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技術 自動二輪車

出願人 スズキ株式会社
発明者 武田哲志森正樹江口卓也西浦充紘
出願日 2018年8月8日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2018-149232
公開日 2020年2月13日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-023936
状態 特許登録済
技術分野 排気の後処理 自転車用入れ物、その他の付属品 車両の乗手推進、伝動装置
主要キーワード 上流側接続管 下流側接続管 接続ブラケット モナカ構造 斜め後ろ上方 インナーカウル 各取付ブラケット 車両下面
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この項目の情報は公開日時点(2020年2月13日)のものです。
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図面 (10)

課題

触媒からの熱によって触媒の周辺部品が熱害を受けるのを抑制しつつ、触媒の保護性能を向上させる。

解決手段

自動二輪車は、車体フレーム2と、車体フレーム2に支持されるエンジン9と、エンジン9の排気口から排出される排気ガスが流れる排気管86と、排気管86内に設けられ、エンジン9の前方に配置される触媒81と、車体フレーム2の少なくとも一部を覆い、車両側面視で触媒81の少なくとも一部を覆う車体カバー14と、触媒81の前方で車体カバー14の左右方向両側部14R、14Lを繋ぐルーバー15と、を備え、ルーバー15は、左右方向に延びる複数の横リブ152を備え、複数の横リブ152は、上下方向に間隔をおいて設けられており、車両前面視で、一又は複数の横リブ152の少なくとも一部が触媒81と重なっている。

概要

背景

従来、自動二輪車は、エンジン排気口から排出される排気ガスが流れる排気管を備えており、この排気管内には、排気ガスを浄化するための触媒が設けられている。近年、排気ガスの規制に対応するために、排気ガスに対する触媒の浄化性能を向上させることが求められている。このような要求に応えるためには、排気管のなるべく上流に触媒を配置することが重要であり、そのために、触媒をエンジンの前方に配置する場合もある。

例えば、特許文献1には、車両側面視において、触媒の少なくとも一部は、クランクケースよりも前方に位置することが開示されている。

概要

触媒からの熱によって触媒の周辺部品が熱害を受けるのを抑制しつつ、触媒の保護性能を向上させる。自動二輪車は、車体フレーム2と、車体フレーム2に支持されるエンジン9と、エンジン9の排気口から排出される排気ガスが流れる排気管86と、排気管86内に設けられ、エンジン9の前方に配置される触媒81と、車体フレーム2の少なくとも一部を覆い、車両側面視で触媒81の少なくとも一部を覆う車体カバー14と、触媒81の前方で車体カバー14の左右方向両側部14R、14Lを繋ぐルーバー15と、を備え、ルーバー15は、左右方向に延びる複数の横リブ152を備え、複数の横リブ152は、上下方向に間隔をおいて設けられており、車両前面視で、一又は複数の横リブ152の少なくとも一部が触媒81と重なっている。

目的

本発明は、触媒がエンジンの前方に配置される自動二輪車において、触媒からの熱によって触媒の周辺部品が熱害を受けるのを抑制しつつ、触媒の保護性能を向上させることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車体フレームと、前記車体フレームに支持されるエンジンと、前記エンジンの排気口から排出される排気ガスが流れる排気管と、前記排気管内に設けられ、前記エンジンの前方に配置される触媒と、前記車体フレームの少なくとも一部を覆い、車両側面視で前記触媒の少なくとも一部を覆う車体カバーと、前記触媒の前方で前記車体カバーの左右方向両側部を繋ぐルーバーと、を備え、前記ルーバーは、左右方向に延びる複数の横リブを備え、複数の前記横リブは、上下方向に間隔をおいて設けられており、車両前面視で、一又は複数の前記横リブの少なくとも一部が前記触媒と重なっていることを特徴とする自動二輪車

請求項2

前記ルーバーは、上下方向に延びる縦リブを備え、車両前面視で、前記縦リブの少なくとも一部が前記触媒と重なっていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。

請求項3

複数の前記横リブは、それぞれ前後方向の位置をずらして設けられており、車両下面視で、前後に隣り合う前記横リブが隙間なく重なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車。

請求項4

車両前面視で、上下に隣り合う前記横リブの間には隙間が形成されており、複数の前記横リブの下面は、前方から後方に向けて下方に傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車。

請求項5

前記車体フレームの上方に配置されるハンドル装置を更に備え、前記ハンドル装置の左右方向両端部には、ハンドルグリップが設けられ、前記触媒は、前記ハンドルグリップの下方に設けられ、前記車体カバーは、前記ハンドルグリップと前記触媒の間を遮っていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車。

請求項6

前記車体カバーは、車両側面視で前記触媒の後方に設けられる後側開口部と、車両側面視で前記触媒の斜め後ろ上方に設けられる上側開口部と、を有し、車両側面視で、前記後側開口部の開口面積は、前記上側開口部の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動二輪車。

請求項7

前記車体フレームの前方に配置される前輪を更に備え、車両前面視で、前記触媒は、前記前輪と重ならないように配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動二輪車。

請求項8

前記エンジンは、クランク軸と、前記クランク軸を収容するクランクケースと、前記クランクケースに連結されるシリンダと、前記シリンダに連結されるシリンダヘッドと、を備え、前記車体カバーは、前記シリンダヘッドの左右方向両側を覆う左右一対サイドカウルと、前記左右一対のサイドカウルの下端部を接続するアンダーカウルと、を備え、車両側面視で、一方の前記サイドカウルと前記アンダーカウルの境界が前記触媒と重なっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動二輪車。

技術分野

0001

本発明は、排気ガス浄化するための触媒を備えた自動二輪車に関する。

背景技術

0002

従来、自動二輪車は、エンジン排気口から排出される排気ガスが流れる排気管を備えており、この排気管内には、排気ガスを浄化するための触媒が設けられている。近年、排気ガスの規制に対応するために、排気ガスに対する触媒の浄化性能を向上させることが求められている。このような要求に応えるためには、排気管のなるべく上流に触媒を配置することが重要であり、そのために、触媒をエンジンの前方に配置する場合もある。

0003

例えば、特許文献1には、車両側面視において、触媒の少なくとも一部は、クランクケースよりも前方に位置することが開示されている。

先行技術

0004

特開2017−114394号公報

発明が解決しようとする課題

0005

エンジンの駆動時において、触媒は、非常に高温になる。そのため、上記のように触媒をエンジンの前方に配置する場合、触媒と共にエンジンの前方に配置される部品への熱影響注意を払わなければならない。特に、フルカウル機種のような大型の車体カバーを有する機種では、車体カバーの内部空間に触媒の熱がこもりやすいため、触媒からの熱によって触媒の周辺部品が熱害を受ける恐れがある。

0006

更に、上記のように触媒をエンジンの前方に配置すると、飛石によって触媒が損傷したり、被水によって触媒の温度が低下したりすることで、排気ガスに対する触媒の浄化性能が低下する恐れもある。

0007

そこで、本発明は、触媒がエンジンの前方に配置される自動二輪車において、触媒からの熱によって触媒の周辺部品が熱害を受けるのを抑制しつつ、触媒の保護性能を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る自動二輪車は、車体フレームと、前記車体フレームに支持されるエンジンと、前記エンジンの排気口から排出される排気ガスが流れる排気管と、前記排気管内に設けられ、前記エンジンの前方に配置される触媒と、前記車体フレームの少なくとも一部を覆い、車両側面視で前記触媒の少なくとも一部を覆う車体カバーと、前記触媒の前方で前記車体カバーの左右方向両側部を繋ぐルーバーと、を備え、前記ルーバーは、左右方向に延びる複数の横リブを備え、複数の前記横リブは、上下方向に間隔をおいて設けられており、車両前面視で、一又は複数の前記横リブの少なくとも一部が前記触媒と重なっていることを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、触媒がエンジンの前方に配置される自動二輪車において、触媒からの熱によって触媒の周辺部品が熱害を受けるのを抑制しつつ、触媒の保護性能を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の一実施例に係る自動二輪車を示す右側面図である。
本発明の一実施例に係る自動二輪車を示す前面図である。
本発明の一実施例に係るエンジン及びその周辺部を示す右側面図である。
本発明の一実施例に係るエンジン及びその周辺部を示す前面図である。
本発明の一実施例に係るエンジン及びその周辺部を示す上面図である。
本発明の一実施例に係る車体カバー及びその周辺部を示す右側面図である。
本発明の一実施例に係る車体カバー及びその周辺部を示す前面図である。
図7のVIII−VIII断面図である。
本発明の一実施例に係る車体カバー及びその周辺部を示す下面図である。

0011

本発明の一実施形態では、車両前面視で、一又は複数の横リブの少なくとも一部が触媒と重なっている。このような配置を採用することで、横リブによって触媒を保護することができるため、飛石によって触媒が損傷したり、被水によって触媒の温度が低下したりするのを抑制することができる。すなわち、触媒の保護性能が向上する。

0012

また、本発明の一実施形態では、複数の横リブは、上下方向に間隔をおいて設けられている。このような構成を採用することで、車体カバーの内部空間の通気性を向上させ、車体カバーの内部空間に触媒の熱がこもるのを抑制することができる。そのため、触媒からの熱によって触媒の周辺部品が熱害を受けるのを抑制することができる。

0013

(自動二輪車1)
以下、図1図9に基づき、本発明の一実施例に係るオンロード型の自動二輪車1について説明する。以下、前後、左右、上下等の方向を示す語は、自動二輪車1のライダーから見た方向を基準として用いる。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ自動二輪車1の前方、後方、左方、右方、上方、下方を示している。

0014

図1図3を参照して、自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前方に配置されるステアリング機構3及び前輪4と、車体フレーム2の上方に配置される燃料タンク5及びライダーシート6と、車体フレーム2の後下方に配置される左右一対スイングアーム7及び後輪8と、車体フレーム2に支持されるエンジン9と、エンジン9に接続される吸気装置11及び排気装置12と、エンジン9の前方に配置されるスタータモータ13と、車体フレーム2の全体を左右方向両側から覆う車体カバー14と、車体カバー14の前下部に取り付けられるルーバー15と、を主体として構成されている。以下、上記各構成要素について順番に説明する。

0015

(車体フレーム2)
図1を参照して、車体フレーム2は、ヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後方に延びる1本のメインフレーム22と、ヘッドパイプ21から下方に延びる1本のダウンフレーム23と、メインフレーム22の後端部から左右に分岐しつつ下方に延びる左右一対のサイドフレーム24と、メインフレーム22の後部から後方に延びる左右一対のシートレール25と、を主体として構成されている。なお、左右一対のシートレール25は、図1を除いて図示されていない。

0016

図3を参照して、メインフレーム22は、エンジン9の上方から後方にかけて配置されている。メインフレーム22の前後方向中央部には、取付プレート26が固定されている。メインフレーム22の後端部及び左右一対のサイドフレーム24の上端部には、取付ブラケット27aが接合されており、左右一対のサイドフレーム24の下端部には、取付ブラケット27bが接合されている。

0017

図3図4を参照して、ダウンフレーム23は、エンジン9の前方に配置されている。車両側面視及び車両前面視で、ダウンフレーム23は、上下方向に沿って直線状に延びている。車両前面視で、ダウンフレーム23は、上端部から下端部までの全域にわたって、車両の左右方向の中心線Mと重なるように配置されている。ダウンフレーム23の上下方向略中央部には、左右一対の固定ブラケット23aが接合されている。

0018

ダウンフレーム23の下端側には、エンジン懸架ブラケット28が配置されている。エンジン懸架ブラケット28は、第1、第2側板28a、28bと、第1、第2側板28a、28bの前端部を連結する前板28cと、を備えている。第1側板28aの上部は、ダウンフレーム23の下端部の右側(左右方向一方側)に配置されており、第2側板28bの上部は、ダウンフレーム23の下端部の左側(左右方向他方側)に配置されている。第1、第2側板28a、28bの上部は、上下一対ボルトB1を介してダウンフレーム23の下端部に取り付けられている。前板28cの上部は、ダウンフレーム23の下端部の前方に配置されている。

0019

(ステアリング機構3及び前輪4)
図1図2を参照して、ステアリング機構3は、ヘッドパイプ21によって回転可能に支持されている。ステアリング機構3は、ハンドル装置31及び左右一対のフロントフォーク32を備えている。ハンドル装置31は、ヘッドパイプ21の上方に配置されており、左右方向に延びている。ハンドル装置31の左右方向両端部には、ハンドルグリップ33が設けられている。左右一対のフロントフォーク32の下端部には、前輪4が回転可能に支持されている。前輪4の上方は、フロントフェンダ34によって覆われている。

0020

(燃料タンク5及びライダーシート6)
図1を参照して、燃料タンク5は、メインフレーム22に支持されている。ライダーシート6は、燃料タンク5の後方に配置されており、左右一対のシートレール25に支持されている。

0021

(左右一対のスイングアーム7及び後輪8)
図1を参照して、左右一対のスイングアーム7の前端部は、左右一対のサイドフレーム24にピボット軸35を介して接続されている。これにより、左右一対のスイングアーム7がピボット軸35を中心に揺動可能となっている。左右一対のスイングアーム7の後端部には、後輪8が回転可能に支持されている。

0022

(エンジン9)
図3図5を参照して、エンジン9は、例えば、空冷式単気筒エンジンである。エンジン9は、クランクケース41と、クランクケース41に上方から連結されるシリンダ42と、シリンダ42に上方から連結されるシリンダヘッド43と、シリンダヘッド43に上方から連結されるシリンダヘッドカバー44と、クランクケース41の右側(左右方向一方側)を覆うクラッチカバー45と、クランクケース41の左側(左右方向他方側)を覆うマグネトカバー46と、を備えている。

0023

図3を参照して、シリンダヘッド43の後壁部は、取付プレート26に取り付けられている。これにより、シリンダヘッド43の後壁部が取付プレート26を介してメインフレーム22の前後方向中央部に固定されている。

0024

クランクケース41の後端部は、各取付ブラケット27a、27bに取り付けられている。これにより、クランクケース41の後端部が取付ブラケット27aを介してメインフレーム22の後端部及び左右一対のサイドフレーム24の上端部に固定されると共に、クランクケース41の後端部が取付ブラケット27bを介して左右一対のサイドフレーム24の下端部に固定されている。

0025

クランクケース41の前端部の左右方向両側部は、上下一対のボルトB2を介してエンジン懸架ブラケット28の第1、第2側板28a、28bの下部に取り付けられている。これにより、クランクケース41の前端部がエンジン懸架ブラケット28を介してダウンフレーム23の下端部に固定されている。

0026

クランクケース41の前部には、クランク軸51が収容されている。クランク軸51は、左右方向に延びる回転軸R1を中心に回転可能に設けられている。クランク軸51には、バランサドライブギア51aが設けられている。

0027

クランクケース41の前端部には、クランク軸51の前下方に、バランサ軸52が収容されている。バランサ軸52は、クランク軸51と平行に配置されている。バランサ軸52は、左右方向に延びる回転軸R2を中心に回転可能に設けられている。バランサ軸52には、バランサドリブンギア52aが設けられている。バランサドリブンギア52aは、クランク軸51に設けられたバランサドライブギア51aと噛み合っている。

0028

図5を参照して、クランクケース41の右側面の右側(左右方向一方側)には、クラッチ機構54が設けられている。クラッチ機構54は、クラッチカバー45によって右側(左右方向一方側)から覆われている。クラッチ機構54は、一次減速機構(図示せず)を介してクランク軸51(図3参照)と接続されている。

0029

図5を参照して、クランクケース41の左側面の左側(左右方向他方側)には、発電用マグネト55が設けられている。マグネト55は、マグネトカバー46によって左側(左右方向他方側)から覆われている。マグネト55は、クランク軸51(図3参照)の左端部に固定されている。

0030

図3を参照して、シリンダ42にはピストン(図示せず)が収容されている。ピストンは、コネクティングロッド(図示せず)を介してクランク軸51に接続されている。シリンダ42とシリンダヘッド43の間には、ピストンの上方に燃焼室58が設けられている。シリンダヘッド43の後壁部には、燃焼室58と連通する吸気口59が設けられている。シリンダヘッド43の前壁部には、燃焼室58と連通する排気口60が設けられている。シリンダヘッド43の右壁部には、点火プラグ61が取り付けられている。

0031

(吸気装置11)
図3を参照して、吸気装置11は、吸気管71と、吸気管71に接続されるエアクリーナ(図示せず)と、を備えている。吸気管71は、エンジン9の吸気口59に接続されている。

0032

(排気装置12)
以下、排気装置12の説明において、「上流側」又は「下流側」と記載する場合には、排気装置12内における排気方向(排気ガスの流動方向)における「上流側」又は「下流側」を示す。

0033

図3図4を参照して、排気装置12は、エンジン9の前方に配置される触媒81と、触媒81を収容する触媒ケース82と、エンジン9の排気口60と触媒81の上端部(上流側の端部)を接続する上流側接続管83と、エンジン9の後方に配置される消音器84と、触媒81の下端部(下流側の端部)と消音器84を接続する下流側接続管85と、を備えている。触媒ケース82と上流側接続管83と下流側接続管85は、排気管86を構成している。言い換えると、排気管86は、触媒ケース82と上流側接続管83と下流側接続管85を備えている。

0034

(排気装置12の触媒81)
排気装置12の触媒81は、排気管86内に配置されている。触媒81は、例えば、ハニカム構造三元触媒によって構成されている。触媒81は、排気ガス中の有害成分(例えば、一酸化炭素炭化水素窒素酸化物)を化学反応によって無害成分(例えば、二酸化炭素、水、窒素)に変化させることで、排気ガスを浄化する。

0035

図2を参照して、車両前面視で、触媒81は、前輪4と重ならないように配置されている。車両前面視で、触媒81の左側部は、右側のフロントフォーク32と重なっている。車両前面視で、触媒81の右側部は、右側のフロントフォーク32よりも右側(左右方向一方側)に配置されている。

0036

図3図4を参照して、触媒81は、円柱状を成している。触媒81は、上端部(上流側の端部)から下端部(下流側の端部)まで同一径で設けられている。車両側面視及び車両前面視で、触媒81は、上下方向に沿って直線状に延びており、ダウンフレーム23と略平行に配置されている。

0037

触媒81の下端部は、クランク軸51の回転軸R1と略同じ高さに位置している。触媒81の下端部は、バランサ軸52の回転軸R2よりも上方に位置している。車両側面視で、触媒81の一部は、ダウンフレーム23の下端部及びエンジン懸架ブラケット28の上部と重なっている。車両前面視で、触媒81は、ダウンフレーム23及びエンジン懸架ブラケット28とは間隔をおいて、ダウンフレーム23及びエンジン懸架ブラケット28の右側(左右方向一方側)に配置されている。

0038

図6を参照して、触媒81は、右側のハンドルグリップ33の下方に設けられている。車両側面視で、触媒81は、エンジン9とルーバー15(詳細は後述)の間に配置されている。図7を参照して、車両前面視で、触媒81は、ダウンフレーム23と車体カバー14(詳細は後述)の右側部14Rの間に配置されている。

0039

(排気装置12の触媒ケース82)
図3図4を参照して、排気装置12の触媒ケース82は、別々に成型されたフロント部分82aとリア部分82bを接合することで、中空状に形成されている。即ち、触媒ケース82は、モナカ構造を成している。触媒ケース82は、触媒81の中心軸Cを通過する面で、フロント部分82aとリア部分82bに2分割されている。

0040

触媒ケース82は、胴部93と、胴部93の下側(下流側)に設けられる縮径部94と、を備えている。胴部93は、上端部(上流側の端部)から下端部(下流側の端部)まで同一径で設けられており、触媒81の外周面と間隔を介して対向している。縮径部94は、上側(上流側)から下側(下流側)に向けて縮径している。縮径部94は、クランクケース41の前端部(バランサ軸52を収容している部分)の前方に配置されている。

0041

(排気装置12の上流側接続管83)
図4図7を参照して、車両前面視で、排気装置12の上流側接続管83は、下方から上方に向けて車体カバー14(詳細は後述)の右側部14Rから次第に離れるように、触媒81の上端部から車両の左右方向の中心に向けて延びている。上流側接続管83は、第1パイプ105と、第1パイプ105の右下側(下流側)に設けられる第2パイプ106と、を備えている。

0042

図3図4を参照して、第1パイプ105は、ダウンフレーム23を避けるように、エンジン9の排気口60から右側(左右方向一方側)に向けて曲げられた形状を有する。第1パイプ105は、左端部(上流側の端部)から右端部(下流側の端部)まで同一径で設けられている。第1パイプ105は、一体に成型された単一の部分から形成されている。即ち、第1パイプ105は、一体構造を成している。

0043

第1パイプ105の外周面には、円筒状の上流側ボス108が上方に向けて突出している。上流側ボス108には、先端部が上側を向くように上流側排気ガスセンサ109が取り付けられている。車両側面視で、上流側排気ガスセンサ109は、ダウンフレーム23とシリンダヘッド43の間に配置されている。車両前面視で、上流側排気ガスセンサ109は、シリンダヘッド43の左右方向の幅内に配置されている。

0044

第1パイプ105の外周面の左端部(上流側の端部)には、円環状のジョイント(図示せず)が固定されている。ジョイントは、ガスケット(図示せず)を介してエンジン9の排気口60に接続されている。

0045

第1パイプ105の外周面には、上流側ボス108とジョイントの間に、円環状のフランジ112が取り付けられている。フランジ112は、第1パイプ105及びジョイントには固定されていない。フランジ112は、エンジン9の排気口60の外周においてシリンダヘッド43に固定されている。

0046

第2パイプ106は、触媒81の上端部から左側(左右方向他方側)に向けて曲げられた形状を有する。第2パイプ106は、左上側(上流側)から右下側(下流側)に向けて拡径している。

0047

第2パイプ106は、別々に成型されたフロント部分106aとリア部分106bを接合することで、中空状に形成されている。即ち、第2パイプ106は、モナカ構造を成している。第2パイプ106は、触媒81の中心軸Cを通過する面で、フロント部分106aとリア部分106bに2分割されている。第2パイプ106のリア部分106bには、凹部113が設けられている。

0048

第2パイプ106の左上端部(上流側の端部)は、第1パイプ105の右端部(下流側の端部)に取り付けられている。第2パイプ106の右下端部(下流側の端部)は、触媒81とは間隔をおいて触媒ケース82の胴部93に取り付けられている。第2パイプ106の右下端部には、触媒81の上端部が挿入されている。

0049

(排気装置12の消音器84)
図3を参照して、排気装置12の消音器84は、チャンバ114と、チャンバ114の後側(下流側)に設けられるマフラ115と、を備えている。チャンバ114の内部とマフラ115の内部には、それぞれ、消音室(図示せず)が設けられている。

0050

(排気装置12の下流側接続管85)
図4図7を参照して、車両前面視で、排気装置12の下流側接続管85は、上方から下方に向けて車体カバー14(詳細は後述)の右側部14Rから次第に離れるように、触媒81の下端部から車両の左右方向の中心に向けて延びている。下流側接続管85の前端部(上流側の端部)は、触媒ケース82の下部に収容されている。下流側接続管85の前端部には、触媒81の下端部が挿入されている。下流側接続管85の後端部(下流側の端部)は、消音器84のチャンバ114に接続されている。

0051

図4を参照して、下流側接続管85の外周面には、円筒状の下流側ボス118が左方に向けて突出している。下流側ボス118には、先端部が左側を向くように下流側排気ガスセンサ119が取り付けられている。下流側排気ガスセンサ119は、クランクケース41の下方で車両の左右方向の中心線Mと重なるように配置されている。下流側排気ガスセンサ119は、下流側接続管85の下端縁85aよりも上方に位置している。下流側排気ガスセンサ119の前方及び下方は、センサガード120によって覆われている。

0052

(スタータモータ13)
図3図4を参照して、スタータモータ13は、シリンダ42の前方に配置されている。スタータモータ13は、クランクケース41のエンジン懸架ブラケット28への取り付け位置(上下一対のボルトB2の位置)よりも上方に位置している。スタータモータ13は、ダウンフレーム23及びエンジン懸架ブラケット28の後方に配置されている。

0053

スタータモータ13の右側面には、一対の取付片121がスタータモータ13と一体に設けられている。一対の取付片121は、一対のボルトB3を介してクランクケース41の前端部に取り付けられている。これにより、スタータモータ13が一対の取付片121を介してクランクケース41の前端部に固定されている。スタータモータ13は、左右方向に延びるモータ軸122を備えている。モータ軸122は、アイドル軸(図示せず)を介してクランク軸51に接続されている。

0054

車両側面視で、スタータモータ13は、触媒81とシリンダ42の間に配置されており、触媒81とシリンダ42の隙間を介して目視可能である。車両前面視で、スタータモータ13は、ダウンフレーム23の右側(左右方向一方側)に配置されている。

0055

(車体カバー14)
図6図7を参照して、車体カバー14は、車両の左右方向両側に配置されている。車両側面視で、車体カバー14は、触媒81の全体を覆っている。車両前面視で、車体カバー14は、触媒81を覆っていない。

0056

車体カバー14は、ボディカウル134と、ボディカウル134の後下方に設けられる左右一対のサイドカウル135と、左右一対のサイドカウル135の左右方向内側に設けられる左右一対の第1、第2インナーカウル136、137と、左右一対のサイドカウル135の下方に設けられるアンダーカウル138と、左右一対のサイドカウル135の後方に設けられる左右一対のフレームカウル139と、を備えている。

0057

車体カバー14のボディカウル134は、ハンドル装置31の前方を覆っている。ボディカウル134は、ヘッドパイプ21に取り付けられた接続ブラケット143に対して、ライセンスプレート(図示せず)と共締めされている。これにより、ボディカウル134が接続ブラケット143を介してヘッドパイプ21に固定されている。

0058

図5図6を参照して、車体カバー14の左右一対のサイドカウル135は、シリンダヘッド43の左右方向両側を覆っている。左右一対のサイドカウル135の前上部は、ボディカウル134の後下部に接続されている。

0059

左右一対のサイドカウル135の後上部には、上側突部145が後方に向けて突出している。車両側面視で、上側突部145の上下方向の幅は、前方から後方に向けて次第に狭くなっている。右側のサイドカウル135の上側突部145は、燃料タンク5と共に、右側のハンドルグリップ33と触媒81の間を遮っている。

0060

左右一対のサイドカウル135の後下部には、上側突部145の下方に、下側突部146が後方に向けて突出している。車両側面視で、下側突部146の上下方向の幅は、前方から後方に向けて次第に狭くなっている。

0061

図7を参照して、車体カバー14の左右一対の第1インナーカウル136は、左右一対のサイドカウル135の内面に沿って配置されている。左右一対の第1インナーカウル136には、ゴムクッション(図示せず)に挿入された突起(図示せず)が設けられている。この突起には、左右一対の接続ブラケット148の一端部が取り付けられている。左右一対の接続ブラケット148の他端部は、ダウンフレーム23に接合された左右一対の固定ブラケット23aに取り付けられている。これにより、左右一対の第1インナーカウル136が左右一対の接続ブラケット148及び左右一対の固定ブラケット23aを介してダウンフレーム23に固定されている。

0062

車体カバー14の左右一対の第2インナーカウル137は、左右一対の第1インナーカウル136の前方で、左右一対のサイドカウル135の内面に沿って配置されている。左右一対の第2インナーカウル137は、左右一対のサイドカウル135に取り付けられている。

0063

図6図7を参照して、車両前面視で、車体カバー14のアンダーカウル138は、上向きに開放されたU字状を成している。アンダーカウル138は、クランクケース41の前端部の左右方向両側を覆っている。アンダーカウル138は、左右一対のサイドカウル135の下端部を接続している。車両側面視で、右側のサイドカウル135とアンダーカウル138の境界Bは、触媒81と重なっている。アンダーカウル138は、接続ブラケット149にスクリュ(図示せず)を介して取り付けられている。接続ブラケット149は、左右一対のサイドフレーム24(図3参照)に取り付けられている。これにより、アンダーカウル138が接続ブラケット149を介して左右一対のサイドフレーム24に固定されている。

0064

図1図6を参照して、車体カバー14の左右一対のフレームカウル139は、前後方向に沿って延びている。左右一対のフレームカウル139は、メインフレーム22の前後方向中央部の左右方向両側を覆っている。左右一対のフレームカウル139の前端部は、左右一対のサイドカウル135の上側突部145と下側突部146の間に配置されている。

0065

ボディカウル134の右側部と右側のサイドカウル135と右側の第1、第2インナーカウル136、137とアンダーカウル138の右側部と右側のフレームカウル139は、車体カバー14の右側部14Rを構成している。ボディカウル134の左側部と左側のサイドカウル135と左側の第1、第2インナーカウル136、137とアンダーカウル138の左側部と左側のフレームカウル139は、車体カバー14の左側部14Lを構成している。

0066

図6を参照して、車体カバー14の左右方向両側部14R、14Lの後部には、後側開口部OP1と上側開口部OP2が設けられている。車両側面視で、後側開口部OP1は触媒81の後方に設けられ、上側開口部OP2は触媒81の斜め後ろ上方に設けられている。車両側面視で、上側開口部OP2は、後側開口部OP1の上方に設けられている。車両側面視で、後側開口部OP1の開口面積は、上側開口部OP2の開口面積よりも大きい。

0067

後側開口部OP1は、左右一対のサイドカウル135の下側突部146とアンダーカウル138の間に設けられている。上側開口部OP2は、左右一対のサイドカウル135の下側突部146と左右一対のフレームカウル139の間に設けられている。即ち、後側開口部OP1と上側開口部OP2は、左右一対のサイドカウル135の下側突部146によって隔てられている。後側開口部OP1及び上側開口部OP2は、ハンドル装置31よりも後方で、ライダーシート6(図1参照)よりも前方に設けられている。

0068

図7を参照して、車体カバー14の前下部には、前側開口部OP3が設けられている。前側開口部OP3は、触媒81の前方に設けられている。前側開口部OP3は、ボディカウル134と左右一対のサイドカウル135とアンダーカウル138によって囲まれている。

0069

(ルーバー15)
図6図7を参照して、ルーバー15は、触媒81の前方で車体カバー14の左右方向両側部14R、14Lを繋いでいる。ルーバー15は、ハンドル装置31の下方で、前輪4及びフロントフェンダ34の後方に設けられている。

0070

図7を参照して、ルーバー15は、取付枠151と、取付枠151の内周に設けられる複数の横リブ152、複数の縦リブ153、接続片155及び固定片156と、を備えている。ルーバー15の上記各構成要素は、すべて一体に成型されている。

0071

ルーバー15の取付枠151は、上向きに開放されたU字状を成している。取付枠151は、車体カバー14の前側開口部OP3に嵌め込まれている。取付枠151の左右方向両側部の上部は、クリップX1によって左右一対のサイドカウル135に取り付けられている。取付枠151の左右方向両側部の上端部は、クリップX2によって左右一対の第2インナーカウル137に取り付けられている。取付枠151の下端部は、クリップX3によってアンダーカウル138に取り付けられている。以上のような構成により、ルーバー15が車体カバー14に固定されている。

0072

ルーバー15の複数の横リブ152は、左右方向に延びている。複数の横リブ152は、上下方向に間隔をおいて設けられている。車両前面視で、上下に隣り合う横リブ152の間には、隙間Gが形成されている。

0073

本実施例では、ルーバー15が10個の横リブ152を備えている。上から4〜9番目の横リブ152は、上から1〜3、10番目の横リブ152よりも左右方向の長さが長く、取付枠151の左右方向両側部を繋いでいる。車両前面視で、上から6〜8番目の横リブ152の右側部は、触媒81と重なっている。車両前面視で、上から6〜9番目の横リブ152の間に形成される隙間Gは、触媒81と重なっている。

0074

図8図9を参照して、複数の横リブ152の下面152aは、前方から後方に向けて下方に傾斜している。複数の横リブ152は、それぞれ前後方向の位置をずらして設けられている。車両下面視で、前後に隣り合う横リブ152は、隙間なく重なっている。例えば、車両下面視で、前後に隣り合う横リブ152は、前側の横リブ152の後部と後側の横リブ152の前部が重なっている。

0075

図7を参照して、ルーバー15の複数の縦リブ153は、上下方向に延びている。複数の縦リブ153は、上下に隣り合う横リブ152の左右方向両側部を繋いでいる。車両前面視で、上から6〜8番目の横リブ152の右側部を繋いでいる2個の縦リブ153の全体は、触媒81と重なっている。

0076

ルーバー15の接続片155は、上下方向に延びている。接続片155は、上から1〜8番目の横リブ152の左右方向中央部を繋いでいる。車両前面視で、接続片155は、ダウンフレーム23の下部と重なっている。

0077

ルーバー15の固定片156は、接続片155の上部から右側(左右方向一方側)に向けて突出している。固定片156は、上から2〜3番目の横リブ152の右側部を繋いでいる。固定片156は、右側の接続ブラケット148にボルトB4を介して取り付けられている。

0078

(エンジン9の始動
図3を参照して、エンジン9の始動時には、スタータモータ13を駆動させる。このようにスタータモータ13が駆動すると、スタータモータ13のモータ軸122が回転する。このようにモータ軸122が回転すると、モータ軸122の回転がアイドル軸(図示せず)を介してクランク軸51に伝達され、クランク軸51が回転する。このようにして、スタータモータ13がエンジン9を始動させる。

0079

(エンジン9の振動の抑制)
図3を参照して、エンジン9の駆動時には、クランク軸51が回転する。このようにクランク軸51が回転すると、クランク軸51の回転がバランサドライブギア51a及びバランサドリブンギア52aを介してバランサ軸52に伝達され、バランサ軸52が回転する。これにより、クランク軸51の回転に伴うエンジン9の振動が抑制される。

0080

(エンジン9の排気)
図3を参照して、エンジン9の駆動時には、エンジン9の排気口60から排気ガスが排出される。エンジン9の排気口60から排出された排気ガスは、上流側接続管83の第1パイプ105と第2パイプ106を順次通過して触媒81に流入し、触媒81によって浄化される。触媒81によって浄化された排気ガスは、下流側接続管85を通過して消音器84のチャンバ114に流入する。消音器84のチャンバ114に流入した排気ガスは、消音器84のチャンバ114とマフラ115を順次通過し、車両の後方に排出される。

0081

走行風の流れ)
車両の走行時には、車体カバー14の前側開口部OP3を介して走行風が車体カバー14の内部空間に流入する。その際に、走行風は、上下に隣り合う横リブ152の間に形成される隙間Gを通過する。車体カバー14の内部空間に流入した走行風は、触媒81の周辺部やエンジン9の周辺部を通過し、車体カバー14の後側開口部OP1を介して車体カバー14の内部空間から排出される。

0082

(効果)
本実施例では、車両前面視で、複数の横リブ152の一部が触媒81と重なっている。このような配置を採用することで、複数の横リブ152によって触媒81を保護することができるため、飛石によって触媒81が損傷したり、被水によって触媒81の温度が低下したりするのを抑制することができる。すなわち、触媒81の保護性能が向上する。

0083

また、本実施例では、複数の横リブ152は、上下方向に間隔をおいて設けられている。このような構成を採用することで、車体カバー14の内部空間の通気性を向上させ、車体カバー14の内部空間に触媒81の熱がこもるのを抑制することができる。そのため、触媒81からの熱によって触媒81の周辺部品が熱害を受けるのを抑制することができる。

0084

本実施例では特に、車体カバー14に前側開口部OP3が設けられており、触媒81の前方において車体カバー14が大きく開口されている。そのため、車両の走行時だけでなく車両の停止時においても車体カバー14の内部空間に触媒81の熱がこもるのを抑制することができる。そのため、触媒81からの熱によって触媒81の周辺部品が熱害を受けるのをより効果的に抑制することができる。

0085

また、ルーバー15は、上下方向に延びる複数の縦リブ153を備えている。このような構成を採用することで、ルーバー15が複数の横リブ152のみを備えている場合と比較して、ルーバー15の剛性が向上する。

0086

また、車両前面視で、複数の縦リブ153が触媒81と重なっている。このような配置を採用することで、複数の横リブ152だけでなく複数の縦リブ153によっても触媒81を保護することができ、触媒81の保護性能が更に向上する。また、触媒81を収容する触媒ケース82に直接当たる走行風を低減することができるため、触媒81が過度に冷やされるのを防ぐことができる。

0087

また、複数の横リブ152は、それぞれ前後方向の位置をずらして設けられており、車両下面視で、前後に隣り合う横リブ152が隙間なく重なっている。このような配置を採用することで、前輪4によって跳ね上げられる石や水等から触媒81を保護することができる。そのため、触媒81の保護性能が更に向上する。

0088

また、車両前面視で、上下に隣り合う横リブ152の間には隙間Gが形成されており、複数の横リブ152の下面152aは、前方から後方に向けて下方に傾斜している。このような構成を採用することで、隙間Gを介して走行風を通しつつ、前輪4によって跳ね上げられる石や水等を複数の横リブ152の下面152aに当てて落下させることができる。そのため、車体カバー14の内部空間の通気性と触媒81の保護性能が更に向上する。

0089

また、触媒81は、右側のハンドルグリップ33の下方に設けられ、車体カバー14は、右側のハンドルグリップ33と触媒81の間を遮っている。このような配置を採用することで、ハンドルグリップ33を握るライダーの手に触媒81によって熱せられた空気が当たるのを防ぐことができ、ライディング快適性が向上する。

0090

また、車両側面視で、後側開口部OP1の開口面積は、上側開口部OP2の開口面積よりも大きい。このような構成を採用することで、車両の走行時には、車体カバー14の内部空間に流入した走行風を後側開口部OP1から積極的に排出することができ、触媒81からの熱によって触媒81の周辺部品が熱害を受けるのをより効果的に抑制することができる。また、車両の停止時には、触媒81によって熱せられた空気を後側開口部OP1だけでなく上側開口部OP2からも排出することができる。そのため、車両の走行時だけでなく車両の停止時においても車体カバー14の内部空間に触媒81の熱がこもるのを抑制することができる。

0091

また、車両前面視で、触媒81は、前輪4と重ならないように配置されている。このような配置を採用することで、前輪4によって跳ね上げられる石や水等が触媒81側に向かう可能性が低くなるため、触媒81の保護性能が更に向上する。また、触媒81側に向かう走行風が前輪4によって妨げられるのを抑制することができるため、触媒81からの熱によって触媒81の周辺部品が熱害を受けるのをより効果的に抑制することができる。

0092

また、車両側面視で、右側のサイドカウル135とアンダーカウル138の境界Bが触媒81と重なっている。このような配置を採用することで、触媒81の位置を高くすることができるため、飛石によって触媒81が損傷したり、被水によって触媒81の温度が低下したりするのをより効果的に抑制することができる。

0093

(変形例)
本実施例では、車体カバー14が車体フレーム2の全体を覆っている。一方で、他の異なる実施例では、車体カバー14が車体フレーム2の一部を覆っていても良い。

0094

本実施例では、車両側面視で、車体カバー14が触媒81の全体を覆っている。一方で、他の異なる実施例では、車両側面視で、車体カバー14が触媒81の一部を覆っていても良い。

0095

本実施例では、車両前面視で、複数の横リブ152の一部が触媒81と重なっている。一方で、他の異なる実施例では、複数の横リブ152の全体が触媒81と重なっていても良いし、1個の横リブ152の一部又は全体が触媒81と重なっていても良い。

0096

本実施例では、車両前面視で、複数の縦リブ153の全体が触媒81と重なっている。一方で、他の異なる実施例では、複数の縦リブ153の一部が触媒81と重なっていても良いし、1個の縦リブ153の一部又は全体が触媒81と重なっていても良い。

0097

本実施例では、空冷式の単気筒エンジンをエンジン9の一例としている。一方で、他の異なる実施例では、水冷式エンジン油冷式エンジン等、空冷式以外の冷却方式のエンジンをエンジン9の一例としても良い。また、他の異なる実施例では、多気筒エンジンをエンジン9の一例としても良い。

実施例

0098

本実施例では、オンロード型の自動二輪車1を自動二輪車の一例としている。一方で、他の異なる実施例では、オフロード型の自動二輪車1を自動二輪車の一例としても良い。

0099

1自動二輪車
2車体フレーム
4前輪
9エンジン
14車体カバー
14R 車体カバーの右側部
14L 車体カバーの左側部
15ルーバー
31ハンドル装置
33ハンドルグリップ
41クランクケース
42シリンダ
43シリンダヘッド
51クランク軸
60排気口
81触媒
86排気管
135サイドカウル
138アンダーカウル
152横リブ
152a 横リブの下面
153縦リブ
B サイドカウルとアンダーカウルの境界
G 隙間
OP1後側開口部
OP2 上側開口部

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