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技術 在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラム

出願人 株式会社オービック
発明者 浦地勇希坪川拓樹上野剛光
出願日 2018年8月29日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-160418
公開日 2020年3月5日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-035136
状態 未査定
技術分野 総合的工場管理
主要キーワード マスタ設定 入荷待ち 物流倉庫 注文により 在庫管理機 連携管理 商品識別データ 宝飾品
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月5日)のものです。
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図面 (8)

課題

倉庫在庫および店舗の在庫の両方を在庫引当の候補として、在庫の引当を行える在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラムを提供する。

解決手段

在庫引当装置は、制御部と記憶部を備える。記憶部は、注文商品識別データを含む注文データと、在庫の引当先を識別するための引当先識別データと商品識別データ商品在庫数量とを含む。引当先識別データは、倉庫識別データまたは店舗識別データである在庫データと、倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグ、または、優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、を格納する。制御部は、引当方法管理マスタ中のフラグが優先することを意味するフラグ、または、優先しないことを意味するフラグに基づき、倉庫と注文商品識別データと紐付くもののうち在庫データ中の在庫数量がより多いものを優先的に引当てる在庫引当手段を備える。

概要

背景

特許文献1には、「受注管理機能は、例えば、各受注ステータス一元管理を行い、各EC事業者からの受注情報の受注から出荷までのステータスの一元管理を行う。また、自動的に受注ステータスを判断することによって受注情報は管理される。この際、修正が必要な受注データや、予約受注などにおいて、入荷待ちとなり次工程に進めない受注等は、あらかじめ定義されたルールが適用される。在庫管理機能は、多店舗展開されているショップ在庫管理においても販売可能数の一元管理を可能とする機能である。入荷待ち受注に対して、庫内作業の入荷入れと同時に自動引き当てを行う。」と開示されている(特許文献1の段落0051等参照)。

概要

倉庫在庫および店舗の在庫の両方を在庫引当の候補として、在庫の引当を行える在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラムを提供する。在庫引当装置は、制御部と記憶部を備える。記憶部は、注文商品識別データを含む注文データと、在庫の引当先を識別するための引当先識別データと商品識別データ商品在庫数量とを含む。引当先識別データは、倉庫識別データまたは店舗識別データである在庫データと、倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグ、または、優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、を格納する。制御部は、引当方法管理マスタ中のフラグが優先することを意味するフラグ、または、優先しないことを意味するフラグに基づき、倉庫と注文商品識別データと紐付くもののうち在庫データ中の在庫数量がより多いものを優先的に引当てる在庫引当手段を備える。

目的

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、倉庫の在庫および店舗の在庫の両方を在庫引当の候補として、在庫の引当を行える在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

制御部および記憶部を備える在庫引当装置であって、前記記憶部には、注文された商品識別するための注文商品識別データを含む注文データと、在庫引当先を識別するための引当先識別データと商品を識別するための商品識別データと前記商品の在庫数量とを含み、前記引当先識別データは、倉庫を識別するための倉庫識別データまたは店舗を識別するための店舗識別データである在庫データと、前記倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグおよび前記倉庫を在庫の引当先として優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、が格納されており、前記制御部は、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先することを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記特定される倉庫からの引当完了後、前記在庫データ中の前記店舗識別データで特定される店舗であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先しないことを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫および前記店舗識別データで特定される店舗あって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行う在庫引当手段を備えること、を特徴とする在庫引当装置。

請求項2

前記記憶部には、前記在庫データ中の前記在庫数量が同数である場合において前記引当先として優先する順位を示す優先順位と前記引当先識別データとを含む引当順位管理マスタが更に格納されており、前記在庫引当手段は、前記引当順位管理マスタ中の前記優先順位がより高い引当先識別データで特定される引当先を優先的に前記引当先として、前記引当を行うこと、を特徴とする請求項1に記載の在庫引当装置。

請求項3

前記引当方法管理マスタは、前記在庫データ中の前記店舗識別データと紐付く前記在庫数量から所定の在庫数量を除外した分を前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象とすることを意味するフラグおよび前記在庫データ中の前記店舗識別データと紐付く前記在庫数量のすべてを前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象とすることを意味するフラグのいずれか一方のフラグと、前記対象とすることを意味するフラグが設定されている場合は前記所定の在庫数量と、を更に含み、前記在庫引当手段は、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記対象とすることを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記店舗識別データ紐付く前記在庫数量から前記所定の在庫数量を除外した分を前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象として、前記引当を行うこと、を特徴とする請求項1または2に記載の在庫引当装置。

請求項4

前記注文データは、ECサイトからの注文により作成されるものであること、を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の在庫引当装置。

請求項5

前記商品は、高額品であること、を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の在庫引当装置。

請求項6

制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される在庫引当方法であって、前記記憶部には、注文された商品を識別するための注文商品識別データを含む注文データと、在庫の引当先を識別するための引当先識別データと商品を識別するための商品識別データと前記商品の在庫数量とを含み、前記引当先識別データは、倉庫を識別するための倉庫識別データまたは店舗を識別するための店舗識別データである在庫データと、前記倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグおよび前記倉庫を在庫の引当先として優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先することを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記特定される倉庫からの引当完了後、前記在庫データ中の前記店舗識別データで特定される店舗であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先しないことを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫および前記店舗識別データで特定される店舗あって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行う在庫引当ステップを含むこと、を特徴とする在庫引当方法。

請求項7

制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための在庫引当プログラムであって、前記記憶部には、注文された商品を識別するための注文商品識別データを含む注文データと、在庫の引当先を識別するための引当先識別データと商品を識別するための商品識別データと前記商品の在庫数量とを含み、前記引当先識別データは、倉庫を識別するための倉庫識別データまたは店舗を識別するための店舗識別データである在庫データと、前記倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグおよび前記倉庫を在庫の引当先として優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先することを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記特定される倉庫からの引当完了後、前記在庫データ中の前記店舗識別データで特定される店舗であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先しないことを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫および前記店舗識別データで特定される店舗あって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行う在庫引当ステップを含むこと、を特徴とする在庫引当プログラム。

技術分野

0001

本発明は、在庫引当装置在庫引当方法および在庫引当プログラムに関する。

背景技術

0002

特許文献1には、「受注管理機能は、例えば、各受注ステータス一元管理を行い、各EC事業者からの受注情報の受注から出荷までのステータスの一元管理を行う。また、自動的に受注ステータスを判断することによって受注情報は管理される。この際、修正が必要な受注データや、予約受注などにおいて、入荷待ちとなり次工程に進めない受注等は、あらかじめ定義されたルールが適用される。在庫管理機能は、多店舗展開されているショップ在庫管理においても販売可能数の一元管理を可能とする機能である。入荷待ち受注に対して、庫内作業の入荷入れと同時に自動引き当てを行う。」と開示されている(特許文献1の段落0051等参照)。

先行技術

0003

特許第6212237号公報

発明が解決しようとする課題

0004

このように、在庫引当の管理を行う分野においては、従来においては、倉庫にEC(Electronic Commerce)サイト販売用の在庫集約して、前記倉庫の在庫をECサイト連携し、ECサイトからの注文データ連携時に、前記倉庫の在庫を顧客に出荷するという運用をとることが多い。

0005

しかしながら、この運用においては、例えば、倉庫にはECサイト用の在庫があるが店舗には在庫がない、あるいは逆に、店舗には在庫があるが倉庫にはECサイト用の在庫がない、といった場合に、売れ損じが発生することが問題となっていた。特に、高額品を扱う場合には、あまり倉庫に在庫を抱えたくないという問題もあった。

0006

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、倉庫の在庫および店舗の在庫の両方を在庫引当の候補として、在庫の引当を行える在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る在庫引当装置は、制御部および記憶部を備える在庫引当装置であって、前記記憶部には、注文された商品識別するための注文商品識別データを含む注文データと、在庫の引当先を識別するための引当先識別データと商品を識別するための商品識別データと前記商品の在庫数量とを含み、前記引当先識別データは、倉庫を識別するための倉庫識別データまたは店舗を識別するための店舗識別データである在庫データと、前記倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグおよび前記倉庫を在庫の引当先として優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、が格納されており、前記制御部は、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先することを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記特定される倉庫からの引当完了後、前記在庫データ中の前記店舗識別データで特定される店舗であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先しないことを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫および前記店舗識別データで特定される店舗あって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行う在庫引当手段を備えること、を特徴とする。

0008

また、本発明に係る在庫引当装置は、前記記憶部には、前記在庫データ中の前記在庫数量が同数である場合において前記引当先として優先する順位を示す優先順位と前記引当先識別データとを含む引当順位管理マスタが更に格納されており、前記在庫引当手段が、前記引当順位管理マスタ中の前記優先順位がより高い引当先識別データで特定される引当先を優先的に前記引当先として、前記引当を行うこと、を特徴とする。

0009

また、本発明に係る在庫引当装置は、前記引当方法管理マスタが、前記在庫データ中の前記店舗識別データと紐付く前記在庫数量から所定の在庫数量を除外した分を前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象とすることを意味するフラグおよび前記在庫データ中の前記店舗識別データと紐付く前記在庫数量のすべてを前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象とすることを意味するフラグのいずれか一方のフラグと、前記対象とすることを意味するフラグが設定されている場合は前記所定の在庫数量と、を更に含み、前記在庫引当手段が、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記対象とすることを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記店舗識別データ紐付く前記在庫数量から前記所定の在庫数量を除外した分を前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象として、前記引当を行うこと、を特徴とする。

0010

また、本発明に係る在庫引当装置は、前記注文データが、ECサイトからの注文により作成されるものであること、を特徴とする。

0011

また、本発明に係る在庫引当装置は、前記商品が、高額品であること、を特徴とする。

0012

また、本発明に係る在庫引当方法は、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される在庫引当方法であって、前記記憶部には、注文された商品を識別するための注文商品識別データを含む注文データと、在庫の引当先を識別するための引当先識別データと商品を識別するための商品識別データと前記商品の在庫数量とを含み、前記引当先識別データは、倉庫を識別するための倉庫識別データまたは店舗を識別するための店舗識別データである在庫データと、前記倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグおよび前記倉庫を在庫の引当先として優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先することを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記特定される倉庫からの引当完了後、前記在庫データ中の前記店舗識別データで特定される店舗であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先しないことを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫および前記店舗識別データで特定される店舗あって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行う在庫引当ステップを含むこと、を特徴とする。

0013

また、本発明に係る在庫引当プログラムは、制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための在庫引当プログラムであって、前記記憶部には、注文された商品を識別するための注文商品識別データを含む注文データと、在庫の引当先を識別するための引当先識別データと商品を識別するための商品識別データと前記商品の在庫数量とを含み、前記引当先識別データは、倉庫を識別するための倉庫識別データまたは店舗を識別するための店舗識別データである在庫データと、前記倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグおよび前記倉庫を在庫の引当先として優先しないことを意味するフラグのいずれか一方のフラグを含む引当方法管理マスタと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先することを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記特定される倉庫からの引当完了後、前記在庫データ中の前記店舗識別データで特定される店舗であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先しないことを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫および前記店舗識別データで特定される店舗あって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行う在庫引当ステップを含むこと、を特徴とする。

発明の効果

0014

本発明によれば、倉庫の在庫および店舗の在庫の両方を在庫引当の候補として、在庫の引当を行えるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0015

図1は、在庫引当装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、倉庫在庫を優先する場合における在庫引当の一例を示す図である。
図3は、倉庫在庫を優先しない場合における在庫引当の一例を示す図である。
図4は、倉庫在庫を優先するかつ店舗在庫数を加味するかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合における在庫引当の一例を示す図である。
図5は、倉庫在庫を優先するかつ店舗在庫数を加味しないかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合における在庫引当の一例を示す図である。
図6は、倉庫在庫を優先しないかつ店舗在庫数を加味しないかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合における在庫引当の一例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る在庫引当処理フローチャートの一例を示す図である。

実施例

0016

以下に、在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。

0017

[1.概要
ECサイトからの注文を受けて商品の販売を行う際の在庫管理は、従来、以下のように行っていた。すなわち、倉庫にECサイト販売用の在庫を集約して、前記倉庫の在庫をECサイトに連携し、ECサイトからの注文データ連携時に、前記倉庫の在庫を顧客に出荷していた。

0018

しかしながら、この方法では、ECサイト用の在庫はあるが店舗には在庫がない、あるいは、店舗には在庫があるがECサイト用の在庫はないといったように、売れ損じが発生してしまっていた。特に、高額品を扱う場合、あまり倉庫に在庫を抱えたくないといった課題もあった。

0019

そこで、本実施形態においては、例えば、ECサイトから注文データが連携された際に、どの倉庫またはどの店舗の在庫をどのような基準で優先して在庫引当の対象とするかを事前マスタ設定し、マスタで設定したルールに従って、連携された注文データの取込時に在庫引当先を決定することにより、物流倉庫の在庫と各店舗の在庫をECサイトで販売できる在庫として扱うことができるようになった。

0020

これにより、例えば、店舗の在庫も有効的にECサイトで販売に活用できるようになったため、売れ損じが減り売上向上に繋がる。また、これに加えて、例えば、ECサイト販売用の在庫は倉庫で抱えなければいけないといった課題も解消される。以下、具体的な構成および動作について説明する。

0021

[2.構成]
本実施形態に係る在庫引当装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、在庫引当装置100の構成の一例を示すブロック図である。

0022

在庫引当装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、在庫引当装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォンタブレットパーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。

0023

在庫引当装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。在庫引当装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。

0024

通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線通信回線を介して、在庫引当装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、在庫引当装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。

0025

入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ家庭用テレビを含む)の他、スピーカプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボードマウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。

0026

記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置ハードディスクのような固定ディスク装置フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。

0027

記憶部106は、例えば、注文データ106aと、在庫データとしての在庫情報106bと、引当方法管理マスタとしてのEC連携管理マスタ106cと、引当順位管理マスタとしてのEC優先順位マスタ106dと、を備えている。

0028

注文データ106aは、顧客からの注文を受けて作成されるデータであり、例えば、ECサイトからの注文により作成されたものである。注文データ106aは、図2図6に示すように、例えば、受注日と、注文された商品を識別するための注文商品識別データ(商品CDおよび商品名)と、前記注文された商品の数量である注文数量と、等を含む。

0029

在庫情報106bは、在庫を管理するための情報である。在庫情報106bは、図2図6に示すように、例えば、在庫の引当先を識別するための引当先識別データ(倉庫CDおよび倉庫名)と、商品を識別するための商品識別データ(商品CDおよび商品名)と、前記商品の在庫数量(在庫数)と、等を含む。なお、前記在庫数量とは、前記商品の在庫数と前記商品の在庫量の両方を含む概念である。

0030

前記引当先識別データは、倉庫を識別するための倉庫識別データ(倉庫CD:1000およびこれに対応する倉庫名:EC倉庫ならびに倉庫CD:1001およびこれに対応する倉庫名:直営倉庫)、または、店舗を識別するための店舗識別データ(倉庫CD:2000およびこれに対応する倉庫名:A店舗、倉庫CD:2001およびこれに対応する倉庫名:B店舗ならびに倉庫CD:2002およびこれに対応する倉庫名:C店舗)である。

0031

本発明は、前記商品が高額品である場合において特に有効である。これは、高額品については、できるだけ倉庫に在庫を抱えたくないという業界事情があるためである。前記高額品は、例えば、高額なスーツ、高額なブライダル関係の宝飾品および高額な時計等である。

0032

EC連携管理マスタ106cは、例えば、ECサイトからの注文データ連携時に、どのようなルールで在庫引当を行うかを登録するためのマスタである。EC連携管理マスタ106cは、図2図6に示すように、例えば、倉庫在庫優先FLGと店舗在庫加味FLGと所定の在庫数(在庫数)と等を含む。

0033

前記倉庫在庫優先FLGは、前記倉庫に在庫が存在する場合に、前記倉庫を優先的に引当先とするか否かを設定するためのフラグである。具体的には、前記倉庫在庫優先FLGは、前記倉庫を在庫の引当先として優先することを意味するフラグ(1:優先する)および前記倉庫を在庫の引当先として優先しないことを意味するフラグ(0:優先しない)のいずれか一方のフラグである。

0034

前記店舗在庫加味FLGは、前記店舗の在庫が前記所定の在庫数以下の場合に、注文データ106aの引当除外とするか否かを設定するためのフラグである。具体的には、前記店舗在庫加味FLGは、在庫情報106b中の前記店舗識別データと紐付く前記在庫数量から前記所定の在庫数量を除外した分を前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象とすることを意味するフラグ(1:加味する)および在庫情報106b中の前記店舗識別データと紐付く前記在庫数量のすべてを前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象とすることを意味するフラグ(0:加味しない)のいずれか一方のフラグである。

0035

前記所定の在庫数は、前記店舗在庫加味FLGを「1:加味する」に設定した場合に指定できる数量である。例えば、前記所定の在庫数を1に設定した場合、4個の在庫を有する店舗のうち、4個から前記所定の在庫数1個を除外した残り3個が、引当の対象となる。

0036

EC優先順位マスタ106dは、EC連携管理マスタ106cで設定したルールにプラスして、在庫情報106b中の在庫数量が同数である場合に、どのような順序で引当を行うかを設定するためのマスタである。EC優先順位マスタ106dに設定した倉庫および店舗のみを対象として、在庫の引当を行う。EC優先順位マスタ106dは、図2図6に示すように、例えば、在庫情報106b中の前記在庫数量が同数である場合において前記在庫の引当先として優先する順位を示す優先順位と、前記引当先識別データ(倉庫CDおよび倉庫名)と、倉庫区分と、等を含む。

0037

前記倉庫区分は、前記引当先識別データで特定される引当先が前記倉庫であることを示す区分(0:倉庫)または前記引当先識別データで特定される引当先が前記店舗であることを示す区分(1:店舗)である。

0038

制御部102は、在庫引当装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。

0039

制御部102は、機能概念的に、例えば、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先することを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記特定される倉庫からの引当完了後、前記在庫データ中の前記店舗識別データで特定される店舗であって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行い、前記引当方法管理マスタ中の前記フラグが前記優先しないことを意味するフラグに設定されている場合、前記在庫データ中の前記倉庫識別データで特定される倉庫および前記店舗識別データで特定される店舗あって前記注文データ中の前記注文商品識別データと紐付くもののうち前記在庫データ中の前記在庫数量がより多いものを優先的に前記引当先として在庫の引当を行う在庫引当手段としての在庫引当部102aを備えている。以下、在庫引当部102aの処理の流れを、図7を用いて説明する。

0040

EC連携管理マスタ106c中の前記倉庫在庫優先FLGが「1:優先する」に設定されている場合(図7のステップS1:Yes)、在庫引当部102aは、在庫情報106b中の倉庫識別データで特定される倉庫であって注文データ106a中の注文商品識別データと紐付くもののうち在庫情報106b中の前記在庫数量がより多いものを優先的に引当先として在庫の引当を行い(図7のステップS2)、前記特定される倉庫からの引当完了後、在庫情報106b中の店舗識別データで特定される店舗であって注文データ106a中の注文商品識別データと紐付くもののうち在庫情報106b中の在庫数量がより多いものを優先的に引当先として在庫の引当を行う(図7のステップS3)。これにより、在庫引当の処理が完了する(図7エンド)。

0041

これに対して、EC連携管理マスタ106c中の前記倉庫在庫優先FLGが「0:優先しない」に設定されている場合(図7のステップS1:No)、在庫引当部102aは、在庫情報106b中の倉庫識別データで特定される倉庫および店舗識別データで特定される店舗であって注文データ106a中の注文商品識別データと紐付くもののうち在庫情報106b中の在庫数量がより多いものを優先的に引当先として在庫の引当を行う(図7のステップS4)。これにより、在庫引当の処理が完了する(図7のエンド)。

0042

なお、在庫情報106b中の在庫数が同数の引当先が存在する場合、在庫引当部102aは、EC優先順位マスタ106d中の優先順位がより高い引当先識別データで特定される引当先を優先的に在庫の引当先として、前記引当を行ってもよい。

0043

また、EC連携管理マスタ106c中の店舗在庫加味FLGが「1:加味する」に設定されている場合、在庫情報106b中の店舗識別データと紐付く在庫数からEC連携管理マスタ106c中の在庫数を除外した分を前記店舗を前記引当先とする場合における前記引当の対象として、前記引当を行ってもよい。これにより、例えば、在庫引当後においても、店舗に、除外した分の在庫数を残しておくことができる。

0044

[3.処理の具体例]
項目では、本実施形態に係る処理の具体例について説明する。具体的に、以下5パターンの在庫引当について説明する。

0045

なお、各パターンにおいて、注文データ106a、在庫情報106b、EC連携管理マスタ106cおよびEC優先順位マスタ106dにおける内容は、各図に示すとおりであるとする。また、在庫引当部102aは、以下の5パターンすべてにおいて、注文データ106a中の商品CD100001と紐付く在庫情報106b中の倉庫または店舗を引当先として引当を行うが、説明を簡便にする都合上、商品CDとの紐付きについての説明は省略する。

0046

[3−1.倉庫在庫を優先する場合]
1つ目のパターンとして、倉庫在庫を優先する場合の在庫引当について、図2および図7を用いて詳細に説明する。

0047

まず、図2のEC連携管理マスタ106cに示すように、倉庫在庫優先FLGが「1:優先する」であるため(図7のステップS1:YES)、在庫引当部102aは、図2の在庫情報106bを参照して、倉庫に在庫がないかどうかをチェックする。なお、前記倉庫とは、図2のEC優先順位マスタ106dにおいて倉庫区分=0を有するEC倉庫および直営倉庫を指し、このことは、以下のパターンにおいても同様である。

0048

図2の在庫情報106bを参照すると、前記倉庫(EC倉庫および直営倉庫)に在庫が存在するため、在庫引当部102aは、どちらの倉庫に在庫数が多いかをチェックする。

0049

結果として、図2の在庫情報106bに示すように、直営倉庫の在庫数3個はEC倉庫の在庫数2個に比べて多いため、在庫引当部102aは、直営倉庫を引当先として、直営倉庫の在庫数3個から注文数1個分を減じることにより、在庫の引当を行う(図7のステップS2)。

0050

以上の処理により、1つ目のパターンについての在庫の引当が完了する(図7のエンド)。

0051

[3−2.倉庫在庫を優先しない場合]
2つ目のパターンとして、倉庫在庫を優先しない場合の在庫引当について、図3および図7を用いて詳細に説明する。

0052

まず、図3のEC連携管理マスタ106cに示すように、倉庫在庫優先FLGが「0:優先しない」であるため(図7のステップS1:No)、在庫引当部102aは、図3のEC優先順位設定マスタ106dに設定されている倉庫または店舗のうち、どの倉庫または店舗の在庫数が多いかを、図3の在庫情報106bを参照してチェックする。

0053

チェックの結果、図3の在庫情報106bに示すように、A店舗、B店舗およびC店舗の在庫数が最多で同数のため、図3のEC優先順位設定マスタ106dにおいて優先順位がより高い店舗から優先的に引当先とする。

0054

結果として、図3のEC優先順位設定マスタ106dに示すように、A店舗の優先順位(3)が、B店舗の優先順位(4)およびC店舗の優先順位(5)よりも高いため、在庫引当部102aは、A店舗を引当先として、A店舗の在庫数4個から注文数1個分を減じることにより、在庫の引当を行う(図7のステップS4)。

0055

以上の処理により、2つ目のパターンについての在庫の引当が完了する(図7のエンド)。

0056

[3−3.倉庫在庫を優先するかつ店舗在庫数を加味するかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合]
3つ目のパターンとして、倉庫在庫を優先するかつ店舗在庫数を加味するかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合の在庫引当について、図4および図7を用いて詳細に説明する。

0057

まず、図4のEC連携管理マスタ106cに示すように、倉庫在庫優先FLGが「1:優先する」であるため(図7のステップS1:YES)、在庫引当部102aは、図4の在庫情報106bを参照して、倉庫に在庫がないかどうかをチェックする。

0058

図4の在庫情報106bを参照すると、前記倉庫(EC倉庫および直営倉庫)に在庫が存在するため、在庫引当部102aは、どちらの倉庫に在庫数が多いかをチェックする。

0059

結果として、図4の在庫情報106bに示すように、直営倉庫の在庫数3個はEC倉庫の在庫数2個に比べて多いため、在庫引当部102aは、まず、直営倉庫を引当先として、直営倉庫の在庫数3個から注文数10個のうち3個分を減じることにより、在庫の引当を行う。

0060

更に続けて、注文数10個−直営倉庫での引当完了分3個=残りの注文数7個について、在庫引当部102aは、EC倉庫を引当先として、EC倉庫の在庫数2個から残りの注文数7個のうち2個分を減じることにより、在庫の引当を行う。ここまでの処理により、倉庫からの在庫引当は完了したこととなるが(図7のステップS2)、残りの注文数7個−EC倉庫での引当完了分2個=残りの注文数5個について、在庫引当が未完了であるため、在庫引当部102aは更に続けて、以下のようにして店舗からの在庫引当を行う。

0061

すなわち、在庫引当部102aは、図4のEC優先順位設定マスタ106dに設定されている店舗のうち、どの店舗の在庫数が多いかを、図4の在庫情報106bを参照してチェックする。

0062

チェックの結果、図4の在庫情報106bに示すように、A店舗、B店舗およびC店舗の在庫数が最多で同数のため、図4のEC優先順位設定マスタ106dにおいて優先順位がより高い店舗から優先的に引当先とする。

0063

結果として、図4のEC優先順位設定マスタ106dに示すように、A店舗の優先順位(3)、B店舗の優先順位(4)、C店舗の優先順位(5)の順に優先順位が高いため、在庫引当部102aは、まず、A店舗を引当先として、在庫の引当を行う。ここで、図4のEC連携管理マスタ106cに示すように、店舗在庫加味FLGが「1:加味する」であり、除外する在庫数が「1」であるため、在庫引当部102aは、A店舗の在庫数4個のうち、前記除外する在庫数「1」を除外した在庫数3個を、引当対象とする。このため、在庫引当部102aは、A店舗の引当対象の在庫数3個から、残りの注文数5個のうち3個分を減じることにより、在庫の引当を行う。

0064

更に続けて、残りの注文数5個−A店舗での引当完了分3個=残りの注文数2個について、在庫引当部102aは、B店舗を引当先として、B店舗の在庫数4個から残りの注文数2個のうち2個分を減じることにより、在庫の引当を行う。ここまでの処理により、注文数10個のすべてについて引当が完了し、店舗からの在庫引当が完了する(図7のステップS3)。

0065

以上の処理により、3つ目のパターンについての在庫の引当が完了する(図7のエンド)。なお、3つ目のパターンで説明した引当先と引当数組合せを、図4の下部にまとめて示す。

0066

[3−4.倉庫在庫を優先するかつ店舗在庫数を加味しないかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合]
4つ目のパターンとして、倉庫在庫を優先するかつ店舗在庫数を加味しないかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合の在庫引当について、図5および図7を用いて詳細に説明する。

0067

4つ目のパターンの処理は、直営倉庫とEC倉庫から在庫引当を行うところまでは(図7のステップS2までは)、パターン3と同様であるため説明を省略し、注文数10個−直営倉庫での引当完了分3個−EC倉庫での引当完了分2個=残りの注文数5個について、店舗からどのように引当を行うかを説明する。

0068

在庫引当部102aは、図5のEC優先順位設定マスタ106dに設定されている店舗のうち、どの店舗の在庫数が多いかを、図5の在庫情報106bを参照してチェックする。

0069

チェックの結果、図5の在庫情報106bに示すように、A店舗、B店舗およびC店舗の在庫数が最多で同数のため、図5のEC優先順位設定マスタ106dにおいて優先順位がより高い店舗から優先的に引当先とする。

0070

結果として、図5のEC優先順位設定マスタ106dに示すように、A店舗の優先順位(3)、B店舗の優先順位(4)、C店舗の優先順位(5)の順に優先順位が高いため、在庫引当部102aは、まず、A店舗を引当先として、A店舗の在庫数4個から残りの注文数5個のうち4個分を減じることにより、在庫の引当を行う。

0071

更に続けて、残りの注文数5個−A店舗での引当完了分4個=残りの注文数1個について、在庫引当部102aは、B店舗を引当先として、B店舗の在庫数4個から残りの注文数1個のうち1個分を減じることにより、在庫の引当を行う。ここまでの処理により、注文数10個のすべてについて引当が完了し、店舗からの在庫引当が完了する(図7のステップS3)。

0072

以上の処理により、4つ目のパターンについての在庫の引当が完了する(図7のエンド)。なお、4つ目のパターンで説明した引当先と引当数の組合せを、図5の下部にまとめて示す。

0073

[3−5.倉庫在庫を優先しないかつ店舗在庫数を加味しないかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合]
5つ目のパターンとして、倉庫在庫を優先しないかつ店舗在庫数を加味しないかつ複数の倉庫(店舗)が引当先になる場合の在庫引当について、図6および図7を用いて詳細に説明する。

0074

まず、図6のEC連携管理マスタ106cに示すように、倉庫在庫優先FLGが「0:優先しない」であるため(図7のステップS1:No)、在庫引当部102aは、図6のEC優先順位設定マスタ106dに設定されている倉庫または店舗のうち、どの倉庫または店舗の在庫数が多いかを、図6の在庫情報106bを参照してチェックする。

0075

チェックの結果、図6の在庫情報106bに示すように、A店舗、B店舗およびC店舗の在庫数が最多で同数のため、図6のEC優先順位設定マスタ106dにおいて優先順位がより高い店舗から優先的に引当先とする。

0076

結果として、図6のEC優先順位設定マスタ106dに示すように、A店舗の優先順位(3)が、B店舗の優先順位(4)およびC店舗の優先順位(5)よりも高いため、在庫引当部102aは、まず、A店舗を引当先として、A店舗の在庫数4個から注文数10個のうち4個分を減じることにより、在庫の引当を行う。

0077

続けて、注文数10個−A店舗での引当完了分4個=残りの注文数6個について、在庫引当部102aは、B店舗を引当先として、B店舗の在庫数4個から残りの注文数6個のうち4個分を減じることにより、在庫の引当を行う。

0078

更に続けて、残りの注文数6個−B店舗での引当完了分4個=残りの注文数2個について、在庫引当部102aは、C店舗を引当先として、C店舗の在庫数4個から残りの注文数2個のうち2個分を減じることにより、在庫の引当を行う。ここまでの処理により、注文数10個のすべてについて引当が完了し、店舗からの在庫引当が完了する(図7のステップS4)。

0079

以上の処理により、注文数10個のすべてについて引当が完了し、5つ目のパターンについての在庫の引当が完了する(図7のエンド)。なお、5つ目のパターンで説明した引当先と引当数の組合せを、図6の下部にまとめて示す。

0080

[4.まとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係る在庫引当装置100によれば、倉庫の在庫および店舗の在庫の両方を在庫引当の候補として、在庫の引当を行える。これにより、例えば、倉庫にはECサイト用の在庫があるが店舗には在庫がない、あるいは逆に、店舗には在庫があるが倉庫にはECサイト用の在庫がない、といった場合に、売れ損じが発生するという従来の問題を解決することができる。

0081

[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。

0082

例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。

0083

また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

0084

また、在庫引当装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。

0085

例えば、在庫引当装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて在庫引当装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。

0086

また、このコンピュータプログラムは、在庫引当装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。

0087

また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。

0088

また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後インストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。

0089

記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。

0090

また、在庫引当装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、在庫引当装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。

0091

更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。

0092

本発明は、例えば、オムニチャネルという形で、実店舗とオンラインストアでの販売を行う業界において有用であり、特に、流通小売業界においては極めて有用である。

0093

100在庫引当装置
102 制御部
102a在庫引当部
104通信インターフェース部
106 記憶部
106a注文データ
106b在庫情報
106c EC連携管理マスタ
106d EC優先順位マスタ
108入出力インターフェース部
112入力装置
114出力装置
200サーバ
300 ネットワーク

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