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図面 (8)

課題

トリアゾール含有マクロライド及びケトライド抗生物質、それらを含有する治療的組成物及び1以上の耐性生物によって引き起こされる疾患を治療するための方法の提供。

解決手段

好ましくはソリスロマイシン又はその塩である、医薬組成物による。

概要

背景

エリスロマイシンA(ERY)の発見以来、マクロライド系抗生物質マクロライド)は、幅広い種類の細菌感染治療するための重要な分子クラスとなっている。さらに、マクロライドに関する研究から、いくつかの新世代のマクロライド系抗生物質が発見されている。1つの群は、環構造がC−6ヒドロキシルメチル化によって安定化された、クラリスロマイシン(CLR)クラスの化合物である。別のグループは、15員環アザ類似体であり、そのうち、アジスロマイシン(AZI)は有名なメンバーである。別のグループは、3−デスグリコシル−3−オキソ類似体、別名、ケトライドであり、そのうち、テリスロマイシンTEL)とセスロマイシン(CTH)は有名なメンバーである。しかしながら、他の抗生物質クラスの分子、例えば、ペニシリンセファロスポリンキノロンバンコマイシンなどにも言えることだが、耐性生物世界各地出現している。マクロライド耐性は、日本や韓国などのいくつかの国で現在まん延しているが、これは、過去15年間でのAZIとCLRの濫用が原因である。マクロライド耐性が(遺伝的な関連はないものの)通常はペニシリンG耐性と一緒に生じることも観察されている。例えば、全てのA群レンサ球菌株は、今もなおβ−ラクタム感受性であるが、マクロライド耐性は、とりわけ、アジアと、ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、および東ヨーロッパとで生じている。薬剤耐性A群レンサ球菌によって引き起こされる感染は世界各地で見られ、これらの生物によって引き起こされる生命脅かす感染が見られることもある。さらに、化膿レンサ球菌株は、そのβ−ラクタム感受性を保持しているものの、よりマクロライド耐性になりつつある。米国のレンサ球菌株のほぼ40%がペニシリンとマクロライド系抗生物質の両方に耐性があると推定されている。

実際、治療設備へのTELの導入は、レンサ球菌におけるマクロライド耐性の問題を解決することを目的としたものであると言われている。TELは、ペニシリンおよびエリスロマイシン耐性肺炎レンサ球菌に対して効果的であり、マクロライド−リンコサミド−ストレプトグラミンB(MLSB)耐性の非誘導因子である。しかしながら、多くのマクロライド耐性化膿レンサ球菌遺伝子型に対して活性のあるTELの場合でさえ、耐性種が出現したし、また、出現し続けている。特に、ケトライド耐性種、すわなち、TELに対して耐性があるだけでなく、場合によってはCTHとの交差耐性もある耐性種が世界各地で報告され、ごく最近、ヨーロッパ由来の化膿レンサ球菌において報告された。さらに、TELは、erm(B)A群レンサ球菌(これは、もともとTEL耐性である)に対して活性がない。さらに、TEL毒性が観察されたことにより、この薬物の臨床的有用性が制限された。耐性株の急な出現は、驚くべきことではないかも知れない。低いMICの場合であっても、マクロライド耐性肺炎球菌に対するTELの遊離型AUC/MICを注意深く調べると、その数が25を大きくは上回らなかったことが認められる。したがって、高い確率で耐性発生が起こると予想されるであろう。

さらに、小児用結合型ワクチンは、通常の薬剤耐性肺炎球菌クローンの大部分によって引き起こされる髄膜炎菌血症を劇的に減少させたが、このワクチンに含まれない血清型(19A)の汎耐性株によって引き起こされる重症中耳炎症例の発生が報告されている。したがって、特に子供における、市中気道感染症を引き起こす薬剤耐性肺炎球菌の問題は、このクローンのまん延により、より悪くなる可能性が高い。

リボソームのメチル化に基づく耐性(erm(A)、erm(B))、排出に基づく耐性(mef(A)、mef(E)、mef(I))、および23S突然変異やL4突然変異などのrRNAまたはリボソームタンパク質の突然変異から生じる耐性をはじめとする、いくつかの具体的なマクロライド耐性機構が報告されている。

したがって、新しい抗生物質や抗菌剤が引き続き必要性とされ続けている。さらに、これらの新しい薬剤には、耐性の発生または誘導の可能性が低く、かつ自然発生的な耐性の可能性が低いという特性があることが望ましいであろう。

驚くべきことに、ケトライドをはじめとするトリアゾール含有マクロライドは、多くの生物に対してインビトロおよびインビボで高い活性を示すことが本明細書において発見されている。さらに、本明細書に記載のトリアゾール含有マクロライドは、マクロライド耐性生物とケトライド耐性生物の両方を含む、多くの耐性生物に対してインビトロおよびインビボで高い活性を示すことが発見されている。

概要

トリアゾール含有マクロライド及びケトライド抗生物質、それらを含有する治療的組成物及び1以上の耐性生物によって引き起こされる疾患を治療するための方法の提供。好ましくはソリスロマイシン又はその塩である、医薬組成物による。

目的

実際、治療設備へのTELの導入は、レンサ球菌におけるマクロライド耐性の問題を解決することを目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

クラミジアクラミドフィラ、レジオネラモラクセラ、もしくはナイセリアまたはそれらの組合せによって引き起こされる気道感染症治療剤を含有する医薬組成物であって、前記医薬組成物は、治療有効量の下記式の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含有し、ここで、R10は水素またはアシルであり;XはHであり;かつYはOR7であり;ここで、R7はクラジノシルであるか; ;またはXおよびYは、付加された炭素一緒になってカルバモイルを形成し;Vは、C(O)、C(=NR11)、CH(NR12,R13)、またはN(R14)CH2であり、ここで、N(R14)は、式1および2の化合物のC−10炭素に付加されており;ここで、R11はヒドロキシまたはアルコキシであり、R12およびR13は、各々独立に、水素、ヒドロキシ、アルキルアラルキルアルキルアリール、アルコキシ、ヘテロアルキルアリールヘテロアリールジメチルアミノアルキル、アシル、スルホニルウレイド、およびカルバモイルからなる群から選択され;R14は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アラルキル、アルキルアリール、アルコキシ、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ジメチルアミノアルキル、アシル、スルホニル、ウレイド、またはカルバモイルであり;Wは、H、F、Cl、Br、I、またはOHであり;Aは、CH2、C(O)、C(O)O、C(O)NH、S(O)2、S(O)2NH、C(O)NHS(O)2であり;Bは(CH2)nであり、ここで、nは0〜10の整数であるか、またはBは炭素数2〜10の不飽和炭素鎖であり;かつCは、水素、ヒドロキシ、アルキル、アラルキル、アルキルアリール、アルコキシ、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アミノアリールアルキルアミノアリール、アシル、アシルオキシ、スルホニル、ウレイド、またはカルバモイルである、医薬組成物。

請求項2

Bがアルケニレンである、請求項1に記載の医薬組成物。

請求項3

Vが−C(O)−である、請求項2に記載の医薬組成物。

請求項4

WがHまたはFである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。

請求項5

WがFである、請求項4に記載の医薬組成物。

請求項6

XおよびYが付加された炭素と一緒になってカルバモイルを形成する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医薬組成物。

請求項7

AがCH2であり、Bが(CH2)nであり、かつnが2〜4の整数である、請求項2〜5のいずれか一項に記載の医薬組成物。

請求項8

Cがアリールまたはヘテロアリールである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医薬組成物。

請求項9

Cが3−アミノフェニルまたは3−ピリジニルである、請求項8に記載の医薬組成物。

請求項10

R10が水素である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の医薬組成物。

請求項11

前記化合物がソリスロマイシンまたはその塩である、請求項1に記載の医薬組成物。

請求項12

前記化合物がソリスロマイシンである、請求項1に記載の医薬組成物。

技術分野

0001

関連出願への相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)項の下で、2008年10月24日に出願された米国仮特許出願第61/108,110号、2008年10月24日に出願された米国仮特許出願第61/108,112号、2008年10月24日に出願された米国仮特許出願第61/108,134号、2008年10月24日に出願された米国仮特許出願第61/108,137号、2008年10月24日に出願された米国仮特許出願第61/108,168号、および2009年3月20日に出願された米国仮特許出願第61/162,109号に対する恩典を主張するものであり、これらの各々の開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0002

本明細書に記載の発明は、耐性疾患、または特に、少なくとも一部は1以上の耐性生物によって引き起こされる疾患の治療に関する。特に、本明細書に記載の発明は、トリアゾール含有マクロライドおよびケトライド抗生物質を用いた、耐性疾患、または特に、少なくとも一部は1以上の耐性生物によって引き起こされる疾患の治療に関する。

背景技術

0003

エリスロマイシンA(ERY)の発見以来、マクロライド系抗生物質(マクロライド)は、幅広い種類の細菌感染を治療するための重要な分子クラスとなっている。さらに、マクロライドに関する研究から、いくつかの新世代のマクロライド系抗生物質が発見されている。1つの群は、環構造がC−6ヒドロキシルメチル化によって安定化された、クラリスロマイシン(CLR)クラスの化合物である。別のグループは、15員環アザ類似体であり、そのうち、アジスロマイシン(AZI)は有名なメンバーである。別のグループは、3−デスグリコシル−3−オキソ類似体、別名、ケトライドであり、そのうち、テリスロマイシンTEL)とセスロマイシン(CTH)は有名なメンバーである。しかしながら、他の抗生物質クラスの分子、例えば、ペニシリンセファロスポリンキノロンバンコマイシンなどにも言えることだが、耐性生物が世界各地出現している。マクロライド耐性は、日本や韓国などのいくつかの国で現在まん延しているが、これは、過去15年間でのAZIとCLRの濫用が原因である。マクロライド耐性が(遺伝的な関連はないものの)通常はペニシリンG耐性と一緒に生じることも観察されている。例えば、全てのA群レンサ球菌株は、今もなおβ−ラクタム感受性であるが、マクロライド耐性は、とりわけ、アジアと、ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、および東ヨーロッパとで生じている。薬剤耐性A群レンサ球菌によって引き起こされる感染は世界各地で見られ、これらの生物によって引き起こされる生命脅かす感染が見られることもある。さらに、化膿レンサ球菌株は、そのβ−ラクタム感受性を保持しているものの、よりマクロライド耐性になりつつある。米国のレンサ球菌株のほぼ40%がペニシリンとマクロライド系抗生物質の両方に耐性があると推定されている。

0004

実際、治療設備へのTELの導入は、レンサ球菌におけるマクロライド耐性の問題を解決することを目的としたものであると言われている。TELは、ペニシリンおよびエリスロマイシン耐性肺炎レンサ球菌に対して効果的であり、マクロライド−リンコサミド−ストレプトグラミンB(MLSB)耐性の非誘導因子である。しかしながら、多くのマクロライド耐性化膿レンサ球菌遺伝子型に対して活性のあるTELの場合でさえ、耐性種が出現したし、また、出現し続けている。特に、ケトライド耐性種、すわなち、TELに対して耐性があるだけでなく、場合によってはCTHとの交差耐性もある耐性種が世界各地で報告され、ごく最近、ヨーロッパ由来の化膿レンサ球菌において報告された。さらに、TELは、erm(B)A群レンサ球菌(これは、もともとTEL耐性である)に対して活性がない。さらに、TEL毒性が観察されたことにより、この薬物の臨床的有用性が制限された。耐性株の急な出現は、驚くべきことではないかも知れない。低いMICの場合であっても、マクロライド耐性肺炎球菌に対するTELの遊離型AUC/MICを注意深く調べると、その数が25を大きくは上回らなかったことが認められる。したがって、高い確率で耐性発生が起こると予想されるであろう。

0005

さらに、小児用結合型ワクチンは、通常の薬剤耐性肺炎球菌クローンの大部分によって引き起こされる髄膜炎菌血症を劇的に減少させたが、このワクチンに含まれない血清型(19A)の汎耐性株によって引き起こされる重症中耳炎症例の発生が報告されている。したがって、特に子供における、市中気道感染症を引き起こす薬剤耐性肺炎球菌の問題は、このクローンのまん延により、より悪くなる可能性が高い。

0006

リボソームのメチル化に基づく耐性(erm(A)、erm(B))、排出に基づく耐性(mef(A)、mef(E)、mef(I))、および23S突然変異やL4突然変異などのrRNAまたはリボソームタンパク質の突然変異から生じる耐性をはじめとする、いくつかの具体的なマクロライド耐性機構が報告されている。

0007

したがって、新しい抗生物質や抗菌剤が引き続き必要性とされ続けている。さらに、これらの新しい薬剤には、耐性の発生または誘導の可能性が低く、かつ自然発生的な耐性の可能性が低いという特性があることが望ましいであろう。

0008

驚くべきことに、ケトライドをはじめとするトリアゾール含有マクロライドは、多くの生物に対してインビトロおよびインビボで高い活性を示すことが本明細書において発見されている。さらに、本明細書に記載のトリアゾール含有マクロライドは、マクロライド耐性生物とケトライド耐性生物の両方を含む、多くの耐性生物に対してインビトロおよびインビボで高い活性を示すことが発見されている。

課題を解決するための手段

0009

例示的な一実施形態では、薬学的に許容されるその塩、水和物、溶媒和物エステル、およびプロドラッグを含む、式(I)の化合物が本明細書に記載される。

0010

一態様では、R10は水素またはアシルである。別の態様では、XはHであり;かつYはOR7であり;ここで、R7は単糖または二糖アルキルアリールヘテロアリール、アシル、またはC(O)NR8R9であり、ここで、R8およびR9は、各々独立に、水素、ヒドロキシ、アルキル、アラルキルアルキルアリールヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシジメチルアミノアルキル、アシル、スルホニルウレイド、およびカルバモイルからなる群から選択されるか;またはXおよびYは、付加された炭素と一緒になってカルバモイルを形成する。

0011

別の態様では、Vは、C(O)、C(=NR11)、CH(NR12,R13)、またはN(R14)CH2であり、ここで、N(R14)は、式1および2の化合物のC−10炭素に付加されており;ここで、R11はヒドロキシまたはアルコキシであり、R12およびR13は、各々独立に、水素、ヒドロキシ、アルキル、アラルキル、アルキルアリール、アルコキシ、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ジメチルアミノアルキル、アシル、スルホニル、ウレイド、およびカルバモイルからなる群から選択され;R14は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アラルキル、アルキルアリール、アルコキシ、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ジメチルアミノアルキル、アシル、スルホニル、ウレイド、またはカルバモイルである。

0012

別の態様では、Wは、H、F、Cl、Br、I、またはOHである。

0013

別の態様では、Aは、CH2、C(O)、C(O)O、C(O)NH、S(O)2、S(O)2NH、C(O)NHS(O)2である。別の態様では、Bは(CH2)nであり、ここで、nは0〜10の整数であるか、またはBは炭素数2〜10の不飽和炭素鎖である。別の態様では、Cは、水素、ヒドロキシ、アルキル、アラルキル、アルキルアリール、アルコキシ、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アミノアリールアルキルアミノアリール、アシル、アシルオキシ、スルホニル、ウレイド、またはカルバモイルである。

0014

別の実施形態では、治療有効量の1以上の式(I)の化合物、または様々なその亜属を含む組成物が本明細書に記載される。薬学的組成物は、追加の薬学的に許容される担体希釈剤、および/または賦形剤を含み得る。

0015

別の実施形態では、病原生物集団によって生じる疾患を治療する方法が本明細書に記載される。これらの方法には、本明細書に記載される治療有効量の1以上の式(I)の化合物、または様々なその亜属を、病原生物によって引き起こされる疾患からの救済を必要とするかまたはこのような疾患に苦しむ患者投与する工程が含まれる。

0016

別の実施形態では、医薬品の製造のための使用が本明細書に記載される。医薬品は、本明細書に記載される治療有効量の1以上の式(I)の化合物、もしくは様々なその亜属、または本明細書に記載の1以上のその組成物を含む。これらの医薬品は、病原生物集団によって生じる疾患の治療に好適である。

図面の簡単な説明

0017

pH調整済みブロス中でのMIC測定に基づく、CEM−101、TEL、AZI、およびCLRに対する黄色ブドウ球菌ATCC25923およびL.モノサイトゲネスGDの比較感受性。
ブロス中(左のパネル;pH7.4)またはTHP−1マクロファージによる貪食後(右のパネル)の黄色ブドウ球菌(ATCC 25923)に対するCEM−101およびAZIの短期的な時間−殺菌効果。両方の薬物を、0.7mg/リットル(上のパネル)または4mg/リットル(下のパネル)のいずれかの細胞外濃度で使用した。CEM−101およびAZIのMICは、それぞれ、0.06および0.5mg/リットルであった。値は全て、3回の独立した実験の平均±標準偏差(SD)である(見えない場合、SD棒は記号よりも小さい)。
ブロス中(左のパネル)およびTHP−1マクロファージによる貪食後(右のパネル)の黄色ブドウ球菌(ATCC 25923)に対するCEM−101、TEL、CLR、およびAZIの濃度−効果関係。縦軸は、最初の種菌と比べた24時間での(ブロス)1ml当たりまたは細胞タンパク質1mg(THP−1マクロファージ)当たりのCFUの変化(Δlog CFU)を示す。横軸は、以下のように抗生物質の濃度を示す:(i)上のパネル、ブロス中(左)または培養培地中(右)の重量濃度(mg/リットルで示す) および(ii)下のパネル、pH7.4のブロス中で測定したときのMICの倍数。値は全て、3回の独立した実験の平均±標準偏差(SD)である(見えない場合、SD棒は記号よりも小さい)。曲線当てはめパラメータ大域解析一元配置分散分析)に基づく統計解析;ブロス中のCEM−101とAZIにのみ有意差がある(P=0.04)。関連する薬理学的記述子数値およびその差の統計解析を表1に示す。
食細胞内のL.モノサイトゲネス(EGD株、左のパネル)およびN.ニューモフィラ(ATCC 33153株、右のパネル)に対するCEM−101およびAZIの濃度−効果関係。縦軸は、最初の貪食後種菌と比べた24時間(L.モノサイトゲネス)または48時間(N.ニューモフィラ)での細胞タンパク質1mg当たりのCFUの変化(Δlog CFU)を示す。横軸は、以下のように抗生物質の濃度を示す:(i)上のパネル、重量濃度(mg/リットルで示す);(ii)下のパネル、pH7.4のブロス中で測定したときのMICの倍数。値は全て、3回の独立した実験の平均±標準偏差(SD)である(見えない場合、SD棒は記号よりも小さい)。
37℃でのTHP−1細胞におけるCEM−101と比較子の蓄積(薬物は全て、10mg/リットルの細胞外濃度である)。(A)蓄積の反応速度論(AZI);Cc、細胞内濃度;Ce、細胞外濃度);(B)蓄積に対するCEM−101(黒塗りの記号および実線)およびAZI(白抜きの記号および点線)の培養培地のpHの影響(30分);(C)AZIおよびCEM−101の細胞蓄積に対するモネンシン(50μM;2時間のインキュベーション)、ベラパミル(150μM;24時間のインキュベーション)、またはゲムフィブロジル(250μM;24時間のインキュベーション)の影響。値は全て、3回の独立した測定の平均±標準偏差(SD)である(見えない場合、SD棒は記号よりも小さい)。
細胞内活性:他の抗ブドウ球菌剤を用いた比較研究。THP−1マクロファージ中の細胞内黄色ブドウ球菌(ATCC 25923株)に対する抗生物質の比較用量−静菌応答。棒は、MIC(mg/Lで示す)または細胞外静菌用量を表す。
時間0〜24時間のΔlog CFUの用量応答曲線対数用量で表した、AZI、CLR、およびTELと比べたCEM−101の細胞内活性。

実施例

0018

トリアゾール含有マクロライドおよびケトライドを含む、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、病原生物集団によって引き起こされる様々な疾患を治療するのに有用である。このような病原生物は、種々の疾患および疾患状態を引き起こすことがよく知られている。場合によっては、この疾患または疾患状態が何らかの他の基礎疾患の症状として特徴付け可能なものであり得ることが理解される。このような場合、このような症状(単数または複数)が、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品を用いて治療可能な疾患であることが理解されるべきである。

0019

一実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、市中RTI、例えば、感受性の細菌性病原体および/またはMLSB耐性病原体によって生じるかまたは悪化するものをはじめとする、気道感染症(RTI)を治療するのに有用である。

0020

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、乳児および幼児で起こり得るような、下気道感染症、菌血症、肺炎、中耳炎、結膜炎副鼻腔炎および急性細菌性髄膜炎などの、インフルエンザ菌によって引き起こされる疾患、および特に、インフルエンザ菌b型(Hib)によって引き起こされる疾患を治療するのに有用である。別の実施形態では、疾患には、蜂巣炎骨髄炎喉頭蓋炎、および関節感染症が含まれる。

0021

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、肺炎マイコプラズマ、M.ホミニス、M.ゲニタリウムなどをはじめとするマイコプラズマによって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。肺炎マイコプラズマ、M.ホミニス、M.ゲニタリウム、およびM.フェルメンタンスをはじめとするマイコプラズマと、U.パルブムおよびU.ウレアリチクムをはじめとするウレアプラズマはともに、気道尿生殖路における感染症の原因となり得る。本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品を用いて治療し得る疾患であって、マイコプラズマによって引き起こされ得る疾患の例としては、限定されるものではないが、肺炎マイコプラズマによって引き起こされ得るような非定型肺炎、ヒト原発性非定型肺炎(PAP)、歩く肺炎など、M.ゲニタリウムによって引き起こされ得るような骨盤炎症性疾患、M.ミコイデス、またはミコイデスSC(小コロニー型)の亜種によって引き起こされ得るような牛肺疫(CBPP)などをはじめとする、呼吸障害が挙げられる。本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品を用いて治療し得る疾患であって、ウレアプラズマによって引き起こされ得る疾患の例としては、限定されるものではないが、アミノリシス障害早産障害などが挙げられる。肺炎マイコプラズマは、モリキューテス群の非常に小さい細菌であり、細菌性肺炎の一形態である、マイコプラズマ肺炎を引き起こすことが知られている。M.ホミニスは、に存在する細菌株であり、骨盤炎症性疾患の原因であると考えられている。M.ホミニスは、性的に活発生殖路コロニー形成することが多いことが知られている。この細菌は、中絶後(post−abortal)および出産後(post−partum)の発熱とも関連がある。M.ゲニタリウムは、非淋菌性尿道炎男性患者2人の尿道標本から1980年に最初に単離された。M.ゲニタリウムによる感染はかなり一般的であり、無防備性交渉の間にパートナー間伝染することがある。

0022

別の実施形態では、本明細書に記載の治療的量の1以上の化合物における本明細書に記載の組成物、方法、および医薬品、ここで、治療有効量は、1以上のマイコプラズマ生物および/またはウレアプラズマ生物に対する殺菌活性を示すことができる。別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、マクロライド(ケトライドを含む)に耐性のあるマイコプラズマによって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、TELおよび/またはCTHに耐性のあるマイコプラズマによって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、CLRに耐性のあるマイコプラズマによって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、ドキシサイクリンに耐性のあるマイコプラズマによって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。

0023

マクロライドは、経口製剤として安全かつ認容性であるという利点を有し、その抗細菌活性とは独立した抗炎症特性、および臨床的に類似した疾病を引き起こし得る他の微生物に対する活性を有しているので、これは、成人および子供の肺炎マイコプラズマ気道感染の第1選択の治療であると報告されていることが理解される。ほとんどのマイコプラズマ感染微生物検査では決して確認されないので、これらの特性は、マクロライドを経験的治療に魅力のあるものにもしている。しかしながら、多くのマクロライドには、M.フェルメンタンスおよびM.ホミニスに対する活性がない。さらに、ゲノム中に単一のrRNAオペロンしかなく、インビトロでの23SrRNAのドメインVにおける選択的点突然変異によってリボソームに対するその親和性が低下するので、マクロライド耐性が肺炎マイコプラズマで自然発生する可能性がもっともらしいと言われている。

0024

例えば、最近の出版物により、患者の転帰に対して臨床上の意義を有し得る肺炎マイコプラズマ分離株の10〜33%でマクロライド耐性が出現することが確認された。これらの分離株は、通常、23SrRNAのドメインVにおける突然変異および32〜64μg/mlというエリスロマイシンMICを有することが報告されている。中国上海からの最近の報告では、50例中39例(78%)の肺炎マイコプラズマがマクロライド耐性であると記載された。米国疾病対策センターは、マクロライド耐性でありかつ23S rRNA突然変異を有する、最近の発生からの11症例中3症例(27%)の肺炎マイコプラズマ感染を記載した。さらに、マクロライド耐性肺炎マイコプラズマによる下気道感染を有する、アラバマ州バーニングハム小児患者2人が当初、AZIによる治療に応答せず、数日間の入院を必要としたことが報告されている(Xiao et al.,Emerging macrolide resistance in Mycoplasma pneumoniae in children:detection and characterization of resistant isolates.Pediatr Infect Dis J In Press(2009))。フルオロキノロン耐性は、生殖器マイコプラズマにおいて記載されており(Bebear et al.,In vitro activity of trovafloxacin compared to those of five antimicrobials against mycoplasmas including Mycoplasma hominis and Ureaplasma urealyticum fluoroquinolone−resistant isolates that have been genetically characterized.Antimicrob Agents Chemother44:2557−60(2000);Duffy et al.,Fluoroquinolone resistance in Ureaplasma parvum in the United States.J Clin Microbiol 44:1590−1(2006))、テトラサイクリン耐性は、いくつかの個体群で現在40%を越えている可能性がある(Waites et al.,Mycoplasmas and ureaplasmas as neonatal pathogens.Clin Microbiol Rev 18:757−89(2005))。臨床治療不全と関連するAZI耐性もまた、M.ゲニタリウムにおいて記載されている(Jensen et al.,AZI treatment failure in Mycoplasma genitalium−positive patients with nongonococcal urethritis is associated with induced macrolide resistance.Clin Infect Dis 47:1546−53(2008))。これらの問題にもかかわらず、本明細書に記載のトリアゾール含有マクロライドおよびケトライドは、少なくとも一部は、他の抗菌剤、マクロライド、およびケトライド(例えば、TELやCTH)に耐性のあるマイコプラズマおよび/またはウレアプラズマをはじめとするマイコプラズマおよび/またはウレアプラズマによって引き起こされる、尿道炎や他の尿道および尿生殖路の感染症などの、疾患を治療するのに有用であることが発見された。

0025

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、L.ニューモフィラなどの、レジオネラ種によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。L.ニューモフィラは、在郷軍人病としても知られる、レジオネラ症を引き起こすことが知られている。

0026

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。

0027

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、皮膚・皮膚組織感染症SSSI)などの、ブドウ球菌生物および/またはレンサ球菌生物によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。一変形形態では、SSSIは、複雑性SSSIである。別の変形形態では、SSSIは、非複雑性SSSIである。黄色ブドウ球菌によって引き起こされるかまたは悪化する疾患の例としては、限定されるものではないが、にきび膿痂疹、おでき、蜂巣炎、毛包炎フルンケル、癰、熱傷様皮膚症候群および膿瘍などの軽度の皮膚感染症、ならびに肺炎、髄膜炎、骨髄炎、心内膜炎毒素性ショック症候群TSS)、および敗血症などのより重度のまたは致命的でさえある疾患が挙げられる。

0028

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、淋菌によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。N.ゴノレアによる感染の症状は、感染部位によって異なる。淋菌によって引き起こされるかまたは悪化する疾患の例としては、淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎の両方が挙げられ、これらは、生殖器からの膿性(または状)分泌物、炎症、発赤腫脹排尿障害、および/または排尿時の灼熱感をもたらすことがある。N.ゴノレアによる女性生殖器の感染は、骨盤内炎症性疾患をもたらすことがあり、治療しないでおくと、不妊症をもたらす可能性がある。骨盤内炎症性疾患は、治療しないと、N.ゴノレアを(頸部子宮内膜およびファローピウス管を経て)骨盤腹膜移行させる可能性がある。

0029

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、ナリジクス酸に耐性のある生物をはじめとする、N.メニンジチデスなどの、1以上のナイセリアによって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。ナリジクス酸に対する耐性は、フルオロキノロン対する耐性と相関し得ることが本明細書で理解される。したがって、別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、トリメトプリムスルファメトキサゾールなどのフルオロキノロンに耐性のある、N.メニンジチデスなどの、1以上のナイセリアによって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。N.メニンジチデス感染は、鼻咽頭に起こり得る。

0030

N.ゴノレアは、他の組織中に存在するとき、結膜炎、咽頭炎直腸炎または尿道炎、前立腺炎および精巣炎を引き起こすこともある。例えば、結膜炎は、新生児によく見られることが報告されており、したがって、硝酸銀または抗生物質が、淋病に対する予防策として新生児の眼に適用されることが多い。新生児淋菌性結膜炎は、幼児が産道でN.ゴノレアに曝されたときにかかり、角膜瘢痕化または穿孔をもたらすことがある。播種性N.ゴノレア感染が起こり、心内膜炎、髄膜炎、および/または淋菌性皮膚炎関節炎症候群をもたらすこともある。皮膚炎・関節炎症候群は、関節痛腱滑膜炎、および/または無痛の非掻痒性皮膚炎を伴うことが多い。

0031

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、E.フェカリスをはじめとする腸球菌種によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。腸球菌種は、尿道感染、菌血症、細菌性心内膜炎憩室炎、および髄膜炎などの疾患を引き起こすかまたはこれらの疾患の一因となる。

0032

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、U.パルブム、U.ウレアリチクムなどのウレアプラズマ種によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。U.ウレアリチクムは、非特異的尿道炎(NSU)、不妊症、絨毛羊膜炎死産、早産、ならびに周産期では、肺炎、気管支肺異形性症、および髄膜炎をはじめとする、ヒトにおけるいくつかの疾患と関連することが報告されている。

0033

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、トラコーマ病原体肺炎クラミジアなどをはじめとするクラミジア種によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。淋菌と同様、クラミジアは、感染した臓器または組織によって異なる疾患を引き起こす。クラミジア種は、生殖器疾患を引き起こすことが報告されている。例えば、肺炎クラミジアは、世界各地の気道感染症の重要な病原体としてよく認識されており、市中肺炎の症例のほぼ10%の原因となっている。子宮頸部クラミジア感染子宮頸管炎)は性感染症であり、この疾患に感染した女性の約50〜70%は無症状である。しかしながら、この感染症は、膣性交、肛門性交、および/または口腔性交を通じて感染することがある。無症状の場合でも、検出されないクラミジア感染は、罹患した人のおよそ半数で、骨盤炎症性疾患(PID)に進行することになる。PIDは、子宮、ファローピウス管、および/または卵巣の感染症の総称である。PIDは、生殖器官内での瘢痕化を引き起こし、後に、慢性骨盤痛、困難な妊娠子宮外卵管)妊娠、および他の危険な妊娠合併症をはじめとする、より重度の合併症を引き起こすことがある。さらに、クラミジアに感染した女性は、曝露された場合に、HIVに感染する可能性が最大5倍高いことが報告されている。男性では、クラミジアは、約50%の症例で感染性尿道炎(尿道の炎症)の症状を示すことが報告されている。治療しないでおくと、男性のクラミジアは、睾丸に広がって精巣上体炎を引き起こすことがあり得、この精巣上体炎は、治療されないと、まれに不妊を引き起こすことがある。クラミジアは、男性における前立腺炎の潜在的な原因とも言われている。

0034

クラミジアは、眼疾患、特にクラミジア感染による結膜炎を引き起こすことも報告されている。クラミジア結膜炎またはトラコーマは、かつて世界各地の失明の最も重要な原因であったが、その役割が減少していることが報告されている。新生児も、産道でこの生物に曝露されることによって、出産によるクラミジア眼感染を発症することがある。クラミジアは、特に若い男性において、反応性関節炎などのリウマチ疾患、または関節炎、結膜炎、および尿道炎という三主徴を引き起こすことも報告されている。クラミジアは、周産期感染症を引き起こすことも報告されている。クラミジアを有する母親から生まれる全乳児の半数もが、この疾患に罹って生まれてくることが報告されている。クラミジアは、自然流産;早産;失明に至り得る結膜炎;および肺炎を引き起こすことにより、乳児に影響を及ぼすことがある。クラミジアは、トラコーマ病原体によって引き起こされる、リンパ節およびリンパ管の感染症である、鼠径リンパ肉芽腫などの、他の疾患を引き起こすことも報告されている。鼠径リンパ肉芽腫は、通常、陰部潰瘍および鼠径リンパ節腫れから明らかとなるが、これは、直腸炎(直腸の炎症)、発熱または身体の他の領域のリンパ節の腫れとして発現することもあり得る。

0035

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、肺炎レンサ球菌、化膿レンサ球菌、α溶血性レンサ球菌、ビリダンス群レンサ球菌、ランスフィールドA群およびB群のβ溶血性レンサ球菌(別名、「A群レンサ球菌」および「B群レンサ球菌」)などのレンサ球菌種によって引き起こされるかまたは悪化する疾患を治療するのに有用である。特定のレンサ球菌種は、レンサ球菌性咽頭炎に加えて、髄膜炎、細菌性肺炎、心内膜炎、丹毒、および壊死性筋膜炎(別名、人食いバクテリア感染症)の症例の原因となることも報告されている。医療現場で、最も重要な群は、である。

0036

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、いくつかの病原生物によって引き起こされ得る、菌血症などの血液感染症を治療するのに有用である。

0037

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、市中肺炎(CAP)、市中細菌性肺炎(CABP)などの市中RTI、および院内RTIをはじめとする気道感染症(RTI)、副鼻腔炎、慢性気管支炎、咽頭炎、中耳炎、喘息など、複雑性と非複雑性の両方のSSSIなどをはじめとする皮膚・皮膚組織感染症(SSSI)、尿道炎、淋病、非GC尿道炎、前立腺炎などをはじめとする尿道感染症(UTI)、菌血症などの血液による細菌感染症旅行者下痢症などのような疾患を治療するのに有用である。

0038

前述の実施形態の各々では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、ペニシリン、セファロスポリン、キノロン、バンコマイシン、および/またはマクロライド(TELやCTHなどのケトライドを含む)に耐性のある生物を含む、他の化合物に耐性のある様々な生物によって引き起こされる疾患を治療するのに使用し得ることが理解されるべきである。実例として、本明細書に記載されるのは、AZIおよびTEL耐性肺炎マイコプラズマ、ドキシサイクリン耐性M.ホミニス、およびドキシサイクリン耐性ウレアプラズマ種をはじめとする、臨床的に重要なヒトのマイコプラズマ種およびウレアプラズマ種によって引き起こされる疾患を治療するのに有用な化合物、組成物、方法、および医薬品である。

0039

前述の実施形態の各々では、本方法は、1以上の式(I)の化合物、および/または本明細書に記載の式(I)の様々な亜属のいずれか、および/または前述の化合物のいずれか1つまたは複数の薬学的組成物を投与する工程を含む。化合物(複数可)および/または組成物(複数可)は、少なくとも一部は、本明細書に記載の1以上の生物によって引き起こされる疾患に苦しむまたはこの疾患からの救済を必要とする患者に投与される。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は1以上のマクロライド系抗生物質に対する耐性を示す1以上の生物によって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は1以上のケトライド抗生物質に対する耐性を示す1以上の生物によって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、MRSA、MRSA 300(CA)、VRSA、マクロライド−リンコサミド−ストレプトグラミンB(MLSB)耐性生物、MDR肺炎球菌、肺炎レンサ球菌血清型19A(別名、多剤耐性肺炎球菌血清型19A)、エリスロマイシン耐性化膿レンサ球菌、エリスロマイシン耐性ブドウ球菌、または少なくとも1つのerm(B)、erm(A)、mef(A)、mef(E)、mef(I)、erm(B)+mef(A)、L4、もしくは23Sリボソームタンパク質突然変異、またはその組合せを有する肺炎レンサ球菌から選択される1以上の生物よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は1以上の化膿レンサ球菌よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は1以上の肺炎レンサ球菌よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、化膿レンサ球菌ならびにerm(B)、erm(A)、mef(A)、mef(E)、mef(I)、erm(B)+mef(A)、L4、または23Sリボソームタンパク質突然変異、およびその組合せのいずれか1つまたは複数を有する肺炎レンサ球菌から選択される1以上の生物よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、エリスロマイシン耐性化膿レンサ球菌、ならびに少なくとも1つのerm(B)、erm(A)、mef(A)、mef(E)、mef(I)、erm(B)+mef(A)、L4、または23Sリボソームタンパク質突然変異、およびその組合せを有する肺炎レンサ球菌から選択される1以上の生物よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、少なくとも1つのerm(B)、erm(A)、mef(A)、erm(B)+mef(A)、L4、または23Sリボソームタンパク質突然変異、およびその組合せを有する肺炎レンサ球菌から選択される1以上の生物よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、CLRに耐性のある1以上の生物よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、AZIに耐性のある1以上の生物よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、TELに耐性のある1以上の生物よって引き起こされる。別の実施形態では、疾患は、少なくとも一部は、CTHに耐性のある1以上の生物よって引き起こされる。

0040

前述の実施形態の各々では、本方法は、1以上の式(I)の化合物、および/または本明細書に記載の式(I)の様々な亜属のいずれか、および/または前述の化合物のいずれか1つまたは複数の薬学的組成物を、少なくとも一部は、淋菌(Gonococcus)(例えば、淋菌(Neisseria gonorrhoeae))、マイコプラズマ(例えば、肺炎マイコプラズマ、M.ゲニタリウム、M.フェルメンタンス、およびM.ホミニス)、ウレアプラズマ(U.パルブムおよびU.ウレアリチクムを含む)、モラクセラ属(M.カタラリスを含む)、腸球菌(E.フェカリスを含む)、ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌MSSA、MRSA、MRSA 300、およびVRSAを含む)、レンサ球菌(肺炎レンサ球菌(例えば、血清型19A肺炎レンサ球菌)、エリスロマイシン耐性化膿レンサ球菌、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌、新興TEL耐性β溶血性レンサ球菌、溶血性レンサ球菌(β溶血性レンサ球菌、S.ミティス、およびビリダンス群レンサ球菌を含む)、クラミジア(肺炎クラミジアを含む)、ならびにトラコーマ病原体、インフルエンザ菌、パラインフルエンザ菌レジオネラ菌(例えば、L.ニューモフィラ)、リステリア菌(例えば、L.モノサイトゲネス)、ナイセリア(例えば、N.メニンジチデス)、マイコバクテリウムレプレ、バチルス種コリネバクテリア種、マイクロコッカス種、および嫌気生物から選択される1以上の生物によって引き起こされる疾患に苦しむまたはこのような疾患からの救済を必要とする患者に投与する工程を含む。

0041

CEM−101のような化合物は、TEL感受性分離株に対してTELと比べて同様の活性を示すが、マクロライドおよびケトライド(例えば、TEL)に耐性のある確認されたCAPを含む本明細書に記載の肺炎レンサ球菌のベルギー採集株に見られるような、TEL中間分離株およびTEL耐性分離株に対しては、より低いMICを示すことが思いがけず発見された。本明細書に記載の化合物は、AZI、CLR、ERY、TEL、クリンダマイシン(CLN)、およびシナシッド(登録商標)(SYN)をはじめとする全ての試験されたMLSB−ケトライド剤の中でRTI病原体に対して最も幅広い抗菌スペクトル最良の活性を示し、レボフロキサシンLEV)と同等の抗菌スペクトルと活性を示す。例えば、CEM−101のMIC値は、肺炎レンサ球菌、L.ニューモフィラ、およびインフルエンザ菌について、それぞれ、0.5μg/ml以下および4μg/ml以下であった。

0042

理論に束縛されるものではないが、本明細書に記載の化合物で観察される効力は、少なくとも一部は、本明細書に記載の化合物の細胞内蓄積、細胞内活性、多くのコンパートメントへの高濃度での分布、耐性生物に対する高い活性、低い耐性の可能性および低い耐性誘導、ならびに殺菌活性をはじめとする、これらの化合物の1以上の特徴によるものであり得ると考えられている。驚くべきことに、本明細書に記載の化合物は、PG基質ではないかまたは悪いPGP基質であることが本明細書で分かった。

0043

ケトライドは、マクロライドとは構造的に異なり、(1)3−O−クラジノースを欠き、(2)3−ケト基の存在を含み、かつ(3)本明細書に記載の化合物の場合、細菌リボソームのドメインIIと相互作用する芳香族官能基の存在を含む。マクロライドに共通する他の相互作用に加えて、本明細書に記載の化合物などのケトライドは、2−フルオロへのH結合(存在する場合)、3−オキソ基との相互作用、およびC−11、C−12環状カルバメートに付加されたペンダント芳香族基との相互作用をはじめとする、リボソームとのさらなる相互作用を有すると本明細書で考えられている。理論に束縛されるものではないが、これらの特徴は、本明細書に記載の化合物の耐性生物に対する活性、観察される低い耐性誘導、および/または殺菌活性の一因となり得ると考えられている。

0044

別の実施形態では、マクロライド(ケトライドを含む)耐性生物に対して活性があり、そしてまた、耐性発生の可能性が低い、および/または耐性誘導率が低い化合物が本明細書に記載されている。理論に束縛されるものではないが、これらの化合物は、感染生物のリボソームにより強固に結合すると本明細書で考えられている。さらに、この場合もやはり、理論に束縛されるものではないが、これらの化合物は、感染生物のリボソームにより強固におよび/または他のマクロライドと異なるようにもしくは他のケトライドとすらも異なるように結合すると本明細書で考えられている。特に、本明細書に記載の化合物は、異なる向きでリボソームに結合すると本明細書で考えられている。さらに、本明細書に記載の化合物は、より強固な結合を可能にする、他のマクロライドまたはケトライドとは異なる、リボソームへのさらなる結合部位を有すると本明細書で考えられている。前述の実施形態の各々では、1,2,3−トリアゾールは、本明細書に記載の化合物と他のマクロライドおよびケトライドの結合相互作用の違いの原因であると本明細書で考えられている。

0045

例えば、マクロライド耐性に至る一般的な機序は、23S RNAのドメインVに見られる重要な細菌リボソームヌクレオチド(A2058EC)のErm介在性のメチル化を伴う。このヌクレオチドは、マクロライドデソサミン糖との相互作用を通じたマクロライド系抗生物質のリボソーム結合において主要な役割を果たすことが示された。A2058のメチル化は、デソサミン糖の結合を効果的に妨害し、それにより、細菌リボソームに対するマクロライドの結合親和性を低下させる。マクロライド耐性細菌に対する本明細書に記載の化合物の活性増強の考えられる解釈は、ペンダントアリール−1,2,3−トリアゾリル側鎖を介したさらなるドメインII相互作用から生じる。このさらなる相互作用は、耐性細菌におけるドメインV結合部位での変化を相殺するのに役立つことが示唆されている。さらに、理論に束縛されるものではなく、かつ他のマクロライドまたはケトライドと異なっているが、本明細書に記載の化合物は、リボソームRNAのドメインIIとVの両方に結合することができ、A2063G突然変異のためにドメインV中の結合部位が変化したマクロライド耐性肺炎マイコプラズマに対するインビトロ活性を維持することができると考えられている。例えば、1つのこのような化合物である、CEM−101は、ヒトマイコプラズマに対してTELよりも低いMICを有する。CEM−101は、2つのAZI耐性肺炎マイコプラズマに対するインビトロ活性を0.5μg/mLというMICをもって維持したが、TELの4μg/mLというMICは、他の細菌種に対する感受性を指定するのに使用される1μg/mLというブレイクポイントを超えていた。肺炎マイコプラズマ群全体についてのMIC50とこの2つの耐性分離株についてのMICの違いは、各薬物についての14の2倍希釈で同じであった。それゆえ、CEM−101のインビトロMICのわずかな低下は、少なくとも一部はマイコプラズマによって引き起こされる疾患を治療するときにインビボでより重大である可能性がある。驚くべきことに、CEM−101とCEM−103(101の3−クラジノース)が両方とも、A2058でerm−ジメチル化されたリボソームに対するかなりの結合を示すことも発見された。CEM−103は、3−オキソ基ではなく、3−クラジノースを有するCEM−101のマクロライド類似体であり、それゆえ、1,2,3−トリアゾールが、本明細書に記載の化合物と他のマクロライドおよびケトライドとの結合相互作用の違いに関与するという理論を支持する。

0046

さらに、本明細書に記載の化合物は、耐性の可能性が低いおよび/または耐性の誘導が低い。1段階突然変異耐性、そしてまた多段階耐性への移行において、試験した4つの株のいずれについても、4倍、8倍および16倍のCEM−101のMICに曝露されたときに、これらの株について突然変異体の増殖は観察されなかった。生物による突然変異率は、E.フェシウムについては、<4.0×10−9、黄色ブドウ球菌については、<6.0×10−9および肺炎レンサ球菌については、<6.4×10−8〜<1.4×10−9であった。準阻害濃度抗微生物剤中で継代した時の耐性選択について試験した18の分離株のうち、CEM−101のMIC値の有意な変動(±1log2よりも大きい希釈)は、黄色ブドウ球菌1株、腸球菌3株、肺炎レンサ球菌3株、およびβ溶血性レンサ球菌1株を含む、8つの株で観察されなかった(44.4%)。残りの10株は、4倍(7株)〜8倍(3株)のCEM−101のMICのわずかな増加を示し、抗微生物薬を含まない培地中で3日間連続して毎日継代した後に逆戻りしなかったかまたはMIC値が2倍しか減少しなかった。準阻害濃度で継代したときの耐性選択は、評価した他の薬剤と比べたとき、CEM−101について全体的により少なかった。

0047

別の実施形態では、細胞内で活性のある化合物が本明細書に記載されている。トリアゾール含有マクロライドの細胞内蓄積および細胞内活性は、Pgpまたは多剤耐性タンパク質(MRP阻害剤による影響を受けないことも本明細書で発見された。したがって、本明細書に記載の化合物は、P−糖タンパク質原形質または透過性糖タンパク質、Pgp)の基質ではないまたは悪い基質であると考えられている。Pgpは、いくつかの生物による特定の抗生物質に対する耐性をもたらし得る排出機構であることが理解されており、この機構は、例えば、AZIおよびERYについて、両方の抗生物質がP−糖タンパク質の基質となっているマクロファージにおいて報告されている。したがって、本明細書に記載の化合物が細胞内に蓄積することが分かったのは驚くべきことである。細胞内蓄積に加えて、本明細書に記載のトリアゾール含有マクロライドおよびケトライド化合物が高い細胞内活性を有することが発見されたことは驚くべきことである。本明細書に記載の化合物が、限定されるものではないが、膿瘍をはじめとする、細菌感染で見られるpHなどの、より低いpHで、マクロライドに典型的なタンパク質結合よりも低いタンパク質結合を有することが本明細書で分かったことも驚くべきことである。他のマクロライドやケトライドをはじめとする抗菌剤で通常観察される細胞内活性の欠如は、高いタンパク質結合による、および/または膿瘍に存在するような、細胞内コンパートメントの比較的より低いpHによる可能性があることが理解される。

0048

しかしながら、能動的な排出によって除去されない場合でも、リソソームコンパートメントのpHが低いために、マクロファージにおける、他のマクロライドやケトライドをはじめとする他の抗菌剤の濃度は、疾患を治療するのに有効でない可能性がある。例えば、(黄色ブドウ球菌がその細胞内段階でとどまる)ファゴリソソームに広がる酸性環境は、AZI、CLRおよびTELなどの抗生物質の活性を障害し得る。本明細書に記載の化合物が低いpHでその抗菌活性を保持することが分かったのは予想外のことである。本明細書に記載の化合物の細胞内活性は、標的生物における耐性の迅速かつ完全な根絶、およびおそらくはまた、予防にとっての、重要な決定因子であり得ることが理解される。

0049

効果的な抗微生物療法がないために、細菌が細胞内で生存することになり、これが、細菌のまん延、致命的な治療不全、および慢性的再発性感染症の確立の主因となっている。これらの状況は、L.モノサイトゲネスによる髄膜炎、L.ニューモフィラによるマクロファージの浸潤、ならびに黄色ブドウ球菌による心内膜炎、骨髄炎、および皮膚・皮膚組織感染症をはじめとする、多くの生物によって引き起こされる感染の過程で観察される。

0050

抗生物質の細胞内蓄積は、細菌に対する有効な活性を示すものであると報告されているが、多くの一連のよく使用される抗生物質の薬力学的評価から、細胞内バイオアベイラビリティや感染コンパートメントにおける活性の調節などの他のパラメータも重要であることが明らかになっている。本明細書に記載のトリアゾール含有マクロライドが、TEL、AZI、およびCLRなどの、既知のマクロライドやケトライドと比べて、驚くべきほどの異なる挙動を示すために、本明細書に記載の観察は、これに関してマクロライドで行なわれたこれまでの観察を確認し、敷延するものである。

0051

驚くべきことに、トリアゾール含有マクロライドは、AZIをはじめとする比較子よりもかなり大きい程度に蓄積し、かつより大きな効力(低いE50値およびCs値)を一貫して表す一方で、比較子と同様の最大効力(Emax)を示すことが見出されている。理論に束縛されるものではないが、これは、CEM−101に導入された構造的修飾がもたらす改善が、その作用様式の変化にではなく、薬物動態特性や(感染コンパートメントに広がる物理化学的条件に対するその低下した感受性をはじめとする)内活性の調節に関連することを示すと考えられている。したがって、トリアゾール含有マクロライドは、本質的に静菌的なマクロライド特性を示すが、細胞内環境において比較子よりも良好におよび比較子よりもかなり低い細胞外濃度でこの特性を表す。

0052

理論に束縛されるものではないが、CEM−101などのトリアゾール含有マクロライドの細胞蓄積は、全てのマクロライドに対して想定される弱い有機塩基プロトン捕捉という一般的な機構によってもたらされると考えられているが、それは、蓄積が、AZIと同じように、酸性pHまたはプロトンイオノフォアのモネンシンに曝露することによってほぼ完全に抑制されるからである。酸性の膜結合コンパートメントにおける弱塩基拡散/分離の一般的モデルに基づき、蓄積は、イオン化可能な基の数および非イオン化形態の薬物とイオン化形態の薬物の膜透過性係数の比によって決定される。CEM−101は、2つのイオン化可能な官能基を有するが、アミノフェニルトリアゾールのpKaを計算すると4未満となり、この分子は、中性pHおよびリソソームのpH(約5)でさえも、(CLRやTELと同様に)主としてモノカチオン性であることが示唆される。対照的に、AZIは、pKaが6よりも大きい2つのイオン化可能な官能基を有しており、それゆえに、細胞内でジカチオン性である。しかしながら、CEM−101は、2位にフルオロ置換基を有しており、このために、CLRまたはTELよりも親油性になっているはずである。理論に束縛されるものではないが、CLRまたはTELと比べた非イオン化形態のCEM−101とイオン化形態のCEM−101の透過定数の比は、弱い有機塩基の細胞蓄積のレベルを決定するために、イオン化可能な官能基の数と同じぐらい重要であり得ると考えられている。理論に束縛されるものではないが、CEM−101のより大きい細胞蓄積は、1つには、AZIとは対照的に、(本発明者らの培養条件下でTHP−1マクロファージにより発現される)Pgp介在性の排出に対して感受性がないことが原因であり得ると考えられている。

0053

多くの既知のマクロライドは大量分布することが観察されており、これは、酸性コンパートメント、すなわち、リソソームおよび関連する空胞における拡散/分離によって真核生物細胞内に蓄積するその能力に関連すると考えられている。結果として、既知のマクロライドは、これらのコンパートメントに局在する感染の治療のための候補と考えられてきた。したがって、たくさんのインビトロデータと臨床データの両方に基づき、マクロライドは、レジオネラやクラミジアなどの典型的な細胞内病原体によって引き起こされる感染症を治療するのに好適であると仮定することが可能である。しかしながら、黄色ブドウ球菌またはL.モノサイトゲネスなどの通性細胞内病原体を用いた細胞内活性と細胞外活性の直接的な定量的比較により、既知のマクロライドは、特に、その大きい細胞内蓄積を考慮すると、その抗菌能最低限の部分しか細胞内で発現していないことが示唆される。ファゴリソソームおよび関連する空胞で複製する生物に対するこの最低限に抑えられた抗菌能は、既知のマクロライドの活性を低下させることが知られている酸性pHに関連すると考えられている。別の要因は、L.モノサイトゲネスなどのいくつかの生物が、他の細胞内コンパートメントで実際に複製し得ることである。さらに、AZIなどの特定のマクロライドは、マクロファージからの能動的な排出を受け、これがさらに、準最適な細胞内活性の一因となっている。

0054

対照的に、本明細書に記載のトリアゾール含有化合物の細胞蓄積や細胞内活性は、抗生物質の細胞内薬力学の研究のために開発されたモデルを用いると、ケトライドをはじめとする既知のマクロライドよりも大幅に改善されている。したがって、本明細書に記載の化合物は、そのMICの最大効力を維持しており、かつTEL、AZI、およびCLRと比べて、例えば、ブドウ球菌、リステリア菌、およびレジオネラ菌の細胞内形態に対するより大きい効力を示す。理論に束縛されるものではないが、本明細書に記載のトリアゾール含有化合物のこの改善された細胞内効力は、低いpHでの保持された活性、および幅広い細胞内コンパートメントに分布する能力と相まって、ブドウ球菌、リステリア菌、およびレジオネラ菌に対するより高い内活性の組合せから生じると考えられている。

0055

別の実施形態では、トリアゾール含有マクロライドおよびケトライド化合物は、黄色ブドウ球菌などのブドウ球菌に対する細胞内活性などの、細胞内活性を有する。真核生物細胞内での黄色ブドウ球菌の生存は、感染の持続にとって極めて重要である。ルーチン感受性試験は、通常、細胞外細菌のみに対して決定されるものであり、それゆえ、細胞内生物に対する効力を予測するときに誤解を招く恐れがあることが理解される。別の実施形態では、少なくとも一部は細胞内ブドウ球菌感染によって引き起こされる疾患を治療するための化合物、組成物、方法、および使用が本明細書に記載されている。別の実施形態では、ブドウ球菌感染によって引き起こされる疾患は、市中MRSA(CA−MRSA)、市中肺炎(CA−P)、または皮膚・皮膚組織感染(SSSI)である。黄色ブドウ球菌は病原性の強い株と考えられ、したがって、静菌剤による治療は効果がない可能性があることがさらに理解される。例えば、このような株を治療するとき、再発が問題となることもある。本明細書に記載の化合物が殺菌性でもあり、それゆえ、いずれの症例においても、ブドウ球菌、特に、細胞内ブドウ球菌(例えば、黄色ブドウ球菌)によって引き起こされる疾患を治療するのに有用であることが本明細書で発見されたこと予想外のことである。

0056

別の実施形態では、トリアゾール含有マクロライドおよびケトライド化合物は、L.モノサイトゲネスなどのリステリア菌に対する細胞内活性などの、細胞内活性を有する。別の実施形態では、トリアゾール含有マクロライドおよびケトライド化合物は、N.ニューモフィラなどの、レジオネラ菌に対する細胞内活性などの、細胞内活性を有する。

0057

別の実施形態では、トリアゾール含有マクロライドおよびケトライド化合物は、ライ菌などのマイコバクテリウムに対する細胞内活性を有する。別の実施形態では、限定されるものではないが、ハンセン氏病ハンセン病)をはじめとする、少なくとも一部はライ菌によって引き起こされる疾患を治療するための組成物、方法、および医薬品が本明細書に記載されている。一態様では、これらの組成物、方法、および医薬品は、治療有効量の本明細書に記載の1以上の化合物を含む。別の実施形態では、少なくとも一部は、CLRに耐性のあるライ菌によって引き起こされる疾患を治療するための化合物、組成物、方法、および医薬品が記載されている。例えば、CEM−101は、同じクラスの他の抗生物質、主にCLRおよびTELよりも2〜4倍活性が大きいことが分かっている。これは、黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、および肺炎レンサ球菌の種々のマクロライド耐性病原株に対して活性がある。

0058

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、方法、および医薬品は、治療有効量の本明細書に記載の1以上の化合物を含み、ここで、治療有効量は、細胞内抗菌活性を示すのに有効な量である。

0059

別の実施形態では、殺菌性の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、方法、および医薬品は、治療有効量の本明細書に記載の1以上の化合物を含み、ここで、治療有効量は、インビボでの殺菌活性をはじめとする、殺菌活性を示すのに有効な量である。マクロライドは、通常、静菌性であることが報告されている。静菌化合物は、細菌を死滅させるのではなく、その代わりに、例えば、細菌を死滅させずに細菌の増殖や生殖阻害する。死滅させるのは、殺菌剤によって達成される。身体から微生物を除去するためには、静菌剤が免疫系とともに作用しなければならないことが理解される。静菌性抗生物質は、細菌タンパク質産生DNA複製、または他の細菌細胞代謝の局面を妨害することによるものなどの、いくつかのメカニズムを介して細菌の増殖を制限し得る。対照的に、殺菌性抗生物質は細菌を死滅させ、静菌性抗生物質は、その増殖または生殖を遅くするに過ぎない。ペニシリンは、セファロスポリンと同様に、殺菌剤であり、これらは全て、β-ラクタム抗生物質群に属している。これらは、細胞壁前駆体を破壊することにより殺菌剤のように作用し、溶解をもたらす。さらに、アミノグリコシド抗生物質は、通常、殺菌性であると考えられるが、いくつかの生物に対しては静菌性であり得る。これらは、30sリボソームサブユニット不可逆的に結合することにより作用し、翻訳忠実度を低下させ、不正確タンパク質合成をもたらす。さらに、これらは、mRNAとリボソームタンパク質の複合体の早過ぎる分離により、タンパク質合成を阻害する。最終的な結果は、細菌細胞死である。他の殺菌性抗生物質としては、フルオロキノロン、ニトロフラン、バンコマイシン、モノバクタム、コトリモキサゾール、およびメトロニダゾールが挙げられる。

0060

別の実施形態では、本明細書に記載の化合物、組成物、方法、および医薬品は、治療有効量の本明細書に記載の1以上の化合物を含み、ここで、治療有効量は、1以上の肺炎球菌に対する殺菌活性を示すのに有効な量である。肺炎球菌による耐性は非常に急速に生じることが報告されている。したがって、理論に束縛されるものではないが、静菌剤を用いてこのような疾患を治療するのは、2つの点でうまくいかない可能性があると考えられている。第1に、免疫系が必要なレベルでこの疾患を治す手助けをするようには介入しない可能性があるので、この疾患の進行を静菌剤で止めるだけでは不十分である可能性がある。例えば、いくつかの細菌生物は、細胞内コンパートメントに存在するので、免疫系によって死滅させられない。したがって、治療コースが終わるとすぐに、疾患の急速な再発が起こり得る。第2に、細菌集団の一部が排除される可能性が高いので、残りの集団が、耐性発生について選択される可能性がある。細胞内で活性がある薬剤、および/または細胞内で活性がありかつ殺菌性である薬剤は、このような疾患を治療するのに有効であると本明細書で考えられている。例示的な一実施形態では、標的とされる細菌のMICの20倍の細胞内濃度を達成する本明細書に記載の化合物。全てではないにせよ、ほとんどのマクロライド系抗生物質は、インビトロで殺菌性であるが、インビボでは静菌性でしかないことが報告されている。例えば、以下に記載されるように、化合物の最後の投与の間の時間を延長したとき、汚染微生物数(bioload)の減少レベルは、本明細書に記載のトリアゾール含有化合物では変わらず、殺菌応答を示した。対照的に、TELおよびCLR投与群は、時間間隔を延長したときに、汚染微生物数の増加を示した。したがって、これらの後者2つのマクロライド/ケトライド剤は、より古典的な静菌応答を示した。

0061

別の実施形態では、長い抗生物質投与後効果(post−antibiotic effect)(PAE)を有する化合物、組成物、方法、および医薬品が本明細書に記載されている。別の実施形態では、他の抗菌剤と相乗的な化合物、組成物、方法、および医薬品が本明細書に記載されている。別の実施形態では、他の抗菌剤は、アミノグリコシド抗生物質、セファロスポリン、ならびにジヒドロ葉酸還元酵素およびジヒドロプテロイン酸合成酵素阻害剤、例えば、ゲンタマイシン(GEN)、セフトリアキソン(CRO)、トリメトプリム/スルファメトキサゾール(TMP/SMX)から選択される。

0062

前述の実施形態の各々では、本明細書に記載の化合物、組成物、および方法によって治療可能な疾患は、1以上の以下の生物:黄色ブドウ球菌(ATCC29213、MSSA、MLS−S)、E.フェシウム(ATCC 19434)、K.ニューモニエ(13883)、大腸菌(ATCC 25922)、ネズミチフス菌(ATCC 14028)、肺炎レンサ球菌(ATCC 49619)、化膿レンサ球菌(ATCC 19615)、肺炎レンサ球菌(163、Mef A)、肺炎レンサ球菌(303、ErmB)、黄色ブドウ球菌(MRSA、33591)、インフルエンザ菌(ATCC 49247)、肺炎レンサ球菌(3773、ErmB)、肺炎レンサ球菌(5032)、化膿レンサ球菌(1721)、化膿レンサ球菌(1850)、化膿レンサ球菌(3029)、および化膿レンサ球菌(3262)以外の少なくとも1つの生物によって引き起こされることが理解されるべきである。

0063

別の例示的な実施形態では、XおよびYが付加された炭素と一緒になってC(O)基を形成する、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、XはHであり、YはOR7であり、ここで、R7は、クラジノシルなどの、単糖ラジカルである。別の実施形態では、Wがフルオロである、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になって、限定されるものではないが、プロピレンブチレン、およびペンチレンをはじめとするアルキレン基を形成する、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になってブチレンを形成する、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になってペンチレンを形成する、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になってブチレンを形成し、Cが2−ピリジニルまたはアミノフェニル、例えば、3−アミノフェニルである、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になって、プロピレン、ブチレン、またはペンチレンを形成し、Cがアミノフェニル、例えば、3−アミノフェニルである、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になってペンチレンを形成し、Cが3−ピリジニルまたはベンゾトリアゾールである、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、Cが任意に置換されたアリールまたはヘテロアリール基である、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、Vがカルバモイル基である、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、R10が水素である、式(I)の化合物が本明細書に記載されている。別の実施形態では、XはHであり、YはOR7であり、ここで、R7は、クラジノシルなどの、単糖ラジカルであり、Cは3−ピリジニルまたはベンゾトリアゾリルである。

0064

別の実施形態では、Cは、フェニルハロフェニルハロアルキルフェニル、アミノフェニルなどの任意に置換されたフェニル、2−ピリジニルや3−ピリジニルなどの任意に置換されたピリジニル、任意に置換されたベンゾトリアゾールなどである。

0065

別の実施形態では、AおよびBは一緒になってブチレンまたはペンチレンを形成し、XおよびYは付加された炭素と一緒になってC(O)基を形成する。

0066

別の実施形態では、VがC(O)である、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。別の実施形態では、WがHまたはFである、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。別の実施形態では、AがCH2であり、Bが(CH2)nであり、nが2〜4の整数である、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。別の実施形態では、Cがアリールまたはヘテロアリールである、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。別の実施形態では、Cが3−アミノフェニルまたは3−ピリジニルである、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。別の実施形態では、R10が水素である、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になってブチレンまたはペンチレンを形成し、XおよびYが付加された炭素と一緒になってC(O)基を形成する、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。別の実施形態では、AおよびBが一緒になってブチレンまたはペンチレンを形成し、XおよびYが付加された炭素と一緒になってC(O)基を形成し、WがFである、前述の実施形態のいずれかに記載の化合物が記載されている。

0067

別の実施形態では、抗菌組成物が本明細書に記載されており、ここで、この組成物は、有効量の本明細書に記載の1以上の化合物、および薬学的に許容されるそのための担体、賦形剤、もしくは希釈剤、またはその組合せを含む。

0068

本明細書で使用されるとき、「組成物」という用語は、通常、指定された量の指定された成分を含む任意の産物、および直接的または間接的に、指定された量の指定された成分の組合せから得られる任意の産物を指す。例として、組成物は、1以上の担体、希釈剤、および/または賦形剤を含み得る。本明細書に記載の化合物は、1以上のそのための担体、希釈剤、および/または賦形剤を含む、本明細書に記載の方法のための従来の投薬形態として、治療有効量で製剤化し得る。このような製剤組成物は、本明細書に記載の方法のための幅広い種類の従来の経路により、当該技術分野で認識される製品を利用して、幅広い種類の投薬形式で投与し得る。一般には、Remington’s Pharmaceutical Sciences(第16版、1980)を参照されたい。本明細書に記載の組成物を、本明細書に記載の単離された化合物または本明細書に記載の化合物の塩、溶液、水和物、溶媒和物、およびその他の形態から調製し得ることが理解されるべきである。これらの組成物を、本明細書に記載の化合物の様々なアモルファス、非アモルファス、部分結晶結晶、および/またはその他の形態学的形態から調製し得ることも理解されるべきである。

0069

本明細書で使用される「治療有効量」という用語は、研究者獣医医師または他の臨床医が求めている組織システム動物またはヒトにおける生物学的または医学的応答を誘発する活性化合物または医薬品の量を指し、この生物学的または医学的応答には、治療される疾患または障害の症状の緩和が含まれる。一態様では、治療有効量とは、任意の医学的処置に適用できる妥当ベネフィットリスク比で疾患または疾患の症状を治療または緩和し得る量のことである。しかしながら、本明細書に記載の化合物および組成物の合計日用量は、健全な医学的判断の範囲内において担当医によって決められ得ることが理解されるべきである。任意の特定の患者に対する特定の治療有効用量レベルは、治療される障害およびその障害の重症度;使用される特定化合物の活性;使用される特定組成物;患者の年齢、体重、全体的な健康、性別および食事:投与の時間、投与の経路、および使用される特定化合物の排泄速度;治療の持続期間;使用される特定化合物と組み合わせてまたは同時に使用される薬物;ならびに医学の分野でよく知られている同様の因子をはじめとする種々の因子によって決まるであろう。

0070

一実施形態では、本明細書に記載の化合物は、約1〜約10mg/kg患者体重、約2〜約8mg/kg患者体重、または約4〜約6mg/kg患者体重の用量でヒトに経口投与される。別の実施形態では、成人ヒトの日用量は、約100〜約1,000mgであり、これは、1日1回、1日2回、1日3回などで投与し得る。別の実施形態では、成人ヒトの日用量は、約400〜約600mgであり、これは、1日1回、1日2回、1日3回などで投与し得る。このような用量を、1日1回、1日2回、または1日3回投与し得る。例示的な経口単位投薬量は、50、100、200、および400mg(単回または分割)である。理論に束縛されるものではないが、このような例示的投薬量は、例えば、マクロライド感受性肺炎球菌に関して、本明細書に記載の化合物の殺菌活性を認めるのに十分であり得る、約1μg/mLの血漿レベルを達成するのに十分であると考えられている。本明細書に記載されるように、CEM−101をはじめとする本明細書に記載の化合物は、肺組織などの組織で高濃度に達することが理解される。理論に束縛されるものではないが、CEM−101をはじめとする本明細書に記載の化合物は、マクロライド耐性株、例えば、限定されるものではないが、インフルエンザ菌およびAZIに耐性のあるインフルエンザ菌、AZI、CLR、CTH、および/またはTELのいずれか1つに耐性のある化膿レンサ球菌および肺炎レンサ球菌ならびに本明細書に記載の他の耐性生物をはじめとする株のMICの少なくとも10倍となる組織レベルを達成し得ると本明細書で考えられている。

0071

本明細書に記載の化合物は、本明細書に記載の通りに、または米国特許出願公開第2006/0100164号およびPCT国際公開WO2009/055557号に従って調製することができ、これらの開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0072

簡潔に述べると、トリアゾール含有ケトライドの合成は、CLR(2)からの12−アシル−イミダゾール中間体4(スキームI)の既知の2工程調製から開始される。中間体4は、対応する3−、4−または5−炭素結合アミノアルコールとの反応によって、11,12−環状カルバメート5a−cに変換される。5a−cを塩化トシルで処理すると、トシレート6a−cが得られる。このトシル基をNaN3と置き換えると、対応するアジド化合物7a−cが得られる。クラジノース糖7a−cの8a−8cへの切断は、MeOH中のHClによる処理によって達成される。8a−cの3−ヒドロキシ基のスワン酸化により、対応する保護ケトライド9a−cが得られ、その後、これらをメタノールで脱保護すると、それぞれ、所要アジドケトライド10a−cが得られる。これらのアジド化合物を、ヨウ化銅の存在下、トルエン中60℃で末端置換アルキンと反応させると、対応する4−置換−[1,2,3]−トリアゾール11a−18a、11b−18b、および11c−18cが位置選択的に得られた。

0073

中間体10a−cのアジドは、置換アセチレンとの付加環化反応によって4−置換−[1,2,3]−トリアゾールに変換される。トリアゾール環は、スキームIIの経路Aに示すように、1,4−位置異性体と1,5−位置異性体の混合物を生じさせるアジドとアルキンのヒュゲン1+3付加環化反応によって形成してもよい。あるいは、スキームIIの経路Bに示すように、反応液へのCuI触媒の添加を用いて、1,4−位置異性体を選択的にまたは排他的に生成させるRostovtsevら8の方法に従ってもよい。

0074

トリアゾール環側鎖もCLR環系に組み入れられる。一実施形態では、ブチルアルキル側鎖が選択される。ケトライドシリーズの多くのブチル側鎖類似体により、インビトロのMIC結果に基づく抗菌活性が改善されていることが理解される。中間体7bは、スキームIIIに示すように、銅が触媒する末端置換アセチレンとの環化によって、4−置換−[1,2,3]−トリアゾールに直接的に変換される。19a−eのアセテート保護基をメタノール中のLiOHで除去すると、対応する4−置換−[1,2,3]−トリアゾール20a−eが得られる。

0075

位水素フッ素との置換は、Selectfluor(登録商標)を用いた9bの求電子フッ素化(スキームIV)によって達成される。中間体22のアジド基は、標準的な条件によって、一連の4−置換−[1,2,3]−トリアゾール23a−bに変換される。

0076

スキームI

0077

別の実施形態では、以下の化合物が記載されている。








a米国臨床検査標準委員会。Methodsfor Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria that GrowAerobically,第6版;Approved standard:NCCLS文書M7−A6,2003。

0078

別の実施形態では、以下の化合物が記載されている。

0079

別の実施形態では、以下の化合物が記載されている。

0080

前述の実施形態の各々では、1次スクリーニングパネルは、関連する黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、肺炎レンサ球菌(AZIおよびTELに耐性のある株を含む)からなるものであった。全ての病原体に対するMICを、NCCLS指針の通り、ブロス微量希釈法を用いて決定した。本明細書に記載の化合物、例えば、CEM−101は、それぞれTELの1μg/mLおよび8μg/mLと比べて、肺炎レンサ球菌(3773)に対して0.125μg/mL以下および化膿レンサ球菌(1850)に対して0.5μg/mLというMICを有する極めて強力なものであることが分かった。3−O−クラジノースを含有するCEM−101の類似体である、CEM−103(20c)は、活性が低いことが分かった。非ヘテロ芳香族置換トリアゾール含有ケトライドは活性が低かった。

0081

ケトライドを、黄色ブドウ球菌(29213(Ery−S)と96:11480(Ery−R))、肺炎レンサ球菌(49619(Ery−S)と163および303(Ery−R))ならびにインフルエンザ菌(49247(Ery−S))のエリスロマイシン感受性株(Ery−S)およびエリスロマイシン耐性株(Ery−R)に対して試験した(表1〜3)。ブロス微量希釈法を用いて、臨床検査標準協会(CLSI)の通り、全ての病原体に対する最小阻害濃度(MIC)を決定した。

0082

アルキル側鎖の鎖長は活性に影響を及ぼした(表1)。例えば、3−炭素結合フェニル置換トリアゾール11aは、被験濃度では、Ery−SおよびEry−Rの黄色ブドウ球菌に対する活性が低く、Ery−Rの肺炎レンサ球菌303(ermB)に対しては不活性であったのに対し、対応する4−および5−炭素結合フェニル置換トリアゾール11bおよび11cは、これらの生物に対してより活性があった。同様の傾向は、2−ピリジル置換トリアゾール14a−c、3−アミノ−フェニル置換トリアゾール16a−c、および2,5−ジクロロフェノキシ置換トリアゾール17a−cで観察された。

0083

4−炭素結合2−ピリジル置換トリアゾール14bおよび3−アミノ−フェニル置換トリアゾール16bは、肺炎レンサ球菌303に対して最も高い効力を有し、MIC値は両方ともTELと同程度(≦0.125μg/mL)であった。4−炭素結合3−ピリジル置換トリアゾール15bを含有するケトライドは、この株に対する活性が低かった(MIC64μg/mL)。このシリーズにおいて、抗菌活性は、炭素リンカーを5原子伸長させることにより改善され、例えば、化合物15cの肺炎レンサ球菌303に対するMICは、64μg/mLから4μg/mLに改善された。同様の効果は、黄色ブドウ球菌に対してベンゾトリアゾール含有ケトライド18cでも観察されたが、18cは、肺炎レンサ球菌303に対しては依然として不活性であった。リンカーの長さとトリアゾールの芳香族置換の性質均衡が、マクロライド耐性の肺炎レンサ球菌および黄色ブドウ球菌に対する全体的な活性に影響を及ぼし得ることが理解される。

0084

リンカーの長さと活性の相関はインフルエンザ菌(49247)でも観察されたが、この場合、最も強力なケトライドシリーズは、4−炭素鎖(11b−14b、16b、17b)または5−炭素鎖(15c、18c)のいずれかを介して結合した置換トリアゾールを有していた。興味深いことに、インフルエンザ菌に対する最も強力な芳香族シリーズは、それぞれ、16、2、および8μg/mLというMICを有する、3−、4−または5−炭素リンカー(16a、16b、16c)を有する3−アミノ−フェニルであった。

0085

3位にクラジノースを含有するマクロライドは全て、Ery−Sの肺炎レンサ球菌(49619)に対する活性が高かった(表2)。しかしながら、これらの類似体は、Ery−R株に対してはTELよりも強力でなかった。MICは、対応するケトライドよりも、2−ピリジル、2−アミノフェニルまたは2,6−ジクロロフェニルトリアゾール置換基を有するクラジノース含有類似体で有意に高かった(20a、20c、および20d対14b、16b、および17b)。反対に、抗菌活性は、類似体20b(3−ピリジル)および20e(ベンゾトリアゾール)においてケトをクラジノース基と置き換えることによって、ケトライド類似体15b(3−ピリジル)および18b(ベンゾトリアゾール)で再度確立された。MICは、それぞれ、15bおよび18bの64μg/mLから20bおよび20eの1μg/mLおよび2μg/mLに改善された。同様の活性傾向は、Ery−Rの肺炎レンサ球菌163(MefA)でも観察された。

0086

化合物例



11−N−(4−アジド−ブチル)−6−O−メチル−5−(3−ジメチルアミン−4−デオキシ−6−O−アセチル−glu−コピラノシル)−2−フルオロ−3−オキソ−エリスロライドA、11,12−カルバメート(15mg、0.019mmol)、6−エチニルピリジン−2−イルアミン(4.7mg、0.4mmol)、CuI(1mg、0.005mmol)、およびトルエン(0.2mL)の混合物を70℃に加熱した。16時間後、この混合物を濃縮し、そのままシリカゲルクロマトグラフィー(9:1、クロロホルム:メタノール+1%水酸化アンモニウム)に供すると、14mgの所望の化合物が得られた。MS:C44H66FN7O12、計算値M+=903.5、実測値:M+H+=904.5。

0087

11−N−4−(3−アミノフェニル)−[1,2,3]トリアゾール−1−イル]−ブチル}−5−デソサミニル−3−オキソ−2−フルオロ−エリスロノライドA、11,12−環状カルバメート(CEM−101)。11−N−(4−アジド−ブチル)−6−O−メチル−5−デソサミニル−3−オキソ−2−フルオロ−エリスロノライドA、11,12−カルバメート(17mg、0.023mmol)、3−エチニル−フェニルアミン(5.4mg、0.046mmol)、CuI(1mg、0.005mmol)、およびトルエン(0.2mL)の混合物を70℃に加熱した。16時間後、この混合物を濃縮し、そのままシリカゲルクロマトグラフィー(9:1、クロロホルム:メタノール+1%水酸化アンモニウム)に供すると、17mgの所望の化合物が得られた。MS C43H65FN6O10、計算値M+=844.47、実測値:M+H+=845.5。

0088

11−N−{4−[4−(6−アミノ−ピリジン−2−イル)−[1,2,3]トリアゾール−1−イル]−ブチル}−5−デソサミニル−3−オキソ−2−フルオロ−エリスロノライドA、11,12−環状カルバメート。11−N−(4−アジド−ブチル)−6−O−メチル−5−デソサミニル−3−オキソ−2−フルオロ−エリスロノライドA、11,12−カルバメート(15mg、0.02mmol)、6−エチニル−ピリジン−2−イルアミン(4.7mg、0.4mmol)、CuI(1mg、0.005mmol)、およびトルエン(0.2mL)の混合物を70℃に加熱した。16時間後、この混合物を濃縮し、そのままシリカゲルクロマトグラフィー(9:1、クロロホルム:メタノール+1%水酸化アンモニウム)に供すると、14mgの所望の化合物OP1357が得られた。MS:C42H64FN7O10、計算値M+=845.5、実測値:M+H+=846.5。

0089

11−N−[4−(4−ベンゾトリアゾール−1−イルメチル−[1,2,3]トリアゾール−1−イル)−ブチル]−6−O−メチル−5−O−ダソサミニル−3−オキソ−エリスロノライドA、11,12−カルバメート。11−N−(4−アジド−ブチル)−6−O−メチル−5−O−デソサミニル−3−オキソ−エリスロノライドA、11,12−カルバメート(3mg、0.0039mmol)、1−プロプ−2−イニル−1H−ベンゾトリアゾール(3mg、0.4mmol)、CuI(1mg、0.005mmol)、およびトルエン(0.2mL)の混合物を80℃に加熱した。16時間後、この混合物を濃縮し、そのままシリカゲルクロマトグラフィー(9:1、クロロホルム:メタノール+1%水酸化アンモニウム)に供すると、3mgの所望の化合物が得られた。MS:C44H66N8O10、計算値M+=866.5、実測値:M+H+867.5。

0090

11−N−[4−(4−ベンゾトリアゾール−1−イルメチル−[1,2,3]トリアゾール−1−イル)−ブチル]−6−O−メチル−5−ミカミノシル−3−オキソ−エリスロノライドA、11,12−カルバメート。11−N−(4−アジド−ブチル)−6−O−メチル−5−ミカミノシル−3−オキソ−エリスロノライドA、11,12−カルバメート(3mg、0.004mmol)、1−プロプ−2−イニル−1H−ベンゾトリアゾール(3mg、0.4mmol)、CuI(1mg、0.005mmol)、およびトルエン(0.2mL)の混合物を80℃に加熱した。16時間後、この混合物を濃縮し、そのままシリカゲルクロマトグラフィー(9:1、クロロホルム:メタノール+1%水酸化アンモニウム)に供すると、3mgの所望の化合物が得られた。MS:C44H66N8O11、計算値M+=882.5、実測値:M+H+=883.5。

0091

方法例
実施例。CEM−101のインビトロ活性を、HEp−2細胞において、10の肺炎クラミジア分離株および10のC.トラコマチス株に対するAZI、CLR、TELおよびドキシサイクリンのインビトロ活性と比較する。これらの肺炎クラミジア分離株の50%および90%がCEM−101で阻害されるMICは、0.25μg/ml(範囲:0.25〜1.0μg/ml)であった。C.トラコマチス株の50%および90%が阻害されるMICは、0.25μg/ml(範囲:0.125〜0.5μg/ml)であった。AZI、CLR、TEL、およびドキシサイクリンに対するC.トラコマチスと肺炎クラミジアの両方のMIC90は、それぞれ、0.125、0.06、0.06、0.06μg/mlであった。CEM−101のMICは、分離株間で差がなく、1または2希釈分しか違わず、これは、試験した分離株の広範な地理的分布を考慮すると、とりわけ印象的である。これらの結果は、CEM−101および本明細書に記載の化合物が、C.トラコマチスと、肺炎クラミジアによって引き起こされる気道感染症とを治療するための効果的な抗生物質であることを示している。

0092

実施例。1992年から2006年の肺炎を有する成人と子供の気道から36の肺炎マイコプラズマを採集した。2005年にAL州バーミングハムで子供から回収された2つの分離株は、マクロライド耐性(AZIのMIC、>32μg/ml)であり、これらの株は両方とも、rRNA遺伝子のドメインVにA2063G突然変異を有することが示された。5つのM.ゲニタリウムは、米国分離株(3つの分離株)およびデンマーク分離株(2つ)中に、患者の尿生殖路から得られた標準株を含んでいた。気道または尿生殖路由来の15のM.フェルメンタンスは、米国立衛生研究所のマイコプラズマコレクションおよび1992年から2004年のAL州バーミングハムの患者から得られた。13のM.ホミニスは、1994年から2007年の尿生殖路または創傷の臨床標本から得られた。2つの分離株は、ドキシサイクリン耐性(MIC 8〜16μg/ml)であった。10のウレアプラズマ・パルブムは、2002年から2005年の尿生殖器標本から得られた。7つは、ドキシサイクリン耐性(MIC 4〜16μg/ml)であった。10のU.ウレアリチクムは、1990〜2005年の様々な尿生殖路標本、胎盤または新生児呼吸分泌物から得られた。4つは、ドキシサイクリンに耐性があった(MIC、4〜32μg/ml)。

0093

全てのマイコプラズマおよびウレアプラズマ分離株は、0.5μg/ml未満の濃度のCEM−101で阻害され、このため、試験した化合物全体の中でCEM−101が最も強力となった。CEM−101についての肺炎マイコプラズマのMICは、0.000000063〜0.5μg/mlの範囲で、MIC90=0.000125であり、このため、その活性は、AZIよりも4倍大きく、TELよりも8倍大きいものとなった。LZDは肺炎マイコプラズマに対して不活性であったが、いくつかのM.フェルメンタンスおよびM.ホミニスは、MICが1mg/ml未満であった。AZIおよびTELに関して32μg/mlよりも大きいMICを有する2つのマクロライド耐性MPは、0.5μg/mlのCEM−101で阻害された。CEM−101のMBCは、9つの肺炎マイコプラズマについてのMICよりも16倍大きかったが、これは、この薬物がこの生物に対して静菌性であることを示している。CEM−101は、全てのドキシサイクリン耐性M.ホミニス種およびウレアプラズマ種に対して活性があった。2つのマクロライド耐性肺炎マイコプラズマを除いて、試験したどの種の分離株の中に、CEM−101についての0.063μg/mlよりも大きいMICを有するものはなかった。

0094

MIC試験。抗微生物薬粉末製造元により指示されたように溶解させ、2048μg/mlを含有する1mlアリコートずつ凍結させた。試験した薬物には、CEM−101、AZI、TEL、ドキシサイクリン、レボフロキサシン、およびリネゾリドが含まれていた。各薬物の作業希釈液を、各薬物についての予想MIC範囲に基づいて各アッセイの当日に調製した。連続2倍の抗微生物薬の希釈を、96ウェルマイクロタイタープレート中、ウレアプラズマ種については10Bブロスおよびマイコプラズマ種についてはSP4ブロスにて行なった。肺炎マイコプラズマに対して試験されるマクロライドおよびケトライドについては、これらの強力な薬剤の終点MICを測定するために、希釈を0.000000063μg/mlにまで下げた。既知の濃度の凍結ストック由来の生物を予め温めたブロス中に植菌し、37℃で2時間インキュベートすることにより得られた104〜105CCU/mlの種菌0.175mLを、これらの薬物希釈液に添加した。プレート密封し、大気中37℃で好気的にインキュベートし、薬物を含まない増殖対照において色の変化が検出されるまで毎日調べた。MIC=薬物を含まない対照が最初に色の変化を示す時点で色の変化がないことから明らかになるような生物の代謝が阻害される薬物の最小濃度

0095

品質管理。各分離株の種菌は、連続希釈とプレートカウントによって確認された。比較子となる抗微生物剤のMICの精度を立証するために使用された品質管理株には、肺炎マイコプラズマ(UAB−834)、M.ホミニス(UAB−5155)およびU.ウレアリチクム(UAB−4817)が含まれていたが、これらは全て、3希釈MIC範囲が確立されている継代数の少ない臨床分離株である。

0096

肺炎マイコプラズママクロライドのMIC分布。CEM−101に対して試験した2つを除く全ての分離株は、0.0001μg/mL以下のMICを示した。対照的に、AZIまたはTELに対して試験した分離株の半数よりも多くは、0.0001μg/mL以上のMICを示した。

0097

MBC試験。CEM−101のMBCを決定するために9つの肺炎マイコプラズマを試験した。MICが読み取られる時点で色が変化していなかった各ウェルからのアリコート(30μl)を2.97mLのブロス(1:100希釈)に添加して、薬物が阻害濃度未満に希釈されていることを確認し、生きた生物が検出可能なレベルにまで増殖するのを可能にした。増殖対照を継代培養し、薬物の非存在下で生存可能な生物が存在することを確認した。ブロスを37℃でインキュベートした。MBC=インキュベーションを延長した後にブロス中での色の変化がないことにより増殖がないことが明らかとなる抗微生物薬の濃度。9つの肺炎マイコプラズマのMBCは全て、対応するMICよりも16倍を超えて大きく、これは、CEM−101がこの生物に対して静菌性であることを示している。

0098

実施例。マイコバクテリア増殖停止のインビトロモデルを、ウシ結核菌BCGを用いて開発した。指数関数的に増殖する培養物真空管に移したとき、増殖は続いた。しかしながら、一酸化窒素源(50mM DETA−NO)で処理すると、増殖はすぐに停止した。通気すると増殖が回復した。増殖停止の期間が4時間を超えると、通気によって増殖が回復されるまでにタイムラグが生じた。このタイムラグは、16時間の増殖停止の後に最大となり、この時点では、増殖が回復するまでのラグは24時間であった。理論に束縛されるものではないが、これらのタイムラグは、増殖の完全な停止を達成するのにある移行期間が必要となり、増殖停止から完全に回復するのに別の移行期間が必要となることを示している可能性があると本明細書で考えられている。理論に束縛されるものではないが、DETA−NOによって誘導される増殖停止が、増殖中の細胞と増殖が停止した細胞の両方の速やかな細胞溶解を引き起こした可能性がある嫌気的ショック致死効果から守ることができなかったとも本明細書で考えられている。増殖停止はリファンピシン致死作用に対して何ら効果がなかったが、フルオロキノロン致死性を4〜20倍減らした。モキシフロキサシンおよびガチフロキサシンという2つのフルオロキノロンは、指数関数的に増殖する細胞に関して等しく致死性であるが、モキシフロキサシンは、増殖停止時に活性が2倍大きかった。

0099

実施例。肺炎レンサ球菌、β溶血性レンサ球菌およびビリダンス群レンサ球菌、ブドウ球菌種、および腸球菌に対するCEM−101の高い効力は、標準的な臨床検査標準協会(CLSI)法を用いて行なわれた初期のスクリーニング研究に記載されている。MLSB−ケトライド類を含み得る耐性の機構と発生が急速に増加しつつあるので、野生型(WT)と表現型/遺伝子型が規定された耐性生物サブセットとを試験したときのCEM−101の抗生物質投与後効果(PAE)、殺菌活性(MBCおよび死滅曲線)および潜在的相乗作用を5つの選択された種類の抗微生物剤とともに評価した。CEM−101、TEL、およびCLRのMBC決定では、40(6つの種の群)についてCLSI法を用いた。KCでは、8つの株(6つの種の群)を用いた。PAEを、1時間または2時間の曝露の間、4倍濃度で試験した(5株);TEL対照。薬物相互作用(相乗作用)研究を、チェッカーボード法により、20の株(7つの黄色ブドウ球菌、6つのβ溶血性レンサ球菌および7つの肺炎レンサ球菌)に対して行なった。CEM−101を、各々異なる抗微生物薬群に相当する5つの薬剤(セフトリアキソン、ゲンタマイシン、レボフロキサシン、トリメトプリム/スルファメトキサゾール[TMP/SMX]およびバンコマイシン)と組み合わせた。

0100

抗微生物薬相互作用のカテゴリーへの特徴付けを、以下のように定義した。完全な相乗作用=両方の薬剤のMIC値の4倍以上の減少;部分的相乗作用=一方の薬剤のMIC値の4倍以上の減少およびもう一方の薬剤のMICの2倍低下;相加的=両方の被験薬剤のMIC値の2倍減少;拮抗作用=両方の薬剤のMIC値の4倍以上の増加;ならびに中立=どちらの薬剤のMIC値も減少しないまたは一方の薬剤のMICのわずか2倍の減少または増加。

0101

CEM−101薬物組合せ研究で認められた最も一般的な相互作用カテゴリーは、中立(68回の発生)であり、相加的効果(22)、および部分的相乗作用効果(7)がそれに次いだ。相乗作用は、2つの肺炎レンサ球菌株についてCEM−101およびゲンタマイシンで認められただけであった。CEM−101とゲンタマイシン、セフトリアキソン、TMP/SMX、バンコマイシンおよびレボフロキサシンとの組合せは、肺炎レンサ球菌株を試験したときに、期待できる相互作用(完全/部分的相乗作用または相加的;全ての結果の31%)を示したが、試験した黄色ブドウ球菌および化膿レンサ球菌の中では主に中立の相互作用が多かった。評価した組合せの中に拮抗作用を示すものはなかった。

0102

MBCおよび死滅曲線研究:合計40株(10の肺炎レンサ球菌、10の黄色ブドウ球菌、ならびに各々5つのβ溶血性レンサ球菌、ビリダンス群レンサ球菌、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌[CoNS]および腸球菌)についてMICを試験し、次いで、CLSI法を用いてMBCを決定した(MICおよびMBC範囲、0.008〜16μg/ml)。最初の種菌の99.9%以上を死滅させる被験薬剤の最低濃度をMBC終点と定義した(表2および3)。8つの選択された株に対する時間殺菌活性を、Moody & Knapp,NCCLS M21−A3およびM26−Aに記載の方法に従って、CEM−101、TEL、CLR、およびAZIについて行なった。これらの化合物を2倍、4倍、8倍のMICで試験し、コロニーカウントをT0、T2、T4、T8およびT24で行なった。

0103

CEM−101は、BSA、SAおよびコアグラーゼ陰性ブドウ球菌についての低いMBC/MIC比(≦4);およびTELよりも2倍大きい効力を示した。SA、腸球菌およびいくつかのマクロライド/CLN耐性(R)株は、より高い比を有していた。KCの結果は、TELと比べてCEM−101についてのより速やかでかつより大きい殺菌活性(濃度依存的)を示した。CEM−101/TELのPAE(時間)は、SA(2.3/2.6時間)、SPN(3.0/1.9)、BSA(6.1/3.4)、インフルエンザ菌(3.7/1.2)、M.カタラリス(5.3/4.0)であった。相互作用は、CEM−101が拮抗作用を示さず、主に相加的効果または中立の効果を示す結果となった。CEM−101は、TELよりも大きい速度および程度でいくつかのグラム陽性種に対する殺菌活性を示した。CEM−101のPAEは、グラム陽性株およびグラム陰性株について、それぞれ、2.3〜6.1時間および3.7〜5.3時間であった。相乗作用解析では拮抗作用は見られず、阻害の増強は、CRO、GENおよびTMP/SMXとの組合せで最も著明となった。

0104

CEM−101は、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、肺炎レンサ球菌、化膿レンサ球菌(8倍のMICでのみ)およびビリダンス群レンサ球菌のマクロライド感受性株、ならびにマクロライド耐性化膿レンサ球菌に対する速やかな殺菌活性(≧3log10 CFU/mlの低下)を示した。CEM−101は、TELまたはマクロライドのCLRおよびAZIと比べたとき、CFU/mlのより大きい低下とより速やかな死滅とをもたらした。

0105

CEM−101は、マクロライド感受性レンサ球菌、CoNSおよびマクロライド耐性CLN感受性肺炎レンサ球菌に対して試験したとき、殺菌活性を示した。CEM−101のMBC/MIC比は、黄色ブドウ球菌については高くなることがあるが、いくつかの株は、感受性のある濃度範囲内にとどまるMBC結果を示した。

0106

PAE試験:CraigとGudmundssonにより推奨される方法と一致する確立された方法を用いて、CEM−101およびTELのPAE値を決定した。両方の抗微生物剤を4倍および8倍のMICで各分離株に対して試験した。コロニーカウントを、抗微生物薬曝露の前(T0)および抗微生物薬曝露の1時間または2時間後(T1またはT2)に行なった。抗微生物剤を「徹底的に希釈した」(1:1000)後、濁りが著明になるまで(希釈後最大10時間まで)コロニーカウントを1時間毎に行なって、PAEの長さを決定した。試験したグラム陽性およびグラム陰性病原体は以下の通りであった:黄色ブドウ球菌ATCC29213;インフルエンザ菌ATCC 49247;肺炎レンサ球菌ATCC 49619;化膿レンサ球菌WT(177−1612A);およびM.カタラリスWT(117−10142A)。

0107

2時間曝露した後、CEM−101のPAE(2.3時間)は、4倍のMIC値で黄色ブドウ球菌に対して試験したとき、TEL(2.6時間)と同様であった。8倍のMICに曝露するときに濃度を増加させることにより、CEM−101のPAEは、3.9時間に延長した(データは示さない)。肺炎レンサ球菌および化膿レンサ球菌に対して試験したCEM−101のPAEは、TELの1.9および3.4時間と比べて、それぞれ、3.0時間および6.1時間であった。グラム陰性病原体に対するCEM−101のPAEも、より古いケトライドよりもこの新しい薬剤に有利な結果となった。

0108

本明細書に記載の化合物は、CEM−101(平均PAE、3.8時間)から明らかなように、グラム陽性病原体および一般にCA−RTIおよびuSSSIと関連するグラム陰性病原体(平均PAE、4.5時間)に対して顕著な濃度および曝露依存的PAEを示す。概して、CEM−101のPAEは、TELのPAEよりも長かった。

0109

実施例。クラミジアに対する活性。CEM−101、TEL、AZI、CLR、およびドキシサイクリンを粉末として準備し、製造元の指示に従って可溶化した。アッセイを実施するたびに、薬物懸濁液を新たに作製した。

0110

肺炎クラミジア:試験した肺炎クラミジアの分離株には、標準株(TW 183)、米国起源の肺炎を有する子供および成人由来の9つの分離株(AR39、T2023、T2043、W6805、CWL 029、CM−1)、日本起源の肺炎を有する子供由来の1つの分離株(J−21)、および米国起源のヒト免疫不全ウイルス感染症と肺炎を有する患者の気管支肺胞洗浄標本由来の2つ(BAL15およびBAL16)が含まれていた。

0111

C.トラコマチス:ATCC(E−BOUR、F−IC−CAL3、C−HAR32、J−UW−36、L2434、D−UW−57kx、B−HAR−36)からの標準的な分離株および最近の臨床分離株(N18(子宮頸部)、N19(子宮頸部)、7015(幼児の目))を含む、10のトラコーマ病原体分離株。

0112

インビトロ感受性試験:肺炎クラミジアおよびC.トラコマチスの感受性試験は、96ウェルマイクロタイタープレート中で増殖させたHEp−2細胞を用いて細胞培養で行なった。各ウェルに、103〜104IFU/mlになるよう希釈した試験株0.1mlを植菌し、1,700×gで1時間遠心分離し、35℃で1時間インキュベートした。ウェルを吸引し、1mL当たり1μgのシクロヘキサミドと連続2倍希釈した試験薬とを含有する培地0.2mLを重層した。

0113

2つ1組のプレートに植菌した。35℃で48〜72時間インキュベートした後、培養物を固定し、リポ多糖抗原に対するフルオレセインコンジュゲート抗体(Pathfinder,Kallestad Diagnostics,Chaska,Minn)で含有について染色した。最小阻害濃度(MIC)は、含有が見られなかった最小の抗生物質濃度である。抗生物質を含有する培地を吸引し、リン酸緩衝生理食塩水でウェルを2回洗浄し、抗生物質を含まない培地を添加することにより、最小殺菌濃度(MBC)を決定した。培養物を−70℃で凍結させ、解凍させ、新しい細胞に感染させ、72時間インキュベートした後、上記のように固定および染色した。MBCは、感染後に含有を生じない最小の抗生物質濃度である。試験は全て3回1組で実施した。

0114

この研究の結果は、CEM−101が、他のマクロライドおよびケトライドと同程度のC.トラコマチスおよび肺炎クラミジアに対するインビトロ活性を有することを示した。

0115

実施例。組織分布。CEM−101は、組織によく吸収され、分布した。ラットでは、250mg/kg/dで、CEM−101の平均の肺濃度および肝臓濃度は、血漿中よりも17倍および15倍高かった。肺濃度および肝臓濃度は、サルでは、200mg/kg/d用量で、血漿濃度よりも503倍および711倍高かった。心臓におけるCEM−101濃度は、肺または肝臓で見られるレベルよりも有意に低く、ラットおよびサルでの血漿濃度よりも、それぞれ、5倍および54倍高いレベルであった。

0116

実施例。世界各地からのコレクションからの髄膜炎菌(NM)の侵襲性分離株に対するCEM−101の活性。NMによる鼻咽頭(NP)のコロニー形成は、侵襲性の髄膜炎菌性疾患をもたらすことがある。NPコロニー形成を根絶し、非免疫接触への伝播を防ぐために化学的予防を用いる。本明細書に記載されているのは、NMの侵襲性臨床分離株に対して試験したCEM−101の活性の決定である。62のNM分離株(91.9%血液培養)を南アメリカおよびヨーロッパ(1997〜2008年)の29カ所の医療施設から収集した。株を、CEM−101と、β−ラクタム、フルオロキノロン(FQ)、マクロライドおよび3個の他の群を含む10個の比較子とに対する感受性(S)について、CLSIブロス微量希釈法により試験した。血清学的同定を、血清型(SG)B、C、YおよびW135について行なった。

0117

ペニシリンに対する感受性は82.3%であり、耐性(R)株は検出されなかった。全ての分離株は、セフトリアキソン、AZI、ミノサイクリンおよびリファンピシンに対して感受性であった。分離株はFQに対して感受性であった(≦0.015μg/ml)。しかしながら、13の株は、ナリジクス酸に対する感受性を低下させていた(MIC≧8μg/ml)。これは、FQに対する感受性の減少と相関があり得る。トリメトプリム/スルファメトキサゾール(T/S)に対する耐性は59.7%であった。MLSBクラスの薬剤の中で、CEM−101は、TEL(0.03μg/ml)、AZIおよびCLR(0.12μg/ml)ならびにエリスロマイシン(0.25μg/ml)と比べて最も活性が高かった(MIC90、≦0.015μg/ml)。SGの罹患率(%)は、C(41.7)、B(38.3)、Y(16.7)およびW135(3.3)であった。CEM−101は、MLSB NM株に対して試験されたものの中で最も活性の高い化合物であり(全てのMIC、≦0.06μg/ml)、効力は、他のクラスの薬剤よりも≧2倍〜32倍大きかった。CEM−101は、β−ラクタムおよびT/Sに対して感受性のないNM分離株に対して活性があった。

0118

実施例。多段階法によって耐性化膿レンサ球菌クローンを選択するCEM−101の能力。化膿レンサ球菌はβ−ラクタム感受性を保持するが、マクロライド耐性であることもあると報告されている。TELは、erm(B)を除く全てのマクロライド耐性化膿レンサ球菌遺伝子型に対して活性がある。CEMは、TELよりも2〜4倍活性が大きいことが本明細書で発見されている。本明細書に記載されているのは、様々な耐性型(resistotype)を有する5種の株において化膿レンサ球菌の耐性クローンを選択するCEM、AZI、CLR、TEL、およびCLNの試験された能力である。

0119

1株ずつ以下の通りに試験した:マクロライド感受性、erm(B)、mef(A)、erm(A)、L4リボソームタンパク質突然変異。CLSI大量希釈をMIC試験に用いた。連続的な継代を、準阻害的薬物濃度で各株についてMHB+5%溶解ウマ血清中で毎日行ない、各々の後の継代のために、増殖対照の濁度と一致する、MICよりも1〜2回希釈が少ないチューブからの種菌を採取した。MICが4倍を超えて増加するまで毎日継代を続けた(最大50回の継代)。選択された耐性の安定性を試験するために、薬物を含まない培地中で耐性クローンを10回継代培養した。親株と耐性クローンの同一性をPFGEで確認し、マクロライド耐性の表現型をPCRで同定した。

0120

もとのMIC(μg/ml)は、次の通りであった:CEM−101、0.008〜1;AZI、0.06〜4;CLR、0.03〜4;TEL、0.03〜8;およびCLN、0.06(AZI、CLR、CLNのMICが64μg/mLを上回る1つの株については、試験しなかった)。CEM−101のMICは、5株中3株で18〜43日後に増加し、0.03〜1μg/ml(親株)から0.25〜8μg/ml(耐性クローン)に上昇した。これらのクローンのうちの2つについては、継代を最大50日間続けたとき、MICが0.25μg/mLを超えなかった。AZIでは、試験した4株中3株で5〜35日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.06〜4μg/ml(親株)から1〜>64μg/ml(Rクローン)に上昇した。CLRでは、試験した4株中1株で6日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.5μg/ml(親株)から>64μg/ml(耐性クローン)に上昇した。TELでは、試験した4株中2株で6〜22日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.03〜8μg/ml(親株)から0.25〜>64μg/ml(耐性クローン)に上昇した。CLNでは、試験した3株中2株で34〜43日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.06μg/ml(親株)から0.5〜>64μg/ml(耐性クローン)に上昇した。CEM−101の耐性クローン[親株 erm(A)、L4]の3株中2株では、MICが0.25μg/mLであり、erm(B)を有する1株のみで、CEM−101のMICが1〜8μg/mlに上昇した。

0121

実施例。多段階法によって耐性(R)肺炎球菌クローンを選択するCEM−101の能力。肺炎レンサ球菌の薬物耐性株が世界各地で発生している。CEM−101は、マクロライド耐性肺炎球菌に対してTELよりも2〜4倍活性が大きいことが本明細書で発見されている。本明細書に記載されているのは、様々な耐性型を有する8つの肺炎球菌株において、AZI、CLR、TEL、およびCLNと比べて、CEMが肺炎レンサ球菌の耐性クローンを選択する試験された能力である。

0122

以下のものを1つずつ試験した:マクロライド感受性の、erm(B)、mef(A)、ermB+mefA、erm(A)、L4、L22、および23SrRNAリボソームタンパク質突然変異。CLSI大量希釈をMIC試験に用いた。連続的な継代を、阻害濃度以下の薬物濃度で各株についてMHB+5%溶解ウマ血清中で毎日行ない、各々の後の継代のために、増殖対照の濁度と一致する、MICよりも1〜2回希釈が少ないチューブからの種菌を採取した。MICが4倍を超えて増加するまで毎日継代を続けた(最低14回、最大50回の継代)。選択された耐性の安定性を試験するために、薬物を含まない培地中で耐性クローンを10回継代培養した。親株と耐性クローンの同一性をPFGEで確認し、マクロライド耐性の表現型をPCRで同定した。

0123

もとのMIC(μg/ml)は、次の通りであった:CEM−101、0.004〜1;AZI、0.03〜8;CLA、0.016〜16;TEL、0.004〜0.5;CLI、0.016〜1(MICが64μg/mLを上回るもの、AZIの場合4株、CLRの場合2株、CLNの場合2株については、試験しなかった)。CEM−101のMICは、試験した全8株で14〜43日後に増加した。7株については、MICは、14〜43日で0.004〜0.03μg/ml(親株)から0.06〜0.5μg/ml(耐性クローン)に上昇した。erm(B)+mef(A)を含む8つ目の株については、MICは、18日で1μg/ml(親株)から32μg/ml(耐性クローン)に上昇した。AZIでは、4株中3株で14〜29日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.03〜2μg/ml(親株)から0.5〜>64μg/ml(耐性クローン)に上昇した。CLRでは、6株中5株で14〜29日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.03〜16μg/ml(親株)から16〜>64μg/ml(耐性クローン)に上昇した。TELでは、8株中5株で14〜38日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.004〜0.5μg/ml(親株)から0.06〜>64μg/ml(耐性クローン)に上昇した。CLNでは、5株中2株で14〜43日後に耐性クローンが得られ、MICは、0.03〜0.06μg/ml(親株)から0.25〜>64μg/ml(耐性クローン)に上昇した。CEM−101では、全8株でより高いMICのクローンが得られたが、8株中7株では、CEM−101のMICが0.5μg/mL以下のクローンが得られ、もとのMICが1μg/mLであるerm(B)+mef(A)の1株でのみ、MIC=32μg/mLの耐性クローンが見られた。

0124

実施例。ヒトTHP−1マクロファージを用いた。蓄積を微生物学的アッセイで測定した。用量応答法(AAC 2006;50:841−51)を用いて、貪食された黄色ブドウ球菌(ATCC25923;MIC:CEM−101、0.125mg/L;AZI、0.5mg/L)に対して細胞内活性を決定した。ベラパミル(100μM)およびゲムフィブロジル(250μM)を、それぞれ、P−糖タンパク質およびMRPの阻害剤として用いた(AAC,2007;51:2748−57)。

0125

排出輸送体阻害剤とともにおよび排出輸送体阻害剤なしで、24時間インキュベートした後の蓄積および活性を以下の表に示す。表中、Cc/Ceは、見かけ細胞濃度対細胞濃度比であり、Emaxは、(用量−効果応答実験の非線形回帰シグモイド]から計算された)貪食後種菌と比べた細胞内cfuの最大減少である。

0126

実施例。抗生物質の細胞内活性。食細胞内の黄色ブドウ球菌株ATCC25923に対する抗生物質活性の決定を行なった。食細胞内の黄色ブドウ球菌(ATCC 25923株[MIC:CEM−101、0.125mg/L;AZI、0.5mg/L]に対するCEM−101およびAZIの細胞内活性の調節における能動的排出の影響を評価するために、完全な用量−応答研究を行なった。抗生物質を、(i)その相対的な静菌濃度(Cs)、および(ii)その相対的な最大効力(E)について、24時間で比べた。ベラパミルはAZIの細胞内活性を増加させるが(ゲムフィブロジルは増加させない)、どちらの阻害剤もCEM−101の活性に対してそれほど効果がなく、CEM−101は、AZIとは対照的に、対応する真核生物輸送体の基質ではないことが示唆される。

0127

実施例。抗生物質の細胞蓄積。マクロライドの細胞内含有量を、黄色ブドウ球菌ATCC25923を試験生物として用いて、微生物学的アッセイにより、THP−1マクロファージで測定した。細胞タンパク質を、フォーリンチオカルトビウレット法を用いて並行してアッセイした。総細胞タンパク質含有量を参照してマクロライドの細胞関連含有量を表し、(培養細胞に対して一般に用いられる)5μL/mg細胞タンパク質という変換係数を用いて、見かけの濃度に変換した。

0128

THP−1細胞におけるAZIの細胞蓄積と比べたCEM−101の細胞蓄積をまず測定した(図5(パネルA))。24時間で、両方の抗生物質は細胞内に大量に濃縮されたが、CEM−101の方がより大きい値(Cc/Ce)であった。第2段階で、CEM−101がPgpまたはMRP排出輸送体の基質であるかどうかを調べた(図5(パネルB))。Pgp阻害剤(ベラパミル)またはMRP阻害剤(ゲムフィブロジル)を用いると、ベラパミルによって、AZIの細胞蓄積は有意に増加するが、CEM−101の細胞蓄積の有意な変動は観察されない。

0129

CEM−101の取込みは経時的に線形であり、24時間以内に約375倍の蓄積レベルに達した(AZI、160倍、CLR、30倍、TEL、21倍)。蓄積は、酸性pHまたはプロトンイオノフォアのモネンシンの添加により抑制されたが、ベラパミルまたはゲムフィブロジル(ぞれぞれ、PgpおよびMRPの選択的阻害剤)によって改変されなかった。パネルBは、これらの実験が酸性pHで行なわれたときに、CEM−101とAZIの両方の蓄積が低下し、pHを7から6にしたときに、この変化がほぼ完全に起こったことを示している。パネルCは、多くの弱い有機塩基の細胞蓄積を減少させることが知られているモネンシンも、CEM−101とAZIの両方の蓄積をほぼ完全に抑制したことを示している。対照的に、P−糖タンパク質排出輸送体(Pgp、別名MDR1)の阻害剤であるベラパミルは、CEM−101の蓄積に影響を及ぼすことなく、AZIの蓄積を増加させ、その一方、多剤耐性タンパク質(MRP)および他の有機アニオン輸送体の阻害剤であるゲムフィブロジルは、どちらの化合物にも影響を及ぼさなかった。ベラパミルもゲムフィブロジルもTELまたはCLRの蓄積に影響を及ぼさなかった(データは示さない)。10mg/LのCEM−101とともに1時間インキュベートし、その後、薬物を含まない培地に移した細胞からのCEM−101の排出を調べた。排出は二峰性に進行し、細胞関連薬物の半分は約10分以内に放出され、次いで、数時間のより緩徐な放出期があった(データは示さない)。

0130

実施例。マクロライドは真核生物細胞に蓄積し、細胞内感染の治療に有利であると考えられる。ケトライドは、エリスロマイシン耐性生物に対する活性がある。細胞内形態の黄色ブドウ球菌(S.a.)、リステリア・モノサイトゲネス(L.m.)、およびレジオネラ・ニューモフィラ(L.p.)に対するCEM−101の細胞蓄積および細胞内活性を、AZI、CLR、およびTELと比べて、以下の表に示す。

0131

実施例。抗生物質のMICおよび細胞外活性を中性pHと酸性pHの両方のMHB中で決定した。THP−1マクロファージによって貪食される黄色ブドウ球菌(ATCC25923)に対する細胞内活性を以前に記載された通りに決定した(AAC,2006,50:841−851)。結果を0時間と比べた効力の変化として表した。




1−ブロス(細胞外)または感染マクロファージ(細胞内)で行なわれた最初の貪食後種菌と比べた(用量−効果応答の非線形回帰[シグモイド]から計算された)細胞内cfuの最大減少。2−見かけの静菌効果をもたらす細胞外濃度(mg/Lで示したCs)。用量−効果研究から得られた比較薬理学的記述子(Emaxおよび静菌濃度[Cs])。ミュラーヒントンブロスでの用量−応答研究。黄色ブドウ球菌ATCC 25923に対しておよびpH7.4のブロス中で、CEM−101は、AZI、CLRおよびTELよりも体系的に活性が高く、pH5.5では、AZI、CLRおよびTELはその効力の有意な減少を示すが、CEM−101はあまり変化を示さない。

0132

AZI、CLRおよびTELと比べて、CEM−101活性は、ブロスの酸性pHによる影響をあまり受けず、細胞内の黄色ブドウ球菌に対するより大きい効力(より少ない静菌用量)およびより大きい最大効力(Emax)を示した。

0133

実施例。細胞株。マクロファージ様活性を示すヒト骨髄単球性細胞株であるTHP−1細胞(ATCCTIB−202;American Tissue Culture Collection,Manassas,VA)を用いて、実験を行なった(例えば、Barcia−Macay et al.,Antimicrob.Agents Chemother.50:841−851(2006)を参照されたい)。細胞関連マクロライドのアッセイおよび見かけの細胞濃度対細胞外濃度比の計算。マクロライドを、黄色ブドウ球菌ATCC 25923を試験生物として用いて、微生物学的方法によりアッセイした。細胞タンパク質を、フォーリン−チオカルト/ビウレット法を用いて並行してアッセイした。総細胞タンパク質含有量を参照してマクロライドの細胞関連含有量を表し、多くの培養細胞に見られる平均値である5μL/mg細胞タンパク質という変換係数を用いて、見かけの濃度に変換した。

0134

細菌株、感受性試験、およびブロスを用いた24時間の用量−応答曲線研究。黄色ブドウ球菌ATCC25923(メチシリン(methicillin)[メチシリン(meticillin)]感受性)、L.モノサイトゲネス株EGD、およびL.ニューモフィラ株ATCC 33153を本研究で用いた。MICの決定は、24時間インキュベーションした後のミュラー−ヒントンブロス(黄色ブドウ球菌用)およびトリプティックイブロス(L.モノサイトゲネス用)、または48時間インキュベーションした後のα−ケトグルタル酸緩衝酵母抽出物ブロス(N.ニューモフィラ用)において行なわれた。黄色ブドウ球菌の研究については、無細胞培地中での24時間の濃度−応答実験をミュラー−ヒントンブロスにおいて行なった。

0135

細胞感染および抗生物質の細胞内活性の評価。黄色ブドウ球菌およびL.モノサイトゲネスについては従来の方法を用いてまたはL.ニューモフィラについては、少し改変して(i)マクロファージ当たり感多重度10の細菌および(ii)貪食されていない細菌を排除するための30〜45分間のゲンタマイシン(50mg/リットル)を用いて、THP−1細胞の感染および抗生物質細胞内活性の評価を行なった。

0136

統計解析。GraphPad Prismバージョン4.03およびGraphPad Instatバージョン3.06(GraphPad Software,San Diego,CA)を用いて、曲線当てはめ統計解析を行なった。

0137

実施例。黄色ブドウ球菌ATCC25923、リステリア・モノサイトゲネスEGD、およびレジオネラ・ニューモフィラATCC 33153に対する感受性。CEM−101は、従来の感受性試験で、3つの選択された生物(黄色ブドウ球菌、0.06および0.5mg/リットル;L.モノサイトゲネス、0.004および1mg/リットル;ならびにL.ニューモフィラ、0.004および0.016mg/リットル)に対してAZIよりも低いMICを示した。黄色ブドウ球菌およびL.モノサイトゲネスに対するCEM−101、TEL、AZI、およびCLRのMICを、5.5〜7.4の範囲のpH値に調整したブロス中で測定した。抗生物質が、考察される2つの生物に対して細胞外環境でまたは細胞内で曝露され得る値を網羅するように、この範囲が選択された。図1に示すように、4つの薬物は全て、pHが7.4から5.5に減少したときに両方の生物に対する効力の著明な減少を示し、AZIは最も著しい活性の喪失を示した。CEM−101は、最も高い活性を保持し、調べた全てのpH範囲において一貫して最小のMICを示し、値(mg/リットル)は、黄色ブドウ球菌(ATCC 25923)については0.06(pH7.4)〜0.5(pH5.5)、およびL.モノサイトゲネス(EDG)については0.0039(pH7.4)〜0.25(pH5.5)であった。N.ニューモフィラ(データは示さない)については、ブロスのpHが7.4から6.5に減少したときに、CEM−101のMICは0.005から0.01に増加し、AZIのMICは約0.01から0.25mg/リットルに増加した(増殖しないので、より低いpH値では決定することができなかった)。

0138

実施例。細胞外および食細胞内の黄色ブドウ球菌に対する時間および濃度効果。0.7および4mg/リットルという2つの単一固定濃度を用いて、ブロス中でおよびTHP−1マクロファージによる貪食後に、黄色ブドウ球菌(ATCC25923)に対するAZIの短期間(6時間)の時間−殺菌曲線と比べた、CEM−101についての短期間(6時間)の時間−殺菌曲線を得た。より低い濃度は、AZIおよびCEM−101の血清濃度と関連があるように選択され、より高い濃度は、対象となる生物に対するAZIのMICを上回るように選択された。図3に示す結果は、これらの条件下では、CEM−101のみが、ブロス中およびTHP−1マクロファージ中、0.7mg/リットルの濃度で、CFUを有意に減少させることができたことを示している。ブロス中、4mg/リットルの濃度で、AZIは、最終的にはCEM−101と同じ抗菌効果を達成したが、速度は遅かった(1時間と比べて5時間)。THP−1マクロファージでは、AZIについて、一貫性のある活性は4mg/リットルの濃度ですら検出されなかったが、CEM−101は、0.7mg/リットルの濃度で見られる大きさと類似した、約1.5log10 CFUの低下をやはり達成した。CEM−101を用いた全ての状況において、CFUの最大減少は1時間以内に得られ、その後も維持された。

0139

次に、本発明者らは、CEM−101活性の関連する薬理学的記述子(CLR、AZIおよびTEL活性と比べた相対効力[50%有効濃度{EC50}]、見かけの静菌濃度[Cs]、および相対最大効力[Emax]を得るために、固定された時点(24時間)で濃度−応答実験を行なった(さらなる詳細は、Barcia−Macay et al.,Pharmacodynamic evaluation of the intracellular activities of antibiotics against Staphylococcus aureus in a model ofTHP−1 macrophages Antimicrob.Agents Chemother.50:841−851(2006)に記載されている)。データを、(i)重量濃度(mg/リットル)および(ii)MICの倍数(pH7.4のブロス中で決定される)の関数として図2に示す。対応する薬理学的記述子の数値を表に示す。
関連する回帰パラメータa(信頼区間CI]を含む)、および図2に示す用量−応答曲線の統計解析。








a図4に示す全てのデータ点(抗生物質の細胞外濃度が0.01倍のMICよりも低いときは抗生物質なしの試料からのデータ)を用いた(5)
+もとの種菌[時間=0時間]:0.97±0.24×106CFU/mL(n=3)
++もとの(貪食後)種菌[時間=0時間]:2.74±0.55×106CFU/mgタンパク質(n=3)
◆抗生物質濃度=∞に関して外挿されたときの、対応するもとの種菌からの時間=24時間の時点でのCFU減少(log10単位で示す);5未満のカウントを生じる試料は、検出レベル未満とみなされた。
◇(傾斜因子1を用いて)ヒル方程式から得られる、初期値(E0)と最大値(Emax)の中間にまで種菌を低下させる濃度(mg/Lまたは×MICで示す);
◇◇グラフ内挿法によって決定される、細菌増殖が見られないようになる濃度(mg/Lまたは×MICで示す)(CFUの数は、もとの種菌と同じである);統計解析。抗生物質間の違いの解析(対応する行の列ごとに;全ての薬物の各パラメータ間の複数の比較についてのテューキー検定による一元配置ANOVA):様々な小文字を伴う数字は、互いに有意に異なる(p<0.05)。ブロスとTHP−1マクロファージの違いの解析(対応する列の行ごとに;対応のない両側t検定):様々な小文字を伴う数字は、互いに有意に異なる(p<0.05)。

0140

シグモイド形の各最適関数(ヒル方程式)で示されるように、ブロスとTHP−1マクロファージの両方における活性は濃度依存的に発生した。ブロス中では、CEM−101の相対効力(Emax −1.37log10)は、他の薬物の相対効力(Emax値−1.00〜−1.41log10)と同様であった。THP−1マクロファージ中では、CEM−101の相対効力は、ブロス中での相対効力(Emax −0.86log10)と比べて有意に減少したが、他の薬物の相対効力と同じ程度には減少せず、本質的には静菌的にしかならなかった(Emax値 0.04〜−0.29log10)。重量ベースでは、CEM−101は、ブロスとTHP−1マクロファージの両方における3つ全ての比較子薬物よりも高い相対効力(低いE50値)および低い静菌濃度(低いCs値)を有していた。データを、等効力濃度の関数(MICの倍数)として解析すると、これらのEC50値の差が低下し、MICが、このような状況での主な駆動パラメータであったことを示している。ブロス中では、MICの倍数として解析したときでさえも、CEM−101およびCLRは、依然としてTELおよびAZIよりも有意に低いE50を示した。

0141

実施例。食細胞内L.モノサイトゲネスおよびN.ニューモフィラに対する活性。濃度−効果関係および対応する関連する薬理学的記述子に関する情報を得るために、黄色ブドウ球菌に対するアプローチと同じアプローチを用いて、貪食されたL.モノサイトゲネスおよびL.ニューモフィラに対するCEM−101およびAZIの活性を評価した。図4に示すように、ヒル方程式と適合する関係性が全ての場合に見られたが、L.ニューモフィラの増殖が限られていることで、関数の当てはめがややより不明確になった。このデータを重量濃度に対してプロットすると、CEM−101が、L.モノサイトゲネスとN.ニューモフィラの両方についてAZIよりも高い相対効力(低いEC50)を有するように見えた。L.ニューモフィラについてのデータをMICの倍数に対してプロットすると、この差は低下したが、それでも有意なままであり、MICが、この生物に対する細胞内活性の唯一ではないが、重要な駆動因子であることを示した。反対に、データをMICの倍数として表したとき、L.モノサイトゲネスについて、応答の差は見られなかった。関連する薬理学的記述子の数値とその差の総計解析とを表に示す。
関連する回帰パラメータa(信頼区間[CI]を含む)、および図4に示す用量−応答曲線の統計解析。








a図4に示す全てのデータ点(抗生物質の細胞外濃度が0.01倍のMICよりも低いときは抗生物質なしの試料からのデータ)を用いた(5)。+もとの(貪食後)種菌[時間=0時間;CFU/mgタンパク質]:L.モノサイトゲネス、1.67±0.22×106(n=3);L.ニューモフィラ、0.94±0.60×106。◆抗生物質濃度∞に関して外挿されたときの、対応するもとの種菌からの時間=24時間(L.モノサイトゲネス)または48時間(N.ニューモフィラ)の時点でのCFU減少(log10単位で示す);5未満のカウントを生じる試料は、検出レベル未満とみなされた。◇(傾斜因子1を用いて)ヒル方程式から得られる、初期値(E0)と最大値(Emax)の中間にまで種菌を低下させる濃度(mg/Lまたは×MICで示す)。◇◇グラフ内挿法によって決定される、細菌増殖が見られないようになる濃度(mg/Lまたは×MICで示す)(CFUの数は、もとの種菌と同じである)。統計解析:2つの抗生物質間の違いの解析(対応する行の列ごとに;対応のない両側t検定):様々な小文字を伴う数字は、互いに有意に異なる(p<0.05)。

0142

実施例。食細胞内の黄色ブドウ球菌ATCC25923に対する感染THP−1マクロファージにおける用量−応答研究。CEM−101は、AZI、CLRおよびTELよりも強力である(Csが低い)。さらに、CEM−101は、細胞内種菌(Emax 約1log)を低下させることができる。これは、AZI、CLRおよびTELのいずれでも観察されない。

0143

実施例。細胞内黄色ブドウ球菌ATCC25923(THP−1マクロファージ)に対するCEM−101と比較子(AZI、CLRおよびTEL)の用量−応答研究例。図7および表を参照されたい。

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