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技術 カプセル及び飲料生成システム

出願人 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
発明者 マルタン,オリヴィエべゼット,ニコラスジーン−ガイレイニンガー,ティエリー
出願日 2017年7月11日 (2年5ヶ月経過) 出願番号 2019-500656
公開日 2019年9月12日 (3ヶ月経過) 公開番号 2019-525803
状態 未査定
技術分野 飲料を作る装置
主要キーワード 三角形輪郭 オーバーフロー壁 真空効果 事前固定 製造工具 内カーブ 慣性中心 機械的動き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

本発明は、茶葉などの飲料原材料(11)を収容しており、熱湯注入によってなどの飲料を調製するように構成されたカプセル(1)に関し、このカプセル(1)は、飲料原材料を保存するためのハウジング(12)であって、容器部(120)と、開口した前面(121)と、開口した前面(121)から延びる周縁部(125)とを備えるハウジングと、ハウジングの開口した前面を閉鎖する前カバー(13)及び/又は壁(14)とを備え、ハウジング(12)は、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、ハウジング(12)は、プラスチック材料から作製されており、容器部(120)は、周縁部から及び容器部の外面から隆起している積み重ね用枠部(128)を備え、上記積み重ね用枠部は、開口した前面を取り囲むラインを形成しており、積み重ね用枠部の上記ラインは不連続である。

概要

背景

本発明は、特に、第1のカプセル係合部材を備えたモジュールを備える飲料生成マシンに関し、第1のカプセル係合部材は、協働する第2のカプセル係合部材に対して、開放したカプセル挿入位置と閉鎖されたカプセル密閉位置との間を移動することができる。このモジュールは、飲料生成位置から、カプセルがモジュールから排出されるカプセル排出位置にカプセルを能動的に後退させる手段を備える。このようなマシンは、カプセル排出位置が飲料生成位置に対してずれているという利点を示す。この利点は、飲料がマシンに接触することなく、マシン及びカプセルが飲料をカプセルからカップに直接搬出することが想定される場合に重要である。なぜならこれによりカプセルの排出が、飲料流路垂直線に対してずれている位置において可能となるからである。このような飲料生成マシンは、欧州特許出願公開第2033551号、国際公開第2011/144479号又は国際公開第2015/032651号に記載されている。

このようなマシンにおいて、カプセルは、飲料生成モジュール内に導入され、事前固定アームによって事前係合位置に保持され、その後、内部形状がカプセル形状適合する第1のカプセル係合部材によって係合され、更に、カプセルに対し第1の係合部材を移動させる。この移動の終了時に、カプセルは第1及び第2の係合部材間に固定され、一般的に、熱湯である希釈剤を、カプセル内の原材料との相互作用のために導入することができる。得られた飲料は、カプセル内に設けられている又は/及びカプセル係合時にマシンによって作製される、のいずれかである出口を通じてカプセルから流れ出て、重力によってカップ内に落下する。飲料が搬出されると第1の係合部材は、飲料流路の垂直線に対してずれた位置に向かって、カプセル回収ビンの内側にカプセルを移動し、カプセル排出位置に復帰する。第1の係合部材の動きは、直線状の動きと先端を振り回す動きとの組み合わせであり、これによりカプセルは第1の係合部材から重力によって落下し得る。

このモジュールは、第1のカプセル係合部材が飲料生成位置からそのカプセル排出位置まで移動されるときに、第1のカプセル係合部材を越えて延びているカプセルの周縁部を保持する手段を備える。これらの手段は、モジュールのフレーム側壁上に対称に配置された、又はわずかにずらされた2つのタブからなり、カプセルの周縁部を保持することができる。

現在、Nestleによって商標Special−Tの下で商品化される、このマシンとともに使用されるカプセルは、アルミニウム製である。

これらのカプセルは、保管中に、特にばら積みで保管された場合には、容易に回復不能なほど変形することがあることに留意されている。実は、カプセルは抽出チャンバとして使用されるので茶葉の開きを可能にしなければならないことから、これらのカプセルは、寸法がかなり大きく、茶葉は、内側では突き固められない。結果として、アルミ箔掛けられた外力によって、カプセル壁部の塑性変形が生じて、魅力の劣る体裁につながる。

変形を回避するために、カプセルはトレイを備える特定のパッケージに保管され、各カプセルは他のカプセルとの接触が防止される。この解決策は有効的であるが、そのようなパッケージは保管量が増す上にコストがかかる。

非変形可能なカプセルを提供するために、カプセルをプラスチック材料で作製することが提案されている。更に、カプセルが作製される材料の性質によっては、種々の予知できない問題が飲料調製中に生じたことに留意されている。

第一に、カプセルが単にアルミニウム製のカプセルと同じ形状を複製することによってプラスチック材料で作製される場合、カプセルが、甚だしい割合で飲料調製後に飲料調製マシンから正しく排出されなかったことに留意されている。より正確には、多くのカプセルがカプセルケージとカプセル回収ビンとの間に詰まったままであることに留意されている。それらの大部分については、カプセルが第1のカプセル係合部材から排出された時点で、それらはカプセル回収ビンに通じる開口部の上方に正しく配向されておらず、開口部と後方に向かう第1のカプセル係合部材との間に閉じ込められたままであるという事実に起因していた。

更に、一旦飲料を製造するために使用されると、抽出されたカプセルは変形され、もはや原形を留めていない。正確にいえば、使用前には元々凸状のカプセルの円形の側部は、カプセルに内部で吸い込みがあったかのように抽出後には凹状になる。この形状の変化は、最終的な飲料の品質に関するユーザの感覚に悪影響を与えかねず、問題はないが、特にプラスチック材料と熱湯との反応の可能性に関して疑いの念が持ち上がる。この変形は、抽出中に起こり、カプセルが作製される材料の性質を単に変えるだけでそのような変形に直面するとは想定外であった。

カプセルが完全にプラスチック材料製であるとき、ユーザがマシンを手で作動させ難しくなることにも留意した。実際には、このマシンでは、カプセル係合部材の動きは、ユーザによるレバーの手動の作動に起因している。手動の操作は、プラスチック製カプセルの方が難しく、というのも、ユーザがカプセル係合部材の機械的動きを開始するとき、プラスチック製のカプセルの後面を刺通するにはより強い力が必要であり、難しい動きと受け止められるからである。最後に、人間工学的な感覚は、気持ちのいいものではない。

本発明の目的は、正しく排出することができる上記マシン用のプラスチック製のカプセルを提供することである。

熱湯抽出中に変形しない上記マシン用のプラスチック製のカプセルを提供することは有利であろう。

概要

本発明は、茶葉などの飲料原材料(11)を収容しており、熱湯の注入によってなどの飲料を調製するように構成されたカプセル(1)に関し、このカプセル(1)は、飲料原材料を保存するためのハウジング(12)であって、容器部(120)と、開口した前面(121)と、開口した前面(121)から延びる周縁部(125)とを備えるハウジングと、ハウジングの開口した前面を閉鎖する前カバー(13)及び/又は壁(14)とを備え、ハウジング(12)は、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、ハウジング(12)は、プラスチック材料から作製されており、容器部(120)は、周縁部から及び容器部の外面から隆起している積み重ね用枠部(128)を備え、上記積み重ね用枠部は、開口した前面を取り囲むラインを形成しており、積み重ね用枠部の上記ラインは不連続である。 a

目的

本発明の目的は、正しく排出することができる上記マシン用のプラスチック製のカプセルを提供する

効果

実績

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請求項1

茶葉などの飲料原材料(11)を収容しており、熱湯注入によってなどの飲料を調製するように構成されたカプセル(1)であって、前記カプセル(1)は、前記飲料原材料を保存するためのハウジング(12)であって、容器部(120)と、開口した前面(121)と、前記開口した前面から延びる周縁部(125)とを備えるハウジングと、前記ハウジングの前記開口した前面を閉鎖する前カバー(13)及び/又は壁(14)とを備え、前記ハウジング(12)は、後面から前記前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、前記ハウジング(12)は、プラスチック材料から作製されており、前記容器部(120)は、前記周縁部から及び前記容器部の外面から隆起している積み重ね用枠部(128)を備え、前記積み重ね用枠部は、前記開口した前面を取り囲むラインを形成しており、前記積み重ね用枠部の前記ラインは不連続である、カプセル(1)。

請求項2

前記プラスチック材料は、熱成形用ポリマーである、請求項1に記載のカプセル。

請求項3

前記プラスチック材料は、ポリプロピレン(PP)系プラスチック材料である、請求項1又は2に記載のカプセル。

請求項4

前記積み重ね用枠部(128)は、少なくとも1つの部分(129)において不連続である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル。

請求項5

前記少なくとも1つの部分(129)は、少なくとも3mmにわたって延びている、請求項4に記載のカプセル。

請求項6

前記少なくとも1つの部分(129)は、最大で10mmにわたって延びている、請求項4又は5に記載のカプセル。

請求項7

前記積み重ね用枠部は、複数の部分において不連続であり、前記複数の部分は、前記カプセルハウジング周り対称的に配置されている、請求項4〜6のいずれか一項に記載のカプセル。

請求項8

前記積み重ね用枠部は、前記ハウジングの前記概ね三角形の断面の同じ辺において不連続である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカプセル。

請求項9

前記ハウジング(12)は、47.9〜48.5mmの最大高さH、36.7〜37.3mmの最大幅W、及び24.1〜24.3mmの最大深さDを有し、前記積み重ね用枠部は、少なくとも0.029mmだけ前記容器部の外面から、かつ少なくとも3.1mmだけ前記周縁部から隆起している、請求項1〜8のいずれか一項に記載のカプセル。

請求項10

前記積み重ね用枠部(128)は、3つの部分において不連続であり、前記3つの部分は、5mmにわたって延びており、前記3つの部分は、前記ハウジングの前記概ね三角形の断面の同じ辺に沿っている、請求項9に記載のカプセル。

請求項11

前記ハウジングは、前記ハウジングの孔(124)を含む注水領域(123)を有する後面(122)と、前記注水領域の前記孔(124)を閉鎖する後カバー(15)とを備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載のカプセル。

請求項12

請求項1〜11のいずれか一項に記載のカプセルと、飲料を前記カプセルから生成するためのモジュール(2)とを備える飲料生成システムであって、前記モジュール(2)は、協働する第2のカプセル係合部材(4)に対して、カプセル排出位置飲料生成位置との間で移動可能な第1のカプセル係合部材(3)と、前記飲料生成位置から、前記カプセル(1)が前記第1のカプセル係合部材(3)から排出される前記カプセル排出位置まで、前記第1のカプセル係合部材(3)を能動的に後退させる手段(5)とを備え、前記移動可能な第1のカプセル係合部材(3)は、前記カプセルの前記ハウジング(12)の外形の一部に少なくとも適合する形状を備えるカプセル受器(31)と、前記カプセルハウジングの後面の孔(124)を通って前記カプセルに進入し、水を前記カプセルに注入するための水針(6)と、前記カプセル受器の内周縁部の環状シール(32)とを備える、飲料生成システム。

請求項13

前記カプセル受器の前記内周縁部(311)の前記環状シール(32)は、弾力性及び可撓性の材料から作製されている、請求項12に記載の飲料生成システム。

請求項14

前記モジュール(2)は、前記飲料生成位置で前記カプセルの前記前面(121)が垂直となるように構成されており、前記カプセル(1)は、前記カプセルが前記第1のカプセル係合部材に一旦係合されると、前記カプセルの前記周縁部(125)の少なくとも一部が前記第1のカプセル係合部材(3)の少なくとも一部を越えて延びるような周縁部サイズを有し、前記モジュールは、前記第1のカプセル係合部材(3)が前記飲料生成位置から前記カプセル排出位置まで移動されるときに、前記第1のカプセル係合部材を越えて延びている前記カプセルの前記周縁部を保持する少なくとも2つの手段(8)を備え、前記少なくとも2つの保持手段は、前記カプセルの上部に配置された前記カプセルの前記周縁部の2つの部分に係合し、前記カプセルは、前記飲料生成位置に一旦配置されると、前記カプセルの前記積み重ね用枠部(128)が前記カプセルの前記上部で不連続となるように設計されている、請求項12又は13に記載の飲料生成システム。

請求項15

飲料原材料を保持するためのカプセルのハウジング(12)であって、前記ハウジングは、容器部(120)と、開口した前面(121)と、前記開口した前面から延びる周縁部(125)とを備え、前記ハウジング(12)は、後面から前記前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、前記ハウジング(12)は、プラスチック材料から作製されており、前記容器部(120)は、前記周縁部から及び前記容器部の外面から隆起している積み重ね用枠部(128)を備え、前記積み重ね用枠部は、前記開口した前面を取り囲むラインを形成しており、前記積み重ね用枠部の前記ラインは不連続である、ハウジング(12)。

請求項16

前記ハウジングは、前記ハウジングの孔(124)を含む注水領域(123)を有する後面(122)と、前記注水領域の前記孔(124)を閉鎖する後カバー(15)とを備える、請求項15に記載のハウジング。

技術分野

0001

本発明は、カプセル内に収容された原材料ベースにする飲料又は他の液体食料品の生成の分野に関する。

背景技術

0002

本発明は、特に、第1のカプセル係合部材を備えたモジュールを備える飲料生成マシンに関し、第1のカプセル係合部材は、協働する第2のカプセル係合部材に対して、開放したカプセル挿入位置と閉鎖されたカプセル密閉位置との間を移動することができる。このモジュールは、飲料生成位置から、カプセルがモジュールから排出されるカプセル排出位置にカプセルを能動的に後退させる手段を備える。このようなマシンは、カプセル排出位置が飲料生成位置に対してずれているという利点を示す。この利点は、飲料がマシンに接触することなく、マシン及びカプセルが飲料をカプセルからカップに直接搬出することが想定される場合に重要である。なぜならこれによりカプセルの排出が、飲料流路垂直線に対してずれている位置において可能となるからである。このような飲料生成マシンは、欧州特許出願公開第2033551号、国際公開第2011/144479号又は国際公開第2015/032651号に記載されている。

0003

このようなマシンにおいて、カプセルは、飲料生成モジュール内に導入され、事前固定アームによって事前係合位置に保持され、その後、内部形状がカプセル形状適合する第1のカプセル係合部材によって係合され、更に、カプセルに対し第1の係合部材を移動させる。この移動の終了時に、カプセルは第1及び第2の係合部材間に固定され、一般的に、熱湯である希釈剤を、カプセル内の原材料との相互作用のために導入することができる。得られた飲料は、カプセル内に設けられている又は/及びカプセル係合時にマシンによって作製される、のいずれかである出口を通じてカプセルから流れ出て、重力によってカップ内に落下する。飲料が搬出されると第1の係合部材は、飲料流路の垂直線に対してずれた位置に向かって、カプセル回収ビンの内側にカプセルを移動し、カプセル排出位置に復帰する。第1の係合部材の動きは、直線状の動きと先端を振り回す動きとの組み合わせであり、これによりカプセルは第1の係合部材から重力によって落下し得る。

0004

このモジュールは、第1のカプセル係合部材が飲料生成位置からそのカプセル排出位置まで移動されるときに、第1のカプセル係合部材を越えて延びているカプセルの周縁部を保持する手段を備える。これらの手段は、モジュールのフレーム側壁上に対称に配置された、又はわずかにずらされた2つのタブからなり、カプセルの周縁部を保持することができる。

0005

現在、Nestleによって商標Special−Tの下で商品化される、このマシンとともに使用されるカプセルは、アルミニウム製である。

0006

これらのカプセルは、保管中に、特にばら積みで保管された場合には、容易に回復不能なほど変形することがあることに留意されている。実は、カプセルは抽出チャンバとして使用されるので茶葉の開きを可能にしなければならないことから、これらのカプセルは、寸法がかなり大きく、茶葉は、内側では突き固められない。結果として、アルミ箔掛けられた外力によって、カプセル壁部の塑性変形が生じて、魅力の劣る体裁につながる。

0007

変形を回避するために、カプセルはトレイを備える特定のパッケージに保管され、各カプセルは他のカプセルとの接触が防止される。この解決策は有効的であるが、そのようなパッケージは保管量が増す上にコストがかかる。

0008

非変形可能なカプセルを提供するために、カプセルをプラスチック材料で作製することが提案されている。更に、カプセルが作製される材料の性質によっては、種々の予知できない問題が飲料調製中に生じたことに留意されている。

0009

第一に、カプセルが単にアルミニウム製のカプセルと同じ形状を複製することによってプラスチック材料で作製される場合、カプセルが、甚だしい割合で飲料調製後に飲料調製マシンから正しく排出されなかったことに留意されている。より正確には、多くのカプセルがカプセルケージとカプセル回収ビンとの間に詰まったままであることに留意されている。それらの大部分については、カプセルが第1のカプセル係合部材から排出された時点で、それらはカプセル回収ビンに通じる開口部の上方に正しく配向されておらず、開口部と後方に向かう第1のカプセル係合部材との間に閉じ込められたままであるという事実に起因していた。

0010

更に、一旦飲料を製造するために使用されると、抽出されたカプセルは変形され、もはや原形を留めていない。正確にいえば、使用前には元々凸状のカプセルの円形の側部は、カプセルに内部で吸い込みがあったかのように抽出後には凹状になる。この形状の変化は、最終的な飲料の品質に関するユーザの感覚に悪影響を与えかねず、問題はないが、特にプラスチック材料と熱湯との反応の可能性に関して疑いの念が持ち上がる。この変形は、抽出中に起こり、カプセルが作製される材料の性質を単に変えるだけでそのような変形に直面するとは想定外であった。

0011

カプセルが完全にプラスチック材料製であるとき、ユーザがマシンを手で作動させ難しくなることにも留意した。実際には、このマシンでは、カプセル係合部材の動きは、ユーザによるレバーの手動の作動に起因している。手動の操作は、プラスチック製カプセルの方が難しく、というのも、ユーザがカプセル係合部材の機械的動きを開始するとき、プラスチック製のカプセルの後面を刺通するにはより強い力が必要であり、難しい動きと受け止められるからである。最後に、人間工学的な感覚は、気持ちのいいものではない。

0012

本発明の目的は、正しく排出することができる上記マシン用のプラスチック製のカプセルを提供することである。

0013

熱湯抽出中に変形しない上記マシン用のプラスチック製のカプセルを提供することは有利であろう。

0014

本発明の第1の態様では、茶葉などの飲料原材料を収容しており、熱湯の注入によってなどの飲料を調製するように構成されたカプセルが提供される。このカプセルは、
該飲料原材料を保存するためのハウジングであって、
容器部と、
開口した前面と、
開口した前面から延びる周縁部とを含むハウジングと、
ハウジングの開口した前面を閉鎖する前カバー及び/又は壁とを備え、
ハウジングは、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する、概ね三角形の断面へと変化する断面を有し、
ハウジングは、プラスチック材料から作製されており、
容器部は、周縁部から及び容器部の外面から隆起している積み重ね用枠部を備え、積み重ね用枠部は、開口した前面を取り囲むラインを形成しており、積み重ね用枠部のラインは不連続である。

0015

カプセルは、熱湯の注入によって飲料、好ましくは茶を調製するように構成されている。水が、ハウジングを満たし、カプセル内の飲料原材料を抽出するように、注水領域を通して注入される。結果的に得られた飲料は、調製のプロセス中に、前面を通じて、好ましくは前壁及び/又はカバーに刺通された開口部を通じて注出される。

0016

カプセルのハウジングは、円形から滑らかな丸い角部を有する三角形輪郭へと変化する断面形状を有する容器である。好ましくは、三角形の外形は二等辺であり、2つの等辺は、第3の辺よりも長い。

0017

一般的に、注水領域は、平面である。

0018

そのような形状を有するカプセルは、Nestleによって商標Special−Tの下で商品化されている。これらの商品化されたカプセルのハウジングは、アルミニウム製である。

0019

カプセルは、少なくとも1つの飲料原材料を収容する。飲料原材料は、例えば、以下のリスト、つまり、茶葉、ハーブ又は果実茶葉、焙煎して挽いたコーヒー、可溶性飲料原材料から選択され得る。好ましくは茶又はハーブ又は果実茶葉である。

0020

本発明のカプセルでは、ハウジングは、プラスチック材料から作製される。特に、このプラスチック材料は、熱成形又は射出成形によって成形することができる。このプラスチック材料は、通常、熱可塑性プラスチック又は熱硬化性ポリマーである。このプラスチック材料は、ポリプロピレン(PP)系プラスチック材料のように、飲料調製に使用されるため、食物に適する。

0021

ハウジングが好適な実施形態である熱成形によって作製される場合、この材料は、PP系(ポリプロピレン)層材、特にPP−EVOH−PP層状物質(EVOHはエチレンビニルアルコールを意味する)のリストにおいて選択することができる。異なる層は、粉砕再生プラスチック材料層結合材層及び/又は着色材層も備えることができる。

0022

積み重ね及び製造上の理由から、容器部は、周縁部から及び容器部の外面から隆起している積み重ね用枠部を備える。積み重ね用枠部は、周縁部の近傍のカプセルの外形の全周に延びるラインを形成する。したがって、このラインは、ハウジングの開口した前面を取り囲む。

0023

本発明では、積み重ね用枠部によって形成されるラインは、不連続である。結果として、積み重ね用枠部の少なくとも一部が、ハウジングの外面から外側に突出したりはしない。

0024

積み重ね用枠部の不連続部は、カプセルの正しくない排出という問題を回避するのに少なくとも1つあれば十分であることが観察されている。カプセル排出の間、上記少なくとも1つの不連続部は、本明細書で説明するように、第1のカプセル係合部材の内面とカプセルのハウジングの外面との間の真空破壊を促進すると考えられる。

0025

積み重ね用枠部が単に不連続であることから、積み重ね用枠部は、依然として存在し、積み重ね及び製造工具により積み重ねられたハウジングの分離を可能にする積み重ね用枠部の主な機能が、維持される。実際に、ラインに沿った一部の不連続部が、カプセルが積み重ねられる経路を変化させたりはしない。

0026

一般的に、少なくとも1つの不連続部は、積み重ね用枠部によって形成されたラインに沿って延びている窪みであってよい。一般的に、この窪みは、単にハウジングの表面から積み重ね用枠部を削除し、ハウジングの内容積部の内側に延びている溝を形成するものではない。

0027

積み重ね用枠部は、少なくとも1つの部分において不連続であり得る。好ましくは、積み重ね用枠部は、複数の部分において不連続である。

0028

好ましくは、この少なくとも1つの部分は、少なくとも3mmにわたって延びている。不連続部分のそのようなサイズは、カプセルの排出の問題を解決するのに十分であり、特に熱成形による製造の問題が発生したりしない。

0029

好ましくは、この少なくとも1つの部分は、最大で10mmにわたって延びている。

0030

更に一層好ましくは、この少なくとも1つの部分は、約5mmにわたって延びている。

0031

好ましくは、積み重ね用枠部は、複数の部分において不連続であり、これら複数の部分は、カプセルハウジング周りに対称的に配設されている。不連続部の対称位置は、カプセルを第1のカプセル係合部材からカプセル回収ビンまでの運動中に良好な配向状態に保ち、カプセルが誤って傾動して間に詰まったままであることを回避すると考えられる。

0032

好ましくは、積み重ね用枠部は、ハウジングの概ね三角形の断面の同じ辺において不連続である。好ましくは、この辺は、本明細書で説明するように飲料調製中に上向きに配置されるカプセルの辺に対応する。

0033

積み重ね用枠部が複数の部分において不連続である場合、これら複数の部分は、同じ長さを有するか又は有さなくてもよい。好ましくは、これらの部分は、同じ長さを有する。

0034

好ましくは、
ハウジングは、
47.9〜48.5mm、好ましくは約48.18mmの最大高さ、
36.7〜37.3mm、好ましくは約37mmの最大幅、及び
24.1〜24.3mm、好ましくは約24.43mmの最大深さを有し、
積み重ね用枠部は、少なくとも0.029mmだけ容器部の外面から、かつ少なくとも3.1mmだけ周縁部から隆起している。

0035

上記寸法により、好適な実施形態では、積み重ね用枠部は、3つの部分において不連続であり、これら3つの部分は、約5mmにわたって延びており、これら3つの部分は、ハウジングの概ね三角形の断面の同じ辺に沿っている。

0036

具体的には、積み重ね用枠部の不連続部、及び、好ましくは、上記の好適な実施形態は、Nestleによって商標Special−Tとして商品化された形式のマシン内でプラスチック製のカプセルに関する排出の問題を回避するのに十分である。

0037

通常、ハウジングは、
ハウジングの孔を含む注水領域を有する後面と、
注水領域の孔を閉鎖する後カバーとを備える。

0038

後面は、通常、1つの単一の孔を有する。この孔は、カプセルが飲料調製マシン内で使用されるときに注水針を受容するように構成されている。

0039

この孔は、後カバーによって覆われている。後カバーは、好ましくはハウジングの内側に装着されている。一般的に、この後カバーは、針によって刺通可能である。この後カバーは、好ましくはアルミニウム製である。AlOxがコーティングされたPETフィルムもまた使用することもできる。

0040

好ましくは、孔の周りの注水領域の一部は、平坦である。したがって、後カバーは、孔を閉鎖するために、より効率的にハウジングに装着することができる。

0041

一般的に、ハウジングの後面にある孔は、円の形状を有する。通常、孔は、少なくとも4mm、好ましくは少なくとも5mm、更に一層好ましくは少なくとも6mmの直径を有する。

0042

したがって、カプセルが飲料調製マシンの針によって刺通されるときに、刺通の運動は、オペレータにはソフトであり、針がハウジングの後面の孔の縁部に対して不適切スライドする恐れがなく、そのような運動は、カプセルのプラスチック製の壁によって妨げられている。それは、排出ステップ中にカプセルから針を後退させる際も同様である。針が孔を出入りするときに、たとえカプセルが完全に不動ではないとしても、この孔の寸法は、針がカプセルのプラスチック製の壁と相互作用して、マシン内のカプセルのソフトな運動に影響を与えたりしないことを保証する。特に、この孔は、Nestleによって商標Special−Tの下で商品化された形式のマシン内でのプラスチック製のカプセルの運動のあらゆる問題を回避するのに十分である。

0043

好ましくは、ハウジングは、外面上に凹み又は溝を備えるように成形される。

0044

この凹みは、ハウジングの後面の注水領域を取り囲む。

0045

1つの寸法では、この凹みは、ハウジングの内容積部内に延びる。

0046

別の寸法では、この凹みは、注水領域の孔を囲む環状部分に少なくとも沿って延びる。

0047

好適な態様によれば、凹みは、注水領域の孔を取り囲む環状部分つまりリングの形状を有することができる。

0048

代替の態様によれば、凹みは、注水領域の孔を備える円の形状を有することができる。

0049

好適度が劣る態様によれば、凹みは、上記凹みが注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びる限り、任意の形状(卵形正方形、...)を有することができる。

0050

一般的に、注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って、凹みの深さは、少なくとも0.7mmであり、好ましくは、約0.9mmである。

0051

好ましくは、カプセルハウジングの上記の好適な寸法により、注水領域の孔を取り囲む環状部分は、その周囲に沿って凹みが延びており、10mmの内径及び14mmの外径を有する。

0052

注水領域の孔を取り囲む環状部分に少なくとも沿って延びているこの凹みは、Nestleによって商標Special−Tの下で商品化された形式のマシンによってハウジング内に(一般的に少なくとも70℃の)熱湯を導入するために、プラスチックで作製されたハウジングの形状変形を回避するのに十分である。

0053

上述したように、好適な態様では、凹みは、注水領域の孔を取り囲む環状部分、つまりリングの形状を有する。

0054

溝が通常はハウジングの内容積部の内側でハウジングの外面から延びるので、溝の容積は、(代替の態様である)円形の溝と比較するとハウジングの内容積部を若干損なう。実際には、ハウジングの内容積部をできるだけ大きく保つことは、カプセルの内側での茶葉の最適な抽出を維持するのに極めて重要である。しかしながら、ハウジングの上記の好適な寸法で、少なくとも14mmの直径を有する円をハウジングの後面に設けることは、アルミニウムで作製された既存カプセルと比較すると、6%の減少分だけ、カプセルの内容積部を損なう。したがって、環状部分つまりリングの形状の凹みは、内容積部をできるだけ大きく保つために好適である。

0055

好ましくは、カプセルのハウジングは、プラスチックシートから始まる熱成形のプロセスによって作製され、このプロセスは、
プラスチックシートを撓みやすい成形温度に加熱するステップと、
少なくとも1つのハウジングをプラスチックシートで所望の形状に成形するステップと、
ハウジングをトリミングするステップとを含む。

0056

後面の孔は、通常、更なるステップにおいてハウジングの後面にパンチングすることによって形成される。カプセルの後面を正確にパンチングすることは、常に可能であるわけではなく、ハウジングの後面の中心に高精度に孔を配置することが所望されるが、孔がセンタリングされないことが頻繁に生じる。実際には、パンチングから結果的に得られる孔の位置の許容差は約±0.2mmである。カプセルの後面でこの不正確な孔のセンタリングの結果として、裏孔が飲料生成中に飲料生成モジュール内の水針に対して良好には配置されず、水針の運動に影響を与えるというリスクが増大する。しかしながら、上述したようなプラスチック製のカプセルによって、このリスクは制限される。特に、裏孔の寸法によって、いかに良好ではない許容差で生成されたカプセルでも飲料生成モジュールにおいて良好に取り扱われることが保証される。

0057

代替の方法では、ハウジングを射出成形によって形成することができる。その場合、後面の孔は、射出成形中に形成することができ、孔の不正確なセンタリングは問題にならない。

0058

以下の製造のステップでは、後カバーは、後面孔を閉鎖するためにハウジングの後面に装着される。好ましくは、このカバーは、孔を取り囲むハウジングの内面に装着される。装着は、接着剤で、超音波溶接によって、又は熱封によって行われ得る。良好な装着を得るためには、カバーの縁部が、孔の周りでハウジングに強力に装着されることが好ましい。こういう理由で、孔の寸法は、カバーを十分に大きい領域上で、及びむしろ平坦な領域上で装着することができるように設定すべきである。一般的に、少なくとも2mmの幅を有する領域が好適である。したがって、好ましくは、ハウジングの後面の孔の直径は、最大で12mm、好ましくは最大で11mm、更に一層好ましくは最大で10mmである。

0059

以下の製造のステップでは、ハウジングは、本明細書で説明するように、カバー及び/又は壁により前面を閉鎖する前に、飲料原材料により満たすことができる。

0060

カプセルは、ハウジングの開口した前面に壁を備えることができる。この壁は、飲料をカプセルの外に案内する機能、及び/又は、カプセルから飲料出口を開放することを促進する機能、及び/又は識別機能を提供することができる。機能が何であれ、壁は、カプセルにおいて調製された飲料の出口経路を提供する開口部を常に備える。開口部は、壁を通ることができ、又は、部分的に切り取った壁を使用することができる。

0061

カプセルは、壁をハウジングの前面に備えることができる。上記壁は、少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔を備える。

0062

好ましくは、フィルターは、フィルターが少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔を覆うように上記壁に装着されている。

0063

好ましくは、フィルターは、ハウジングの内部封入に面する壁の側面に装着されている。

0064

特定の実施形態では、そのような壁は、国際公開第2007/042414号の教示に従い設計することができる。

0065

したがって、カプセルが茶葉を備えるとき、最適化された品質の、茶葉微紛が取り除かれた茶飲料が生成される。

0066

カプセルは、壁をハウジングの前面に備えることができ、上記壁は、識別部材を外面上に備え、上記識別部材は、物理的に接触されるように設計されている。

0067

識別部材を備えるそのような壁は、欧州特許出願公開第1950150号の教示に従い設計することができる。

0068

したがって、飲料原材料からの飲料の最適調製に関する情報は、識別部材によってコード化することができる。

0069

好ましくは、カプセルは、壁をハウジングの前面に備え、上記壁は、少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔及び識別部材を外面上に備える。好ましくは、フィルターは、フィルターが少なくとも1つの飲料オーバーフロー孔を覆うように上記壁に装着されている。

0070

カプセルは、前カバーを備えることができ、上記前カバーは、ハウジングの前面を閉鎖する。通常、前カバーは、平面カバーである。前カバーの少なくとも一部は、好ましくは刺通可能又は裂断可能である。

0071

好ましくは、前カバーは、以下から作製される。
アルミニウムのような単層膜、又は、
PET/アルミニウム/PP(PET=ポリエチレンテレフタレート)、PE/EVOH/PP、PET/金属/PP、アルミニウム/PPの積層体、紙の積層体、のような多層膜

0072

前カバーは、カプセルに保存された飲料原材料の新鮮さ及び清潔を保証する。前カバーは、通常、食物に適合している。

0073

好適な実施形態によれば、カプセルは、ハウジングの前面に壁を備え、壁より上方にハウジングの前面を閉鎖するカバーを備える。

0074

上記実施形態では、好ましくは、壁は、剪断部材を外面上に備え、上記剪断部材は、カプセルが飲料調製マシンに固定されるときにカバーを裂断するように設計されている。

0075

したがって、飲料出口は、カプセルがマシンに固定されるときにカバーに形成することができる。

0076

本発明のカプセルは、前面の縁部から延びる周縁部を有する。好ましくは、周縁部は、平面を有する。好ましくは、カバーは、この周縁部上に固定される。

0077

好ましくは、カプセルは、上述したような識別部材をカバーの下に備える。

0078

好ましくは、カプセルは、フィルターをカバーの下に備える。

0079

好ましくは、カプセルは、オーバーフロー壁をカバーの下に備える。

0080

好ましくは、カプセルは、飲料を調製して注出するように構成されており、前面は、飲料調製マシン内に垂直に配置される。

0081

第2の態様によれば、上述したようなカプセルと、飲料をカプセルから生成するためのモジュールとを備える飲料生成システムが提供される。

0082

モジュールは、
協働する第2のカプセル係合部材に対して、カプセル排出位置と飲料生成位置との間で移動可能な第1のカプセル係合部材と、
飲料生成位置から、カプセルが第1のカプセル係合部材から排出されるカプセル排出位置まで、第1のカプセル係合部材を能動的に後退させる手段とを備え、
移動可能な第1のカプセル係合部材は、
カプセルのハウジングの外形の一部に少なくとも適合する形状を備えるカプセル受器と、
カプセルハウジングの後面の孔を通ってカプセルに進入し、水をカプセルに注入するための水針と、
カプセル受器の内周縁部の環状シールとを備える。

0083

ステムの飲料を生成するためのモジュールは、欧州特許出願公開第2033551号に記載されているモジュールの特徴を有し得る。モジュールは2つの協働するカプセル係合部材を備え、第1の部材は、これらの2つの部材間でカプセルが係合される、飲料生成位置と呼ばれる閉鎖位置と、これら部材によってカプセルが係合されていない、カプセル排出位置と呼ばれる開放位置との間で移動することができる。

0084

第1の部材が飲料生成位置にあるときに、カプセルから飲料を抽出し、飲料容器に注出することができる。

0085

カプセル排出位置は飲料生成位置とは異なる。したがってカプセル排出位置は、飲料流路の垂直線にある飲料生成位置に対してずれている。

0086

移動可能な第1のカプセル係合部材は、カプセル受器を備える。受器の内面は、カプセルのハウジングの外形の少なくとも一部に適合する。これは、カプセル受器は、カプセルに関して、後面から前面へと、円形の断面から滑らかな丸い角部を有する概ね三角形の断面へと変化する断面を有することを意味する。

0087

この受器は、側壁と、カプセルを収容するための淹出チャンバの少なくとも一部を第2のカプセル係合部材と共に画定する口部とを有する。

0088

環状シールは、カプセル受器の内周縁部に存在する。カプセルが第1のカプセル係合部材内で係合されるときに、このシールは、周縁部近傍のカプセルの外面上で傾斜し、水の漏出を回避する。実際には、飲料調製中、水がカプセルの後面の孔から流れることがあり得る。このシールは、通常、可撓性及び弾力性の材料で作製されている。このシールは、シリコーン又はEPDMポリマー(EPDMエチレンプロピレンジエンモノマー)のようなエラストマ材料から作製され得る。

0089

プラスチック材料がカプセルに使用されるため、このシールと積み重ね用枠部近傍のカプセルのハウジングとの間の気密性は増大する。特に、真空効果がカプセルハウジングと第1のカプセル係合部材との間で発現すると考えられる。飲料調製中、積み重ね用枠部での不連続部は、このシールと積み重ね用枠部近傍のカプセルのハウジングとの間の気密性を減少させるものではない。実際には、シールは、少なくとも1つの不連続部を覆うのに十分に可撓性である。しかし、カプセルの排出中に、カプセル又は第1のカプセル係合部材に力が加えられて、一方が他方から分離する場合に、少なくとも1つの不連続部は、局部的に気密性を破壊し、次に真空を破壊することによってこの操作を容易にする。その結果、排出が容易となり、カプセルがマシンの内部で詰まることがない。

0090

モジュールは、第1のカプセル係合部材を2つの位置間で移動させる手段を備える。これは好ましくはハンドルである。例えば、国際公開第2015/032651号、又は、国際公開第2007/134960号に記載されているようなハンドルである。

0091

モジュールは、カプセルに水を注入し、カプセルが飲料生成位置にある間にカプセルから吐出される飲料を有するように設計されている。

0092

好ましくは、第2の係合部材は、第1のカプセル係合部材がカプセルを押し付けることのできる前壁である。前壁に押し付けられると、カプセルにある出口を開放することができ、飲料はこの出口から流れることができ、前壁に沿って飲料容器に流れる。

0093

したがって、モジュール、好ましくは第2のカプセル係合部材は、カプセルに進入してカプセルを全体的に刺通し、飲料出口をカプセルに形成するための開放手段を備えることができる。この開放手段は、国際公開第2010/146101号に記載されるとおりのパンチャであってもよい。この開放手段は、一般的に第2のカプセル係合部材に隣接して配置され、又はこの第2のカプセル係合部材の一部であってもよい。

0094

別の実施形態によれば、カプセルは、モジュールへの導入前に開放している飲料出口を有してもよい。

0095

好ましい実施形態において、第2の係合部材は、実質的に飲料流路の垂直線に配置される。

0096

移動可能な第1のカプセル係合部材は、注水領域の孔に進入し、上記孔を覆うカバーを刺通して、水をカプセルに注入するための水針を備える。この針は、第1のカプセル係合部材の内面から突出する。針は、上記面から突出する基部においてシールを有する。シールは、上流側にあるカプセルの注水領域に刺通された孔からマシンの内部への、水又は飲料の漏出を回避することを目的とする。このシールは、一般的にエラストマのような可撓性で弾力性のある材料で作製されている。このシールは、シリコーン製であり得る。

0097

このシールは環状リングを有する。この環状リングは、全体的に針の基部にセンタリングされている。シールのこの環状リングは、カプセル内の注水領域の孔を取り囲む凹みの環状部分の少なくとも形状に適合する。

0098

飲料生成位置への第1のカプセル係合部材の移動中に、第1のカプセル係合部材はカプセルを取り囲み、針は、カバーをカプセルの注水領域で刺通してカプセルの内側に突出する。同時に、針の基部にある環状シールがカプセルのハウジングの後面にある凹みと協働し、カプセルが凹んでいるので、針の環状シールはこの凹みに入る。

0099

この位置で、飲料原材料を抽出するために熱湯を、針を通してプラスチック製のカプセルに導入することができる。更に、カプセルがマシンから一旦抜き取られると、プラスチック製のカプセルは、飲料の調製前にマシンに導入されたときと同じ形状を有するが、内部には熱湯が既に注入されている。

0100

上記のシステムの1つの特定の実施形態によれば、
モジュールは、飲料生成位置でカプセルの前面が垂直となるように構成されており、
カプセルは、カプセルが第1のカプセル係合部材に一旦係合されると、カプセルの周縁部の少なくとも一部が第1のカプセル係合部材の少なくとも一部を越えて延びるような周縁部サイズを有し、
モジュールは、当該第1のカプセル係合部材が飲料生成位置からそのカプセル排出位置まで移動されるときに、第1のカプセル係合部材を越えて延びているカプセルの周縁部を保持する少なくとも2つの手段を備え、この少なくとも2つの手段は、カプセルの上部に配置されたカプセルの周縁部の2つの部分に係合し、
カプセルは、飲料生成位置に一旦配置されると、カプセルの積み重ね用枠部がカプセルの上部で不連続となるように設計されている。

0101

通常、1つの保持手段は、第1のカプセル係合部材の長手方向移動軸線の各側に配置されている。これらの保持手段は、カプセルの周縁部の上部に係合するように、モジュールの側壁に配置されている。カプセルの周縁部の上部とは、カプセルの中央より上方に配置された周縁部という意味である。その結果、これらの保持手段は、カプセルの下部よりも先行してカプセルの上部の離脱を開始する。したがって、カプセルの上部での積み重ね用枠部の少なくとも1つの不連続部の位置によって、カプセルに及ぼす保持手段の効果が向上する。プラスチック製のカプセルと第1の係合部材との分離は、シールとカプセルハウジングとの間に生じた気密性及び真空を破断することを目的として、力をカプセルの積み重ね用枠部の少なくとも1つの不連続部近傍に掛けることによって向上する。

0102

第3の態様によれば、上述したようなカプセルのハウジングが提供される。

0103

本明細書では、「内」、「外」、「後」、「前」、「底」、「上」、及び「横」という用語は、本発明の特徴位置関係を説明するために用いられる。これらの用語は、図8a及び図8bに示すように、飲料を生成するためのモジュール内に配置されたときの通常の向きにあるカプセル、又は、飲料を生成するために使用されるときの通常の向きにあるモジュールを指すことを理解されたい。

0104

本発明の上記の諸態様は、任意の好適な組み合わせで組み合わせることができる。更には、本明細書における様々な特徴を、上記の諸態様のうちの1つ以上と組み合わせることにより、具体的に図示及び説明されたもの以外の組み合わせを提供することができる。本発明の更なる目的及び有利な特徴は、「特許請求の範囲」、「発明を実施するための形態」、及び添付図面から明らかとなるであろう。

0105

本発明の特徴及び利点は、以下の図との関連で、より良好に理解されるであろう。

図面の簡単な説明

0106

本発明によるカプセルの後面の斜視図である。
図1aのカプセルの側の斜視図である。
図1aのカプセルの前面の斜視図である。
図1aのカプセルの側面図である。
A−Aによる図3のカプセルの断面図である。
B−Bによる図3のカプセルの断面図である。
C−Cによる図3のカプセルの断面図である。
D−Dによる図3のカプセルの断面図である。
E−Eによる図3のカプセルの断面図である。
図1aのカプセルの上面図である。
図1aのカプセルのハウジングの後面の拡大図である。
図5の平面Pに沿って切り取ったカプセルの断面図である。
カプセルの後面の凹み部の変形例を示す。
カプセルの後面の凹み部の変形例を示す。
カプセルの後面の凹み部の変形例を示す。
壁を備えるカプセルの斜視図である。
フィルターを備えるカプセルの斜視図である。
カプセル排出位置にある、本発明のシステムにおいて飲料をカプセルから生成するためのモジュールの垂直断面図である。
飲料生成位置にあるカプセルにより飲料を生成するためのモジュールの垂直断面図である。
図8a及び図8bのモジュールの第1のカプセル係合部材を分離した斜視図である。
図9の第1のカプセル係合部材の針を分離した図である。
本発明の飲料生成システムのモジュールを備える飲料調製マシンを概略的に示す。

実施例

0107

図1aは、本発明によるカプセル1の図である。カプセルは、ハウジング12を備える。このハウジングは、プラスチック材料、好ましくは、熱成形することができるプラスチック材料、更に一層好ましくはポリプロピレンポリマーから作製されたプラスチックで作製されている。図1aは、上記ハウジングの後面122を示す。本発明では、後面は、水がカプセルに導入される側を指し、一方、前面は、飲料が注出される側を指す。

0108

ハウジング12は、飲料原材料を保存するための内容積部を画成する容器部120を備える。前面121(図1cに図示)で、ハウジングは、製造中に飲料原材料が導入される開口した前面121を備える。ハウジングは、開口した前面から延びる周縁部125もまた備える。この周縁部は、本明細書で説明するように前カバーの装着を可能にする。

0109

図1aに示すように、後面122で、ハウジングは、注水領域123を有する。好ましくは、この領域は、ハウジングに孔124を含む。この孔は、飲料をカプセルから生成するためのモジュールと協働して、モジュールの注水針の通過を可能にするように構成されており、図8bに本明細書に基づいて示されている。好ましくは、この孔は、カバー15によって閉鎖されている。このカバーは、注水針によって刺通可能な材料で作製されている。このカバーは、通常、アルミニウム膜である。

0110

図1bは、ハウジングの前面121を示す。上記前面で、ハウジングは、前カバー13によって閉鎖されている。カバー13は、ハウジングの開口した前面から延びる周縁部125に装着されている。好ましくは、カバーの少なくとも一部は、飲料出口を飲料調製中に形成することができるように刺通可能又は裂断可能である。カバーは、カプセルに保存された飲料原材料の新鮮さ及び清潔を保証する。前カバー13は、好ましくは、可撓性かつ刺通可能である。

0111

図1cは、飲料原材料が内部に導入される前、及び、開口した前面121が前カバー13によって閉鎖される前のハウジングを示す。後面で、後カバー13は、ハウジングの内面に装着され、孔124(点線で図示)を隠すとともに閉鎖する。

0112

図3a〜図3eは、図2でカプセルの側面図に示すように、ハウジングの前面から後面までの、それぞれ異なる平面A−A、B−B、C−C、D−D及びE−Eによるハウジング12の断面を示す。これらの図は、滑らかな丸い角部(図3a)を有する概ね三角形の断面から円形の断面(図3e)へと、断面がどのように徐々に変化するかを示す。断面が何であれ、ハウジング12は、好ましくは、滑らかな丸い角部及びラインを常に有する。図3aでは、三角形の外形が2等辺であり、両方の等しい辺のどちらか一方の長さが第3の辺(図3aの上側)の長さよりも大きいことが明らかである。

0113

図1aに示すように、ハウジングは、容器部の外面から及び周縁部125から隆起している積み重ね用枠部128を備える。この積み重ね用枠部は、開口側を取り囲むラインを形成する。この積み重ね用枠部128は、プラスチック材料から作製された容器において共通のものであり、小さな空間を2つの積み重ねられた容器間に設けることによって容器の積み下ろしを容易にする。一般的に、積み重ね用枠部は、少なくとも0.029mmだけ容器部の外面から隆起する。一般的に、積み重ね用枠部は、少なくとも3.1mmだけ周縁部から隆起する。

0114

本発明では、この積み重ね用枠部128は、不連続である。特定の例示された実施形態では、積み重ね用枠部は、複数の部分129において不連続である。

0115

図4は、図1aのカプセルの上面図であり、積み重ね用枠部128が不連続である3つの部分129の存在を示す。これら3つの部分129は、積み重ね用枠部128の窪みである。不連続なこれら3つの部分に沿って、容器部の外面は、外側に突出しない。これらの窪みは、積み重ね用枠部によって形成されたラインに沿って延びている。これらの窪みは、ハウジングの内容積部の内側に延びる溝を形成しない。

0116

図示したカプセルでは、3つの部分129は、同じ長さlを有する。しかし、異なる長さの部分もまた実現することができる。

0117

例示された実施形態では、3つの部分129は6mmの長さを有する。

0118

例示されていない実施形態では、積み重ね用枠部128は、3つの部分129の数を増減して設計することができる。

0119

好ましくは、積み重ね用枠部128は、ハウジングの概ね三角形の断面の同じ側において不連続である。好ましくは、この側は、カプセルの上側に対応し、上側は、本明細書で説明するように、飲料をカプセルから生成するモジュールにおいてカプセルの位置に従って画成されている。図4では、3つの部分129は、図3aに示す三角形の同じ側、すなわち上側に形成されている。

0120

図1a図5及び図5aの図示する実施形態では、凹み126が、注水領域123を取り囲む。1つの寸法では、この凹みは、図5aの断面図で明らかであるように、窪みのようにハウジングの内部容積の内側に延びている。この実施形態では、この凹みは、溝のように、注水領域123を取り囲むリングの形状を有する。図1a図5及び図5aの図示する実施形態では、このリングは、孔124を取り囲む。

0121

別の寸法では、凹み126は、図1a及び図5で明らかであるように、注水領域の孔124を取り囲む環状部分に沿って少なくとも延びている。

0122

凹み126は、この環状部分よりも大きくてよい。1つの特定の実施形態では、凹み126は、図5b図5dに示すように円の形状を有し得る。この円は、注水領域の孔124を取り囲む環状部分を包含する。

0123

カプセル1がプラスチック製である場合、更には、熱湯がハウジング内で注入されるときに、この凹み126は、カプセルの形状が変形しないことを保証する。

0124

環状リングの形状を有する凹み126は、円の形状を有する凹み126ほどはハウジングの内部容積を減少させないという理由から好適である。実際には、ハウジングが作製されているプラスチック製の壁に厚さt(図5aを参照)があるため、カプセルの内部容積は、アルミ薄板で作製された現在のハウジングよりも小さい。実際には、アルミ薄板が約0.1mmの厚さを有するのに対して、好ましくはポリプロピレンポリマー製の熱成形したプラスチック製のカプセルの厚さは、約0.65mmである。アルミニウムからプラスチックへのカプセル材料の性質の変更は、これらの材料の厚さの差のためにカプセルの内部容積に直接に影響を与える。結果として、同じ外形を保つと、プラスチック製のカプセルの内部容積は、アルミニウムカプセルの内部容積と比較すると6%減少する。そのような差は、飲料が茶葉から調製された茶であるときに飲料調製の品質に直接に影響を与え得る。実際には、茶葉を小さい容積のカプセルで浸出させることは、茶葉が熱湯で膨潤するために困難であり得、熱湯で茶葉を開かせるための空間が少ない。カプセル容積がいくらかでも減少すれば、重大なことになり得る。結果として、溝の設計は、この面を考慮に入れるように決定され得る。特に、環状リングは、熱湯による形状変形を回避すると同時に茶葉抽出に必要な容積を保つのに十分である。そのような設計により、アルミ薄板製カプセルから熱成形プラスチック製のカプセルへの減少は、僅か4.5%内容積部であった。

0125

一例として、図示するカプセルは、通常、以下を有するハウジングを備える。
47.9〜48.5mmの最大高さH、
36.7〜37.3mmの最大幅W、及び
24.1〜24.3mmの最大深さD。

0126

凹み126は、好ましくは、少なくとも注水領域の孔15を取り囲む環状部分に沿って延びており、上記環状部分は、10mmの内径Φi及び14mmの外径Φeを有する。径とは、図5aに示すように、環状部分の内縁部及び外縁部での寸法を意味する。

0127

凹み126は、上記の内径及び外径を有する環状部分に限定された形状を有し得るか、又は、この環状部分よりも大きい環形を有し得るか、又は、円の形状を有し得、リング及び円は、環状部分を含む。

0128

図5dでは、凹み126は、環状部分を包含する円である、つまり、この円は、少なくとも14mmの直径Φを有する。

0129

好ましくは、凹み126の深さdは、図5a又は図5dのいずれかでは少なくとも0.7mm、更に一層好ましくは約0.9mmである。

0130

これらの寸法H、W、Dは、図1b及び図1cに示されており、これらの寸法Φi、Φe、Φ、w、t、及びdは、図5a及び図5dに示されている。

0131

図1a図5、及び図5aに示すように、ハウジング12は、ハウジングの孔124を含む注水領域123を備える。好ましくは、注水領域の孔15は、円形であり、少なくとも4mm、好ましくは少なくとも5mm、更に一層好ましくは少なくとも6mmの直径dhを有する。

0132

図6は、前壁14をハウジングの前面に備えるカプセルを示す。

0133

前壁14は、2つの飲料オーバーフロー孔141を備える。これらのオーバーフロー孔141は、飲料があまりに急速に、茶葉が十分に抽出される前にカプセルを出るのを防止する。

0134

好適なモードでは、前壁14は、飲料調製モジュール識別ユニットによって物理的に接触されるように設計された識別部材142を備えることができ、ここでは孔は、存在又は不存在である。識別部材を備えるそのような前壁14は、欧州特許出願公開第1950150号の教示により設計することができる。したがって、飲料原材料からの飲料の最適調製に関する情報は、識別部材によってコード化することができる。

0135

前壁14は、通常、カプセルの前カバー13の真下に配置される。

0136

好適なモードでは、前壁14は、剪断部材143を正面上に備えることができ、上記剪断部材は、カプセルが飲料調製マシン内に固定され、更に飲料調製モジュールの開放部材と剪断部材が相互作用するときに、前カバー13を裂断するように設計されている。したがって、飲料出口は、カプセルがマシン内に固定されているときに前カバー13に形成することができる。そのような剪断部材は、国際公開第2010/146101号に記載されている。

0137

図7は、フィルター16をハウジングの前面121に備えるカプセルを示す。フィルターは、茶葉がカプセルを出るのを防止する。好適な実施形態では、フィルターは、オーバーフロー孔141を備える壁14の後面に装着され、その結果、フィルターはこれらの孔を覆う。

0138

特定の実施形態では、そのような壁は、国際公開第2007/042414号の教示に従い設計することができる。

0139

したがって、カプセルが茶葉を備えるとき、最適化された品質の、茶葉微紛が取り除かれた茶飲料が生成される。

0140

図8a及び図8bは、本発明によるカプセルから飲料を生成するためのモジュール2を例示している。モジュール2によって、飲料を調製し、カプセルを放出するために、カプセルを導入し、位置決めすることができる。

0141

図8aでは、モジュールは、開放位置、すなわち、カプセルがまだ導入されていない位置で示されている。モジュール2は、カプセルを受け入れる準備ができている。モジュール2は、フレーム21を備える。モジュールは、第1のカプセル係合部材3及び第2のカプセル係合部材4を備える。第2の部材4は固定されており、一方、第1の部材3は、移動式であり、カプセル排出位置(図8aに図示)と飲料生成位置(図8bに図示)との間で移動可能である。

0142

モジュールは、カプセルが開口部7を通じてモジュールに導入されると飲料調製を開始するためにオペレータが手動で作動させるアクチュエータ5を備える。オペレータが開口部7を通じてモジュール2にカプセルを導入すると、カプセルは、カプセルの縁部が寄り掛かる支持手段71によって第2のカプセル係合部材4の前方に保持される。

0143

アクチュエータ5は、支持手段71によって保持されたカプセルを図8bに示すように2つのカプセル係合部材3、4間に封入する作用と共に、アクチュエータ5を押し下げることによって、第2のカプセル係合部材4への第1のカプセル係合部材3の運動を引き起こす。

0144

移動可能な第1のカプセル係合部材3はカプセル受器31を備え、上記カプセル受器の形状は、上記カプセル受器が飲料生成位置まで移動されるときに、カプセルのハウジングの外形の一部に少なくとも適合する(図8b)。

0145

移動可能な第1のカプセル係合部材3は、カプセルの後カバーを刺通し、カプセルに進入し、水をカプセルに注入するための水針6を備える。針は、熱湯供給部(図示せず)と流体接続している。

0146

このモジュールは、第1のカプセル係合部材3が飲料生成位置(図8b)からそのカプセル排出位置(図8a)まで移動されるときに、カプセル受器31を越えて延びているカプセルの周縁部を保持する手段を備える。これらの手段は、モジュールのフレーム2の側壁上に対称的に配置された2つのタブ8からなり、カプセルの周縁部125を保持することができる。

0147

移動可能な第1のカプセル係合部材3は、図9に関連して説明するように、環状シール311をカプセル受器311の内周縁部に備える。したがって、カプセルが飲料生成位置(図8b)にあるときに、シールは、カプセルのハウジングの外面との密着を、特にカプセルの積み重ね用枠部の領域においてもたらす。

0148

この密着とプラスチック製のカプセルの使用との組み合わせが、これらのプラスチック製のカプセルの排出の問題を引き起こすという1つの解釈である。

0149

実際に接触は、極めて緊密である。プラスチック製のカプセルがこの形式のモジュールにおいて使用されるとき、カプセルハウジング内の熱湯の導入はおそらく第1のカプセルケージ部材内のハウジングの拡張をもたらす。ハウジングと第1のカプセルケージ部材との間の空間に捕捉された空気が駆逐され、吸引効果が発生する。カプセルは、カプセル受器に張り付く。吸引効果は、カプセル受器からのカプセルの排出を防止するほど強力ではなく、これには、アクチュエータ5へのより強力な力を必要とする。このより強力な力を適用している間に、カプセルがカプセル受器からモジュールの前面に向かって水平方向に投げ出され、単純にカプセル回収ビンに引きずり降ろされるのではなくマシン内に詰まったまま残り、モジュール内に新しいカプセルを導入することの妨げとなる。

0150

不連続な積み重ね用枠部を有するプラスチック製のカプセルは、そのようなリスクを有さない。というのも、不連続性は、環状シールからのカプセルハウジングの脱離を容易にするからである。したがって、真空が発生しても、シールとカプセルと間の気密性は、モジュールのフレームのタブ8がカプセルの周縁部125に接触して保持する場合、簡単に破断することができる。したがって、カプセルは、カプセル受器からより穏やかに排出することができ、ビンに落下することができる。

0151

積み重ね用枠部の不連続部は、カプセルの周縁部とモジュールの保持手段8との接触点よりも上方の位置で配置することが好ましいことが留意されている。一つの説明は、カプセルの形状に起因して、飲料抽出後のカプセルの慣性中心が、かなり低い後方位置(図8a及び図8bとの関係で低く、後方の位置)に配置されるからである。したがって、排出運動中にカプセルがむしろ垂直方向となるようにされたままであるようにするため、まずカプセルの上部を開封することが好ましい。カプセルが傾動すると、ビンへの開口部で詰まる傾向がある。

0152

図9は、移動可能な第1のカプセル係合部材3を示す。この部材は、カプセル受器31を備える。カプセルを刺通して水を内部に注入する水針6は、カプセル受器の後面から出ている。移動可能な第1のカプセル係合部材3は、シール61を水針6の基部に備える。

0153

開口した口部に、カプセル受器31は、カプセル受器311の内周縁部に少なくとも沿って延びる環状シール32を備える。このシール32は、カプセルの後面カバーにおいて針によって形成された孔から水が漏れ、カプセルハウジングの周りを流れ、カプセル受器の開口した口部を通って漏出することを回避する。

0154

このシール32の一部によってカプセルの外面との摩擦も発生する。したがって、飲料調製の終了時、及び、カプセルを排出するために第1のカプセル係合部材が戻されるときに、カプセルはカプセル受器に保持され、その周縁部が保持手段8によって保持されるまで後方に移動する。

0155

図10は、図9のシール61及び針6の抽出拡大図である。シールは、環状部611を備える。シールは、通常、弾力性及び可撓性の特質を有するエラストマ又はゴム材料で作製される。針の基部にあるこのシールは、液体が針の上流側でカプセルの後面から飲料調製マシンの各部に漏出しないことを保証する。

0156

図11は、本発明の飲料生成システムを備える飲料調製マシン100を示す。マシンは、図8a及び図8bに示すようなモジュール2を備える。モジュールの中空針は、逆止弁101、加熱器102、ポンプ103、及び流体供給部(通常、水タンク104)を連続して備える流体供給部に接続されている。流体を供給する他の周知の要素を代替的に使用することができる。マシンの異なる要素は、ハウジング105によって取り囲むことができる。このマシンは、カップ109をモジュール2の下に支持して位置決めするためのドリップトレイ108を備えることができる。飲料調製を制御するユーザインターフェース106を設けてもよい。

0157

本発明は、上記で例示された実施形態を参照して説明されているが、特許請求される本発明は、決してこれらの例示された実施形態によって限定されるものではないことが理解されるであろう。

0158

「特許請求の範囲」で定義されるような、本発明の範囲を逸脱することなく、変形及び修正が実施可能である。更に、特定の特徴に対して既知の均等物が存在する場合、かかる均等物は、本明細書中で具体的に言及されているかのように組み込まれるものである。

0159

本明細書で使用するとき、用語「備える」、「備えている」、及び同様の語は、排他的又は包括的な意味で解釈されるべきではない。換言すれば、これらは、「〜を含むが、それらに限定されない」ことを意味するものとする。

0160

1カプセル
11飲料原材料
12ハウジング
121 前面
122 裏側
123注水領域
124 孔
125周縁部
126 凹み
128積み重ね境界
129不連続部分
13前部カバー
14前壁
141オーバーフロー
142識別部材
143剪断部材
15背面カバー
16フィルター
2モジュール
21フレーム
211 案内カーブ
3 第1のカプセル係合部材
31 カプセル受器
311 カプセル受器の前部にある縁部
32環状シール
34案内ピン
4 第2のカプセル係合部材
5アクチュエータ
6 水針
61針シール
611 環状部
7 開口部
71支持手段
8保持手段
100飲料マシン
101逆止弁
102加熱器
103ポンプ
104タンク
105 ハウジング
106ユーザインターフェース
107ドリップトレイ
108 カップ

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