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技術 サーバ装置

出願人 株式会社野村総合研究所
発明者 佐野則子
出願日 2019年11月6日 (1年6ヶ月経過) 出願番号 2019-201139
公開日 2020年2月6日 (1年3ヶ月経過) 公開番号 2020-021514
状態 特許登録済
技術分野 検索装置 医療・福祉事務
主要キーワード 基準グラフ グラフ欄 共同活動 ヘルス状態 要素比較 成功者 各要素単位 共通検査
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年2月6日)のものです。
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図面 (20)

課題

総合的にユーザのヘルス状態ケア及び治療検査支援ができる技術を提供する。

解決手段

ヘルスケアシステムは、ユーザ毎のヘルス状態をケアするサービスを提供するサーバ1と、ユーザの端末2とを有し、サーバ1は、ユーザの端末2からの操作に基づいて、ユーザの属性情報と、ユーザの体温を含む計測項目月経検査結果服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、ユーザ群共有情報として登録し管理し、共有情報を対象に、ユーザ間の類似性解析し、ユーザ毎の類似ユーザを判定し、解析情報に基づいて、ユーザの端末2に、当該ユーザの類似ユーザの共有情報を出力する。

概要

背景

ヘルスケア医療利用支援に関する情報処理サービスの要求が高まっている。例えば女性特有の疾患や、夫婦生殖能力に関係する妊娠及び出産に関して、現在多数の悩みを抱えている。女性の卵子の数は年齢と共に減少し、また老化するため、高齢での妊娠の可能性は低くなり、リスクが高くなる。また、男性精子も年齢とともに運動率が低下する事が研究されている。男女の共同活動の結果である妊娠は、若い年齢から意識して取り組むことが有効及び重要である。不妊は、早期の治療等が有効及び重要である。女性に特有の疾患として、不妊症の他、月経前症候群PMS)、更年期障害黄体機能不全子宮内膜症等がある。男性側の疾患も、不妊に影響する精子の欠乏症等がある。

上記女性のヘルス状態ケアする技術として、ユーザの基礎体温のデータを端末アプリからサーバに入力及び記録し、当該体温のデータを画面に表示し、月経周期等に関する一般的な医学的知識や日常生活アドバイスをユーザに提供するサービスはある。

個人病状の管理に関する先行技術例として、特開2011−501844号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1は、画面でユーザ個人である患者病状評価指標及び薬剤投与等の介入の情報を入力し、折れ線グラフで表示する記載がある。病状評価指標は、気分等の質的な値、血圧や体温等の量的な値を指している。介入は、病状に関連する、治療、薬剤、食事運動、等の活動を指している。特許文献1は、患者の薬剤の服用等の行動による病状への影響の状態をみる技術である。

概要

総合的にユーザのヘルス状態のケア及び治療や検査の支援ができる技術を提供する。ヘルスケアシステムは、ユーザ毎のヘルス状態をケアするサービスを提供するサーバ1と、ユーザの端末2とを有し、サーバ1は、ユーザの端末2からの操作に基づいて、ユーザの属性情報と、ユーザの体温を含む計測項目月経検査結果服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、ユーザ群共有情報として登録し管理し、共有情報を対象に、ユーザ間の類似性解析し、ユーザ毎の類似ユーザを判定し、解析情報に基づいて、ユーザの端末2に、当該ユーザの類似ユーザの共有情報を出力する。

目的

上記女性のヘルス状態をケアする技術として、ユーザの基礎体温のデータを端末のアプリからサーバに入力及び記録し、当該体温のデータを画面に表示し、月経周期等に関する一般的な医学的知識や日常生活のアドバイスをユーザに提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ユーザの性別年齢、疾患、治療医療機関検査機関、または既往症のうち少なくとも1つを含む属性情報と、前記ユーザの計測項目検査結果服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、前記ユーザの行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、共有情報として管理するデータ管理部と、前記共有情報を対象に、ユーザと他のユーザとの間の類似性解析し、ユーザの類似ユーザを判定する解析部と、前記類似ユーザの共有情報を出力する出力部と、を有し、前記データ管理部は、前記ユーザである第1ユーザと関連付けられるように設定された第2ユーザの情報を管理し、前記解析部は、前記第1ユーザの前記共有情報を対象に、前記第1ユーザと他の第1ユーザとの間の類似性を解析して、前記第1ユーザに対する前記類似ユーザを判定し、前記出力部は、前記第1ユーザの類似ユーザの前記共有情報を、前記第2ユーザの使用する端末画面に出力する、サーバ装置

請求項2

ユーザの性別、年齢、疾患、治療、医療機関、検査機関、または既往症のうち少なくとも1つを含む属性情報と、前記ユーザの計測項目、検査結果、服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、前記ユーザの行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、共有情報として管理するデータ管理部と、前記共有情報を対象に、ユーザと他のユーザとの間の類似性を解析する解析部と、前記共有情報を出力する出力部と、を有し、前記データ管理部は、前記ユーザである第1ユーザと関連付けられるように設定された第2ユーザの前記ユーザ情報を前記共有情報として管理し、前記解析部は、前記第1ユーザの前記共有情報を対象に、前記第1ユーザと他の第1ユーザとの間の類似性を解析し、前記第2ユーザの前記共有情報を対象に、前記第2ユーザと他の第2ユーザとの間の類似性を解析し、前記第1ユーザ同士の類似性と、前記第2ユーザ同士の類似性とに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのペアと、前記他の第1ユーザと前記他の第2ユーザとの他のペアとの間の類似性を解析して、前記ペアに対する類似ペアを判定し、前記出力部は、前記類似ペアに係る前記共有情報を、前記第2ユーザの使用する端末の画面に出力する、サーバ装置。

請求項3

ユーザの性別、年齢、疾患、治療、医療機関、検査機関、または既往症のうち少なくとも1つを含む属性情報と、前記ユーザの計測項目、検査結果、服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、前記ユーザの行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、共有情報として管理するデータ管理部と、前記共有情報を対象に、ユーザと他のユーザとの間の類似性を解析し、ユーザの類似ユーザを判定する解析部と、前記類似ユーザの共有情報を出力する出力部と、を有し、前記データ管理部は、前記ユーザである第1ユーザと関連付けられるように設定された第2ユーザの前記ユーザ情報を管理し、前記第1ユーザの前記属性情報または前記第2ユーザの前記属性情報において前記第2ユーザの属性値を管理し、前記解析部は、前記第2ユーザの属性情報を対象に、前記第2ユーザと他の第2ユーザとの間の類似性を解析し、前記第2ユーザに対する前記類似ユーザを判定し、前記出力部は、前記第2ユーザの前記類似ユーザに係る前記共有情報を、前記第2ユーザの使用する端末の画面に出力する、サーバ装置。

請求項4

ユーザの性別、年齢、疾患、治療、医療機関、検査機関、または既往症のうち少なくとも1つを含む属性情報と、前記ユーザの計測項目、検査結果、服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、前記ユーザの行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、共有情報として管理するデータ管理部と、前記共有情報を対象に、ユーザと他のユーザとの間の類似性を解析し、類似ユーザを判定する解析部と、前記ヘルス情報を分析し、前記要素のデータの時系列の数値と、基準情報数値範囲とを比較した結果に基づいて、ユーザのヘルス状態を判定する分析部と、前記類似ユーザの共有情報を出力する出力部と、を有し、前記出力部は、前記ユーザ情報に応じたメッセージ情報を出力し、前記データ管理部は、前記ユーザである第1ユーザと関連付けられるように設定された第2ユーザの情報を管理し、前記第1ユーザの前記メッセージ情報を前記共有情報として管理し、前記解析部は、前記第1ユーザの前記メッセージ情報を対象に、前記第1ユーザと他の第1ユーザとの間の類似性を解析し、前記第1ユーザに対する前記類似ユーザを判定し、前記出力部は、前記第1ユーザの前記類似ユーザの前記共有情報を、前記第2ユーザの使用する端末の画面に出力する、サーバ装置。

請求項5

ユーザの性別、年齢、疾患、治療、医療機関、検査機関、または既往症のうち少なくとも1つを含む属性情報と、前記ユーザの計測項目、検査結果、服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、前記ユーザの行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、共有情報として管理するデータ管理部と、前記共有情報を対象に、ユーザと他のユーザとの間の類似性を解析し、ユーザの類似ユーザを判定する解析部と、前記類似ユーザの共有情報を出力する出力部と、前記ヘルス情報を分析し、前記要素のデータの時系列の数値と、基準情報の数値範囲とを比較した結果に基づいて、ユーザのヘルス状態を判定する分析部と、を有し、前記出力部は、前記ユーザ情報に応じたメッセージ情報を出力し、前記データ管理部は、前記ユーザである第1ユーザと関連付けられるように設定された第2ユーザの前記ユーザ情報を前記共有情報として管理し、前記第2ユーザの前記メッセージ情報を前記共有情報として管理し、前記解析部は、前記第2ユーザの前記メッセージ情報を対象に、前記第2ユーザと他の第2ユーザとの間の類似性を解析して、前記第2ユーザに対する前記類似ユーザを判定し、前記出力部は、前記第2ユーザの前記類似ユーザの前記共有情報を、前記第2ユーザの使用する端末の画面に出力する、サーバ装置。

請求項6

ユーザの性別、年齢、疾患、治療、医療機関、検査機関、または既往症のうち少なくとも1つを含む属性情報と、前記ユーザの計測項目、検査結果、服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、前記ユーザの行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、共有情報として管理するデータ管理部と、前記共有情報を対象に、ユーザと他のユーザとの間の類似性を解析し、類似ユーザを判定する解析部と、前記ヘルス情報を分析し、前記要素のデータの時系列の数値と、基準情報の数値範囲とを比較した結果に基づいて、ユーザのヘルス状態を判定する分析部と、前記類似ユーザの共有情報を出力する出力部と、を有し、前記出力部は、前記ユーザ情報に応じたメッセージ情報を出力し、前記データ管理部は、前記ユーザである第1ユーザと関連付けられるように設定された第2ユーザの情報を管理し、前記第1ユーザの前記メッセージ情報を前記共有情報として管理し、前記第2ユーザの前記メッセージ情報を前記共有情報として管理し、前記解析部は、前記第1ユーザの前記メッセージ情報を対象に、前記第1ユーザと他の第1ユーザとの間の類似性を解析し、前記第2ユーザの前記メッセージ情報を対象に、前記第2ユーザと他の第2ユーザとの間の類似性を解析し、前記第1ユーザ同士の類似性と、前記第2ユーザ同士の類似性とに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのペアと、前記他の第1ユーザと前記他の第2ユーザとの他のペアとの間の類似性を解析して、前記ペアに対する類似ペアを判定し、前記出力部は、前記類似ペアに係る前記共有情報を、前記第2ユーザの使用する端末の画面に出力する、サーバ装置。

請求項7

請求項1〜6のいずれかに記載のサーバ装置において、前記データ管理部は、前記第2ユーザの使用する端末の画面での、前記第2ユーザによる前記第1ユーザの情報の入力操作に基づいて、前記第1ユーザの前記ユーザ情報を登録する、サーバ装置。

技術分野

0001

本発明は、情報処理によるサービスの技術に関する。本発明は、人の健康、病気、症状等を含む、身体及び精神の状態(ヘルス状態と総称する)をケアするヘルスケアの技術に関する。本発明は、患者を含む人の医療検査の利用を支援する技術に関する。本発明は、ヘルス状態を維持や改善するための支援の技術に関する。本発明は、女性特有の疾患や妊娠及び出産を扱う産婦人科及び生殖医療に係わる情報処理の技術に関する。

背景技術

0002

ヘルスケアや医療利用支援に関する情報処理サービスの要求が高まっている。例えば女性に特有の疾患や、夫婦生殖能力に関係する妊娠及び出産に関して、現在多数の悩みを抱えている。女性の卵子の数は年齢と共に減少し、また老化するため、高齢での妊娠の可能性は低くなり、リスクが高くなる。また、男性精子も年齢とともに運動率が低下する事が研究されている。男女の共同活動の結果である妊娠は、若い年齢から意識して取り組むことが有効及び重要である。不妊は、早期の治療等が有効及び重要である。女性に特有の疾患として、不妊症の他、月経前症候群PMS)、更年期障害黄体機能不全子宮内膜症等がある。男性側の疾患も、不妊に影響する精子の欠乏症等がある。

0003

上記女性のヘルス状態をケアする技術として、ユーザの基礎体温のデータを端末アプリからサーバに入力及び記録し、当該体温のデータを画面に表示し、月経周期等に関する一般的な医学的知識や日常生活アドバイスをユーザに提供するサービスはある。

0004

個人病状の管理に関する先行技術例として、特開2011−501844号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1は、画面でユーザ個人である患者が病状評価指標及び薬剤投与等の介入の情報を入力し、折れ線グラフで表示する記載がある。病状評価指標は、気分等の質的な値、血圧や体温等の量的な値を指している。介入は、病状に関連する、治療、薬剤、食事運動、等の活動を指している。特許文献1は、患者の薬剤の服用等の行動による病状への影響の状態をみる技術である。

先行技術

0005

特開2011−501844号公報

発明が解決しようとする課題

0006

妊娠支援や女性特有の疾患に関する従来技術は、以下のように、(1)提供される医療情報は一般的な解説や啓蒙情報等で不十分であると同時に、ユーザのヘルス状態に係わる医療情報に関する解釈が難しい。(2)ユーザのヘルス状態に関するデータ入力の手間や定型的な履歴保持の難しさがあり、自己ヘルス情報の分析の難しさがある、等の課題がある。特に女性の妊娠及び不妊を含む領域のヘルスケアに関し、従来サービスは機能的に不十分である。

0007

(1) 従来サービスで提供される情報は、病気や薬、基礎体温の見方排卵日の説明であり、全ユーザに一律の啓蒙的な情報である。また従来、検査結果に関しては、ユーザは検査結果の紙をもらうまでであり、検査項目の詳細、検査項目間の関連性、検査結果の女性ホルモン数値等に応じた情報、それらの医療情報の中で自分が置かれている位置等を知るサービスは無い。

0008

そのため、ユーザは、自分のヘルス状態、治療や検査の内容に関する、体温や検査結果の数値やその他の関連する医学的情報を、どのように解釈及び判断すればよいか、わかり難い。またユーザは、自分のヘルス状態の維持や改善のために、どのような治療や検査を受け、どのような運動や食事等の行動をとればよいか、判断し難い。例えば接触した限られた婦人科、産婦人科、体外受精専門病院からの情報に関し、ユーザは、自分の体温や月経生理ともいう)、女性ホルモンの状態、妊娠や不妊の可能性、服用の状況や意味、及び特有の疾患の可能性等を含むヘルス状態について、わかり難く、不安である。

0009

上記に関し、従来、ユーザは、インターネット掲示板等で、体温、検査結果、症状、医療情報等をやり取りしている。例えば血液検査結果の女性ホルモン数値やその正常か否かの判定結果等が話題にされている。しかしそれらの情報は散文的であり、ユーザ毎に必要な情報の判断や取得はしづらい。

0010

(2) また従来、ユーザは、自分の治療等の活動のために、他者のヘルス状態や治療や検査等に関する情報を見て参考にしたいというニーズがあった。ユーザは、例えば自分が妊娠活動や不妊症治療に興味がある場合に、既に妊娠活動や不妊症治療に取り組んでいる他者の情報を取得して参考にしたい。その場合、ユーザは、インターネット等で多くの情報の中から、自分の興味や状況等に関連する他者の情報を探さなければならない。しかし、探す手間が大きく、他者の有用な情報をうまく得ることができない場合も多い。またユーザが自分とは状況等が異なる他者の情報を得たとしても、うまく活用できない可能性がある。

0011

(3) ユーザによる体温等のデータの入力は、一般に手間がかかり面倒である。そのため、ユーザは、データを継続的に登録する動機及び意欲を持ち難い。またユーザは、自分のヘルス状態の改善や病状の解消等のために実際にとった治療や行動による影響や結果を認識及び把握しづらい。この点も上記動機及び意欲の持ち難さに関係する。また、ユーザが妊娠のために通院している場合は、紙媒体検査内容を保有している事が多いが、定型的に情報を蓄積したり、検索したりする事が難しい。

0012

本発明の目的は、上記ヘルスケア等の技術に関して、ユーザのヘルス状態や医療情報に関する取得の支援、ユーザのヘルス状態や医療情報に関する提供情報の充実及び高度化、ユーザのデータ入力の手間の削減、等を実現でき、これらにより総合的にユーザのヘルス状態のケア及び治療や検査の支援ができる技術を提供することである。

課題を解決するための手段

0013

本発明のうち代表的な実施の形態は、以下に示す構成を有することを特徴とする。

0014

一実施の形態のサーバ装置は、ユーザの性別、年齢、疾患、治療、医療機関検査機関、または既往症のうち少なくとも1つを含む属性情報と、前記ユーザの計測項目、検査結果、服薬、または症状のうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含むヘルス情報と、前記ユーザの行動または任意のテキストのうち少なくとも1つの要素の時系列のデータを含む行動情報と、の少なくとも1つを含むユーザ情報を、共有情報として管理するデータ管理部と、前記共有情報を対象に、ユーザと他のユーザとの間の類似性解析し、ユーザの類似ユーザを判定する解析部と、前記類似ユーザの共有情報を出力する出力部と、を有し、前記データ管理部は、前記ユーザである第1ユーザと関連付けられるように設定された第2ユーザの情報を管理し、前記解析部は、前記第1ユーザの前記共有情報を対象に、前記第1ユーザと他の第1ユーザとの間の類似性を解析して、前記第1ユーザに対する前記類似ユーザを判定し、前記出力部は、前記第1ユーザの類似ユーザの前記共有情報を、前記第2ユーザの使用する端末の画面に出力する。

発明の効果

0015

本発明のうち代表的な実施の形態によれば、上記ヘルスケア等の技術に関して、ユーザのヘルス状態に係わる医療情報に関する取得の支援、ユーザのヘルス状態や医療情報に関する提供情報の充実及び高度化、ユーザのデータ入力の手間の削減、等を実現でき、これらにより総合的にユーザのヘルス状態のケア及び治療や検査の支援ができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施の形態のヘルスケアシステムの構成を示す図である。
ヘルスケアシステムの機能及びデータの概要を示す図である。
ヘルスケアシステムの機能及びデータの概要を示す図である。
ヘルスケアシステムの機能及びデータの概要を示す図である。
ヘルスケアシステムの主な処理のうちヘルスデータ管理及び分析の処理のフローを示す図である。
ヘルスケアシステムの主な処理のうち類似ユーザ解析及び類似ユーザ情報提供の処理のフローを示す図である。
ユーザ属性情報の構成例を示す図である。
ヘルス情報の構成例を示す図である。
ヘルス情報の検査結果の部分の構成例を示す図である。
行動情報の構成例を示す図である。
ユーザ設定情報の第1の構成例を示す図である。
ユーザ設定情報の第2の構成例を示す図である。
ユーザ設定情報の第3の構成例を示す図である。
医療検査情報の構成例を示す図である。
体温月経グラフの例を示す図である。
検査結果データの構成例を示す図である。
検査結果グラフの第1の例を示す図である。
検査結果グラフの第2の例を示す図である。
カレンダー入力情報の構成例を示す図である。
解析情報の構成例を示す図である。
解析処理ユーザ属性比較による類似ユーザ判定の例を示す図である。
解析処理のグラフ比較の例を示す図である。
解析処理の行動比較及び症状比較の例を示す図である。
出力情報の構成例を示す図である。
カルテ情報を含む画面例を示す図である。
カレンダー及び1日単位の入力の画面例を示す図である。
1日単位の入力の画面例として検査結果等の記録の場合を示す図である。
1日単位の入力の画面例として症状等の記録の場合を示す図である。
類似ユーザ情報の表示を含む画面例を示す図である。
ユーザ設定の画面例を示す図である。
検索機能の画面例を示す図である。
統計情報の表示の画面例を示す図である。
他の画面例を示す図である。

実施例

0017

以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態のヘルスケアシステムを詳細に説明する。本明細書での用語の定義として、疾患とは、いわゆる病い、病気、疾病症候群障害、その他を含む総称とする。疾患は、名称、種類、程度、段階、推移、及び詳細等を含めて管理される。疾患は、疾患が疑われる状態、現在疾患である状態、疾患が治癒した状態、等を含めて管理される。疾患は、医師等の診断によるもの、ユーザの自己認識及び主観によるものを含む。疾患は、特に産婦人科及び生殖医療の領域に係わる疾患を含むが、他の診療科の疾患を含んでもよい。

0018

治療とは、医療機関による診療、治療、処置、処方等、並びに医療機関による許可でユーザにより採用される療法等を含む総称とする。治療は、名称、種類、段階、推移、及び詳細等を含めて管理される。治療の例は、カウンセリング、タイミング法(排卵日に合わせて性交を行う方法)、人工授精、体外受精、顕微授精卵巣子宮手術、薬剤の注射、等がある。

0019

検査とは、医学的な検査であり、テスト等を含む総称とする。検査の例は、血液検査、尿検査精液検査、超音波内視鏡による生理機能検査、画像検査等がある。検査は、性感染症等の特定の疾患毎の検査を含む。検査は、一般的な健康診断を含む。

0020

症状とは、運動、食事、睡眠排泄などの実態、気分、体調等を含む総称とし、ストレスを含めてもよい。症状やストレスは、ユーザが主観的に認識する様々な身体及び精神の症状やストレスを含む。行動とは、疾患の改善を目的とした、ユーザが主観的に計画する運動、食事、睡眠、排泄、性交、その他各種の日常生活上の活動の総称とする。

0021

本実施の形態のヘルスケアシステムは、産婦人科及び生殖医療(男性の場合は泌尿器科を含む)を含む領域を対象として、女性に特有の疾患(女性ホルモンの増加や減少に伴う症状を含む)、妊娠や不妊等のイベントを含む、ユーザのヘルス状態をケアし、ユーザの治療や検査を含む活動を支援するサービスを提供する。本サービスは、ユーザ個人毎のヘルス情報を登録及び管理し、ユーザ個人毎のヘルス状態を分析し、ユーザ個人毎の状態に応じたメッセージ等の情報を提供する。

0022

本サービスは、ユーザ毎のヘルス情報を含む情報の管理に基づいて、ユーザ間で情報をシェア共有)する管理を行う。本サービスは、当該シェア情報を参照しながら、状況等が類似するユーザを解析し、ユーザ毎の類似ユーザを判定する。本サービスは、解析に基づいて、各ユーザに、類似ユーザ情報、即ち当該ユーザの状況等に即した、類似する他ユーザのシェア情報を自動的に提供する。

0023

上記サービスにより、ユーザは、疾患や治療等の属性やヘルス状態や妊娠の状況等が自分と似た他ユーザの属性やヘルス状態等を含む有用な情報を容易に閲覧及び取得でき、自分の治療や妊娠等の活動やその判断に参考にすることができる。

0024

[システム
図1は、本実施の形態のヘルスケアシステムの全体的な構成を示す。実施の形態のヘルスケアシステムは、サービス事業者によるサーバ1と、複数の各ユーザの端末2とが、通信網9を介して接続される。ユーザは、患者等を含む人であり、端末2及び医療機器3を所有する。ユーザの端末2に対し、通信網9を介し、医療機関または検査機関の端末4が接続されてもよい。サーバ1に対し、通信網9を介し、医療機関または検査機関の端末4が接続されてもよい。サーバ1に対し、他の事業者のサーバが接続されてサーバ1との連携でサービスが提供されてもよい。

0025

医療機関は病院等が挙げられる。検査機関は検査会社や医療機関内の検査部門等が挙げられる。他の事業者のサーバは、医療情報や病院情報を提供するWebサイトのサーバ、ユーザ情報管理や決済のサービスを提供する通信キャリアのサーバ等が挙げられる。

0026

サーバ1は、サービス部10及びDB(データベース)50を有する。サービス部10は、サーバコンピュータサーバプログラムの処理に基づいて、通信網9を介しアクセスしてきたユーザの端末2に対し、DB50の情報を用いながら、ヘルスケアのサービスの画面及び処理を提供する。DB50は、ストレージ等で構成され、サービスのためのデータ及び情報を格納し、セキュアに管理される。サーバ1は、クラウドコンピューティングシステム等でもよい。

0027

ユーザの端末2は、PC、スマートフォンタブレット端末ウェアラブル端末等の各種のコンピュータが可能であり、CPU,ROM,RAM,入力部、出力部、及び通信部等の公知の要素を含む。ユーザの端末2は、アプリ20、体温月経データ入力部21、及び検査結果データ入力部22を有する。

0028

アプリ20は、サーバ1のサービス部10と通信してヘルスケアのサービスを受けるための処理を行うプログラムであり、当該サービスの画面を含むユーザインタフェースを提供する。アプリ20は、体温月経データ入力部21及び検査結果データ入力部22に対応した機能の実装を含む。

0029

体温月経データ入力部21は、ユーザの体温データ及び月経データを入力する。体温データは、基礎体温の計測の日付及び数値等を含む時系列のデータである。月経データは、月経日等の情報を含む時系列のデータである。検査結果データ入力部22は、ユーザの検査結果データを入力する。検査結果データは、検査の日付、検査項目、及び数値等を含む時系列のデータである。検査項目は、女性ホルモン等の内分泌学検査等を含む。体温月経データ入力部21や検査結果データ入力部22は、手動入力に加え自動転送が可能であり、例えば無線通信インタフェースを備え、外部からのデータを無線通信で入力する。

0030

医療機器3は、ユーザが基礎体温の計測に使用する体温計検査チェッカー等を含む。医療機器3は、センサ機能として、体温等の計測機能を備える。医療機器3は、センサ機能により計測した体温等のデータを記憶し、表示し、外部出力可能である。ユーザの端末2の体温月経データ入力部21は、医療機器3から体温等のデータを通信で入力する。

0031

ユーザの端末2や医療機器3は、体温に限らず、他の項目を計測する機能を備えてもよい。ユーザの端末2は、体温や他の項目の数値を計測し、それらの項目の時系列のデータを、計測データ(バイタルデータともいう)として、サーバ1へ登録してもよい。計測データの項目の例としては、体温、心拍脈拍、血圧、呼吸、等がある。

0032

計測項目及び計測データは、ユーザ自身による計測の場合と、医療機関や検査機関による計測の場合とのいずれでも登録が可能である。検査項目及び検査結果データは、ユーザ自身による検査の場合と、医療機関や検査機関による検査の場合とのいずれでも登録が可能である。

0033

ユーザの端末2や医療機器3は、センサ機能を持つウェアラブル端末でもよい。その場合、ウェアラブル端末は、ユーザのヘルス状態に係わる体温や他の所定の項目の数値を自動的に計測または検査して当該データを記録する。端末2と医療機器3とが1つに統合されてもよい。計測項目や検査項目に応じた複数の医療機器3があってもよい。

0034

医療機関の医師あるいは検査機関の検査者等の人は、端末4を使用する。またユーザが自宅等で端末4を使用してもよい。端末4は、ユーザの端末2と同様に各種のコンピュータの他、専用の医療機器や検査機器病院システム等でもよく、専用の医薬品や検査チェッカー等でもよい。例えば医師、検査者、またはユーザは、端末4にユーザの治療等の情報(いわゆるカルテ情報)や検査結果情報を手動入力する。また、端末4が医療機器や検査機器、病院システムである場合、データを自動転送する。端末4は、検査結果データ出力機能を備え、ユーザの検査結果データを外部出力可能である。ユーザの端末2は、検査結果データ入力部22により、端末4の検査結果データ出力機能から検査結果データを通信で入力可能である。

0035

サービス部10は、ユーザ設定部11、医療情報設定部12、ヘルス情報管理部13A、行動情報管理部13B、グラフ作成部14、カレンダー入力部15、分析部16、解析部17、出力部18、検索部19、及び補助部70を有する。各部は、ソフトウェアプログラム処理で実現される。DB50は、ユーザ設定情報61、ユーザ属性情報51、医療検査情報52、ヘルス情報53A、行動情報53B、グラフデータ54、カレンダー入力情報55、分析情報56、解析情報57、出力情報58、及び処理定義情報59等を格納する。

0036

サービス部10は、上記以外にユーザの端末2に対して基本サービスを提供する機能を含み、当該処理のための情報をDB50に管理する。サービス部10は、他の事業者のサーバから必要な情報を適宜取得または参照して基本サービスの処理を行う。基本サービスは、最新の医療情報やヘルス情報の提供、医療機関や医薬品(ビタミン漢方を含む)等の検索、掲示板(コミュニティ等、複数の人が読み書きする媒体)やブログ等の機能がある。

0037

ユーザ設定部11は、ユーザ設定及びユーザ属性情報登録の処理部を含む。ユーザ設定部11は、ユーザの端末2にユーザ設定用の画面を提供し、当該画面でユーザにより入力されるユーザ毎の設定情報を、ユーザ設定情報61として登録する処理を行う。またユーザ設定部11は、ユーザの端末2にユーザ属性情報登録用の画面を提供し、当該画面でユーザにより入力されるユーザの属性情報を、ユーザ属性情報51として登録する処理を行う。なおユーザ属性情報51とユーザ設定情報61とが統合されてもよい。

0038

医療情報設定部12は、本システムの管理者による入力に基づいて、医療検査情報52及び処理定義情報59を含む本システムの管理情報を設定する処理を行う。医療検査情報52は、複数の医療機関や検査機関、医療及び検査に関する管理情報を含むDBである。処理定義情報59は、本システムの管理情報として、各種の分析や解析の際に用いる、個別の処理論理定義情報が設定される。

0039

ヘルス情報管理部13Aは、ユーザの端末2のアプリ20を通じてユーザにより入力される各種の要素、即ち体温、月経、検査結果、症状、及び服薬等の要素毎の時系列のヘルスデータを、ヘルス情報として、DB50に管理する処理を行う。特に、ヘルス情報管理部13は、端末2の体温月経データ入力部21を通じて入力及び送信される体温データ及び月経データを受信し、ヘルス情報53Aの一部として格納する。またヘルス情報管理部13は、端末2の検査結果データ入力部22を通じて入力及び送信される検査結果データを受信し、ヘルス情報53Aの一部として格納する。

0040

行動情報管理部13Bは、ユーザの端末2のアプリ20を通じてユーザにより入力される行動や、つぶやき等の任意のテキストデータを、行動情報53Bとして、DB50に管理する処理を行う。

0041

グラフ作成部14は、ユーザ情報における各種の時系列のデータを用いて、各種のグラフを作成し、作成したグラフをグラフデータ54としてDB50に保存し、画面にグラフを表示する処理を行う。グラフ作成部14は、例えばヘルス情報53Aのうちの体温データ及び月経データを用いて体温月経グラフを作成し、グラフデータ54の一部として格納し、画面に体温月経グラフを表示する。またグラフ作成部14は、ヘルス情報53Aのうちの検査結果データを用いて検査結果グラフを作成し、グラフデータ54の一部として格納し、画面に検査結果グラフを表示する。またグラフ作成部14は、行動情報53Bを用いて、行動グラフを作成し、グラフデータ54の一部として格納し、画面に行動グラフを表示する。またグラフ作成部14は、ユーザ属性情報51の属性を用いて、属性グラフを作成し、グラフデータ54の一部として格納し、画面に属性グラフを表示する。またグラフ作成部14は、分析情報56を用いて、分析結果グラフを作成し、グラフデータ54の一部として格納し、画面に分析結果グラフを表示する。

0042

グラフは、例えば横軸を時間として縦軸に体温等の数値をプロットしたグラフを含む。体温月経グラフは、体温グラフと月経グラフとを統合したグラフであるが、分けて管理されてもよい。検査結果グラフは内分泌学検査等の検査項目数値のグラフを含む。

0043

カレンダー入力部15は、ヘルス情報管理部13Aのヘルス情報53Aや行動情報管理部13Bの行動情報53B等の入力及び管理を補助する処理部である。カレンダー入力部15は、ユーザの端末2にカレンダーを含む画面を提供し、当該画面でユーザにより入力される、基礎体温や月経、検査結果、症状、服薬、行動、つぶやき、治療(通院)、その他の情報を含むユーザ入力情報を、静的方法、動的方法を問わずに、カレンダー入力情報55として登録する処理を行う。カレンダーの日付毎に時系列で各種のユーザ入力情報が登録可能である。各ユーザ入力情報は専用の画面や入力欄やカレンダーのうち少なくとも1つで入力可能である。

0044

分析部16は、ユーザ属性情報51、医療検査情報52、及び処理定義情報59を用いつつ、ユーザ毎に、傾向分析及び疾患リスク判断等の気づき情報抽出と、行動抽出と、妊娠支援と、を含む各分析の処理を行う。分析部16は、ユーザのヘルス情報53A、行動情報53Bを対象に、各種の傾向分析の処理を行い、その結果情報を、分析情報56内に格納する。分析部16は、ユーザの分析情報56によるヘルス状態、並びにカレンダー入力情報55で登録された行動情報53Bを対象に、行動抽出処理を行い、その結果情報を、分析情報56内に格納する。分析部16は、ユーザの分析情報56によるヘルス状態、並びに上記ヘルス情報53Aや行動情報53Bの要素の組合せを用いて、疾患リスク判断処理や妊娠支援処理を行い、それらの結果情報を、分析情報56内に格納する。

0045

解析部17は、ユーザ設定情報61に基づいて、ユーザのユーザ属性情報51、ヘルス情報53A、行動情報53B、グラフデータ54、及び分析情報56等を対象に、類似ユーザに関する解析処理を行う。解析部17は、ユーザ設定情報61に設定された条件に従い、ユーザ群における各々のユーザ間での類似性を解析し、ユーザ毎の類似ユーザを判定し、当該解析処理の結果を、解析情報57に格納する。

0046

解析部17は、解析処理では、ユーザ間で、ユーザ属性情報51の属性値や、ヘルス情報53Aや行動情報53Bの要素の値や、グラフや、分析結果の値等を比較して、ユーザ間の類似性を表す指標値である類似度を計算する。解析部17は、類似度を用いて、ユーザに対する類似する他ユーザを類似ユーザとして判定し、ユーザと他ユーザである類似ユーザとを関係付ける情報を、解析情報57内に格納する。

0047

解析部17は、解析処理の結果に基づいて、各ユーザに対して出力する類似ユーザ情報を決定し、当該情報を解析情報57または出力情報58内に格納する。出力する類似ユーザ情報は、本システムにユーザ群のシェア情報として登録される各種のユーザ情報を含み、ユーザ属性情報51の所定の属性の情報や、所定のヘルス情報53Aや行動情報53Bの要素のデータや、所定の分析結果情報及びメッセージ情報、等である。

0048

出力部18は、上記分析情報56、解析情報57、出力情報58に基づいて、ユーザの端末2の画面に、当該ユーザ毎のヘルス状態に応じたメッセージ、並びに、ユーザ毎の類似ユーザ情報、を含む情報の出力処理を行い、当該情報を出力情報58に管理する。

0049

補助部70は、アプリ20と連携しつつ、本サービスの他の機能である補助機能に対応した処理を行い、そのための情報をDB50に管理する。

0050

[機能及びデータ]
図2A図2B図2Cは、本実施の形態のヘルスケアシステムにより提供するサービス及び対応する機能、並びに管理するデータ及び情報の概要を示す。本ヘルスケアシステムは、主な機能として、(1)データ管理機能201、(2)分析機能202、(3)解析機能203、(4)検索機能204、(5)統計機能205、(6)補助機能206を含む。

0051

(1)データ管理機能201は、図2Aのように、シェア管理機能、ユーザ属性情報管理機能、医療情報設定機能、ヘルス情報管理機能、行動情報管理機能、グラフ管理機能、カレンダー管理機能、等を含み、ユーザ設定情報61、ユーザ属性情報51、医療検査情報52、処理定義情報59、ヘルス情報53A、行動情報53B、グラフデータ54、カレンダー入力情報55、等を管理する。データ管理機能201は、ユーザ個人毎のヘルス状態に関するデータの記録及び一元管理の機能を含む。データ管理機能201は、ユーザにより端末2のアプリ20の画面を通じて随時に入力されるユーザ入力情報を、DB50に登録する。

0052

(1−1)シェア管理機能は、ユーザ設定部11を用いて実現され、本システムの管理者または個別のユーザによる、ユーザ毎のユーザ設定情報61の管理を含む機能である。シェア管理機能は、ユーザ設定情報61に、ユーザ群のデータ及び情報のシェアに係わる設定や、類似ユーザの解析及び情報提供に係わる設定を行う。ユーザ設定情報61は、詳しくは、ユーザ毎のシェア設定情報61a、類似ユーザ判定用情報61b、及び優先出力情報61cを含む。

0053

(1−2)ユーザ属性情報管理機能は、ユーザ設定部11を用いて実現され、ユーザ毎のユーザ属性情報51の登録及び管理を含む機能である。ユーザ属性情報51は、属性の項目として、ユーザ名、性別、年齢、利用する医療機関や検査機関、治療や疾患や既往症の状態、生活ポリシー、運動ポリシー、食事ポリシー、等を含む。

0054

(1−3)医療情報設定機能は、医療情報設定部12を用いて実現され、管理者の操作に基づいて、医療検査情報52、及び処理定義情報59を設定し管理する機能である。

0055

医療検査情報52は、本システムの管理情報として、複数の各々の医療機関及び検査機関に関する情報が設定される。医療検査情報52は、分析や解析の際に用いる基準情報の設定及び管理を含む。本システムは、医療検査情報52を適宜参照し、ユーザ毎の医療機関や検査等を判断し、それに応じた分析や解析を行う。

0056

処理定義情報59は、分析機能の各種の分析及びチェック等の際に用いる、個別の処理論理の定義情報が設定される。処理定義情報59は、医療検査情報52に基づく、適用する基準の情報の管理を含む。

0057

(1−4)ヘルス情報管理機能は、ヘルス情報管理部13Aを用いて実現され、ユーザ個人毎のヘルス情報の各要素のデータの記録及び一元管理の機能を含む。ヘルス情報管理機能は、ユーザ毎における、基礎体温データ管理、月経データ管理、検査結果データ管理、症状データ管理、等の機能を含む。

0058

ヘルス情報53Aは、要素として、(a)基礎体温、(b)月経、(c)検査結果、(d)症状、(e)服薬、(f)その他、を含む。(a)の基礎体温は、計測項目及び計測データの例であり、他の複数の計測項目の計測データを有してもよい。(c)の検査結果は、後述の検査結果データであり、複数の検査項目の数値を含み、複数の種類の内分泌学検査項目数値等を含む。(d)の症状は、ストレスを含む。(e)の服薬の情報は、医療機関による薬剤の処方、ユーザによる薬剤の服用、及びその履歴の情報を含む。

0059

(1−5)行動情報管理機能は、行動情報管理部13Bを用いて実現され、ユーザ個人毎の行動情報の各要素のデータの記録及び一元管理の機能を含む。行動情報管理機能は、ユーザ毎における、行動データ管理、つぶやきデータ管理、等の機能を含む。

0060

行動情報53Bは、行動データと、つぶやきデータ等の任意のテキストデータと、を含む。行動データは、生活習慣に係わる各種の行動毎のデータを含み、例えば運動データ食事データを含む。行動は、運動療法食事療法音楽療法等を含む。つぶやきは、気持ちメモ等を表す任意のテキストを含む。

0061

(1−6)グラフ管理機能は、グラフ作成部14を用いて実現され、ユーザのヘルス状態を表す体温月経グラフや検査結果グラフ、行動グラフ、属性グラフ、分析結果グラフ等を含む、各種のグラフデータ54及びそれに関連する情報を管理する。グラフ管理機能は、各ユーザのグラフとは別に、後述の基準グラフに関連する情報を設定し管理する。

0062

(1−7)カレンダー管理機能は、カレンダー入力部15を用いて実現され、ユーザ入力情報の登録及び表示のためのカレンダーを含む画面、及びカレンダー入力情報55を管理する。カレンダー管理機能は、ユーザの端末2のアプリ20の画面にカレンダーを表示し、カレンダーの日付に対する各種の情報(基礎体温、月経、検査結果、症状、服薬、行動、つぶやき、治療、その他)の登録及び表示を制御する。ユーザ入力情報は、カレンダーの形式で時系列で記録及び一元管理される。カレンダーは、現在日や過去日や未来日の入力や表示が可能である。

0063

(2)図2Bで、分析機能202は、分析部16及び出力部18を用いて実現され、分析機能及びメッセージ出力機能を含む。分析機能は、気づき情報抽出機能、行動抽出機能、及び妊娠支援機能を含み、分析情報56を管理する。メッセージ出力機能は、出力情報58を管理する。出力情報58は、メッセージ情報58aを含む。分析機能202は、上記(1)のデータ管理機能201による各データ、即ちユーザ毎のユーザ属性情報51、ヘルス情報53A、行動情報53B等を用いて、医療検査情報52や処理定義情報59に基づいて、ユーザ毎のヘルス状態に関する高度な分析を行う。そして、分析機能202は、当該分析の結果であるユーザ毎のヘルス状態に応じた高度なメッセージを含む情報を出力する。

0064

(2−1)傾向分析機能は、ヘルス情報53A及び行動情報53Bの各要素に関する傾向分析、即ち、体温及び月経の傾向分析、検査結果の傾向分析、行動の傾向分析、症状の傾向分析、等の機能を含む。傾向分析の処理は、ユーザの体温等の要素の時系列の数値における、絶対的な良し悪し、及び相対的な改善や悪化等の傾向の状態を、所定の基準の数値に基づいて判定する。傾向とは、時系列での数値の変動を含む。傾向は、例えば過去の一定期間での要素毎の変化、例えば量や頻度継続性の変化を含む。

0065

体温及び月経の傾向分析の機能は、ユーザ毎のヘルス情報53Aの体温及び月経等の数値やグラフを用いて、ユーザの体温や月経の傾向を含むヘルス状態を分析する。この機能は、後述の温度差や月経周期等の所定の項目の数値の算出や判定を含む。検査結果の傾向分析の機能は、ユーザ毎のヘルス情報53Aの検査結果データ等の数値やグラフを用いて、ユーザの検査結果の数値の傾向を含むヘルス状態を分析する。この機能は、検査結果に関する所定の項目の数値の算出や判定を含む。行動の傾向分析の機能は、ユーザ毎の行動情報53Bの行動の値やグラフを用いて、ユーザの行動の傾向を分析する。症状の傾向分析の機能は、ユーザ毎のヘルス情報53Aの症状の値やグラフを用いて、行動の傾向を分析する。他の要素の傾向分析も同様である。

0066

(2−2)行動抽出機能は、ユーザ毎の行動情報53Bを用いて、ユーザの現在の体温、月経、検査結果、及び症状等のヘルス状態に関連や影響があると推定される過去の行動の情報を抽出し、ユーザに提示する。ユーザのヘルス状態は、傾向分析の結果を用いる。また、行動抽出機能は、ユーザの行動情報53Bと、そのユーザの類似ユーザの行動情報53Bとを用いて、ユーザ毎に行動支援情報を生成し、提示する。行動支援情報は、ユーザのヘルス状態の改善に役立つ可能性がある行動を提案する情報である。

0067

(2−3)疾患リスク警告機能は、上記ユーザの属性やヘルス情報や行動情報の要素を組合せで用いた総合的な分析により、ユーザの疾患等の可能性を含むヘルス状態を推定及びチェックする。そして疾患リスク警告機能は、その結果に応じたメッセージを、メッセージ出力機能を用いて提供する。疾患リスク警告機能は、結果に応じて、疾患の可能性及びリスクを警告するメッセージを出力する。チェック対象は、女性に特有の各種の疾患等を含む。警告は、言い換えると、可能性の示唆や、注意喚起を促すアラートである。

0068

(2−4)妊娠支援機能は、上記ユーザの属性やヘルス情報や行動情報の要素や分析結果を用いて、ユーザの妊娠や生殖能力に係わるヘルス状態を分析及び把握する。妊娠支援機能は、当該ユーザのヘルス状態に応じた、妊娠の可能性を高めるための妊娠支援情報を生成し、ユーザに提供する。妊娠支援情報は、パートナーとの妊娠活動のアドバイス等を含む。

0069

上記(2)の機能による出力情報58の概要として以下を含む。出力情報58のメッセージ情報58aは、一般的な医学的知識や最新情報、生活アドバイス、傾向分析結果情報、抽出行動、行動傾向、行動支援情報、チェック結果による疾患の可能性の注意喚起を示すアラート、治療や検査や病院等に関する受診勧奨、妊娠支援情報、等を含む。傾向分析結果情報は、ユーザのヘルス状態の数値、その良し悪し、改善や悪化等の傾向の状態を伝える情報、当該状態の説明や解釈の情報を含む。分析結果及びメッセージ情報は、本システムの特有の分析によるユーザ個人毎に提供される参考情報である。

0070

(3)図2Cで、解析機能203は、解析部17及び出力部18を用いて実現され、類似ユーザ解析機能を含み、解析情報57及び出力情報58を管理し、ユーザ毎に類似ユーザ情報を提供する。解析機能203は、ユーザ毎のユーザ設定情報61に基づいて、ユーザ群におけるユーザ属性情報51、ヘルス情報53A、行動情報53B、グラフデータ54、及び分析情報56等を対象に、ユーザ間の類似性を解析する。解析機能203は、ユーザ間の類似性を表す指標値である類似度を計算し、ユーザ毎の類似ユーザを判定し、解析結果を解析情報57に格納する。解析情報57は、類似度を用いて、各ユーザと、他ユーザである類似ユーザとを関係付ける情報を含む。

0071

解析機能203は、解析情報57に基づいて、ユーザ毎に提供及び出力するための類似ユーザ情報を決定し、解析情報57または出力情報58内の類似ユーザ情報58bとして格納する。出力の類似ユーザ情報は、類似ユーザのシェア情報の所定の項目の情報であり、ユーザ属性情報51の属性値、ヘルス情報や行動情報の要素のグラフを含むデータ、分析結果またはメッセージ情報、等を含む。

0072

解析機能203は、解析情報57または出力情報58内の類似ユーザ情報58bに基づいて、各ユーザの端末2に対し、所定のタイミングで、類似ユーザ情報を自動的に提供する。ユーザは、端末2の画面で類似ユーザ情報を閲覧できる。所定のタイミングは、例えば所定の画面へのアクセス時や、設定された定期的な時点等である。

0073

解析機能203は、詳しくは、類似ユーザの判定に関する機能として、(3A)ユーザ属性比較、(3B)ヘルス情報要素比較、(3C)行動情報比較、(3D)グラフ比較、(3E)分析結果比較、を含む。

0074

(3A)ユーザ属性比較機能は、ユーザ間でユーザ属性情報51の1つ以上の属性の属性値を比較して、属性値の類似性を判定し、ユーザ属性に関する類似度を計算し、結果を解析情報57に格納する。

0075

(3B)ヘルス情報要素比較機能は、ユーザ間でヘルス情報53Aのうちの1つ以上の要素のデータを比較して、要素の類似性を判定し、ヘルス情報に関する類似度を計算し、結果を解析情報57に格納する。

0076

ヘルス情報要素比較機能は、体温比較機能や、検査結果比較機能や、症状比較機能、等を含む。

0077

(3C)行動情報比較機能は、ユーザ間で行動情報53Bのうちの1つ以上の要素のデータを比較して、要素の類似性を判定し、行動情報に関する類似度を計算し、結果を解析情報57に格納する。行動情報比較機能は、テキストマイニング機能を含む。行動情報比較機能は、ユーザ間でつぶやき等のテキストデータを比較する場合、テキストマイニング機能を用いて、テキストデータを対象に解析し、テキストから抽出したワードの分析及び比較により、テキストの内容に関する類似度を計算する。

0078

(3D)グラフ比較機能は、ユーザ間でグラフデータ54のうちの対応する1つ以上の要素(属性等の項目を含む)のグラフを比較して、要素の類似性を判定し、グラフに関する類似度を計算し、結果を解析情報57に格納する。グラフ比較機能は、例えばユーザの要素のデータのグラフと、他ユーザの対応する要素のデータのグラフとでグラフパターンを比較して、当該要素のグラフに関する類似度を計算する。

0079

(3E)分析結果比較機能は、分析機能202による分析結果の分析情報56及び出力情報58のメッセージ情報58aを用いて、ユーザ間での分析結果またはメッセージを比較して、分析結果またはメッセージに関する類似度を計算し、結果を解析情報57に格納する。比較対象の項目は、各要素の傾向分析の結果の所定の項目の数値やその傾向の状態、行動抽出の結果の行動の情報、疾患リスク判断結果の疾患の可能性の情報、妊娠支援の結果の妊娠に係わる状態の情報、等である。

0080

解析機能203は、上記のうち単一の機能のみで類似ユーザを判定してもよいし、複数の機能の組合せを用いて総合的に類似ユーザを判定してもよい。解析機能203は、後者の例としては、ユーザ属性の類似度と、ヘルス情報の類似度と、行動情報の類似度と、グラフの類似度と、分析結果の類似度とを用いて、それらの加算乗算等を含む所定の総合の計算により、ユーザ間の総合的な類似度を計算する。

0081

(4)検索機能204は、検索部19等を用いて実現され、ユーザの指定の条件による、類似ユーザ情報を含む他ユーザのユーザ情報(シェア情報)の詳細検索の機能である。本システムは、解析機能203による類似ユーザ情報の自動的な提供の機能に加え、補完の機能として、検索機能204を提供する。ユーザは、必要に応じて随時、端末2の画面で、検索機能204を用いて、他ユーザのユーザ情報を検索するための条件を入力し、検索を実行する。検索条件は、ユーザの所望の属性や要素の値、自由なキーワード等である。検索機能204は、検索条件に従い、DB50に登録されているユーザ群のユーザ情報や解析情報57を検索し、検索条件に合致する他ユーザの情報を抽出して検索結果情報を構成し、ユーザの端末2へ提供する。ユーザは、端末2の画面で、所望の条件に合致する他ユーザの情報を取得及び閲覧できる。

0082

(5) 統計機能205は、グラフ作成部14を用いて実現され、類似ユーザを含むユーザ群の統計情報をユーザに提供する機能である。本システムは、解析機能203による類似ユーザ情報の提供に加え、補完の機能として、統計機能205を提供する。

0083

統計機能205は、類似ユーザを含むユーザ群に関する、ユーザ属性やヘルス情報や行動情報の要素や分析結果等の所定の項目に関する集計を含む統計処理を行い、その結果の統計データを構成し、DB50に格納する。統計機能205は、例えば特定のユーザ属性に関し、ユーザ群のデータを集計し、平均や分散等の統計値を求め、グラフ作成部14を用いて、それらのグラフ等を含む統計データを構成する。統計機能205は、統計データを用い、各ユーザの端末2に、類似ユーザ情報に加え、統計情報のグラフ等を含む画面を提供する。ユーザは、画面で、所望の項目に関する統計情報を閲覧できる。

0084

(6)補助機能206は、補助部70を用いて実現され、入力補助機能、基準グラフ機能、関連情報検索機能、等を含む。入力補助機能は、ユーザのデータ入力を補助する機能であり、医療機器連携機能音声入力機能を含む。医療機器連携機能は、医療機器3や端末4と連携してデータを入力する機能である。音声入力機能は、ユーザの音声でデータを入力する機能である。基準グラフ機能は、ユーザの端末2に、ヘルス情報の要素等に関する基準グラフを表示し、ユーザのグラフと基準グラフとで比較する機能を含む。関連情報検索機能は、ユーザ毎の属性やヘルス状態や分析結果、並びに類似ユーザ情報に係わる関連情報を、インターネットから自動的に検索し、ユーザの端末2に提供する。

0085

本システムは、ユーザへ提供するサービスの種別に応じて、検索機能204、統計機能205、補助機能206を提供する。

0086

[データ入力]
図1のシステムにおけるデータの入力及び登録の際の具体例を以下に示す。まず体温及び月経データの入力は以下である。ユーザは、日々、体温計等の医療機器3で基礎体温を計測する。ユーザは、端末2のアプリ20の画面で、基礎体温を入力し、月経有りの場合は月経日等の情報を入力する。ユーザは、紙の基礎体温表の数値をアプリ20の画面で手入力してもよいし、紙のスキャン撮影より数値をデータ化して入力してもよい。手入力の場合、アプリ20の画面は、体温の入力欄を表示し、日付及び数値を選択入力できる。またアプリ20の画面は、体温のグラフ欄を表示し、日付箇所での数値のプロットにより入力できる。

0087

またユーザは、医療機器3からの体温データ等を、端末2の体温月経データ入力部21を通じて通信で入力できる。端末2のアプリ20及びサービス部10の補助部70により、入力補助機能の医療機器連携機能が実現される。例えばユーザが体温計である医療機器3を端末2の体温月経データ入力部21によるインタフェース部にかざすまたは接続することにより、医療機器3から体温データが転送され入力される。端末2のアプリ20は、入力された体温及び月経等のデータを端末2内に保存し、サーバ1に送信し登録する。

0088

アプリ20及びサービス部10により、体温等の入力データは、適宜、本システムで扱う所定の形式のデータに変換される。また医療機器3が体温データを時系列やグラフで保持する場合や、体温の他に、月経、身長、体重、BMI体格指数)等の情報やその他の計測データやヘルス情報や行動情報等を一緒に持つ場合、それらのデータを端末2のアプリ20へまとめて入力してもよい。医療機器3は、各種のヘルス情報や行動情報が入力されてもよい。他の計測項目の計測データについても同様に入力及び登録が可能である。

0089

次に検査結果データの入力は以下である。前提の医療機関や検査機関の利用例と共に説明する。例えば不妊症の治療や検査を受けるユーザは、病院の産婦人科等に行く。医師は、患者であるユーザを診察し、必要に応じて、検査や処方のオーダー、病状の診断、処置等の治療を行う。治療は、タイミング法、不妊原因の疾患の治療、人工授精、等がある。

0090

検査のオーダーを受けた検査機関である検査会社や病院内の検査部門等の検査者は、オーダーされた検査を実施する。検査機関は、例えば血液検査として、検査装置を用いて、検体であるユーザの血液中に含まれる女性ホルモン等の数値を測定し、ユーザの検査結果データを端末4等に記録する。

0091

ユーザは、検査機関等から提供された検査結果の紙または検査結果データを用い、端末2で検査結果データを入力する。端末2のアプリ20は、検査結果データの入力欄を含む画面を表示し、ユーザは、画面で、検査の日付、利用した医療機関や検査機関、検査項目、及び数値等を入力できる。また特に、端末4の検査結果データ出力機能から転送された検査結果データを、ユーザの端末2にまとめて入力できる。端末2は、検査結果データ入力部22を通じて入力された検査結果データを、端末2内に保存し、サーバ1へ送信し登録する。

0092

なおユーザ、医療機関や検査機関、及び事業者との間では、相互同意に基づいて、端末4からユーザの端末2あるいはサーバ1へ、ユーザのデータ及び情報を提供してもよい。提供対象は、医療機関のカルテの情報や計測データ、検査機関による検査結果データ等である。この場合、ユーザのデータ登録の手間を削減できる。またユーザや検査機関等から事業者へ、検査結果の紙またはデータを、郵送または通信網9を介して送信し、事業者の人が当該紙やデータから検査結果データとしてデータ化してもよい。またユーザが自分で検査薬等を用いて行う検査の場合、ユーザにより測った数値を端末2で入力し検査結果データとして登録してもよい。

0093

音声入力機能を用いる場合は以下である。音声入力機能を構成する要素として、端末2またはアプリ20またはサービス部10は、公知の音声認識機能を備える。ユーザは、端末2のアプリ20で体温等のデータを入力する際、音声入力機能の使用を選択し、例えば体温の数値を音声で入力する。例えばアプリ20に持つ音声認識機能は、ユーザの入力音声を認識して音声データに変換し、音声データを解析して体温の数値等の情報を抽出する。アプリ20は音声データまたは抽出情報をサーバ1へ送信し、サーバ1は音声データまたは抽出情報からの体温データを登録する。サーバ1側で解析する場合も同様である。

0094

[処理(1)]
図3は、アプリ20及びサーバ1による主な処理として、まずユーザ個人毎のヘルス情報等の登録及びヘルス状態の分析を含むデータ処理に関するフローを示す。S1等は処理ステップを示す。

0095

(S1)サーバ1において、管理者及び医療情報設定部12により、予め本システムの管理情報である医療検査情報52や処理定義情報59が設定される。当該設定の内容は、医療や検査の情報の追加や修正等に応じて随時更新される。

0096

(S2) ユーザの操作に基づいて、サービス利用開始時または随時に、端末2のアプリ20からサーバ1のサービス部10へアクセスし、端末2にサービスの画面として、ユーザの属性情報の登録用の画面等を提供する。本画面は、後述の図5Aのユーザ属性情報51に対応した、ユーザの各属性の項目の入力欄を含み、各項目で選択肢やテキスト等で情報、即ち属性値が登録可能である。ユーザ設定部11は、本画面での入力情報をユーザ属性情報51に登録する。ユーザは、本画面で、適宜、例えば治療を受けた場合等に、自分用のユーザ属性情報51の内容の設定、確認や更新が可能である。

0097

(S3) 随時、ユーザの端末2のアプリ20からサーバ1のサービス部10へアクセスし、ヘルス情報管理部13Aにより、体温及び月経データの入力欄を含む画面を提供する。ユーザは、本画面で、自分の体温及び月経の情報を、例えば医療機器3からの転送の体温データに基づいて入力する。端末2のアプリ20は、ユーザの体温及び月経データをサーバ1へ送信し、ヘルス情報管理部13Aは、ヘルス情報53Aの一部として登録する。他の測定項目の測定データも同様に登録可能である。

0098

(S4) 同様に、随時、ユーザの端末2からサーバ1へアクセスし、ヘルス情報管理部13Aにより、検査結果データの入力欄を含む画面を提供する。ユーザは、本画面で、自分の検査結果データを、例えば端末4からの転送の検査結果データに基づいて入力する。端末2のアプリ20は、ユーザの検査結果データ及び単位を含む情報をサーバ1へ送信し、ヘルス情報管理部13Aは、ヘルス情報53Aの一部として登録する。

0099

(S5) 随時、ユーザの端末2のアプリ20からサーバ1のサービス部10へアクセスし、カレンダー入力部15により、カレンダーを含む画面を提供する。ユーザは、カレンダーの日付に対し、ユーザの体温、月経、検査結果、症状、服薬、行動、つぶやき、治療(通院)、その他の各種の要素の情報を入力できる。入力は、テキスト入力または選択肢やマークの選択等で可能である。カレンダー入力部15は、ユーザ入力情報をカレンダー入力情報55に登録する。上記S3〜S5のように、ユーザは、自分の端末2の画面で、日々好きな時に、ヘルス情報等を入力及び登録でき、また登録された情報を確認や修正ができる。なお、ヘルス情報管理部13Aは、カレンダー入力情報のうちヘルス情報にあたるデータをヘルス情報53Aにも登録し、行動情報管理部13Bは、カレンダー入力情報のうち行動情報にあたるデータを行動情報53Bにも登録する。

0100

(S6)サーバ1のグラフ作成部14は、S3によるヘルス情報53Aの体温及び月経データを用いて、ユーザ毎の体温月経グラフ(後述の図10)を作成または更新し、グラフデータ54の一部として保存する。体温月経グラフは、基礎体温の時系列の数値によるグラフであり、月経日や月経周期等の情報が重ね合わされたグラフである。グラフ作成部14は、作成した体温月経グラフを含む画面を、ユーザの端末2へ提供する。

0101

またグラフ作成部14は、S4によるヘルス情報53Aの検査結果データを用いて、ユーザ毎の検査結果グラフ(後述の図11等)を作成または更新し、グラフデータ54の一部として保存する。検査結果グラフは、複数の種類の検査項目、例えば血液検査による複数の種類の女性ホルモン、に関する時系列の数値によるグラフである。グラフ作成部14は、作成した検査結果グラフを含む画面を、ユーザの端末2へ提供する。

0102

同様に、グラフ作成部14は、ユーザが登録したユーザ情報のうちの属性情報の項目や行動情報の要素について、それぞれグラフを作成し、グラフデータ54に格納する。

0103

(S7)サーバ1の分析部16は、上記S3〜S6で登録されたユーザの各要素のデータを用いて、ユーザ属性情報51、医療検査情報52、及び処理定義情報59等に基づいて、ユーザ毎のヘルス状態の傾向分析処理を行い、その結果を分析情報56に格納する。傾向分析は、ヘルス情報53Aを用いた、体温及び月経の傾向分析や検査結果の傾向分析や症状傾向分析、行動情報53Bを用いた行動傾向分析等を含む。

0104

分析部16は、傾向分析として、ユーザのグラフ等のデータの数値と、医療検査情報52及び処理定義情報59に基づく基準情報の数値範囲または基準グラフとを比較し、絶対値での良し悪しの状態、時系列での相対的な数値の変動の傾向、例えば改善や悪化や維持等の状態を、判定及び検出する。また分析部16は、後述の温度差や月経周期等の所定の項目の数値を算出及び記録し、当該項目の数値の時系列の変化量等を算出し、当該算出した数値を、基準情報の数値と比較して、ユーザの傾向の状態を判定する。

0105

(S8)分析部16は、上記登録された行動情報やヘルス情報を用いて、ユーザ毎の行動抽出や行動傾向分析の処理を行い、その結果を分析情報56に格納する。分析部16は、行動抽出処理で、S7の傾向分析により検出されたユーザの現在の傾向を含むヘルス状態について、関連や影響していると推定される、ユーザの過去の行動を参照及び抽出する。分析部16は、処理定義情報59に基づいて、ユーザのユーザ属性情報51、各要素に関する分析情報56等を用いて、時系列の行動データから、上記抽出する行動を判定する。分析部16は、抽出した行動を、分析情報56の一部として保存する。S8で分析部16は、同様に、症状抽出の処理を行う。

0106

行動抽出の処理は、ユーザの現在のヘルス状態に関係がありそうな過去の行動等を緩やかに推定する特有の処理であり、抽出情報をDB50に蓄積し、参考情報としてユーザに提供する。ユーザは、画面で自分の現在のヘルス状態に関連がありそうな過去の行動や症状の情報を見ることができ、自分の今後の行動等に参考にできる。

0107

分析部16は、行動の傾向分析処理では、ユーザの過去の期間の行動における傾向を判定する。分析部16は、例えば食事や運動等の行動種類毎に、量や頻度や継続性等を数値で算出し、それらの時系列の変化を判定する。分析部16は、例えば各種の行動の量を、登録された日数で算出する。分析部16は、同様に、症状の傾向分析処理では、ユーザの過去の期間の症状における傾向を判定する。

0108

分析部16は、ユーザのヘルス状態の改善に役立つと推定される行動を、ユーザの行動情報の中から抽出する。また、分析部16は、処理定義情報59に基づいて、ユーザのヘルス状態の改善に役立つと推定される行動を生成する。分析部16は、その行動を含む行動支援情報を生成し、分析情報56に格納する。

0109

(S9)分析部16は、ユーザ属性情報51、上記症状データを含むヘルス情報の各種の要素の組合せを用いて、総合的な疾患リスク判断処理を行い、その結果を分析情報56に格納する。分析部16は、疾患リスク判断処理では、症状抽出及び症状の傾向分析の結果情報を用いて、処理定義情報59に基づいて、症状を含む要素の数値を基準の数値と比較し、女性に特有の各種の疾患等の可能性を緩やかに推定する。

0110

(S10)分析部16は、上記ユーザのユーザ属性情報51、ヘルス情報53Aの要素、行動情報53Bの要素、及び分析情報56を用いて、ユーザの妊娠や生殖能力に係わる状態を分析し、例えば妊娠のしやすさの状態等を表す指標値や、パートナーとの妊娠活動に関する指標値を算出する。分析部16は、当該ユーザの妊娠や生殖能力に係わる状態に応じて、ユーザの妊娠の可能性を高めるための妊娠支援情報を生成し、分析情報56に格納する。妊娠支援情報は、例えばユーザの妊娠に係わる状態に応じた、パートナーとの妊娠活動のアドバイス等のメッセージを含む。

0111

(S11)分析部16は、上記S7〜S10の結果を含む分析情報56に基づいて、ユーザ毎のヘルス状態に応じた出力メッセージを決定し、出力情報58のメッセージ情報58aに格納する。出力部18は、出力情報58に基づいて、ユーザの端末2の画面の専用の欄やグラフ等の欄に、メッセージを表示する。出力部18は、出力したメッセージの履歴情報を出力情報58に格納する。メッセージの出力のタイミングは、ユーザが所定の画面にアクセスした時点、ユーザの要求を受けた時点、ユーザのデータを分析した時点、ユーザ設定に基づく定期的な時点、等が可能である。

0112

ユーザは、好きな時に、自分の端末2の画面で、登録による自分のヘルス情報、行動情報、分析結果のメッセージ等の情報を閲覧できる。ユーザは、画面で、選択した個別の情報の閲覧、複数の種類の情報の一覧及び並列での閲覧、1日単位の情報の閲覧、過去の指定の期間の情報の閲覧、等が可能である。

0113

グラフ作成部14は、ユーザの分析情報56の分析結果の項目毎に、グラフを作成し、グラフデータ54に格納する。

0114

(S12)サーバ1は、ユーザの端末2のアプリ20からのユーザによる所望のデータの出力の要求に応じて、DB50に保存されている対応するデータを読み出し、端末2へ送信する。DB50は、ユーザ毎の各データが整理して蓄積される。ユーザの端末2のアプリ20は、サーバ1から受信したデータをメモリに保存し、画面表示や印刷を行う。出力可能なデータは、ユーザ属性情報51、グラフやカレンダー入力情報55を含むヘルス情報、行動情報、分析結果のメッセージ、及び類似ユーザ情報を含む。出力データは、例えば過去の指定の期間の履歴情報及び一覧情報ファイルが可能である。またS12で、検査結果データを出力する際には、サーバ1は、検査項目数値の単位変換を行い、単位変換後のデータを提供する。

0115

[処理(2)]
図4は、アプリ20及びサーバ1による主な処理として、解析部17及び解析機能203による類似ユーザ解析及び類似ユーザ情報提供を含む処理に関するフローを示す。S21等は処理ステップを示す。

0116

(S21)サーバ1において、管理者により、予め本システムの管理情報である、類似ユーザ解析及び類似ユーザ情報提供に関する、ユーザ設定情報61が設定される。このユーザ設定情報61(後述の図6)は、サービスの設定情報に対応し、サービスの種別毎にそれを利用する全ユーザに対して同様に適用される。

0117

(S22) ユーザの操作に基づいて、端末2のアプリ20からサーバ1のサービス部10へアクセスし、端末2に、ユーザ毎のユーザ設定用の画面を提供する。本画面は、ユーザにより自分のユーザ設定情報61(後述の図7等)の内容を設定するための入力欄を含む。ユーザ設定部11は、本画面での入力情報を、ユーザ設定情報61に格納する。ユーザは、シェア設定情報61a、類似ユーザ判定用情報61b、及び優先出力情報61cの内容を設定できる。シェア設定情報61aは、シェア対象の項目が設定される。類似ユーザ判定用情報61bは、類似ユーザの判定用の項目が設定される。優先出力情報61cは、優先出力対象の項目が設定される。各項目は、ユーザ属性、ヘルス情報要素、行動情報要素、分析種別等の単位で選択できる。

0118

(S23) S23は、前述のS3〜S10と同様であり、ユーザ群におけるヘルス情報等の登録、グラフの作成、各種の分析等が行われる。これにより、解析の対象となるデータ及び情報が本システムのDB50に蓄積される。

0119

(S24) S24は、サーバ1の解析部17により、S23のDB50のユーザ群のデータ及び情報を対象に、類似ユーザに関する解析処理を行い、その結果情報を解析情報57に格納する。解析部17は、例えば定期的、あるいはユーザによるデータ登録の発生の時点等に応じたタイミングで、解析処理を実行し、解析情報57の内容を更新する。S24の処理は、S24A〜S24Fの各処理を含む。各処理は、ユーザ毎のユーザ設定情報61に応じて実行される。

0120

(S24A) S24Aは、ユーザ属性比較による類似ユーザ解析処理である。S24Aのユーザ属性比較の処理は、ユーザ群における各々の二者のユーザ間で、ユーザ属性情報51のシェア対象項目である各属性の属性値の比較により、ユーザ間の類似性を解析する。解析部17は、当該解析で、ユーザ属性に関するユーザ間の類似度を計算し、類似ユーザを判定する。そして解析部17は、当該類似度で類似ユーザであるユーザと他ユーザとを関係付ける情報を、解析情報57に格納する。

0121

(S24B) S24Bは、ヘルス情報要素比較による類似ユーザ解析処理である。S24Bの処理は、ユーザ群における各々のユーザ間で、シェア対象の要素に対応した体温月経データや検査結果データや症状データや服薬データ等の対応する要素同士のデータの比較により、ユーザ間の類似性を解析する。解析部17は、当該解析で、要素に関するユーザ間の類似度を計算し、類似ユーザを判定し、解析情報57に格納する。

0122

解析部17は、症状の比較の場合、比較対象のユーザの組における、対象期間に登録された症状を比較する。解析部17は、対象期間での、腹痛頭痛等の症状の種類毎に、登録の日数や症状の度合いを加味した量、頻度や継続性等の数値を取得または算出する。解析部17は、当該数値をユーザ間で比較し、当該数値の近さから、ユーザ間の症状の類似度を計算する。同様に、解析部17は、服薬の比較の場合、ユーザ間で、対象期間に登録された服薬の情報を比較し、服薬の類似度を計算する。

0123

(S24C) S24Cは、行動情報要素比較による類似ユーザ解析処理である。S24Cの処理は、各々のユーザ間で、シェア対象の要素である行動やつぶやきテキストの比較により、ユーザ間の類似性を解析する。解析部17は、当該解析で、行動やつぶやきに関するユーザ間の類似度を計算し、類似ユーザを判定し、解析情報57に格納する。

0124

解析部17は、行動の比較の場合、比較対象のユーザの組における、対象期間に登録された行動、あるいはS8で抽出された行動を比較する。解析部17は、対象期間での各種の運動や食事等の行動の種類毎に、登録の日数や総時間等の量、頻度や継続性等の数値を取得または算出する。解析部17は、当該数値をユーザ間で比較し、それらの数値の近さから、ユーザ間の行動の類似度を計算する。

0125

解析部17は、つぶやきのテキストの比較の場合、各々のユーザ間で、シェア対象の要素である、カレンダーで登録されているつぶやきのテキストデータの比較により、ユーザ間の類似性を解析する。解析部17は、比較対象のユーザの組における、対象期間に登録されたつぶやきのテキストデータを比較する。解析部17は、テキストマイニング機能を用い、各ユーザのテキストを解析し、テキスト中に含まれるワードを抽出し、抽出したワード毎に、登録の日数や出現数や頻度等を算出する。テキストマイニング機能は公知技術を利用できる。解析部17は、算出した数値をユーザ間で比較し、それらの数値の近さから、ユーザ間のつぶやきのテキストの内容における類似度を計算する。

0126

解析部17は、テキストから特定のワードのみを抽出し、特定のワードの登録の日数や出現数等を算出してもよい。特定のワードは、例えば本システムによる設定情報である。例えば“お腹が痛い”というワードは、腹痛の症状が有りというヘルス状態と関連付けられる。特定のワードを用いて、ユーザ属性やヘルス情報や行動情報の要素に関する類似性の判定が可能である。

0127

(S24D) S24Dは、分析結果比較による類似ユーザ解析処理である。S24Dの分析結果比較の処理は、各々のユーザ間で、シェア対象の項目である各種の分析結果またはメッセージの比較により、ユーザ間の類似性を解析する。解析部17は、当該解析で、分析結果またはメッセージに関するユーザ間の類似度を計算し、類似ユーザを判定し、解析情報57に格納する。解析部17は、比較対象のユーザの組における、分析情報56やメッセージ情報58aに格納されている分析結果やメッセージの値を比較する。解析部17は、当該値の近さから、ユーザ間の分析結果及びメッセージの類似度を計算する。

0128

解析部17は、傾向分析結果の類似度を計算してもよい。解析部17は、例えばユーザ間で同じ要素の傾向分析の結果における傾向の状態を表す値を参照し比較する。当該傾向の状態は、例えば、温度差や月経周期等の所定の項目の数値の良し悪し等の状態や、相対的な改善や悪化等の状態の判定結果の値である。解析部17は、二者の傾向の状態を比較し、当該傾向の状態の近さを判定する。二者の値が同一の場合や差分が小さい場合、または同じグループに属する値である場合、類似性が高いと判定できる。同じグループとは、本システムによる設定情報である。

0129

解析部17は、同様に、行動抽出、疾患リスク警告、及び妊娠支援等の各種の分析の分析結果についても、それぞれの単位での類似度を計算可能である。例えば行動抽出の結果で同じまたは類似の行動が抽出されている場合、当該ユーザ間における行動の類似度が高い。疾患リスク警告の結果で同じまたは類似の疾患の可能性が推定されている場合、疾患に関する類似度が高い。妊娠支援処理の結果で妊娠に係わる状態の指標値が同じまたは近い場合、妊娠に関する類似度が高い。

0130

解析部17は、出力メッセージの類似度を計算してもよい。解析部17は、出力情報58のメッセージ情報58aを参照し、比較対象のユーザの組における出力メッセージの種類、出力回数、メッセージ内のテキスト等を比較する。二者の値が同一の場合や近い場合、または同じグループに属する値である場合、メッセージの類似度が高い。

0131

(S24E) S24Eは、グラフ比較による類似ユーザ解析処理である。解析部17は、S6で作成された所定の項目や要素のグラフを用いる。解析部17は、ユーザ間で、シェア対象の所定の項目や要素に対応するグラフ同士でグラフパターンの比較により、ユーザ間の類似性を解析する。解析部17は、当該解析で、グラフに関するユーザ間の類似度を計算し、類似ユーザを判定し、解析情報57に格納する。

0132

(S24F) 更にS24Fで、解析部17は、上記ユーザ属性情報51の属性、ヘルス情報53Aの要素、行動情報53Bの要素、グラフ、及び分析結果のすべてを比較対象としたそれぞれの単位の類似度の結果を用いて、総合的にユーザ間の類似度を計算してもよい。解析部17は、ユーザ間で、ユーザ属性情報の属性項目、ヘルス情報や行動情報の要素、グラフ、及び分析結果を含むユーザ情報のうち、所定の組合せの単位で比較することにより、ユーザ間の類似度を計算する。解析部17は、例えば、組合せを構成する要素や項目毎に類似度を計算し、それらの類似度を用いて、加算や乗算等を含む所定の総合の計算により、ユーザ間の総合的な類似度を得る。類似度を計算する組合せは、予め本システムの管理情報やユーザ設定情報61で設定可能である。類似度を計算する組合せの例は以下である。

0133

(1)属性情報とヘルス情報と行動情報のうち、少なくとも2つによる組合せ。解析部17は、設定に基づいて、例えば、属性情報のうち1つ以上の属性と、ヘルス情報や行動情報のうち1つ以上の要素との組合せで、類似度を計算する。解析部17は、例えば、属性に関する第1の類似度と、ヘルス情報や行動情報の要素に関する第2の類似度とを計算し、それらの類似度を用いて、総合的な類似度を計算する。

0134

上記組合せの具体例としては、解析部17は、ユーザ間で、属性情報のうち年齢、治療、既往症の少なくとも1つを含む属性の属性値を比較して第1の類似度を計算し、ヘルス情報のうち検査結果、症状、服薬の少なくとも1つの要素のデータを比較して第2の類似度を計算し、第1の類似度と第2の類似度とを用いて、組合せの類似度を計算する。

0135

(2)属性情報とヘルス情報と行動情報のうちの少なくとも1つと、グラフとの組合せ。解析部17は、設定に基づいて、例えば、1つ以上の属性と、ヘルス情報や行動情報のうち1つ以上の要素と、所定の項目や要素に関する1つ以上のグラフとの組合せで、類似度を計算する。

0136

(3)属性情報とヘルス情報と行動情報のうちの少なくとも1つと、分析結果との組合せ。解析部17は、設定に基づいて、例えば、1つ以上の属性と、ヘルス情報や行動情報のうち1つ以上の要素と、分析結果または出力メッセージとの組合せで、類似度を計算する。

0137

(4)属性情報とヘルス情報と行動情報のうちの少なくとも1つと、パートナー(後述)のユーザ情報との組合せ。データ管理機能201は、ユーザのユーザ情報と、そのユーザのパートナーのユーザ情報とを管理する。解析部17は、ユーザのパートナー間でユーザ情報を比較して、当該ユーザ情報の類似性の解析により、パートナー間の類似度を計算する。解析部17は、設定に基づいて、属性情報とヘルス情報と行動情報のうち1つ以上の項目や要素に関する類似度と、パートナー間の類似度との組合せで、総合的な類似度を計算する。

0138

(5) ユーザとそのパートナーとのペアの組合せ。データ管理機能201は、ユーザとして、第1のユーザのユーザ情報と、第1のユーザのパートナーである第2のユーザのユーザ情報とを管理する。解析部17は、第1のユーザ間でユーザ情報を比較し、第1のユーザ間の第1の類似度を計算し、第2のユーザ間でユーザ情報を比較し、第2のユーザ間の第2の類似度を計算する。第1のユーザ間で比較するユーザ情報は、属性情報とヘルス情報と行動情報のうちの少なくとも1つを含み、第2のユーザ間で比較するユーザ情報は、属性情報とヘルス情報と行動情報のうちの少なくとも1つを含み、両者は異なっていてもよい。解析部17は、第1の類似度と第2の類似度とを用いて、第1のユーザと第2のユーザとのペアの単位での類似度を計算する。

0139

(S25) S25は、サーバ1の統計機能205により、本システムに登録されたユーザ群における全ユーザ、またはあるユーザの類似ユーザである複数のユーザにおける、所定の項目に関する集計を含む統計処理を行う。統計機能205は、統計処理の結果のグラフを含む統計データを構成し、DB50に格納する。統計処理の対象のユーザや項目は、本システムによる固定の設定情報でもよいし、ユーザ毎の設定や指定でもよい。

0140

(S26) S26では、サーバ1は、S24の結果の解析情報57に基づいて、各々のユーザに対して出力するための類似ユーザ情報の内容を決定し、当該決定した情報を、例えば出力情報58内に類似ユーザ情報58bとして格納する。当該情報は、いつ、どのユーザに対し、どの類似ユーザのどの項目の情報を出力するか等を規定する情報である。

0141

上記ユーザ毎に出力する類似ユーザ情報の内容の決定は、第1の方法として、予めサーバ1による解析時点でもよいし、第2の方法として、個別のユーザへの出力時点でもよい。第1の方法の処理例では、解析時点で、一定の類似ユーザ情報の内容、例えば特定の類似ユーザ、所定の属性や要素等の項目に決定される。その後、個別ユーザによる画面へのアクセス時等のタイミングで、当該類似ユーザ情報がそのまま提供される。

0142

第2の方法の処理例では、解析時点で、概略的に類似ユーザ情報の内容、例えば出力の候補とする類似ユーザや属性や要素等の項目や範囲が決定される。その後、個別のユーザによる画面へのアクセス時等のタイミングで、上記候補の中から、例えば類似順や優先出力情報61cの設定に基づいて出力の情報が決定されて提供される。また候補の中からランダムに出力の情報が選出される方法でもよい。

0143

サーバ1は、ユーザ毎の優先出力情報61cが設定されている場合、上記出力の類似ユーザ情報の決定の際、または個別のユーザへの類似ユーザ情報の出力の際に、優先出力情報61cの内容に基づいて出力の情報を決める。サーバ1は、ユーザの優先出力情報61cで必須の項目が指定されている場合、当該項目の情報を必ず当該ユーザの端末2の画面に出力する。サーバ1は、ユーザの優先出力情報61cで優先の項目が指定されている場合、当該項目の情報を他の項目よりも優先して当該ユーザの端末2の画面に出力する。

0144

(S27) S27では、サーバ1の出力部18は、S26の出力情報58の類似ユーザ情報58bに基づいて、所定のタイミングで、ユーザの端末2に、類似ユーザ情報を含む情報を送信して画面に表示させる。そして出力部18は、出力情報58内に、出力の類似ユーザ情報の履歴情報を格納する。本システムは、例えばユーザが所定の画面の閲覧の時に、自動的に画面内の所定の領域に類似ユーザ情報を表示させる。他の方法は、ユーザの操作に応じて端末2から類似ユーザ情報の要求を送信し、サーバ1は、当該要求を受けたタイミングで類似ユーザ情報を送信して表示させる。

0145

類似ユーザ情報を含む画面は、例えば後述の図24のように、複数の類似ユーザのリストが表示され、ユーザによるリストからの類似ユーザの選択に応じて、当該類似ユーザの詳細情報が表示される。ユーザは、画面で自分が見たい類似ユーザや項目を選択してその情報を閲覧できる。

0146

また出力部18は、S25のDB50の統計データに基づいて、ユーザの端末2の画面に、統計情報を含む情報を送信して表示させる。出力部18は、所定の画面の表示時や、類似ユーザ情報の表示時、またはユーザの要求を受けた時等の所定のタイミングで、グラフ等を含む統計情報を表示させる。ユーザは、端末2の画面で、上記類似ユーザ情報及び統計情報を閲覧できる。

0147

(S28) S28,S29は、検索機能204による検索処理である。S28では、ユーザは、必要な時、端末2のアプリ20で検索の利用を選択操作する。ユーザは、表示された検索用の画面の欄で、他ユーザの情報を検索するための検索条件を入力し、当該検索を実行する。また本検索は、全ユーザ対象か、特定の類似ユーザ対象かを、ユーザにより指定できる。端末2のアプリ20は、検索条件を含む要求をサーバ1に送信する。

0148

(S29) S29では、サーバ1の検索部19は、ユーザの端末2からの検索条件を含む要求を受信し、当該検索条件の情報を用いて、DB50に登録されている他ユーザの情報を検索する。検索部19は、検索結果情報を構成し、ユーザの端末2に送信する。端末2は、当該情報を受信し、検索結果情報を含む画面を表示する。検索結果情報を含む画面は、例えば検索条件に該当する他ユーザのリストが表示され、ユーザによる他ユーザの選択操作に応じて、当該他ユーザの詳細情報が表示される。

0149

ユーザは、端末2の画面で、例えば自動的に表示される類似ユーザ情報の中に所望の情報が無い場合、検索機能204により自分で細かく条件を指定して他ユーザの詳細情報を検索して閲覧及び取得ができる。

0150

[ユーザ属性情報]
図5Aは、ユーザ属性情報51の主なデータ項目の構成例を示す。ユーザ属性情報51は、ユーザの基本情報に加え、ユーザのヘルス状態に係わる各種の属性の情報、即ち属性値を格納する。図5Aのユーザ属性情報51は、項目として、ユーザID、パスワード、端末アドレス、ユーザ名、性別、年齢、医療機関、治療期間、治療、疾患、既往症、妊娠、パートナー、会員種類、等がある。

0151

ユーザID、パスワード、及び端末アドレス等は、サービス制御用のユーザの基本情報である。端末アドレスは、IPアドレス電話番号、メールアドレス等である。基本情報は、住所等を含んでもよい。「ユーザ名」項目は、ユーザ設定される匿名やニックネームである。「年齢」項目は、年齢や年齢層である。

0152

「医療機関」項目は、ユーザが現在利用する病院等の医療機関や検査機関の識別情報を含む。「医療機関」は、転院等の履歴の管理を含み、例えば病院名や通院期間等を含む。具体例は「現在:病院A」「2012年1月〜12月:病院B、2013年1月〜:病院A」等である。なお「病院A」等は説明上の抽象化した識別名を示す。

0153

「治療期間」項目は、治療の開始年月から現在または終了年月までの期間、及びその年数等を示す。この項目でいう治療は全般的な取り組みを指し、個別の治療は下記の項目で管理される。「治療」項目は、医療機関による治療の状況を示す情報であり、名称や識別情報を登録する。「治療」は、ユーザによる療法の実践を含む。「治療」は、治療の履歴の管理を含む。「治療」は、治療の経過や開始及び終了等の状態、及び治療の詳細の情報の管理を含む。具体例は、「現在:治療X=体外受精」「2011年:タイミング法、2012年:人工授精、2013年:体外授精」等である。

0154

「疾患」項目は、上記「治療」項目に係わる、ユーザの現在の主要な疾患ないし病状を示す情報であり、名称や識別情報を登録する。「疾患」は、履歴の管理を含む。「疾患」は、疾患の経過や開始及び終了の状態、及び疾患の詳細の情報の管理を含む。「疾患」は、疾患の可能性有りの状態や健康の状態の管理を含む。具体例は、「現在:疾患X=不妊症」等である。

0155

「既往症」項目は、上記「疾患」や「治療」の項目の値以外における、ユーザの関連する持病、既往症、手術歴、等の概略の情報を格納する。即ち「既往症」項目は、副次的な病気や治療の情報を管理する。「既往症」は、産婦人科に限らず他の診療科の疾患や治療を含む。具体例は「2009年:疾患Y,2009年:治療Y」等である。なお「既往症」項目が「疾患」項目等に統合されてもよい。

0156

上記「治療」「疾患」「既往症」等の項目は、ユーザによるテキスト入力での登録に限らず、本システムで予め設定された治療や疾患の選択肢からの選択による登録も可能である。治療や疾患の名称等の情報は、統一化されていないものも含め、本システムのDB50に管理情報として設定される。

0157

「妊娠」項目は、当該ユーザの妊娠や出産の状況に関する情報を格納する。「妊娠」の情報は、例えば妊娠の成功や失敗、回数、年月、年齢、等である。具体例は、「妊娠:0回」,「妊娠:1回:2011年2月(37)」等である。

0158

「パートナー」項目は、当該ユーザの夫や恋人等のパートナーの状況を表す情報を格納する。「パートナー」の情報は、例えば年齢、疾患、治療、その他の各属性情報を格納する形式でもよいし、ユーザID等を格納して別の表を参照する形式でもよい。サーバ1は、「パートナー」の情報により、パートナーないしペアである男女のユーザの各データを識別及び関連付ける。具体例は「夫:38歳:疾患Z」等である。

0159

本システムは、ユーザ毎の会員種類等の状態に応じて異なるサービス及び機能を提供してもよい。サーバ1は、例えばユーザID等と、会員種類と、サービスや機能との対応付けの情報を管理する。「会員種類」項目は、ユーザの会員種類の情報が登録される。会員種類は、サービスや機能の利用範囲に関係付けられる。会員種類は、例えば下記(a)〜(d)がある。(a)は、体温、月経、及びタイミング法の管理を含む、関連のサービス及び機能を利用する会員種類である。(b)は、(a)に加え更に、人工授精の管理までを含む。(c)は、(b)に加え更に、体外受精及び顕微授精の管理までを含む。(d)は、更に、男性配偶者も利用することを示す。

0160

ユーザ属性情報51は、その他の属性の項目として、身長、体重、飲酒喫煙保険、家族、職業、地域、治療金額リミット金額、リミット年齢、等を設けてもよい。リミット金額は、治療にかけられる上限の金額、リミット年齢は、治療を続ける上限の年齢である。ユーザ属性情報51は、所定の属性の項目を必須入力とし、他の項目を任意入力としてもよい。ユーザは、ユーザ属性情報51に、医療機関等から与えられた情報を入力してもよいし、ユーザの自己判断による情報を入力してもよい。

0161

更に、図5Aのユーザ属性情報51は、シェア設定情報61aの構成例として、501の列で示すシェア属性設定項目を有する。シェア属性設定項目501は、属性毎に、他ユーザとのシェア即ち公開の有無をフラグ値で設定する。○印(1)はシェアする(共有)、×印(0)はシェアしない(非共有)を示す。本システムの基本的なサービスの設定では、全属性が共有に設定される。別のサービスの設定では、属性毎に共有や非共有が設定される。ユーザ属性情報51は、類似ユーザ判定用の属性や優先出力の属性を設定するための項目が同様に設けられてもよい。

0162

[ヘルス情報]
図5B及び図5Cは、本実施の形態で適用可能なヘルス情報53Aの構成例を示す。図5B及び図5Cのヘルス情報53Aの項目は、すべてがシェア対象として設定可能である。このヘルス情報53Aの表は、列として、「分類」、「項目」、「説明」、「具体例」を有する。「分類」は、ヘルス情報における概略的な分類を示し、前述の(a)体温、(b)月経、(c)検査結果、(d)症状、(e)服薬、(f)その他、を有する。図5Bは、(c)検査結果を除く部分を示し、図5Cは、(c)検査結果の部分を示す。「項目」は、ヘルス情報の項目であり、「説明」は、項目の説明として、登録可能な情報等を示し、「具体例」は、登録情報の具体例を示す。

0163

図5Bで、ヘルス情報53Aの表は、「項目」として、基礎体温、月経、症状、服薬、自己計測項目、等を有する。「基礎体温」項目は、検温日,体温等を含む。具体例は「2014/3/3,36.5℃」である。基礎体温は、計測項目及び計測データの一例である。「月経」項目は、今回開始日,今回終了日前回開始日,前回終了日,月経周期,排卵予定日等を含む。具体例は、それらの情報の順序の値として、「2014/4/1〜4/5,2014/3/3〜3/7,28日,2014/4/5」である。

0164

「症状」項目は、体調に関する症状等を含む。具体例は、「頭痛,倦怠感,ストレス」である。「服薬」項目は、薬名,服用開始日,服用終了日副作用,服用中止有無,副作用症状等を含む。具体例は、「クロミド,2014/3/3〜3/7,副作用あり、服用中止あり、腹痛」である。

0165

「自己計測項目」項目は、体温の他に、ユーザ自身により計測される所定の計測項目がある場合に、同様に、計測結果の情報として、計測項目毎に計測日計測値等が格納される。計測項目の例は、前述の心拍、脈拍、血圧、呼吸、等がある。なお、端末2や医療機器3の機能に応じて、自動計測及び自動登録が可能な計測項目もある。

0166

図5Cで、ヘルス情報53Aの表は、「項目」として、妊娠支援、その他医療機関検査項目、自己測定項目(自己検査項目)等を有する。「妊娠支援」は、より詳しい複数の項目として、括弧書きで示すように、男性共通検査項目、女性共通検査項目、タイミング法、人工授精、体外受精:採卵、体外受精:移植、体外受精:妊娠、等を有する。

0167

「妊娠支援」項目において、「男性共通検査項目」は、採精日,精液量,総精子数,精子濃度,前進運動率,高速直進運動率,生存率正常形態率,等を含む。具体例は、検査項目の順序の値として、「2014/3/3,2ml,40x10^6/ml,20x10^6/ml,50%,25%,50%,50%」である。「女性共通検査項目」は、検査日LHFSH,E2,P4,AMH卵胞の大きさ,内膜厚,等を含む。具体例は、検査項目の順序の値として、「2014/3/3,2.2mlU/mL,6mlU/mL,80pg/mL,6.5ng/m,11pM,20mm,8mm」である。

0168

「タイミング法」は、不正出血排卵誘発帯下幅,等を含む。具体例は、「不正出血なし、排卵誘発あり、帯下幅7cm」である。「人工授精」は、尿中LH,人工授精有無,等を含む。具体例は、「陽性,人工授精あり」等である。「体外受精:採卵」は、麻酔方法、採卵日、採卵数、凍結No-グレード、等を含む。なお、凍結胚No-グレードについては、凍結胚が複数あるため、No(番号)を付与してグレードを登録するものである。具体例は、「静脈麻酔,2014/3/21,5,{No1-A,No2-A,No3-B,No4-B}」である。「体外受精:移植」は、移植日,移植胚No-グレード-大きさ,アシテッドハッチング有無,移植方法,等を含む。具体例は、「2014/3/22,No1-A-48mm,あり,顕微授精」である。「体外受精:妊娠」は、妊娠判定日,妊娠判定陽性,胎嚢(のう)確認日,胎嚢確認有無,心拍確認日,等を含む。具体例は、「2014/3/31,陽性,空白,空白,空白」である。

0169

「その他医療機関検査項目」項目は、図示しないが、医療機関や検査機関における各種の検査に係わる検査項目がある。

0170

「自己測定項目(自己検査項目)」項目は、検査結果のうち、医療機関や検査機関ではなくユーザ自身により測定及び検査される項目がある場合に、その項目の情報が格納される。ユーザが例えば市販の検査薬や自分の医療機器3等を用いて所定の項目を測定及び検査した結果の情報として測定日測定値等が格納される。この(c)検査結果の「自己測定項目(自己検査項目)」は、(f)その他の「自己計測項目」と同様に、心拍、脈拍、血圧、呼吸、等があり、例えば、血圧(高)及び血圧(低)の値、脈拍数,分あたり呼吸数、等が格納される。具体例は、「110,60,70,20」である。また、この項目は、後述の排卵テスト結果,妊娠テスト結果,分泌物の量、等が格納できる。

0171

[行動情報]
図5Dは、本実施の形態で適用可能な行動情報53Bの構成例を同様に示す。図5Dの行動情報53Bの項目は、すべてがシェア対象として設定可能である。この行動情報53Bの表は、分類として、行動、タイミング、つぶやき、自動計測項目を有する。「行動」は、項目として、運動療法、食事療法、等の療法を含む。例えば運動療法は、登録可能な情報として、運動療法の実施期間,運動療法を含む。具体例は、「2014/1/10〜4/30,水泳」である。食事療法は、登録可能な情報として、食事療法の実施期間,食事療法を含む。具体例は、「2014/1/10〜4/30,葉酸」である。「タイミング」項目は、登録可能な情報として、性交日,性交渉有無等を含む。具体例は、「2014/3/3,あり」である。「つぶやき」項目は、つぶやきとして、コメント、メモ、気持ち等を含む、任意で自由なテキストないし文字列が格納される。具体例は、「強いストレスを感じる」である。

0172

「自動計測項目」は、行動に係わる、自動計測及び自動登録が可能な項目であり、例として、運動時間及び量、睡眠時間及び量、消費カロリー移動距離歩数等がある。端末2や医療機器3に備える機能、例えばウェアラブル端末に備えるヘルスケア機能に応じて、所定の計測項目を自動計測及び自動登録が可能である。ユーザ設定に応じて、自動計測項目のデータを行動情報53Bの一部として登録してもよい。

0173

なお、上記ユーザ属性情報51、ヘルス情報53A、行動情報53B等に含まれる各種の情報の分類や項目分けは一例であり、他の分類等も可能であり、それらの情報を例えばヘルスデータとして一括管理してもよい。

0174

[ユーザ設定情報]
ユーザ設定情報61において、シェア設定情報61aは、ユーザのユーザ属性情報51の各属性、ヘルス情報53Aや行動情報53Bの各要素、及び各分析の項目毎に、他ユーザに対してシェア即ち公開するか否かが設定される。

0175

類似ユーザ判定用情報61bは、解析機能203による類似ユーザ判定の際に、ユーザ毎にどの属性や要素や分析等の項目に注目して類似ユーザを判定するかに関する設定情報である。言い換えると、類似ユーザ判定用情報61bは、ユーザがどの観点で自分と似ている他ユーザの情報を見たいかに関する設定情報である。

0176

優先出力情報61cは、類似ユーザ情報の出力の際に、ユーザ毎に類似ユーザのどの属性や要素や分析等の項目の情報を必須または優先で出力するかに関する設定情報である。言い換えると、優先出力情報61cは、ユーザが他ユーザである類似ユーザの情報のうちどの項目の情報を必須または優先で見たいかに関する設定情報である。

0177

図6図8は、ユーザ設定情報61の構成例を示す。図6は、ユーザ設定情報の第1の構成例として、本システムによるサービスの種別毎の設定例を示す。本システムは、ユーザに提供するビジネス及び情報処理のサービスとして、複数の種別のサービスを設け、ユーザの会員等の状態に応じてユーザ毎に異なるサービスを提供してもよい。

0178

図6のサービスA設定情報は、本システムの基本的なサービスである第1の種別のサービスAに関する設定情報である。サービスAは、それを利用するユーザグループA、例えば全ユーザが関係付けられる。サービスA設定情報は、シェア設定情報61aに対応するシェア項目の行と、類似ユーザ判定用情報61bに対応する判定用項目の行と、優先出力情報61cに対応する優先出力項目の行とを有する。

0179

シェア項目、判定用項目、及び優先出力項目の各行は、属性、要素、及び分析の各行を含む。属性の行は、ユーザ属性情報51の各種の属性に関する設定である。要素の行は、ヘルス情報53A及び行動情報53Bの各種の要素に関する設定である。分析の行は、傾向分析等の各種の分析に関する設定である。

0180

サービスA設定情報は、シェア項目が、全属性、全要素、及び全分析である。ユーザへ提供される類似ユーザ情報は、当該シェア項目で設定された全情報である。優先出力項目は無しである。即ちユーザへ提供される類似ユーザ情報は、シェア項目の全情報が、優先順位無しで出力される。なお本例では、優先出力項目は、優先の情報を設定するが、必須の情報を設定してもよい。

0181

判定用項目は、特定の属性、例えば{性別,年齢,疾患,治療}の4つの属性のセットであり、要素及び分析は無しである。なお女性専用のサービスの場合は性別属性が省略可能である。この設定の場合、解析の際は、上記4つの属性値の比較で総合的にユーザ間の類似性が判定され、対応する類似度が計算される。また当該類似ユーザの判定の際に考慮される属性の優先順位は、そのまま{性別,年齢,疾患,治療}の順である。即ち第1に性別が同じで年齢が近いユーザほど類似度が高くなるように計算される。優先順位を変える場合は{治療,疾患,……}等と設定され、この場合は治療の状況が類似するほど類似度が高くなる。更に、各属性の優先順位に対応する重み付けの値が設定されてもよい。

0182

サービスB設定情報は、同様に、第2の種別のサービスB及びユーザグループBの設定例を示す。サービスB設定情報は、シェア項目が全部であり、優先出力項目は無しなので図示省略する。判定用項目は、ヘルス情報53Aにおける{体温,月経,検査結果}の3つの要素のセットである。この場合、解析の際は、3つの要素のグラフを含むデータの比較で総合的にユーザ間の類似度が計算される。

0183

なお、本設定例では、属性や要素や分析の項目毎に関係付けられたグラフを自動的に含めるものとしているが、項目とそのグラフとを分けて設定可能としてもよい。例えば、ある要素について判定用項目として設定する場合、その要素のデータ(グラフではない登録データ)、その要素のグラフ、またはそれらの両方を設定可能である。

0184

サービスC設定情報は、同様に、第3の種別のサービスC及びユーザグループCの設定例を示す。サービスC設定情報は、判定用項目が、分析の種別における傾向分析である。この場合、解析の際は、傾向分析処理の分析結果及びメッセージを含む情報の比較で総合的にユーザ間の類似度が計算される。

0185

他のサービス設定情報の例では、判定用項目として、属性は、年齢、治療、既往症の少なくとも1つとし、要素は、検査結果、症状、服薬の少なくとも1つとする。解析部17は、判定用項目の属性に関して第1の類似度を計算し、要素に関して第2の類似度を計算し、第1の類似度と第2の類似度とを用いて、属性と要素との組合せの単位での総合的な類似度を計算する。

0186

図7は、ユーザ設定情報61の第2の構成例として、個別のユーザ毎に異なる設定例を示す。本システムは、例えばユーザの会員等の状態に応じたオプションのサービスとして、個別ユーザによるユーザ設定を可能とする。ユーザは、自分のユーザ設定情報61のシェア項目、判定用項目、及び優先出力項目の各項目で、対象や非対象を設定できる。

0187

ユーザA設定情報は、ユーザAにより設定されるユーザAの設定情報である。ユーザA設定情報は、シェア項目が全部である。判定用項目は、サービスAと同じ{性別,年齢,疾患,治療}の4つの属性に加え、{医療機関,検査機関}の2つの属性である。この設定の場合、利用の医療機関や検査機関が同じであるほど、類似度が高く計算される。

0188

優先出力項目は、ユーザ属性が無しであり、ヘルス情報53A及び行動情報53Bの要素が{検査結果,月経}、分析が{傾向分析,疾患リスク警告}である。この場合、ユーザAの端末2の画面に表示される類似ユーザ情報は、類似ユーザのシェア情報の全項目のうち、グラフを含む検査結果データ及び月経データと、それらの傾向分析及び疾患リスク警告の結果の情報とが、優先して表示される。

0189

上記出力情報は、例えば検査結果の女性ホルモンの数値、その変動量、その傾向の状態、及び当該傾向から推定される疾患の可能性といった、分析時に計算及び判定された所定の項目の数値やメッセージを含む。ユーザAは、自分と医療機関等が似た他ユーザの検査結果グラフや分析結果を優先的に閲覧できる。ユーザに提供される類似ユーザ情報の量が多い場合、優先出力項目の設定により、情報量を少なくして見やすくできる。

0190

ユーザB設定情報は、シェア項目が全部である。判定用項目は、ヘルス情報53A及び行動情報53Bの要素がサービスBと同じ{体温,月経,検査結果}の3つの要素に加え、{行動}である。この場合、4つの要素のデータの比較によって総合的にユーザ間の類似性が判定される。即ち登録されている行動が似たユーザほど類似度が高くなる。

0191

また優先出力項目は、{妊娠,パートナー}の2つの属性と、{行動抽出,妊娠支援}の2つの分析である。この場合、ユーザBへの類似ユーザ情報は、類似ユーザの全情報のうち、妊娠の状況及びパートナーの状況の情報と、行動抽出及び妊娠支援の結果の情報とが優先して出力される。ユーザBは、自分と行動等が似た他ユーザの行動や妊娠やパートナーの情報を優先的に閲覧できる。

0192

ユーザC設定情報は、シェア項目が、全属性、{体温,月経,検査結果}の3つの要素、{傾向分析,疾患リスク警告}の2つの分析である。即ち、ユーザCは、当該3つの要素のデータを登録してシェアし、当該要素の傾向分析及び疾患リスク警告の機能を利用し、当該分析の結果をシェアする。本例のように、ユーザは、特定の分析の機能のみを利用してもよく、シェア項目は特定の種別の分析が設定される。

0193

判定用項目は、{性別,年齢}の属性、{体温,月経,検査結果}の要素、{傾向分析,疾患リスク警告}の分析である。即ちこれらの複数の項目の組合せの比較によって総合的にユーザ間の類似度が計算される。

0194

優先出力項目は、{疾患,治療}の属性、検査結果、{傾向分析,疾患リスク警告}の分析である。ユーザCは、自分と判定用項目の内容が似た他ユーザに関する、疾患、治療、検査結果、傾向等の情報を優先的に閲覧できる。ユーザCは、例えば同じ疾患の可能性の警告が出ているユーザの情報を知ることができる。なお複数の項目の組合せに関しても同様に優先順位が設定可能である。

0195

図8は、ユーザ設定情報61の第3の構成例として、個別のユーザ毎に異なる設定例を示す。ユーザD設定情報は、シェア項目が、ユーザ属性については、「シェアしない」(非共有)が選択された特定の属性、例えば{妊娠,パートナー}の属性、を除く全属性である。ヘルス情報及び行動情報の要素については、同様に非共有が設定された特定の要素である例えば{つぶやき}を除く全要素である。分析については、同様に非共有が設定された特定の分析である例えば{妊娠支援}を除く全分析である。ユーザDへの類似ユーザ情報は、シェア項目で非共有に設定された項目を除く全情報が提供される。

0196

本実施の形態では基本的にシェア項目と類似ユーザ情報の項目とが同じになるように対応付けられる。即ち共有に設定された項目の情報は類似ユーザ情報で提供され、非共有に設定された項目の情報は類似ユーザ情報で提供されない。シェア項目が多い場合は、その分提供される類似ユーザ情報が多くなり、シェア項目が少ない場合は、その分類似ユーザ情報も限定される。なお他の実施の形態では、上記シェア項目と類似ユーザ情報の項目とを異ならせてもよい。

0197

判定用項目は、属性が{性別,年齢,既往症}、要素が{行動}、分析が{傾向分析,行動抽出}である。優先出力項目は、分析の{行動抽出}である。ユーザDは、判定用項目のいずれかの観点で自分と似た他ユーザに関する行動(ヘルス状態の改善に寄与したと推定される行動)を優先的に閲覧できる。ユーザDは、自分と他ユーザとでの行動の類似性や差異を知ることができる。別の設定例では、同様に症状や服薬を中心に設定した場合、ユーザは、自分と他ユーザとで症状や服薬の類似性や差異を知ることができる。

0198

ユーザE設定情報は、シェア項目が全部である。判定用項目は、属性が{性別,年齢,妊娠,パートナー}であり、要素が{検査結果}であり、分析が{妊娠支援}である。優先出力項目は、属性が{疾患,治療,医療機関}、要素が{症状,つぶやき}、分析が{妊娠支援}である。ユーザEは、自分と妊娠やパートナーの状況が似た他ユーザに関する、医療機関、症状やつぶやき、妊娠支援情報等の情報を優先的に閲覧できる。

0199

ユーザF設定情報は、シェア項目が全部である。判定用項目は、属性が{性別,年齢,疾患,治療}に加え、{妊娠}の属性値の指定として{妊娠=成功}である。属性値の指定の場合、類似性の判定の際に、当該属性値に該当するユーザの類似度が高くなるように計算される。この場合、ユーザEは、自分と年齢や疾患等の状況が近く、かつ、妊娠の状況として妊娠成功である他ユーザの情報を取得及び閲覧できる。例えばユーザEは、自分が妊娠の未経験や失敗の状況であり、妊娠に成功した人の情報を知りたい場合、上記設定により、妊娠に成功した人の情報が得られる。

0200

上記判定用項目の設定例のように、ユーザ間で異なる属性や非類似の属性も指定可能である。上記属性値の指定は、ユーザ属性に限らず、ヘルス情報や行動情報の要素や分析結果についても同様に可能である。解析部17は、上記属性値等の条件の指定による類似ユーザの判定で、条件に該当するユーザのみを類似ユーザとして抽出するように絞り込みをしてもよい。

0201

上述のように、ユーザ設定情報61は、サービス毎やユーザ毎に多様に条件が設定可能である。また後述の検索機能205では、上記ユーザ設定情報61の判定用項目の設定例と同様に検索条件を指定して他ユーザの情報を検索可能である。

0202

[医療検査情報]
図9は、医療検査情報52の構成例を示す。図9の医療検査情報52の表は、項目として、医療機関、治療、治療方法実績、検査機関、検査、検査種別、検査項目、検査方法、基準情報、等がある。医療検査情報52は、医療機関及び検査機関毎に提供している治療や検査の内容の管理を含む。本システムは、医療検査情報52を含む情報管理により、ユーザ群のユーザ情報の比較による類似ユーザの解析を可能とする。

0203

「医療機関」項目は、医療機関の識別情報及び名称を格納し、例えば“医療機関A(病院A)”である。「治療」項目は、医療機関の採用している1つ以上の医学的な治療の識別情報や名称を格納し、例えば“治療A”である。「治療方法」項目は、治療に係わる治療方法や治療種別等の情報を格納し、例えば“治療方法A”等である。「実績」項目は、治療件数、手術件数等の情報を格納する。情報は、例えば、タイミング法年間件数、人工授精年間件数、母数、妊娠数、妊娠率、等がある。

0204

「検査機関」項目は、医療機関に関連付けられた、検査主体である検査機関の識別情報や名称を格納し、例えば“検査会社A”である。検査機関と医療機関とが同じ場合は当該情報を省略できる。「検査」項目は、検査機関の採用している1つ以上の医学的な検査の識別情報や名称を格納し、例えば“検査A”である。「検査種別」項目は、血液検査、尿検査、超音波検査触診等の、検査の種別を示す情報であり、例えば“血液検査”である。「検査項目」項目は、検査や測定の対象の項目であり、例えば“LH(黄体化ホルモンまたは黄体形成ホルモン)”や“FSH(卵胞刺激ホルモン)”であり、図5Cのような検査項目を含む。「検査方法」項目は、検査に関連付けられる検査方法の識別情報や名称を格納し、例えば“検査方法A=EIA法酵素免疫測定法)”等である。

0205

「基準情報」項目は、当該治療や検査における判定の基準となる数値及び範囲等の情報であり、いわゆる基準値と呼ばれる値に対応する。当該数値範囲は、例えば“範囲A=数値A1〜数値A2”である。数値A1は下限値、数値A2は上限値である。例えば検査項目数値であるLH数値が範囲A内にある場合には正常ないし良好と判定され、範囲A外にある場合には、異常ないし不良、要注意等と判定される。基準情報の数値範囲は、閾値のみの場合や、範囲内の代表の数値を設ける場合もある。数値範囲は、卵胞期では範囲a、排卵期では範囲b、等のように、期間毎に設定される場合もある。数値範囲は、所定の関数で規定される場合もある。また良好/不良等の2値の判定に限らず、複数の数値を用いた複数のレベルの判定の場合もある。

0206

上記検査方法、検査項目、基準情報等は、単位の情報の管理を含む。単位は、例えば[mol/L][ng/mL][mIU/mL]等の各種がある。本システムは、管理情報に基づいて、単位の換算を適宜行う。

0207

上記医療検査情報52の基準情報等の情報は、医療機関や検査機関により提供や公開される情報を用いて、本システムにより設定される。また1つの医療機関や検査機関でも治療や検査が複数存在する場合、それぞれの治療や検査毎の情報が関連付けて管理される。基準情報の数値範囲や単位は、医療機関や検査機関等に応じて異なる。基準情報は、複数のユーザ並びに複数の医療機関等について個別的かつ包括的に対応できるように設定される。本システムは、医療機関や検査機関毎に異なる基準情報をそのまま個別に設定してもよい。本システムは、複数の医療機関等から提供される複数の基準情報の数値範囲を考慮して統一化した固有の緩やかな基準情報の数値範囲を設定してもよい。

0208

固有の基準情報の設定の例は、元の第1の基準情報の数値範囲と第2の基準情報の数値範囲とがある場合に、それらの論理的なOR条件やAND条件、あるいは統計値等をとる。これにより、元よりも広い数値範囲や狭い数値範囲、あるいは独自の数値範囲が、本システム固有の数値範囲として設定される。医療検査情報52は、その他、医療機関や検査機関や治療や検査についての説明情報や関連する医療情報、またはその参照用リンク情報等が格納されてもよい。

0209

分析部16は、ユーザ属性情報51や医療検査情報52を参照し、ユーザ毎の医療機関や検査機関に関係付けられる基準情報を適用し、ユーザ毎のヘルス状態を判定する。また解析部17は、類似ユーザ解析に関する第1の方法として、医療検査情報52を参照し、ユーザ毎に利用する医療機関や検査機関に応じた検査方法や基準情報を判断し、当該検査方法や基準情報等が同じである複数のユーザを比較対象として類似ユーザを解析する。

0210

また分析部16は、複数のユーザの分析の際、医療検査情報52に設定される同じ本システム固有の基準情報を適用し、複数のユーザのヘルス状態を判定してもよい。解析部17は、類似ユーザ解析に関する第2の方法として、検査方法や基準情報等が異なるユーザを比較対象とする。第2の方法では、検査方法や基準情報等が異なるユーザ間での概略的な比較を可能とするために、医療検査情報52は、複数の医療機関や検査機関等の情報を比較可能な形式に整理した情報が設定される。

0211

上記情報の例として、医療検査情報52は、本システム固有の変換式が設定される。解析部17は、医療検査情報52の本システム固有の変換式を参照し、ユーザ毎の利用の医療機関や検査機関等に応じた本システム固有の変換式を適用し、複数のユーザの情報を概略的に比較可能な形式に変換する。そして解析部17は、変換後の情報をユーザ間で比較して類似ユーザを解析する。

0212

上記本システム固有の変換式は、例えば一方の検査方法や特定の検査方法に合わせるように所定の関数等によって数値が変換される。上記本システム固有の変換の処理は、ユーザによるデータ登録時に行われてもよいし、類似ユーザの解析時に行われてもよい。上記本システム固有の変換は、厳密な変換ではなくとも、類似ユーザの判定には有用である。

0213

[体温月経データ及び体温月経グラフ]
ヘルス情報53Aは、図示しないが、例えばユーザ、日時、体温数値、月経有無、等の項目を持つ表で体温及び月経の情報が管理される。

0214

図10は、ヘルス情報53Aのうちの体温及び月経の時系列のデータに基づいて作成される体温月経グラフの例を示す。横軸が日数、縦軸が基礎体温の数値である。a1は、月経日(いわゆる生理日)及びその期間である月経期を示す。a2は、月経周期を示し、前の月経日a1から次の月経日a1までの日数である。a3は、予測排卵日を示す。t1は、基礎体温が相対的に低い低温相ないし低温期を示す。t2は、基礎体温が相対的に高い高温相ないし高温期を示す。a4は、低温相t1と高温相t2との温度差ΔTを示す。温度差ΔTは、例えば高温相t2の体温の最大値と低温相t1の体温の最小値との差分を用いて本システム固有に算出される値である。

0215

月経周期a2において、卵胞期t3、排卵期t4、黄体期t5の各期を示す。排卵期t4及び予側排卵日a3付近は、妊娠しやすい時期である。なお、体温月経グラフの表示の際には、各期における女性ホルモン等の内分泌に関する情報や、心身への影響等の情報を表示してもよい。

0216

[検査結果データ及び検査結果グラフ]
図11は、ヘルス情報53Aのうちのユーザ毎の検査結果データの例である表を示す。体温月経データ及び検査結果データは、ユーザ属性情報51や医療検査情報52と関係付けて管理される。図11の検査結果データの表は、項目として、ユーザ、医療機関、検査機関、検査方法、検査日時、種別、項目、単位、及び数値がある。「ユーザ」はユーザIDやユーザ名である。「医療機関」はユーザが利用する病院等を示す。「検査機関」はユーザが利用する検査会社等を示す。医療機関と検査機関とが同じ場合は値を省略できる。「検査方法」は、検査機関による検査で採用している検査方法を示す情報である。「検査日時」は、検査が実施された日時である。「種別」は、検査の種別であり、血液検査、超音波検査、精液検査等である。「項目」は、前述の検査項目であり、例えば特定の女性ホルモンである。複数の種類の女性ホルモンとして、後述のLH,FSH等がある。「単位」は、検査項目数値の単位である。なお単位は、2種類以上の単位が存在する場合もある。「数値」は、検査項目数値である。

0217

例えば第1行では、ユーザAは、病院Aでの治療に係わり、検査会社Aによる検査方法Aでの検査を受けており、例えば7月1日に血液検査が実施され、複数の種類の内分泌学検査の数値として、LH=n1、FSH=n2、等であったことを示す。

0218

図12は、検査結果データに基づいて作成される検査結果グラフの第1の例として、健康な人における血液検査の検査項目の女性ホルモンにおけるLH及びFSHの場合のグラフを示す。横軸は日数、縦軸は女性ホルモン数値である。なお図10のt4〜t6の各期との関係も示す。女性に特有の疾患や妊娠等に係わりが深いものとして、LH,FSH,E2,P4,AMH等が挙げられる。本システムは、これら複数の種類の検査結果を個別的及び包括的に取り扱う。

0219

LH(黄体化ホルモンまたは黄体形成ホルモン)は、排卵や黄体形成を促すホルモンであり、そのため、排卵予測使用可能である。141はLH数値の折れ線である。LHは、図示のように、排卵期t4の付近で、一時的にピーク、即ち最大値が発生する。LHのピーク日の付近は排卵期t4に対応する。

0220

FSH(卵胞刺激ホルモン)は、卵胞の発育を促すホルモンである。年齢が高くなるとFSHの値は高くなっていく傾向がある。そのため、FSHは、例えば体外受精の継続の判断材料となり得る。142はFSH数値の折れ線である。FSHは、LHピークの付近で同様にピークが発生する。LH及びFSHの単位は例えば[mIU/mL]である。

0221

図13は、検査結果データに基づいて作成される検査結果グラフの第2の例として、女性ホルモンにおけるE2及びP4の場合の検査結果グラフを示す。E2(エストラジオール)は、エストロゲン卵胞ホルモン)の一種であり、生殖機能維持や卵胞の成熟、排卵促進、子宮内膜の増殖、等の働きがある。卵胞が育ってくると、E2の数値が上がり、ある値になると、下垂体に作用してLH数値が上がる。そのため、E2は、妊娠支援にとっては、LHの観測より早期に排卵の傾向を把握できるため、排卵予測に有用である。151はE2数値の折れ線である。E2は、排卵期t4のLHピークの手前付近、及び黄体期t5に高くなる。E2の単位は例えば[pg/mL]である。

0222

P4(プロゲステロン)は、黄体ホルモンとも呼ばれる。P4は、卵胞発育の抑制、子宮内膜を厚くする作用、妊娠持続作用がある。152はP4数値の折れ線である。P4は、黄体期t5に高くなる。P4の単位は例えば[ng/mL]である。

0223

AMH(抗ミューラー管ホルモン)は、卵胞から分泌される女性ホルモンであり、AMH数値から卵巣の機能が推定できるといわれる。AMHについても同様にグラフが作成される。女性ホルモンは、上記5種類に限らず、その他の各種の女性ホルモン、例えばプロラクチンPRL)、テストステロン等についても同様に適用可能である。検査結果は、上記女性ホルモンに限らず、図5Cの検査項目を含め、他の化学物質や指標値についても同様に適用可能である。

0224

上記体温、月経、及び女性ホルモン等の数値やその変動は、医学的に関連している。本システムは、上記体温、月経、及び女性ホルモン等を含む複数の要素の数値に関する基準情報を用いて各要素の関連や傾向を含むヘルス状態を分析する。ユーザは、画面で、自分の体温、月経、及び女性ホルモン等の状態を、分析結果と共に閲覧できる。

0225

[カレンダー入力情報]
図14は、カレンダー入力情報55の管理例を示す。図14のカレンダー入力情報55の表は、項目として、日時、種別、ユーザ入力情報がある。日時は、カレンダーの日付に対応した、ユーザ入力情報が登録された日時である。種別は、ユーザ入力情報の大まかな種別を示し、ユーザ属性やヘルス情報や行動情報の要素と対応する。ユーザ入力情報は、ユーザにより入力されたテキスト、選択された選択肢やマークの識別情報、等を示す。

0226

図14の例では、11月1日は、月経日、即ち月経有りとして登録されている。2日は、つぶやきのテキストとして、気持ち等を表す“気分が良い”や顔マークAが登録されている。4日は、症状として、重い腹痛有りが登録されている。6日は、行動、特に運動療法として、運動Aが登録されている。8日は、治療として、治療Aが登録されている。9日は、検査結果として、検査項目、検査数値、検査会社A等が登録されている。10日は、服薬として、薬剤A、期間、及び量が登録されている。11日は、治療(通院)として、病院A,治療Aが登録されている。また11日は、つぶやきのテキストとして、病院Aでの治療Aの感想や評価等のコメント、例えば“病院Aで治療Aを受けた。対応は丁寧だった。待ち時間は長かった。”が登録されている。

0227

上記ユーザの症状や行動等は、予め本システムで用意及び設定した選択肢やマーク等による入力も、自由なテキストでの入力もできる。本システムは、選択肢として、よくある行動やよくある症状等を設定してもよい。つぶやきのテキストで例えば症状や行動が登録される場合、“ストレスを感じる”、“がっかりした”等となる。

0228

[分析情報]
分析情報56は、図示しないが、例えば分析の日時やID、分析対象ユーザ、分析種別、分析項目、分析結果、等の項目を持つ表で管理される。分析種別は、傾向分析等の種別である。分析項目は、分析対象の属性や要素である。分析結果は、分析結果データ自体またはその参照用の識別情報である。なお分析処理は本実施の形態で示す分析処理以外も各種可能である。

0229

[解析情報]
図15は、解析情報57の構成例として、ユーザ属性比較による解析結果の例を示す。図15の(a)の解析情報57の表は、ユーザ毎の類似ユーザのリストの例であり、ユーザXに関する類似ユーザのリストの場合である。(a)の解析情報57の表は、列として、#で示す類似順、類似度、ユーザ、類似属性、及び非類似属性がある。本リストは、ユーザ毎に、類似度の順に他ユーザが類似ユーザとして関係付けられる。

0230

「類似順」は、複数の他ユーザに関する類似度が高い順序を示す。「類似度」は、ユーザ間の類似性を表す指標値である類似度の値を示し、本例はユーザ属性に関する類似度を示す。「ユーザ」は、類似ユーザである他ユーザのユーザ名やユーザID等を示す。「類似属性」は、当該ユーザと他ユーザとで類似する属性を示す。「非類似属性」は、当該ユーザと他ユーザとで類似しない属性を示す。

0231

「類似度」は、本例では2種類の類似度であるR,Lを示す。類似度Rは、数値であり、例えば0〜100の範囲に正規化された数値であり、数値が大きいほど類似性が高いことを表す。例えばユーザAとの類似度R1、ユーザBとの類似度R2であり、R1>R2である。類似度Rは、差分値等で計算されてもよく、その場合、数値が小さいほど類似性が高いことを表す。類似度Lは、類似度Rよりも粗い複数のレベルである。解析時に例えば細かい数値である類似度Rが計算され、更に類似度Rを所定の閾値で区分することにより類似度Lが得られる。例えばユーザAとの類似度L1、ユーザBとの類似度L2である。L1の方がL2よりも類似性が高いことを表す。

0232

「類似属性」及び「非類似属性」の項目は、ユーザ属性に関して、類似の情報部分と非類似の情報部分とを判定及び整理した情報を示す。本例では、第1行のユーザXとユーザAとでは、属性A〜Dでは属性値が類似であり、属性E〜Hでは属性値が非類似である。第2行のユーザXとユーザBとでは、属性A〜Cが類似であり、属性D〜Hが非類似である。第3行のユーザXとユーザCとでは、属性A,Bが類似であり、属性C〜Hが非類似である。他のユーザの単位についても同様に類似ユーザのリストが管理される。

0233

本システムは、解析情報57を参照し、リストに記載の順に類似ユーザとし、ユーザ毎に提供する類似ユーザ情報を決定し、出力情報58に記載する。例えばユーザXに提供する類似ユーザ情報は、上記リストから類似順であるユーザA,B,C等の順で優先して類似ユーザとし、当該類似ユーザのシェア情報として決定される。

0234

図15の(b)の解析情報57は、(a)の表に対応して、ユーザ間における各属性の比較の情報を格納する表の例である。本表は、列として、属性、ユーザX属性値、ユーザA属性値、及び属性類似度がある。解析部17は、例えばユーザXとユーザAとの間で、属性A,B,C等の属性毎に属性値を比較し、属性単位の類似度(rとする)を計算し、「属性類似度」項目に格納する。例えば属性A(例:年齢)に関する類似度r1は、ユーザXの属性Aの属性値a1と、ユーザAの属性Aの属性値a2との比較での差分値等から計算される。本システムは、属性毎の類似度の計算の定義情報を管理する。

0235

上記(b)の表の最後の行は、全属性の比較によるユーザ属性に関する総合的な類似度を示す。解析部17は、各属性の類似度r1,r2等を用いた所定の演算により、この総合的な類似度を計算する。この類似度は、(a)の表の類似度(R1)の値と対応する。この総合的な類似度(R)の計算の例は、各属性の類似度(r)の総和を属性数(n)で割る。即ち、R={r1+r2+……+rn}/nである。他の計算の例は、各属性の類似度に、属性の優先順に関する重み付けの値を乗算する。属性毎の重み付けの値をw1等とする。即ち、R={r1×w1+r2×w2+……+rn×wn}である。

0236

他の計算の例は、各属性のうち属性の類似度が一番高いものを代表として抽出して総合的な類似度としてもよいし、属性の類似度が所定の閾値以上のものを抽出して総合的な類似度を計算してもよい。本システムは、総合的な類似度の計算の定義情報を管理する。

0237

解析がヘルス情報や行動情報の要素比較や分析結果比較の場合も上記と同様に表が管理される。例えばヘルス情報要素比較の場合、上記表は、「ヘルス情報に関する総合的な類似度」、「要素単位の類似度」、「要素の所定の項目毎の類似度」、「類似要素」及び「非類似要素」等の情報が管理される。同様に分析結果比較の場合、上記表は、「分析結果に関する総合的な類似度」、「分析種別毎の分析結果の類似度」、「分析結果の所定の項目毎の類似度」等の情報が管理される。上記「所定の項目毎の類似度」とは、例えば温度差ΔTの類似度や、月経周期a2の傾向の類似度である。

0238

更に、ユーザ属性、ヘルス情報、行動情報、及び分析結果の4つの項目から総合的にユーザ間の類似度(R)を計算する場合、解析情報57は、各項目に関する類似度(RA,RB,RC,RDとする)と、それらの総合の計算による類似度(R)とが管理される。この総合的な類似度(R)の計算の例は、各項目の重み付けの値(WA等とする)を用いて、R={RA×WA+RB×WB+RC×WC+RD×WD}等である。

0239

図15の(c)の解析情報57の表は、(a),(b)の表に対応して、属性単位で整理した情報の例として、属性Aに関する類似ユーザのリストである。解析部17や後述の統計機能205は、このような情報を管理してもよい。(c)の表は、項目として、#で示す人数順、属性値、ユーザ、及び人数がある。この表は、属性の属性値毎に、該当するユーザ及びその人数等の情報を格納する。例えば属性Aに関して、同じ属性値a1に該当する類似ユーザとしてユーザA,D,G,J等がおり、その人数がN1である。同様に属性値a2の該当類似ユーザがユーザB,E,H等であり、その人数がN2である。

0240

[解析処理(1)−ユーザ属性比較]
図16は、図4のS24の解析処理における類似ユーザ判定の例として、S24Aのユーザ属性比較の場合の例を示す。解析部17は、各ユーザ間で、ユーザ属性情報51の複数の各々の属性の属性値を比較し、当該ユーザ間の類似性を判定する。図16の例は、ユーザXと、他ユーザであるユーザA,B,Cとで比較する場合である。属性A〜H等はユーザ属性情報51の属性であり、すべてがシェア項目及び判定用項目とする。例えば属性Aは年齢、属性Bは疾患、属性Cは治療である。

0241

解析部17は、比較対象ユーザである例えばユーザXとユーザAとの組において、ユーザ属性情報51の判定用項目である属性を参照して各属性の属性値同士を比較する。解析部17は、まず属性毎の類似性を判定し、即ち図15の属性類似度(r)を計算する。例えば解析部17は、属性値が同じまたは近い場合は「類似」と判定し、そうではない場合は「非類似」と判定する。即ち属性類似度(r)は、「類似(1)」/「非類似(0)」の2値で計算される。例えばユーザXの属性Aの属性値a1とユーザAの属性値a2との比較で、同一または近い値である場合は「類似」、そうでない場合は「非類似」となる。

0242

上記属性類似度(r)の計算は、属性値の差分をとる方法でもよい。例えば「年齢」属性の数値の差分をとり、当該差分値が小さいほど属性類似度が高い値に計算される。また差分等による単純な比較ができない属性に関しては、本システムによる管理情報として属性値に関する類似性の判定用のグループを設定しておき、当該設定情報を用いて類似性を判定し、類似度を計算してもよい。例えば属性Aに関して属性値a1〜a3が同じ第1グループ、a3〜a6が同じ第2グループ、等と設定される。解析部17は、例えばユーザXの属性Aの属性値a1とユーザAの属性値a2との比較で、同一の値の場合は類似性が高いレベルであるL1とし、異なる値で同じグループに属する場合は中程度のレベルであるL2とし、異なる値で同じグループに属さない場合は、類似性が低いレベルであるL3とする。

0243

また属性値がテキストである場合、上記と同様に、ワードの類似性に応じたグループの設定情報を用いて判定可能である。例えば「疾患」属性に関して{疾患a,疾患b,疾患c}は類似性が高い同じグループに設定される。

0244

解析部17は、各属性A〜Hの類似度(rA〜rHとする)に基づいて、ユーザX,A間でのユーザ属性に関する総合的な類似度(R1)を計算する。類似度(R)の計算例は、「類似」の属性の数に応じた計算である。ユーザX,Aの組で、161は「類似」の属性A〜C、162は「非類似」の属性D〜Hである。163は、ユーザX,B間の類似の属性A,Bである。164は、ユーザX,C間の類似の属性Aである。ユーザX,A間の類似度R1は、例えばR1=3である。同様に、ユーザX,B間の類似度R2=2、ユーザX,C間の類似度R3=1、等と計算される。ユーザX,Aは、全属性のうち類似の属性の数が3で一番多いので、類似度R1が相対的に高くなる。

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