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図面 (8)

課題

安全性が高く、継続した摂取または投与が可能な、脳機能改善用組成物及び疲労回復又は抑制用組成物を提供する。

解決手段

有効成分として、(A)セリンアラニンアスパラギン酸グルタミン酸及びチロシンを含有する、脳機能改善用組成物及び疲労回復又は抑制用組成物。さらに(B)ヒドロキシプロリントリプトファン及びアスパラギンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する前記組成物

概要

背景

運動疲労により上昇する脳内のセロトニン濃度の上昇を抑制するアミノ酸組成物報告されている(特許文献1)。また、老化促進モデルマウスにおける認知機能を改善するアミノ酸組成物が報告されている(特許文献2)。しかし精神ストレスや運動疲労による脳機能低下を改善することに有効なアミノ酸組成物は知られていない。

概要

安全性が高く、継続した摂取または投与が可能な、脳機能改善用組成物及び疲労回復又は抑制用組成物を提供する。有効成分として、(A)セリンアラニンアスパラギン酸グルタミン酸及びチロシンを含有する、脳機能改善用組成物及び疲労回復又は抑制用組成物。さらに(B)ヒドロキシプロリントリプトファン及びアスパラギンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する前記組成物

目的

本発明は、脳機能低下等障害を改善すること及び疲労抑制が可能な、継続した摂取または投与が可能なアミノ酸組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

有効成分として、(A)チロシンセリンアラニンアスパラギン酸及びグルタミン酸を含有する、脳機能改善用組成物

請求項2

さらに(B)ヒドロキシプロリントリプトファン及びアスパラギンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する請求項1に記載の組成物

請求項3

脳機能改善が、精神ストレス又は運動疲労による脳機能低下の改善である請求項1又は2に記載の組成物。

請求項4

脳機能低下が、認知機能低下慢性疲労症候群及び鬱からなる群から選択される少なくともひとつである請求項3に記載の組成物。

請求項5

組成物中の配合割合が、チロシンを1重量部とすると、セリン0.5〜1.5重量部、アラニン0.5〜1.5重量部、アスパラギン酸0.5〜1.5重量部及びグルタミン酸0.5〜2.5重量部である請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。

請求項6

組成物中の配合割合が、チロシンを1重量部とすると、ヒドロキシプロリン0〜2重量部、トリプトファン0〜0.2重量部及びアスパラギン0〜2重量部である請求項2〜5のいずれか1項に記載の組成物。

請求項7

1回当たりの単位包装形態からなり、該単位中に、(A)を1回摂取量として合計6mg〜180g含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。

請求項8

1回当たりの単位包装形態からなり、該単位中に、(A)及び(B)を1回摂取量として合計6mg〜180g含有する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の組成物。

請求項9

有効成分として、(A)チロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸を含有する、疲労回復又は疲労抑制用組成物

請求項10

さらに(B)ヒドロキシプロリン、トリプトファン及びアスパラギンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する請求項9に記載の組成物。

請求項11

医薬品である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。

請求項12

食品である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。

技術分野

0001

本発明は、特定のアミノ酸を含有する脳機能改善用組成物および疲労回復又は疲労抑制用組成物に関する。

背景技術

0002

運動疲労により上昇する脳内のセロトニン濃度の上昇を抑制するアミノ酸組成物報告されている(特許文献1)。また、老化促進モデルマウスにおける認知機能を改善するアミノ酸組成物が報告されている(特許文献2)。しかし精神ストレスや運動疲労による脳機能低下を改善することに有効なアミノ酸組成物は知られていない。

先行技術

0003

WO 2004/028528
WO 2018/047980

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、脳機能低下等障害を改善すること及び疲労抑制が可能な、継続した摂取または投与が可能なアミノ酸組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討し、精神的ストレス肉体的ストレス等により起こる脳機能低下及び疲労に特定のアミノ酸の組み合わせが有効であることを見出し、当該組み合わせが認知機能などの脳機能の低下を改善及び疲労を回復又は抑制しうることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下を提供するものである。

0006

[1]有効成分として、(A)チロシンセリンアラニンアスパラギン酸及びグルタミン酸を含有する、脳機能改善用組成物。
[2]さらに(B)ヒドロキシプロリントリプトファン及びアスパラギンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する[1]に記載の組成物
[3]脳機能改善が、精神ストレス又は運動疲労による脳機能低下の改善である[1]又は[2]に記載の組成物。
[4]脳機能低下が、認知機能低下慢性疲労症候群及び鬱からなる群から選択される少なくともひとつである[1]〜[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]組成物中の配合割合が、チロシンを1重量部とすると、セリン0.5〜1.5重量部、アラニン0.5〜1.5重量部、アスパラギン酸0.5〜1.5重量部及びグルタミン酸0.5〜2.5重量部である[1]〜[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]組成物中の配合割合が、チロシンを1重量部とすると、ヒドロキシプロリン0〜2重量部、トリプトファン0〜0.2重量部及びアスパラギン0〜2重量部である[2]〜[5]のいずれか1項に記載の組成物。
[7]1回当たりの単位包装形態からなり、該単位中に、(A)を1回摂取量として合計6mg〜180g含有する、[1]〜[6]のいずれかに記載の組成物。
[8]1回当たりの単位包装形態からなり、該単位中に、(A)及び(B)を1回摂取量として合計6mg〜180g含有する、[2]〜[7]のいずれかに記載の組成物。
[9]有効成分として、(A)チロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸を含有する、疲労回復又は疲労抑制用組成物。
[10]さらに(B)ヒドロキシプロリン、トリプトファン及びアスパラギンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する[9]に記載の組成物。
[11]組成物中の配合割合が、チロシンを1重量部とすると、セリン0.5〜1.5重量部、アラニン0.5〜1.5重量部、アスパラギン酸0.5〜1.5重量部及びグルタミン酸0.5〜2.5重量部である[9]又は[10]に記載の組成物。
[12]組成物中の配合割合が、チロシンを1重量部とすると、ヒドロキシプロリン0〜2重量部、トリプトファン0〜0.2重量部及びアスパラギン0〜2重量部である[11]に記載の組成物。
[13]1回当たりの単位包装形態からなり、該単位中に、(A)を1回摂取量として合計6mg〜180g含有する、[9]〜[12]のいずれかに記載の組成物。
[14]1回当たりの単位包装形態からなり、該単位中に、(A)及び(B)を1回摂取量として合計6mg〜180g含有する、[10]〜[12]のいずれかに記載の組成物。
[15]医薬品である、[1]〜[14]のいずれかに記載の組成物。
[16]食品である、[1]〜[14]のいずれかに記載の組成物。

発明の効果

0007

本発明により、認知機能などの脳機能の低下を改善することができる組成物を提供することができる。
本発明により、脳内の神経伝達物質の低下を抑制することができるので、意欲低下や鬱症状等の改善にも有効な組成物を提供することができる。
本発明により、疲労を回復や抑制することができる組成物を提供することができる。
また本発明によれば、有効成分がアミノ酸であるため、長期に手軽に安全に摂取させることができる。

図面の簡単な説明

0008

図1は、BAA組成が精神ストレスモデルにおける認知機能低下を改善する効果を示すグラフである。Normal:通常飼育して、水を経口投与した群。Control:水をはったケージ飼育し、水を経口投与した群。BAA:水をはったケージで飼育し、アミノ酸組成物BAAを経口投与した群。*の結ぶ2群でP<0.05。
図2は、BAA組成が精神ストレスモデルにおける肝臓疲労を抑制することを示すグラフである。GOTグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼGPT:グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼはいずれも肝臓疲労時に肝臓から血中に逸脱してくる酵素であり、肝臓疲労の指標のひとつである。Normal:通常飼育して、水を経口投与した群。Control:水をはったケージで飼育し、水を経口投与した群。BAA:水をはったケージで飼育し、アミノ酸組成物BAAを経口投与した群。***の結ぶ2群でP<0.001。
図3はBAA組成が精神ストレスモデルにおける肝臓および視床の疲労を抑制することを示したグラフである。ATF3:疲労因子として同定された転写因子であり、疲労時に各組織に発現することが知られている。Normal:通常飼育して、水を経口投与した群。Control:水をはったケージで飼育し、水を経口投与した群。BAA:水をはったケージで飼育し、アミノ酸組成物BAAを経口投与した群。Liver:肝臓、HY:視床 *の結ぶ2群でP<0.05。
図4は、BAA組成が精神ストレスモデルにおける海馬モノアミン量の低下を改善する効果を示すグラフである。Normal:通常飼育して、水を経口投与した群。Control:水をはったケージで飼育し、水を経口投与した群。BAA:水をはったケージで飼育し、アミノ酸組成物BAAを経口投与した群。NE:ノルエピネフリン、DA:ドパミン5-HTセロトニン。*の結ぶ2群でP<0.05。
図5はBAA組成およびBAA1-4組成が運動疲労モデルにおける認知機能低下を改善する効果を示すグラフである。Sed:運動せなかった群。EX:運動させて、終了直後に水を経口投与した群。BAA、BAA1-4:運動させて、終了直後にBAAまたはBAA1-4を経口投与した群。Preとtestを*が結ぶ2群でP<0.05、**が結ぶ2群でP<0.01、***が結ぶ2群でP<0.001。
図6は、BAA4が運動疲労モデルにおける肝臓、腓腹筋および視床の疲労を抑制することを示すグラフである。ATF3:疲労因子として同定された転写因子であり、疲労時に各組織に発現することが知られている。Sed:運動させなかった群。EX:運動させて、終了直後に水を経口投与した群。BAA4:運動させて、終了直後にBAA4を経口投与した群。Preとtestを*が結ぶ2群でP<0.05、**が結ぶ2群でP<0.01、***が結ぶ2群でP<0.001。
図7は、BAA4が運動疲労モデルにおける肝臓の疲労を抑制することを示すグラフである。Hamp:肝臓で生産されて鉄代謝を制御するヘプシジンの遺伝子であり、肝臓の疲労時に発現が増加することが知られている。Sed:運動させなかった群。EX:運動させて、終了直後に水を経口投与した群。BAA4:運動させて、終了直後にBAA4を経口投与した群。Preとtestを*が結ぶ2群で***が結ぶ2群でP<0.001。

0009

本発明の脳機能改善用組成物は、有効成分として、(A)チロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸を含有する組成物である(以下本発明の組成物と総称することもある)。

0010

本明細書において「脳機能改善」とは、例えば、精神ストレス、運動疲労、感染症加齢肥満疾病などにより脳機能が低下すること、特に、精神ストレス及び/又は運動疲労により脳機能が低下することを予防、正常に戻す、増悪を阻止することをいう。
脳機能低下としては、認知機能低下、慢性疲労症候群、鬱、慢性疲労、おっくう感、意欲低下、集中力低下、記憶力低下、判断力低下などが挙げられる。なかでも本発明の組成物は、認知機能低下、意欲低下、集中力低下、記憶力低下、判断力低下の改善に好ましく使用される。

0011

「認知機能」とは、記憶、判断、計算、理解、抑制、学習、思考、言語、処理能力等の脳の高次の機能をいう。
本発明の組成物により改善され得る認知機能低下には、アルツハイマー病前頭側頭葉変性症ピック病等)、レビー小体病、脳血管障害等、種々の疾患や病変に起因する認知症による認知機能の低下の他、加齢による認知機能低下や、健常者において観察される認知機能低下、たとえば記憶力、集中力、思考力、意欲、判断力、処理能力等の低下が含まれる。
また本発明の脳機能改善用組成物は、ヒトなどの対象に対する使用は、治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。ここで、「非治療的」とは、医療行為を含まない概念、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない概念である。

0012

本発明の疲労回復又は抑制用組成物は、有効成分として、(A)チロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸を含有する組成物である(以下本発明の組成物と総称することもある)。
「疲労」とは、身体的あるいは精神的作業を連続して行った時の、倦怠感不快感脱力感などの自覚的疲労、作業能力の量的または質的低下を他覚的疲労、疲労の原因となっている生理的機能の変化である生理的疲労を意味する。具体的には、精神疲労、脳疲労、肉体疲労筋肉疲労、肝臓疲労が挙げられる。
また疲労には、休養により容易に回復する疲労、疲労が蓄積した状態である過労、強い疲労のため動くことが困難な状態である疲憊又は極度疲労、長期にわたる疲労である慢性疲労が含まれる。
「疲労回復」とは、疲労を回復、改善、回復促進を意味しそれにより正常な状態に移行させることを意味し、「疲労抑制」とは、疲労を減弱させるだけでなく疲労を予防することを意味する。
また本発明の疲労回復又は抑制用組成物は、ヒトなどの対象に対する使用は、治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。ここで、「非治療的」とは、医療行為を含まない概念、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない概念である。

0013

本発明の組成物は、有効成分として、(A)チロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸(以下、それぞれTyr、Ser、Ala、Asp及びGluと略記するときもある)を含む。本発明の組成物は、さらに(B)ヒドロキシプロリン、トリプトファン及びアスパラギン(Hypro、Trp及びAsnと略記するときもある)からなる群から選択される少なくとも1種を含んでもよく、(B)から任意の2種を含む合計7種の組み合わせを含んでもよく、8種の組み合わせを含んでもよい。

0014

本発明の組成物に含まれるアミノ酸は、本発明の効果を損なわない限り限定されないが、L−体又はDL−体が好ましく、L−体がより好ましい。

0015

本発明におけるアミノ酸は、蛋白質加水分解法、化学合成法酵素法又は発酵法など、いずれの製造方法で製造されたものでもよいし、市販品を用いることもできる。

0016

また、本発明におけるアミノ酸は、当該アミノ酸配列を有する天然蛋白質酵素的加水分解することによっても得ることができる。

0017

本発明におけるアミノ酸としては、遊離体のみならず、塩の形態でも用いることができる。本明細書におけるチロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシプロリン、トリプトファン及びアスパラギンという語は、それぞれ塩をも包含する概念である。塩の形態としては、薬理学上許容される塩であれば特に制限されず、酸付加塩塩基との塩等を挙げることができる。
具体的には、無機塩基有機塩基無機酸、有機酸との塩およびアミノ酸との塩等が挙げられる。

0018

無機塩基との塩としては、たとえば、リチウムナトリウムカリウム等のアルカリ金属との塩、マグネシウムカルシウム等のアルカリ土類金属との塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
有機塩基との塩としては、たとえばモノエタノールアミンジエタノールアミントリエタノールアミン等のアルカノールアミンとの塩、モルホリンピペリジン等の複素環式アミンとの塩等が挙げられる。
無機酸との塩としては、たとえば、ハロゲン化水素酸塩酸臭化水素酸ヨウ化水素酸等)、硫酸硝酸リン酸等との塩等が挙げられる。
有機酸との塩としては、たとえば、ギ酸酢酸プロパン酸等のモノカルボン酸との塩;シュウ酸マロン酸リンゴ酸コハク酸等の飽和ジカルボン酸との塩;マレイン酸フマル酸等の不飽和ジカルボン酸との塩;クエン酸等のトリカルボン酸との塩;α−ケトグルタル酸等のケト酸との塩等が挙げられる。
アミノ酸との塩としては、グリシン、アラニン等の脂肪族アミノ酸との塩;チロシン等の芳香族アミノ酸との塩;アルギニン等の塩基性アミノ酸との塩;アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ酸との塩;ピログルタミン酸等のラクタムを形成したアミノ酸との塩等が挙げられる。

0019

上記した塩は、それぞれ水和物(含水塩)であってもよく、かかる水和物としては、たとえば1水和物〜6水和物等が挙げられる。

0020

本発明におけるアミノ酸は、遊離体および上記塩の形態の1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明においては、チロシンは、遊離体が好ましく、セリンは、遊離体が好ましく、アラニンは、遊離体が好ましく、アスパラギン酸は、遊離体およびナトリウム塩等が好ましく、グルタミン酸は、遊離体およびナトリウム塩等が好ましく、ヒドロキシプロリンは、遊離体が好ましく、トリプトファンは、遊離体が好ましく、アスパラギンは、遊離体および水和物等が好ましい。

0021

本発明の組成物において、チロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸の配合割合は、(A−1)チロシンを1重量部とすると、L体かつ遊離体に換算して、通常(A−2)セリン0.5〜1.5重量部、(A−3)アラニン0.5〜1.5重量部、(A−4)アスパラギン酸0.5〜1.5重量部、(A−5)グルタミン酸0.5〜2.5重量部であり、好ましくは、(A−2)0.7〜1.3重量部、(A−3)0.7〜1.3重量部、(A−4)0.7〜1.3重量部、(A−5)0.7〜2.1重量部であり、より好ましくは、(A−2)0.9〜1.1重量部、(A−3)0.9〜1.1重量部、(A−4)0.9〜1.1重量部、(A−5)0.9〜2.1重量部である。

0022

本発明の組成物において、チロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシプロリン、トリプトファン及びアスパラギンの配合割合は、(A−1)チロシンを1重量部とすると、L体かつ遊離体に換算して、通常(A−2)セリン0.5〜1.5重量部、(A−3)アラニン0.5〜1.5重量部、(A−4)アスパラギン酸0.5〜1.5重量部、(A−5)グルタミン酸0.5〜1.5重量部、(B−1)ヒドロキシプロリン0〜2重量部、(B−2)トリプトファン0〜0.2重量部、(B−3)アスパラギン0〜2重量部であり、好ましくは、(A−2)0.5〜1.3重量部、(A−3)0.5〜1.3重量部、(A−4)0.7〜1.3重量部、(A−5)0.5〜1.3重量部、(B−1)0〜1.5重量部、(B−2)0.05〜0.15重量部、(B−3)0.5〜1.5重量部であり、より好ましくは、(A−2)0.5〜1.1重量部、(A−3)0.5〜1.1重量部、(A−4)0.9〜1.1重量部、(A−5)0.5〜1.1重量部、(B−1)0.1〜1.2重量部、(B−2)0.08〜0.12重量部、(B−3)0.8〜1.2重量部である。

0023

本発明の組成物中の各アミノ酸の重量(%)は、(A)に挙げられたアミノ酸の合計量に対し、L体かつ遊離体に換算して、通常(A−1)チロシン12〜28重量%、(A−2)セリン12〜28重量%、(A−3)アラニン12〜28重量%、(A−4)アスパラギン酸12〜28重量%及び(A−5)グルタミン酸12〜30重量%、好ましくは、(A−1)14〜25重量%、(A−2)14〜25重量%、(A−3)14〜25重量%、(A−4)14〜25%及び(A−5)15〜30重量%、より好ましくは、(A−1)14〜22重量%、(A−2)14〜22重量%、(A−3)14〜22重量%、(A−4)18〜22重量%及び(A−5)18〜30重量%である。

0024

本発明の組成物中の各アミノ酸の重量(%)は、(A)および(B)に挙げられたアミノ酸の合計量に対し、L体かつ遊離体に換算して、通常(A−1)チロシン8〜28重量%、(A−2)セリン8〜24重量%、(A−3)アラニン8〜24重量%、(A−4)アスパラギン酸8〜28重量%及び(A−5)グルタミン酸8〜24重量%、ならびに(B−1)ヒドロキシプロリン0〜32重量%、(B−2)トリプトファン0〜3.2重量%及び(B−3)アスパラギン0〜32重量%であり、好ましくは、(A−1)11〜28重量%、(A−2)11〜21重量%、(A−3)11〜21重量%、(A−4)11%〜28%及び(A−5)11〜21重量%、ならびに(B−1)0〜24重量%、(B−2)0.8〜3重量%及び(B−3)8〜24重量%であり、より好ましくは、(A−1)14〜28重量%、(A−2)11〜18重量%、(A−3)11〜18重量%、(A−4)14〜28重量%及び(A−5)11〜18重量%、ならびに(B−1)2.4〜20重量%、(B−2)1.2〜3重量%及び(B−3)12〜24重量%である。
ここで本発明におけるアミノ酸とは、遊離アミノ酸を意味し、蛋白ペプチド中の構成アミノ酸は含まない。また、本明細書において、本発明における各アミノ酸の含有量は、L体のアミノ酸の含有量であって、当該アミノ酸が塩の形態で含有される場合、遊離体に換算した含有量で表す。なお本発明のアミノ酸組成物はD体のアミノ酸を含んでもよい。またDL体(L体:D体=1:1)のアミノ酸を含む場合にはL体のアミノ酸含有量に基づいて換算することができる。

0025

本発明の組成物の投与量(摂取量)は、年齢性別、体重、対象疾患、症状、剤形によって変化しうるが、(A)又は(A)及び(B)をあわせて成人(例えば体重60kg)1日あたり、通常は6mg〜180gの範囲であり、好ましくは30mg〜90g、より好ましくは60mg〜45g、さらに好ましくは300mg〜9g、特に好ましくは600mg〜4.5gとなるように、1日1回ないし数回投与又は摂取させる。

0026

またチロシンの投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜100gの範囲であり、10mg〜50gの範囲が好ましく、50mg〜10gの範囲がより好ましく、50mg〜1gの範囲がさらに好ましい。
セリンの投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜100gの範囲であり、10mg〜50gの範囲が好ましく、50mg〜10gの範囲がより好ましく、50mg〜1gの範囲がさらに好ましい。
アラニンの投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜100gの範囲であり、10mg〜50gの範囲が好ましく、50mg〜10gの範囲がより好ましく、50mg〜1gの範囲がさらに好ましい。
アスパラギン酸の投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜100gの範囲であり、10mg〜50gの範囲が好ましく、50mg〜10gの範囲がより好ましく、50mg〜1gの範囲がさらに好ましい。
グルタミン酸の投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜100gの範囲であり、10mg〜50gの範囲が好ましく、50mg〜10gの範囲がより好ましく、50mg〜1gの範囲がさらに好ましい。
ヒドロキシプロリンの投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜100gの範囲であり、10mg〜50gの範囲が好ましく、50mg〜10gの範囲がより好ましく、50mg〜1gの範囲がさらに好ましい。
トリプトファンの投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜50gの範囲であり、10mg〜10gの範囲が好ましく、50mg〜1gの範囲がより好ましく、50mg〜0.1gの範囲がさらに好ましい。
アスパラギンの投与量(摂取量)は成人1日あたり、通常1mg〜100gの範囲であり、10mg〜50gの範囲が好ましく、50mg〜10gの範囲がより好ましく、50mg〜1gの範囲がさらに好ましい。
上記成人1回あたりの量は、性別、年齢、疾患等の体の状態を加味して適宜変更しうる。

0027

本発明の組成物において、上記1日あたりの量を一度にもしくは数回に分けて投与することができる。また投与期間は特に限定されず、有効成分がアミノ酸であるため長期投与が可能である。

0028

本発明の組成物は、本発明における(A)以外のアミノ酸の組成物中に含有される割合が、組成物の合計重量に対して、遊離体に換算して、50重量%以下であり、40重量%以下が好ましく、30重量%以下がより好ましく、実質的に含有しないのがさらに好ましく、含有しないことが特に好ましい。実質的に含有しないとは、0.2重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、より好ましくは0.05重量%以下を意味する。
また、本発明の組成物は、本発明における(A)及び(B)以外のアミノ酸の組成物中に含有される割合が、組成物の合計重量に対して、遊離体に換算して、50重量%以下であり、40重量%以下が好ましく、30重量%以下がより好ましく、実質的に含有しないのがさらに好ましく、含有しないことが特に好ましい。実質的に含有しないとは、0.2重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、より好ましくは0.05重量%以下を意味する。

0029

本発明の組成物は、本発明におけるアミノ酸の他に、さらに糖質、脂質、タンパク質ビタミンミネラル等の他の栄養成分を含有することができる。

0030

本発明の組成物は、本発明における(A)のアミノ酸以外に、必要に応じて(B)のアミノ酸、他の栄養成分、薬学的に許容される添加剤等を加えて、製剤の分野で周知の製剤化手段、たとえば第十七改正日本薬局方製剤総則[3]製剤各条に記載された方法等により、溶液、懸濁液、乳濁液等の液状;ゲルクリーム等の半固形状粉末顆粒錠剤カプセル等の固形状等、種々の形態とすることができる。

0031

上記薬学的に許容される添加剤は、本発明の組成物の形態に応じて適宜選択することができ、たとえば、賦形剤結合剤崩壊剤滑沢剤被覆剤基剤溶剤溶解補助剤可溶化剤乳化剤分散剤懸濁化剤安定化剤粘稠剤、無痛化剤等張化剤pH調整剤抗酸化剤防腐剤保存剤矯味剤甘味剤香料着色剤等が挙げられる。

0032

具体的には、賦形剤としては、たとえば、炭酸マグネシウム、糖類(グルコースラクトースコーンスターチ等)、糖アルコールソルビトールマンニトール等)等が挙げられる。
結合剤としては、たとえば、ゼラチンアルファー化デンプン部分アルファー化デンプンセルロースおよびその誘導体結晶セルロースヒドロキシプロピルセルロース等)等が挙げられる。
崩壊剤としては、たとえば、クロスポビドンポビドン、結晶セルロース等が挙げられる。
滑沢剤としては、たとえば、タルクステアリン酸マグネシウム等が挙げられる。
被覆剤としては、たとえば、メタクリル酸メタクリル酸メチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸エチル共重合体メタクリル酸メチル・メタクリル酸ブチル・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体アクリル酸エチル・メタクリル酸メチル・メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体等が挙げられる。

0033

基剤としては、たとえば、動植物性油脂オリーブ油カカオ脂牛脂ゴマ油硬化油ヒマシ油等)、ロウカルナウバロウミツロウ等)、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
溶剤としては、たとえば、精製水注射用水一価アルコールエタノール等)、多価アルコールグリセリン等)等が挙げられる。
溶解補助剤としては、たとえば、プロピレングリコール中鎖脂肪酸トリグリセリド等が挙げられる。

0035

安定化剤としては、たとえば、アジピン酸、β−シクロデキストリンエチレンジアミンエデト酸ナトリウム等が挙げられる。
粘稠剤としては、たとえば、水溶性高分子ポリアクリル酸ナトリウムカルボキシビニルポリマー等)、多糖類アルギン酸ナトリウムキサンタンガムトラガント等)等が挙げられる。
無痛化剤としては、たとえば、アミノ安息香酸エチルクロロブタノール、プロピレングリコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
等張化剤としては、たとえば、塩化カリウム塩化ナトリウム、ソルビトール、生理食塩水等が挙げられる。
pH調整剤としては、たとえば、塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、乳酸水酸化ナトリウム水酸化カリウム等が挙げられる。

0036

抗酸化剤としては、たとえば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、dl−α−トコフェロールエリソルビン酸等が挙げられる。
防腐剤および保存剤としては、たとえば、パラベンメチルパラベン等)、ベンジルアルコール、デヒドロ酢酸ナトリウムソルビン酸等が挙げられる。

0037

矯味剤としては、たとえば、アスコルビン酸エリスリトール、L−グルタミン酸ナトリウム等が挙げられる。
甘味剤としては、たとえば、アスパルテームカンゾウエキスサッカリン等が挙げられる。
香料としては、たとえば、l−メントールd−カンフルバニリン等が挙げられる。
着色剤としては、たとえば、タール色素食用赤色2号食用青色1号食用黄色4号等)、無機顔料三二酸化鉄黄酸化鉄黒酸化鉄等)、天然色素ウコン抽出液β−カロテン銅クロロフィリンナトリウム等)等が挙げられる。

0038

本発明においては、上記添加剤は、1種または2種以上を用いることができる。

0039

本発明の組成物における(A)の総含有量は、機能性の観点から、組成物の全量に対して、通常、10重量%〜100重量%であり、好ましく50重量%〜100重量%であり、より好ましくは60重量%〜100重量%であり、さらに好ましくは70重量%〜100重量%であり、特に好ましくは80重量%〜100重量%である。
また本発明の組成物における(A)及び(B)の総含有量は、機能性の観点から、組成物の全量に対して、通常、10重量%〜100重量%であり、好ましく50重量%〜100重量%であり、より好ましくは60重量%〜100重量%であり、さらに好ましくは70重量%〜100重量%であり、特に好ましくは80重量%〜100重量%である。

0040

本発明の組成物は、1回ないしは1食摂取量単位で包装された形態「単位包装形態」であり得る。かかる形態とは、1回ないしは1食あたりに摂取する量が予め定められ、包装された形態をいう。単位包装形態に用いられる容器または包装体は、本発明の組成物の形態等に応じて適宜選択し得るが、紙製の容器または袋体プラスチック製の容器または袋体、パウチアルミ缶スチール缶、瓶、ペットボトル、PTP(press through pack)包装シート等が挙げられる。例えば、飲料、ゼリーヨーグルトガムクッキー等の場合には、袋、パウチ、瓶、箱等の容器により1回の摂取量を包装した形態が挙げられ、顆粒、粉末、スラリー状等の場合には、パウチや袋等により1回の摂取量を個別包装する形態が挙げられる。特に、組成物が健康食品、機能性表示食品、栄養補助食品特定保健用食品等である場合には、本発明の組成物が1回ないし1食あたりの摂取量単位の形態で包装された形態や、本発明の組成物が懸濁又は溶解された飲料又はゼリーが、1回あたりの飲み切り又は食べ切りの形態でパウチ等に充填された形態などが挙げられる。

0041

上記1回ないしは1食摂取量中には、(A)を合計で6mg〜180g、好ましくは30mg〜90g、より好ましくは60mg〜45g含めることができる。
また上記1回ないしは1食摂取量中には、(A)及び(B)を合計で6mg〜180g、好ましくは30mg〜90g、より好ましくは60mg〜45g含めることができる。
これにより、1回ないしは1食摂取量単位を摂取することで、必要量の当該アミノ酸を簡便に摂取することができる。

0042

また別の態様として、計量容器、及び有効成分としてチロシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシプロリン、トリプトファン及びアスパラギンの5〜8つのアミノ酸を含む組成物を含むキットが挙げられる。
計量容器は上記のアミノ酸の1回摂取量を計量するための容器であれば特に限定されないが、例えば計量カップ計量スプーンなどが挙げられる。1回に摂取する量は、上記1食当たりの単位包装形態に記載の量と同様である。計量容器で計りうる量はすりきり又は山盛りの量など、容器に合わせて決めることができる。また計量容器には1回の使用量などが表示されている目盛を有してもよい。

0043

本発明の組成物の形態は、飲料等のような液状、ゼリー、ジェル、ゼリー様飲料等のようなゼリー状牛乳乳飲料、ヨーグルト等のような乳状、ガム状、粉末状、顆粒状、シート状、カプセル状タブレット状スナックバー、クッキー等のような固形状などとすることができる。

0044

本発明の組成物の適用対象としては、哺乳動物(たとえば、ヒト、サルマウスラットモルモットハムスターウサギネコイヌウシウマロバブタヒツジ等)や、鳥類(たとえば、アヒルニワトリガチョウ七面鳥等)等が挙げられる。
本発明の組成物をヒト以外の適用対象動物(以下、単に「対象動物」ともいう)に適用する場合、本発明の組成物の摂取量または投与量は、対象動物の種類、性別、体重等に応じて適宜設定すればよい。

0045

本発明の組成物は、そのまま、またはさらに上記した薬学的に許容される添加剤を加えて、医薬品(以下、本明細書において「本発明の医薬品」とも称する)として提供することができる。
本発明の医薬品は、錠剤、被覆錠剤チュアブル錠丸剤、(マイクロカプセル剤顆粒剤細粒剤散剤エリキシル剤リモナーゼ剤、シロップ剤懸濁剤乳剤経口ゼリー剤等の経口製剤、溶液状、懸濁液状、乳液状等の注射剤、用時溶解または懸濁して用いる固形状の注射剤、輸液剤持続性注射剤等の注射用製剤、経管液剤等の剤形とすることができる。

0046

本発明の医薬品は、脳機能低下を呈する患者、特に高齢者や中・壮年者等や前記障害等を呈するおそれのある高齢者や中・壮年者等、脳機能低下の認められる高齢者や中・壮年者等、疲労を感じている幅広対象者等に好適に投与され得る。
本発明の医薬品は、上記適用対象に対し、1日あたりに、本発明におけるアミノ酸の総量(遊離体に換算した量の総量)が、上記した1日あたりの投与量となるように、投与される。

0047

さらに、本発明の組成物は、各種食品に添加して摂取させることができる。本発明の組成物が添加される食品は特に制限されず、一般的に食事デザートに供される形態の食品であれば如何なるものでもよい。
たとえば、本発明の組成物を清涼飲料水等の飲料に添加し、所望により適当な風味を加えて、ドリンク剤とすることができる。
より具体的には、本発明の組成物は、たとえば、果汁飲料スポーツ飲料等の清涼飲料水;牛乳、ヨーグルト等の乳製品;ゼリー、チョコレートキャンディビスケット等の菓子等に添加することができる。

0048

本発明の組成物は、1日あたりに摂取される量の上記各種食品に対し、本発明におけるアミノ酸の総量(L体かつ遊離体に換算した量の総量)が、上記した1日あたりの摂取量となるように添加されることが好ましい。

0049

また、本発明の組成物は、そのまま、または必要に応じて一般的な食品添加物を加えて、通常の食品製造技術により、食品(以下、本明細書において「本発明の食品」とも称する)として提供することができる。
本発明の食品は、液状、懸濁液状、乳状、ゲル状、クリーム状、粉末状、顆粒状、シート状、カプセル状、タブレット状等、種々の形態とすることができる。
さらに、本発明の食品は、本発明の組成物を各種食品原材料に加え、必要に応じて一般的な食品添加物を加えて、一般的な食品等の製造技術により、清涼飲料水(果汁飲料、スポーツ飲料、コーヒー飲料茶系飲料等)、乳製品(乳酸菌飲料発酵乳バターチーズ、ヨーグルト、加工乳脱脂乳等)、畜肉製品ハムソーセージハンバーグ等)、魚肉練り製品蒲鉾竹輪、さつま揚げ等)、卵製品(だし巻き、卵豆腐等)、菓子(クッキー、ゼリー、チューイングガム、キャンディ、スナック菓子冷菓等)、パン麺類漬物干物佃煮スープ調味料等、種々の形態の食品とすることができ、瓶詰め食品缶詰食品レトルトパウチ食品であってもよい。

0050

上記食品添加物としては、製造用剤(かんすい、結着剤等)、増粘安定剤(キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム等)、ゲル化剤(ゼラチン、寒天カラギーナン等)、ガムベース酢酸ビニル樹脂ジェルトンチクル等)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、サポニンレシチン等)、保存料安息香酸安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ε−ポリリシン等)、酸化防止剤(アスコルビン酸、エリソルビン酸、カテキン等)、光沢剤セラックパラフィンワックス、ミツロウ等)、防かび剤(チアベンタゾール、フルジオキソニル等)、膨張剤炭酸水素ナトリウムグルコノδ−ラクトンミョウバン等)、甘味料(アスパルテーム、アセスルファムカリウムカンゾウ抽出物等)、苦味料カフェインナリンジンニガヨモギ抽出物等)、酸味料(クエン酸、酒石酸、乳酸等)、調味料(L−グルタミン酸ナトリウム、5’−イノシン酸二ナトリウム等)、着色料アナトー色素ウコン色素クチナシ色素等)、香料(アセト酢酸エチルアニスアルデヒド等の合成香料、オレンジラベンダー等の天然香料)等が挙げられる。
本発明において、上記食品添加物は、1種または2種以上を用いることができる。

0051

本発明の食品は、脳機能低下の症状を呈する高齢者や中・壮年者等や前記症状を呈するおそれのある高齢者や中・壮年者等、さらには、脳機能の低下の防止や疲労回復や抑制を目的として、幅広い対象者に好適に摂取され得る。

0052

従って、本発明の食品は、脳機能改善用又は疲労回復や抑制用の特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等の保健機能食品、病者用食品、高齢者用食品等の特別用途食品、健康補助食品等としても提供され得る。

0053

本発明の食品は、上記適用対象に、1日あたりに、本発明におけるアミノ酸の総量(L体かつ遊離体に換算した量の総量)が、上記した1日あたりの摂取量となるように摂取させることが好ましい。

0054

以下の実施例において本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。本明細書中、特に断りのない限り%は重量%を表す。

0055

<実施例1>
精神ストレスモデルでの短期記憶評価および海馬モノアミン量の測定
(1−1)精神ストレスモデルの作成
慢性疲労症候群のモデルや胃潰瘍モデルとして汎用されている水床ストレスモデル(疲労困憊モデル)を使用した。10週齢雄性C57BL/6Jマウス(22〜28g)を摂・摂水が自由にできる水深0.5cmの水をはったケージで2日間飼育した。餌はAIN−93G組成食を使用した。
(1−2)この間、・夕に2回/日、試験群にはヒドロキシプロリン、アスパラギン、セリン、アラニン、チロシン、トリプトファン、アスパラギン酸、グルタミン酸配合のアミノ酸BAA溶液(1.2g/kg)、正常群及びコントロール群には水を20ml/kg用量強制経口投与を実施した。BAAの組成比を表1、群構成を表2に示す。表1中のアミノ酸はL体かつ遊離体換算の値を示す。
(1−3)3日目の朝、アミノ酸BAA溶液(1.2g/kg)または水を20ml/kg用量で強制経口投与して一時間後に、後述のY−mazeを実施し、認知機能を評価した。その後に麻酔下で脳を採材した。また血液、肝臓、視床を採材した。

0056

0057

0058

(1)Y字迷路試験(Y−maze task)
Y字迷路試験には、3本のarm(大きさ:長さ 40cm×幅 10cm×高さ 13cm)で接続されたY字型迷路装置を用いた。試験ではマウスをいずれかのarmの先端に置き、8分間迷路内を自由に探索させた。その際にマウスの後ろ足までarm内に入った場合をarmへの侵入と見なし、試験時間内にマウスがarm間を移動した回数の合計を総侵入回数とした。このうち、連続して異なる3つのarmを選択した組み合わせの合計を自発的交替行動数とした。自発的交替行動数を総進入回数から2を引いた数で割り、それに100を掛けて求めた値を自発的交替行動変化率(Alternation)とし、これを自発的交替行動の指標とした。有意差検定には、Holm-Sidak's multiple comparisons testを用いた(*:P<0.05)。
この試験から、マウスの自発行動量と空間作業記憶(ワーキングメモリー)について評価した。

0059

結果
結果は図1に示した。Y−maze(alternation)の値が高いほど、認知機能が高いことを示す。BAAはマウスの短期記憶を有意に改善した。

0060

(2)血中GOT、GPT測定
液中の肝臓逸脱酵素を測定するために、富士ドライムシステムを用いてグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)およびグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(GPT)を測定した。
GOT、GPTは肝臓疲労時に肝臓から血液中に逸脱することが知られており、肝臓疲労の指標のひとつである。

0061

結果
結果は図2に示した。精神ストレスモデルにおいて血中GOT、GPTは有意に増加し、BAA組成物を介入するとGOT、GPTは抑制された。

0062

(3)肝臓および視床中のATF3発現解析
肝臓および視床中のmRNAを常法により抽出し、ATF3遺伝子発現解析した。プライマーはATF3-FとATF3-Rを使用した。
ATF3-F GAGGATTTTGCTAACCTGACACC(配列番号1)
ATF3-R TTGACGGTAACTGACTCCAGC(配列番号2)
ATF3は疲労因子として同定された転写因子であり、疲労時に各組織に発現することが知られている。

0063

結果
結果は図3に示した。精神疲労モデルでは肝臓および視床におけるATF3遺伝子発現が増加し、BAA組成物を介入するとATF3遺伝子発現は抑制された。

0064

(4)海馬モノアミン値測定
海馬をホモジナイズし、抽出した溶液をHPLCによってピーク分析し、ノルエピネフリン(NE)、ドパミン(DA)、セロトニン(5−HT)値を解析した。

0065

結果
結果は図4に示した。モノアミン値が高いほど、認知機能が高い可能性が示唆される。
海馬のモノアミン値は、コントロール群に比較してBAA投与によって増加した。

0066

<実施例2>
運動疲労モデルでの認知機能評価
(1)運動疲労モデルの作成
(1−1)雄性10週齢C57BL/6Jマウス(22〜28g)をトレッドミルにて疲労困憊状態まで走行させて運動疲労モデルを構築した。トレッドミルは開始後0〜30分が20m/分の速度、30〜60分は22m/minの速度で走行させ、60分以降は24m/minの速度で疲労困憊状態になるまで走行させた。走行をやめたマウスを仰向けにして、自力で起き上がれない状態を疲労困憊と判定した。
(1−2)走行直後、表3に示す組成比で調製した、アミノ酸溶液BAA及びBAA1〜4または水を20ml/kg用量でそれぞれ強制経口投与し、その一時間後にNORT評価を行った。BAAおよびBAA1−4の組成比は表3、群構成を表4に示す。表3中のアミノ酸はL体かつ遊離体換算の値を示す(*:BAA4のアラニンのみDL−Alaを使用、L−Alaに換算すると14.35%)。

0067

0068

0069

(2)NORT(novel object recognition test)評価
マウスは新規環境に入れると探索行動を開始し、時間経過により環境に馴化して行動量は減少する。物体認識に対しても同様に、新奇物体があれば探索行動が認められ、新奇性が低下すれば行動量も減少する。この物体に対する探索行動を指標として、学習・記憶を測定する方法がNORTである。

0070

NORT評価にはオープンフィールド装置(40cm×40cm×40cm)を用いた。1日目は、探索対象の物体がない状態でマウスを10分間自由に行動させて、環境に馴化させた。2日目に訓練施行(pre)、3日目に試験を行った(test)。Preでは、2つの同一の対象物物体A、Bを対角になるようにフィールドに置き、マウスを10分間自由に探索させた。Testでは、preで用いた対象物のうち探索時間が短い物体Aを別の対象物物体Cと置き換えて、マウスを10分間自由に探索させた。マウスのが対象物から1cm以内にあり、対象物を鼻で嗅ぐ行動や体が物体に触れている状態を探索行動と定義して各対象物の探索時間を計測した。物体の認識指標(Recognition Index(%))は以下のようにして算出した。
Pre:物体Aの探索時間/物体Aの探索時間+物体Bの探索時間
Test:物体Cの探索時間/物体Bの探索時間+物体Cの探索時間
Preとtestの認識指標を比較して、一度探索した対象物を記憶していれば新規対象物の探索割合を示すtestの認識指標が大きくなり、記憶していなければ指標はpreと比較して変化しない。
また、総探索時間が10秒以下の個体は試験から除外した。
Preとtestの有意差検定にはpaired t-testを用いた(*:P<0.05、**:P<0.01、***:P<0.001)。

0071

結果
結果は図5に示した。Sedは水を投与し運動疲労を起こさなかった群を示す。EXは運動疲労を起こした群であって、水またはBAAを投与した群を示す。test時のNORT(RI)の値がpre値と比較して有意に高いと、認知機能が高いことを示している。運動疲労を起こさなかった群では認知機能は高いが、運動疲労を起こした群は認知機能の低下が認められた。いっぽうBAA投与群は、運動疲労時の認知機能低下を改善したことを示した。また、BAA1−4においても同様に運動疲労時の認知機能低下の改善が示された。

0072

(3)肝臓、腓腹筋および視床中のATF3発現解析
肝臓、腓腹筋および視床中のmRNAを常法により抽出し、ATF3遺伝子発現を解析した。プライマーはATF3-FとATF3-Rを使用した。

0073

結果
結果は図6に示した。運動疲労モデルでは肝臓、腓腹筋および視床におけるATF3遺伝子発現が増加し、BAA4を介入するとATF3遺伝子発現は抑制された。

0074

(4)肝臓中のヘプシジン(Hamp)発現解析
肝臓中のmRNAを常法により抽出し、Hamp遺伝子発現を解析した。プライマーはMA158770-FとMA158770-Rを使用した。
MA158770-FGCCTGAGCAGCACCACCTAT(配列番号3)
MA158770-R AGCATTTACAGCAGAAGATGCAGA(配列番号4)
Hampは肝臓で生産されて鉄代謝を制御するヘプシジンの遺伝子であり、肝臓の疲労時に発現量が増加することが知られている。

実施例

0075

結果
結果は図7に示した。運動疲労モデルでは肝臓におけるHamp遺伝子発現が増加し、BAA4を介入するとHamp遺伝子発現は抑制された。

0076

本発明により、脳機能改善および疲労回復や疲労抑制に有効な組成物の提供が可能となる。

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