図面 (/)

技術 遊技機

出願人 株式会社ソフイア
発明者 矢菅龍二園田欽章
出願日 2018年9月5日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-165563
公開日 2020年3月12日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-036765
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 中間突起 滞留装置 滞留部材 発見困難 設定値変更ボタン 低速カウンタ 押圧操作入力 流入部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

遊技の興趣を向上することができる遊技機を提供する。

解決手段

遊技領域32は、一側の遊技領域(左側の遊技領域)と他側の遊技領域(右側の遊技領域)とを備え、遊技者遊技球発射勢を調整することで一側の遊技領域と他側の遊技領域のいずれに遊技球を流下させるかを選択可能とする。一側の遊技領域に始動入賞口をなす第1始動入賞口36を備え、他側の遊技領域に始動入賞口をなし、遊技球が入賞不能な閉状態と、遊技球の入賞が容易な開状態と、に変換可能な普通変動入賞装置37を備えるとともに、他側の遊技領域であって普通変動入賞装置37の下流側に始動入賞口をなす第2始動入賞口97を備える。遊技制御手段(遊技制御装置)は、第1始動入賞口への遊技球の入賞に基づき第1ゲーム(特図1変動表示ゲーム)を実行し、第2始動入賞口97又は普通変動入賞装置37への遊技球の入賞に基づき第2ゲーム(特図2変動表示ゲーム)を実行する。

概要

背景

従来、遊技機の代表例としてパチンコ機がある。このパチンコ機では、遊技領域に設けられた始動口に遊技球入賞すること(始動入賞)に基づいて、遊技領域に設けられた変動表示装置に表示される複数の識別情報(図柄、記号など)を変動表示する変動表示ゲームを開始し、所定時間経過後に停止した複数の識別情報の態様が予め定められた特別結果態様であった場合には、遊技者に多くの賞球を払い出す特別遊技状態となるものがある。このような遊技機において、可動部材動作態様を異ならせることにより始動口への入賞の容易さを変化させる普通変動入賞装置を備えたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

遊技の興趣を向上することができる遊技機を提供する。遊技領域32は、一側の遊技領域(左側の遊技領域)と他側の遊技領域(右側の遊技領域)とを備え、遊技者が遊技球の発射勢を調整することで一側の遊技領域と他側の遊技領域のいずれに遊技球を流下させるかを選択可能とする。一側の遊技領域に始動入賞口をなす第1始動入賞口36を備え、他側の遊技領域に始動入賞口をなし、遊技球が入賞不能な閉状態と、遊技球の入賞が容易な開状態と、に変換可能な普通変動入賞装置37を備えるとともに、他側の遊技領域であって普通変動入賞装置37の下流側に始動入賞口をなす第2始動入賞口97を備える。遊技制御手段(遊技制御装置)は、第1始動入賞口への遊技球の入賞に基づき第1ゲーム(特変動表示ゲーム)を実行し、第2始動入賞口97又は普通変動入賞装置37への遊技球の入賞に基づき第2ゲーム(特変動表示ゲーム)を実行する。

目的

上記主制御用マイコン311には、CPUが実行するプログラムや各種データを格納したPROMプログラマブルリードオンリメモリ)からなるプログラムROM321、作業領域を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

遊技球流下可能な遊技領域を備え、前記遊技領域に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞に基づきゲームを実行し、当該ゲームの結果が特別結果となった場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生する遊技機において、遊技を統括的に制御する遊技制御手段を備え、前記遊技領域は、一側の遊技領域と他側の遊技領域とを備え、遊技者が遊技球の発射勢を調整することで前記一側の遊技領域と前記他側の遊技領域のいずれに遊技球を流下させるかを選択可能に構成され、前記一側の遊技領域に前記始動入賞口をなす第1始動入賞口を備え、前記他側の遊技領域に前記始動入賞口をなし、遊技球が入賞不能な閉状態と、遊技球の入賞が容易な開状態と、に変換可能な普通変動入賞装置を備えるとともに、前記他側の遊技領域であって前記普通変動入賞装置の下流側に前記始動入賞口をなす第2始動入賞口を備え、前記遊技制御手段は、前記第1始動入賞口への遊技球の入賞に基づき前記ゲームとして第1ゲームを実行し、前記第2始動入賞口又は前記普通変動入賞装置への遊技球の入賞に基づき前記ゲームとして第2ゲームを実行することを特徴とする遊技機。

請求項2

前記遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちから一の遊技状態を設定可能であり、所定の移行条件成立することに基づき遊技状態を移行するように構成され、各遊技状態については、前記第1ゲームと前記第2ゲームのいずれを主体として遊技を進行するかが予め定められており、前記遊技状態に応じて前記普通変動入賞装置の動作状態を、第1動作状態と、当該第1動作状態よりも入賞が容易な第2動作状態のいずれかに設定可能であり、前記第2ゲームを主体とする遊技状態には、前記第1動作状態とする遊技状態と、前記第2動作状態とする遊技状態とが含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

請求項3

前記特別遊技状態が発生すると遊技球の入賞が可能となる特別変動入賞装置を、前記第2始動入賞口の下流側に備え、前記特別結果には第1特別結果と第2特別結果が含まれ、前記遊技制御手段は、前記ゲームの結果が前記第1特別結果となる確率を、前記第1ゲームと前記第2ゲームとで同じ確率であって、低確率状態と、該低確率状態よりも高い高確率状態とのいずれかに設定可能であり、前記ゲームの結果が前記第2特別結果となる確率を、前記低確率状態及び前記高確率状態のいずれであっても同じ確率とし、前記第2ゲームを主体として遊技を進行する遊技状態においては、前記第1ゲームを主体として遊技を進行する遊技状態よりも前記第2ゲームの変動時間が短くなるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技球流下可能な遊技領域を備え、前記遊技領域に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞に基づきゲームを実行し、当該ゲームの結果が特別結果となった場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生する遊技機に関する。

背景技術

0002

従来、遊技機の代表例としてパチンコ機がある。このパチンコ機では、遊技領域に設けられた始動口に遊技球が入賞すること(始動入賞)に基づいて、遊技領域に設けられた変動表示装置に表示される複数の識別情報(図柄、記号など)を変動表示する変動表示ゲームを開始し、所定時間経過後に停止した複数の識別情報の態様が予め定められた特別結果態様であった場合には、遊技者に多くの賞球を払い出す特別遊技状態となるものがある。このような遊技機において、可動部材動作態様を異ならせることにより始動口への入賞の容易さを変化させる普通変動入賞装置を備えたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2017−121302号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、可動部材の動作状態で普通変動入賞装置への入賞の可否を変化させるだけではありふれたものであり、興趣の向上に寄与するものではなかった。本発明の目的は、遊技の興趣を向上することである。

課題を解決するための手段

0005

以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
遊技球が流下可能な遊技領域を備え、前記遊技領域に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞に基づきゲームを実行し、当該ゲームの結果が特別結果となった場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生する遊技機において、
遊技を統括的に制御する遊技制御手段を備え、
前記遊技領域は、
一側の遊技領域と他側の遊技領域とを備え、遊技者が遊技球の発射勢を調整することで前記一側の遊技領域と前記他側の遊技領域のいずれに遊技球を流下させるかを選択可能に構成され、
前記一側の遊技領域に前記始動入賞口をなす第1始動入賞口を備え、
前記他側の遊技領域に前記始動入賞口をなし、遊技球が入賞不能な閉状態と、遊技球の入賞が容易な開状態と、に変換可能な普通変動入賞装置を備えるとともに、
前記他側の遊技領域であって前記普通変動入賞装置の下流側に前記始動入賞口をなす第2始動入賞口を備え、
前記遊技制御手段は、
前記第1始動入賞口への遊技球の入賞に基づき前記ゲームとして第1ゲームを実行し、
前記第2始動入賞口又は前記普通変動入賞装置への遊技球の入賞に基づき前記ゲームとして第2ゲームを実行することを特徴とする。

発明の効果

0006

本発明によれば、遊技の興趣を向上することができる。

図面の簡単な説明

0007

本発明の一実施形態の遊技機を前面側から見た斜視図である。
遊技盤の正面図である。
遊技盤の分解斜視図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置を説明する図である。
普通変動入賞装置の変形例を説明する図である。
普通変動入賞装置の変形例を説明する図である。
特別変動入賞装置の正面図である。
特別変動入賞装置の上面図である。
開閉部材の動作を説明する図であって、(a)閉状態、(b)開状態である。
特別変動入賞装置での遊技球の転動態様を説明する図である。
遊技機の制御系の構成例を示すブロック図である。
遊技機の制御系の構成例を示すブロック図である。
遊技状態遷移を説明するための図である。
遊技状態の変化の一例を説明するための図である。
遊技状態の変化の一例を説明するための図である。
表示装置での演出の一例を説明するための図である。
普通変動入賞装置の動作と各種時間との関係を説明する図である。
特別結果の構成を説明する図である。
変動パターンの種類を説明する図である。
変動パターンの種類を説明する図である。
特別変動入賞装置の開閉パターンを説明する図である。
メイン処理を説明するフローチャートである。
メイン処理を説明するフローチャートである。
タイマ割込み処理を説明するフローチャートである。
始動口スイッチ監視処理を説明するフローチャートである。
特図始動口スイッチ処理を説明するフローチャートである。
特図保留情報判定処理を説明するフローチャートである。
特図始動口3スイッチ処理を説明するフローチャートである。
図1ゲーム処理を説明するフローチャートである。
図2ゲーム処理を説明するフローチャートである。
図1段処理を説明するフローチャートである。
図2普段処理を説明するフローチャートである。
図1変動開始処理を説明するフローチャートである。
図2変動開始処理を説明するフローチャートである。
転落抽選処理を説明するフローチャートである。
サポート管理処理を説明するフローチャートである。
大当りフラグ1設定処理を説明するフローチャートである。
大当りフラグ2設定処理を説明するフローチャートである。
大当り判定処理を説明するフローチャートである。
小当り判定処理を説明するフローチャートである。
図1停止図柄設定処理を説明するフローチャートである。
図2停止図柄設定処理を説明するフローチャートである。
第4特定遊技状態設定処理を説明するフローチャートである。
図1変動中処理移行設定処理を説明するフローチャートである。
図2変動中処理移行設定処理を説明するフローチャートである。
図1変動中処理を説明するフローチャートである。
図2変動中処理を説明するフローチャートである。
図1表示中処理移行設定処理1を説明するフローチャートである。
図2表示中処理移行設定処理1を説明するフローチャートである。
図1表示中処理移行設定処理2を説明するフローチャートである。
図2表示中処理移行設定処理2を説明するフローチャートである。
図1表示中処理を説明するフローチャートである。
図1表示中処理を説明するフローチャートである。
図2表示中処理を説明するフローチャートである。
図2表示中処理を説明するフローチャートである。
ファンファーレ/インターバル中処理移行設定処理を説明するフローチャートである。
図1小当りファンファーレ中処理移行設定処理を説明するフローチャートである。
図2小当りファンファーレ中処理移行設定処理を説明するフローチャートである。
ファンファーレ/インターバル中処理を説明するフローチャートである。
大入賞口開放中処理を説明するフローチャートである。
大入賞口残存球処理を説明するフローチャートである。
大当り終了処理移行設定処理を説明するフローチャートである。
図1大当り終了処理を説明するフローチャートである。
図2大当り終了処理を説明するフローチャートである。
小当りファンファーレ中処理を説明するフローチャートである。
小当り中処理を説明するフローチャートである。
小当り残存球処理を説明するフローチャートである。
図1小当り終了処理を説明するフローチャートである。
図2小当り終了処理を説明するフローチャートである。
メイン処理を説明するフローチャートである。
受信コマンドチェック処理を説明するフローチャートである。
受信コマンド解析処理を説明するフローチャートである。
変動系コマンド処理を説明するフローチャートである。
変動演出設定処理を説明するフローチャートである。
単発系コマンド処理を説明するフローチャートである。
大当り系コマンド処理を説明するフローチャートである。
第1変形例での変動パターンの種類を説明する図である。
第2変形例での遊技状態の遷移を説明する図である。
第2変形例での変動パターンの種類を説明する図である。
第2変形例での演出の実行態様の一例を説明するための図である。
第2変形例での演出の実行態様の一例を説明するための図である。
第2変形例での表示装置における演出の一例を説明するための図である。
第2変形例での表示装置における演出の一例を説明するための図である。
第2変形例での演出の実行態様の一例を説明するための図である。
第2変形例での表示装置における演出の一例を説明するための図である。
第3変形例での遊技状態の遷移を説明する図である。
第3変形例での変動パターンの種類を説明する図である。
第3変形例での演出の実行態様の一例を説明するための図である。
第3変形例での演出の実行態様の一例を説明するための図である。
第4変形例での演出の実行態様と選択割合を説明するための図である。
第4変形例での演出の一例を説明するための図である。
第4変形例での演出の一例を説明するための図である。
第4変形例での演出の実行態様と選択割合を説明するための図である。
第4変形例での演出の一例を説明するための図である。
第4変形例での演出の一例を説明するための図である。
第5変形例での遊技状態の遷移を説明する図である。
第6変形例での特図変動表示ゲームの実行態様を説明する図である。
第7変形例での遊技盤の正面図である。
第7変形例での特別結果の構成を説明する図である。
第7変形例での遊技状態の遷移を説明する図である。
第8変形例での特図、普図の構成を説明する図である。
第8変形例での遊技状態の遷移を説明する図である。

実施例

0008

<第1実施形態>
図1に示すように本実施形態の遊技機10は前面枠12を備え、該前面枠12は外枠支持枠)11に開閉回動可能に組み付けられている。遊技盤30(図2参照)は前面枠12の表側に形成された収納部(図示省略)に収納されている。また、前面枠(本体枠)12には、遊技盤30の前面を覆うカバーガラス透明部材)14を備えたガラス枠15(透明板保持枠)が取り付けられている。

0009

また、ガラス枠15の左右には内部にランプLED等を内蔵し装飾や演出、および異常発生時の報知(例えば、払出異常が発生した場合はランプやLED等を異常報知色(例えば、赤色)で点灯(点滅)させる)のための発光をする枠装飾装置18や、音響(例えば、効果音)を発するスピーカ(上スピーカ)19aが設けられている。さらに、前面枠12の下部にもスピーカ(下スピーカ)19bが設けられている。また、異常発生時はスピーカ(上スピーカ)19a、スピーカ(下スピーカ)19bから音声で異常内容が報知されるようになっている。なお、ガラス枠15の所定部位に払出異常報知用のランプを設けるようにしても良い。

0010

また、前面枠12の下部には、図示しない打球発射装置に遊技球を供給する上皿21(貯留皿)、遊技機10の裏面側に設けられている払出ユニットから払い出された遊技球が流出する上皿球出口22、上皿21が一杯になった状態で払い出された遊技球を貯留する下皿(受皿)23及び打球発射装置の操作部24等が設けられている。さらに、上皿21の上縁部には、遊技者からの押圧操作入力受け付けるための演出ボタンスイッチ25aを内蔵した演出ボタン25が設けられている。また、演出ボタン25の上面(押圧面)には、遊技者からの接触操作入力を受け付けるためのタッチパネル29が設けられている。さらに、前面枠12下部右側には、前面枠12やガラス枠15を開放したり施錠したりする鍵を挿入するための鍵穴26が設けられている。
なお、本実施形態ではタッチパネル29を演出ボタン25と一体的に設けたが、タッチパネル29は、演出ボタン25と別体であってもよく、例えば、演出ボタン25の近傍にサブ表示装置を設け、そのサブ表示装置の表示面にタッチパネル29を設けてもよい。

0011

また、演出ボタン25右方には、遊技者が隣接する球貸機から球貸しを受ける場合に操作する球貸ボタン27、球貸機のカードユニットからプリペイドカードを排出させるために操作する排出ボタン28、プリペイドカードの残高を表示する残高表示部(図示省略)等が設けられている。この実施形態の遊技機10においては、遊技者が上記操作部24を回動操作することによって、打球発射装置が上皿21から供給される遊技球を遊技盤30前面の遊技領域32に向かって発射する。また、遊技者が演出ボタン25やタッチパネル29を操作することによって、表示装置41(図2参照)における変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)において、遊技者の操作を介入させた演出等を行うことができる。

0012

次に、図2を用いて遊技盤30の一例について説明する。図2は、本実施形態の遊技盤30の正面図である。

0013

図2に示すように、遊技盤30は、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体80を備える。遊技盤本体80は木製又は合成樹脂製であって、当該遊技盤本体80の前面には外周壁ガイドレール)31で囲まれた遊技領域32が設けられている。遊技機10は、外周壁31で囲まれた遊技領域32内に球発射装置から遊技球を発射して遊技を行うように構成されている。遊技領域32には遊技球の流下方向を変換する部材として風車障害釘などが配設されており、発射された遊技球はこれら部材により転動方向を変えながら遊技領域32を流下する。

0014

遊技領域32の略中央には、変動表示ゲームの表示領域となる窓部を形成するセンターケース40が取り付けられている。センターケース40に形成された窓部の後方には、複数の識別情報を変動表示する演出表示装置(変動表示装置)としての表示装置41が配置されている。

0015

表示装置41(変動表示装置)は、例えば、LCD(液晶表示器)、CRTブラウン管)等の表示画面を有する装置で構成されている。表示画面の画像を表示可能な領域(表示領域)には、演出画像として静止画動画を表示可能であり、例えば、複数の識別情報(特別図柄)や特図変動表示ゲームを演出するキャラクタ演出効果を高める背景画像等の遊技に関する情報が表示される。表示装置41の表示画面においては、識別情報として割り当てられた複数の特別図柄が変動表示(可変表示)されて、特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームが行われる。また、表示画面には遊技の進行に基づく演出のための画像(例えば、大当り表示画像、ファンファーレ表示画像エンディング表示画像等)が表示される。

0016

センターケース40には、遊技領域32を流下する遊技球をセンターケース40の内側に導くためのワープ流路を形成するワープ流路形成部材614と、当該ワープ流路を通過した遊技球が転動可能なステージ部620とが設けられている。センターケース40のステージ部620は、第1始動入賞口36の上方に配置されているため、ステージ部620上で転動した遊技球は第1始動入賞口36に入賞し易くなっている。また、センターケース40の上部には、動作することによって遊技の演出を行う盤演出装置44が備えられている。この盤演出装置44は、図2に示す状態から表示装置41の中央へ向けて動作可能となっている。

0017

センターケース40の右方の遊技領域32には、普通図柄始動ゲート(普図始動ゲート)34が設けられている。普図始動ゲート34の内部には、当該普図始動ゲート34を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ34a(図19参照)が設けられている。遊技領域32内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート34を通過すると、普図変動表示ゲームが実行される。

0018

センターケース40の左下方の遊技領域32には、二つの一般入賞口35が配置されており、センターケース40の右部には、一つの一般入賞口35が配置されている。これら一般入賞口35への遊技球の入賞は、一般入賞口35に備えられた入賞口スイッチ35a(図19参照)によって検出される。

0019

センターケース40の下方の遊技領域32には、特図1変動表示ゲーム(第1特図変動表示ゲーム)の開始条件を与える第1始動入賞口36(第1始動入賞領域)が設けられている。第1始動入賞口36に入賞した遊技球は、始動口1スイッチ36a(図19参照)によって検出される。また、センターケース40の右下方の遊技領域32には、特図2変動表示ゲーム(第2特図変動表示ゲーム)の開始条件を与える第2始動入賞口97(第2始動入賞領域)が設けられている。第2始動入賞口97に入賞した遊技球は、始動口3スイッチ97a(図19参照)によって検出される。

0020

センターケース40の右方の遊技領域32のうち、普図始動ゲート34と第2始動入賞口97との間には、普通変動入賞装置37が設けられている。本実施形態では、普通変動入賞装置37の入賞口(普電入賞口37d)への入賞によって、特図1変動表示ゲームがすぐに実行されるか、特図1始動入賞記憶(第1始動記憶)が記憶される構成としている。すなわち、本実施形態において、普通変動入賞装置37の入賞口(普電入賞口37d)は、特図1変動表示ゲーム(第1特図変動表示ゲーム)の開始条件を与える第1始動入賞領域である。そして、普通変動入賞装置37に入賞した遊技球は、始動口2スイッチ37a(図19参照)によって検出され、始動口2スイッチ37aによって遊技球が検出された場合には、遊技制御装置100は、特図1変動表示ゲームをすぐに実行するか、特図1始動入賞記憶を記憶する。このように、本実施形態では、普電入賞口37dと第1始動入賞口36とが第1始動入賞領域(特図1の始動口)に相当し、第2始動入賞口97が第2始動入賞領域(特図2の始動口)に相当する。

0021

遊技制御装置(遊技制御手段)100は、普図変動表示ゲームの所定の抽選結果に基づいて普通変動入賞装置37の可動部材37bを開状態と閉状態とに変換する制御を行う普電ソレノイド37c(変換制御手段)に接続する(図19参照)。普通変動入賞装置37の構成の詳細については後述するが、本実施形態において、普通変動入賞装置37の可動部材37bは、普電ソレノイド37cによって前後方向に進退(スライド)することで、普電入賞口37dを開放する(普電入賞口37dへ遊技球が流入可能な状態にする)所謂ベロ型の普通電動役物である。なお、普通変動入賞装置37の可動部材37bとして、例えば、普電ソレノイド37cによって上端側が手前側倒れる方向に回動することで普電入賞口37dを開放するアタッカ形式の普通電動役物を設けてもよい。遊技制御装置100は、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合に、普電ソレノイド37cを介して可動部材37bを開いて、遊技球が普通変動入賞装置37に流入可能な開状態に変化させる。

0022

また、遊技制御装置100は、普図変動表示ゲームの変動時間を短縮したり普図変動表示ゲームの当り確率を通常よりも高確率としたりすることで入賞容易状態の発生頻度を高めたり、通常遊技状態で発生する入賞容易状態よりも入賞容易状態の発生時間を長くしたりすることで時短状態普電サポート電サポ)状態)を発生させる。

0023

センターケース40の右下方の遊技領域32には、特別変動入賞装置38が設けられている。特別変動入賞装置38は、図15図18に示すように、開閉部材990が前後方向に進退(スライド)することで、大入賞口38dを遊技球が流入可能な状態に変換する。特別変動入賞装置38は、特図変動表示ゲームの結果によって、大入賞口38dを閉じた閉状態から開状態に変換し、大入賞口38d内への遊技球の流入を容易にさせることで、遊技者に所定の遊技価値(賞球)を付与するようになっている。特別変動入賞装置38に入賞した遊技球は、大入賞口スイッチカウントスイッチ)38a(図19参照)によって検出される。

0024

すなわち、本実施形態の特別変動入賞装置38は、補助遊技としての特図変動表示ゲームの結果如何によって開閉部材990が大入賞口38dを閉じた閉状態(遊技者にとって不利な閉塞状態)から開閉部材990が退避して遊技領域32を流下する遊技球を受け入れ可能な開状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する。そして、特別変動入賞装置38に到着した遊技球は、前壁突出部954と突出部992による斜め後方への誘導と、凹部993や後壁突出部964による斜め前方への誘導が繰り返されて、前後に蛇行しながら右から左へ流下する。これにより、流下路38fに前壁突出部954や後壁突出部964、突出部992、凹部993などの起伏がなく直線的に流下する場合よりも開閉部材990上に遊技球が滞留する時間が長くなる。そのため、開閉部材990上に遊技球が常に存在する状態となり、特別変動入賞装置38の開放時間が短い場合であっても開閉部材990を開放した際に開閉部材990上に存在している遊技球が落下して大入賞口38dに入賞する可能性が高く、短い開放であっても遊技者に入賞に対する期待感を持たせることができる。

0025

また、開閉部材990を開放する際に開閉部材990上に滞留していた遊技球は、突出部992に接触することで跳ねて大入賞口38dから離れる方向へ誘導される。また、跳ねた遊技球は流路前壁952の前壁突出部954や、流路後壁962の後壁突出部964などに接触することで更に大入賞口38dから離れることもある。また、突出部992は遊技球が通過可能な間隔をおいて配されているため、この間隔を通って突出部992に接触せずに落下することもある。このように、突出部992や前壁突出部954、後壁突出部964を備えることで、開閉部材990を開放する際の遊技球の転動態様が多彩となり、遊技の興趣を向上することができる。また、開閉部材990を開放した際に開閉部材990上に存在している複数の遊技球の大入賞口38dへの流入タイミングをずらすことができ、大入賞口38d内で球詰まりが発生することを防止できる。なお、後述する普通変動入賞装置37での遊技球を滞留させる構成を特別変動入賞装置38での遊技球を滞留させる構成として用いても良いし、逆に、特別変動入賞装置38での遊技球を滞留させる構成を普通変動入賞装置37での遊技球を滞留させる構成として用いても良い。

0026

図2戻り、第1始動入賞口36の下方の遊技領域32には、入賞口等に入賞しなかった遊技球を回収するアウト口30aが設けられている。また、遊技領域32の外側であって遊技盤本体80の右下角部には、特図変動表示ゲーム(特図1変動表示ゲーム、特図2変動表示ゲーム)及び普図変動表示ゲームを実行する一括表示装置50が設けられている。

0027

一括表示装置50は、7セグメント型表示器LEDランプ)等で構成された特図1変動表示ゲーム用の特図1表示器(第1特図変動表示部)51及び特図2変動表示ゲーム用の特図2表示器(第2特図変動表示部)52と、LEDランプで構成された特図1変動表示ゲームの始動記憶数報知用の記憶表示部53とを備える。

0028

また、一括表示装置50には、大当り時のラウンド数(特別変動入賞装置38の開閉回数)を表示するラウンド表示部55、左打ち(通常打ち)と右打ちのうち遊技者に有利な打ち方(遊技状態に対応した打ち方)を報知する第1遊技状態表示部56、特図変動表示ゲームの確率状態高確率状態又は低確率状態)を報知する確率表示部57が設けられている。なお、一括表示装置50には、遊技機10の電源投入時に大当りの確率状態が高確率状態となっていることを表示する確率状態表示部、大当りが発生すると点灯して大当り発生を報知する表示部(表示器)等が設けられていてもよい。

0029

更に、普図変動表示ゲームを表示する普図表示部58や、普図変動表示ゲームの始動記憶数報知用の記憶表示部59、時短状態が発生すると点灯して時短状態発生を報知する時短状態報知部60等が設けられている。

0030

図1表示器51と特図2表示器52における特図変動表示ゲームは、例えば変動表示ゲームの実行中、すなわち、表示装置41において飾り特図変動表示ゲームを行っている間は、中央のセグメント点滅駆動させて変動中であることを表示する。点滅周期は、例えば100m秒に設定されている。なお、本実施形態の場合、特図1表示器51における特図1変動表示ゲームにおいては、中央のセグメントに加えて7セグの右方下側に設けられた8番目のセグメントも点滅駆動させて変動中であることを表示するようにし、特図1と特図2との区別が可能なように構成されている。そして、ゲームの結果が「はずれ」のときは、はずれの結果態様として例えば中央のセグメント(特図1であれば加えて右方下側の8番目のセグメント)を点灯状態にし、ゲームの結果が「当り」のときは、当りの結果態様(特別結果態様)としてはずれの結果態様以外の結果態様(例えば数字や記号)を点灯状態にしてゲーム結果を表示する。

0031

記憶表示部53は、特図1表示器51の変動開始条件となる第1始動入賞口36、普通変動入賞装置37への入賞球数のうち未消化球数(始動記憶数=保留数)を複数のLEDの消灯、点灯(点滅)により表示する。ラウンド表示部55はLEDランプ等で構成され、特別遊技状態中でない場合には全てのLEDを消灯状態にし、特別遊技状態中には特別結果に応じて選択されたラウンド数に対応してLEDを点灯状態にする。なお、ラウンド表示部55は7セグメント型の表示器で構成してもよい。

0032

第1遊技状態表示部56は、例えば左打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態の場合(通常打ち時)には全てのLEDを消灯状態にし、右打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態の場合(右打ち時)には全てのLEDを点灯状態にする。確率表示部57は、大当りの確率状態が低確率状態(通常確率状態)の場合には全てのLEDを消灯状態にし、大当りの確率状態が高確率状態(確変状態)の場合には全てのLEDを点灯状態にする。

0033

図3は、遊技機10が有する遊技盤30の分解斜視図である。図3に示すように、遊技盤30は、略矩形板状の遊技盤本体80と、センターケース40の前側部分を構成する前方構成部材600と、センターケース40の後側部分を構成するとともに遊技盤30に必要な各種部材が取り付けられた後方構成部材700と、を備える。後方構成部材700は、前方に開口した凹部を有する略矩形箱状の後方ベース部材710を有しており、当該凹部の内部には、動作することによって遊技の演出を行う盤演出装置44をなす、各種可動役物ユニットが設けられている。

0034

前方構成部材600には、一般入賞口35、ワープ流路形成部材614、ステージ部620等が設けられている。また、遊技盤本体80には、前方構成部材600の他に、普図始動ゲート34、一般入賞口35、第1始動入賞口36、第2始動入賞口97、普通変動入賞装置37、特別変動入賞装置38、一括表示装置50等が設けられている。

0035

また、図2図3に示すように、普通変動入賞装置37の右方には、前側が透明なカバーで覆われ上下に連通する流下路615が形成され、普通変動入賞装置37への入賞に失敗した遊技球(具体的には、普通変動入賞装置37に到着したにもかかわらず当該普通変動入賞装置37に入賞しなかった遊技球)は、流下路615を通って下方へ流下する。この流下路615の下方には誘導部616が設けられている。誘導部616は、上面617が左方へ下る傾斜面になっており、流下路615を下方へ流下する遊技球を上面617で受け止めて、第2始動入賞口97や特別変動入賞装置38が存在する左方へ誘導するようになっている。

0036

〔普通変動入賞装置〕
次に、図4から図12を参照して、普通変動入賞装置37の構成の一例について説明する。図4は、普通変動入賞装置37の分解斜視図である。また、図5(a)は、可動部材37bが閉状態である普通変動入賞装置37の上面図であり、図5(b)は、可動部材37bが開状態である普通変動入賞装置37の上面図である。

0037

図5に示すように、普通変動入賞装置37は、遊技盤本体80の前面に沿って配される流路後壁373aと、当該流路後壁373aの前方に配される流路前壁371aとに挟まれて、遊技球が一列で流下可能な流下路37fを備える。この流下路37fは、前面側から見て右へ下るように傾斜しており、遊技球は一列で右方へ向かって流下するようになっている。また、普通変動入賞装置37は、当該普通変動入賞装置37の内部(具体的には、前ベース部材373及び後ベース部材375によって構成されるベース部の内部)に、遊技球が一列で通過可能な略U字状の迂回路37gを備える。図4に示すように、迂回路37gの入口37g1(迂回路37gの一方の端部)及び出口37g2(迂回路37gの他方の端部)は流路後壁373aに形成されており、遊技球は、入口37g1を介して一つずつ流下路37fから迂回路37gへ流入し、出口37g2を介して一つずつ迂回路37gから流下路37fへ流出するようになっている。

0038

図4に示すように、流路前壁371aは、後方へ突出して流路後壁373aを貫通する突出部371bを有する。突出部371bは、流下路37fを流下している遊技球が衝突する位置であって、迂回路37gの入口37g1と出口37g2との間の位置に配設されている。したがって、突出部371bは、流下路37fにおける遊技球の流下を、途中で(すなわち、流下路37fの終点下流端部)に流入する前に)阻むことによって、当該遊技球を迂回路37gへ誘導するようになっている。そして、流下路37fの途中に突出部371bが設けられているため、遊技球は、迂回路37gを通過しないと、流下路37fの終点に流入できない。

0039

図5に示すように、流下路37fの中央部分及び右端部分の底面と迂回路37gの底面とは、前後方向にスライド可能な可動部材37bによって構成されている。可動部材37bは、図5(a)に示すように前方へ突出して普通変動入賞装置37(普電入賞口37d)に遊技球が入賞できない状態である閉状態と、図5(b)に示すように後方へ退避して普電入賞口37dに遊技球が入賞できる状態である開状態と、に変換可能となっている。すなわち、流下路37fを流下する遊技球は、可動部材37bが閉状態である場合には可動部材37bの上面を転動して普電入賞口37dへ流入不能であり、可動部材37bが開状態である場合には普電入賞口37dへ流入可能である。

0040

具体的には、流下路37fを流下する遊技球は、可動部材37bが閉状態である場合には、可動部材37bの上面を転動する。すなわち、流下路37fを突出部371bまで流下し、当該突出部371bに衝突して迂回路37gへ流入する。また、可動部材37bの上面を転動する遊技球が突出部371bに衝突する前に可動部材37bが開状態になった場合や、流下路37fを流下する遊技球が可動部材37bの上面に流入した際に可動部材37bが開状態である場合には、当該遊技球は、迂回路37gを通過せずに普電入賞口37dへ流入する。

0041

また、迂回路37gを通過して流下路37fの終点に流入した遊技球は、可動部材37bが開状態である場合には、普電入賞口37dへ流入する。一方、迂回路37gを通過して流下路37fの終点に流入した遊技球は、可動部材37bが閉状態である場合には、普電入賞口37dへ流入せずに、普通変動入賞装置37の外部へ進出して、例えば流下路615を通って誘導部616へ流下する。すなわち、当該遊技球は、普通変動入賞装置37への入賞に失敗した遊技球(普通変動入賞装置37に到着したにもかかわらず当該普通変動入賞装置37に入賞しなかった遊技球)に相当する。なお、可動部材37bが閉状態である場合に流路前壁371aとの間には隙間が存在するが、遊技球が流入できない程度の隙間である。

0042

図4に示すように、普通変動入賞装置37は、始動口2スイッチ37aと、可動部材37bや普電ソレノイド37cを有する可動部材ユニット374とを備える。さらに、普通変動入賞装置37は、流路前壁371aを備える前飾り部材371と、流路後壁373aを備える前ベース部材373と、可動部材37bなどが取り付けられる後ベース部材375と、後ベース部材375の後面を覆う後カバー部材377と、前LED基板372a及び当該前LED基板372aを前飾り部材371の後面に固定するための前基板ホルダ372と、後LED基板376a及び当該後LED基板376aを後ベース部材375の後面に固定するための後基板ホルダ376とを備える。

0043

少なくとも前飾り部材371と前ベース部材373と後ベース部材375とは、光を透過可能な材質からなる。前飾り部材371の後方には装飾手段として前LED基板372aが配されているとともに、後ベース部材375の後方には装飾手段として後LED基板376aが配されており、光によって普通変動入賞装置37を装飾することが可能となっている。

0044

前飾り部材371は、板状の前面部371cを備えている。前面部371cの前面はガラス枠15のカバーガラス14の後面に近接して配されるようになっていて、この前面の前方を遊技球が流下することはないようにされる。また、前面部371cの前面は遊技者から視認可能な面であり、装飾が施されている。また、板状の前面部371cの上部は、流下路37fの前側の側壁をなす流路前壁371aとなっている。

0045

図5に示すように、流路前壁371aの後面側には、後方へ突出する複数(本実施形態では2個)の上流側前壁突起部371dが設けられている。この上流側前壁突起部371dは、左右の側面が斜面となった三角柱状の突起である。この上流側前壁突起部371dは、流下路37fを流下する遊技球を蛇行させて球威を抑制するために、右方へ流下する遊技球を後方へ誘導する機能を有する。すなわち、流下路37fを流下する遊技球が接触可能な接触部をなす。

0046

また、図5に示すように、流路前壁371aの後面側には、後方へ突出する下流側前壁突起部371eが設けられている。この下流側前壁突起部371eは、左右の側面が斜面となった三角柱状の突起である。この下流側前壁突起部371eは、流下路37fの終点に流入した遊技球を蛇行させて球威を抑制するために、右方へ流下する遊技球を後方へ誘導する機能を有する。すなわち、流下路37fを流下する遊技球が接触可能な接触部をなす。さらに、この下流側前壁突起部371eは、普通変動入賞装置37の周囲(普通変動入賞装置37の外部)を流下する遊技球が、普通変動入賞装置37の内部へ下流側(流下路37fの終点側)から侵入することを防止する機能を有する。

0047

図6(a)は、前飾り部材371の裏面図である。図6(a)に示すように、前飾り部材371の後面側は、板状の前面部371cの後面から後方へ延出するリブ状延出壁371fが複数設けられている。この延出壁371fは、設けられた場所によりそれぞれ機能が異なっており、流下路37fの底面(具体的には、流下路37fの始点(上流端部)の底面)を形成する底面部371f1、普電入賞口37dの側壁や底面をなす普電入賞口形成部371f2、普電入賞口37dに入賞した遊技球を誘導する誘導流路37eを形成する誘導流路形成部371f3、始動口2スイッチ37aを取り付ける取付部を形成するスイッチ取付部形成部371f4、普通変動入賞装置37の周囲を流下する遊技球の内部への侵入を防止する周囲壁371f5としての機能を有する。

0048

流下路37fの底面を形成する底面部371f1は、後面側から見て左側に傾斜する傾斜面となっている。普電入賞口形成部371f2は、普電入賞口37dに流入した遊技球を誘導流路37eへ集めるように傾斜している。誘導流路37eへは遊技球が一列で流入可能であり、誘導流路37eへの流入部分には始動口2スイッチ37aが設けられている。これにより、普電入賞口37dに流入した全ての遊技球は始動口2スイッチ37aで検出された後に誘導流路37eへ流入することとなる。誘導流路形成部371f3により形成される誘導流路37eは、普電入賞口37dからの遊技球を遊技盤30の後面側へ誘導する流路であり、前面部371cの後面には遊技球を後方へ誘導するためのリブ371gが形成されている。

0049

前LED基板372a及び前基板ホルダ372は、前飾り部材371の後面のうちの周囲壁371f5よりも内側(周囲壁371f5に囲まれた部分)に配設されている。また、前飾り部材371の後面のうちの周囲壁371f5に囲まれた部分には、光を散乱させるための加工(図6(a)に示す例では凹凸加工)が施されている。これにより、前LED基板372aや後LED基板376aからの光によって普通変動入賞装置37を効果的に装飾することが可能となっているとともに、前LED基板372a自体や前基板ホルダ372などを前飾り部材371の前方から前飾り部材371を透して視認することが困難となっている。また、図6(b)に示すように、前ベース部材373の下部には、前LED基板372a等の熱を放出するための孔部が複数(図6(b)に示す例では7つ)設けられている。これらの孔部も、前飾り部材371に施した光を散乱させるための加工によって、前飾り部材371の前方から視認困難となっている。

0050

図4に示すように、前ベース部材373は、板状の後面部373bを備えている。後面部373bの前面には前飾り部材371が取り付けられるようになっており、後面部373bの前面のうち前飾り部材371で隠されない部分には装飾が施されている。後面部373bの上部は、流下路37fの後側の側壁をなす流路後壁373aとなっている。また、流路後壁373aの下端となる位置には、可動部材37bを前ベース部材373の後面側から挿通するための前後に貫通した可動部材挿通部373cが形成されている。

0051

また、図5に示すように、前ベース部材373の前面側には、前方へ突出する複数(本実施形態では2個)の後壁突起部373dが設けられている。この後壁突起部373dは、左右の側面が斜面となった三角柱状の突起であり、流路前壁371aに複数設けられた上流側前壁突起部371dのそれぞれの後方に、上流側前壁突起部371dに対してわずかに下流側に位置するように設けられている。この後壁突起部373dは、流下路37fを流下する遊技球を蛇行させて球威を抑制するために、右方へ流下する遊技球を前方へ誘導する機能を有する。すなわち、流下路37fを流下する遊技球が接触可能な接触部をなす。

0052

図6(b)は、前ベース部材373の裏面図である。図6(b)に示すように、後面部373bの中央部分であって前飾り部材371において誘導流路37eが形成された部分と対向する部分には、誘導流路37eが後面部373bの後面側に連通するように前後に貫通した貫通部373eが形成されている。また、図6(b)に示すように、前ベース部材373の後面側には、板状の後面部373bの後面から後方へ延出するリブ状の延出壁373fが複数設けられている。この延出壁373fは、設けられた場所によりそれぞれ機能が異なっており、誘導流路37eを形成する誘導流路形成部373f1、普通変動入賞装置37の周囲を形成する周囲壁373f2としての機能を有する。

0053

誘導流路形成部373f1は、貫通部373eに流入した遊技球を後方へ案内するように誘導流路37eを形成する。また、誘導流路形成部373f1の下端部には、後方へ遊技球を誘導するためのリブ373gが形成されている。誘導流路形成部373f1の下端部と、当該下端部に形成されたリブ373gとは、上面が後方へ下る傾斜面とされており、貫通部373eに流入した遊技球をこれら上面で受け止めて後方へ誘導するようになっている。誘導された遊技球は、遊技機10の外部へと遊技球を排出する排出流路へ流入するようになっている。

0054

周囲壁373f2は、遊技盤本体80における普通変動入賞装置37を取り付ける部分に形成された前後に貫通する貫通部の形状に合わせて形成されており、普通変動入賞装置37を遊技盤本体80に取り付けた際には周囲壁373f2は貫通部に挿通された状態となる。また、周囲壁373f2よりも外側に位置する後面部373bの後面は、普通変動入賞装置37を遊技盤本体80に取り付けた際に遊技盤本体80の前面に当接した状態となる。この部分には位置決めのためのボスやねじ止めのためのねじ穴が複数形成されている。

0055

図4に示すように、後ベース部材375は、前ベース部材373の周囲壁373f2と前後に一致する周壁375aを備える。また、図4に示すように、後ベース部材375のうちの前ベース部材373に形成された可動部材挿通部373cと対向する位置には、前後方向に動作する可動部材37bを案内及び支持する一対の可動部材保持部375bが設けられている。一対の可動部材保持部375bは、所定の間隔(間隙375c)をあけて配設されており、可動部材37bの下面に当接可能であって可動部材37bを案内及び支持することが可能なように前後方向に沿って延在するように設けられている。

0056

図4に示すように、後ベース部材375の前面側には、可動部材37bと当該可動部材37bを動作するための動作機構駆動機構)とを備える可動部材ユニット374が取り付けられている。この可動部材ユニット374は、前後方向にスライド動作可能な可動部材37bと、可動部材37bを動作するための普電ソレノイド37cと、普電ソレノイド37cからの駆動力を可動部材37bに伝達するスライダ374a及びクランク374bとを備える。

0057

可動部材ユニット374は、図5(a)に示すように可動部材37bを前方へ突出させた閉状態と、図5(b)に示すように可動部材37bを後方へ退避させた開状態とに変換可能である。なお、可動部材37bは、後ベース部材375に形成された可動部材保持部375bや前ベース部材373に形成された可動部材挿通部373cを介して普電入賞口37dの上方に出現可能となっている。

0058

図7(a)は、可動部材ユニット374の分解斜視図であり、図7(b)は、可動部材37bの正面図である。また、図8(a)は、可動部材37bの上面図であり、図8(b)は、可動部材37bの下面図である。図7(a)に示すように、可動部材37bは、上段部37b1と、当該上段部37b1よりも低い位置に設けられた第1中段部37b2と、当該第1中段部37b2よりも低い位置に設けられた第2中段部37b3と、当該第2中段部37b3よりも低い位置に設けられた下段部37b4とが、左右方向に並んだ段差形状をなしている。上段部37b1が最も左側に配されるとともに下段部37b4が最も右側に配されるよう、上段部37b1、第1中段部37b2、第2中段部37b3、下段部37b4の順で並んでおり、遊技球を左から右へ流下させるようになっている。

0059

上段部37b1は、可動部材37bが閉状態である際に普電入賞口37dの上方へ延出する前端部分が、流下路37fの底面をなす流下路形成部とされている。上段部37b1の流下路形成部は、上段部37b1の流下路形成部以外の部分よりも一段低くなっている。また、上段部37b1の流下路形成部以外の部分の右端部からは、下壁突出部37b5が前方に向けて延出している。この下壁突出部37b5は、左側面が斜面となっており、流下路形成部の幅(前後方向の長さ)を徐々に狭めるように設けられている。この下壁突出部37b5は、流下路37fを流下する遊技球を蛇行させて球威を抑制するために、右方へ流下する遊技球を前方へ誘導する機能を有する。すなわち、流下路37fを流下する遊技球が接触可能な接触部をなす。

0060

第1中段部37b2は、可動部材37bが閉状態である際に普電入賞口37dの上方へ延出する前端部分が、流下路37fの底面をなす流下路形成部とされており、当該前端部分以外の部分(すなわち、流下路形成部以外の部分)が、迂回路37gの底面をなす迂回路形成部とされている。第1中段部37b2のうち、流下路形成部と迂回路形成部との境界部分は、可動部材37bが閉状態である際に迂回路37gの入口37g1の直下に配される。

0061

第1中段部37b2は、前端よりも後端が下側に位置するように傾斜している。これにより、例えば図8(a)に示すように、迂回路37gの上流部を前側から後側へと遊技球が転動しやすくなっている。また、第1中段部37b2の上面には、上方へ突出し前後に延在する蛇行状の左突条部37b6が形成されている。これにより、迂回路37gを転動する遊技球を蛇行させて球威を抑制できるようになっている。

0062

第2中段部37b3は、可動部材37bが閉状態である際に普電入賞口37dの上方へ延出する前端部分が、流下路37fを流下する遊技球を迂回路37gへ誘導する突出部371bの直下に配される。

0063

下段部37b4は、可動部材37bが閉状態である際に普電入賞口37dの上方へ延出する前端部分が、流下路37fの底面(具体的には、流下路37fの終点の底面)をなす流下路形成部とされており、当該前端部分以外の部分(すなわち、流下路形成部以外の部分)が、迂回路37gの底面をなす迂回路形成部とされている。下段部37b4のうち、流下路形成部と迂回路形成部との境界部分は、可動部材37bが閉状態である際に迂回路37gの出口37g2の直下に配される。

0064

下段部37b4は、前端よりも後端が上側に位置するように傾斜しているとともに、後端部分が第1中段部37b2の後端部分と面一になっている。これにより、例えば図8(a)に示すように、迂回路37gの下流部を後側から前側へと遊技球が転動しやすくなっている。なお、下段部37b4の後端部分は、第1中段部37b2の後端部分よりも低い位置に設けられていてもよい。また、下段部37b4の上面には、上方へ突出し前後に延在する蛇行状の右突条部37b7が形成されている。これにより、迂回路37gを転動する遊技球を蛇行させて球威を抑制できるようになっている。

0065

このように、可動部材37bには、下壁突出部37b5や左突条部37b6や右突条部37b7のような起部が設けられている。さらに、前飾り部材371には、上流側前壁突起部371dのような起部が設けられているとともに、前ベース部材373には、後壁突起部373dのような起部が設けられている。このような起部によって、可動部材37b上に遊技球が滞留する時間が長くなるようにされている。

0066

また、図6(b)に示すように、可動部材37bの左端部及び右端部には下方へ延出する摺動部37b8が形成されている。この摺動部37b8は前後方向に沿って延在するように形成されており、前ベース部材373に形成された一対の保持部373hの上面に当接することで可動部材37bが保持部373h上で摺動可能となる。

0067

図7(b)や図8(b)に示すように、可動部材37bの下面の中央部分には、下方へ突出する接続ピン37b9が設けられている。また、図7(a)に示すように、普電ソレノイド37cからの駆動力を可動部材37bに伝達するクランク(駆動アーム)374bには、接続ピン37b9を挿通可能な貫通部374b1が形成されており、貫通部374b1に接続ピン37b9の先端部(下端部)が挿通することで、可動部材37bとクランク374bとが接続される。

0068

また、図7(b)や図8(b)に示すように、可動部材37bの下面の中央部分のうち、接続ピン37b9の前側及び後側には、下方へ突出し前後方向に沿って延在する案内リブ37b10が設けられている。この案内リブ37b10は、前ベース部材373が有する一対の保持部373hの間に前後方向に沿って形成された間隙373i(図6(b)参照)や、後ベース部材375が有する一対の可動部材保持部375bの間に前後方向に沿って形成された間隙375c(図4参照)に挿入可能である。これらの間隙373i,375cに可動部材37bの案内リブ37b10が上方から挿入することで、可動部材37bの前後方向への直線移動スライド移動)を案内することができる。すなわち、前ベース部材373の間隙373iや後ベース部材375の間隙375cに可動部材37bの案内リブ37b10が嵌ることで、可動部材37bの左右方向への移動が規制されるため、可動部材37bの移動を前後方向への移動に限定することができる。

0069

図7(a)に示すように、普電ソレノイド37cからの駆動力を可動部材37bに伝達するクランク374bは、略L字状の部材であり、一端部には可動部材37bの接続ピン37b9を挿通可能な貫通部374b1が形成されており、他端部には凸部374b2が形成されている。また、普電ソレノイド37cからの駆動力を可動部材37bに伝達するスライダ374aには、クランク374bの凸部374b2を挿通可能な凹部374a1が形成されており、凹部374a1に凸部374b2が挿通することで、スライダ374aとクランク374bとが接続される。また、クランク374bの屈曲部には上下方向に沿った回動軸374b3が形成されており、クランク374bは、この回動軸374b3を中心として回動可能となっている。なお、回動軸374b3は、後ベース部材375によって上下から挟まれて回動可能に保持される。

0070

図7(a)に示すように、スライダ374aは、上下方向に直交する平板状の本体部374a2と、本体部374a2の左端に接続され当該本体部374a2に直交する左壁部374a3と、本体部374a2の前端に接続され当該本体部374a2に直交する前壁部374a4と、前壁部374a4から前方へ突出する突出片374a5とを備えて構成される。クランク374bの凸部374b2を挿通可能な凹部374a1は、本体部374a2に形成されている。

0071

スライダ374aの左壁部374a3は、普電ソレノイド37cの駆動軸37c1に係合されており、スライダ374aは、駆動軸37c1が伸長(本実施形態の場合、駆動軸37c1の先端が右へ移動)すると当該駆動軸37c1に押されて右へと移動し、駆動軸37c1が退縮(本実施形態の場合、駆動軸37c1の先端が左へ移動)すると当該駆動軸37c1に引かれて左へと移動する。

0072

図6(b)に示すように、前ベース部材373の後面側には、左右方向に沿って延在する窪み部373jが設けられている。窪み部373jには、スライダ374aの突出片374a5が挿入可能であり、この窪み部373jに突出片374a5が後方から挿入することで、スライダ374aの左右方向への直線移動(スライド移動)を案内することができる。また、スライダ374aの前壁部374a4は、前ベース部材373の窪み部373jにスライダ374aの突出片374a5が後方から挿入した際に、前ベース部材373の後面に当接する。これにより、前ベース部材373に対するスライダ374aの前後位置が所定の前後位置に設定されるようになっている。

0073

可動部材37bを開状態から閉状態へと変換する場合には、普電ソレノイド37cの駆動軸37c1を伸長させる。駆動軸37c1が伸長すると、スライダ374aが右へスライド移動して、クランク374bが回動軸374b3を中心に上面側から見て反時計回り方向に回動するため、接続ピン983aが前方に向かうように移動して可動部材37bが前方へ突出する。これにより、可動部材37bが閉状態(図5(a)に示す状態)となって、普電入賞口37dへの遊技球の入賞が不能となる。

0074

一方、可動部材37bを閉状態から開状態へと変換する場合には、普電ソレノイド37cの駆動軸37c1を退縮させる。駆動軸37c1が退縮すると、スライダ374aが左へスライド移動して、クランク374bが回動軸374b3を中心に上面側から見て時計回り方向に回動するため、接続ピン37b9が後方に向かうように移動して可動部材37
bが後方へ退避する。これにより、可動部材37bが開状態(図5(b)に示す状態)となって、普電入賞口37dへの遊技球の入賞が可能となる。

0075

図9から図12には、普通変動入賞装置37における遊技球の転動態様を示した。なお、図9から図12では、説明のために、一部の部材の図示を省略している。普通変動入賞装置37に到着した遊技球(流下路37fの始点に流入した遊技球)は、まず、上流側に位置する上流側前壁突起部371dによって斜め後側へ誘導され、次いで、上流側に位置する後壁突起部373dによって斜め前側へ誘導されて、可動部材37bの上段部37b1の前端部分に流入する。

0076

可動部材37bの上段部37b1に流入した遊技球は、下流側に位置する上流側前壁突起部371dによって斜め後側へ誘導され、次いで、下流側に位置する後壁突起部373dや可動部材37bの下壁突出部37b5によって斜め前側へ誘導されて、可動部材37bの第1中段部37b2の前端部分に流入する。すなわち、遊技球は前後に蛇行しながら流下路37fを流下する。これにより、流下路37fに下壁突出部37b5や上流側前壁突起部371dや後壁突起部373dなどの起部がなく直線的に流下する場合よりも可動部材37b上に遊技球が滞留する時間が長くなる。

0077

可動部材37bの第1中段部37b2に流入した遊技球は、突出部371bに衝突し、当該突出部371bや後方へ下り傾斜している第1中段部37b2によって後側へ誘導されて、図9(a)に示すように、迂回路37gの入口37g1から当該迂回路37gへ流入する。図10に示すように、後ベース部材375の内部には、迂回路37gを転動する遊技球を、第1中段部37b2から下段部37b4へと誘導する第1ガイド片375dと、下段部37b4上を後側から前側へと誘導する第2ガイド片375eとが設けられている。遊技球は、図10に示すように第1中段部37b2上を転動して後ベース部材375の内部に流入すると、図11に示すように第1ガイド片375dによって右側へ誘導されて、下段部37b4に流入する。

0078

可動部材37bの下段部37b4に流入した遊技球は、図12に示すように第2ガイド片375eや前方へ下り傾斜している下段部37b4によって前側へ誘導されて、図9(b)に示すように、迂回路37gの出口37g2から流下路37fの終点(下段部37b4の前端部分)へ流入する。ここで、第1中段部37b2には蛇行状の左突条部37b6が形成されているため、遊技球は左右に蛇行しながら後側へと迂回路37gの上流部を転動する。また、下段部37b4には蛇行状の右突条部37b7が形成されているため、遊技球は左右に蛇行しながら前側へと迂回路37gの下流部を転動する。

0079

さらに、図6(b)に示すように、前ベース部材373は迂回路37gの上流部と下流部とを隔てる隔壁373kを備えており、この隔壁373kの後端部のうち迂回路37gの上流部に対応する部分には、中間突起部373k1が形成されている。したがって、遊技球は、迂回路37gの上流部(すなわち、第1中段部37b2上)を転動している最中に、中間突起部373k1に衝突しバウンドして、入口37g1側へと一旦押し戻される。これにより、迂回路37gに左突条部37b6や右突条部37b7や中間突起部373k1などの起部がなく直線的に転動する場合よりも可動部材37b上に遊技球が滞留する時間が長くなる。

0080

このように、流下路37fには下壁突出部37b5や上流側前壁突起部371dや後壁突起部373dなどの起部が設けられているとともに、迂回路37gには左突条部37b6や右突条部37b7や中間突起部373k1などの起部が設けられているため、可動部材37b上に遊技球が滞留する時間が長くなる。また、これらの起部を備えることで、可動部材37b上を転動する遊技球の転動態様が多彩となり、遊技の興趣を向上することができる。また、これらの起部を備えることで、可動部材37bを開放した際に可動部材37b上に存在している複数の遊技球の普電入賞口37dへの流入タイミングをずらすことができ、普電入賞口37d内で球詰まりが発生することを防止できる。

0081

普通変動入賞装置37に到着した遊技球は、流下路37fを流下して、まず可動部材37bの上段部37b1に流入する。遊技球が上段部37b1に流入した際、可動部材37bが開状態である場合には、当該遊技球は、迂回路37gを通過せずに普電入賞口37dへ流入する。一方、遊技球が上段部37b1に流入した際、可動部材37bが閉状態である場合には、当該遊技球は、流下路37fを流下して突出部371bへ向かう。そして、遊技球が突出部371bに衝突する前に可動部材37bが開状態になった場合には、当該遊技球は、迂回路37gを通過せずに普電入賞口37dへ流入する。一方、遊技球が突出部371bに衝突する前に可動部材37bが開状態にならなかった場合には、当該遊技球は、突出部371bに衝突して迂回路37gへ向かう。

0082

遊技球が迂回路37gを転動している最中に可動部材37bが開状態になった場合も、遊技球が迂回路37gを転動している最中に可動部材37bが開状態にならなかった場合も、当該遊技球は、引き続き迂回路37gを転動して出口37g2へ向かう。そして、遊技球が迂回路37gの出口37g2から出てきた際、可動部材37bが開状態である場合には、当該遊技球は、普電入賞口37dへ流入する。一方、遊技球が迂回路37gの出口37g2から出てきた際、可動部材37bが閉状態である場合には、当該遊技球は、普電入賞口37dへ流入せずに、普通変動入賞装置37の外部(遊技領域32)へ進出して、普通変動入賞装置37への入賞に失敗した遊技球となる。

0083

ここで、前ベース部材373の隔壁373kに形成された中間突起部373k1(図6(b)参照)は、遊技球を蛇行させて可動部材37b上に遊技球が滞留する滞留時間を長くする機能だけでなく、遊技球が迂回路37gを転動している最中に可動部材37bが作動(前後に移動)した場合でも十分な滞留時間を確保する機能も有する。例えば遊技球が迂回路37gの下流部(すなわち、下段部37b4上)を転動している最中に可動部材37bが開状態に変換した場合には、当該遊技球は、可動部材37bとの摩擦抵抗や、右突条部37b7等との接触などによって、迂回路37gの下流部内で後側(上流側)へと引き戻されるため、遊技球が迂回路37gの下流部を転動している最中に可動部材37bが状態変換しなかった場合よりも可動部材37b上に遊技球が滞留する滞留時間が長くなる。

0084

一方、例えば遊技球が迂回路37gの上流部(すなわち、第1中段部37b2上)を転動している最中に可動部材37bが開状態に変換した場合には、当該遊技球は、可動部材37bとの摩擦抵抗や、左突条部37b6等との接触などによって、迂回路37gの上流部内で後側(下流側)へと引き込まれるため、遊技球が迂回路37gの上流部を転動している最中に可動部材37bが状態変換しなかった場合よりも可動部材37b上に遊技球が滞留する滞留時間が短くなる。これに対し、本実施形態の普通変動入賞装置37は迂回路37gの上流部に中間突起部373k1を設けているため、遊技球は、迂回路37gの上流部内で後側(下流側)へと引き込まれる際に、中間突起部373k1に衝突してバウンドする。すなわち、遊技球は、下流側へ引き込まれる途中で、中間突起部373k1に衝突して、迂回路37gの上流部内で前側(上流側)へと一旦押し戻されるため、遊技球が迂回路37gの上流部を転動している最中に可動部材37bが開状態に変換した場合であっても、遊技球の可動部材37b上における十分な滞留時間を確保することができる。

0085

以上のことから、本実施形態の遊技機10は、前面側に遊技球が流下可能な遊技領域32が形成される遊技盤本体80と、遊技領域32に設けられた変動入賞装置(本実施形態の場合、普通変動入賞装置37)と、を備えた遊技機であって、変動入賞装置は、遊技盤本体80に当該変動入賞装置を取り付けるための取付壁部(後面部373b)と、遊技領域32を流下する遊技球が入賞可能な入賞領域(本実施形態の場合、普電入賞口37d)と、入賞領域を閉じる閉状態と、入賞領域を開く開状態とに変換可能な開閉部材(可動部材37b)と、遊技球が転動可能な流路(流下路37f)と、遊技球を滞留させるための滞留領域(迂回路37g)と、流路を転動(流下)する遊技球を滞留領域へと誘導する誘導部(突出部371b)と、を備えている。そして、流路は、閉状態の開閉部材によって取付壁部の前面側に形成され、開閉部材が開状態である場合には、当該開閉部材が閉状態である場合に当該流路が形成される空間を介して、遊技球が入賞領域に入賞するよう構成され、滞留領域は、開閉部材の状態にかかわらず取付壁部の後面側に形成され、流路に連通する複数の連通口を有し、誘導部によって誘導されて当該複数の連通口のうちの一の連通口(入口37g1)を介して流路から流入してきた遊技球を、当該複数の連通口のうちの前記一の連通口とは異なる連通口(出口37g2)を介して流路へと流出可能に構成されている。

0086

具体的には、本実施形態の遊技機10は、前面側に遊技球が流下可能な遊技領域32が形成される遊技盤本体80と、遊技領域32に設けられた変動入賞装置(本実施形態の場合、普通変動入賞装置37)と、を備えた遊技機であって、変動入賞装置は、遊技盤本体80に当該変動入賞装置を取り付けるための取付壁部(後面部373b)と、遊技領域32を流下する遊技球が入賞可能な入賞領域(普電入賞口37d)と、前後にスライド移動することで、入賞領域に遊技球が入賞不能若しくは入賞困難な閉状態と、入賞領域に遊技球が入賞可能な開状態とに変換可能なスライド部材(可動部材37b)と、遊技球が転動可能な第1流路(流下路37f)及び第2流路(迂回路37g)と、第1流路を転動(流下)する遊技球を第2流路へと誘導する誘導部(突出部371b)と、を備えている。そして、第1流路は、スライド部材が閉状態である場合に、当該スライド部材によって取付壁部の前面側に形成され、スライド部材が開状態である場合には、当該スライド部材が閉状態である場合に当該第1流路が形成される空間を介して、遊技球が入賞領域に入賞するよう構成され、第2流路は、スライド部材の状態にかかわらず当該スライド部材によって取付壁部の後面側に形成され、両端が第1流路に連通する連通口であり、誘導部によって誘導されて当該両端のうちの一方の連通口(入口37g1)を介して第1流路から流入してきた遊技球を、当該両端のうちの他方の連通口(出口37g2)を介して第1流路へと流出可能に構成されている。

0087

すなわち、本実施形態の普通変動入賞装置37は、流下路37f(流路、第1流路)に、迂回路37g(滞留領域、第2流路)を追加した構成となっている。このように迂回路37gを追加することで、迂回路37gがない場合よりも可動部材37b(開閉部材、スライド部材)の上面に遊技球が滞留する滞留時間が長くなる。したがって、入賞口(本実施形態の場合、普電入賞口37d)に遊技球が入賞しやすくなり、所定の遊技状態(本実施形態の場合、時短状態)中における遊技球の減少を抑制することが可能となるため、遊技の興趣を高めることができる。また、右側遊技領域(遊技領域32のうちセンターケース40の右方の領域)に遊技球滞留機能を具備する普通変動入賞装置37を配設したため、遊技者は、右側遊技領域での遊技球の転動態様を楽しむことができる。さらに、本実施形態において、前飾り部材371は、光を透過可能な材質からなり、普通変動入賞装置37内での遊技球の転動態様も十分に視認可能であるため、右側遊技領域での遊技球の転動態様をより楽しむことができる。

0088

なお、遊技領域32に設けられた変動入賞装置は、普通変動入賞装置37に限定されず、適宜変更可能であり、例えば、特別変動入賞装置38であってもよい。具体的には、変動入賞装置は、例えば、特別変動入賞装置38の流下路38f(流路、第1流路)に、迂回路37g(滞留領域、第2流路)を追加したものであってもよい。また、入賞口を閉じる閉状態と入賞口を開く開状態とに変換可能な開閉部材は、スライド部材に限定されず、適宜変更可能である。本実施形態の場合、例えば図13(a)に示すように、開閉部材として、前後にスライド移動することで入賞口を開閉するスライド部材(可動部材37b)を設けたが、開閉部材は、これに限定されず、例えば図13(b)に示すように、回動軸Zを中心に回動することで入賞口を開閉する回動部材(可動部材37b)であってもよい。

0089

また、遊技球を滞留させるための滞留領域は、迂回路37g(第2流路)に限定されず、適宜変更可能である。具体的には、滞留領域は、例えば、上流部と下流部とが分かれていない空間、すなわち、迂回路37gから、当該迂回路37gの上流部と下流部とを隔てる隔壁373kを取り除いた空間や、迂回路37gから、隔壁373kのうち前端部分(入口37g1と出口37g2と隔てる部分)以外の部分を取り除いた空間などであってもよい。

0090

また、本実施形態においては、一方の連通口(入口37g1)を介して第1流路(流下路37f)から第2流路(迂回路37g)へ遊技球が流入する割合は、他方の連通口(出口37g2)を介して第1流路(流下路37f)から第2流路(迂回路37g)へ遊技球が流入する割合よりも高く、スライド部材(可動部材37b)に、一方の連通口が、他方の連通口よりも高い位置に配されるような高低差(本実施形態の場合、段差や傾斜)を設けるよう構成することが可能である。このように構成することによって、遊技球が第1流路(流下路37f)や第2流路(迂回路37g)をスムーズに転動できるようになるため、第1流路や第2流路で球詰まりが発生することを防止できる。

0091

また、本実施形態においては、スライド部材(可動部材37b)の上面に、第1流路(流下路37f)又は第2流路(迂回路37g)を転動する遊技球の球威を抑制するための球威抑制部(本実施形態の場合、下壁突出部37b5、左突条部37b6、右突条部37b7)を設けるよう構成することが可能である。このように構成することによって、スライド部材(可動部材37b)の上面に遊技球が滞留する滞留時間を更に長引かせることができるようになるため、所定の遊技状態(本実施形態の場合、時短状態)中における遊技球の減少を抑制することが可能となり、遊技の興趣を高めることができる。

0092

なお、本実施形態では、球威抑制部として、流下路37fに下壁突出部37b5や上流側前壁突起部371dや後壁突起部373dなどの起部(凸部)を設けるとともに、迂回路37gに左突条部37b6や右突条部37b7や中間突起部373k1などの起部(凸部)を設けたが、球威抑制部は、これらに限定されず、適宜変更可能である。また、球威抑制部として、流下路37fや迂回路37gに、伏部(凹部)を設けてもよい。具体的には、例えば、可動部材37bの上面に伏部として蛇行する溝を形成し、遊技球が当該溝に沿って蛇行しながら転動するよう構成してもよい。また、球威抑制部として、流下路37fや迂回路37gに、起伏(起部と伏部の両方)を設けて、遊技球が当該起伏によって蛇行等しながら転動するよう構成してもよい。また、球威抑制部は、起部(凸部)や伏部(凹部)に限定されず、適宜変更可能である。

0093

また、本実施形態においては、遊技領域32に、遊技球滞留機能を具備する滞留装置(普通変動入賞装置37)の他、球威を抑制する部材(障害釘、風車、流下路615、誘導部616等)、すなわち遊技球滞留機能を具備する滞留部材が配設されている。したがって、滞留装置と滞留部材とによって、右側遊技領域に遊技球を滞留させることができるため、右側遊技領域での遊技球の転動態様をより楽しむことができる。また、表面に凹凸を設けることで遊技球を滞留させる手法、摩擦係数の高い素材を用いることで遊技球を滞留させる手法、駆動源(ソレノイド等)の駆動力で一定の動作を行うことで遊技球を滞留させる手法、振分装置を設けることで遊技球を滞留させる手法等によって、所定の部材や装置に遊技球滞留機能を持たせてもよい。

0094

また、普通変動入賞装置37は、起部や迂回路37gによって遊技機10の前後方向に遊技球を滞留させることができるため、滞留部材(普通変動入賞装置37以外の滞留装置であってもよい)は、前後方向以外の方向(遊技機10の左右方向や上下方向)に遊技球を滞留させることができるよう構成することが好ましい。これにより、滞留部材(及び/又は普通変動入賞装置37以外の滞留装置)と普通変動入賞装置37とによって、遊技機を3次元的に滞留させることができるようになるため、滞留時間を稼ぐことができるとともに、遊技球の転動に対する興趣が向上する。

0095

また、迂回路37gの途中にアウト口30cや一般入賞口35など(以下「アウト口30c等」という。)を設けてもよい。これにより、普通変動入賞装置37への入賞に失敗した遊技球が、普通変動入賞装置37から出てくるか否かにも遊技者の注目を集めることができ、興趣が向上するとともに、出玉率が大きくなりすぎないように調整することや、迂回路37g内での球詰まりの発生を防止することが可能となる。

0096

また、迂回路37gの途中にアウト口30c等を設ける場合、可動部材37bが動作した際にアウト口30c等に遊技球が流入するようにしてもよい。具体的には、例えば図14に示すように、可動部材37bのうちの当該可動部材37bが閉状態のときに迂回路37gを形成する部分に貫通孔37b11を設ける。そして、可動部材37bが開状態(閉状態であってもよい)のときには、貫通孔37b11とアウト口30cとの上下方向の位置が一致して(貫通孔37b11がアウト口30cの直上に位置して)、可動部材37b上の遊技球がアウト口30cに流入可能な状態になり、可動部材37bが閉状態(開状態であってもよい)のときには、貫通孔37b11とアウト口30cとの上下方向の位置が一致せず(貫通孔37b11がアウト口30cの直上からずれて)、可動部材37b上の遊技球がアウト口30cに流入不能若しくは流入困難な状態になるよう構成することも可能である。

0097

図19は、本実施形態のパチンコ遊技機10の制御システムのブロック図である。
遊技機10は遊技制御装置100を備え、遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置主基板)であって、遊技用マイクロコンピュータ(以下、遊技用マイコンと称する)111を有するCPU部110と、入力ポートを有する入力部120と、出力ポートドライバなどを有する出力部130と、CPU部110と入力部120と出力部130との間を接続するデータバス140などからなる。

0098

上記CPU部110は、アミューズメントチップ(IC)と呼ばれる遊技用マイコン(CPU)111と、水晶振動子のような発振子を備え、CPUの動作クロックタイマ割込み乱数生成回路の基準となるクロックを生成する発振回路水晶発振器)113などを有する。遊技制御装置100及び該遊技制御装置100によって駆動されるソレノイドやモータなどの電子部品には、電源装置400で生成されたDC32V,DC12V,DC5Vなど所定のレベル直流電圧が供給されて動作可能にされる。

0099

電源装置400は、24Vの交流電源から上記DC32Vの直流電圧を生成するAC−DCコンバータやDC32Vの電圧からDC12V,DC5Vなどのより低いレベルの直流電圧を生成するDC−DCコンバータなどを有する通常電源部410と、遊技用マイコン111の内部のRAMに対して停電時に電源電圧を供給するバックアップ電源部420と、停電監視回路を有し、遊技制御装置100に停電の発生、回復を知らせる停電監視信号リセット信号などの制御信号を生成して出力する制御信号生成部430などを備える。

0100

この実施形態では、電源装置400は、遊技制御装置100と別個に構成されているが、バックアップ電源部420及び制御信号生成部430は、別個の基板上あるいは遊技制御装置100と一体、すなわち、主基板上に設けるように構成してもよい。遊技盤30及び遊技制御装置100は機種変更の際に交換の対象となるので、本実施形態のように、電源装置400若しくは主基板とは別の基板にバックアップ電源部420及び制御信号生成部430を設けることにより、交換の対象から外しコストダウンを図ることができる。

0101

上記バックアップ電源部420は、電解コンデンサのような大容量のコンデンサ1つで構成することができる。バックアップ電源は、遊技制御装置100の遊技用マイコン111(特に内蔵RAM)に供給され、停電中あるいは電源遮断後もRAMに記憶されたデータが保持されるようになっている。すなわち、遊技制御装置100が、停電が発生し当該遊技機への電源供給が停止しても遊技に関する情報を記憶保持可能であるとともに、停電復旧後には記憶保持された情報に基づき遊技を再開可能とする遊技情報記憶保持手段をなす。制御信号生成部430は、例えば通常電源部410で生成された32Vの電圧を監視してそれが例えば17V以下に下がると停電発生を検出して停電監視信号を変化させるとともに、所定時間後にリセット信号を出力する。また、電源投入時や停電回復時にもその時点から所定時間経過後にリセット信号を出力する。

0102

また、遊技制御装置100にはRAM初期化スイッチ112が設けられている。このRAM初期化スイッチ112が操作されると初期化スイッチ信号が生成され、これに基づき遊技用マイコン111内のRAM111C及び払出制御装置200内のRAMに記憶されている情報を強制的に初期化する処理が行われる。特に限定されるわけではないが初期化スイッチ信号は電源投入時に読み込まれ、停電監視信号は遊技用マイコン111が実行するメインプログラムメインループの中で繰り返し読み込まれる。リセット信号は強制割込み信号一種であり、制御システム全体をリセットさせる。

0103

遊技用マイコン111は、CPU(中央処理ユニットマイクロプロセッサ)111A、読出し専用のROM(リードオンリメモリ)111B及び随時読出し書込み可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)111Cを備える。

0104

ROM111Bは、遊技制御のための不変の情報(プログラム、固定データ、各種乱数判定値等)を不揮発的に記憶し、RAM111Cは、遊技制御時にCPU111Aの作業領域や各種信号乱数値の記憶領域として利用される。ROM111B又はRAM111Cとして、EEPROMのような電気的に書換え可能な不揮発性メモリを用いてもよい。

0105

また、ROM111Bは、例えば、特図変動表示ゲームの実行時間、演出内容リーチ状態の発生の有無などを規定する変動パターン(変動態様)を決定するための変動パターンテーブルを記憶している。変動パターンテーブルとは、始動記憶として記憶されている変動パターン乱数1〜3をCPU111Aが参照して変動パターンを決定するためのテーブルである。また、変動パターンテーブルには、結果がはずれとなる場合に選択されるはずれ変動パターンテーブル、結果が大当りとなる場合に選択される大当り変動パターンテーブル等が含まれる。さらに、これらのパターンテーブルには、リーチ状態となった後の変動パターンである後半変動パターンを決定するためのテーブル(後半変動グループテーブルや後半変動パターン選択テーブル等)、リーチ状態となる前の変動パターンである前半変動パターンを決定するためのテーブル(前半変動グループテーブルや前半変動パターン選択テーブル等)が含まれている。

0106

ここでリーチ(リーチ状態)とは、表示状態が変化可能な表示装置を有し、該表示装置が時期を異ならせて複数の表示結果導出表示し、該複数の表示結果が予め定められた特別結果態様となった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態(特別遊技状態)となる遊技機10において、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が特別結果態様となる条件を満たしている表示状態をいう。また、別の表現をすれば、リーチ状態とは、表示装置の変動表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特別結果態様となる表示条件からはずれていない表示態様をいう。そして、例えば、特別結果態様が揃った状態を維持しながら複数の変動表示領域による変動表示を行う状態(いわゆる全回転リーチ)もリーチ状態に含まれる。また、リーチ状態とは、表示装置の表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点での表示状態であって、表示結果が導出表示される以前に決定されている複数の変動表示領域の表示結果の少なくとも一部が特別結果態様となる条件を満たしている場合の表示状態をいう。

0107

よって、例えば、特図変動表示ゲームに対応して表示装置に表示される飾り特図変動表示ゲームが、表示装置における左、中、右の変動表示領域の各々で所定時間複数の識別情報を変動表示した後、左、右、中の順で変動表示を停止して結果態様を表示するものである場合、左、右の変動表示領域で、特別結果態様となる条件を満たした状態(例えば、同一の識別情報)で変動表示が停止した状態がリーチ状態となる。またこの他に、すべての変動表示領域の変動表示を一旦停止した時点で、左、中、右のうち何れか二つの変動表示領域で特別結果態様となる条件を満たした状態(例えば、同一の識別情報となった状態、ただし特別結果態様は除く)をリーチ状態とし、このリーチ状態から残りの一つの変動表示領域を変動表示するようにしても良い。

0108

そして、このリーチ状態には複数のリーチ演出が含まれ、特別結果態様が導出される可能性が異なる(期待値が異なる)リーチ演出として、ノーマルリーチ(Nリーチ)、スペシャル1リーチ(SP1リーチ)、スペシャル2リーチ(SP2リーチ)、スペシャル3リーチ(SP3リーチ)、プレミアリーチが設定されている。なお、期待値は、リーチなし<ノーマルリーチ<スペシャル1リーチ<スペシャル2リーチ<スペシャル3リーチ<プレミアリーチの順に高くなるようになっている。また、このリーチ状態は、少なくとも特図変動表示ゲームで特別結果態様が導出される場合(大当りとなる場合)における変動表示態様に含まれるようになっている。すなわち、特図変動表示ゲームで特別結果態様が導出されないと判定する場合(はずれとなる場合)における変動表示態様に含まれることもある。よって、リーチ状態が発生した状態は、リーチ状態が発生しない場合に比べて大当りとなる可能性の高い状態である。

0109

CPU111Aは、ROM111B内の遊技制御用プログラムを実行して、払出制御装置200や演出制御装置300に対する制御信号(コマンド)を生成したりソレノイドや表示装置の駆動信号を生成して出力して遊技機10全体の制御を行う。また、図示しないが、遊技用マイコン111は、特図変動表示ゲームの当りを判定するための大当り乱数や大当りの図柄を決定するための大当り図柄乱数、特図変動表示ゲームでの変動パターン(各種リーチやリーチ無しの変動表示における変動表示ゲームの実行時間等を含む)を決定するための変動パターン乱数、普図変動表示ゲームの当りを判定するための当り乱数等を生成するための乱数生成回路と、発振回路113からの発振信号原クロック信号)に基づいてCPU111Aに対する所定周期(例えば、4ミリ秒)のタイマ割込み信号や乱数生成回路の更新タイミングを与えるクロックを生成するクロックジェネレータを備えている。

0110

また、CPU111Aは、特図変動表示ゲームに関する処理において、ROM111Bに記憶されている複数の変動パターンテーブルの中から、何れか一の変動パターンテーブルを取得する。具体的には、CPU111Aは、特図変動表示ゲームの遊技結果(大当り、小当り又ははずれ)や、現在の遊技状態としての特図変動表示ゲームの確率状態(低確率状態或いは高確率状態)、始動記憶数などに基づいて、複数の変動パターンテーブルの中から、何れか一の変動パターンテーブルを選択して取得する。ここで、CPU111Aは、特図変動表示ゲームを実行する場合に、ROM111Bに記憶された複数の変動パターンテーブルのうち、何れか一の変動パターンテーブルを取得する変動振り分け情報得手段をなす。

0111

払出制御装置200は、CPU、ROM、RAM、入力インタフェース出力インタフェース等を備え、遊技制御装置100からの賞球払出指令(コマンドやデータ)に従って、払出ユニットの払出モータを駆動させ、賞球を払い出させるための制御を行う。また、払出制御装置200は、カードユニットからの貸球要求信号に基づいて払出ユニットの払出モータを駆動させ、貸球を払い出させるための制御を行う。

0112

遊技用マイコン111の入力部120には、遊技機に対する電波の発射を検出する盤電波センサ62、第1始動入賞口36内の始動口1スイッチ36a、普通変動入賞装置37内の始動口2スイッチ37a、第2始動入賞口97内の始動口3スイッチ97a、入賞口スイッチ35a、特別変動入賞装置38内に配設される複数個(1〜x、本実施形態では2個)大入賞口スイッチ38a、普図始動ゲート34内のゲートスイッチ34aに接続され、これらのスイッチから供給されるハイレベルが11Vでロウレベルが7Vのような負論理の信号が入力され、0V−5Vの正論理の信号に変換するインタフェースチップ(近接I/F)121が設けられている。近接I/F121は、入力の範囲が7V−11Vとされることで、センサや近接スイッチのリード線が不正にショートされたり、センサやスイッチがコネクタから外されたり、リード線が切断されてフローティングになったような異常な状態を検出することができ、異常検知信号を出力するように構成されている。

0113

近接I/F121の出力は、第2入力ポート123又は第3入力ポート124へ供給されデータバス140を介して遊技用マイコン111に読み込まれる。なお、近接I/F121の出力のうち、始動口1スイッチ36a、始動口2スイッチ37a、始動口3スイッチ97a、入賞口スイッチ35a、大入賞口スイッチ38a及びゲートスイッチ34aの検出信号は第2入力ポート123へ入力される。また、近接I/F121の出力のうち、盤電波センサ62の検出信号及びセンサやスイッチの異常を検出した際に出力される異常検知信号は第3入力ポート124に入力される。また、第3入力ポート124には、遊技機10の前面枠12等に設けられた不正検出用磁気センサ61の検出信号や、遊技機10のガラス枠15等に設けられたガラス枠開放検出スイッチ63の検出信号、遊技機10の前面枠(本体枠)12等に設けられた本体枠開放検出スイッチ64の検出信号も入力されるようになっている。なお、振動を検出する振動センサスイッチを遊技機に設け、検出信号が第3入力ポート124に入力されるようにしても良い。

0114

また、近接I/F121の出力のうち、第2入力ポート123への出力は、主基板100から中継基板70を介して図示しない試射試験装置へも供給されるようになっている。さらに、近接I/F121の出力のうち始動口1スイッチ36a、始動口2スイッチ37a及び始動口3スイッチ97aの検出信号は、第2入力ポート123の他、遊技用マイコン111へ入力されるように構成されている。

0115

上記のように近接I/F121は、信号のレベル変換機能を有する。このようなレベル変換機能を可能にするため、近接I/F121には、電源装置400から通常のICの動作に必要な例えば5Vのような電圧の他に、12Vの電圧が供給されるようになっている。

0116

第2入力ポート123が保持しているデータは、遊技用マイコン111が第2入力ポート123に割り当てられているアドレスデコードすることによってイネーブル信号CE2をアサート(有効レベルに変化)することよって、読み出すことができる。第3入力ポート124や後述の第1入力ポート122も同様である。

0117

また、入力部120には、払出制御装置200からの枠電波不正信号(前面枠12に設けられた枠電波センサが電波を検出することに基づき出力される信号)、払出ビジー信号(払出制御装置200がコマンドを受付可能な状態か否かを示す信号)、払出異常ステータス信号(払出異常を示すステータス信号)、シュート球切れスイッチ信号(払出し前の遊技球の不足を示す信号)、オーバーフロースイッチ信号(下皿23に遊技球が所定量以上貯留されていること(満杯になったこと)を検出したときに出力される信号)、タッチスイッチ信号(操作部24に設けられたタッチスイッチの入力に基づく信号)を取り込んでデータバス140を介して遊技用マイコン111に供給する第1入力ポート122が設けられている。

0118

また、入力部120には、電源装置400からの停電監視信号やリセット信号などの信号を遊技用マイコン111等に入力するためのシュミットバッファ125が設けられており、シュミットバッファ125はこれらの入力信号からノイズを除去する機能を有する。電源装置400からの停電監視信号や、RAM初期化スイッチ112からの初期化スイッチ信号は、一旦第1入力ポート122に入力され、データバス140を介して遊技用マイコン111に取り込まれる。つまり、前述の各種スイッチからの信号と同等の信号として扱われる。遊技用マイコン111に設けられている外部からの信号を受ける端子の数には制約があるためである。

0119

一方、シュミットバッファ125によりノイズ除去されたリセット信号RESETは、遊技用マイコン111に設けられているリセット端子直接入力されるとともに、出力部130の各ポートに供給される。また、リセット信号RESETは出力部130を介さずに直接中継基板70に出力することで、試射試験装置へ出力するために中継基板70のポート(図示省略)に保持される試射試験信号オフするように構成されている。また、リセット信号RESETを中継基板70を介して試射試験装置へ出力可能に構成するようにしてもよい。なお、リセット信号RESETは入力部120の各ポート122,123,124には供給されない。リセット信号RESETが入る直前に遊技用マイコン111によって出力部130の各ポートに設定されたデータはシステムの誤動作を防止するためリセットする必要があるが、リセット信号RESETが入る直前に入力部120の各ポートから遊技用マイコン111が読み込んだデータは、遊技用マイコン111のリセットによって廃棄されるためである。

0120

出力部130には、遊技用マイコン111から演出制御装置300への通信経路及び遊技用マイコン111から払出制御装置200への通信経路に配されるシュミットバッファ132が設けられている。遊技制御装置100から演出制御装置300及び払出制御装置200へは、シリアル通信でデータが送信される。なお、演出制御装置300の側から遊技制御装置100へ信号を入力できないようにした片方向通信とされている。

0121

さらに、出力部130には、データバス140に接続され図示しない認定機関の試射試験装置へ変動表示ゲームの特図図柄情報を知らせるデータや大当りの確率状態を示す信号などを中継基板70を介して出力するバッファ133が実装可能に構成されている。このバッファ133は遊技店に設置される実機(量産販売品)としてのパチンコ遊技機の遊技制御装置(主基板)には実装されない部品である。なお、前記近接I/F121から出力される始動口スイッチなど加工の必要のないスイッチの検出信号は、バッファ133を通さずに中継基板70を介して試射試験装置へ供給される。

0122

一方、磁気センサ61や盤電波センサ62のようにそのままでは試射試験装置へ供給できない検出信号は、一旦遊技用マイコン111に取り込まれて他の信号若しくは情報に加工されて、例えば遊技機が遊技制御できない状態であることを示すエラー信号としてデータバス140からバッファ133、中継基板70を介して試射試験装置へ供給される。なお、中継基板70には、上記バッファ133から出力された信号を取り込んで試射試験装置へ供給するポートや、バッファを介さないスイッチの検出信号の信号線中継して伝達するコネクタなどが設けられている。中継基板70上のポートには、遊技用マイコン111から出力されるチップイネーブル信号CEも供給され、該信号CEにより選択制御されたポートの信号が試射試験装置へ供給されるようになっている。

0123

また、出力部130には、データバス140に接続され特別変動入賞装置38を開成させる大入賞口ソレノイド38b及び普通変動入賞装置37を開成させる普電ソレノイド37cの開閉データを出力するための第2出力ポート134が設けられている。また、出力部130には、一括表示装置50に表示する内容に応じてLEDのアノード端子が接続されているセグメント線オンオフデータを出力するための第3出力ポート135、一括表示装置50のLEDのカソード端子が接続されているデジット線のオン/オフデータを出力するための第4出力ポート136が設けられている。

0124

また、出力部130には、大当り情報など遊技機10に関する情報を外部情報端子板71へ出力するための第5出力ポート137が設けられている。外部情報端子板71にはフォトリレーが備えられ、例えば遊技店に設置された外部装置情報収集端末遊技場内部管理装置ホールコンピュータ)など)に接続可能であり、遊技機10に関する情報を外部装置に供給することができるようになっている。また、第5出力ポート137からはシュミットバッファ132を介して払出制御装置200に発射許可信号も出力される。

0125

さらに、出力部130には、第2出力ポート134から出力される大入賞口ソレノイド38bや普電ソレノイド37cの開閉データ信号を受けてソレノイド駆動信号を生成し出力する第1ドライバ(駆動回路)138a、第3出力ポート135から出力される一括表示装置50の電流供給側のセグメント線のオン/オフ駆動信号を出力する第2ドライバ138b、第4出力ポート136から出力される一括表示装置50の電流引き込み側のデジット線のオン/オフ駆動信号を出力する第3ドライバ138c、第5出力ポート137から管理装置等の外部装置へ供給する外部情報信号を外部情報端子板71へ出力する第4ドライバ138dが設けられている。

0126

上記第1ドライバ138aには、32Vで動作するソレノイドを駆動できるようにするため、電源電圧としてDC32Vが電源装置400から供給される。また、一括表示装置50のセグメント線を駆動する第2ドライバ138bには、DC12Vが供給される。デジット線を駆動する第3ドライバ138cは、表示データに応じたデジット線を電流で引き抜くためのものであるため、電源電圧は12V又は5Vのいずれであってもよい。

0127

12Vを出力する第2ドライバ138bによりセグメント線を介してLEDのアノード端子に電流を流し込み、接地電位を出力する第3ドライバ138cによりカソード端子よりセグメント線を介して電流を引き抜くことで、ダイナミック駆動方式で順次選択されたLEDに電源電圧が流れて点灯される。外部情報信号を外部情報端子板71へ出力する第4ドライバ138dは、外部情報信号に12Vのレベルを与えるため、DC12Vが供給される。なお、バッファ133や第2出力ポート134、第1ドライバ138a等は、遊技制御装置100の出力部130、すなわち、主基板ではなく、中継基板70側に設けるようにしてもよい。

0128

さらに、出力部130には、外部の検査装置500へ各遊技機の識別コードやプログラムなどの情報を送信するためのフォトカプラ139が設けられている。フォトカプラ139は、遊技用マイコン111が検査装置500との間でシリアル通信によってデータの送受信を行えるように双方通信可能に構成されている。なお、かかるデータの送受信は、通常の汎用マイクロプロセッサと同様に遊技用マイコン111が有するシリアル通信端子を利用して行われるため、入力ポート122,123,124のようなポートは設けられていない。

0129

なお、特に限定されるわけではないが、上記第1始動入賞口36内の始動口1スイッチ36a、普通変動入賞装置37内の始動口2スイッチ37a、第2始動入賞口97内の始動口3スイッチ97a、入賞口スイッチ35a、大入賞口スイッチ38a、ゲートスイッチ34aには、磁気検出用コイルを備え該コイルに金属が近接すると磁界が変化する現象を利用して遊技球を検出する非接触型磁気近接センサ(以下、近接スイッチと称する)が使用されている。また、遊技機10のガラス枠15等に設けられたガラス枠開放検出スイッチ63や前面枠(本体枠)12等に設けられた本体枠開放検出スイッチ64には、機械的な接点を有するマイクロスイッチを用いることができる。

0130

次に、図20を用いて、演出制御装置300の構成について説明する。
演出制御装置300は、遊技用マイコン111と同様にアミューズメントチップ(IC)からなる主制御用マイコン(CPU)311と、主制御用マイコン311からのコマンドやデータに従って表示装置41への映像表示のための画像処理を行うグラフィックプロセッサとしてのVDP(Video Display Processor)312と、各種のメロディや効果音などをスピーカ19a,19bから再生させるため音の出力を制御する音源LSI314を備えている。

0131

上記主制御用マイコン311には、CPUが実行するプログラムや各種データを格納したPROMプログラマブルリードオンリメモリ)からなるプログラムROM321、作業領域を提供するRAM322、停電時に電力が供給されなくとも記憶内容保持可能なFeRAM323、現在の日時(年月日曜日時刻など)を示す情報を生成する計時手段をなすRTC(リアルタイムクロック)338が接続されている。なお、主制御用マイコン311の内部にも作業領域を提供するRAMが設けられている。また、主制御用マイコン311にはWDT(ウォッチドッグタイマ回路324が接続されている。主制御用マイコン311は、遊技用マイコン111からのコマンドを解析し、演出内容を決定してVDP312へ出力映像の内容を指示したり、音源LSI314への再生音の指示、装飾ランプの点灯、モータやソレノイドの駆動制御、演出時間の管理などの処理を実行する。

0132

VDP312には、作業領域を提供するRAM312aや、画像を拡大、縮小処理するためのスケーラ312bが設けられている。また、VDP312にはキャラクタ画像映像データが記憶された画像ROM325や、画像ROM325から読み出されたキャラクタなどの画像データを展開したり加工したりするのに使用される超高速VRAMビデオRAM)326が接続されている。

0133

特に限定されるわけではないが、主制御用マイコン311とVDP312との間は、パラレル方式でデータの送受信が行われるように構成されている。パラレル方式でデータを送受信することで、シリアルの場合よりも短時間にコマンドやデータを送信することができる。

0134

VDP312から主制御用マイコン311へは、表示装置41の映像とガラス枠15や遊技盤30に設けられている装飾ランプの点灯を同期させるための垂直同期信号SYNC、データの送信タイミングを与える同期信号STSが入力される。なお、VDP312から主制御用マイコン311へは、VRAMへの描画の終了等処理状況を知らせるため割込み信号INT0〜n及び主制御用マイコン311からのコマンドやデータの受信待ちの状態にあることを知らせるためのウェイト信号AITなども入力される。

0135

演出制御装置300には、LVDS(小振幅信号伝送)方式で表示装置41へ送信する映像信号を生成する信号変換回路313が設けられている。VDP312から信号変換回路313へは、映像データ、水平同期信号HSYNC及び垂直同期信号VSYNCが入力されるようになっており、VDP312で生成された映像は、信号変換回路313を介して表示装置41に表示される。

0136

音源LSI314には音声データが記憶された音声ROM327が接続されている。主制御用マイコン311と音源LSI314は、アドレス/データバス340を介して接続されている。また、音源LSI314から主制御用マイコン311へは割込み信号INTが入力されるようになっている。演出制御装置に300には、ガラス枠15に設けられた上スピーカ19a及び前面枠12に設けられた下スピーカ19bを駆動するオーディオパワーアンプなどからなるアンプ回路337が設けられており、音源LSI314で生成された音声はアンプ回路337を介して上スピーカ19a及び下スピーカ19bから出力される。

0137

また、演出制御装置300には、遊技制御装置100から送信されてくるコマンドを受信するインタフェースチップ(コマンドI/F)331が設けられている。このコマンドI/F331を介して、遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信された飾り特図保留数コマンド、飾り特図コマンド変動コマンド停止情報コマンド等を、演出制御指令信号(演出コマンド)として受信する。遊技制御装置100の遊技用マイコン111はDC5Vで動作し、演出制御装置300の主制御用マイコン311はDC3.3Vで動作するため、コマンドI/F331には信号のレベル変換の機能が設けられている。

0138

また、演出制御装置300には、遊技盤30(センターケース40を含む)に設けられているLED(発光ダイオード)を有する盤装飾装置46を駆動制御する盤装飾LED制御回路332、ガラス枠15に設けられているLED(発光ダイオード)を有する枠装飾装置(例えば枠装飾装置18等)を駆動制御する枠装飾LED制御回路333、遊技盤30(センターケース40を含む)に設けられている盤演出装置44(例えば表示装置41における演出表示協働して演出効果を高める可動役物等)を駆動制御する盤演出可動体制御回路334が設けられている。ランプやモータ及びソレノイドなどを駆動制御するこれらの制御回路332〜334は、アドレス/データバス340を介して主制御用マイコン311と接続されている。なお、ガラス枠15にモータ(例えば演出用の装置を動作させるモータ)等の駆動源を備えた枠演出装置を設け、この枠演出装置を駆動制御する枠演出可動体制御回路を備えていても良い。

0139

さらに、演出制御装置300には、ガラス枠15に設けられた演出ボタン25に内蔵されている演出ボタンスイッチ25a、ガラス枠15に設けられたタッチパネル29、盤演出装置44内のモータの初期位置等を検出する演出役物スイッチ47(演出モータスイッチ)のオン/オフ状態を検出して主制御用マイコン311へ検出信号を入力する機能や、演出制御装置300に設けられた音量調節スイッチ335の状態を検出して主制御用マイコン311へ検出信号を入力するスイッチ入力回路336が設けられている。

0140

電源装置400の通常電源部410は、上記のような構成を有する演出制御装置300やそれによって制御される電子部品に対して所望のレベルの直流電圧を供給するため、モータやソレノイドを駆動するためのDC32V、液晶パネルからなる表示装置41、モータやLEDを駆動するためのDC12V、コマンドI/F331の電源電圧となるDC5Vの他に、モータやLED、スピーカを駆動するためのDC15Vの電圧を生成するように構成されている。さらに、主制御用マイコン311として、3.3Vあるいは1.2Vのような低電圧で動作するLSIを使用する場合には、DC5Vに基づいてDC3.3VやDC1.2Vを生成するためのDC−DCコンバータが演出制御装置300に設けられる。なお、DC−DCコンバータは通常電源部410に設けるようにしてもよい。

0141

電源装置400の制御信号生成部430により生成されたリセット信号は、主制御用マイコン311に供給され、当該デバイスリセット状態にする。また、主制御用マイコン311から出力される形で、VDP312(VDPRESET信号)、音源LSI314、スピーカを駆動するアンプ回路337(SNDRESET信号)、ランプやモータなどを駆動制御する制御回路332〜334(IORESET信号)に供給され、これらをリセット状態にする。また、演出制御装置300には遊技機10の各所を冷却する冷却FAN45が接続され、演出制御装置300の電源投入された状態では冷却FAN45が駆動するようにされている。

0142

〔遊技状態遷移図(ゲームフロー)〕
次に、遊技制御装置100の遊技制御による遊技状態の遷移(移行)について説明する。図21は、本実施形態における遊技状態の遷移を示す遊技状態遷移図(ゲームフロー)を例示する図である。遊技状態には、通常遊技状態ST1、第1特定遊技状態ST2、第2特定遊技状態ST3、第3特定遊技状態ST4、第4特定遊技状態ST5、第5特定遊技状態ST6がある。なお、この他に特別遊技状態として、第1特別結果(大当り)に基づく第1特別遊技状態と第2特別結果(小当り)に基づく第2特別遊技状態があるがここでは省略する。各遊技状態では、遊技制御装置100で制御されることとなる第1特別結果が導出される特図確率、演出制御装置300で制御されて遊技の演出態様を定める演出モード、当該遊技状態において主に狙うべき始動領域である主始動領域、主として実行するべき特図変動表示ゲームの種類である主変動特図、及び遊技球の発射方向が定められている。

0143

本実施形態の遊技機10においては、左打ちにより第1始動入賞口36への入賞を狙うことができ、右打ちにより普通変動入賞装置37や第2始動入賞口97への入賞を狙うことができるようになっている。すなわち、遊技者の意思により狙う始動領域を選択可能となっている。また、各遊技状態では、特図1変動表示ゲームと特図2変動表示ゲームのうち、いずれか一方を主として遊技を進行することを想定して設計されており、この設計に従い遊技者が遊技を進行するように、設計上で主とすると定めた一方の特図変動表示ゲームを主として遊技を進行した方が遊技者にとって有利となるように構成されている。なお、以下の説明では、各遊技状態で主とすると定めた一方の特図変動表示ゲームをメイン変動と称し、他方の特図変動表示ゲームをイレギュラー変動と称することがある。

0144

通常遊技状態ST1は、特図確率が低確率状態であり、普通変動入賞装置37の単位時間当たりの開放時間を向上させて入賞を容易とする普電サポートがなく、特図変動表示ゲームや普図変動表示ゲームの変動時間を短縮する時短もない状態である。また、演出態様を規定する演出モードは通常モードとされる。主変動特図は特図1変動表示ゲームであり、主始動領域は第1始動入賞口36であって、この第1始動入賞口36を狙うため発射方向は左打ちとされている。すなわち、特図1変動表示ゲームをメイン変動とし、特図2変動表示ゲームをイレギュラー変動とするように設計されている。後述するようにこの通常遊技状態ST1では、特図2変動表示ゲームについて非常に長い変動時間が設定されるようになっている。これにより、特図2変動表示ゲームの実行が時間的に非効率的となり、通常遊技状態ST1における小当りの獲得を狙った特図2変動表示ゲームの実行を遊技者が選択しないようにしている。

0145

第1特定遊技状態ST2は、特図確率が高確率状態であり、普通変動入賞装置37の単位時間当たりの開放時間を向上させて入賞を容易とする普電サポートがある状態である。普電サポートがある場合は特図変動表示ゲームや普図変動表示ゲームの変動時間を短縮する時短もありとなる。演出態様を規定する演出モードはチャンスモードとされる。また、主変動特図は特図1変動表示ゲームであるが主始動領域は普通変動入賞装置37であり、この普通変動入賞装置37を狙うため発射方向は右打ちとされている。すなわち、特図1変動表示ゲームをメイン変動とし、特図2変動表示ゲームをイレギュラー変動とするように設計されている。この第1特定遊技状態ST2では、特図1変動表示ゲームの変動時間が通常遊技状態ST1の場合よりも短縮される時短状態となり、右打ちを行って普通変動入賞装置37を狙い、特図1変動表示ゲームを行う方が遊技者にとって有利となる。

0146

第2特定遊技状態ST3は、特図確率が低確率状態である他は第1特定遊技状態ST2と同じである。また、第3特定遊技状態ST4は、演出態様を規定する演出モードが確変モードとされ、普電サポートの終了条件転落抽選当選か大当りとなる特図変動表示ゲームの開始となる他は第1特定遊技状態ST2と同じである。

0147

第4特定遊技状態ST5は、特図確率が高確率状態であり、普通変動入賞装置37の単位時間当たりの開放時間を向上させて入賞を容易とする普電サポートはなしであり、特図変動表示ゲームの変動時間を短縮する時短はありとなる状態である。演出態様を規定する演出モードは小当りRUSHとされる。また、主変動特図は特図2変動表示ゲームであり、主始動領域は第2始動入賞口97であって、この第2始動入賞口97を狙うため発射方向は右打ちとされている。すなわち、特図2変動表示ゲームをメイン変動とし、特図1変動表示ゲームをイレギュラー変動とするように設計されている。

0148

この第4特定遊技状態ST5では、特図2変動表示ゲームの変動時間が通常遊技状態ST1の場合よりも短縮される時短状態となり、右打ちを行って第2始動入賞口97を狙い、特図2変動表示ゲームを行う方が遊技者にとって有利となる。特図2変動表示ゲームは特図1変動表示ゲームよりも小当りの確率が高く、かつ、大当りよりも小当りの方が当選する確率が高いため、この第4特定遊技状態ST5では小当りが高頻度で発生して遊技者の持球が増加する。このように小当りが高頻度で発生することから演出モードは小当りRUSHと称するモードとされている。

0149

第5特定遊技状態ST6は、第4特定遊技状態ST5に対して特図確率が低確率状態である他は同じである。演出態様を規定する演出モードは第4特定遊技状態ST5と同様の小当りRUSHとされるが、この第5特定遊技状態ST6では特図2変動表示ゲームの変動時間が長時間となり小当りの発生はほとんど望めない。また、主変動特図は特図2変動表示ゲームであり、主始動領域は第2始動入賞口97であって、この第2始動入賞口97を狙うため発射方向は右打ちとされている。すなわち、特図2変動表示ゲームをメイン変動とし、特図1変動表示ゲームをイレギュラー変動とするように設計されている。

0150

この6つの遊技状態のうち、通常遊技状態ST1が最も遊技者にとって不利な状態である。第2特定遊技状態ST3は普電サポートがあるので通常遊技状態ST1よりも遊技者にとって有利な状態であり、第1特定遊技状態ST2及び第3特定遊技状態ST4は高確率状態であるので、通常遊技状態ST1や第2特定遊技状態ST3よりも遊技者にとって有利な状態である。さらに、第4特定遊技状態ST5は、小当りの頻発により遊技者の持球が増加する状態であるので、通常遊技状態ST1、第1特定遊技状態ST2、第2特定遊技状態ST3及び第3特定遊技状態ST4よりも遊技者にとって有利な状態である。第5特定遊技状態ST6は、通常遊技状態ST1とほぼ同じ程度の有利さであるが、結果が大当りとなる特図変動表示ゲームが実行されている点では通常遊技状態ST1よりは有利であるとも言える。

0151

遊技状態の移行は、特別結果の導出に基づく特別遊技状態の終了、規定ゲーム数の消化、低確率状態への移行抽選である転落抽選に当選すること、大当りとなる特図変動表示ゲームの開始により行われる。基本的には、特別遊技状態の開始の契機となった特別結果が、当該特別遊技状態の終了後に高確率状態とする確変大当りである場合には第1特定遊技状態ST2に移行し、当該特別遊技状態の終了後に低確率状態とする通常大当りである場合には第2特定遊技状態ST3に移行する。

0152

第2特定遊技状態ST3において特別遊技状態の終了から100回(サポート回数)の特図変動表示ゲームを実行した場合は通常遊技状態ST1に移行する。また、第1特定遊技状態ST2において転落抽選に当選した場合は、第2特定遊技状態ST3に移行する。この場合第2特定遊技状態ST3に滞在する期間は、第1特定遊技状態ST2で実行したゲーム数を含めて特別遊技状態の終了から100回の特図変動表示ゲームを実行するまでの期間となる。第1特定遊技状態ST2と第2特定遊技状態ST3は、演出モードが同じチャンスモードとされるので、移行したことを遊技者が把握困難である。

0153

第1特定遊技状態ST2において転落抽選に当選せず、特別結果も導出されずに100回の特図変動表示ゲームを実行した場合は、第3特定遊技状態ST4に移行する。ここでは演出モードが確変モードとなるので、高確率状態であることを遊技者が把握可能となる。この第3特定遊技状態ST4において転落抽選に当選した場合は、通常遊技状態ST1に移行する。また、第3特定遊技状態ST4において転落抽選に当選せず、大当りとなる特図変動表示ゲームが開始された場合は、第4特定遊技状態ST5に移行する。

0154

第4特定遊技状態ST4は大当りとなる特図変動表示ゲームを実行する期間のみ滞在する。特図1変動表示ゲームが大当りとなる特図変動表示ゲームである場合、特図2変動表示ゲームで小当りが導出されてから当該小当りに基づく特別遊技状態が実行される期間は特図1変動表示ゲームが中断されるので、特図1変動表示ゲームの変動時間と中断の期間を合わせた期間にわたり滞在することとなる。

0155

この第4特定遊技状態ST5を設けたことで、大当りに基づく特別遊技状態が開始される前に小当りにより遊技者の持球を増加させる期間を設けることができ、第4特定遊技状態ST5での持球の増加とこれに続く特別遊技状態での持球の増加とにより、遊技者に多くの利益を付与することができる。特に、第4特定遊技状態ST5に移行可能な状況は、確変大当りに基づく特別遊技状態が終了してから100回の特図変動表示ゲームを実行しても次の大当りが導出されなかったいわゆる嵌り状態であり、このような状況で遊技者に利益を付与可能としたことで大当りが導出されない不満感を解消することができる。また、逆に嵌り状態となることを期待するという従来の遊技機にはない興趣を持たせることができる。

0156

第4特定遊技状態ST5で転落抽選に当選した場合には第5特定遊技状態ST6に移行する。演出モードは第4特定遊技状態ST5と同じであるので見た目上での変化はないが、第5特定遊技状態ST6では特図2変動表示ゲームの変動時間が長時間となるので、特図1変動表示ゲーム及び特図2変動表示ゲームのいずれも変動表示をした状態となり、小当りの発生がほぼ望めない状態となる。この状態は特図1変動表示ゲームで大当りが導出されるまで継続する。

0157

すなわち、第4特定遊技状態ST5に移行した時点ですでに結果が大当りとなる特図変動表示ゲームがが開始された状態であるので、第4特定遊技状態ST5における特図確率は遊技者にとってあまり意味のないものとなる。しかし、このように転落抽選の当選によって小当りの導出がほとんど望めない第5特定遊技状態ST6に移行するようにしたことで、転落抽選による新たな遊技性を持たせることができて遊技の興趣を向上することができる。

0158

なお、上述の例では第4特定遊技状態ST5中に転落抽選に当選した場合には、低確率状態に移行して第5特定遊技状態ST6に移行するとしたが、第4特定遊技状態ST5を維持するようにし、小当りの導出頻度が変わらないようにして結果が大当りとなる特図変動表示ゲームの実行中の期間にわたり確実に遊技者が利益を得られるようにしても良い。また、第4特定遊技状態ST5中に転落抽選に当選した場合には第5特定遊技状態ST6に移行するとしたが、通常遊技状態ST1に移行するとしても良い。また、第5特定遊技状態ST6では第4特定遊技状態ST5と同じ演出モードとするとしたが、第5特定遊技状態ST6でのみ設定される演出モードを設けても良い。

0159

図22図23には、遊技の進行の一例を示した。図22(a)には、確変大当りが発生した後に規定数(ここでは100回)の特図変動表示ゲームを実行する前に転落抽選に当選した場合を示した。この例ではまず、低確率状態かつ普電サポートなしである通常遊技状態ST1となっており、演出は通常遊技状態ST1に対応した通常モード演出となっている。この通常遊技状態ST1は左打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態であるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を消灯状態とする。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を行わない。

0160

この通常遊技状態ST1において実行された特図1変動表示ゲームの結果が第1特別結果をなす確変大当りとなり、当該特図1変動表示ゲームの終了後に第1特別遊技状態となっている(t11)。第1特別遊技状態では、特別変動入賞装置38が開放されて多量の賞球を獲得可能となる。また、演出状態は第1特別遊技状態に対応した第1特別遊技演出となる。この第1特別遊技状態は、右打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態であるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を点灯状態とする。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を行う。

0161

この第1特別遊技状態が終了すると、高確率状態かつ普電サポートありとなる第1特定遊技状態ST2となる(t12)。第1特定遊技状態ST2では、普通変動入賞装置37への入賞が容易となるため、特図1変動表示ゲームを主体として遊技が進行する。また、特図1変動表示ゲームの変動時間は通常遊技状態ST1よりも短縮され、短時間で多数の特図変動表示ゲームを実行可能である。この第1特定遊技状態では演出状態がチャンスモード演出となる。この第1特定遊技状態ST2は、右打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態であるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を点灯状態とする。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を行う。

0162

この例では、この第1特定遊技状態ST2において転落抽選に当選しており、これに基づき低確率状態に移行して第2特定遊技状態ST3となる(t13)。普電サポートはありのままとなる。第2特定遊技状態ST3も普通変動入賞装置37への入賞が容易となるため、特図1変動表示ゲームを主体として遊技が進行する。また、特図1変動表示ゲームの変動時間は通常遊技状態ST1よりも短縮され、短時間で多数の特図変動表示ゲームを実行可能である。この第2特定遊技状態でも演出状態はチャンスモード演出が維持された状態となり、転落抽選に当選したことを把握困難としている。この第2特定遊技状態ST3は、右打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態であるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を点灯状態とする。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を行う。

0163

その後、第2特定遊技状態ST3において第1特別遊技状態の終了(t12)からの特図変動表示ゲームの実行回数が規定数に到達すると、普電サポートが終了して通常遊技状態ST1となる(t14)。この例では確率状態がすでに低確率状態となっているので、低確率状態のまま維持される。また、通常遊技状態ST1への移行に伴い、左打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態となるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を消灯状態とする。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を終了する。ここでの移行条件成立は、第1特別遊技状態の終了から数えて101回目の特図変動表示ゲームが通常確率状態で開始されることである。この場合、移行条件が成立した101回目の特図変動表示ゲームの開始に伴い、移行した遊技状態に対応するように遊技を進行する発射方向と当該発射方向の報知態様が変更されるようになっている。

0164

図22(b)には、確変大当りが発生した後に規定数の特図変動表示ゲームを実行しても転落抽選に当選しなかった場合を示した。通常遊技状態ST1において確変大当りが導出されて第1特別遊技状態となり(t21)、この第1特別遊技状態の終了後に第1特定遊技状態ST2となるまで(t22)は図22(a)と同じである。

0165

この例では、第1特定遊技状態ST2において転落抽選に当選せず、第1特定遊技状態ST2のまま第1特別遊技状態の終了(t22)からの特図変動表示ゲームの実行回数が規定数(ここでは100回)に到達している(t23)。この場合は、規定数となる特図変動表示ゲームの終了後に第3特定遊技状態ST4に移行する。

0166

第3特定遊技状態ST4でも高確率状態かつ普電サポートありとなり、第2特定遊技状態ST3も普通変動入賞装置37への入賞が容易となるため、特図1変動表示ゲームを主体として遊技が進行する。また、第3特定遊技状態では演出状態が確変モード演出となり、遊技者が高確率状態であることを明確に把握可能となる。この第3特定遊技状態ST4は、右打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態であるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を点灯状態とする。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を行う。

0167

その後、この第3特定遊技状態ST4において転落抽選に当選すると、低確率状態に移行するとともに普電サポートが終了して通常遊技状態ST1に移行する(t24)。転落抽選の当選は特図変動表示ゲームの開始時に行われるようになっており、転落抽選に当選した場合には当該特図変動表示ゲームの開始から移行演出(第1特定演出)が行われる。この移行演出は後述するように、第3特定遊技状態ST4において大当りとなる特図変動表示ゲームを開始する場合と、第3特定遊技状態ST4において転落抽選に当選した場合とで共通して実行されるものであり、転落抽選に当選したことや大当りであることがすぐには把握できないようにして遊技者の不安感や期待感を煽り、遊技の興趣を向上するものである。

0168

また、通常遊技状態ST1への移行に伴い、左打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態となるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を消灯状態とする。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を終了する。よって、移行演出においては右打ち指示報知は行われない。

0169

図23(a)には、第1特定遊技状態ST2において第1特別結果が導出される場合を示した。この場合、第1特別結果となる特図変動表示ゲームが開始されても(t31)、確率状態は高確率状態のままとされるとともに普電サポートもありのままとされる。また、演出状態もチャンスモード演出のままとされる。そして、当該特図変動表示ゲームが終了すると特別遊技状態が開始される(t23)。特別遊技状態の開始に伴い低確率状態に移行するとともに普電サポートが終了する(t32)。また、この例では第1特別結果をなす通常大当りが導出されており、当該第1特別結果に基づく第1特別遊技状態が終了すると、低確率状態かつ普電サポートありとなる第2特定遊技状態ST3となる(t33)。

0170

また、第1特定遊技状態ST2、第1特別遊技状態及び第2特定遊技状態ST3のいずれも右打ちを行うことで遊技を進行するように定められた状態であるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を点灯状態のまま維持する。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を維持する。

0171

なお、第2特定遊技状態ST3で第1特別結果が導出される場合も同様に、第1特別結果となる特図変動表示ゲームが開始されても確率状態は低確率状態のままとされるとともに普電サポートもありのままとされる。さらに、演出状態もチャンスモード演出のままとされる。そして、特別遊技状態の開始に伴い低確率状態が維持されるとともに普電サポートが終了することとなる。すなわち、第1特定遊技状態ST2や第2特定遊技状態ST3において第1特別結果となる特図変動表示ゲームが開始されても遊技状態は変化しない。

0172

図23(b)には、第3特定遊技状態ST4において第1特別結果が導出される場合を示した。この場合、第1特別結果となる特図変動表示ゲームが開始されると、確率状態は高確率状態のままとされるが普電サポートが終了し、第4特定遊技状態ST5となる(t40)。普電サポートが終了することで第2始動入賞口97への入賞が可能となり、第4特定遊技状態ST5では特図2変動表示ゲームを主体として遊技が進行するようになる。また、演出状態は第4特定遊技状態に対応した小当りRUSH演出となる。この第4特定遊技状態ST5は当該特図1変動表示ゲームの終了まで継続される。

0173

また、第4特定遊技状態ST5の開始時には移行演出が行われる。移行演出は第3特定遊技状態ST4において大当りとなる場合又は転落抽選に当選した場合に実行されるが、図22(b)に示したように転落抽選に当選した場合は、当該転落抽選に当選した特図変動表示ゲームの開始から右打ち指示報知が行われない状態となる。よって、大当りとなる場合の移行演出において右打ち指示報知が行われると、そのことから大当りとなることを遊技者が把握できてしまう。このため、右打ち指示報知については移行演出の実行中において一時的に表示しない状態とする(t40〜t41)。

0174

ただし、第1遊技状態表示部56については遊技状態に対応して点灯状態のまま維持する。すなわち、この移行演出の期間においては、第1遊技状態表示部56の表示と右打ち指示報知の実行とが対応しない状態となる。よって、第1遊技状態表示部56の表示を知っている遊技者にとっては、これを知らない遊技者よりも早いタイミングで第4特定遊技状態ST5に移行すること、つまり大当りとなることを知ることができる。

0175

なお、右打ち指示報知を再開するタイミング(t41)は、例えば移行演出において第4特定遊技状態ST5に移行することが判明するタイミングとする。もちろん、このタイミングに限られるものではなく、例えばこのタイミングよりも早く右打ち指示報知を再開すれば、右打ち指示報知によって第4特定遊技状態ST5に移行すること、つまり大当りとなることを示唆できる。

0176

第4特定遊技状態ST5は、小当りの確率が特図1変動表示ゲームよりも高くなっている特図2変動表示ゲームを高頻度で実行可能な遊技状態である。図23(b)の例では、第4特定遊技状態ST5の開始(t40)の後に第2始動入賞口97に入賞して特図2変動表示ゲームが開始されている(t42)。この特図2変動表示ゲームは結果がはずれで終了している。その後、新たに第2始動入賞口97に入賞して特図2変動表示ゲームが開始されている(t43)。この特図2変動表示ゲームは結果が第2特別結果をなす小当りとなるものであり、当該特図2変動表示ゲームの終了に伴い第2特別遊技状態となる(t45〜t46)。この第2特別遊技状態では、特別変動入賞装置38が開放されて賞球を獲得可能となる。第2特別遊技状態も右打ちを行うことで遊技を進行する状態であるので、遊技制御装置100は第1遊技状態表示部56を点灯状態のまま維持する。また、演出制御装置300は右打ちを指示する右打ち指示報知を維持する。

0177

図1変動表示ゲームは特図2変動表示ゲームでの小当りの導出に伴い中断され(t44)、当該第2特別遊技状態の終了に伴い特図1変動表示ゲームが再開される(t46)。中断中は変動時間が進行しないため、特図1変動表示ゲームの実行時間は、特図1変動表示ゲームの開始時に設定された時間に加えて特図2変動表示ゲームの小当りの停止表示時間と第2特別遊技状態の期間の分だけ延長されることとなる。また、第3特定遊技状態ST4で開始された第1特別結果となる特図1変動表示ゲームは、第1特定遊技状態ST2で第1特別結果となる特図1変動表示ゲームの変動時間よりも長いものとされている。このため、十分な第4特定遊技状態ST5の期間を確保可能となっている。

0178

第2特別遊技状態が終了した後、新たに第2始動入賞口97に遊技球が入賞すると特図2変動表示ゲームが実行される(t47)。その後も複数回の特図2変動表示ゲームの実行と第2特別遊技状態の発生があり、これにより多量の賞球を獲得可能となる。

0179

そして、特図1変動表示ゲームの変動時間が終了すると第1特別結果が停止表示され(t48)、停止表示時間が終了すると特図1変動表示ゲームが終了する(t49)。これに伴い第4特定遊技状態ST5が終了して第1特別遊技状態が開始される(t49)。また、特図1変動表示ゲームで第1特別結果が導出されることに伴い、実行中の特図2変動表示ゲームがはずれ結果で強制的に終了される(t48)。

0180

このように、第1特別遊技状態の前に第4特定遊技状態ST5が設定されることで、第4特定遊技状態ST5で発生する小当りに基づき獲得可能な賞球と、第1特別遊技状態で獲得可能な賞球とによって遊技者が多量の賞球を獲得可能となる。

0181

また、図23(b)に示したように、第3特定遊技状態ST4においては大当りとなる特図変動表示ゲームの開始に伴い普電サポートを終了することで、図22(b)に示したように第3特定遊技状態ST4において転落抽選に当選した場合と普電サポートの変化が同じとなる。これにより、第3特定遊技状態ST4において普電サポートが終了したことにより、転落抽選の当選と、大当りの当選という遊技者にとって大きく価値の違う事象のいずれかが発生することを報知でき、遊技者に不安感や期待感を与えて遊技の興趣を向上することができる。

0182

特に、第3特定遊技状態ST4において大当りとなる特図変動表示ゲームを開始する場合と、第3特定遊技状態ST4において転落抽選に当選した場合との何れにおいても、特図変動表示ゲーム開始から一定時間は共通の移行演出を実行し、右打ち指示報知が行われない状態となることで、転落抽選に当選したことや大当りであることがすぐには把握できないようにすることができ、遊技者の不安感や期待感を煽ることができてより遊技の興趣を向上することができる。

0183

図24には表示装置41における表示の一例を示した。図24(a)には通常遊技状態ST1での表示の一例を示した。表示装置41の表示領域の中央には、飾り特図変動表示ゲームをなす第1飾りゲームのうち特図1変動表示ゲームに関する飾り特図変動表示ゲームを表示する第1飾り特図1ゲーム表示部85aが設けられる。ここでは、左、中、右の変動表示領域の各々で識別情報を変動表示した後に停止表示することで飾り特図変動表示ゲームを表示する。結果は3つの識別情報の組み合わせにより構成される結果態様で表示され、特図変動表示ゲームの結果に応じて大当り、小当り、はずれのいずれかの結果態様が表示される。なお、通常遊技状態ST1においては特図1変動表示ゲームがメイン変動となるので、イレギュラー変動となる特図2変動表示ゲームに対応する飾り特図変動表示ゲームは表示しないが表示するようにしても良い。

0184

また、表示領域の中央下部には第1始動記憶に対応する飾り特図始動記憶表示を表示する第1記憶表示部83aが設けられる。第1記憶表示部83aに表示される飾り特図始動記憶表示は、第1始動記憶と一対一に対応し、記憶順に並んで表示されるものであり、ここでは3つの第1始動記憶があることを示している。左端の飾り特図始動記憶表示が最先に記憶された第1始動記憶に対応する飾り特図始動記憶表示であり、消化される毎に左へ移行するようになっている。また、それぞれの始動記憶に対応する特図1変動表示ゲームの結果や変動パターン等の先読み結果をその表示態様により示唆することが可能である。なお、図24(a)では、消化順序が1番目の第1始動記憶について飾り特図始動記憶表示の表示態様を変化させる先読み演出が行われている。

0185

第1記憶表示部83aの左方には、現在実行中の特図変動表示ゲームに対応する始動記憶に関する情報を表示する実行中記憶表示部84が設けられる。この実行中記憶表示部84には、特図変動表示ゲームの開始時に第1記憶表示部83aの左端にある飾り特図始動記憶表示が移行し、実行される特図変動表示ゲームの結果や変動パターン等をその表示態様により示唆するようになっている。

0186

表示領域の右上部には、第1始動記憶数を表示する第1始動記憶数表示部86aが設けられる。第1始動記憶数表示部86aでは、第1始動記憶の数を数字により表示するようになっており、図24(a)では3つの第1始動記憶があることを示している。また、表示領域の左上部には、現在の演出モードを表示する演出モード表示部87が設けられる。ここでは通常モードであること、すなわち通常遊技状態ST1であることが示されている。

0187

なお、本実施形態では特図2変動表示ゲームの開始を保留するための第2始動記憶は発生しないので、第2始動記憶を表示する始動記憶表示部は設けられていないが、特図2変動表示ゲームの開始を保留するための第2始動記憶を発生するようにした場合は第1記憶表示部83a、第1始動記憶数表示部86aと同様に第2始動記憶を表示するようにする。

0188

また、第1特定遊技状態ST2、第2特定遊技状態ST3、第3特定遊技状態ST4における表示も背景表示や各表示部の配置位置が異なるものの、基本的には図24(a)の表示と同様の表示を行う。

0189

図24(b)には、第4特定遊技状態ST5及び第5特定遊技状態ST6での表示の一例を示した。表示装置41の表示領域の右上部には、第1始動記憶の数を表示する第1始動記憶数表示部86aと、飾り特図変動表示ゲームをなす第1飾りゲームのうち特図1変動表示ゲームに関する飾り特図変動表示ゲームを表示する第1飾り特図1ゲーム表示部85aと、飾り特図変動表示ゲームをなす第2飾りゲームのうち特図1変動表示ゲームに関する飾り特図変動表示ゲームを表示する第2飾り特図1ゲーム表示部88aが設けられる。

0190

第1始動記憶数表示部86aでは、第1始動記憶の数を数字により表示するようになっており図24(b)では第1始動記憶が0であることを示している。第1飾り特図1ゲーム表示部85cでは、左、中、右の変動表示領域の各々で識別情報を変動表示した後に停止表示することで飾り特図変動表示ゲームを表示する。第2飾り特図1ゲーム表示部88aでは、複数の識別情報を変動表示した後に停止表示することで飾り特図変動表示ゲームを表示する。結果は1つの識別情報により構成される結果態様で表示され、大当りを示す「○」と、小当りを示す「△」と、はずれを示す「×」のいずれかが表示される。

0191

表示領域の右下部には、飾り特図変動表示ゲームをなす第1飾りゲームのうち特図2変動表示ゲームに関する飾り特図変動表示ゲームを表示する第1飾り特図2ゲーム表示部85bと、飾り特図変動表示ゲームをなす第2飾りゲームのうち特図2変動表示ゲームに関する飾り特図変動表示ゲームを表示する第2飾り特図2ゲーム表示部88bが設けられる。

0192

第1飾り特図2ゲーム表示部85bでは、第1飾り特図1ゲーム表示部85aと同様に飾り特図変動表示ゲームを表示する。また、第2飾り特図2ゲーム表示部88bでは、第2飾り特図1ゲーム表示部88aと同様に飾り特図変動表示ゲームを表示する。なお、本実施形態では特図2変動表示ゲームの開始を保留するための第2始動記憶は発生しないので、第2始動記憶の数を表示する第2始動記憶数表示部は設けられていないが、特図2変動表示ゲームの開始を保留するための第2始動記憶を発生するようにした場合は第1始動記憶数表示部86aと同様に第2始動記憶の数を表示する第2始動記憶数表示部を設けるようにする。

0193

また、表示領域の中央ではキャラクタ等による演出表示を行う演出表示部89が設けられる。この演出表示部89では主にメイン変動となる特図2変動表示ゲームの変動パターンや結果に応じた演出を表示するようになっており、遊技者が演出表示により特図変動表示ゲームの進行状況や結果を把握できるようになっている。

0194

第4特定遊技状態ST5及び第5特定遊技状態ST6では、図24(a)の第1飾り特図1ゲーム表示部85aのように識別情報を大きく表示するような表示は行わないが、結果が導出される際にのみ結果態様を大きく表示するようにしても良い。例えば、結果が導出される特図変動表示ゲームに対応した第1飾り特図1ゲーム表示部85a又は第1飾り特図2ゲーム表示部85bから識別情報が拡大されて表示領域の中央に表示されるようにし、停止表示時間の終了とともに元の表示部に識別情報が縮小するような表示を行う。このような表示を行っている間でも第1飾り特図1ゲーム表示部85a及び又は第1飾り特図2ゲーム表示部85bの表示は維持された状態とする。

0195

演出モード表示部87には小当りRUSHモードであること、すなわち第4特定遊技状態ST5又は第5特定遊技状態ST6であることが示される。また、表示領域の左下部には、第2特別遊技状態の実行中に当該第2特別遊技状態で獲得した賞球数を示す賞球数表示部91が設けられる。ここでは第2特別遊技状態で30個の賞球を獲得したことが示されている。さらに、表示領域の左下部には、第3特定遊技状態ST4の終了に伴う第4特定遊技状態ST5の開始から第1特別遊技状態に移行するまでに獲得した賞球数を示す累計賞球数表示部92が設けられる。ここではこれまで600個の賞球を獲得したことが示されている。

0196

なお、累計賞球数表示部92において第1特別遊技状態での獲得賞球数加算するようにし、第3特定遊技状態ST4の終了に伴う第4特定遊技状態ST5の開始から第1特別遊技状態の終了までに獲得した賞球数を示すようにしても良い。さらに、第1特定遊技状態ST2、第2特定遊技状態ST3及び第3特定遊技状態ST4で獲得した賞球数も加算するようにし、通常遊技状態ST1の終了から通常遊技状態ST1に戻るまでに獲得した賞球数を示すようにしても良い。ただし、第1特定遊技状態ST2、第2特定遊技状態ST3及び第3特定遊技状態ST4では一定数の賞球数の獲得はあるもののそれ以上に持球を消費するので、第1特定遊技状態ST2、第2特定遊技状態ST3及び第3特定遊技状態ST4での賞球数については加算しないようにしても良い。

0197

表示領域の中央下部には、所定の開始条件の成立により開始されるとともに、所定の終了条件が成立することで終了する特定期間における大当り回数が表示を示す連続回数表示部96が設けられる。この連続回数表示部96は、通常遊技状態ST1以外の遊技状態において表示可能である。図24(b)では、3回の大当りが発生していることを示している。

0198

特定期間の開始条件は通常遊技状態ST1で大当りが導出されることで成立し、特定期間の終了条件は通常遊技状態ST1でない遊技状態から通常遊技状態ST1に戻ることで成立する。よって、連続回数表示部96には原則として、特定期間の開始条件が成立した大当りである通常遊技状態ST1での大当りを1回目とし、再び通常遊技状態ST1に戻るまでに発生した大当りの回数が表示される。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 沖マイクロ技研株式会社の「 遊技機の可動役物の移動機構」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】可動役物を上規定位置から落下させた際、下規定位置の落下点で確実に停止し、かつ静止させ、機構の耐久性の確保と共に遊技者の興趣を損なわせない遊技機の可動役物の移動機構を提供する。【解決手段】遊技機... 詳細

  • 株式会社大一商会の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】遊技興趣の低下を抑止可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技球が流下可能な遊技領域が形成された遊技盤を有し、始動条件の成立に基づいて抽選を行い、該抽選の結果に基づいて利益を付与する遊技機であっ... 詳細

  • 株式会社三洋物産の「 遊技機」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】部材個数を削減することができる遊技機を提供すること。【解決手段】被軸支手段760が電気配線DK2にかかる負荷を減らすよう変位することで、電気配線DK2の変位量自体を減らしたり、電気配線DK2の... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ