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技術 照明装置、照明システムおよび照明装置を用いた騒音マスキング方法

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 瀬戸本龍海森脇淑也尾崎朝平松宏司
出願日 2018年8月29日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-160557
公開日 2020年3月5日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-034685
状態 未査定
技術分野 可聴帯域変換器の回路等 防音、遮音、音の減衰 可聴帯域変換器の細部 I (筐付等)
主要キーワード 音圧情報 所望音 相互間距離 マスキング音 特定機器 距離測定用 制御主体 外部音
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図面 (9)

課題

端末装置の位置に応じて、より好適にマスキング音を出力させる。

解決手段

照明装置10は、光源部11と、外部の端末装置20から、自機(照明装置10)と端末装置20との相互間距離を特定するための距離情報及び自機(照明装置10)を基準とする端末装置20の存在方向を特定するための方向情報を受信する通信部と、相互間距離に応じた音圧で、端末装置の存在方向に向かってマスキング音を出力する音光源部11とを備える。

概要

背景

天井板の近傍に、サウンドマスキング用の音声を出力する騒音マスキング用音源を敷設する技術が知られている(例えば、特許文献1)。

また、特許文献2には、雑音を相殺すなわち消去するマスキング音を提供しうる音響サブシステムを有する制御型照明が示されている。

概要

端末装置の位置に応じて、より好適にマスキング音を出力させる。照明装置10は、光源部11と、外部の端末装置20から、自機(照明装置10)と端末装置20との相互間距離を特定するための距離情報及び自機(照明装置10)を基準とする端末装置20の存在方向を特定するための方向情報を受信する通信部と、相互間距離に応じた音圧で、端末装置の存在方向に向かってマスキング音を出力する音光源部11とを備える。

目的

本発明は、上記課題を解決した照明装置を提供することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

少なくとも1つの光源を有する光源部と、外部の端末装置から、自機と前記端末装置との相互間距離を特定するための距離情報及び自機を基準とする前記端末装置の存在方向を特定するための方向情報を受信する通信部と、前記距離情報に基づいて特定される自機と前記端末装置との相互間距離に応じた音圧で、前記方向情報に基づいて特定される前記端末装置の存在方向に向かってマスキング音を出力する音源部とを備える照明装置

請求項2

前記距離情報は、前記端末装置から受ける無線通信電波強度であり、前記照明装置は、前記電波強度に基づいて、前記照明装置と前記端末装置との相互間距離を演算する演算部をさらに備え、前記音源部は、前記演算部で演算された前記相互間距離に応じた音圧でマスキング音を出力する請求項1に記載の照明装置。

請求項3

前記方向情報は、前記端末装置により撮像された前記照明装置の画像情報であり、前記演算部は、前記画像情報に基づいて、前記端末装置の存在方向を特定し、前記音源部は、前記演算部で演算された前記端末装置の存在方向に向かってマスキング音を出力する請求項2に記載の照明装置。

請求項4

前記光源部は、互いに異なる位置に配置された少なくとも3つの光源を備え、前記演算部は、前記端末装置から、前記画像情報として、前記3つの光源が撮像された画像情報を受け、前記画像情報に基づいて前記端末装置の存在方向を演算する請求項3に記載の照明装置。

請求項5

前記音源部は、互いに異なる位置に配置された複数のスピーカーを備え、前記複数のスピーカーのうち、前記端末装置の存在方向に最も近いスピーカーから前記マスキング音を出力する請求項1に記載の照明装置。

請求項6

前記音源部は、マスキングの対象外にする所望音があることを示す所望音信号を前記端末装置から受けた場合に、前記マスキング音に加えて前記所望音を出力する請求項1に記載の照明装置。

請求項7

前記所望音を取得するための音声取得部を備えている請求項6に記載の照明装置。

請求項8

前記音源部は、単一指向性スピーカーである請求項1に記載の照明装置。

請求項9

少なくとも1つの光源を有する光源部と、外部の端末装置から、自機と前記端末装置との相互間距離に応じた音圧を示す音圧情報及び自機を基準とする前記端末装置の存在方向を特定するための方向情報を受信する通信部と、前記音圧情報に基づいた音圧で、前記方向情報に基づいて特定される前記端末装置の存在方向に向かってマスキング音を出力する音源部とを備える照明装置。

請求項10

請求項1に記載の照明装置と、画像センサを有し、前記画像センサで撮像された前記照明装置の画像データに基づいて、前記距離情報および前記方向情報を算出して前記照明装置に送信する前記端末装置とを備える照明ステム

請求項11

前記端末装置は、前記照明装置の通信部との間の無線通信の電波強度に基づいて、前記照明装置と前記端末装置との相互間距離を算出し、前記距離情報として前記照明装置に送信する請求項10に記載の照明システム。

請求項12

前記照明装置の照明部は、互いに異なる位置に配置された少なくとも3つの光源を備え、前記端末装置は、前記画像センサで撮像された前記3つの光源の位置に基づいて前記存在方向を特定し、前記方向情報として前記照明装置に送信する請求項10に記載の照明システム。

請求項13

前記端末装置は、マスキングの対象外にする所望音の有無についての操作を受け付ける操作部を備え、前記操作部に受け付けられた操作情報から前記所望音があると判断した場合に、該所望音があることを示す所望音信号を前記照明装置に送信し、前記照明装置の音源部は、前記所望音信号に基づいて、前記マスキング音に加えて前記所望音を出力する請求項10に記載の照明システム。

請求項14

前記端末装置は、外部音を取得するための音声取得部を備え、前記所望音があると判断した場合に、前記音声取得部で取得された外部音を前記照明装置に送信し、前記照明装置の音源部は、前記マスキング音に加えて、前記端末装置の音声取得部で取得された前記外部音を前記所望音として出力する請求項13に記載の照明システム。

請求項15

相互間の無線通信が可能に構成された端末装置と照明装置との間の距離を求める距離特定工程と、前記端末装置に設けられた画像センサで前記照明装置を撮像し、該撮像された画像情報に基づいて、前記照明装置を基準とする前記端末装置の存在方向を特定する方向特定工程と、前記照明装置に設けられた音源部が、前記方向特定工程で特定された前記端末装置の存在方向に向かって、前記距離特定工程で演算された相互間の距離に応じた音圧でマスキング音を出力するマスキング音を出力する音出力工程とを備える騒音マスキング方法

請求項16

マスキングの対象外にする所望音がある場合に、該所望音を特定する工程をさらに備え、前記音出力工程では、前記マスキング音に加えて、前記所望音を出力する請求項15に記載の騒音マスキング方法。

技術分野

0001

本発明は、照明装置照明ステムおよび照明装置を用いた騒音マスキング方法に関する。

背景技術

0002

天井板の近傍に、サウンドマスキング用の音声を出力する騒音マスキング用音源を敷設する技術が知られている(例えば、特許文献1)。

0003

また、特許文献2には、雑音を相殺すなわち消去するマスキング音を提供しうる音響サブシステムを有する制御型照明が示されている。

先行技術

0004

特許第5325488号公報
特表2015−534701号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来の騒音マスキング方法では、騒音が低減される位置が限定されていた、すなわち、ユーザーの位置により、十分な騒音マスキング効果が得られない場合があった。例えば、住環境において、ユーザーが椅子を移動させて座る位置を変えたときに、マスキング効果が十分に得られる場合と、得られない場合とが生じ得る。

0006

そこで、本発明は、上記課題を解決した照明装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る照明装置は、少なくとも1つの光源を有する照明部と、外部の端末装置から、前記端末装置との間の距離を特定するための距離情報及び自機を基準とする前記端末装置の存在方向を特定するための方向情報を、無線通信により受信する通信部と、前記距離情報に基づいて特定される前記照明装置と前記端末装置との相互間距離に応じた音圧で、前記方向情報に基づいて特定される前記端末装置の存在方向に向かってマスキング音を出力する音源とを備える。

発明の効果

0008

本発明に係る照明装置は、端末装置との距離に応じた音圧、かつ、端末装置の方向に向かってマスキング音を出力するので、端末装置(ユーザー)の位置に応じて、より好適にマスキング音を出力させることができる。

図面の簡単な説明

0009

照明システムの主要な構成を示す概略図
照明システムの概略構成
照明装置の構成例を示すブロック図
端末装置の構成例を示すブロック図
照明システムの動作を示すフローチャート
照明システムの動作を示すフローチャート
照明システムの動作を示すフローチャート
照明システムの他の構成例を示す概略構成図

実施例

0010

以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。

0011

<照明装置及び照明システムの構成>
図1は実施形態に係る照明システムの主要な構成を示す概略図であり、図2は同照明システムの概略構成図である。

0012

図1図3に示すように、照明システムAは、照明装置10と、照明装置10との無線通信が可能に構成された端末装置20とを備える。

0013

照明装置10は、例えば、室内の天井等に敷設され、光源部11と、端末装置20との無線通信が可能に構成された無線モジュール12(通信部に相当)と、マスキング音を出力するスピーカー部13(音源部に相当)とを備えている。さらに、照明装置10は、照明装置10全体の動作を制御する制御部14(演算部に相当)と、照明制御部15と、音声制御部16と、マイク部17(音声取得部に相当)とを備えている。照明制御部15は、制御部14の制御を受けて、光源部11の発光状態を制御する。音声制御部16は、制御部14の制御を受けて、スピーカー部から出力する音声を制御する。マイク部17は、外部音を取得するためのものであり、後述する所望音を取得するために用いられる。なお、照明制御部15、音声制御部16およびマイク部17は、上記機能を実現可能に構成されていればよく、従来から知られている構成で実現することができるので、ここではその詳細な説明を省略する。

0014

図2では、照明装置10として、スピーカー部13が内蔵されたシーリングライトを例示している。

0015

図2において、光源部11は、互いに異なる位置に配置された複数の光源11aを有している。複数の光源11aの配置は、特に限定されるものではないが、図2では、複数の光源11aが、シーリングライトの外周を囲む辺の内側において、その辺に沿うように等ピッチ間隔で円弧状に配置されている例を示している。光源11aの種類は、特に限定されるものではないが、例えば、LED(Light Emitting Diode)を用いることができる。ここで、光源11aの数を3つ以上にすることにより、端末装置20側で自動的に端末装置20の存在方向を演算することができるようになる。端末装置20の存在方向とは、照明装置10を基準として端末装置が存在する方向であり、換言すると、端末装置を携帯するユーザーの存在する方向とみなすこともできる。なお、端末装置20の存在方向を演算するために、光源部11が、光源11aとは別に、互いに異なる位置に配置された複数の光源11bを含み、複数の光源11bを用いて存在方向を特定するようにしてもよい。

0016

無線モジュール12は、例えば、既存の通信規格準拠したモジュールであり、アンテナ18を介して端末装置20との間で信号の送受信ができるようになっている。無線モジュール12で受信された受信信号は、制御部14に出力される。なお、無線モジュール12は、端末装置20との間で無線通信ができるように構成されていればよく、従来から知られている構成で実現することができるので、ここではその詳細な説明を省略する。

0017

スピーカー部13は、制御部14で指定された方向に向かって音波を出力することができるように構成されている。スピーカー部13の具体的な構成は、特に限定されるものではないが、例えば、スピーカー部13として、複数のスピーカー13aを互いに異なる位置に配置するようにしてもよい。これにより、例えば、端末装置20の存在方向に最も近いスピーカー13a(図2ではクロスハッチングを付している)から音波を出力することで、端末装置20の存在方向に対して音波を出力することができる。また、複数のスピーカー13aの出力音圧を互いに異ならせることで、スピーカー部13の出力音に方向性を持たせるようにしてもよい。これにより、スピーカー部13から端末装置20の存在方向に対して音波を出力することができる。なお、図8に示すように、スピーカー部13として、単一のアレイ・スピーカー(単一指向性スピーカー)やパラメトリック・スピーカーを照明装置10のシーリング内に内蔵させてもよいし、これらのスピーカーを照明装置10の本体の外側に外付けするようにしてもよい。

0018

制御部14は、例えば、マイクロコンピュータで実現され、記憶部(図示省略)に記憶されたプログラム等に基づいて、照明装置10全体の動作を制御する。制御部14は、照明制御部15を介して、光源部11のオンオフを制御したり、明るさや発光態様を制御したりする。また、制御部14は、音声制御部16を介して、スピーカー部13から出力される音声の内容や音圧(音量)を制御する。

0019

制御部14は、光源部11やスピーカー部13の制御に際して、(1)端末装置20から受けた要求に応じて制御を行うようにしてもよいし、(2)内部のプログラムに基づいて制御部14が自ら主体的に制御を行うようにしてもよい。なお、上記(1)、(2)それぞれの詳細な動作の一例については、後述する「照明システムの動作」の中で、場合分けをして説明する。

0020

図4に示すように、端末装置20は、タッチパネル式の端末装置(図2参照)であり、通信部21と、CPU22と、画像センサ23と、表示部及び操作部としての機能を有するタッチパネル24とを備えている。端末装置20は、例えば、スマートフォンタブレットPC、リモコン等である。なお、端末装置20には、従来から知られているスマートフォン等の情報端末装置を用いることができるので、ここでは、本開示の技術に関連する構成要素について説明するものとし、他の構成について説明を省略する場合がある。なお、端末装置20の表示部と操作部とが一体になっている必要はなく、それぞれが別々に設けられていてもよい、すなわち、端末装置20がタッチパネル式でなくてもよい。

0021

通信部21は、CPU22の制御を受けて、アンテナ25を介して照明装置10の無線モジュール12との間で無線通信が可能に構成されている。なお、端末装置20は、通信部21を介して、マスキングの対象外となる音、すなわち、ユーザーが聴くことを希望している音(以下、所望音という)を出力する特定機器30と無線通信が可能に構成されていてもよい。本開示において、特定機器30とは、ユーザーが聴きたい音を出力する機器の総称であるものとし、例えば、テレビ31、ラジオ32、オーディオ機器33等が例示される。

0022

CPU22は、例えば、マイクロコンピュータで実現され、記憶部(図示省略)に記憶されたプログラム等に基づいて、端末装置20全体の動作を制御する。具体的な動作については、前述の照明装置10の制御部14と同様に、後述する「照明システムの動作」の中で具体的に説明する。

0023

画像センサ23は、例えば、端末装置20に設けられたカメラであり、ユーザーが照明装置10を撮像するために用いられる。画像センサ23で撮像された照明装置10の画像データは、CPU22に送られ、必要に応じて、タッチパネル24に表示される。

0024

タッチパネル24では、例えば、端末装置20にインストールされたアプリケーション等を起動させることで、照明装置10の画像データを確認したり、照明装置10の画像データに対して所定の入力操作を行ったりすることができるようになっている。また、図2に示すように、照明装置10のタッチパネル24に、スピーカー部13から出力されるマスキング音や所望音等の音量を調整するための設定画面24aを表示し、ユーザーが、タッチパネル24から上記音量を調整できるように構成されていてもよい。

0025

<照明装置及び照明システムの動作>
次に、図5から図7を参照しつつ、照明装置10及び照明システムAの動作について具体的に説明する。図5は、照明システムAの全体の動作を処理の工程に分けて示したフローチャートである。また、図6は、端末装置20のCPU22が主体となって制御を行う場合の一例を示しており、図7は、照明装置10の制御部14が主体となって制御を行う場合の一例を示している。

0026

まず、図5を用いて、照明システムAの動作について説明する。

0027

テップS11では、端末装置20と照明装置10との間の距離(以下、単に相互間距離という)が演算等により求められる。相互間距離の演算主体は、端末装置20であってもよいし、照明装置10であってもよい。図6では、端末装置20側で相互間距離を演算する例を示し、図7では、照明装置10側で相互間距離を演算する例を示している。図6および図7については、後ほど詳細に説明する。

0028

また、相互間距離の演算方法は、特に限定されない。例えば、端末装置20と照明装置10との間における無線通信の電波強度に基づいて相互間距離を求めることができる。より具体的には、無線通信の電波強度は調整することができるので、例えば、相互間の通信が可能な電波強度の最小値に基づいて、相互間距離を求めることができる。このように、相互間距離の算出に電波強度を用いることで、距離測定用の特別な素子回路を追加することなく相互間距離を求めることができる。

0029

また、端末装置20または照明装置10に、TOF(Time Of Flight)センサを設けて、TOFセンサにより相互間距離を測定するようにしてもよい。

0030

ステップS12では、端末装置20が、画像センサ23により照明装置10を撮像する。そして、その撮像された画像情報(画像データ)に基づいて、照明装置10を基準とする端末装置20の存在方向が特定される。ここで、照明装置10を撮像する主体は、端末装置20である。一方で、端末装置20の存在方向を特定する主体は、端末装置20であってもよいし、照明装置10であってもよい。図6では、端末装置20側で端末装置20の存在方向を特定する例を示し、図7では、照明装置10側で端末装置20の存在方向を特定する例を示している。なお、具体的な端末装置20の存在方向が特定方法については、後ほど詳細に説明する。

0031

ステップS13では、所望音の有無が判断される。例えば、端末装置20が、タッチパネル24に対して所望音の有無を確認する確認画面の表示を行い、その確認画面に対するユーザーの入力操作に基づいて所望音の有無が判断される。このとき、端末装置20は、タッチパネル24に対して上記所望音の有無に加えて、所望音を出力している特定機器30を指定する設定画面を表示するようにしてもよい。

0032

ステップS13で所望音がない場合、端末装置20から照明装置10にその情報が送信され、フローはステップS16に進む。

0033

ステップS16では、照明装置10の制御部14および音声制御部16の制御により、スピーカー部13からマスキング音が出力される。このとき、スピーカー部13は、ステップS11で求められた端末装置20と照明装置10との間の相互間距離に応じた音圧で、ステップS12で特定された端末装置の存在方向に向かってマスキング音を出力する。

0034

一方で、ステップS13で所望音がある場合、端末装置20から照明装置10にその情報が送信され、フローはステップS14に進む。

0035

ステップS14では、照明装置10が、スピーカー部13から出力するための所望音を取得する。所望音の取得方法は、特に限定されない。例えば、照明装置10が、マイク部17から所望音を取得するようにしてもよい。また、例えば、照明装置10が、例えば、ユーザーが設定した特定機器30から所望音の音声データを無線通信により直接受信したり、インターネット等から所望音の音声データをダウンロードしたりすることにより、所望音を取得するようにしてもよい。

0036

ステップS15では、照明装置10のスピーカー部13から所望音が出力される。前述のとおり、ステップS16では、スピーカー部13から、マスキング音が出力されるので、所望音がある場合には、スピーカー部13から、所望音とマスキング音とが重畳して出力される。

0037

次に、図6,7を用いて、照明システムAの動作を各装置の動作に基づいて説明する。

0038

制御主体が端末装置の場合−
まず、端末装置20が主体となって制御を行う場合について説明する。なお、具体的には、端末装置20のCPU22が主体となって制御を行うが、以下の説明では、便宜上、端末装置20が主体であるものとして記載する。

0039

図6に示すように、照明システムAでは、マスキング音を出力するための初期設定(ステップS21)が行われた後に、必要に応じて所望音の設定(ステップS22)がされ、ステップS21の初期設定で設定されたマスキング音が出力される(ステップS23)。

0040

以下、各ステップについて具体的に説明する。

0041

(初期設定)
ステップS21の初期設定は、マスキング音の出力に関する初期条件設定であり、一度設定されると、その設定値が保持されるようになっている。したがって、例えば、照明装置やソファー等の家具が敷設された後に、ユーザーが一度設定すると、その後は、その設定を使用することができるものである。なお、初期設定値は、変更が可能であり、ユーザーの操作等に基づいて、再設定することができる。

0042

以下、初期設定について具体的に説明する。

0043

まず、端末装置20において、マスキング音の設定画面が起動される(ステップS31)。そうすると、端末装置20は、照明装置10の無線モジュール12から発信された電波の電波強度に基づいて、自機(端末装置20)と照明装置10との距離(相互間距離)を演算する(ステップS41,S32)。

0044

次に、端末装置20は、ステップS32で演算された相互間距離に基づいて、照明装置10のスピーカー部13から出力させるマスキング音の音圧(以下、マスキング音圧という)を決定する(ステップS33)。なお、マスキング音圧の決定の方法は、特に限定されるものではない。例えば、端末装置20に、相互間距離に応じた最適なマスキング音圧が登録されたテーブルを用意し、CPU22が、そのテーブルを参照してマスキング音圧を決定することができる。また、例えば、端末装置20に、相互間距離から最適なマスキング音を算出する関数を格納し、CPU22が、その関数を用いてマスキング音圧を演算するようにしてもよい。さらに、設定されたマスキング音圧に対して、ユーザーが自機(端末装置20)により、好みの音圧に調整できるようにしてもよい。

0045

次に、端末装置20は、照明装置10を基準とする端末装置20の存在方向を特定する(ステップS34)。具体的には、例えば、端末装置20は、タッチパネル等を介してユーザーの操作を受け付け、その操作にしたがって画像センサ23で照明装置10を撮像する。そして、端末装置20は、撮像された画像データに基づいて、端末装置20の存在方向を特定する。

0046

なお、端末装置20の存在方向が特定できればよいので、その具体的な特定方法は、特に限定されるものではない。例えば、端末装置20が、タッチパネル24上に照明装置10の画像を表示させ、ユーザーに、照明装置10の画像データの中から、自分に一番近い位置をタッチさせて、そのタッチ位置に基づいて端末装置20の存在方向を特定してもよい。また、例えば、照明装置10が、光源部11を所定の発光パターン発光させ、画像センサ23を介して光源部11の発光態様の解析結果から端末装置20の存在位置の特定をしてもよい。また、例えば、照明装置10に、3つ以上の所定位置の光源11aを発光させて、その発光している光源11aの位置に基づいて端末装置20の存在方向を特定するようにしてもよい。

0047

その後、端末装置20は、マスキング音圧を示す音圧情報と、端末装置20の存在方向を示す方向情報を照明装置10に送信し、照明装置10では、音圧情報および方向情報が取得される(ステップS42)。

0048

(所望音設定)
ステップS22の所望音設定では、端末装置20において、所望音の有無が判断される。

0049

まず、端末装置20において、所望音の有無の設定が受け付けられる。例えば、端末装置20が、タッチパネル24に所望音の有無を確認する画面を表示し、ユーザーからの入力操作の情報に基づいて、所望音の有無を判断する。そして、端末装置20は、所望音があると判断した場合に、そのことを示す所望音信号を照明装置10に送信する(ステップS35)。一方で、端末装置20が、所望音がないと判断した場合、フローは、ステップS23に進む。

0050

以下、所望音設定について具体的に説明する。

0051

照明装置10は、端末装置20から所望音信号を受信した場合、所望音の特定処理を実行する(ステップS43)。所望音の特定方法は、特に限定されるものではないが、例えば、照明装置10のマイク部17から取得した音を所望音としてもよい。また、例えば、端末装置20または照明装置10から特定機器30に対して、所望音に関する音声データを要求する要求信号を送信し、特定機器30から受信した所望音の音声データを取得するようにしてもよい。そして、照明装置10は、所望音が特定できると、その所望音をスピーカー部13から出力する(ステップS44)。なお、所望音の方向、音圧については、特に限定されるものではない。例えば、あらかじめ定められたパラメータ等に基づいて定められてもよいし、ユーザーの好み等に応じて設定および変更等ができるようにしてもよい。

0052

(マスキング音出力)
ステップS23では、前述のステップS16と同様に、照明装置10は、制御部14および音声制御部16の制御により、スピーカー部13からマスキング音を出力する。また、所望音がある場合には、スピーカー部13から、所望音とマスキング音とが重畳して出力される。

0053

−制御主体が照明装置の場合−
次に、図7を参照しつつ、照明装置20が主体となって制御を行う場合について説明する。なお、具体的には、照明装置10の制御部14が主体となって制御を行うが、以下の説明では、便宜上、照明装置10が主体であるものとして記載する。また、以下の説明では、前述の「制御主体が端末装置の場合」と相違点を中心に説明するものとし、共通の処理について説明を省略する場合がある。

0054

(初期設定)
ステップS21の初期設定において、マスキング音の設定画面が起動される(ステップS61)と、照明装置10は、端末装置20の通信部21から発信された電波の電波強度に基づいて、端末装置20と自機(照明装置10)との距離(相互間距離)を演算する(ステップS62,S71)。

0055

次に、照明装置10は、ステップS71で演算された相互間距離に基づいて、スピーカー部13から出力させるマスキング音圧を決定する(ステップS72)。なお、マスキング音圧の決定方法については、前述のステップS33の場合と同様であり、ここではその詳細説明を省略する。

0056

次に、端末装置20は、照明装置10の画像データを取得する(ステップS63)。具体的には、例えば、端末装置20は、タッチパネル等を介してユーザーの操作を受け付け、その操作にしたがって画像センサ23で照明装置10を撮像する。端末装置20で撮像された照明装置10の画像データは、照明装置10に送られる。照明装置10では、端末装置20から受信した画像データに基づいて、端末装置20の存在方向を特定する(ステップS73)。なお、端末装置20の存在方向の特定方法は、特に限定されるものではなく、前述の「制御主体が端末装置の場合」と共通の特定方法を適用することができる。

0057

(所望音設定)
ステップS22の所望音設定において、端末装置20は、前述のステップS35と同様に、所望音の有無の設定を受け付け、所望音があると判断した場合に、照明装置10に所望音信号を送信する(ステップS64)。一方で、端末装置20が、所望音がないと判断した場合、フローは、ステップS23に進む。

0058

照明装置10は、端末装置20から所望音信号を受信した場合、所望音の特定処理を実行する(ステップS75)。所望音の特定方法は、特に限定されるものではなく、前述の「制御主体が端末装置の場合」と共通の特定方法を適用することができる。そして、照明装置10は、所望音が特定できると、その所望音をスピーカー部13から出力する(ステップS76)。

0059

(マスキング音出力)
ステップS23では、前述のステップS16と同様に、照明装置10の制御部14および音声制御部16の制御により、スピーカー部13からマスキング音が出力される。また、所望音がある場合には、スピーカー部13から、所望音とマスキング音とが重畳して出力される。

0060

以上のように、本実施における照明装置10は、光源11aを有する光源部11と、無線モジュール12(通信部に相当)と、スピーカー部13(音源部に相当)とを備えている。無線モジュール12は、外部の端末装置20から、自機(照明装置10)と端末装置20との相互間距離を示す距離情報と、自機(照明装置10)を基準とする端末装置の存在方向を示す方向情報を受信する。そして、スピーカー部13が、無線モジュール12を介して受けた距離情報(相互間距離)に応じた音圧で、方向情報に基づく端末装置20の存在方向に向かってマスキング音を出力する。

0061

本構成によると、照明装置10は、自機(照明装置10)と端末装置20との相互間距離に応じた音圧で、かつ、端末装置の方向に向かってマスキング音を出力するので、端末装置(ユーザー)の位置に応じて、より好適にマスキング音を出力させることができる。

0062

(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態について説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。

0063

上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。

0064

例えば、上記実施形態では、光源部11は、複数の光源11aから構成されているものとしたが、光源部11が単一の面光源であるものとしてもよい。この場合においても、前述の実施形態に例示した方法を用いて、照明装置10と端末装置20との間の相互間距離を算出することができ、同様の効果が得られる。

0065

本発明による照明装置およびそれを備えた照明システムでは、端末装置の位置に応じて、より好適にマスキング音を出力させることができるという効果を有し、例えば、家庭用オフィス用の照明装置および照明システムとして極めて有用である。

0066

A照明システム
10照明装置
11光源部
11a 光源
12無線モジュール(通信部)
13スピーカー部(音源部)
13a スピーカー
14 制御部
17マイク部(音声取得部)
20 端末装置

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