を繰返す。

0163

P台2でも同様に、コマンドでCU3から受信した通番をバックアップ記憶し、次にP台2からCU3へレスポンスを送信するときに、バックアップ記憶している通番を1加算更新して送信し、その送信済みの通番をバックアップ記憶する。そして、次のレスポンスを受信したときに、バックアップ記憶している通番をその受信した通番に書換えて記憶する。P台2ではこのような処理を繰返す。

0164

たとえば、CU3側からP台2側に対して、あるコマンドを送信するとともにそのときの通番nを送信し、P台2側ではその送信されてきた通番nを記憶する。そして、レスポンスをP台2側からCU3側へ返信するときにその記憶している通番nに1加算したもの(n+1)も合わせて送信する。CU3側では返信されてきた通番n+1が既に記憶していた通番nより1加算されているためにデータの交信が正常に行なわれたと判断し、次にコマンドを送るときには通番を+1してn+2の通番をP台2側へ送る。

0165

P台2側からCU3側へは、最新遊技台情報カウント中の遊技台情報)が送信される。この最新遊技台情報は、P台2側の払出制御部171(図5参照)のRAMの最新遊技台情報記憶領域に記憶されている。具体的には、加算玉数カウンタの情報と、減算玉数カウンタの情報と、計数玉数カウンタの情報とが含まれる。なお、遊技玉数は、最新遊技台情報に含まれず、後述するように遊技玉数カウンタのカウント値としてP台2側からCU3側へ送信している。

0166

これらのカウンタの情報が、まとめてレスポンスとしてCU側へ送信される。加算玉数カウンタは、加算玉数をカウントするカウンタである。加算玉は、「賞球玉数×入賞個数」と「バック玉数」との和である。なお、バック玉とはファール玉のことである。つまり、加算玉とは、加算玉カウンタが遊技玉に加算すべき数を示す。減算玉数カウンタは、減算玉数をカウントするカウンタである。減算玉は、「発射玉数」である。つまり、玉上げスイッチ(上)41aのオンからオフへの出力変化により検出された玉数である。なお、「減算玉数」には、「計数玉数」は含まれない。計数玉数カウンタは、計数玉数をカウントするカウンタである。計数玉は、「計数操作によって遊技玉から持玉に変換された玉数」である。

0167

たとえば、遊技領域27に打込まれたパチンコ玉が入賞して主制御基板16から入賞情報が払出制御基板17へ送信されてきたときに、その入賞情報に基づいて遊技玉を加算すべき加算玉数を加算玉数カウンタがカウントし、その加算玉数カウンタの値(加算玉数)をP台2側からCU3側へ送信する。また、パチンコ玉が遊技領域27内に発射されていることによる玉上げスイッチ(上)41aのオンからオフへの出力変化に基づいて減算玉数カウンタが発射玉数を減算玉数としてカウントし、その減算玉数カウンタの値(減算玉数)をP台2側からCU3側へ送信する。

0168

あるいは、払出制御部171は、計数ボタン28の押下により、遊技玉数を計数玉数としてカウントし、その計数玉数カウンタの値(計数玉数)をP台2側からCU3側へ送信する。

0169

P台2側においては、加算玉数カウンタ、減算玉数カウンタ、および計数玉数カウンタの値をCU3側へ送信する毎に、それらカウント値を前回遊技台情報記憶領域(払出制御部171のRAM等)にバックアップデータとして記憶(書換え)した後、最新遊技台情報としての加算玉数カウンタ、減算玉数カウンタ、および計数玉数カウンタの値を0クリアする(遊技玉数カウンタを除く)。なお、本実施の形態において「クリア」とは「初期化」と同じ意味である。

0170

その結果、前回遊技台情報(直前に送信した遊技台情報)の記憶エリアに、直前にCU3側に送信した遊技台情報である、加算玉数、減算玉数、および計数玉数のデータがバックアップデータとして記憶される。このバックアップデータは、P台2側からCU3側へ最新遊技台情報が送信されなかった場合に、次の送信に際して今回の各カウンタの値ばかりでなくその送信されなかった前回の各カウンタの値をも送信できるようにするためのものである。

0171

また、払出制御基板17は、入賞の発生、玉の発射、バック玉の発生、および計数玉の発生(遊技玉から持玉への変換)に応じて、遊技玉数カウンタの値を更新し、その更新後の遊技玉数カウンタの値を遊技玉数としてCU3側に送信する。

0172

CU3側においては、RAM内累計データ記憶領域に、遊技玉数、カード持玉数(単に、持玉数とも言う)、貯玉数、残額、総加算玉数(加算玉数累計)、総減算玉数(減算玉数累計)、およびカード挿入時持玉数を記憶している。なお、カード持玉数は、カード挿入時持玉数から持玉払出数(カード持玉数から遊技玉数に変換した玉数)を減算し、計数玉数を加算した玉数である。つまり、カード持玉数は、現時点で遊技者が所有している持玉数である。

0173

P台2側から送信されてきた加算玉数カウンタの値(加算玉数)に基づいて総加算玉数を加算して玉数を更新する。また、P台2側から送信されてきた減算玉数カウンタの値(減算玉数)に基づいて総減算玉数を減算して玉数を更新する。さらに、P台2から送信されてきた計数玉数カウンタの値に基づいてカード持玉数を加算して更新する。このように、CU3は、P台2より逐一送信されてくる最新遊技台情報によって総加算玉数、総減算玉数、カード持玉数を更新することで最新のそれらの情報を管理することが可能となる。

0174

CU3は、図示のとおり、遊技玉を記憶する領域を備えているとともに、P台2側から遊技玉数カウンタのカウント値(遊技玉数または遊技玉トータル個数情報とも言う)も受信している。CU3は、遊技玉を記憶する領域を以下の手順で更新する。すなわち、CU3は、P台側から送信されてきた加算玉数カウンタの値(加算玉数)、減算玉数カウンタの値(減算玉数)、および計数玉数カウンタの値に基づいて、記憶している遊技玉数を更新するとともに、同じタイミングでP台側から送信されてきた遊技玉数カウンタのカウント値と、更新後の遊技玉数とが一致しているか否かを判定する。一致していれば、遊技の続行許容するが、一致していなければ、エラー状態に移行する制御を行なう。

0175

その結果、たとえば、異常報知ランプや表示器312によりエラー報知が行なわれたり、あるいは、ホール用管理コンピュータやホールサーバ801にエラーが発生した旨のエラー通知信号が送信される(この場合、ホール用管理コンピュータやホールサーバ801によるエラー報知が行なわれるようにしてもよい)。その結果、係員による人為的な対応を促す所定の報知が行なわれる。

0176

なお、エラー状態に移行して遊技を停止させることに代えて、CU3側で記憶している遊技玉数をP台2側から送信されてきた遊技玉数カウンタのカウント値に置き換えるようにしてもよい。または、それに代えて、CU3側で管理している遊技玉数と、P台2側で記憶している遊技玉数との平均値補正してもよい。

0177

このように、本実施の形態では、CU3側にも遊技玉数を記憶させているが、その遊技玉数がP台2側で管理記憶している遊技玉数と整合するか否かの判定を行なえるようにしている(CU3側機能)。そのため、仮に不正行為その他の事情で、P台2側で記憶している遊技玉数がCU3側で記憶している遊技玉数と一致しない状況が発生しても、その旨をチェックできる。なお、ここでは、CU3側にその判定機能を設けたが、たとえば、CU3と接続されるホールサーバ801またはホール用管理コンピュータによって、CU3側で記憶している遊技玉数とP台2側で記憶している遊技玉数とを受信し、両者が整合しているか否かの判定を行なうものとしてもよい。

0178

図12に示すように、CU3は、カード持玉数、貯玉数を記憶する記憶領域と、受け付けた(挿入された)カードのカード残額を記憶する記憶領域と、総加算玉数(加算玉数累計)、総減算玉数(減算玉数累計)およびカード挿入時持玉を記憶する記憶領域をさらに有する。CU制御部323(図5参照)は、貯玉の使用を要求する入力(たとえば、CU3に設けられた再プレイボタン319の押圧入力(ただし、持玉無しのとき))に応じて貯玉を記憶する記憶領域から所定数の貯玉を減算する。

0179

CU制御部323(図5参照)は、持玉の使用を要求する入力(たとえば、持玉有のときのCU3に設けられた再プレイボタン319の押圧入力(ただし、持玉有のとき))に応じて持玉を記憶する記憶領域から所定数の持玉を減算する。さらに、CU制御部323(図5参照)は、カード残額の使用を要求する入力(たとえば、玉貸ボタン321の押圧入力)に応じてカード残額を記憶する記憶領域から所定値を減算する。

0180

遊技者所有の遊技用価値(たとえばプリペイド残額、持玉数、あるいは貯玉数)から価値を引落として遊技に使用する操作を遊技者が行なった場合に、その引落とし分の玉数を遊技玉数カウンタに加算するための加算玉数がCU3側からP台2側へ送信される。P台2側では、それを受けて、遊技玉数カウンタを加算更新する。

0181

本実施の形態に係る遊技システムでは、一方、遊技者所有の遊技用価値を引落としてドリンク等に交換するといういわゆるワゴンサービスのオーダ等を受け付けることが可能である。ただし、遊技玉でワゴンサービスを受けることが制限されており、持玉でしかワゴンサービスを受けることができない。これは、各台計数機が配備された従来の封入式のパチンコ機において、皿に残っている計数前の玉を手で掴み出してワゴンサービスに用いることを禁止するようなイメージである。

0182

このため、本実施の形態では、ワゴンサービスを行なう操作が実行されたときに、持玉数がワゴンサービスの希望メニューに対応する玉数に満たない場合、遊技者に計数操作を促すように構成されている。その際に遊技者が計数操作を実行すると、その操作に基づく計数玉数がP台2側からCU3側へ送信される。CU3側では、それを受けて、遊技玉数を減算し、カード持玉数を加算して更新する。

0183

<CUとP台との間で送受信するコマンドおよびレスポンス>
次に図13を参照して、カードユニット(CU)3とパチンコ機(P台)2との間で送受信されるコマンドおよびレスポンスの概略を説明する。

0184

図13には、送信方向および送信されるデータがコマンドかレスポンスかの別と送信情報名称とその概略が示されている。

0185

まず、CU3からP台2に対してリカバリ要求という名称のコマンドが送信される。このリカバリ要求のコマンドは、P台2に対してリカバリ情報を要求するものである。P台2からCU3に対してリカバリ応答という名称のレスポンスが送信される。このリカバリ応答のレスポンスは、CU3に対してリカバリ情報を通知するものである。

0186

CU3からP台2に対してリカバリ詳細要求という名称のコマンドが送信される。このリカバリ詳細要求のコマンドは、P台2に対してリカバリ詳細情報を要求するものである。P台2からCU3に対してリカバリ詳細応答という名称のレスポンスが送信される。このリカバリ詳細応答のレスポンスは、CU3に対してリカバリ詳細情報を通知するものである。

0187

CU3からP台2に対して通信開始要求のコマンドが送信される。この通信開始要求のコマンドは、P台2に対して通信開始を要求するものである。P台2からCU3に対して通信開始応答のレスポンスが送信される。この通信開始応答のレスポンスは、CU3に対して通信開始を応答するものである。

0188

CU3からP台2に対して通信終了要求のコマンドが送信される。この通信終了要求のコマンドは、P台2に対して通信終了を要求するものである。P台2からCU3に対して通信終了応答のレスポンスが送信される。この通信終了応答のレスポンスは、CU3に対して通信終了を応答するものである。

0189

CU3からP台2に対して状態情報要求のコマンドが送信される。この状態情報要求のコマンドは、P台2に対してCU3の状態を要求するものである。CU3はこのコマンドを使用して、P台2の状態を定期的に確認する。また、状態情報要求のコマンドには、図12に示したCU側からP台側へ向かう加算玉数が含まれている。

0190

P台2からCU3に対して状態情報応答のレスポンスが送信される。この状態情報応答のレスポンスは、CU3に対してP台2の情報・状態を通知するものである。情報応答のレスポンスには、図12に示した最新遊技台情報や遊技玉数が含まれている。

0191

CU3からP台2に対してカード挿入通知のコマンドが送信される。このカード挿入通知のコマンドは、P台2に対してカード挿入を通知するものである。P台2からCU3に対してカード挿入応答のレスポンスが送信される。このカード挿入応答のレスポンスは、CU3に対してカード挿入を応答するものである。

0192

CU3からP台2に対してカード返却通知のコマンドが送信される。このカード返却通知のコマンドは、P台2に対してカード返却を通知するものである。P台2からCU3に対してカード返却応答のレスポンスが送信される。このカード返却応答のレスポンスは、CU3に対してカード返却を応答するものである。

0193

CU3からP台2に対して、通信テスト要求のコマンドが送信される。この通信テスト要求のコマンドは、P台2に対してテストデータを通知するものである。P台2からCU3に対して、通信テスト応答のレスポンスが送信される。このカード返却応答のレスポンスは、CU3に対してテストデータを応答するものである。

0194

次に、図14図39に基づいて、図13に示したコマンド/レスポンスの状態情報要求、状態情報応答、カード挿入通知、カード挿入応答、カード返却通知、カード返却応答、リカバリ要求、リカバリ応答、リカバリ詳細要求、リカバリ詳細応答、送信開始要求、通信開始応答、通信開始応答、通信終了要求、通信終了応答、通信テスト要求、および通信テスト応答について、その内容を詳細に説明する。

0195

まず、図14を参照して、CU3からP台2に状態情報要求のコマンドが送信される。送信される状態情報要求のコマンドは、P台2に対してCU3の状態を通知するものである。なお、CU3は、このコマンドを使用してP台2の情報・状態を定期的に収集する。

0196

この状態情報要求の具体的データには、図14の下方に示されているように、通番、コマンド、CU状態、加算玉数、CUエラー状態のデータが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。CU3は、初期値を“1”として送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、状態情報要求のコマンドコードであり、16進表現バイナリデータで“0x06”である。

0197

CU状態は、P台2に対して通知するCU3の状態を表わし、Bit0が“1”のときにカード挿入処理中を、Bit1が“1”のときカードユニット準備状態を、Bit2が“1”のときカード返却準備状態を、Bit3が“1”のとき遊技玉加算要求を、Bit4が“1”のとき計数玉計数応答をそれぞれ表わしている。なお、Bit5〜Bit7は未使用である。

0198

また、CU状態のBit3が“1”のときにのみ加算玉数のデータが有効となり、この加算玉数のデータがCU3からP台2へ送信される。また、この加算玉数のデータは、遊技玉数に加算する値を示すものである。

0199

CUエラー状態は、CU3で発生中のエラーコードを表わし、“0x00”のときにはエラー無を、“0x01”−“0xFF”のときエラー発生中であることをそれぞれ表わしている。

0200

図15は、CU状態の各Bitについて、さらに詳しく説明した図である。図15に示すBit0は、データ名がカード挿入処理中であり、“1”のときカード挿入中を、“0”のときカード未挿入をそれぞれ示している。つまり、Bit0は、CU3にカード(一般カード/会員カード)が挿入されている状態を示している。なお、予めCUにストックされているストックカード(一般0円0玉カード)への入金により一般カード挿入中となる。

0201

Bit1は、データ名がカードユニット準備状態であり、“1”のときカードユニット準備OK、“0”のときカードユニット準備中をそれぞれ示している。つまり、Bit1は、CU3の状態により、P台2に対してカードユニット準備状態を通知する。カードユニット準備OKを通知するタイミングは、たとえば、立上げ完了、離席中解除がある。カードユニット準備中を通知するタイミングは、たとえば、立上げ中、離席中、閉店、その他運用不可エラー発生時がある。

0202

Bit2は、データ名がカード返却準備状態であり、“1”のときカード返却準備中、“0”のときカード返却準備中以外をそれぞれ示している。CUは、カード返却、簡易離席、および食事休憩のそれぞれの操作時に、このビットを立てることによって、P台に対して「カード返却準備中」を一定時間(10秒)通知する。P台は、計数ボタンの操作が検出されたときに、このカード返却準備中のビットがオンの状態情報要求を受信していれば、計数ボタンを1回操作したか複数回操作したかに関わらず、あるいは操作継続時間に関わらず、記憶している遊技玉を全て計数玉数として状態情報応答にてCUに通知する。

0203

Bit3は、データ名が遊技玉加算要求であり、“1”のとき遊技玉加算要求、“0”のとき遊技玉加算要求無をそれぞれ示している。つまり、Bit3は、玉貸、持玉払出、および貯玉払出の操作時に遊技玉の加算(加算玉数)を要求する。

0204

Bit4は、データ名が計数玉計数応答であり、“1”は計数受付OKまたは計数応答完了を示しており、“0”は計数受付NGを示している。CUは、P台から計数要求ONの状態情報応答を受信したとき、すなわち、計数を開始する前(計数ボタン押下時)に、計数受付のOK/NGをP台に通知する。さらに、CUは、計数の受領を完了したことをこのBit4でP台に通知する。

0205

次に、図16および図17を参照して、P台2からCU3に状態情報応答のレスポンスが送信される。送信される状態情報応答のレスポンスは、CU3に対してP台2の情報・状態を通知するものである。

0206

この状態情報要求の具体的データには、図16の下方に示されているように、通番、コマンド、玉数情報、遊技台状態、不正検知情報、その他の遊技情報のデータが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。P台2は、送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、状態情報要求のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x16”である。

0207

玉数情報とは、CU3からP台2に対して状態情報要求のコマンドが送信された時点(現在)の、P台2の玉数(遊技玉数、発射玉数、アウトロ通過玉数、総賞球玉数、および計数玉数)と発射強度とを示している。遊技玉数は、現在の遊技玉数(加算・減算を演算した結果の遊技玉数)である。発射玉数は、発射個数(送信時に複数発射された玉がある場合は合算する)である。ただし、バック玉数がある場合はバック玉数分を減算する。アウト口通過玉数は、アウト口145を通過した玉の個数(送信時に複数の通過玉がある場合は合算する)である。総賞球玉数は、賞球情報1−nの賞球玉数の合計である。この賞球情報1−nとは、たとえば始動口、大入賞口、入賞口(普通入賞口)等の入賞口種別(図22図33参照)毎の賞球玉数(図23図33参照)のことである。計数玉数は、計数した遊技玉の個数である。ただし、カードユニット準備状態が準備OKから準備中に変化した場合は、遊技機が保持している遊技玉を計数して計数玉数として設定する。カードユニット準備状態が準備OKのときには計数ボタン28の操作が行なわれたことにより遊技玉を計数して計数玉数として設定する。しかし、遊技者が離席することがリモコン操作で入力されたとき等にカードユニット準備状態が準備OKから準備中に変化した場合は、計数ボタン28の操作を待つことなく自動的に遊技玉を計数して計数玉数として設定する(図51参照)。発射強度は、遊技玉の発射するための強度である。

0208

図18は、各種玉数の意味および確定ポイントについて、さらに詳しく説明した図である。図18に示す遊技玉数は、CU3が後述する「賞球玉数」及び「発射玉数」を使用してCU3の保持している遊技玉数を計算する。その後、CU3は、計算したCU3の遊技玉数と、P台2の遊技玉数とが一致するかをチェックする。

0209

総賞球玉数(加算)は、賞球情報1−nの賞球玉数の合計である。なお、CU3より送信する「加算要求玉数」は含まない。また、CU3は保持している遊技玉数に総賞球玉数のデータを加算する。カードを保持していない状態で総賞球玉数のデータを受信した場合、CU3は遊技玉数の加算は行わない。

0210

発射玉数(減算)は、CU3が保持している遊技玉数から減算するデータである。カードを保持してない状態で該データを受信した場合、CU3は遊技玉数の減算を行なわない。また、CU3は、CU3自体の保持している遊技玉数が0玉の場合、減算を行なわない。

0211

計数玉数(減算)は、CU3が保持している遊技玉数から減算し、カード持玉数に加算するデータである。なお、P台2からCU3に送信する減算玉数のデータに計数玉数は利用しない。また、カードを保持してない状態で該データを受信した場合、CU3は遊技玉数の減算を行なわない。また、CU3は、CU3自体の保持している遊技玉数が0玉の場合、減算を行なわない。

0212

図16に戻って、遊技台状態とは、CU3からP台2に対して状態情報要求のコマンドが送信された時点の、P台2の状態を示し、遊技台状態1、遊技台状態2、遊技台状態3、および遊技台エラー状態の情報を含んでいる。

0213

遊技台状態1のBit0は、“0”のときに遊技許可中であり、“1”のとき遊技禁止中である。遊技台状態1のBit1は、“0”のとき待機中であり、“1”のとき遊技中である。遊技台状態1のBit2は、“1”のとき遊技玉無である。遊技台状態1のBit3は、“1”のとき遊技完了である。遊技台状態1のBit4は、“1”のとき計数中である。遊技台状態1のBit5は、“1”のとき遊技玉加算結果である。遊技台状態1のBit6〜Bit7は予備である。

0214

図19は、遊技台状態1の各ビットについて、さらに詳しく説明した図である。図19に示すBit0は、名称が遊技許可/遊技禁止中であり、遊技を許可しているか、禁止しているかを示しており、“0”のとき遊技許可中、“1”のとき遊技禁止中である。Bit1は、名称が待機中/遊技中であり、ファン(遊技者)がプレイ中(玉を発射している)か否かを示しており、“0”のとき待機中(ファンが球を発射してない状態)、“1”のとき遊技中(ファンが球を発射している状態)である。ただし、遊技玉が有り、発射ハンドル(打球操作ハンドル25)をタッチした状態(タッチセンサに触れた状態)で遊技中となる。

0215

Bit2は、名称が遊技玉無であり、遊技玉の有無(遊技玉無の検知)を示している。“0”のとき遊技玉数有、“1”のとき遊技玉数無である。Bit3は、名称が遊技完了であり、玉の発射が停止している状態で、全ての発射した玉の行方が確定しているか否かを示している。つまり、遊技領域27内の浮遊玉が全て回収されたか否か示している。“0”のとき遊技未完了(全ての玉の行方が未確定の状態)、“1”のとき遊技完了(全ての玉の行方が確定している状態)である。なお、P台2は、玉の発射を停止してから15秒以上遊技の完了を確認出来なかった場合、タイムアウトし、遊技完了とする。ただし、発射停止スイッチ(単発打ちスイッチとも言う)による玉の発射停止は除く。

0216

Bit4は、名称が計数要求であり、遊技玉の計数要求の有無(計数ボタン押下の有無)を示しており、“0”のとき要求無、“1”のとき計数開始時の計数受付要求有または計数玉の払出要求有である。P台は、計数操作が検出されたときに、この計数要求ONの状態情報応答をCUへ送信し、計数処理が許可されるか否かを確認する。Bit5は、名称が遊技玉加算結果であり、遊技玉加算の処理結果を示しており、“0”のとき加算OK、“1”のとき加算NGである。

0217

図16に戻って、遊技台状態2のBit0は、“1”のとき大当り1(全ての大当り)である。大当りは、小当たり、出玉数が異なる大当り等各種のものがあり、そのうちのどの種類の大当りの発生中でもこのBit0が“1”となる。遊技台状態2のBit1は、“1”のとき大当り2(大当り+小当たり)である。すべての大当りまたは小当たりのいずれになってもこのBit1が“1”となる。遊技台状態2のBit2は、“1”のとき大当り3(出玉大の大当り)である。たとえば大当り時のラウンド数が比較的多い大当りを出玉大の大当りという。遊技台状態2のBit3は、“1”のとき大当り4(出玉小の大当り)である。たとえば大当り時のラウンド数が比較的少ない大当りを出玉小の大当りという。遊技台状態2のBit4は、“1”のとき大当り5(出玉中の大当り)である。たとえば大当り時のラウンド数が中程度の大当りを出玉中の大当りという。遊技台状態2のBit5は、“1”のとき大当り6(予備の大当り)である。遊技台状態2のBit6は、“1”のとき大当り7(予備の大当り)である。遊技台状態2のBit7は、“1”のとき大当り8(予備の大当り)である。これら予備の大当りは、P台のメーカー、あるいは遊技場の要望に応じて設けられたものである。すなわち、これらの予備の大当りの各ビットは、たとえば、P台の各々のメーカーが開発した機種に特有当り態様など、特徴的な仕様(ラウンド数や時短回数等)に応じて、ビットの定義を後から自由に決めることができるようにするためのものである。

0218

図20は、遊技台状態2の各ビットについて、さらに詳しく説明した図である。図20に示すBit0は、名称が大当り1(全ての大当り)であり、大当り情報を表わし、全ての大当り中“1”をセットする。Bit1は、名称が大当り2(大当り+小当り)であり、大当り情報を表わし、全ての大当り中および小当り中“1”をセットする。Bit2は、名称が大当り3(出玉大の大当り)であり、大当り情報を表わし、出玉が大きい大当り中“1”をセットする。Bit3は、名称が大当り4(出玉小の大当り)であり、大当り情報を表わし、出玉が小さい大当り中“1”をセットする。Bit4は、名称が大当り5(出玉中の大当り)であり、大当り情報を表わし、出玉が中間の大当り中“1”をセットする。

0219

図16に戻って、遊技台状態3のBit0は、“1”のとき大当り中+時短中である。大当り中または時短中のいずれでもこのBit0が“1”となる。遊技台状態3のBit1は、“1”のとき確変中である。遊技台状態3のBit2は、“1”のとき時短中である。遊技台状態3のBit3〜Bit7は予備である。

0220

図21は、遊技台状態3の各ビットについて、さらに詳しく説明した図である。図21に示すBit0は、名称が大当り中+時短中であり、遊技状態情報を表わし、大当り中および時短中“1”をセットする。Bit1は、名称が確変中であり、遊技状態情報を表わし、確変中“1”をセットする。Bit2は、名称が時短中であり、遊技状態情報を表わし、時短中“1”をセットする。

0221

図16に戻って、遊技台エラー状態とは、P台2で発生中のエラーコードであり、“0x00”のときにはエラー無であり、“0x01”−“0xFF”のときエラー発生中である。

0222

図17に示す不正検知情報とは、CU3からP台2に対して状態情報要求のコマンドが送信された時点の、P台2で検知した情報であり、不正検知状態1、不正検知状態2、不正検知情報1〜不正検知情報4の情報を含んでいる。

0223

不正検知状態1は、主制御基板16の不正検知情報である。不正検知状態1のBit0は、“1”のとき電波センサ検知の状態である。不正検知状態1のBit1は、“1”のとき磁気センサ検知の状態である。不正検知状態1のBit2は、“1”のとき不正入賞検知の状態である。不正検知状態1のBit3〜Bit7は予備である。

0224

不正検知状態2は、払出制御基板17の不正検知情報である。不正検知状態2のBit0は、“1”のときガラス板開放の状態である。不正検知状態2のBit1は、“1”のとき枠本体開放の状態である。不正検知状態2のBit2は、“1”のとき電波センサ検知の状態である。不正検知状態2のBit3は、“1”のとき近接センサ異常の状態である。不正検知状態2のBit4は、“1”のとき賞球ゴト検知の状態である。ここで、「ゴト」とは、パチンコやスロットマシンにおいて不正な方法で出玉を獲得する不正行為のことである。不正検知状態2のBit5は、“1”のとき複合ゴト検知の状態である。不正検知状態2のBit6は、“1”のとき不正加算検知の状態である。不正検知状態1のBit7は、“1”のとき扉・枠開放検知(夜間)の状態である。

0225

不正検知情報1は、賞球センサゴト検知(入賞不整合玉数)の情報を示すデータである。不正検知情報1は、不正検知状態2のBit4が“1”のとき有効となる。不正検知情報2は、複合センサゴト検知(発射/OUT不整合玉数)の情報を示すデータである。つまり、発射玉数とアウト玉数(アウト口通過玉数)との不整合を検知したときの情報を示すデータである。不正検知情報2は、不正検知状態2のBit5が“1”のとき有効となる。不正検知情報3は、不正加算検知(不正加算玉数)の情報を示すデータである。不正検知情報3は、不正検知状態2のBit6が“1”のとき有効となる。不正検知情報4は、夜間、枠本体開放回数の情報を示すデータである。不正検知情報4は、不正検知状態2のBit7が“1”のとき有効となる。

0226

遊技情報は、CU3からP台2に対して状態情報要求のコマンドが送信された時点の、P台2の情報であり、遊技情報数、種別情報1〜n、賞球情報1〜nを含んでいる。

0227

遊技情報数は、種別情報・賞球情報の個数(n)であり、n=0〜22(可変長)である。種別情報1〜nは、遊技種別情報1〜nを示し、賞球情報1〜nは、遊技賞球情報1〜nを示している。

0228

図22は、遊技情報のうち、種別情報について、さらに詳しく説明した図である。図22に示す種別情報は、Bit0からBit3までの名称がデータ種別であり、遊技情報のデータ種別を示しており、“0”のとき情報無、“1”のとき入賞口(普通入賞口)、「2」のとき大入賞口、「3」のとき始動入賞口、「4」のとき図柄停止回数である。Bit4からBit7までの名称はデータ番号であり、遊技情報のデータ種別毎のデータ番号を示しており、“0”のとき情報無、“1”〜“15”のときデータ番号である。

0229

図23は、遊技情報のうち、賞球情報について、さらに詳しく説明した図である。図23に示す賞球情報は、Bit0からBit3までの名称が賞球玉数であり、遊技情報のデータ種別毎に入賞時の賞球玉数を示しており、“0”のとき情報無、“1”〜“15”のとき賞球玉数のデータである。Bit4からBit7までの名称は入賞個数であり、遊技情報のデータ種別毎に入賞個数(累計)を示しており、“0”のとき情報無、“1”〜“15”のとき入賞個数のデータである。

0230

図24は、遊技台エラー状態のエラー内容について、さらに詳しく説明した図である。図24に示すエラーコード“0x10”は、エラー内容が研磨機モータエラーで、球詰まり等の要因を解除して、エラーリセットをボタン押下することで復帰する。エラーコード“0x11”は、エラー内容が揚上機モータエラーで、球詰まり等の要因を解除して、エラーリセットをボタン押下することで復帰する。エラーコード“0x15”は、エラー内容が球通路1エラーで、球詰まり等の要因を解除して、エラーリセットをボタン押下することで復帰する。エラーコード“0x16”は、エラー内容が球通路2エラーで、球詰まり等の要因を解除して、エラーリセットをボタン押下することで復帰する。エラーコード“0x17”は、エラー内容が球通路3エラーで、球詰まり等の要因を解除して、エラーリセットをボタン押下することで復帰する。

0231

エラーコード“0x13”は、エラー内容が遊技球数過少で、球の補給を行なうことで、自動で復帰する。エラーコード“0x12”は、エラー内容が遊技球数過多で、球タンクの球を抜くことで、自動で復帰する。エラーコード“0x14”は、エラー内容がカセット未装着で、カセットを装着することで、自動で復帰する。エラーコード“0x18”は、エラー内容が遊技球オーバーフローで、計数によりCU3へ移行することで、自動で復帰する。エラーコード“0x19”は、エラー内容が扉スイッチ異常で、扉スイッチ異常等の要因を解除して、エラーリセットをボタン押下することで復帰する。

0232

次に、図25を参照して、CU3からP台2にカード挿入通知のコマンドが送信される。送信されるカード挿入通知のコマンドは、カード挿入時に、P台2に対して挿入されたカードのカードIDと挿入時刻を通知するものである。

0233

このカード挿入通知の具体的データには、図25の下方に示されているように、通番、コマンド、カードID、カード挿入時刻のデータが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。CU3は、初期値を“1”として送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、カード挿入通知のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x07”である。

0234

カードIDとは、挿入されたカードのID情報である。カード挿入時刻は、カード挿入/排出口309(図1参照)にカードを挿入した時刻であり、年情報を2桁YY、月情報を2桁MM、日情報を2桁DD時間情報を2桁hh、分情報を2桁mm、秒情報を2桁ssで表されるデータである。

0235

次に、図26を参照して、P台2からCU3にカード挿入応答のレスポンスが送信される。送信されるカード挿入応答のレスポンスは、CU3に対して正常にカード挿入通知を受信したことを通知するものである。

0236

このカード挿入応答の具体的データには、図26の下方に示されているように、通番、コマンドのデータが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。P台2は、送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、カード挿入応答のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x17”である。

0237

次に、図27を参照して、CU3からP台2にカード返却通知のコマンドが送信される。送信されるカード返却通知のコマンドは、P台2に対してカード返却を通知するものである。また、CU3は、「カード返却」ボタン押下時に同通知を送信する。

0238

このカード返却通知の具体的データには、図27の下方に示されているように、通番、コマンドのデータが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。CU3は、初期値を“1”として送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、カード返却通知のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x08”である。

0239

次に、図28を参照して、P台2からCU3にカード返却応答のレスポンスが送信される。送信されるカード返却応答のレスポンスは、CU3に対してカード返却通知の応答を送信するものである。

0240

このカード返却応答の具体的データには、図28の下方に示されているように、通番、コマンド、カードID、カード挿入時刻のデータが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。P台2は、送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、カード返却応答のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x18”である。

0241

カードIDとは、挿入中のカードのID情報である。カード挿入時刻は、カード挿入/排出口309(図1参照)にカードを挿入した時刻であり、年情報を2桁YY、月情報を2桁MM、日情報を2桁DD、時間情報を2桁hh、分情報を2桁mm、秒情報を2桁ssで表されるデータである。なお、CU3は、カード返却応答の際、コマンドに含まれるカードIDと現在挿入中のカードのIDとが一致しない場合や、コマンドに含まれるカード挿入時刻に問題がある場合、カード返却を行なわない、持玉のカードへの書込みを禁止するなどの処理を行なう。

0242

次に、図29を参照して、CU3からP台2にリカバリ要求のコマンドが送信される。送信されるリカバリ要求のコマンドは、CU3からP台2に対してリカバリ情報を要求する。CU3は認証完了後、最初に同コマンドを送信する。

0243

このリカバリ要求の具体的データには、図29の下方に示されているように、通番、コマンドが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。CU3は、初期値を“1”として送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、リカバリ要求のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x03”である。

0244

次に、図30を参照して、P台2からCU3にリカバリ応答のレスポンスが送信される。送信されるリカバリ応答のレスポンスは、CU3に対してP台2で保持しているリカバリ情報を通知するものである。CU3は、同コマンドを受信したらリカバリ処理の要/不要を判断し、リカバリ処理要の場合にのみP台にリカバリ詳細要求コマンドを送信する。P台2からCU3に返信されるリカバリ情報としては、図30に示すように、通番、コマンド、前回最終送信通番、前回挿入中カードID、前回カード挿入時刻を含んでいる。

0245

通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。P台2は、送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、リカバリ応答のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x13”である。

0246

前回最終送信通番は、前回接続時にCU3に対して最後に送信した状態情報応答のレスポンスに含まれる通番のデータであり、“0”のときは保持している通番がない場合である。前回挿入中カードIDとは、前回接続時に挿入中だったカードのカードIDのデータであり、“0”のときは挿入中のカードがない場合である。

0247

前回カード挿入時刻とは、前回接続時に挿入中だったカードの挿入時刻のデータであり、“0”のときは挿入中のカードがない場合である。このデータも、年情報を2桁YY、月情報を2桁MM、日情報を2桁DD、時間情報を2桁hh、分情報を2桁mm、秒情報を2桁ssで表されるデータである。

0248

次に、図31を参照して、CU3からP台2にリカバリ詳細要求のコマンドが送信される。送信されるリカバリ要求のコマンドは、P台2に対してリカバリ詳細情報を通知するものである。

0249

このリカバリ要求の具体的データには、図31の下方に示されているように、通番、コマンド、前回最終送信通番、加算玉数のデータが含まれている。通番は、コマンドのシーケンス番号で、1から255(サイクリック)までの値である。CU3は、初期値を“1”として送信時に受信した通番をカウントアップ(+1)して送信する。ただし、再送時は、通番をカウントアップしない。コマンドは、リカバリ要求のコマンドコードであり、16進表現のバイナリデータで“0x09”である。

0250

前回最終送信通番は、前回接続時にP台2に対して最後に送信した状態情報要求のコマンドの通番のデータであり、“0”のときはデータがない場合である。前回挿入中カードIDとは、前回接続時に挿入中だったカードのカードIDのデータであり、“0”のときは挿入中のカードがない場合である。

0251

加算玉数は、遊技玉の加算玉数のデータであり、“0”のときは加算玉数のデータがない場合である。

0252

図32は、P台2のリカバリ処理について詳しく説明するための図である。図32に示すP台2のリカバリ処理は、P台2がCU3より通知された「前回最終送信通番」の処理を実施していなかった場合、加算玉数を参照して遊技玉に対して加算を行なう。具体的に、加算玉数のデータが“0”で加算玉が無いとき、CU3は加算玉数のデータをP台2に送信せず、P台2はリカバリ処理を行なわない。逆に、加算玉数のデータが“1”〜“65535”で加算玉が有るとき、CU3は玉貸、持玉払出、貯玉払出による加算玉数のデータをP台2に送信し、P台2は現遊技玉に該加算玉数を加算するリカバリ処理を行なう。

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