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技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 冨岡雅満井戸田能幸稲葉尚弘宮内啓太伏屋圭介
出願日 2019年9月6日 (9ヶ月経過) 出願番号 2019-163230
公開日 2020年1月9日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-000913
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 曲面部材 到達割合 略三日月型 横長略長方形 特定範囲外 PS材 範囲パターン 判別結果情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年1月9日)のものです。
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図面 (20)

課題

遊技者遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供すること。

解決手段

判別条件成立に基づいて判別手段により判別が実行され、その判別手段による判別で特定の判別結果となったことに基づいて遊技者に有利な特典遊技が特典遊技実行手段によって実行される。特典遊技における遊技者の有利度合いに関する第1要素が、特典遊技の実行期間に含まれる特定期間の間に第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、第1方向に遊技球が発射され続けた方が有利になる一方で、遊技者の有利度合いに関する第2要素は、特典遊技の実行期間に含まれる特定期間の間に第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、第2方向に遊技球が発射され続けた方が有利になる。これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができるという効果がある。

概要

背景

パチンコ機等の遊技機には、始動入賞口への遊技球入賞に基づいて行われる抽選の結果が当たりだった場合に、当たり状態へと移行するものがある。かかる遊技機では、当たり状態の間に開放される大入賞口へと遊技球を入球させることにより所定の遊技価値遊技者に付与されるので、当たりとなることを1つの楽しみに遊技者に遊技を行わせることができる。

概要

遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供すること。判別条件成立に基づいて判別手段により判別が実行され、その判別手段による判別で特定の判別結果となったことに基づいて遊技者に有利な特典遊技が特典遊技実行手段によって実行される。特典遊技における遊技者の有利度合いに関する第1要素が、特典遊技の実行期間に含まれる特定期間の間に第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、第1方向に遊技球が発射され続けた方が有利になる一方で、遊技者の有利度合いに関する第2要素は、特典遊技の実行期間に含まれる特定期間の間に第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、第2方向に遊技球が発射され続けた方が有利になる。これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができるという効果がある。

目的

本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

第1方向と、その第1方向とは異なる第2方向とに少なくとも遊技球を発射可能な発射手段と、判別条件成立に基づいて判別を実行する判別手段と、その判別手段による判別で特定の判別結果となったことに基づいて遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、前記特典遊技における遊技者の有利度合いに関する第1要素を、前記特典遊技の実行期間に含まれる特定期間の間に前記第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第1方向に遊技球が発射され続けた方が遊技者に有利とする第1要素有利化手段と、前記第1要素とは異なる第2要素を、前記特定期間の間に前記第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第2方向に遊技球が発射され続けた方が遊技者に有利とする第2要素有利化手段と、を備えることを特徴とする遊技機

請求項2

前記第1方向に発射された遊技球と、前記第2方向に発射された遊技球とが少なくとも入球可能な位置に設けられている入球手段と、その入球手段へと遊技球が入球したことに基づいて所定の特典を付与する特典付与手段と、前記入球手段に遊技球が入球可能となる第1位置と、その第1位置よりも前記入球手段に入球困難となる第2位置とに可変可能な可変手段と、前記特典遊技の実行中に、前記可変手段を予め定めた第1回数、前記第2位置から前記第1位置に可変させる可変制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項3

前記第1要素有利化手段は、前記特典遊技の実行期間の間に前記第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第1方向に遊技球が発射され続けた方が前記入球手段へと入球する割合を高くするものであることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。

請求項4

前記第2要素有利化手段は、前記第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第2方向に遊技球が発射され続けた方が、前記特定期間の間に前記入球手段に到達する遊技球の個数を多くするものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。

請求項5

前記可変制御手段は、前記可変手段が前記第1位置に可変されてから予め定められた第1期間が経過した後で前記第2位置に可変される第1可変動作を前記特定期間の間に前記第1回数実行するものであり、前記第2要素有利化手段は、前記特定期間が開始されてから前記第1方向に発射された遊技球が、所定回数の前記第1可変動作の実行期間が終了するまでの間に前記入球手段に到達することを抑制するものであり、前記所定回数の前記第1可変動作の実行期間のうち少なくとも一部は、前記特定期間が開始されてから前記第2方向に発射された遊技球が到達可能となる期間であることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ機に代表される遊技機に関するものである。

背景技術

0002

パチンコ機等の遊技機には、始動入賞口への遊技球入賞に基づいて行われる抽選の結果が当たりだった場合に、当たり状態へと移行するものがある。かかる遊技機では、当たり状態の間に開放される大入賞口へと遊技球を入球させることにより所定の遊技価値遊技者に付与されるので、当たりとなることを1つの楽しみに遊技者に遊技を行わせることができる。

先行技術

0003

特許第2514417号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来の遊技機では、当たり状態の間が、単に大入賞口を狙って決まった方向に遊技球を発射し続けるだけの作業のようになってしまう場合があるため、遊技者の遊技に対する興趣を向上させ難いという問題点があった。

0005

本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、第1方向と、その第1方向とは異なる第2方向とに少なくとも遊技球を発射可能な発射手段と、判別条件成立に基づいて判別を実行する判別手段と、その判別手段による判別で特定の判別結果となったことに基づいて遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、前記特典遊技における遊技者の有利度合いに関する第1要素を、前記特典遊技の実行期間に含まれる特定期間の間に前記第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第1方向に遊技球が発射され続けた方が遊技者に有利とする第1要素有利化手段と、前記第1要素とは異なる第2要素を、前記特定期間の間に前記第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第2方向に遊技球が発射され続けた方が遊技者に有利とする第2要素有利化手段と、を備える。

0007

請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記第1方向に発射された遊技球と、前記第2方向に発射された遊技球とが少なくとも入球可能な位置に設けられている入球手段と、その入球手段へと遊技球が入球したことに基づいて所定の特典を付与する特典付与手段と、前記入球手段に遊技球が入球可能となる第1位置と、その第1位置よりも前記入球手段に入球困難となる第2位置とに可変可能な可変手段と、前記特典遊技の実行中に、前記可変手段を予め定めた第1回数、前記第2位置から前記第1位置に可変させる可変制御手段と、を備える。

0008

請求項3記載の遊技機は、請求項2に記載の遊技機において、前記第1要素有利化手段は、前記特典遊技の実行期間の間に前記第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第1方向に遊技球が発射され続けた方が前記入球手段へと入球する割合を高くするものである。

0009

請求項4記載の遊技機は、請求項2又は3に記載の遊技機において、前記第2要素有利化手段は、前記第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第2方向に遊技球が発射され続けた方が、前記特定期間の間に前記入球手段に到達する遊技球の個数を多くするものである。

0010

請求項5記載の遊技機は、請求項4に記載の遊技機において、前記可変制御手段は、前記可変手段が前記第1位置に可変されてから予め定められた第1期間が経過した後で前記第2位置に可変される第1可変動作を前記特定期間の間に前記第1回数実行するものであり、前記第2要素有利化手段は、前記特定期間が開始されてから前記第1方向に発射された遊技球が、所定回数の前記第1可変動作の実行期間が終了するまでの間に前記入球手段に到達することを抑制するものであり、前記所定回数の前記第1可変動作の実行期間のうち少なくとも一部は、前記特定期間が開始されてから前記第2方向に発射された遊技球が到達可能となる期間である。

発明の効果

0011

請求項1記載の遊技機によれば、第1方向と、その第1方向とは異なる第2方向とに少なくとも遊技球を発射可能な発射手段と、判別条件の成立に基づいて判別を実行する判別手段と、その判別手段による判別で特定の判別結果となったことに基づいて遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、前記特典遊技における遊技者の有利度合いに関する第1要素を、前記特典遊技の実行期間に含まれる特定期間の間に前記第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第1方向に遊技球が発射され続けた方が遊技者に有利とする第1要素有利化手段と、前記第1要素とは異なる第2要素を、前記特定期間の間に前記第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第2方向に遊技球が発射され続けた方が遊技者に有利とする第2要素有利化手段と、を備える。

0012

これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができるという効果がある。

0013

請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1方向に発射された遊技球と、前記第2方向に発射された遊技球とが少なくとも入球可能な位置に設けられている入球手段と、その入球手段へと遊技球が入球したことに基づいて所定の特典を付与する特典付与手段と、前記入球手段に遊技球が入球可能となる第1位置と、その第1位置よりも前記入球手段に入球困難となる第2位置とに可変可能な可変手段と、前記特典遊技の実行中に、前記可変手段を予め定めた第1回数、前記第2位置から前記第1位置に可変させる可変制御手段と、を備える。

0014

これにより、特典遊技の実行中における興趣をより向上させることができるという効果がある。

0015

請求項3記載の遊技機によれば、請求項2に記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1要素有利化手段は、前記特典遊技の実行期間の間に前記第2方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第1方向に遊技球が発射され続けた方が前記入球手段へと入球する割合を高くするものであるので、入球手段へと入球する割合が高い遊技性で特典遊技の実行中における遊技を行いたいと考える遊技者に対して、積極的に第1方向へと遊技球を発射させることができるという効果がある。

0016

請求項4記載の遊技機によれば、請求項2又は3に記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第2要素有利化手段は、前記第1方向に遊技球が発射され続けるよりも、前記第2方向に遊技球が発射され続けた方が、前記特定期間の間に前記入球手段に到達する遊技球の個数を多くするものであるので、より多くの遊技球を入球手段に到達させたいと考える遊技者に対して、積極的に第2方向に遊技球を発射させることができるという効果がある。

0017

請求項5記載の遊技機によれば、請求項4に記載の遊技機の奏する効果に加え、前記可変制御手段は、前記可変手段が前記第1位置に可変されてから予め定められた第1期間が経過した後で前記第2位置に可変される第1可変動作を前記特定期間の間に前記第1回数実行するものであり、前記第2要素有利化手段は、前記特定期間が開始されてから前記第1方向に発射された遊技球が、所定回数の前記第1可変動作の実行期間が終了するまでの間に前記入球手段に到達することを抑制するものであり、前記所定回数の前記第1可変動作の実行期間のうち少なくとも一部は、前記特定期間が開始されてから前記第2方向に発射された遊技球が到達可能となる期間である。

0018

これにより、これにより、第2方向に遊技球を発射した方が、第1方向に遊技球を発射した場合よりも多くの回数の第1可変動作の実行中に入球手段へと遊技球を到達させることができるので、入球手段へと入球させる機会をより多くすることができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0019

第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。
第1実施形態におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
第1実施形態におけるパチンコ機の背面図である。
(a)は、第1実施形態における3図柄表示装置の表示領域を模式的に示した図であり、(b)は、第1実施形態における第3図柄表示装置で表示される表示態様の一例を示した模式図である。
(a),(b)は、第1実施形態における第3図柄表示装置で表示される連続予告演出の表示態様の一例を示した図である。
(a),(b)は、第1実施形態における第3図柄表示装置で表示される連続予告演出の表示態様の一例を示した図である。
第1実施形態において、保留球が2個の状態で連続予告演出の実行が決定されてから、連続予告演出の終了後、1回の変動表示が実行されるまでの間における演出態様経時変化を模式的に示した図である。
第1実施形態におけるパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
(a)は、第1実施形態における主制御装置のROMの構成を示したブロック図であり、(b)は、第1実施形態における主制御装置のROMに設定された第1当たり種別選択テーブルの規定内容を模式的に示した図であり、(c)は、第1実施形態における主制御装置のROMに設定された第2当たり乱数テーブルの規定内容を模式的に示した図である。
(a)は、第1実施形態における主制御装置のROMに設定された変動パターン選択テーブルの構成を示したブロック図であり、(b)は、第1実施形態における大当たり用変動パターンテーブルの規定内容を模式的に示した図であり、(c)は、第1実施形態における外れ用(通常)変動パターンテーブルの規定内容を模式的に示した図であり、(d)は、第1実施形態における外れ用(確変)変動パターンテーブルの規定内容を模式的に示した図である。
第1実施形態における各種カウンタの構成を模式的に示した図である。
(a)は第1実施形態における音声ランプ制御装置のROMの構成を示したブロック図であり、(b)は、第1実施形態における音声ランプ制御装置のRAMの構成を示したブロック図である。
第1実施形態における予告選択テーブルの規定内容を模式的に示した図である。
第1実施形態において、予告抽選禁止状態解除された場合に生成される論理和データ概要を説明するための説明図である。
第1実施形態における表示制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
(a)〜(c)は、電源投入時画像を説明する説明図である。
(a)は、背面Aを説明する説明図であり、(b)は、背面Bを説明する説明図である。
第1実施形態における表示データテーブルの一例を模式的に示した図である。
第1実施形態における転送データテーブルの一例を模式的に示した図である。
第1実施形態における描画リストの一例を模式的に示した図である。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される特別図柄変動処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される特別図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される始動入賞処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される普通図柄変動処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行されるスルーゲート通過処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される大当たり制御処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるコマンド判定処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される入賞情報コマンド処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される停止コマンド処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される変動表示設定処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される予告演出設定処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるブート処理を示すフローチャートである。
(a)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるコマンド割込処理を示すフローチャートであり、(b)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるV割込処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるコマンド判定処理を示すフローチャートである。
(a)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される変動パターンコマンド処理を示すフローチャートであり、(b)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される停止種別コマンド処理を示すフローチャートである。
(a)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるオープニングコマンド処理を示すフローチャートであり、(b)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるラウンド数コマンド処理を示したフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるエンディングコマンド処理を示すフローチャートである。
(a)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される背面画像変更コマンド処理を示すフローチャートであり、(b)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるエラーコマンド処理を示したフローチャートである。
第1実施形態における表示装置内のMPUにより実行される表示設定処理を示したフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される警告画像設定処理を示したフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行されるポインタ更新処理を示したフローチャートである。
(a)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される転送設定処理を示したフローチャートであり、(b)は、第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される常駐画像転送設定処理を示したフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される通常画像転送設定処理を示したフローチャートである。
第1実施形態における表示制御装置内のMPUにより実行される描画処理を示したフローチャートである。
(a)は、第2実施形態における主制御装置のROMの構成を示したブロック図であり、(b)は、第2実施形態における主制御装置のROMに設定された乱数範囲選択テーブルの構成を示したブロック図であり、(c)は、当たり乱数範囲パターンテーブルの規定内容を模式的に示した図である。
(a)は、第2実施形態における音声ランプ制御装置のROMの構成を示したブロック図であり、(b)は、第2実施形態における音声ランプ制御装置のRAMの構成を示したブロック図である。
(a)は、第2実施形態におけるポイント選択テーブルの規定内容を模式的に示した図であり、(b)は、第2実施形態における従当たり乱数テーブルの規定内容を模式的に示した図であり、(c)は、第2実施形態における解除時用選択テーブルの規定内容を模式的に示した図である。
第2実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される始動入賞処理2を示したフローチャートである。
第2実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるコマンド判定処理2を示したフローチャートである。
第2実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される乱数範囲コマンド処理を示したフローチャートである。
第2実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される停止コマンド処理2を示したフローチャートである。
第2実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される予告演出設定処理2を示したフローチャートである。
(a)は、第3実施形態における音声ランプ制御装置のRAMの構成を示したブロック図であり、(b)は、第3実施形態における高期待度種別フラグの値と、抽選結果の期待度との対応関係を模式的に示した図である。
第3実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される入賞情報コマンド処理3を示したフローチャートである。
第3実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される停止コマンド処理3を示したフローチャートである。
第3実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される予告演出設定処理3を示したフローチャートである。
第4実施形態において、大当たり当選後における抽選状態の経時変化を模式的に示した図である。
第4実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるコマンド判定処理4を示したフローチャートである。
第4実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される状態コマンド処理を示したフローチャートである。
第4実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される入賞情報コマンド処理4を示したフローチャートである。
第4実施形態における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される解除時判別処理を示したフローチャートである。
(a)は 第4実施形態の変形例における音声ランプ制御装置のROMの構成を示したブロック図であり、(b)は、第4実施形態の変形例における音声ランプ制御装置のRAMの構成を示したブロック図である。
第4実施形態の変形例におけるエンディング選択テーブルの規定内容を模式的に示した図である。
第4実施形態の変形例における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるコマンド判定処理5を示したフローチャートである。
第4実施形態の変形例における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される状態コマンド処理5を示したフローチャートである。
第4実施形態の変形例における音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるエンディングコマンド処理を示したフローチャートである。
第5実施形態におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
第5実施形態における迂回役物の正面図である。
第5実施形態における第3図柄表示装置で表示される大当たり中の表示態様の一例を示した図である。
第6実施形態におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
(a)は、第6実施形態における右可変入賞装置開閉扉閉鎖された状態を示した正面斜視図であり、(b)は、第6実施形態における右可変入賞装置の開閉扉が開放されている途中の状態を示した正面斜視図である。
(a)は、第6実施形態における右可変入賞装置の開閉扉が完全に開放された状態を示した断面図であり、(b)は、第6実施形態における右可変入賞装置の開閉扉が完全に閉鎖された状態を示した断面図である。
(a)は、第6実施形態においてV入賞可能な開放パターンが設定された場合における、右特定入賞口の状態の経時変化を模式的に示した図であり、(b)は、第6実施形態において、V入賞困難な開放パターンが設定された場合における、右特定入賞口650aの状態の経時変化を模式的に示した図である。
(a)〜(d)は、第6実施形態においてV入賞可能な開放パターンが設定された場合における1の開放期間の間の開閉扉の状態をより詳細に示した図である。
第6実施形態において、V入賞可能な開放パターンが設定される大当たりの1ラウンド開始時における第3図柄表示装置の表示態様の一例を示した図である。
(a)は、第6実施形態における主制御装置のROMの構成を示したブロック図であり、(b)は、第6実施形態における主制御装置のROMに設定された第1当たり種別選択テーブルの規定内容を模式的に示した図である。
第6実施形態における主制御装置のRAMの構成を示したブロック図である。
第6実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される大当たり制御処理7を示したフローチャートである。
第6実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される大当たり動作設定処理を示したフローチャートである。
第6実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される大当たり終了処理を示したフローチャートである。
第6実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される入賞処理を示したフローチャートである。
第6実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される異常処理を示したフローチャートである。
第7実施形態におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
第7実施形態における第3図柄表示装置で表示される確変状態中、および時短状態中における第3図柄表示装置の表示態様の一例を示した図である。
(a)は、第7実施形態における主制御装置のROMに設定された第1当たり種別選択テーブルの規定内容を模式的に示した図であり、(b)は、第7実施形態における主制御装置のRAMの構成を示したブロック図である。
第7実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される特別図柄変動処理8を示したフローチャートである。
第7実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される始動入賞処理8を示したフローチャートである。
第7実施形態における主制御装置内のMPUにより実行される先読み処理を示したフローチャートである。
第7実施形態の第1の変形例におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
第7実施形態の第2の変形例におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
第7実施形態の第3の変形例におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。

実施例

0020

<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。

0021

パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。

0022

内枠12には、多数のや入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を遊技球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、遊技球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図8参照)やその球発射ユニット112aから発射された遊技球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。

0023

内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。

0024

前面枠14は、装飾用樹脂部品電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側視認可能となっている。

0025

前面枠14には、遊技球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された遊技球が球発射ユニット112aへと案内される。また、上皿17の上方には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出ステージを変更したり、スーパーリーチ演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。

0026

ステージとは、第3図柄表示装置81に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、本パチンコ機10では「砂浜ステージ」,「深海ステージ」の2つのステージが設けられている。そして、後述する第1入球口64への入球(始動入賞)に伴って行われる変動演出リーチ演出などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。ステージの変更は、変動演出が行われていない期間や高速変動中に遊技者によって枠ボタン22が操作された場合に行われ、枠ボタン22が操作される度に「砂浜ステージ」→「深海ステージ」→「砂浜ステージ」→・・・の順で繰り返し変更される。また、電源投入後の直後は、初期ステージとして「砂浜ステージ」が設定される。

0027

一方、第3図柄表示装置81には、ノーマルリーチ演出が開始された場合に、ノーマルリーチからスーパーリーチに発展させるときは、ノーマルリーチ中にスーパーリーチの演出態様の選択画面が表示されるように構成されており、その選択画面が表示されている間に、枠ボタン22が遊技者に操作されると、スーパーリーチ時の演出内容が変更される。

0028

前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。

0029

また、右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。

0030

窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣カード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて遊技球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に遊技球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。

0031

上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった遊技球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、遊技球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には遊技球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回り回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さ(発射強度)で遊技球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ遊技球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。

0032

下皿50の正面視下方部には、下皿50に貯留された遊技球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から遊技球が自然落下して排出される。かかる球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された遊技球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。

0033

図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。

0034

遊技盤13の前面には、帯状金属板略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、遊技球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された遊技球が流下する領域)である。

0035

2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図8参照)から発射された遊技球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された遊技球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、遊技球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された遊技球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。

0036

本パチンコ機10では、遊技球が第1入球口64へ入球した場合に特別図柄(第1図柄)の抽選が行われ、遊技球が普通入球口67を通過した場合に普通図柄(第2図柄)の抽選が行われる。第1入球口64への入球に対して行われる特別図柄の抽選では、特別図柄の大当たりか否かの当否判定が行われると共に、特別図柄の大当たりと判定された場合にはその大当たり種別の判定も行われる。特別図柄の大当たりになると、パチンコ機10が特別遊技状態へ移行すると共に、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、遊技球が10個入賞するまで)開放され、その開放が16回(16ラウンド)繰り返される。その結果、その特定入賞口65aに多量の遊技球が入賞するので、通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。特別図柄の大当たり種別としては、「大当たりA」、「大当たりB」の2種類が設けられており、特別遊技状態の終了後には大当たり終了後付加価値として、これらの大当たり種別に応じた遊技上の価値(遊技価値)が遊技者に付与される。

0037

また、特別図柄(第1図柄)の抽選が行われると、第1図柄表示装置37において特別図柄の変動表示が開始されて、所定時間(例えば、7秒〜90秒など)が経過した後に、抽選結果を示す特別図柄が停止表示される。第1図柄表示装置37において変動表示が行われている間に遊技球が第1入球口64へ入球すると、その入球回数は最大4回まで保留され、その保留球数が第1図柄表示装置37により示されると共に、第3図柄表示装置81においても示される。第1図柄表示装置37において変動表示が終了した場合に、第1入球口64についての保留球数が残っていれば、次の特別図柄の抽選が行われると共に、その抽選に応じた変動表示が開始される。なお、パチンコ機10が特別遊技状態へ移行すると開閉される特定入賞口65aは、第1入球口64の直ぐ下に設けられている。よって、特別遊技状態中は、遊技者が特定入賞口65aに入賞させようとして遊技球を打つので、第1入球口64にも遊技球が多く入球する。従って、殆どの場合、パチンコ機10が特別遊技状態に移行している間に、第1入球口64についての保留球数は最大(4回)になる。

0038

一方、普通入球口67における遊技球の通過に対して行われる普通図柄の抽選では、普通図柄の当たりか否かの当否判定が行われる。普通図柄の当たりになると、所定時間(例えば、0.2秒または1秒)だけ第1入球口64に付随する電動役物64aが開放され、第1入球口64へ遊技球が入球し易い状態になる。つまり、普通図柄の当たりになると、遊技球が第1入球口64へ入球し易くなり、その結果、特別図柄の抽選が行われ易くなる。

0039

また、普通図柄(第2図柄)の抽選が行われると、第2図柄表示装置83において普通図柄の変動表示が開始されて、所定時間(例えば、3秒や30秒など)が経過した後に、抽選結果を示す普通図柄が停止表示される。第2図柄表示装置83において変動表示が行われている間に遊技球が普通入球口67を通過すると、その通過回数は最大4回まで保留され、その保留球数が第1図柄表示装置37により表示されると共に、第2図柄保留ランプ84においても示される。第2図柄表示装置83において変動表示が終了した場合に、普通入球口67についての保留球数が残っていれば、次の普通図柄の抽選が行われると共に、その抽選に応じた変動表示が開始される。

0040

上述したように、特別図柄の大当たり種別としては、「大当たりA」、「大当たりB」の2種類が設けられている。「大当たりA」、及び「大当たりB」になるといずれも、ラウンド数が16ラウンドの特別遊技状態(16R大当たり)となる。また、大当たり種別が「大当たりA」の場合は、大当たり終了後の付加価値としてパチンコ機10が特別図柄の高確率状態(特別図柄の確変中)へ移行する。この特別図柄の高確率状態は次に特別図柄の大当たりとなるまで継続する。一方、「大当たりB」の終了後は付加価値として特別図柄の抽選が100回終了するまで普通図柄の当たり確率がアップする。

0041

ここで、「特別図柄の高確率状態」とは、特別図柄の大当たり確率がアップした状態、いわゆる特別図柄の確率状態(特別図柄の確変中)をいい、換言すれば、特別遊技状態(16R大当たり)へ移行し易い遊技の状態のことである。対して、「特別図柄の高確率状態」でない場合を「特別図柄の低確率状態」といい、これは特別図柄の確変状態よりも大当たり確率が低い状態、即ち、特別図柄の大当たり確率が通常の状態(特別図柄の通常状態)のことを示す。また、「普通図柄の時短状態」(普通図柄の時短中)とは、普通図柄の当たり確率がアップして、第1入球口64へ遊技球が入球し易い遊技の状態のことをいう。対して、「普通図柄の時短状態」でない時を「普通図柄の通常状態」といい、これは普通図柄の当たり確率が通常の状態(時短中よりも当たり確率が低い状態)のことを示す。

0042

上述したように、本実施形態における特別図柄の大当たりでは、大当たりの種別に関わらず大当たり時のラウンド数を共通とし、大当たりの種別に応じて大当たりの終了後に「特別図柄の高確率状態」となるか「普通図柄の時短状態」となるかを変えている。これに対して、大当たりの種別に応じてラウンド数を変えても良いし、大当たりの種別の一部のみラウンド数を変えても良い。また、例えば、大当たりの種別に応じて「普通図柄の時短状態」となる期間を変えてもよい。また、普通図柄の時短状態として、第1入球口64に付随する電動役物64aを開放する時間を長くしたり、1回の普通図柄の当たりで電動役物64aを開放する回数を増やしても良い。

0043

遊技領域の正面視右側上部(図2の右側上部)には、発光手段である複数の発光ダイオード(以下、「LED」と略す。)37aと7セグメント表示器37bとが設けられた第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37は、後述する主制御装置110で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。複数のLED37aは、第1入球口64への入球(始動入賞)に伴って行われる特別図柄の抽選が実行中であるか否かを点灯状態により示すことによって変動表示を行ったり、変動終了後の停止図柄として、その特別図柄の抽選結果に応じた特別図柄(第1図柄)を点灯状態により示したり、第1入球口64に入球された遊技球のうち変動が未実行である遊技球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。

0044

この第1図柄表示装置37において特別図柄(第1図柄)の変動表示が行われている間に遊技球が第1入球口64へ入球した場合、その入球回数は最大4回まで保留され、その保留球数は第1図柄表示装置37により示されると共に、第3図柄表示装置81においても示される。なお、本実施形態においては、第1入球口64への入球は、最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。

0045

7セグメント表示器37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態(特別図柄の高確率状態や、普通図柄の時短中など)を表示することができる。また、LED37aには、変動終了後の停止図柄として特別図柄の抽選結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別(大当たりA、大当たりB)に応じた特別図柄(第1図柄)が示される。

0046

また、遊技領域には、遊技球が入賞することにより5個から15個の遊技球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す。)で構成された第3図柄表示装置81と、LEDで構成された第2図柄表示装置83とが設けられている。この可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。

0047

第3図柄表示装置81は、第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。例えば、第1入球口64へ遊技球が入球(始動入賞)すると、それをトリガとして、第1図柄表示装置37において特別図柄(第1図柄)の変動表示が実行される。更に、第3図柄表示装置81では、その特別図柄の変動表示に同期して、その特別図柄の変動表示に対応する第3図柄の変動表示が行われる。

0048

第3図柄表示装置81は、8インチの液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態では、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、第3図柄表示装置81はその第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示が行われる。なお、表示装置に代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。

0049

ここで、図4を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。第3図柄表示装置81に表示される絵柄一種である図柄は、「1」〜「9」の数字が各々付された9種類の主図柄と、形状の絵図柄からなる副図柄とにより構成されている。より詳しくは、タコ等の9種類のキャラクタ図柄に「1」〜「9」の数字がそれぞれ付されて主図柄が構成されている。本第1実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図8参照)により行われる特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動表示が行われ、その変動表示が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。一方、特別図柄の抽選結果が外れであった場合は、同一の主図柄が揃わない変動表示が行われる。

0050

図4(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下に2分割され、上側の約5/6が第3図柄を変動表示する主表示領域Dm、それ以外の下側の1/6が、保留球数を示す保留球数図柄や予告キャラ等を表示する副表示領域Dsとなっている。

0051

主表示領域Dmの表示画面(表示領域)には、複数の表示領域として、上段中断下段の3つの図柄列Z1,Z2,Z3が設定されている。下図柄列Z3には、「1」〜「9」の9種類の主図柄が数字の昇順に配列されると共に、各主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。

0052

つまり、上図柄列Z1と下図柄列Z3は、18個の図柄により構成されている。これに対し、中図柄列Z2には、数字の昇順に「1」〜「9」の9種類の主図柄が配列された上で「9」の主図柄と「1」の主図柄との間に「4」の主図柄が付加的に配列され、これら主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。つまり、中図柄列Z2に限っては、10個の主図柄と10個の副図柄との20個の図柄で構成されている。そして、表示画面では、これら各図柄列Z1〜Z3の図柄が周期性をもって、所定の向きにスクロールするように変動表示される。

0053

図4(b)に示すように、主表示領域Dmには、図柄列毎に3個の図柄が停止表示されるようになっており、結果として3×3の計9個の図柄が停止表示されるようになっている。また、表示画面には、5つの有効ライン、即ち、左ラインL1、中ラインL2、右ラインL3、右下がりラインL4、右上がりラインL5が設定されている(図4(a)参照)。そして、上図柄列Z1→下図柄列Z3、中図柄列Z2の順に変動表示が停止し、いずれかの有効ラインに同一の数字が付された図柄の組み合わせが形成された状態で全図柄列Z1〜Z3の変動表示が終了すれば、大当たりが発生したとして、大当たり動画が表示されるようになっている。

0054

本パチンコ機10では、偶数番号(2,4,6,8)が付された主図柄は、「通常図柄」に相当する。16R通常大当たりである「大当たりB」が発生する場合には、同一の通常図柄の組み合わせが停止表示される。また、奇数番号(1,3,5,7,9)が付された主図柄は「確変図柄」に相当する。同一の確変図柄の組み合わせが停止表示された場合には、16R確変大当たりである「大当たりA」が発生する。なお、「大当たりA」が発生する場合の一部では、同一の通常図柄の組み合わせが一旦停止表示された後で、当該通常図柄が確変図柄に変更される演出(所謂、昇格演出)が実行される。これにより、通常図柄が揃った(又は揃いそうな)場合にも、確変大当たりに対する期待感を遊技者に持続して抱かせることができる。

0055

なお、第3図柄表示装置81における図柄の変動表示の態様は、上記のものに限定されることはなく任意であり、図柄列の数、図柄列における図柄の変動表示の方向、各図柄列の図柄数などは適宜変更可能である。また、第3図柄表示装置81にて変動表示される図柄は上記に限られることはなく、例えば図柄として数字のみが変動表示される構成としてもよい。

0056

また、第3図柄表示装置81(第1図柄表示装置37)にて変動表示が行われている間に遊技球が第1入賞口64へ入球した場合、その入球回数は最大4回まで保留され、その保留球数は第1図柄表示装置37により示されると共に、第3図柄表示装置81においても示される。第3図柄表示装置81の副表示領域Dsには、保留球数1球につき1つの保留球数図柄(「○」の図柄)が表示され、その保留球数図柄の表示数に応じて、保留球数が表示される。即ち、第3図柄表示装置81に1つの保留球数図柄が表示されている場合は、保留球数が1球であることを示し、4つの保留球数図柄が表示されている場合は、保留球数が4球であることを示す。また、第3図柄表示装置81に保留球数図柄が表示されていない場合は、保留球数が0球である、即ち、保留球が存在しないことを示す。図4(b)の例では、保留球数図柄が2個表示されている例を示しており、保留球数が2個であることを示している。

0057

なお、本実施形態においては、第1入賞口64への入球は、最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第3図柄表示装置81における保留球数図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させないものとしてもよい。更に、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを最大保留数分の4つ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。

0058

次に、図5から図7を参照して、本実施形態のパチンコ機10における表示演出の1種である連続予告演出について説明を行う。連続予告演出は、連続する複数回の変動表示に渡って同系統の予告演出が実行される演出である。この連続予告演出は、第1入球口64に対する新たな始動入賞を検出した場合に、実行可否が判定される。連続予告演出の実行が決定された場合には、新たな始動入賞を検出した時点で保留されている保留球に基づく変動表示、および当該新たな始動入賞に基づく変動表示に渡って実行される。なお、詳細については後述するが、新たな始動入賞の抽選結果が外れの場合よりも、大当たりの場合の方が、連続予告演出の決定割合が高くなる。よって、連続予告演出が実行された場合に、遊技者に対して大当たりに対する期待感を抱かせることができる。

0059

図5(a),(b)は、連続予告演出が設定されている保留球のうち、最後に実行される保留球以外に基づいて実行される変動表示の表示態様の一例を示した図である。図5(a)は、上図柄列Z1、および下図柄列Z3が停止表示され、中図柄列Z2が変動中の状態を示している。図5(a)に示した通り、連続予告演出の実行中は、上図柄列Z1、および下図柄列Z3に同一の数字が付された第3図柄が停止表示される。図5(a)の例では、「3」の数字が付された主図柄が、それぞれ上図柄列Z1の真ん中と、下図柄列Z2の右側とに表示される。また、図5(a)に示した通り、同一の数字が付された主図柄は、その周囲が発光した態様(他の第3図柄とは異なる態様)で表示される。これにより、遊技者に対して連続予告演出の実行中であることを容易に認識させることができる。以下、この主図柄の周囲が発光した態様のことを、「オーラを纏った態様」と称する。

0060

そして、図5(b)に示した通り、連続予告演出の実行中は、中図柄列Z2が停止表示された場合も、中図柄列Z2のうち「3」の数字が付された主図柄がオーラを纏った態様で停止表示される。これにより、表示された図柄の組み合わせは外れの組み合わせとなるにも拘わらず、大当たりとなること(保留球の中に大当たりに対応する抽選結果が含まれていること)に対する期待感を向上させることができる。よって、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。

0061

図6は、連続予告演出における最後の変動表示が実行されている場合の表示態様を示した図である。図6(a)に示した通り、連続予告演出の最後の変動表示において、上図柄列Z1と、下図柄列Z3とが停止表示されると、いずれかの有効ライン上に同一の数字が付された主図柄が停止表示されると共に、当該同一の数字が付された主図柄がオーラを纏った態様で表示される。図6(a)の例では、「3」の数字が付された主図柄が有効ラインL4上にそれぞれ停止表示されている場合を例示している。この、1の図柄列(中図柄列Z2)が変動中の状態で、且つ、有効ライン上に同一の数字が付された主図柄が停止表示された状態を、リーチ状態と称する。なお、本第1実施形態では、連続予告演出の最後の変動表示では必ずリーチ状態が発生するように構成している。即ち、新たな始動入賞がリーチ状態を伴う変動表示に対応する抽選結果である場合にのみ、連続予告演出の開始が判定され得る構成としている。このように構成することで、連続予告演出が開始された時点で、その後に少なくともリーチ状態が発生することを遊技者に認識させることができるので、遊技者の大当たりに対する期待感を向上させることができる。

0062

図6(a)に示した通り、リーチ状態が発生すると、主表示領域Dmにおける右上に横長略長方形形状の表示領域HR1が形成されると共に、当該表示領域HR1に対して、「リーチ!!!」という文字が表示される。この表示領域HR1の表示内容により、遊技者に対してリーチ状態が発生したことをより容易に理解させることができる。

0063

図6(b)は、連続予告演出の最後の変動表示において中図柄列Z2が停止表示され、大当たりが報知される場合の表示態様の一例を示している。連続予告演出で大当たりが報知される場合には、上図柄列Z1、及び下図柄列Z3においてそれぞれ停止表示されている、オーラを纏った主図柄と同一の数字が付された主図柄が、既に停止表示されている主図柄が配置されている有効ライン上に停止表示される。つまり、同一の数字が付され、且つ、オーラを纏った態様の主図柄が、1の有効ライン上に揃う演出が実行される。図6(b)では、「3」の数字が付された主図柄が、有効ラインL4上に揃った場合を例示している。有効ライン上に同一の数字が付された主図柄が3つ揃うことにより、遊技者に対して大当たりとなったことを容易に理解させることができる。なお、主表示領域Dmの右上側に形成された表示領域HR1には、大当たりとなったことを祝福する「おめでとう!!」という文字が表示される。これにより、遊技者に対してより大きな満足感を与えることができる。

0064

なお、本第1実施形態では、連続予告演出が設定された各変動表示において、オーラを纏って停止表示される主図柄を、全て同一の数字が付された主図柄となるように構成している。つまり、連続予告演出の1回目の変動表示において、「3」の数字が付された主図柄が各図柄列Z1〜Z3にオーラを纏った状態で停止表示された場合は、2回目以降の変動表示でも、「3」の数字が付された3つの主図柄がオーラを纏った状態で停止表示される。このように構成することで、1の連続予告演出における各変動表示の態様に統一感を持たせることができる。

0065

また、図示については省略したが、連続予告演出が設定されている各変動表示において実行される予告演出は、停止図柄がオーラを纏った態様に変更される演出(予告演出A)以外にも複数存在する。具体的には、各図柄列Z1〜Z3の変動停止時に、同一の数字が付された主図柄が氷結する演出(予告演出B)と、同一の数字が付された主図柄が稲妻に打たれる演出(予告演出C)とが連続予告演出の種別として少なくとも設けられている。予告演出Cは、大当たりとなる期待度が最も高い種別であり、予告演出Aは、大当たりとなる期待度が最も低い種別である。また、予告演出Bの期待度は、予告演出Aより高く、予告演出Cより低い期待度に設定されている。このように、連続予告演出の種別に応じて大当たりとなる期待度を異ならせることにより、遊技者に対して連続予告演出の種別にも注目して遊技を行わせることができる。

0066

次に、図7を参照して、連続予告演出が設定された場合における演出態様の経時変化について説明する。図7は、保留球が2個存在する状態で、新たな始動入賞を検出して連続予告演出が決定される場合における、演出態様の経時変化の様子を模式的に示した図である。

0067

図7に示した通り、保留球が2個存在する状態における通常の(即ち、連続予告演出が設定されていない)変動表示の実行中に、始動入賞(図7左上の入賞A)を検出すると、連続予告演出の実行可否の判定が実行される。入賞Aに基づく判定で連続予告演出の実行が決定された場合は、その時点で保留されている2個の保留球に基づく変動表示と、入賞Aに基づく変動表示との変動時間に渡って連続予告演出が実行されるように設定する。より具体的には、連続予告演出の残り回数を示す予告回数カウンタ223iの値に連続予告演出の実行回数である3を設定すると共に、決定された連続予告演出の種別(予告演出A〜Cの何れか)に応じて予告種別フラグ223kの値を更新する。これにより、次の変動表示(連続予告演出の実行が決定された時点で保留されている最も古い保留球に基づく変動表示)から連続予告演出が開始される。

0068

また、本第1実施形態では、連続予告演出の実行が決定されると、連続予告演出の抽選を禁止する状態(以下、予告抽選禁止状態と称する)が設定される。これは、連続予告演出の実行中に、連続予告演出が重複して決定されてしまうことを防止(抑制)するためである。より詳述すると、連続予告演出の実行中にも、新たな始動入賞を検出したことに基づいて連続予告演出の実行可否を判定する構成とした場合、連続予告演出の途中で予告演出の種別が切り替わってしまう可能性がある。例えば、予告演出Bが設定された連続予告演出の実行中に、新たな始動入賞を検出して連続予告演出の実行可否を判別し、予告演出Aの実行が決定されてしまうと、予告演出Bが打ち切られてしまい、次の変動から予告演出Aに切り替わってしまう虞がある。つまり、比較的期待度が高い演出種別(予告演出B)から、期待度が低い演出種別(予告演出A)に切り替わることで、遊技者をがっかりさせてしまう可能性がある。また、同一の演出種別の連続予告演出が、連続予告演出の実行中に新たに決定された場合、連続予告演出の開始時に保留されていた保留球の個数以上の回数の変動表示に渡って連続予告演出が実行されることになる。これにより、遊技者がどの保留球に期待感を抱けばいいのか分かり難くなってしまう虞があるので、演出の意味が分かり難くなってしまう場合がある。

0069

また、これらの問題点を解決する方法として、最終的に外れとなる連続予告演出の実行中に、大当たりに対応する始動入賞を検出した場合にのみ、連続予告演出の実行可否の判定を許容し、且つ、追加で決定された連続予告演出の演出種別は、実行中の連続予告演出の演出種別以上の期待度となるように構成する方法も考えられる。しかしながら、この場合は連続予告演出の実行中に始動入賞を検出する毎に、複数の条件を判別して連続予告演出の実行可否や、予告種別を決定するための制御処理を行う必要があるため、処理負荷が増大してしまう可能性があるという問題点がある。

0070

そこで、本第1実施形態では、図7に示した通り、連続予告演出の実行が決定されてから、当該連続予告演出の終了後、1回の変動表示(予告抽選禁止状態において最初に検出された入賞Bに基づく変動表示)が終了するまでの間に渡って、新たに連続予告演出の実行可否を判定することが禁止される構成としている。これにより、連続予告演出の実行中に、演出種別が切り替わってしまったり、連続予告演出の開始時における保留球数を超えて連続予告演出が継続してしまうことを抑制することができる。更に、始動入賞時には、予告抽選禁止状態か否か(後述する、予告演出禁止フラグ223hがオンであるか否か)を判定して、予告抽選禁止状態である場合には連続予告演出の実行可否の判定処理スキップするという単純な制御を行うだけでよいので、パチンコ機10の処理負荷を軽減できる。

0071

図7に示した通り、連続予告演出が設定された3回の変動表示の実行中は、上述した予告抽選禁止状態が設定される。よって、例えば、図7に示したように、連続予告演出の2回目や3回目の変動表示の実行中に始動入賞を検出した場合には、当該始動入賞に対する連続予告演出の実行可否の判定処理はスキップされる。また、予告抽選禁止状態は、連続予告演出が終了した後、1回目に実行される変動表示の実行期間中も継続し、連続予告演出の終了後1回目の変動表示が終了した時点で予告抽選禁止状態が解除される。このため、連続予告演出が終了した後、1回目の変動表示の実行中に新たな始動入賞を検出した場合には、当該始動入賞に対する連続予告演出の実行可否の判定処理は、連続予告演出の実行中と同様にスキップされる。これにより、連続予告演出の終了直後に再度連続予告演出が開始されてしまい、連続予告演出が延々と続いてしまうことを防止(抑制)することができる。仮に、連続予告演出の終了後、最初に実行される変動表示から連続予告演出の設定を許容してしまうと、最初の連続予告演出の実行開始契機となった始動入賞に基づく変動表示が終了した後も、連続予告演出が継続しているかのような演出態様となってしまう。この場合、連続予告演出が何に基づいて開始されたのかが遊技者にとって不明となってしまう可能性があり、連続予告演出の意味を誤解させてしまう虞がある。つまり、連続予告演出が、始動入賞時に先読みされた抽選結果(変動種別)に基づいて実行されるのではなく、単に決まった回数の変動表示に渡って演出態様を変更するだけの演出であると誤解する虞がある。これに対して本第1実施形態では、連続予告演出が終了した後、少なくとも1回の変動表示を通常の態様(予告演出を伴わない態様)で実行することができるので、1の連続予告演出が終了したか否かを遊技者に対して容易に理解させることができる。これにより、連続予告演出の実行中に、何回目に実行される変動表示(何番目の保留球)に対して期待感を抱けば良いのかを、遊技者により分かり易くすることができる。

0072

また、本第1実施形態では、図7に示した通り、予告抽選禁止状態が解除されたことを契機として、その時点で保留されている全ての保留球の抽選結果を判別し、当該判別結果に基づいて、連続予告演出の実行可否を判定する構成としている。判別方法の詳細については後述するが、全ての保留球の抽選結果を加味して連続予告演出の実行可否を判別することによって、より期待度の高い保留球が保留されているにも拘わらず、期待度の低い保留球に基づいて連続予告演出の実行が設定されてしまうことを抑制することができる。

0073

つまり、仮に、始動入賞を検出したタイミングが時間的に古い保留球から順に連続予告演出の実行可否を判別していく構成にしてしまうと、時間的に新しい保留球を判別せずに連続予告演出が決定されてしまう可能性がある。この場合において、連続予告演出が決定された保留球が比較的期待度の低い抽選結果(例えば、ノーマルリーチ後に外れとなる保留球)であり、且つ、時間的に新しい保留球の中に期待度が高い保留球(例えば、スーパーリーチが発生して大当たりとなる保留球)が含まれている場合には、期待度の低い保留球に対して連続予告演出が設定されたにも拘わらず、期待度の高い保留球に対して連続予告演出が設定されないという状況が発生してしまう可能性がある。よって、連続予告演出に対する期待感を損なってしまう可能性がある。

0074

また、逆に、始動入賞を検出したタイミングが時間的に新しい保留球から順に連続予告演出の実行可否を判別していく構成にしてしまうと、時間的に古い保留球を判別せずに連続予告演出が決定されてしまう可能性がある。この場合において、連続予告演出が決定された保留球が比較的期待度の低い抽選結果(例えば、ノーマルリーチ後に外れとなる保留球)であり、且つ、時間的に古い保留球の中に期待度が高い保留球(例えば、スーパーリーチが発生して大当たりとなる保留球)が含まれている場合には、先に実行される期待度の高い保留球で連続予告演出が終了せずに、期待度の低い保留球に基づく変動表示まで連続予告演出が継続してしまう。即ち、連続予告演出がすぼみになってしまった印象を遊技者に対して抱かせてしまう虞がある。

0075

これに対して本第1実施形態では、予告抽選禁止状態が解除された時点で、全ての保留球の抽選結果を加味して連続予告演出の実行可否を判定することができるので、保留球の中で最も期待度が高い抽選結果まで継続する連続予告演出を設定することができる。よって、期待度が低い保留球に連続予告演出が設定されたにも拘わらず、期待度が高い保留球には連続予告演出が設定されないという状況や、連続予告演出の途中で期待度の高い保留球が消化され、連続予告演出の最後の変動表示で期待度の低い保留球が消化されてしまう状況等が発生することを抑制することができる。よって、連続予告演出を好適に実行することができる。

0076

なお、本第1実施形態では、予告抽選禁止状態を、連続予告演出の実行が決定されてから、連続予告演出の終了後、1回目の変動表示が終了するまでに渡って設定する構成としていたが、これに限られるものではない。予告抽選禁止状態が解除される条件は、任意に定めてもよく、例えば、予告抽選禁止状態が設定される変動表示の回数を増加させても(例えば、5回にしても)よい。このように構成することで、1の連続予告演出が終了してから次の連続予告演出が開始されるまでの間に、より多くの通常の態様(予告演出を伴わない態様)の変動表示を実行することができるので、1の連続予告演出が終了したか否かを、より確実に遊技者に認識させることができる。また、予告抽選禁止状態が設定される変動表示の回数を増加させる程、連続予告演出を決定する機会が少なくなるので、連続予告演出の希少性を高めることができる。よって、連続予告演出が開始されただけで、珍しい演出を見ることができたと遊技者に感じさせることができるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。

0077

また、本第1実施形態では、予告抽選禁止状態の解除条件を、変動表示の回数(連続予告演出の終了後、1回の変動表示が終了するまで)で規定していたが、解除条件は必ずしも変動表示の回数に限定されるものではない。例えば、連続予告演出の終了後における経過時間により解除条件を定める構成としてもよい。より具体的には、連続予告演出が終了した後、所定期間(例えば、30秒間)が経過した場合に予告抽選禁止状態を解除する構成としてもよい。このように構成することで、連続予告演出の終了とともに遊技を終了した遊技者がいた場合にも、次の遊技者が所定期間の経過後に遊技を開始していれば、予告抽選禁止状態が解除されている状態で遊技を行わせることができる。よって、後任の遊技者が予告抽選禁止状態から遊技を開始することになるという状況が生じることを抑制できるので、連続予告演出をより楽しませることができる。

0078

本第1実施形態では、予告抽選禁止状態を、連続予告演出が終了した後、1回の変動表示が終了するまでの間に渡って設定する構成としていたが、連続予告演出の終了直後に予告抽選禁止状態を解除する構成としてもよい。この場合において、連続予告演出の最後の変動表示であるか否かを、演出態様から遊技者が容易に識別可能となるように構成してもよい。このように構成することで、予告抽選禁止状態が設定される期間をより短くすることができるので、連続予告演出の実行機会をより増加させることができる。なお、連続予告演出の最後の変動表示であるか否かを示す演出態様の具体例としては、例えば、連続予告演出の残りの変動回数カウントダウン表示する構成としてもよい。また、最後の変動表示において終了を示唆する表示(例えば、「終了」という文字等)を表示させる構成としてもよいし、連続予告演出中に同一の楽曲を継続して流す構成とし、連続予告演出における最後の変動表示が終了したタイミングで楽曲を止める構成としてもよい。また、連続予告演出の実行中は、最後の変動表示以外の変動表示では第3図柄表示装置81においてリーチ状態が発生しない構成としてもよい。即ち、連続予告演出の実行中は、リーチ状態が表示されることにより、連続予告演出の最後の変動表示であることを示唆する構成としてもよい。

0079

図2に戻って、説明を続ける。第2図柄表示装置83は、遊技球が普通入球口67を通過することに伴って行われる普通図柄の抽選が実行中であるか否かを点灯状態により示すことによって変動表示を行ったり、変動終了後の停止図柄として、その普通図柄の抽選結果に応じた普通図柄(第2図柄)を点灯状態により示すものである。

0080

より具体的には、第2図柄表示装置83では、遊技球が普通入球口67を通過する毎に、第2図柄としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる変動表示が行われる。パチンコ機10は、第2図柄表示装置83における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止すると、第1入球口64に付随する電動役物64aが所定時間だけ作動状態となり(開放される)、その結果、第1入球口64に遊技球が入り易い状態となるように構成されている。遊技球が普通入球口67を通過した通過回数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に第2図柄保留ランプ84においても点灯表示される。第2図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。

0081

なお、普通図柄(第2図柄)の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、普通入球口67における遊技球の通過は、第1入球口64と同様に、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。

0082

可変表示装置ユニット80の下方には、遊技球が入球し得る第1入球口64が配設されている。この第1入球口64へ遊技球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110で特別図柄の抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37のLED37aで示される。また、第1入球口64は、遊技球が入球すると5個の遊技球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。

0083

第1入球口64の下方には可変入賞装置65が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、主制御装置110で行われる特別図柄の抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37のLED37aを点灯させると共に、その大当たりに対応した第3図柄の停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、通常時より多量の賞球の払い出しが行われる特別遊技状態(16ラウンドの大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、遊技球が10個入賞するまで)開放される。

0084

この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、16回(16ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。

0085

可変入賞装置65は、具体的には、特定入賞口65aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側開閉駆動するための大開放口ソレノイド(図示せず)とを備えている。特定入賞口65aは、通常時は、遊技球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、遊技球が特定入賞口65aに入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。

0086

なお、特別遊技状態は上記した形態に限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37において大当たりに対応したLED37aが点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、遊技球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。

0087

遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1,K2が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。

0088

更に、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口63,64,65aにも入球しなかった遊技球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。

0089

図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板払出制御装置111)と発射制御基板発射制御装置112)と電源基板電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。

0090

裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。

0091

なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。

0092

また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。

0093

払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図8参照)の所定の電気的構成により遊技球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホール島設備から供給される遊技球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の遊技球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。

0094

また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図8参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイド発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。

0095

<第1実施形態における電気的構成について>
次に、図8を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図8は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。

0096

主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラム固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路タイマ回路データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。

0097

まず、ROM202の内容について、図9,10を参照して説明する。図9(a)に示すように、主制御装置110のROM202には、上記した固定値データの一部として、第1当たり乱数テーブル202a、第1当たり種別選択テーブル202b、第2当たり乱数テーブル202c、および変動パターン選択テーブル202dが少なくとも記憶されている。

0098

第1当たり乱数テーブル202a(図示せず)は、後述する第1当たり乱数カウンタC1の大当たり判定値が記憶されているデータテーブルである。詳細については、第1当たり乱数カウンタC1の説明と共に後述するが、始動入賞に基づいて取得した第1当たり乱数カウンタC1の値が、第1当たり乱数テーブル202aに規定されているいずれかの判定値と一致した場合に、特別図柄の大当たりであると判別される。

0099

第1当たり種別選択テーブル202b(図9(b)参照)は、大当たり種別を決定するための判定値が記憶されているデータテーブルであり、第1当たり種別カウンタC2の判定値が、各大当たり種別に対応付けて規定されている。具体的には、第1当たり種別カウンタC2の値が「0〜49」の範囲には、大当たりAが対応付けられて規定されている(図9(b)の202b1参照)。また、第1当たり種別カウンタC2の値が「50〜99」の範囲には、大当たりBが対応付けられて規定されている(図9(b)の202b2参照)。本実施形態のパチンコ機10では特別図柄の大当たりと判定された場合に、始動入賞に基づいて取得した第1当たり種別カウンタC2の値と、第1当たり種別選択テーブル202bとが比較され、第1当たり種別カウンタC2の値に対応する大当たり種別が選択される。

0100

第2当たり乱数テーブル202c(図9(c)参照)は、普通図柄の当たり判定値が記憶されているデータテーブルである。具体的には、普通図柄の通常状態において、普通図柄の当たりとなる判定値として、「5〜28」が規定されている(図9(c)の202c1参照)。また、普通図柄の高確率状態において、普通図柄の当たりとなる判定値として、「5〜204」が規定されている(図9(c)の202c2参照)。本実施形態のパチンコ機10では、普通入球口67を遊技球が通過することに基づいて取得される第2当たり乱数カウンタC4の値と、第2当たり乱数テーブル202cとを参照し、普通図柄の当たりであるか否かを判定している。

0101

変動パターン選択テーブル202d(図10参照)は、変動パターンの表示態様を決定するための変動種別カウンタCS1の判定値が表示態様毎にそれぞれ規定されているデータテーブルである。なお、変動パターン選択テーブル202dの詳細については、変動種別カウンタCS1の説明と共に後述する。

0102

主制御装置110では、特別図柄の抽選、普通図柄の抽選、第1図柄表示装置37における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示の設定、および、第3図柄表示装置81における表示の設定といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。そして、RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタが設けられている。ここで、図11を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、特別図柄の抽選、普通図柄の抽選、第1図柄表示装置37における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示の設定、および、第3図柄表示装置81における表示の設定などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。

0103

特別図柄の抽選や、第1図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の表示の設定には、特別図柄の抽選に使用する第1当たり乱数カウンタC1と、特別図柄の大当たり種別を選択するために使用する第1当たり種別カウンタC2と、特別図柄における外れの停止種別を選択するために使用する停止種別選択カウンタC3と、第1当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。また、普通図柄の抽選には、第2当たり乱数カウンタC4が用いられ、第2当たり乱数カウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。これら各カウンタは、更新の都度、前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。

0104

各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図21参照)の実行間隔である2ミリ秒間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図29参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに適宜格納される。RAM203には、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とからなる特別図柄保留球格納エリア203aが設けられており、これらの各エリアには、第1入球口64への入球タイミングに合わせて、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2及び停止種別選択カウンタC3の各値がそれぞれ格納される。また、RAM203には、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とからなる普通図柄保留球格納エリア203bが設けられており、これらの各エリアには、遊技球が左右何れかの普通入球口(スルーゲート)67を通過したタイミングに合わせて、第2当たり乱数カウンタC4の値が格納される。

0105

各カウンタについて詳しく説明する。第1当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(例えば、0〜399)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、0〜399の値を取り得るカウンタの場合は399)に達した後0に戻る構成となっている。特に、第1当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該第1当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。

0106

また、第1初期値乱数カウンタCINI1は、第1当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、第1当たり乱数カウンタC1が0〜399の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、0〜399の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図21参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図29参照)の残余時間内で繰り返し更新される。

0107

第1当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(本実施形態ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、遊技球が第1入球口64に入賞したタイミングでRAM203の特別図柄保留球格納エリア203aに格納される。そして、特別図柄の大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される第1当たり乱数テーブル202a(図示せず)によって設定されており、第1当たり乱数カウンタC1の値が、第1当たり乱数テーブルによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、特別図柄の大当たりと判定する。また、この第1当たり乱数テーブル202aは、特別図柄の低確率時(特別図柄の低確率状態である期間)用と、その低確率時より特別図柄の大当たりとなる確率の高い高確率時(特別図柄の高確率状態である期間)用との2種類に分けられ、それぞれに含まれる大当たりとなる乱数の個数が異なって設定されている。このように、大当たりとなる乱数の個数を異ならせることにより、特別図柄の低確率時と特別図柄の高確率時とで、大当たりとなる確率が変更される。

0108

ここで、第1当たり乱数テーブル202aについて説明する。第1当たり乱数テーブル202aは、特別図柄の抽選において、各遊技状態で当たりと判定される乱数値(判定値)が設定されたテーブルである。具体的には、特別図柄の確変状態である場合には、特別図柄の抽選において、取得した第1当たり乱数カウンタC1の値が「0〜9」のいずれであるか判別されて、「0〜9」のいずれかであれば、大当たりであると判別される。第1当たり乱数カウンタC1の取り得る値が「0〜399」の400個ある中で、大当たりとなる判定値が「0〜9」の10個なので、特別図柄の確変中に特別図柄の大当たりとなる確率は、1/40(10/400)となる。また、特別図柄の低確率状態である場合には、取得した第1当たり乱数カウンタC1の値が「0」であるか判別されて、「0」であれば大当たりであると判別される。第1当たり乱数カウンタC1の取り得る値が「0〜399」の400個ある中で、大当たりとなる判定値が「0」の1個のみなので、特別図柄の低確率状態おいてに特別図柄の大当たりとなる確率は、1/400となる。

0109

なお、本実施形態では、低確率時用の第1当たり乱数テーブルに格納されている大当たりとなる乱数値と、高確率時用の第1当たり乱数テーブルに格納されている大当たりとなる乱数値とで、重複した値とならないように、それぞれの大当たりとなる乱数値を設定している。ここで、大当たりとなる乱数値としてパチンコ機10の状況にかかわらず常に用いられる値が存在すれば、その乱数値が外部より入力されて、不正に大当たりを引き当てられやすくなるおそれがある。これに対して、本実施形態のように、状況に応じて(即ち、パチンコ機10が特別図柄の高確率状態か、特別図柄の低確率状態かに応じて)、大当たりとなる乱数値を変えることで、特別図柄の大当たりとなる乱数値が予測され難くすることができるので、不正に対する抑制を図ることができる。

0110

第1当たり種別カウンタC2は、特別図柄の大当たりとなった場合に、第1図柄表示装置37の表示態様を決定するものであり、所定の範囲(例えば、0〜99)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、0〜99の値を取り得るカウンタの場合は99)に達した後0に戻る構成となっている。第1当たり種別カウンタC2の値は、例えば、定期的に(本実施形態ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、遊技球が第1入球口64に入賞したタイミングでRAM203の特別図柄保留球格納エリア203aに格納される。

0111

ここで、特別図柄保留球格納エリア203aに格納された第1当たり乱数カウンタC1の値が、特別図柄の大当たりとなる乱数でなければ、即ち、特別図柄の外れとなる乱数であれば、第1図柄表示装置37に表示される停止図柄に対応した表示態様は、特別図柄の外れ時のものとなる。

0112

一方で、特別図柄保留球格納エリア203aに格納された第1当たり乱数カウンタC1の値が、特別図柄の大当たりとなる乱数であれば、第1図柄表示装置37に表示される停止図柄に対応した表示態様は、特別図柄の大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の具体的な表示態様は、同じ特別図柄保留球格納エリア203aに格納されている第1当たり種別カウンタC2の値が示す表示態様となる。

0113

また、本実施形態のパチンコ機10における第1当たり種別カウンタC2の値は、0〜99の範囲のループカウンタとして構成されている。そして、図9(b)を参照して上述したように、この第1当たり種別カウンタC2において、乱数値が「0〜49」であった場合の大当たり種別は「大当たりA」となる(図9(b)の202b1参照)。また、値が「50〜99」であった場合の大当たり種別は「大当たりB」となる(図9(c)の202b2参照)。このように、本第1実施形態のパチンコ機10は、第1当たり種別カウンタC2が示す乱数の値によって、2種類の当たり種別(大当たりA、大当たりB)が決定されるように構成されている。

0114

停止種別選択カウンタC3は、例えば0〜99の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり99)に達した後0に戻る構成となっている。本実施形態では、停止種別選択カウンタC3によって、第3図柄表示装置81で表示される外れ時の停止種別が選択され、リーチが発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ」(例えば98,99)と、同じくリーチ発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外れ以外リーチ」(例えば90〜97の範囲)と、リーチ発生しない「完全外れ」(例えば0〜89の範囲)との3つの停止(演出)パターンが選択される。停止種別選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(本実施形態ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、遊技球が第1入球口64に入賞したタイミングでRAM203の特別図柄保留球格納エリア203aに格納される。

0115

なお、停止種別選択カウンタC3の値(乱数値)から、特別図柄の停止種別を決定するための乱数値は、停止種別選択テーブル(図示せず)により設定されており、このテーブルは、主制御装置110のROM202内に設けられている。また、本実施形態ではこのテーブルを、特別図柄の高確率時用と、特別図柄の低確率時用とに分けており、テーブルに応じて、外れの停止種別ごとに設定される乱数値の範囲を変えている。これは、パチンコ機10が特別図柄の高確率状態であるか、特別図柄の低確率状態であるか等に応じて、停止種別の選択比率を変更するためである。

0116

例えば、高確率状態では、大当たりが発生し易いため必要以上にリーチ演出が選択されないように、「完全外れ」の停止種別に対応した乱数値の範囲が0〜89と広い高確率時用のテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され易くなる。このテーブルは、「前後外れリーチ」が98,99と狭くなると共に「前後外れ以外リーチ」も90〜97と狭くなり、「前後外れリーチ」や「前後外れ以外リーチ」が選択され難くなる。また、低確率状態であれば、第1入球口64への遊技球の入球時間を確保するために「完全外れ」の停止種別に対応した乱数値の範囲が0〜79と狭い低確率時用のテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され難くなる。

0117

この停止種別選択テーブルは、「前後外れ以外リーチ」の停止種別に対応した乱数値の範囲が80〜97と広くなり、「前後外れ以外リーチ」が選択され易くなっている。よって、低確率状態では、演出時間の長いリーチ表示を多く行うことできるので、第1入球口64への遊技球の入球時間を確保でき、第3図柄表示装置81による変動表示が継続して行われ易くなる。なお、後者のテーブルにおいても、「前後外れリーチ」の停止種別に対応した乱数値の範囲は98,99に設定される。

0118

変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり198)に達した後0に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1によって、いわゆるノーマルリーチ、スーパーリーチ等の大まかな表示態様が決定される。表示態様の決定は、具体的には、図柄変動の変動時間の決定である。変動種別カウンタCS1により決定された変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114により第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様が決定される。変動種別カウンタCS1の値は、後述するメイン処理(図29参照)が1回実行される毎に1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。なお、変動種別カウンタCS1の値(乱数値)から、図柄変動の変動時間を一つ決定する乱数値を格納した変動パターン選択テーブル202d(図10参照)は、上述した通り、主制御装置110のROM202内に設けられている。

0119

ここで、図10(a)〜(d)を参照して変動パターン選択テーブル202dの詳細について説明する。この変動パターン選択テーブル202dは、図10(a)に示すように、大当たり用変動パターンテーブル202d1(図10(b)参照)と、外れ用(通常)変動パターンテーブル202d2(図10(c)参照)と、外れ用(確変)変動パターンテーブル202d3(図10(d)参照)とが少なくとも設定されている。

0120

まず、図10(b)を参照して、大当たり用変動パターンテーブル202d1について説明する。図10(b)は、この大当たり用変動パターンテーブル202d1の内容を模式的に示した模式図である。大当たり用変動パターンテーブル202d1は、特別図柄の抽選結果が大当たりである場合に、選択される変動パターンの種別(変動時間)が規定されたデータテーブルである。大当たりの変動パターンとしては、ノーマルリーチ各種(30秒)、スーパーリーチ各種(60秒)、スペシャルリーチ(90秒)がそれぞれ規定されている。大当たり用変動パターンテーブル202d1には、変動種別カウンタCS1の値毎に、各変動パターンが対応付けられている。

0121

具体的には、変動種別カウンタCS1の値の判定値として「0〜50」の範囲にはノーマルリーチ各種(30秒)の変動パターンが対応付けられ、「51〜179」の範囲にはスーパーリーチ各種(60秒)の変動パターンが対応付けられ、「180〜198」の範囲にはスペシャルリーチ各種(90秒)の変動パターンが対応付けられている。主制御装置110のMPU201は、特別図柄の抽選結果が大当たりとなる場合の変動パターンを選択する場合に、取得している変動種別カウンタCS1の値に対応する判定値が設定されている変動パターンを大当たり用変動パターンテーブル202d1より選択する。

0122

図10(c)は、外れ用(通常)変動パターンテーブル202d2の内容を模式的に示した模式図である。外れ用(通常)変動パターンテーブル202d2は、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の抽選結果が外れであった場合に選択される変動パターンの種別(変動時間)が規定されたデータテーブルである。特別図柄の抽選結果が外れである場合には、上述したように、図示しない停止種別選択テーブルより停止種別が完全外れ(非リーチ)であるか、リーチ外れ(リーチ共通)であるかが停止種別選択カウンタC3の値によって決定される。具体的には、例えば、特別図柄の低確率状態において停止種別選択カウンタC3の値が「0〜79」の範囲にあれば完全外れを設定し、「80〜99」の範囲にあれば外れリーチ(前後外れリーチ、前後外れ以外リーチ)を設定する。

0123

ここで、変動パターン種別が、完全外れである場合には、変動時間が比較的短い短外れ(7秒)と、変動時間が比較的長い長外れ(10秒)のいずれかが設定される。短外れ(7秒)に対しては、「0〜98」が、長外れ(10秒)に対しては、「99〜198」が変動種別カウンタCS1の判定値として設定されている。

0124

また、外れリーチに対しては、変動種別カウンタCS1の判定値が「0〜149」の範囲には外れのノーマルリーチ各種(30秒)が、「150〜197」の範囲には外れのスーパーリーチ各種(60秒)が、「198」には外れのスペシャルリーチ各種(90秒)がそれぞれ設定されている。

0125

このように、主制御装置110のMPU201は、通常遊技状態時に特別図柄の抽選結果が外れである場合には、停止種別が決定され、外れ用(通常)変動パターンテーブル202d2より取得している変動種別カウンタCS1の値に基づいて、外れ用(通常)変動パターンテーブル202d2より変動パターンを選択する。

0126

図10(d)は、外れ用(確変)変動パターンテーブル202d3の内容を模式的に示した模式図である。この外れ用(確変)変動パターンテーブル202d3は、特別図柄の確変状態において、特別図柄の抽選が外れとなった場合に選択される変動パターンの種別(変動時間)が規定されたデータテーブルである。この外れ用(確変)変動パターンテーブル202d3では、設定されている変動種別カウンタCS1の値が、上述した外れ用(通常)変動パターンテーブル202d2とは異なっている。

0127

なお、上述したように、遊技状態が確変遊技状態である場合には、図示しない停止種別選択テーブルにより停止種別選択カウンタC3の値が「0〜89」の範囲にあれば、完全外れが決定され、「90〜99」の範囲にあれば外れリーチ(前後外れリーチ、前後外れ以外リーチ)が決定される。

0128

このように、通常遊技状態よりも確変遊技状態である場合には、外れである場合にリーチとなる確率が低く設定されている。よって、確変時に外れの変動時間が長くなってしまい、大当たりとなるまでの期間が長くなってしまうことを抑制できる。よって、大当たりし易い確変遊技状態時に遊技が間延びしてしまい、遊技者が退屈に感じる不具合を抑制できる。

0129

図11に戻って説明を続ける。第2当たり乱数カウンタC4は、例えば0〜239の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり239)に達した後0に戻るループカウンタとして構成されている。また、第2当たり乱数カウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該第2当たり乱数カウンタC4の初期値として読み込まれる。第2当たり乱数カウンタC4の値は、本実施形態ではタイマ割込処理毎に、例えば定期的に更新され、遊技球が左右何れかの普通入球口(スルーゲート)67を通過したことが検知された時に取得され、RAM203の普通図柄保留球格納エリア203bに格納される。

0130

そして、普通図柄の当たりとなる乱数の値は、主制御装置のROM202に格納される第2当たり乱数テーブル202c(図9(c)参照)によって設定されており、第2当たり乱数カウンタC4の値が、第2当たり乱数テーブルによって設定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、普通図柄の当たりと判定する。また、この第2当たり乱数テーブルは、普通図柄の低確率時(普通図柄の通常状態である期間)用と、その低確率時より普通図柄の当たりとなる確率の高い高確率時(普通図柄の時短状態である期間)用との2種類に分けられ、それぞれに含まれる大当たりとなる乱数の個数が異なって設定されている。このように、当たりとなる乱数の個数を異ならせることにより、普通図柄の低確率時と普通図柄の高確率時とで、当たりとなる確率が変更される。

0131

図9(c)を参照して上述した通り、普通図柄の低確率時に、普通図柄の当たりとなる乱数値は24個あり、その範囲は「5〜28」となっている(図9(c)の202c1参照)。これら乱数値は、低確率時用の第2当たり乱数テーブルに格納されている。このように普通図柄の低確率時には、乱数値の総数が240ある中で、大当たりとなる乱数値の総数が24なので、特別図柄の大当たりとなる確率は、「1/10」となる。

0132

パチンコ機10が普通図柄の低確率時である場合に、遊技球が普通入球口67を通過すると、第2当たり乱数カウンタC4の値が取得されると共に、第2図柄表示装置83において普通図柄の変動表示が30秒間実行される。そして、取得された第2当たり乱数カウンタC4の値が「5〜28」の範囲であれば当選と判定されて、第2図柄表示装置83における変動表示が終了した後に、停止図柄(第2図柄)として「○」の図柄が点灯表示されると共に、第1入球口64が「0.2秒間×1回」だけ開放される。なお、本実施形態では、パチンコ機10が普通図柄の低確率時である場合に、普通図柄の当たりとなったら第1入球口64が「0.2秒間×1回」だけ開放されるが、開放時間や回数は任意に設定すれば良い。例えば、「0.5秒間×2回」に設定しても良い。

0133

一方で、普通図柄の高確率時に、普通図柄の大当たりとなる乱数値は200個あり、その範囲は「5〜204」となっている(図9(c)の202c2参照)。これらの乱数値は、高確率時用の第2当たり乱数テーブルに格納されている。このように特別図柄の低確率時には、乱数値の総数が240ある中で、大当たりとなる乱数値の総数が200なので、特別図柄の大当たりとなる確率は、「1/1.2」となる。

0134

パチンコ機10が普通図柄の高確率時である場合に、遊技球が普通入球口67を通過すると、第2当たり乱数カウンタC4の値が取得されると共に、第2図柄表示装置83において普通図柄の変動表示が3秒間実行される。そして、取得された第2当たり乱数カウンタC4の値が「5〜204」の範囲であれば当選と判定されて、第2図柄表示装置83における変動表示が終了した後に、停止図柄(第2図柄)として「○」の図柄が点灯表示されると共に、第1入球口64が「1秒間×2回」開放される。このように、普通図柄の高確率時には、普通図柄の低確率時と比較して、変動表示の時間が「30秒→3秒」と非常に短くなり、更に、第1入球口64の開放期間が「0.2秒×1回→1秒間×2回」と非常に長くなるので、第1入球口64へ遊技球が入球し易い状態となる。なお、本実施形態では、パチンコ機10が普通図柄の高確率時である場合に、普通図柄の当たりとなったら第1入球口64が「1秒間×2回」だけ開放されるが、開放時間や回数は任意に設定すれば良い。例えば、「3秒間×3回」開放しても良い。

0135

第2初期値乱数カウンタCINI2は、第2当たり乱数カウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=0〜239)、タイマ割込処理(図21参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図29参照)の残余時間内で繰り返し更新される。

0136

このように、RAM203には種々のカウンタ等が設けられており、主制御装置110では、このカウンタ等の値に応じて大当たり抽選や第1図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行することができる。

0137

図8戻り、説明を続ける。RAM203は、図11に図示した各種カウンタのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。

0138

なお、RAM203は、パチンコ機10の電源遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。

0139

停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図29参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図28参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図27参照)が即座に実行される。

0140

また、RAM203は、図8に示すように、特別図柄保留球格納エリア203aと、普通図柄保留球格納エリア203bと、特別図柄保留球数カウンタ203cと、普通図柄保留球数カウンタ203dと、確変フラグ203eと、時短中カウンタ203fとを少なくとも有している。

0141

特別図柄保留球格納エリア203aは、1つの実行エリアと、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)とを有しており、これらの各エリアには、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、及び停止種別選択カウンタC3の各値がそれぞれ格納される。

0142

より具体的には、遊技球が第1入球口64へ入賞(始動入賞)したタイミングで、各カウンタC1〜C3の各値が取得され、その取得されたデータが、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1〜第4)の小さいエリアから順番に記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い入賞に対応するデータが記憶され、保留第1エリアには、時間的に最も古い入賞に対応するデータが記憶される。なお、4つの保留エリアの全てにデータが記憶されている場合には、新たに何も記憶されない。

0143

その後、主制御装置110において、特別図柄の抽選が行われる場合には、特別図柄保留球格納エリア203aの保留第1エリアに記憶されている各カウンタC1〜C3の各値が、実行エリアへシフトされ(移動させられ)、その実行エリアに記憶された各カウンタC1〜C3の各値に基づいて、特別図柄の抽選などの判定が行われる。

0144

なお、保留第1エリアから実行エリアへデータをシフトすると、保留第1エリアが空き状態となる。そこで、他の保留エリア(保留第2エリア〜保留第4エリア)に記憶されている入賞のデータを、エリア番号の1小さい保留エリア(保留第1エリア〜保留第3エリア)に詰めるシフト処理が行われる。本実施形態では、特別図柄保留球格納エリア203aにおいて、入賞のデータが記憶されている保留エリア(第2保留エリア〜第4保留エリア)についてのみデータのシフトが行われる。

0145

本パチンコ機10では、遊技球が第1入球口64へ入賞(始動入賞)し、その始動入賞に応じて各カウンタC1〜C3の各値が取得されると直ちに、本来の特別図柄の大当たり抽選とは別に、その取得された各カウンタC1〜C3の各値から、本来の抽選が行われた場合に得られる各種情報が予測(推定)される。このように、本来の特別図柄の抽選が行われる前に、始動入賞に対応するデータ(各カウンタC1〜C3の各値)に基づいて、本来の抽選が行われた場合に得られる各種情報を予測することを、以後、特別図柄の抽選結果を先読みすると記載する。なお、各種情報としては、当否、停止種別、変動パターンなどが該当する。

0146

そして、先読みが終了すると、先読みにより得られた各種情報(当否、停止種別、変動パターン)を含む入賞情報コマンドが音声ランプ制御装置113へ送信される。入賞情報コマンドが音声ランプ制御装置113によって受信されると、音声ランプ制御装置113は、入賞情報コマンドから、当否、停止種別、および変動パターンを抽出し、それらを入賞情報としてRAM223の入賞情報格納エリア223aに格納する。また、予告抽選禁止状態でなければ、入賞情報コマンドにより通知された各種情報に基づいて、連続予告演出の実行可否を判定する。

0147

普通図柄保留球格納エリア203bは、特別図柄保留球格納エリア203aと同様に、1つの実行エリアと、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)とを有している。これらの各エリアには、第2当たり乱数カウンタC4が格納される。

0148

より具体的には、遊技球が左右何れかの普通入球口67を通過したタイミングで、カウンタC4の値が取得され、その取得されたデータが、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1〜第4)の小さいエリアから順番に記憶される。つまり、特別図柄保留球格納エリア203aと同様に、入賞した順序が保持されつつ、入賞に対応するデータが格納される。なお、4つの保留エリアの全てにデータが記憶されている場合には、新たに何も記憶されない。

0149

その後、主制御装置110において、普通図柄の当たりの抽選が行われる場合には、普通図柄保留球格納エリア203bの保留第1エリアに記憶されているカウンタC4の値が、実行エリアへシフトされ(移動させられ)、その実行エリアに記憶されたカウンタC4の値に基づいて、普通図柄の当たりの抽選などの判定が行われる。

0150

なお、保留第1エリアから実行エリアへデータをシフトすると、保留第1エリアが空き状態となるので、特別図柄保留球格納エリア203aの場合と同様に、他の保留エリアに記憶されている入賞のデータを、エリア番号の1小さい保留エリアに詰めるシフト処理が行われる。また、データのシフトも、入賞のデータが記憶されている保留エリアについてのみ行われる。

0151

特別図柄保留球数カウンタ203cは、第1入球口64への入球(始動入賞)に基づいて第1図柄表示装置37で行われる特別図柄(第1図柄)の変動表示(第3図柄表示装置81で行われる変動表示)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。この特別図柄保留球数カウンタ203cは、初期値がゼロに設定されており、第1入球口64へ遊技球が入球して変動表示の保留球数が増加する毎に、最大値4まで1加算される(図24のS404参照)。一方、特別図柄保留球数カウンタ203cは、新たに特別図柄の変動表示が実行される毎に、1減算される(図22のS205参照)。

0152

この特別図柄保留球数カウンタ203cの値(特別図柄における変動表示の保留回数N)は、保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図22のS206、図24のS405参照)。保留球数コマンドは、特別図柄保留球数カウンタ203cの値が変更される度に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。

0153

音声ランプ制御装置113は、特別図柄保留球数カウンタ203cの値が変更される度に、主制御装置110より送信される保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された変動表示の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113の特別図柄保留球数カウンタ223bによって管理される変動表示の保留球数が、ノイズ等の影響によって、主制御装置110に保留された実際の変動表示の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。

0154

なお、音声ランプ制御装置113は、保留球数コマンドに基づいて保留球数を管理し、保留球数が変化する度に表示制御装置114に対して、保留球数を通知するための表示用保留球数コマンドを送信する。表示制御装置114は、この表示用保留球数コマンドによって通知された保留球数を基に、第3図柄表示装置81の副表示領域Dsに保留球数図柄を表示する。

0155

普通図柄保留球数カウンタ203dは、普通入球口67における遊技球の通過に基づいて第2図柄表示装置83で行われる普通図柄(第2図柄)の変動表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。この普通図柄保留球数カウンタ203dは、初期値がゼロに設定されており、遊技球が普通入球口67を通過して変動表示の保留球数が増加する毎に、最大値4まで1加算される(図26のS604参照)。一方、普通図柄保留球数カウンタ203dは、新たに普通図柄(第2図柄)の変動表示が実行される毎に、1減算される(図25のS505参照)。

0156

遊技球が左右何れかの普通入球口67を通過した場合に、この普通図柄保留球数カウンタ203dの値(普通図柄における変動表示の保留回数M)が4未満であれば、第2当たり乱数カウンタC4の値が取得され、その取得されたデータが、普通図柄保留球格納エリア203bに記憶される(図26のS605)。一方、遊技球が左右何れかの普通入球口67を通過した場合に、この普通図柄保留球数カウンタ203dの値が4であれば、普通図柄保留球格納エリア203bには新たに何も記憶されない(図26のS603:No)。

0157

確変フラグ203eは、パチンコ機10が特別図柄の確変状態(特別図柄の高確率状態)であるか否かを示すフラグであり、確変フラグ203eの値が1以上であれば、パチンコ機10が特別図柄の確変状態であることを示し、確変フラグ203eの値が0であれば、パチンコ機10が特別図柄の通常状態(特別図柄の低確率状態)であることを示す。この確変フラグ203eは、初期状態がオフに設定されており、特別図柄の大当たりAの終了時にオンに設定される(図30のS1014参照)。一方、特別図柄の抽選において大当たりとなった場合には、その大当たりの開始を設定する際にオフに設定される(図22のS213参照)。

0158

MPU201によって特別図柄変動開始処理(図23参照)が実行されると、特別図柄の抽選が行われる。特別図柄変動開始処理では、確変フラグ203eが参照され、その状態がオンであれば、高確率時用の第1当たり乱数テーブルに基づいて、特別図柄の抽選が行われる一方、確変フラグ203eの状態がオフであれば、低確率時用の第1当たり乱数テーブルに基づいて、特別図柄の抽選が行われる(図23のS303,S304参照)。

0159

時短中カウンタ203fは、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であるか否かを示すカウンタであり、時短中カウンタ203fの値が1以上であれば、パチンコ機10が普通図柄の時短状態であることを示し、時短中カウンタ203fの値が0であれば、パチンコ機10が普通図柄の通常状態であることを示す。この時短中カウンタ203fは、初期値がゼロに設定されており、主制御装置110において特別図柄の抽選が行われ、大当たりBとなる度に、その大当たりBの終了時に値が100にセットされる(図30のS1013参照)。また、大当たり種別に関わらず、特別図柄の抽選により大当たりとなった場合は、その大当たりの開始を設定する中で値が0に設定される。

0160

普通図柄の当たりの抽選が行われる場合には、時短中カウンタ203fの値、および確変フラグ203eの状態が参照され、時短中カウンタ203fの値が1以上であるか、確変フラグ203eの状態がオンであれば、普通図柄の時短中と判別される。この場合、高確率時用の第2当たり乱数テーブルに基づいて、普通図柄の抽選が行われる(図25のS509参照)。一方、時短中カウンタ203fの値が0であり、且つ、確変フラグ203eの状態がオフであれば、普通図柄の通常状態と判別されて、低確率時用の第2当たり乱数テーブルに基づいて、普通図柄の抽選が行われる(図25のS510参照)。

0161

主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置83、第2図柄保留ランプ84、特定入賞口65aの開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物64aを駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209が接続され、MPU201は、入出力ポート205を介してこれらに対し各種コマンドや制御信号を送信する。

0162

また、入出力ポート205には、図示しないスイッチ群センサ群などからなる各種スイッチ208や、電源装置115に設けられた後述のRAM消去スイッチ回路253が接続され、MPU201は各種スイッチ208から出力される信号や、RAM消去スイッチ回路253より出力されるRAM消去信号SG2に基づいて各種処理を実行する。

0163

払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。

0164

払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理が即座に実行される。

0165

払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。

0166

発射制御装置112は、主制御装置110により遊技球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた遊技球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、遊技球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで遊技球が発射される。

0167

音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29〜33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出(変動表示)や連続予告演出といった表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御するものである。演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。

0168

音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。

0169

音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示されるステージを変更したり、スーパーリーチ時の演出内容を変更したりするように、音声出力装置226、ランプ表示装置227を制御し、また、表示制御装置114へ指示する。ステージが変更される場合は、変更後のステージに応じた背面画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、変更後のステージに関する情報を含めた背面画像変更コマンドを表示制御装置114へ送信する。ここで、背面画像とは、第3図柄表示装置81に表示させる主要な画像である第3図柄の背面側に表示される画像のことである。

0170

音声ランプ制御装置113は、主制御装置110からのコマンドや、音声ランプ制御装置113に接続された各種装置等の状況に応じてエラーを判定し、そのエラーの種別を含めてエラーコマンドを表示制御装置114へ送信する。表示制御装置114では、受信したエラーコマンドによって示されるエラー種別(例えば、振動エラー)に応じたエラーメッセージ画像を第3図柄表示装置81に遅滞無く表示させる制御が行われる。

0171

ここで、図12から図13を参照して、音声ランプ制御装置113のMPU221が有するROM222、及びRAM223の詳細について説明する。まず、図12(a)は、ROM222の構成を示したブロック図である。図12(a)に示した通り、ROM222には、変動パターン選択テーブル222aと、予告選択テーブル222bとが少なくとも設けられている。

0172

変動パターンテーブル222aは、主制御装置110において変動パターン選択テーブル202dを参照して選択された変動演出の大まかな表示態様(変動時間)に基づき、変動演出の詳細な表示態様を特定するために用いられる。より具体的には、主制御装置110により選択された表示態様を通知するための変動パターンコマンドを受信した場合に、変動表示設定処理(図36参照)の中の1処理である予告演出設定処理(図37参照)において、変動パターンテーブル222aに規定されている変動パターンの中から1の変動パターン(変動演出の詳細な表示態様)を決定(特定)する(図37のS4603,S4605参照)。この変動パターンテーブル222aに規定された変動パターンには、予告演出の有無、および予告演出の種別も含んだ情報が規定されている。

0173

予告選択テーブル222bは、連続予告演出の実行可否を判定する際に参照されるデータテーブルである。この予告選択テーブル222bの詳細について、図13を参照して説明する。図13は、この予告選択テーブル222bの規定内容を示した図である。

0174

図13に示した通り、予告選択テーブル222bは、予告演出A〜Cのそれぞれが決定される乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲を、変動種別毎に規定したデータテーブルである。連続予告演出の実行可否を判定する際は、演出抽選カウンタ223fの値が、各予告演出に対応付けられている乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲の何れかに属している場合に、当該範囲に対応付けられている演出種別の連続予告演出の実行が決定される。一方、演出抽選カウンタ223fの値が、予告選択テーブル222bに規定されている何れの乱数値の範囲にも属していない場合には、連続予告演出を実行しないことが決定される。

0175

この予告選択テーブル222bには、変動種別としてスペシャルリーチ当たり、スーパーリーチ当たり、ノーマルリーチ当たり、スペシャルリーチ外れ、スーパ−リーチ外れ、ノーマルリーチ外れの6種類が規定されている。その他の変動種別(長外れ、短外れ)については、規定されていないため、連続予告演出の実行可否の対象外となる。連続予告演出が実行され得る対象を、リーチ状態が発生する変動種別に限ることにより、連続予告演出が開始された時点で、少なくともリーチ状態に発展することが保証される。よって、遊技者に対して大当たりに対する期待感を抱かせることができる。

0176

図13に示した通り、変動種別がスペシャルリーチ当たりの場合は、「0〜9」の10個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出A」が対応付けて規定され、「10〜44」の35個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出B」が対応付けて規定され、「45〜59」の15個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出C」が対応付けて規定されている(図13の222b1参照)。演出抽選カウンタ223fは、「0〜99」の100個の値の範囲で更新されるので、変動種別がスペシャルリーチ当たりの場合に、「予告演出A」が決定される割合は10%(10/100)であり、「予告演出B」が決定される割合は35%(35/100)であり、「予告演出C」が決定される割合は15%(15/100)である。また、連続予告演出が決定されない割合は40%(40/100)である。

0177

また、図13に示した通り、変動種別がスーパーリーチ当たりの場合は、「0〜9」の10個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出A」が対応付けて規定され、「10〜39」の30個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出B」が対応付けて規定され、「40〜49」の10個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出C」が対応付けて規定されている(図13の222b2参照)。よって、変動種別がスーパーリーチ当たりの場合に、「予告演出A」が決定される割合は10%(10/100)であり、「予告演出B」が決定される割合は30%(30/100)であり、「予告演出C」が決定される割合は10%(10/100)である。また、連続予告演出が決定されない割合は50%(50/100)である。即ち、スペシャルリーチ当たりの場合よりも、連続予告演出が決定される割合が低くなる。また、連続予告演出の実行される場合において、予告演出Aが決定される割合がスペシャルリーチ当たりよりも高くなる一方で、予告演出Cが決定される割合が低くなる。

0178

また、図13に示した通り、変動種別がノーマルリーチ当たりの場合は、「0〜9」の10個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出A」が対応付けて規定され、「10〜24」の15個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出B」が対応付けて規定され、「25〜29」の5個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出C」が対応付けて規定されている(図13の222b3参照)。よって、変動種別がノーマルリーチ当たりの場合に、「予告演出A」が決定される割合は10%(10/100)であり、「予告演出B」が決定される割合は15%(15/100)であり、「予告演出C」が決定される割合は5%(5/100)である。また、連続予告演出が決定されない割合は70%(70/100)である。即ち、スペシャルリーチ当たりや、スーパーリーチ当たりの場合よりも、連続予告演出が決定される割合が低くなる。また、連続予告演出の実行される場合において、予告演出Aが決定される割合がスペシャルリーチ当たりやスーパーリーチ当たりよりも高くなる一方で、予告演出Cが決定される割合が低くなる。

0179

また、図13に示した通り、変動種別がスペシャルリーチ外れの場合は、「0〜9」の10個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出A」が対応付けて規定され、「10〜17」の8個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出B」が対応付けて規定され、「18,19」の2個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出C」が対応付けて規定されている(図13の222b4参照)。よって、変動種別がスペシャルリーチ外れの場合に、「予告演出A」が決定される割合は10%(10/100)であり、「予告演出B」が決定される割合は8%(8/100)であり、「予告演出C」が決定される割合は2%(2/100)である。また、連続予告演出が決定されない割合は80%(80/100)である。即ち、スペシャルリーチ当たり、スーパーリーチ当たり、およびノーマルリーチ当たりの場合よりも、連続予告演出が決定される割合が低くなる。また、連続予告演出の実行される場合において、予告演出Aが決定される割合がスペシャルリーチ当たり、スーパーリーチ当たり、ノーマルリーチ当たりよりも高くなる一方で、予告演出B,Cが決定される割合が低くなる。

0180

また、図13に示した通り、変動種別がスーパーリーチ外れの場合は、「0〜8」の9個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出A」が対応付けて規定され、1個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)「9」に対して「予告演出B」が対応付けて規定されている(図13の222b5参照)。よって、変動種別がスーパーリーチ外れの場合に、「予告演出A」が決定される割合は9%(9/100)であり、「予告演出B」が決定される割合は1%(1/100)である一方、「予告演出C」が決定される可能性はない。また、連続予告演出が決定されない割合は90%(90/100)である。即ち、スペシャルリーチ当たり、スーパーリーチ当たり、ノーマルリーチ当たり、およびスペシャルリーチ外れの場合よりも、連続予告演出が決定される割合が低くなる。また、連続予告演出の実行される場合において、予告演出Aが決定される割合がスペシャルリーチ当たり、スーパーリーチ当たり、ノーマルリーチ当たり、およびスペシャルリーチ外れよりも高くなる一方で、予告演出Bが決定される割合が低くなる。また、予告演出Cは決定される可能性が0となる。

0181

また、図13に示した通り、変動種別がノーマルリーチ外れの場合は、「0〜4」の5個の乱数値(演出抽選カウンタ223fの値)の範囲に対して「予告演出A」が対応付けて規定されている(図13の222b6参照)。よって、変動種別がスペシャルリーチ外れの場合に、「予告演出A」が決定される割合は5%(5/100)である一方、予告演出B,Cが決定される可能性はない。また、連続予告演出が決定されない割合は95%(95/100)である。即ち、連続予告演出の実行可否の判定対象となる他の変動種別よりも、連続予告演出が決定される割合が低くなる。また、連続予告演出の実行される場合において、予告演出Aが決定される割合が他の変動種別よりも高くなる一方で、予告演出B,Cが決定される可能性が0となる。

0182

このように、本第1実施形態では、大当たりとなる場合の方が、外れの場合よりも連続予告演出を決定する割合が高くなるように構成している。また、期待度が高い(変動時間が長い)変動種別の方が、期待度が低い(変動時間が短い)変動種別よりも連続予告演出を決定する割合が高くなるように構成している。これにより、連続予告演出の実行が開始された時点で、遊技者の大当たりに対する期待感を向上させることができる。

0183

また、本第1実施形態では、期待度が高い変動種別の方が、期待度が低い変動種別よりも、予告演出Aが決定される割合が低くなる一方で、予告演出Cが決定される割合が高くなるように構成している。このため、予告演出Cが開始された場合には、遊技者に対して大当たりとなることを強く期待させることができる一方、予告演出Aが開始された場合には、連続予告演出の最後の変動表示まで緊張感を持って演出を見守らせることができる。よって、予告演出の種別に注目して遊技を行わせることができる。

0184

また、予告演出Bは、ノーマルリーチ外れでは選択(決定)されない構成としているので、予告演出Bが開始された時点で、スーパーリーチ以上(スーパーリーチ外れ、スペシャルリーチ外れ)に発展するか、大当たりとなることが確定する。よって、遊技者に対して大当たりに対する期待感を抱かせることができる。更に、予告演出Cは、ノーマルリーチ外れ、およびスーパーリーチ外れでは選択(決定)されない構成としているので、予告演出Cが開始された時点で、スペシャルリーチに発展するか、大当たりとなることが確定する。よって、予告演出Cが開始された場合には、遊技者に対して大当たりとなることに対するより強い期待感を抱かせることができる。

0185

次に、図12(b)を参照して、音声ランプ制御装置113のMPU221が有するRAM223の詳細について説明する。図12(b)は、RAM223の規定内容を示したブロック図である。

0186

図12(b)に示した通り、音声ランプ制御装置113のRAM223には、入賞情報格納エリア223aと、特別図柄保留球数カウンタ223bと、変動開始フラグ223cと、停止種別選択フラグ223dと、変動時間カウンタ223eと、演出抽選カウンタ223fと、遊技状態格納エリア223gと、予告演出禁止フラグ223hと、予告回数カウンタ223iと、予告禁止解除フラグ223jと、予告種別フラグ223kと、その他メモリエリア223zとが少なくとも設けられている。

0187

入賞情報格納エリア223aは、1つの実行エリアと、4つのエリア(第1エリア〜第4エリア)とを有しており、これらの各エリアには、入賞情報がそれぞれ格納される。本パチンコ機10では、主制御装置110において始動入賞を検出した場合に、その始動入賞に応じて取得された第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2及び停止種別選択カウンタC3の各値から、その始動入賞に対応する特別図柄の抽選が行われた場合に得られる各種情報(当否、停止種別、変動パターン)が主制御装置110において予測(推定)され、その予測された各種情報が、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ入賞情報コマンドによって通知される。

0188

音声ランプ制御装置113では、入賞情報コマンドが受信されると、その入賞情報コマンドにより通知された各種情報(当否、停止種別、変動パターン)が入賞情報として抽出されて、その入賞情報が、入賞情報格納エリア223aに記憶される。より具体的には、抽出された入賞情報が、4つのエリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1〜第4)の小さいエリアから順番に記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い入賞に対応するデータが記憶され、第1エリアには、時間的に最も古い入賞に対応するデータが記憶される。言い換えれば、入賞情報格納エリア223aの保留第1エリア〜保留第4エリアは、それぞれ、主制御装置110の特別図柄保留球格納エリア203aにおける保留第1エリア〜第4エリアに格納されている各カウンタ値に基づく抽選結果に対応したデータが格納される。

0189

また、音声ランプ制御装置113では、入賞情報コマンドにより新たな始動入賞に基づく各種情報が通知された場合に、当該各種情報に基づいて連続予告演出を実行するか否か判別する。即ち、通知された各種情報と、演出抽選カウンタ223fの値とから、上述した予告選択テーブル222bを参照して連続予告演出を実行するか否か、および連続予告演出の演出種別を決定する。連続予告演出を実行することにより、複数回の変動表示に渡って大当たりに対する期待感を持続的に抱かせることができるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。

0190

更に、上述した通り、本第1実施形態では、連続予告演出の実行が決定されると、連続予告演出の実行可否の判定を禁止する予告抽選禁止状態が設定される。そして、予告抽選禁止状態が終了すると、入賞情報格納エリア223aの全てのエリアに格納された情報に基づいて、連続予告演出の実行可否を判定する。また、連続予告演出を実行する場合には、どの保留球までに渡って連続予告演出を継続させるかについても判別を実行する。この、予告抽選禁止状態が終了したことに基づいて実行される、連続予告演出の実行可否の判定方法について、図14を参照して詳細に説明する。

0191

図14は、予告抽選禁止状態が終了(解除)された場合に、入賞情報格納エリア223aの各エリアの情報を参照して実行される制御処理の一部を説明するための図である。図14の横長略長方形形状の破線内に示した通り、入賞情報格納エリア223aの各エリアは、それぞれ1バイト(8ビット)のデータを格納可能に構成されている。1バイトデータの各ビットには、図14に示した通り、変動種別が対応付けられており、オンのビットが当該エリアに格納された入賞情報の変動種別を示している。より具体的には、図14に示した通り、上位ビットから順に、「スペシャルリーチ当たり」、「スーパーリーチ当たり」、「ノーマルリーチ当たり」、「スペシャルリーチ外れ」、「スーパーリーチ外れ」、「ノーマルリーチ外れ」、「長外れ」、「短外れ」がそれぞれ対応付けられている。図14に示した例では、保留第1エリアの2ビット目が1(オン)で、その他のビットがオフであるので、2ビット目に対応付けられている「長外れ」が、保留第1エリアに格納されているデータが示す抽選結果(変動種別)となる。同様に、入賞情報格納エリア223aの保留第2エリアは、「スペシャルリーチ外れ」が対応付けられている5ビット目が1(オン)に設定されているので、保留第2エリアのデータが示す抽選結果(変動種別)は「スペシャルリーチ外れ」である。以下同様に、保留第2エリアのデータが示す抽選結果(変動種別)は、「短外れ」であり、保留第3エリアのデータが示す抽選結果(変動種別)は「スーパーリーチ当たり」である。なお、実行エリアのデータについては本制御に用いられないため、図示については省略している。

0192

予告抽選禁止状態が解除されると、図14に示した通り、各保留エリアのうち、保留第1エリアを除く各保留エリアの上位6ビットの論理和を算出する。論理和とは、複数のデータのうち、少なくとも1のデータが真(1)であれば、真(1)となり、複数のデータの全てが(0)であれば偽(0)となる論理演算である。図14の例では、上位6ビットの論理和として「010100」というデータが生成(演算)される。なお、保留第1エリアを除外しているのは、本第1実施形態における連続予告演出が、少なくとも2回の変動表示に渡って実行する構成としているからである。言い換えれば、保留第1エリアを連続予告演出の実行可否の判定の対象としてしまうと、保留第1エリアのデータに基づく1の変動表示のみに対して連続予告演出が設定されてしまう場合が生じてしまうので、これを防止(抑制)する趣旨である。

0193

本第1実施形態では、生成した論理和データに基づいて、入賞情報格納エリア223aの各保留エリアに格納されているデータのうち、最も期待度(連続予告演出の実行可否の判定の優先度)が高い保留球に対応するデータが何であるかを特定する。より具体的には、論理和データは、上位ビットにいくほど期待度が高い保留球に対応するデータであることを示しているので、論理和データの中にオン(1)のビットがあるか否かを上位ビット側から判別していき、オンのビットを検出した場合に、当該ビットに対応する変動種別に基づいて、予告選択テーブル222bと演出抽選カウンタ223fの値とから連続予告演出の実行可否の抽選を実行する。そして、連続予告演出を実行すると判別した場合には、論理和データのオン(1)のビットと同一の期待度(変動種別)に対応するビットがオン(1)となっている保留エリアを検索して、論理和データと同一のビットがオンになっている保留エリアに対応する保留球まで継続する連続予告演出を設定する。

0194

このように、本第1実施形態では、予告抽選禁止状態が解除された場合に、入賞情報格納エリア223aの全ての保留エリアのデータに基づいて、論理和データを生成し、当該論理和データに基づいて連続予告演出の実行可否を判定する構成としている。このように構成することで、全ての保留エリアのデータの詳細を確認した上で、連続予告演出の実行可否を判定する場合に比較して、音声ランプ制御装置113の処理負荷を軽減することができる。より具体的には、例えば、全ての保留球が長外れ、又は短外れ(即ち、連続予告演出の実行可否の判定の対象外の抽選結果)だった場合に、本第1実施形態では、論理和データの全てのビットが0となるので、その時点で処理を終了させることができる。よって、全ての保留エリアの各ビットを1つずつ判定していく方法に比べて、処理負荷を軽減することができる。また、例えば、連続予告演出の実行可否の判定対象となる保留球が複数存在する場合でも、論理和データに基づいて判別すれば、1のデータが設定されている最上位のビットを判別するだけで、容易に保留内で最も期待度(連続予告演出の実行可否の判定の優先度)が高い変動種別を特定することができる。よって、全ての保留エリアの各ビットを判別し、連続予告演出の実行可否の判定対象となる複数の変動種別のうち、期待度が最も高い変動種別を特定するといった処理を行う必要がなくなる。よって、処理負荷を軽減することができる。

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    【課題】従来の遊技機は、遊技者にとって比較的有利な大当りと比較的不利な大当りとの複数の大当りを有していた。また、遊技演出(リーチ演出やキャラクタ演出等)として、実行態様の異なる複数の遊技演出を有し、実... 詳細

  • 株式会社ソフイアの「 遊技機」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】遊技球の球詰りの危険を低減してアウト球やセーフ球を計数できる。【解決手段】受入樋1311は、受け入れた排出球を受入枡1312に案内するように傾斜する。受入枡1312は、遊技球を2段以上に積み重... 詳細

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