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技術 先端工具、衝撃音の周波数調整方法、及び打撃力調整方法

出願人 アピュアン株式会社
発明者 渡部幸雄
出願日 2018年11月27日 (1年7ヶ月経過) 出願番号 2018-220785
公開日 2020年2月13日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-023038
状態 未査定
技術分野 衝撃工具及びその付属品
主要キーワード 最適化効果 コイルスプリング部材 電気駆動方式 打撃対象 現場環境 ハンマー部材 手工具 衝撃工具
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年2月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

作業環境の悪化を阻止することのできる先端工具を提供する。

解決手段

棒状の本体部材10と、本体部材10の外径より径大な径大部13と、本体部材10に螺合したナット部材20と、本体部材10に外嵌され、径大部13とナット部材20との間に介装されて本体部材10の軸方向に沿って弾縮された状態を維持されてなるコイルスプリング部材30と、を備えた先端工具1は、弾縮されたコイルスプリング部材30によって衝撃音を低減するとともに、衝撃音の周波数を変化させ、周辺伝播する衝撃音を人が不快に感じないものとすることができる。

概要

背景

従来、先端工具(いわゆるチゼル)には、衝撃音を低減するために様々な構成が付加されてきた。例えば特許文献1には、チゼル本体に溝を形成し、当該溝に粘弾性材料からなる緩衝体を取り付けたチゼルが開示されている。

概要

作業環境の悪化を阻止することのできる先端工具を提供する。棒状の本体部材10と、本体部材10の外径より径大な径大部13と、本体部材10に螺合したナット部材20と、本体部材10に外嵌され、径大部13とナット部材20との間に介装されて本体部材10の軸方向に沿って弾縮された状態を維持されてなるコイルスプリング部材30と、を備えた先端工具1は、弾縮されたコイルスプリング部材30によって衝撃音を低減するとともに、衝撃音の周波数を変化させ、周辺伝播する衝撃音を人が不快に感じないものとすることができる。

目的

本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、簡素な構造で衝撃音を低減できる先端工具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

基端部に加えられた衝撃力が先端部からワークに伝達される先端工具であって、軸方向が前記衝撃力の伝達方向となる棒状の本体部材と、前記本体部材の外径より径大な第1の径大部と、前記本体部材の外径より径大であって、前記第1の径大部より先端側に位置する第2の径大部と、前記本体部材に外嵌され、かつ前記第1の径大部と、第2の径大部との間に介装されて前記本体部材の軸方向に沿って弾縮された状態を維持されてなるコイルスプリング部材と、を備えたことを特徴とする先端工具。

請求項2

往復移動するハンマー部材を備えた衝撃工具に取り付けられ、基端部に前記ハンマー部材が繰り返し衝突し、得られた衝撃力が先端部からワークに伝達される先端工具であって、軸方向が前記衝撃力の伝達方向となる棒状の本体部材と、前記本体部材の外径より径大な第1の径大部と、前記本体部材の外径より径大であって、前記第1の径大部より先端側に位置する第2の径大部と、前記本体部材に外嵌され、かつ前記第1の径大部と、第2の径大部との間に介装されて前記本体部材の軸方向に沿って弾縮された状態を維持されてなるコイルスプリング部材と、を備えたことを特徴とする先端工具。

請求項3

前記本体部材は円柱形状であって、前記第1の径大部および前記第2の径大部のうち少なくとも一方は、前記本体部材に螺合したナット部材で構成されている請求項1又は請求項2に記載の先端工具。

請求項4

請求項3に記載の先端工具を用いた衝撃音周波数調整方法であって、前記本体部材に対する前記ナット部材の螺合位置を変更することで、前記コイルスプリングの軸方向の長さを調整して前記衝撃音の周波数を変化させることを特徴とする衝撃音の周波数調整方法。

請求項5

請求項3に記載の先端工具を用いた打撃力調整方法であって、前記本体部材に対する前記ナット部材の螺合位置を変更することで、前記コイルスプリング部材の軸方向の長さを調整して前記先端工具の打撃力を変化させることを特徴とする打撃力調整方法。

技術分野

0001

本発明は、ワークに衝撃を与える衝撃工具に備えられる先端工具衝撃音周波数調整方法、及び打撃力調整方法に関する。

背景技術

0002

従来、先端工具(いわゆるチゼル)には、衝撃音を低減するために様々な構成が付加されてきた。例えば特許文献1には、チゼル本体に溝を形成し、当該溝に粘弾性材料からなる緩衝体を取り付けたチゼルが開示されている。

先行技術

0003

特開2015−178142号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記特許文献1の構成にあっては、先端工具を製造する際に選択した緩衝体の素材によって、低減できる衝撃音の特性が決定されてしまう。すなわち、ワークが変われば発生する衝撃音も変化するため、適応可能なワークが限定されてしまって先端工具の汎用性が失われるという問題がある。また、緩衝材劣化して騒音低減効果が低下するという問題もある。

0005

本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、簡素な構造で衝撃音を低減できる先端工具を提供することを目的とする。

0006

また本発明は、前記先端工具を用いた衝撃音の周波数調整方法を提供することを目的とする。

0007

さらに本発明は、前記先端工具の打撃力調整方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、基端部に加えられた衝撃力が先端部からワークに伝達される先端工具であって、軸方向が前記衝撃力の伝達方向となる棒状の本体部材と、前記本体部材の外径より径大な第1の径大部と、前記本体部材の外径より径大であって、前記第1の径大部より先端側に位置する第2の径大部と、前記本体部材に外嵌され、かつ前記第1の径大部と、第2の径大部との間に介装されて前記本体部材の軸方向に沿って弾縮された状態を維持されてなるコイルスプリング部材と、を備えたことを特徴とする先端工具である。かかる先端工具は、いわゆる手工具であって、作業者が先端工具を把持しながら当該先端工具の基端部を自ら打撃して使用する状況が想定される。
また、本発明は、往復移動するハンマー部材を備えた衝撃工具に取り付けられ、基端部に前記ハンマー部材が繰り返し衝突し、得られた衝撃力が先端部からワークに伝達される先端工具であって、軸方向が前記衝撃力の伝達方向となる棒状の本体部材と、前記本体部材の外径より径大な第1の径大部と、前記本体部材の外径より径大であって、前記第1の径大部より先端側に位置する第2の径大部と、前記本体部材に外嵌され、かつ前記第1の径大部と、第2の径大部との間に介装されて前記本体部材の軸方向に沿って弾縮された状態を維持されてなるコイルスプリング部材と、を備えたことを特徴とする先端工具である。

0009

かかる構成は、前記コイルスプリング部材を前記本体部材の軸方向に沿って弾縮した状態としており、前記本体部材が前記ハンマー部材やワークと接触した際に発せられる衝撃音を、弾縮されたコイルスプリング部材が低減することができる。また、弾縮されたコイルスプリング部材の弾縮程度を変化させたり、コイルスプリング部材を適宜交換したりすることによって、当該衝撃音の周波数を変化させ、周辺伝播する衝撃音を人が不快に感じないものとすることができる。また、例えば、ナット部材締めこんでコイルスプリング部材をより一層緊縮させると、コイルスプリング部材自体の微振動が減少し、先端工具に付与された打撃力を、トルクロスを抑えながら打撃対象に伝達することが可能となる。したがって、ナット部材の位置を調整することで、打撃力の最適化を図ることが可能となる。

0010

また、前記本体部材は円柱形状であって、前記第1の径大部および前記第2の径大部のうち少なくとも一方は、前記本体部材に螺合したナット部材で構成されていることが望ましい。

0011

また、本発明における前記先端工具を用いた衝撃音の周波数調整方法であって、前記本体部材に対する前記ナット部材の螺合位置を変更することで、前記コイルスプリングの軸方向の長さを調整して前記衝撃音の周波数を変化させることを特徴とする衝撃音の周波数調整方法が提案される。

0012

前記方法にあっては、前記コイルスプリング部材の軸方向の長さを調整すること、すなわちコイルスプリング部材の弾縮具合を調整することでワークの種類に応じて最適な騒音低減効果が得られる。なお、当該調整方法にあっては、前記ナット部材の螺合位置の変更を作業現場において作業者が行うことができるため、前記先端工具を非常に汎用性の高いものとすることができる。

0013

さらに本発明は、前記先端工具を用いた打撃力調整方法であって、前記本体部材に対する前記ナット部材の螺合位置を変更することで、前記コイルスプリング部材の軸方向の長さを調整して前記先端工具の打撃力を変化させることを特徴とする打撃力調整方法である。

0014

例えば、ナット部材を締めこんでコイルスプリング部材をより一層緊縮させると、コイルスプリング部材自体の微振動が減少し、先端工具に付与された打撃力を、トルクロスを抑えながら打撃対象に伝達することが可能となる。したがって、ナット部材の位置を調整することで、打撃力の最適化を調整することが可能となる。なお、当該調整方法にあっては、前記ナット部材の螺合位置の変更を作業現場において作業者が行うことができるため、前記先端工具を非常に汎用性の高いものとすることができる。

0015

また、上述の2つの方法を組み合わせることで、現場環境に配慮した最適な騒音低減効果と打撃力の最適化効果とを同時に発揮させることが可能となる。

発明の効果

0016

以上に述べたように、本発明の先端工具によれば、簡素な構成で容易に騒音低減効果が得られる優れた効果がある。

0017

また本発明の衝撃音の周波数調整方法によれば、現場で作業を行うものが直接衝撃音の周波数を変化させることができるため、先端工具を非常に汎用性の高いものとすることができる優れた効果がある。

0018

さらに本発明の打撃力調整方法によれば、打撃力を現場の状況に合わせて迅速かつ簡易に変化させることができるため、先端工具を非常に汎用性の高いものとすることができる優れた効果がある。

図面の簡単な説明

0019

実施例にかかる先端工具の説明図である。
(a)は実施例にかかる本体部材の側面図であり、(b)は実施例にかかるナット部材の部分断面側面図であり、(c)は実施例にかかるコイルスプリング部材の側面図である。

実施例

0020

本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。

0021

図1に示すように、先端工具1は、ハンマー部材41を備えた衝撃工具40に取り付けられる。ハンマー部材41は衝撃工具40内において前後方向に往復移動し、先端工具1の基端部に繰り返し衝突する。

0022

先端工具1は、丸棒状の本体部材10と、ナット部材20と、コイルスプリング部材30とで構成されている。

0023

本体部材10は、図2(a)に示すように、円柱形状の本体部11の基端側にネジ溝12が形成され、ネジ溝12よりも先端側には本体部11の外径よりも径大な径大部13が形成されている。また、本体部11の先端部にはワークに接する平面状の先端部14が形成されている。

0024

ナット部材20は、図2(b)に示すように、筒形状の内周面にネジ溝が形成され、外周面形状六角形ナットである。外周面形状は六角形である必要はないが、作業現場において後述する衝撃音の周波数調整を行う際に作業が容易であることを考慮して六角形であることが望ましい。

0025

コイルスプリング部材30は、図2(c)に示すように、内部に本体部材10の本体部11が挿通可能なコイルスプリングである。

0026

先端工具1は、本体部材10の基端側からコイルスプリング部材30が通された上で本体部11のネジ溝12にナット部材20が螺合してなり、コイルスプリング部材30が本体部材10の軸方向に沿って弾縮された状態となっている。すなわち、コイルスプリング部材30は本体部材10の径大部13とナット部材20との間に介装されている。

0027

なお、本体部材10の径大部13が本発明における第2の径大部に相当し、ナット部材20が本発明における第1の径大部に相当する。

0028

先端工具1にあっては、ハンマー部材41が本体部材10の基端部に衝突する際に発する衝撃や、ワークと先端部14が衝突する際に発する衝撃が、弾縮したコイルスプリング部材30によって吸収される。また、外部に伝播する衝撃音の周波数を変化させることができ、騒音として認識されない周波数の衝撃音に設定することができる。

0029

また先端工具1は、ハンマー部材41が交換されて変更となったり、ワークが変わって発生する衝撃音が変化したりした際には、本体部材10に対するナット部材20の位置を変更してコイルスプリング部材30の軸方向の長さを調整し、衝撃音の周波数を適宜変化させることができる。

0030

例えば、ナット部材20を締めこんでコイルスプリング部材30をより一層緊縮させると、コイルスプリング部材30自体の微振動が減少し、先端工具1に付与された打撃力を、トルクロスを抑えながら打撃対象に伝達することが可能となる。したがって、ナット部材20の位置を調整することで、打撃力の最適化を調整することが可能となる。

0031

また、コイルスプリング部材30の交換も容易であり、線材の径や弾縮前の長さ等の異なるものに適宜交換して、異なる作業現場においてもそれぞれに適した先端工具1としてもよい。

0032

本発明の先端工具1は上述したものに限定されるものではなく、各部の寸法形状は適宜自由に選択可能である。例えば、径大部13の外周面形状等は、衝撃工具40に適した形状とすることが可能である。また、先端部14の形状も平面形状に限定されず、先端がった形状等でも構わない。また、径大部13とナット部材20との位置を入れ替えて、ナット部材20を本体部材10の先端側から螺合するものであっても構わない。しかし、例えば鋳造現場において鋳砂を落とすために用いられるような、大量の粉塵が発生する場合には、本体部材10とナット部材20との隙間に粉塵が入り込んでしまうおそれがあるため、上記した実施例のように基端側からナット部材20を装着する構成であることが望ましい。また、例えばコイルスプリング部材30は、先端工具1に1個だけでなく2個以上装着されていても構わない。また、コイルスプリング部材30とナット部材20とを複数用いて、各コイルスプリング部材30を個別に異なる弾縮状態とすることができる。また、衝撃工具40は、エアー駆動方式であっても電気駆動方式であってもよい。また、先端工具1は、手工具であってもよく、作業者が自らが先端工具1を把持し、自ら先端工具1の基端部を打撃して作業してもよい。

0033

1先端工具
10 本体部材
11 本体部
12ネジ溝
13 径大部(第2の径大部)
14 先端部
20ナット部材(第1の径大部)
30コイルスプリング部材
40衝撃工具
41 ハンマー部材

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