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技術 ツーリング収納用のブッシュ

出願人 トラスコ中山株式会社株式会社ホシプラ
発明者 中山哲也星川和胤
出願日 2018年8月29日 (3年5ヶ月経過) 出願番号 2018-159866
公開日 2020年3月5日 (1年11ヶ月経過) 公開番号 2020-032482
状態 未査定
技術分野 工作機械の補助装置 作業場用の仕事台、支持台、貯蔵手段
主要キーワード 収納ホルダ 軸受け筒 軸側フランジ シャンク形状 収納箇所 機械工作 棚板間 工具保持具
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

一般用ツーリング収納具でもBTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具のどちらにも用いることができるのブッシュを提供すること。

解決手段

複数の丸穴を持つ棚板具備するツーリング収納具の丸穴それぞれを覆うように被せることで丸穴の箇所をツーリングの収納ホルダとして機能させるツーリング収納用のブッシュ10において、ブッシュ10が上部の大径部16と下部の小径部18との、径の異なる箇所を少なくとも2箇所有する、軸方向を含む断面が逆階段状の略円筒形とし、大径部16の内筒側に、収納するツーリングを固定するための突起部材12を有するものとしたうえで、突起部材12を含む箇所14がブッシュ本体11から分離できるようにした。

概要

背景

金属の切削や穴開け加工などを行なうフライス盤マシニングセンタなどの工作機械には、ドリルエンドミルなどの先端工具を取り付ける必要がある。先端工具を工作機械に取り付けるためのアダプターを一般にツーリング(tooling、工具保持具)と呼んでいる。

ツーリングの工作機械と接続する側はシャンク(shank,工具把持する部分)と呼ばれる。シャンクの形状には使用する工作機械の種類や要求される仕上がり精度に応じた複数の規格がある。代表的な規格としては、主にマシニングセンタなどの自動工具交換装置に向けのBT(ボトルグリップテーパ)シャンク(図8参照)、主にフライス盤などの工具交換手作業で行う機械向けNTナシナルテーパー)シャンク(図9参照)、より高い仕上がり精度を要求される機械工作に使用されるHSKシャンク(中空テーパーシャンクISO規格)(図10参照)などがある。

工作機械から取り外されたツーリングは、ツーリング用の収納具収納される。ツーリング用の収納具として、複数のツーリングを収納できるツーリングケース、ツーリングラック、ツーリングワゴンなどと呼ばれるものがある(以下、これらの総称として「ツーリング収納具」と呼ぶ。)。ツーリング収納具は一般的に、ツーリングを収納する位置として丸穴を空けた棚板を有している。ただしツーリングをその丸穴に差し込んで収納するだけであると、収納したツーリングが不安定になることに加え、ツーリングの差し込み、引き出し時にツーリングを傷つけることになりかねない。これは高い仕上がり精度を要求される先端工具のアダプターの保管としては不適切である。そこで通常、ツーリング収納具の丸穴には、合成樹脂など柔らかい素材でできたブッシュ(bush、軸受け筒)を覆うように被せることで、単なる丸穴にツーリングの保管に適切な収納ホルダとしての機能を付与している(図11〜図14参照)。このような収納ホルダは「ツーリングホルダー」、「ツーリングアダプター」などとも呼ばれることがある。

ツーリングを収納するときには、前記のとおりツーリング収納具に設けられた収納ホルダに差し込んで収納することになるが、その際ツーリングのシャンク側を収納ホルダに差し込むのが一般的である。したがって、収納ホルダに用いるブッシュはそれぞれのシャンク形状相応するような形状とすることが求められる。図11に示したような一般的なツーリング収納具では、差し込んだツーリングが容易に落下しないように、図12に示したように差し込んだツーリングが斜め上を向くように棚板が配される。棚板を複数列配するツーリング収納具の場合、差し込んだツーリングのシャンクがぶつからないように、また取り出しやすさの観点から、棚板と棚板の間隔を広く取るのが通常である。ただしこのため収納できるツーリングの個数は制限される。

ただし、シャンクがBTシャンクのツーリングの場合は様子が異なる。BTシャンクでは回転軸を中心とするフランジが2箇所に設けられる。説明の便宜上、工作機械と連結される側(シャンク側)のフランジをテーパー側フランジとし、先端工具側のフランジと区別すると、テーパ側フランジには回転軸上下方向に透過する切り欠き部位が存在する。BTシャンクのツーリングでは、図13に示したような、この切り欠き部位を利用して、ツーリング収納具への収納の際にツーリングが容易に落下しないように収納することができるツーリング収納具がある。具体的には、BTシャンクのツーリングを受ける収納ホルダのブッシュには予め突起を設ける。そして収納のためにツーリングを差し込む際には、該突起にテーパー側フランジの切り欠きを通過させて、2箇所のフランジの間の位置まで差し込んだ後、シャンクを回転させ、フランジ間に前記突起が挟まれることで、収納されるタイプのものがある。このようなタイプのツーリング収納具に収納されたBTシャンクのツーリングでは、ツーリングがツーリング収納具に固定されることで容易には落下しないため、図14に示したように、シャンクが横を向くように配することができる。これにより、複数の棚板を具備する場合でも、棚板間の距離を広く取る必要がなくなるので、BTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具では、その他の規格のシャンクのツーリングよりも同じ大きさでより多くのツーリングを保管することができる。

ただし、従来、このようなBTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具に使用するブッシュは、その他のツーリング収納具に使用するブッシュとは別に用意する必要があった。すなわち、BTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具に用いるブッシュには、前記のとおり、両者を固定するための突起を設ける必要がある。一方で、そのような突起のあるブッシュを一般用ツーリング収納具に用いると、突起がツーリング収納の邪魔となり、安定したツーリングの収納ができなくなる。

概要

一般用ツーリング収納具でもBTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具のどちらにも用いることができるのブッシュを提供すること。複数の丸穴を持つ棚板を具備するツーリング収納具の丸穴それぞれを覆うように被せることで丸穴の箇所をツーリングの収納ホルダとして機能させるツーリング収納用のブッシュ10において、ブッシュ10が上部の大径部16と下部の小径部18との、径の異なる箇所を少なくとも2箇所有する、軸方向を含む断面が逆階段状の略円筒形とし、大径部16の内筒側に、収納するツーリングを固定するための突起部材12を有するものとしたうえで、突起部材12を含む箇所14がブッシュ本体11から分離できるようにした。

目的

本発明では、一般用ツーリング収納具でもBTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具のどちらにも用いることができるツーリング収納用のブッシュを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

複数の丸穴を持つ棚板具備するツーリング収納具の前記丸穴それぞれを覆うように被せることで当該丸穴の箇所をツーリングの収納ホルダとして機能させるツーリング収納用のブッシュにおいて、前記ブッシュは、上部の大径部と下部の小径部との、径の異なる箇所を少なくとも2箇所有する、軸方向を含む断面が逆階段状の略円筒形であって、前記大径部の内筒側に、収納するツーリングを固定するための突起部材を有するものであって、前記突起部材を含む箇所が前記ブッシュから分離できるものであることを特徴とするツーリング収納用のブッシュ。

請求項2

前記ブッシュにおいて前記突起部材を含む箇所を除いた残部をブッシュ本体としたとき、分離した前記突起部材を含む箇所が、前記ブッシュ本体の分離前の箇所に再度取り付けられるものである、請求項1記載のツーリング収納用のブッシュ。

請求項3

前記突起部材は、軸側とテーパー側の2箇所のフランジをもち前記テーパー側のフランジに切り欠き箇所を有するBTシャンクのツーリングを、収納時に前記ツーリング収納具に固定する部材であって、その円周方向は、前記内径と同じ湾曲角度湾曲しており、かつその長さが前記切り欠き箇所の切り欠き長さよりも短く、その円軸方向は、長さが前記軸側フランジと前記テーパー側フランジの距離よりも短いものである、請求項1記載のツーリング収納用のブッシュ。

請求項4

前記突起部材を含む箇所の背面が、前記ブッシュ本体における取り付け箇所と噛み合わさって一体化し、その噛み合わせを外すことで前記突起部材が前記ブッシュ本体から分離することができる、請求項2記載のツーリング収納用のブッシュ。

技術分野

0001

本発明は、ツーリング収納具棚板に設けた丸穴に被せて、その箇所をツーリングの収納ホルダとして機能させるツーリング収納用のブッシュに関する。

背景技術

0002

金属の切削や穴開け加工などを行なうフライス盤マシニングセンタなどの工作機械には、ドリルエンドミルなどの先端工具を取り付ける必要がある。先端工具を工作機械に取り付けるためのアダプターを一般にツーリング(tooling、工具保持具)と呼んでいる。

0003

ツーリングの工作機械と接続する側はシャンク(shank,工具把持する部分)と呼ばれる。シャンクの形状には使用する工作機械の種類や要求される仕上がり精度に応じた複数の規格がある。代表的な規格としては、主にマシニングセンタなどの自動工具交換装置に向けのBT(ボトルグリップテーパ)シャンク(図8参照)、主にフライス盤などの工具交換手作業で行う機械向けNTナシナルテーパー)シャンク(図9参照)、より高い仕上がり精度を要求される機械工作に使用されるHSKシャンク(中空テーパーシャンクISO規格)(図10参照)などがある。

0004

工作機械から取り外されたツーリングは、ツーリング用の収納具に収納される。ツーリング用の収納具として、複数のツーリングを収納できるツーリングケース、ツーリングラック、ツーリングワゴンなどと呼ばれるものがある(以下、これらの総称として「ツーリング収納具」と呼ぶ。)。ツーリング収納具は一般的に、ツーリングを収納する位置として丸穴を空けた棚板を有している。ただしツーリングをその丸穴に差し込んで収納するだけであると、収納したツーリングが不安定になることに加え、ツーリングの差し込み、引き出し時にツーリングを傷つけることになりかねない。これは高い仕上がり精度を要求される先端工具のアダプターの保管としては不適切である。そこで通常、ツーリング収納具の丸穴には、合成樹脂など柔らかい素材でできたブッシュ(bush、軸受け筒)を覆うように被せることで、単なる丸穴にツーリングの保管に適切な収納ホルダとしての機能を付与している(図11図14参照)。このような収納ホルダは「ツーリングホルダー」、「ツーリングアダプター」などとも呼ばれることがある。

0005

ツーリングを収納するときには、前記のとおりツーリング収納具に設けられた収納ホルダに差し込んで収納することになるが、その際ツーリングのシャンク側を収納ホルダに差し込むのが一般的である。したがって、収納ホルダに用いるブッシュはそれぞれのシャンク形状相応するような形状とすることが求められる。図11に示したような一般的なツーリング収納具では、差し込んだツーリングが容易に落下しないように、図12に示したように差し込んだツーリングが斜め上を向くように棚板が配される。棚板を複数列配するツーリング収納具の場合、差し込んだツーリングのシャンクがぶつからないように、また取り出しやすさの観点から、棚板と棚板の間隔を広く取るのが通常である。ただしこのため収納できるツーリングの個数は制限される。

0006

ただし、シャンクがBTシャンクのツーリングの場合は様子が異なる。BTシャンクでは回転軸を中心とするフランジが2箇所に設けられる。説明の便宜上、工作機械と連結される側(シャンク側)のフランジをテーパー側フランジとし、先端工具側のフランジと区別すると、テーパ側フランジには回転軸上下方向に透過する切り欠き部位が存在する。BTシャンクのツーリングでは、図13に示したような、この切り欠き部位を利用して、ツーリング収納具への収納の際にツーリングが容易に落下しないように収納することができるツーリング収納具がある。具体的には、BTシャンクのツーリングを受ける収納ホルダのブッシュには予め突起を設ける。そして収納のためにツーリングを差し込む際には、該突起にテーパー側フランジの切り欠きを通過させて、2箇所のフランジの間の位置まで差し込んだ後、シャンクを回転させ、フランジ間に前記突起が挟まれることで、収納されるタイプのものがある。このようなタイプのツーリング収納具に収納されたBTシャンクのツーリングでは、ツーリングがツーリング収納具に固定されることで容易には落下しないため、図14に示したように、シャンクが横を向くように配することができる。これにより、複数の棚板を具備する場合でも、棚板間の距離を広く取る必要がなくなるので、BTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具では、その他の規格のシャンクのツーリングよりも同じ大きさでより多くのツーリングを保管することができる。

0007

ただし、従来、このようなBTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具に使用するブッシュは、その他のツーリング収納具に使用するブッシュとは別に用意する必要があった。すなわち、BTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具に用いるブッシュには、前記のとおり、両者を固定するための突起を設ける必要がある。一方で、そのような突起のあるブッシュを一般用ツーリング収納具に用いると、突起がツーリング収納の邪魔となり、安定したツーリングの収納ができなくなる。

先行技術

0008

公開実用昭59−39183号公報
公開実用昭57−73089号公報
特開平10−29176号公報
特開2009−172688号公報
特開2004−255516号公報

発明が解決しようとする課題

0009

記事情に鑑みて、本発明では、一般用ツーリング収納具でもBTシャンクのツーリングを横向きで収納できるツーリング収納具のどちらにも用いることができるツーリング収納用のブッシュを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解消するため、複数の丸穴を持つ棚板を具備するツーリング収納具の前記丸穴それぞれを覆うように被せることで当該丸穴の箇所をツーリングの収納ホルダとして機能させるツーリング収納用のブッシュにおいて、本発明では
前記ブッシュは、上部の大径部と下部の小径部との、径の異なる箇所を少なくとも2箇所有する、軸方向を含む断面が逆階段状の略円筒形であって、前記大径部の内筒側に、収納するツーリングを固定するための突起部材を有するものであって、前記突起部材を含む箇所が前記ブッシュから分離できるものであることを主要な特徴とする。

発明の効果

0011

本発明のツーリング収納用のブッシュは、一般用ツーリング収納具にもBTシャンクのシャンク横向きで収納できるツーリング収納具にも共用で使用できるブッシュであるから品揃えしなければならない部品種類数を減らすことができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明のブッシュの斜視図である。
本発明のブッシュの部品分解図である。
突起部材を含む箇所をブッシュ本体に取り付ける様子を示した図である。
本発明のブッシュを取り付けた収納ホルダにBTシャンクのツーリングを差し込む途中の様子を示した斜視図である。
図4を経て収納ホルダにBTシャンクのツーリングを収納した様子を示す断面図である。(a)垂直断面図(b)A−A線水平断面
図5を経てツーリングを回転させてツーリング収納具に固定した様子を示す断面図である。(a)垂直断面図(b)B−B線水平断面図
本発明の(突起部材を外した)ブッシュを取り付けた収納ホルダにNTシャンクのツーリングを収納した様子を示す断面図である。(a)垂直断面図(b)C−C線水平断面図
BTシャンクのツーリングの一例を示す斜視図である。
NTシャンクのツーリングの一例を示す斜視図である。
HSKシャンクのツーリングの一例を示す斜視図である。
一般用ツーリング収納具の斜視図である。
図11の収納具にツーリングを収納した状態を示す垂直断面図である。
BTシャンクのツーリングをシャンク横向きで収納するツーリング収納具の斜視図である。
図13のツーリング収納具にBTシャンクのツーリングを固定して収納した状態を示す垂直断面図である。

実施例

0013

以下、図面を用いて本発明を詳述するが、本発明は図面に示された様態のみに限られるものではない。

0014

(収納ホルダ)
本発明にいうツーリング収納用のブッシュとは、本明細書の背景技術の欄で説明したとおりであるが、語句解釈の明確化のため改めて説明する。ツーリング(tooling、工具保持具)とは、ドリルやエンドミルなどの先端工具を、フライス盤やマシニングセンタなどの工作機械に取り付けるためのアダプターのことをいう。ツーリングを複数個収納するものをツーリング収納具と呼び、該ツーリング収納具に具備されている棚板におけるツーリング収納箇所を収納ホルダと呼ぶ。該収納ホルダに取り付けられている部材をブッシュ(bush、軸受け筒)と呼ぶものとする。

0015

ツーリング収納具30の基材や棚板32に使われる素材は、強度の面からステンレスなどの金属であることが一般的である。一方、ブッシュ10に使用する部材は、特に限定されるものではないが、合成樹脂、ゴムエラストマーなどクッション性のある柔らかい素材が適している。

0016

ツーリング収納具30の棚板32には、複数の丸穴が設けられ、これら丸穴にブッシュ10を覆うように被せることでツーリング20の収納ホルダ34として機能させる。すなわちブッシュ10はツーリング20を傷つけることなく収納するために設ける部材である。

0017

(ブッシュ)
本発明のブッシュ10に限らないが、ブッシュの形状は、一般的にツールリングのシャンク22を保持できるようにした略円筒形である。詳しくは、上部の大径部16と下部の小径部18との、径の異なる箇所を少なくとも2箇所有する軸方向を含む断面が逆階段状の略円筒形である。ここで上部とは、ツーリング20のシャンク22が差し込まれる側とする。少なくとも2箇所以上であるので、大径部16と小径部18の間にその間の直径を持つ中径部(図示せず)などを設けてもよい。

0018

大径部16の直径は、収納されるツーリング20の大きさに対応して適宜決めることができる。一例を挙げると、大きなブッシュ10の大径部16の直径は102mm、小さなブッシュ10の大径部16の直径は65mmである。小径部18の直径もツーリング20の大きさに対応して適宜決めることができるが、具体的には大径部16の大きさやシャンク22のテーパー角度によって適宜決められる。

0019

本発明のブッシュ10では、図1に示したとおり、大径部16の内筒側に、収納するツーリング20を固定するための突起部材12を設ける。この突起部材12は後述の通り、ツーリング20がツーリング収納具30に固定状態で収納され、もってツーリング20の落下を防止すための突起である。

0020

突起部材12の円周方向は、一般に、当該突起部材12が配されている大径部16の内径と同じ湾曲角度湾曲している。また、突起部材12は、テーパー側フランジ24Aと軸側(先端工具側)のフランジ24Bとの間に挟まれなければならないことから、その円周方向の長さは、テーパー側フランジ24Aの切り欠き26箇所の切り欠きの長さよりも短くなるとともに、その円軸方向の長さは、軸側フランジ24Bとテーパー側フランジ24Aの距離よりも短くなる。

0021

本発明のブッシュ10に設けた突起部材12は、突起部材を含む箇所14から分離できる。「突起部材を含む箇所」であるから、分離されるのは突起部分のみでも良いが、突起部分を含む一画であっても良い。図2は本発明のブッシュ10から、突起部材を含む箇所14とブッシュ本体11(ブッシュ10から突起部材を含む箇所14の除いた残部)を分離した部品分解図である。

0022

上述の通り、突起部材12の形状や大きさは、収納されるBTシャンクのツーリング20Aの形状や大きさによって定められる。具体的な例として、形状は図2の突起部材を含む箇所14の図に示したように、中心軸に向かう方向を高さとする略三角形である。大きさは、小さいブッシュ10の例として円周方向長さが15mm、円軸方向長さ(略三角形底面)が5mm、中心軸に向かう高さ(略三角形高さ)が7mm程度、大きいブッシュ10の例として円周方向長さが22mm、円軸方向長さ(略三角形底面)が10mm、中心軸に向かう高さ(略三角形高さ)が12mm程度である。

0023

ツーリング収納具30の収納ホルダ34に収納されるツーリング20のシャンク22がいつも同じシャンクであるのであれば、つまり、ツーリング収納具30を使用するにあって、決まったツーリングのみを収納し、将来的にも異なる形状のシャンクのツーリングを収納することがないのであれば、突起部材を含む箇所14は、ブッシュ本体11から一旦分離されたら再び元の箇所に戻せないものであっても良い。一方、ツーリング収納具30の使用中に、別の種類のツーリング20が収納されることがあることを考慮して、一旦分離された突起部材を含む箇所14を再びブッシュ本体11の取り外す前の箇所に取り付けることができることは好ましい。

0024

具体的には、図3に示したように、突起部材を含む箇所14の背面が、ブッシュ本体11における取り付け箇所と噛み合わさって一体化し、その噛み合わせを外すことで突起部材を含む箇所14をブッシュ本体11から取り外すことができ、また逆に、突起部材を含む箇所14をブッシュ本体11を噛み合わせることで、両者が再び一体化できるるようにすることが好ましい。

0025

(ツーリングの収納)
本発明のブッシュ10は、ツーリング収納具30の棚板32に設けた丸穴に取り付けることによって収納ホルダ34として使用するが、ツーリング収納具30が、一般用ツーリング収納具30A(図11参照)かシャンク横向きのBTシャンク用のツーリング収納具30B(図13参照)であるかによって使用方法が異なる。

0026

横向きのBTシャンク22用のツーリング収納具30Bの場合は、突起部材12が存在する状態の本発明のブッシュ10を棚板32の丸穴に被せて収納ホルダ34とする。BTシャンクのツーリング20Aを収納する際には、まず図4に示したようにシャンク22側から収納ホルダ34に差し込む。BTシャンクのツーリング20Aには、図8に示したように、テーパー側フランジ24Aと先端工具側のフランジ24が存在し、テーパー側フランジ24Aには回転軸上下方向に透過する切り欠き26が存在するので、収納の際には、図5の断面図に示したように、突起部材12をテーパー側フランジ24Aの切り欠き26を通過させて、2箇所のフランジ24(24Aと24B)の間の位置に達するまで差し込む。その後、図6の断面図に示したように差し込んだツーリング20を回転(図6では90°回転)させて、突起部材12がテーパー側フランジ24Aと先端工具側のフランジ24の間に挟まれることで、ツーリング20がツーリング収納具30Bに固定されて収納される。

0027

一方、一般用ツーリング収納具30Aの場合は、ブッシュ10本体から突起部材を含む箇所14を分離した本発明のブッシュ10を棚板32の丸穴に被せて収納ホルダ34とする。この場合、図7に示したようにツーリング20(図7では、NTシャンクのツーリングを例としている。)は、収納ホルダ34に差し込んで収納するだけであり、ツーリング収納具30Aに固定されるものではない。

0028

本発明のツーリング収納用のブッシュは、異なるタイプのツーリング収納具の部材として使用でき、これにより種類の品揃えを減らすことができるので産業上の利用価値は大きい。

0029

10ブッシュ
11 ブッシュ本体
12突起部材
14 突起部材を含む箇所
16 大径部
18小径部
20ツーリング
20ABTシャンクのツーリング
20BNTシャンクのツーリング
20C HSKシャンクのツーリング
22 シャンク
24フランジ
24Aテーパー側フランジ
24B軸側フランジ
26切り欠き
30 ツーリング収納具
30A一般用ツーリング収納具
30B シャンク横向きのBTシャンク用のツーリング収納具
32棚板
34 収納ホルダ

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