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技術 繰出容器

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 吉村和寿
出願日 2018年8月30日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2018-161039
公開日 2020年3月5日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-031874
状態 未査定
技術分野 粉未状化粧料用容器または付属品 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード 螺合方向 収納皿 回転操作体 リブ同士 回転軸体 押し込み状態 操作筒 固形糊
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

簡単な操作で、内容物の不意な繰り出しを防止できる繰出容器を提供する。

解決手段

繰出容器本体Aと、繰出容器本体に着脱自在に装着される蓋体Bとからなる繰出容器であって、繰出容器本体Aは、筒状のケース本体A1と、ケース本体内で回転不能かつ上下動可能に収容される中皿体A4と、中皿体を上下動するための回転軸体A2と、回転軸体と嵌合して回転させる回転操作体A3とを備え、不使用時に、回転操作体を押し上げることにより、ケース本体の外周に設けられた複数の第1リブ8と回転操作体の内周に設けられた複数の第2リブ23とが係合し、回転操作体の回転を不能とし、使用時に、回転操作体を押し下げることにより、第1リブと第2リブの係合が外れ、回転操作体の回転が可能となることを特徴とする。

概要

背景

棒状化粧料などの棒状の内容物を収納する筒状の容器として、ケース本体と回転軸体と、中皿体(収納皿)とを有し、蓋体を外した後、ケース本体を把持し、回転軸体を回転させることにより、ケース本体の口部から内容物をケース本体内の中皿体を介して繰り出して使用する繰出容器は従来から知られている。

また、ケース本体から回転軸体を回転させる操作部が露出している繰出容器の場合、ポケットバッグの中で不意に回転して、内容物がケース本体から繰り出されて漏れて、周辺を汚してしまうという問題があり、そういった問題を解決するために、不用意回転操作をできないようにした繰出容器も知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

簡単な操作で、内容物の不意な繰り出しを防止できる繰出容器を提供する。繰出容器本体Aと、繰出容器本体に着脱自在に装着される蓋体Bとからなる繰出容器であって、繰出容器本体Aは、筒状のケース本体A1と、ケース本体内で回転不能かつ上下動可能に収容される中皿体A4と、中皿体を上下動するための回転軸体A2と、回転軸体と嵌合して回転させる回転操作体A3とを備え、不使用時に、回転操作体を押し上げることにより、ケース本体の外周に設けられた複数の第1リブ8と回転操作体の内周に設けられた複数の第2リブ23とが係合し、回転操作体の回転を不能とし、使用時に、回転操作体を押し下げることにより、第1リブと第2リブの係合が外れ、回転操作体の回転が可能となることを特徴とする。

目的

本発明は、上記問題を解決することを課題とし、操作部が露出して設けられていても、操作がきわめて簡単であり、外観上も問題がなく、内容物の不意な繰り出しを防止できる繰出容器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

繰出容器本体と、繰出容器本体に着脱自在に装着される蓋体とからなる繰出容器であって、繰出容器本体は、筒状のケース本体と、ケース本体内で回転不能かつ上下動可能に収容される中皿体と、中皿体を上下動するための回転軸体と、回転軸体と嵌合して回転させる回転操作体とを備え、ケース本体は、下部に縮径する縮径部を有する外周壁と、外周壁内周から連設される底壁とからなり、縮径部の外周に複数の第1リブが形成され、回転操作体は、上部の操作筒部と下部の操作部とからなり、操作筒部の内周に複数の第2リブが形成され、不使用時に、回転操作体を押し上げることにより、第1リブと第2リブとが係合し、リブ同士が噛み合って、ケース本体に対して回転操作体の回転を不能とし、使用時に、回転操作体を押し下げることにより、第1リブと第2リブの係合が外れ、リブ同士の噛み合わせが解除されて回転操作体の回転が可能となることを特徴とする繰出容器。

請求項2

回転軸体は、外周に複数の嵌合部が突設される嵌合筒と、嵌合筒の上端内周に連設される頂板部と、頂板部の中央から起立する軸部とからなり、嵌合部は、乗り越え突部と係合突部とからなり、回転操作体は、縮径する操作部内周に内方向に下り勾配の斜面部とその下に複数の嵌合溝を有し、不使用時には、嵌合溝内に乗り越え突部と係合突部が収まり、使用時には、嵌合溝の上端部が、乗り越え突部を乗り越えて係合突部上端部に係合するとともに、係合突部のみが嵌合溝内に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の繰出容器。

請求項3

中皿体は、ケース本体の外周壁の内周で摺動する外筒と、外筒の内周下部に連設される皿底壁と、皿底壁の内縁に立設されるとともに、内周に雌ネジ部が螺設される内筒とからなり、回転軸体は、軸部に中皿体の雌ネジ部に螺合される雄ネジ部を有することを特徴とする請求項2に記載の繰出容器。

請求項4

回転操作体の操作部外周に全周にわたって指掛け突部が突設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の繰出容器。

技術分野

0001

本発明は、繰出容器に関し、とくに、不用意回転操作ができないようにした繰出容器に関するものである。

背景技術

0002

棒状化粧料などの棒状の内容物を収納する筒状の容器として、ケース本体と回転軸体と、中皿体(収納皿)とを有し、蓋体を外した後、ケース本体を把持し、回転軸体を回転させることにより、ケース本体の口部から内容物をケース本体内の中皿体を介して繰り出して使用する繰出容器は従来から知られている。

0003

また、ケース本体から回転軸体を回転させる操作部が露出している繰出容器の場合、ポケットバッグの中で不意に回転して、内容物がケース本体から繰り出されて漏れて、周辺を汚してしまうという問題があり、そういった問題を解決するために、不用意に回転操作をできないようにした繰出容器も知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2003−169714号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記特許文献1記載の繰出容器は、第1実施形態と第2実施形態の2通りの手法が記載され、第1実施形態では、回転操作筒の上部の操作部となるフランジとその下部のローレットがケース本体内に隠され、容器の使用にあたって、フランジを持って上方に引き上げることで、ケース本体の上端からローレットを露出させ、次にローレットを持って回転させて収納皿を上昇させ、化粧料を繰り出すものである。
また、第2実施形態では、回転操作筒がケース本体の下部に露出されて設けられ、不使用状態では、圧縮ばねによって、回転操作筒がケース本体の最下端から離れた位置に押し下げられ、回転操作筒とねじ軸体係合が外されて、回転操作筒の操作部を回転させても空転するようになっており、化粧料を繰り出すには、ケース本体を持って、回転操作筒を圧縮ばねの作用に抗してケース本体内に押し込んで、回転操作筒とねじ軸体とを係合し、その状態で操作部を回転させることで、収納皿を上昇させて、化粧料を繰り出すことができるというものである。

0006

上記特許文献1記載の手法は、第1実施形態では、フランジを持って回転操作筒をケース本体から大きく引き上げて露出させなければならず、フランジが小さいと引き上げるのが大変であり、また、第2実施形態では、圧縮ばねの作用に抗して、回転操作筒を押し上げ、押し上げながら回転するというもので、いずれも操作する上でかなりの力を必要とするという問題点があり、特に第2実施形態では、押し込み状態で回転しなければならず、押し込みが弱いと係合が外れて回転できなくなるという問題点があった。
さらに、第1実施形態ではフランジがケース本体から飛び出しており、また、第2実施形態では、不使用状態では、圧縮ばねの作用でケース本体の最下部と回転操作筒との間が離れた状態にあり、それぞれ見栄えがよくないという外観上の問題点があった。

0007

本発明は、上記問題を解決することを課題とし、操作部が露出して設けられていても、操作がきわめて簡単であり、外観上も問題がなく、内容物の不意な繰り出しを防止できる繰出容器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、上記の課題を解決するため、繰出容器として、繰出容器本体と、繰出容器本体に着脱自在に装着される蓋体とからなる繰出容器であって、繰出容器本体は、筒状のケース本体と、ケース本体内で回転不能かつ上下動可能に収容される中皿体と、中皿体を上下動するための回転軸体と、回転軸体と嵌合して回転させる回転操作体とを備え、ケース本体は、下部に縮径する縮径部を有する外周壁と、外周壁内周から連設される底壁とからなり、縮径部の外周に複数の第1リブが形成され、回転操作体は、上部の操作筒部と下部の操作部とからなり、操作筒部の内周に複数の第2リブが形成され、不使用時に、回転操作体を押し上げることにより、第1リブと第2リブとが係合し、リブ同士が噛み合って、ケース本体に対して回転操作体の回転を不能とし、使用時に、回転操作体を押し下げることにより、第1リブと第2リブの係合が外れ、リブ同士の噛み合わせが解除されて回転操作体の回転が可能となることを特徴とする構成を採用する。

0009

繰出容器本体の実施形態として、回転軸体は、外周に複数の嵌合部が突設される嵌合筒と、嵌合筒の上端内周に連設される頂板部と、頂板部の中央から起立する軸部とからなり、嵌合部は、乗り越え突部と係合突部とからなり、回転操作体は、縮径する操作部内周に内方向に下り勾配の斜面部とその下に複数の嵌合溝を有し、不使用時には、嵌合溝内に乗り越え突部と係合突部が収まり、使用時には、嵌合溝の上端部が、乗り越え突部を乗り越えて係合突部上端部に係合するとともに、係合突部のみが嵌合溝内に嵌合されることを特徴とする構成、中皿体は、ケース本体の外周壁の内周で摺動する外筒と、外筒の内周下部に連設される皿底壁と、皿底壁の内縁に立設されるとともに、内周に雌ネジ部が螺設される内筒とからなり、回転軸体は、軸部に中皿体の雌ネジ部に螺合される雄ネジ部を有することを特徴とする構成、また、回転操作体の操作部外周に全周にわたって指掛け突部が突設されていることを特徴とする構成を採用する。

発明の効果

0010

本発明の繰出容器は、上記構成を有することで、流通保管時には回転操作体をケース本体側に押し込むことで、ケース本体と回転操作体のリブが噛み合い、回転操作体を回転不能とし、内容物の不意な繰り出しを防止できるとともに、使用時には、回転操作体を引っ張ることで、ケース本体と回転操作体のリブ同士の係合が外れ、回転操作体が回転可能となって、容易に内容物の繰り出しができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の繰出容器に棒状化粧料を充填した状態を示す図であり、(a)は半断面側面図で、(b)は(a)のX−X線矢視断面図である。
(a)は、図1(a)の要部拡大図で、(b)は、図1(b)の要部拡大図で、(c)は、図2(a)のリブの噛み合わせ部分を中側から見た模式図である。
本発明の繰出容器を使用時に回転操作体を引っ張って押し下げた状態を示す図であり、(a)は繰出容器の一部半断面側面図で、(b)は下面図で、(c)は(a)のY−Y線矢視断面図である。
(a)は、図3(a)の要部拡大図で、(b)は、図3(c)の要部拡大図で、(c)は、図3(a)のリブの噛み合わせが解除された状態を示す模式図である。
本発明の繰出容器を使用時に回転操作体を回転し始める状態を示す図であり、(a)は繰出容器の半断面側面図で、(b)は下面図である。

0012

次に、本発明の繰出容器について、内容物を棒状化粧料とした実施例を示した図面を参照して説明する。

0013

図1において、Aは繰出容器本体、Bは繰出容器本体Aの上部に着脱自在に装着される蓋体である。
繰出容器本体Aは、図1(a)に示すように、筒状のケース本体A1と、棒状化粧料Cを保持し、外周がケース本体A1内に回転不能かつ上下動可能に収容される中皿体A4と、中皿体A4を上下動する回転軸体A2と、回転軸体A2下部で嵌合し、回転軸体A2を回転させる回転操作体A3とから構成されている。

0014

ケース本体A1は、図1(a)に示すように、筒状の外周壁1と、外周壁1の下端から所定の高さ上方に形成され、内方が開口するリング状の底壁2とからなり、外周壁1の上端部外周は縮径され、外周に蓋体Bの下部が装着される蓋装着部3が形成されている。
また、外周壁1の下端部外周も同様に縮径され、外周に回転操作体A3の上部が装着されるように縮径部6が形成されている。
底壁2には、内縁に、内方に向かい上昇する係止突片7が周方向に複数配設されている。

0015

外周壁1内周には、上端から下方に向かい所定の高さまで延び、中皿体A4を回転不能に案内する案内リブ4が複数突設され、案内リブ4下端から底壁2との間は、図2(a)に示すシール面5となっている。

0016

縮径部6の下端部外周には、図2(b)に示すように、後述する回転操作体A3の第2リブ23と噛み合うように縦状の第1リブ8が複数形成されており、流通・保管など不使用時には第1リブ8と第2リブ23とが噛み合って回転操作体A3が回転しないようになっている。

0017

回転軸体A2は、筒状の嵌合筒10と、嵌合筒10の上端内周に連設される頂板部11と、頂板部11の中央から起立する軸部12とからなっている。

0018

嵌合筒10の外周には、回転操作体A3を引き下げたときに、後述する回転操作体A3に嵌合する複数の嵌合部13が突設されている。
嵌合部13は、後述する回転操作体A3の嵌合溝26内に収まるように、乗り越え突部13aと、その下の係合突部13bとから形成されている。
乗り越え突部13aの上面は回転操作体A3の内周面が乗り越えやすくするために曲面に施されており、また、係合突部13bの下端部は、繰出容器本体Aの組み立ての際に回転操作体A3の内周面が乗り越えやすくするためにテーパーが施されている。

0019

軸部12は、外周下部に下端から所定の高さ離れた箇所に抜止突部15が周設され、抜止突部15の上方に所定の高さのシール面16を形成し、シール面16の上方に上端付近まで延びる雄ネジ部17が螺設されている。
また、軸部12の外周の下端部から抜止突部15との間は、繰出容器本体Aの組み立て時に、ケース本体A1の底壁2のそれぞれの係止突片7の先端部が当接し、回転軸体A2がケース本体A1に対して回転自在であるとともに、上下動しないように装着させる係止部18となっている。

0020

回転操作体A3は、ケース本体A1の上部の縮径部6に装着される上部の操作筒部20と、縮径され、回転軸体A2と嵌合して回転操作を担う下部の操作部21とからなっている。
操作筒部20の内周下部には、ケース本体A1の縮径部6の下端部外周に形成される第1リブ8に噛み合うように第2リブ23が複数形成されている。
本実施例では、図1(b)に示すように、第1リブ8と第2リブ23はそれぞれ18本形成され、不使用時には噛み合って、回転操作体A3が回転しないようになっている。
なお、リブの数はケース本体の大きさ等により適宜変えることができる。
また、ケース本体A1の第1リブ8と回転操作体A3の第2リブ23は、回転操作体A3を押し込んで係合させて、噛み合わせるため、図2(c)に示すように、第1リブ8の下端部および第2リブ23の上端部には、それぞれの先端部にテーパーを施して、第1テーパー部9と第2テーパー部24がそれぞれ形成されている。

0021

操作部21の内周には、内方向に下り勾配の斜面部25を設け、その下には嵌合溝26が操作部21の下端まで複数形成されており、図2(a)に示すように、不使用時には、嵌合溝26内に回転軸体A2の嵌合部13の乗り越え突部13aおよび係合突部13bが収まっており、嵌合溝26の上端部26aは、嵌合筒10の乗り越え突部13a上端部に近接あるいは軽く当接し、第1リブ8と第2リブ23との係合とともに、回転操作体A3が不用意にずり落ちないようになっている。
また、使用時に回転操作体A3を押し下げる際には、図4(a)に示すように、嵌合溝26の上端部26aは、回転軸体A2の嵌合部13の乗り越え突部13aを乗り越え、係合突部13b上端部に係合して回転操作体A3がそれ以上下げられないようになっており、その際、第1リブ8と第2リブ23との係合が外れて噛み合わせが完全に解除され、回転操作体A3の回転が可能となる。

0022

操作部21の下部外周には、指が掛け易くなるように指掛け突部27が全周にわたって突設されている。
指掛け突部27は、使用時に回転操作体A3を引っ張ったり、回転させる際に用いられる。
なお、指掛け突部27は、全周でなくても、複数間欠的に設けるものであってもよい。

0023

中皿体A4は、図1に示すように、ケース本体A1の外周壁1の内周で上下に摺動する外筒30と、外筒30の内周下部に連設されるリング状の皿底壁31と、皿底壁31の内縁に立設され、内周が回転軸体A2と螺合する内筒32とからなっている。
また、中皿体A4は、外筒30の内周に棒状化粧料Cの下部を装着するようになっている。

0024

外筒30の外周には、上端から所定の高さまで延び、ケース本体A1の外周壁1の案内リブ4と係合し、中皿体A4がケース本体A1に対して回転することを防止する案内溝33が案内リブ4と同数で複数凹設されている。
また、外筒30の外周の下端部面は、中皿体A4をケース本体A1に対して最下降させた際に、外周壁1のシール面5に密接しシールするようになっている。

0025

上述した実施例では、ケース本体A1の外周壁1に案内リブ4を突設し、中皿体A4の外筒30に案内溝33を凹設したが、互いに係合して中皿体A4がケース本体A1に対して上下動可能であるとともに回転することを防止することができればよいので、ケース本体A1の外周壁1の内周に案内溝を凹設し、中皿体A4の外筒30の外周に案内リブを突設するようにしてもよい。

0026

内筒32の内周には、上端から所定の高さまで延び、回転軸体A2の軸部12の雄ネジ部17と螺合する雌ネジ部34が螺設されている。
また、内筒32の内周の下端部面は、中皿体A4をケース本体A1に対して最下降させた際に、回転軸体A2の軸部12のシール面16に密接しシールするようになっている。

0027

蓋体Bは、図1に示すように、頂壁35と、頂壁35の外縁から垂設されるとともに、外径がケース本体A1の外周壁1の外径とほぼ等しい筒状の側周壁36とからなり、側周壁36の内周が外周壁1の蓋装着部3の外周に嵌合するように形成されている。

0028

次に、本実施例の使用態様作用効果について図面を参照しながら説明する。
繰出容器本体Aを組み立て工場ライン等で自動的あるいは半自動的に組み立てる際には、まず、回転軸体A2の嵌合筒10を、回転操作体A3の下方の操作部21の開口から装着させる。
嵌合筒10の乗り越え突部13aおよび係合突部13bを回転操作体A3の嵌合溝26に合わせて回転軸体A2を上昇させていくと、乗り越え突部13aが嵌合溝26の上端部26aに当接するが、さらに上昇させていくと乗り越え突部13aが嵌合溝26の上端部26aを乗り越え、係合突部13bの上端部と嵌合溝26の上端部26aとが係合し、回転軸体A2は回転操作体A3に嵌合される。

0029

次に、ケース本体A1の底壁2の開口の下方から、回転操作体A3と一体化した回転軸体A2の軸部12の先端を挿入し、回転軸体A2をケース本体A1に装着させると、回転操作体A3の操作筒部20の上部がケース本体A1の縮径部6の上面を通って進み、図4(a)および図4(c)に示すように、ケース本体A1の第1リブ8の下端部と回転操作体A3の第2リブ23の上端部が近接する。

0030

その際、回転軸体A2の軸部12の抜止突部15が、ケース本体A1の底壁2のそれぞれの係止突片7の先端部に当接して上方に押し上げ、係止突片7を変形させて乗り越えさせ、ケース本体A1の底壁2のそれぞれの係止突片7の先端部が軸部12の係止部18に当接することにより、回転軸体A2がケース本体A1に回転自在かつ上下動不能に装着される。

0031

次に、ケース本体A1の上方から、中皿体A4を挿入し、中皿体A4の外筒30の案内溝33とケース本体A1の外周壁1の案内リブ4とを係合させ、中皿体A4をケース本体A1に対して回転しないようにするとともに、中皿体A4の内筒32内に回転軸体A2の軸部12を挿入させてセットした後、回転軸体A2を自動セット機により螺合方向に回転させることで、内筒32の雌ネジ部34と軸部12の雄ネジ部17との螺合により、中皿体A4をケース本体A1に対して降下させる。

0032

中皿体A4をケース本体A1に対して最下降させたところで、回転軸体A2の回転を止める。
その際、ケース本体A1の外周壁1内周のシール面5と中皿体A4の外筒30の外周の下端部面、および、中皿体A4の内筒32の内周の下端部面と回転軸体A2の軸部12外周のシール面16が、それぞれ密接してシールされる。

0033

次に、回転操作体A3を押し上げると、図2に示すように、嵌合溝26の上端部26aは回転軸体A2の乗り越え突部13aを乗り越え、乗り越え突部13aおよび係合突部13bはともに、嵌合溝26内に収まるとともに、回転操作体A3の第2リブ23がケース本体A1の第1リブ8に係合し、第1リブ8と第2リブ23が噛み合って、回転操作体A3は回転不能になる。
最後に、図1に示すように、化粧料をケース本体A1の外周壁1内方に上方から充填させることで、棒状化粧料Cを収納した繰出容器本体Aとなる。

0034

以上、説明したように、本実施例では、繰出容器本体Aを組み立て工場のライン等で自動的あるいは半自動的に組み立てる工程として、まず、回転軸体A2を回転操作体A3に装着後、そのまま回転軸体A2をケース本体A1に装着させた後、ケース本体A1内に中皿体A4を挿入してセットし、回転軸体A2を自動セット機により螺合方向に回転させて中皿体A4をケース本体A1に対して最下降させた後に、ケース本体A1と回転操作体A3とのそれぞれのリブ同士を係合させて繰出容器本体Aを組み立てるようにしている。
組み上がった繰出容器本体Aは、前述のように化粧料を充填した後、ケース本体A1に蓋体Bを装着することで、容器内を密閉して閉蓋される。

0035

棒状化粧料Cを使用する際には、蓋体Bを繰出容器本体Aから外した後、図3および図4に示すように、ケース本体A1を手指等で把持して固定し、回転操作体A3の指掛け突部27を指に掛けて下方に引っ張ると、回転操作体A3が押し下げられ、嵌合溝26の上端部26aが回転軸体A2の嵌合部13の乗り越え突部13aを乗り越え、係合突部13b上端部に係合して回転操作体A3はそれ以上下げることができなくなるとともに、係合突部13bは嵌合溝26内に嵌合される。
その際、ケース本体A1の第1リブ8と回転操作体A3の第2リブ23との係合が外され、リブ同士の噛み合わせが解除されるので、回転操作体A3が回転可能になる。

0036

次に、回転操作体A3の指掛け突部27に添えられた指で、図5に示すように、そのまま回転操作体A3を時計回りに回転させると、回転操作体A3に嵌合する回転軸体A2も同様に回転する。
回転軸体A2の回転により、回転軸体A2の雄ネジ部17と、ケース本体A1とともに回転しない中皿体A4の内筒32の雌ネジ部34との螺合により、中皿体A4がケース本体A1内で上昇し、棒状化粧料Cをケース本体A1の外周壁1の開口から任意の高さで繰り出されるので、回転操作体A3の回転を止め、棒状化粧料Cを使用することができる。

0037

使用後は、回転操作体A3を使用時と逆回転させることで、繰り出された棒状化粧料Cを元に戻し、次いで蓋体Bをケース本体A1に装着して閉蓋した後、回転操作体A3を押し上げ、図2に示すように、回転操作体A3の嵌合溝26の上端部26aが回転軸体A2の嵌合部13の乗り越え突部13aを乗り越え、回転操作体A3の第2リブ23がケース本体A1の第1リブ8に係合することで、リブ同士が噛み合い、回転操作体A3は回転不能となり、不意な繰り出しを防止することができる。

実施例

0038

なお、回転操作体A3を左回転して棒状化粧料Cを繰り出したが、回転操作体A3を固定してケース本体A1を右回転させても同様に棒状化粧料Cを繰り出しが可能である。
また、回転軸体の回転方向規制するラチェット機構などを用いて中皿体の繰り下がりを防止することも可能であり、さらに、繰り出し機構自体として本実施例以外の他の繰り出し機構を採用することも可能である。
本実施例では、内容物として棒状化粧料としたが、固形糊などの文房具や、食品などの棒状のものであればどのような内容物にも使用可能である。

0039

本発明の繰出容器は、流通・保管時は回転操作体を押し込んで、ケース本体と回転操作体のリブ同士が噛み合うようにして、回転操作体を回転不能にするとともに、回転操作体を引っ張って押し下げれば、回転可能となって使用できるようになり、簡単な操作で内容物の不意な繰り出しを防止できる繰出容器として好適に利用できる。

0040

A繰出容器本体
A1ケース本体
A2回転軸体
A3回転操作体
A4中皿体
B蓋体
C棒状化粧料
1外周壁
2底壁
3 蓋装着部
4案内リブ
5、16シール面
6縮径部
7係止突片
8 第1リブ
9 第1テーパー部
10 嵌合筒
11頂板部
12 軸部
13 嵌合部
13a乗り越え突部
13b係合突部
15抜止突部
17雄ネジ部
18係止部
20操作筒部
21 操作部
23 第2リブ
24 第2テーパー部
25 斜面部
26 嵌合溝
26a上端部
27指掛け突部
30外筒
31皿底壁
32内筒
33案内溝
34雌ネジ部
35頂壁
36 側周壁

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    【課題】本発明は、プラグの貫通孔にゆがみが生じず、もって液状塗布材の空気流通路を確実に確保することが出来、また、塗布具のキャップを外す際、液体塗布材を浸潤している芯材から液漏れが招来することのない塗布... 詳細

  • 株式会社コーヨー化成の「 個葉取出容器からの取出適性を向上させたウエットティッシュロール包装体」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】 内容物たるウエットティッシュロールを個葉取出容器に詰め替える際に、包装体ごとウエットティッシュロールを個葉取出容器内に収容するようにし、包装体が個葉取出容器内でウエットティッシュロールの姿... 詳細

  • 花王株式会社の「 泡吐出器」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】泡状の液剤における気体の含有量をより増加させることが可能な泡吐出器を提供する。【解決手段】液剤と気体を混合して、前記液剤を泡状にする混合部300と、泡状にされた前記液剤を吐出する吐出口242と... 詳細

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