図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2020年2月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

ヒューズを用いずに電圧検出回路を保護する。

解決手段

直流電源と、当該直流電源のプラス電圧及びマイナス電圧が入力される保護対象回路との間に設けられる回路保護装置であって、前記直流電源を構成する電池セルプラス端子ソース端子が接続され、前記保護対象回路にドレイン端子が接続されるPチャネル型電界効果トランジスタと、前記Pチャネル型電界効果トランジスタのゲート端子及びグランドの間に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子がオン状態に制御されている場合において、前記直流電源が正常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記直流電源が異常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを非導通状態とするスイッチ駆動回路と、を備えることを特徴とする回路保護装置である。

概要

背景

下記特許文献1には、組電池電圧を検出する電圧検出回路を保護する回路保護装置が開示されている。この回路保護装置は、組電池と電圧検出回路との間に介装される回路であり、電圧検出回路の各入力端と組電池を構成する複数の電池セルの各端子とを相互接続する複数の検出ラインの各々に挿入される複数のヒューズと、個々の電池セルに対応する一対の検出ライン間に各々設けられる複数のツェナーダイオードからなる保護回路である。

概要

ヒューズを用いずに電圧検出回路を保護する。直流電源と、当該直流電源のプラス電圧及びマイナス電圧が入力される保護対象回路との間に設けられる回路保護装置であって、前記直流電源を構成する電池セルのプラス端子ソース端子が接続され、前記保護対象回路にドレイン端子が接続されるPチャネル型電界効果トランジスタと、前記Pチャネル型電界効果トランジスタのゲート端子及びグランドの間に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子がオン状態に制御されている場合において、前記直流電源が正常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記直流電源が異常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを非導通状態とするスイッチ駆動回路と、を備えることを特徴とする回路保護装置である。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ヒューズを用いずに電圧検出回路を保護することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

直流電源と、当該直流電源のプラス電圧及びマイナス電圧が入力される保護対象回路との間に設けられる回路保護装置であって、前記直流電源を構成する電池セルプラス端子ソース端子が接続され、前記保護対象回路にドレイン端子が接続されるPチャネル型電界効果トランジスタと、前記Pチャネル型電界効果トランジスタのゲート端子及びグランドの間に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子がオン状態に制御されている場合において、前記直流電源が正常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記直流電源が異常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを非導通状態とするスイッチ駆動回路と、を備えることを特徴とする回路保護装置。

請求項2

前記スイッチ駆動回路は、一端が前記電池セルのプラス端子に接続され、他端が前記Pチャネル型電界効果トランジスタのソース端子に接続される第1の抵抗器と、一端が前記Pチャネル型電界効果トランジスタのゲート端子に接続され、他端が前記スイッチング素子を介してグランドに接続される第2の抵抗器と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の回路保護装置。

技術分野

0001

本発明は、回路保護装置に関する。

背景技術

0002

下記特許文献1には、組電池電圧を検出する電圧検出回路を保護する回路保護装置が開示されている。この回路保護装置は、組電池と電圧検出回路との間に介装される回路であり、電圧検出回路の各入力端と組電池を構成する複数の電池セルの各端子とを相互接続する複数の検出ラインの各々に挿入される複数のヒューズと、個々の電池セルに対応する一対の検出ライン間に各々設けられる複数のツェナーダイオードからなる保護回路である。

先行技術

0003

特開2011−54440号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上記ヒューズは、一対の端子間を接続する導体過電流によって溶断することで電圧検出回路を保護するものであるが、一度溶断すると、溶断したヒューズを新たなヒューズに交換する必要があり、手間がかかる。

0005

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ヒューズを用いずに電圧検出回路を保護することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一態様は、直流電源と、当該直流電源のプラス電圧及びマイナス電圧が入力される保護対象回路との間に設けられる回路保護装置であって、前記直流電源を構成する電池セルのプラス端子ソース端子が接続され、前記保護対象回路にドレイン端子が接続されるPチャネル型電界効果トランジスタと、前記Pチャネル型電界効果トランジスタのゲート端子及びグランドの間に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子がオン状態に制御されている場合において、前記直流電源が正常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記直流電源が異常電圧を出力すると前記Pチャネル型電界効果トランジスタを非導通状態とするスイッチ駆動回路と、を備えることを特徴とする回路保護装置である。

0007

本発明の一態様は、上述の回路保護装置であって、前記スイッチ駆動回路は、一端が前記電池セルのプラス端子に接続され、他端が前記Pチャネル型電界効果トランジスタのソース端子に接続される第1の抵抗器と、一端が前記Pチャネル型電界効果トランジスタのゲート端子に接続され、他端が前記スイッチング素子を介してグランドに接続される第2の抵抗器と、を備えることを特徴とする。

発明の効果

0008

以上説明したように、本発明によれば、ヒューズを用いずに電圧検出回路を保護することができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の一実施形態に係る回路保護装置を備えた電源監視装置Aの概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る回路保護装置の詳細構成を示す回路図である。
本発明の一実施形態に係る、組電池Xが正常電圧を出力する場合における回路保護装置の動作を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る、組電池Xが異常電圧を出力する場合における回路保護装置の動作を説明する図である。

実施例

0010

以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。

0011

本発明の一実施形態に係る電源監視装置Aは、図1に示すように組電池X(直流電源)の電圧を検出して当該電圧を監視する装置であり、電圧検出回路1及び遮断回路2を備えている。このような電源監視装置Aを構成する構成要素のうち、遮断回路2は本発明における回路保護装置に相当する。また、電圧検出回路1は、本発明の「保護対象回路」の一例である。

0012

組電池Xは、電気自動車ハイブリッド自動車等の車両に搭載されるバッテリであり、例えばリチウムイオン電池ニッケル水素電池等の二次電池である。この組電池Xは、図示するように、複数のバスバーBによって互いに直列接続された複数の電池セルb1〜bnを備えている。このような組電池Xは、例えば車両の走行動力を発生させる走行モータを駆動するインバータ直流電力を供給する。すなわち、組電池Xのプラス端子はインバータの一方の入力端に接続され、組電池Xのマイナス端子はインバータの他方の入力端に接続されている。なお、上記「n」は2以上の自然数である。なお、電池セルb1〜bnのそれぞれを区別しない場合には、単に「電池セルb」と標記する。

0013

バスバーBは、2つの隣り合う電池セルbを電気的に接続している。例えば、バスバーBは、長円状の金属板であり、長手方向の両端に図示しないネジ孔が形成されている。そして、バスバーBは、隣り合う電池セルbの出力端子(プラス端子及びマイナス端子)のそれぞれと接触した状態で両端のネジ孔に挿入された図示しないネジにより電池セルbに固定されている。又は、バスバーBと電池セルbの出力端子(プラス端子及びマイナス端子)とを溶接により固定してもよい。このようなバスバーBが複数設けられることにより、電池セルb同士が電気的に接続された状態となる。

0014

電圧検出回路1は、組電池Xの出力電圧に基づいて組電池Xを監視する回路である。すなわち、この電圧検出回路1は、各電池セルb1〜bnの出力端子(プラス端子及びマイナス端子)に各々対応する複数対の入力端子を備えている。また、各電池セルb1〜bnの出力端子(プラス端子及びマイナス端子)と電圧検出回路1の複数対の入力端子とは、各々に接続線L1〜Ln+1によって接続されている。

0015

このような電圧検出回路1には、遮断回路2を介して各電池セルb1〜bnの出力端子(プラス端子及びマイナス端子)から出力電圧(プラス電圧あるいはマイナス電圧)が入力される。この電圧検出回路1は、上記各電池セルb1〜bnの出力電圧に基づいて各電池セルb1〜bnの端子間電圧(プラス電圧とマイナス電圧との差電圧)をセル電圧V1〜Vnとして検出し、当該セル電圧V1〜Vnに基づいて組電池Xの状態を監視する。この電圧検出回路1には、組電池Xの監視結果を組電池Xの充放電を制御するバッテリ制御装置(バッテリECU)に出力する。

0016

遮断回路2は、組電池Xと電圧検出回路1との間の各接続線L1〜Ln+1の途中部位に設けられており、組電池Xの状態に応じて組電池Xと電圧検出回路1とを接続状態あるいは遮断状態とする。すなわち、この遮断回路2は、各電池セルb1〜bn毎に設けられた要素回路集合体であり、各電池セルb1〜bnの出力電圧が予め規定された正常範囲電圧値のときは組電池Xと電圧検出回路1とを接続し、各電池セルb1〜bnの出力電圧が異常電圧のときには組電池Xと電圧検出回路1との接続を遮断する。例えば、異常電圧とは、正常な電圧範囲外の電圧であって、通常では発生しない過小な電圧である。このように、遮断回路2は、組電池Xと電圧検出回路1との間の電気的な接続を遮断することで、電圧検出回路1の各入力端への過電流の流入を阻止して電圧検出回路1を保護する。

0017

図2は、代表として電池セルb1に対応する遮断回路2及び電圧検出回路1の詳細構成を示す回路図である。なお、電池セルb1以外の電池セルb2〜bnに対応する遮断回路2及び電圧検出回路1も、図2と同様な詳細構成を有している。

0018

遮断回路2(要素回路)は、Pチャネル型電界効果トランジスタT11,T12、スイッチ駆動回路SD1,SD2及びスイッチング素子SW1を備えている。なお、遮断回路2(要素回路)の構成は、全ての電池セルb1〜bnについて同様なので、以下では代表として電池セルb1に対応する遮断回路2(要素回路)について説明する。

0019

Pチャネル型電界効果トランジスタT11は、接続線L1に設けられており、ソース端子が電池セルb1のプラス端子に接続され、ドレイン端子が電圧検出回路1に接続されている。また、Pチャネル型電界効果トランジスタT11のゲート端子がスイッチング駆動回路SD1に接続されている。このPチャネル型電界効果トランジスタT11は、電池セルb1のプラス端子と電圧検出回路1との間を接続状態あるいは遮断状態とする機能を有する。

0020

Pチャネル型電界効果トランジスタT21は、接続線L2に設けられており、ソース端子が電池セルb1のマイナス端子(電池セルb2のプラス端子)に接続され、ドレイン端子が電圧検出回路1に接続されている。また、Pチャネル型電界効果トランジスタT21のゲート端子がスイッチング駆動回路SD2に接続されている。このPチャネル型電界効果トランジスタT21は、電池セルb1のマイナス端子(電池セルb2のプラス端子)と電圧検出回路1との間を接続状態あるいは遮断状態とする機能を有する。

0021

スイッチ駆動回路SD1は、Pチャネル型電界効果トランジスタT11を駆動する。具体的には、スイッチ駆動回路SD1は、組電池Xが正常電圧を出力するとPチャネル型電界効果トランジスタT11を導通状態(閉状態)に制御し、組電池Xが通常では発生しない過小な電圧である異常電圧を出力すると非導通状態(開状態)に制御する。なお、組電池Xが異常電圧を出力する場合とは、例えば、電池セルbの過放電によって当該電池セルbの電池セル残量が低下した場合や、バスバーBが外れた場合等である。

0022

スイッチ駆動回路SD1の具体的な構成としては、スイッチ駆動回路SD1は、抵抗器R11及び抵抗器R12を備える。
抵抗器R11は、一端がPチャネル型電界効果トランジスタT11のソース端子に接続され、他端がPチャネル型電界効果トランジスタT11のゲート端子に接続される。
抵抗器R12は、一端がPチャネル型電界効果トランジスタT11のゲート端子に接続され、他端がスイッチング素子SW1の一端に接続される。

0023

スイッチ駆動回路SD2は、Pチャネル型電界効果トランジスタT21を駆動する。具体的には、スイッチ駆動回路SD2は、組電池Xが正常電圧を出力するとPチャネル型電界効果トランジスタT21を導通状態(オン状態)に制御し、組電池Xが異常電圧を出力すると非導通状態(オフ状態)に制御する。

0024

スイッチ駆動回路SD2の具体的な構成としては、スイッチ駆動回路SD2は、抵抗器R21及び抵抗器R22を備える。
抵抗器R21は、一端がPチャネル型電界効果トランジスタT21のソース端子に接続され、他端がPチャネル型電界効果トランジスタT21のゲート端子に接続される。
抵抗器R22は、一端がPチャネル型電界効果トランジスタT21のゲート端子に接続され、他端がスイッチング素子SW1の一端に接続される。

0025

スイッチング素子SW1は、Pチャネル型電界効果トランジスタT11,12の各ゲート端子及びグランドの間に電気的に接続されている。具体的には、スイッチング素子SW1の一端は、抵抗器R12の他端と抵抗器R22の他端とに接続されている。また、スイッチング素子SW1の他端はグランドに接続されている。このスイッチング素子SW1は、電圧検出回路1によりオン状態又はオフ状態に制御される。なお、スイッチング素子SW1は、機械スイッチであってもよいし、電気的なスイッチであってもよい。

0026

次に、本実施形態に係る電圧検出回路1の構成について説明する。

0027

電圧監視部7は、一対のローパスフィルタLPF1,LPF2、放電回路10、及びセル電圧検出IC11を備える。

0028

ローパスフィルタLPF1は、入力端がPチャネル型電界効果トランジスタT11のドレイン端子に接続され、出力端がセル電圧検出IC11の入力端a1に接続されている。本実施形態では、ローパスフィルタLPF1は、抵抗器R31とコンデンサC31とからなるCRフィルタである。このローパスフィルタLPF1は、電池セルb1のプラス端子からPチャネル型電界効果トランジスタT11を介して入力端a1に入力される電圧のノイズを除去するフィルタ回路である。

0029

ローパスフィルタLPF2は、入力端がPチャネル型電界効果トランジスタT21のドレイン端子に接続され、出力端がセル電圧検出IC11の入力端a2に接続されている。本実施形態では、ローパスフィルタLPF2は、抵抗器R41とコンデンサC41とからなるCRフィルタである。このローパスフィルタLPF2は、電池セルb1のマイナス端子(電池セルb2のプラス端子)からPチャネル型電界効果トランジスタT21を介して入力端a2に入力される電圧のノイズを除去するフィルタ回路である。

0030

放電回路10は、一対の放電抵抗器R51,R52及びスイッチング素子SW2を備える。
放電抵抗器R51の一端は、ローパスフィルタLPF1の入力端に接続されている。また、放電抵抗器R51の他端は、セル電圧検出IC11の入力端a3に接続されている。

0031

放電抵抗器R52の一端は、ローパスフィルタLPF2の入力端に接続されている。また、放電抵抗器R52の他端は、セル電圧検出IC11の入力端a4に接続されている。

0032

スイッチング素子SW2は、一対の入力端a3,a4に接続されている。具体的には、スイッチング素子SW2は、セル電圧検出IC11により開状態又は閉状態に制御される。開閉スイッチ7bは、セル電圧検出IC11により閉状態に制御されることで、入力端a3と入力端a4とを導通させる。これにより、ローパスフィルタLPF1のコンデンサC31に蓄えられた電荷放電される。更に、入力端a3と入力端a4とが導通することで、電池セルb1のプラス端子とマイナス端子とが相互接続され、以て電池セルb1の電荷が放電される。

0033

なお、スイッチング素子SW2は、セル電圧検出IC11と一体に設けられていてもよいし、セル電圧検出IC11と別体に設けられていてもよい。また、スイッチング素子SW2は、機械スイッチであってもよいし、電気的なスイッチであってもよい。

0034

セル電圧検出IC11は、電圧検出部12及び制御部13を備える。
電圧検出部12は、(n+1)本の接続線L1〜Ln+1及び遮断回路2を介して入力される各電池セルb1〜bnの出力電圧(セル電圧V1〜Vn)に基づいて組電池Xの状態を所定時間ごとに監視する。

0035

制御部13は、スイッチング素子SW1をオン状態又はオフ状態に制御する。例えば、制御部13は、車両の始動時(例えば、イグニッションスイッチオンした場合)において、スイッチング素子SW1にスイッチング信号を出力することで、スイッチング素子SW1をオン状態に制御する。そして、制御部13は、イグニッションスイッチがオフするまで、スイッチング素子SW1を常にオン状態に制御する。
また、制御部13は、当該車両を所定の周期で放電回路10を作動させて放電回路10の放電処理を実行させる。

0036

以下に、本発明の一実施形態に係る遮断回路2の動作について詳しく説明する。
例えば、不図示のイグニッションスイッチがオン状態になり、車両の始動が開始されると、制御部13は、スイッチング素子SW1にスイッチング信号を出力する。これにより、スイッチング素子SW1がオン状態になり、抵抗器R12及び抵抗器R22の他端が接地される。

0037

抵抗器R12及び抵抗器R22の他端が接地されると、組電池Xから正常な電圧が出力される場合には、組電池Xからグランドへ電流が流れる。例えば、図3に示すように、組電池Xから接続線L1を介して遮断回路2に出力される電圧が正常な電圧範囲の電圧である場合には、電池セルb1から、抵抗器R11、抵抗器R12、スイッチング素子SW1を介してグランドに電流I1が流れる。そのため、Pチャネル型電界効果トランジスタT11のゲートソース間電圧(VGS)がゲート閾値電圧よりも高くなり、Pチャネル型電界効果トランジスタT11がオン状態となる。したがって、電圧検出部12は、電池セルb1のプラス端子の電圧を検出することができる。

0038

同様に、組電池Xから接続線L2を介して遮断回路2に出力される電圧が正常な電圧範囲の電圧である場合には、電池セルb2から、抵抗器R21、抵抗器R22、スイッチング素子SW1を介してグランドに電流I2が流れる。そのため、Pチャネル型電界効果トランジスタT21のゲート・ソース間電圧(VGS)がゲート閾値電圧よりも高くなり、Pチャネル型電界効果トランジスタT21がオン状態となる。したがって、電圧検出部12は、電池セルb1のマイナス端子の電圧を検出することができる。
これにより、電圧検出部12は、電池セルb1の端子間電圧(セル電圧V1)を検出することができる。

0039

一方、抵抗器R12及び抵抗器R22の他端が接地されている状態、すなわちスイッチング素子SW1がオン状態に制御されている状態において、電池セルbの過放電やバスバーBが外れた場合等によって組電池Xから異常電圧が出力された場合には、組電池Xからグランドへ電流が流れなくなる。

0040

例えば、図4に示すように、電池セルb1のプラス端子に接続されていたバスバーBが外れてしまい、組電池Xから異常電圧が出力されるとする。この場合には、電池セルb1からグランドに向かう電流Iが流れなくなるため、Pチャネル型電界効果トランジスタT11のゲート・ソース間電圧(VGS)がゲート閾値電圧よりも低くなる。そのため、Pチャネル型電界効果トランジスタT11がオフ状態となり、電池セルb1と電圧検出回路1との間の電気的な接続が遮断される。したがって、遮断回路2は、バスバーBが外れた際に発生する過大な逆電圧から電圧検出回路1を保護することができる。

0041

すなわち、遮断回路2は、電池セルb1のプラス端子に接続されていたバスバーBが外れた場合には、Pチャネル型電界効果トランジスタT11をオフ状態に制御することで、図4中の電流I3が流れる経路を遮断する。これにより、セル電圧検出IC11の入力端a2が入力端a1よりも高電位となる過大な逆電圧が電圧検出回路1に発生することを防止することができる。

0042

以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

0043

(変形例1)上記実施形態の組電池Xは、CID(Current Interrupt Device)を備えてもよい。例えば、組電池Xを構成する各電池セルb1〜bnに対応して各電池セルb1〜bnのプラス端子側にCIDが設けられていてもよい。

0044

(変形例2)上記実施形態では、組電池Xが異常電圧を出力する場合として、電池セルbの過放電によって当該電池セルbの電池セル残量が低下した場合や、バスバーBが外れた場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、様々な要因に起因する異常電圧により発生する過電圧に対して電圧検出回路1を保護することができる。

0045

(変形例3)上記実施形態では、図2に示す遮断回路2が各電池セルb1〜bnに対して設けられる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図2に示す遮断回路2は、電池セルb1〜bnの少なくとも一つ以上の電池セルbに対して設けられていればよい。

0046

上述したように、本発明の一実施形態に係る回路保護装置である遮断回路2は、組電池Xと、当組電池Xのプラス電圧及びマイナス電圧が入力される電圧検出回路1との間に設けられるものである。そして、遮断回路2は、Pチャネル型電界効果トランジスタ及び当該Pチャネル型電界効果トランジスタを駆動するスイッチング駆動回路を備える。
このPチャネル型電界効果トランジスタは、ソース端子が組電池Xを構成する電池セルbのプラス端子に接続され、ドレイン端子が電圧検出回路1に接続され、ゲート端子がスイッチング素子SW1に接続される。また、スイッチング駆動回路は、スイッチング素子SW1がオン状態に制御されている場合において、組電池Xが正常電圧を出力するとPチャネル型電界効果トランジスタを導通状態とし、組電池Xが異常電圧を出力するとPチャネル型電界効果トランジスタを非導通状態とする。

0047

このような構成によれば、遮断回路2は、組電池Xが異常電圧を出力する場合には、ヒューズを用いることなく、Pチャネル型電界効果トランジスタT11によって、電池セルbと電圧検出回路1との間の電気的な接続が遮断することができる。そのため、過放電によるセル残量低下やバスバーBが外れた際に発生する過大な逆電圧から電圧検出回路1を保護することができる。

0048

また、上記遮断回路2におけるスイッチ駆動回路は、一端が電池セルのプラス端子に接続され、他端がPチャネル型電界効果トランジスタのソース端子に接続される第1の抵抗器と、一端がPチャネル型電界効果トランジスタのゲート端子に接続され、他端がスイッチング素子SW1を介してグランドに接続される第2の抵抗器と、を備える。

0049

このような構成によれば、遮断回路2は、組電池Xが異常電圧を出力する場合には、自動的にPチャネル型電界効果トランジスタT11がオフ状態に移行するため、電池セルと電圧検出回路1との間の電気的な接続を即座に遮断して過大な逆電圧から電圧検出回路1を保護することができる。

0050

X組電池(直流電源)
b1〜bn電池セル
1電圧検出回路
2遮断回路
T11,T12 Pチャネル型電界効果トランジスタ
SW1スイッチング素子
SD1,SD2スイッチ駆動回路
R11,R21抵抗器(第1の抵抗器)
R12,R22 抵抗器(第2の抵抗器)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社SUBARUの「 ジャンクションボックス制御装置」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】充電リレーをジャンクションボックス内に備えた電動車両の走行用回路の温度を効率よく低減する。【解決手段】ジャンクションボックス1内の正極走行用回路温度又は負極走行用回路温度が、放熱が必要と考えら... 詳細

  • 三洋電機株式会社の「 ラック型の電源装置」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】ラック型の電源装置の配置の自由度を向上させ、また冷却ファンの数を電池モジュールの数よりも少なくしつつ、電池モジュールの冷却能力の差を抑制する。【解決手段】ラック型の電源装置は、複数の二次電池セ... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 車両用蓄電器状態表示装置」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】外部充電設備からの電力の流れを示すことでユーザが蓄電器の状態を適確に認識することができる車両用蓄電器状態表示装置を提供する。【解決手段】外部充電設備(40)から電力が供給される蓄電器(21)と... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ