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課題・解決手段

本発明は、人工芝インフィル(202、202’、202”)を製造する方法を提供する。本方法は、天然繊維(500)、少なくとも1つの第1の種類の顔料、および流体結合剤を含むベース組成物を用意すること(800)を含む。流体結合剤は、少なくとも1つの種類のポリマー成分を含む。天然繊維は、麻繊維バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。本方法は、ベース組成物を混合すること(802)をさらに含む。本方法は、ベース組成物の混合中に、水および触媒をベース組成物に添加して(804)、流体結合剤および少なくとも1つの第1の種類の顔料を天然繊維のベースコーティング(502)に硬化させることをさらに含む。

概要

背景

人工芝(aritificial turf)または人工草(aritificial grass)は、草に取って代わるために使用される繊維からなる表面である。人工芝の構造は、人工芝が草に似た外観を有するように設計されている。典型的には、人工芝は、サッカー、アメリカフットボールラグビーテニスゴルフなどのスポーツのための、競技場、または運動場のための表面として使用される。さらに人工芝は造園用途に頻繁に使用される。

人工芝は、カーペットを製造するための技術を用いて製造され得る。例えば、草の葉の外観を有する人工芝繊維は、房状になっていてもよく、または裏材に付けられてもよい。多くの場合、人工芝インフィルは、人工芝繊維の間に配置される。人工芝インフィルは、人工芝繊維の底部を覆う粒子状材である。人工芝インフィルの使用は多くの利点を有し得る。例えば、人工芝インフィルは、人工芝繊維が真っすぐに立つことを助けることができる。人工芝インフィルはまた、歩行または走行による衝撃を吸収し、本物のに似た経験を提供し得る。人工芝インフィルはまた、人工芝カーペット重み付けすることによって、それを平らにかつ定位置で保持するために役立つことができる。

特許文献1は、ココヤシベースの材料からなる充填剤を有する熱可塑性材料の塊を提供し、上述した粒子状インフィル材料を得るために、ココヤシベースの材料からなる充填剤を有する熱可塑性材料の該塊を造粒にかけることを想定する合成芝用の粒子状インフィル材料を製造するための方法を開示している。好ましくは、熱可塑性材料は微粒子型であり、ココヤシベースの材料は微粒子型(繊維質粉砕および/または刻まれたもの)である。熱可塑性材料とココヤシベースの材料を混合することによって得られる混合物は、ココヤシベースの材料を充填剤として組み込んだ熱可塑性材料のマトリックスの対応する形態を有する、熱可塑性材料の軟化をもたらすために優先的には加熱される。

概要

本発明は、人工芝インフィル(202、202’、202”)を製造する方法を提供する。本方法は、天然繊維(500)、少なくとも1つの第1の種類の顔料、および流体結合剤を含むベース組成物を用意すること(800)を含む。流体結合剤は、少なくとも1つの種類のポリマー成分を含む。天然繊維は、麻繊維バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。本方法は、ベース組成物を混合すること(802)をさらに含む。本方法は、ベース組成物の混合中に、水および触媒をベース組成物に添加して(804)、流体結合剤および少なくとも1つの第1の種類の顔料を天然繊維のベースコーティング(502)に硬化させることをさらに含む。

目的

本発明は、独立請求項に記載の人工芝インフィルを製造する方法、人工芝を製造する方法、および人工芝を提供する

効果

実績

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請求項1

人工芝インフィル(202,202’、202”)を製造する方法であって、−天然繊維(500)、少なくとも1つの第1の種類の顔料、および流体結合剤を含むベース組成物を用意すること(800)であって、前記流体結合剤が、少なくとも1つの種類のポリマー成分を含み、前記天然繊維が、麻繊維バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む、用意することと、−前記ベース組成物を混合すること(802)と、−前記ベース組成物の混合中に、水および触媒をベース組成物に添加して(804)、前記流体結合剤および前記少なくとも1つの第1の種類の顔料を前記天然繊維のベースコーティング(502)に硬化させることとを含む方法。

請求項2

前記天然繊維が、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つからなる、請求項1に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項3

−前記ベースコーティングを有する前記天然繊維、少なくとも1つの第2の種類の顔料、および前記流体結合剤を含む後組成物を用意すること(900)と、−前記後組成物を混合すること(902)と、−前記後組成物の前記混合中に、水および触媒を前記後組成物に添加して(904)、前記流体結合剤および前記少なくとも1つの第2の種類の顔料を前記天然繊維の後コーティングに硬化させることと、−前記後コーティングを有する前記天然繊維を人工芝インフィル(202’)として提供すること(906)とをさらに含む、請求項1に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項4

−前記少なくとも1つの第1の種類の顔料が、前記少なくとも1つの第2の種類の顔料と同一であること、および−前記少なくとも1つの第1の種類の顔料が、前記少なくとも1つの第2の種類の顔料とは異なる色であることのうちいずれか1つである、請求項3に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項5

前記ベースコーティングおよび前記後コーティングを有する前記天然繊維が、以下の順序、−少なくとも1つの添加剤および前記流体結合剤を前記天然繊維に添加することによって、後組成物(1222)を用意すること(1000)と、−前記後組成物を混合すること(1002)と、−前記後組成物の前記混合中に、水および前記触媒を前記後組成物に添加して(1004)、前記流体結合剤および前記少なくとも1つの添加剤をさらなるコーティングに硬化させることであって、前記さらなるコーティングを有する前記天然繊維が前記人工芝インフィル(202”)として提供されることとを実施することによって少なくとも1回再コーティングされる、請求項3または4に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項6

前記少なくとも1つの添加剤が、少なくとも1つの第1の種類の顔料、少なくとも1つの第2の種類の顔料、難燃剤アルミニウム三水和物水酸化マグネシウム膨張性成分ポリリン酸アンモニウム薄片化黒鉛メチルセルロースゼオライト抗菌剤、銀、キトサン、IR反射顔料ヒンダードアミン光安定剤凍結防止添加剤、解氷添加剤、塩化ナトリウム塩化カリウムギ酸ナトリウムギ酸カリウム、およびこれらの組み合わせのいずれか1つをさらに含む、請求項5に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項7

前記天然繊維が、長さ5mm未満、より好ましくは長さ1.5mm未満の繊維を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項8

前記少なくとも1つの第1の種類の顔料および/または前記少なくとも1つの第2の種類の顔料が、無機顔料有機顔料酸化鉄、銅フタログリーン錯体酸化クロム(III)、銅フタロシアニン顔料ニッケルアゾ顔料酸化チタン、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項9

前記ポリマー成分が、少なくとも1つの種類のモノマー、少なくとも1つの種類の部分的に重合されたポリマー、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項10

前記ポリマー成分が、水および触媒によって少なくとも1つの種類のポリウレタンに硬化される、請求項1から9のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項11

前記流体結合剤が、液体ポリウレタン成分を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項12

前記液体ポリウレタン成分が、プレポリマー、ポリマーイソシアネートオリゴマーイソシアネート、モノマーおよびこれらの混合物を含んでもよい、NC末端ポリマーを含む、請求項11に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項13

前記液体ポリウレタン成分が、トルエンジイソシアネートおよび/または2,2’−メチレンジフェニルジイソシアネートおよび/または2,4’−メチレンジフェニルジイソシアネートおよび/または4,4’−メチレンジフェニルジイソシアネートの群の芳香族ジイソシアネートを含む、請求項11または12に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項14

前記液体ポリウレタン成分が、ヘキサメチレンジイソシアネートイソホロンジイソシアネート、および/または1,4−シクロヘキシルジイソシアネートの群の脂肪族ジイソシアネートを含む、請求項11、12、または13に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項15

前記液状ポリウレタン成分が、メチレンジフェニルジイソシアネート異性体混合物を含む、請求項11から14のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項16

前記液体ポリウレタン成分が、ヒドロキシル成分を含み、前記ヒドロキシル成分が、ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオールの群から選択される、請求項11から15のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項17

前記ヒドロキシル成分が、500〜10000の分子量を有するポリエーテルポリオールに基づくものであり、好ましくは前記分子量が1500〜6000であり、より好ましくは前記分子量が2000〜4000である、請求項16に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項18

前記触媒が、以下の群:第2級アミン触媒、第3級アミン触媒、および金属有機触媒のうちのいずれか1つに属する、請求項1から17のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項19

前記天然繊維を前記人工芝インフィルとして提供する前に、前記後組成物を乾燥させることをさらに含む、請求項3に関連して請求項3から18のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項20

流動反応器内で少なくとも部分的に実施される、請求項1から19のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項21

バッチプロセスとして少なくとも部分的に実施される、請求項1から19のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項22

人工芝(200)を製造する方法であって、−人工芝カーペット(100)を取り付けること(300)であって、前記人工芝カーペットが、複数の人工芝繊維房(104)を含む、取り付けることと、−前記複数の人工芝繊維房の間に人工芝インフィル(202、202’、202”)の層を広げることによって、前記人工芝を用意すること(302)であって、前記人工芝インフィルが、天然繊維(500)を含み、前記天然繊維が、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含み、前記天然繊維が、少なくとも1つの外側コーティング(502、600、700)を含み、前記少なくとも1つの外側コーティングが、少なくとも1つの第1の種類の顔料および結合剤を含み、前記結合剤が、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む、用意することとをさらに含む、方法。

請求項23

人工芝インフィル(202、202’、202”)であって、前記人工芝インフィルが、天然繊維(500)を含み、前記天然繊維が、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含み、前記天然繊維が、少なくとも1つの外側コーティング(502、600、700)を含み、前記少なくとも1つの外側コーティングが、少なくとも1つの第1の種類の顔料および結合剤を含み、前記結合剤が少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む、人工芝インフィル。

請求項24

前記少なくとも1つの外側コーティングが、前記天然繊維を露出させる開口部(504)を含む、請求項23に記載の人工芝インフィル。

請求項25

−複数の人工芝繊維房(104)を含む、人工芝カーペット(100)と、−請求項23または24に記載の人工芝インフィル(202、202’、202”)とを含む、人工芝。

請求項26

スプリンクラーシステム(400)をさらに含む、請求項25に記載の人工芝。

請求項27

前記ベースコーティングが、前記天然繊維を露出させる第1の開口部(504)を含む、請求項1から21のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項28

前記後コーティングが、前記天然繊維を露出させる第2の開口部(504)を含む、請求項27および請求項3に関連して請求項3から21のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項29

前記第1の開口部の数が、前記第2の開口部の数より多い、請求項28および27に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項30

前記第1の開口部の一部が、前記後コーティングによって覆われる、請求項27から29のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項31

前記さらなるコーティングが、前記天然繊維を露出させる第3の開口部(504)を含む、請求項5から21および請求項5に関連して請求項27から30のいずれか1項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項32

前記第2の開口部の数が、前記第3の開口部の数より多い、請求項31および29に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項33

前記第1の開口部の一部が、前記後コーティングによって覆われる、請求項1から21ならびに請求項27および3に関連して請求項27から32のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項34

前記第2の開口部の一部が、前記さらなるコーティングによって覆われる、請求項1から21ならびに請求項28および5に関連して請求項21から27のいずれか一項に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項35

前記第2の開口部の数が、前記第3の開口部の数より多い、請求項28および31に記載の人工芝インフィルを製造する方法。

請求項36

前記少なくとも1つの外側コーティングが、前記天然繊維を露出させる開口部(504)を含む、請求項23または24に記載の人工芝インフィル。

技術分野

0001

本発明は人工芝および人工芝インフィルを製造する方法に関する。

背景技術

0002

人工芝(aritificial turf)または人工草(aritificial grass)は、草に取って代わるために使用される繊維からなる表面である。人工芝の構造は、人工芝が草に似た外観を有するように設計されている。典型的には、人工芝は、サッカー、アメリカフットボールラグビーテニスゴルフなどのスポーツのための、競技場、または運動場のための表面として使用される。さらに人工芝は造園用途に頻繁に使用される。

0003

人工芝は、カーペットを製造するための技術を用いて製造され得る。例えば、草の葉の外観を有する人工芝繊維は、房状になっていてもよく、または裏材に付けられてもよい。多くの場合、人工芝インフィルは、人工芝繊維の間に配置される。人工芝インフィルは、人工芝繊維の底部を覆う粒子状材である。人工芝インフィルの使用は多くの利点を有し得る。例えば、人工芝インフィルは、人工芝繊維が真っすぐに立つことを助けることができる。人工芝インフィルはまた、歩行または走行による衝撃を吸収し、本物のに似た経験を提供し得る。人工芝インフィルはまた、人工芝カーペット重み付けすることによって、それを平らにかつ定位置で保持するために役立つことができる。

0004

特許文献1は、ココヤシベースの材料からなる充填剤を有する熱可塑性材料の塊を提供し、上述した粒子状インフィル材料を得るために、ココヤシベースの材料からなる充填剤を有する熱可塑性材料の該塊を造粒にかけることを想定する合成芝用の粒子状インフィル材料を製造するための方法を開示している。好ましくは、熱可塑性材料は微粒子型であり、ココヤシベースの材料は微粒子型(繊維質粉砕および/または刻まれたもの)である。熱可塑性材料とココヤシベースの材料を混合することによって得られる混合物は、ココヤシベースの材料を充填剤として組み込んだ熱可塑性材料のマトリックスの対応する形態を有する、熱可塑性材料の軟化をもたらすために優先的には加熱される。

先行技術

0005

欧州特許出願公開第2206833号明細書

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、独立請求項に記載の人工芝インフィルを製造する方法、人工芝を製造する方法、および人工芝を提供する。実施形態は従属請求項に提供されている。

課題を解決するための手段

0007

一態様では、本発明は、人工芝インフィルを製造する方法を提供する。本方法は、まず、天然繊維、少なくとも1つの第1の種類の顔料、および流体結合剤を含むベース組成物を用意することを含む。流体結合剤は、少なくとも1つの種類のポリマー成分を含む。天然繊維は、麻繊維バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。

0008

少なくとも1つの第1の種類の顔料は、個々の顔料であってもよいか、または異なる顔料の組み合わせもしくは混合物であってもよい。例えば、少なくとも1つの第1の種類の顔料は、緑色、白色、黄色、および黒色顔料の混合物である人工芝インフィルを着色するために使用される緑色顔料であってもよい。

0009

次の工程において、本方法は、ベース組成物を混合することをさらに含む。本方法は、ベース組成物の混合中に、水および触媒をベース組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの第1の種類の顔料を天然繊維のベースコーティング硬化させることをさらに含む。ベースコーティングにおける「ベース」という用語は、天然繊維のコーティング識別するためのラベルとして意図されている。したがって、本明細書で使用される場合、「ベース」という用語は、天然繊維のコーティングの文脈においてラベルとしてのその使用以外の特定の意味を有することを意図しない。よって、本明細書で理解されるように、「ベースコーティング」は、1つ以上の追加のコーティングのためのベースを形成しても、または形成しなくてもよいコーティングである。

0010

本実施形態は、様々な理由により有益であり得る。一態様では、本方法は、天然繊維を部分的にコーティングする手段を提供し得るので有益であり得る。天然繊維は水を吸収および放出することができる。スポーツイベントやゲームの前に、人工芝に水を噴霧して水を吸収することが有益な場合がある。太陽光温風が人工芝を加温すると、その後、人工芝の表面を冷たく保ちながら水を放出または蒸発させることができる。人工芝インフィルが水を保持できる時間は、人工芝インフィルを部分的に覆うことにのみよって制御することができる。

0011

さらなる利点は、ベースコーティングが天然繊維に保護を提供し、それを一緒に保持するのを助けることである。これは、より長期間持続する人工芝インフィルを提供し得る。別の利点は、顔料が人工芝インフィルに対してより自然な色を提供することであり得る。例えば、色または緑色を使用することができる。天然繊維が茶色に着色されている場合、緑色顔料を含むことは、人工芝インフィルが茶色と緑色の両方を有し、したがって結果として得られる人工芝をより現実的または実物そっくりに見せるという点で有益であり得る。

0012

別の利点は、流体結合剤が部分的に天然繊維に吸収され、天然繊維とベースコーティングとの間に非常に強い結合を提供することができるということであり得る。少なくとも1つのポリマー成分を含む流体結合剤の使用は、人工芝インフィルと共に製造された人工芝を使用して、本物の芝の感触を有し、および/または人々または競技者を保護することに役立つ衝撃吸収特性を有する可撓性の人工芝インフィルを提供することができるために、有益であり得る。

0013

麻繊維および他の天然繊維は引火性がより低い可能性があるので、天然繊維、特に麻繊維の使用は、ココヤシ繊維よりも追加的に有利であり得る。場合によっては、麻繊維および他の天然繊維はまた、ココヤシ繊維よりも良好に水を吸収し得る。天然繊維が水を吸収するのは有利な場合があり、それはゲームの前に人工芝に水を噴霧できるからである。天然繊維からの水の蒸発は、自然冷却効果を有し、太陽光の下で競技されるゲーム中に人工芝の温度を低下させるのに役立ち得る。

0014

麻繊維はココヤシ繊維と比較して真菌に対して本来抵抗性であるために、麻繊維の使用はまた有益であり得る。麻繊維はまた、非常に肌に優しいという利点を有する。麻繊維は、木材チップまたはココヤシ繊維などの多くの他の天然繊維よりも研磨性が低く、および/または刺が少ない。

0015

インフィル材料としての天然繊維、特に麻繊維の使用は、優れた吸湿および衝撃吸収特性を有するので有益であり得る。一実施形態によれば、インフィルを有する人工芝上で転倒する競技者は、場合によっては、競技者がココヤシ繊維を主成分とするインフィルを有する人工芝上で転倒した場合よりも傷つきにくい可能性がある。

0016

天然繊維の使用はまた、例えば、ゴム顆粒と比較して低い熱伝導率を有するので有益であり得る。これは、人工芝表面が太陽光に曝されたときに非常に熱くなる状態を低減するために役立ち得る。

0017

人工芝インフィルを製造する方法は、人工芝を製造するための方法の一部であり得る。

0018

別の実施形態では、天然繊維は、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つからなる。

0019

別の実施形態では、天然繊維は、麻繊維、バーラップ繊維、およびサイザル麻繊維、ならびにこれらの組み合わせのうちのいずれか1つからなる。他の種類の天然繊維を超える麻繊維、バーラップ繊維、およびサイザル麻繊維の使用は、これらの繊維が優れた吸水特性ならびに真菌による腐敗に対する抵抗性を高めるので、有益であり得る。

0020

別の実施形態では、本方法は、ベースコーティングを有する天然繊維、少なくとも1つの第2の種類の顔料、および流体結合剤を含む後組成物を用意することをさらに含む。本方法は、後組成物を混合することをさらに含む。本方法は、後組成物の混合中に、水および触媒を後組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの第2の種類の顔料を天然繊維の後コーティングに硬化させることを含む。

0021

少なくとも1つの第2の種類の顔料および少なくとも1つの第1の種類の顔料は、同一であってもよく、または異なっていてもよい。これらが同じ場合、天然繊維のコーティングは均一な色である。少なくとも1つの第2の種類の顔料および少なくとも1つの第1の種類の顔料が異なる色である場合、得られる人工芝インフィルがより自然かつ土色の外観を有するように、2つの色を選択することができる。

0022

本方法は、後コーティングを有する天然繊維を人工芝インフィルとして提供することをさらに含む。

0023

上記のような少なくとも2つの工程における天然繊維のコーティングは、天然繊維のより良好なコーティングを提供することができるので有益であり得る。例えば、ベース組成物の混合中、天然繊維の個々の繊維は、各繊維のベースコーティングとして形成されるので、互いに接触して相互作用する。しかしながら、異なる天然繊維間の物理的接触欠陥を引き起こす。天然繊維粒子を後コーティングで2回コーティングすることによって、天然繊維のはるかに高い被覆率を達成することができる。

0024

一例として、ベースコーティングまたは後コーティングの形成中、被覆率はそれぞれ天然繊維の表面の90%のみである。ベースコーティングが堆積された後、天然繊維の各顆粒のおよそ10%がコーティングされないままであろう。小さな表面欠陥が存在するであろう。後コーティングの堆積はその後も、表面の90%を覆う。天然繊維の繊維または粒子間の相互作用は本質的にランダムなプロセスであるので、この場合、ベースコートの堆積後に露出された欠陥の90%が被覆されると予想することができる。2つのコーティングを施した結果として、わずか少量の欠陥(ここでは、自然繊維がベースコーティングまたは後コーティングのいずれにもコーティングされていない)を伴い、99%が被覆されている人工芝インフィルをもたらす。この効果は、水が天然繊維からどれほど迅速に蒸発するかを制御し、したがって蒸発の冷却効果をどれほど長く有効にするかを制御するために使用され得る。

0025

天然繊維の被覆率を改善することは、いくつかの異なる状況において有益であり得る。例えば、人工芝カーペットを製造するために使用される繊維または房と同じまたは類似の色に人工芝インフィルに着色することが望ましい場合がある。これは、より現実的な外観の競技表面または競技場を提供することができる。別の利点は、エラストマー天然繊維がより良好にコーティングすることができ、したがって優れた耐摩耗特性を有し得るか、またはさらに環境からより良く分離され得ることである。

0026

別の実施形態では、天然繊維は、5mm未満の長さを有する繊維を含む。

0027

別の実施形態では、天然繊維は、1.5mm未満の長さを有する繊維を含む。

0028

別の実施形態では、天然繊維は、2.5mm未満の長さを有する繊維を含む。

0029

別の実施形態では、ベースコーティングの硬化および後コーティングの硬化は、重合プロセスである。特許請求の範囲内では、「硬化する」または「硬化」という用語を重合で置き換えてもよい。

0030

別の実施形態では、後コーティングは、ベースコーティングを少なくとも部分的に覆う。

0031

別の実施形態では、ベースコーティングは、天然繊維を部分的にのみ覆う。

0032

別の実施形態では、後コーティングは、ベースコーティングを部分的にのみ覆う。

0033

別の実施形態では、ベースコーティングおよび後コーティングを有する天然繊維は、以下の順序を実行することによって少なくとも1回再コーティングされる。順序の第1の工程は、ベースコーティングおよび後コーティングで既にコーティングされた天然繊維に少なくとも1つの添加剤および流体結合剤を添加することによって、後組成物を用意することである。順序の次の工程は、後組成物を混合することである。順序の次の工程は、後組成物の混合中に、水および触媒を後組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの添加剤をさらなるコーティングに硬化させることである。次いで、さらなるコーティングを有する天然繊維は、人工芝インフィルとして提供される。この実施形態は、追加の機能性コーティングまたは層を天然繊維上に載置することができるので有益であり得る。少なくとも1つの第1および/または第2の種類の顔料が再び使用される場合、天然繊維を3回以上コーティングして、天然繊維の被覆率およびコーティングを改善することができる。ここでもまた、この効果は、水が天然繊維からどれほど迅速に蒸発するかを制御し、したがって蒸発の冷却効果をどれほど長く有効にするかを制御するために使用され得る。

0034

この実施形態はまた、人工芝インフィルの効用または耐摩耗性もしくは有用性を改善し得る、いわゆる、機能層または添加剤の堆積を可能にするために、有益であり得る。

0035

別の実施形態では、PU触媒は、部分的または完全に水溶性であり、第2級アミン、第3級アミン、金属有機触媒の群のうちの1つである。

0036

これらの触媒の利用は、天然繊維を露出させる開口部を有するコーティングの製造を容易にすることができる。加えて、これらの触媒を使用して製造されたコーティングは、構造的完全性、および/または耐久性、および/または人工芝インフィルに対する要求に適合する機械的特性を有することができる。

0037

さらに、これらの触媒の量の制御は、開口部の数および/または寸法の制御を提供することができる。上述したように、また、さらに本文で述べたように、開口部は、それ自体の生来性質で、開口部において空気に開放された繊維の表面からの水の適切な吸収および放出を提供することができる。上述されているように、水の吸収および放出のプロセスは、人工芝インフィルを、結果として人工芝を冷たい状態に保持することを容易にすることができる。

0038

別の実施形態では、液体PU成分は、プレポリマー、ポリマーイソシアネートオリゴマーイソシアネート、モノマーおよびこれらの混合物であり得るNC末端ポリマーに基づく。

0039

別の実施形態では、液体PU成分は、トルエンジイソシアネートおよび/または2,2’−メチレンジフェニルジイソシアネートおよび/または2,4’−メチレンジフェニルジイソシアネートおよび/または4,4’−メチレンジフェニルジイソシアネートの群の芳香族ジイソシアネートに基づく。

0041

好ましい実施形態では、液体PU成分は、メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI異性体混合物に基づく。

0042

別の実施形態では、PUの製造のためのヒドロキシル成分は、ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオールの群からのものである。

0043

別の実施形態では、ヒドロキシル成分は、分子量500〜10000のポリエーテルポリオールに基づく。好ましい実施形態では、ポリエーテルポリオールは1500〜6000の分子量を有する。非常に好ましい実施形態では、分子量は2000〜4000の範囲である。

0044

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、少なくとも1つの第1および/または第2の種類の顔料を含む。

0045

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、単独では可燃性(burnable)または引火性(flammable)のエラストマー材料難燃性インフィル材料に変えるアルミニウム三水和物水酸化マグネシウムのような難燃剤をさらに含む。

0046

別の実施形態では、この難燃性添加剤は、膨張性コーティングを形成し、ポリリン酸アンモニウムまたは薄片化黒鉛もしくはその混合物を含む膨張性成分に基づく。

0047

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、ゼオライトをさらに含む。人工芝インフィルの表面が水を吸収または放出することができるために、ゼオライトの添加は有益であり得る。例えば、太陽の下または高温条件下で開催される予定サッカーゲームの前に、水が人工芝に噴霧され、ゼオライトは一定量の水を吸収することができる。太陽または熱気がゲーム中に人工芝インフィルを加温するので、水の蒸発は競技表面を冷やして、競技者にとって人工芝の使用をより快適にすることができる。

0048

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、水分の吸収および放出のためのゼオライトと同様に有利なメチルセルロースを含み、暑い気候条件での冷却効果をもたらす。

0049

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、抗菌剤をさらに含む。

0050

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、銀をさらに含む。銀は、抗菌剤として有益であり得る。

0051

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、天然抗菌特性を示すキトサンをさらに含む。

0052

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、IR反射性顔料をさらに含む。混合金属酸化物としてのIR反射性顔料の使用は、赤外光反射することができるので、有益であり得る。これにより、人工芝インフィルの加温を低減することができる。特定の利点は、この場合、比較的高価で貴重な顔料がインフィル天然繊維の表面にのみあることであり得る。

0053

別の実施形態では、少なくとも1つの第1および/または第2の種類の顔料は、無機顔料有機顔料またはこれらの混合物を含む。

0054

別の実施形態では、少なくとも1つの第1および/または第2の種類の顔料は、酸化鉄水酸化鉄酸化物酸化クロム(III)、銅フタロシアニン顔料ニッケルアゾ顔料酸化チタンおよびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。

0055

別の実施形態では、少なくとも1つの種類の添加剤は、PUコーティングならびに弾性および/または圧縮弾性天然繊維をUV分解から保護することができるヒンダードアミン光安定剤HALS)である。

0056

別の実施形態では、少なくとも1つの添加剤は熱安定剤であり、弾性および/または圧縮弾性天然繊維を熱劣化から保護する。

0057

別の実施形態では、少なくとも1つの種類の添加剤は、塩化ナトリウム塩化カリウム塩化カルシウムギ酸ナトリウムギ酸カリウムまたはこれらの混合物の群の凍結防止解氷添加剤である。添加剤は天然繊維の近傍に移動し、これにより、インフィル天然繊維粒子間の湿気凍結させることによっての形成を阻害する。

0058

別の実施形態では、流体結合剤は、界面活性剤ポリウレタン脂肪族イソシアネート、ポリウレタン芳香族イソシアネート、ゼオライト、抗菌剤、銀、IR反射性顔料、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つをさらに含む。

0059

別の実施形態では、ポリマー成分は、少なくとも1つの種類のモノマー、少なくとも1つの種類の部分的に重合されたポリマー、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。

0060

別の実施形態では、ポリマー成分は、水および触媒によって、少なくとも1つの種類のポリウレタンに硬化される。

0061

例えば、ポリマー成分はメチレンジフェニルジイソシアネートであり得る。ポリマー成分はまた、ポリオールを含み得る。

0062

別の実施形態では、触媒は、アミン触媒および金属有機触媒のうちのいずれか1つを含む。

0063

別の実施形態では、本方法は、天然繊維を人工芝インフィルとして提供する前に、後組成物を乾燥させることをさらに含む。

0064

天然繊維を、ベースコーティングを用いてコーティングした後にベース組成物を乾燥させることも可能であるが、これは必ずしも必要ではない。弾性および/または圧縮弾性天然繊維上のベースコーティングの形成に由来して残存する水は、後組成物の反応に使用することができる。

0065

別の実施形態では、本方法は、流動反応器内で少なくとも部分的に実施される。流動反応器において、天然繊維は、直線連続的経路に沿ってゆっくりと移動され、天然繊維がおおまかに混合されて、それに沿って移動する。流動反応器を使用する利点は、人工芝インフィルが連続的な原理に基づいて製造され得ることである。

0066

別の実施形態では、本方法は、バッチプロセスとして少なくとも部分的に実施される。ベースコーティングは、初期またはベースバッチの間に天然繊維上に形成され、後コーティングは、後バッチ中に天然繊維上に形成される。別々のバッチでベースコーティングおよび後コーティングを形成することは、ベースおよび後コーティングの形成を正確に制御することが可能となり得るために、有益であり得る。

0067

別の態様では、本発明は、人工芝を製造する方法を提供する。本方法は、人工芝カーペットを取り付けることを含む。人工芝カーペットは、複数の人工芝繊維房を含む。例えば、人工芝カーペットは、房状人工芝カーペットであってもよい。房状に付けられた人工草繊維の房を有する裏材が存在してもよい。本方法は、複数の人工芝繊維房の間に人工芝インフィルの層を広げることによって、人工芝を用意することをさらに含む。人工芝インフィルは、天然繊維を含む。天然繊維は、少なくとも2つの外側コーティングを含む。2つの外部コーティングのそれぞれは、少なくとも1つの第1のおよび/または第2の種類の顔料と結合剤とを含む。結合剤は、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む。この方法は、人工芝インフィルが2つの外側コーティングによってより完全に覆われ得るために、有益であり得る。これは、例えば、人工芝インフィルの優れた光学的外観を提供することができる。また、人工芝インフィルのより良好な耐摩耗性および寿命を提供し得る。

0068

別の態様では、本発明は、人工芝インフィルを提供する。人工芝は天然繊維を含む。天然繊維は、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。天然繊維は、少なくとも1つの外側コーティングを含む。少なくとも1つの外側コーティングは、少なくとも1つの第1の種類の顔料および結合剤を含む。結合剤は、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む。少なくとも1つの外側コーティングは、天然繊維を露出させる開口部を含む。

0069

少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む結合剤の利用は、構造的完全性、および/または耐久性、および/または人工芝インフィルの要件に適合する機械的特性を有する開口部をコーティングに付与することができるため、有利であり得る。さらに、開口部は、上記、ならびに本文においてさらに述べられる人工芝インフィルの冷却効果を提供することができる。

0070

別の実施形態では、天然繊維は、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つからなる。

0071

別の態様では、本発明は人工芝を提供する。人工芝は、人工芝カーペットを含む。人工芝カーペットは、複数の人工芝繊維房を含む。人工芝は、一実施形態による人工芝インフィルをさらに含む。人工芝インフィルは、人工芝繊房の間に分布している。

0072

別の実施形態では、人工芝は、スプリンクラーシステムをさらに含む。人工芝にスプリンクラーシステムを使用すると、人工芝を自動的に濡らすのに使用することができるため、有益であり得る。例えば、これは、人工芝をゲームの競技中により冷たい状態で保持することができるように、ハーフタイムに水を供給する便利な手段である。

0073

組み合わせられた実施形態が互いに排他的でない限り、本発明の上述の実施形態の1つ以上を組み合わせることができることが理解される。

0074

以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して、ほんの一例としてより詳細に説明する。

図面の簡単な説明

0075

人工芝カーペットの一例を例示する図である。
人工芝の一例を例示する図である。
人工芝の製造方法を例示するフローチャートを示す図である。
スプリンクラーシステムを組み込んだ人工芝の一例を例示する。
人工芝インフィルの一例を例示する図である。
人工芝インフィルのさらなる例を例示する図である。
人工芝インフィルのさらなる例を例示する図である。
人工芝インフィルのさらなる製造方法を例示するフローチャートを示す図である。
人工芝インフィルのさらなる製造方法を例示するフローチャートを示す図である。
人工芝インフィルのさらなる製造方法を例示するフローチャートを示す図である。
バッチ反応器の一例を例示する図である。
流動反応器の一例を例示する図である。

実施例

0076

これらの図の同様の番号が付けられた要素は、同等の要素であるか、または同じ機能を実行するかのいずれかである。以前に議論した要素は、機能が同等である場合は後の図で必ずしも議論されない。

0077

図1および図2は、人工芝カーペットおよび人工芝インフィルを使用した人工芝の製造を例示している。図1では、人工芝カーペット100を見ることができる。人工芝カーペット100は裏材102を含む。図1に示される人工芝カーペット100は、この例では房状人工芝カーペットである。人工芝カーペットは、裏材102に房状化された人工芝繊維房104によって形成される。人工芝繊維房104は、列状に房状化される。隣接する列の房の間には列間隔106がある。人工芝繊維房104はまた、裏材102の上方にある一定の距離で延在する。繊維104が裏材102の上に延在する距離はパイル高さ108である。図1では、人工芝カーペット100は、それを地面110または床に配置するまたは付けることによって取り付けられていることが分かる。

0078

図2は、図1の人工芝カーペット100から製造された人工芝200を例示している。人工芝200を製造するために、少なくとも1つの外側コーティングを有する天然繊維からなるインフィル202が使用される。少なくとも1つの外側コーティングは、少なくとも1つの種類の顔料および結合剤を含み、結合剤は、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む。天然繊維は、例えば、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つであり得る。図2は、人工芝インフィル202が広げられ、人工芝繊維房204の間に分布された後の人工芝カーペット200を示している。

0079

図3は、図2に示す人工芝200の製造方法を例示するフローチャートを示している。まず、工程300において、人工芝カーペット100が表面に取り付けられる。人工芝は、複数の人工芝繊維房を含む。次に、工程302において、人工芝200は、複数の人工芝繊維房104の間に人工芝インフィル202の層を広げることによって提供される。人工芝インフィルは、天然繊維を含む。天然繊維は、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。天然繊維は、少なくとも1つの外側コーティングを含む。少なくとも1つの外側コーティングは、少なくとも1つの種類の顔料および結合剤を含む。結合剤は、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む。

0080

図4は、人工芝200のさらなる例を示している。この例では、自動スプリンクラーステム400が人工芝200に組み込まれている。スプリンクラー400は、人工芝200の上面に水402を噴射しているように描写されている。人工スプリンクラーの使用は、ゴム天然繊維および天然繊維の両方を含むインフィル成分との組み合わせにおいて有益であり得る。天然繊維は、蒸発によって人工芝200の表面を冷たく保つために役立つ水を吸収し得る。

0081

図5は、天然繊維500から製造された人工芝インフィル202の一例を示している。図5、6および7の図は、断面図である。天然繊維は、外側コーティング502で部分的に被覆されているものとして示されている。外側コーティング502は、少なくとも1つの第1の種類の顔料および結合剤から形成される。結合剤は、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む。外側コーティング502は、人工芝インフィルがより現実的に見えるようにするのに役立つ着色を提供し得る。外側コーティング502はまた、使用中に天然繊維500が早期に破砕しないように保護し、維持するように働くのに役立ち得る。外側コーティング502の開口部504は、天然繊維500に対して大気へのアクセスを提供する。これは、天然繊維500が水を吸収および放出することを可能にする。例えば、人工芝が、例えば、図4に示すスプリンクラーで濡れたとき、天然繊維は水を吸収することができる。開口部504の量は、人工芝インフィル202がその水およびその冷却効果をいかに迅速に失うかを制御する。

0082

図6は、人工芝インフィル202’のさらなる例を示している。人工芝インフィル202’は、天然繊維500の断面図として再び示されている。この例では、追加の後コーティング600が天然芝繊維500に適用されている。後コーティング600は、図5に表されていた開口部504の一部を覆うものとして示されている。その結果、追加の後コーティングを適用することによって、多数の開口部が減少する。これにより、開口部を通る水の吸収および放出のプロセスは、後コーティングを適用することによって所望のレベルに調整することができる。後コーティング600はまた、以前にコーティングされたベースコーティング502のいくつかを部分的に覆う。その結果、外側コーティング502および後コーティング600を含むコーティングの構造的完全性、および/または耐久性、および/または機械的特性を所望のレベルに改善または調整することができる。後コーティング600は、第2の種類の顔料および結合剤を含み得る。結合剤は、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを再び含む。いくつかの例では、第1の種類の顔料と少なくとも1つの第2の種類の顔料は同一である。他の場合では、それらは2つの異なる色であってもよい。同じ2つの色を使用することは、天然繊維500のより均一な色分けを可能にし得る。2つの異なる色を使用することは、天然繊維500のより実物そっくりな外観を可能にし得る。開口部504の数が大幅に減少していることを見ることができる。これは、天然繊維500がどれだけ大気に曝されているかを制御する手段を提供し得る。これは、熱および太陽光に曝されたときに人工芝インフィル202’が水をいかに迅速に失うかを制御することを可能にし得る。これは、冷却効果を延長させる効果を有し得る。

0083

図7は、天然繊維500のさらなる断面図を示すことにより例示されるような人工芝インフィル202”のさらなる例を示している。図7に表された人工芝繊維500は、追加のさらなるコーティング700が後コーティング600およびベースコーティング502上にコーティングされている点を除いて、図6のものと同様である。開口部504の数が再び大幅に減少していることを見ることができる。十分な数のコーティングが使用されるならば、人工芝繊維500は、コーティング内に完全に封入され得る。さらなるコーティング700は、少なくとも1つの顔料および結合剤を含むことができ、この結合剤は、少なくとも1つの種類のポリウレタンポリマーを含む。5、6および7に示される全ての実施例におけるさらなるコーティング、後コーティング600および/またはベースコーティング502はまた、様々な機能性添加剤または成分を含み得る。例えば、難燃性を提供し、赤外線反射性または他の特性を提供するために使用される成分が存在し得る。

0084

コーティングを適用するそのような反復プロセスは、多数の開口部および/または開口部の領域の効果的な制御を提供することができる。加えて、この反復プロセスは、所望の機械的および/または構造的特性および/または必要な耐摩耗性および寿命を有する人工芝インフィルの一体コーティングの製造を提供することができる。

0085

図8は、図5に例示された人工芝インフィル202を製造するための方法を例示するフローチャートを示している。まず、工程800において、天然繊維500を含むベース組成物が提供される。ベース組成物は、複数の顔料および流体結合剤の集合体であり得る、少なくとも1つの第1の種類の顔料をさらに含む。流体結合剤は、少なくとも1つの種類のポリマー成分を含む。天然繊維は、麻繊維、バーラップ繊維、サイザル麻繊維、オオガマ、綿、ココヤシ繊維、およびこれらの組み合わせのうちのいずれか1つを含む。次に、工程202において、本方法は、ベース組成物を混合することをさらに含む。次いで、最後に、工程804において、本方法は、ベース組成物の混合中に、水および触媒をベース組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの第1の種類の顔料を天然繊維500のベースコーティング502に硬化させることをさらに含む。

0086

図9は、図6に示される人工芝インフィル202’の製造方法を例示するフローチャートを示している。図9の方法は、図8の工程800、802および804を含む。工程804を実施した後の本方法は、ベースコーティング502を有する天然繊維500を含む後組成物を用意することをさらに含む。後組成物は、少なくとも1つの第2の種類の顔料をさらに含み、これは少なくとも1つの第1の種類の顔料および流体結合剤と同じであっても異なっていてもよい。少なくとも1つの第2の種類の顔料は、単一の顔料であってもよく、または異なる顔料の集合体から形成されていてもよい。次に、工程902において、本方法は、後組成物を混合することをさらに含む。次に、本方法は、後組成物の混合中に、水および触媒を後組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの第2の種類の顔料を天然繊維500の後コーティング600に硬化させる工程904をさらに含む。本方法は、後コーティングを有する天然繊維を人工芝インフィル202’として提供する工程906をさらに含む。

0087

図10は、図7に例示されるものなどの人工芝インフィル202”の製造方法を例示するフローチャートを示している。図10に例示される方法は、図6に例示される人工芝インフィル202’を使用する。図10の方法はまた、図9の工程の方法も含む。工程906を実施した後の本方法は、少なくとも1つの添加剤および流体結合剤を天然繊維に添加することによって、後組成物を用意すること1000をさらに含む。次いで、方法は、後組成物を混合する工程1002に進む。最後に、工程1004において、後組成物の混合中に、水および触媒を後組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの添加剤を天然繊維のさらなるコーティング700に硬化させる。本方法は、工程1004で終了し、得られた人工芝202”が提供される。しかしながら、後コーティングの添加は、複数回実施されてもよい。工程1004から1000に進む矢印は、このプロセスを所望の回数だけ繰り返してもよいことを示している。この工程は、人工芝インフィルに、開口部504のより高い被覆率などの追加の特性を追加するため、または、例えば、難燃性、赤外線反射性、抗菌特性またはさらには抗真菌特性を提供するために使用され得る追加の色または機能性コーティングをさらに追加するためにも複数回実施されてもよい。

0088

図11は、図5図7に描写されるような、人工芝インフィル202、202’、202”を製造するために使用され得るいくつかの装置を例示している。混合槽は、図8図10に示される方法のうちのいずれかを実施するために使用することができる。図11は、混合槽1100を描写している。混合槽は、多数の混合パドル1104に接続された回転シャフト1102を有する。混合槽1100には天然繊維500が充填されている。次いで、天然繊維500を、ベース組成物を形成することによって人工芝インフィル202に製造することができる。ベース組成物は、天然繊維500、任意に少なくとも1つの第1の種類の顔料、および流体結合剤を含む。流体結合剤は、例えば、少なくとも1つの種類のポリマー成分を含み得る。次の工程において、ベース組成物を混合する。この工程中に、混合水および触媒をベース組成物に添加して、流体結合剤および任意の少なくとも1つの種類の顔料を、天然繊維500の表面に結合する外側コーティング502に硬化させる。同様に、図6および図7に描写されるように、人工芝インフィル202’および202”は、図9および図10に描写される方法を使用することにより実施することができる。

0089

図11に描写される装置は、バッチとして人工芝インフィルを製造するために使用されてもよい。流動反応器を使用して連続プロセスとして人工芝インフィルを製造することもまた可能である。

0090

図12は、流動反応器1200の一例を例示している。図12に示す例は例示的なものであり、正確な縮尺では描かれていない。流動反応器1200は、スクリューコンベヤ1204に接続された回転シャフト1202を含む。スクリューコンベヤ1204は、水平に取り付けられたアルキメデススクリューに類似している。流動反応器1200は、天然繊維500で充填されているものとして示されている。回転シャフト1202が回転すると、それは天然繊維500を、流動反応器1200を通って移動させる。入り口には、天然繊維500用の投入口1208がある。これは、シャフト1202が回転されるにつれて連続的に実施され得る。これは、天然繊維500を、流体結合剤用のおよび任意に少なくとも1つの第1の種類の顔料用の第1の投入口1210に移動させる。投入口1210において、少なくとも1つの第1の種類の顔料および流体結合剤が天然繊維504に添加され、シャフト1202が回転すると、それと混合される。それらが完全に混合されると、天然繊維1204およびゴム天然繊維1206ならびに少なくとも1つの第1の種類の顔料および流体結合剤がベース組成物1220を形成する。次いで、このベース組成物1220は、水および触媒用の第1の投入口1212の下を搬送される。水および触媒は、この投入口1212において連続的または断続的に添加されてもよい。

0091

ベース組成物1220が流動反応器1200に沿ってさらに搬送されると、図5に描写されるように、流体結合剤および少なくとも1つの顔料が外側コーティング502に硬化する。この時点で、人工芝インフィル202が形成されている。

0092

いくつかの例では、流動反応器は追加の層またはコーティングを適用できるように追加の投入口を設けてもよい。図7はまた、任意の投入口1214および1216を描写している。外側コーティング502が形成された後、ベース組成物1220は、少なくとも1つの顔料および流体結合剤用の第2の投入口1214の下を搬送される。この時点で、より多くの顔料および流体結合剤が添加され、ベース組成物1220が後組成物1222になる。ベース組成物および後組成物に使用される顔料は、同一であっても、または異なっていてもよい。

0093

後組成物1222は、水および触媒1216用の第2の投入口の下で混合され、搬送される。次いで、水および触媒は、後組成物1222と混合され、時間とともに、流動反応器1220の端部にさらに搬送される。後組成物1222が流動反応器1200の端部に到達するまでに、後コーティング600が天然繊維500上に形成されている。最後の最後に、人工芝インフィル202’は出口1217で流動反応器1200を出る。天然繊維500はこのとき、人工芝インフィル202’である。次いで、人工芝インフィル202’は、任意の乾燥機1218に入るように示される。

0094

流動反応器もまた拡張することができるは、図12から明らかである。例えば、第3または第4またはさらにそれ以上のコーティングを施すことが望ましい場合、流動反応器1200の投入口の数を単純に増加させることができる。これは、天然繊維を異なる回転速度で移動させること、または可能であれば流動反応器1200をより長くすることも伴っていてもよい。

0095

100人工芝カーペット
102裏材
104人工芝繊維房
106列間隔
108パイル高さ
110 地面または床
200人工芝
202 人工芝インフィル
202’ 人工芝インフィル
202” 人工芝インフィル
300 人工芝カーペットを取り付ける
302 複数の人工芝繊維房の間に人工芝インフィルの層を広げることによって、人工芝を用意する
400スプリンクラー
402 水
500天然繊維
502ベースコーティング
504 開口部
600 後コーティング
700 さらなるコーティング
800 天然繊維、少なくとも1つの第1の種類の顔料、および流体結合剤を含むベース組成物を用意する
802 ベース組成物を混合する
804 ベース組成物の混合中に、水および触媒をベース組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの第1の種類の顔料を天然繊維のベースコーティングに硬化させる
900 ベースコーティングを有する天然繊維、少なくとも1つの第2の種類の顔料、および流体結合剤を含む後組成物を用意する
902 後組成物を混合する
904 後組成物の混合中に、水および触媒を後組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの第2の種類の顔料を天然繊維の後コーティングに硬化させる
906 後コーティングを有する天然繊維を人工芝インフィルとして提供する
1000 少なくとも1つの添加剤および流体結合剤を天然繊維に添加することによって、後組成物を用意する
1002 後組成物を混合する
1004 後組成物の混合中に、水および触媒を後組成物に添加して、流体結合剤および少なくとも1つの添加剤をさらなるコーティングに硬化させる
1100混合槽
1102回転シャフト
1104混合パドル
1200流動反応器
1202 回転シャフト
1204スクリューコンベヤ
1208 天然繊維用の投入口
1210 少なくとも1つの顔料および流体結合剤用の第1の投入口
1212 水および触媒用の第1の投入口
1214 少なくとも1つの顔料および流体結合剤用の第2の投入口
1216 水および触媒用の第1の投入口
1217出口
1218乾燥機
1220 ベース組成物
1222 後組成物

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