図面 (/)

技術 内壁パネルユニット

出願人 愛日木研株式会社
発明者 伊藤孝佳及部伸介
出願日 2018年8月6日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2018-147749
公開日 2020年2月13日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-023786
状態 特許登録済
技術分野 壁の仕上げ
主要キーワード 重力方向成分 原状回復 ボールプランジャー 掛金具 袋小路 ネジ係合 取り付け性 基部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年2月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

内壁パネルユニット施工性のさらなる向上と壁面の原状回復性との両立に資する技術を提供すること。

解決手段

室内の壁面Wに取付用下地枠2を当接ないし近接させた状態で配置して、アジャスタボルト70,70によって取付用下地枠2の長さを調節することによって、天井面CSと床面FSとの間で突っ張った状態で取付用下地枠2を固定することができるとともに、パネル4A,4B,4Cの蟻形溝Dga,Dga,Dgb1,Dgb1を取付用下地枠2の第1、第2および第3蟻形ほぞ30,30,32,32,50,50に係合させることによって、複数のパネル4A,4B,4Cを取付用下地枠2に取付けることができる。即ち、ボルトネジなどの締結部材を用いることなく、室内の壁面Wに対向した位置に複数のパネル4A,4B,4Cを設置することができる。

概要

背景

特開2010−53547号公報(特許文献1)には、L型金具と、当該L型金具に掛止される掛金具を有する木質パネルと、を備える内壁パネルユニットが記載されている。

当該内壁パネルユニットでは、室内の壁面にL型金具を取り付けると共に、当該L型金具に掛金具を掛止することによって、室内の壁面に簡易に木質パネルを取り付けることができるため、専門の内装業者委託することなく、居住者自身で室内の模様替えを手軽に行うことができる。

概要

内壁パネルユニットの施工性のさらなる向上と壁面の原状回復性との両立に資する技術を提供すること。室内の壁面Wに取付用下地枠2を当接ないし近接させた状態で配置して、アジャスタボルト70,70によって取付用下地枠2の長さを調節することによって、天井面CSと床面FSとの間で突っ張った状態で取付用下地枠2を固定することができるとともに、パネル4A,4B,4Cの蟻形溝Dga,Dga,Dgb1,Dgb1を取付用下地枠2の第1、第2および第3蟻形ほぞ30,30,32,32,50,50に係合させることによって、複数のパネル4A,4B,4Cを取付用下地枠2に取付けることができる。即ち、ボルトネジなどの締結部材を用いることなく、室内の壁面Wに対向した位置に複数のパネル4A,4B,4Cを設置することができる。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、内壁パネルユニットの施工性のさらなる向上と壁面の原状回復性との両立に資する技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

室内の壁面を装飾するための内壁パネルユニットであって、長手方向に伸縮自在かつ所望の伸縮状態を維持可能な伸縮部と、前記長手方向に延在する少なくとも1条の蟻形ほぞと、を有する長尺状の基部材と、前記蟻形ほぞに係合可能な少なくとも1条の蟻形溝を有する複数のパネルと、を備える内壁パネルユニット。

請求項2

前記蟻形ほぞは、第1蟻形ほぞと、切欠きを挟んで該第1蟻形ほぞと直列に配置された第2蟻形ほぞと、を有しており、前記パネルは、前記蟻形溝を介して前記第1蟻形ほぞに係合される第1パネルと、前記蟻形溝を介して前記第2蟻形ほぞに係合される第2パネルと、前記切欠きに配置される第3パネルと、を有しており、前記第1パネルは、前記蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第1辺部に第1凹部または第1凸部を有しており、前記第2パネルは、前記蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第2辺部に第2凹部または第2凸部を有しており、前記第3パネルは、前記蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第3辺部に前記第1凹部または前記第1凸部に係合する第3凸部または第3凹部を有していると共に、前記蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第4辺部に前記第2凹部または前記第2凸部に係合する第4凸部または第4凹部を有している請求項1に記載の内壁パネルユニット。

請求項3

前記基部材は、前記第1蟻形ほぞに係合された前記第1パネルまたは前記第2蟻形ほぞに係合された前記第2パネルを前記長手方向の所定位置に一時的に保持可能な保持部を有している請求項2に記載の内壁パネルユニット。

請求項4

前記保持部は、前記基部材と前記第1パネルまたは前記第2パネルとの間に配置された板バネを有している請求項3に記載の内壁パネルユニット。

請求項5

前記切欠きは、前記第1、第2および第3パネルそれぞれの前記蟻形溝の長さのうち最も長い前記蟻形溝の長さ以上となる長さを有している請求項2ないし4のいずれか1項に記載の内壁パネルユニット。

請求項6

前記第1蟻形ほぞは、前記第1パネルの前記蟻形溝の延在方向の1/2以上の長さに亘って、前記第1パネルの前記蟻形溝と係合可能な長さを有しており、前記第2蟻形ほぞは、前記第2パネルの前記蟻形溝の延在方向の1/2以上の長さに亘って、前記第2パネルの前記蟻形溝と係合可能な長さを有している請求項2ないし5のいずれか1項に記載の内壁パネルユニット。

請求項7

前記基部材は、長尺状の一対の主柱と、該一対の主柱を連結する複数の連結梁と、を有しており、前記伸縮部は、一対のアジャスタボルトを有しており、該アジャスタボルトは、該アジャスタボルトの軸線方向の第1端部が前記一対の主柱の各々の長手方向の第1端部に取り付けられており、前記蟻形ほぞは、前記一対の主柱の各々に設けられており、前記蟻形溝は、前記蟻形ほぞに対応して前記パネルに2条設けられている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の内壁パネルユニット。

請求項8

前記複数の連結梁は、前記基部材の長手方向の第2端部に取り付けられた第1端部梁を有しており、前記伸縮部は、前記一対のアジャスタボルトの軸線方向の第2端部に取り付けられた第2端部梁を有しており、前記第1端部梁は、前記基部材の長手方向の第2端部に取り付けられた側とは反対側に、前記基部材の長手方向と直交する第1平面を有しており、前記第2端部梁は、前記一対のアジャスタボルトの軸線方向の第2端部に取り付けられた側とは反対側に、前記一対のアジャスタボルトの軸線方向と直交する第2平面を有している請求項7に記載の内壁パネルユニット。

請求項9

前記基部材は、該基部材の長手方向の途中を境に第1部分と第2部分とに分割可能に構成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の内壁パネルユニット。

請求項10

前記第1部分は、該第1部分の長手方向の第1端部に第5凹部または第5凸部を有しており、前記第2部分は、該第2部分の長手方向の第1端部に前記第5凹部または前記第5凸部に係合可能な第6凸部または第6凹部を有している請求項9に記載の内壁パネルユニット。

技術分野

0001

本発明は、室内の壁面を装飾するための内壁パネルユニットに関する。

背景技術

0002

特開2010−53547号公報(特許文献1)には、L型金具と、当該L型金具に掛止される掛金具を有する木質パネルと、を備える内壁パネルユニットが記載されている。

0003

当該内壁パネルユニットでは、室内の壁面にL型金具を取り付けると共に、当該L型金具に掛金具を掛止することによって、室内の壁面に簡易に木質パネルを取り付けることができるため、専門の内装業者委託することなく、居住者自身で室内の模様替えを手軽に行うことができる。

先行技術

0004

特開2010−53547号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、室内の壁面は、木造鉄骨造の場合には、合板を介して間柱胴縁に取り付けられた石膏ボードに壁紙を貼り付けることにより構成されており、RC造の場合には、コンクリートにより構成されているため、L型金具を室内の壁面に取り付けることは、素人にとっては、必ずしも容易でない場合がある。

0006

即ち、室内の壁面が石膏ボードにより構成されている場合、間柱や胴縁に対応した位置にL型金具を取り付ける必要があるが、外見上、何処に間柱や胴縁が配置されているのかを見極めることは難しい。また、室内の壁面がコンクリートにより構成されている場合、当該コンクリートにL型金具を取り付けるための取付孔をあける必要があり、場合によっては、専用の工具が必要となる。接着剤両面テープなどを用いてL型金具を室内の壁面に取り付けることも考えられるが、壁面の破損や汚れを招き、原状回復が不可能となってしまう。このように、上述した公報に記載の内壁パネルユニットでは、内壁パネルユニットの施工性の向上と壁面の原状回復性との両立という点において、なお改良の余地がある。

0007

本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、内壁パネルユニットの施工性のさらなる向上と壁面の原状回復性との両立に資する技術を提供することを目的の一つとする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の内壁パネルユニットは、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。

0009

本発明に係る内壁パネルユニットの好ましい形態によれば、室内の壁面を装飾するための内壁パネルユニットが構成される。当該内壁パネルユニットは、長尺状の基部材と、複数のパネルと、を備えている。基部材は、長手方向に伸縮自在かつ所望の伸縮状態を維持可能な伸縮部と、長手方向に延在する少なくとも1条の蟻形ほぞと、を有している。また、複数のパネルは、蟻形ほぞに係合可能な少なくとも1条の蟻形溝を有している。ここで、本発明における「室内の壁面」とは、典型的には、天井面と床面とを接続する側壁の室内側の壁面がこれに該当するが、天井面を好適に包含する。
を備える

0010

本発明によれば、例えば、天井面と床面とを接続する側壁の室内側の壁面に基部材を当接ないし近接させた状態で配置して、当該基部材の伸縮部を伸長させることによって、天井面と床面との間で突っ張った状態で当該基部材を固定することができると共に、パネルの蟻形溝を基部材の蟻形ほぞに係合させることによって、複数のパネルを基部材に取付けることができる。即ち、ボルトネジなどの締結部材を用いることなく、室内の壁面に対向した位置に複数のパネルを設置することができる。これにより、居住者自身で室内の模様替えを手軽に行うことができる。なお、パネルの交換が容易なため、好みのデザインや用途に応じたパネルを選択する自由度が増加する。また、パネルの設置に際して、接着剤や両面テープなどを用いていないため、経時劣化による内壁パネルユニットの壁面からの脱落(剥がれ)が生じることや、既存の壁面を傷つけることがない。なお、既存の壁面を傷つけることがないため、内壁パネルユニットの解体後においても、原状回復が可能である。

0011

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、蟻形ほぞは、第1蟻形ほぞと、切欠きを挟んで当該第1蟻形ほぞと直列に配置された第2蟻形ほぞと、を有している。また、パネルは、蟻形溝を介して第1蟻形ほぞに係合される第1パネルと、蟻形溝を介して第2蟻形ほぞに係合される第2パネルと、切欠きに配置される第3パネルと、を有している。さらに、第1パネルは、蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第1辺部に第1凹部または第1凸部を有している。また、第2パネルは、蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第2辺部に第2凹部または第2凸部を有している。また、第3パネルは、蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第3辺部に第1凹部または第1凸部に係合する第3凸部または第3凹部を有していると共に、蟻形溝の延在方向と直交する方向に延在する第4辺部に第2凹部または前記第2凸部に係合する第4凸部または第4凹部を有している。

0012

ここで、本発明における「第1凸部」、「第2凸部」、「第3凸部」および「第4凸部」は、それぞれ第1パネル、第2パネルおよび第3パネルに一体成形される態様の他、第1パネル、第2パネルおよび第3パネルとは別体に成形した後に、当該第1パネル、第2パネルおよび第3パネルに一体にされる態様を好適に包含する。

0013

本形態によれば、第1蟻形ほぞと第2蟻形ほぞとの間に切欠きを有するため、例えば、天井面と床面とを接続する側壁の室内側の壁面に基部材を当接ないし近接させると共に、天井面と床面との間で突っ張った状態で固定した後で、パネルを基部材に取付けることができる。これにより、内壁パネルユニットの施工性をさらに向上することができる。なお、第1および第2パネルは、第1および第2蟻形ほぞに係合されることによって、基部材に取付けられ、第3パネルは、第3凸部または第3凹部が第1パネルの第1凹部または第1凸部と係合されると共に、第4凸部または第4凹部が第2パネルの第2凹部または第2凸部と係合されることによって、第1および第2パネルを介して基部材に取付けられるため、パネルの基部材からの脱落防止と、パネルの基部材への取付性の向上と、の両立を図ることができる。

0014

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、基部材は、第1蟻形ほぞに係合された第1パネルまたは第2蟻形ほぞに係合された第2パネルを、基部材の長手方向における所定位置に一時的に保持可能な保持部を有している。

0015

本形態によれば、例えば、基部材が天井面と床面との間で突っ張った状態で固定された場合であって、第3パネルを第1および第2パネルによって挟み込むことによって、切欠きに配置された第3パネルを基部材に取付ける態様の場合に、切欠きを挟んで天井面側に配置されることになる第1パネルまたは第2パネルを、手で押さえることなく切欠きよりも天井面側に寄せた状態で保持することができる。これにより、切欠きを介して第3パネルを第1パネルと第2パネルとの間に容易に設置することができる。この結果、パネルの基部材への取付性をより一層向上することができる。

0016

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、保持部は、基部材と第1パネルまたは第2パネルとの間に配置された板バネを有している。

0017

本形態によれば、基部材と第1パネルとの間で弾性変形する板バネの復元力バネ力)を利用して第1パネルまたは第2パネルを基部材の長手方向における所定位置に保持することができる。

0018

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、切欠きは、第1、第2および第3パネルそれぞれの蟻形溝の長さのうち最も長い蟻形溝の長さ以上となる長さを有している。

0019

本形態によれば、第1および第2パネルの蟻形溝を切欠きを介してそれぞれ第1および第2蟻形ほぞに係合させることができると共に、第3パネルを切り欠きに設置することができる。

0020

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、第1蟻形ほぞは、第1パネルの蟻形溝の延在方向の1/2以上の長さに亘って、当該第1パネルの蟻形溝と係合可能な長さを有している。そして、第2蟻形ほぞは、当該第2パネルの蟻形溝の延在方向の1/2以上の長さに亘って、当該第2パネルの蟻形溝と係合可能な長さを有している

0021

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、基部材は、長尺状の一対の主柱と、当該一対の主柱を連結する複数の連結梁と、を有している。また、伸縮部は、一対のアジャスタボルトを有している。さらに、アジャスタボルトは、当該アジャスタボルトの軸線方向の第1端部が一対の主柱の各々の長手方向の第1端部に取り付けられている。また、蟻形ほぞは、一対の主柱の各々に設けられている。そして、蟻形溝は、蟻形ほぞに対応してパネルに2条設けられている。

0022

本形態によれば、基部材が梯子状を有するため、基部材の軽量化を図ることができる。これにより、内壁パネルユニットの搬送性の向上を図ることができる。また、アジャスタボルトの伸縮を行うのみで、例えば、天井面と床面との間に突っ張った状態で基部材を固定することができるため、施工性の向上も図ることができる。

0023

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、複数の連結梁は、基部材の長手方向の第2端部に取り付けられた第1端部梁を有している。また、伸縮部は、一対のアジャスタボルトの軸線方向の第2端部に取り付けられた第2端部梁を有している。そして、第1端部梁は、基部材の長手方向の第2端部に取り付けられた側とは反対側に、基部材の長手方向と直交する第1平面を有しており、第2端部梁は、一対のアジャスタボルトの軸線方向の第2端部に取り付けられた側とは反対側に、一対のアジャスタボルトの軸線方向と直交する第2平面を有している。ここで、本発明における「第1端部梁」および「第2端部梁」は、典型的には、角材がこれに該当するが、平板を好適に包含する。

0024

本形態によれば、例えば、天井面と床面との間に基部材を突っ張った状態で固定する際に、第1および第2端部梁によって、基部材が天面および床面と比較的広い面積で面接触され得るため、天井面および床面に対する突っ張り力が同じであれば、天井面や床面に作用する面圧を低下させることができる。これにより、天井面や床面を傷つけることがないため、内壁パネルユニットの解体後においても、原状回復が可能である。また、基部材が天面および床面と比較的広い面積で面接触され得るため、天井面や床面に設けられた下地に基部材を確実に当接させることができる。これにより、基部材の固定を安定したものとすることができる。さらに、第1および第2端部梁が、パネルと天井面との隙間やパネルと床面との隙間の目地としても機能するため、意匠的にも良好なものとすることができる。

0025

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、基部材は、当該基部材の長手方向の途中を境に第1部分と第2部分とに分割可能に構成されている。

0026

本形態によれば、基部材が第1部分と第2部分とに分割可能であるため、コンパクト梱包することができると共に、搬送性を向上することができる。

0027

本発明に係る内壁パネルユニットの更なる形態によれば、第1部分は、当該第1部分の長手方向の第1端部に第5凹部または第5凸部を有している。そして、第2部分は、当該第2部分の長手方向の第1端部に第5凹部または第5凸部に係合可能な第6凸部または第6凹部を有している。ここで、本発明における「第5凸部」および「第6凸部」は、それぞれ第1部分および第2部分に一体成形される態様の他、第1部分および第2部分とは別体に成形した後に、当該第1部分および第2部分に一体にされる態様を好適に包含する。

0028

本形態によれば、第1部分の第5凹部または第5凸部と、第2部分の第6凸部または第6凹部と、の係合および係合の解除を行うのみであるため、簡易に基部材の組み立ておよび分割を行うことができる。

発明の効果

0029

本発明によれば、内壁パネルユニットの施工性のさらなる向上と、耐久性低下抑制と、の両立に資する技術を提供することができる。

図面の簡単な説明

0030

本発明の実施の形態に係る内壁パネルユニット1の構成の概略を示す概略構成図である。
取付用下地枠2の構成の概略を示す概略構成図である。
側枠20の構成を示す三面図である。
図3のA−A断面を示す断面図である。
板バネPSの外観を示す外観図である。
下側枠40の構成を示す三面図である。
アジャスタボルト70の外観を示す外観図である。
取付用下地枠2の要部を水平方向に沿う方向の一方側から見た説明図である。
取付用下地枠2の要部を一対の主柱22,22および連結梁28の両方に直交する方向に沿う方向の一方側から見た説明図である。
パネル4Aの構成を示す三面図である。
パネル4Aを裏面から見た裏面図である。
パネル4Bの構成を示す三面図である。
パネル4Bを裏面から見た裏面図である。
パネル4Cの構成を示す三面図である。
取付用下地枠2にパネル4Aを取り付ける際の様子を示す説明図である。
パネル4Aの蟻形溝Dga,Dgaおよびパネル4B,4Cの第1蟻形溝Dgb1,Dgb1が、第1、第2および第3蟻形ほぞ溝30,30,32,32,50,50に係合された状態を示す説明図である。
取付用下地枠2にパネル4Bを取り付ける際の様子を示す説明図である。
取付用下地枠2にパネル4Cを取り付ける際の様子を示す説明図である。
最も天井面CS側に配置されるパネル4Bを取付用下地枠2に取り付ける際の様子を示す説明図である。
最も天井面CS側に配置されるパネル4Bを取付用下地枠2の天井面CS側に寄せた状態を示す説明図である。
最も天井面CS側に配置されるパネル4Bが板バネPS,PSによって取付用下地枠2の天井面CS側に寄せられた状態で保持された様子を示す説明図である。
切欠き34に最後のパネル4Cを配置する様子を示す説明図である。
最後のパネル4Cの実溝SLbを当該パネル4Cの直下に配置されたパネル4Cの雇い実SPに係合させる様子を示す説明図である。
最後のパネル4Cの実溝SLbが当該パネル4Cの直下に配置されたパネル4Cの雇い実SPに係合される様子を拡大して示す説明図である。
最後のパネル4Cの直上に配置されたパネル4Bの実溝SLbを最後のパネル4Cの雇い実SPに係合させる様子を示す説明図である。
最後のパネル4Cの直上に配置されたパネル4Bの実溝SLbが最後のパネル4Cの雇い実SPに係合される様子を拡大して示す説明図である。
室内の壁面Wの広い範囲に複数の内壁パネルユニット1を設置した状態を示す説明図である。
天井面CSと床面FSとの間に突っ張った状態で固定された取付用下地枠2を水平方向に複数配置した様子を示す説明図である。
変形例のパネル104B,104Cを裏面から見た裏面図である。

実施例

0031

次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。

0032

本発明の実施の形態に係る内壁パネルユニット1は、図1に示すように、取付用下地枠2と、当該取付用下地枠2に取り付けられる木製の複数のパネル4A,4B,4Cと、を備えている。

0033

なお、本実施の形態では、説明の便宜上、天井面CS側(図1における上側)を「上側」ないし「上方」として規定し、床面FS側(図1における下)を「下側」ないし「下方」として規定する。また、複数の内壁パネルユニット1を配列する方向(図27における左右方向)を「水平方向」として規定する。

0034

取付用下地枠2は、図2に示すように、木製の枠本体10と、一対のアジャスタボルト70,70と、木製の上側角材90と、から構成されている。枠本体10は、上側枠20と、下側枠40と、を備えている。取付用下地枠2は、本発明における「基部材」に対応し、アジャスタボルト70は、本発明における「伸縮部」に対応する実施構成の一例である。

0035

上側枠20は、図3に示すように、長尺状の一対の主柱22,22と、当該一対の主柱22,22を連結する3本の連結梁28,28,28と、を備える梯子状を有している。一対の主柱22,22の長手方向の一方の小口23,23には、連結梁28,28,28の延在方向と同方向に延在する一条凹溝23a,23aが形成されている。上側枠20は、本発明における「第1部分」に対応し、小口23,23は、本発明における「一対の主柱の各々の長手方向の第1端部」に対応する実施構成の一例である。

0036

凹溝23a,23aの底面には、袋小路孔23b,23bが形成されている。当該袋小路孔23b,23bは、一対のアジャスタボルト70,70の後述する軸部72,72の外径よりも大きい内径を有しており、凹溝23a,23aの延在方向のほぼ中央に配置されている。

0037

また、一対の主柱22,22の一方の小端(以下、「表側小端24,24」という)の長手方向の他方には、図3に示すように、他方の小端(以下、「裏側小端26,26」という)が直角に切欠かれた切欠き段差部25,25が形成されている。当該切欠き段差部25,25の段差面25a,25aには、段差面25a,25aから裏側小端26,26まで貫通する貫通孔25b,25bが形成されている。切欠き段差部25,25は、本発明における「第5凹部」または「第5凸部」に対応する実施構成の一例である。

0038

表側小端24,24には、図3に示すように、一対の主柱22,22の長手方向に沿って延在する第1蟻形ほぞ30,30および第2蟻形ほぞ32,32が設けられている。第1および第2蟻形ほぞ30,30,32,32は、図4に示すように、表側小端24,24から離れるに伴ってほぞ幅(図4の左右方向の寸法)が漸増する形状を有している。換言すれば、第1および第2蟻形ほぞ30,30,32,32は、一対の側面31,31が表側小端24,24から離れるに伴って互いに離れる方向の傾斜角度αを有していると言うことができる。第1蟻形ほぞ30,30は、本発明における「第1蟻形ほぞ」に対応し、第2蟻形ほぞ32,32は、本発明における「第2蟻形ほぞ」に対応する実施構成の一例である。

0039

第1蟻形ほぞ30,30は、図3に示すように、一対の主柱22,22の長手方向の一方の小口23,23から切欠き段差部25,25に向かって延在しており、パネル4Bの後述する一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1の長さLgb(例えば、Lgb=450mm)よりも短い長さを有している。なお、第1蟻形ほぞ30,30は、パネル4Bの一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1の長さLgbの1/2以上の長さ(例えば、Lgb=225mm)に亘って、当該一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1と係合可能な長さを有するにように構成されていることが望ましい。

0040

また、第1蟻形ほぞ30,30のうち小口23,23寄りの一部分は、ほぞ高さが他よりも低くい低ほぞ部30a,30aとされている。換言すれば、第1蟻形ほぞ30,30は、他よりも高さが一段低い低ほぞ部30a,30aを有していると言うことができる。低ほぞ部30a,30aには、ネジ孔30b,30bが形成されている。

0041

なお、低ほぞ部30a,30aには、図8に示すように、板バネPS,PSが取り付けられている。板バネPSは、細長い板状のバネ鋼により成形されており、図5に示すように、一対の平面部Pps1,Pps2と、当該一対の平面部Pps1,Pps2に設けられた湾曲状部Cpsと、から構成されている。平面部Pps1には、貫通孔hpが形成されている。湾曲状部Cpsは、細長い板状のバネ鋼に曲げ加工を施すことによって成形される。板バネPSは、本発明における「保持部」および「板バネ」に対応する実施構成の一例である。

0042

こうして構成された板バネPS,PSは、貫通孔hp,hpが低ほぞ部30a,30aのネジ孔30b,30bに整合するように、一対の平面部Pps1,Pps2を低ほぞ部30a,30aに当接させた状態で、貫通孔hp,hpを介して挿通される図示しないネジやボルトなどの締結部材をネジ孔30b,30bにネジ係合させることにより、低ほぞ部30a,30aに取り付けられる(図8および図9参照)。即ち、板バネPS,PSは、長手方向の一方側(平面部Pps1,Pps1側)のみが固定され、他方側(平面部Pps2,Pps2側)が自由端とされている。

0043

なお、板バネPS,PSの長手方向の他方側の端面(平面部Pps2,Pps2側の端面)と、第1蟻形ほぞ30,30と低ほぞ部30a,30aとの接続面(段差面)と、の間には、図8に示すように、所定の隙間clが設けられている。また、板バネPS,PSが低ほぞ部30a,30aに取り付けられた状態においては、図8に示すように、湾曲状部Cpsの一部が、第1蟻形ほぞ30,30の突出端(第1蟻形ほぞ30,30の表側小端24,24からの突出方向における先端)よりも所定量dだけ突出している。

0044

第2蟻形ほぞ32,32は、図3に示すように、切欠き34,34を介して第1蟻形ほぞ30,30と直列に配置されている。換言すれば、第2蟻形ほぞ32,32と第1蟻形ほぞ30,30とは、切欠き34,34を挟んで一直線に配置されている言うことができる。第2蟻形ほぞ32,32は、切欠き段差部25,25まで延在している。なお、第2蟻形ほぞ32,32は、後述する第3蟻形ほぞ50,50を含めて、パネル4C(取付用下地枠2に最後に取り付けられるパネル4C)の後述する一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1の長さLgbの1/2以上の長さ(例えば、Lgb=225mm)に亘って、当該一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1と係合可能な長さを有するにように構成されていることが望ましい。

0045

一対の主柱22,22の長手方向に沿う方向の切欠き34,34の長さLnは、パネル4B,4Cの後述する一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1,Dgb2,Dgb2の長さLgb(図13参照、例えば、Lgb=450mm)以上に設定されている。

0046

下側枠40は、図6に示すように、長尺状の一対の主柱42,42と、当該一対の主柱42,42を連結する3本の連結梁28,28,28および下側角材49と、を備える梯子状を有している。ここで、一対の主柱42,42の連結に、一対の主柱22,22を連結する連結梁28,28,28を用いることによって、一対の主柱42,42間の距離が一対の主柱22,22間の距離と同じになっている。下側枠40は、本発明における「第2部分」に対応する実施構成の一例である。

0047

一対の主柱42,42の一方の小端(以下、「表側小端44,44」という)には、図6に示すように、当該一対の主柱42,42の長手方向に沿って延在する第3蟻形ほぞ50,50が設けられている。第3蟻形ほぞは、一対の主柱42,42の長手方向の一端から他端まで延在している。

0048

第3蟻形ほぞ50,50は、基本的には、第1および第2蟻形ほぞ30,30,32,32と同様の形状、即ち、第1および第2蟻形ほぞ30,30,32,32と同じほぞ高さ、ほぞ幅を有している。なお、第3蟻形ほぞ50,50は、第1および第2蟻形ほぞ30,30,32,32と同様、表側小端44,44から離れるに伴ってほぞ幅が漸増する形状を有している。換言すれば、第3蟻形ほぞ50,50は、一対の側面が表側小端44,44から離れるに伴って互いに離れる方向の傾斜角度αを有していると言うことができる(図4参照)。第3蟻形ほぞ50,50は、本発明における「第2蟻形ほぞ」に対応する実施構成の一例である。

0049

また、一対の主柱42,42の長手方向の他方には、図6に示すように、他方の小端(以下、「裏側小端46,46」という)が直角に切欠かれた切欠き段差部45,45が形成されている。当該切欠き段差部45,45の段差面45a,45aには、袋小路孔45b,45bが形成されている。袋小路孔45b,45bは、上側枠20の貫通孔25b,25bの内径と同じ大きさに形成されている。

0050

切欠き段差部45,45は、一対の主柱22,22の切欠き段差部25,25と整合する形状に形成されている。即ち、切欠き段差部45,45によって切欠き段差部25,25の段差が埋められ、逆に、切欠き段差部25,25によって切欠き段差部45,45の段差が埋められる関係となっている。なお、袋小路孔45b,45bは、切欠き段差部25,25の段差面25a,25aにおける貫通孔25b,25bの配置に対応するように段差面45a,45aに配置されている。切欠き段差部45,45は、本発明における「第6凸部」または「第6凹部」に対応する実施構成の一例である。

0051

下側角材49は、長手方向に直交する断面形状が長方形状を有しており、一対の主柱42,42の長手方向の他方の小口43,43に、当該一対の主柱42,42に直交するように一体にされている。下側角材49の長手方向の長さは、本実施の形態では、パネル4A,4B,4Cの後述する一辺の長さLa2,Lb(例えば、La2,Lb=450mm)と等しい値に設定されている。なお、下側角材49は、下側角材49の長手方向の中央と一対の主柱42,42間の中央とが一致するように、一対の主柱42,42に固定されている。下側角材49は、本発明における「第1端部梁」に対応する実施構成の一例である。

0052

アジャスタボルト70は、図7に示すように、雄ネジを有する軸部72と、当該軸部72の軸線方向の一端部に一体にされた円板状の受部74と、雄ネジにネジ係合されたナット76と、取付金具78と、を備えている。

0053

受部74には、図7に示すように、貫通孔74aが形成されている。ナット76は、座面が受部74とは反対側を向くように軸部72のネジ部にネジ係合されている。取付金具78は、断面U字状の金具本体78aと、当該金具本体78aに一体にされた座金78bと、から構成されている。受部74は、本発明における「アジャスタボルトの軸線方向の第2端部」に対応する実施構成の一例である。

0054

金具本体78aおよび座金78bには、図7に示すように、貫通孔78a’,78b’が形成されている。貫通孔78a’,78b’は、同軸線上に配置されており、軸部72の外径(雄ネジの外径)よりも大きな内径を有している。金具本体78aは、U字幅wuが主柱22の長手方向の一方の小口23に形成された一条の凹溝23aの溝幅と同じか若干小さくなるように形成されている。

0055

取付金具78は、図8に示すように、金具本体78aを一条の凹溝23a内に嵌装し、貫通孔78a’,78b’を一条の凹溝23aの底面に形成された袋小路孔23bに整合させた状態で、図示しないネジやボルトなどの締結部材によって主柱22に固定される。このとき、座金78bの一方の主面(金具本体78aが接続された面)が、主柱22の小口23に当接される。

0056

こうして主柱22に取り付けられた取付金具78の貫通孔78a’,78b’に、受部74が一体にされると共にナット76がネジ係合された軸部72を挿通することによって、アジャスタボルト70が主柱22に取り付けられる。このとき、軸部72の先端部は、主柱22に形成された袋小路孔23b内に挿通されると共に、ナット76の座面が座金78bの他方の主面(金具本体78aが接続された面とは反対側の面)に当接される(図7図8および図9参照)。

0057

上側角材90は、長手方向に直交する断面形状が略正方形状を有しており(図8参照)、図9に示すように、一対のアジャスタボルト70,70の受部74,74に図示しないネジやボルトなどの締結部材によって締結されている。上側角材90の長手方向の長さは、本実施の形態では、パネル4A,4B,4Cの一辺の長さLa2,Lb(例えば、La2,Lb=450mm)と等しい値に設定されている。なお、上側角材90は、上側角材90の長手方向の中央が一対の主柱22,22間の中央に一致するように受部74,74に固定されている。上側角材90は、本発明における「第2端部梁」に対応する実施構成の一例である。

0058

パネル4Aは、図10に示すように、平面視(主面に直交する直線に沿う方向の一方側から見たときに)長方形状を有しており、化粧板4A1と、当該化粧板4A1の裏面に一体にされた裏板4A2と、から構成されている。パネル4Aの縦寸法La1は、例えば、115mmに設定されており、横寸法La2は、例えば、450mmに設定されている。化粧板4A1の4つ側面のうち横方向(図10の左右方向)に延在する一対の横側面4A1s,4A1sのそれぞれには、横方向全域に亘って実溝SLa,SLaが形成されている。

0059

裏板4A2には、図11に示すように、一対の蟻形溝Dga,Dgaが縦方向図11の上下方向)に延在するように形成されている。一対の蟻形溝Dga,Dgaは、縦方向全域に亘って形成されている。即ち、一対の蟻形溝Dga,Dgaの長さ寸法Lgaは、パネル4Aの縦寸法La1と等しい(Lga=La1=115mm)。

0060

また、一対の蟻形溝Dga,Dgaは、上側枠20および下側枠40に設けられた一対の第1、第2および第3蟻形ほぞ30,30,32,32,50,50に対応する形状、即ち、一対の蟻形溝Dga,Dgaは、溝底に向かうのに伴って溝幅が漸増する形状を有している。換言すれば、一対の蟻形溝Dga,Dgaは、一対の側面が溝底に向かうのに伴って互いに離れる方向の傾斜角度αを有していると言うことができる。一対の蟻形溝Dga,Dga間の間隔は、一対の第1、第2および第3蟻形ほぞ30,30,32,32,50,50間の間隔と同じとなるように設定されている。

0061

パネル4Bは、図12に示すように、平面視(主面に直交する直線に沿う方向の一方側から見たときに)正方形状を有しており、化粧板4B1と、当該化粧板4B1の裏面に一体にされた裏板4B2と、から構成されている。パネル4Bの一辺の寸法Lbは、例えば、450mmに設定されている。化粧板4B1の4つ側面のそれぞれには、実溝SLb,SLb,SLb,SLbが形成されている。隣り合う実溝SLb,SLb,SLb,SLb同士は、連結されて、環状をなしている。

0062

裏板4B2には、図13に示すように、一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1が縦方向(図13の上下方向)に延在するように形成されているとともに、一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2が横方向(図13の左右方向)に延在するように形成されている。一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1は、縦方向全域に亘って形成されており、一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2は、横方向全域に亘って形成されている。即ち、一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1および一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2の長さ寸法Lgbは、パネル4Bの縦および横寸法Lbと等しい(Lgb=Lb=450mm)。

0063

なお、本実施の形態では、裏板4B2は、化粧板4B1の裏面全面を覆うような一枚板ではなく、図13に示すように、化粧板4B1の裏面の中央部を除く周縁部を覆う態様で構成されている。即ち、裏板4B2は、化粧板4B1の縦方向に沿うように当該縦方向の全域に亘って延在する一対の細板4B21,4B21と、化粧板4B1の横方向に沿うように一対の細板4B21,4B21間に亘って延在する一対の細板4B22,4B22と、から構成されている。このように裏板4B2を構成することにより、パネル4Bの重量が必要以上に増加することを防止することができる。なお、一対の細板4B21,4B21には、一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1と一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2の一部とが形成されており、一対の細板4B22,4B22には、一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2の残り部分が形成されている。

0064

また、一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1および一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2は、それぞれ上側枠20および下側枠40に設けられた一対の第1、第2および第3蟻形ほぞ30,30,32,32,50,50に対応する形状、即ち、溝底に向かうのに伴って溝幅が漸増する形状を有している。換言すれば、対の蟻形溝Dgb1,Dgb1および一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2は、一対の側面が溝底に向かうのに伴って互いに離れる方向の傾斜角度αを有していると言うことができる。対の蟻形溝Dgb1,Dgb1間および一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2間の間隔は、一対の第1、第2および第3蟻形ほぞ30,30,32,32,50,50間の間隔と同じとなるように設定されている。

0065

このように、パネル4Bを4辺の長さが等しい正方形に形成すると共に、縦方向および横方向の両方向に同形状かつ同間隔の一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1および一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2を設ける構成とすることによって、パネル4Bの縦横方向を考慮することなく、取付用下地枠2にパネル4Bを取り付けることができる。これにより、作業性の向上を図ることができる。

0066

パネル4Cは、図14に示すように、雇い実SPを有する点を除いて、パネル4Bと同一の構成をしている。換言すれば、パネル4Cは、パネル4Bの実溝SLb,SLb,SLb,SLbのいずれか一つに雇い実SPを嵌合した構成であると言うとことができる。

0067

次に、こうして構成された内壁パネルユニット1を室内の壁面Wに設置する際の様子について説明する。内壁パネルユニット1を室内の壁面Wに設置するに際し、まず、取付用下地枠2を組み立てる。取付用下地枠2の組み立ては、上側枠20と下側枠40とを一体にするとともに、上側枠20にアジャスタボルト70,70を組み付けることにより行う。

0068

上側枠20と下側枠40との組み付けは、上側枠20の切欠き段差部25,25と、下側枠40の切欠き段差部45,45と、を整合させて、切欠き段差部25,25の貫通孔25b,25bおよび切欠き段差部45,45の袋小路孔45b,45bにダボ圧入嵌合することにより行う。上側枠20と下側枠40とが組み付けられた状態においては、第2蟻形ほぞ32,32と第3蟻形ほぞ50,50とが一直線上に配置されて一条の蟻形ほぞを構成する。第2蟻形ほぞ32,32および第3蟻形ほぞ50,50は、本発明における「第2蟻形ほぞ」に対応する実施構成の一例である。

0069

なお、本実施の形態では、上側枠20の低ほぞ部30a,30aに、予め(例えば、内壁パネルユニット1の梱包時に)、板バネPS,PSを取り付けておくとともに、アジャスタボルト70,70の一部である取付金具78,78を、上側枠20の一条の凹溝23a,23a内に取り付けておく構成とした(図8および図9参照)。これにより、内壁パネルユニット1を壁面Wに設置する作業者作業負担を低減することができる。しかしながら、板バネPS,PSや取付金具78,78の低ほぞ部30a,30aや一条の凹溝23a,23a内への取り付けは、内壁パネルユニット1を壁面Wに設置する作業者が行う構成としても良いことは言うまでもない。

0070

こうして上側枠20と下側枠40とを一体にした後、上側枠20の一条の凹溝23a,23a内に予め一体にされた取付金具78,78の貫通孔78a’,78a’,78b’ ,78b’に、受部74,74を介して上側角材90に一体にされたナット76,76付きの軸部72,72を挿通することによって、アジャスタボルト70,70が上側枠20に取り付けられ、取付用下地枠2の組み立てが完了する(図2参照)。

0071

続いて、こうして組み立てられた取付用下地枠2を壁面Wに近接ないし当接させた状態で、天井面CSおよび床面FS間に設置する。具体的には、取付用下地枠2の長手方向の長さ、即ち、上側角材90から下側角材49までの長さが、天井面CSから床面FSまでの寸法(例えば、2400mm)よりも若干短くなるように、アジャスタボルト70,70によって調整(軸部72,72が上側枠20の袋小路孔23b,23b内に向かって移動する方向にナット76,76を回す)した上で、上側角材90が天井面CSを向くとともに下側角材49が床面FSを向くように取付用下地枠2を壁面Wに近接ないし当接させた状態で立て掛ける。そして、上側角材90が天井面CSに当接するようにアジャスタボルト70,70を調整する(軸部72,72が上側枠20の袋小路孔23b,23b内から遠ざかる方向に向かって移動する方向にナット76,76を回す)。こうして、取付用下地枠2が天井面CSと床面FSとの間で突っ張られた状態で固定される(図2参照)。上側角材90のうち天井面CSに当接する面は、本発明における「第2平面」に対応し、下側角材49のうち床面FSに当接する面は、本発明における「第1平面」に対応する実施構成の一例である。

0072

次に、こうして天井面CSと床面FSとの間で突っ張られた状態で固定された取付用下地枠2にパネル4A,4B,4Cを取り付ける。取付用下地枠2へのパネル4A,4B,4Cの取り付けは、まず、パネル4Aから行う。図15に示すように、パネル4Aの化粧板4A1の化粧面が室内側を向いた状態、即ち、蟻形溝Dga,Dgaが取付用下地枠2側を向いた状態で、パネル4Aを取付用下地枠2の切欠き34,34上に配置する。このとき、蟻形溝Dga,Dgaと取付用下地枠2の第2蟻形ほぞ32,32とを整合させておく。

0073

当該状態からパネル4Aを床面FS側にスライドさせて、図16に示すように、蟻形溝Dga,Dgaを第2蟻形ほぞ32,32に係合させる。当該状態のままパネル4Aの横方向に延在する側面の一方が床面FSに当接するまでパネル4Aをスライドさせる。なお、蟻形溝Dga,Dgaと第2蟻形ほぞ32,32との係合は途中から蟻形溝Dga,Dgaと第3蟻形ほぞ50,50との係合に代わり、パネル4Aが床面FSに当接した際には、蟻形溝Dga,Dgaは第3蟻形ほぞ50,50と係合された状態となっている。即ち、パネル4Aは、蟻形溝Dga,Dgaと第3蟻形ほぞ50,50との係合によって、取付用下地枠2に取り付けられる。

0074

続いて、パネル4Aと同様の方法により2枚のパネル4Bを取付用下地枠2に取り付ける。具体的には、パネル4Bの化粧板4B1の化粧面が室内側を向いた状態、即ち、蟻形溝Dgb1,Dgb1,Dgb2,Dgb2が取付用下地枠2側を向いた状態で、図17に示すように、パネル4Bを取付用下地枠2の切欠き34,34上に配置する。このとき、蟻形溝Dgb1,Dgb1と取付用下地枠2の第2蟻形ほぞ32,32とを整合させておく。

0075

当該状態からパネル4Bを床面FS側にスライドさせて、図16に示すように、蟻形溝Dgb1,Dgb1を第2蟻形ほぞ32,32に係合させる。1枚目のパネル4Bは、当該状態のまま当該1枚目のパネル4Bの横方向に延在する側面の一方がパネル4Aの横方向に延在する側面の他方に当接するまで当該1枚目のパネル4Bをスライドさせる。一方、2枚目のパネル4Bは、当該2枚目のパネル4Bの横方向に延在する側面の一方が1枚目のパネル4Bの横方向に延在する側面の他方に当接するまで当該2枚目のパネル4Bをスライドさせる。なお、2枚のパネル4Bの蟻形溝Dgb1,Dgb1と第2蟻形ほぞ32,32との係合は、途中から蟻形溝Dgb1,Dgb1と第3蟻形ほぞ50,50との係合に代わり、最終的には、2枚のパネル4Bの蟻形溝Dgb1,Dgb1は、第3蟻形ほぞ50,50と係合された状態となっている(図18参照)。即ち、2枚のパネル4Bは、蟻形溝Dgb1,Dgb1と第3蟻形ほぞ50,50との係合によって、取付用下地枠2に取り付けられる。

0076

次に、パネル4A,4Bと同様の方法によりパネル4Cを取付用下地枠2に取り付ける。具体的には、パネル4Cの化粧板4C1の化粧面が室内側を向いた状態、即ち、蟻形溝Dgb1,Dgb1,Dgb2,Dgb2が取付用下地枠2側を向いた状態で、かつ、雇い実SPが天井面CSを向いた状態で、図18に示すように、パネル4Cを取付用下地枠2の切欠き34,34上に配置する。このとき、蟻形溝Dgb1,Dgb1と取付用下地枠2の第2蟻形ほぞ32,32とを整合させておく。

0077

当該状態からパネル4Cを床面FS側にスライドさせて、図16に示すように、蟻形溝Dgb1,Dgb1を第2蟻形ほぞ32,32に係合させる。当該状態のままパネル4Cの横方向に延在する側面の一方が2枚目のパネル4Bの横方向に延在する側面の他方に当接するまでパネル4Cをスライドさせる。なお、パネル4Cの蟻形溝Dgb1,Dgb1は、途中から第3蟻形ほぞ50,50とも係合して、最終的には、パネル4Cの蟻形溝Dgb1,Dgb1は、第2および第3蟻形ほぞ32,32,50,50の両方に係合された状態となっている(図19参照)。即ち、パネル4Cは、蟻形溝Dgb1,Dgb1と第2および第3蟻形ほぞ32,32,50,50との係合によって、取付用下地枠2に取り付けられる。

0078

続いて、他のパネル4A,4B,4Cと同様、パネル4Bの化粧板4B1の化粧面が室内側を向いた状態、即ち、蟻形溝Dgb1,Dgb1,Dgb2,Dgb2が取付用下地枠2側を向いた状態で、図19に示すように、再びパネル4Bを取付用下地枠2の切欠き34,34上に配置する。このとき、蟻形溝Dgb1,Dgb1と取付用下地枠2の第1蟻形ほぞ30,320を整合させておく。

0079

当該状態からパネル4Bを天井面CS側にスライドさせて、図16に示すように、蟻形溝Dgb1,Dgb1を第1蟻形ほぞ30,30に係合させる。当該状態のまま、図20に示すように、パネル4Bの横方向に延在する側面の一方が天井面CSに近接する位置までスライドさせる。ここで、第1蟻形ほぞ30,30の低ほぞ部30a,30aに取り付けた板バネPS,PSの湾曲状部Cpsの一部が、第1蟻形ほぞ30,30の突出端(第1蟻形ほぞ30,30の表側小端24,24からの突出方向における先端)よりも所定量dだけ突出しているため(図8参照)、パネル4Bが天井面CS側へスライドされる際に、図21に示すように、板バネPS,PSがパネル4Bと低ほぞ部30a,30aとの間で圧縮変形される。天井面CS側にスライドされるパネル4Bは、本発明における「第1パネル」に対応する実施構成の一例である。

0080

これにより、当該板バネPS,PSの圧縮変形による板バネPS,PSの復元力が、パネル4Bを主柱22,22から遠ざける方向に作用し、パネル4Bの蟻形溝Dgb1,Dgb1と主柱22,22の第1蟻形ほぞ30,30との間の摩擦力が増大する。当該摩擦力の重力方向成分は、その大きさがパネル4Bの重力よりも大きく、かつ、その作用方向がパネル4Bの重量の作用方向とは反対向きとなるため、パネル4Bから手を放してもパネル4Bが落下することなく、図22に示すように、天井面CSに近接した位置にスライドされた状態を維持し得る。

0081

当該状態において、化粧板4C1の化粧面が室内側を向いた状態、即ち、蟻形溝Dgb1,Dgb1,Dgb2,Dgb2が取付用下地枠2側を向いた状態で、かつ、雇い実SPが天井面CSを向いた状態で、図22および図23に示すように、最後のパネル4Cを取付用下地枠2の切欠き34,34上に配置する。最後に取付用下地枠2に取り付けられる(切欠き34,34に配置される)パネル4Cは、本発明における「第3パネル」に対応する実施構成の一例である。

0082

そして、当該最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cを床面FS側にスライドさせて、図24に示すように、当該最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cの横方向に延在する側面のうち下方(床面FS側)を向く実溝SLbを、既に取付用下地枠2に取り付けられたパネル4C(最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cの直下に配置されたパネル4C)に設けた雇い実SPに係合させる。

0083

ここで、最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cの横方向に延在する側面のうち下方(床面FS側)を向く側面は、本発明における「第4辺部」に対応し、最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cの直下に配置されたパネル4Cのうち上方(天井面CS側)を向く側面(雇い実SPが設けられた側面)は、本発明における「第2辺部」に対応する実施構成の一例である。また、最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cの横方向に延在する側面のうち下方(床面FS側)を向く実溝SLbは、本発明における「第4凹部」に対応し、最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cの直下に配置されたパネル4Cに設けた雇い実SPは、本発明における「第2凸部」に対応する実施構成の一例である。

0084

続いて、図25に示すように、天井面CS寄りにスライドさせておいたパネル4Bを床面FS側にスライドさせて、図26に示すように、当該パネル4Bの横方向に延在する側面のうち下方(床面FS側)を向く実溝SLbを、最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cに設けた雇い実SPに係合させる。このように、最上方(最も天井面CS側)に配置されたパネル4Bは、蟻形溝Dgb1,Dgb1と第1蟻形ほぞ30,30との係合によって取付用下地枠2に取り付けられ、最後に取り付けられるパネル4Cは、蟻形溝Dgb1,Dgb1と第1蟻形ほぞ30,30や第2蟻形ほぞ32,32、あるいは、第3蟻形ほぞ50,50との係合ではなく、当該最後に取り付けられるパネル4Cの直下(床面FS側)に配置されたパネル4Cおよび当該最後に取り付けられるパネル4Cの直上(天井面CS側)に配置されたパネル4Bそれぞれとの雇い実継によって取付用下地枠2に取り付けられる。こうして、取付用下地枠2へのパネル4A,4B,4Cの取り付けの完了と共に内壁パネルユニット1の壁面Wへの設置が完了する。

0085

ここで、パネル4Bの横方向に延在する側面のうち下方(床面FS側)を向く側面は、本発明における「第1辺部」に対応し、最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cの側面のうち上方(天井面CS側)を向く側面(雇い実SPが設けられた側面)は、本発明における「第3辺部」に対応する実施構成の一例である。また、パネル4Bの横方向に延在する側面のうち下方(床面FS側)を向く実溝SLbは、本発明における「第1凹部」に対応し、最後に取付用下地枠2に取り付けられるパネル4Cに設けた雇い実SPは、本発明における「第3凸部」に対応する実施構成の一例である。

0086

なお、実際に室内の壁面Wの模様替えを行う場合には、図27に示すように、複数の内壁パネルユニット1を壁面Wに設置することになる。この場合、図28に示すように、まず、上述した手順で天井面CSと床面FSとの間に突っ張った状態で固定された取付用下地枠2を水平方向に複数配列した後、各取付用下地枠2にパネル4A,4B,4Cを上述した手順で取り付ければ良い。ここで、取付用下地枠2は、各取付用下地枠2間の間隔がパネル4A,4B,4Cの横寸法La2,Lbと同じとなるように設置する必要があるが、本実施の形態では、取付用下地枠2の上側角材90および下側角材49の長手方向の長さがパネル4A,4B,4Cの横寸法La2,Lbと同じに設定されているため、各取付用下地枠2の各上側および下側角材90,49の長手方向の端面同士を当接させるのみで、各取付用下地枠2間の間隔をパネル4A,4B,4Cの横寸法La2,Lbと同じにすることができる。これにより、内壁パネルユニット1の施工性の向上を図ることができる。

0087

以上説明した本実施の形態に係る内壁パネルユニット1によれば、室内の壁面Wに取付用下地枠2を当接ないし近接させた状態で配置して、アジャスタボルト70,70によって取付用下地枠2の長さを調節することによって、天井面CSと床面FSとの間で突っ張った状態で取付用下地枠2を固定することができるとともに、パネル4A,4B,4Cの蟻形溝Dga,Dga,Dgb1,Dgb1を取付用下地枠2の第1、第2および第3蟻形ほぞ30,30,32,32,50,50に係合させることによって、複数のパネル4A,4B,4Cを取付用下地枠2に取付けることができる。即ち、ボルトやネジなどの締結部材を用いることなく、室内の壁面Wに対向した位置に複数のパネル4A,4B,4Cを設置することができる。これにより、居住者自身で室内の模様替えを手軽に行うことができる。なお、パネルの交換が容易なため、好みのデザインや用途に応じたパネルを選択する自由度が増加する。また、パネルの設置に際して、接着剤や両面テープなどを用いていないため、経時劣化による内壁パネルユニットの壁面からの脱落(剥がれ)が生じることや、既存の壁面を傷つけることがない。なお、既存の壁面を傷つけることがないため、内壁パネルユニットの解体後においても、原状回復が可能である。

0088

また、本実施の形態に係る内壁パネルユニット1によれば、パネル4A,4B,4Cの取付用下地枠2への取り付けは、第1および第2蟻形ほぞ30,30,32,32間に設けた切欠き34を介して行うことができるため、室内の壁面Wに取付用下地枠2を設置した後で、パネル4A,4B,4Cを取付用下地枠2に取り付けることができる。これにより、内壁パネルユニット1の壁面Wへの設置をより簡単なものとすることができる。

0089

さらに、本実施の形態に係る内壁パネルユニット1によれば、切欠き34に配置されることになるパネル4Cは、当該パネル4Cに設けた雇い実SPを、当該パネル4Cの直上に配置されるパネル4Bの実溝SLbに係合させると共に、当該パネル4Cの実溝SLbに、当該パネル4Cの直下に配置されるパネル4Cに設けた雇い実SPを係合させることによって、間接的に取付用下地枠2に取り付けることができる。これにより、切欠き34を設けたことによるパネル4A,4B,4Cの取付用下地枠2への取り付け性の向上と、パネル4A,4B,4Cの取付用下地枠2からの脱落防止と、の両立を図ることができる。なお、切欠き34に配置されることになるパネル4Cの直上に配置されるパネル4Bは、板バネPS,PSによって、切欠き34よりも天井面側に寄った状態で保持されるため、切欠き34に配置されるパネル4Cを取付用下地枠2に取り付ける際に、パネル4Bを手で押さえるなどする必要がない。これにより、作業性の向上を図ることができる。

0090

また、本実施の形態に係る内壁パネルユニット1によれば、取付用下地枠2は、上側角材90を介して天井面CSと当接すると共に、下側角材49を介して床面FSと当接する構成であるため、取付用下地枠2を天井面CSおよび床面FSと比較的広い面積で面接触させることができる。これにより、天井面CSおよび床面FSに対する突っ張り力が同じであれば、天井面CSや床面FSに作用する面圧を低下させることができる。これにより、天井面CSや床面FSを傷つけることを抑制することができ、内壁パネルユニット1の解体後においても、原状回復が可能である。また、取付用下地枠2が天井面CSおよび床面FSと比較的広い面積で面接触され得るため、天井面CSや床面FSに設けられた下地に取付用下地枠2を確実に当接させることができる。これにより、取付用下地枠2の固定を安定したものとすることができる。さらに、上側角材90や下側角材49をパネル4Bと天井面CSとの隙間、あるいは、パネル4Aと床面FSとの隙間の目地としても機能させることができるため、意匠的にも良好なものとすることができる。

0091

なお、上側角材90や下側角材49の長手方向の長さを、パネル4A,4B,4Cの横寸法La2,Lbと同じに設定する構成であるため、各取付用下地枠2の各上側および下側角材90,49の長手方向の端面同士を当接させるのみで、各取付用下地枠2間の間隔をパネル4A,4B,4Cの横寸法La2,Lbと同じにすることができる。これにより、内壁パネルユニット1の施工性の向上を図ることができる。

0092

また、本実施の形態に係る内壁パネルユニット1によれば、取付用下地枠2を上側枠20および下側枠40の2分割構造としたため、取付用下地枠2をコンパクトに梱包することができると共に、搬送性の向上を図ることができる。

0093

本実施の形態では、取付用下地枠2にアジャスタボルト70,70を用いる構成としたが、取付用下地枠2の長手方向の長さを調節することができれば、如何なる構成であっても良い。

0094

本実施の形態では、板バネPS,PSによって、パネル4Bを天井面CSに近接した位置にスライドさせた状態を維持する構成としたが、例えば、ボールプランジャーを用いる構成など、パネル4Bを天井面CSに近接した位置にスライドさせた状態を一時的に維持することができる構成であれば如何なる構成であっても良い。

0095

本実施の形態では、上側角材90や下側角材49を用いる構成としたが、上側角材90や下側角材49は用いなくても良い。

0096

本実施の形態では、取付用下地枠2を梯子状に構成したが、これに限らない。取付用下地枠2は、例えば、板状に構成しても差し支えない。

0097

本実施の形態では、取付用下地枠2やパネル4A,4B,4Cを木製としたが、これに限らない。

0098

本実施の形態では、取付用下地枠2を上側枠20および下側枠40の2分割構成としたが、取付用下地枠2は分割構成でなくても良い。また、取付用下地枠2を3つ以上に分割する構成としても良い。

0099

本実施の形態では、切欠き段差部25,25の貫通孔25b,25bおよび切欠き段差部45,45の袋小路孔45b,45bにダボを圧入嵌合することにより、上側枠20および下側枠40を一体にする構成としたが、これに限らない。例えば、袋小路孔45b,45bに直接雌ネジを形成する構成や、袋小路孔45b,45bに雌ネジを有するナットを埋設する構成とし、ボルトやネジなどの締結部材を貫通孔25b,25bから挿入して袋小路孔45b,45bに形成した雌ネジや袋小路孔45b,45bに埋設したナットの雌ネジにネジ係合することにより、上側枠20および下側枠40を一体にする構成としても良い。

0100

本実施の形態では、内壁パネルユニット1を壁面Wに設置する構成としたが、これに限らない。例えば、内壁パネルユニット1を天井面に設置する構成としても良い。この場合、取付用下地枠2を対向する壁面W間に突っ張り状に固定すれば良い。

0101

本実施の形態では、パネル4A,4B,4Cは、化粧板4A1,4B1の裏面に裏板4A2,4B2を一体にして、当該裏板4A2,4B2に一対の蟻形溝Dga,Dga,Dgb1,Dgb1,Dgb2,Dgb2を形成する構成としたが、化粧板4A1,4B1の裏面に裏板4A2,4B2を一体にすることなく、当該化粧板4A1,4B1の裏面に直接、一対の蟻形溝Dga,Dga,Dgb1,Dgb1,Dgb2,Dgb2を形成する構成としても良い。

0102

本実施の形態では、パネル4B,4Cの裏板4B2は、化粧板4B1の縦方向に沿うように当該縦方向の全域に亘って延在する一対の細板4B21,4B21と、化粧板4B1の横方向に沿うように一対の細板4B21,4B21間に亘って延在する一対の細板4B22,4B22と、から構成して、化粧板4B1の裏面の中央部を除く周縁部を覆う態様としたが、裏板4B2は、化粧板4B1と同じ形状、大きさの1枚板から構成して、化粧板4B1の裏面の全面を覆う態様としても良い。

0103

本実施の形態では、パネル4B,4Cには、縦方向に延在する蟻形溝Dgb1,Dgb1および横方向に延在する蟻形溝Dgb2,Dgb2を設ける構成としたが、少なくとも縦方向に延在する蟻形溝Dgb1,Dgb1があれば良い。

0104

本実施の形態では、パネル4B,4Cは、正方形としたが、これに限らない。例えば、パネル4B,4Cは、長方形としても良い。

0105

本実施の形態では、取付用下地枠2に最後に取り付けるパネル4Cの上側の側面に設けた雇い実SPを最上部に配置されるパネル4Bの下側の側面に設けた実溝SLbに係合させると共に、取付用下地枠2に最後に取り付けるパネル4Cの直下に配置されるパネル4Cの上側の側面に設けた雇い実SPを取付用下地枠2に最後に取り付けるパネル4Cの下側の側面に設けた実溝SLbに係合させる構成としたが、取付用下地枠2に最後に取り付けるパネル4Cが、当該パネル4Cの直上および直下に配置されるパネル4B,4Cとの実継によって取付用下地枠2に取り付けられる構成であれば、雇い実SPおよび実溝SLbの組合せは、如何なる組合せであっても良い。例えば、取付用下地枠2に最後に取り付けるパネル4Cの上下の側面に実溝SLb,SLbを設け、当該パネル4Cの直上に配置されるパネル4Bの下側の側面および当該パネル4Cの直下に配置されるパネル4Cの上側の側面に雇い実SP,SPを設ける構成や、逆に、取付用下地枠2に最後に取り付けるパネル4Cの上下の側面に雇い実SP,SPを設け、当該パネル4Cの直上に配置されるパネル4Bの下側の側面および当該パネル4Cの直下に配置されるパネル4Cの上側の側面に実溝SLb,SLbを設ける構成などが考えられる。

0106

本実施の形態では、取付用下地枠2に最後に取り付けるパネル4Cの上側の側面および当該パネル4Cの直下に配置されるパネル4Cの上側の側面に雇い実SPを設ける構成としたが、本実を設ける構成としても良い。

0107

本実施の形態では、パネル4B,4Cの4つの辺の全ての側面に実溝SLb,SLb,SLb,SLbを設ける構成としたが、実溝SLbは、必要な側面のみに設ける構成としても良い。

0108

本実施の形態では、一対の蟻形溝Dgb1,Dgb1および一対の蟻形溝Dgb2,Dgb2をパネル4B,4Cの縦方向の全域および横方向の全域に亘って形成する構成としたが、図29の変形例のパネル104B,104Cに例示するように、一対の蟻形溝Dgb100,Dgb100および一対の蟻形溝Dgb102,Dgb102は、パネル104B,104Cの縦方向の長さおよび横方向の長さよりも短くても良い。この場合、一対の蟻形溝Dgb100,Dgb100および一対の蟻形溝Dgb102,Dgb102は、化粧板104B1の縦方向の長さよりも短い一対の細板104B21,104B21と、化粧板104B1の横方向の長さよりも短い一対の細板104B22,104B22に形成すれば良い。

0109

本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。

0110

1内壁パネルユニット(内壁パネルユニット)
2取付用下地枠(基部材)
4Aパネル
4A1化粧板
4A2裏板
4A1s横側面
4B パネル(パネル、第1パネル)
4B1 化粧板
4B2 裏板
4B21細板
4B22 細板
4C パネル(パネル、第2パネル、第3パネル)
10 枠本体
20 上側枠(第1部分)
22主柱(主柱)
23 小口(主柱の長手方向の第1端部)
23a凹溝
23b袋小路孔
24 表側小端
25切欠き段差部(第5凹部、第5凸部)
25a 段差面
26 裏側小端
28連結梁(連結梁)
30 第1蟻形ほぞ(蟻形ほぞ、第1蟻形ほぞ)
30a 低ほぞ部
30bネジ孔
31 一対の側面
32 第2蟻形ほぞ(蟻形ほぞ、第2蟻形ほぞ)
34 切欠き(切欠き)
40 下側枠(第2部分)
42 主柱(主柱)
43 小口
44 表側小端
45 切欠き段差部(第6凸部、第6凹部)
45a 段差面
45b 袋小路孔
46 裏側小端
49 下側角材(第1端部梁)
50 第3蟻形ほぞ(蟻形ほぞ、第2蟻形ほぞ)
70アジャスタボルト(伸縮部、アジャスタボルト)
72 軸部
74 受部(アジャスタボルトの軸線方向の第2端部)
74a貫通孔
76ナット
78取付金具
78a金具本体
78a’ 貫通孔
78b座金
78b’ 貫通孔
90 上側角材(第2端部梁)
CS天井面
FS床面
W 壁面(壁面)
PS板バネ(保持部、板バネ)
Pps1平面部
Pps2 平面部
Cps湾曲状部
hp 貫通孔
cl 隙間
d 所定量
Ln 切欠きの長さ
wu U字幅
La1 縦寸法
La2 横寸法
SLa 実溝
Dga 蟻形溝
Lga 蟻形溝の長さ寸法
SLb 実溝(第1凹部、第4凹部)
SP雇い実(第2凸部、第3凸部)
Dgb1 蟻形溝(蟻形溝)
Dgb2 蟻形溝(蟻形溝)
Lgb 蟻形溝の長さ寸法

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 大日本印刷株式会社の「 化粧材」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】視覚効果及び触感により複雑かつ高度な意匠性を有する化粧材を提供する。【解決手段】基材1の一方の面側に、特定方向Dに沿って設けられた凸条部2と、複数の点状の突起3aからなる突起群3とを備え、凸条... 詳細

  • 大日本印刷株式会社の「 化粧シート及び化粧ボード」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】優れた意匠性を発現する。【解決手段】化粧シート20は、基材21と、基材21上に設けられた模様部30と、を備える。模様部30は、第1方向d1に延びる複数の第1線状部31と、第1方向d1に非平行な... 詳細

  • 大日本印刷株式会社の「 浮造調木目化粧材」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】視覚効果及び触感により本物の木材に近い意匠性を有し、製造納期が短く、且つ、安価である浮造調木目化粧材を提供する。【解決手段】基材1と、基材1の一方の面側に設けられた第1凸状部2と、基材1の一方... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ