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技術 媒体処理装置

出願人 沖電気工業株式会社
発明者 佐渡真治
出願日 2018年8月31日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-163051
公開日 2020年3月5日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-035319
状態 未査定
技術分野 紙幣の取り扱い 記録担体の読み取り
主要キーワード 受発光センサ 切り離し位置 センササーバ 公共事業者 納付者 赤色光センサ 幅寄せローラ 楔形形状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月5日)のものです。
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図面 (20)

課題

自動で媒体を処理することが可能な媒体処理装置を提供する。

解決手段

第1の部分と第2の部分とが結合してなる紙状媒体が1枚又は複数枚挿入される挿入部と、前記紙状媒体を搬送する搬送部と、搬送される前記紙状媒体の画像を撮像する撮像部と、前記紙状媒体における印字又は押印する位置の情報を含むフォーマット情報照会する情報照会部と、該当する前記フォーマット情報が照会できない場合に、前記撮像部によって撮像された前記紙状媒体の画像を用いて前記フォーマット情報を生成するフォーマット情報生成部と、前記フォーマット情報に基づいて、前記第1の部分又は前記第2の部分の少なくとも一方に印字又は押印する記録部と、前記搬送部を制御する制御部とを備える、媒体処理装置を提供する。

概要

背景

コンビニエンスストア店舗郵便局等においては、通信販売での購入代金公共料金収納等の収納代行業務を、業者公共事業者等から送付された払込票を用いて行うことができる。例えば、このような払込票を処理する装置としては、下記特許文献1に開示される払込票処理装置を挙げることができる。

概要

自動で媒体を処理することが可能な媒体処理装置を提供する。第1の部分と第2の部分とが結合してなる紙状媒体が1枚又は複数枚挿入される挿入部と、前記紙状媒体を搬送する搬送部と、搬送される前記紙状媒体の画像を撮像する撮像部と、前記紙状媒体における印字又は押印する位置の情報を含むフォーマット情報照会する情報照会部と、該当する前記フォーマット情報が照会できない場合に、前記撮像部によって撮像された前記紙状媒体の画像を用いて前記フォーマット情報を生成するフォーマット情報生成部と、前記フォーマット情報に基づいて、前記第1の部分又は前記第2の部分の少なくとも一方に印字又は押印する記録部と、前記搬送部を制御する制御部とを備える、媒体処理装置を提供する。

目的

本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1の部分と第2の部分とが結合してなる紙状媒体が1枚又は複数枚挿入される挿入部と、前記紙状媒体を搬送する搬送部と、搬送される前記紙状媒体の画像を撮像する撮像部と、前記紙状媒体における印字又は押印する位置の情報を含むフォーマット情報照会する情報照会部と、該当する前記フォーマット情報が照会できない場合に、前記撮像部によって撮像された前記紙状媒体の画像を用いて前記フォーマット情報を生成するフォーマット情報生成部と、前記フォーマット情報に基づいて、前記第1の部分又は前記第2の部分の少なくとも一方に印字又は押印する記録部と、前記搬送部を制御する制御部と、を備える、媒体処理装置

請求項2

前記情報照会部は、前記紙状媒体の画像に基づいて、前記フォーマット情報を照会する、請求項1に記載の媒体処理装置。

請求項3

前記フォーマット情報に基づいて、前記第1の部分と前記第2の部分とを切り離すカッタ部と、切り離された前記第2の部分を回収する回収部と、をさらに備え、前記フォーマット情報は、前記紙状媒体における切り離し位置の情報を含む、請求項1又は2に記載の媒体処理装置。

請求項4

前記紙状媒体に印字又は印刷された取引情報に基づき、取引処理を実行する取引処理部をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体処理装置。

請求項5

前記取引情報は、前記紙状媒体に印刷されたデータコード又はデータ列に基づいて取得される、請求項4に記載の媒体処理装置。

請求項6

前記撮像部は、前記情報照会部が前記フォーマット情報を照会する際に用いる前記紙状媒体の画像を取得する第1の画像取得と、前記取引処理部が前記取引情報を抽出する際に用いる前記紙状媒体の画像を取得する第2の画像取得と、前記フォーマット情報生成部が前記フォーマット情報を生成する際に用いる前記紙状媒体の画像を取得する第3の画像取得と、を実行し、前記第1の画像取得による画像の解像度は、前記第2又は第3の画像取得による画像の解像度に比べて低い、請求項4又は5に記載の媒体処理装置。

請求項7

前記第1及び第2の画像取得は、同時に実行される、請求項6に記載の媒体処理装置。

請求項8

前記フォーマット情報を照会する際に用いる前記紙状媒体のカラー画像を合成するために前記撮像部によって取得された各画素の複数の色ごとの画素信号を、黒色の画素信号に変換して並べる変えることにより、前記取引情報を抽出する際に用いる前記紙状媒体のモノクロ画像を取得する画像変換部をさらに備える、請求項7に記載の媒体処理装置。

請求項9

前記第3の画像取得における前記紙状媒体の搬送方向は、前記第1及び第2の画像取得における前記紙状媒体の搬送方向に対して逆方向である、請求項8に記載の媒体処理装置。

請求項10

前記紙状媒体を一時的に保留する、1個又は複数個の保留部をさらに備え、前記第3の画像取得は、前記保留部に格納された前記紙状媒体を前記挿入部方向に搬送する際に実行される、請求項9に記載の媒体処理装置。

請求項11

前記第2の画像取得において、前記撮像部は、前記第1の画像取得による画像に基づいて、前記紙状媒体の一部の画像を取得する、請求項6に記載の媒体処理装置。

請求項12

前記第3の画像取得における前記紙状媒体の搬送速度は、前記第1の画像取得における前記紙状媒体の搬送速度に比べて遅い、請求項11に記載の媒体処理装置。

請求項13

前記第3の画像取得は、前記取引処理部による前記取引処理と同時に実行される、請求項6に記載の媒体処理装置。

技術分野

0001

本発明は、媒体処理装置に関する。

背景技術

0002

コンビニエンスストア店舗郵便局等においては、通信販売での購入代金公共料金収納等の収納代行業務を、業者公共事業者等から送付された払込票を用いて行うことができる。例えば、このような払込票を処理する装置としては、下記特許文献1に開示される払込票処理装置を挙げることができる。

先行技術

0003

特開2008−276432号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述の店舗等で用いられる払込票(媒体)は、大きさ、記載形式レイアウト等の形態(フォーマット)が統一化されていないことから、払込票の形態によっては、上述の払込票処理装置で取り扱うことができない場合がある。従って、コンビニエンスストア等の店舗においては、様々な形態を持つ払込票のすべてを払込票処理装置で受け付けることができず、店員等によって払込票に係る収納代行業務を行うこととなる。そのため、店員の払込票処理にかかる作業を軽減するために払込票処理装置を導入しても、導入効果があげられない、という課題があった。

0005

本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、媒体の処理を自動で行うことが可能な、新規且つ改良された媒体処理装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、第1の部分と第2の部分とが結合してなる紙状媒体が1枚又は複数枚挿入される挿入部と、前記紙状媒体を搬送する搬送部と、搬送される前記紙状媒体の画像を撮像する撮像部と、前記紙状媒体における印字又は押印する位置の情報を含むフォーマット情報照会する情報照会部と、該当する前記フォーマット情報が照会できない場合に、前記撮像部によって撮像された前記紙状媒体の画像を用いて前記フォーマット情報を生成するフォーマット情報生成部と、前記フォーマット情報に基づいて、前記第1の部分又は前記第2の部分の少なくとも一方に印字又は押印する記録部と、前記搬送部を制御する制御部と、を備える、媒体処理装置を提供することにより、未登録帳票が払込票処理機に挿入された場合でも、それを未登録であることを識別し、新規フォーマットとして登録して取引を行うことができる。

0007

前記情報照会部は、前記紙状媒体の画像に基づいて、前記フォーマット情報を照会してもよい。

0008

前記媒体処理装置は、前記フォーマット情報に基づいて、前記第1の部分と前記第2の部分とを切り離すカッタ部と、切り離された前記第2の部分を回収する回収部と、をさらに備え、前記フォーマット情報は、前記紙状媒体における切り離し位置の情報を含んでもよい。

0009

前記媒体処理装置は、前記紙状媒体に印字又は印刷された取引情報に基づき、取引処理を実行する取引処理部をさらに備えてもよい。

0010

前記取引情報は、前記紙状媒体に印刷されたデータコード又はデータ列に基づいて取得されてもよい。

0011

前記撮像部は、前記情報照会部が前記フォーマット情報を照会する際に用いる前記紙状媒体の画像を取得する第1の画像取得と、前記取引処理部が前記取引情報を抽出する際に用いる前記紙状媒体の画像を取得する第2の画像取得と、前記フォーマット情報生成部が前記フォーマット情報を生成する際に用いる前記紙状媒体の画像を取得する第3の画像取得と、を実行し、前記第1の画像取得による画像の解像度は、前記第2又は第3の画像取得による画像の解像度に比べて低くてもよい。

0012

前記第1及び第2の画像取得は、同時に実行されてもよい。

0013

前記媒体処理装置は、前記フォーマット情報を照会する際に用いる前記紙状媒体のカラー画像を合成するために前記撮像部によって取得された各画素の複数の色ごとの画素信号を、黒色の画素信号に変換して並べる変えることにより、前記取引情報を抽出する際に用いる前記紙状媒体のモノクロ画像を取得する画像変換部をさらに備えてもよい。

0014

前記第3の画像取得における前記紙状媒体の搬送方向は、前記第1及び第2の画像取得における前記紙状媒体の搬送方向に対して逆方向であってもよい。

0015

前記媒体処理装置は、前記紙状媒体を一時的に保留する、1個又は複数個の保留部をさらに備え、前記第3の画像取得は、前記保留部に格納された前記紙状媒体を前記挿入部方向に搬送する際に実行されてもよい。

0016

前記第2の画像取得において、前記撮像部は、前記第1の画像取得による画像に基づいて、前記紙状媒体の一部の画像を取得してもよい。

0017

前記第3の画像取得における前記紙状媒体の搬送速度は、前記第1の画像取得における前記紙状媒体の搬送速度に比べて遅くてもよい。

0018

前記第3の画像取得は、前記取引処理部による前記取引処理と同時に実行されてもよい。

発明の効果

0019

以上説明したように本発明によれば、自動で払込票等の媒体を受付け、登録済み帳票かどうかを判定し、未登録帳票の場合には登録処理を行って未登録帳票を処理することが可能な、媒体処理装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の第1の実施形態に係る払込票処理システム1の構成例を説明する説明図である。
同実施形態において取り扱われる払込票800の一例を説明するための説明図である。
同実施形態に係る払込票処理装置10の機能ブロック図である。
同実施形態に係る払込票処理装置10の機構部120の内部構成を模式的に示した説明図である。
同実施形態に係るスキャナ部126の詳細を説明するための模式図である。
同実施形態に係るPOS端末30の機能ブロック図である。
同実施形態に係る収納代行業務の一例を示すシーケンス図(その1)である。
同実施形態に係る払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図(その1)である。
同実施形態に係る払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図(その2)である。
同実施形態に係る払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図(その3)である。
同実施形態に係る払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図(その4)である。
同実施形態に係る払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図(その5)である。
同実施形態に係る払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図(その6)である。
同実施形態に係る払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図(その7)である。
同実施形態に係る収納代行業務の一例を示すシーケンス図(その2)である。
同実施形態における表示画面700の一例を示す説明図である。
本発明の第3の実施形態に係る収納代行業務の一例を示すフローチャートである。
本発明の第4の実施形態に係る払込票処理装置10aの機能ブロック図である。
本発明の第5の実施形態に係る収納代行業務の一例を示すフローチャートである。
図19のステップS401における画像取得の一例を示すフローチャート(その1)である。
同実施形態における画像取得の一例を説明するための説明図(その1)である。
同実施形態における画像取得の一例を説明するための説明図(その2)である。
同実施形態における画像取得の一例を説明するための説明図(その3)である。
本発明の第5の実施形態におけるタイミングパターン920の一例を示す説明図である。
図19のステップS401における画像取得の一例を示すフローチャート(その2)である。
従来の払込票800の処理方法を説明するためのフローチャートである。

実施例

0021

以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

0022

また、本明細書および図面において、実質的に同一又は類似の構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、類似する構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。

0023

さらに、以下の説明で参照される図は、本発明の実施形態の説明とその理解を促すための図であり、わかりやすくするために、図中に示される形状や寸法、比などは実際と異なる場合がある。さらに、図中に示される装置等は、以下の説明と公知の技術を参酌して適宜、設計変更することができる。

0024

また、以下の説明においては、「副走査方向」とは、払込票が搬送される方向を意味し、「主走査方向」とは、上記副走査方向と直角に交わる方向を意味する。

0025

さらに、以下の説明においては、「解像度」とは、取得しようとする画像を構成する単位ユニットの細かさをいい、一般的には1インチをいくつの単位ユニットに分けているかを数字によって示すことができる(dot per inch:dpi)。従って、1つの画像を、解像度を構成する単位で分割した場合には、複数の当該単位ユニットが主走査方向に一列に並んだものが1ラインに相当する。

0026

<<本発明の実施形態をなすに至った経緯>>
次に、本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明者が本発明の実施形態をなすに至った経緯について、図26を参照して説明する。図26は、従来の払込票800の処理方法を説明するためのフローチャートである。

0027

先に説明したように、コンビニエンスストアの店舗や郵便局等においては、通信販売での購入代金や公共料金の収納等の収納代行業務を、業者や公共事業者等から送付された払込票800(図2参照)を用いて行うことができる。現在、このように使用される払込票800には、ガイドラインがあるものの、幅や長さ、記載形式、レイアウト等の形態(フォーマット)が統一化されていない。言い換えると、図2に示すような形態以外にも、様々な形態を持つ各種の払込票800が存在する。

0028

そこで、様々な形態の払込票800を取り扱うべく、コンビニエンスストアの店舗や郵便局等においては、自動機ではなく、店員等により収納代行業務が行われることとなる。詳細には、例えば、図26に示すように、顧客が払込票800を店員に手渡す(ステップS901)。そして、払込票800を受け取った店員は、払込票800に一次元(例えば、バーコード)又は二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))等のデータコードが印字されている場合には、カウンタ等に設置されるPOS(Point Of Sales)端末のデータコードスキャナを用いて払込票800に印字されたデータコードを読み取る(ステップS902)。次に、顧客は、上記POS端末によって表示された代金支払い(ステップS903)、店員が、顧客から代金を受け取る(ステップS904)。さらに、代金等を確認した店員は、顧客から代金を受け取ったことを証明するために、払込票800に領収印を押印し(ステップS906)、払込票800の一部(受領証808図2参照)を切り離し(ステップS908)、切り離した受領証808、レシート釣銭等を顧客へ返却する(ステップS910)。そして、最後に、顧客は、店員から受領証等808を受け取る(ステップS911)。

0029

このように、データコードが印字されている払込票800では、代金の入力等の一部の作業を装置によって自動的に行うことができるものの、領収印の押印や受領証808の切り離し等は自動的に行うことはできていない。すなわち、収納代行業務のほとんどは人手によって行われることが一般的である。しかしながら、収納代行業務を人手によって行うことは、図26に示されるように、収納代行業務にかかる時間が長くなることを避けることが難しく、例えば、他の顧客を長い時間待たせてしまうこととなる。

0030

このような状況において、先に説明したように、従来から、所定の形態を持つ払込票800のみに対して、収納代行業務を行うことができる払込票処理装置は存在するものの、様々な形態を持つ払込票800に対して収納代行業務を行うことができる払込票処理装置は存在していなかった。詳細には、払込票処理装置は、様々な形態を持つ払込票800における領収印の押印位置や切り離し位置の情報(以下の説明においてはフォーマット情報と呼ぶ)を事前に把握することができれば、自動で収納代行業務を行うことが可能となる。そこで、事前に、各払込票800のフォーマットの情報が格納されたデータベース構築し、払込票処理装置が当該データベースを利用して自動で収納代行業務を行うことが考えられる。しかしながら、格納すべきフォーマット情報の量は膨大であり、上記データベースの構築には多くの手間がかかることから、現実的ではない。従って、様々な形態を持つ払込票800に対して収納代行業務を行うことができる払込票処理装置はこれまで存在していなかった。

0031

そこで、本発明者は、上記状況を鑑みて、本発明の実施形態に係る払込票処理装置10を創作するに至った。本発明者が創作した本発明の実施形態によれば、様々な形態を持つ払込票800を用いた収納代行業務処理を自動で行うことが可能な払込票処理装置10を提供することができる。以下、このような本発明の実施形態の詳細を順次説明する。

0032

<<第1の実施形態>>
<払込票処理システム1の構成>
まず、本発明の第1の実施形態に係る払込票処理システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る払込票処理システム1の構成例を説明する説明図である。図1に示すように、当該払込票処理システム1は、払込票処理装置(媒体処理装置)10、センタサーバ20、POS端末30及び通信網60を含む。以下に、払込票処理システム1に含まれる各装置等の概略を説明する。

0033

(払込票処理装置10)
払込票処理装置10は、払込票800(図2参照)に関する各種の処理を行う装置であり、コンビニエンスストア等の店舗に設置され、店舗等を訪れた顧客等によって操作される。具体的には、払込票処理装置10は、挿入された払込票800に印字されているデータコード又は文字や数字からなるデータ列の読み取り、読み取った情報の解析、当該払込票800に係る代金等の入金処理、当該払込票800に対する領収印の印字又は押印(形成)、及び、受領証808(図2参照)の排出等の収納代行業務を実行することができる。なお、当該払込票処理装置10の詳細構成については後述する。

0034

(センタサーバ20)
センタサーバ20は、払込票800に係る収納代行業務に関する情報を管理する装置である。センタサーバ20は、収納代行業務に関する情報を、後述する通信網60を介して払込票処理装置10との間で送受信することが可能である。例えば、センタサーバ20は、払込票処理装置10において収納代行業務が行われた払込票800に関する情報を払込票処理装置10から受信することができる。

0035

(POS端末30)
POS端末30は、店舗内のレジカウンタに設置され、主に、客の購入商品から商品識別コードを読み取り、読み取ったコードに基づいて上記購入商品の情報を取得し、購入商品の金額を表示する。さらに、POS端末30は、顧客との間での購入商品の精算(現金の入出金)を行うこともできる。なお、POS端末30の詳細構成については後述する。また、本実施形態においては、POS端末30の利用に限定されるものではなく、例えば、表示部、操作部、通信部等を有するパーソナルコンピュータ(図示省略)であってもよく、特に限定されるものではない。

0036

(通信網60)
通信網60は、通信網60に接続されている装置(例えば、払込票処理装置10及びセンタサーバ20)から送信される情報の有線、又は無線伝送路である。例えば、通信網60は、電話回線網インターネット衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでもよい。また、通信網60は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)等の専用回線網を含んでもよい。

0037

<払込票800の構成例>
次に、本実施形態に係る払込票処理システム1に含まれる主な装置の詳細構成を説明する前に、払込票処理装置10等で取り扱われる払込票800(紙状媒体)の構成の一例について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態において取り扱われる払込票800の一例を説明するための説明図である。

0038

払込票800は、コンビニエンスストア、金融機関等の店舗等において、税金、公共料金、通信販売での購入代金等の納付を行うため、事業者等から納付者である顧客へ送付される収納票である。具体的には、顧客が、当該払込票800をコンビニエンスストア等の店舗に持参し、例えば、本実施形態に係る払込票処理装置10に挿入することにより、当該払込票処理装置10によって収納代行業務が行われることとなる。

0039

図2に示すように、払込票800は、払込取扱票804、店舗控え806及び受領証808からなる。顧客が払込票800を店舗に持ち込む際には、払込票800は、払込取扱票804及び店舗控え806(第2の部分)と、受領証808(第1の部分)とが1つに結合した形態を有する。また、払込取扱票804、店舗控え806及び受領証808の互いの境目には、容易にこれらを切り離すことができるようにするミシン目(図示省略)が設けられていてもよい。本実施形態に係る払込票処理装置10による収納代行業務が完了した際には、払込取扱票804、店舗控え806及び受領証808は、領収印が押され、互いに切り離される。そして、当該払込票処理装置10は、払込取扱票804及び店舗控え806(第2の部分)から切り離された受領証808(第1の部分)を、顧客に返却することとなる。

0040

詳細には、図2に示すように、払込取扱票804は、納付先の口座番号納付金額等の情報の他、領収印領域810とデータコード領域812とを含む。領収印領域810は、領収印が押印又は印字される領域である。また、データコード領域812には、例えば、バーコード等の、収納に関する情報を含む1次元又は2次元のデータコードが印刷される。なお、払込取扱票804は、本部控えとも呼ばれ、店舗等において当該払込票800による収納代行業務が行われた後に事業者又は本部に送られる。

0041

店舗控え806は、図2に示すように領収印領域814を含む。当該領収印領域814は領収印が押印又は印字される領域である。

0042

受領証808は、図2に示すように、領収印領域816を含む。領収印領域816は、領収印の押印又は印字のために設けられた領域である。なお、受領証808は、お客様控えとも呼ばれ、先に説明したように当該払込票800に係る収納代行業務が完了した後に顧客に返却される。

0043

なお、以下に説明する本実施形態の払込票処理装置10は、図2に示すような払込票800を取り扱うことができる。さらに、本実施形態に係る払込票処理装置10は、図2に示すような形態以外の他の形態を持つ払込票800も取り扱うことができる。すなわち、当該払込票処理装置10が扱うことができる払込票800は、長方形の紙状媒体であって、少なくとも払込取扱票804と、店舗控え806及び/又は受領証808との2つの部分を持ち、顧客が当該払込票800を店舗に持ち込む際には、これらが1つにつながった形態を有していればよい。従って、当該払込票800は、図2に示す払込票800に対して、幅や長さ等が異なっても、記載形式やレイアウト等が異なっていてもよい。また、本発明の各実施形態は、上述したような払込票800の取扱いに対する適用に限定されるものではなく、小切手有価証券商品券通帳チケット等の紙状媒体の取扱いであれば、特に限定されることなく適用することができる。

0044

<払込票処理装置10の詳細構成>
まずは、本実施形態に係る払込票処理装置10の詳細構成について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る払込票処理装置10の機能ブロック図であり、図4は、本実施形態に係る払込票処理装置10の機構部120の内部構成を模式的に示した説明図である。

0045

図3に示すように、本実施形態に係る払込票処理装置10は、制御部100と、電源部102と、記憶部104と、通信部106と、紙幣処理部108と、硬貨処理部110と、操作表示部112と、機構部120とを主に有する。以下に、当該払込票処理装置10の各機能ブロックの詳細について順次説明する。

0046

(制御部100)
制御部100は、払込票処理装置10の内部に設けられ、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)等を用いて、払込票処理装置10の動作を全般的に制御する。また、制御部100は、正確な時刻や日付を把握する時計機構(図示省略)を内蔵してもよい。詳細には、制御部100は、後述する搬送部124や検知部136等を制御して、払込票800を内部へ搬送したり、払込票800の搬送状況を確認したりすることができる。また、制御部100は、後述する紙幣処理部108及び硬貨処理部110を制御して、顧客との間で現金取引処理(代金等の精算等)等を行うこともできる。より具体的には、制御部100は、例えば、挿入された払込票800を一時的に保留するために、後述する複数の一時保留部132の中から1つの一時保留部132を選択し、選択した一時保留部132へ払込票800を搬送するように搬送部124を制御することができる。

0047

上記制御部100は、図3に示すように、情報照会部150と、情報生成部(フォーマット情報生成部)152とを有する。さらに、当該制御部100の各ブロックの詳細について説明する。

0048

〜情報照会部150〜
情報照会部150は、払込票800における領収印を印字又は押印する位置の位置情報や、払込票800において、少なくとも払込取扱票804と、店舗控え806及び/又は受領証808との2つの部分を切り離す位置についての位置情報を含むフォーマット情報を、後述する記憶部104又はセンタサーバ20に照会することができる。詳細には、情報照会部150は、払込票800の画像を解析し、払込票800に印刷された罫線の形態を抽出し、抽出した情報を記憶部104又はセンタサーバ20に予め格納されたフォーマット情報と比較することにより、上記フォーマット情報を照会することができる。

0049

〜情報生成部152〜
情報生成部152は、扱う払込票800に該当する上記フォーマット情報が照会できない場合に、後述するスキャナ部(撮像部)126によって撮影された払込票800の画像を用いてフォーマット情報を生成することができる。

0050

(電源部102)
電源部102は、払込票処理装置10の内部又は外部に設けられ、外部から供給される商用電源を払込票処理装置10内の各部分に供給する。例えば、電源部102は、払込票処理装置10内の部分ごとに、外部からの商用電源を当該部分の稼働に必要な電圧に変換し、供給する。

0051

(記憶部104)
記憶部104は、払込票処理装置10の内部に設けられ、各種のデータや各種のソフトウェアを格納するHDD(Hard Disk Drive)装置等のデータ格納用記憶装置等からなる。また、記憶部104は、様々な形態を持つ払込票800における領収印の押印又は印字する位置についての位置情報及び払込票800を切り離す位置についての位置情報を含むフォーマット情報(データベース)を格納することもできる。

0052

(通信部106)
通信部106は、払込票処理装置10の内部に設けられ、有線/無線によりセンタサーバ20との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。例えば、通信部106は、LAN(Local Area Network)や電話回線等に接続され、センタサーバ20との間で情報の送受信を行うことができる。

0053

(紙幣処理部108及び硬貨処理部110)
紙幣処理部108及び硬貨処理部110は、払込票800に印刷されたデータコード又は文字や数字からなるデータ列から得られた取引情報(払込先、支払金額)に基づき、現金の入出金に関する取引処理を行う機能ブロックである。詳細には、紙幣処理部108は、入金された紙幣計数し、計数された紙幣の格納処理、及び釣銭の出金処理を行う。また、硬貨処理部110は、上述の紙幣処理部108と協働して、入金された硬貨を計数し、計数された硬貨の格納処理、及び釣銭の出金処理を行う。すなわち、紙幣処理部108及び硬貨処理部110は、取引処理を実行する取引処理部であると言える。なお、払込票800に印刷されたデータコードは、一次元(例えば、払込票800に印刷されたバーコード)又は二次元コード(例えば、払込票800に印刷されたQRコード(登録商標))等であることができる。

0054

(操作表示部112)
操作表示部112は、払込票処理装置10の顧客と向かい合う正面に設けられ、顧客による入力操作を受け付ける入力部としての機能、および、顧客へ各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置などにより実現される。また、入力部としての機能は、例えば、上述の各種表示装置に重ねられたタッチパネルにより実現される。なお、本実施形態においては、表示部及び入力部の機能は一体的に構成される代わりに、分離して構成されてもよい。

0055

(機構部120)
機構部120は、主に払込票800を処理するための機構であり、図3及び図4に示すように、挿入部122と、搬送部124と、スキャナ部(撮像部)126と、記録部128と、カッタ部130と、一時保留部132と、回収部134と、検知部136とを主に有する。以下に、機構部120の各構成要素の詳細について、順次説明する。

0056

〜挿入部122〜
挿入部122は、顧客による1枚又は複数枚の払込票800の挿入を受け付け、挿入された払込票800を装置の内部へ取り込むことができる。詳細には、挿入部122は、顧客と向かい合う正面に設けられた、払込票800が挿入される挿入口としての開口部(図示省略)を有する。さらに、当該開口部は、払込票処理装置10にて処理された払込票800の一部(詳細には、受領証808)が顧客へ返却(排出)される際の返却口としても機能することができる。

0057

また、挿入部122の上記開口部(図示省略)の内側には、顧客から挿入された複数の払込票800を1枚ずつ分離する分離機構(図示省略)が設けられていてもよい。この場合、顧客が払込票800を複数枚同時に上記開口部に挿入すると、上記分離機構は、払込票800を1枚ずつ分離して、内部へ搬送する。その際、上記分離機構は、先に搬送された払込票800の搬送状況に合わせて次の払込票800を分離し、内部へ搬送する。なお、上記分離機構を設けていない場合には、顧客は、払込票800を1枚ずつ上記開口部に挿入することとなる。さらに、挿入部122の上記開口部の内側には、挿入された払込票800を検知するために、後述する検知部136aが設けられていてもよい。

0058

〜搬送部124〜
搬送部124は、挿入部122に挿入された払込票800を払込票処理装置10内の各所に向けて搬送する搬送機構である。詳細には、搬送部124は、図4中では連続線で示され、挿入部122から、後述するカッタ部130、記録部128及びスキャナ部126を貫き、一時保留部132及び回収部134の各所まで連続して設けられた搬送路を有する。さらに、搬送部124は、当該搬送路に沿って設けられた複数の各種ローラ138と、払込票800の搬送方向を切り替える複数のブレード140とを有する。より具体的には、各ローラ138は、搬送路を挟んで対向するように配置され、上述の制御部100により制御され各ローラ138が回転することにより、払込票800を搬送することができる。さらに、制御部100によって、搬送路に接して設けられた楔形形状のブレード140の傾斜方向を変化させることにより、払込票800の搬送方向を切り替えることができる。

0059

詳細には、図4に示すように、搬送部124は、第1の搬送部124aと第2の搬送部124bとを有する。第1の搬送部124aは、払込票処理装置10の下部に、例えば、水平方向に延びるように設けられている。また、第1の搬送部124aは、上述の挿入部122から後述するカッタ部130及び記録部128を貫くように伸びており、記録部128を過ぎたあたりで、垂直方向に上方へカーブして延びる第2の搬送部124bと接続されている。さらに、第2の搬送部124bは、第1の搬送部124aからスキャナ部126を貫き、後述する回収部134及び複数の一時保留部132のそれぞれへ分岐しつつ延びている。

0060

挿入部122から延びる第1の搬送部124aには、図4に示すように、複数の幅寄せローラ138bが設けられ、当該幅寄せローラ138bが第1の方向に回転することにより、挿入部122に挿入された払込票800を、基準面に幅寄せしながら、装置の内部へと搬送することができる。また、当該幅寄せローラ138bが上記第1の方向とは逆の第2の方向に回転することにより、内部で処理された払込票800を挿入部122の上記開口部へ搬送することができる。なお、搬送部124によって搬送されている払込票800の搬送状況(到達の有無)は、後述する検知部136によって検知することができる。また、本実施形態においては、搬送部124の各種ローラ138は、図4に示されるような数や位置に設けられていなくてもよく、装置構成等に応じて数や位置等を適宜変更してもよい。

0061

〜スキャナ部126〜
スキャナ部126は、例えば、図4に示すように、挿入部122から見て回収部134の手前、すなわち、回収部134よりも挿入部122に近い位置に設けられている。スキャナ部126は、例えば、CIS(Contact Image Sensor)といったイメージセンサによって構成され、搬送される払込票800の表面を光学的に読み取り、デジタル静止画像として上述の記憶部104に格納する。より具体的には、スキャナ部126は、例えば、払込票800に印刷されているデータコードや文字や数字からなるデータ列等を撮影し、撮影によって得られた画像は、画像解析がなされ、当該データコード等に記録されている取引情報を取得する際に用いられることができる。なお、払込票800に印刷されたデータコードは、先に説明したように、一次元又は二次元コードであることができる。さらに、スキャナ部126は、払込票800に手書きされた文字や数字等を撮像してもよく、この場合であっても、撮影によって得られた画像は、OCR(Optical Character Recognition)等の画像解析がなされ、手書きされた取引情報を取得する際に用いられることができる。なお、スキャナ部126の詳細構成については、後述する。

0062

なお、図4に示すように、スキャナ部126と向かい合うように、払込票800をスキャナ部126上に通過させるように搬送するフィードローラ138dが設けられていてもよい。また、本実施形態においては、払込票800の裏面の画像を取得したい場合には、払込票800の裏面と向かい合うように更なる他のスキャナ部(図示省略)を設けてもよい。

0063

〜記録部128〜
記録部128は、例えば、図4に示すように、挿入部122から見てスキャナ部126及び回収部134の手前、すなわち、スキャナ部126及び回収部134よりも挿入部122に近い位置に設けられている。記録部128は、スタンププリンタ装置によって構成され、上述の制御部100の制御に従って、上記フォーマット情報に基づいて、搬送された払込票800の払込取扱票804及び店舗控え806及び受領証808の少なくとも一方に対して領収印の押印又は印字を行う。また、記録部128には、払込票800に対して押印又は印字を行う際に、払込票800の先端部を検知する検知部(スタンプタイミング検知部)136dが設けられていてもよい。

0064

例えば、払込票800に係る代金等が入金済みであることが確認できた場合には、記録部128は、当該払込票800に対して、領収印の押印又は印字を行う。また、記録部128は、領収印の押印又は印字の際、当該払込票800に係る収納代行業務を行った日付や日時等を当該払込票800に押印又は印字してもよい。また、記録部128は、スタンプ及びプリンタ装置の両方を組み合わせることによって実現されてもよい。

0065

また、本実施形態に係る払込票処理装置10においては、様々な形態を持つ払込票800に係る収納代行業務を行うこととなる。従って、払込票800の形態に応じて、領収印を押印又は印字する位置が変わってくることとなる。そこで、本実施形態においては、払込票800に該当するフォーマット情報に基づき、記録部128を払込票処理装置10の正面から見て左右方向(図4においては紙面に対して垂直方向)に移動させることができる移動機構(図示省略)が設けられていることが好ましい。

0066

〜カッタ部130〜
カッタ部130は、上下方向に沿って移動する刃を持ち、刃を払込票800に当接することにより、払込票800の各領域を切り離すことができる。当該カッタ部130は、例えば、図4に示すように、挿入部122の近傍、すなわち、上述の記録部128よりも挿入部122に近い位置に設けられている。例えば、払込票800に係る代金等が入金済みであることが確認された場合には、カッタ部130は、上記フォーマット情報に基づいて、払込票800を搬送してカット位置をあわせ、刃を下方向に移動させて、当該払込票800の受領証808を払込取扱票804及び店舗控え806から切り離す。なお、払込票800を切り離す際に、払込票800の端部を検知する複数の検知部(カッタタイミング検知部)136b、136cが、カッタ部130を挟み込むように設けられていてもよい。

0067

〜一時保留部132〜
一時保留部132は、挿入された払込票800を一時的に保留する機構である。当該一時保留部132は、例えば、図4に示すように、複数ある搬送部124の先端部に、搬送部124の一部としてそれぞれ設けられることができる。なお、本実施形態においては、複数の払込票800に係る収納代行業務を迅速に処理できるように、4つ以上の一時保留部132が設けられることが好ましいが、4つ以上に限定されるものではなく、1つ又は3つ以下であってもよい。また、顧客から複数枚の払込票800が挿入された場合には、上述の制御部100は、挿入部122に近い一時保留部132から優先して払込票800を保留させるように、挿入部122に近い順に一時保留部132を選択し、選択した一時保留部132に払込票800を搬送するように、上述の搬送部124を制御することが好ましい。

0068

さらに、図4に示すように、各一時保留部132及び後述する回収部134の入り口の手前には、複数のフィードローラ138cとブレード140とが設けられ、払込票800の搬送先を切り替えることができる。また、各一時保留部132及び回収部134の入り口の手前には、一時保留部132及び回収部134の入り口に払込票800等が到達したことを検知するために、後述する複数の検知部136eが設けられていることが好ましい。

0069

〜回収部134〜
回収部134は、払込票800に係る代金等が入金済みであることが確認された場合には、カッタ部130によって受領証808と切り離された、当該払込票800の払込取扱票804及び店舗控え806を収納(回収)する。当該回収部134は、例えば、図4に示すように、挿入部122から見て一時保留部132の手前、すなわち、一時保留部132よりも挿入部122に近い位置に設けられている。回収部134は、払込票処理装置10における収納代行業務において、ほぼ毎回、払込取扱票804及び店舗控え806の収納を行う。従って、回収部134を挿入部122やカッタ部130に近い位置に設けることにより、回収部134に払込取扱票804及び店舗控え806が収納されるまでの搬送距離及び搬送時間をより短くすることができる。

0070

また、回収部134の入り口には、こしつけローラ138eが設けられ、払込取扱票804及び店舗控え806は、当該こしつけローラ138eにより、回収部134に放出される。この際、放出された払込取扱票804及び店舗控え806が回収部134の入り口をふさぐことが無いように、こしつけローラ138eに設けられた舌片(図示省略)によって叩かれるようにして、払込取扱票804及び店舗控え806は回収部134に落下しながら放出される。なお、こしつけローラ138eと舌片とは、図示しない駆動機構によって回転することができる。

0071

〜検知部136〜
検知部136は、上述の搬送路上に設けられて、払込票800の搬送状況を検知する。検知部136としては、例えば、払込票800により光が遮られることにより払込票800の到達又は通過の有無を検知する受発光センサからなる光学式センサ等を用いることができる。

0072

さらに、払込票処理装置10は、カード状の媒体の挿入を受け付けて当該媒体に記録された情報を読み取る読取部(図示省略)を有してもよく、もしくは、顧客に対して生体認証(例えば、指紋認証)を行う認証機構を有していてもよい。加えて、払込票処理装置10は、顧客に対して音声等を出力することができるスピーカ(図示省略)を有していてもよい。また、払込票処理装置10は、上記センタサーバ20を管理する管理センタに駐在する担当者との間で画像や音声を共有するためのモニタ、スピーカ及びマイクロフォン等(図示省略)を有していてもよい。

0073

なお、本実施形態においては、払込票処理装置10は、図3及び図4に示される形態に限定されるものではなく、例えばカッタ部130を有していない等といった、他の形態であってもよい。

0074

<スキャナ部126の詳細構成>
次に、図5を参照して、本実施形態に係るスキャナ部126の詳細構成について説明する。図5は、本実施形態に係るスキャナ部126の詳細を説明するための模式図である。図5に示すように、スキャナ部126は、3ライン型ラインセンサ500と、レンズ部502と、白色LEDライト510とを主に有する。以下に、スキャナ部126の各機能ブロックについて説明する。

0075

(3ライン型ラインセンサ500)
3ライン型ラインセンサ500は、図5に示すように、後述するレンズ部502を介して払込票800の表面と向かい合うように設けられており、払込票800の画像を取得することができる。3ライン型ラインセンサ500は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の複数の撮像素子をライン状に配列することにより形成される。詳細には、3ライン型ラインセンサ500においては、赤色光受光する複数の赤色撮像素子(赤色光センサ部)(図示省略)と、緑色光を受光する複数の緑色撮像素子(緑色光センサ部)(図示省略)と、青色光を受光する複数の青色撮像素子(青色光センサ部)(図示省略)とが、色ごとに1ラインずつ主走査方向に沿って並んでいる。すなわち、3ライン型ラインセンサ500は、3色の光をそれぞれ受光する複数の撮像素子からなる列が3つ設けられていることとなる。従って、3ライン型ラインセンサ500を用いることにより、払込票800に照射する光の色を切り替えることなく、払込票800の赤色画像緑色画像及び青色画像を取得することができる。

0076

詳細には、各撮像素子は、自身の受光面に集光された光量を検出し、検出した光量に応じて画素信号を上述した制御部100に出力する。この際、各撮像素子から出力される画素信号は1画素分のデータとなり、ライン状に配列された複数の撮像素子から出力される複数の画素信号は1ライン分のデータとなる。そして、払込票800が搬送部124により副走査方向に沿って搬送され、払込票800が搬送されるごとにライン状に配列された複数の撮像素子は、1ライン分のデータにあたる画素信号の出力を繰り返す。その結果、スキャナ部126は、払込票800が3ライン型ラインセンサ500の下を通過した際に出力された複数の画素信号(データ)を合成することにより、払込票800の全体のカラー画像を得ることができる。

0077

(レンズ部502)
レンズ部502は、3ライン型ラインセンサ500と払込票800との間に設けられ、例えば、単焦点レンズからなる。単焦点レンズは、1つの焦点距離を持つレンズのことであり、単焦点レンズにより、払込票800の画像を縮小して3ライン型ラインセンサ500に投影することができる。

0078

(白色LEDライト510)
白色LEDライト510は、図5に示すように、払込票800の表面と向かい合うように設けられており、払込票800の表面に白色光を照射する。白色LEDライト510は、制御部100により制御され、3ライン型ラインセンサ500の画像取得のタイミングに合わせて、点灯したり、消灯したりすることができる。また、白色LEDライト510は、例えば、660nm前後の波長を持つ赤色光、520nm前後の波長を持つ緑色光、及び450nm前後の波長を持つ青色光のうちの2つ又は3つを同時に照射することにより、白色光を照射することができる。なお、本実施形態においては、各色の光を発光する複数のLEDライトが不要となることから、払込票処理装置10の製造コストの増加を抑えることができる。

0079

なお、本実施形態においては、スキャナ部126は、上述のような形態に限定されるものではなく、他の形態であってもよい。

0080

<POS端末30の詳細構成>
次に、図6を参照して、本実施形態に係るPOS端末30の詳細構成について説明する。図6は、本実施形態に係るPOS端末30の機能ブロック図である。図6に示すように、POS端末30は、現金処理部302と、表示部304と、プリンタ部306と、ハンディスキャナ308と、操作部310と、記憶部314と、制御部316と、通信部318とを主に有する。以下に、POS端末30の各機能ブロックについて説明する。

0081

(現金処理部302)
現金処理部302は、現金の入出金に関する処理を行うことができる。詳細には、現金処理部302は、例えば、店員が顧客から受け取って、入金した現金を計数し、後述する制御部316に計数結果を通知する。また、現金処理部302は、計数された現金を格納する格納処理、及び釣銭を出金する出金処理を行うこともできる。

0082

(表示部304)
表示部304は、店員に対して画像や、上述の現金処理部302における処理結果等の表示を行う。表示部304は、例えば、LCD装置OLED装置等により実現される。具体的には、表示部304は、例えば、上述した払込票処理装置10から送信された払込票800の画像を表示することができる。

0083

(プリンタ部306)
プリンタ部306は、紙状媒体へPOS端末30における取引結果を印刷し、印刷された紙状媒体を所定の長さに切断して、レシートとして発行する。

0084

(ハンディスキャナ308)
ハンディスキャナ308は、払込票800等に印刷された一次元コード又は二次元コードから情報を光学的に読み取る(スキャンする)データコードリーダの一例である。

0085

(操作部310)
操作部310は、POS端末30を操作する店員の入力操作を受け付ける操作部であり、例えば、各種ボタンテンキーキーボード等から実現される。また、操作部310は、上述の表示部304に重畳して設けられたタッチパネルにより実現されてもよい。

0086

(記憶部314)
記憶部314は、POS端末30において行なわれた取引の情報等を格納する記憶部であり、HDD装置等のデータ格納用記憶装置等で構成される。

0087

(制御部316)
制御部316は、演算処理装置であるCPU、CPUが使用するプログラム演算パラメータ等を記憶するROM、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM等で構成される。このような制御部316により、POS端末30の動作全般が制御される。

0088

(通信部318)
通信部318は、有線/無線により、払込票処理装置10やセンタサーバ20等との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。例えば、通信部318は、通信ケーブル(図示省略)やLAN等を介して、センタサーバ20との間でデータの送受信を行うこともできる。また、通信部318は、例えば、LAN等を介して、同一店舗内に設置された払込票処理装置10から送信された払込票800の画像等の取引情報を受信することができる。

0089

なお、本実施形態においては、先に説明したように、図6に示されるPOS端末30を利用することに限定されるものではなく、POS端末30の代わりに、店舗内や管理センタに設置されたパーソナルコンピュータ(図示省略)や専用端末を用いてもよく、特に限定されるものではない。

0090

<収納代行業務>
以上、本実施形態に係る払込票処理システム1の構成及び払込票処理システム1に含まれる各装置の詳細構成等について説明した。続いて、上記払込票処理装置10等を用いた本実施形態に係る収納代行業務について説明する。本実施形態に係る収納代行業務においては、フォーマット情報が既に存在する場合と、フォーマット情報が存在しない場合との主に2つのパターンに分けることができる。以下に、本実施形態に係る収納代行業務の各パターンについて説明する。

0091

(フォーマット情報が既に存在する場合)
まずは、フォーマット情報が既に存在する場合の収納代行業務を、図7から図14を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る収納代行業務の一例を示すシーケンス図である。図8から図14は、払込票処理装置10内における払込票800の動きを模式的に示した説明図である。

0092

フォーマット情報が既に存在する場合の収納代行業務は、図7に示すように、ステップS101からステップS113までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る収納代行業務の各ステップの詳細を説明する。

0093

〜ステップS101〜
まず、払込票処理装置10は、顧客からの払込票800の挿入を受け付ける。詳細には、払込票処理装置10は、挿入部122に払込票800が挿入されたことを検知した場合、図8に示されるように、ローラ138によって挿入された払込票800を払込票処理装置10の内部に引き込む。さらに、払込票処理装置10は、図9及び図10に示されるように、ローラ138によって払込票800を一時保留部132まで搬送する。

0094

なお、払込票処理装置10は、顧客が複数の払込票800の挿入を行おうとしている場合には、1枚の払込票800の挿入を受け付けるごとに、顧客に対して、追加挿入する払込票800があるかどうかを顧客に確認することが好ましい。そして、払込票処理装置10は、追加挿入する払込票800があった場合には、空いている一時保留部132が存在している場合にのみ、払込票800の挿入を受け付けるようにすることが好ましい。

0095

図9に示されるように、搬送の途中で、払込票800はスキャナ部126を通過する。この際、払込票処理装置10は、スキャナ部126によって、払込票800の画像を取得する。取得した払込票800の画像は、後述するステップS103でフォーマット情報の照会を行う際に用いることができる。加えて、取得した払込票800の画像は、後述するステップS107等で用いる取引情報をデータコードから抽出する際にも用いることができる。従って、ステップS101で取得される払込票800の画像は、高解像度であることが好ましく、例えば、400dpi以上であることが好ましい。

0096

なお、本実施形態においては、払込票処理装置10は、取得した払込票800の画像から得られたデータコード等から抽出された取引情報に基づいて、フォーマット情報の照会を行ってもよい。

0097

〜ステップS103〜
払込票処理装置10は、上述のステップS101で取得した払込票800の画像に基づき、当該払込票800に対応するフォーマット情報、すなわち、当該払込票800における領収印の押印又は印字する位置についての位置情報及び払込票800を切り離す位置についての位置情報を記憶部104又はセンタサーバ20に照会する。具体的には、払込票処理装置10は、上述のステップS101で取得した払込票800の画像を解析し、払込票800に印刷された罫線の形態を抽出し、抽出した情報を記憶部104又はセンタサーバ20に予め格納されたフォーマット情報と比較することにより、該当するフォーマット情報が存在するかを照会する。

0098

〜ステップS105〜
払込票処理装置10は、該当するフォーマット情報が存在する場合には、記憶部104又はセンタサーバ20から該当するフォーマット情報を取得する。

0099

〜ステップS107〜
払込票処理装置10は、上述のステップS101で取得した払込票800の画像を解析して、払込票800に印刷されたデータコード等を抽出し、抽出したデータコード等に含まれる取引情報(払込先、支払金額)を取得する。さらに、払込票処理装置10は、取得した取引情報に基づき、顧客に対して、支払金額を表示する。

0100

〜ステップS109〜
払込票処理装置10は、顧客からの代金の入金を受け付け、入金処理を行う。

0101

〜ステップS111〜
払込票処理装置10は、図11に示すように一時保留部132から払込票800を繰出し、図12に示すように、記録部128によって払込票800に領収印を押印する。さらに、払込票処理装置10は、図13に示すように、払込票800から受領証808を切り離し、切り離した受領証808を顧客に向けて排出する。そして、払込票処理装置10は、図14に示すように、払込票800の払込取扱票804及び店舗控え806を回収部134に搬送し、払込取扱票804及び店舗控え806を回収する。

0102

〜ステップS113〜
払込票処理装置10は、必要に応じて、顧客に釣銭を返却する。

0103

(フォーマット情報が存在しない場合)
次に、フォーマット情報が存在しない場合の収納代行業務を、図15及び図16を参照して説明する。図15は、本実施形態に係る収納代行業務の一例を示すシーケンス図である。図16は、本実施形態における表示画面700の一例を示す説明図である。

0104

フォーマット情報が存在しない場合の収納代行業務は、図15に示すように、ステップS201からステップS227までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る収納代行業務の各ステップの詳細を説明する。

0105

〜ステップS201及びステップS203〜
ステップS201及びステップS203は、図7に示されるステップS101及びステップS103と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0106

なお、ステップS201で取得した払込票800の画像は、後述するステップS209等でフォーマット情報の生成を行う際に用いることができる。従って、ステップS201で取得される払込票800の画像は、細い罫線も読み込むことが必要なため高解像度であることが好ましく、例えば400dpi以上であることが好ましい。

0107

〜ステップS207〜
該当するフォーマット情報が記憶部104又はセンタサーバ20に存在しない場合には、払込票処理装置10は、新たにフォーマット情報の登録(生成)を行う旨を顧客に表示する。この際、払込票処理装置10は、新たにフォーマット情報の登録を行う旨を表示するのではなく、代わりに、該当するフォーマット情報が存在しない旨を表示してもよい。

0108

〜ステップS209〜
払込票処理装置10は、ステップS201で取得した払込票800の画像をPOS端末30へ送信する。

0109

〜ステップS211〜
POS端末30は、店員に対して、図16に示すような払込票800の画像702を含む表示画面700を表示し、店員からの入力操作を受け付ける。表示画面700は、例えば、払込票800の画像702や、各種の設定ボタン706、708等を含む。なお、表示画面700に含まれる払込票800の画像702は、払込票800の全体の画像であってもよく、払込票800の一部の画像であってもよい。後者の場合、店員は、表示画面700に対して画面スクロールを行うことにより、払込票800の全体の画像を表示させてもよい。さらに、本実施形態においては、表示画面700は、図16に示される形態に限定されるものではなく、他の形態であってもよい。

0110

詳細には、店員は、払込票800の画像702を見ながら、ガイダンスに従い、当該払込票800における領収印の押印又は印字する位置についての位置情報及び払込票800を切り離す位置についての位置情報を入力する。例えば、店員は、払込票800の画像702に重畳して表示された枠704を移動させることにより、領収印の押印又は印字する位置についての位置情報を入力することができる。なお、この際、店員は、枠704内に顧客の個人情報が含まれないように上記位置情報の選択を行うことが好ましい。

0111

この際、POS端末30(又は、払込票処理装置10)は、領収印の押印又は印字する位置及び払込票800を切り離す位置を、あらかじめ定められたルールに基づいて自動抽出し、店員に対して抽出結果を表示してもよい。さらに、POS端末30(又は、払込票処理装置10)は、払込票800における個人情報が印刷された領域もしくは手書きされた領域をあらかじめ定められたルールに基づいて自動抽出し、自動抽出した領域にマスク(加工)をかけた後に、店員に対して表示してもよい。

0112

〜ステップS213及びステップS215〜
ステップS213及びステップS215は、図7に示されるステップS107及びステップS109と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0113

〜ステップS217〜
POS端末30は、店員によって入力された当該払込票800における領収印の押印又は印字する位置についての位置情報及び払込票800を切り離す位置についての位置情報を払込票処理装置10に送信する。

0114

〜ステップS219〜
払込票処理装置10は、払込票800の画像とPOS端末30から送信された位置情報とを用いて、払込票800における領収印の押印又は印字する位置についての位置情報及び払込票800を切り離す位置についての位置情報を含むフォーマット情報を生成する。この際、払込票処理装置10は、払込票800における個人情報が印刷された領域等をあらかじめ定められたルールに基づいて自動抽出することにより、生成したフォーマット情報に個人情報が含まれていないかを確認することが好ましい。

0115

〜ステップS221及びステップS223〜
ステップS221及びステップS223は、図7に示されるステップS111及びステップS113と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0116

〜ステップS225〜
払込票処理装置10は、上述のステップS219で生成したフォーマット情報を、記憶部104に格納し、さらに、フォーマット情報をセンタサーバ20へ送信する。

0117

〜ステップS227〜
センタサーバ20は、払込票処理装置10から送信されたフォーマット情報を格納し、さらに、フォーマット情報を他の払込票処理装置10に配信する。なお、フォーマット情報の受信から配信の間に、センタサーバ20でのフォーマットの正当性を確認する確認処理が入ることが望ましい。

0118

以上のように、本実施形態においては、フォーマット情報が存在しない払込票800が挿入された場合であっても、新たにフォーマット情報を生成することができる。従って、本実施形態によれば、この後、払込票処理装置10に同様の形態等を持つ払込票800が新たに挿入された際には、自動で収納代行業務を行うことができる。さらに、本実施形態によれば、多くの手間を省きつつ、膨大な量のフォーマット情報を収集し、データベースを構築することができる。

0119

なお、上述の説明においては、店員によってフォーマット情報の位置情報を入力していたが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えば、センササーバ20を管理する管理センタに駐在する担当者によって行われてもよい。この場合、POS端末30の代わりに、管理センタに設置されたPC(図示省略)が用いられることとなる。

0120

また、本実施形態においては、領収印の押印に限定されるものではなく、代わりに領収印を印字してもよい。また、本実施形態においては、払込票800から受領証808を切り離すことに限定されるものではなく、例えば、このような切り離しが行われなくてもよい。さらに、本実施形態においては、切り離しが行われない場合には、払込票800の全体が顧客に返却されてもよく、もしくは、払込票800の返却の代わりに、払込票800の全体又は一部をコピーしたレシートが顧客に返却されてもよい。

0121

<<第2の実施形態>>
ところで、上述の第1の実施形態においては、店員によってフォーマット情報の位置情報を入力していたが、この場合、顧客の個人情報が店員に晒されることとなる。そこで、以下に説明する本発明の第2の実施形態においては、顧客によってフォーマット情報の位置情報を入力する。以下に、このような第2の実施形態を説明する。

0122

なお、本実施形態においては、払込票処理装置10の詳細構成については、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。また、本実施形態においては、収納代行業務についても以下の点を除き第1の実施形態と同様であるため、以下においては、異なる点のみを説明する。

0123

詳細には、払込票処理装置10は、顧客に対して、図16に示すような払込票800の画像702を含む表示画面700を表示する。そこで、顧客は、表示画面700のガイダンスを参照しながら、当該払込票800における領収印の押印又は印字する位置についての位置情報及び払込票800を切り離す位置についての位置情報を入力する。

0124

以上のように、本実施形態によれば、顧客自身がフォーマット情報の位置情報を入力することから、顧客の個人情報が店員等に晒されることを避けることができる。加えて、本実施形態によれば、払込票処理装置10だけでフォーマット情報の生成が可能となる。

0125

なお、本実施形態においては、フォーマット情報の生成の前に、顧客に対して、フォーマット情報の位置情報の入力を店員が行うか、顧客自身が行うかを選択させてもよい。

0126

<<第3の実施形態>>
上述した第1及び第2の実施形態においては、図7に示すステップS101及び図15に示すステップS201において取得する払込票800の画像は高解像度であることが求められる。詳細には、後続のステップでフォーマット情報の照会を行うために、払込票800に印刷された罫線等の情報を抽出するための画像は、低解像度の例えば200dpiのカラー画像であればよい。しかしながら、データコード等から取引情報を抽出するための画像は、高解像度の例えば300〜600dpiのモノクロ画像又はカラー画像であることが求められる。従って、上述のステップS101及びステップS201においては、画像が取引情報を抽出する画像として用いることができるように、高解像度の払込票800の画像を取得することとなる。そして、高解像度で画像を取得するためには、主走査方向及び副操作方向に細かく払込票800を撮影することが求められることから、スキャナ部126における払込票800の搬送速度は低速に設定されることとなる。その結果、上述した第1及び第2の実施形態においては、収納代行業務にかかる時間をより短くすることには限界があった。また、データサイズが大きくなることにより、データの転送にかかる時間が伸びることから、収納代行業務の処理時間が長くなってしまう原因となっていた。

0127

そこで、以下の説明においては、本実施形態においては、第1回目の画像取得(第1の画像取得)時に、払込票800に印刷された罫線等の情報を抽出するための画像(フォーマット情報を照会する際に用いる画像)として、200dpi程度の低解像度の払込票800全体のカラー画像を高速取得する。この際に取得された画像は、罫線等を抽出するだけでなく、データコードが印刷された払込票800の領域を抽出するためにも用いることができる。そして、第2回目の画像取得(第2の画像取得)時には、取引情報を抽出するために、データコードが印刷された領域のみの画像を高解像度のモノクロ画像として取得する。第2回目の画像取得では、狭い領域の画像を取得するようにしたことで、高解像度の画像の取得するために搬送速度が遅くなっても、収納代行業務にかかる時間が長くなることを抑えることができ、且つ、データ量が増大することを抑えることができる。さらに、フォーマット情報が存在しない場合には、第3回目の画像取得(第3の画像取得)として、高解像度の払込票800の全体のカラー画像を取得する。このように、本実施形態によれば、フォーマット情報が存在しなかった場合にのみ、第3回目の画像取得を行うことから、収納代行業務が長くなることを抑えつつ、データ量が増大することを抑えることができる。以下に、第3の実施形態の詳細を説明する。

0128

なお、本実施形態においては、払込票処理装置10の詳細構成については、第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。

0129

以下の説明においては、本実施形態において、フォーマット情報が存在しなかった場合の収納代行業務を、図17を参照して説明する。図17は、本実施形態に係る収納代行業務の一例を示すフローチャートである。

0130

本実施形態に係る収納代行業務は、図17に示すように、ステップS301からステップS323までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る収納代行業務の各ステップの詳細を説明する。

0131

〜ステップS301〜
まず、第1の実施形態と同様に、払込票処理装置10は、顧客からの払込票800の挿入を受けつける。払込票処理装置10は、挿入部122に払込票800が挿入されたことを検知した場合、ローラ138によって払込票800を一時保留部132まで搬送する。

0132

払込票800は、搬送の途中でスキャナ部126を通過するが、その際に、払込票処理装置10は、スキャナ部126によって払込票800の画像を取得する。この際、先に説明したように、払込票処理装置10は、払込票800に印刷された罫線等の情報を抽出するための画像として、低解像度(例えば、200dpi)のカラー画像を取得する。この際、スキャナ部126における払込票800の搬送速度は、高速に設定されることとなる。

0133

さらに、当該ステップS301においては、先に説明したように、払込票処理装置10は、取得された画像から、データコードが印刷された領域の位置情報を抽出する。

0134

〜ステップS303〜
払込票処理装置10は、例えば、一時保留部132から払込票800を繰り出し、ステップS301で抽出されたデータコードが印刷された払込票800の領域に基づいて、データコードが印刷された領域のみの高解像度(例えば、600dpi)のモノクロ画像を取得する。すなわち、ステップS303で取得される画像の解像度は、ステップS301で取得される画像の解像度に比べて高い。当該ステップS303においては、高解像度の画像の取得するために、スキャナ部126における払込票800の搬送速度を、上記ステップS301におけるスキャナ部126の払込票800の搬送速度に比べて遅く設定した場合であっても、狭い領域の画像を取得するようにすることで、収納代行業務に係る時間が長くなることを抑えることができる。加えて、狭い領域の画像を取得するようにすることで、高解像度に画像を取得しても、データ量が増大することを抑えることができる。

0135

〜ステップS305及びステップS307〜
ステップS305及びステップS307は、図15に示されるステップS203及びステップS207と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0136

〜ステップS309及びステップS311〜
ステップS309及びステップS311は、図7に示されるステップS107及びステップS109と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0137

〜ステップS313〜
払込票処理装置10は、先に説明したように、払込票800の全体の画像を高解像度(例えば、600dpi)のカラー画像として取得する。すなわち、ステップS313で取得される画像の解像度は、ステップS301で取得される画像の解像度に比べて高い。この際、取得された画像は、新たにフォーマット情報を生成する際に用いられる。また、この際、スキャナ部126における払込票800の搬送速度は、低速に設定されることとなり、すなわち、ステップS313でのスキャナ部126における払込票800の搬送速度は、上記ステップS301におけるスキャナ部126の払込票800の搬送速度に比べて遅く設定される。

0138

〜ステップS315及びステップS317〜
ステップS315及びステップS317は、図15に示されるステップS209及びステップS219と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0139

なお、フォーマット情報を生成するためのステップS313からステップS317は、取引処理のためのステップS309及びステップS311と同時に実行される、すなわち平行処理されることが好ましい。このようにすることで、顧客の待ち時間をより少なくすることができる。さらに、上述のステップS307からステップS317は、フォーマット情報が既に存在した場合には、省略されることとなる。

0140

なお、払込票800の画像を取得する際には、払込票800の搬送速度は、所望の解像度の画像が取得できる範囲で、できるだけ速くなるように設定されることが好ましい。このようにすることで、収納代行業務にかかる時間が長くなることを抑えることができる。

0141

〜ステップS319及びステップS321〜
ステップS319及びステップS321は、図7に示されるステップS111及びステップS113と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0142

〜ステップS323〜
ステップS323は、図15に示されるステップS225と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0143

以上のように、本実施形態においては、データコードが印刷された領域のみの高解像度のモノクロ画像を取得するようにすることで、高解像度の画像を取得するために搬送速度が遅くなっても、収納代行業務のかかる時間が長くなることを抑えることができる。加えて、本実施形態によれば、狭い領域の画像を取得するようにすることで、高解像度に画像を取得しても、データ量が増大することを抑えることができる。

0144

<<第4の実施形態>>
上述の第3の実施形態においては、フォーマット情報が存在していた場合には、払込票800の画像を2回取得し、フォーマット情報が存在していなかった場合には、払込票800の画像を3回取得していた。従って、第3の実施形態においては、収納代行業務にかかる時間が長くなることを抑えることには限界があった。そこで、収納代行業務にかかる時間が長くなることをより抑えることができる本発明の第4の実施形態を説明する。本実施形態によれば、フォーマット情報が存在していた場合には、払込票800の画像を1回取得し、フォーマット情報が存在していなかった場合には、払込票800の画像を2回取得するだけでよい。

0145

ところで、バーコード等のデータコードは、払込票800に黒色で印刷されることが一般的である。一方、罫線等は、様々な色(赤、青等)で払込票800に印刷されることが多い。また、先に説明したように、払込票800に印刷された罫線等の情報を抽出するための画像は、低解像度の例えば200dpiのカラー画像であればよい。一方、払込票800からデータコード等を抽出して取引情報を取得するための画像は、高解像度の例えば400〜600dpiのモノクロ画像であることが求められる。

0146

そこで、本実施形態においては、例えば、200dpiの解像度を持つカラー画像を変換して、600dpiの解像度を持つモノクロ画像を取得する。このようにすることで、本実施形態においては、罫線等の帳票全体イメージを抽出するための低解像度のカラー画像を取得しつつ、取引情報を抽出するためのデータコードの高解像度のモノクロ画像の取得も同時に行うことができることから、画像の取得回数を減らすことができる。加えて、本実施形態においては、搬送速度を低速にすることもないことから、収納代行業務にかかる時間をより短く抑えることができる。すなわち、本実施形態においては、払込票800に印刷された罫線等の情報を抽出するための画像(フォーマット情報を照会する際に用いる画像)の取得(第1の画像取得)と、取引情報を抽出するための画像の取得(第2の画像取得)とが同時に実行されることとなる。以下に、このような本実施形態の詳細を順次説明する。

0147

<払込票処理装置10aの詳細構成>
まずは、本発明の第4の実施形態に係る払込票処理装置10aの詳細構成について、図18を参照して説明する。図18は、本実施形態に係る払込票処理装置10aの機能ブロック図である。

0148

図18に示すように、本実施形態に係る払込票処理装置10aは、第1の実施形態と同様に、制御部100と、電源部102と、記憶部104と、通信部106と、紙幣処理部108と、硬貨処理部110と、操作表示部112と、機構部120とを主に有する。さらに、本実施形態に係る払込票処理装置10aの制御部100は、情報照会部150及び情報生成部152の他に、さらに画像変換部154を有する点で、第1の実施形態と異なる。従って、以下の説明においては、第1の実施形態と共通する点の説明を省略し、異なる点のみ、すなわち、画像変換部154のみを説明する。

0149

〜画像変換部154〜
画像変換部154は、スキャナ部126が取得した各画素の色ごとの画素信号(データ)を黒色の画素信号(データ)に変換して並べる変えることにより、取引情報を抽出する際に用いることができる払込票800の高解像度のモノクロ画像を取得することができる。なお、画像変換部154の動作の詳細については後述する。

0150

<収納代行業務>
以上、本実施形態に係る払込票処理装置10aについて説明した。続いて、本実施形態に係る収納代行業務について説明する。詳細には、本実施形態においてフォーマット情報が存在しなかった場合の収納代行業務を、図17から図23を参照して説明する。図19は、本実施形態に係る収納代行業務の一例を示すフローチャートである。図20は、図19のステップS401における画像取得の一例を示すフローチャートである。さらに、図21から図23は、本実施形態における画像取得の一例を説明するための説明図である。

0151

本実施形態に係る収納代行業務は、図19に示すように、ステップS401からステップS421までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る収納代行業務の各ステップの詳細を説明する。

0152

〜ステップS401〜
まず、第1の実施形態と同様に、払込票処理装置10aは、顧客からの払込票800の挿入を受け付ける。払込票処理装置10aは、挿入部122に払込票800が挿入されたことを検知した場合、ローラ138によって払込票800を一時保留部132まで搬送する。払込票800は、搬送の途中でスキャナ部126を通過するが、その際に、払込票処理装置10は、スキャナ部126によって払込票800の画像を取得する。この際、先に説明したように、払込票処理装置10は、払込票800に印刷された罫線等の情報を抽出するための画像として、低解像度(例えば、200dpi)のカラー画像を取得する。この際、スキャナ部126における払込票800の搬送速度は、高速に設定されることとなる。

0153

さらに、本実施形態においては、先に説明したように、払込票処理装置10aは、取得された画像から、高解像度(例えば、600dpi)の払込票800のモノクロ画像を取得する。なお、モノクロ画像の取得の詳細については後述する。

0154

〜ステップS403及びステップS405〜
ステップS403及びステップS405は、図15に示されるステップS203及びステップS207と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0155

〜ステップS407及びステップS409〜
ステップS407及びステップS409は、図7に示されるステップS107及びステップS109と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0156

〜ステップS411〜
払込票処理装置10aは、先に説明したように、払込票800の全体の高解像度(例えば、600dpi)のカラー画像を取得する。この際、取得された画像は、新たにフォーマット情報を生成する際に用いられる。この際、スキャナ部126における払込票800の搬送速度は、ステップS401におけるスキャナ部126の払込票800の搬送速度に比べて遅くなるように設定される。また、ステップS411における払込票800の画像の取得は、画像取得後のデータ処理顧客操作時間と並行処理とするため、図11及び図12に示されるように、払込票800が一時保留部132から繰り出され、挿入部122方向(挿入部122の向う方向)に搬送される際に行われることが好ましい。すなわち、ステップS411における払込票800の画像を取得する間の搬送方向は、ステップS401における払込票800の画像を取得する間の搬送方向に対して逆方向であることが好ましい。画像取得後、払込票800はもとの一時保留部132に戻される。なお、本実施形態においては、このような搬送方向に限定されるものではなく、ステップS401及びステップS411における搬送方向は、同一であってもよく、この場合も、払込票800は、挿入部122と一時保留部132との間を往復することとなる。

0157

〜ステップS413及びステップS415〜
ステップS413及びステップS415は、図15に示されるステップS209及びステップS219と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。さらに、上述のステップS405からステップS415は、フォーマット情報が既に存在した場合には、省略されることとなる。

0158

〜ステップS417及びステップS419〜
ステップS417及びステップS419は、図7に示されるステップS111及びステップS113と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0159

〜ステップS421〜
ステップS421は、図15に示されるステップS225と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。

0160

<ステップS401の詳細>
次に、図20から図23を参照して、図19のステップS401の画像取得の詳細を説明する。当該ステップS401は、図20に示すように、ステップS541からステップS545までの複数のステップを含むことができる。以下に、これら各ステップの詳細を説明する。

0161

〜ステップS541〜
先に説明したように、払込票処理装置10aは、払込票800に印刷された罫線等の情報を抽出するための画像として、低解像度(例えば、200dpi)のカラー画像を取得し、取得したカラー画像を保存する。

0162

〜ステップS543〜
次に、払込票処理装置10aは、カラー画像の各画素の3色(赤色、青色、緑色)のデータ(画素信号)を並び替えて加工し、黒色のデータからなるモノクロ画像を取得する。詳細には、図21に示すように、取得したカラー画像においては、各画素(図21における各矩形)のデータとして、赤色、青色、緑色の各色のデータ(B(m,n)、G(m,n)、R(m,n)が含まれている。そこで、本実施形態においては、各画素の各色のデータを並び替えて、言い換えると、図22に示すように、1つの画素の3色のデータを3つの画素のデータに仮想的に分割する。さらに、本実施形態においては、図23に示すように、1つの画素の各色のデータを黒色のデータ(P(m,n))に変換することにより、カラー画像に比べて3倍の画素数を持つと仮定することができる高解像度(例えば、600dpi)のモノクロ画像を取得することができる。

0163

〜ステップS545〜
そして、払込票処理装置10aは、ステップS543で取得されたモノクロ画像を保存する。

0164

以上のように、本実施形態においては、低解像度のカラー画像を高解像度のモノクロ画像に変換することにより、罫線等を抽出するための低解像度のカラー画像を取得しつつ、取引情報を抽出するための高解像度のモノクロ画像の取得も同時に行うことができる。その結果、本実施形態によれば、時間がかかる画像取得処理回数を減らし、収納代行業務にかかる時間が長くなることをより抑えることができる。

0165

<<第5の実施形態>>
なお、本発明の第4の実施形態においては、スキャナ部126は3ライン型ラインセンサ500及び白色LEDライト510で構成されるものとして説明したが、本実施形態においては、このような構成に限定されるものではなく、他の構成であってもよい。そこで、本発明の第5の実施形態として、他の構成を持つスキャナ部126を説明する。

0166

<スキャナ部126の詳細構成>
まずは、図5及び図24を参照して、本実施形態に係るスキャナ部126の詳細構成について説明する。図24は、本実施形態におけるタイミングパターン920の一例を示す説明図である。本実施形態においては、スキャナ部126は、1ライン型ラインセンサ500と、レンズ部502と、3色LEDライト510とを主に有する。以下に、本実施形態におけるスキャナ部126の各機能ブロックについて説明する。

0167

(1ライン型ラインセンサ500)
1ライン型ラインセンサ500は、上述した図5のラインセンサ500として、レンズ部502を介して払込票800の表面と向かい合うように設けられており、払込票800の表面の画像を取得する。1ライン型ラインセンサ500は、例えばCCDやCMOS等の複数の撮像素子(図示省略)がライン状に配列されることにより形成される。1ライン型ラインセンサ500の上記各撮像素子の受光面には、レンズ部502により払込票800の表面の画像が投影される。

0168

(3色LEDライト510)
3色LEDライト510は、上述した図5のLEDライト510として、払込票800の表面と向かい合うように設けられており、払込票800の表面に各色の光を照射する。3色LEDライト510は、制御部100により制御され、1ライン型ラインセンサ500の画像取得のタイミングに合わせて、照射する光の色を切り替えたり、消灯したりすることができる。より具体的には、3色LEDライト510は、赤色光、緑色光及び青色光を順次照射することができ、詳細には、660nm前後の波長を持つ赤色光、520nm前後の波長を持つ緑色光、及び450nm前後の波長を持つ青色光を照射する。従って、上述した1ライン型ラインセンサ500は、3色LEDライト510によって照射され、払込票800の表面で反射された光を受光することができ、例えば、3色LEDライト510によって照射される光が、赤色光、緑色光及び青色光の順に切り替わることにより、払込票800の赤色データ緑色データ、及び青色データを順次取得することができる。

0169

詳細には、3色LEDライト510は、図24のタイミングパターン920に示すように、赤色、緑色、青色の光を順次払込票800に向けて照射する。そして、1ライン型ラインセンサ500は、赤色、緑色、青色の光の下における払込票800の3色のデータ(赤色画像、緑色画像及び青色画像)を1ラインごとに順次取得する。さらに、これら3色のデータを合成することにより、払込票800の表面のカラー画像を取得することができる。

0170

(レンズ部502)
レンズ部502は、上述した図5のレンズ部502として、1ライン型ラインセンサ500と払込票800との間に設けられ、例えば、ロッドレンズアレイ又はセルフォック(登録商標)レンズアレイからなる。ロッドレンズアレイ又はセルフォックレンズアレイは、屈折率分布型レンズを複数個配列させることにより形成される。払込票800の像は、当該レンズ部502によって、1ライン型ラインセンサ500の複数の撮像素子の受光面に投影される。

0171

本実施形態においては、3色LEDライト510により、赤色光、緑色光及び青色光を順次照射することで、払込票800のカラー画像を取得することができる。さらに、本実施形態においては、第4の実施形態と同様に、各画素の赤色、青色、緑色の各色のデータを照射する光の色の順番に従って並び替えて、黒色データに変換することにより、カラー画像に比べて副走査方向に3倍の画素数を持つと仮定することができる高解像度(例えば、600dpi)のモノクロ画像を取得することができる。

0172

<<第6の実施形態>>
上述の第4及び第5の実施形態においては、払込票800のカラー画像を取得した後に、カラー画像を変換してモノクロ画像を取得していたが、本発明の実施形態においてはこれに限定されるものではなく、異なるタイミングで変換を行ってもよい。そこで、以下に、異なる変換タイミングを持つ実施形態を、本発明の第6の実施形態として説明する。

0173

なお、本実施形態においては、スキャナ部126の構成については、第5の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0174

<ステップS401の詳細>
次に、図25を参照して、本実施形態における、図19のステップS401の画像取得の詳細を説明する。図25は、図19のステップS401における画像取得の一例を示すフローチャートである。本実施形態においては、ステップS401は、図25に示すように、ステップS641からステップS653までの複数のステップを含むことができる。以下に、これら各ステップの詳細を説明する。

0175

〜ステップS641〜
まずは、払込票処理装置10aは、赤色光、緑色光及び青色光を順次照射し、1ラインごとに各色のデータを取得する。

0176

〜ステップS643〜
払込票処理装置10aは、1ラインの各色のデータをカラー画像用のデータとして、保存する。

0177

〜ステップS645〜
払込票処理装置10aは、1ラインの各色のデータを、並び替えて、黒色データに変換する。当該ステップS645におけるデータの変換は、1ラインのデータを変換する点を除けば、第5の実施形態の変換と同様に行われる。

0178

〜ステップS647〜
払込票処理装置10aは、ステップS645で得られたデータを、モノクロ画像用のデータとして、保存する。

0179

〜ステップS649〜
払込票処理装置10aは、払込票800の最後のラインまで撮影したかを確認する。例えば、払込票処理装置10aは、スキャナ部126の周囲に設けられた検知部136により、払込票800の最後のラインまで撮影したかを確認することができる。そして、最後のラインまで撮影したと判断される場合には、払込票処理装置10aは、後述するステップS651及びステップS653へ進む。一方、最後のラインまで撮影していない判断される場合には、払込票処理装置10aは、上述のステップS641へ戻る。すなわち、本実施形態においては、ラインごとのデータの取得及び変換を、最後のラインに到達するまで繰り返し行うこととなる。

0180

〜ステップS651〜
払込票処理装置10aは、これまで保存したカラー画像用データを用いて、払込票800のカラー画像を合成し、保存する。

0181

〜ステップS653〜
払込票処理装置10aは、これまで保存したモノクロ画像用データを用いて、払込票800のモノクロ画像を合成し、保存する。

0182

以上のように、本実施形態においても、変換のタイミングが異なっていても、罫線等を抽出するための低解像度のカラー画像を取得しつつ、取引情報を抽出するための高解像度のモノクロ画像の取得も同時に行うことができる。その結果、本実施形態によれば、画像の取得回数を減らし、画像の取得回数を減らし、収納代行業務にかかる時間が長くなることをより抑えることができる。

0183

<<まとめ>>
以上のように、本発明の各実施形態においては、フォーマット情報が存在しない払込票800が挿入された場合であっても、新たにフォーマット情報を生成することができる。従って、本実施形態によれば、この後、払込票処理装置10に同様の形態等を持つ払込票800が新たに挿入された際には、自動で収納代行業務を行うことができる。加えて、これら実施形態によれば、様々な形態を持つ払込票のすべてを払込票処理装置で受け付けることができることから、店舗等では、店員の払込票処理にかかる作業を軽減するために払込票処理装置を導入する導入効果を得ることができる。さらに、これら実施形態によれば、多くの手間を省きつつ、膨大な量のフォーマット情報を収集し、データベースを構築することができる。

0184

なお、上述した本発明の各実施形態においては、上述したような払込票800の取扱いに対しての適用に限定されるものではなく、小切手、商品券、有価証券、通帳、チケット等の紙状媒体の取扱いであれば、特に限定されるものはなく、適用することができる。

0185

<<補足>>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

0186

また、上述した本発明の実施形態の収納代行業務における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。さらに、各ステップの処理方法についても、必ずしも記載された方法に沿って処理されなくてもよく、例えば、他の機能部によって他の方法によって処理されていてもよい。

0187

1払込票処理システム
10、10a払込票処理装置
20センタサーバ
30POS端末
60通信網
100、316 制御部
102電源部
104、314 記憶部
106、318通信部
108紙幣処理部
110硬貨処理部
112操作表示部
120機構部
122 挿入部
124、124a、124b 搬送部
126スキャナ部
128 記録部
130カッタ部
132、132a、132b、132c、132d一時保留部
134回収部
136、136a、136b、136c、136d、136e 検知部
138、138a、138b、138c、138dローラ
140ブレード
150 情報照会部
152情報生成部
154画像変換部
302現金処理部
304 表示部
306プリンタ部
308ハンディスキャナ
310 操作部
500ラインセンサ
502レンズ部
510LEDライト
700表示画面
706、708 ボタン
800払込票
804払込取扱票
806店舗控え
808受領証
810、814、816領収印領域
812データコード領域
920 タイミングパターン

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