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技術 液体口腔用組成物

出願人 ロート製薬株式会社
発明者 井上翔太
出願日 2019年6月25日 (1年2ヶ月経過) 出願番号 2019-117557
公開日 2020年1月9日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-002131
状態 未査定
技術分野 化粧料
主要キーワード 液シリンダ 泡状液体 空気シリンダー 水溶性殺菌剤 ウレイドヒダントイン 検証試験 加水分解コラーゲン末 歯茎組織
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年1月9日)のものです。
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課題

泡状に調製でき、使用感に優れる液体口腔用組成物、ならびにこのような液体口腔用組成物を用いた洗浄力向上方法、泡切れ向上方法起泡性向上方法を提供することを目的とする。

解決手段

(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である、液体口腔用組成物を調製する。本発明の液状口腔用組成物は、泡形成容器収納される。

概要

背景

歯槽膿漏歯茎炎を含む、歯周組織の健康が損なわれた状態である歯周病の予防や治療に用いるための、抗炎症剤殺菌剤などの有効成分を配合した、歯磨剤ゲル剤等の口腔用組成物が知られている。特許文献1には、ジェランガム及び非イオン性界面活性剤を配合したことを特徴とする口腔用液体組成物が開示されている。

概要

泡状に調製でき、使用感に優れる液体口腔用組成物、ならびにこのような液体口腔用組成物を用いた洗浄力向上方法、泡切れ向上方法起泡性向上方法を提供することを目的とする。(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である、液体口腔用組成物を調製する。本発明の液状口腔用組成物は、泡形成容器収納される。なし

目的

本発明は、使用感、洗浄力に優れた泡状に調製し得る、液体口腔用組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である、泡状に調製されるための液体口腔用組成物

請求項2

(B)成分が、塩化セチルピリジニウム塩化ベンザルコニウム、及びイソプロピルメチルフェノールからなる群より選択される少なくとも1種以上である、請求項1に記載の液体口腔用組成物。

請求項3

(C)成分が、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の少なくとも1種以上である、請求項1又は2に記載の液体口腔用組成物。

請求項4

(C)成分の含有量が、0.01〜20質量%である、請求項1〜3のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。

請求項5

(D)成分が、多価アルコールである、請求項1〜4のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。

請求項6

液体口腔用組成物が液状歯磨き又は洗口液である、請求項1〜5のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。

請求項7

請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物と、該液体口腔用組成物を充填する泡形成容器とを備えた口腔用製品

請求項8

(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む、洗浄力向上方法。

請求項9

(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む、泡切れ向上方法

請求項10

(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む、起泡性向上方法。

技術分野

0001

本発明は、液体口腔用組成物に関する。

背景技術

0002

歯槽膿漏歯茎炎を含む、歯周組織の健康が損なわれた状態である歯周病の予防や治療に用いるための、抗炎症剤殺菌剤などの有効成分を配合した、歯磨剤ゲル剤等の口腔用組成物が知られている。特許文献1には、ジェランガム及び非イオン性界面活性剤を配合したことを特徴とする口腔用液体組成物が開示されている。

先行技術

0003

特開平8-3074号公報公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、使用感洗浄力に優れた泡状に調製し得る、液体口腔用組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明者らは、鋭意検討した結果、(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である、液体口腔用組成物によって、使用感に優れた泡状に調製し得る、液体口腔用組成物を調製できることを見出し、本発明を完成するに至った。

0006

すなわち、本発明は、以下の液体口腔用組成物を提供する。
項1.
(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、
(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である、泡状に調製されるための液体口腔用組成物。
項2.
(B)成分が、塩化セチルピリジニウム塩化ベンザルコニウム及びイソプロピルメチルフェノールからなる群より選択される少なくとも1種以上である、項1に記載の液体口腔用組成物。
項3.
(C)成分が、両性界面活性剤及び/又は非イオン性界面活性剤である、項1又は2記載の液体口腔用組成物。
項4.
(C)成分の含有量が、0.01〜20質量%である、項1〜3のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。
項5.
(D)成分が、多価アルコールである、項1〜4のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。
項6.液体口腔用組成物が液状歯磨き又は洗口液である、項1〜5のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。
項7.
項1〜6のいずれか1項に記載の液体口腔用組成物と、該液体口腔用組成物を充填する泡形成容器とを備えた口腔用製品

0007

さらに、本発明は、以下の方法を提供する。
項8.
(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、
(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む、洗浄力向上方法。
項9.
(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、
(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む、泡切れ向上方法
項10.
(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、
(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む、起泡性向上方法。

発明の効果

0008

本発明の液体口腔用組成物は、泡状に調製するためのものであり、得られる泡状の調製物は、良好な使用感と、良好な洗浄効果を有する。

0009

[液体口腔用組成物]
本発明の液体口腔用組成物は、(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下であり、さらに、泡状に調製されるための液体口腔用組成物である。

0010

((A)アラントイン及び/又はその塩)
アラントイン及び/又はその塩は、抗炎症作用止血作用殺菌作用抗潰瘍作用組織修復作用等をもたらす成分であることで知られている。アラントインは、5-ウレイドヒダントインとも称される公知化合物である。アラントインは、ヒレハリソウ(Symphytum officinale)の根茎に含まれている。なお、本発明では、アラントインとして、これを含有するヒレハリソウ又はその抽出物を使用することもできる。アラントインの塩としては、薬学上許容される塩であれば、限定はされず、例えば、アラントインアセチル−DL−メチオニン、アラントインポリガラクツロン酸、アラントインアスコルビン酸、アラントインアセチル−DL−メチオニン、アラントインβ−グリチルレチン酸、DLピロリドンカルボン酸ナトリウム・アラントイン、アラントイングリシル、アラントインジヒドロキシアルミニウムアルジオキサ)、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムアルクロキサ)等が挙げられる。限定はされないが、これらのうち、好ましくはアラントイン、アラントインジヒドロキシアルミニウム(アルジオキサ)、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム(アルクロキサ)が挙げられ、より好ましくはアラントインが挙げられる。

0011

本発明の液体口腔用組成物において、液体口腔用組成物の全量に対する(A)成分の含有量は、特に限定されないが、液体口腔用組成物の全質量に対して、歯茎の組織修復作用及び洗浄力を高める観点から、好ましくは、0.001質量%以上であり、より好ましくは、0.005質量%以上、さらに好ましくは、0.01質量%以上である。

0012

液体口腔用組成物の全量に対する(A)成分の含有量は、好ましくは、5質量%以下であり、より好ましくは、1質量%以下、さらに好ましくは、0.5質量%以下である。

0013

液体口腔用組成物の全量に対する(A)成分の含有量は、好ましくは、0.001〜5質量%、より好ましくは0.005〜1質量%、さらに好ましくは0.01〜0.5質量%である。

0014

((B)殺菌成分)
本発明の液体口腔用組成物に含まれる殺菌成分としては、水溶性殺菌剤(塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムグルコン酸クロルヘキシジン塩酸クロルヘキシジンドデシルアミノエチルグリシンラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)など)、油溶性殺菌剤(イソプロピルメチルフェノール、ヒノキチオールトリクロサンチモール、1,8−シネオールなど)が挙げられる。限定はされないが、好ましくは、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン、及びイソプロピルメチルフェノールからなる群より選択される少なくとも1種が挙げられ、特に好ましくは塩化セチルピリジニウムが挙げられる。

0015

本発明の液体口腔用組成物において、液体口腔用組成物の全量に対する(B)成分の総含有量は、特に限定されず、他の配合成分の種類及び含有量、製剤形態使用方法等に応じて適宜設定されるが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、好ましくは、0.0001質量%以上であり、より好ましくは、0.001質量%以上、さらに好ましくは、0.01質量%以上である。

0016

液体口腔用組成物の全量に対する(B)成分の総含有量は、好ましくは、0.5質量%以下であり、より好ましくは、0.2質量%以下、さらに好ましくは、0.1質量%以下である。

0017

液体口腔用組成物の全量に対する(B)成分の総含有量は、好ましくは、0.0001〜0.5質量%、より好ましくは0.001〜0.2質量%、さらに好ましくは0.01〜0.1質量%である。

0018

本発明の液体口腔用組成物において、(A)成分に対する(B)成分の総含有量の比率は、特に限定されないが、(A)成分の含有量1質量部に対して、0.00002〜5質量部が好ましく、0.002〜1質量部がより好ましい。

0019

本発明の液体口腔用組成物において、(B)成分に対する(A)成分の総含有量の比率は、特に限定されないが、(B)成分の含有量1質量部に対して、0.001〜1000質量部が好ましく、0.01〜100質量部がより好ましく、0.05〜20質量部がさらに好ましい。

0020

((C)界面活性剤)
本発明の液体口腔用組成物に含まれる界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤陽イオン性界面活性剤などが挙げられる。なかでも、本発明の効果を顕著に奏する観点から、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の少なくとも1種以上を含むことが好ましい。

0021

非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノイソステアレートソルビタンモノラウレートソルビタンモノパルミテートソルビタンモノステアレートペンタ−2−エチルヘキシルジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタンのようなソルビタン脂肪酸エステル類;;モノオレイン酸ポリエチレングリコールモノラウリン酸ポリエチレングリコールなどのポリエチレングリコール脂肪酸エステル類;モノステアリン酸プロピレングリコールのようなプロピレングリコール脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40(HCO−40)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO−50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80などの硬化ヒマシ油誘導体;モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタンのようなポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類ラウリン酸ジエタノールアミドのような脂肪酸アルカノールアミドポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリルグリセリンアルキルエーテルラウリルグルコシドデシルグルコシドなどのアルキルグルコシド;ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテルポリオキシエチレンセチルエーテルのようなポリオキシアルキレンアルキルエーテルポリグリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレン脂肪酸エステルグリセリン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルマルトース脂肪酸エステルのような糖脂肪酸エステルマルチトール脂肪酸エステルのような糖アルコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンラウリルアルコールエーテルなどが挙げられる。限定はされないが、これらのうち、好ましくは、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60)などのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が挙げられる。

0022

両性界面活性剤としては、例えば、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル−N−イミダゾリウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン;ラウリルスルホベタインやラウリルヒドロキシスルホベタイン等のアルキルスルホベタイン;ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタインヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等のヤシ油脂肪酸アミドアルキルベタイン;N−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等の長鎖アルキルイミダゾリンベタイン塩から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。限定はされないが、これらのうち、本発明の効果を奏する観点から、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル−N−イミダゾリウムベタイン等のイミダゾリニウムベタインが好ましい。

0024

本発明の液体口腔用組成物において、陰イオン性界面活性剤の含有量は、10質量%未満が好ましく、5質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい。泡調製時の過剰な泡発生の防止の観点から、本発明の液体口腔用組成物には、陰イオン性界面活性剤は、実質的に含まれないこともあり得る。ここで、陰イオン性界面活性剤を「実質的に含まない」とは、全く含まないか、又は1質量%程度まで含むことを許容し、含む場合の具体的数値としては、0.1質量%以下であり、0.01質量%以下であることが好ましい。典型的には、例えば、ラウリル硫酸ナトリウムのような陰イオン性界面活性剤は、含有する場合でも、好ましくは、0.5質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下、さらに好ましくは0.01質量%以下である。

0025

陽イオン性界面活性剤としては、例えば、ジアルキルジメチルアンモニウム塩アルキルアミン塩モノアルキルトリメチルアンモニウム塩、などが挙げられる。

0026

その他の界面活性剤として、例えば、ステアリルアミンオレイルアミンのようなアミン類;ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンのようなシリコーン系界面活性剤などが挙げられる。

0027

本発明の液体口腔用組成物において、液体口腔用組成物の全量に対する(C)成分の総含有量は、特に限定されず、他の配合成分の種類及び含有量、製剤形態、使用方法等に応じて適宜設定されるが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、好ましくは、0.01質量%以上であり、より好ましくは、0.05質量%以上、さらに好ましくは、0.1質量%以上である。

0028

液体口腔用組成物の全量に対する(C)成分の総含有量は、好ましくは、20質量%以下であり、より好ましくは、10質量%以下、さらに好ましくは、5質量%以下である。

0029

液体口腔用組成物の全量に対する(C)成分の総含有量は、好ましくは、0.01〜20質量%、より好ましくは0.05〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜5質量%である。

0030

(C)成分が非イオン性界面活性剤の場合、液体口腔用組成物の全量に対する非イオン性界面活性剤の総含有量は、好ましくは、0.01〜20質量%、より好ましくは0.05〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜5質量%、典型的には、0.1〜2質量%であることが好ましい。

0031

(C)成分が両性界面活性剤の場合、液体口腔用組成物の全量に対する両性界面活性剤の総含有量は、好ましくは、0.001〜1質量%、より好ましくは0.005〜0.5質量%、さらに好ましくは0.01〜0.3質量%である。

0032

本発明の液体口腔用組成物において、(C)成分に対する(A)成分の総含有量の比率は特に限定されないが、(C)成分の含有量1質量部に対して、0.0002〜50質量部が好ましく、0.002〜10質量部がより好ましく、0.002〜5質量部が特に好ましい。

0033

((D)多価アルコール及び/又は低級アルコール)
(多価アルコール)
本発明において用いられる多価アルコールとしては、医薬品、医薬部外品において用いられるものであれば特に限定されない。多価アルコールは、限定はされないが、具体的には、グリセリンジグリセリンジプロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、3-メチル-1,3-ブタンジオールなどがあげられる。好ましいものは、1、3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールである。

0034

本発明の液体口腔用組成物において、液体口腔用組成物の全量に対する多価アルコールの総含有量は、特に限定されず、他の配合成分の種類及び含有量、製剤形態、使用方法等に応じて適宜設定されるが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、好ましくは、0.1質量%以上であり、より好ましくは、0.5質量%以上、さらに好ましくは、1質量%以上である。

0035

液体口腔用組成物の全量に対する多価アルコールの総含有量は、好ましくは、30質量%以下であり、より好ましくは、25質量%以下、さらに好ましくは、20質量%以下である。

0036

液体口腔用組成物の全量に対する多価アルコールの総含有量は、好ましくは、0.1〜30質量%、より好ましくは0.5〜25質量%、さらに好ましくは1〜20質量%である。

0037

本発明の液体口腔用組成物において、(C)成分に対する多価アルコールの総含有量の比率は特に限定されないが、(C)成分の含有量1質量部に対して、0.1〜50質量部が好ましく、0.5〜30質量部がより好ましく、1〜20質量部がさらに好ましい。

0038

(低級アルコール)
本発明において用いられる低級アルコールとしては、医薬品、医薬部外品において用いられるものであれば特に限定されない。本明細書において、「低級アルコール」というときは、C1−C6のアルコールを指す。そのうち、特に、C1−C3のアルコールを好ましく用いることができる。このような例として、エタノールn−プロパノールイソプロパノール等が挙げられる。

0039

本発明の液体口腔用組成物において、本発明の効果を奏する観点から、液体口腔用組成物の全量に対する低級アルコールの総含有量は、好ましくは、0.1〜30質量%、より好ましくは0.5〜25質量%、さらに好ましくは1〜20質量%である。口腔内の滲み感をより低減させる目的から、低級アルコールがエタノールである場合は10%未満が好ましく、より好ましくは3%、更に好ましくは2%以下、特に好ましくは1%以下であり、実質的に含まないことが最も好ましい。本明細書において、エタノールを「実質的に含まない」とは、エタノールを全く含まないか、又は1%程度まで含むことを許容し、含む場合の具体的数値としては、1質量%以下であり、0.1質量%以下であることが好ましく、0.01質量%以下であることがより好ましい。特に限定はされないが、エタノールは含まれる場合でも、例えば、0.001〜0.01質量%であり得る。

0040

本発明の液体口腔用組成物において、(C)成分に対する(D)成分の総含有量の比率は特に限定されないが、(C)成分の含有量1質量部に対して、0.1〜50質量部が好ましく、0.5〜30質量部がより好ましく、1〜20質量部がさらに好ましい。

0041

薬効成分、栄養成分)
本発明の液体口腔用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、薬効成分として、例えば、組織修復剤パンテノールなど)、抗炎症剤(トラネキサム酸グリチルリチン酸二カリウム、β−グリチルレチン酸及びその塩、サリチル酸メチルl-メントールグリチルリチン酸モノアンモニウム、トラネキサム酸、ε−アミノカプロン酸オウバクエキス)、出血抑制剤カルバゾクロム、トラネキサム酸、ε−アミノカプロン酸など)、知覚過敏抑制剤(硝酸カリウム塩化ストロンチウム乳酸アルミニウムなど)、血行促進剤ビタミンE類(α-トコフェロールβ-トコフェロールγ-トコフェロール、δ−トコフェロール;酢酸dl−α−トコフェロール等の酢酸トコフェロールニコチン酸トコフェロールコハク酸トコフェロールなど)など)、収斂剤塩化ナトリウムなど)、再石灰化剤フッ化ナトリウムモノフルオロリン酸ナトリウムMFP)、フッ化スズなど)、酵素ラクトフェリンラクトパーオキシダーゼデキストラナーゼリゾチームプロテアーゼアミラーゼムタナーゼなど)、銅クロロフィリンナトリウムリン酸L−アスコルビルマグネシウム塩化亜鉛などを組み合わせて用いることができる。これらの薬効成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上の組み合わせで用いてもよい。

0042

本発明の液体口腔用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、さらに、栄養成分として、ビタミン類アミノ酸又はその誘導体ペプチド又はその誘導体、などを組み合わせて用いることができる。

0043

ビタミン類としては、例えば、dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム等のビタミンE類;リボフラビンフラビンモノヌクレオチドフラビンアデニンジヌクレオチドリボフラビン酪酸エステル、リボフラビンテトラ酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、リボフラビンテトラニコチン酸エステル等のビタミンB2類ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸ベンジルニコチン酸メチル、ニコチン酸β−ブトキシエチル、ニコチン酸1−(4−メチルフェニル)エチル等のニコチン酸類アスコルゲン−A、アスコルビン酸ステアリン酸エステルアスコルビン酸パルミチン酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビルなどのビタミンC類;メチルヘスペリジンエルゴカルシフェロールコレカルシフェロールなどのビタミンD類フィロキノンファルノキノン等のビタミンK類、γ−オリザノールジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩チアミン塩酸塩チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、チアミントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1類塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン塩酸ピリドキサール、5’−リン酸ピリドキサール塩酸ピリドキサミン等のビタミンB6類;シアノコバラミンヒドロキソコバラミンデオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類葉酸プテロイルグルタミン酸等の葉酸類;ニコチン酸、ニコチン酸アミドなどのニコチン酸類;パントテン酸パントテン酸カルシウムパントテニルアルコール(パンテノール)、D−パンサイン、D−パンテチン補酵素Aパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類ビオチンビオシン等のビオチン類;アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウムデヒドロアスコルビン酸アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム等のアスコルビン酸誘導体であるビタミンC類;カルニチンフェルラ酸、α−リポ酸オロット酸等のビタミン作用因子などが挙げられる。これらのビタミン類は、1種単独で用いてもよいし、2種以上の組み合わせで用いてもよい。

0044

アミノ酸又はその誘導体としては、例えば、アルギニングルタミン酸グルタミンアスパラギンアスパラギン酸プロリンヒドロキシプロリンリジンセリン、グリシン、アラニンフェニルアラニンβ−アラニンスレオニンシステインシスチン、メチオニン、ロイシンイソロイシンバリンヒスチジンタウリン、ベタイン(トリメチルグリシン)、γ−アミノ酪酸、γ−アミノβ−ヒドロキシ酪酸、カルニチン、カルノシンクレアチンチロシントリプトファン等が挙げられる。これらのアミノ酸又はその誘導体は、1種単独で用いてもよいし、2種以上の組み合わせで用いてもよい。

0045

ペプチド又はその誘導体としては、例えば、ケラチン分解ペプチド加水分解ケラチンコラーゲン魚由来コラーゲンアテロコラーゲンゼラチンエラスチンエラスチン分解ペプチドコラーゲン分解ペプチド加水分解コラーゲン塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリンシルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルクラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、加水分解大豆蛋白、小麦蛋白、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチドアシル化ペプチドパルミトイルオリゴペプチドパルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等)などが挙げられる。これらのペプチド又はその誘導体は、1種単独で用いてもよいし、2種以上の組み合わせで用いてもよい。

0046

本発明の液体口腔用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、アスナロエキスオオバエキストウキエキスオウゴンエキスカミツレエキスラタニアエキス、ミルラエキス、マヌカハニー抽出物、ポリフェノール類カテキン類フラボン類プロアントシアニン類、などの植物由来成分を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。

0047

本発明の液体口腔用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の薬効成分として、クエン酸亜鉛サンギナリンデルモピノール、ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)、ナイシンキトサンクロロフィルポリリン酸ナトリウムピロリン酸ナトリウムなどを、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
[その他添加剤

0048

本発明の液体口腔用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、医薬品、医薬部外品、食品、又は化粧品等として用いられ得る、溶解補助剤増粘剤湿潤剤保存剤キレート剤pH調整剤甘味料香料着色剤などの添加剤を配合することができる。これらの添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。

0049

溶解補助剤の好適な例としては、例えば、トリスアミノメタンコレステロールトリエタノールアミン安息香酸ベンジルなどが挙げられる。

0050

増粘剤としては、前記水溶性高分子化合物のほか、例えば、増粘性シリカ無水ケイ酸ベントナイトケイ酸アルミニウムマグネシウム、などが挙げられる。

0051

湿潤剤としては、例えば、キシリトールエリスリトール、マルチトール、ソルビトールラクチトールトレハロースマンニトール等の糖アルコールが挙げられる。

0053

キレート剤としては、例えば、EDTA・2ナトリウム塩、EDTA・カルシウム・2ナトリウム塩などが挙げられる。

0055

甘味料としては、例えば、糖類又は糖アルコール(キシリトール、パラチノース、エリスリトール、マルチトール、アラビトール)、ステビオサイドステビアエキスソーマチングリチルリチンスクラロースアセスルファムカリウムサッカリンナトリウムアスパルテームネオヘスペリジジヒドロカルコンペリルチンなどが挙げられる。

0057

着色剤としては、合成又は天然由来色素などが挙げられる。

0058

場合によっては、本発明の液体口腔用組成物には、(A)〜(D)の成分以外に、公知の水溶性高分子化合物を含有させることもできる。水溶性高分子化合物は、分子量1,000以上の化合物であって、単独では界面活性剤として用いられないものを指し、天然由来の物質であっても、化学合成によって得られる物質であってもよい。また、酸又は塩基である高分子化合物の塩で、水溶性の物もまた、水溶性高分子に含まれる。

0059

水溶性高分子化合物の重量平均分子量は、例えば1,000〜1000万、好ましくは2,000〜800万、より好ましくは5,000〜500万、更に好ましくは1万〜300万である。

0060

水溶性高分子化合物の重合度は、例えば10以上、好ましくは50以上、より好ましくは100以上、更に好ましくは500以上、特に好ましくは1000以上である。

0061

水溶性高分子化合物としては、例えば、カルボキシビニルポリマーポリアクリル酸ナトリウムポリビニルアルコールポリビニルピロリドンアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体ポリエチレングリコール、(アクリル酸ヒドロキシエチルアクリロイルジメチルタウリンN(A))コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウムビニルピロリドン)コポリマー、ゼラチンなどのような糖不含有直鎖状水溶性高分子化合物;アルギン酸又はその塩、プルランセルロース系高分子メチルセルロースエチルセルロースヒドロキシエチルメチルセルロースヒドロキシエチルセルロースHEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロースCMC)及びその塩類(例えば、カルメロースナトリウムカルメロースカルシウムカルメロースアンモニウム)、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース結晶セルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオプロピル]ヒドロキシエチルセルロース等)、ペクチンカラギーナン、ジェランガム、寒天アルギン酸プロピレングリコールマクロゴールコンドロイチン硫酸ナトリウムヒアルロン酸ヒアルロン酸ナトリウムなどのような直鎖状水溶性多糖類グアーガムローカストビーンガムキサンタンガムアラビアガムカラヤガムなどの分岐を有する水溶性高分子化合物などが挙げられ、なかでも直鎖状水溶性高分子化合物又は直鎖状水溶性多糖類が好ましく、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン、アルギン酸又はその塩、セルロース系高分子、又はプルランがより好ましく、カルボキシビニルポリマー又はポリビニルピロリドンが更に好ましく、カルボキシビニルポリマーが特に好ましい。

0062

本発明の液体口腔用組成物において、水溶性高分子の含有量は、水溶性高分子の種類、他の配合成分の種類及び含有量、製剤形態、使用方法等に応じて適宜設定されるが、該口腔用組成物の全量に対して、水溶性高分子の総含有量は、好ましくは0.001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.005〜0.2質量%、更に好ましくは0.01〜0.1質量%である。

0063

本発明の液体口腔用組成物により高い消泡効果を付与したい場合には、水溶性高分子は実質的に含まれないこともあり得る。ここで、水溶性高分子を「実質的に含まない」とは、全く含まないか、又は1質量%程度まで含むことを許容し、含む場合の具体的数値としては、0.5質量%以下、より好ましくは0.2質量%以下、さらに好ましくは0.1質量%以下である。

0064

本発明の液体口腔用組成物は、成分の良好な分散又は乳化や良好な使用感を確保する観点、及び泡状へ調製しやすさの観点から、精製水イオン交換水等の水を含有する。水の含有量は、液体口腔用組成物中に、好ましくは65質量%以上であり、より好ましくは70質量%以上であり、好ましくは90質量%以下であり、より好ましくは80質量%以下である。

0065

本発明の液体口腔用組成物は、二酸化炭素ジエチルエーテル等の噴射剤を含んでもよいが、実質的に含まないことが好ましい。

0066

[pH]
本発明の液体口腔用組成物のpHは、本発明の効果を顕著に奏し、使用感を良好にする観点から、好ましくはpH3〜6、より好ましくは4〜6、更により好ましくは5〜5.8、特に好ましくは5〜5.5である。

0067

[用途]
本発明の液体口腔用組成物は、泡状に調製し、や歯周組織などの口腔内の組織と接触させ、口内の組織に薬理成分や栄養成分を作用させることができる。そのため、歯茎炎や歯槽膿漏などの歯周病の改善又は予防、歯の疾患や状態の改善、口内の歯茎組織修復に用いることができる。

0068

歯周病は、その病状の進行によって、大きく歯茎炎(歯肉炎)と歯槽膿漏(歯周炎)の2つに分けられる。本発明の液体口腔用組成物は、これらいずれの改善又は予防に用いることができる。

0069

本明細書において「予防」とは、疾病若しくは症状の発症の防止若しくは遅延、又は疾病若しくは症状の発症の危険性を低下させることをいう。

0070

また、本明細書において「改善」、「修復」とは、疾病、症状若しくは健康状態好転若しくは緩和、疾患、症状若しくは健康状態の悪化の防止若しくは遅延、又は疾患若しくは症状の進行の逆転、防止若しくは遅延をいう。

0071

剤形
本発明の液体口腔用組成物の性状は、医薬品、医薬部外品、化粧品として公知の液体状であり、泡形成が可能な形態であれば、特に限定されないが、液状歯磨き又は洗口液であり得る。油性基剤水性基剤とを含む場合は、W/O型でもO/W型でもよい。本発明の液体口腔用組成物は、典型的には、泡形成容器に収容される。したがって、優れた起泡性、泡切れ、及び洗浄力を発揮することができる泡に調製され、口腔内に適用することができる。また、前後にブラッシングしてもよい。

0072

[容器]
本発明の液体口腔用組成物は、典型的には、フォーマー容器エアゾール容器など泡形成容器に充填された口腔用製品とされ得る。泡形成容器は、吐出口を備えているノンエアゾールタイプの容器(例えば、ポンプフォーマー容器スクイズフォーマー容器など)であることが好ましい。本発明の液体口腔用組成物を使用する際には、泡形成容器が備える吐出口から、液体口腔用組成物を口腔内へ直接吐出し、吐出口を経由した液体口腔用組成物を泡状で口腔内へ適用する。

0073

ノンエアゾールタイプの容器とは、常圧容器であり、二酸化炭素などの噴射剤を含まない内容物を収容するものである。スクイズタイプの容器及びポンプタイプの容器のいずれも使用することができるが、ポンプフォーマータイプの容器を使用することが好ましい。これらの容器には、液体口腔用組成物を良好に泡状に調製するために、容器本体から吐出口までの流路に、メッシュや複数の小孔を設けた多孔質部材を含むことが好ましい。ここで、メッシュのサイズは、80〜200であり得る。

0074

スクイズタイプの容器とは、変形可能な容器本体に位置する胴部スクイズ変形させることにより、必要に応じて多孔質部材を経由させながら、ヘッドスペース内から圧送される空気と内容物を混合して泡を形成させ、かかる泡を吐出口から吐出させるものである。

0075

ポンプフォーマータイプの容器とは、吐出口を有する泡形成容器に備えられたヘッド部を押し込むことにより、必要に応じて多孔質部材を経由させながら、外部から流入する空気と内容物を混合して泡を形成させ、泡を吐出口から吐出させるものである。通常、外部から空気を流入させるための空気シリンダーと、内容物の流路となる液シリンダーを備えるとともに、ポンプヘッドの押し込みにより圧送される空気と内容物とを混合させるための混合室を備える。ポンプフォーマーとして、限定はされないが、一例として、ヘッド部の長さがボトル中心から35〜60mm、好ましくは48mm程度、吐出口全体で50〜80mm、好ましくは65mm程度であるものが挙げられる。

0076

本発明の液体口腔用組成物はまた、泡形成容器に充填されるための詰め替え用の容器に収容され得る。詰め替え用の容器は、通常のポリエチレンテレフタレート製ポリエチレン製、ポリプロピレン製エチレンビニルアルコール共重合樹脂EVOH)製、又はこれらのブレンドなど、公知の材料を用いて作成される容器であり得る。

0077

[製造方法]
本発明の液体口腔用組成物は、公知の方法により製造することができる。必要に応じて、滅菌工程を含めることができる。

0078

[洗浄力向上方法]
本発明の洗浄力向上方法は、(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、
(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む方法である。当該方法における、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分の種類及び含有量等、その他の成分の種類及び含有量等、液体口腔用組成物の製剤形態及び用途については、[液体口腔用組成物]で説明したとおりである。

0079

[泡切れ向上方法]
本発明の泡切れ向上方法は、(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、
(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む方法である。当該方法における、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分の種類及び含有量等、その他の成分の種類及び含有量等、液体口腔用組成物の製剤形態及び用途については、[液体口腔用組成物]で説明したとおりである。ここで、「泡切れ向上」とは、泡切れが良好であることをいい、ポンプフォーマーなどの泡形成容器で調製する泡が、口腔内で30秒程度で消失あるいは著しく減少することをいう。すなわち、本発明の液体口腔用組成物を口腔内に適用した場合には、30秒程度を目安として、泡切れ感を知覚することができ、すっきりとした使用感を達成することができる。

0080

[起泡性向上方法]
本発明の起泡性向上方法は、(A)アラントイン及び/又はその塩、(B)殺菌成分、
(C)界面活性剤、並びに、(D)多価アルコール及び/又は低級アルコールを含み、pHが6.0以下である液体口腔用組成物を、泡状に調製することを含む方法である。当該方法における、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分の種類及び含有量等、その他の成分の種類及び含有量等、液体口腔用組成物の製剤形態及び用途については、[液体口腔用組成物]で説明したとおりである。ここで、「起泡性向上」とは、泡形成容器から吐出する際に吐出口で素早く、泡を形成することができることをいう。

0081

次に、実施例や試験例により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例や試験例に限定されるものではない。

0082

本明細書の試験例の成分の濃度は全て成分の質量(g)を、溶液容量(100g)で割った値×100で得られる質量%で表す。

0083

[試験例1.洗浄効果検証試験
下記表1に示す組成の液体口腔用組成物を、常法により調製し、これを液状のまま、あるいは泡状に調製することによって、洗浄効果を評価した。表中、特に表示のない数値は、質量%を表す。

0084

ここで、泡状に調製する組成物については、円柱型、メッシュサイズ100、吐出部分の長さ65mm、ボトル中心から48mmのポンプフォーマーに収容し、1プッシュ0.8mL、3プッシュで2.4mLを吐出させる条件となるように容器を押して泡を形成させた。

0085

まず、直径6cmのシャーレの中心部に、直径1cmの円形となるように、油溶性赤色色素を塗布した。ここに液体のまま、又はポンプフォーマー容器から出した各試験製剤3gを入れた。1分後に、赤色色素が直径1cmの円からどの程度広がっているかを測定し、より広がっているほど洗浄力が高いと判断した。

0086

0087

表1で示した通り、アラントイン、殺菌成分、界面活性剤、多価アルコール又はエタノールを含有する液体口腔用組成物は、泡状に調製した際に洗浄力が顕著に向上することが確認できた。(A)成分又は(B)成分を含まない液体口腔用組成物は、泡状にしても洗浄力は弱かった。

0088

[試験例2.泡切れ効果検証試験]
下記表2に示す組成の液体口腔用組成物を調製した。円柱型、メッシュサイズ100、吐出部分の長さ65mm、ボトル中心から48mmのポンプフォーマーに収容した。

0089

その後、100mLビーカーにメッシュ(40メッシュ)を張り、メッシュ上に製剤を、3プッシュ塗布した(1プッシュ0.8mL、3プッシュで2.4mL)。ビーカー底部に製剤が一滴落ちるまでの時間を測定した。

0090

0091

一般的に口腔内の洗浄に必要な時間は30秒程度である。実施例の製剤は、このような短い時間内に泡が消失し、口腔内の洗浄後に製剤を吐出しやすい製剤となることがわかった。

0092

[試験例3.刺激性検証試験]
下記表3に示す組成の液体口腔用組成物を調製した(比較例3、実施例3-1、3-2)。実施例3-1、3-2については、円柱型、メッシュサイズ100、吐出部分の長さ65mm、ボトルを上から見た際のボトル中心(ノズル部)から吐出口までが48mmのポンプフォーマーに収容した。

0093

比較例及び実施例の組成物を用いて、健常人成人)の被験者3名による滲み感の評価試験を行った。比較例3については5mL〜10mLを、実施例3-1、3-2については1プッシュ(約0.8mL)〜2プッシュ分の泡を口腔内に含み、時間を十分において、それぞれ試験した。被験者の口腔内で、まんべんなく液体又は泡がいきわたった状態にした後、30秒間口中で咀嚼して、滲み感を確認し、口腔内をすすいだ。

0094

滲み感については、強く滲み感がある状態を5、やや強く滲み感がある状態を4、滲み感がある程度ある状態を3、滲み感が少ない状態を2、滲み感があまりない状態を1、全く滲み感がない状態を0とし、それぞれについて6段階で評価した。

0095

被験者のうち、それぞれが、比較例3について4〜5点、実施例3−1は2〜3点、実施例3−2については0点という結果であった。

0096

比較例の液状の洗口液は滲み感が強く、実施例のように泡状にした製剤は、口腔内の滲み感が緩和されていることがわかった。

0097

下記の組成で泡状液体口腔用組成物を調製した。
[処方例]
<製剤例1>
アラントイン0.5質量%
セチルピリジニウム塩化物水和物 0.05質量%
リン酸水素ナトリウム水和物0.04質量%
グリチルリチン酸二カリウム0.2質量%
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン0.3質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.7質量%
プロピレングリコール10質量%
ヒアルロン酸ナトリウム0.01質量%
ユリエキス0.1%
ハッカ油0.1質量%
クエン酸適量
クエン酸ナトリウム適量
フェノキシエタノール0.1質量%
エデト酸2ナトリウム0.01質量%
香料0.1質量%
水 残部
合計 100質量%
pH 5.5

0098

<製剤例2>
アラントイン0.01質量%
塩化ベンザルコニウム0.01質量%
トコフェロール酢酸エステル0.08質量%
ポリリン酸ナトリウム0.02質量%
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン0.15質量%
モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン1.0質量%
エタノール5質量%
クマザサエキス0.002質量%
ゼニアオイエキス0.002質量%
クエン酸適量
クエン酸ナトリウム適量
メチルパラベン0.05質量%
エデト酸2ナトリウム0.01質量%
香料0.05質量%
水 残部
合計 100質量%
pH 5.5

実施例

0099

<製剤例3>
アラントイン0.1質量%
塩化ベンゼトニウム0.01質量%
マクロゴール4001質量%
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン0.1質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル0.5質量%
ラウリル硫酸ナトリウム0.01質量%
グリセリン4質量%
クワエキス0.01質量%
ビワ葉エキス0.01質量%
シナノキエキス0.01質量%
加水分解コラーゲン末0.001質量%
クエン酸適量
クエン酸ナトリウム適量
フェノキシエタノール0.2質量%
エデト酸2ナトリウム0.01質量%
香料0.3質量%
水 残部
合計 100質量%
pH 5.5

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