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技術 コンバイン

出願人 株式会社クボタ
発明者 高比良学永田哲治井上喜博濱砂大吾加戸誠一郎石塚拓也
出願日 2018年6月26日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2018-121158
公開日 2020年1月9日 (11ヶ月経過) 公開番号 2020-000053
状態 未査定
技術分野 脱穀機要素(5)(排藁、牧草切断)
主要キーワード 水平保持機構 枢支軸芯 揺動支持体 揺動角範囲 拡散排出 中継スプロケット 連結過程 左側ベアリング
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

脱穀処理後の排ワラ切断処理する排ワラ切断装置に、駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体と、切断軸に支持される複数の受刃を有する受刃体と、駆動刃体及び受刃体を収容するケースと、が備えられているコンバインにおいて、駆動刃体に対する清掃点検などの作業を少ない人手で迅速にできるようにする。

解決手段

ケース31に、後部が開放されたケース本体31Aと、ケース本体31Aの後部を閉塞する後部カバー31Bと、が備えられている。後部カバー31Bは、駆動刃体34を後方から塞いで排ワラ切断装置10による切断処理を可能にする閉状態と、駆動刃体34を後方に開放する開状態と、に状態変更可能に構成されている。

概要

背景

上記したコンバインにおける排ワラ切断装置として、例えば特許文献1に示されるように、駆動軸としての切断軸、及び、駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体としての回転カッターと、駆動軸と平行な切断軸としての供給軸、及び、切断軸に支持されるとともに切断刃に対応する複数の受刃としての供給刃を有する受刃体としての回転供給体と、駆動刃体及び受刃体を収容するケースとしてのカッターケースと、が備えられたものがある。

概要

脱穀処理後の排ワラを切断処理する排ワラ切断装置に、駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体と、切断軸に支持される複数の受刃を有する受刃体と、駆動刃体及び受刃体を収容するケースと、が備えられているコンバインにおいて、駆動刃体に対する清掃点検などの作業を少ない人手で迅速にできるようにする。ケース31に、後部が開放されたケース本体31Aと、ケース本体31Aの後部を閉塞する後部カバー31Bと、が備えられている。後部カバー31Bは、駆動刃体34を後方から塞いで排ワラ切断装置10による切断処理を可能にする閉状態と、駆動刃体34を後方に開放する開状態と、に状態変更可能に構成されている。

目的

本発明は、駆動刃体に対する清掃や点検などの作業を少ない人手で迅速にできるコンバインを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

刈取穀稈脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の後部に連結され、脱穀処理後の排ワラ切断処理する排ワラ切断装置と、が備えられ、前記排ワラ切断装置に、駆動軸、及び、前記駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体と、前記駆動軸と平行な切断軸、及び、前記切断軸に支持されるとともに前記切断刃に対応する複数の受刃を有する受刃体と、前記駆動刃体及び前記受刃体を収容するケースと、が備えられ、前記ケースに、後部が開放されたケース本体と、前記ケース本体の後部を閉塞する後部カバーと、が備えられ、前記後部カバーは、前記駆動刃体を後方から塞いで前記排ワラ切断装置による切断処理を可能にする閉状態と、前記駆動刃体を後方に開放する開状態と、に状態変更可能に構成されているコンバイン

請求項2

前記脱穀装置と機体横幅方向に並ぶ状態で設けられ、脱穀処理によって得られた穀粒回収して貯留する穀粒タンクが備えられ、前記後部カバーに、当該後部カバーにおける前記穀粒タンク側の横端側部分に設けられるとともに機体上下方向に沿う枢支軸芯を有する枢支部が備えられ、前記後部カバーは、前記枢支軸芯を揺動支点にした揺動によって前記閉状態と前記開状態とに状態変更可能である請求項1に記載のコンバイン。

請求項3

前記枢支部に、前記ケース本体と前記後部カバーとの一方に設けられた枢支ボスと、前記ケース本体と前記後部カバーとの他方に設けられ、前記枢支ボスに刺さり込んで係合する枢支軸と、が備えられ、前記後部カバーを前記閉状態に位置保持するロック機構が備えられている請求項2に記載のコンバイン。

請求項4

前記ケース本体に取付けられ、前記枢支ボスと前記枢支軸との一方を支持する支持部材が備えられている請求項3に記載のコンバイン。

請求項5

前記枢支部が上下複数箇所に設けられ、前記上下複数箇所の枢支部のそれぞれは、前記枢支軸と前記枢支ボスとの一方が前記枢支軸と前記枢支ボスとの他方に対して上方から係脱可能に係合されるように構成されており、上下に隣り合う前記枢支部において、下側の枢支部における前記枢支軸の前記枢支ボスに対する係合深さと、上側の枢支部における前記枢支軸の前記枢支ボスに対する係合深さとが異なる請求項3または4に記載のコンバイン。

請求項6

前記排ワラ切断装置に、脱穀処理後の排ワラを前記ケースの内部に流入するように案内する第1案内状態と、脱穀処理後の排ワラを前記ケースの後外側に流出するように案内する第2案内状態とに状態変更可能な案内部材が備えられ、前記後部カバーに、前記案内部材が前記第2案内状態のときに、前記ケースの後外側に流出した排ワラを設定量ずつ排出する排ワラドロッパーを支持可能な取付部が備えられ、前記排ワラドロッパーが、前記後部カバーが状態変更するときに前記後部カバーと共に移動するように構成されている請求項1から5のいずれか一項に記載のコンバイン。

技術分野

0001

本発明は、刈取穀稈脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の後部に連結され、脱穀処理後の排ワラ切断処理する排ワラ切断装置と、が備えられたコンバインに関する。

背景技術

0002

上記したコンバインにおける排ワラ切断装置として、例えば特許文献1に示されるように、駆動軸としての切断軸、及び、駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体としての回転カッターと、駆動軸と平行な切断軸としての供給軸、及び、切断軸に支持されるとともに切断刃に対応する複数の受刃としての供給刃を有する受刃体としての回転供給体と、駆動刃体及び受刃体を収容するケースとしてのカッターケースと、が備えられたものがある。

先行技術

0003

特開2010−99027号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記した排ワラ切断装置においては、切断刃どうしの間に詰まったり、駆動軸に絡み付いたりした排ワラを取り除くなどの清掃を行わねばならないことがある。また、駆動軸や切断刃を点検せねばならいことがある。従来、このようの場合、駆動刃体をケースから取り出さねばならず、駆動刃体を取り出すのには、駆動軸の両端部を支持する必要があるなどのために、少なくとも二人の作業者が必要になる。また、多くの時間が掛かる。

0005

本発明は、駆動刃体に対する清掃や点検などの作業を少ない人手で迅速にできるコンバインを提供する。

課題を解決するための手段

0006

本発明によるコンバインは、
刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の後部に連結され、脱穀処理後の排ワラを切断処理する排ワラ切断装置と、が備えられ、前記排ワラ切断装置に、駆動軸、及び、前記駆動軸に支持された複数の切断刃を有する駆動刃体と、前記駆動軸と平行な切断軸、及び、前記切断軸に支持されるとともに前記切断刃に対応する複数の受刃を有する受刃体と、前記駆動刃体及び前記受刃体を収容するケースと、が備えられ、前記ケースに、後部が開放されたケース本体と、前記ケース本体の後部を閉塞する後部カバーと、が備えられ、前記後部カバーは、前記駆動刃体を後方から塞いで前記排ワラ切断装置による切断処理を可能にする閉状態と、前記駆動刃体を後方に開放する開状態と、に状態変更可能に構成されている。

0007

本構成によると、後部カバーを開状態にすれば、駆動刃体が後方に開放されるので、駆動刃体をケースから取り出さなくても、駆動刃体を後方から清掃したり、点検したりできる。従って、駆動刃体に対する清掃や点検などの作業を一人など、従来よりも少ない人手によってでき、かつ、迅速にできる。

0008

本発明においては、前記脱穀装置と機体横幅方向に並ぶ状態で設けられ、脱穀処理によって得られた穀粒回収して貯留する穀粒タンクが備えられ、前記後部カバーに、当該後部カバーにおける前記穀粒タンク側の横端側部分に設けられるとともに機体上下方向に沿う枢支軸芯を有する枢支部が備えられ、前記後部カバーは、前記枢支軸芯を揺動支点にした揺動によって前記閉状態と前記開状態とに状態変更可能であると好適である。

0009

本構成によると、後部カバーを揺動によって開閉するものでありながら、穀粒タンク側に開けて、後部カバーが機体の横外側に突出しないとか、突出してもあまり長く突出しないようにした状態で駆動刃体に対する作業をできる。

0010

本発明においては、前記枢支部に、前記ケース本体と前記後部カバーとの一方に設けられた枢支ボスと、前記ケース本体と前記後部カバーとの他方に設けられ、前記枢支ボスに刺さり込んで係合する枢支軸と、が備えられ、前記後部カバーを前記閉状態に位置保持するロック機構が備えられていると好適である。

0011

本構成によると、後部カバーを揺動によって開閉するものでありながら、後部カバーを閉状態にロック機構によって位置保持できるので、細断ワラ漏れ出しや後部カバーのガタ付きをしっかり防止しながら作業したり、走行したりできる。

0012

本発明においては、前記ケース本体に取付けられ、前記枢支ボスと前記枢支軸との一方を支持する支持部材が備えられていると好適である。

0013

本構成によると、ケース本体のうち、後部カバーの枢支によって後部カバーの荷重が掛かる部分に対する補強部材に支持部材を活用した簡素な補強構造によってケース本体を補強できる。

0014

本発明においては、前記枢支部が上下複数箇所に設けられ、前記上下複数箇所の枢支部のそれぞれは、前記枢支軸と前記枢支ボスとの一方が前記枢支軸と前記枢支ボスとの他方に対して上方から係脱可能に係合されるように構成されており、上下に隣り合う前記枢支部において、下側の枢支部における前記枢支軸の前記枢支ボスに対する係合深さと、上側の枢支部における前記枢支軸の前記枢支ボスに対する係合深さとが異なると好適である。

0015

本構成によると、後部カバーをケース本体に取付ける際、上側の枢支部と下側の枢支部のうち、枢支軸の枢支部に対する係合深さが深い方の枢支部において、浅い方の枢支部における枢支軸が枢支部に係合するのに先立って枢支軸が枢支部に係合し始め、先に係合し始めた枢支部が後に係合状態になる枢支部に対するガイド機能を発揮し、後に係合状態になる枢支部における枢支軸と枢支ボスとの位置合わせを行い易いので、後に係合状態になる枢支部を係合状態に操作し易い。

0016

本発明において、前記排ワラ切断装置に、脱穀処理後の排ワラを前記ケースの内部に流入するように案内する第1案内状態と、脱穀処理後の排ワラを前記ケースの後外側に流出するように案内する第2案内状態とに状態変更可能な案内部材が備えられ、
前記後部カバーに、前記案内部材が前記第2案内状態のときに、前記ケースの後外側に流出した排ワラを設定量ずつ排出する排ワラドロッパーを支持可能な取付部が備えられ、前記排ワラドロッパーが、前記後部カバーが状態変更するときに前記後部カバーと共に移動するように構成されていると好適である。

0017

本構成によると、駆動刃体を後方に開放して駆動刃体に対する作業を行う際、排ワラドロッパーが開状態にした後部カバーに付随して移動するので、排ワラドロッパーが障害物にならなくて作業を行い易い。

図面の簡単な説明

0018

コンバインの全体を示す左側面図である。
脱穀装置、穀粒タンク、後部カバーの開状態かつ切断刃体張出状態での排ワラ切断装置を示す平面図である。
脱穀装置を示す縦断側面図である。
動力伝達経路図である。
後部カバーを取り外した状態の排ワラ切断装置を示す斜視図である。
排ワラ切断装置及び排ワラドロッパーを示す後面図である。
排ワラ切断装置、細断ワラ排出装置及び排ワラドロッパーを示す側面図である。
右側壁を示す側面図である。
図8のIX−IX断面矢視図である。
左側壁の一部を破断した状態における駆動軸の左端部の支持構造を示す平面図である。
駆動軸の左端部の揺動状態を示す平面図である。
駆動軸の左端部の支持構造を示す側面図である。
駆動軸の左端部の支持構造を示す平面図である。
連結構造連結過程の説明図である。

実施例

0019

以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、コンバインの機体に関し、図1に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、紙面表側の方向を「機体左方」、紙面裏側の方向を「機体右方」とする。

0020

〔コンバインの全体の構成について〕
図1に示されるように、コンバインは、機体フレーム1、機体フレーム1の下部に駆動可能に装備された左右一対クローラ走行装置2を有する機体を備えている。機体の前部の右領域に運転部3が形成されている。運転部3には、搭乗空間を覆うキャビン4が備えられている。運転部3の下方に、エンジン5を有する原動部が形成されている。機体フレーム1の前部における左領域には、作業走行時に機体の前方に位置する水稲や麦などの穀稈を刈り取って搬送する刈取前処理部6が連結されている。刈取前処理部6は、機体左右向きの枢支軸芯P1を支点にした昇降揺動が可能な状態で連結されている。刈取前処理部6の昇降揺動は、機体フレーム1と前処理部フレーム7とにわたって架設された油圧式昇降シリンダ8の伸縮作動で行われる。機体フレーム1のうち、刈取前処理部6の後側の部位に、刈取前処理部6が搬送する刈取穀稈を受け入れて脱穀処理し、脱穀処理後の処理物選別処理を施す脱穀装置9が設けられている。脱穀装置9の後部には、脱穀処理後の排ワラを切断処理する排ワラ切断装置10が連結されている。排ワラ切断装置10の後側には、脱穀処理後の排ワラを長ワラ状態で排出する排ワラドロッパー11が設けられている。排ワラ切断装置10の下部に、排ワラ切断装置10から排出される細断ワラを拡散オーガ12aによって機体横幅方向に拡散させて圃場に排出する細断ワラ排出装置12が設けられている。機体フレーム1のうち、運転部3の後側の部位に、脱穀装置9から搬送された単粒化穀粒を回収して貯留する穀粒タンク13が設けられている。脱穀装置9と穀粒タンク13とは、図2に示されるように、機体横幅方向に並ぶ状態、いわゆる横並び状態で機体フレーム1に設けられている。穀粒タンク13の後部には、貯留された穀粒を排出する穀粒排出装置14が接続されている。

0021

〔刈取前処理部の構成について〕
刈取前処理部6においては、機体の走行に伴って、植立穀稈のうちの刈取対象の穀稈がデバイダ6aによって引起装置6bに導入されて引き起こし処理され、引き起こし処理される植立穀稈の株元バリカン型の刈取装置6cによって切断されて、収穫対象の穀稈が刈り取られる。刈取装置6cの後方に配備された搬送装置6dによって刈取穀稈が脱穀装置9の脱穀フィードチェーン15(図2参照)の始端部に供給される。

0022

〔脱穀装置の構成について〕
脱穀装置9の説明にあたり、脱穀装置9の処理始端側[穀稈投入側図3の紙面左側)]が「前」とし、脱穀装置9の処理終端側[排ワラ排出側(図3の紙面右側)]が「後」とする。

0023

脱穀装置9には、図3に示されるように、刈取穀稈に脱穀処理を施す脱穀部9A、脱穀処理後の処理物に選別処理を施す選別部9B、選別処理後回収対象の処理物を回収する回収部9C、脱穀排ワラを排ワラ切断装置10に向けて搬送する排ワラ搬送装置16が備えられている。この脱穀装置9において、脱穀部9Aにおける脱穀処理方向及び選別部9Bにおける選別処理方向が機体の前後方向と一致し、脱穀処理方向の上手側及び選別処理方向の上手側が機体の前側に位置するように設定してある。

0024

脱穀部9Aにおいては、図3に示されるように、刈取前処理部6の搬送装置6d(図1参照)によって供給される刈取穀稈の株元側が脱穀フィードチェーン15によって挟持されて脱穀装置9の後方向きに搬送される。脱穀フィードチェーン15によって搬送される刈取穀稈の穂先側扱室17に挿入されて扱胴18及び受網19によって脱穀処理される。脱穀処理によって得られた穀粒などの脱穀処理物が受網19から選別部9Bに漏下する。脱穀処理後の排ワラが脱穀フィードチェーン15によって扱室後部の送塵口20から扱室17の後側に排出される。排出された排ワラが分離ドラム21によって解し処理される。解し処理によって得られた単粒化穀粒が選別部9Bに流下する。解し処理され排ワラが脱穀フィードチェーン15から排ワラ搬送装置16に受け渡しされ、排ワラ搬送装置16によって脱穀装置9の後外側に排出される。

0025

選別部9Bにおいては、図3に示されるように、受網19から漏下した穀粒や塵埃などの脱穀処理物、及び、分離ドラム21から流下した穀粒などが揺動選別装置22によって受け止められる。受け止められた脱穀処理物が揺動選別装置22によるい選別と、唐箕23、第1副唐箕24、第2副唐箕25のそれぞれによって供給される選別風による風選別と、によって穀粒と塵埃とに選別処理される。選別された穀粒が回収部9Cに流下し、選別された塵埃が選別風と共に排塵ファン26に吸引され、排塵ファン26から排ワラ切断装置10の内部、及び、細断ワラ排出装置12の内部を通して脱穀装置9の後方に排出される。

0026

回収部Cにおいては、揺動選別装置22から流下した穀粒のうちの一番物としての単粒化穀粒が1番スクリューコンベヤ27によって回収され、1番スクリューコンベヤ27の搬送終端部に接続された揚穀装置28に搬送される。揚穀装置28は、1番スクリューコンベヤ27から受け継いだ単粒化穀粒を穀粒タンク13に搬送する。揺動選別装置22から流下した穀粒のうちの二番物としての未処理粒が2番スクリューコンベヤ29によって回収され、2番スクリューコンベヤ29の搬送終端部に接続された還元装置30に搬送される。還元装置30は、2番スクリューコンベヤ29から受け継いだ未処理粒を揺動選別装置22に還元する。

0027

〔排ワラ切断装置の構成について〕
排ワラ切断装置10は、図2,3に示されるように、脱穀装置9の後部に設けられたケース31を備えている。ケース31の上部に、排ワラ投入口32、及び、排ワラ搬送装置16の搬送終端部から落下する排ワラを案内する案内部材33が設けられている。図2,5に示されるように、ケース31の内部に、駆動刃体34及び受刃体35が収容されている。

0028

案内部材33は、図3に示されるように、排ワラ投入口32の後側でケース31に上下揺動可能に支持され、排ワラ投入口32を開閉する蓋機能を備えている。案内部材33は、ケース31の上面部に対して立ち上がる姿勢姿勢変更されると、排ワラ投入口32を開く第1案内状態になり、排ワラ搬送装置16から落下する排ワラを案内部材33の裏側面によって排ワラ投入口32からケース31の内部に流入するように案内する。案内部材33は、ケース31の上面部に沿う姿勢に姿勢変更されると、排ワラ投入口32を閉じる第2案内状態になり、排ワラ搬送装置16から落下する排ワラを案内部材33の表側面によってケース31の後外側に長ワラ状態で流出するように案内する。

0029

ケース31には、図5,6,12に示されるように、案内部材33を有するケース本体31Aと、ケース本体31Aの後部を構成する後部カバー31Bと、が備えられている。後部カバー31Bは、ケース本体31Aの左側壁31Lと右側壁31Rとに亘って設けられている。左側壁31Lの後端側部分と右側壁31Rの後端側部分とが排ワラ切断装置10の横幅方向に延びるフレーム31Cによって連結されている。

0030

駆動刃体34は、図5に示されるように、左側壁31L及び右側壁31Rに回転可能に支持された駆動軸34a、及び、駆動軸34aに相対回転不能に支持された複数の切断刃34bを有している。複数の切断刃34bは、駆動軸34aの軸芯方向に間隔を空けて並んでいる。駆動刃体34は、脱穀装置9から伝達される動力によって矢印X(図3参照)で示される回転方向回転駆動される。

0031

受刃体35は、駆動軸34aよりも前側に駆動軸34aと平行に位置する状態で左側壁31L及び右側壁31Rに回転可能に支持された切断軸35a、及び、切断軸35aに相対回転不能に支持されると共に切断刃34bに対応する複数の受刃35bを有している。受刃体35は、脱穀装置9から伝達される動力によって矢印Y(図3参照)で示される回転方向に回転駆動される。図5,9,10に示されるように、駆動軸34a及び切断軸35aの両端部に、ワラ屑が駆動軸34a及び切断軸35aに巻き付くことを防止するスクレーパ96が相対回転不能に設けられている。

0032

排ワラ切断装置10においては、案内部材33が第1案内状態に切り換えられると、排ワラ搬送装置16から落下した排ワラが排ワラ投入口32からケース31の内部に流入する。流入した排ワラが駆動刃体34及び受刃体35の上に載り、切断刃34b及び受刃35bによって駆動軸34aと切断軸35aとの間に掻き込まれつつ切断刃34b及び受刃35bによって切断され、排ワラを身方向での複数箇所で切断する細断処理が行われる。細断ワラは、ケース31の下部に繋がっている細断ワラ排出装置12の拡散排出ケースの内部に落下する。

0033

後部カバー31Bは、駆動刃体34を後方から塞いで排ワラ切断装置10による切断処理を可能にする閉状態と、駆動刃体34を後方に開放する開状態と、に状態変更可能に構成されている。具体的には、次の如く構成されている。

0034

ケース本体31Aには、図5に示されるように、ケース本体31Aの後部に形成された開口36が備えられている。開口36は、ケース本体31Aの左側壁31Lと右側壁31Rとにわたって形成されている。図6に示されるように、後部カバー31Bの穀粒タンク側の横端側部分と右側壁31Rとが機体上下向きの枢支軸芯P2を有し、かつ、連結解除可能な連結構造37を介して連結されている。後部カバー31Bは、枢支軸芯P2を揺動支点にして揺動操作可能な状態で、かつ、脱着可能な状態でケース本体31Aに支持されている。

0035

後部カバー31Bを図2に示される如く穀粒タンク側に揺動操作することにより、あるいは、後部カバー31Bを図5に示される如くケース本体31Aから取り外すことにより、後部カバー31Bは、開口36を開いて駆動刃体34を後方に開放する開状態になる。後部カバー31Bを図12に示される如くケース本体31Aに取付けると共に左側壁31L及び右側壁31Rに沿わせることにより、後部カバー31Bは、開口36を閉じて駆動刃体34を後方から閉じる閉状態になる。

0036

図5,6に示されるように、後部カバー31Bの遊端部に、後部カバー31Bを揺動操作する固定型ハンドル38が設けられている。部カバー31Bを閉状態にした場合、図6,12に示されるように、後部カバー31Bの遊端部における上下2箇所において、ロック機構としてのロックボルトノブ付きボルト)39を後部カバー31Bと左側壁31Lとに亘って装着することにより、後部カバー31Bを閉状態に位置保持できる。本実施形態では、ロック機構としてロックボルト39が採用されているがこれに限らない。たとえば、エビ金具、バンドフックを利用したもの、キャッチャーを用いたハンドルロックなど、各種のロック部材の採用が可能である。また、後部カバー31Bに設けられたロックピン、ロックピンに係脱可能な状態でケース本体側に設けられたフック、フックを係合側付勢するロックばね、フックをロックばねに抗して外し操作するハンドルを有するフック式機構を採用してもよい。

0037

図5,12に示されるように、左側壁31Lの上角部にアール部31Dが設けられている。後部カバー31Bの遊端部のうち、後部カバー31Bを閉状態にしたときに壁側のアール部31Dに重なる部分に、アール部31Eが設けられている。後部カバー31Bは、後部カバー31Bが開状態にされてカバー側のアール部31Eが自由状態になったとき、カバー側のアール部31Eの半径が壁側のアール部31Dの半径よりも小さくなる状態に構成されている。後部カバー31Bが閉状態にされてロックボルト39によって左側壁31Lに締め付けられると、カバー側のアール部31Eが壁側のアール部31Dに沿った状態に弾性変形して後部カバー31Bが弾性復元力を備え、後部カバー31Bの弾性復元力によってロックボルト39の緩み止めが行われる。

0038

〔後部カバーの連結構造の構成〕
連結構造37には、図6,8に示されるように、後部カバー31Bの上下2箇所に設けられ、枢支軸芯P2を有する枢支部40が備えられている。上側の枢支部40及び下側の枢支部40のそれぞれには、右側壁31Rに支持された枢支ボス40aと、後部カバー31Bに支持された枢支軸40bとが備えられている。

0039

上下の枢支部40においては、枢支軸40bが枢支ボス40aに上方から刺し込まれることにより、枢支軸40bと枢支ボス40aとが相対回転可能に係合し、後部カバー31Bがケース本体31Aに揺動可能に支持される。枢支軸40bを枢支ボス40aから上方に抜き上げることにより、枢支軸40bと枢支ボス40aとの係合を解除でき、後部カバー41Bをケース本体31Aから取り外すことができる。

0040

上側の枢支部40及び下側の枢支部40のそれぞれにおいて、図8,14に示されるように、枢支ボス40aは、右側壁31Rに取付けられた支持部材41に支持されている。枢支ボス40aは、支持部材41を介して右側壁31Rに支持されている。右側壁31Rの後部カバー31Bを枢支する部分が支持部材41によって補強される。上側の支持部材41と下側の支持部材41とは、同一の支持部材である。枢支ボス40aと支持部材41とは、溶接によって連結されている。支持部材41と右側壁31Rとは、連結ボルトによって連結されている。支持部材41の上部は、図8に示されるように、右側壁31Rの取付部分42にボルト連結されている。

0041

図8に示されるように、上側の枢支部40における枢支軸40bの枢支ボス40aに対する係合深さが下側の枢支部40における枢支軸40bの枢支ボス40aに対する係合深さよりも深く設定されている。後部カバー31Bをケース本体31Aに支持させる際、すなわち連結構造37を連結状態にする際、図14に示されるように、下側の枢支部40における枢支軸40bが枢支ボス40aに係合するの先立って、上側の枢支部40における枢支軸40bが枢支ボス40aに係合し、上側の枢支部40における枢支軸40bと枢支ボス40aとが係合したことよるガイド機能によって下側の枢支部40における枢支軸40bと枢支ボス40aとの位置合わせを行い易く、下側の枢支部40を係合状態に操作し易い。

0042

本実施形態では、枢支部40が上下2箇所に設けられているが、これに限らず、3箇所以上に設けてもよい。また、本実施形態の連結構造37とは逆に、下側の枢支部40における枢支軸40bの枢支ボス40aに対する係合深さが上側の枢支部40における枢支軸40bの枢支ボス40aに対する係合深さよりも深く設定し、上側の枢支部40よりも先に下側の枢支部40において、枢支軸40bが枢支ボス40aに係合し始めるように構成してもよい。本実施形態では、枢支軸40bが枢支ボス40aに上方から刺さり込むように構成されているが、枢支ボス40aが枢支軸40bに上方から嵌り込むよう構成して実施してもよい。

0043

〔駆動刃体の支持構造について〕
駆動刃体34は、駆動軸34aの両端部がケース31の左側壁31L及び右側壁31Rに支持された使用状態と、駆動軸34aの一端部としての左端部が左側壁31Lに支持されつつ、駆動軸34aの他端部としての右端部がケース31の外部に突出する張出状態と、に状態変更可能に構成されている。具体的には、次の如く構成されている。

0044

図9に示されるように、駆動軸34aの右端部に右側ベアリングケース43が装着されている。右側ベアリングケース43は、右側ベアリングケース43に収容されると共に駆動軸34aに装着されているベアリング(図示せず)を介して駆動軸34aを回転可能に支持している。右側ベアリングケース43の横側部に係止部43aが設けられている。図8に示されるように、右側壁31Rに取付穴44が設けられている。図8,9に示されるように、右側ベアリングケース43が係止部43aによって取付穴44に係合され、かつ、右側ベアリングケース43が右側壁31Rに複数本の連結ボルト45によって固定されることにより、駆動軸34aの右端部が右側壁31Rに回転可能に支持される。これにより、駆動刃体34が右側壁31Rに回転可能に支持される。右側ベアリングケース43の連結ボルト45による右側壁31Rに対する連結を解除することにより、駆動軸34aの右端部の右側壁31Rに対する支持を解除でき、駆動軸34aの右端部を右側ベアリングケース43と共に取付穴44に連通しているガイド溝46に案内されてケース本体31Aに対して出し入れできる。

0045

図8,9に示されるように、右側壁31Rのうちの取付穴44の下側の部分に、駆動軸34aの取り外しを可能にする貫通穴47が開口されている。貫通穴47は、取付穴44に連通している。貫通穴47から細断ワラが漏れ出ないように貫通穴47を覆うカバー48が右側壁31Rの外面側に脱着可能に支持されている。右側壁31Rの内面側に駆動軸34aの取り外しを可能にする凹入部49が形成されている。凹入部49は、貫通穴47と右側壁31Rの前端とに亘って形成されている。

0046

図10に示されるように、駆動軸34aの左端部に左側ベアリングケース50が装着されている。左側ベアリングケース50は、左側ベアリングケース50に収容されると共に駆動軸34aに装着されているベアリング(図示せず)を介して駆動軸34aを回転可能に支持している。左側ベアリングケース50の横側部に板状の連結部51が設けられている。連結部51は、左側ベアリングケース50に複数本の連結ボルト52(図10,12参照)によって脱着可能に連結されている。図10,12に示されるように、連結部51が左側壁31Lの外面側に連結ボルト53によって脱着可能に連結されることにより、左側ベアリングケース50が左側壁31Lに固定され、駆動軸34aの左端部が左側壁31Lに回転可能に支持されて駆動刃体34の左端部が左側壁31Lに回転可能に支持される。図10に示されるように、駆動軸34aが左側壁31Lに支持された状態では、左側ベアリングケース50のうち、連結部51に連結するフランジ部50aが左側壁31Lに設けられている貫通穴54に入り込んでいる。図11に示されるように、連結部51の連結ボルト53による左側壁31Lに対する連結を解除することにより、左側ベアリングケース50の左側壁31Lに対する固定が解除され、駆動軸34aの揺動操作が可能になる。

0047

図12,13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、駆動軸34aの左端部を支持する揺動機構55が設けられている。揺動機構55は、左側壁31Lに回転可能に支持された機体上下向きの支軸56と、支軸56と駆動軸34aの左端部とに連結された揺動支持体55aとが備えられている。支軸56と揺動支持体55aとは、溶接によって連結されている。揺動支持体55aと連結部51とが連結されており、揺動支持体55aは、連結部51及び左側ベアリングケース50を介して駆動軸34aの左端部に連結されている。揺動支持体55aと連結部51とは、溶接によって連結されている。揺動機構55による駆動軸34aの左端部の支持は、駆動軸34aの左端部が支軸56の機体上下向きの軸芯P3を揺動支点にして揺動することが可能な状態で行われている。駆動軸34aの左端部は、揺動機構55を介して左側壁31Lに支持されている。連結部51の連結ボルト53による左側壁31Lに対する連結が解除され、かつ、右側ベアリングケース43の連結ボルト45による右側壁31Rに対する連結が解除されて、駆動軸34aの右端部の右側壁31Rによる支持が解除されることにより、図11に示されるように、駆動軸34aの左端部が揺動支持体55a及び支軸56を介して左側壁31Lに支持されたままにしつつ、支軸56の軸芯P3を揺動支点にした状態で、駆動軸34aをケース31に対して揺動操作することができる。駆動軸34aが揺動するとき、図10,11に示されるように、連結部51の前端側部分が貫通穴54を通り、左側壁31Lの外側と内側とに移動し、連結部51の後端側部分が左側壁31Lに沿ったり、左側壁31Lから外側に離れたりする。すなわち、駆動刃体34は、駆動軸34aの左端部が左側ベアリングケース50を介して左側壁31Lに支持され、駆動軸34aの右端部が右側ベアリングケース43を介して右側壁31Rに支持された使用状態と、駆動軸34aの左端部が左側ベアリングケース50及び揺動機構55(揺動支持体55a及び支軸56)を介して左側壁31Lに支持されつつ、駆動軸34aの右端部がケース31の外部に突出する張出状態と、に変更できる。

0048

本実施形態では、駆動軸34aの左端部が上下向きの軸芯P3を揺動支点にして揺動する状態で駆動軸34aの左端部を支持する揺動機構55を採用しているが、これに限らず、駆動軸334aの左端部が上下向き軸芯に対して若干、傾斜した軸芯を揺動支点にして揺動する状態する構成の揺動機構を採用して実施してもよい。

0049

支軸56は、図12に示されるように、左側壁31Lに支持されて支軸56の上端側部分を回転可能に支持する軸支部材57、及び、左側壁31Lに支持されて支軸56の下端側部分を回転可能に支持する軸支部材58を介して左側壁31Lに回転可能に支持されている。上側の軸支部材57は、後述する連結部60aを介して左側壁31Lに支持されている。上側の軸支部材57及び下側の軸支部材58は、支軸56に相対回転可能に外嵌されている。支軸56のうち、上側の軸支部材57に内嵌する部分の外径をD1とし、支軸56のうち、下側の軸支部材58に内嵌する部分の外径をD2とし、支軸56のうち、上側の軸支部材57と下側の軸支部材58との間に位置する部分の外径をD3とすると、外径D3が外径D1よりも大きく設定され、かつ、外径D3が外径D2より大きく設定されている。支軸56は、上側への位置ずれが上側の軸支部材57によって防止され、下側へ位置ずれが下側の軸支部材58によって防止される状態で上下の軸支部材57,58によって支持されている。

0050

水平保持機構について〕
図12,13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、駆動刃体34が状態変更するときに駆動軸34aの水平姿勢を保持する水平保持機構59が設けられている。水平保持機構59は、駆動軸側部材としての揺動支持体55a、及び、左側壁31Lに支持されたケース側部材60を備えている。ケース側部材60は、ケース側部材60の内側端部に連結している連結部60aを有し、連結部60aで左側壁31Lに連結されている。揺動支持体55aは、左側ベアリングケース50を介して駆動軸34aの左側端部に連結されており、駆動軸34aと共に揺動する駆動軸側部材になる。ケース側部材60は、揺動支持体55aの上に重なる状態で左側壁31Lに固定されている。

0051

水平保持機構59においては、駆動刃体34が状態変更するとき、揺動支持体55aが駆動軸34aと共に揺動し、揺動支持体55aの上面とケース側部材60の下面とが対向し合って摺接しつつ、揺動支持体55aがケース側部材60に対して移動する。揺動支持体55aがケース側部材60の下側に位置しているが、駆動軸34aの揺動支点(支軸56の軸芯P3)に対して駆動軸34aの遊端部(右端部)が位置する側と反対側の箇所で揺動支持体55aの上面とケース側部材60の下面とが摺接する。駆動軸34aが傾動しようとしても、すなわち、揺動支持体55aが傾動しようとしても、揺動支持体55aがケース側部材60によって上から支持されて揺動支持体55aの傾動が防止され、駆動軸34aの水平姿勢を保持する水平保持が行われる。

0052

規制機構について〕
図12,13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、駆動刃体34が張出状態に状態変更するときに駆動軸34aの揺動を規制する規制機構61が設けられている。規制機構61には、揺動支持体55a及びケース側部材60が備えられている。ケース側部材60に、駆動軸34aの揺動範囲を設定する長穴62が形成されている。長穴62に移動可能に入り込んだ規制ピン63が揺動支持体55aに設けられている。

0053

図7,10に示されるように、左側壁31Lの横外側において、駆動軸34aに無端回動チェーン64が巻回されている。無端回動チェーン64は、駆動軸34aに相対回転不能に設けられた出力スプロケット90と中継スプロケット91とに巻回されている。中継スプロケット91は、中継ギヤ92を介して受刃体駆動ギヤ93に連動連結されている。駆動軸34aの動力が無端回動チェーン64、中継スプロケット91及び中継ギヤ92を介して受刃体35に伝達される。駆動刃体34が張出状態に状態変更するとき、無端回動チェーン64が駆動軸34aの揺動によってねじれていく。

0054

規制機構61においては、駆動刃体34が張出状態に状態変更するとき、揺動支持体55aが駆動軸34aと共に揺動し、規制ピン63が長穴62の内部を移動する。無端回動チェーン64のねじれが許容範囲限界または限界付近に至ると、規制ピン63が長穴62の端部に到達し、揺動支持体55aのさらなる揺動がケース側部材60によって阻止される。すなわち、駆動軸34aが無端回動チェーン64のねじれの許容範囲に対応する揺動角範囲を超えて揺動することを阻止する揺動規制が行われる。本実施形態では、駆動軸34aを使用状態から揺動操作できる揺動角範囲として、約15度の揺動角範囲が設定されている。本実施形態では、長穴62がケース側部材60に設けられ、規制ピン63が揺動支持体55aに設けられているが、長穴62を揺動支持体55aに設け、規制ピン63をケース側部材60に設ける構成を採用して実施してもよい。

0055

ガイド機構について〕
図12,13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、駆動刃体34が状態変更するときに駆動軸34aの揺動を案内するガイド機構65が設けられている。ガイド機構65は、揺動支持体55a及びケース側部材60によって構成されている。

0056

ガイド機構65においては、駆動刃体34が状態変更するとき、揺動支持体55aが駆動軸34aと共に揺動し、揺動支持体55aの上面と、ケース側部材60の下面とが摺接しつつ、揺動支持体55aがケース側部材60に対して移動し、揺動支持体55aがケース側部材60の下面でなる案内面によって案内されつつ揺動する。すなわち、駆動軸34aがケース側部材60によって案内されつつ揺動するように駆動軸34aの揺動案内が行われる。

0057

水平保持機構59、規制機構61及びガイド機構65は、水平保持機構59、規制機構61及びガイド機構65に共用の揺動支持体55a及びケース側部材60によって構成されている。

0058

〔排ワラドロッパーの構成について〕
排ワラドロッパー11は、図7に示されるように、排ワラ切断装置10の後側に設けられ、案内部材33が第2案内状態に切り換えられたとき、排ワラ切断装置10の後側に流出した排ワラを長ワラ状態で設定量ずつ圃場に排出するように構成されている。

0059

詳しくは、排ワラドロッパー11は、図6,7に示されるように、排ワラ切断装置10のケース31の後側に排出された排ワラが間欠的に設定量ずつ落下するように排ワラ落下を規制する左右一対の落下規制杆66、落下規制杆66から落下した排ワラを受け止めて設定量ずつ圃場に落下させる排ワラドロッパー本体68、落下規制杆66から落下した排ワラを排ワラドロッパー本体68に落下するように案内する案内板69、落下規制杆66から排ワラドロッパー本体68への排ワラ落下経路を形成する左右一対のガイド杆70を備えている。排ワラドロッパー本体68は、落下規制杆66から落下した排ワラを受け止めて滞留させ、滞留した排ワラの重量がドロッパーバネ67による設定重量を超えると、排ワラ重量によって下降揺動して滞留させていた排ワラを圃場に落下させる。

0060

図6に示されるように、左右一対の落下規制杆66の上端側は、排ワラ切断装置10の上方に設けられた支持フレーム71に機体横幅方向の回転支軸72を介して支持されている。左右一対の落下規制杆66は、電動モータ(図示せず)の動力によって回転支軸72を揺動支点にして間欠的に前後方向に揺動操作され、排ワラ落下経路の上部を開閉する。左右一対のガイド杆70は、機体横幅方向の支持バー73を介して支持フレーム71に支持されている。案内板69及び排ワラドロッパー本体68は、排ワラ切断装置10の後部カバー31Bに支持されている。具体的には、図6に示されるように、後部カバー31Bの両横端部に、案内板69及び排ワラドロッパー本体68を支持可能な取付部74が備えられている。案内板69の左側端部、排ワラドロッパー本体68の回転支軸68aの左側端部、及びドロッパーバネ67のそれぞれを支持する左側の支持フレーム75の上端側部分が後部カバー31Bの左側の取付部74に連結されている。案内板69の右側端部、及び、排ワラドロッパー本体68の回転支軸68aの右側端部のそれぞれを支持する右側の支持フレーム75の上端側部分が後部カバー31Bの右側の取付部74に連結されている。右側の支持フレーム75は、図6,14に示されるように、枢支軸40bを後部カバー31bに取付ける取付部材40cの上に重ねて、取付部材40cとの共締めによって後部カバー31Bに連結するようになっている。排ワラドロッパー11のうちの排ワラドロッパー本体68及び案内板69は、後部カバー31Bが状態変更するとき、後部カバー31Bと共に移動する状態で後部カバー31Bに支持されている。

0061

〔脱穀装置及び排ワラ切断装置の駆動について〕
図4に示されるように、エンジン5の動力が脱穀装置9に伝達され、脱穀装置9から排ワラ切断装置10に伝達されるよう構成されている。詳述すると、エンジン5の出力軸の動力がベルト伝動機構76を介して脱穀装置9の入力ケース77に伝達される。入力ケース77に入力された動力がベルト伝動機構78を介して扱胴18及び排ワラ搬送装置16に伝達される。入力ケース77に入力された動力がベルト伝動機構79によって第1副唐箕24、唐箕23、1番スクリューコンベヤ27、第2副唐箕25、2番スクリューコンベヤ29、揺動選別装置22、分離ドラム21、排塵ファン26及び脱穀フィードチェーン15のそれぞれに伝達される。排塵ファン26の入力軸26aが無端回動ベルト80によって駆動軸34aの入力プーリ94に連動連結されている。排塵ファン26の入力軸26aの動力が駆動刃体34に伝達されれる。駆動刃体34の動力が出力スプロケット90、無端回動チェーン64、中継スプロケット91、中継ギヤ92及び受刃体駆動ギヤ93を介して受刃体35に伝達される。

0062

図13に示されるように、左側壁31Lの横外側に、後部カバー31Bの開閉状態を検出する検出部81が設けられている。検出部81は、左側壁31Lから延びる支持部材87に支持されている。検出部81は、後部カバー31Bが閉状態でないことを検出すると、脱穀装置9の駆動を停止するよう構成されている。

0063

具体的には、後部カバー31Bを閉状態に状態変更した場合、後部カバー31Bの遊端側部分に備えられている検出対象部82が無端回動チェーン64などを覆っている横カバー83の貫通穴を通って横カバー83の内部に入って検出部81に近づく。検出部81は、検出対象部82が検出部81に設定距離まで近づくことによってオン状態切り替わり、検出対象部82が検出部81から設定距離を超えて離れることによってオフ状態切り替わる。検出部81は、オン状態に切り替わることによって後部カバー31Bが閉状態であると検出し、オフ状態に切り替わることによって後部カバー31Bが閉状態でないと検出する。

0064

図12に示されるように、検出部81と制御装置84とが連係され、制御装置84とエンジン停止装置85とが連係されている。制御装置84には、エンジン停止制御部86が備えられている。エンジン停止制御部86は、後部カバー31Bが閉状態でないことを検出部81によって検出されると、検出部81からの検出情報を基に、エンジン5を停止させるべき信号をエンジン停止装置85に出力してエンジン停止装置85を作動するよう制御する。

0065

駆動刃体34のワラ詰まりを取り除いたり、駆動刃体34を点検したりするなどの場合、排ワラドロッパー11の左右一対の落下規制杆66のそれぞれを、図6二点鎖線で示されるように、落下規制杆66と回転支軸72との連結軸を揺動支点にして上昇揺動した退避姿勢にし、排ワラドロッパー11の左右一対のガイド杆70のそれぞれを、図6に二点鎖線で示されるように、ガイド杆70と支持バー73との連結軸を揺動支点にして上昇揺動した退避姿勢にし、ケース31の後側に後部カバー31Bを開くためのスペースを確保する。スペースを確保できると、後部カバー31Bのロックボルト39による閉状態での位置保持を解除し、後部カバー31Bを開状態に状態変更する。すなわち、後部カバー31Bを図2に示される如く穀粒タンク側に揺動した開状態するか、あるいは、連結構造37における上下の枢支軸40bを枢支ボス40aから抜き外して後部カバー31Bをケース本体31Aから取り外した開状態にする。細断ワラ排出装置12の全体を取り付けたままでも後部カバー31Bを開状態にできる。脱穀装置9が駆動されているままにして後部カバー31Bを開状態にしても、後部カバー31Bが閉状態でないことが検出部81によって検出されてエンジン5が停止され、脱穀装置9の駆動が停止され、かつ、排ワラ切断装置10の駆動が停止される。後部カバー31Bを開状態にすると、駆動刃体34が後方に開放され、駆動刃体34をケース31から取り出さなくても、駆動刃体34を後方から開口36を介して清掃したり、点検したりできる。後部カバー31Bを開状態にすると、排ワラドロッパー11のうちの案内板69及び排ワラドロッパー本体68が後部カバー31Bと共に移動し、案内板69及び排ワラドロッパー本体68を障害物にならない状態にして駆動刃体34に対する作業をできる。後部カバー31Bを開状態にすることにより、フレーム31Cに付着した塵埃も楽に清掃できる。

0066

駆動刃体34の切断刃34bを交換する場合、駆動刃体34の清掃や点検の場合と同様に、後部カバー31Bを開状態にして開口36を開ける。右側ベアリングケース43の連結ボルト45による右側壁31Rに対する連結を解除し、連結部51の連結ボルト53による左側壁31Lに対する連結を解除して左側ベアリングケース50の左側壁31Lに対する連結を解除する。右側ベアリングケース43及び左側ベアリングケース50の連結解除をできると、駆動軸34aの右端部を右側ベアリングケース43と共に右側壁31Rから引き出す。すると、揺動支持体55aが揺動し、駆動軸34aの左端部が揺動支持体55a及び支軸56を介して左側壁31Lに支持されたままの状態で駆動軸34aが支軸56の軸芯P3を揺動支点にして揺動し、駆動刃体34が張出状態になる。このとき、駆動軸34aが水平保持機構59によって水平姿勢に保持されつつ揺動し、かつ、駆動軸34aがガイド機構65による移動案内を受けつつ揺動し、駆動軸34aをスムーズに、かつ楽に揺動操作できる。また、無端回動チェーン64を駆動軸34aに巻回したままで駆動軸34aを揺動操作しても、駆動軸34aを揺動させ過ぎて無端回動チェーン64のねじれが許容範囲を超えないように駆動軸34aの揺動が規制機構61によって規制され、無端回動チェーン64を破損させずに済む。また、無端回動ベルト80を外さないで駆動軸34aを揺動操作しても、無端回動ベルト80がねじれすぎることが規制機構61によって防止される。駆動刃体34が張出状態になると、駆動軸34aの右端部が開口36からケース31の後側の外部に突出するので、駆動刃体34をケース31から取り外さなくても、ケース31の外部において、交換するべき切断刃34bを駆動軸34aの右端から抜き外すことができ、装着するべき新たな切断刃34bを駆動軸34aに右端から装着できる。

0067

駆動刃体34をケース31から取り外す場合、左側ベアリングケース50から連結部51を取り外して、駆動軸34aの左側壁31Lからの取り外しを可能にし、右側ベアリングケース43の右側壁31Rに対する連結を解除し、駆動軸34aの右側壁31Rからの取り外しを可能にする。駆動軸34aの取り外しが可能な状態になると、カバー48を取り外して貫通穴47を開放する。貫通穴47を開放できると、駆動軸34aの右端部を取付穴44から貫通穴47を通して凹入部49に下降させる。すると、駆動軸34aが右下がり姿勢になって、駆動軸34aと凹入部49の底部分との間に隙間ができる。隙間ができると、駆動軸34aを右側壁側に寄せつつ、駆動軸34aの右端部が凹入部49を通ってケース31の外部に出るように駆動軸34aを移動操作することにより、駆動刃体34をケース31から取り外すことができる。

0068

〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、駆動刃体34が使用状態と張出状態とに状態変更可能に支持されている例を示したが、駆動刃体34を使用状態と張出状態と状態変更する構成を備えないで実施してもよい。

0069

(2)上記した実施形態では、後部カバー31Bを揺動及び脱着によって開閉する構成を採用しているが、揺動と脱着のいずれか一方だけで開閉する構成を採用して実施してもよい。また、後部カバー31Bが穀粒タンク側で揺動可能に支持される構成を採用した例を示したが、後部カバー31Bが穀粒タンク側と反対側で揺動可能に支持される構成を採用して実施してもよい。また、後部カバー31Bがスライドによって開閉する構成を採用してもよい。

0070

(3)上記した実施形態では、枢支部40が上下2箇所に設けられた例を示したが、3箇所以上に設けてもよい。また、枢支軸40bが後部カバー31Bに支持され、枢支ボス40aがケース本体31Aに支持される枢支部40を採用した例を示したが、枢支軸40bがケース本体31Aに支持され、枢支ボス40aが後部カバー31Bに支持される枢支部40を採用して実施してもよい。また、上側の枢支部40における枢支軸40bの枢支ボス40aに対する係合深さを下側の枢支部40における枢支軸40bの枢支ボス40aに対する係合深さより深くした例を示したが、下側の枢支部40における枢支軸40bの係合深さを上側の枢支部40における枢支軸40bの係合深さより深くして実施してもよい。

0071

(4)上記した実施形態では、排ワラドロッパー11及び細断ワラ排出装置12が設けられた例を示したが、排ワラドロッパー11及び細断ワラ排出装置12のいずれか一方だけを設けて実施してもよい。また、排ワラドロッパー11及び細断ワラ排出装置12の両方を設けないで実施してもよい。また、排ワラドロッパー11を設ける場合、案内板69及び排ワラドロッパー本体68だけを後部カバー31Bに支持するのではなく、案内板69、排ワラドロッパー本体68、落下規制杆66及びガイド杆70の全てを後部カバー31Bに支持して実施してもよい。

0072

(5)上記した実施形態では、駆動軸34aの左端部が左側壁31Lに支持されつつ、駆動軸34aの右端部がケース31の外部に突出する張出状態に駆動刃体34を状態変更する例を示したが、駆動軸34aの右端部が右側壁31Rに支持されつつ、駆動軸34aの左端部がケース31の外部に突出する張出状態に駆動刃体34を状態変更し、駆動軸34aに対して左端から切断刃34bを抜き差しする構成を採用して実施してもよい。

0073

(6)上記した実施形態では、水平保持機構59、規制機構61及びガイド機構65がそれぞれに共用の部材(揺動支持体55a、ケース側部材60)によって構成された例を示したが、それぞれの専用の部材によって構成して実施してもよい。

0074

(7)上記した実施形態では、水平保持機構59、規制機構61及びガイド機構65が設けられた例を示したが、水平保持機構59、規制機構61及びガイド機構65のいずれか一つだけ、あるいは、いずれか二つだけ設けて実施してもよい。また、水平保持機構59、規制機構61及びガイド機構65の全てを設けないで実施してもよい。

0075

(8)上記実施形態では、貫通穴47を設けた例を示したが、貫通穴47を設けないで実施してもよい。

0076

(9)上記した実施形態では、検出部81を設けた例を示した、検出部81を設けないで実施してもよい。

0077

本発明は、脱穀装置の前後向きを機体前後向きに設定されたコンバインの他、脱穀装置の前後向きが機体横向きに設定されたコンバインに適用できる。

0078

9脱穀装置
10排ワラ切断装置
13穀粒タンク
31ケース
31A ケース本体
33案内部材
34駆動刃体
34a駆動軸
34b切断刃
35受刃体
35a切断軸
35b受刃
39ロック機構(ロックボルト)
40枢支部
40a 枢支ボス
40b枢支軸
41支持部材
68排ワラドロッパー(排ワラドロッパー本体)
69 排ワラドロッパー(案内板)
74取付部
P2 枢支軸芯

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