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技術 建具

出願人 YKKAP株式会社
発明者 春山幸浩亀田健治
出願日 2018年8月7日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2018-148434
公開日 2020年2月13日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-023808
状態 未査定
技術分野 ウィング枠及びウィングの配置 特殊ウィング
主要キーワード 対面板 プーリーユニット 解除用ワイヤ 解除操作機構 移動操作機構 延出板 ラッチ受け ショックアブソーバー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年2月13日)のものです。
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図面 (8)

課題

より防火性に優れた建具を提供する。

解決手段

中空部内に金属製の補強部材を備えた複数の枠材枠組みされて開口を形成する合成樹脂製の枠体と、枠体にヒンジを介して取り付けられ開口を閉止可能に設けられた障子と、枠体と障子とを連結し障子を開く方向に付勢するダンパーと、障子におけるヒンジとは反対側の部位を閉止状態にて枠体に係止する係止機構と、枠体に設けられ開放された障子を閉止する方向に移動させる為の移動操作機構と、枠体に設けられ係止機構による係止を解除する為の解除操作機構と、枠体の互いに隣り合う枠材内の補強部材同士を連結する金属製の連結部材と、ダンパー、移動操作機構、及び、解除操作機構を各々枠体に固定する金属製の固定部材と、を有し、固定部材は、連結部材とともに補強部材に固定されている。

概要

背景

建具の中には、例えば、サッシ枠をなす下枠ヒンジを介して取り付けた障子を、サッシ枠の上枠と、障子の上框との間に設けた錠機構により閉じ位置に保持し、錠機構を解除して障子が開く建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような建具は、障子を開く方向に付勢するダンパー枠体縦枠と障子の縦框との間に取り付けられており、障子を閉止すべく、或いは、錠機構を解除すべく操作するためのワイヤを引き回す滑車が上部に設けられている。また、このような建具の中には、高い断熱性を備えるために枠体が合成樹脂により形成されているものがある。合成樹脂製の枠体を有する建具は、火災時などには枠体が溶融してしまうため、枠体を構成する合成樹脂製の各枠材内に金属製の補強部材が備えられており、ヒンジ、ダンパー、錠機構及び滑車等は補強部材に固定されている。

概要

より防火性に優れた建具を提供する。中空部内に金属製の補強部材を備えた複数の枠材が枠組みされて開口を形成する合成樹脂製の枠体と、枠体にヒンジを介して取り付けられ開口を閉止可能に設けられた障子と、枠体と障子とを連結し障子を開く方向に付勢するダンパーと、障子におけるヒンジとは反対側の部位を閉止状態にて枠体に係止する係止機構と、枠体に設けられ開放された障子を閉止する方向に移動させる為の移動操作機構と、枠体に設けられ係止機構による係止を解除する為の解除操作機構と、枠体の互いに隣り合う枠材内の補強部材同士を連結する金属製の連結部材と、ダンパー、移動操作機構、及び、解除操作機構を各々枠体に固定する金属製の固定部材と、を有し、固定部材は、連結部材とともに補強部材に固定されている。

目的

本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より防火性に優れた建具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

中空部内に金属製の補強部材を備えた複数の枠材枠組みされて開口を形成する合成樹脂製の枠体と、前記枠体にヒンジを介して取り付けられ前記開口を閉止可能に設けられた障子と、前記枠体と前記障子とを連結し前記障子を開く方向に付勢するダンパーと、前記障子における前記ヒンジとは反対側の部位を閉止状態にて前記枠体に係止する係止機構と、前記枠体に設けられ開放された前記障子を閉止する方向に移動させる為の移動操作機構と、前記枠体に設けられ前記係止機構による係止を解除する為の解除操作機構と、前記枠体の互いに隣り合う前記枠材内の前記補強部材同士を連結する金属製の連結部材と、前記ダンパー、前記移動操作機構、及び、前記解除操作機構を各々前記枠体に固定する金属製の固定部材と、を有し、前記固定部材は、前記連結部材とともに前記補強部材に固定されていることを特徴とする建具

請求項2

請求項1に記載の建具であって、互いに隣り合い連結される前記枠材のうちの一方は、前記連結部材が収容され前記中空部の内外を連通する切り欠き部を有していることを特徴とする建具。

請求項3

請求項2に記載の建具であって、前記連結部材において前記切り欠き部に収容される部位には、前記固定部材が固定されていないことを特徴とする建具。

請求項4

請求項2または請求項3に記載の建具であって、前記連結部材は、前記切り欠き部に沿って固定され、前記固定部材は、前記連結部材の縁に沿って配置されて固定されていることを特徴とする建具。

技術分野

0001

本発明は、枠材枠組みした枠体と、枠体にヒンジを介して開閉自在に設けられた障子とを有する建具に関する。

背景技術

0002

建具の中には、例えば、サッシ枠をなす下枠にヒンジを介して取り付けた障子を、サッシ枠の上枠と、障子の上框との間に設けた錠機構により閉じ位置に保持し、錠機構を解除して障子が開く建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような建具は、障子を開く方向に付勢するダンパーが枠体の縦枠と障子の縦框との間に取り付けられており、障子を閉止すべく、或いは、錠機構を解除すべく操作するためのワイヤを引き回す滑車が上部に設けられている。また、このような建具の中には、高い断熱性を備えるために枠体が合成樹脂により形成されているものがある。合成樹脂製の枠体を有する建具は、火災時などには枠体が溶融してしまうため、枠体を構成する合成樹脂製の各枠材内に金属製の補強部材が備えられており、ヒンジ、ダンパー、錠機構及び滑車等は補強部材に固定されている。

先行技術

0003

特開2011−153419号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来の建具のように、ヒンジ、ダンパー、錠機構及び滑車等が補強部材に固定されている建具であっても、火災時などには合成樹脂製の枠体が溶融すると、枠体の溶融に伴って補強部材が、次第に垂れ下がり始めることがある。補強部材が垂れ下がり始めると、例えば、錠機構を構成するラッチ受け部材との相対位置にずれが生じ、錠が外れ障子が開いてしまう虞がある。また、障子が開いた場合には火炎が貫通して広がりやすくなり、ヒンジやダンパーが固定されている補強部材が枠体から外れたり、障子が脱落したりする等、防火性能が低いという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より防火性に優れた建具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

かかる目的を達成するための主たる発明は、中空部内に金属製の補強部材を備えた複数の枠材が枠組みされて開口を形成する合成樹脂製の枠体と、前記枠体にヒンジを介して取り付けられ前記開口を閉止可能に設けられた障子と、前記枠体と前記障子とを連結し前記障子を開く方向に付勢するダンパーと、前記障子における前記ヒンジとは反対側の部位を閉止状態にて前記枠体に係止する係止機構と、前記枠体に設けられ開放された前記障子を閉止する方向に移動させる為の移動操作機構と、前記枠体に設けられ前記係止機構による係止を解除する為の解除操作機構と、前記枠体の互いに隣り合う前記枠材内の前記補強部材同士を連結する金属製の連結部材と、前記ダンパー、前記移動操作機構、及び、前記解除操作機構を各々前記枠体に固定する固定部材と、を有し、前記固定部材は、前記連結部材とともに前記補強部材に固定されていることを特徴とする建具である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。

発明の効果

0006

本発明によれば、より防火性に優れた建具を提供することが可能である。

図面の簡単な説明

0007

障子を開いた状態の建具を下方側から見た斜視図である。
障子を外した状態を示す縦断面図である。
障子を取り付けた状態を示す縦断面図である。
障子を取り付けた状態を示す横断面図である。
障子を外した状態を上から見た横断面図である。
障子を開いた状態の建具を上方側から見た斜視図である。
障子を外した状態を下から見た横断面図である。

実施例

0008

以下、本発明の第一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態においては、矩形状の枠体に対して、矩形状の障子の下端がヒンジを介して回動自在に取り付けられており、障子の上部側が室外側に移動することにより障子が倒れて開放される外倒し窓用の建具(以下、単に建具という)を例に挙げて説明する。

0009

以下の説明においては、建物等に取り付けられている建具1の上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1をなす各部材が単体の状態であっても、取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。

0010

建具1は、図1図4に示すように、矩形状に枠組みされて開口10aを形成する枠体10と、矩形状のガラス2aの周りを囲む矩形状の框体20を有し開口10aを閉止可能な障子2と、障子2の上部側が下部側より室外側に移動するように障子2を付勢するダンパー3と、開口10aを閉止した状態に障子2を枠体10に係止する係止機構4と、係止機構4により係止されている障子2の係止を解除するために操作する解除操作機構5と、開放された障子2を閉止方向に移動させるために操作する移動操作機構6と、を有している。以下の説明においては、枠体10に対して、閉じた障子2が位置する側を内周側、反対側を外周側とし、框体20に対しては、ガラス2aが位置する側が内周側、枠体10が位置する側を外周側として説明する。図1においては、ダンパー3を省略し、図2においては障子2を省略している。

0011

枠体10は、上下に配置される上枠材11及び下枠材12と、左右に配置される2本の縦枠材13とが枠組みされており、開口10aを形成している。各枠材11、12、13すなわち上枠材11、下枠材12および2本の縦枠材13は、いずれも同一の断面形状に押出成形された合成樹脂製の部材であり、長手方向に貫通する枠中空部11a、12a、13aを有している。各枠材11、12、13は、各々の長手方向における両端が45度に傾斜しており、互いに隣り合う枠材11、12、13は、互いの端同士を突き合わせて溶着されて矩形状をなしている。

0012

各枠材11、12、13の枠中空部11a、12a、13a内には、各々の長手方向に沿って金属製の枠補強部材7が、ほぼ全長に亘って設けられている。枠組みされた状態で、上枠材11と下枠材12において互いに対向し枠体10の内周面をなす上枠壁部11bと下枠壁部12b、及び、左右の縦枠材13において互いに対向し枠体10の内周面をなす左右の縦枠壁部13bは、各枠材11、12、13に設けられた枠中空部11a、12a、13aの内周側の壁部をなしている。

0013

各枠材11、12、13の枠中空部11a、12a、13a内に設けられている枠補強部材7は、上枠壁部11b、下枠壁部12b、左右の縦枠壁部13bのいずれかと枠中空部11a、12a、13a内にて対向する対向壁部7aを有している。

0014

また、各枠材11、12、13には、枠中空部11a、12a、13aよりも室内側であって、枠体10の上枠壁部11b、下枠壁部12bおよび左右の縦枠壁部13bよりも枠体10の内側に突出する内周突出部11c、12c、13cが各々設けられている。内周突出部11c、12c、13cの突出している先端側は、閉じた状態の障子2の外周部と見込み方向において対向する。

0015

枠体10を構成する枠材11、12、13のうちの互いに隣り合う2本の枠材11、12、13は、連結部材8により各々連結されている。連結部材8は、互いに隣り合う2本の枠材11、12、13の接合部において、一方の枠材11、12、13側にて対面して固定される連結板部8aと、他方の枠材11、12、13側にて対面して固定される連結板部8aとが断面L字状に繋がっている部材であり、鋼板曲げ加工して形成されている。2つの連結板部8aの形状は同一である。連結部材8は、枠体10の四隅に各々設けられて互いに隣り合う枠材11、12、13同士を連結する。

0016

図5に示すように、左右の縦枠材13のいずれかと、下枠材12とを連結する連結部材8の、下枠材12側にて固定される連結板部8aは、下枠材12の枠中空部12aに設けられている枠補強部材7の対向壁部7aと直接対面してビス止めされている。このため、下枠材12の下枠壁部12bには、長手方向における両端部側に、連結板部8aが収容される切り欠き部12dが長手方向に沿って設けられている。左右の縦枠材13側にて固定される連結板部8aは、縦枠材13の縦枠壁部13bと対向するように配置されて後述する固定金具15とともに枠補強部材7の対向壁部7aにビス止めされている。

0017

左右の縦枠材13のいずれかと、上枠材11とを連結する連結部材8は、図2図7に示すように、縦枠材13側にて固定される連結板部8aが、縦枠材13の枠中空部13aに設けられている枠補強部材7の対向壁部7aと直接対面してビス止めされている。このため、縦枠材13の縦枠壁部13bには、長手方向における上端部側に、連結板部8aが収容される切り欠き部13dが長手方向に沿って設けられている。上枠材11側にて固定される連結板部8aは、上枠材11の上枠壁部11bと対向するように配置されて後述する固定金具15とともに枠補強部材7の対向壁部7aにビス止めされている。

0018

下枠材12及び縦枠材13に設けられている切り欠き部12d、13dは、押出成形された下枠材12及び縦枠材13に機械加工により形成されている為、下枠材12及び縦枠材13の長手方向に沿って高精度に形成されている。連結部材8は、連結板部8aの長手方向に沿う縁が、切り欠き部12d、13dの長手方向に沿う縁に沿わされることにより位置決めされて固定される。

0019

障子2を構成する框体20は、上下に配置される上框材21及び下框材22と、左右に配置される2本の縦框材23とが枠組みされ、各框材21、22、23、すなわち上框材21、下框材22および2本の縦框材23の内周側に設けられた溝部にガラス2aの外周部が収容されている。各框材21、22、23は、いずれも同一の断面形状に押出成形された合成樹脂製の部材であり、長手方向に貫通し、見込み方向に並ぶ室内側中空部21a、22a、23a及び室外側中空部21b、22b、23bを有している。各框材21、22、23は、各々の長手方向における両端が45度に傾斜しており、互いに隣り合う框材21、22、23は、互いの端同士を突き合わせて溶着されて矩形状をなしている。

0020

図3図4に示すように、上框材21と左右の縦框材23の室内側中空部21a、23a内及び室外側中空部21b、23b内には、各々の長手方向に沿って金属製の補強部材90、91が、ほぼ全長に亘って設けられており、下框材22の室外側中空部22b内には、長手方向に沿って金属製の框補強部材91が、ほぼ全長に亘って設けられている。下框材22の框補強部材91と下枠材12の枠補強部材7とにヒンジ1bが固定されて障子2が開閉自在に設けられている。

0021

枠組みされた状態の上框材21および左右の縦框材23において、室内に臨む面をなす上框壁部21cおよび左右の縦框壁部23cは、各框材21、23に設けられた室内側中空部21a、23aの室内側の壁部をなしている。また、下框材22においては、枠組みされた状態において下枠材12と対向する面をなす下框壁部22cが、下框材22に設けられた室内側中空部22aの下側の壁部をなしている。

0022

上框材21及び縦框材23の室内側中空部21a、23a内に設けられている框補強部材90と、下框材22の室内側中空部22a内に設けられている框補強部材91は、上框壁部21c、下框壁部22c、左右の縦框壁部23cのいずれかと対向する対向壁部90a、91aを有している。

0023

ダンパー3は、所謂ショックアブソーバーであり、障子2の左側及び右側において縦枠材13と縦框材23との間に設けられており、ダンパー3の長さ方向に圧縮されると伸長方向に付勢するように構成されている。ダンパー3の一方の端部3aは、ダンパー3を回動自在に支持する下ブラケット31を介して縦枠材13の下端部側に固定されており、ダンパーの他端部3bは、ダンパー3を回動自在に支持する上ブラケット32を介して障子2の縦框材23の上下方向にける中央付近に固定されている。ダンパー3は、障子2を閉じた状態では、圧縮された状態で上端側が、下端側よりも僅かに室外側に位置するように配置されている。

0024

下ブラケット31は、縦枠材13の内周突出部13cにおける室内に臨む面に対面させて当接される下ブラケット当接板部31aと、下ブラケット当接板部31aの内周側の縁から室内側に延出された下ブラケット室内延出板部31bとを有し、断面形状がL字状をなしており、ダンパー3は、下ブラケット室内延出板部31bと直交する軸周りに回転可能に支持されている。下ブラケット当接板部31aは、縦枠材13の内周突出部13cの室外側に設けられる固定金具15に固定されている。

0025

固定金具15は、縦枠材13の内周突出部13cにおける室外に臨む見付け面13eと対面して当接される見付け当接板部15aと、左右の縦枠壁部13bの見込み面と対面して当接される見込み当接板部15bとを有している。見付け当接板部15aには、室内側に突出させて円筒状のピン15cが設けられており、ピン15cの内周面に雌ねじが形成されている。ピン15cは、見付け当接板部15aが内周突出部13cに当接されたときに、内周突出部13cに設けられている孔を貫通する。内周突出部13cの孔を貫通したピン15cの先端は、内周突出部13cの室内側の面13fより僅かに室外側に位置している。

0026

ダンパー3の下ブラケット31は、内周突出部13cの室外側の面13eに見付け当接板部15aが当接された固定金具15と内周突出部13cを挟んで、内周突出部13cの室内側の面に下ブラケット当接板部31aが当接され、室内側から進入するビスが下ブラケット当接板部31aを貫通してピン15cに螺合されて締め込まれることにより、枠体10に固定されている。

0027

固定金具15の見込み当接板部15bは、縦枠材13の縦枠壁部13bに当接され、縦枠壁部13bとは反対側に連結部材8の連結板部8aが当接され、連結板部8aとともに枠体10の内周側から進入するビスにより縦枠材13内の枠補強部材7に固定されている。このとき、固定金具15の縁と連結部材8の縁とを揃えることで固定金具15が位置決めされる。

0028

係止機構4は、図6図7に示すように、上枠材11の左右方向における中央に設けられたラッチ機構4aと、障子2の上框材21の左右方向における中央に設けられたラッチ受け4bと、で構成されている。このラッチ機構4aには、引っ張ることにより、ラッチ受け4bに係止されたラッチボルト(不図示)の係止状態を解除可能な解除用ワイヤ5aが繋がっている。解除用ワイヤ5aは、上枠材11の左右方向における一方の端部(図7では左端部)に設けられたプーリーユニット50のプーリー51に巻き付けられて先端が下方に垂れ下がっている。

0029

また、障子2の上框材21に設けられているラッチ受け4bには、開いた状態の障子2の上部を枠体10側に引っ張るための閉止用ワイヤ6aが繋がっている。閉止用ワイヤ6aは、上枠材11のラッチ機構4aとともに設けられたプーリー4c(図1)と、上枠材11の左右方向における他方の端部(図7では右端部)に設けられたプーリーユニット60のプーリー61とに引き回されて先端が下方に垂れ下がっている。ここで、解除用ワイヤ5aと左側のプーリーユニット50とが、係止機構4により係止されている障子2の係止を解除するために操作する解除操作機構に相当し、閉止用ワイヤ6aと中央のプーリー及び右側のプーリーユニット60とが開放された障子2を閉止方向に移動させるために操作するための移動操作機構に相当する。

0030

左端部及びに右端部に設けられているプーリーユニット50、60は、プーリー51、61が回動自在に支持されているプーリー支持部52、62と、プーリー支持部52、62を上枠材11に固定するためのプーリーブラケット53、63とを有している。プーリーブラケット53、63は、プーリー支持部52、62が取り付けられ、上枠材11の内周突出部11cにおける室内に臨む面11eと間隔を空けて対面する上対面板部53a、63aと、上対面板部53a、63aの左右の縁からそれぞれ見込み方向に延出された脚板部53b、63bと、脚板部53b、63bの室外側の縁から互いに反対方向に延出され内周突出部11cにおける室内に臨む面11eと対面して当接される上対面当接部53c、63cとを有している。プーリー支持部52、62は、上対面板部53a、63aに取り付けられると、軸が見込み方向に沿って配置され、巻付けられる解除用ワイヤ5aまたは閉止用ワイヤ6aが鉛直方向に垂れ下がるように構成されている。

0031

解除用ワイヤ5aまたは閉止用ワイヤ6aが巻き付けられるプーリーユニット50、60の上対面当接部53c、63cは、上枠材11の内周突出部11cの室外側に設けられる固定金具15固定されている。

0032

固定金具15は、見付け当接板部15aが内周突出部11cに当接されたときに、見付け当接板部15aのピン15cが、内周突出部11cに設けられている孔を貫通する。内周突出部11cの孔を貫通したピン15cの先端は、内周突出部11cの室内側の面より僅かに室外側に位置している。

0033

プーリーブラケット53、63は、内周突出部11cの室外側の面11fに見付け当接板部15aが当接された固定金具15と内周突出部11cを挟んで、内周突出部11cの室内側の面11eに上対面当接部53c、63cが当接され、室内側から進入するビスが上対面当接部53c、63cを貫通してピン15cに螺合されて締め込まれることにより、枠体10に固定されている。本実施形態においては、ダンパー3の下ブラケット31及びプーリーブラケット53、63を固定する固定部材15は同一の部材である。

0034

固定金具15の見込み当接板部15bは、上枠材11の上枠壁部11bに当接され、上枠壁部11bとは反対側に連結部材8の連結板部8aが当接され、連結板部8aとともに枠体10の内周側から進入するビスにより上枠材11内の枠補強部材7に固定されている。このとき、固定金具15の縁と連結部材8の縁とを揃えることで固定金具15が位置決めされる。

0035

本実施形態の外倒し窓用の建具1は、障子2が閉止されている状態で、解除用ワイヤ5aを下方に引っ張ると、ラッチ機構4aのラッチボルトがラッチ受け4bから抜け出て係止状態が解除される。ラッチ機構4aが解除されると、障子2は、ダンパー3により上部が室外側に移動するように回動して開放状態となる。

0036

一方、障子2が開放されている状態で閉止用ワイヤ6aを下方に引っ張ると、障子2の上部が上枠材11側に引き寄せられ、ラッチボルトがラッチ受け4bを乗り越えることにより障子2が閉じた状態で係止される。

0037

本実施形態の建具1によれば、互いに隣り合う枠材11、12、13は、当該枠材11、12、13内に備えられている金属製の枠補強部材7が金属製の連結部材8により連結されているので、枠状に繋がっている枠材11、12、13の1つが溶融したとしても、隣り合う枠材11、12、13内の枠補強部材7により保持される。このため、溶融した枠材11、12、13内の枠補強部材7が垂れ下がったり外れ落ちたりすることを防止することが可能である。

0038

また、各枠材11、12、13内の枠補強部材7の姿勢が変わりにくいので、枠補強部材7に取り付けられているラッチ機構4aにより障子2が枠体10に係止された状態が維持される。このため、火災が発生しても障子2が開きにくいので、室内外において火炎が貫通しない。このため、火炎の広がりを防止することが可能である。

0039

また、枠状に繋がった枠補強部材7には、障子2と枠体10とを繋ぐヒンジ1b、ダンパー3を固定するための固定金具15、解除用ワイヤ5aが巻き付けられたプーリーユニット50を固定するための固定金具15、及び、閉止用ワイヤ6aが巻き付けられたプーリーユニット60を固定するための固定金具15が固定されているので、たとえいずれかの枠材11、12、13が溶融したとしても、障子2が即座に外れ落ちることを防止することが可能である。

0040

また、下枠材12及び縦枠材13には、連結部材8が収容され下枠材12及び縦枠材13の内外を連通する切り欠き部12d、13dを有しているので、少なくとも下枠材12及び縦枠材13内の枠補強部材7と連結部材8とは直接接合される。このため、下枠材12及び縦枠材13が溶融した場合であっても、下枠材12または縦枠材13側の枠補強部材7と連結部材8とが緩み無く接合されている状態を保つことが可能である。このとき、切り欠き部12d、13dを、連結する枠材11、12、13の双方に設けてもよいが、枠材11、12、13への加工が増えるので、少なくとも一方に設けておくことにより、作業工数及びコストを抑えつつもより強固に障子2を保持した状態を維持することが可能である。

0041

また、切り欠き部12d、13dに挿入される連結部材8に固定金具15が固定される場合には、切り欠き部12d、13dの形状が複雑になる虞があり、加工が難しくコストが嵩む虞がある。このため、連結部材8において切り欠き部12d、13dに収容される部位に、固定金具15を固定しないことにより、コストを抑えると共に、取り付けも容易である。

0042

また、長手方向に沿って形成された切り欠き部12d、13dの縁に、切り欠き部12d、13dに収容される連結部材8の連結板部8aの縁を沿わせることにより連結部材8と下枠材12または縦枠材13との位置合わせをすることができ、連結部材8の縁に沿って、固定金具15の縁を配置して固定することにより、連結部材8と固定金具15との位置決めをすることが可能である。このため、固定金具15により固定されるダンパー3、解除用ワイヤ5aが巻き付けられたプーリーユニット50、及び、閉止用ワイヤ6aが巻き付けられたプーリーユニット60を枠材に対して位置決めして、より適切な位置に固定することが可能である。

0043

上記実施形態においては、外倒し窓用の建具を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、内倒し窓突き出し窓など、回動することにより開放される窓を構成する建具であれば構わない。

0044

また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。

0045

中空部内に金属製の補強部材を備えた複数の枠材が枠組みされて開口を形成する合成樹脂製の枠体と、前記枠体にヒンジを介して取り付けられ前記開口を閉止可能に設けられた障子と、前記枠体と前記障子とを連結し前記障子を開く方向に付勢するダンパーと、前記障子における前記ヒンジとは反対側の部位を閉止状態にて前記枠体に係止する係止機構と、前記枠体に設けられ開放された前記障子を閉止する方向に移動させる為の移動操作機構と、前記枠体に設けられ前記係止機構による係止を解除する為の解除操作機構と、前記枠体の互いに隣り合う前記枠材内の前記補強部材同士を連結する金属製の連結部材と、前記ダンパー、前記移動操作機構、及び、前記解除操作機構を各々前記枠体に固定する金属製の固定部材と、を有し、前記固定部材は、前記連結部材とともに前記補強部材に固定されていることを特徴とする建具である。

0046

このような建具によれば、互いに隣り合う枠材は、当該枠材内に備えられている金属製の補強部材が金属製の連結部材により連結されているので、枠状に繋がっている枠材の1つが溶融したとしても、隣り合う枠材の補強部材に保持される。このため、溶融した枠材内の補強部材が垂れ下がったり外れ落ちたりすることを防止することが可能である。

0047

また、枠材内の補強部材の姿勢が変わりにくいので、補強部材に取り付けられている係止機構により障子が枠体に係止された状態が維持される。このため、火災が発生しても障子が開きにくいので、室内外において火炎が貫通しない。このため、火炎の広がりを防止することが可能である。また、枠状に繋がった補強部材には、障子と枠体とを繋ぐダンパー、枠体に固定される移動操作機構及び解除操作機構が、それぞれ金属製の固定部材により固定されているので、たとえいずれかの枠材が溶融したとしても、障子が即座に外れ落ちることを防止することが可能である。

0048

かかる建具であって、互いに隣り合い連結される前記枠材のうちの一方は、前記連結部材が収容され前記中空部の内外を連通する切り欠き部を有していることを特徴とする。

0049

このような建具によれば、互いに隣り合い連結される枠材のうちの一方には、連結部材が収容され中空部の内外を連通する切り欠き部を有しているので、少なくとも互いに隣り合い連結される枠材のうちの一方の枠材内の補強部材と連結部材とは直接接合される。このため、枠材が溶融した場合であっても、一方の枠材側の補強部材と連結部材とが緩み無く接合されている状態を保つことが可能である。このとき、切り欠き部を連結する枠材の双方に設けてもよいが、枠材への加工が増えるので、少なくとも一方に設けておくことにより、作業工数及びコストを抑えつつもより強固に障子を保持した状態を維持することが可能である。

0050

かかる建具であって、前記連結部材において前記切り欠き部に収容される部位には、前記固定部材が固定されていないことを特徴とする。

0051

このような建具によれば、切り欠き部に挿入される連結部材に固定部材が固定される場合には、切り欠き部の形状が複雑になる虞があり、加工が難しくコストが嵩む虞がある。このため、連結部材において切り欠き部に収容される部位に、固定部材を固定しないことにより、コストを抑えると共に、取り付けも容易である。

0052

かかる建具であって、前記連結部材は、前記切り欠き部に沿って固定され、前記固定部材は、前記連結部材の縁に沿って配置されて固定されていることを特徴とする。

0053

このような建具によれば、切り欠き部に収容される連結部材により連結部材と枠材との位置合わせをすることができ、連結部材の縁に沿って、固定部材を配置して固定することにより、連結部材と固定部材との位置決めをすることが可能である。このため、固定部材により固定されるダンパー、移動操作機構、及び、解除操作機構を枠材に対して位置決めして、より適切な位置に固定することが可能である。

0054

1建具、1bヒンジ、2障子、3ダンパー、7 枠補強部材、8連結部材、
10枠体、10a 開口、11上枠材、11a 枠中空部、12下枠材
12a 枠中空部、12d切り欠き部部、13縦枠材、13a 枠中空部、
13d 切り欠き部、53プーリーブラケット、63 プーリーブラケット、

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