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技術 乗客コンベア用の誘導柵および乗客コンベア

出願人 株式会社日立製作所
発明者 高橋周平宇津宮博文
出願日 2018年7月9日 (2年5ヶ月経過) 出願番号 2018-129816
公開日 2020年1月16日 (11ヶ月経過) 公開番号 2020-007101
状態 未査定
技術分野 エスカレータ,移動歩道
主要キーワード 回避部材 柵状体 屏風状 樹脂板材 平面視的 長手部材 運搬方向 略クランク形状
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

乗客コンベア乗り口付近において利用者ハンドレールに接触することを防止可能な乗客コンベア用の誘導柵を提供する。

解決手段

無端状に連結されて連結方向回動する複数のステップ3と、ステップ3の連結方向に沿った両脇に配置されたデッキカバー4と、デッキカバー4から立設されステップ3の連結方向に沿って設けられた欄干と、欄干の周縁に取り付けられてステップ3と同期して回動するハンドレール6とを有する乗客コンベアに設けられるもので、ステップ3への乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵2において、ステップ3の踏面301におけるデッキカバー側の周縁に設けられたデマケーションライン302を延長した範囲内で、デッキカバー4と並列して配置される挿入部2aを有する。

概要

背景

乗客コンベアに関する技術として、特開平11−92071号公報(特許文献1)に開示のものがある。この公報には「乗客コンベア1の乗降口1a、1bから踏板2側に移動するカートなどの物体内側デッキカバー6、6a前端部に衝突するのを回避する回避部材10、10aを、乗降口1a、1bに設ける。上側乗降口1aの左右及び下側乗降口1bの左右には、それぞれ金属パイプからなる誘導9、9aが設けられている。乗客コンベア1の上側乗降口1aには、内側デッキカバー6、6aの先端部に衝突するのを回避する回避体10、10aが設けられている。回避体10、10aは、図2及び図3に示すように、一端を誘導棚9、9aに取付金具(図示せず)などで固定し、かつ他端を床板8の外方部分にねじ(図示せず)で固定してなるL字形長手部材11、11aと、この長手部材11、11aに一定間隔を保持して配列された複数個ローラ12、12a、12b、12c、12d、12e、12f、12gとからなっている。」と記載されている。

概要

乗客コンベアの乗り口付近において利用者ハンドレールに接触することを防止可能な乗客コンベア用の誘導柵を提供する。無端状に連結されて連結方向回動する複数のステップ3と、ステップ3の連結方向に沿った両脇に配置されたデッキカバー4と、デッキカバー4から立設されステップ3の連結方向に沿って設けられた欄干と、欄干の周縁に取り付けられてステップ3と同期して回動するハンドレール6とを有する乗客コンベアに設けられるもので、ステップ3への乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵2において、ステップ3の踏面301におけるデッキカバー側の周縁に設けられたデマケーションライン302を延長した範囲内で、デッキカバー4と並列して配置される挿入部2aを有する。

目的

本発明は、乗客コンベアの乗り口付近において利用者がハンドレールに接触することを防止可能な乗客コンベア用の誘導柵および乗客コンベアを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

無端状に連結されて連結方向回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に配置されたデッキカバーと、前記デッキカバーから立設され前記ステップの連結方向に沿って設けられた欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアに設けられるもので、前記ステップへの乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵において、前記ステップの踏面における前記デッキカバー側の周縁に設けられたデマケーションライン延長した範囲内で、前記デッキカバーと並列して配置される挿入部を有する乗客コンベア用の誘導柵。

請求項2

請求項1に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、前記挿入部の端縁から前記乗り込み通路の外側方向に屈曲して設けられた部分であって、前記ハンドレールの幅方向の外側にまで延設される保護部を有する乗客コンベア用の誘導柵。

請求項3

請求項2に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、前記挿入部と前記保護部との屈曲角度は、直角または鈍角となる乗客コンベア用の誘導柵。

請求項4

請求項2に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、前記挿入部とは逆側において前記保護部の端縁から前記挿入部と逆側に屈曲して設けられた誘導部を備え、前記挿入部と前記保護部との屈曲角度、および前記保護部と前記誘導部との屈曲角度は、直角または鈍角である乗客コンベア用の誘導柵。

請求項5

請求項4に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、少なくとも前記保護部と前記誘導部の高さが、前記乗り込み通路における前記ハンドレールの配置高さ以上である乗客コンベア用の誘導柵。

請求項6

請求項1に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、前記挿入部は板状材によって構成されている乗客コンベア用の誘導柵。

請求項7

無端状に連結されて連結方向に回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に立設された欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアに設けられるもので、前記ステップへの乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵において、前記欄干の内側に配置される挿入部と、前記挿入部の端縁から前記乗り込み通路の外側方向に屈曲して設けられ前記ハンドレールの幅方向の外側にまで延設される保護部と、前記挿入部とは逆側において前記保護部の端縁から前記挿入部と逆側に屈曲して設けられた誘導部とを備え、少なくとも前記保護部と前記誘導部の高さが、前記乗り込み通路における前記ハンドレールの配置高さ以上である乗客コンベア用の誘導柵。

請求項8

無端状に連結されて連結方向に回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に設けられたデッキカバーと、前記デッキカバーから立設され前記ステップの連結方向に沿って設けられた欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアにおいて、前記ステップの踏面における前記デッキカバー側の周縁にデマケーションラインが設けられ、前記デマケーションラインを延長した範囲内において前記デッキカバーと並列して配置された挿入部を有する誘導柵が、前記ステップへの乗り込み通路の脇に設けられた乗客コンベア。

請求項9

請求項8に記載の乗客コンベアにおいて、前記誘導柵は、前記挿入部と、前記挿入部の端縁から前記乗り込み通路の外側に屈曲して設けられた保護部とを備え、前記保護部は、前記ハンドレールの幅方向の外側にまで延設されている乗客コンベア。

請求項10

請求項9に記載の乗客コンベアにおいて、前記挿入部と前記保護部との屈曲角度は、直角または鈍角である乗客コンベア。

請求項11

請求項9に記載の乗客コンベアにおいて、前記誘導柵は、前記挿入部とは逆側において前記保護部の端縁から前記挿入部と逆側に屈曲して設けられた誘導部を備え、前記挿入部と前記保護部との屈曲角度、および前記保護部と前記誘導部との屈曲角度は、直角または鈍角である乗客コンベア。

請求項12

請求項11に記載の乗客コンベアにおいて、前記誘導柵は、少なくとも前記保護部と前記誘導部の高さが、前記乗り込み通路における前記ハンドレールの配置高さ以上である乗客コンベア。

請求項13

請求項8に記載の乗客コンベアにおいて、前記誘導柵の前記挿入部は板状材によって構成されている乗客コンベア。

請求項14

請求項8に記載の乗客コンベアにおいて、前記誘導柵は、前記乗り込み通路の両脇に配置されている乗客コンベア。

技術分野

0001

本発明は、乗客コンベア用の誘導柵、および誘導柵を備えた乗客コンベアに関する。

背景技術

0002

乗客コンベアに関する技術として、特開平11−92071号公報(特許文献1)に開示のものがある。この公報には「乗客コンベア1の乗降口1a、1bから踏板2側に移動するカートなどの物体内側デッキカバー6、6a前端部に衝突するのを回避する回避部材10、10aを、乗降口1a、1bに設ける。上側乗降口1aの左右及び下側乗降口1bの左右には、それぞれ金属パイプからなる誘導9、9aが設けられている。乗客コンベア1の上側乗降口1aには、内側デッキカバー6、6aの先端部に衝突するのを回避する回避体10、10aが設けられている。回避体10、10aは、図2及び図3に示すように、一端を誘導棚9、9aに取付金具(図示せず)などで固定し、かつ他端を床板8の外方部分にねじ(図示せず)で固定してなるL字形長手部材11、11aと、この長手部材11、11aに一定間隔を保持して配列された複数個ローラ12、12a、12b、12c、12d、12e、12f、12gとからなっている。」と記載されている。

先行技術

0003

特開平11−92071号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら上述した誘導柵および回避部材を設けた乗客コンベアであっても、踏板の移動に同期して周回するハンドレールに対し、利用者乗り口付近にて誤って接触する場合がある。この場合、利用者の衣服や体がハンドレールの駆動力により持ち上げられ、ハンドレールへ乗り上げてしまう恐れがある。

0005

そこで本発明は、乗客コンベアの乗り口付近において利用者がハンドレールに接触することを防止可能な乗客コンベア用の誘導柵および乗客コンベアを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、無端状に連結されて連結方向回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に配置されたデッキカバーと、前記デッキカバーから立設され前記ステップの連結方向に沿って設けられた欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアに設けられるもので、前記ステップへの乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵において、前記ステップの踏面における前記デッキカバー側の周縁に設けられたデマケーションライン延長した範囲内で、前記デッキカバーと並列して配置される挿入部を有する構成である。

発明の効果

0007

本発明によれば、乗客コンベアの乗り口付近において利用者がハンドレールに接触することを防止することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下側の実施の形態の説明により明らかにされる。

図面の簡単な説明

0008

第1実施形態に係る乗客コンベアの外観構成を示す正面図である。
第1実施形態に係る乗客コンベアの要部の側面図である。
第1実施形態に係る乗客コンベアの要部の上面図である。
図3に示すA部の拡大図である。
第1実施形態の変形例に係る乗客コンベアの要部の側面図である。
第2実施形態に係る乗客コンベアの要部の拡大上面図である。
第2実施形態に係る乗客コンベアの要部の側面図である。

実施例

0009

以下、各実施形態に係る乗客コンベア用の誘導柵および乗客コンベアを、図面に基づいて詳細に説明する。

0010

≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係る乗客コンベア1の外観構成を示す正面図である。また図2は、第1実施形態に係る乗客コンベア1の要部の側面図であって、乗客コンベア1の乗り場付近側方から見た図である。さらに図3は、第1実施形態に係る乗客コンベア1の要部の上面図であって、乗客コンベア1の乗り場付近を上方から見た図である。

0011

これらの図に示す乗客コンベア1は、誘導柵2を備えたものであって、建築構造体上階床下階床との間に架け渡して設けられたエスカレーターであり、利用者Uを高さ方向に運搬する。なお、乗客コンベア1は、エスカレーターの他に、例えば利用者Uを水平方向に運搬する移動歩道に誘導柵2を備えた構成のもであってもよいが、本実施形態においてはエスカレーターを例にとって説明を行う。

0012

図1に示すように、乗客コンベア1は、誘導柵2の他に、ステップ3、デッキカバー4、欄干5、およびハンドレール6を備えている。以下、これらの構成要素の詳細を、ステップ3から順に説明し、最後に誘導柵2の構成を説明する。

0013

<ステップ3>
ステップ3は、利用者Uが搭乗する部分であり、建築構造体の上階床と下階床との間において無端状に連結して配置され、連結方向において上階床と下階床とに掛け渡され、連結方向に回動する構成となっている。図3に示すように、各ステップ3は、上方に向けて配置された踏面301を備え、踏面301の周縁にデマケーションライン302が設けられている。デマケーションライン302は、踏面301の境界であるデマケーションを明確にすることで、ステップ3の周縁の隙間に利用者Uが近接することのないように注意を促すためのラインである。このようなデマケーションライン302は、例えば黄色のような視認性の高い色により、踏面301の周縁を縁取るように設けられている。なお、デマケーションライン302は、踏面301の周囲の四方向に設けられていることに限定されず、少なくとも踏面301においてデッキカバー4と接する側の二方向に設けられていることとする。

0014

またここでの図示は省略したが、ステップ3は、踏面301におけるデッキカバー4側の二方向の周縁に、踏面301の高さを高くするための段付きトレッドが設けられた構成であってもよい。段付きトレッドは、デマケーションライン302の範囲内に設けられていることとする。

0015

<デッキカバー4>
デッキカバー4は、ハンドレール6を駆動する駆動装置等を収容するカバー部材であって、化粧板材によって構成されたものである。このようなデッキカバー4は、ステップ3の両脇においてステップ3の進行方向に沿って延設され、欄干5の一部を構成して建築物上階下階との間に配置されている。このような各デッキカバー4は、それぞれがステップ3側の内デッキカバー401と、外側の外デッキカバー402とに分けられる。なお、デッキカバー4は、スカートガードとも称する。

0016

<欄干5>
欄干5は、ステップ3の両脇に設けられた転落防止用柵状体である。これらの欄干5は、ステップ3の両脇においてステップ3の連結方向に沿って延設されたものであって、各デッキカバー4における内デッキカバー401と外デッキカバー402との間から立設された状態で設けられている。

0017

<ハンドレール6>
ハンドレール6は、無端状に構成されたもので、欄干5の周縁に沿って取り付けられ、デッキカバー4内に収容された駆動装置によって、ステップ3と同期して同一方向に回動する。

0018

<誘導柵2>
誘導柵2は、周回するハンドレール6に対し、利用者Uを安全に乗客コンベア1のステップ3に搭乗させるためのものであって、ステップ3への乗り込み通路10の脇においてステップ3の手前に配置され、乗客コンベア1の乗り込み口を構成している。ここで乗り込み通路10とは、乗客コンベア1への乗り場階の床面において、ステップ10につながる通路である。誘導柵2は、ステップ3への乗り込み通路10の両脇に配置されることが好ましく、これにより両側のハンドレール6に対して、利用者Uを安全に乗客コンベア1のステップ3に搭乗させることが可能な構成となる。

0019

図1に示した例では、乗客コンベア1が、下階から上階に向かって利用者Uを運搬する構成である場合を示している。この場合、誘導柵2は、乗客コンベア1の下階側に配置される。また図示した例とは逆に、乗客コンベア1が、上階から下階に向かって利用者Uを運搬する構成であれば、誘導柵2は、乗客コンベア1の上階側に配置される。また乗客コンベア1が運搬方向切り替えが可能なものである場合、誘導柵2は、乗客コンベア1の下階側と上階側の少なくとも一方、または両方に配置される。また誘導柵2は、乗り場階の床面に対してボルトなどの固定具を用いて固定されていることが好ましいが、床面に対して配置された状態であってもよい。

0020

以上のような各誘導柵2は、平面視的に見た場合に、第1屈曲部201と第2屈曲部202との2カ所において逆方向に折れ曲がった略クランク形状の柵状体であって、これらの2カ所で区切られた挿入部2a、保護部2b、および誘導部2cを有する。これらの各部の構成は次のようである。

0021

[挿入部2a]
挿入部2aは、誘導柵2において第1屈曲部201から一方の端縁側を構成する部分であって、一対の欄干5の内側に挿入して配置される部分である。図4は、図3に示すA部の拡大図である。図3および図4に示すように、挿入部2aは、乗客コンベア1の乗り込み通路10の脇に誘導柵2を設置した状態において、デッキカバー4、欄干5、およびハンドレール6と並列して配置される部分である。挿入部2aの長さ[La]は、ハンドレール6が取り付けられた欄干5の円弧状の端部の頂点からデッキカバー4までの距離よりも大きいこととする。

0022

また挿入部2aの長さ[La]は、ハンドレール6が取り付けられた欄干5の円弧状の端部の頂点からステップ3までの長さを超えてもよいが、乗客コンベア1の乗り場階の床面の実情に合わせ、乗り込み通路10側への延設長さが長くなり過ぎることのない範囲であることとする。

0023

このような挿入部2aは、デッキカバー4側のデマケーションライン302を延長した領域内に配置される。すなわち、挿入部2aは、内デッキカバー401よりも内側で、デマケーションライン302の内側の境界線302aよりも外側に配置される。このような挿入部2aの厚み[T2]は、デッキカバー4に沿って設けられたデマケーションライン302の幅[A1]以下の大きさとなる。

0024

[保護部2b]
図1および図3に示すように、保護部2bは、誘導柵2において第1屈曲部201と第2屈曲部202との間を構成する部分であって、挿入部2aに対して第1屈曲部201において屈曲して設けられた部分である。挿入部2aと保護部2bとの屈曲角度は、直角または鈍角であることする。これにより、第1屈曲部201において利用者Uが停滞すること無く安全にステップ3側に誘導される構成としている。

0025

この保護部2bは、乗客コンベア1の乗り込み通路10の脇に誘導柵2を設置した状態において、ハンドレール6の幅方向に対向して設けられる。このような保護部2bは、挿入部2aからハンドレール6を幅方向に覆って、ハンドレール6の幅方向の外側にまで延設され、好ましくは外デッキカバー402の外側にまで延設される。これにより、ハンドレール6に対して、その回動方向からの利用者Uの接近と接触を防止することができる。

0026

なお、保護部2bと挿入部2aとの接合部となる第1屈曲部201は、保護部2bと挿入部2aとの接合の角度が可変であってもよく、乗客コンベア1の乗り場階の床面の実情に合わせた角度としてよい。また保護部2bの長さ[Lb]は、上述した延設範囲が確保できれば、挿入部2aとの間の屈曲角度によって適切な長さとしてよく、乗客コンベア1の乗り場階の床面の実情に合わせた長さとしてよい。

0027

[誘導部2c]
図1および図3に示すように、誘導部2cは、誘導柵2において第2屈曲部202から他方の端縁側を構成する部分であって、保護部2bに対して第2屈曲部202において屈曲して設けられた部分である。第2屈曲部202の屈曲方向は、第1屈曲部201とは逆向きであって、保護部2bと誘導部2cとの屈曲角度は、直角または鈍角であることとする。このような挿入部2aは、乗客コンベア1の乗り込み口に誘導柵2を設置した状態において、挿入部2aと平行かまたは外側に開いて配置される部分である。ここで外側とは、乗客コンベア1に対する外側である。このような誘導部2cを設けたことにより、利用者Uを、スムーズにステップ3方向に誘導することができる。

0028

なお、誘導部2cと保護部2bとの接合部となる第2屈曲部202は、誘導部2cと保護部2bとの接合の角度が可変であってもよく、乗客コンベア1の乗り場階の床面の実情に合わせた角度としてよい。また誘導部2cの長さ[Lc]は、乗客コンベア1の乗り場階の床面の実情に合わせた大きさであればよい。

0029

[誘導柵2の材質
図2に示すように、このような誘導柵2は、例えば複数本支柱200と、これらの支柱200間を繋ぐ上下の拘束材200aと、上下の拘束材200a間を繋ぐ複数の結合材200bによって構成されている。支柱200のうちの2本は、第1屈曲部201と第2屈曲部202を構成するものとなる。また結合材200bは、2本の支柱200間を繋いで横方向に設けられたものであってもよく、また網目状のものや、ワイヤーロープ、さらには板材や板材にパンチ穴を設けたものであってもよい。

0030

[誘導柵2の高さ]
図2に示すように、誘導柵2の高さ[H]は、乗り場階における床面Fからハンドレール6の高さ以上であることが好ましい。特に、誘導部2cと保護部2bの高さ[H]が、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上であることが好ましい。これにより、乗り込み通路10から乗客コンベア1に乗り込もうとする利用者Uが、ハンドレール6に対してその移動方向に向かって乗り上げることを防止できる。

0031

また挿入部2aの高さ[H]は、誘導部2cと保護部2bの高さ[H]より低くてもよいが、乗り場階におけるハンドレール6の高さと同程度とすることにより、利用者Uが、自然にハンドレール6を掴むことが可能になるため好ましい。

0032

<第1実施形態の効果>
以上説明した第1実施形態によれば、ステップ3への乗り込み通路10の脇に設けた誘導柵2の挿入部2aが、デッキカバー4の内側においてデマケーションライン302を延長した領域内に配置される構成である。これにより、誘導柵2を設置しつつも、利用者Uが乗降するために通過するスペースを不要に狭めることがない。また誘導柵2により、ハンドレール6への利用者Uの接触を防止することが可能である。これにより、ステップ3への利用者Uの乗り込みを妨げることなく、利用者Uを誘導柵2によってデマケーションライン302よりも内側に誘導することができる。また、誘導柵2は、挿入部2aの端部から外側に屈曲して設けられた保護部2bを備え、保護部2bがハンドレール6の幅方向の幅方向の外側にまで延設される構成である。これにより、ハンドレール6への利用者Uの接触を確実に防止することができる。この結果、ステップ3への利用者Uの乗り込みを妨げることなく、ハンドレール6上への利用者Uの乗り上げや、ハンドレール6上からの利用者Uの転落を防止することができるため、利用者Uの安全を確保することが可能になる。

0033

≪第1実施形態の変形例≫
図5は、第1実施形態の変形例に係る乗客コンベア1’の要部の側面図であって、乗客コンベア1’の乗り場付近を側方から見た図である。この図に示すように、乗客コンベア1’に設けられた誘導柵2’は、その一部が、アクリル板などの樹脂板材鉄板などの板材で構成されていてもよい。この場合、図5に示すように、挿入部2a’が、第1屈曲部201を構成する支柱200によって支持された板材であって、この支柱200での支持のみによって自立する板材であることが好ましい。また、誘導柵2’は、全体が板材によって構成された屏風状のものであってもよい。

0034

挿入部2a’は、デッキカバー4側のデマケーションライン302を延長した領域内に配置される部分であり、図4を用いて説明したように、材質的な厚み[T2]に制限がある。このため、挿入部2a’を、自立する板材とすることにより、挿入部2a’に支柱を設ける必要がなく、挿入部2a’の厚み[T2]をデマケーションライン302を延長した領域内のものとすることが容易である。

0035

≪第2実施形態≫
図6は、第2実施形態に係る乗客コンベアの要部の拡大上面図である。また図7は、第2実施形態に係る乗客コンベアの要部の側面図である。これらの図に示す第2実施形態の乗客コンベア1aが、第1実施形態の乗客コンベア1と異なるところは、誘導柵20の挿入部2a”の構成、および誘導柵20の高さ[H]にあり、他の構成は同様である。したがって、ここでは誘導柵20における挿入部2a”の構成および誘導柵20の高さ[H]について説明し、他の重複する構成要素の説明は省略する。

0036

<誘導柵20>
[挿入部2a”]
挿入部2a”は、誘導柵20において第1屈曲部201から一方の端縁側を構成する部分であって、一対の欄干5の内側に挿入して配置される部分である。この挿入部2a”は、乗客コンベア1aの乗り込み通路10の脇に誘導柵20を設置した状態において、欄干5、よびハンドレール6と並列して配置される部分である。挿入部2a”の長さ[La”]は、ハンドレール6が取り付けられた欄干5の円弧状の端部の頂点からデッキカバー4までの距離よりも大きいこととする。

0037

また挿入部2a”の長さ[La”]は、ハンドレール6が取り付けられた欄干5の円弧状の端部の頂点からステップ3までの長さを超えてもよいが、乗客コンベア1の乗り場階の床面の実情に合わせ、乗り込み通路10側への延設長さが長くなり過ぎることのない範囲であることとする。

0038

このような挿入部2a”は、ハンドレール6の内側からデマケーションライン302の延長性の範囲内に配置される。これにより、挿入部2a”は、ステップ3への利用者Uの乗り込みを誘導する。このような挿入部2aの厚み[T2”]は、ハンドレール6の内側からデマケーションライン302の内側の境界線302aの外側までの幅[A2]以下の大きさである。
[誘導柵20の高さ]
誘導柵20の高さ[H]は、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上のものであって、特に、誘導部2cと保護部2bの高さ[H]が、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上である。なお、挿入部2a”の高さは、誘導部2cと保護部2bの高さ[H]より低くてもよいが、乗り場階におけるハンドレール6の高さと同程度とすることにより、利用者Uが、自然にハンドレール6を掴むことが可能になるため好ましい。

0039

<第2実施形態の効果>
以上説明した第2実施形態によれば、ステップ3への乗り込み通路10の脇に設けた誘導柵20の挿入部2a”において、ハンドレール6の幅方向に対向して配置された保護部2bおよび誘導部2cの高さ[H]が、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上である。これにより、乗り込み通路10から乗客コンベア1aに乗り込もうとする利用者Uが、ハンドレール6に対してその移動方向に向かって乗り上げることを確実に防止できる構成となっている。この結果、ハンドレール6上への利用者Uの乗り上げや、ハンドレール6上からの利用者Uの転落を防止することができるため、利用者Uの安全を確保することが可能になる。また本第2実施形態の構成は、第1実施形態と比較して、誘導柵20の挿入部2a”の厚み[T2”]の許容範囲が広いため、誘導柵20の材料構成の自由度が高いものとなる。

0040

なお、本発明は上記した実施形態および変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。

0041

1,1’,1a…乗客コンベア
2,2’,20…誘導柵
2a,2a’,2a”…挿入部
2b…保護部
2c…誘導部
3…ステップ
301…踏面
302…デマケーションライン
4…デッキカバー
401内デッキカバー
402外デッキカバー
5…欄干
6…ハンドレール
10…乗り込み通路
[H]…高さ

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