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技術 画像読取装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 佐藤誠也池野孝宏
出願日 2018年7月3日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2018-126585
公開日 2020年1月16日 (11ヶ月経過) 公開番号 2020-010084
状態 未査定
技術分野 FAX画像信号回路 FAXの走査装置 イメージ入力
主要キーワード 照射順序 発明態様 ライン色 判定位置 センサICチップ 最終素子 画素階調値 先頭色
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年1月16日)のものです。
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図面 (11)

課題

先頭色ずれと後尾色ずれとを同時に補間すると画像がぼやけてしまう。

解決手段

光源と、光源制御部と、ラインセンサと、位置変更部と、階調画像データを取得する読取部と、判定位置において、白色の画像から黒色の画像へ変化することに起因する先頭色ずれが発生しているか否かを判断する先頭色ずれ判定部と、先頭色ずれが発生していると判定された判定位置の階調画像データを黒色の階調画像データに置換する先頭置換部と、判定位置において、黒色の画像から白色の画像へ変化することに起因する後尾色ずれが発生しているか否かを判断する後尾色ずれ判定部と、後尾色ずれが発生していると判定された判定位置の階調画像データを白色の階調画像データに置換する後尾置換部とを備える。

概要

背景

一般的に、ラインセンサの読取位置を読取方向の下流に移動させながら、赤色、青色、および緑色からなる3色の光源の色を予め定められた照射順序切り替え照射して画像を読み取ることにより、赤色、青色、および緑色からなる3色の1ラインの画像データであるライン画像データを取得する画像読取装置が知られている。

この画像読取装置において、赤色、青色、および緑色の読取位置は、それぞれの色の照射順序の色毎に1/3ラインずつ異なっている。この画像読取装置において、例えば、緑色を1色目とし、青色を2色目とし、および赤色を3色目とする照射順序で光源の色を切り替えて照射させる場合について考える。この画像読取装置において、青色を照射させている途中に読取位置の画像が白色の背景色の画像から黒色の画像へ変化する場合に、照射順序の1色目の色である緑色を照射させているときに白色の画像を読み取らせ、照射順序の3色目の色である赤色を照射させているときに黒色の画像を読み取らせるため、緑色の画像データが大出力となり、赤色の画像データが小出力となるシアン色系のライン画像データが取得される。また、この画像読取装置は、青色を照射させている途中に読取位置の画像が黒色の画像から白色の背景色の画像へ変化する場合に、1色目の色である緑色を照射させているときに黒色の画像を読み取らせ、3色目の色である赤色を照射させているときに白色の画像を読み取らせるため、緑色の画像データが小出力となり、赤色の画像データが大出力となるマゼンタ色系のライン画像データが取得される。この様に、白色の背景色の画像と黒色の画像との境界を読み取る場合に、この画像読取装置は、1色目の色を照射するときと3色目の色を照射するときとで異なる色の画像を読み取ることにより色ずれが発生する虞がある。1色目の色で発生する色ずれは、1色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の上流に1/3ラインずれていることにより発生し、3色目の色で発生する色ずれは、3色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の下流に1/3ラインずれていることにより発生する。

特許文献1に記載の画像読取装置は、1色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の上流に1/3ラインずれているか、または3色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の下流に1/3ラインずれていることにより発生する色ずれを補正するために、1色目の色の画像データについて、読み取ったラインの1色目の色の画像データと、読み取ったラインの前のラインの1色目の色の画像データと、読み取ったラインの次のラインの1色目の色の画像データとでラインの1色目の色の画像データを生成し、さらに3色目の色の画像データについて、読み取ったラインの3色目の色の画像データと、読み取ったラインの前のラインの3色目の色の画像データと、読み取ったラインの次のラインの3色目の色の画像データとでラインの3色目の色の画像データを生成する。

概要

先頭色ずれと後尾色ずれとを同時に補間すると画像がぼやけてしまう。光源と、光源制御部と、ラインセンサと、位置変更部と、階調画像データを取得する読取部と、判定位置において、白色の画像から黒色の画像へ変化することに起因する先頭色ずれが発生しているか否かを判断する先頭色ずれ判定部と、先頭色ずれが発生していると判定された判定位置の階調画像データを黒色の階調画像データに置換する先頭置換部と、判定位置において、黒色の画像から白色の画像へ変化することに起因する後尾色ずれが発生しているか否かを判断する後尾色ずれ判定部と、後尾色ずれが発生していると判定された判定位置の階調画像データを白色の階調画像データに置換する後尾置換部とを備える。

目的

本発明は上述した事情に鑑みてなされ、白色の画像から黒色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する先頭色ずれと黒色の画像から白色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する後尾色ずれとの2種類の色ずれをそれぞれ判断して、色ずれの種類に応じて階調画像データを置換することにより色ずれを除去することができる画像読取装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

赤色、青色、及び緑色の3色の光を1色ずつ照射する光源と、前記光源から前記3色の光を点灯順序で1色ずつ照射させる光源制御部と、読取位置における主走査方向に沿った1ライン原稿の画像を読み取るラインセンサと、主走査方向に直交する副走査方向に前記読取位置を変更する位置変更部と、前記位置変更部により前記読取位置を変更させながら、前記光源制御部により前記点灯順序で前記光源から光を原稿へ照射させ、その反射光を前記ラインセンサにより読み取らせることにより1ライン中の各画素の前記3色の階調値である階調画像データを取得する読取部と、1ライン中の特定の画素の位置である判定位置において、副走査方向に原稿の白色の画像から原稿の黒色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する先頭色ずれが前記階調画像データに発生しているか否かを判定する先頭色ずれ判定部と、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された場合に、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された前記判定位置の階調画像データを黒色の階調画像データに置換する先頭置換部と、前記判定位置において、副走査方向に原稿の黒色の画像から原稿の白色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する後尾色ずれが前記階調画像データに発生しているか否かを判定する後尾色ずれ判定部と、前記後尾色ずれ判定部により前記後尾色ずれが発生していると判定された場合に、前記後尾色ずれ判定部により前記後尾色ずれが発生していると判定された前記判定位置の階調画像データを白色の階調画像データに置換する後尾置換部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。

請求項2

前記後尾色ずれ判定部は、前記判定位置において、前記階調画像データが黒色の階調画像データであるか否かを判定する黒判定部を含み、前記黒判定部により黒色の階調画像データでないと判定された場合に、前記判定位置において、前記階調画像データが、前記階調画像データのうちの前記点灯順序の1番目の色の階調値が第1所定値以下であり、且つ前記階調画像データのうちの前記点灯順序の3番目の色の階調値が第2所定値以上である後尾色ずれ色であるか否かを判断し、前記黒判定部により黒色の階調画像データであると判定されるか、または前記後尾色ずれ色でないと判断する場合に、前記判定位置において、前記後尾色ずれが前記階調画像データに発生していないと判定し、前記後尾色ずれ色であると判断する場合に、前記判定位置において、前記後尾色ずれが前記階調画像データに発生していると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。

請求項3

前記階調画像データを前記先頭色ずれ判定部に送信するか、または前記階調画像データを前記後尾色ずれ判定部に送信するかを切り替え切替送信部を備え、前記切替送信部は、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定されたか、または前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された後に、前記黒判定部により黒色の階調画像データであると判定された場合に、前記判定位置が位置するラインの次のライン中の判定位置において前記読取部により取得される前記階調画像データを前記後尾色ずれ判定部に送信し、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していないと判定されたか、または前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された後に、前記黒判定部により黒色の階調画像データでないと判定された場合に、前記判定位置が位置するラインの次のライン中の判定位置において前記読取部により取得される前記階調画像データを前記先頭色ずれ判定部に送信することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。

請求項4

前記読取部が取得した前記階調画像データである第1階調画像データと、前記第1階調画像データに対応するラインの前のラインの階調画像データである第2階調画像データとを記憶するデータ記憶部を備え、前記切替送信部は、前記データ記憶部に記憶された前記第1階調画像データと前記第2階調画像データとを前記先頭色ずれ判定部に送信するか、または前記データ記憶部に記憶された前記第1階調画像データと前記第2階調画像データとを前記後尾色ずれ判定部に送信するかを切り替え、前記先頭色ずれ判定部は、前記判定位置において、前記第2階調画像データが白色の階調画像データであるか否かを判定する白判定部と、前記判定位置において、前記第1階調画像データが、前記第1階調画像データのうちの前記点灯順序の1番目の色の階調値が前記第2所定値以上であり、且つ前記第1階調画像データのうちの前記点灯順序の3番目の色の階調値が前記第1所定値以下である先頭色ずれ色であるか否かを判断する先頭色判断部を含み、前記先頭色判断部により前記第1階調画像データが前記先頭色ずれ色であると判断され、且つ前記白判定部により前記第2階調画像データが白色の階調画像データであると判定された場合に、前記判定位置において、前記先頭色ずれが前記第1階調画像データに発生していると判定し、前記先頭色判断部により前記第1階調画像データが前記先頭色ずれ色でないと判断されるか、または前記白判定部により前記第2階調画像データが白色の階調画像データでないと判定された場合に、前記判定位置において、前記先頭色ずれが前記第1階調画像データに発生していないと判断することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。

請求項5

前記読取部は、前記光源制御部により第1点灯順序で前記光源から光を原稿へ照射させ、その反射光を前記ラインセンサにより読み取らせることにより前記第2階調画像データを取得し、前記光源制御部により第2点灯順序で前記光源から光を原稿へ照射させ、その反射光を前記ラインセンサにより読み取らせることにより前記第1階調画像データを取得し、前記第1点灯順序における前記3色の順番は、前記第2点灯順序における前記3色の順番と全て異なることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。

技術分野

0001

本発明は、画像読取装置に関する。

背景技術

0002

一般的に、ラインセンサの読取位置を読取方向の下流に移動させながら、赤色、青色、および緑色からなる3色の光源の色を予め定められた照射順序切り替え照射して画像を読み取ることにより、赤色、青色、および緑色からなる3色の1ラインの画像データであるライン画像データを取得する画像読取装置が知られている。

0003

この画像読取装置において、赤色、青色、および緑色の読取位置は、それぞれの色の照射順序の色毎に1/3ラインずつ異なっている。この画像読取装置において、例えば、緑色を1色目とし、青色を2色目とし、および赤色を3色目とする照射順序で光源の色を切り替えて照射させる場合について考える。この画像読取装置において、青色を照射させている途中に読取位置の画像が白色の背景色の画像から黒色の画像へ変化する場合に、照射順序の1色目の色である緑色を照射させているときに白色の画像を読み取らせ、照射順序の3色目の色である赤色を照射させているときに黒色の画像を読み取らせるため、緑色の画像データが大出力となり、赤色の画像データが小出力となるシアン色系のライン画像データが取得される。また、この画像読取装置は、青色を照射させている途中に読取位置の画像が黒色の画像から白色の背景色の画像へ変化する場合に、1色目の色である緑色を照射させているときに黒色の画像を読み取らせ、3色目の色である赤色を照射させているときに白色の画像を読み取らせるため、緑色の画像データが小出力となり、赤色の画像データが大出力となるマゼンタ色系のライン画像データが取得される。この様に、白色の背景色の画像と黒色の画像との境界を読み取る場合に、この画像読取装置は、1色目の色を照射するときと3色目の色を照射するときとで異なる色の画像を読み取ることにより色ずれが発生する虞がある。1色目の色で発生する色ずれは、1色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の上流に1/3ラインずれていることにより発生し、3色目の色で発生する色ずれは、3色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の下流に1/3ラインずれていることにより発生する。

0004

特許文献1に記載の画像読取装置は、1色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の上流に1/3ラインずれているか、または3色目の色の読取位置が2色目の色の読取位置から読取方向の下流に1/3ラインずれていることにより発生する色ずれを補正するために、1色目の色の画像データについて、読み取ったラインの1色目の色の画像データと、読み取ったラインの前のラインの1色目の色の画像データと、読み取ったラインの次のラインの1色目の色の画像データとでラインの1色目の色の画像データを生成し、さらに3色目の色の画像データについて、読み取ったラインの3色目の色の画像データと、読み取ったラインの前のラインの3色目の色の画像データと、読み取ったラインの次のラインの3色目の色の画像データとでラインの3色目の色の画像データを生成する。

先行技術

0005

特開2002−142122号公報

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1に記載の画像読取装置は、1色目の色の画像データが1/3ラインずれることにより発生する色ずれと、3色目の色の画像データが1/3ラインずれることにより発生する色ずれとを同時に補正する。しかし、1色目の色の画像データが1/3ラインずれることにより発生する色ずれと、3色目の色の画像データが1/3ラインずれることにより発生する色ずれとは、同時に発生することはない。そのため、色ずれが発生していない色の画像データは、色ずれ補正をする必要がないにもかかわらず、前後のラインの同じ色の画像データにより色ずれ補正されて画像がぼやけてしまうという問題が発生する。

0007

そこで、本発明は上述した事情に鑑みてなされ、白色の画像から黒色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する先頭色ずれと黒色の画像から白色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する後尾色ずれとの2種類の色ずれをそれぞれ判断して、色ずれの種類に応じて階調画像データ置換することにより色ずれを除去することができる画像読取装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明態様では、画像読取装置は、赤色、青色、及び緑色の3色の光を1色ずつ照射する光源と、前記光源から前記3色の光を点灯順序で1色ずつ照射させる光源制御部と、読取位置における主走査方向に沿った1ラインの原稿の画像を読み取るラインセンサと、主走査方向に直交する副走査方向に前記読取位置を変更する位置変更部と、前記位置変更部により前記読取位置を変更させながら、前記光源制御部により前記点灯順序で前記光源から光を原稿へ照射させ、その反射光を前記ラインセンサにより読み取らせることにより1ライン中の各画素の前記3色の階調値である階調画像データを取得する読取部と、1ライン中の特定の画素の位置である判定位置において、副走査方向に原稿の白色の画像から原稿の黒色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する先頭色ずれが前記階調画像データに発生しているか否かを判定する先頭色ずれ判定部と、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された場合に、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された前記判定位置の階調画像データを黒色の階調画像データに置換する先頭置換部と、前記判定位置において、副走査方向に原稿の黒色の画像から原稿の白色の画像へ読み取る画像が変化することに起因する後尾色ずれが前記階調画像データに発生しているか否かを判定する後尾色ずれ判定部と、前記後尾色ずれ判定部により前記後尾色ずれが発生していると判定された場合に、前記後尾色ずれ判定部により前記後尾色ずれが発生していると判定された前記判定位置の階調画像データを白色の階調画像データに置換する後尾置換部と、を備える。

0009

請求項2に記載の具体的態様では、前記後尾色ずれ判定部は、前記判定位置において、前記階調画像データが黒色の階調画像データであるか否かを判定する黒判定部を含み、前記黒判定部により黒色の階調画像データでないと判定された場合に、前記判定位置において、前記階調画像データが、前記階調画像データのうちの前記点灯順序の1番目の色の階調値が第1所定値以下であり、且つ前記階調画像データのうちの前記点灯順序の3番目の色の階調値が第2所定値以上である後尾色ずれ色であるか否かを判断し、前記黒判定部により黒色の階調画像データであると判定されるか、または前記後尾色ずれ色でないと判断する場合に、前記判定位置において、前記後尾色ずれが前記階調画像データに発生していないと判定し、前記後尾色ずれ色であると判断する場合に、前記判定位置において、前記後尾色ずれが前記階調画像データに発生していると判定する。

0010

請求項3に記載の具体的態様では、前記階調画像データを前記先頭色ずれ判定部に送信するか、または前記階調画像データを前記後尾色ずれ判定部に送信するかを切り替える切替送信部を備え、前記切替送信部は、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定されたか、または前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された後に、前記黒判定部により黒色の階調画像データであると判定された場合に、前記判定位置が位置するラインの次のライン中の判定位置において前記読取部により取得される前記階調画像データを前記後尾色ずれ判定部に送信し、前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していないと判定されたか、または前記先頭色ずれ判定部により前記先頭色ずれが発生していると判定された後に、前記黒判定部により黒色の階調画像データでないと判定された場合に、前記判定位置が位置するラインの次のライン中の判定位置において前記読取部により取得される前記階調画像データを前記先頭色ずれ判定部に送信する。

0011

請求項4に記載の具体的態様では、画像読取装置は、前記読取部が取得した前記階調画像データである第1階調画像データと、前記第1階調画像データに対応するラインの前のラインの階調画像データである第2階調画像データとを記憶するデータ記憶部を備え、前記切替送信部は、前記データ記憶部に記憶された前記第1階調画像データと前記第2階調画像データとを前記先頭色ずれ判定部に送信するか、または前記データ記憶部に記憶された前記第1階調画像データと前記第2階調画像データとを前記後尾色ずれ判定部に送信するかを切り替え、前記先頭色ずれ判定部は、前記判定位置において、前記第2階調画像データが白色の階調画像データであるか否かを判定する白判定部と、前記判定位置において、前記第1階調画像データが、前記第1階調画像データのうちの前記点灯順序の1番目の色の階調値が前記第2所定値以上であり、且つ前記第1階調画像データのうちの前記点灯順序の3番目の色の階調値が前記第1所定値以下である先頭色ずれ色であるか否かを判断する先頭色判断部とを含み、前記先頭色判断部により前記第1階調画像データが前記先頭色ずれ色であると判断され、且つ前記白判定部により前記第2階調画像データが白色の階調画像データであると判定された場合に、前記判定位置において、前記先頭色ずれが前記第1階調画像データに発生していると判定し、前記先頭色判断部により前記第1階調画像データが前記先頭色ずれ色でないと判断されるか、または前記白判定部により前記第2階調画像データが白色の階調画像データでないと判定された場合に、前記判定位置において、前記先頭色ずれが前記第2階調画像データに発生していないと判断する。

0012

請求項5に記載の具体的態様では、前記読取部は、前記光源制御部により第1点灯順序で前記光源から光を原稿へ照射させ、その反射光を前記ラインセンサにより読み取らせることにより前記第2階調画像データを取得し、前記光源制御部により第2点灯順序で前記光源から光を原稿へ照射させ、その反射光を前記ラインセンサにより読み取らせることにより前記第1階調画像データを取得し、前記第1点灯順序における前記3色の順番は、前記第2点灯順序における前記3色の順番と全て異なる。

発明の効果

0013

請求項1に記載の発明態様では、先頭色ずれ判定部は、判定位置において先頭色ずれが階調画像データに発生しているか否かを判定する。先頭置換部は、先頭色ずれが発生していると判定された場合に、判定位置の階調画像データを黒色の階調画像データに置換する。後尾色ずれ判定部は、判定位置において、後尾色ずれが階調画像データに発生しているか否かを判定する。後尾置換部は、後尾色ずれが発生していると判定された場合に、判定位置の階調画像データを白色の階調画像データに置換する。よって、先頭色ずれが発生している場合に、先頭置換部により置換し、後尾色ずれが発生している場合に、後尾置換部により置換するため、色ずれの種類に応じて色ずれを除去することができる。

0014

請求項2に記載の具体的態様では、後尾色ずれ判定部は、階調画像データが、点灯順序の1番目の色の階調値が第1所定値以下であり、且つ点灯順序の3番目の色の階調値が第2所定値以上である後尾色ずれ色であるか否かを判断する。後尾色ずれ判定部は、後尾色ずれ色であると判断する場合に、判定位置において、後尾色ずれが階調画像データに発生していると判定する。よって、階調画像データに後尾色ずれが発生しているか否かを精度良く判定することができる。

0015

請求項3に記載の具体的態様では、切替送信部は、先頭色ずれ判定部により先頭色ずれが発生していると判定されたか、または先頭色ずれ判定部により先頭色ずれが発生していると判定された後に、黒判定部により黒色の階調画像データであると判定された場合に、次のライン中の判定位置において階調画像データを後尾色ずれ判定部に送信し、先頭色ずれ判定部により先頭色ずれが発生していないと判定されたか、または先頭色ずれ判定部により先頭色ずれが発生していると判定された後に、黒判定部により黒色の階調画像データでないと判定された場合に、次のライン中の判定位置において階調画像データを先頭色ずれ判定部に送信する。よって、先頭色ずれが発生していると判定されたか、または先頭色ずれが発生していると判定された後に、黒色の画像データが続く場合にのみ画像データを後尾色ずれ判定部に送信するため、後尾色ずれを精度良く判定することができる。

0016

請求項4に記載の具体的態様では、先頭色判断部は、第1階調画像データが、点灯順序の1番目の色の階調値が第2所定値以上であり、且つ点灯順序の3番目の色の階調値が第1所定値以下である先頭色ずれ色であるか否かを判断する。先頭色ずれ判定部は、先頭色判断部により第1階調データが先頭色ずれ色であると判断され、且つ白判定部により第2階調画像データが白色の階調画像データであると判定された場合に、判定位置において、先頭色ずれが第1階調画像データに発生していると判定する。よって、先頭色ずれを精度良く判定することができる。

0017

請求項5に記載の具体的態様では、第1点灯順序における3色の順番は、第2点灯順序における3色の順番と全て異なる。よって、第1階調画像データに対応するラインと第2階調画像データに対応するラインとで、先頭色ずれ色、および後尾色ずれ色がライン毎に変化していくため、原稿内の画像が連続したラインで先頭色ずれ色、または後尾色ずれ色と誤判断されて、誤置換されることがない。

図面の簡単な説明

0018

画像読取装置1の内部構成を示す正面図である。
画像読取装置1の読取部24の構成を拡大して示す図面である。
読取部24の受光部31の構成を示すブロック図である。
画像読取装置1の電気的構成を示すブロック図である。
(A)デバイス制御部44の電気的構成を示すブロック図である。(B)第1ライン、第2ライン、および第3ラインにおける第1点灯色TOC1、第2点灯色TOC2、および第3点灯色TOC3を説明する図面である。(C)第1ライン、第2ライン、および第3ラインにおける第1出力色OC1、第2出力色OC2、および第3出力色OC3を説明する図面である。
画像処理部48の電気的構成を示すブロック図である。
先頭色ずれ判定部55の電気的構成を示すブロック図である。
データ記憶部52の電気的構成を示すブロック図である。
読取メイン処理を示すフローチャートである。
白色の画像と黒色の画像との境界を含む原稿GSを読み取ったときに、階調値GVを置換する過程を説明する図面である。

実施例

0019

以下に、本発明の画像読取装置1について図面を参照して説明する。図1において、上下方向および前後方向は矢印により示される。搬送方向FDは、図1および図2において、矢印により示される。主走査方向MDは、図3において、矢印により示される。

0020

<画像読取装置1の機械的構成
図1において、画像読取装置1は、給紙トレイ2と、本体部3と、排紙トレイ4とを備える。操作部5、および表示部6が、本体部3の上面に配置される。操作部5は、電源スイッチ、および各種設定ボタンを含み、使用者からの操作指令等を受け付ける。例えば、操作部5は、読取動作の開始を指示する開始ボタンなどを含む。表示部6は、LCDを含み、画像読取装置1の状況を表示する。原稿GSは、給紙トレイ2の支持面に載置される。

0021

搬送経路20が、本体部3の内部に形成される。給紙トレイ2に支持された原稿GSは、搬送経路20に沿って搬送方向FDに搬送され、排紙トレイ4に排出される。給紙ローラ21と、分離パッド22と、一対の上流側搬送ローラ23と、リアセンサ29と、読取部24と、プラテンガラス25と、一対の下流側搬送ローラ26とが、搬送経路20に沿って配置される。

0022

給紙ローラ21は、分離パッド22と協働して、複数枚の原稿GSを、1枚ずつ給送する。給紙ローラ21、上流側搬送ローラ23、および下流側搬送ローラ26は、搬送モータMT図4参照)により駆動される。リアセンサ29は、上流側搬送ローラ23と読取部24との間に配置され、リアセンサ29が配置された位置を原稿GSが通過しているときにオンし、リアセンサ29が配置された位置を原稿GSが通過していないときにオフする。本実施形態では、リアセンサ29は、読取部24から搬送方向FDに沿って上流へ所定距離だけ離れた位置に配置される。プラテンガラス25は、光透過性を有し、搬送経路20の下側において搬送経路20に沿って配置される。搬送ローラ23、26は、給紙ローラ21から給送された原稿GSがプラテンガラス25の上を通過するように原稿GSを搬送する。

0023

本実施形態では、原稿GSの読み取り面が給紙トレイ2の支持面に向くように原稿GSが給紙トレイ2に支持される。読取部24は、搬送経路20の下側に配置され、プラテンガラス25を通過する原稿GSの読み取り面の画像を読み取る。フロントセンサ27が、給紙トレイ2に配置され、給紙トレイ2に原稿GSが支持されたときにオンし、給紙トレイ2に原稿GSが支持されていないときにオフするように構成される。

0024

(読取部24の詳細な構成)
読取部24の詳細な構成について図2および図3を参照して説明する。図2において、読取部24は、光源30と、受光部31と、ロッドレンズアレイ32とを備える。光源30は、赤色、緑色、および青色の3色の発光ダイオードを含む。光源30から1色ずつ出射された光が原稿GSの読み取り面などにより反射されたときに、ロッドレンズアレイ32は、反射光を受光部31に結像する。本実施形態において、3色の発光ダイオードが順次点灯することにより1ラインの3色の原稿GSの画像が読み取られる。光源30は、3色の発光ダイオードが備えられた1チップの発光ダイオードと、発光ダイオードからの光を主走査方向MDに導光する導光体とを含む。

0025

白色基準板34が、読取部24と搬送経路20を介して対向する位置に、配置される。白色基準板34は、原稿GSの背景色である白色と同じ反射率を有する。搬送経路20に原稿GSが存在しない場合に、光源30からの出射光は、白色基準板34により反射され、その反射光はロッドレンズアレイ32を介して受光部31により受光される。

0026

図3において、受光部31は、主走査方向MDに直線状に配列される12個のセンサICチップCH1〜CH12(以下、チップCH1〜CH12という)と、アナログシフトレジスタ35と、を有する。各チップCH1〜CH12は、主走査方向MDに配列される2500個の光電変換素子33を含む。各光電変換素子33の受光量が電荷として蓄積され、その電荷が各画素の電気信号としてアナログシフトレジスタ35に出力される。アナログシフトレジスタ35は、光電変換素子33と同数の画素の電気信号を蓄積する。各光電変換素子33とアナログシフトレジスタ35の各レジスタとがそれぞれ接続されている。アナログシフトレジスタ35から出力された電気信号は図示しない増幅器を介してアナログ信号として出力される。先頭画素は、主走査方向MDの最上流の位置にあるチップCH1内のチップと隣接していない側の端部にある先頭素子で読み取られる画素であり、最終画素は、主走査方向MDの最下流の位置にあるチップCH12内のチップと隣接していない側の端部にある最終素子で読み取られる画素である。1ラインは、この先頭画素から最終画素までの画素で構成される画素群である。本実施形態では、光源30が点灯する色である点灯色と受光部31が出力する色である出力色とは、1ラインだけ出力タイミングがずれている。即ち、光源30が点灯する点灯色は、その点灯色で点灯したラインの次に出力されるラインで受光部31が出力する出力色と同じである。

0027

<画像読取装置1の電気的構成>
画像読取装置1の電気的構成について図4図8を参照して説明する。図4において、画像読取装置1は、CPU40、ROM41、RAM42、フラッシュROM43、デバイス制御部44、アナログフロントエンド(以下、AFEという)45、補正部46、画像処理部48、および駆動回路47を主な構成要素として備える。これらの構成要素は、バス48を介して、操作部5、表示部6、フロントセンサ27、およびリアセンサ29に接続される。操作部5は、開始ボタンおよび決定ボタン等の複数のキーによって構成される。使用者は、操作部5を操作することによって、様々な指示を画像読取装置1に入力することができる。表示部6は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。フロントセンサ27は、給紙トレイ2に原稿GSが支持されたときにオンし、支持されていないときにオフする。リアセンサ29は、リアセンサ29が配置された位置を原稿GSが通過しているときにオンし、通過していないときにオフする。

0028

ROM41は、後述する読取メイン処理など、画像読取装置1の各種動作を実行するためのプログラムを記憶する。CPU40は、ROM41から読み出されたプログラムに従って、各部の制御を行う。フラッシュROM43は、読み書き可能な不揮発性メモリであり、CPU40の制御処理により設定される各種のデータ、例えば初期化するときに使用する各データなどを記憶する。RAM42は、CPU40の制御処理により生成された算出結果などを一時的に記憶する。

0029

駆動回路47は、搬送モータMTに接続され、CPU40から送信される駆動指令に基づいて搬送モータMTを駆動する。駆動回路47は、駆動指令により指令された回転量および回転方向に従って搬送モータMTを回転させる。搬送モータMTが一定量だけ回転すると、給紙ローラ21、および搬送ローラ23、26が一定角度回転し、搬送経路20において原稿GSが一定距離だけ搬送される。

0030

デバイス制御部44は、図5(A)に示すように、クロック信号CLK生成部441、シリアルイン信号SI生成部442、ライン色番号LCN生成部443、点灯色TOC決定部444、および光源制御部445を備える。

0031

クロック信号CLK生成部441がCPU40から読取開始信号RSSを受信すると、クロック信号CLK生成部441は、アナログシフトレジスタ35の各レジスタの電気信号を先頭画素から最終画素まで順番に1画素ずつ出力させるためのクロック信号CLKを読取部24に送信する。

0032

シリアルイン信号SI生成部442がCPU40から読取開始信号RSSを受信すると、シリアルイン信号SI生成部442は、受光部31の各チップCH1〜CH12の多数の光電変換素子33の電気信号を同時にアナログシフトレジスタ35の各レジスタに転送するためのシリアルイン信号SIを読取部24と、ライン色番号LCN生成部443とに送信する。

0033

ライン色番号LCN生成部443がCPU40から読取開始信号RSSを受信し、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「33」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「33」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「11」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「11」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「12」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「12」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「13」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「13」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「21」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「21」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「22」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「22」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「23」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「23」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「31」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「31」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「32」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。ライン色番号LCN生成部443が「32」のライン色番号LCNを送信した後に、シリアルイン信号SI生成部442からシリアルイン信号SIを受信すると、ライン色番号LCN生成部443は、「33」をライン色番号LCNとして画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。即ち、ライン色番号LCN生成部443は、読取開始信号RSSが入力された後に、シリアルイン信号SIが入力される毎に、「33」、「11」、「12」、「13」、「21」、「22」、「23」、「31」、「32」の順に繰り返しライン色番号LCNを画像処理部48、補正部46、および点灯色TOC決定部444に送信する。

0034

ここで、図5(C)に示すように、ライン色番号LCNが「11」、「12」、または「13」である場合には、読取部24は第1ラインの各色の階調値GVを出力する。ライン色番号LCNが「21」、「22」、または「23」である場合には、読取部24は第2ラインの各色の階調値GVを出力する。ライン色番号LCNが「31」、「32」、または「33」である場合には、読取部24は第3ラインの各色の階調値GVを出力する。

0035

図5(B)に示すように、点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「33」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第1ラインの第1点灯色TOC1である緑色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「11」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第1ラインの第2点灯色TOC2である青色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「12」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第1ラインの第3点灯色TOC3である赤色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「13」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第2ラインの第1点灯色TOC1である青色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「21」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第2ラインの第2点灯色TOC2である赤色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「22」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第2ラインの第3点灯色TOC3である緑色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「23」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第3ラインの第1点灯色TOC1である赤色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「31」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第3ラインの第2点灯色TOC2である緑色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。点灯色TOC決定部444がライン色番号LCN生成部443から「32」のライン色番号LCNを受信すると、点灯色TOC決定部444は、第3ラインの第3点灯色TOC3である青色を点灯色TOCとして光源制御部445に送信する。本実施形態では、第1ラインでは、第1点灯色TOC1である緑色、第2点灯色TOC2である青色、第3点灯色TOC3である赤色の順で光源30が点灯する。第2ラインでは、第1点灯色TOC1である青色、第2点灯色TOC2である赤色、第3点灯色TOC3である緑色の順で光源30が点灯する。第3ラインでは、第1点灯色TOC1である赤色、第2点灯色TOC2である緑色、第3点灯色TOC3である青色の順で光源30が点灯する。

0036

光源制御部445が点灯色TOC決定部444から点灯色TOCを受信すると、光源制御部445は、入力された点灯色TOCの色の光源30の点灯または消灯を制御する信号、および入力された点灯色TOCの色の光源30に流れる電流値を制御する信号を光源30に送信する。

0037

図4に示すように、読取部24は、デバイス制御部44からこれらの制御信号を受け取ると、点灯色TOCの色の光源30を点灯させるとともに、受光部31が受光した受光量に応じたアナログ信号をAFE45に送信する。

0038

AFE45は、読取部24に接続され、CPU40からの命令に基づいて、読取部24から送信されるアナログ信号をデジタルデータに変換する。AFE45は、予め定められた入力レンジおよび分解能を有する。例えば、分解能は、8ビットであるならば、「0」から「255」までの階調である。この場合に、AFE45は、読取部24から送信されたアナログ信号をデジタルデータとして8ビット(0〜255)の階調データに変換する。AFE45によって変換されたデジタルデータは、補正部46に送信される。

0039

補正部46は、デジタルデータに各種の画像処理を施す。画像処理は、シェーディング補正ガンマ補正などの補正処理である。補正部46は、画像処理をデジタルデータに施し、階調値GVを生成し、階調値GVを画像処理部48に送信する。本実施形態では、階調値GVは、黒色を示す「0」から白色を示す「255」までの変化度合いが人の視覚特性と一致するようにガンマ補正されている。補正部46は、予め事前にフラッシュROM43に記憶された赤色、緑色、および青色のシェーディング補正データのうちで補正部46に入力されたライン色番号LCNに対応する出力色OCのシェーディング補正データによりシェーディング補正処理を施した後に、ガンマ補正処理を施す。

0040

画像処理部48は、図6に示すように、画素カウンタ51、データ記憶部52、データ取得部53、判定切替部54、先頭色ずれ判定部55、黒置換部56、黒判定部57、後尾色ずれ判定部58、白置換部59、出力色OC決定部529、後尾色ずれ判定条件TADC決定部579、および先頭色ずれ判定条件TODC決定部559を備える。

0041

画素カウンタ51がデバイス制御部44からライン色番号LCNを受信すると、画素カウンタ51は、画素番号PNに「0」を設定する。画素カウンタ51が補正部46から階調値GVを受信すると、画素カウンタ51は、画素番号PNに「1」を加算し、加算した画素番号PNをデータ取得部53、およびデータ記憶部52に送信する。

0042

出力色OC決定部529がCPU40から読取開始信号RSSを受信し、最初にデバイス制御部44からライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、出力色OCを送信せず、待機する。即ち、出力色OC決定部529は、読取開始信号RSSを受信し、最初に「33」のライン色番号LCNを受信しても、出力色OCを送信しない。図5(B)に示すように、出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「11」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第1ラインの第1出力色OC1である緑色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「12」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第1ラインの第2出力色OC2である青色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「13」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第1ラインの第3出力色OC3である赤色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「21」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第2ラインの第1出力色OC1である青色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「22」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第2ラインの第2出力色OC2である赤色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「23」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第2ラインの第3出力色OC3である緑色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「31」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第3ラインの第1出力色OC1である赤色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「32」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第3ラインの第2出力色OC2である緑色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。出力色OC決定部529がデバイス制御部44から「33」のライン色番号LCNを受信すると、出力色OC決定部529は、第3ラインの第3出力色OC3である青色を出力色OCとしてデータ記憶部52に送信する。本実施形態では、第1ラインでは、第1出力色OC1である緑色、第2出力色OC2である青色、第3出力色OC3である赤色の順で補正部46が階調値GVを送信する。第2ラインでは、第1出力色OC1である青色、第2出力色OC2である赤色、第3出力色OC3である緑色の順で補正部46が階調値GVを送信する。第3ラインでは、第1出力色OC1である赤色、第2出力色OC2である緑色、第3出力色OC3である青色の順で補正部46が階調値GVを送信する。

0043

データ記憶部52は、先頭色ずれフラグ記憶部527、第1ライン記憶部521、第2ライン記憶部522、第3ライン記憶部523、第4ライン記憶部524、第5ライン記憶部525、および第6ライン記憶部526を備える。第1ライン記憶部521、第2ライン記憶部522、第3ライン記憶部523、第4ライン記憶部524、第5ライン記憶部525、および第6ライン記憶部526は、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの各画素の階調値GVを記憶する。先頭色ずれフラグ記憶部527は、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの各画素の先頭色ずれフラグTOFGを記憶する。

0044

図8に示すように、データ記憶部52がCPU40から読取開始信号RSSを受信すると、データ記憶部52は、先頭色ずれフラグ記憶部527の全ての画素の先頭色ずれフラグTOFGをオフにし、記憶完了フラグWEFGをオフにし、第1色C1、第2色C2、第3色C3、第4色C4、第5色C5、第6色C6、および第7色C7を削除し、前画素階調値PGVを削除する。データ記憶部52が出力色OC決定部529から出力色OCを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力される画素番号PNと補正部46から入力される階調値GVとについて、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの階調値GVを画素番号PNと関連付けて第1ライン記憶部521に記憶し、出力色OC決定部529から受信した出力色OCを第1色C1として第1ライン記憶部521に関連付けて記憶する。データ記憶部52が出力色OC決定部529から出力色OCを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力される画素番号PNと補正部46から入力される階調値GVとについて、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの階調値GVを画素番号PNと関連付けて第2ライン記憶部522に記憶し、出力色OC決定部529から受信した出力色OCを第2色C2として第2ライン記憶部522に関連付けて記憶する。データ記憶部52が出力色OC決定部529から出力色OCを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力される画素番号PNと補正部46から入力される階調値GVとについて、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの階調値GVを画素番号PNと関連付けて第3ライン記憶部523に記憶し、出力色OC決定部529から受信した出力色OCを第3色C3として第3ライン記憶部523に関連付けて記憶する。データ記憶部52が出力色OC決定部529から出力色OCを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力される画素番号PNと補正部46から入力される階調値GVとについて、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの階調値GVを画素番号PNと関連付けて第4ライン記憶部524に記憶し、出力色OC決定部529から受信した出力色OCを第4色C4として第4ライン記憶部524に関連付けて記憶する。データ記憶部52が出力色OC決定部529から出力色OCを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力される画素番号PNと補正部46から入力される階調値GVとについて、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの階調値GVを画素番号PNと関連付けて第5ライン記憶部525に記憶し、出力色OC決定部529から受信した出力色OCを第5色C5として第5ライン記憶部525に関連付けて記憶する。データ記憶部52が出力色OC決定部529から出力色OCを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力される画素番号PNと補正部46から入力される階調値GVとについて、先頭画素の画素番号PNである「1」から最終画素の画素番号PNである「2500」までの階調値GVを画素番号PNと関連付けて第6ライン記憶部526に記憶し、出力色OC決定部529から受信した出力色OCを第6色C6として第6ライン記憶部526に関連付けて記憶し、記憶完了フラグWEFGをオンにし、オンの記憶完了フラグWEFGをデータ取得部53に送信する。

0045

図6、および図8に示すように、データ取得部53がデータ記憶部52からオンの記憶完了フラグWEFGを受信した後に、デバイス制御部44から「11」、「21」、または「31」のライン色番号LCNを受信すると、データ取得部53は、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の先頭色ずれフラグTOFGを先頭色ずれフラグ記憶部527から取得し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の階調値GVを第1ライン記憶部521から第1階調値GV1として取得し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の階調値GVを第2ライン記憶部522から第2階調値GV2として取得し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の階調値GVを第3ライン記憶部523から第3階調値GV3として取得し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の階調値GVを第4ライン記憶部524から第4階調値GV4として取得し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の階調値GVを第5ライン記憶部525から第5階調値GV5として取得し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の階調値GVを第6ライン記憶部526から第6階調値GV6として取得し、第1ライン記憶部521に関連付けられた第1色C1と、第2ライン記憶部522に関連付けられた第2色C2と、第3ライン記憶部523に関連付けられた第3色C3と、第4ライン記憶部524に関連付けられた第4色C4と、第5ライン記憶部525に関連付けられた第5色C5と、第6ライン記憶部526に関連付けられた第6色C6とを取得する。データ取得部53がデータ記憶部52から先頭色ずれフラグTOFGを取得すると、データ取得部53は、取得した先頭色ずれフラグTOFGを判定切替部54に送信する。データ取得部53がデータ記憶部52から第1階調値GV1、第2階調値GV2、第3階調値GV3、第1色C1、第2色C2、および第3色C3を取得すると、データ取得部53は、第1階調値GV1および第1階調値GV1に関連付けられた第1色C1と、第2階調値GV2および第2階調値GV2に関連付けられた第2色C2と、第3階調値GV3および第3階調値GV3に関連付けられた第3色とを、赤色、緑色、および青色の階調値GVである第2対象色値CV2として判定切替部54に送信する。ここで、赤色の第2対象色値TCV2は、第1色C1、第2色C2、および第3色C3のうちの赤色に関連付けられた第1階調値GV1、第2階調値GV2、および第3階調値GV3のうちのいずれかであり、緑色の第2対象色値TCV2は、第1色C1、第2色C2、および第3色C3のうちの緑色に関連付けられた第1階調値GV1、第2階調値GV2、および第3階調値GV3のうちのいずれかであり、青色の第2対象色値TCV2は、第1色C1、第2色C2、および第3色C3のうちの青色に関連付けられた第1階調値GV1、第2階調値GV2、および第3階調値GV3のうちのいずれかである。データ取得部53がデータ記憶部52から第4階調値GV4、第5階調値GV5、第6階調値GV6、第4色C4、第5色C5、および第6色C6を取得すると、データ取得部53は、第4階調値GV4および第4階調値GV4に関連付けられた第4色C4と、第5階調値GV5および第5階調値GV5に関連付けられた第5色C5と、第6階調値GV6および第6階調値GV6に関連付けられた第6色C6とを、赤色、緑色、および青色の階調値GVである第1対象色値TCV1として判定切替部54に送信する。ここで、赤色の第1対象色値TCV1は、第4色C4、第5色C5、および第6色C6のうちの赤色に関連付けられた第4階調値GV4、第5階調値GV5、および第6階調値GV6のうちのいずれかであり、緑色の第1対象色値TCV1は、第4色C4、第5色C5、および第6色C6のうちの緑色に関連付けられた第4階調値GV4、第5階調値GV5、および第6階調値GV6のうちのいずれかであり、青色の第1対象色値TCV1は、第4色C4、第5色C5、および第6色C6のうちの青色に関連付けられた第4階調値GV4、第5階調値GV5、および第6階調値GV6のうちのいずれかである。

0046

図8に示すように、記憶完了フラグWEFGがオンであるときに、データ記憶部52が補正部46から階調値GVを受信すると、データ記憶部52は、受信した階調値GVを前画素階調値BPGVとして記憶する。

0047

記憶完了フラグWEFGがオンであるときに、データ記憶部52が出力色OC決定部529から出力色OCを受信すると、データ記憶部52は、第7色C7が記憶されていないときに、受信した出力色OCを第7色C7として記憶し、第7色C7が記憶されているときに、第2色C2を第1色C1として記憶し、第3色C3を第2色C2として記憶し、第4色C4を第3色C3として記憶し、第5色C5を第4色C4として記憶し、第6色C6を第5色C5として記憶し、第7色C7を第6色C6として記憶し、受信した出力色OCを第7色C7として記憶する。

0048

記憶完了フラグWEFGがオンであるときに、データ記憶部52が後述する先頭色ずれ判定部55、または黒判定部57から先頭色ずれフラグTOFGを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の先頭色ずれフラグ記憶部527の先頭色ずれフラグTOFGとして後述する先頭色ずれ判定部55または黒判定部57から受信した色ずれフラグTOFGを記憶する。

0049

記憶完了フラグWEFGがオンであるときに、データ記憶部52が「11」、「21」、または「31」のライン色番号LCNを受信した後に、先頭色ずれフラグTOFG、第1階調値GV1、第2階調値GV2、第3階調値GV3、第4階調値GV4、第5階調値GV5、および第6階調値GV6をデータ取得部53に取得されると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第2ライン記憶部522の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第1ライン記憶部521の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第3ライン記憶部523の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第2ライン記憶部522の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第4ライン記憶部524の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第3ライン記憶部523の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第5ライン記憶部525の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第4ライン記憶部524の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの第6ライン記憶部526の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第5ライン記憶部525の階調値GVとして記憶し、前画素階調値BPGVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの第6ライン記憶部526の階調値GVとして記憶する。

0050

記憶完了フラグWEFGがオンであるときに、データ記憶部52が「12」、「13」、「22」、「23」、「32」、または「33」のライン色番号LCNを受信した後に、画素番号PNを受信すると、データ記憶部52は、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第2ライン記憶部522の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第1ライン記憶部521の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第3ライン記憶部523の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第2ライン記憶部522の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第4ライン記憶部524の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第3ライン記憶部523の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第5ライン記憶部525の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第4ライン記憶部524の階調値GVとして記憶し、画素カウンタ51から入力された画素番号PNの第6ライン記憶部526の階調値GVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの画素の第5ライン記憶部525の階調値GVとして記憶し、前画素階調値BPGVを画素カウンタ51から入力された画素番号PNの第6ライン記憶部526の階調値GVとして記憶する。

0051

図6に示すように、判定切替部54がデータ取得部53から第1対象色値TCV1、第2対象色値TCV2、および先頭色ずれフラグTOFGを受信すると、判定切替部54は、先頭色ずれフラグTOFGがオンであるか否かを判断し、先頭色ずれフラグTOFGがオンでない場合に、第1対象色値TCV1、および第2対象色値TCV2を先頭色ずれ判定部55に送信し、先頭色ずれフラグTOFGがオンである場合に、第1対象色値TCV1を黒判定部57に送信する。

0052

先頭色ずれ判定条件TODC決定部559がデバイス制御部44から「11」のライン色番号LCNを受信すると、先頭色ずれ判定条件TODC決定部559は、第3ラインの第1出力色OC1である赤色の階調値GVが第1所定値以上であり、且つ第3ラインの第3出力色OC3である青色の階調値GVが第2所定値以下である先頭色ずれ判定条件TODCを先頭色ずれ判定部55に送信する。先頭色ずれ判定条件TODC決定部559がデバイス制御部44から「21」のライン色番号LCNを受信すると、先頭色ずれ判定条件TODC決定部559は、第1ラインの第1出力色OC1である緑色の階調値GVが第1所定値以上であり、且つ第1ラインの第3出力色OC3である赤色の階調値GVが第2所定値以下である先頭色ずれ判定条件TODCを先頭色ずれ判定部55に送信する。先頭色ずれ判定条件TODC決定部559がデバイス制御部44から「31」のライン色番号LCNを受信すると、先頭色ずれ判定条件TODC決定部559は、第2ラインの第1出力色OC1である青色の階調値GVが第1所定値以上であり、且つ第2ラインの第3出力色OC3である緑色の階調値GVが第2所定値以下である先頭色ずれ判定条件TODCを先頭色ずれ判定部55に送信する。本実施形態では、第1所定値は、白色に近い色を読み取ったときの階調値GVであり、「224」である。第1所定値は、通常灰色とされる「64」から「192」までの値の上限値である「192」の灰色と白色との中間色の画像を読み取ったときの階調値GVである。第2所定値は、黒に近い灰色を読み取ったときの階調値GVであり、「64」である。第2所定値は、白色と黒色との中間色である「128」の灰色と黒色との中間色の画像を読み取った時の階調値GVである。

0053

図7に示すように、先頭色ずれ判定部55は、白判定部551、色ずれ判定部552、および先頭色ずれフラグTOFG生成部553を備える。先頭色ずれ判定部55が判定切替部54から第1対象色値TCV1を受信すると、先頭色ずれ判定部55は、第1対象色値TCV1を黒置換部56に送信する。

0054

白判定部551が判定切替部54から第2対象色値TCV2を受信すると、白判定部551は、第2対象色値TCV2が白色を示す値であるか否かを判定し、白色を示す値である場合に白フラグWFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信し、白色を示す値でない場合に白フラグWFGをオフにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信する。本実施形態では、第2対象色値TCV2が白色を示す値であるか否かの判定について、第2対象色値TCV2における赤色、青色、および緑色の階調値GVが全て「224」以上である場合に、第2対象色値TCV2が白色を示す値であると判定され、第2対象色値TCV2における赤色、青色、および緑色のいずれかの階調値GVが「224」未満である場合に、第2対象色値TCV2が白色を示す値でないと判定される。

0055

色ずれ判定部552が判定切替部54から第1対象色値TCV1を受信すると、色ずれ判定部552は、先頭色ずれ判定条件TODC決定部559から入力された先頭色ずれ判定条件TODCを第1対象色値TCV1が満たすか否かを判定し、第1対象色値TCV1が先頭色ずれ判定条件TODCを満たす場合に、色ずれフラグCGFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信し、第1対象色値TCV1が先頭色ずれ判定条件TODCを満たさない場合に、色ずれフラグCGFGをオフにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信する。

0056

先頭色ずれフラグTOFG生成部553が白判定部551から白フラグWFGを受信し、且つ色ずれ判定部552から色ずれフラグCGFGを受信すると、先頭色ずれフラグTOFG生成部553は、白フラグWFGがオンであり、且つ色ずれフラグCGFGがオンであるか否かを判定する。先頭色ずれフラグTOFG生成部553は、白フラグWFGがオンであり、且つ色ずれフラグCGFGがオンである場合に、先頭色ずれフラグTOFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFGをデータ記憶部52および黒置換部56に送信する。先頭色ずれフラグTOFG生成部553は、白フラグWFGがオフであるか、または色ずれフラグCGFGがオフである場合に、先頭色ずれフラグTOFGをオフにして先頭色ずれフラグTOFGをデータ記憶部52および黒置換部56に送信する。先頭色ずれフラグTOFG生成部553が先頭色ずれフラグTOFGをデータ記憶部52に送信すると、判定切替部54は、送信された先頭色ずれフラグTOFGに応じた送信先に、同じ画素位置の次の3色のラインの第1対象色値TCV1、および第2対象色値TCV2を送信する。本実施形態では、白フラグWFGがオンであり、且つ色ずれフラグCGFGがオンである場合に、画像処理部48は、第1対象色値TCV1に先頭色ずれが発生していると判定する。先頭色ずれは、原稿GSの白背景色の画像と黒色の画像との境界を読み取るときに、同じラインにおいて第1点灯色TOC1では白色の画像を読み取り、且つ第3点灯色TOC3では黒色の画像を読み取ることにより発生する色ずれである。

0057

図6に示すように、黒置換部56が先頭色ずれ判定部55から第1対象色値TCV1および先頭色ずれフラグTOFGを受信すると、黒置換部56は、受信した先頭色ずれフラグTOFGがオンである場合に、赤色、青色、および緑色の階調値GVが全て「0」である黒色を示す値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶し、受信した先頭色ずれフラグTOFGがオフである場合に、第1対象色値TCV1を出力色値OCVとしてRAM42に記憶する。

0058

次に、図6を参照して、黒判定部57について説明する。黒判定部57が判定切替部54から第1対象色値TCV1を受信すると、黒判定部57は、第1対象色値TCV1が黒色を示す値であるか否かを判定し、黒色を示す値である場合に、第1対象色値TCV1を出力色値OCVとしてRAM42に記憶し、黒色を示す値でない場合に、第1対象色値TCV1を後尾色ずれ判定部58に送信する共に、先頭色ずれフラグTOFGをオフにしてデータ記憶部52に送信する。本実施形態では、第1対象色値TCV1が黒色を示す値であるか否かの判定について、第1対象色値TCV1における赤色、青色、および緑色の階調値GVが全て「32」以下である場合に、第1対象色値TCV1が黒色を示す値であると判定し、第1対象色値TCV1における赤色、青色、および緑色のいずれかの階調値GVが「32」より大きい場合に、第1対象色値TCV1が黒色を示す値でないと判定する。

0059

後尾色ずれ判定条件TADC決定部579がデバイス制御部44から「11」のライン色番号LCNを受信すると、後尾色ずれ判定条件TADC決定部579は、第3ラインの第1出力色OC1である赤色の階調値GVが第2所定値以下であり、且つ第3ラインの第3出力色OC3である青色の階調値GVが第1所定値以上である後尾色ずれ判定条件TADCを後尾色ずれ判定部58に送信する。後尾色ずれ判定条件TADC決定部579がデバイス制御部44から「21」のライン色番号LCNを受信すると、後尾色ずれ判定条件TADC決定部579は、第1ラインの第1出力色OC1である緑色の階調値GVが第2所定値以下であり、且つ第1ラインの第3出力色OC3である赤色の階調値GVが第1所定値以上である後尾色ずれ判定条件TADCを後尾色ずれ判定部58に送信する。後尾色ずれ判定条件TADC決定部579がデバイス制御部44から「31」のライン色番号LCNを受信すると、後尾色ずれ判定条件TADC決定部579は、第2ラインの第1出力色OC1である青色の階調値GVが第2所定値以下であり、且つ第2ラインの第3出力色OC3である緑色の階調値GVが第1所定値以上である後尾色ずれ判定条件TADCを後尾色ずれ判定部58に送信する。

0060

後尾色ずれ判定部58が黒判定部57から第1対象色値TCV1を受信すると、後尾色ずれ判定部58は、後尾色ずれ判定条件TADC決定部579から入力された後尾色ずれ判定条件TADCを第1対象色値TCV1が満たすか否かを判定する。後尾色ずれ判定部58は、第1対象色値TCV1が後尾色ずれ判定条件TADCを満たす場合に、後尾色ずれフラグTAFGをオンにして後尾色ずれフラグTAFGを白置換部59に送信すると共に、第1対象色値TCV1を白置換部59に送信する。後尾色ずれ判定部58は、第1対象色値TCV1が後尾色ずれ判定条件TADCを満たさない場合に、後尾色ずれフラグTAFGをオフにして後尾色ずれフラグTAFGを白置換部59に送信すると共に、第1対象色値TCV1を白置換部59に送信する。本実施形態では、画像処理部48は、第1対象色値TCV1が後尾色ずれ判定条件TADCを満たす場合に、第1対象色値TCV1に後尾色ずれが発生していると判定する。後尾色ずれは、原稿GSの白背景色の画像と黒色の画像との境界を読み取るときに、同じラインにおいて第1点灯色TOC1では黒色の画像を読み取り、第3点灯色TOC3では白色の画像を読み取ることにより発生する色ずれである。そのため、白色を背景色とする原稿GSにおいて、後尾色ずれは、先頭色ずれが発生した後でないと発生しない。

0061

白置換部59が後尾色ずれ判定部58から後尾色ずれフラグTAFG、および第1対象色値TCV1を受信すると、白置換部59は、後尾色ずれフラグTAFGがオンであるか否かを判断し、後尾色ずれフラグTAFGがオンである場合に、赤色、青色、および緑色の階調値GVが全て「255」である白色を示す値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶し、後尾色ずれフラグTAFGがオフである場合に、第1対象色値TCV1を出力色値OCVとしてRAM42に記憶する。

0062

<画像読取装置1の動作>
次に、画像読取装置1の動作について図面を参照して説明する。画像読取装置1は、原稿GSを読み取る読取メイン処理を主に実行する。読取メイン処理中の処理R1〜処理R7は、CPU40が実行する処理である。

0063

(読取メイン処理)
図9に示す読取メイン処理は、ユーザが原稿GSを給紙トレイ2に載置し、操作部5の読取開始ボタンを押下することにより、開始される。即ち、CPU40は、フロントセンサ27がオンであるときに、操作部5から読取開始指令を受け取ると、読取メイン処理を開始する。

0064

CPU40は、デバイス制御部44、AFE45、および画像処理部48などを初期化する(R1)。具体的には、CPU40は、処理R3〜処理R5において、主走査方向MDに300DPI、および搬送方向FDに300DPIの解像度で読取動作を実行するために必要な設定値を、デバイス制御部44、AFE45、および画像処理部48に設定する。

0065

CPU40は、原稿GSの読取動作を開始する(R2)。具体的には、CPU40は、駆動回路47に駆動指令を送信し、原稿GSの先端を読取開始位置まで搬送させる。CPU40は、原稿GSの先端を読取開始位置まで搬送させたときに、読取開始信号RSSをデバイス制御部44、および画像処理部48に送信する。読取開始位置は、搬送方向FDに沿ってリアセンサ29の位置から下流へ所定距離離れた位置である。本実施形態では、原稿GSの先端が読取開始位置まで搬送された後も、CPU40は、駆動回路47に駆動指令の送信動作を継続する。

0066

CPU40は、第1ライン読取動作を実行する(R3)。具体的には、CPU40は、光源30により緑色、青色、および赤色の順番で光を原稿GSに照射させ、その反射光を受光部31により受光させる。CPU40は、その受光量に応じて出力されたアナログ信号をAFE45および補正部46により階調値GVへ変換させる。CPU40は、緑色、青色、および赤色の変換された階調値GVを画像処理部48により出力色値OCVへ変換させてRAM42に記憶させ、記憶された出力色値OCVを取得する。

0067

CPU40は、第2ライン読取動作を実行する(R4)。具体的には、CPU40は、光源30により青色、赤色、および緑色の順番で光を原稿GSに照射させ、その反射光を受光部31により受光させる。CPU40は、その受光量に応じて出力されたアナログ信号をAFE45および補正部46により階調値GVへ変換させる。CPU40は、青色、赤色、および緑色の変換された階調値GVを画像処理部48により出力色値OCVへ変換させてRAM42に記憶させ、記憶された出力色値OCVを取得する。

0068

CPU40は、第3ライン読取動作を実行する(R5)。具体的には、CPU40は、光源30により赤色、緑色、および青色の順番で光を原稿GSに照射させ、その反射光を受光部31により受光させる。CPU40は、その受光量に応じて出力されたアナログ信号をAFE45および補正部46により階調値GVへ変換させる。CPU40は、赤色、緑色、および青色の変換された階調値GVを画像処理部48により出力色値OCVへ変換させてRAM42に記憶させ、記憶させた出力色値OCVを取得する。

0069

CPU40は、リアセンサ29がオフとなった時点から原稿GSが所定距離搬送されたか否かを判断する(R6)。具体的には、CPU40は、リアセンサ29がオフとなった時点から原稿GSを所定距離搬送させる駆動指令を送信した場合(R6:Yes)に、リアセンサ29がオフとなった時点から原稿GSが所定距離搬送されたと判断し、処理R7に進む。CPU40は、リアセンサ29がオフとなった時点から原稿GSを所定距離搬送させる駆動指令を送信していない場合(R6:No)に、リアセンサ29がオフとなった時点から原稿GSが所定距離搬送されていないと判断し、処理R3に進む。本実施形態では、処理R3〜処理R5が繰り返し実行されることにより、読取動作が実行させる。

0070

CPU40は、原稿GSの読取動作を終了する(R7)。具体的には、CPU40は、駆動回路47に駆動指令を送信し、原稿GSを排紙トレイ4に排出させる。処理R7が終了すると、読取メイン処理が終了する。

0071

(具体例)
図10を参照して画像読取装置1の具体例について説明する。図10は、白色の画像と黒色の画像との境界を含む原稿GSを読み取ったときに、階調値GVを置換する過程を説明する図面である。第1ラインの第2出力色OC2である青色を点灯させているときに白色の背景色を有する原稿GSが黒色の画像へ変化し、第3ライン(下)の第2出力色OC2である緑色を点灯させているときに原稿GSが黒色の画像から白色の背景色の画像へ変化する場合に階調値GVが置換される過程について、図10を参照して説明する。本具体例では、搬送方向FDと直交する主走査方向MDにおける特定の位置の階調値GVについて説明する。最初に、第3ライン(上)の階調値GVが第2対象色値TCV2として取得され、第1ラインの階調値GVが第1対象色値TCV1として取得されるときに、画像処理部48が第1対象色値TCV1に先頭色ずれが発生していると判定する過程について説明し、次に、第3ライン(下)の階調値GVが第1対象色値TCV1として取得されるときに、画像処理部48が第1対象色値TCV1に後尾色ずれが発生していると判定する過程について説明する。本具体例において、読取部24は、原稿GSを第3ライン(上)、第1ライン、第2ライン、第3ライン(下)の順に読み取る。

0072

デバイス制御部44は、第3ライン(上)の第1点灯色TOC1である赤色の光で原稿GSの白色の画像を光源30に照射させ、第3ライン(上)の第2点灯色TOC2である緑色の光で原稿GSの白色の画像を光源30に照射させ、第3ライン(上)の第3点灯色TOC3である青色の光で原稿GSの白色の画像を光源30に照射させる。

0073

デバイス制御部44は、第1ラインの第1点灯色TOC1である緑色の光で原稿GSの白色の画像を光源30に照射させ、第1ラインの第2点灯色TOC2である青色の光で原稿GSの白色と黒色との境界の画像を光源30に照射させ、第1ラインの第3点灯色TOC3である赤色の光で原稿GSの黒色の画像を光源30に照射させる。

0074

補正部46は、第3ライン(上)の第1出力色OC1である赤色の階調値GVとして「255」を画像処理部48に送信し、第3ライン(上)の第2出力色OC2である緑色の階調値GVとして「255」を画像処理部48に送信し、第3ライン(上)の第3出力色OC3である青色の階調値GVとして「255」を画像処理部48に送信する。

0075

補正部46は、第1ラインの第1出力色OC1である緑色の階調値GVとして「255」を画像処理部48に送信し、第1ラインの第2出力色OC2である青色の階調値GVとして「128」を画像処理部48に送信し、第1ラインの第3出力色OC3である赤色の階調値GVとして「0」を画像処理部48に送信する。

0076

データ取得部53は、第3ライン(上)の階調値GVを第2対象色値TCV2として取得する。即ち、データ取得部53は、「255」の赤色の階調値GV、「255」の緑色の階調値GV、および「255」の青色の階調値GVを第2対象色値TCV2として取得する。データ取得部53は、第1ラインの階調値GVを第1対象色値TCV1として取得する。即ち、データ取得部53は、「0」の赤色の階調値GV、「255」の緑色の階調値GV,「128」の青色の階調値GVを第1対象色値TCV1として取得する。判定切替部54は、第3ライン(上)において、先頭色ずれが発生しておらず、また階調値GVが黒色を示す値でなく、先頭色ずれフラグTOFGがオフであるため、第1対象色値TCV1および第2対象色値TCV2を先頭色ずれ判定部55に送信する。

0077

先頭色ずれ判定部55の白判定部551は、第2対象色値TCV2における赤色、緑色、および青色の階調値GVが全て「224」以上であるため、第2対象色値TCV2が白色を示す値であると判定し、白フラグWFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信する。

0078

先頭色ずれ判定条件TODC決定部559は、「21」のライン色番号LCNを受信すると、第1ラインの第1出力色OC1である緑色の階調値GVが第1所定値以上であり、且つ第1ラインの第3出力色OC3である赤色の階調値GVが第2所定値以下である先頭色ずれ判定条件TODCを先頭色ずれ判定部55に送信する。

0079

先頭色ずれ判定部55の色ずれ判定部552は、第1対象色値TCV1における緑色の階調値GVが第1所定値である「224」以上であり、且つ赤色の階調値GVが第2所定値である「64」以下であるため、先頭色ずれ判定条件TODCを満たすと判定し、色ずれフラグCGFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信する。

0080

先頭色ずれフラグTOFG生成部553は、白判定部551から白フラグWFGを受信し、且つ色ずれ判定部552から色ずれフラグCGFGを受信すると、白フラグWFG、および色ずれフラグCGFGがオンであるため、白フラグWFGがオンであり、且つ色ずれフラグCGFGがオンであると判定し、先頭色ずれフラグTOFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFGをデータ記憶部52および黒置換部56に送信する。先頭色ずれ判定部55は、第1対象色値TCV1を受信すると、第1対象色値TCV1を黒置換部56に送信する。

0081

図10に示すように、黒置換部56は、第1対象色値TCV1および先頭色ずれフラグTOFGを受信すると、先頭色ずれフラグTOFGがオンであるため、赤色、緑色、および青色の階調値GVが全て「0」である黒色を示す値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶する。CPU40は、処理R3において出力色値OCVを取得する。このように、第1対象色値TCV1である第1ラインの階調値GVに先頭色ずれが発生していると判定され、第1ラインの階調値GVが黒色を示す出力色値OCVに置換される。

0082

次に、図10を参照して、第3ライン(下)の2色目の出力色OCである緑色を点灯させているときに原稿GSが黒色の画像から白色の背景色の画像へ変化する場合に、第3ライン(下)の階調値GVを第1対象色値TCV1としたときに、画像処理部48が第1対象色値TCV1に後尾色ずれが発生していると判定する過程について説明する。

0083

デバイス制御部44は、第3ライン(下)の第1点灯色TOC1である赤色の光で原稿GSの黒色の画像を光源30に照射させ、第3ライン(下)の第2点灯色TOC2である緑色の光で原稿GSの黒色と白色との境界の画像を光源30に照射させ、第3ライン(下)の第3点灯色TOC3である青色の光で原稿GSの白色の画像を光源30に照射させる。

0084

補正部46は、第3ライン(下)の第1出力色OC1である赤色の階調値GVとして「0」を画像処理部48に送信し、第3ライン(下)の第2出力色OC2である緑色の階調値GVとして「224」を画像処理部48に送信し、第3ラインの第3出力色OC3である青色の階調値GVとして「255」を画像処理部48に送信する。

0085

データ取得部53は、第3ライン(下)の階調値GVを第1対象色値TCV1として取得する。即ち、「0」の赤色の階調値GV、「224」の緑色の階調値GV、および「255」の青色の階調値GVを第1対象色値TCV1として取得する。判定切替部54は、第1ラインで先頭色ずれが発生した後に、黒判定部57が第2ラインの階調値GVが黒色を示す値と判断し、先頭色ずれフラグTOFGがオンであるため、第1対象色値TCV1を黒判定部57に送信する。

0086

黒判定部57は、第1対象色値TCV1が黒色を示す値でないため、第1対象色値TCV1を後尾色ずれ判定部58に送信すると共に、先頭色ずれフラグTOFGをオフにしてデータ記憶部52に送信する。

0087

後尾色ずれ判定条件TADC決定部579は、「11」のライン色番号LCNを受信すると、第3ラインの第1出力色OC1である赤色の階調値GVが第2所定値以下であり、且つ第3ラインの第3出力色OC3である青色の階調値GVが第1所定値以上である後尾色ずれ判定条件TADCを後尾色ずれ判定部58に送信する。

0088

後尾色ずれ判定部58は、第1対象色値TCV1における赤色の階調値GVが第2所定値である「64」以下であり、且つ青色の階調値GVが第1所定値である「224」以上であるため、後尾色ずれ判定条件TADCを満たすと判定し、後尾色ずれフラグTAFGをオンにして白置換部59に送信すると共に、第1対象色値TCV1を白置換部59に送信する。

0089

図10に示すように、白置換部59は、第1対象色値TCV1および後尾色ずれフラグTAFGを受信すると、後尾色ずれフラグTAFGがオンであるため、赤色、緑色、および青色の階調値GVが全て「255」である白色を示す値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶する。CPU40は、処理R5において出力色値OCVを取得する。このように、画像処理部48は、第1対象色値TCV1である第3ライン(下)の階調値GVに後尾色ずれが発生していると判定し、第3ライン(下)の階調値GVを白色を示す出力色値OCVに置換する。

0090

<実施形態の効果>
データ取得部53は、記憶完了フラグWEFGを受信した後に、「11」、「21」、または「31」のライン色番号LCNを受信すると、先頭色ずれフラグTOFGを取得し、取得した先頭色ずれフラグTOFGを判定切替部54に送信し、第1階調値GV1、第2階調値GV2、第3階調値GV3、第1色C1、第2色C2、および第3色C3を取得し、取得したこれらの値を第2対象色値TCV2として判定切替部54に送信し、第4階調値GV4、第5階調値GV5、第6階調値GV6、第4色C4、第5色C5、および第6色C6を取得し、取得したこれらの値を第1対象色値TCV1として判定切替部54に送信する。判定切替部54は、先頭色ずれフラグTOFG、第1対象色値TCV1、および第2対象色値TCV2を受信すると、先頭色ずれフラグTOFGがオンでない場合に、第1対象色値TCV1、および第2対象色値TCV2を先頭色ずれ判定部55に送信し、先頭色ずれフラグTOFGがオンである場合に、第1対象色値TCV1を黒判定部57に送信する。

0091

先頭色ずれ判定部55は、第1対象色値TCV1を受信すると、受信した第1対象色値TCV1を黒置換部56に送信する。先頭色ずれ判定部55に含まれる白判定部551は、第2対象色値TCV2を受信すると、受信した第2対象色値TCV2が白色を示す値である場合に白フラグWFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信し、入力された第2対象色値TCV2が白色を示す値でない場合に白フラグWFGをオフにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信する。先頭色ずれ判定部55に含まれる色ずれ判定部552は、第1対象色値TCV1を受信すると、受信した第1対象色値TCV1が先頭色ずれ判定条件TODCを満たす場合に、色ずれフラグCGFGをオンにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信し、入力された第1対象色値TCV1が先頭色ずれ判定条件TODCを満たさない場合に、色ずれフラグCGFGをオフにして先頭色ずれフラグTOFG生成部553に送信する。先頭色ずれフラグTOFG生成部553は、白フラグWFG、および色ずれフラグCGFGを受信すると、白フラグWFGがオンであり、且つ色ずれフラグCGFGがオンである場合に、先頭色ずれフラグTOFGをオンにして黒置換部56に送信し、それ以外の場合に、先頭色ずれフラグTOFGをオフにして黒置換部56に送信する。黒置換部56は、第1対象色値TCV1、および先頭色ずれフラグTOFGを受信すると、受信した先頭色ずれフラグTOFGがオンである場合に、黒色を示す色値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶し、受信した先頭色ずれフラグTOFGがオフである場合に、第1対象色値TCV1を出力色値OCVとしてRAM42に記憶する。

0092

黒判定部57は、第1対象色値TCV1を受信すると、受信した第1対象色値TCV1が黒色を示す値である場合に、第1対象色値TCV1を出力色値OCVとしてRAM42に記憶し、受信した第1対象色値TCV1が黒色を示す値でない場合に、第1対象色値TCV1を後尾色ずれ判定部58に送信する。後尾色ずれ判定部58は、第1対象色値TCV1を受信すると、受信した第1対象色値TCV1が後尾色ずれ判定条件TADCを満たす場合に、後尾色ずれフラグTAFGをオンにして後尾色ずれフラグをTAFGを白置換部59に送信すると共に、第1対象色値TCV1を白置換部59に送信し、受信した第1対象色値TCV1が後尾色ずれ判定条件TADCを満たさない場合に、後尾色ずれフラグTAFGをオフにして後尾色ずれフラグTAFGを白置換部59に送信すると共に、第1対象色値TCV1を白置換部59に送信する。白置換部59は、後尾色ずれフラグTAFG、および第1対象色値TCV1を受信すると、受信した後尾色ずれフラグTAFGがオンである場合に、白色を示す色値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶し、受信した後尾色ずれフラグTAFGがオフである場合に、第1対象色値TCV1を出力色値OCVとしてRAM42に記憶する。よって、先頭色ずれが発生している場合に、黒置換部56は、黒色を示す値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶し、後尾色ずれが発生している場合に、白置換部59は、白色を示す値を出力色値OCVとしてRAM42に記憶するため、色ずれの種類に応じて色ずれを除去することができる。

0093

[実施形態と発明との対応関係]
画像読取装置1が、本発明の画像読取装置の一例である。光源30、受光部31、およびデバイス制御部44が、本発明の光源、ラインセンサ、および光源制御部の一例である。駆動回路47、搬送モータMT、給紙ローラ21、および搬送ローラ23、26が、本発明の位置変更部の一例である。AFE45、および補正部46が、本発明の読取部の一例である。先頭色ずれ判定部55が、本発明の先頭色ずれ判定部の一例である。黒置換部56が、本発明の先頭置換部の一例である。後尾色ずれ判定部58、および黒判定部57が、本発明の後尾色ずれ判定部の一例である。白置換部59は、本発明の後尾置換部の一例である。

0094

黒判定部57が、本発明の黒判定部の一例である。判定切替部54が、本発明の切替送信部の一例である。データ記憶部52が、本発明のデータ記憶部の一例である。白判定部551、および色ずれ判定部552が、本発明の白判定部、および先頭色判断部の一例である。

0095

[変形例]
本発明は、本実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。

0096

(1)本実施形態の画像読取装置1は、プリンタ部を備えた複合機に適用されても良い。また、本実施形態では、1つの読取部24が備えられる構成であるが、原稿GSの両面を読み取るために、2つの読取部を備える構成でも良い。

0097

(2)本実施形態の画像読取装置1は、原稿GSを搬送させて読み取る構成について説明したが、異なる構成でも良い。例えば、透明な原稿台に支持される原稿GSを読取部が移動して読み取る構成でも良い。

0098

(3)本実施形態において、読取部24は、ロッドレンズアレイ32を用いた等倍光学系タイプの読取部として説明したが、縮小光源系タイプの読取部を用いても良い。この場合の縮小光学系タイプの読取部は、赤色、緑色、および青色の光を順次切り替えることで読取動作を実現する。

0099

(4)本実施形態において、先頭色ずれ判定部55は、第1出力色OC1の階調値GVが第1所定値以上であり、且つ第3出力色OC3の階調値GVが第2所定値以下である先頭色ずれ判定条件TODCを満たすか否かを判定して、第1対象色値TCV1に先頭色ずれが発生しているか否かを判定したが、異なる条件でも良い。例えば、第1出力色OC1の階調値GVが白色の画像を読み取ったときの階調値GVであり、且つ第3出力色OC3の階調値GVが黒色の画像を読み取ったときの階調値GVであることが判定可能な条件でも良い。

0100

(5)本実施形態において、後尾色ずれ判定部58は、第1出力色OC1の階調値GVが第2所定値以下であり、且つ第3出力色OC3の階調値GVが第1所定値以上である後尾色ずれ判定条件TADCを満たすか否かを判定して、第1対象色値TCV1に後尾色ずれが発生しているか否かを判定したが、異なる条件でも良い。例えば、第1出力色OC1の階調値GVが黒色の画像を読み取ったときの階調値GVであり、且つ第3出力色OC3の階調値GVが白色の画像を読み取ったときの階調値GVであることが判定可能な条件でも良い。

0101

(6)本実施形態では、第1ライン、第2ライン、および第3ラインの各ラインにおいて、第1点灯色TOC1、第2点灯色TOC2、および第3点灯色TOC3が、それぞれ異なる色であるが、異なる方法でも良い。例えば、第1ラインの第1点灯色TOC1、第2点灯色TOC2、および第3点灯色TOC3の点灯順序のみで光源30を点灯させて良いし、第2ラインの第1点灯色TOC1、第2点灯色TOC2、および第3点灯色TOC3の点灯順序のみで光源30を点灯させても良いし、または第3ラインの第1点灯色TOC1、第2点灯色TOC2、および第3点灯色TOC3の点灯順序だけで光源30を点灯させても良い。

0102

(7)本実施形態では、先頭色ずれ判定部55は、第1所定値と第2所定値とで先頭色ずれを判定し、後尾色ずれ判定部58は、第1所定値と第2所定値とで後尾色ずれを判定したが、異なる値でも良い。先頭色ずれ判定部55が、第3所定値と第4所定値とで先頭色ずれを判定し、後尾色ずれ判定部58が、第5所定値と第6所定値とで後尾色ずれを判定しても良い。

0103

1…画像読取装置、2…給紙トレイ、4…排紙トレイ、5…操作部、6…表示部、21…給紙ローラ、23、26…搬送ローラ、24…読取部、27…フロントセンサ、29…リアセンサ、30…光源、31…受光部、33…光電変換素子、35…アナログシフトレジスタ、40…CPU、41…ROM、42…RAM、43…フラッシュROM、44…デバイス制御部、45…AFE、46…補正部、47…駆動回路、48…画像処理部、51…画素カウンタ、52…データ記憶部、521…第1ライン記憶部、522…第2ライン記憶部、523…第3ライン記憶部、524…第4ライン記憶部、525…第5ライン記憶部、526…第6ライン記憶部、527…先頭色ずれフラグ記憶部、53…データ取得部、54…判定切替部、55…先頭色ずれ判定部、551…白判定部、552…色ずれ判定部、553…先頭色ずれフラグTOFG生成部、559…先頭色ずれ判定条件TODC決定部、56…黒置換部、57…黒判定部、579…後尾色ずれ判定条件TADC決定部、58…後尾色ずれ判定部、59…白置換部

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