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技術 閃光装置およびカメラシステム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 市原義郎
出願日 2018年8月31日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-162510
公開日 2020年3月5日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-034815
状態 未査定
技術分野 ストロボ装置 写真撮影方法及び装置 スタジオ装置 カメラの露出制御
主要キーワード 制限角 天井位置 制限角度 L端子 ゲイン切り換え回路 変換端子 記憶スイッチ 距離算出結果
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

バウンス角の制限があったとしても撮影角度と制限のかかった角度の範囲内で最適な天井測距を行い、天井距離の演算を行い適正なバウンス角に設定する。

解決手段

撮像装置に対して照明装置発光部の照射方向変更手段、測距対象までの距離を測距する測距部、測距部により発光部の光照射方向を変化させて被写体測距と天井距離の測距を行い記憶する手段、被写体測距と天井距離を測距結果に基づきバウンス発光撮影に適したバウンス角を演算する手段、発光部の光照射方向をバウンス発光撮影に適した方向に自動的に制御するバウンス発光制御手段、制御手段は撮像装置または照明装置に設けられた姿勢検出手段、バウンスの角度を制限した結果、天井距離の測距のためのバウンス動作ができなかったときに、姿勢検出手段の結果とバウンス可能な角度により天井距離を測距を行い、バウンス発光撮影に適したバウンス角を演算する。

概要

背景

従来、照明装置の光を天井等に向けて照射して天井等からの拡散反射光を被写体に照射する発光撮影(以下、バウンス発光撮影とする)が知られている。

バウンス発光撮影によれば、照明装置の光を直接的ではなく間接的に被写体に照射することができるため、柔らかい光での描写が可能となる。

照明装置の照射方向を自動的に変更してバウンス発光撮影を適切に行うことができるように、カメラあるいは照明装置のバウンス起動手段により、照明装置は、可動部の位置(被写体位置天井位置)の検出を行い、位置検出手段により適切なバウンス角演算して、照明装置の照射方向を自動的に変更してバウンス発光撮影をおこなう方法があった。

また撮影装置姿勢所定角度以上であっても自動バウンス発光制御を行うように、撮像装置の姿勢に応じて適切なバウンス制御を行い、バウンス発光撮影による効果を得ることのできるカメラシステムがあった。

またストロボ設定によりバウンス角の駆動範囲に制限をかける方法があった。

これはバウンスが移動する角度が撮影にとって適切でないときにバウンス角度に制限を自動もしくは撮影者意思で設定するものである(バウンス角が被写体に直射光が入ってしまう、バウンス動作障害物に当たらないようにバウンス動作に制限をかけたいなど)。

なおこのバウンス角の制限がかかると、可動部の位置(被写体位置、天井位置)の距離検出時のバウンス角度や演算後のバウンス角は前記バウンス角の駆動範囲に制限される。

特許文献1には、光照射方向を自動的に変更することが可能な照明装置を用いて撮影を行う場合に、撮影時の状況を考慮して不要な自動バウンス発光制御を行わないようにすることができる撮像装置および照明装置が開示されている。

概要

バウンス角の制限があったとしても撮影角度と制限のかかった角度の範囲内で最適な天井測距を行い、天井距離の演算を行い適正なバウンス角に設定する。撮像装置に対して照明装置の発光部の照射方向変更手段、測距対象までの距離を測距する測距部、測距部により発光部の光照射方向を変化させて被写体測距と天井距離の測距を行い記憶する手段、被写体測距と天井距離を測距結果に基づきバウンス発光撮影に適したバウンス角を演算する手段、発光部の光照射方向をバウンス発光撮影に適した方向に自動的に制御するバウンス発光制御手段、制御手段は撮像装置または照明装置に設けられた姿勢検出手段、バウンスの角度を制限した結果、天井距離の測距のためのバウンス動作ができなかったときに、姿勢検出手段の結果とバウンス可能な角度により天井距離を測距を行い、バウンス発光撮影に適したバウンス角を演算する。

目的

本発明は、自動バウンス照明装置において、撮影装置の姿勢が正面以外の位置に傾きかつバウンス角の制限があったとしても適切なバウンス動作および撮影を行うことができるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被写体の照明に用いられる照明装置外付け装着される又は一体に設けられた撮像装置であって、発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を可動部が可能な照明装置と、撮像装置とを含むカメラシステムであって、撮像装置に対して照明装置の発光部の光照射方向を変化させる照射方向変更手段、測距対象までの距離を測距することができる測距部、測距部により発光部の光照射方向を変化させて被写体測距と天井距離の測距を行い記憶する手段、被写体測距と天井距離を測距結果に基づきバウンス発光撮影に適したバウンス角演算する手段、発光部の光照射方向をバウンス発光撮影に適した方向に自動的に制御するバウンス発光制御を行う制御手段、撮像装置または照明装置に設けられた姿勢検出手段、バウンスの角度を制限する手段があり、バウンスの角度を制限した結果、天井距離の測距のためのバウンス動作ができなかったときに、姿勢検出手段の結果とバウンス可能な角度により天井距離の測距を行い、バウンス発光撮影に適したバウンス角を演算することを特徴とする閃光装置およびカメラシステム。

請求項2

被写体の照明に用いられる照明装置が外付け装着される又は一体に設けられた撮像装置であって、発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を可動部が可能な照明装置と、撮像装置とを含むカメラシステムであって、撮像装置に対して照明装置の発光部の光照射方向を変化させる照射方向変更手段、測距対象までの距離を測距することができる測距部、測距部により発光部の光照射方向を変化させて被写体測距と天井距離の測距を行い記憶する手段、被写体測距と天井距離を測距結果に基づきバウンス発光撮影に適したバウンス角を演算する手段、発光部の光照射方向をバウンス発光撮影に適した方向に自動的に制御するバウンス発光制御を行う制御手段、撮像装置または照明装置に設けられた姿勢検出手段、バウンスの角度を制限する手段がありバウンスの角度を制限した結果、天井距離の測距のためのバウンス動作ができなかったときに、姿勢検出手段の結果により制限角度に対して変位が最小となるバウンス角で天井距離の測距を行い、バウンス発光撮影に適したバウンス角を演算することを特徴とする閃光装置およびカメラシステム。

技術分野

0001

本発明は、照射方向を自動的に変更可能な照明装置発光制御に関する。

背景技術

0002

従来、照明装置の光を天井等に向けて照射して天井等からの拡散反射光を被写体に照射する発光撮影(以下、バウンス発光撮影とする)が知られている。

0003

バウンス発光撮影によれば、照明装置の光を直接的ではなく間接的に被写体に照射することができるため、柔らかい光での描写が可能となる。

0004

照明装置の照射方向を自動的に変更してバウンス発光撮影を適切に行うことができるように、カメラあるいは照明装置のバウンス起動手段により、照明装置は、可動部の位置(被写体位置天井位置)の検出を行い、位置検出手段により適切なバウンス角演算して、照明装置の照射方向を自動的に変更してバウンス発光撮影をおこなう方法があった。

0005

また撮影装置姿勢所定角度以上であっても自動バウンス発光制御を行うように、撮像装置の姿勢に応じて適切なバウンス制御を行い、バウンス発光撮影による効果を得ることのできるカメラシステムがあった。

0006

またストロボ設定によりバウンス角の駆動範囲に制限をかける方法があった。

0007

これはバウンスが移動する角度が撮影にとって適切でないときにバウンス角度に制限を自動もしくは撮影者意思で設定するものである(バウンス角が被写体に直射光が入ってしまう、バウンス動作障害物に当たらないようにバウンス動作に制限をかけたいなど)。

0008

なおこのバウンス角の制限がかかると、可動部の位置(被写体位置、天井位置)の距離検出時のバウンス角度や演算後のバウンス角は前記バウンス角の駆動範囲に制限される。

0009

特許文献1には、光照射方向を自動的に変更することが可能な照明装置を用いて撮影を行う場合に、撮影時の状況を考慮して不要な自動バウンス発光制御を行わないようにすることができる撮像装置および照明装置が開示されている。

先行技術

0010

特開2015−4913公報

発明が解決しようとする課題

0011

しかしながら、上記の特許文献1に開示された従来技術では、撮影装置の姿勢が所定角度以上なら自動バウンス発光制御を行わないため、本来ならバウンス発光撮影による効果が期待できる撮影シーンでもバウンス発光撮影にならないという問題があった。

0012

またバウンス角の駆動範囲に制限をかけた場合でカメラの正面位置から姿勢を変えて天井測距を行った時、バウンス角の制限により天井測距ができないといった問題があった。

0013

例えば、被写体を上向きにストロボ撮影する条件でオートバウンスした場合、天井測距の時に角度制限により天井までの鉛直距離を測距できずに適切な測距ができないといった問題があった。

0014

そこで本発明は、自動バウンス照明装置において、撮影装置の姿勢が正面以外の位置に傾きかつバウンス角の制限があったとしても適切なバウンス動作および撮影を行うことができるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0015

上記の目的を達成するために、本発明に係るカメラシステムは、
被写体の照明に用いられる照明装置が外付け装着される又は一体に設けられた撮像装置であって、
発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を可動部が可能な照明装置と、撮像装置とを含むカメラシステムであって、
撮像装置に対して照明装置の発光部の光照射方向を変化させる照射方向変更手段、測距対象までの距離を測距することができる測距部、測距部により発光部の光照射方向を変化させて被写体測距と天井距離の測距を行い記憶する手段、被写体測距と天井距離を測距結果に基づきバウンス発光撮影に適したバウンス角を演算する手段、発光部の光照射方向をバウンス発光撮影に適した方向に自動的に制御するバウンス発光制御を行う制御手段、撮像装置または照明装置に設けられた姿勢検出手段、バウンスの角度を制限する手段があり、
バウンスの角度を制限した結果、天井距離の測距のためのバウンス動作ができなかったときに、姿勢検出手段の結果とバウンス可能な角度により天井距離の測距を行い、バウンス発光撮影に適したバウンス角を演算することを特徴とする。

発明の効果

0016

本発明に係るカメラシステムによれば、自動バウンス照明装置のカメラ非接続時において、適切なバウンス動作を行うことができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の実施形態に係るカメラシステムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係るカメラシステムの概略構成を示すブロック図である
従来のオートバウンス撮影概要を示す図
本発明の実施形態に係るオートバウンス撮影の概要を示す図
オートバウンス発光撮影に係るカメラ本体100の各種処理のフローチャートを示す図である。
オートバウンス発光撮影に係るカメラ本体100の各種処理のフローチャートを示す図である。
照明装置300のバウンス駆動処理のフローチャートを示す図である。
図7のバウンス処理のバウンス駆動制御のフローチャートを示す図である
可動部300bの上下方向及び左右方向の回動を示す図である。
上下方向及び左右方向のロータリーエンコーダの検出結果を示す図である。
ロータリーエンコーダのグレーコード回動角度割り振りを示す図である。
カメラ本体100と照明装置300との端子130を介したデータ通信例を示す図である。

実施例

0018

以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。

0019

[第一の実施例]
図1図2は、本発明の第1の実施形態に係るカメラシステム(デジタルカメラレンズ、照明装置から成る)の概略構成を示す。

0020

本実施形態に係るカメラシステムは、撮像装置であるカメラ本体100、カメラ本体100に着脱可能に装着されたレンズユニット200、カメラ本体100に着脱可能に装着された照明装置である照明装置300を含む。

0021

なお、図1図2において同一のものは同じ符号をつけている。

0022

まず、カメラ本体100内の構成について説明する。マイクロコンピュータCCPU(以下、カメラマイコン)101は、カメラ本体100の各部を制御する。

0023

カメラマイコン101は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサタイマー回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路構成となっている。

0024

そして、カメラマイコン101は、カメラシステムの制御をソフトウェアで行えるもので、各種の条件判定を行う。

0025

撮像素子102は、赤外カットフィルタローパスフィルタ等を含むCCD、CMOS等の撮像素子であり、後述のレンズ群202によって撮影時に被写体像結像される。

0026

シャッタ103は撮像素子102を遮光する位置と、撮像素子102を露光する位置とに移動する。

0027

図2主ミラーハーフミラー)104は、レンズ群202より入射する光の一部を反射し105のピント板に結像させる位置と、レンズ群202より入射する光の撮像素子102への光路撮影光路)内から退避する位置とに移動する。

0028

図2のピント板105は、被写体像が結像され、結像された被写体像は不図示の光学ファインダーを介してユーザにより確認される。

0029

測光回路AE回路)106は、回路内に測光センサーを備え、被写体を複数の領域に分割しそれぞれの領域で測光を行う。測光回路106内の測光センサーは、後述するペンタプリズム114を介してピント板105に結像された被写体像を見込んでいる。

0030

焦点検出回路AF回路)107は、回路内に複数点を測距ポイントを有する測距センサーを備え、各測距点デフォーカス量などの焦点情報を出力する。

0031

ゲイン切り換え回路108は、撮像素子102から出力される信号を増幅させるものであり、ゲインの切り換えは、撮影の条件やユーザの操作等に応じてカメラマイコン101により行われる。

0032

A/D変換器109は、増幅された撮像素子102から出力されるアナログ信号デジタル信号に変換する。タイミングジェネレータ(TG)110は、増幅された撮像素子102のアナログ信号の入力とA/D変換器109の変換タイミングを同期させる。

0033

信号処理回路111は、A/D変換器109でデジタル信号に変換された画像データに対して信号処理を行う。

0034

通信ラインSCは、カメラ本体100とレンズユニット200及び照明装置300とのインタフェース信号ラインである。例えば、カメラマイコン101をホストとしてデータの交換コマンドの伝達などの情報の通信を相互に行う。

0035

SCの一例として、図1の端子120、端子130に3端子式のシリアル通信の例を示す。

0036

端子120は、カメラ本体100とレンズユニット200の通信の同期をとるためのSCLK_L端子、レンズユニット200にデータを送信するMOSI_L端子、レンズユニット200から送信されたデータを受信するMISO_L端子を含む。

0037

また、カメラ本体100とレンズユニット200との両方をつなぐGND端子も含む。

0038

端子130は、マイコン101に接続され、カメラ本体100と照明装置300の通信の同期をとるためのSCLK_S端子、カメラ本体100から照明装置300にデータを送信するMOSI_S端子、照明装置300から送信されたデータを受信するMISO_S端子で構成される。

0039

端子130は、アクセサリシューといったカメラと照明装置やカメラアクセサリ装置を着脱する端子である。

0040

また端子130を介したデータ通信例を図12に示す。図12(a)は、データ通信のタイミングを示す図である。

0041

カメラマイコン101からストロボマイコン310にデータを送信する時は、SCK_S端子の8ビットクロックに同期してMOSI_S端子より各ビットを0,1とすることでデータをシリアルで送信する。

0042

また、ストロボマイコン310からカメラマイコン101にデータを送信する時は、SCK_S端子の8ビットのクロックに同期してMISO_S端子より各ビットを0,1とするデータをシリアル受信する。

0043

なお、図12(a)は、8ビット(1バイト)通信でSCLK_S信号の立ち上がりで信号の読み書きを行っているが、この8ビット通信をコマンド、コマンドデータ、データと複数回連続で送信を行う。

0044

図12(b)は、通信される情報の具体例で、公知のコマンドリストに従い、カメラマイコン101からストロボマイコン310に送信される。

0045

入力部112は、電源スイッチ、レリーズスイッチ、設定ボタンなどの操作部を含んでいて、カメラマイコン101は、入力部112への入力に応じて各種処理を実行する。

0046

レリーズスイッチが1段階操作(半押し)されるSW1がONとなり、カメラマイコン101は焦点調節や測光などの撮影準備動作を開始させる。

0047

また、レリーズスイッチが2段階操作(全押し)されるSW2がONとなり、カメラマイコン101は露光や現像処理などの撮影動作を開始させる。

0048

また、入力部112の設定ボタンなどを操作することで、カメラ本体100に装着される照明装置300の各種設定を行うこともできる。液晶装置発光素子を有する表示部113は、各種設定されたモードやその他の撮影情報などを表示する。

0049

図2のペンタプリズム114は、ピント板105の被写体像を測光回路106内の測光センサー及び不図示の光学ファインダーに導く。図2サブミラー115は、レンズ群202より入射し主ミラー104を透過した光を焦点検出回路107の測距センサーへ導く。

0050

姿勢検出回路140は姿勢差を検出する回路で、140aは水平方向の姿勢差を検出する姿勢H検出部、140bは垂直方向の姿勢差を検出する姿勢V検出部、140cは前後方向(Z方向)の姿勢差を検出する姿勢Z検出部である。

0051

姿勢検出回路140には、例えば、角速度センサージャイロセンサーが用いられる。姿勢検出回路140により検出された各方向の姿勢差に関する姿勢情報はカメラマイコン101に入力される。

0052

次に、レンズユニット200内の構成と動作について説明する。マイクロコンピュータLPU(以下、レンズマイコン)201は、レンズユニット200の各部を制御する。

0053

レンズマイコン201は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマー回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路構成となっている。

0054

レンズ群202は、フォーカスレンズズームレンズなどを含む複数枚のレンズで構成されている。なお、レンズ群202にはズームレンズは含まれなくてもよい。

0055

レンズ駆動部203は、レンズ群202に含まれるレンズを移動させる駆動系であり、レンズ群202の駆動量は、カメラ本体100内にある焦点検出回路107の出力に基づいてカメラマイコン101内にて演算される。

0056

演算された駆動量は、カメラマイコン101からレンズマイコン201に送信される。

0057

エンコーダ204はレンズ群202の位置を検出し駆動情報を出力するエンコーダである。エンコーダ204からの駆動情報に基づき駆動量分だけレンズ駆動部203がレンズ群202を移動させて焦点調節を行う。

0058

通過する光量を調節する絞り205は、絞り制御回路206を介してレンズマイコン201により制御される。

0059

次に、照明装置300の構成について説明する。照明装置300は、カメラ本体100に着脱可能に装着される本体部300aと、本体部300aに対して上下方向及び左右方向に回動可能に保持される可動部300bで構成される。

0060

なお、本実施形態では、本体部300aにおける可動部300bと連結される側を上側として可動部300bの回動方向を定義している。

0061

マイクロコンピュータFPU(以下、照明装置300を制御するマイコン:ストロボマイコンと略す)310は、照明装置300の各部を制御する。

0062

ストロボマイコン310は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマー回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路構成となっている。

0063

電池301は、照明装置300の電源(VBAT)として機能する。昇圧回路ブロック302は、昇圧部302a、電圧検出に用いる抵抗302b、302c、メインコンデンサ302dで構成される。

0064

昇圧回路ブロック302は、電池301の電圧を昇圧部302aにより数百Vに昇圧してメインコンデンサ302dに発光のための電気エネルギー充電させる。

0065

メインコンデンサ302dの充電電圧は抵抗302b、302cにより分圧され、分圧された電圧はストロボマイコン310のA/D変換端子に入力される。

0066

トリガー回路303は、後述の放電管305を励起させためのパルス電圧を放電管305に印加する。発光制御回路304は、放電管305の発光の開始及び停止を制御する。

0067

放電管305は、トリガー回路303から印加される数KVのパルス電圧を受け励起してメインコンデンサ302dに充電された電気エネルギーを用いて発光する。

0068

距ユニット308は、公知の方法により対象物までの距離を検出するもので、例えば、受光センサーを有し、放電管305から照射されて照射方向の対象物に反射された光を受光センサーで受光して、対象物までの距離を検出する。

0069

あるいは、測距用の光源をさらに有し、測距用の光源から照射されて照射方向の対象物に反射された光を受光センサーで受光して、対象物までの距離を検出する。

0070

積分回路309は、後述のフォトダイオード314の受光電流を積分し、その出力は後述するコンパレータ315の反転入力端子とストロボマイコン310のA/Dコンバータ端子に入力される。

0071

コンパレータ315の非反転入力端子は、ストロボマイコン310内のD/Aコンバータ端子に接続され、コンパレータ315の出力は後述するANDゲート311の入力端子に接続される。

0072

ANDゲート311のもう一方の入力は、ストロボマイコン310の発光制御端子と接続され、ANDゲート311の出力は発光制御回路304に入力される。

0073

フォトダイオード314は、放電管305から発せられる光を受光するセンサーであり、直接またはグラスファイバーなどを介して放電管305から発せられる光を受光する。

0074

反射傘306は、放電管305から発せられる光を反射させて所定の方向へ導く。

0075

光学パネルなどを含むズーム光学系307は、放電管305との相対位置を変更可能に保持されていて、放電管305とズーム光学系307との相対位置を変更することにより、照明装置300のガイドナンバー及び照射範囲を変化させることができる。

0076

照明装置300の発光部は、主に、放電管305、反射傘306、ズーム光学系307で構成されていて、発光部の照射範囲は、ズーム光学系307の移動により変化し、発光部の照射方向は可動部300bの回動により変化する。

0077

入力部312は、電源スイッチ、照明装置300の動作モードを設定するモード設定スイッチや各種パラメータを設定する設定ボタンなどの操作部を含んでいて、ストロボマイコン310は、入力部312への入力に応じて各種処理を実行する。

0078

入力部312は自動的にバウンス駆動を起動するバウンススイッチ、バウンス角記憶スイッチも含まれる。

0079

液晶装置や発光素子を有する表示部313は、照明装置300の各状態を表示する。

0080

ズーム駆動回路330は、放電管305とズーム光学系307の相対位置に関する情報をエンコーダなどにより検出するズーム検出部330aとズーム光学系307を移動させるためのモーターを含むズーム駆動部330bで構成される。

0081

ズーム光学系307の駆動量は、レンズマイコン201から出力される焦点距離情報をカメラマイコン101を介して取得したストロボマイコン310によって焦点距離情報に基づいて演算される。

0082

バウンス回路340は、可動部300bの駆動量(本体部300aに対する可動部300bの回動角度)を検出するバウンス位置検出回路340a、340cや可動部300bを回動させるバウンス駆動回路340b、340dで構成される。

0083

バウンス位置検出回路(バウンスH検出回路)340aは、可動部300bの左右方向の駆動量、バウンス位置検出回路(バウンスV検出回路)340cは、可動部300bの上下方向の駆動量を、ロータリーエンコーダやアブソリュートエンコーダで検出する。

0084

バウンス駆動回路(バウンスH駆動回路)340bは、可動部300bの左右方向の駆動、バウンス駆動回路(バウンスV駆動回路)340dは、可動部300bの上下方向の駆動を公知のモーターを用いて行う。

0085

以上が概略構成である。

0086

ここで、照明装置300の可動部300bの回動範囲及び検出方法の例について、図9図10図11を用いて説明する。

0087

図9は、可動部300bの上下方向及び左右方向の回動を示す図、図10は、上下方向及び左右方向のロータリーエンコーダの出力を示す図、図11は、ロータリーエンコーダのグレーコードと回動角度の割り振りを示す図である。

0088

図9(a)に示すように、可動部300bは本体部300aに対して上下方向に回動可能に保持されていて、図9(b)に示すように、可動部300bは本体部300aに対して左右方向に回動可能に保持されている。

0089

なお、可動部300bの上下方向の位置が図9(a)の0度の状態、かつ、左右方向の位置が図9(b)の0度の状態を、可動部300bの基準位置とする。

0090

図9の各状態において円形と線で示す指標は、図10に示すロータリーエンコーダの位置に対応している。

0091

図10(a)は、上下方向の回動角度を4ビットのグレーコードを使用したロータリーエンコーダで検出する構成を示していて、図10(b)は、左右方向の回動角度を4ビットのグレーコードを使用したロータリーエンコーダで検出する構成を示している。

0092

図10(c)は、上下方向の回動を検出するロータリーエンコーダでロータリーエンコーダの検出部分2301は、2301−1〜2301−4といったフォトリフレクタフォトインタラプタなどを用いた公知の構成である。

0093

図10(d)は、左右方向の回動を検出するロータリーエンコーダの検出部分2302で、2302−1〜2302−4といったフォトリフレクタやフォトインタラプタなどを用いた公知の構成である。

0094

本実施形態では、ロータリーエンコーダは図10に示す白い部分を0、黒い部分を1と出力するものとする。また、回転動作時ビット変化の立ち上がりで判別し、停止時はパターンデータを読み込むものとする。

0095

図11に示すように、可動部300bの回動角度に応じてロータリーエンコーダは異なる信号を出力するので、これによりバウンス位置検出回路340a、340cは、可動部300bの駆動量を検出できる。

0096

以上が可動部の範囲及び検出方法である。

0097

図1戻り、姿勢検出回路360は、姿勢差を検出する回路で、360aは水平方向の姿勢差を検出する姿勢H検出部、360bは垂直方向の姿勢差を検出する姿勢V検出部、360cは前後方向(Z方向)の姿勢差を検出する姿勢Z検出部である。

0098

姿勢検出回路360には、例えば、角速度センサーやジャイロセンサーが用いられる。

0099

カメラマイコン101及びストロボマイコン310はペリフェラル通信機能を備え、端子130を経由して互いに通信を行う。

0100

ストロボマイコン310はペリフェラル通信機能を備え、端子130を経由して互いに通信を行う(前述の図1のカメラ部の説明と同じ)。

0101

動作フローチャート説明)
次に、オートバウンス発光撮影に係るカメラ本体100の各種処理を図5図6を用いて説明する。

0102

入力部112に含まれる電源スイッチがONされてカメラ本体100のカメラマイコン101が動作可能となると、カメラマイコン101は、図5に示すフローチャートを開始させる。

0103

テップS1にてカメラマイコン101は、自身のメモリポート初期化を行う。また、入力部112に含まれるスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、シャッタースピードの決め方や、絞りの決め方等様々な撮影モードの設定を行う。

0104

ステップS2にてカメラマイコン101は、入力部112に含まれるレリーズスイッチが操作されSW1がONであるか否かを判別し、SW1がONであればステップS3へ移行し、SW1がOFFであればステップS2を繰り返す。

0105

ステップS3にてカメラマイコン101は、レンズユニット200内のレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。そして、レンズユニット200の焦点距離情報や焦点調節や測光に必要な光学情報を取得する。

0106

ステップS4にてカメラマイコン101は、カメラ本体100に照明装置300が装着されているか否かを判別する。カメラ本体100に照明装置300が装着されていればステップS5へ移行し、未装着ならばS8bへ移行する。

0107

未装着の判定は公知のカメラ・ストロボ間の通信が行われていない場合は未装着、通信が行われていれば装着と判断する。またカメラ・ストロボ間の装着を公知の機械的なスイッチで判別してもよい。

0108

ステップS5にてカメラマイコン101は、照明装置300内のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、照明IDやメインコンデンサ302dの充電状態を示す充電情報などの照明情報をストロボマイコン310から取得する。

0109

また、カメラマイコン101は、ストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ステップS3にて取得した焦点距離情報をストロボマイコン310に送信する。

0110

これにより、ストロボマイコン310は受信した焦点距離情報に基づいてズーム光学系307の駆動量を演算し、演算した駆動量に基づいてズーム光学系307を移動させて照明装置300の照射範囲を焦点距離に合わせた範囲に変更する。

0111

ステップS6にてカメラマイコン101は、入力部112を介して入力された照明装置300に関する情報を照明装置300のストロボマイコン310に送信する準備を行う。

0112

ここでは、入力部112を介して入力された照明装置300に関する情報を判断してコマンド送信に変換する。例えば、オートバウンス可能なカメラか、オートバウンスに関するカメラ側の設定、レリーズスイッチの状態などの情報をコマンド送信に変換する。

0113

ステップS7にてカメラマイコン101は、ステップS6で送信する準備をした照明装置300に関する情報を照明装置300へ送信する。

0114

ステップS8aにてカメラマイコン101は、設定されている焦点調節モード自動焦点調節(AF)モードであるか否かを判別する。自動焦点調節モードであればステップS9aへ移行し、手動焦点調節MF)モードであればステップS11aへ移行する。

0115

なお、図5のフローチャートの中で同じ処理を行うステップは、例えば、ステップS8aとステップS8bのように、同じ数字を付している。

0116

ステップS9aにてカメラマイコン101は、焦点検出回路107を駆動させることにより周知の位相差検出法による焦点検出動作を行う。

0117

またステップS9aでは、焦点調節において複数の測距点から焦点を合わせる測距点(測距ポイント)を、近点優先を基本の考え方とした周知の自動選択アルゴリズムや入力部112へのユーザの操作などに応じて決定する。

0118

ステップS10aにてカメラマイコン101は、ステップS9aで決定された測距ポイントをカメラマイコン101内のRAMに記憶させる。

0119

さらに、ステップS10aにてカメラマイコン101は、焦点検出回路107からの焦点情報に基づきレンズ群202の駆動量を演算する。

0120

そして、カメラマイコン101はレンズユニット200内のレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行い、演算した駆動量に基づいてレンズ群202を移動させる。

0121

ステップS11にてカメラマイコン101は、バウンス発光撮影時の照射方向を自動的に決定するための動作(以下、オートバウンス動作とする)を行うか否かを判別する。

0122

オートバウンス動作を行うか否かは、入力部112あるいは入力部312に含まれるオートバウンス動作を実行するか否かを切り換えるオートバウンススイッチの状態やその他のカメラ本体100の状態などに基づいて判別される。

0123

オートバウンス動作を実行する場合はステップS12へ移行し、オートバウンス動作を実行しない場合はステップS16へ移行する。

0124

ステップS12にてカメラマイコン101はオートバウンス動作に関する処理(以下、バウンス処理とする)を実行する。バウンス処理の詳細は図7を用いて後述する。

0125

バウンス処理の実行後、ステップS13へ移行する。ステップS13にてカメラマイコン101は、オートバウンス処理にエラーが生じたか否かを判別する。

0126

バウンス処理でエラーが生じればステップS14へ移行し、バウンス処理でエラーが生じなければステップS16へ移行する。

0127

オートバウンス処理にエラーが生じた場合、ステップS12のバウンス処理においてストロボマイコン310からオートバウンス処理にエラーが生じたことを示す情報が送信される。

0128

ステップS14にてカメラマイコン101は、バウンス処理でエラーが生じたことを示す情報を表示部113へ表示させる。

0129

なお、カメラマイコン101がストロボマイコン310と通信を行い、ストロボマイコン310により照明装置300の表示部313にバウンス処理でエラーが生じたことを示す情報を表示させてもよい。

0130

ステップS15にてカメラマイコン101は、発光撮影を行わない設定(非発光設定)に切り換えてステップS16へ移行する。

0131

ステップS4にて照明装置300が未装着と判別された場合、ステップS8bへ移行してカメラマイコン101は、ステップS8aと同様に設定されている焦点調節モードがAFモードであるか否かを判別する。

0132

AFモードであればステップS9bへ移行し、MFモードであればステップS16へ移行する。

0133

ステップS9bにてカメラマイコン101は、ステップS9aと同様の処理を実行し、その後ステップS10bへ移行してステップS10aと同様の処理を実行して、ステップS16へ移行する。

0134

ステップS16にて測光回路106は測光を行い、カメラマイコン101は測光回路106から測光結果を取得する。

0135

例えば、測光回路106の測光センサーが6つに分割された領域のそれぞれで測光を行う場合、カメラマイコン101は取得した測光結果としての各領域の輝度値
EVb(i) (i=0〜5)
として、RAMに記憶させる。

0136

ステップS17にてゲイン切り換え回路108は、入力部112より入力されたゲイン設定に応じてゲインの切り換えを行うゲイン設定とは、例えばISO感度設定である。

0137

またS17にてカメラマイコン101は、ストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、例えば、切り換え後のゲインを示すゲイン設定情報をストロボマイコン310に送信する。

0138

S18にてカメラマイコン101は、ステップS16にて取得した測光結果(RAMに記憶されている各領域の輝度値)に基づいて、周知のアルゴリズムにより露出演算を行い露出値(EVs)を決定する。

0139

ステップS19にてカメラマイコン101は、ストロボマイコン310から充電完了信号を受信したか否かを判別する。充電完了信号を受信していればステップS20へ移行し、受信していなければステップS21へ移行する。

0140

ステップS20にてカメラマイコン101は、ステップS18にて演算した露出値に基づいて発光撮影に適した露出制御値シャッタ速度(Tv)と絞り値(Av))を決定する。

0141

一方、ステップS21にてカメラマイコン101は、ステップS18にて演算した露出値に基づいて照明装置300を発光させない撮影(非発光撮影)に適した露出制御値を決定する。

0142

ステップS20あるいはステップS21にて露出制御値を決定した後はステップS22へ移行し、ステップS22にてカメラマイコン101は、入力部112に含まれるレリーズスイッチが操作されSW2がONであるか否かを判別する。

0143

SW2がONであれば図6のステップS23へ移行し、SW2がOFFであればステップS2へ戻る。

0144

ステップS23以降の処理は、発光撮影に係わる処理であり、非発光撮影に係わる処理はステップS23以降の処理の中で本発光を行うための処理を省略したものである。

0145

ステップS23にて測光回路106は、照明装置300が発光していない状態で測光を行い、カメラマイコン101は測光回路106から非発光時の測光結果(非発光時輝度値)を取得する。

0146

このときカメラマイコン101は、取得した測光結果としての各領域の非発光時輝度値を
EVa(i) (i=0〜5)
として、RAMに記憶させる。

0147

ステップS24にてカメラマイコン101は、ストロボマイコン310に対して通信ラインSCを介してプリ発光命令を行う。

0148

ストロボマイコン310はこの命令に従って、トリガー回路303と発光制御回路304とを制御して、所定光量でのプリ発光を行う。

0149

ステップS25にて測光回路106は、照明装置300がプリ発光している状態で測光を行い、カメラマイコン101は測光回路106からプリ発光時の測光結果(プリ発光時輝度値)を取得する。

0150

このときカメラマイコン101は、取得した測光結果としての各領域のプリ発光時輝度値を
EVf(i) (i=0〜5)
として、RAMに記憶させる。

0151

ステップS26にてカメラマイコン101は、露光に先立って主ミラー104をアップさせ、撮影光路内から退避させる。

0152

ステップS27にてカメラマイコン101は、で、次式のようにして非発光時輝度値とプリ発光時輝度値とに基づいてプリ発光の反射光成分のみの輝度値EVdf(i)を抽出する。抽出は6つの領域ごとにおこなわれる。

0153

EVdf(i)←LN2 (2^EVf(i)−2^EVa(i)) (i=0〜5)
ステップS28にてで、カメラマイコン101は、通信ラインSCを介してストロボマイコン310からプリ発光時の発光量を示すプリ発光情報(Qpre)を取得する。

0154

ステップS29にてカメラマイコン101は、測距ポイント、焦点距離情報、プリ発光情報(Qpre)およびバウンス通信内容から、6つの領域のうちどの領域の被写体に対して適正な発光量とするか選択して本発光量を演算する。

0155

本発光量の演算では、選択した領域(P)の被写体について、露出値(EVs)と被写体輝度(EVb)とプリ発光反射光分のみの輝度値EVdf(p)とに基づいて、プリ発光量に対して適正となる本発光量の相対比(r)を求める。

0156

r←LN2(2^EVs−2^EVb(p))−EVdf(p)
ここで、露出値(EVs)から被写体輝度(EVb)の伸張したものの差分をとっているのは、照明光を照射したときの露出が、外光分に照明光を加えて適正となるように制御するためである。

0157

ステップ30にてカメラマイコン101は、次式のように、発光撮影時のシャッタ速度(Tv)とプリ発光の発光時間(t_pre)と入力部112により予め設定された補正係数(c)と、を用いて相対比(r)を補正し、新たな相対比rを演算する。

0158

r←r+Tv−t_pre+c
ここで、シャッタ速度(Tv)とプリ発光の発光時間(t_pre)を用いて補正するのは、プリ発光時の測光積分値(INTp)と本発光の測光積分値(INTm)とを正しく比較するためである。

0159

ステップS31にてカメラマイコン101は通信ラインSCを介してストロボマイコン310へ本発光量を決定するための相対比(r)に関する情報を送信する。

0160

ステップS32にてカメラマイコン101は、ステップS20にて決定した絞り値(Av)になるようにレンズマイコン201に指令を出すとともに、決定したシャッタ速度(Tv)になるようにシャッタ103を制御する。

0161

ステップS33にてカメラマイコン101は通信ラインSCを介してストロボマイコン310に本発光の命令を行う。そして、ストロボマイコン310は、カメラから送信された相対比(r)に基づいて本発光量を行う。

0162

こうして一連露光動作が終了すると、ステップS34にてカメラマイコン101は、撮影光路内から退避させていた主ミラー104をダウンさせ再び撮影光路内に斜設させる。

0163

ステップS35にて撮像素子102から出力される信号をゲイン切り換え回路108で設定されたゲインで増幅したのち、A/D変換器109でデジタル信号に変換し、現像処理を行う。

0164

そして、信号処理回路111は、デジタル信号に変換された画像データに対してホワイトバランスなど所定の信号処理を行う。

0165

そしてステップS36にてカメラマイコン101は信号処理が施された画像データを図示しないメモリに記録して撮影に係わる一連の処理を終了する。

0166

その後、ステップS37にてカメラマイコン101は、SW1がONの状態か否かを判別し、SW1がONであればステップS22へ戻り、SW1がOFFであればステップS2へ戻る。

0167

(オートバウンス判定制御
次に、ステップS12の詳細について、図7図8図3図4を用いて説明する。

0168

図7は、カメラマイコン101からのバウンス処理の開始指示に従ってストロボマイコン310で実行されるバウンス処理のフローチャートを示す図である。

0169

図8は、バウンスの駆動制御処理のフローチャートを示す図である。

0170

図3は、従来のオートバウンス撮影の概要を示す図で、図4はバウンス角制限があった場合のオートバウンス撮影の概要を示す図である。

0171

ここでいうバウンス角の制限とは、オートバウンスを行った時、バウンスが移動する角度が撮影にとって適切でないときにバウンス角度に制限を自動もしくは撮影者の意思で設定するものである。

0172

このときバウンス角度を自動で制限する場合は、制限バウンス角をあらかじめストロボマイコン310内のプログラムもしくはメモリにバウンス角を記憶して制限をかける。

0173

但し制限時は、必ずしも機構的に発光部300bが移動できないわけではない。

0174

また撮影者の意思で制限バウンス角を設定する場合は、撮影者が入力手段112を使ってマイコン310内の読み書き可能なメモリに記憶する。

0175

制限の理由としては、バウンス光が被写体に直射光が入ってしまう、バウンス動作で障害物に当たらないようにバウンス動作に制限をかけたいなどがある。

0176

なおこのバウンス角の制限がかかると、可動部の位置(被写体位置、天井位置)の検出時のバウンス角度や演算後のバウンス角は前記バウンス角の駆動範囲に制限される。

0177

図3(a)は被写体がカメラの上方にある状態でバウンス撮影したときの図で、Sが被写体、100がカメラ本体、200がレンズ、300がストロボである。カメラ及びストロボが正面に向いた光軸から上方に傾いた角度をθとする。

0178

図3(b)はバウンス角を決定する上での演算内容を示した図でCは演算の簡略化のためストロボとカメラを一体化して記載している。これはストロボ、カメラ間の距離が短いため誤差が少ないためである。

0179

図4はバウンス角に制限があった場合のバウンス角を決定する上での演算内容を示す図である。詳細は図7の動作フォローチャートで説明する。

0180

図7のステップS101にてストロボ姿勢検出部360からストロボ姿勢を取得する。
図3(a)のカメラ及びストロボが正面に向いた光軸から上方に傾いたあおり角度θを検出する。

0181

ステップS102にてストロボマイコン310は、バウンス駆動回路340b、340dに指示して、照射方向が撮影方向(正面方向)となるようにストロボヘッド部300bを駆動させる。

0182

照射方向が撮影方向(正面方向)となるようにする際の駆動制御については、図8を用いて後述する。

0183

正面方向への駆動量は、バウンス駆動の際の目標値として駆動目標水平方向バウンス角度θX、垂直方向バウンス角度θYとし、本体部300aのあおり角度θも加味してそれぞれストロボマイコン310により算出される。

0184

ステップS103にてストロボマイコン310は、ステップS103にて照射方向が正面方向となるようにストロボヘッド部300bを駆動した後に、プリ発光を行うように発光部に指示する。

0185

そして、ストロボマイコン310は、測距ユニット308に指示してプリ発光の反射光を受光させ、得られた受光結果に基づいて、発光部の照射面から被写体までの距離(被写体距離)を算出する。そして、ストロボマイコン310のメモリに記憶する。

0186

ステップS104にてストロボマイコン310はあおり角度θから天井の鉛直の測距用のバウンス角γを算出する(図3(b)のγ)。

0187

ステップS105にて、事前に設定もしくはストロボマイコン310にて記憶されたバウンス制限角γ2を検出する。

0188

ステップS106にて、バウンス制限角γ2と天井の鉛直の測距用のバウンス角γを比較してバウンス制限角γ2が小さいときはステップS107へ進み、大きいときはステップS110へ進む。

0189

(バウンス角の制限があってもバウンス角γまで移動できる場合)
ステップS107にてストロボマイコン310は、バウンス駆動回路340b、340dに指示して、照照射方向が重力方向と逆方向(天井方向)となるようにバウンス角γだけストロボヘッド部300bを駆動させる。

0190

照射方向が撮影方向(天井方向)となるようにする際の駆動制御については、図8を用いて後述する。

0191

本体部300aの姿勢が正位置の場合に天井方向を駆動目標とすると、バウンス駆動の際の目標値として駆動目標水平方向バウンス角度θX=0、垂直方向バウンス角度θY=90−γとなる。

0192

ステップS108にてストロボマイコン310は、照射方向が天井方向となるようにストロボヘッド部300bを駆動した後に、プリ発光を行うように発光部に指示する。

0193

ステップS109にてストロボマイコン310は、測距ユニット308に指示してプリ発光の反射光を受光させ、得られた受光結果に基づいて、発光部の照射面から天井までの距離(図3(b)の天井距離t)を算出する。

0194

そして、ストロボマイコン310のメモリに記憶する。

0195

そして、ステップS114の最適バウンス角演算へ進む。

0196

(バウンス角の制限があり天井バウンス時にバウンス角γに移動できない場合)
ステップS110にてストロボマイコン310は、バウンス駆動回路340b、340dに指示して、照照射方向が重力方向と逆方向(天井方向)となるようにバウンス角γ2だけストロボヘッド部300bを駆動させる。

0197

照射方向が撮影方向(天井方向)となるようにする際の駆動制御については、図8を用いて後述する。

0198

本体部300aの姿勢が正位置の場合に天井方向を駆動目標とすると、バウンス駆動の際の目標値として駆動目標水平方向バウンス角度θX=0、垂直方向バウンス角度θY=γ2となる。

0199

ステップS111にてストロボマイコン310は、照射方向がバウンス角γ2となるようにストロボヘッド部300bを駆動した後に、プリ発光を行うように発光部に指示する。

0200

ステップS112にてストロボマイコン310は、測距ユニット308に指示してプリ発光の反射光を受光させ、得られた受光結果に基づいて、発光部の照射面から天井までの距離(図4の天井距離t2)を算出する。

0201

そして、ストロボマイコン310のメモリに記憶する。

0202

ステップS113にてストロボマイコン310は、天井距離tを算出する。

0203

なお、バウンス角γ2から天井距離tの算出について図4にて説明する。

0204

図4にて
カメラから天井までの鉛直距離(天井距離):t
バウンス制限角γ2でのカメラから天井までの測距結果:t2
光軸から被写体までの高さ:u
カメラから被写体までの距離:s
あおり角:θ
カメラから天井を鉛直方向に向けるバウンス角:γ
バウンス制限角:γ2
バウンス撮影の最適の天井反射角:φ
(φはバウンス反射光が被写体へ照射された時、受光影が最適な角度で固定値
演算後の最適バウンス角:α
演算後の最適バウンス角とカメラから天井を鉛直方向に向けるバウンス角の差分:β
とすると
t=t2×sin(π−(θ+γ2))・・・(a)
として天井距離tを算出する。

0205

そして、ステップS114の最適バウンス角演算へ進む。

0206

ステップS114にてストロボマイコン310は、ステップS103、S109、S113で得られた複数の距離算出結果(被写体距離、天井距離)に基づいて、バウンス発光撮影に最適な照射方向を決定する。

0207

ここでストロボマイコン310は、最適な照射方向とするための最適バウンス角度を、バウンス駆動の際の目標値として駆動目標水平方向バウンス角度θX、垂直方向バウンス角度θYとしてそれぞれ算出する。

0208

ステップS109であれば、図3(b)、ステップS113であれば図4にてカメラから天井までの鉛直距離(天井距離):tを算出しての最適バウンス角度を以下のように算出する。

0209

u=s×sinθ・・・(a)
w=s×cosθ・・・(b)
x=(t−u)/tanφ
=(t−s×sinθ)/tanφ・・・(c)
β=atan[(x−w)/t]
=atan[{(t-s×sinθ)/tanφ-s×cosθ}/t]
=atan[{1−(s/t)×sinθ}/tanφ−(s/t)×cosθ]
・・・(d)
γ=π/2-θ・・・(e)
∴α=β+γ
=atan[{1−(s/t)×sinθ}/tanφ−(s/t)×cosθ]+(π/2−θ)・・・(f)
となり最適バウンス角度αを算出する。

0210

ステップS115にてストロボマイコン310は、ステップS114で決定されたバウンス角度となるように、バウンス駆動回路340b、340dに指示して、ストロボヘッド部300bを駆動させる。その後、処理を終了して図6のバウンス終了処理へ移行する。

0211

次に、図8のフローチャートを用いて、ステップS102、S107、S110、S115におけるバウンス駆動制御を説明する。

0212

まずステップS201にてストロボマイコン310は、バウンス駆動回路340b、340dに指示してモータを制御し、ストロボヘッド部300bの駆動を開始させる。

0213

ステップS202にてストロボマイコン310は、バウンス位置検出回路340a、340cから現在のストロボヘッド位置である水平方向バウンス角度θA、垂直方向バウンス角度θBを取得する。

0214

そして、ストロボマイコン310は、取得した現在のバウンス角度が、駆動目標水平方向バウンス角度θX、駆動目標垂直方向バウンス角度θYに合致しているかの判定を行う。

0215

θX=θA、θY=θBと合致していればステップS403へ移行し、合致していなければステップS202を繰り返す。

0216

ステップS203にてストロボマイコン310は、バウンス駆動回路340b、340dに指示してモータを制御し、ストロボヘッド部300bの駆動を停止する。

0217

ステップS204にてストロボマイコン310は、カメラ接続部の端子130を介して、カメラに対して、バウンス駆動終了通知を通信する。

0218

以上、本実施形態では、自動バウンス照明装置において、バウンス角に制限があっても適切なバウンス動作を行うことができる。

0219

本実施例ではバウンス制限角度γ2がγより大きいとき、制限角度に対して変位が最小となるバウンス角で天井距離の測距を行っている。具体的には制限バウンス角γ2で天井測距t2を測距して天井距離tに変換して最適バウンス角を演算している。

0220

但し、制限バウンス角γ2より大きい角度であっても天井距離t2を測距して天井距離tに変換して最適バウンス角を演算は可能である。

0221

しかしながら、天井バウンスの角度が鉛直に対して小さくなると拡散反射光が少なくなるため精度が低下するため、できるだけ鉛直方向に近い制限バウンス角γ2で天井測距t2を測距して天井距離tに変換して最適バウンス角を演算を行う。

0222

なお、本実施形態で説明した各フローチャートはあくまで一例であって、不都合がなければ本実施形態で説明した各フローチャートと異なる順序で各種処理を実行しても構わない。

0223

また、本実施形態で説明したコマンド、コマンド番号データ項目はあくまで一例であって、同様の役割を果たすものであればどのように設定してもよい。

0224

このようにバウンス角の制限があったとしても撮影角度と制限のかかった角度の範囲内で天井測距を行い、天井距離の演算を行い適正なバウンス角に設定することが可能となる。

0225

以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

0226

100カメラ本体、101カメラマイコン、106測光回路(センサ)、
107焦点検出回路、112 入力部、130端子、140姿勢検出回路、
300照明装置、300a 本体部、300b可動部、308 測距ユニット、
310ストロボマイコン、312 入力部、340バウンス回路、
360 姿勢検出回路

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