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技術 引き戸装置

出願人 アクシス株式会社
発明者 彦坂尚義
出願日 2018年9月13日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2018-171721
公開日 2020年2月13日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-023861
状態 特許登録済
技術分野 蝶番の付属品;滑動ウイング用の付属品 ウイング用の支持装置
主要キーワード 水平離間距離 水平帯板 終端直前 垂直仕切り板 側定位置 起立側壁 後退姿勢 遊び代
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

収納空間入り口や通路開閉を行うための引き戸装置における引き戸組み込み作業を容易且つ確実に行えるようにする。

解決手段

側突レール部20は、取付け部材である外側垂直起立側壁17aから連設された水平板部19の前側辺上側に一体形成され、引き戸7には、上側突条レール部20に嵌合支持される上側溝付きローラー37に対して戸横動方向に離れた位置から、外側垂直起立側壁17aのある側に突出する突出部材39bが突設され、この突出部材39bの先端が外側垂直起立側壁17aに当接する状態で引き戸7を降ろしたとき、上側溝付きローラー37が、上側突条レール部20の真上位置より奥側にずれた位置に嵌合した後に当該上側突条レール部20の真上位置に移動して支持されることにより、引き戸7の上端側が前側に変位して、突出部材39bの先端が外側垂直起立側壁17aから離れる構成。

概要

背景

この種の引き戸装置としては、開口部を1つの引き戸開閉する一般的なものの他、特許文献1に記載のような引き戸装置にも使用されている。この特許文献1に記載された引き戸装置は、内側の第一横動経路、この第一横動経路の外側に重なる第二横動経路、第一横動経路内をその全域にわたって横動自在な第一引き戸、及び第一横動経路と第二横動経路との間を前後に平行移動自在で且つ第二横動経路内をその全域にわたって横動自在な第二引き戸を備え、この第一引き戸と第二引き戸が、第一横動経路内で直列する直列閉じ位置にある全閉状態から、前記直列閉じ位置での第二引き戸の内側に第一引き戸が重なる第一引き戸開き状態と、前記直列閉じ位置での第一引き戸の外側に第二引き戸が重なる第二引き戸開き状態に、切り換え可能に構成されたものであるが、このような引き戸装置における前記第一引き戸も、引き戸に相当するものである。この第一引き戸には、水平軸心周りに回転自在な上側溝付きローラーと、垂直軸心周りに回転自在な下側ローラーが設けられ、前記上側溝付きローラーは、上向きに突出する1本の上側突ガイドレール転動自在に嵌合支持され、前記下側ローラーは、下側が解放された下側溝形ガイドレールに嵌合して、第一引き戸を垂直姿勢に保持するように構成されている。

概要

収納空間入り口や通路の開閉を行うための引き戸装置における引き戸の組み込み作業を容易且つ確実に行えるようにする。上側突条レール部20は、取付け部材である外側垂直起立側壁17aから連設された水平板部19の前側辺上側に一体形成され、引き戸7には、上側突条レール部20に嵌合支持される上側溝付きローラー37に対して戸横動方向に離れた位置から、外側垂直起立側壁17aのある側に突出する突出部材39bが突設され、この突出部材39bの先端が外側垂直起立側壁17aに当接する状態で引き戸7を降ろしたとき、上側溝付きローラー37が、上側突条レール部20の真上位置より奥側にずれた位置に嵌合した後に当該上側突条レール部20の真上位置に移動して支持されることにより、引き戸7の上端側が前側に変位して、突出部材39bの先端が外側垂直起立側壁17aから離れる構成。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

引き戸上端側を横動可能に支持する、横断面円弧形の頂面を備えた1本の上側突レール部と、引き戸の下端側を横動可能に位置決めする下側開放溝形レール部が設けられ、引き戸には、前記上側突条レール部に転動自在に嵌合支持される、水平軸心周りに回転自在で横断面円弧形の凹溝を周囲に備えた少なくとも戸横動方向一対の上側溝付きローラーと、前記溝形レール部内に嵌合する、垂直軸心周りに回転自在な振れ止め用ローラーが設けられた引き戸装置において、前記上側突条レール部は、取付け部材から水平帯板状に張り出す水平板部の前側辺上側に一体形成され、引き戸には、前記上側溝付きローラー各々に対して戸横動方向に離れた位置から、当該上側溝付きローラーの移動経路よりも前記取付け部材のある側に突出する突出部材突設され、この突出部材の先端が前記取付け部材に当接する状態で前記引き戸を降ろしたとき、前記上側溝付きローラーが、前記上側突条レール部の真上位置より奥側にずれた位置に嵌合した後に当該上側突条レール部の真上位置に移動して支持されることにより、前記引き戸の上端側が前側に変位して、前記突出部材の先端が前記取付け部材から離れるように構成されている、引き戸装置。

請求項2

前記引き戸と平行に横動自在な第二引き戸が設けられ、この第二引き戸の上端部を、前記引き戸の上側を横断する平行リンクを介して支持する上側横動ユニットを案内する上側ガイドレールユニットが前記引き戸の上端部の内側に配設され、この上側ガイドレールユニットには、前記上側横動ユニットを上下方向に貫通して上端部で前記平行リンクを水平揺動自在に軸支する垂直回転軸の下端に取り付けられた振れ止め用ローラーを案内する上側解放の下側溝形レール部と、前記垂直回転軸の上端に取り付けられた振れ止め用ローラーを案内する下側解放の上側溝形レール部、及び前記上側横動ユニットの前記引き戸のある側とは反対の背面側に軸支された支持用ローラーを案内する横向きコ形レール部が設けられ、前記取付け部材は、前記下側溝形レール部の外側垂直起立側壁によって構成され、この外側垂直起立側壁の外側面の下端側から前記水平板部が連設され、この外側垂直起立側壁の上側を前記引き戸のある側に突出する前記上側横動ユニットの横動径路の外側を前記上側溝付きローラーが横動するように、前記水平板部の前側辺上側に前記上側突条レール部が一体形成されている、請求項1に記載の引き戸装置。

技術分野

0001

本発明は、横動経路上で横動可能に支持されて、開口部を開閉する引き戸装置に関するものである。

背景技術

0002

この種の引き戸装置としては、開口部を1つの引き戸で開閉する一般的なものの他、特許文献1に記載のような引き戸装置にも使用されている。この特許文献1に記載された引き戸装置は、内側の第一横動経路、この第一横動経路の外側に重なる第二横動経路、第一横動経路内をその全域にわたって横動自在な第一引き戸、及び第一横動経路と第二横動経路との間を前後に平行移動自在で且つ第二横動経路内をその全域にわたって横動自在な第二引き戸を備え、この第一引き戸と第二引き戸が、第一横動経路内で直列する直列閉じ位置にある全閉状態から、前記直列閉じ位置での第二引き戸の内側に第一引き戸が重なる第一引き戸開き状態と、前記直列閉じ位置での第一引き戸の外側に第二引き戸が重なる第二引き戸開き状態に、切り換え可能に構成されたものであるが、このような引き戸装置における前記第一引き戸も、引き戸に相当するものである。この第一引き戸には、水平軸心周りに回転自在な上側溝付きローラーと、垂直軸心周りに回転自在な下側ローラーが設けられ、前記上側溝付きローラーは、上向きに突出する1本の上側突ガイドレール転動自在に嵌合支持され、前記下側ローラーは、下側が解放された下側溝形ガイドレールに嵌合して、第一引き戸を垂直姿勢に保持するように構成されている。

先行技術

0003

特開2018−87470号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記のような上側突条ガイドレールと上側溝付きローラーとの組み合わせから成る引き戸相当の引き戸(第一引き戸)の吊下げ構造では、上側溝付きローラーを戸横動方向に一対設けておくだけで、引き戸を組み付けるとき、引き戸下端側の下側ローラーを下側溝形ガイドレールに下から上向きに嵌合させるように引き戸を持ち上げ、その状態で引き戸の上端側を開口部の奥方向に倒して、上側溝付きローラーを上側突条ガイドレールの真上に位置させ、その後、引き戸を引き下げるように操作して、上側溝付きローラーを上側突条ガイドレールに嵌合支持させることが出来る。しかしながら、上側溝付きローラーの手前側には引き戸の上端部が位置しているため、この上側溝付きローラーと上側突条ガイドレールとの前後奥行き方向の相対位置関係目視により確認することが出来ないので、引き戸を上記のように組み込むとき、前記上側突条ガイドレールの真上位置より上側溝付きローラーが奥側に入り込まないように構成する必要があった。具体的には、特許文献1に示されるように、前記上側突条ガイドレールは、取付け部材から前側に水平に張り出す水平板部の上に一体成型することになるが、この上側突条ガイドレールと奥側の取付け部材との間を十分に狭めて、引き戸を組み付けるときに、上側溝付きローラーが上側突条ガイドレールより奥側に外れてしまわないように構成していた。換言すれば、上記特許文献1に記載のように、前記取付け部材と上側突条ガイドレールとの間の前後奥行方向の間隔を広げておく必要が無い場合には問題は無いが、上側突条ガイドレールと奥側の取付け部材との間を広げなければならない場合には、引き戸を組み付けるときに、上側溝付きローラーが上側突条ガイドレールより奥側に外れてしまわないように、持ち上げた引き戸の奥行き方向の位置を十分に考えて引き戸を下さなければならず、引き戸の組み付けが簡単容易に行うことが出来なくなる。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、前記取付け部材と上側突条ガイドレールとの間の前後奥行方向の間隔を広げる必要があるような場合でも、引き戸を組み込むときに上側溝付きローラーを上側突条ガイドレールに容易且つ確実に嵌合支持させることが出来る引き戸装置を提案するものであって、本発明に係る引き戸装置は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号括弧付きで付して示すと、引き戸(7)の上端側を横動可能に支持する、横断面円弧形の頂面を備えた1本の上側突条レール部(20)と、引き戸(7)の下端側を横動可能に位置決めする下側開放溝形レール部(29)が設けられ、引き戸(7)には、前記上側突条レール部(20)に転動自在に嵌合支持される、水平軸心周りに回転自在で横断面円弧形の凹溝を周囲に備えた少なくとも戸横動方向一対の上側溝付きローラー(37)と、前記溝形レール部(29)内に嵌合する、垂直軸心周りに回転自在な振れ止め用ローラー(73)が設けられた引き戸装置において、
前記上側突条レール部(20)は、取付け部材(外側垂直起立側壁(17a))から水平帯板状に張り出す水平板部(19)の前側辺上側に一体形成され、引き戸(7)には、前記上側溝付きローラー(37)各々に対して戸横動方向に離れた位置から、当該上側溝付きローラー(37)の移動経路よりも前記取付け部材のある側に突出する突出部材(39a)が突設され、この突出部材(39a)の先端が前記取付け部材(外側垂直起立側壁(17a))に当接する状態で前記引き戸(7)を降ろしたとき、前記上側溝付きローラー(37)が、前記上側突条レール部(20)の真上位置より奥側にずれた位置に嵌合した後に当該上側突条レール部(20)の真上位置に移動して支持されることにより、前記引き戸(7)の上端側が前側に変位して、前記突出部材(39a)の先端が前記取付け部材(外側垂直起立側壁(17a))から離れる構成になっている。

発明の効果

0006

上記本発明の構成によれば、引き戸を組み付けるとき、当該引き戸の下端側の振れ止め用ローラーを前記溝形レール部内に下から上向きに嵌入させて、上端側が前後奥行き方向の前側に傾斜した姿勢の当該引き戸を持ち上げ、次に引き戸を垂直姿勢にすべく、当該引き戸の上端側を前後奥行き方向の奥側に移動させて、上側溝付きローラーを前記上側突条レール部の上方に入り込ませ、各上側溝付きローラーの横側方に位置する前記突出部材の先端を前記取付け部材に当接させる。係る状態で持ち上げていた引き戸を降ろすことにより、引き戸上端側の各上側溝付きローラーが前記上側突条レール部の真上位置より奥側にずれた位置で嵌合することになるが、このとき上側突条レール部の横断面円弧形の頂面に対して、引き戸の重量を受けている各上側溝付きローラーの周囲の横断面円弧形の凹溝が下向きに押圧するので、各上側溝付きローラーが前記上側突条レール部の真上位置に自動調心されて、引き戸の上端側は少し前側に変位して垂直姿勢になり、前記突出部材の先端が前記取付け部材から前側に少し離れることになる。このような現象は、前記突出部材の先端を前記取付け部材の垂直外側面に当接させたときの各上側溝付きローラーの位置が、平面視において、当該上側溝付きローラーの周囲の横断面円弧形の凹溝のの範囲内に、前記上側突条レール部の横断面円弧形の頂面の頂点が存在しているが、前記上側突条レール部の横断面円弧形の頂面の頂点よりも前記上側溝付きローラーの周囲の凹溝の巾の中心位置が奥側にずれていることによって生じるので、前記突出部材の突出長さは、上記現象が生じるように設定される。

0007

上記のことから解るように、前記取付け部材に対して上側突条レール部が前側へ、仮に引き戸側の上側溝付きローラーが落ち込むほどに大きく離れていようとも、引き戸を組み付けるとき、上側溝付きローラーの横側方に位置する前記突出部材の先端を前記取付け部材に当接させさえすれば、そのまま引き戸を降ろすだけで、上側溝付きローラーを確実に上側突条レール部に嵌合支持させることが出来る。しかも、上側溝付きローラーを上側突条レール部に嵌合支持させれば、前記突出部材の先端が前記取付け部材から少し離れるので、引き戸を横動させたときに前記突出部材の先端が前記取付け部材に摺接することは無く、従来の引き戸装置と全く変わりなく使用することが出来る。

0008

従って上記本発明の構成は、次のような構成の引き戸装置に特に効果的に利用することが出来る。即ち、前記引き戸を第一引き戸(7)として、当該第一引き戸(7)と平行に横動自在な第二引き戸(8)が設けられ、この第二引き戸(8)の上端部を、前記第一引き戸(7)の上側を横断する平行リンク(105,106)を介して支持する上側横動ユニット(99)が設けられ、この上側横動ユニット(99)を案内する第二引き戸支持用上側ガイドレール(13)が配設され、この第二引き戸支持用上側ガイドレール(13)には、前記上側横動ユニット(99)を上下方向に貫通して上端部に前記平行リンク(105,106)が取り付けられた垂直回転軸(103,104)の下端に取り付けられた振れ止め用ローラー(103b,104b)を案内する上側解放の下側溝形レール部(17)と、前記垂直回転軸(103,104)の上端に取り付けられた振れ止め用ローラー(103a,104a)を案内する下側解放の上側溝形レール部(16)、及び前記上側横動ユニット(99)の前記第一引き戸(7)のある側とは反対の背面側に軸支された支持用ローラー(100b,101b)を案内する横向きコ形レール部(18)が設けられ、前記取付け部材は、前記下側溝形レール部(17)の外側垂直起立側壁(17a)によって構成され、この外側垂直起立側壁(17a)の下端側から前記水平板部(19)が連設され、前記上側横動ユニット(99)の横動径路が、前記外側垂直起立側壁(17a)の上側を前記第一引き戸(7)のある側に突出するように構成され、この上側横動ユニット(99)の横動径路の外側を前記上側溝付きローラー(37)が横動するように構成された引き戸装置が考えられる。

0009

上記のような引き戸装置の場合には、後述する実施例のように、第二引き戸の前後奥行き方向の位置を決める平行リンク姿勢保持手段が前記上側横動ユニットに内蔵される場合、当該上側横動ユニットの横動径路の前後奥行き方向の巾が大きくなって、この上側横動ユニットの横動径路を避けるために、前記上側溝付きローラーの横動経路を前記外側垂直起立側壁から前側へ離す必要が生じるが、この場合でも上記の本発明の構成によれば、前記外側垂直起立側壁を他の部分の板厚と同程度にして第二引き戸支持用上側ガイドレールの合成樹脂成型に問題が無いようにしながら、引き戸の組付け作業時に引き戸上端側の上側溝付きローラーを、上側突条レール部と前記外側垂直起立側壁との間に落とし込んでしまうことが無くなり、引き戸の組付け作業が極めて簡単容易且つ確実に行えるのである。

図面の簡単な説明

0010

図1は、直列閉じ位置にある第一引き戸と第二引き戸とで開口部を閉じた全閉状態の平面図である。
図2は、第二引き戸開き状態を示す平面図である。
図3は、第一引き戸開き状態を示す平面図である。
図4は、第一引き戸の支持構造を示す一部縦断側面図である。
図5は、第二引き戸の支持構造を示す一部縦断側面図である。
図6は、第一引き戸の外側に第二引き戸が重なった状態を示す一部縦断側面図である。
図7は、第一引き戸及び第二引き戸を外した状態の開口部周囲の構造を示す正面図である。
図8は、第一引き戸の裏面側四隅の構造を示す背面図である。
図9は、第一引き戸の上側辺の戸横動方向両端部の構造を示す平面図である。
図10は、第一引き戸の下側辺の戸横動方向両端部の構造を示す底面図である。
図11は、第一引き戸の内端側の側面図である。
図12は、第一引き戸の外端側の側面図である。
図13は、第二引き戸の裏面側四隅の構造を示す背面図である。
図14は、第二引き戸の上側辺の戸横動方向両端部の構造を示す平面図である。
図15は、第二引き戸の下側辺の戸横動方向両端部の構造を示す底面図である。
図16は、第二引き戸の外端側の側面図である。
図17は、第二引き戸の内端側の側面図である。
図18は、第二引き戸支持用上側横動ユニットを示す裏面図である。
図19は、第二引き戸支持用上側横動ユニットを示す平面図である。
図20は、第二引き戸支持用下側横動ユニットを示す平面図である。
図21は、第二引き戸支持用下側横動ユニットを示す裏面図である。
図22は、第二引き戸支持用の上下各横動ユニットが備える横動単体の内部構造を示す横断平面図とその要部の拡大図である。
図23は、図22に示す平行リンクが突出姿勢にあるときの横動単体の内部構造を示す横断平面図とその要部の拡大図である。
図24は、第二引き戸が備える上外端側の平行リンク連結用ユニットを示す裏面図である。
図25は、図24の上半部の横断平面図である。
図26は、図24に示す平行リンク連結用ユニットが平行リンク側連結軸受け入れる状態での横断平面図である。
図27は、図24の下半部の横断底面図である。
図28は、第二引き戸が備える上側の内端側の平行リンク連結用ユニットが平行リンク側の連結軸を受け入れる前の状態での横断平面図である。
図29は、図28に示す平行リンク連結用ユニットが平行リンク側の連結軸を受け入れた状態での横断平面図である。
図30は、第一引き戸の上内端側の支持用ローラーユニットを示す裏面図である。
図31は、図30の底面図である。
図32は、図30の支持用ローラーユニットのストッパー制御手段を示す縦断側面図である。
図33は、図30の支持用ローラーユニットの係合部材とその係止手段を示す縦断側面図である。
図34は、図30の支持用ローラーユニットの係合部材を組み込む前の状態を示す裏面図である。
図35は、図30の支持用ローラーユニットの係合部材の組み込み状態を示す要部の横断平面図である。
図36は、図30の支持用ローラーユニットの係合部材が下降限位置にある状態を示す縦断側面図である。
図37は、図30の支持用ローラーユニットの係合部材を下降させるときの操作状態を示す縦断側面図である。
図38は、第二引き戸位置決め手段に第二引き戸の位置決めユニット係合した状態を示す横断平面図である。
図39は、同上状態の縦断正面図である。
図40は、同上状態の縦断側面図である。
図41は、第二引き戸位置決め手段に対し第二引き戸の位置決めユニットが前側に押し出された状態を示す横断平面図である。
図42は、同上状態を示す縦断側面図である。
図43は、第一引き戸と第二引き戸が直列する全閉状態での両引き戸内端部の状態を示す一部切欠き平面図である。
図44は、同上状態での要部を示す横断平面図である。
図45は、同上状態での縦断側面図である。
図46は、第一引き戸に対し第二引き戸が外側へ押し出されたときの状態を示す一部切欠き平面図である。
図47は、同上状態での要部を示す横断平面図である。
図48は、同上状態での縦断側面図である。

実施例

0011

図1図6において、1は引き戸装置であって、収納空間2の正面開口部を開閉する。収納空間2は、床板3上に、左右両垂直外側板4a,4b、天板5、収納空間2を左右に2分割する中間垂直仕切り板6、及び図示省略の垂直後側板によって形成されている。引き戸装置1は、第一引き戸7と第二引き戸8を備えており、これら両引き戸7,8によって収納空間2の正面開口部を開閉するものであって、図1では、両引き戸7,8が直列閉じ位置にあって、収納空間2の正面開口部を全閉した状態を示しており、このときの第一引き戸7の位置が第一引き戸7の復帰定位置となり、このときの第二引き戸8の位置が第二引き戸8の復帰定位置となっている。図2は、復帰定位置にある第一引き戸7の外側に第二引き戸8が重なった第二引き戸開き状態を示し、図3は、復帰定位置にある第二引き戸8を外側へ押し出して、その内側に第一引き戸7が重なるように進入した第一引き戸開き状態を示している。尚、第一引き戸7と第二引き戸8は、図1に示すように両引き戸7,8が直列閉じ位置にあるときに互いに隣接する側辺を内端と称し、反対側の側辺を外端と称することにする。

0012

図4図7に示すように、天板5の先端から内側に入り込んだ天板5の下側面に戸横動方向に沿って角材11が固着され、この角材11と天板5との間の外側入隅部に、垂直外側板4a,4b間の全域にわたって戸横動方向に連続する上側ガイドレールユニット12が取り付けられている。この上側ガイドレールユニット12は、第二引き戸支持用上側ガイドレール13と、第一引き戸支持用上側ガイドレール14、及び部材取付け用レール部15を備えている。第二引き戸支持用上側ガイドレール13は、天板5の板厚内に入り込む下側解放の上側溝形レール部16、この上側溝形レール部16の真下に位置する上側解放の下側溝形レール部17、及び上下両溝形レール部16,17どうしを連結一体化すると共に、下側に水平帯レール面18aを備えた前側解放の横向きコ形レール部18から成り、第一引き戸支持用上側ガイドレール14は、下側溝形レール部14から前側へ水平に延出する水平板部19の前側辺上側に上向きに突出するように一体形成された突条レール部20と、下側溝形レール部17の下側に形成された下側解放の補助溝形レール部21から構成され、部材取付け用レール部15は、水平板部19の下側に、下側が解放する向きで一体形成されている。

0013

この上側ガイドレールユニット12は、第二引き戸支持用上側ガイドレール13の横向きコ形レール部18の垂直板部18bが角材11の前側垂直面ネジ止めされると共に、第一引き戸支持用上側ガイドレール14の補助溝形レール部21から後方へ水平に連設された取付け用水平板部22が角材11の底面にネジ止めされることにより、天板5の下側定位置に固着されている。又、この上側ガイドレールユニット12には、詳細構造は追って説明するが、図1図3、及び図7に示すように、第二引き戸支持用上側ガイドレール13の第二引き戸8の復帰定位置側の端部に、第二引き戸8を復帰定位置に位置決めする第二引き戸位置決め手段23が取り付けられると共に、部材取付け用レール部15の長さ方向の中間所定位置と、当該部材取付け用レール部15の第一引き戸7の復帰定位置側の端部に、それぞれストッパー部材24,25が取り付けられている。

0014

床板3は、その前側辺が天板5側の角材11の前側垂直面の真下位置するもので、この床板3の前側に、垂直外側板4a,4b間の全域にわたって戸横動方向に連続する下側ガイドレールユニット26が取り付けられている。この下側ガイドレールユニット26は、下側解放のリップ付きC型角筒状レール部27を備えた第二引き戸支持用下側ガイドレール28と、リップ付きC型角筒状レール部27の前側に位置する下側解放の溝形レール部29を備えた第一引き戸振れ止め用下側ガイドレール30と、この両ガイドレール28,30の天板部を兼ねる状態で両ガイドレール28,30を一体化する帯状板材31から構成されたもので、当該帯状板材31の第二引き戸支持用下側ガイドレール28から後方に延出する取付け板部31aと第二引き戸支持用下側ガイドレール28との間の入隅部が床板3の前端面と表面とに当接する状態で、取付け板部31aが床板3にネジ止めされている。

0015

第一引き戸7は、図8図12に示すように、裏面の上側辺近傍で内端側と外端側の2か所に支持用ローラーユニット32,33が取り付けられ、裏面の下側辺近傍で前記支持用ローラーユニット32,33の真下位置に振れ止め用ローラーユニット34,35が取り付けられている。又、内端の垂直側辺には、裏面と面一に薄肉部7aが高さ方向の全域にわたって一体形成されている。前記支持用ローラーユニット32,33は、図30図37に示す内端側の支持用ローラーユニット32に示すように、上側ガイドレールユニット12の第一引き戸支持用上側ガイドレール14における突条レール部20上に転動自在に嵌合する、水平軸心周りに回転自在な上側溝付きローラー36,37が取付け用基板38,39に軸支され、これら上側溝付きローラー36,37に対して第一引き戸7の外端側に隣り合うように、取付け用基板38,39に昇降可能な係合部材40,41が取り付けられ、この係合部材40,41を上昇限位置係止保持する係脱自在な係止手段42(図34図37参照)が併設されている。尚、図示のように、上側溝付きローラー36,37は、突条レール部20の横断面円弧形頂面の曲率半径よりも若干曲率半径が大きな横断面円弧形の凹溝を周囲に備えたものであり、両者の嵌合状態では、上側溝付きローラー36,37の横断面円弧形の凹溝の最深部が突条レール部20の横断面円弧形頂面の頂点に接する調心状態になり、突条レール部20に対する上側溝付きローラー36,37の位置が自動的に正常嵌合位置に決まることになる。

0016

前記取付け用基板38,39には、その表面側に形成された凹溝部43内に上向きに差し込み可能な上下方向に長い帯状板44が昇降可能に取り付けられ、この帯状板44からL字状に連設された水平突出部45の先端から上向きに前記係合部材40,41が連設されている。前記凹溝部43の左右両側には上下方向の案内溝43a,43bが形成され、前記帯状板44の左右両側には、案内溝43a,43bに嵌合する突条部44a,44bが形成され、帯状板44の昇降移動のみを許すように構成されている。前記係止手段42は、帯状板44の2本の切欠き溝46a,46b間に形成された、下端側がフリーの上下方向に長い第一帯状片46、この第一帯状片46の下端に形成されて前記水平突出部45より下方に突出する操作部47、前記帯状片46の裏面側に突設された逆止爪48、及び前記係合部材40,41が上昇限位置にあるときに前記逆止爪48が係合する位置で前記取付け用基板38,39に設けられた被係止部49から構成され、前記第一帯状片46を弾性に抗して取付け用基板38,39から離れる方向に揺動させて逆止爪48を被係止部49から離脱させることにより、係合部材40,41が下降限位置に達するまで前記帯状板44を下方に引き下げ可能に構成されている。

0017

更に、取付け用基板38,39には、下端側がフリーの上下方向に長い第二帯状片50が2本の切欠き溝50a,50b間に形成され、この第二帯状片50の下端に形成された逆止爪51が帯状板44の裏面側に形成された被係合部52に係合することにより、係合部材40,41が下降限位置から更に下方に下降するのを阻止するように構成されている。又、凹溝部43の戸横動方向の両側には、上側溝付きローラー36,37の回転軸心より少し低い高さで第一引き戸7の裏面から離れる方向に水平に突出する突出部材38a,38b及び39a,39bが突設されている。この突出部材38a,38b及び39a,39bの先端位置は、図4及び図6に示すように、側面視において上側溝付きローラー36,37の外側面よりも第一引き戸7から離れる方向に突出する位置にあって、上側溝付きローラー36,37が突条レール部20に対して上記のように正常嵌合位置で嵌合している状態において、下側溝形レール部17の外側垂直起立側壁17aに対し小間隙を隔てて隣り合う位置にある。

0018

図8図9、及び図30図37に示すように、第一引き戸7の内端側の支持用ローラーユニット32には、その取付け用基板38の上端に、側面視でT字状に水平に張り出すローラー案内部材53が連設され、このローラー案内部材53の外側張出し部は、第一引き戸7の上端面に面一になるように当該第一引き戸7の上端部に埋め込まれている。このローラー案内部材53には、図8に示すように、第一引き戸7の裏面の上側辺に沿って貼付されたローラー案内用帯状レール54の表面を転動するローラー(後述する)を受け入れて、当該ローラーを平面視で第一引き戸7の厚さ内に進入させるように湾曲した、上側解放のローラー案内溝55が設けられ、このローラー案内溝55の奥端部にストッパー制御手段56が配設されている。このストッパー制御手段56は、ローラー案内溝55の奥端部と重なる水平横動体57と、この水平横動体57の外端側から下方に連設された、上下方向に長い帯状の可動ストッパー部材58から構成されたものであって、水平横動体57の内端側には、ローラー案内溝55の奥端部を形成する凹溝部55aが上側開放状態に設けられ、水平横動体57の外端側の上側部には、前記凹溝部55aのある側を支点にして弾性に抗して下方へ傾動自在な可動片59が一体形成され、この可動片59の遊端上側に逆止突起59aが突設されている。

0019

ローラー案内部材53には、ローラー案内溝55の奥端部と重なる位置で戸横動方向に対し直交する水平向きに、前記水平横動体57を差し込む支持孔60が設けられると共に、この支持孔60に第一引き戸7の裏面側から前記水平横動体57を差し込んだとき、前記可動片59の逆止突起59aが嵌合する、支持孔60の長さ方向に長い長孔61が設けられ、更に、支持孔60の下側で当該支持孔60の長さ方向と平行に圧縮コイルバネ62を挿入するバネ支持孔62aが設けられ、このバネ支持孔62aに挿入された圧縮コイルバネ62によって前記可動ストッパー部材58及び水平横動体57を、第一引き戸7から裏側へ離れる方向に付勢している。尚、前記水平横動体57の凹溝部55aには、ローラー案内溝55内を移動してその奥端部の凹溝部55a内に進入するローラー(後述する)が作用するカム面部55bが設けられており、ローラー案内溝55の奥端部に到達するローラーが前記カム面部55bを介して水平横動体57を、前記圧縮コイルバネ62の付勢力に抗して横動させるように構成されている。

0020

支持用ローラーユニット32,33の取付け用基板38,39は、第一引き戸7の裏面に複数本木ネジによってネジ止めされるが、このネジ止めのための複数の取付け孔の内の1つの取付け孔64は、前記凹溝部43の底面の上端近傍位置に設けられ、係合部材40,41が上昇限位置にあるときに前記取付け孔64を閉じる前記帯状板44の上端部には、この帯状板44を下降限位置まで下げたときに前記取付け孔64を解放させるための切欠き凹部65が設けられ、取付け孔64を利用した取付け用基板38,39のネジ止め作業を問題なく行えるように構成されている。更に、第一引き戸7の内端側の支持用ローラーユニット32の取付け用基板38には、前記可動ストッパー部材58が嵌まり込む縦長の凹溝部66が設けられ、取付け用基板38を第一引き戸7に取り付けるための複数の取付け孔の内の1つの取付け孔67が凹溝部63内に設けられ、この取付け孔67にネジを螺入させるときの操作孔として利用出来る貫通孔68が、前記取付け孔67と同心状に可動ストッパー部材58に設けられている。

0021

又、第一引き戸7の内端側の支持用ローラーユニット32には、図8図9図30、及び図31に示すように、取付け用基板38の第一引き戸7の内端側の垂直側辺の上端部から第一引き戸7の内端近傍に達する長さの帯板被係止具69が突設されている。この帯板状被係止具69は、第一引き戸7の裏面に沿って水平に延出するもので、その先端から長さ方向の中程までの領域が、第一引き戸7の裏面から徐々に離れるように帯板状被係止具69自体が湾曲する突曲部69aを形成し、この突曲部69aの終端と取付け用基板38との間の領域が、一段低くなった(第一引き戸7の裏面に接近した)被係止凹部69bを形成している。

0022

図8図12に示すように、第一引き戸7の下側辺側の振れ止め用ローラーユニット34,35は、第一引き戸7の裏面と面一になるように埋め込まれた状態でネジ止めされる取付け用基板70,71と、垂直軸心の周りで回転自在な振れ止め用ローラー72,73を備えている。第一引き戸7の外端側の振れ止め用ローラーユニット35の振れ止め用ローラー73は、取付け用基板71から水平に張り出すように突設された支持板部71aの先端上側に軸支され、第一引き戸7の内端側の振れ止め用ローラーユニット34の振れ止め用ローラー72は、第一引き戸7の底面と面一になるように取付け用基板70から一体に連設されたローラー案内部材74の上側に軸支されている。これら両振れ止め用ローラー72,73は、第一引き戸7の底面からの高さと第一引き戸7の裏面からの水平離間距離が同一になるように軸支されている。第一引き戸7の裏面の下側辺には、図8に示すように、上側辺に貼付されたローラー案内用帯状レール54と上下対称になるローラー案内用帯状レール75が貼付されている。そしてローラー案内部材74には、前記ローラー案内用帯状レール75の表面を転動するローラー(後述する)を受け入れて、当該ローラーを底面視(図10参照)で第一引き戸7の厚さ内に進入させるように湾曲した、下側解放のローラー案内溝76が設けられている。図9図10から明らかなように、上側のローラー案内部材53のローラー案内溝55と、下側のローラー案内部材74のローラー案内溝76は、解放側が上下異なるが、同一形状同一サイズのものである。

0023

第二引き戸8は、図13図17に示すように、裏面の四隅近傍位置に平行リンク連結ユニット77〜80が取り付けられ、上外端側の平行リンク連結ユニット78の外端側に隣接させて、前記第二引き戸位置決め手段23に作用する位置決めユニット81が取り付けられている。又、この第二引き戸8の内端の垂直側辺には、表面と面一に薄肉部8aが高さ方向の全域にわたって一体形成されている。上側辺側の平行リンク連結ユニット77,78は、第二引き戸8の上端面と面一にこの第二引き戸8内に嵌め込まれる本体77a,78aから、第二引き戸8の裏面にネジ止めされる取付け用張出し板部77b,78bが連設されたもので、本体77a,78aには、この本体77a,78aの上端面と外側面とに開口する縦長の連結軸嵌合孔82,83が設けられている。これら連結軸嵌合孔82,83は、その下端に、連結軸下端のフランジ部を嵌入させる拡径部82a,83aが同心状に連設されている。

0024

第二引き戸8の外端側の平行リンク連結ユニット78は、図24図27に示すように、本体78a内に、戸横動方向にスライドする可動体84が設けられ、この可動体84の上半部には、前記連結軸嵌合孔83の本体外側面側の開口部を開閉する開閉蓋部84aが設けられ、可動体84の下半部には操作用凹部84bが設けられ、本体78aの外側面には、前記操作用凹部84bを介して可動体84をスライドさせるための、戸横動方向に長い開口部85が設けられ、前記開閉蓋部84aを閉じ位置に付勢保持する圧縮コイルバネ86が本体a内に配置されている。この構成により開閉蓋部84aは、圧縮コイルバネ86の付勢力で連結軸嵌合孔83の外側面側の開口部を閉じた状態にあって、操作用凹部84bは、開口部85の半分の領域に位置している。従って、開口部85を利用して可動体84の操作用凹部84bに指先を嵌めて、閉じ位置にある開閉蓋部84aを圧縮コイルバネ86の付勢力に抗して開動させ、連結軸嵌合孔83の内部を本体78aの外側に開放させることが出来る。

0025

第二引き戸8の内端側の平行リンク連結ユニット77の本体77aには、図28及び図29に示すように、連結軸嵌合孔82と第二引き戸8の内端側の端部との間の、第二引き戸8の内端側が解放された空洞部87内に、戸横動方向に移動可能な操作用可動体88が内装されている。この操作用可動体88の内端には、連結軸嵌合孔82の本体外側面側の開口部を開閉する開閉蓋部88aが形成され、操作用可動体88の外端側には、空洞部87の外側へ延出する操作レバー部88bが形成され、前記開閉蓋部88aが連結軸嵌合孔82を開いた後退限位置に操作用可動体88を付勢保持する圧縮コイルバネ89が設けられている。又、本体77aから張り出す取付け用張出し板部77bには、図13に示すように、上下2本の切欠き溝77c間に形成された抜け止め用舌片77dが設けられ、この抜け止め用舌片77dの遊端内側に係止部77eが突設されている。

0026

前記操作用可動体88は、抜け止め用舌片77dを外側へ弾性に抗して変形させた状態で、本体77aの空洞部87内にその開放端から差し込み、当該操作用可動体88の外端の被係止部88cを、空洞部87の開放端内側に形成された係止部87aに係合させることにより、図29に示すように、開閉蓋部88aが連結軸嵌合孔82を開いた後退限位置に操作用可動体88を本体77a内に組み込むことが出来る。開閉蓋部88aで連結軸嵌合孔82を閉じるときは、操作レバー部88bにより、操作用可動体88を圧縮コイルバネ89の付勢力に抗して押し込むことにより、操作レバー部88bの中間位置に設けられた逆止爪88dが、空洞部87の開放端外側に形成された係止部87bを乗り越えて、当該係止部87bの内側に逆止爪88dが係合し、操作用可動体88を、開閉蓋部88aが連結軸嵌合孔82を閉じた前進限位置に操作用可動体88を保持させることが出来る。連結軸嵌合孔82を開く必要が生じたときは、操作レバー部88bを弾性に抗して内側へ曲げて係止部87bから逆止爪88dを内側に離脱させることにより、圧縮コイルバネ89の付勢力で操作用可動体88を、図28に示す後退限位置まで後退移動させ、連結軸嵌合孔82の開口部から開閉蓋部88aを逃がして、連結軸嵌合孔82を開くことが出来る。

0027

第二引き戸8の下側辺側の平行リンク連結ユニット79,80は、図13及び図15に示すように、第二引き戸8の裏面と下端面とに面一になるように当該第二引き戸8に嵌め込まれてネジ止めされる本体90,91に、下端が解放された上下垂直向きの連結軸嵌合孔92,93を設けたものであって、これら連結軸嵌合孔92,93は、各平行リンク連結ユニット79,80の真上に位置する平行リンク連結ユニット77,78が備える連結軸嵌合孔82,83と同心状態となっている。

0028

又、第二引き戸8が備える位置決めユニット81は、図13図14図16、及び図38図42に示すように、第二引き戸8の裏面にネジ止めされる縦長の取付け板部94aと、この取付け板部94aの上端から第二引き戸8の裏面から離れる方向に水平直角に連設された水平板部94bから成る本体94、水平板部94bの先端から第二引き戸8の内端側へ戸横動方向と平行に延出し且つ先端に第二引き戸8の裏面側に突出するように一体形成された垂直円柱状の係止部95aを備えた帯板状係止具95、水平板部94bの前記帯板状係止具95が延出する側とは反対側の角部上側に形成された切欠き段部に垂直支軸によって軸支されたローラー96、このローラー96と帯板状係止具95との間の位置で水平板部94bの先端縁から平面視で外側半分が突出するように垂直上方に突設された柱状部材97、及び水平板部94bの第二引き戸8の内端側の側辺に取り付けられた緩衝部材98から構成されている。前記ローラー96は、平面視において水平板部94bの出隅部から外側に突出し、前記緩衝部材98は、縦断面倒立L形であって、その垂直部分は水平板部94bの第二引き戸8の内端側の側辺から突出すると共に、その上端の水平部分が水平板部94bの出隅部に嵌め込まれて上からネジ止めされている。

0029

図1図3、及び図5図7に示すように、上側ガイドレールユニット12の第二引き戸支持用上側ガイドレール13には、第二引き戸支持用上側横動ユニット99が装備されている。この第二引き戸支持用上側横動ユニット99は、図18及び図19にも示すように、戸横動方向一対の横動単体100,101と、これら両横動単体100,101どうしを連結一体化する連結部材102から構成され、各横動単体100,101には、上下方向に貫通する垂直回転軸103,104が支承され、これら各垂直回転軸103,104の上端側突出部に平行リンク105,106が相対回転不能に取り付けられている。これら両平行リンク105,106は、前記垂直回転軸103,104のある位置が直角角部になるほぼ直角不等辺三角形のものであって、垂直回転軸103,104から第二引き戸8の外端側に向かう長辺の先端下側には、第二引き戸8の上側辺側の一対の平行リンク連結ユニット77,78の連結軸嵌合孔82,83に嵌合させる連結軸107,108が突設されている。この連結軸107,108は、円柱状軸体の下端に同心大径のフランジ部107a,108aを備えている。又、第二引き戸8の内端側に位置する平行リンク105には、その短辺側の先端部下側にローラー109が垂直支軸によって軸支されている。尚、第二引き戸8の外端側に位置する平行リンク106には、その短辺側の先端部下側にローラーが軸支されないので、垂直回転軸104と連結軸108とを結ぶ直線状のリンクであっても良いが、平行リンク105,106を互いに同一形状として、部品の種類が多くなるのを避けるようにしている。

0030

第二引き戸支持用上側横動ユニット99の戸横動方向一対の横動単体100,101は、前記垂直回転軸103,104の平行リンク105,106よりも上側に突出する上端部と、横動単体100,101の下側切欠き凹部内に位置する垂直回転軸103,104の下端部とに、それぞれ相対回転自在に取り付けられた振れ止め用ローラー103a,103b及び104a,104bと、横動単体100,101の連結部材102のある側とは反対側の外側に突出する薄肉部100a,101aの、第二引き戸8のある側とは反対側にそれぞれ水平支軸によって軸支された支持用ローラー100b,101bを備えている。そして第二引き戸支持用上側横動ユニット99は、上側ガイドレールユニット12の第二引き戸支持用上側ガイドレール13における上側溝形レール部16内に振れ止め用ローラー103a,104aが嵌合すると共に、下側溝形レール部17内に振れ止め用ローラー103b,104bが嵌合し、支持用ローラー100b,101bが横向きコ形レール部18内に、その水平帯状レール面18a上を転動するように嵌合している。

0031

図5図7に示すように、下側ガイドレールユニット26の第二引き戸支持用下側ガイドレール28には、第二引き戸支持用下側横動ユニット110が装備されている。この第二引き戸支持用下側横動ユニット110は、図20及び図21にも示すように、戸横動方向一対の横動単体111,112と、これら両横動単体111,112どうしを連結一体化する連結部材113から構成され、各横動単体111,112には、戸横動方向一対の振れ止め用ローラー111a,111b及び112a,112bがそれぞれ垂直支軸によって回転自在に軸支されると共に、各横動単体111,112の連結部材113のある側とは反対側の外側に突出する薄肉部111c,112cに上下一対の支持用ローラー111d,111e及び112d,112eがそれぞれ水平支軸によって回転自在に軸支されている。戸横動方向一対の振れ止め用ローラー111a,111b及び112a,112bは、第二引き戸8の内端に近い側の振れ止め用ローラー111a,112aが各横動単体111,112の第二引き戸8のある側の側面から突出するように軸支され、第二引き戸8の外端に近い側の振れ止め用ローラー111b,112bが各横動単体111,112の第二引き戸8のある側とは反対側の側面から突出するように軸支されている。又、上下一対の支持用ローラー111d,111e及び112d,112eの内、下側の支持用ローラー111e,112eは、薄肉部111c,112cの第二引き戸8のある側の側面に軸支され、上側の支持用ローラー111d,112dは、薄肉部111c,112cの第二引き戸8のある側とは反対側の側面に軸支されている。

0032

更に各横動単体111,112には、垂直回転軸114,115が支承され、この垂直回転軸114,115の横動単体111,112から下側に突出する下端部に、平行リンク116,117が相対回転不能に取り付けられている。平行リンク116は、第二引き戸支持用上側横動ユニット99の平行リンク105と上下対称形のものであり、長辺側先端に、上端が突曲面となっている連結軸118が上向きに突設され、短辺側先端の上側にローラー119が垂直支軸によって軸支されている。他方の平行リンク117は、第二引き戸支持用上側横動ユニット99の平行リンク106と上下対称形のものであり、長辺側先端に、上端が突曲面となっている連結軸120が上向きに突設されている。この平行リンク117も、上側の平行リンク106と同様に、短辺側先端にローラーが軸支されるものではないが、上側の平行リンク105,106と同じ考えに基づいて平行リンク116と同一のリンクを使用している。換言すれば、上下の4つの平行リンク105,106,116,117は、すべて同一形状のものが使用されている。

0033

第二引き戸支持用下側横動ユニット110は、図5に示すように、下側ガイドレールユニット26の第二引き戸支持用下側ガイドレール28におけるリップ付きC型角筒状レール部27内に挿入されており、平行リンク116,117に働く重力に起因する回転力、即ち、平行リンク116,117の先端側が下がる方向の回転力により、各横動単体111,112の上側の支持用ローラー111d、112dがリップ付きC型角筒状レール部27の天板部となっている帯状板材31に当接すると共に、下側の支持用ローラー111e、112eがリップ付きC型角筒状レール部27の外側のリップ部27a上に当接し、戸横動方向一対の振れ止め用ローラー111a〜112bは、リップ付きC型角筒状レール部27の内外両垂直板部27b,27cの下端近傍位置に当接している。

0034

第二引き戸支持用上側横動ユニット99と第二引き戸支持用下側横動ユニット110の合計4つの横動単体100,101及び111,112には、図22及び図23に示す平行リンク姿勢保持手段121が内装されている。図は、横動単体100が内蔵する平行リンク姿勢保持手段121を示しているが、他の横動単体100,111,112も同じ構成であり、同じ作用が行われる。即ち、平行リンク姿勢保持手段121は、平行リンク105……と一体に回転する垂直回転軸103……に固着されたカム122、仕切り部材123の片側(第二引き戸8のある側とは反対側)に戸横動方向にスライド可能に内装された第一プッシャー124、この第一プッシャー124をカム122のある方向に付勢する圧縮コイルバネ125、仕切り部材123の反対側に内装されたダンパー126、及びこのダンパー126とカム122との間に介装された第二プッシャー127から構成されている。カム122には、第一プッシャー124の先端カム突起部124aに作用する第一突起部122aと、第二プッシャー127の先端カム突起部127aに作用する第二突起部122bを備えている。

0035

前記カム122は、その屈曲した背面が択一的に囲壁に当接することにより、図22に示す角度と図23に示す角度の範囲内でのみ回転可能である。このカム122と平行リンク105……は一体に回転するので、カム122が図22に示す角度にあるときは、平行リンク105は、その連結軸107……が横動単体100……の横動経路(第二引き戸支持用上側ガイドレール13)に接近した後退姿勢となり、カム122が図23に示す角度にあるときは、平行リンク105は、その連結軸107……が横動単体100……の横動経路(第二引き戸支持用上側ガイドレール13)から外側に離れた突出姿勢となる。即ち、全ての平行リンク105,106及び116,117は、図22に示す後退姿勢と図23に示す突出姿勢との間でのみ水平揺動可能になっている。

0036

図22に示すように、平行リンク105が前記後退姿勢にあるとき、カム122と平行リンク105は、図23に示す前記突出姿勢になる方向へのみ回転可能であるが、その回転は、第一プッシャー124の先端カム突起部124aがカム122の第一突起部122aの内側に入り込んでいて阻止されている。しかし、図22に示す後退姿勢の平行リンク105に、この平行リンク105を突出方向に回転させる一定以上の回転力Ffが作用したときは、カム122の先端カム突起部124aが第一プッシャー124を圧縮コイルバネ125の付勢力に抗して後退移動させながら、平行リンク105が図23に示す突出姿勢に切り換わる。このとき、カム122の第二突起部122bは第二プッシャー127から離れる方向に回転するので、ダンパー126の付勢力が第二プッシャー127を後押しして、当該第二プッシャー127は、その先端カム突起部127aがカム122の第二突起部122bに当接する状態を維持する。

0037

図23に示すように、突出姿勢に切り換わった平行リンク105は、カム122の第一突起部122aに第一プッシャー124の先端カム突起部124aが圧縮コイルバネ125の付勢力で押圧していることと、カム122の第二突起部122bに第二プッシャー127の先端カム突起部127aがダンパー126の付勢力で押圧していることによって、不測に後退姿勢に回転復帰することはない。しかし、図23に示す突出姿勢の平行リンク105に、この平行リンク105を後退姿勢の切り換える方向に回転させる一定以上の回転力Frが作用したときは、カム122の先端カム突起部124aが第一プッシャー124の先端カム突起部124aから外れた後、逆にこのカム122の先端カム突起部124aが第一プッシャー124の先端カム突起部124aから圧縮コイルバネ125の付勢力を受けて、カム122が回転力Frの方向に強制駆動され、平行リンク105が図22に示す後退姿勢に切り換えられる。このとき、カム122の第二突起部122bが第二プッシャー127の先端カム突起部127aを後退移動させるので、圧縮コイルバネ125の付勢力で平行リンク105が勢い良く後退姿勢の方向に回転するのを、第二プッシャー127を介してダンパー126の緩衝機能が防止することになる。

0038

上記作用により、全ての平行リンク105,106及び116,117は、この平行リンク105が受ける一定以上の外力によって図22に示す後退姿勢から図23に示す突出姿勢に切り換えるか又は、この逆に図23に示す突出姿勢から図22に示す後退姿勢に切り換えることが出来ると共に、その切換え後の突出姿勢又は後退姿勢に保持することが出来る。而して、上記構成の平行リンク姿勢保持手段121を、全ての横動単体100,101及び111,112に内装させるのが好ましいが、第二引き戸8が軽量小型である場合には、第二引き戸支持用上側横動ユニット99の一対の横動単体100,101の何れか1つと、第二引き戸支持用下側横動ユニット110の一対の横動単体111,112の何れか1つにのみ、上記平行リンク姿勢保持手段121を内装しても良い。又、全ての横動単体100,101及び111,112に平行リンク姿勢保持手段121を内装する場合でも、ダンパー126の緩衝機能を必要としない横動単体、例えば後述するように、ローラー109,119を介して姿勢が制限される方の平行リンク105,116に連携する100,111に内装する平行リンク姿勢保持手段121には、ダンパー126及び第二プッシャー127を省くことも可能である。

0039

上側ガイドレールユニット12における第二引き戸支持用上側ガイドレール13に取り付けられている第二引き戸位置決め手段23は、図38図42に示すように、第二引き戸8の裏面外端部近くに取り付けられている前記位置決めユニット81に作用するものであって、本体128とカム面129、及び柱状部材受け入れ通路130から構成されている。本体128は、第二引き戸支持用上側ガイドレール13の横向きコ形レール部18における垂直板部18bの内側にネジ止めされる取付け板部128aと、この取付け板部128aの一端から垂直外側板4aに沿って外向き直角に連設された側壁部128b、及び取付け板部128aの上端と側壁部128bの上端とを繋ぐ天板部128cから構成されている。上記天板部128cには、側壁部128bと一体に繋がって帯板状に前方に延出する肉厚部128dが形成され、この肉厚部128dより下側に延出している側壁部128bの内側面に前記カム面129が形成されている。このカム面129は、前記位置決めユニット81のローラー96を受け止めるもので、受け止めたローラー96を若干垂直外側板4a側へ移動させながら前方に案内するように平面視で湾曲させている。又、柱状部材受け入れ通路130は、前記ローラー96の高さよりも上方に突出している前記位置決めユニット81の柱状部材97の上端部を受け入れるもので、前記肉厚部128dの側面と当該肉厚部128dから一体に連設されたガイドプレート部128eとの間に形成され、前記カム面129に沿って前方に転動移動する前記ローラー96がカム面129の長さのほぼ半分程度に達したときに、前記柱状部材97の上端部が柱状部材受け入れ通路130内に進入し、前記ローラー96がカム面129の外端に達したときに、図41に示すように柱状部材97の上端部を受け止める終端部128fを有する。

0040

尚、上側ガイドレールユニット12に取り付けられる第二引き戸位置決め手段23は、図38及び図39に示すように、取付け板部128aが第二引き戸支持用上側ガイドレール13の横向きコ形レール部18における垂直板部18bの内側にネジ止めされるものであるが、その取付け板部128a側に設けられるネジ貫通孔を戸横動方向に長い長孔として、第二引き戸位置決め手段23の取付け位置を戸横動方向に一定範囲内で調整可能に構成するのが望ましい。又、上側ガイドレールユニット12に取り付けられる前記ストッパー部材24,25も、下側解放のリップ付き溝形段面の部材取付け用レール部15に長さ方向スライドのみ可能に嵌合する取付け座を設け、この取付け座にストッパー部材24,25を連設し、前記取付け座を、例えば上下方向に螺合させた締結ネジの先端を部材取付け用レール部15の下向き底面に圧接させて固定するような固定構造を採用して、取付け位置を戸横動方向に調整可能に構成するのが望ましい。

0041

以上のように構成された本発明の引き戸装置を利用した引き戸装置の使用方法と作用などについて以下に説明すると、第一引き戸7を先に組み付け、後から第二引き戸8を組み付けるが、これら各引き戸7,8の組み付け時には、第二引き戸8を支持する上下一対の第二引き戸支持用上側横動ユニット99と第二引き戸支持用下側横動ユニット110は、上側ガイドレールユニット12の第二引き戸支持用上側ガイドレール13と下側ガイドレールユニット26の第二引き戸支持用下側ガイドレール28にそれぞれ前以て横動可能に組み込まれている。第一引き戸7の組み付けに先だって、これら上下一対の第二引き戸支持用上側横動ユニット99と第二引き戸支持用下側横動ユニット110を、第一引き戸7の復帰定位置側の端(垂直外側板4bのある側の端)に寄せると共に、全ての平行リンク105,106及び116,117を、手で連結軸107,108及び118,120のある先端部を手前に引いて、図23に示す突出姿勢に切り換えておく。

0042

第一引き戸7の組み付けに先立って、上側辺側の一対の支持用ローラーユニット32,33の係合部材40,41を図36に示す下降限位置に切り換えておく。この係合部材40,41を備えた帯状板44は、両側辺の突条部44a,44bが凹溝部43の左右両側の案内溝43a,43b内に嵌合させるように、凹溝部43に上向きに差し込んで、図36に示すように、被係合部52が第二帯状片50の逆止爪51に受け止められる高さまで押し上げることにより、係合部材40,41が図36に示す下降限位置に保持された状態に取付け用基板38,39に組み付けられているが、帯状板44を更に押し上げて、逆止爪48が被係止部49を上方に乗り越えて当該被係止部49の上側に係合した状態、即ち、図33に示すように係合部材40,41が上昇限位置に切り換えられているときは、操作部47を手前に引いて被係止部49から逆止爪48を離脱させた状態で、帯状板44を引き下ろし、図36に示すように、係合部材40,41を下降限位置に切り換えておく。

0043

組み付ける第一引き戸7は、この第一引き戸7の復帰定位置側に寄せられている第二引き戸支持用上側横動ユニット99と第二引き戸支持用下側横動ユニット110の平行リンク105,106及び116,117の内、第二引き戸8の復帰定位置側にある突出姿勢の平行リンク106,117と、垂直外側板4aとの間で組み付けられる。即ち、先ず第一引き戸7を持ち上げて、その下側辺の振れ止め用ローラーユニット34,35の振れ止め用ローラー72,73を、下側ガイドレールユニット26における第一引き戸振れ止め用下側ガイドレール30の溝形レール部29に下から嵌入させた状態で、振れ止め用ローラー72,73を軸支しているローラー案内部材74及び支持板部71aが溝形レール部29の外側下側縁に当接する上動限高さまで第一引き戸7を持ち上げる。この状態で、当該第一引き戸7の上側辺を上側ガイドレールユニット12側へ倒して、支持用ローラーユニット32,33の突出部材38a,38b及び39a,39bの先端を、上側ガイドレールユニット12における第一引き戸支持用上側ガイドレール14の突条レール部20の上側で、第二引き戸支持用上側ガイドレール13における下側溝形レール部17の外側垂直起立側壁17aに当接させる。この結果、突条レール部20の真上の正常嵌合位置より若干奥側にずれた位置に上側溝付きローラー36,37が位置するので、係る状態で持ち上げていた第一引き戸7を降ろして、上側溝付きローラー36,37を突条レール部20上に嵌合支持させると、突条レール部20に対して上側溝付きローラー36,37が自動調心作用で前側に若干移動して、先に説明した正常嵌合状態になる。尚、突出部材38a,38b及び39a,39bは、各支持用ローラーユニット32,33に2つずつ設けているが、1つずつ有れば目的は達成出来る。

0044

上記作業により第一引き戸7は、図4に示すように、その上側辺が上側溝付きローラー36,37を介して突条レール部20により横動可能に吊り下げられると共に、溝形レール部29に嵌合している下側辺の振れ止め用ローラー72,73によって垂直姿勢に保持されて、第一横動経路9に沿って垂直姿勢で横動することが出来る。上側溝付きローラー36,37が突条レール部20に嵌合支持されることにより、前記のように第一引き戸7の上側辺は若干前側に位置が矯正されるので、突出部材38a,38b及び39a,39bの先端は、前記外側垂直起立側壁17aから若干離れた状態になり、第一引き戸7の横動時に突出部材38a,38b及び39a,39bの先端が前記外側垂直起立側壁17aに摺接する恐れは無い。第一引き戸7が正常に組み付けられたことを確認すれば、上側辺側の一対の支持用ローラーユニット32,33の帯状板44をそれぞれ押し上げて、図33に示すように、逆止爪48が被係止部49を上方に乗り越えて当該被係止部49の上側に係合する状態とし、係合部材40,41の上端部を、図4に示すように、上側ガイドレールユニット12の補助溝形レール部21内に嵌合させる。

0045

上記のように第一引き戸7が組み付けられると、第一引き戸7の上側溝付きローラー36,37を備えた上側辺の前後奥行き方向の位置は、上側溝付きローラー36,37と突条レール部20との嵌合によって精度良く決定されるので、上側ガイドレールユニット12の補助溝形レール部21と係合部材40,41との間の前後奥行方向の遊び代を十分に狭めておいても、第一引き戸7の横動は支障なく円滑に行わせることが出来る。而して、この補助溝形レール部21と係合部材40,41との嵌合により、第一引き戸7の上側溝付きローラー36,37を備えた上側辺に前後奥行き方向の外力が作用しても、上側溝付きローラー36,37が突条レール部20から外れる恐れは皆無となる。勿論、第一引き戸7に上向きの外力が作用したときは、係合部材40,41の上端が補助溝形レール部21の下向き底面に当接するまでの範囲で第一引き戸7が浮き上がることになるが、前記のように第一引き戸7が前後奥行き方向に移動することは無いので、浮き上がった第一引き戸7が重力で降下すれば、上側溝付きローラー36,37は真下に降下して必ず突条レール部20に嵌合する初期状態に復帰する。

0046

次に第二引き戸8を組み付けるに先立って、第一引き戸7の復帰定位置側の寄せられている第二引き戸支持用上側横動ユニット99と第二引き戸支持用下側横動ユニット110を、それぞれの平行リンク105,106及び116,117を図23に示す突出姿勢に切り換えた状態で、上側ガイドレールユニット12及び下側ガイドレールユニット26の中央付近まで移動させた後、第一引き戸7を、この第一引き戸7の復帰定位置まで横動させる。この第一引き戸7の上側外端側の支持用ローラーユニット33の取付け用基板39の垂直外側面がストッパー部材25の緩衝材25aに当接して、この第一引き戸7の復帰定位置側への横動が制止されたとき、図47及び図48に示すように、この第一引き戸7の上側内端側の支持用ローラーユニット32が備える可動ストッパー部材58が、上側ガイドレールユニット12の部材取付け用レール部15に取り付けられているストッパー部材24と係合して、第一引き戸7が復帰定位置にロックされる。

0047

具体的に説明すると、支持用ローラーユニット32が備える可動ストッパー部材58は、圧縮コイルバネ62の付勢力で内側に突出した出限位置に保持されているが、第一引き戸7が復帰定位置に達する直前に、圧縮コイルバネ62の付勢力に抗して可動ストッパー部材58が、その斜面部58bとストッパー部材24の斜面部24bとの摺接を伴いながら後退移動しながらストッパー部材24を乗り越えることになり、この結果、圧縮コイルバネ62の付勢力で出限位置に復帰した可動ストッパー部材58の垂直後端面58aとストッパー部材24の垂直前端面24aとが戸横動方向に対面することになり、復帰定位置に達した第一引き戸7が逆方向に横動することを、可動ストッパー部材58とストッパー部材24とが阻止する結果になる。即ち、第一引き戸7は、ストッパー部材24とストッパー部材25とによって戸横動方向前後から挟まれた状態で復帰定位置にロックされることになるが、このロック作用が確実に行わせることと、ロックされた第一引き戸7の位置を調整するために、前記ストッパー部材24,25の固定位置を部材取付け用レール部15の長さ方向に微調整することが出来る。

0048

次に第二引き戸8を持ち上げた状態で、その下側内端側の平行リンク連結ユニット79の連結軸嵌合孔92を、第一引き戸7の下側辺外側に露出している連結軸118、即ち、第二引き戸支持用下側横動ユニット110の横動単体111に軸支されている平行リンク116の先端の連結軸118に、上から被せるようにして嵌合させると共に、下側外端側の平行リンク連結ユニット80の連結軸嵌合孔93を、第二引き戸支持用下側横動ユニット110の横動単体112に軸支されている平行リンク117の先端の連結軸120に、上から被せるようにして嵌合させる。このときの第二引き戸8は、予め上側内端側の平行リンク連結ユニット77の連結軸嵌合孔82が開放状態に切り換えられている。即ち、図29に示す操作用可動体88の操作レバー部88bを弾性に抗して内側へ押圧操作して、その逆止爪88dを係止部77eから離脱させ、操作用可動体88を圧縮コイルバネ89の付勢力で後退移動させて、図28に示すように、操作用可動体88の先端の開閉蓋部88aを連結軸嵌合孔82の入り口脇に後退移動させ、以って、連結軸嵌合孔82を開放状態に切り換えておくことが出来る。

0049

次に、上記のように下側辺側の戸横動方向一対の平行リンク連結ユニット79,80が、第二引き戸支持用下側横動ユニット110の戸横動方向一対の平行リンク111,117の先端の連結軸118,120と係合して、下側辺が平行リンク111,117の先端部で支持されている第二引き戸8を、その上側辺側を上側ガイドレールユニット12のある側に起こして、当該上側辺側の戸横動方向一対の平行リンク連結ユニット77,78の連結軸嵌合孔82,83に、第二引き戸支持用上側ガイドレール13に支持されている第二引き戸支持用上側横動ユニット99の平行リンク105,106の先端の連結軸107,108を嵌合させるのであるが、前記のように一方の連結軸嵌合孔82は予め解放されているが、他方の平行リンク連結ユニット78側の連結軸嵌合孔83は、図24及び図25に示すように、可動体84の開閉蓋部84aによって閉じられた状態に圧縮コイルバネ86の付勢力によって保持されているので、この平行リンク連結ユニット78のある第二引き戸8の外端部側を把持する作業者が、指先で操作用凹部84bを、圧縮コイルバネ86の付勢力に抗して開閉蓋部84aを開動させる方向に操作し、図26に示すように連結軸嵌合孔83を開いておく。

0050

上記の状態で第二引き戸8を、その上側辺側を上側ガイドレールユニット12のある側に起こして、当該上側辺側の戸横動方向一対の平行リンク連結ユニット77,78の連結軸嵌合孔82,83に、第二引き戸支持用上側ガイドレール13に支持されている第二引き戸支持用上側横動ユニット99の平行リンク105,106の先端の連結軸107,108を嵌合させることが出来る。この後は、平行リンク連結ユニット78の可動体84の操作用凹部84bから指先を放して、当該可動体84を圧縮コイルバネ86の付勢力によって復帰移動させ、可動体84の開閉蓋部84aによって、連結軸108が嵌合している連結軸嵌合孔83を閉じる。連結軸107が嵌合している平行リンク連結ユニット77の連結軸嵌合孔82は、図28に示す状態の操作用可動体88の操作レバー部88bを圧縮コイルバネ89の付勢力に抗して押し込んで逆止爪88dを係止部77eに係合させることにより、図29に示すように、開閉蓋部88aによって閉じることが出来る。尚、連結軸嵌合孔82,83に嵌合する連結軸107,108は、その下端のフランジ部107a,108aが各連結軸嵌合孔82,83の下端の拡径部82a,83aに入り込むので、各連結軸107,108は、下端のフランジ部107a,108aを介して第二引き戸8を吊り下げることになる。

0051

以上のようにして組み込まれた第二引き戸8は、この第二引き戸8を支持している平行リンク105,106及び116,117が、各横動単体100,101及び111,112が内装している平行リンク姿勢保持手段121によって、図23に示すように突出姿勢に保持されているので、第一引き戸7の外側の第二横動経路10内を横動可能である。そして図6に示すように、第二横動経路10内の第二引き戸8の内端側の突出姿勢にある上下両平行リンク105,116は、そのローラー109,119が、復帰定位置にロックされている第一引き戸7の裏面の上下両ローラー案内用帯状レール54,75に転動自在に当接しているので横動単体100,111が第一横動経路9のある内側に向かって押されても、第二横動経路10内で当該第二横動経路10と平行な姿勢を維持することになる。

0052

上記の第二引き戸8を、第一横動経路9の一端の復帰定位置にロックされている第一引き戸7の外側に重なる方向、即ち、開動方向に移動させると、図2に示すように、当該第二引き戸8が行程終端に達したとき、この第二引き戸8の外端部裏面の上側辺近傍に位置する位置決めユニット81の緩衝部材98が、復帰定位置にロックされている第一引き戸7の内端の薄肉部7aの端面に当接すると同時に、当該位置決めユニット81の帯板状係止具95が、前記第一引き戸7の内端上側辺側の支持用ローラーユニット32の帯板状被係止具69の内側に入り込み、当該帯板状係止具95の先端の係止部95aが、帯板状被係止具69の突曲部69aを乗り越えた後、当該帯板状係止具95の弾性復帰により被係止凹部69bに係合することになる。即ち、第二引き戸8は、図2に示すように復帰定位置にロックされている第一引き戸7の外側に重なる開動方向の行程端で自動係止され、不測に閉動することは無い。この状態では、収納空間2の中間垂直仕切り板6と垂直外側板4aとの間のほぼ半分の領域(第二引き戸8の復帰定位置側のほぼ半分の領域)が開かれた状態になる。

0053

図2に示す第二引き戸8の復帰定位置側を開いた状態から、第二引き戸8に、帯板状係止具95を第一引き戸7側の帯板状被係止具69から弾性に抗して離脱させることが出来る大きさの操作力閉動方向に作用させると、前記のように突出姿勢に保持されている平行リンク105,106及び116,117によって第二横動経路10内に保持されている第二引き戸8が、各平行リンク105……を支持している第二引き戸支持用上側横動ユニット99及び第二引き戸支持用下側横動ユニット110と共に第二横動経路10内を閉動方向に直進することが出来る。そしてこの第二引き戸8が閉動行程の終端直前に達したとき、内端側の上下の平行リンク105,116のローラー109,119が、第一引き戸7の裏面の上下両ローラー案内用帯状レール54,75から、図9及び図10に示す第一引き戸7の内端側の上下両支持用ローラーユニット32,34のローラー案内部材53,74が備えるローラー案内溝55,76内に進入し、平面視において第一引き戸7の厚さ内に導かれる。この結果、内端側の上下の平行リンク105,116が、図23に示す突出姿勢から図22に示す後退姿勢に強制的に切り換えられる。この結果、第二引き戸8は、外端側の上下の平行リンク106,117の突出姿勢から後退姿勢への揺動を伴って第二横動経路10内から第一横動経路9内へ平行移動しながら、図1に示すように、最終的に、復帰定位置にロックされている第一引き戸7と同一第一横動経路9内で直列する復帰定位置に達することになる。この状態では、収納空間2の全域が、第一横動経路9内の復帰定位置に位置して直列する第一引き戸7と第二引き戸8とで閉じられることになる。又、第二引き戸8の内端の薄肉部8aは、第一引き戸7の内端の薄肉部7aの外側に重なる状態になる。

0054

図1に示すように、第二引き戸8が第二横動経路10から第一横動経路9内に平行移動して、第一横動経路9の垂直外側板4bに隣接する復帰定位置でロックされている第一引き戸7と直列する、第二引き戸8の復帰定位置に到達したとき、図38及び図39に示すように、この第二引き戸8の外端上側の位置決めユニット81のローラー96が、上側ガイドレールユニット12側の第二引き戸位置決め手段23の肉厚部128dの下側に入り込み、カム面129に当接して停止する。このとき位置決めユニット81の柱状部材97は、その上端部が肉厚部128dの手前に位置している。一方、図43に示すように、第一引き戸7の内端側の上側の支持用ローラーユニット32のローラー案内溝55内に進入した平行リンク105のローラー109が当該ローラー案内溝55の終端に達したとき、このローラー109が、ローラー案内溝55の終端部に重なっている水平横動体57の凹溝部55a内に入り込み、このローラー109が、凹溝部55aのカム面部55bと水平横動体57とを介して可動ストッパー部材58を、圧縮コイルバネ62の付勢力に抗して凹溝部66内に退入させることになる。この結果、図44及び図45に示すように、可動ストッパー部材58が上側ガイドレールユニット12側の前記ストッパー部材4に対して側面視で前後奥行き方向に離間した非作用状態に切り換えられる。

0055

図1に示す全閉状態から第二引き戸8を開くときは、その第二引き戸8を、復帰定位置に位置している第一引き戸7の方へ引き寄せる。この結果、平行リンク105,106を介して上側の第二引き戸支持用上側横動ユニット99と、平行リンク116,117を介して第二引き戸支持用下側横動ユニット110が、第二引き戸8によって第一引き戸7のある方向へ第二引き戸8と一体に横動しようとするが、その横動方向側の上下一対の平行リンク105,116のローラー109,119が、第一引き戸7の内端側の支持用ローラーユニット32,34のローラー案内溝55,76内の終端位置から離れる方向に移動することになり、この結果、第二引き戸8の横動開始時に全ての平行リンク105,106及び116,117が図22に示す後退姿勢から図23に示す突出姿勢に向かって平行揺動することになり、第一引き戸7の方へ引き寄せられる第二引き戸8は、この平行リンク105,106及び116,117の平行揺動運動に伴って第一横動経路9内の復帰定位置から斜め外向きに平行移動しながら第二横動経路10内へ移動することになる。このときの第二引き戸8の移動経路は、図2に示す第二引き戸8の開き状態から当該第二引き戸8を閉動するときの終了間際の移動経路と向きが逆になるだけであるから、第二引き戸8の内端の薄肉部8aは、第一引き戸7の内端の薄肉部7aと戸横動方向に互いに押し合うことなく離間移動することになり、図38に示す位置決めユニット81のローラー96及び柱状部材97は、第二引き戸位置決め手段23から問題なく離脱することが出来る。

0056

図46に示すように、第二引き戸8の横動方向側の上下一対の平行リンク105,116のローラー109,119が、第一引き戸7の内端側の支持用ローラーユニット32,34のローラー案内溝55,76から第一引き戸7の裏面上下のローラー案内用帯状レール54,75上に移行するとき、第二引き戸8は完全に第二横動経路10内に達しており、この後は、図23に示すように、平行リンク姿勢保持手段121によって突出姿勢の保持された状態の平行リンク105,106及び116,117を介して、第二引き戸支持用上側横動ユニット99及び第二引き戸支持用下側横動ユニット110を後押しする状態で第二横動経路10内を第二引き戸8が開動し、この第二引き戸8が、図2に示すように第一引き戸7の外側に重なる開動限位置に達したとき、先に説明したように、第二引き戸8の内端の位置決めユニット81における緩衝部材98と帯板状係止具95、及び第一引き戸7側の帯板状被係止具69を介して、第二引き戸8が開動限位置に保持される。

0057

上記のように復帰定位置にある第二引き戸8を開動させたとき、第二引き戸8の横動方向側の上下一対の平行リンク105,116のローラー109,119が、第一引き戸7の内端側の支持用ローラーユニット32,34のローラー案内溝55,76の終端位置から離れてゆくことになるが、その最初の段階で、図43及び図45に示すように、支持用ローラーユニット32のローラー案内溝55の終端部に重なっているストッパー制御手段56の水平横動体57を、その凹溝部55aのカム面部55bを介して圧縮コイルバネ62の付勢力に抗して退入させていた平行リンク105のローラー109が、当該凹溝部55a内から離脱するため、図48に示すように、ストッパー制御手段56の可動ストッパー部材58が圧縮コイルバネ62の付勢力で突出初期位置に復帰する。この結果、第二引き戸8が開動を開始した直後に、図47及び図48に示すように、前記可動ストッパー部材58の垂直後端面58aとストッパー部材24の垂直前端面24aとが戸横動方向に対面することになり、復帰定位置にある第一引き戸7が、第一横動経路9を第二引き戸8の復帰定位置側へ移動することが出来ない状態に再びロックされる。従って、第二引き戸8を上記のように開動させたとき、第一引き戸7を復帰定位置から開動させる方向に外力が作用しても当該第一引き戸7が開動することはなく、確実に第二引き戸8の復帰定位置側を開くことが出来る。

0058

図1に示す全閉状態から第一引き戸7を開くときは、当該第一引き戸7を、第一横動経路9内の復帰定位置に位置している第二引き戸8のある側へ引き寄せる。この結果、先に説明した第二引き戸8の開動操作時と同じように、第一引き戸7の内端側の支持用ローラーユニット32,34のローラー案内溝55,76の働きで、第一引き戸7が開動するのに伴って、第二引き戸8を支持している全ての平行リンク105,106及び116,117が後退姿勢から突出姿勢に切り換えられ、第二引き戸8が第一横動経路9内から第二横動経路10内へ平行移動することになるが、この第二引き戸8には、第一引き戸7の開動方向(垂直外側板4aのある側)に移動する作用力を第一引き戸7から受けているので、図38に示すように、第二引き戸8の外端の位置決めユニット81のローラー96が第二引き戸位置決め手段23のカム面129に押圧される。この結果第二引き戸8は、前記ローラー96がカム面129の湾曲に沿うように前方へ平行移動することになり、この過程の後半で前記位置決めユニット81の柱状部材97の上端部が、前記第二引き戸位置決め手段23の肉厚部128dの側面に案内されて柱状部材受け入れ通路130内に進入することになる。そして平行リンク105,106及び116,117が突出姿勢に切り換わって、第二引き戸8が第二横動経路10内に達したとき、図41及び図42に示すように、前記位置決めユニット81のローラー96は、第二引き戸位置決め手段23のカム面129の外端に到達すると共に、柱状部材97の上端部は、柱状部材受け入れ通路130の終端部128fで受け止められる位置に達している。

0059

上記作用により、第一引き戸7が開動するときに第一横動経路9内から第二横動経路10内に平行移動した第二引き戸8に、第二横動経路10に沿って開動する方向の外力を受けたとしても、前記柱状部材97の上端部が柱状部材受け入れ通路130内に嵌入していることにより第二引き戸8が、開動する第一引き戸7の外側で開動する恐れはない。図3に示すように、開動する第一引き戸7が第一横動経路9の開動方向終端に達したときは、図2に示す第二引き戸8の開動時と同様に、第二引き戸8によって位置決めされる。即ち、上記のように第一横動経路9内の復帰定位置から第二横動経路10まで前方に平行移動した第二引き戸8は、柱状部材97と柱状部材受け入れ通路130との嵌合によってロックされているが、この第二引き戸8の位置決めユニット81における帯板状係止具95の先端の係止部95aと、開動限位置に達した第一引き戸7の支持用ローラーユニット32における帯板状被係止具69の被係止凹部69bとが係合し、ロックされている第二引き戸8に対して開動限に達した第一引き戸7が位置決めされることになる。

0060

本発明の引き戸装置の引き戸は、以上のような引き戸装置における第一引き戸7として活用することが出来るが、勿論、片開き引き戸又は両開き引き戸としても利用可能である。又、図示省略しているが、第一引き戸7及び第二引き戸8それぞれの外端側に、開閉操作時に使用する別部品の把手を取り付けるか又は、把手用凹部を形成しておくことが出来る。

0061

本発明の引き戸装置は、引き戸の上側辺側に軸支された横動方向一対の溝付きローラーが、1本の突条レールによって横動可能に吊り下げられる構成の、収納空間の入り口の開閉や通路の開閉を行うための引き戸装置として活用出来る。
として活用出来る。

0062

1引き戸装置
2収納空間
3床板
5天板
6 中間垂直仕切り板
7 第一引き戸
7a薄肉部
8 第二引き戸
8a 薄肉部
9 第一横動経路
10 第二横動経路
11角材
12 上側ガイドレールユニット
13 第二引き戸支持用上側ガイドレール
14 第一引き戸支持用上側ガイドレール
15 部材取付け用レール部
16 上側溝形レール部
17 下側溝形レール部
17a 外側垂直起立側壁(突条レール部の取付け部材)
18 横向きコ形レール部
19水平板部
20 突条レール部
21補助溝形レール部
22 取付け用水平板部
23 第二引き戸位置決め手段
24,25ストッパー部材
25a,98緩衝材
26 下側ガイドレールユニット
27リップ付きC型角筒状レール部
28 第二引き戸支持用下側ガイドレール
29溝形レール部
30 第一引き戸振れ止め用下側ガイドレール
32,33支持用ローラーユニット
33軸受部材
34,35 振れ止め用ローラーユニット
36,37 上側溝付きローラー
40,41係合部材
42係止手段
43凹溝部
43a,43b案内溝
44帯状板
44a,44b突条部
45 水平突出部
46 第一帯状片
46a,46b,50a,50b切欠き溝
47 操作部
48,51 逆止爪
49,52,88c 被係止部
50 第二帯状片
53,74 ローラー案内部材
54,75 ローラー案内用帯状レール
55 ローラー案内溝
55a 凹溝部
56ストッパー制御手段
57 水平横動体
58可動ストッパー部材
59可動片
59a逆止突起
60支持孔
61長孔
62,86,89,125圧縮コイルバネ
63,66 凹溝部
69帯板状被係止具
69a 突曲部
69b 被係止凹部
72,73,103a,103b,104a,104b,111a,111b,112a,112b 振れ止め用ローラー
77〜80 平行リンク連結ユニット
81位置決めユニット
82,83連結軸嵌合孔
82a,83a 拡径部
84可動体
84a,88a開閉蓋部
84b操作用凹部
85 開口部
87a,87b,95a 係止部
88操作用可動体
88b操作レバー部
92,93 連結軸嵌合孔
95 帯板状係止具
96,109 ローラー
97柱状部材
99 第二引き戸支持用上側横動ユニット
100,101,111,112 横動単体
102,113連結部材
100b,101b,111d,111e,112d,112e 支持用ローラー
103,104,114,115垂直回転軸
105,106,116,117 平行リンク
107,108,118,120 連結軸
107a,108a,118a,120aフランジ部
110 第二引き戸支持用下側横動ユニット
121 平行リンク姿勢保持手段
122カム
123仕切り部材
124 第一プッシャー
126ダンパー
127 第二プッシャー
129カム面
130 柱状部材受け入れ通路

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