図面 (/)

技術 フレキソ印刷インキ組成物、インキ層、および印刷物

出願人 サカタインクス株式会社
発明者 佐藤直人
出願日 2019年6月10日 (1年6ヶ月経過) 出願番号 2019-107687
公開日 2020年2月13日 (10ヶ月経過) 公開番号 2020-023663
状態 未査定
技術分野 インキ、鉛筆の芯、クレヨン 積層体(2) 印刷方法
主要キーワード 架橋ポリアクリル酸エステル 水性ポリカルボジイミド ハンドプルーファー アニオン性ポリエステル 水性フレキソ印刷 片艶クラフト紙 グラビア印刷物 カーボネート系ウレタン樹脂
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年2月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

ソフトな触感(しっとり感)、レベリング性、および耐ブロッキング性を十分に備えたフレキソ印刷インキ組成物を提供すること。

解決手段

フレキソ印刷インキ組成物であって、前記インキ組成物は、水分散性ポリウレタン樹脂および水分散性アクリロニトリルブタジエン樹脂からなる群より選ばれる1つ以上の水分散性樹脂ウレタン樹脂ビーズおよびアクリル樹脂ビーズからなる群より選ばれる1つ以上の樹脂ビーズ、ならびに水性媒体を含み、前記水分散性樹脂は、破断伸度が1000〜1800%であり、前記樹脂ビーズは、平均粒子径が12μm以下、かつガラス転移温度が−15℃以下であり、前記インキ組成物中の固形分において、前記樹脂ビーズの割合は、20〜70質量%であるフレキソ印刷インキ組成物。

概要

背景

従来、プラスチック製の自動車内装部品家庭用品OA機器電気製品建築材料包装用フィルムの用途で、その表面に独特触感(しっとり感)を付与すべく、種々の塗料被覆材またはその表面改質方法などが開発されている(特許文献1〜3)。

概要

ソフトな触感(しっとり感)、レベリング性、および耐ブロッキング性を十分に備えたフレキソ印刷インキ組成物を提供すること。フレキソ印刷インキ組成物であって、前記インキ組成物は、水分散性ポリウレタン樹脂および水分散性アクリロニトリルブタジエン樹脂からなる群より選ばれる1つ以上の水分散性樹脂ウレタン樹脂ビーズおよびアクリル樹脂ビーズからなる群より選ばれる1つ以上の樹脂ビーズ、ならびに水性媒体を含み、前記水分散性樹脂は、破断伸度が1000〜1800%であり、前記樹脂ビーズは、平均粒子径が12μm以下、かつガラス転移温度が−15℃以下であり、前記インキ組成物中の固形分において、前記樹脂ビーズの割合は、20〜70質量%であるフレキソ印刷インキ組成物。なし

目的

本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、ソフトな触感(しっとり感)、レベリング性、および耐ブロッキング性を十分に備えたフレキソ印刷インキ組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

フレキソ印刷インキ組成物であって、前記インキ組成物は、水分散性ポリウレタン樹脂および水分散性アクリロニトリルブタジエン樹脂からなる群より選ばれる1つ以上の水分散性樹脂ウレタン樹脂ビーズおよびアクリル樹脂ビーズからなる群より選ばれる1つ以上の樹脂ビーズ、ならびに水性媒体を含み、前記水分散性樹脂は、破断伸度が1000〜1800%であり、前記樹脂ビーズは、平均粒子径が12μm以下、かつガラス転移温度が−15℃以下であり、前記インキ組成物中の固形分において、前記樹脂ビーズの割合は、20〜70質量%であることを特徴とするフレキソ印刷インキ組成物。

請求項2

架橋剤を含むことを特徴とする請求項1記載のフレキソ印刷インキ組成物。

請求項3

離型剤を含むことを特徴とする請求項1または2記載のフレキソ印刷インキ組成物。

請求項4

請求項1〜3のいずれかに記載のフレキソ印刷インキ組成物から形成されることを特徴とするインキ層

請求項5

請求項4記載のインキ層が基材上に設けられていることを特徴とする印刷物

請求項6

インキ層は、塗着量が3g/m2以下であることを特徴とする請求項5記載の印刷物。

技術分野

0001

本発明は、フレキソ印刷インキ組成物インキ層、および印刷物に関する。

背景技術

0002

従来、プラスチック製の自動車内装部品家庭用品OA機器電気製品建築材料包装用フィルムの用途で、その表面に独特触感(しっとり感)を付与すべく、種々の塗料被覆材またはその表面改質方法などが開発されている(特許文献1〜3)。

先行技術

0003

特開2007−211151号公報
特開2009−227707号公報
特開平9−118734号公報

発明が解決しようとする課題

0004

近年、上記の用途のほか、段ボール紙袋などの包装材包装容器)の分野においても、当該包装材の美粧化や機能化を目的として、上記のようなソフトな触感(しっとり感)を付与できるインキ組成物が要求されている。とくに、当該分野では、水性インキ組成物を用いたフレキソ印刷が主流であるため、この印刷方法に適用できるインキ組成物が切望されている。

0005

また、フレキソ印刷インキ組成物としては、良好な印刷適性レベリング性)を有し、かつ、実使用を考慮した場合、印刷物の印刷面(インキ層)同士が接着ブロッキング)しないような耐ブロッキング性が要求される。

0006

このように、上記のソフトな触感(しっとり感)、レベリング性、および耐ブロッキング性を十分に備えたフレキソ印刷インキ組成物は未だ見出されていないのが現状であった。

0007

本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、ソフトな触感(しっとり感)、レベリング性、および耐ブロッキング性を十分に備えたフレキソ印刷インキ組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

すなわち、本発明は、フレキソ印刷インキ組成物であって、前記インキ組成物は、水分散性ポリウレタン樹脂および水分散性アクリロニトリルブタジエン樹脂からなる群より選ばれる1つ以上の水分散性樹脂ウレタン樹脂ビーズおよびアクリル樹脂ビーズからなる群より選ばれる1つ以上の樹脂ビーズ、ならびに水性媒体を含み、前記水分散性樹脂は、破断伸度が1000〜1800%であり、前記樹脂ビーズは、平均粒子径が12μm以下、かつガラス転移温度が−15℃以下であり、前記インキ組成物中の固形分において、前記樹脂ビーズの割合は、20〜70質量%であるフレキソ印刷インキ組成物、に関する。

0009

また、本発明は、前記フレキソ印刷インキ組成物から形成されるインキ層、に関する。

0010

また、本発明は、前記インキ層が基材上に設けられている印刷物、に関する。

発明の効果

0011

本発明のフレキソ印刷インキ組成物における効果の作用メカニズムの詳細は不明な部分があるが、以下のように推定される。ただし、本発明は、この作用メカニズムに限定して解釈されなくてもよい。

0012

本発明のフレキソ印刷インキ組成物は、水分散性ポリウレタン樹脂および水分散性アクリロニトリル−ブタジエン樹脂からなる群より選ばれる1つ以上の水分散性樹脂、ウレタン樹脂ビーズおよびアクリル樹脂ビーズからなる群より選ばれる1つ以上の樹脂ビーズ、ならびに水性媒体を含み、前記水分散性樹脂は、破断伸度が1000〜1800%であり、前記樹脂ビーズは、平均粒子径が12μm以下、かつガラス転移温度が−15℃以下であり、前記インキ組成物中の固形分において、前記樹脂ビーズの割合は、20〜70質量%である。前記水分散性樹脂は、破断伸度が1000〜1800%であり、かつ前記樹脂ビーズは、ガラス転移温度が−15℃以下であるため、本発明のインキ層は、柔らかい感触を有するものと推定される。また、前記樹脂ビーズは、平均粒子径が12μm以下の小粒径であるため、グラビア印刷物(インキ層)などと比較して薄い膜厚塗着量)を有するフレキソ印刷物(インキ層)に、ソフトな触感(しっとり感)を付与できるものと推定される。よって、本発明のフレキソ印刷インキ組成物は、これらの成分を所定量含むため、ソフトな触感(しっとり感)、レベリング性、および耐ブロッキング性をバランスよく有する。

0013

本発明のフレキソ印刷インキ組成物は、少なくとも、水分散性ポリウレタン樹脂および水分散性アクリロニトリル−ブタジエン樹脂からなる群より選ばれる1つ以上の水分散性樹脂、ウレタン樹脂ビーズおよびアクリル樹脂ビーズからなる群より選ばれる1つ以上の樹脂ビーズ、ならびに水性媒体を含む。

0014

<水分散性樹脂>
本発明の水分散性樹脂は、樹脂エマルジョンであり、樹脂の破断伸度が1000〜1800%である。前記水分散性樹脂は、フレキソ印刷インキ組成物のソフトな触感(しっとり感)および耐ブロッキング性を向上させる観点から、破断伸度が1100%以上であることが好ましく、そして、1700%以下であることが好ましい。なお、破断伸度は、通常、前記水分散性樹脂の皮膜(膜厚200μm、ダンベル状試験片(3号)の形状)を、JIS−K−6301に準じて、引張速度100mm/minで測定して求められる。前記水分散性樹脂は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。

0015

前記水分散性ポリウレタン樹脂は、アニオン性カチオン性ノニオン性のいずれも使用できるが、アニオン性が好適である。また、前記水分散性ポリウレタン樹脂は、ポリエステル系ポリウレタン樹脂ポリエステルポリエーテルウレタンポリウレタン樹脂が好適である。

0016

前記水分散性ポリウレタン樹脂としては、例えば、「インプラニールLP−R」(住化コベストロウタン(株)製、スルフォン酸基含有水性ポリエステル系ポリウレタン樹脂)、「バイボンド登録商標)PU407」(住化コベストロウレタン(株)製、アニオン性/非イオン性ポリエステル系ポリウレタン樹脂)、「スーパーフレックス300」(第一工業製薬(株)製、アニオン性ポリエステルポリエーテル系ウレタン樹脂)、スーパーフレックス740(第一工業製薬(株)製、アニオン性エステル系ポリウレタン樹脂)、DAOTAN(登録商標)TW6491(ダイセルオルクス(株)製)、DAOTAN(登録商標)TW6495(ダイセル・オルネクス(株)製)などが挙げられる。

0017

前記水分散性アクリロニトリル−ブタジエン樹脂は、1,3−ブタジエンと、アクリロニトリルと、必要に応じ、1,3−ブタジエンおよびアクリロニトリルと共重合可能な他の単量体とを含む単量体組成物を、乳化重合して得られる樹脂エマルジョンである。前記他の単量体としては、例えば、アルケニル芳香族単量体、アクリロニトリル以外のシアン化ビニル単量体不飽和カルボン酸単量体不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体ヒドロキシアルキル基を含有する不飽和単量体不飽和カルボン酸アミド単量体などが挙げられる。

0018

前記水分散性アクリロニトリル−ブタジエン樹脂としては、例えば、「サイアテックスNA−106」、「サイアテックス NA−13」(いずれも日本エイアンドエル(株)製、変性水分散性アクリロニトリル−ブタジエン樹脂)などが挙げられる。

0019

<樹脂ビーズ>
本発明の樹脂ビーズは、ウレタン樹脂ビーズおよびアクリル樹脂ビーズからなる群より選ばれる1つ以上であり、かつ平均粒子径が12μm以下、かつガラス転移温度が−15℃以下である。前記樹脂ビーズは、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。

0020

前記樹脂ビーズは、フレキソ印刷インキ組成物のソフトな触感(しっとり感)および耐ブロッキング性を向上させる観点から、平均粒子径が、10μm以下であることが好ましく、8μm以下であることがより好ましく、そして、ソフトな触感(しっとり感)を向上させる観点から、1μm以上であることが好ましく、2μm以上であることがより好ましい。なお、平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置によって求められ、通常、体積基準粒度分布メジアン径(d50)により算出される。

0021

前記樹脂ビーズは、フレキソ印刷インキ組成物のソフトな触感(しっとり感)および耐ブロッキング性を向上させる観点から、ガラス転移温度が、−14℃以下であることが好ましく、−16℃以下であることがより好ましい。前記樹脂ビーズは、ガラス転移温度の下限値が限定されるものではないが、例えば、−60℃以上、−50℃以上が例示できる。なお、ガラス転移温度は、示差走査熱量測定DSC)によって求められ、通常、ガラス転移が起こる温度範囲中点により算出される。

0022

前記ウレタン樹脂ビーズとしては、例えば、「アートパールシリーズ」、「アートパールJBシリーズ」(以上、根上工業(株)製)、「ダイミックビーズUCNシリーズ」(大日精化工業(株)製)などが挙げられ、前記アクリル樹脂ビーズとしては、例えば、「AFX−8」(積水化成品工業(株)製)などが挙げられる。

0023

<水性媒体>
本発明の水性媒体は、イオン交換水蒸留水工業用水などの水を主成分とする媒体であるが、例えば、有機溶媒を含有する水性媒体であってもよい。前記有機溶媒としては、水と混和性を有するものであればよく、例えば、アルコール系溶媒グリコール系溶媒グリコールエーテル系溶媒ケトン系溶媒などが挙げられる。前記水性媒体は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。

0024

以下に、本発明のフレキソ印刷インキ組成物に含まれる各成分の割合について説明する。

0025

本発明のフレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)において、前記水分散性樹脂の割合は、フレキソ印刷インキ組成物のレベリング性を向上させる観点から、30質量%以上であることが好ましく、40質量%以上であることがより好ましく、そして、フレキソ印刷インキ組成物のソフトな触感(しっとり感)を向上させる観点から、80質量%以下であることが好ましく、75質量%以下であることがより好ましい。

0026

本発明のフレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)において、前記樹脂ビーズの割合は、20〜70質量%である。本発明のフレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)において、前記樹脂ビーズの割合は、フレキソ印刷インキ組成物のソフトな触感(しっとり感)を向上させる観点から、25質量%以上であることが好ましく、そして、フレキソ印刷インキ組成物のレベリング性を向上させる観点から、60質量%以下であることが好ましく、55質量%以下であることがより好ましい。

0027

本発明のフレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)において、前記水分散性樹脂と前記樹脂ビーズの合計の割合は、70質量%以上であることが好ましく、75質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることがより好ましい。

0028

前記水性媒体の割合は、フレキソ印刷インキ組成物中、30〜90質量%であることが好ましく、40〜80質量%であることがより好ましい。

0029

本発明の水性フレキソ印刷インキ組成物には、耐ブロッキング性を向上させる観点から、架橋剤を含んでいてもよい。前記架橋剤としては、前記水性媒体中に分散、乳化、あるいは溶解でき、前記水性媒体中で架橋反応を進行できる架橋剤であればよく、好ましくは、前記水分散性樹脂および/または前記樹脂ビーズと反応性を有する官能基を有する架橋剤である。前記官能基としては、例えば、カルボジイミド基オキサゾリン基ブロックイソシアネート基などが挙げられる。前記架橋剤は、2種以上を組み合わせて用いることができる。

0030

前記カルボジイミド基を有する架橋剤としては、分子中に2つ以上のカルボジイミド基を有しているものであれば特に限定されず、例えば、p−フェニレンビス(2,6−キシリルカルボジイミド)、テトラメチレン−ビス(t−ブチルカルボジイミド)、シクロヘキサン−1,4−ビス(メチレン−t−ブチルカルボジイミド)などのカルボジイミド基を有する化合物や、カルボジイミド基を有する重合体であるポリカルボジイミドなどが挙げられる。これらの中でも、取り扱い易さから、ポリカルボジイミドが好ましい。

0031

前記オキサゾリン基を有する架橋剤としては、分子中に2つ以上のオキサゾリン基を有しているものであれば特に限定されず、例えば、2,2’−ビス(2−オキサゾリン)、1,2−ビス(2−オキサゾリン−2−イルエタン、1,4−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ブタン、1,8−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ブタン、1,4−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)シクロヘキサン、1,2−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン、1,3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼンなどの脂肪族あるいは芳香族を含むビスオキサゾリン化合物由来骨格を有するポリマー;2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキサゾリンなどの付加重合性オキサゾリン化合物を構成単位とするポリマーなどが挙げられる。

0032

前記ブロックイソシアネート基を有する架橋剤としては、分子中に2つ以上のイソシアネート基を有する化合物において、当該イソシアネート基をブロック化剤ブロックしたものであれば特に限定されない。前記分子中に2つ以上のイソシアネート基を有する化合物としては、例えば、トリレンジイソシアネートキシリレンジイソシアネートジフェニルメタンジイソシアネートテトラメチルキシリデンジイソシアネートイソホロンジイソシアネートヘキサメチレンジイソシアネートリジンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネート、4,4´−メチレンビスシクロヘキシルイソシアネート)、1,3−(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,5−ナフタレンジイソシアネートなどのジイソシアネート基含有化合物;およびこれらジイソシアネート基含有化合物のビウレット体イソシアヌレート体アダクト体アロファネート体などの誘導体などが挙げられる。また、前記ブロック化剤としては、例えば、ジエチルマロネート、3,5−ジメチルピラゾール、ε−カプロラクタムフェノールメチルエチルケトオキシムアルコールなどの化合物が挙げられる。

0033

前記架橋剤を使用する場合、本発明のフレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)において、前記架橋剤の割合は、通常、1質量%以上10質量%以下程度であり、2質量%以上10質量%以下であることが好ましく、とくに、前記水分散性樹脂として前記水分散性アクリロニトリル−ブタジエン樹脂を使用する場合、5質量%以上10質量%以下であることが好ましい。

0034

また、本発明の水性フレキソ印刷インキ組成物には、耐ブロッキング性、耐摩擦性、および耐水耐摩擦性を向上させる観点から、離型剤を含んでいてもよい。前記離型剤としては、例えば、ステアリン酸エステルなどの脂肪酸エステル脂肪酸アミド脂肪酸塩アルキルリン酸エステルアルキルリン酸アミドアルキルリン酸塩アルキルスルホン酸エステルアルキルスルホン酸アミド、アルキルスルホン酸塩シリコーンオイルなどが挙げられる。前記離型剤は、2種以上を組み合わせて用いることができる。

0035

前記離型剤を使用する場合、本発明のフレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)において、前記離型剤の割合は、通常、1質量%以上15質量%以下程度であり、3質量%以上10質量%以下であることが好ましい。

0036

本発明の水性フレキソ印刷インキ組成物には、必要に応じて、上記の成分以外の各種添加剤を使用することができる。各種添加剤としては、例えば、炭酸カルシウムカオリン硫酸バリウム水酸化アルミニウムクレータルクなどの体質顔料無機系微粒子粘着性樹脂アクリル樹脂酢酸ビニル樹脂);レベリング剤シリコーンパウダなどのスリップ剤消泡剤苛性ソーダなどの塩基性化合物マイクロクリスタリンワックスパラフィンワックスポリエチレンワックスポリプロピレンワックステフロン(登録商標)ワックスなどのワックス;などが挙げられる。本発明のインキ組成物のソフトな触感(しっとり感)をより向上させる観点からは、フレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)中に、0.1〜1質量%程度のスリップ剤を配合することが好ましく、また、同様の観点から、フレキソ印刷インキ組成物中の固形分(不揮発分)中に、1〜10質量%程度のワックスを配合することが好ましい。

0037

<水性フレキソ印刷インキ組成物の調製方法
本発明の水性フレキソ印刷インキ組成物を調製する方法としては、特に限定されず、例えば、上記の成分を順番に、あるいは同時に添加して、ビーズミルボールミルサンドミルアトライター、ロールミルパールミル高速攪拌装置ペイントコンディショナーなどで混合して調製することができる。

0038

<インキ層>
本発明のインキ層は、前記水性フレキソ印刷インキ組成物から形成される乾燥皮膜である。具体的には、前記水性フレキソ印刷インキ組成物を、後述する基材にフレキソ印刷機を用いて塗工(印刷)して得られるインキ層(印刷皮膜)である。前記印刷機による印刷条件は、従来公知の条件が適宜採用できる。

0039

前記インキ層の塗着量は、通常、3g/m2以下であることが好ましく、2g/m2以下であることがより好ましい。

0040

<印刷物>
本発明の印刷物は、前記インキ層が基材上に設けられている。前記基材は、アルミ箔などの金属薄膜などの金属;クラフト紙、アート紙、上質紙、和紙、合成紙などの紙;プラスチックのいずれでもよいが、水性フレキソ印刷インキ組成物の対象は、通常、紙が好適である。

0041

以下に本発明を実施例などによって説明するが、本発明はこれらのみに限定されない。

0042

<実施例1〜8、および比較例1〜7>
<水性フレキソ印刷インキ組成物の調製>
表1に示す配合にて、各材料をペイントコンディショナーで混練し、実施例1〜8、および比較例1〜7の水性フレキソ印刷インキ組成物を調製した。なお、表1に記載の数値(配合量)は質量部である。

0043

<印刷物の作成>
上記で得られた実施例1〜8、および比較例1〜7の水性フレキソ印刷インキ組成物を、片艶クラフト紙に、ハンドプルーファー(200L/inch)を用いて展色して、インキ層(塗着量が約1.7g/m2)であるフレキソ印刷を想定した印刷物を得た。また、上記で得られた実施例1〜8、および比較例1〜7の水性フレキソ印刷インキ組成物を、片艶クラフト紙に、メアバー(線径0.15mm)を用いて展色して、インキ層(塗着量が約5g/m2)であるグラビア印刷を想定した印刷物を得た。

0044

上記の実施例および比較例で得られた印刷物について以下の評価を行った。評価結果を表1に示す。

0045

<ソフトな触感(しっとり感)の評価>
上記で得られたフレキソ印刷を想定した印刷物、およびグラビア印刷を想定した印刷物を手で触り、その触感を以下の3段階の基準で評価した。
○:しっとりしたソフトな触感がある。
△:しっとりしたソフトな触感が若干感じられる。
×:ソフトな触感が全く得られない。

0046

<耐ブロッキング性の評価>
耐ブロッキング性の評価は、上記で得られたフレキソ印刷を想定した印刷物(5cm×5cm)の2枚を、35℃・95%RHの条件下で10分間放置したのち、印刷面と印刷面を合わせて、荷重20Nをかけながら35℃・95%RHで30分間放置後に手で剥がし、以下の3段階の基準で評価した。
○:紙剥けせずに剥がせる。
△:紙剥けが若干生じる。
×:印刷面の1/3以上の紙剥けが生じる。

0047

<レベリング性の評価>
レベリング性の評価は、上記のフレキソ印刷を想定した印刷物の作成において、印刷面の状態を、以下の2段階の基準で評価した。
○:筋がなく展色できる。
×:展色時に筋が生じる。

0048

<耐摩擦性の評価>
耐摩擦性の評価は、上記で得られたフレキソ印刷を想定した印刷物の印刷面に、摩擦子として黒布を用い、学振型試験機(大栄科学精器製作所)にて荷重200gで100回数往復し、ビーズの脱落した度合いの程度について、以下の3段階の基準で評価した。
○:ビーズの脱落がほぼない。
△:ビーズが脱落しているが、実用レベルである。
×:ビーズが脱落しており、実用レベルでない。

0049

<耐水耐摩擦性の評価>
耐水耐摩擦性の評価は、上記で得られたフレキソ印刷を想定した印刷物の印刷面に、摩擦子として水に浸漬したカナキンを用い、学振型試験機(大栄科学精器製作所)にて荷重200gで5回数往復し、インキの脱落した度合いの程度について、以下の3段階の基準で評価した。
〇:インキが若干脱落する。
△:インキが脱落する。
×:インキがかなり脱落する。

0050

実施例

0051

表1中、
水分散性ポリウレタン樹脂(1)は、アニオン性ポリエステル・ポリエーテル系ウレタン樹脂(商品名「スーパーフレックス300」、第一工業製薬(株)製、破断伸度が1500%、固形分が30質量%);
水分散性ポリウレタン樹脂(2)は、アニオン性カーボネート系ウレタン樹脂(商品名「スーパーフレックス460S」、第一工業製薬(株)製、破断伸度が790%、固形分が38質量%);
水分散性ポリウレタン樹脂(3)は、アニオン性ポリエステル系ウレタン樹脂(商品名「インプラニールDLP−R」、住化コベストロウレタン(株)製、破断伸度が1600%、固形分が50質量%);
水分散性ポリウレタン樹脂(4)は、アニオン性ポリエステル系ウレタン樹脂(商品名「ハイボンドPU407」、住化コベストロウレタン(株)製、破断伸度が1200%、固形分が40質量%);
水分散性アクリロニトリル−ブタジエン樹脂は、(商品名「サイアテックスNA−106」、日本エイアンドエル(株)製、破断伸度が1570%、固形分が50質量%);
水分散性アクリル樹脂は、アクリル樹脂エマルション(商品名「サイビノールSX313」、サイデン化学(株)製、固形分が44.5質量%);
アクリル樹脂ビーズは、架橋ポリアクリル酸エステル樹脂ビーズ(商品名「AFX−8」、積水化成品工業(株)製、平均粒子径が8μm、ガラス転移温度が−34℃);
ウレタン樹脂ビーズ(1)は、架橋ウレタン樹脂ビーズ(商品名「アートパールP800」(根上工業(株)製、平均粒子径が6μm、ガラス転移温度が−34℃);
ウレタン樹脂ビーズ(2)は、架橋ウレタン樹脂ビーズ(商品名「アートパールC800」(根上工業(株)製、平均粒子径が6μm、ガラス転移温度が−13℃);
ウレタン樹脂ビーズ(3)は、架橋ウレタン樹脂ビーズ(商品名「アートパールP400」(根上工業(株)製、平均粒子径が15μm、ガラス転移温度が−34℃);
スチレン樹脂ビーズは、架橋ポリスチレン(商品名「SBX−6」、積水化成品工業(株)製、平均粒子径が6μm);
架橋剤は、水性ポリカルボジイミド(商品名「カルボジライトV−02」、日清紡ケミカル(株)製、固形分が40質量%);
離型剤は、ステアリン酸エステル(商品名「ノプコ LB−550」、サンノプコ社製、固形分が45質量%);
ワックスは、ポリエチレンワックス(商品名「ケミパールW400」、三井化学(株)製、固形分が40質量%);
水性媒体は、水;
スリップ剤は、商品名「DOWSIL013A」および商品名「DOW ADDITIVE51」(質量比2/48)の水希釈品(固形分が15質量%);を示す。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ