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技術 高粘度の透明な塩に富んだ組成物、それを明色化するための方法、および化粧品におけるその使用

出願人 ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック
発明者 ブノワ・バルドゥーシンディー・ソードンアリシア・ロソ
出願日 2017年7月18日 (2年11ヶ月経過) 出願番号 2019-505465
公開日 2019年9月5日 (10ヶ月経過) 公開番号 2019-524942
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード ドレイニング 機械的加圧 織物物品 リフレッシング ヒドロフルオロ化 強酸官能基 逆相エマルション 褐色化剤
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課題・解決手段

本発明は、組成物(d)であって、(その重量100%当たり):a)0.002mol/L〜0.1mol/Lの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む90重量%〜99.0重量%の水と、b)0.5重量%〜5重量%の少なくとも1つの架橋アニオン性高分子電解質(PA)と、c)0.5重量%〜5重量%の、式(II):R1−(O−CH2−CH2)P−OH(II)を有する少なくとも1つの化合物とを含み、式(II)の化合物に対する架橋アニオン性高分子電解質(PA)の重量比(Ra)は、0.2以上かつ2.0以下であることが理解され、および塩(S)に対する式(II)の化合物のモル比(Rb)は、0.05以上かつ1以下であることが理解される、組成物(d)に関する。本発明は、化粧品における前記組成物の使用および高粘度の塩に富んだ組成物を明色化するための方法にも関する。

概要

背景

セラムは、最近、皮膚の化粧処置に広く使用されている。「セラム」という用語は、表皮上層によって急速に吸収されることが意図され、かつ高濃度活性成分を含有する水溶液を示す。セラムは、一般に、様々なスキンケア製剤補完するものとして、その効果を高めるために使用される。皮膚が予め洗浄され、次にセラム、続いて所望の化粧用ケア製剤が適用される。このプロセスは、気候もしくは環境条件などの外部要因のため、または皮膚の乾燥などの皮膚の状態の急激な変化の際、ケア製剤の効果が低下されることを使用者が観察したときに特に適切である。セラムは、保湿、明色化、浄化アンチエイジング、抗しわ賦活シャドーコンシーリングおよび/または抗皮脂特性などの様々な特性を有する物質を含む。

セラムが表皮の上層によって容易かつ急速に吸収されるために、セラムは、処置される皮膚の表面にわたって迅速に塗り広げることを可能にするのに十分に流体であり、適用時に流れないようにするのに十分にゲルである、流動特性間の均衡を有し、べたつかないテクスチャを有さなければならない。さらに、セラムは、半透明であることが好ましく、なぜなら、この側面は、純度について考える消費者に関連するためである。

合成ポリマーおよび天然由来ポリマーは、化粧品および医薬品分野における局所使用のための水性ゲルを調製するのを可能にする、当業者に周知の化粧品水相増粘剤である。

この分野において現在使用されている合成増粘ポリマーは、粉末形態であるか、または逆相ラテックスとして一般的に知られている、界面活性剤を用いて逆相エマルションラジカル重合によって調製されるポリマーの油中水型エマルションとしての液体形態である。

最も知られている粉末形態の合成増粘ポリマーの中でも、Carbopol(商標)またはPemulen(商標)の名称販売されているものなど、アクリル酸および/またはそのエステルベースとするポリマーが挙げられ得る。それらは、特に米国特許第5,373,044号明細書および米国特許第2,798,053号明細書ならびにさらに欧州特許出願公開第0301532A2号明細書に記載されている。Aristoflex(商標)の名称で販売されているものなど、2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸および/またはその塩をベースとするポリマーもある。それらは、特に欧州特許第0816403号明細書、欧州特許第1116733号明細書および欧州特許第1069142号明細書に記載されている。これらの粉末は、一般に、ベンゼン酢酸エチルシクロヘキサンまたはtert−ブタノールなどの有機溶媒中の溶液中でのモノマー沈殿重合によって得られ、ここで、このプロセスは、一切の残留溶媒を除去するために、最終生成物の精製のための多くの連続工程を必要とする。

最も知られている逆相ラテックスの中でも、Sepigel(商標)、Simulgel(商標)およびSepiplus(商標)の名称で販売されているものが挙げられ得る。これらの増粘剤は、逆相エマルションラジカル重合によって得られる。それらは、特に室温での取り扱いがより容易であり、水に非常に急速に分散する。さらに、それらは、著しく高い増粘性能品質を生じる。しかしながら、それらは油を含有するため、これにより、それらは、半透明または透明の水性ゲルを調製するのにあまり適切でなくなる可能性がある。

逆相ラテックスのものと均等であるかまたはそれより優れた増粘性能品質を有するが、特に油相が存在しない(それにより、より明るい色の水性ゲルをもたらし得る)ため、使用のより広い可能性を有する合成増粘剤も存在する。それらは、粉末の形態であるが、液体の形態の製品と同等の溶解時間およびしたがって実施し易さを有する。それらは、欧州特許出願公開第1496081A2号明細書の番号で公開された欧州特許出願に記載されている。それらは、分散相ラジカル重合、逆懸濁ラジカル重合、組み合わされた逆相エマルションまたは逆相マイクロエマルションラジカル重合などの標準的な重合技術、続いて仲介溶媒中での沈殿、仲介溶媒中での沈殿およびその後の任意の洗浄、噴霧化または共沸脱水による乾燥、任意選択的に続いて厳選された溶媒での洗浄などの様々な技術による分離によって得られる。したがって、これらの合成増粘剤は、標準的な粉末の形態の合成増粘剤の利点(油の非存在、より明るい色の水性ゲルの生成)および逆相ラテックスの形態の合成増粘剤の利点(予めの中和、高い溶解速度、注目に値する増粘力および安定化特性)のいくつかを兼ね備えている。しかしながら、上述されるセラムの調製に向けた使用では、このような合成増粘系を使用する消費者は、現在得られるものよりさらにより明るい色または透明のゲルを製造できることを望んでいる。さらに、これらの合成増粘剤で得られるゲルは、例えば、電解質に富んだ植物抽出物または無機塩を含むセラムの場合によくあるように、組成物が電解質に富んでいる場合に十分な安定性を有さない。

遊離の部分的に塩化されたまたは完全に塩化された強酸官能基を有する少なくとも1つのモノマーと、式(B):

(式中、Rは、8〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキル基を表し、およびnは、1以上かつ30以下の数を表す)の少なくとも1つのモノマーとの直鎖状、分枝鎖状または架橋ターポリマーが、国際公開第2011/030044号パンフレットの番号で公開された国際特許出願に記載されている。

しかしながら、水性ゲルが0.2質量%超の量の電解質の存在下でこのような合成増粘ポリマーを実施することによって調製される場合、セラムの調製に関連し、かつ消費者によって必要とされる透明性要件を満たさない側面が常に観察される。

概要

本発明は、組成物(d)であって、(その重量100%当たり):a)0.002mol/L〜0.1mol/Lの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む90重量%〜99.0重量%の水と、b)0.5重量%〜5重量%の少なくとも1つの架橋アニオン性高分子電解質(PA)と、c)0.5重量%〜5重量%の、式(II):R1−(O−CH2−CH2)P−OH(II)を有する少なくとも1つの化合物とを含み、式(II)の化合物に対する架橋アニオン性高分子電解質(PA)の重量比(Ra)は、0.2以上かつ2.0以下であることが理解され、および塩(S)に対する式(II)の化合物のモル比(Rb)は、0.05以上かつ1以下であることが理解される、組成物(d)に関する。本発明は、化粧品における前記組成物の使用および高粘度の塩に富んだ組成物を明色化するための方法にも関する。

目的

本発明の主題は、発泡性および/または洗浄用界面活性剤増粘性および/またはゲル化界面活性剤、増粘剤および/またはゲル化剤、安定剤、塗膜形成性化合物、溶媒および共溶媒、ヒドロトロープ剤、可塑剤乳白剤真珠光沢剤金属イオン封鎖剤キレート剤酸化防止剤香料精油保存料、調整剤、消臭剤体毛および皮膚の脱色を目的とした

効果

実績

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請求項1

組成物(C1)であって、その質量100%当たり:a)−0.02mol〜1mol/リットルの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む90質量%〜99質量%の水と、b)−部分的にまたは完全に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニルアミノ]−1−プロパンスルホン酸と、N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される少なくとも1つの中性モノマーと、式(I):(式中、Rは、8〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキル基を表し、およびnは、1以上かつ20以下の数を表す)の少なくとも1つのモノマーとの、少なくとも1つの架橋剤の存在下における重合から誘導される0.5質量%〜5質量%の少なくとも1つの架橋アニオン性高分子電解質(PA)と、c)−0.5質量%〜5質量%の、式(II):R1−(O−CH2−CH2)p−OH(II)(式中、R1は、12〜22個の炭素原子を含む、1つまたは複数のヒドロキシル基任意選択的に置換される飽和または不飽和、直鎖状または分枝鎖炭化水素脂肪族基を表し、およびpは、10以上かつ100以下の整数を表す)の少なくとも1つの化合物とを含み、前記組成物(C1)中、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)と前記式(II)の化合物との間の質量比(Ra)は、0.2以上かつ2.0以下であることと、前記式(II)の化合物と前記塩(S)との間のモル比(Rb)は、0.02以上かつ1以下であることとが理解される、組成物(C1)。

請求項2

前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)は、その構成モノマー100mol%当たり:−20mol%〜80mol%の、部分的にまたは完全に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸に由来するモノマー単位、−15mol%〜75mol%の、N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される中性モノマーに由来するモノマー単位、−0.5mol%〜5mol%の、上で定義される式(I)のモノマーに由来するモノマー単位を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物(C1)。

請求項3

前記中性モノマーは、N,N−ジメチルアクリルアミドであることを特徴とする、請求項2に記載の組成物(C1)。

請求項4

前記式(I)のモノマーは、テトラエトキシ化ラウリルメタクリレートであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物(C1)。

請求項5

式(II)中、前記基R1は、直鎖状ドデシルトリデシルテトラデシルペンタデシルおよびヘキサデシル基から選択される基を表し、およびpは、15以上かつ40以下の整数を表すことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物(C1)。

請求項6

前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)は、トリメチロールプロパントリアクリレートで架橋されている、アンモニウム塩形態で部分的に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、N,N−ジメチルアクリルアミドと、テトラエトキシ化ラウリルメタクリレートとのターポリマーであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物(C1)。

請求項7

前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)は、100mol%当たり:−60mol%〜80mol%の、アンモニウム形態で部分的に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸に由来するモノマー単位と、−15mol%〜39.5mol%の、N,N−ジメチルアクリルアミドに由来するモノマー単位と、−0.5mol%〜5mol%の、テトラエトキシ化ラウリルメタクリレートに由来するモノマー単位とを含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物(C1)。

請求項8

前記塩(S)は、アンモニウムまたは金属カチオンハロゲン化物炭酸塩重炭酸塩リン酸塩硝酸塩ホウ酸塩および硫酸塩から選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物(C1)。

請求項9

前記塩(S)は、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、少なくとも1つのカルボキシレートスルホネートまたはサルフェート官能基を有する有機アニオンとの塩(S)であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物(C1)。

請求項10

請求項11

発泡性および/または洗浄用界面活性剤増粘性および/またはゲル界面活性剤増粘剤および/またはゲル化剤、安定剤、塗膜形成性化合物、溶媒および共溶媒、ヒドロトロープ剤、可塑剤乳白剤真珠光沢剤金属イオン封鎖剤キレート剤酸化防止剤香料精油保存料、調整剤、消臭剤体毛および皮膚を脱色することを目的とした漂白剤、皮膚または毛髪に対する処置および/または保護作用を与えることを目的とした活性成分日焼け止め剤無機充填剤または顔料視覚効果を与えるかまたは活性剤封入することを目的とした粒子角質除去粒子テクスチャ剤、光学的光沢剤ならびに昆虫忌避剤から選択される1つまたは複数の補助化合物も含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物(C1)。

請求項12

皮膚を洗浄し、かつ/もしくは保護し、かつ/もしくはケアするため、および/または皮膚、毛髪もしくは粘膜美的外観を改善しかつ/もしくは保つための局所用化粧用組成物としての、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物(C1)の使用。

請求項13

0.02mol〜1mol/リットルの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む少なくとも90質量%の水、ならびに部分的にまたは完全に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される少なくとも1つの中性モノマーと、式(I):(式中、Rは、8〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキル基を表し、およびnは、1以上かつ20以下の数を表す)の少なくとも1つのモノマーとの、少なくとも1つの架橋剤の存在下における重合から誘導される少なくとも1つの架橋アニオン性高分子電解質(PA)を含む組成物を明色化するための方法であって、有効量の、式(II):R1−(O−CH2−CH2)p−OH(II)(式中、R1は、12〜22個の炭素原子を含む、1つまたは複数のヒドロキシル基で任意選択的に置換される飽和または不飽和、直鎖状または分枝鎖状炭化水素系脂肪族基を表し、およびpは、10以上かつ100以下の整数を表す)の少なくとも1つの化合物を前記組成物に加える工程であって、それにより、前記組成物は、この工程の最後に、その質量100%当たり、a)−0.02mol〜1mol/リットルの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む90質量%〜99質量%の水、b)−0.5質量%〜5質量%の前記式(I)の化合物、c)−0.5質量%〜5質量%の前記式(II)の化合物を含む、工程を含み、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)と前記式(II)の化合物との間の質量比(Ra)は、0.2以上かつ2.0以下であり、および前記式(II)の化合物と前記塩(S)との間のモル比(Rb)は、0.02以上かつ1以下であることが理解される、方法。

技術分野

0001

本発明は、新規な高粘度の塩に富んだヒドロゲル局所化粧用組成物としてのその使用、および高粘度の塩に富んだヒドロゲルを明色化するための新規な方法に関する。

背景技術

0002

セラムは、最近、皮膚の化粧処置に広く使用されている。「セラム」という用語は、表皮上層によって急速に吸収されることが意図され、かつ高濃度活性成分を含有する水溶液を示す。セラムは、一般に、様々なスキンケア製剤補完するものとして、その効果を高めるために使用される。皮膚が予め洗浄され、次にセラム、続いて所望の化粧用ケア製剤が適用される。このプロセスは、気候もしくは環境条件などの外部要因のため、または皮膚の乾燥などの皮膚の状態の急激な変化の際、ケア製剤の効果が低下されることを使用者が観察したときに特に適切である。セラムは、保湿、明色化、浄化アンチエイジング、抗しわ賦活シャドーコンシーリングおよび/または抗皮脂特性などの様々な特性を有する物質を含む。

0003

セラムが表皮の上層によって容易かつ急速に吸収されるために、セラムは、処置される皮膚の表面にわたって迅速に塗り広げることを可能にするのに十分に流体であり、適用時に流れないようにするのに十分にゲルである、流動特性間の均衡を有し、べたつかないテクスチャを有さなければならない。さらに、セラムは、半透明であることが好ましく、なぜなら、この側面は、純度について考える消費者に関連するためである。

0004

合成ポリマーおよび天然由来ポリマーは、化粧品および医薬品分野における局所使用のための水性ゲルを調製するのを可能にする、当業者に周知の化粧品水相増粘剤である。

0005

この分野において現在使用されている合成増粘ポリマーは、粉末形態であるか、または逆相ラテックスとして一般的に知られている、界面活性剤を用いて逆相エマルションラジカル重合によって調製されるポリマーの油中水型エマルションとしての液体形態である。

0006

最も知られている粉末形態の合成増粘ポリマーの中でも、Carbopol(商標)またはPemulen(商標)の名称販売されているものなど、アクリル酸および/またはそのエステルベースとするポリマーが挙げられ得る。それらは、特に米国特許第5,373,044号明細書および米国特許第2,798,053号明細書ならびにさらに欧州特許出願公開第0301532A2号明細書に記載されている。Aristoflex(商標)の名称で販売されているものなど、2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸および/またはその塩をベースとするポリマーもある。それらは、特に欧州特許第0816403号明細書、欧州特許第1116733号明細書および欧州特許第1069142号明細書に記載されている。これらの粉末は、一般に、ベンゼン酢酸エチルシクロヘキサンまたはtert−ブタノールなどの有機溶媒中の溶液中でのモノマー沈殿重合によって得られ、ここで、このプロセスは、一切の残留溶媒を除去するために、最終生成物の精製のための多くの連続工程を必要とする。

0007

最も知られている逆相ラテックスの中でも、Sepigel(商標)、Simulgel(商標)およびSepiplus(商標)の名称で販売されているものが挙げられ得る。これらの増粘剤は、逆相エマルションラジカル重合によって得られる。それらは、特に室温での取り扱いがより容易であり、水に非常に急速に分散する。さらに、それらは、著しく高い増粘性能品質を生じる。しかしながら、それらは油を含有するため、これにより、それらは、半透明または透明の水性ゲルを調製するのにあまり適切でなくなる可能性がある。

0008

逆相ラテックスのものと均等であるかまたはそれより優れた増粘性能品質を有するが、特に油相が存在しない(それにより、より明るい色の水性ゲルをもたらし得る)ため、使用のより広い可能性を有する合成増粘剤も存在する。それらは、粉末の形態であるが、液体の形態の製品と同等の溶解時間およびしたがって実施し易さを有する。それらは、欧州特許出願公開第1496081A2号明細書の番号で公開された欧州特許出願に記載されている。それらは、分散相ラジカル重合、逆懸濁ラジカル重合、組み合わされた逆相エマルションまたは逆相マイクロエマルションラジカル重合などの標準的な重合技術、続いて仲介溶媒中での沈殿、仲介溶媒中での沈殿およびその後の任意の洗浄、噴霧化または共沸脱水による乾燥、任意選択的に続いて厳選された溶媒での洗浄などの様々な技術による分離によって得られる。したがって、これらの合成増粘剤は、標準的な粉末の形態の合成増粘剤の利点(油の非存在、より明るい色の水性ゲルの生成)および逆相ラテックスの形態の合成増粘剤の利点(予めの中和、高い溶解速度、注目に値する増粘力および安定化特性)のいくつかを兼ね備えている。しかしながら、上述されるセラムの調製に向けた使用では、このような合成増粘系を使用する消費者は、現在得られるものよりさらにより明るい色または透明のゲルを製造できることを望んでいる。さらに、これらの合成増粘剤で得られるゲルは、例えば、電解質に富んだ植物抽出物または無機塩を含むセラムの場合によくあるように、組成物が電解質に富んでいる場合に十分な安定性を有さない。

0009

遊離の部分的に塩化されたまたは完全に塩化された強酸官能基を有する少なくとも1つのモノマーと、式(B):

0010

0011

(式中、Rは、8〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキル基を表し、およびnは、1以上かつ30以下の数を表す)の少なくとも1つのモノマーとの直鎖状、分枝鎖状または架橋ターポリマーが、国際公開第2011/030044号パンフレットの番号で公開された国際特許出願に記載されている。

0012

しかしながら、水性ゲルが0.2質量%超の量の電解質の存在下でこのような合成増粘ポリマーを実施することによって調製される場合、セラムの調製に関連し、かつ消費者によって必要とされる透明性要件を満たさない側面が常に観察される。

発明が解決しようとする課題

0013

したがって、本発明者らは、貯蔵時に安定しており、電解質に富んだ媒体の存在下においておよび広いpH範囲にわたって高い粘度を保ち、十分な官能特性も保ち、すなわちそれらが取り込まれたときおよび皮膚への適用後、粘着性または流れやすい性質を有さず、透明の外観を有する新規な水性ゲルを開発しようとしてきた。

課題を解決するための手段

0014

第1の態様によれば、本発明の主題は、組成物(C1)であって、その質量100%当たり:
a)− 0.02mol〜1mol/リットル、より具体的には0.02mol〜0.5mol/リットルの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む90質量%〜99.0質量%の水と、
b)− 部分的にまたは完全に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニルアミノ]−1−プロパンスルホン酸と、N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される少なくとも1つの中性モノマーと、式(I):

0015

0016

(式中、Rは、8〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキル基を表し、およびnは、1以上かつ20以下の数を表す)の少なくとも1つのモノマーとの、少なくとも1つの架橋剤の存在下における重合から誘導される0.5質量%〜5質量%の少なくとも1つの架橋アニオン性高分子電解質(PA)と、
c)− 0.5質量%〜5質量%の、式(II):
R1−(O−CH2−CH2)p−OH (II)
(式中、R1は、12〜22個の炭素原子を含む、1つまたは複数のヒドロキシル基で任意選択的に置換される飽和または不飽和、直鎖状または分枝鎖状炭化水素脂肪族基を表し、およびpは、10以上かつ100以下の整数を表す)の少なくとも1つの化合物
を含み、前記組成物(C1)中、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)と前記式(II)の化合物との間の質量比(Ra)は、0.2以上かつ2.0以下、より具体的には1.5以下であり、および式(II)の化合物と塩(S)との間のモル比(Rb)は、0.02以上かつ1以下、より具体的には0.04以上かつ0.7以下であることが理解される、組成物(C1)である。

0017

本発明の主題である組成物(C1)の定義において、「架橋アニオン性高分子電解質(PA)」という用語は、水不溶性であるが、水膨潤性であり、化学ゲルの生成をもたらす三次元網目構造の形態の非直鎖状架橋アニオン性高分子電解質を示す。

0018

上に定義される組成物(C1)中に存在する架橋アニオン性高分子電解質(PA)の定義において、「部分的に塩化されたまたは完全に塩化された」という用語は、前記2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸が特にアルカリ金属塩の形態、例えばナトリウム塩もしくはカリウム塩の形態またはアンモニウム塩の形態で部分的にまたは完全に塩化されることを意味する。

0019

本発明の主題である組成物(C1)の定義において、「N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される中性モノマー」という用語は、より具体的には、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジプロピルアクリルアミドまたはN,N−ジイソプロピルアクリルアミドを示す。

0020

本発明の具体的な態様によれば、上に定義される組成物(C1)中、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)は、その構成モノマー100mol%当たり、5mol%〜95mol%、より具体的には10mol%〜90mol%、最も具体的には20mol%〜80mol%の、部分的にまたは完全に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸に由来するモノマー単位を含む。

0021

本発明の別の具体的な態様によれば、上に定義される組成物(C1)中、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)は、その構成モノマー100mol%当たり、4.9mol%〜90mol%、より具体的には9.5mol%〜85mol%、最も具体的には15mol%〜75mol%の、N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される少なくとも1つの中性モノマーに由来するモノマー単位を含む。

0022

本発明の別の具体的な態様によれば、本発明の主題である組成物(C1)中、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)は、その構成モノマー100mol%当たり、0.1mol%〜10mol%、より具体的には0.5mol%〜5mol%の、上に定義される式(I)のモノマーに由来するモノマー単位を含む。

0023

本発明の主題は、より具体的には、上に定義される組成物(C1)であって、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)は、その構成モノマー100mol%当たり:
− 20mol%〜80mol%の、部分的にまたは完全に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸に由来するモノマー単位、
− 15mol%〜75mol%の、N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される中性モノマーに由来するモノマー単位、
− 0.5mol%〜5mol%の、上に定義される式(I)のモノマーに由来するモノマー単位
を含むことを特徴とする組成物(C1)である。

0024

さらにより具体的な態様によれば、上に定義される組成物(C1)は、前記中性モノマーがN,N−ジメチルアクリルアミドであることを特徴とする。

0025

上に定義される式(I)中、「8〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキル基」という用語は、より具体的には、Rについて、
− 例えば、オクチル、デシルウンデシルドデシルトリデシルテトラデシルペンタデシル、ヘキサデシルヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシルおよびエイコシル基から選択される直鎖状第一級アルコールに由来する基、または
− 例えば、2−エチルヘキシル、2−プロピルヘプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチノニル、2−ヘキシルデシルおよび2−オクチルドデシル基から選択される、一般式
CH3−(CH2)p−CH[CH3−(CH2)p−2]−CH2OH
(式中、pは、3以上9以下の間の整数を表す)に対応する分枝鎖状1−アルカノールであるゲルベアルコールに由来する基、または
− 例えば、6−メチルヘプチル、15−メチルペンタデシルおよび16−メチルヘプタデシル基から選択される、一般式:
CH3−CH(CH3)−(CH2)m−CH2OH
(式中、mは、4以上かつ16以下の整数を表す)に対応するイソアルカノールに由来する基、または
− 例えば、2−ヘキシルオクチル、2−オクチルデシルおよび2−ヘキシルドデシル基から選択される、分枝鎖状第一級アルコールに由来する基
のいずれかを示す。

0026

具体的な態様によれば、本発明の主題は、式(I)の定義において、Rが、12〜18個の炭素原子を含むアルキル基、より具体的にはドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキシルデシル、ヘプタデシルおよびオクタデシル基から選択される基を表すことを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0027

別の具体的な態様によれば、本発明の主題は、式(I)の定義において、nが3以上かつ20以下の整数を表すことを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0028

さらにより具体的な態様によれば、上に定義される組成物(C1)は、式(I)の前記モノマーがテトラエトキシ化ラウリルメタクリレートであることを特徴とする。

0029

さらにより具体的な態様によれば、上に定義される組成物(C1)は、式(I)の前記モノマーがエイコサエトキシ化ステアリルメタクリレートであることを特徴とする。

0030

別の具体的な態様によれば、本発明の主題は、上に定義される前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)が誘導される重合に使用される架橋剤が、0.005mol%以上かつ1mol%以下、より具体的には0.01mol%以上かつ0.5mol%以下、最も具体的には0.01mol%以上かつ0.25mol%以下の、使用されるモノマーに対して表されるモル比で使用されるジエチレン性またはポリエチレン性化合物であることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。架橋剤は、より具体的には、エチレングリコールジメタクリレート、テトラアリルオキシエタンエチレングリコールジアクリレートジアリル尿素トリアリルアミントリメチロールプロパントリアクリレートおよびメチレンビス(アクリルアミド)またはこれらの化合物の混合物から選択され、最も具体的にはトリアリルアミン、トリメチロールプロパントリアクリレートおよびメチレンビス(アクリルアミド)から選択される。

0031

本発明の主題である組成物(C1)に使用される架橋アニオン性高分子電解質(PA)をもたらす重合反応において、錯化剤連鎖移動剤(transfer agent)または連鎖制限剤などの様々な添加剤も使用され得る。連鎖移動剤または連鎖制限剤は、より具体的には、次亜リン酸ナトリウム、低分子量のアルコール、例えばメタノールエタノール1−プロパノールイソプロパノールまたはブタノール、チオール、例えば2−メルカプトエタノールサルフェート官能基を含む連鎖移動剤、例えばメタリルスルホン酸ナトリウム、または前記連鎖移動剤の混合物からなる群から選択される。連鎖移動剤または連鎖制限剤は、より具体的には、0.001mol%以上かつ1mol%以下、より具体的には0.001mol%以上かつ0.5mol%以下、最も具体的には0.001mol%以上かつ0.1mol%以下の、使用されるモノマーのモル総数に対して表されるモル比で使用される。

0032

上に定義される式(II)中、「12〜22個の炭素原子を含む、1つまたは複数のヒドロキシル基で任意選択的に置換される飽和または不飽和、直鎖状または分枝鎖状脂肪族炭化水素系基」という用語は、より具体的には、R1について、
− 例えば、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシルおよびドコシル基から選択される飽和直鎖状アルキル基、または
− 例えば、ドデセニルトリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイコセニル、ドコセニル、4−ドデセニルおよび5−ドデセニル基から選択される不飽和直鎖状基、または
− 例えば、ヒドロキシドデシル、ヒドロキシテトラデシル、ヒドロキシヘキサデシル、ヒドロキシオクタデシル、例えば12−ヒドロキシオクタデシル基、ヒドロキシエイコシルおよびヒドロキシドコシル基から選択される、1つまたは2つのヒドロキシル基で置換される、12〜22個の炭素原子を含む飽和または不飽和、直鎖状または分枝鎖状脂肪族基、または
− 例えば、イソドデシル、イソトリデシル、イソテトラデシル、イソペンタデシル、イソヘキサデシル、イソヘプタデシル、イソオクタデシル、イソノナデシル、イソエイコシルおよびイソドコシル基から選択される、一般式:
(CH3)(CH3)CH−(CH2)r−CH2−OH
(式中、rは、8〜18の整数を表す)に対応するイソアルカノールに由来する基、または
− 例えば、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシル、2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルデシル、2−ヘキシルドデシルおよび2−オクチルドデシル基から選択される、式:
CH(CsH2s+1)(CtH2t+1)−CH2−OH
(式中、tは、6〜18の整数であり、sは、4〜18の整数であり、およびs+tの和は、10以上かつ20以下である)のゲルベアルコールに由来する分枝鎖状アルキル基
のいずれかを示す。

0033

別の具体的な態様によれば、本発明の主題は、式(II)の定義において、基R1が、直鎖状ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコサノイルおよびn−ドコシル基から、より具体的にはドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシルおよびヘキサデシル基から選択される基を表すことを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0034

別の具体的な態様によれば、本発明の主題は、式(II)中、pが15以上かつ100以下の整数、さらにより具体的には15以上かつ50以下の整数、さらにより具体的には15以上かつ40以下の整数を表すことを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0035

別の具体的な態様によれば、本発明の主題は、式(II)中、基R1が、直鎖状ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシルおよびヘキサデシル基から選択される基を表し、およびpが15以上かつ40以下の整数を表すことを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0036

具体的な態様によれば、本発明の主題は、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)が、トリメチロールプロパントリアクリレートで架橋されている、アンモニウム2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、N,N−ジメチルアクリルアミドと、テトラエトキシ化ラウリルメタクリレートとのターポリマーであることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0037

このような組成物の最も具体的な例として、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)が、100mol%当たり:
− 60mol%〜80mol%の、アンモニウム形態で部分的に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸に由来するモノマー単位と、
− 15mol%〜39.5mol%の、N,N−ジメチルアクリルアミドに由来するモノマー単位と、
− 0.5mol%〜5mol%の、テトラエトキシ化ラウリルメタクリレートに由来するモノマー単位と
を含むことを特徴とする、上に定義される組成物(C1)がある。

0038

本発明の主題である上に定義される組成物(C1)において、「塩(S)」という用語は、その結晶格子水素イオン以外の少なくとも1つのタイプのカチオンおよび水酸化イオン以外の少なくとも1つのタイプのアニオン関与を含む異極性化合物を示す。

0039

より具体的な態様によれば、本発明の主題である組成物(C1)中で溶解された形態にある塩(S)は、無機塩および有機塩から選択される。

0040

具体的な態様によれば、本発明の主題は、塩(S)が無機塩から、より具体的にはアンモニウムまたは金属カチオンハロゲン化物炭酸塩重炭酸塩リン酸塩硝酸塩ホウ酸塩および硫酸塩から選択されることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0041

より具体的な態様によれば、本発明の主題は、塩(S)が、無機塩であって、その金属カチオンが、ナトリウムカリウムリチウムカルシウムマグネシウム亜鉛マンガン、鉄、銅、コバルト、銀、金、アルミニウムバリウムビスマスセレンジルコニウムストロンチウムおよびスズカチオンから選択される一価または多価カチオンである、無機塩であることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0042

別の具体的な態様によれば、塩(S)は、有機塩、より具体的にはアンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、少なくとも1つのカルボキシレートスルホネートまたはサルフェート官能基を有する有機アニオンとの塩(S)から特に選択される。

0043

この具体的な態様によれば、本発明の主題は、塩(S)が、より具体的には、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、マンガン、鉄、銅、コバルト、銀、金、アルミニウム、バリウム、ビスマス、セレン、ジルコニウム、ストロンチウムおよびスズカチオンからなる群の要素から選択される一価または多価金属カチオンによって構成される有機塩であることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。この具体的な態様によれば、塩(S)は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛およびマンガンカチオンからなる群の要素から選択されるカチオンによって構成される有機塩であり、さらにより具体的には、塩(S)は、ナトリウムカチオンによって構成される有機塩である。

0044

別の具体的な態様によれば、本発明の主題は、塩(S)が、アンモニウムイオンまたは上に定義される金属カチオンであるカチオンと、グリコール酸クエン酸酒石酸サリチル酸乳酸マンデル酸アスコルビン酸ピルビン酸フマル酸レチノイン酸安息香酸コウジ酸エラグ酸リンゴ酸グルコン酸ソルビン酸ガラクツロン酸プロピオン酸デヒドロ酢酸ヘプタン酸、4−アミノ安息香酸ケイ皮酸ベンザルマロン酸アスパラギン酸グルタミン酸グリシンカプリロイルグリシン、ウンデシレノイルグリシンウンデシレン酸(undecylenoic acid)、フェニルアラニンウンデシレノイルフェニルアラニンおよびヒアルロン酸からなる群の要素から選択される、カルボキシレート形態の少なくとも1つのカルボン酸官能基を有する有機化合物である有機アニオンとによって構成される有機塩であることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0045

さらにより具体的な態様によれば、本発明の主題は、塩(S)が塩化ナトリウム塩化カルシウム塩化マグネシウム硫酸カルシウム硫酸アンモニウム炭酸カルシウム硫酸亜鉛硫酸マグネシウムホウ酸ナトリウムグリコール酸ナトリウムクエン酸ナトリウムサリチル酸ナトリウム乳酸ナトリウムグルコン酸ナトリウムグルコン酸亜鉛グルコン酸マンガングルコン酸銅およびアスパラギン酸マグネシウムから選択されることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0046

別の具体的な態様によれば、本発明の主題は、塩(S)が、アンモニウムイオンまたは上に定義される金属カチオンであるカチオンと、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、ベンゾフェノンに由来するスルホン酸、例えば4−ヒドロキシ−2−メトキシ−5−(オキソフェニルメチルベンゼンスルホン酸(前記酸は、ベンゾフェノン−4の名称で登録されている)、3−ベンジリデンカンファーに由来するスルホン酸、例えば4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸からなる群の要素から選択されるスルホネート形態の少なくとも1つのスルホン酸官能基を有する有機化合物である有機アニオンとによって構成される有機塩であることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0047

さらにより具体的な態様によれば、本発明の主題は、塩(S)が、ナトリウム2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホネートおよびナトリウム4−ヒドロキシ−2−メトキシ−5−(オキソフェニルメチル)ベンゼンスルホネートからなる群の要素から選択される有機塩であることを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0048

2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸は、特にEusolex(商標)232の商標で販売されている。ナトリウム4−ヒドロキシ−2−メトキシ−5−(オキソフェニルメチル)ベンゼンスルホネートは、ベンゾフェノン−5の名称で登録されている。

0049

本発明に係る組成物(C1)は、20℃〜80℃、より具体的には20℃〜60℃、さらにより具体的には20℃〜45℃の温度において、50rpm〜500rpm、より具体的には50rpm〜100rpmの撹拌速度で機械的撹拌を用いてその成分を混合することによって調製される。

0050

本発明の主題である組成物(C1)は、エアゾールデバイスもしくは「ポンプボトル」タイプのデバイス中に、穿孔した壁、例えば格子を備えたデバイス中に、またはボールアプリケータ(「ロールオン」として知られている)を備えたデバイス中に加圧された形態で包装され得る。それがボトル中に包装される場合、上に定義される本発明に係る組成物(C1)は、機械的加圧デバイスまたは噴射剤ガスによって微細液滴の形態で適用され得る。本発明に係る組成物(C1)と組み合わされ得る噴射剤の中でも、ヒドロフルオロ化合物、例えばジクロロジフルオロメタントリクロロフルオロメタンジフルオロエタンイソブタンブタンおよびプロパンがある。

0051

上に定義される組成物(C1)は、局所使用のための製剤、特に化粧品、皮膚用化粧品医薬製剤または皮膚用医薬製剤の分野で一般的に使用される賦形剤および/または活性成分も含み得る。

0052

このような理由で、別の具体的な形態によれば、本発明の主題は、発泡性および/または洗浄用界面活性剤増粘性および/またはゲル化界面活性剤、増粘剤および/またはゲル化剤、安定剤、塗膜形成性化合物、溶媒および共溶媒、ヒドロトロープ剤、可塑剤乳白剤真珠光沢剤金属イオン封鎖剤キレート剤酸化防止剤香料精油保存料、調整剤、消臭剤体毛および皮膚の脱色を目的とした漂白剤、皮膚または毛髪に対する処置および/または保護作用を与えることを目的とした活性成分、日焼け止め剤無機充填剤または顔料視覚効果を与えるかまたは活性剤封入することを目的とした粒子角質除去粒子、テクスチャ剤、光学的光沢剤ならびに昆虫忌避剤から選択される1つまたは複数の補助化合物も含むことを特徴とする、上に定義される組成物(C1)である。

0053

本発明に係る組成物(C1)と組み合わされ得る揮発性溶媒の中でも、揮発性水溶性アルコール、例えばエタノール、イソプロパノールまたはブタノール、より具体的にはエタノール、有機溶媒、例えばグリセロールジグリセロールグリセロールオリゴマー、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,2−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール(またはヘキシレングリコール)、ジプロピレングリコールキシリトールエリトリトールおよびソルビトールがある。具体的な態様によれば、本発明に係る組成物(C1)は、その質量100%当たり最大で20質量%の、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、キシリトールおよびソルビトールから選択される1つまたは複数の揮発性溶媒を含む。

0054

別の具体的な態様によれば、本発明に係る組成物(C1)は、揮発性溶媒を含まない。

0055

別の具体的な態様によれば、本発明に係る組成物(C1)は、ヒドロゲルである。

0056

本発明に係る組成物(C1)と組み合わされ得る水溶性酸化防止剤の中でも、アスコルビン酸、グルタチオン、酒石酸、シュウ酸およびグルタミン酸二酢酸四ナトリウムがある。

0057

本発明に係る組成物(C1)と組み合わされ得る水溶性金属イオン封鎖剤の中でも、エチレンジアミン四酢酸EDTA)塩、例えばEDTAのナトリウム塩、およびジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)塩、例えばDTPAのナトリウム塩がある。

0058

本発明に係る組成物(C1)と組み合わされ得る水溶性色素の中でも、カラメル、黄色(Yellow)5、アシッドブルー(Acid Blue)9/青色(Blue)1、緑色(Green)5、緑色(Green)3/ファストグリーン(Fast Green)FCF 3、オレンジ(Orange)4、赤色(Red)4/食用赤色(Food Red)1、黄色(Yellow)6、アシッドレッド(Acid Red)33/食用赤色(Food Red)12、赤色(Red)40、コチニールカルミンCI15850、CI 75470)、エクストラバイオレット(Ext.Violet)2、赤色(Red)6〜7、フェロシアン化第二鉄(Ferric Ferrocyanide)、ウルトラマリン(Ultramarines)、アシッドイエロー(Acid yellow)3/黄色(Yellow)10、アシッドブルー(Acid Blue)3、黄色(Yellow)10がある。

0059

本発明に係る組成物(C1)と組み合わされ得る色安定化水溶性剤の中でも、トリス(テトラメチルヒドロキシピペリジノール)シトレート、ナトリウムベンゾトリアゾリブチルフェノールスルホネートおよびベンゾトリアゾリルドデシルp−クレゾールがある。

0060

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在する発泡性および/または洗浄用界面活性剤の例として、この活性分野で一般的に使用される局所的に許容されるアニオン性カチオン性両性もしくは非イオン性発泡性および/または洗浄用界面活性剤が挙げられ得る。

0061

本発明の主題である組成物(C1)と組み合わされ得る発泡性および/または洗浄用アニオン性界面活性剤の中でも、アルキルエーテルサルフェートアルキルサルフェートアルキルアミドエーテルサルフェートアルキルアリールポリエーテルサルフェート、モノグリセリドサルフェート、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェートアルキルエーテルホスフェートアルキルスルホネート、アルキルアミドスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルカルボキシレート、アルキルスルホサクシネートアルキルエーテルスルホサクシネート、アルキルアミドスルホサクシネート、アルキルスルホアセテート、アルキルサルコシネートアシルイセチオネート、N−アシタウレートアシルラクチレートN−アシルアミノ酸誘導体、N−アシルペプチド誘導体、N−アシルタンパク質誘導体または脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩が挙げられ得る。

0062

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在する発泡性および/または洗浄用両性界面活性剤の中でも、アルキルベタインアルキルアミドベタインスルタイン、アルキルアミドアルキルスルホベタインイミダゾリン誘導体ホスホベタインアンポリアセテート(amphopolyacetate)およびアンホプロピオネート(amphopropionate)が挙げられ得る。

0063

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在する発泡性および/または洗浄用カチオン性界面活性剤の中でも、特に第四級アンモニウム誘導体が挙げられ得る。

0064

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在する発泡性および/または洗浄用非イオン性界面活性剤の中でも、より具体的には直鎖状または分枝鎖状、飽和または不飽和脂肪族基を含み、かつ8〜12個の炭素原子を含むアルキルポリグリコシドヒマシ油誘導体ポリソルベートヤシアミド(coconut kernel amide)およびN−アルキルアミンが挙げられ得る。

0065

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在するテクスチャ剤の例として、N−アシルアミノ酸誘導体、例えばAminohope(商標)LLの名称で販売されているラウロイルリジン、Dryflo(商標)の名称で販売されているオクテニルコハク酸デンプン、Montanov(商標)14の名称で販売されているミリスチルポリグルコシドセルロース繊維綿繊維キトサン繊維タルク絹雲母雲母およびパーライトが挙げられ得る。

0066

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在する活性成分の例としては、以下のものが挙げられる:
ビタミンおよびその誘導体、例えばレチノールビタミンA)およびそのエステル(例えば、パルミチン酸レチニル)、塩およびエステルの形態のアスコルビン酸(ビタミンC)、アスコルビン酸の糖誘導体(例えば、アスコルビルグルコシド)、トコフェロールビタミンE)およびそのエステル(例えば、酢酸トコフェロール)、ビタミンB3またはB10(ナイアシンアミドおよびその誘導体);
− 皮膚に対する明色化または脱色作用を有する化合物、例えばSepiwhite(商標)MSHアルブチン、コウジ酸、ヒドロキノン、Vegewhite(商標)、Gatuline(商標)、Synerlight(商標)、Biowhite(商標)、Phytolight(商標)、Dermalight(商標)、Clariskin(商標)、Melaslow(商標)、Dermawhite(商標)、Ethioline、Melarest(商標)、Gigawhite(商標)、Albatine(商標)およびLumiskin(商標);
− Sepicalm(商標)S、アラントインおよびビサボロールなどの鎮静作用を有する化合物;
抗炎症薬
−保湿作用を有する化合物、例えばジグリセロール、トリグリセロール尿素ヒドロキシ尿素、グリセロールグルコシド、ジグリセロールグルコシド、ポリグリセリルグルコシド、エリスリチルグルコシド、ソルビチルグルコシド、キシリチルグルコシド、Aquaxyl(商標)の商標で販売されている組成物(キシリチルグルコシド、無水キシリトールおよびキシリトールを含む);
痩身または脂肪分解作用を有する化合物、例えばカフェインまたはその誘導体、Adiposlim(商標)およびAdipoless(商標);
− N−アシルタンパク質;N−アシルペプチド、例えばMatrixil(商標);N−アシルアミノ酸;N−アシルタンパク質の部分加水分解物アミノ酸ペプチド総タンパク質加水分解物
タンニンポリフェノールおよび/またはイソフラボンに富んだ植物抽出物、例えばブドウ抽出物マツ抽出物ワイン抽出物オリーブ抽出物大豆抽出物、例えばRaffermine(商標);小麦抽出物、例えばTensine(商標)またはGliadine(商標);テルペンに富んだ植物抽出物;淡水もしくは海水藻類抽出物;一般にサンゴなどの海洋抽出物;
抗菌作用または浄化作用を有する化合物、例えばLipacide(商標)C8G、Lipacide(商標)UG、Sepicontrol(商標)A5;Octopirox(商標)またはSensiva(商標)SC50;
−賦活または刺激特性を有する化合物、例えばPhysiogenyl(商標)、パンテノールおよびSepicap(商標)MPなどのその誘導体;
アンチエイジング活性剤、例えばSepilift(商標)DPHP、Lipacide(商標)PVB、Sepivinol(商標)、Sepivital(商標)、Manoliva(商標)、Phyto−Age(商標)、Timecode(商標)またはSurvicode(商標);
光老化対処するための活性剤;
細胞外基質成分の合成を増大するための活性剤、例えばコラーゲンエラスチンおよびグリコサミノグリカン
サイトカインなどの化学的細胞伝達に対して有利に作用する活性剤、またはインテグリンなどの物理的な細胞伝達に対して有利に作用する活性剤;
− 皮膚に対して「温」感を生じる活性剤、例えば皮膚毛細血管循環活性剤(例えば、ニコチン酸誘導体)または皮膚に対して「清涼」感を生じる製品(例えば、メントールおよびその誘導体);
− 皮膚毛細血管循環を改善する活性剤、例えば静脈強壮剤;排出活性剤;充血除去活性剤、例えばイチョウ(Ginkgo biloba)、アイビーセイヨウトチノキタケ、ナギイカダ属(ruscus)、ナギイカダ、ツボクサ(Centella asiatica)、ヒバマタ属(fucus)、ローズマリーまたはヤナギの抽出物;
− 皮膚引き締め剤として作用する活性剤、例えば植物タンパク質加水分解物、海洋起源の加水分解物、例えばコンブ抽出物の加水分解物、魚類軟骨加水分解物、海洋エラスチン、Sesaflash(商標)の商標でSEPPIC社によって販売されている製品、およびコラーゲン溶液
− 皮膚タンニング剤または褐色化剤、例えばジヒドロキシアセトンイサチンアロキサンまたはニンヒドリングリセルアルデヒドメソ酒石酸アルデヒドグルタルアルデヒドまたはエリトルロース

0067

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在する消臭剤の例として、アルカリ金属ケイ酸塩亜鉛塩、例えば硫酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、塩化亜鉛または乳酸亜鉛第四級アンモニウム塩、例えばセチルトリメチルアンモニウム塩またはセチルピリジニウム塩グリセロール誘導体、例えばカプリン酸グリセリルカプリル酸グリセリルおよびカプリン酸ポリグリセリル;1,2−デカンジオール;1,3−プロパンジオール;サリチル酸;炭酸水素ナトリウムシクロデキストリン金属ゼオライト;Triclosan(商標);アルミニウムホウ水和物、アルミニウム塩化水和物、塩化アルミニウム硫酸アルミニウム、アルミニウムジルコニウム塩化水和物、アルミニウムジルコニウム三塩化水和物、アルミニウムジルコニウム四塩化水和物、アルミニウムジルコニウム五塩化水和物、アルミニウムジルコニウム八塩化水和物、硫酸アルミニウム、乳酸アルミニウムナトリウム、アルミニウム塩化水和物とグリコールとの錯体、例えばアルミニウム塩化水和物とプロピレングリコールとの錯体、アルミニウム二塩化水和物とプロピレングリコールとの錯体、アルミニウムセスキ塩化水和物とプロピレングリコールとの錯体、アルミニウム塩化水和物とポリエチレングリコールとの錯体、アルミニウム二塩化水和物とポリエチレングリコールとの錯体、またはアルミニウムセスキ塩化水和物とポリエチレングリコールとの錯体が挙げられ得る。

0068

本発明の主題である組成物(C1)中に任意選択的に存在する日焼け止め剤の例として、改正された化粧品規制76/768/EEC、付録VIIに列挙される全てのものが挙げられる。

0069

本発明の主題は、皮膚を洗浄し、かつ/もしくは保護し、かつ/もしくはケアするため、および/または皮膚、毛髪もしくは粘膜美的外観を改善しかつ/もしくは保つための局所用化粧用組成物としての、上に定義される組成物(C1)の使用である。

0070

組成物(C1)の定義において使用される「局所」という用語は、本特許出願の趣旨では、化粧品、皮膚用化粧品、皮膚用医薬製剤もしくは医薬製剤の場合の直接適用であれ、または例えば織物物品、例えば拭き取り繊維、または紙物品、例えば衛生用途のための紙の形態での、身体の衛生のためまたは皮膚をケアもしくは保護するための製品の場合の間接的な適用であれ、前記組成物(C1)が、皮膚、頭皮または粘膜への適用によって使用されることを意味する。

0071

より具体的な態様によれば、本発明の主題である組成物(C1)が皮膚、毛髪または頭皮を洗浄するのに使用される場合、それは、少なくとも1つの洗浄用界面活性剤も含む。

0072

別のより具体的な態様によれば、本発明の主題である組成物(C1)は、皮膚をケアするかもしくは例えば太陽放射から皮膚を保護するため、または皮膚の老化を防ぐため、またはにきびおよび/もしくは毛穴黒ずみおよび/もしくは面皰を処置するための化粧品としてまたは保湿製品として使用され得る。

0073

本発明の主題は、0.02mol〜1mol/リットルの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む少なくとも90質量%の水、ならびに部分的にまたは完全に塩化された2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸と、N,N−ジアルキルアクリルアミドであって、アルキル基のそれぞれは、1〜4個の炭素原子を含む、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選択される少なくとも1つの中性モノマーと、式(I):

0074

0075

(式中、Rは、8〜20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキル基を表し、およびnは、1以上かつ20以下の数を表す)の少なくとも1つのモノマーとの、少なくとも1つの架橋剤の存在下における重合から誘導される少なくとも1つの架橋アニオン性高分子電解質(PA)を含む組成物を明色化するための方法であって、有効量の、式(II):
R1−(O−CH2−CH2)p−OH (II)
(式中、R1は、12〜22個の炭素原子を含む、1つまたは複数のヒドロキシル基で任意選択的に置換される飽和または不飽和、直鎖状または分枝鎖状炭化水素系脂肪族基を表し、およびpは、10以上かつ100以下の整数を表す)の少なくとも1つの化合物を前記組成物に加える工程であって、それにより、前記組成物は、この工程の最後に、その質量100%当たり、
a)− 0.02mol〜1mol/リットルの、アンモニウムカチオンまたは一価もしくは多価金属カチオン(S)と、有機または無機アニオンとの少なくとも1つの塩(S)を、溶解された形態で含む90質量%〜99.0質量%の水、
b)− 0.5質量%〜5質量%の式(I)の前記化合物、
c)− 0.5質量%〜5質量%の式(II)の前記化合物
を含む、工程を含み、前記架橋アニオン性高分子電解質(PA)と前記式(II)の化合物との間の質量比(Ra)は、0.2以上かつ2.0以下であることと、式(II)の化合物と塩(S)との間のモル比(Rb)は、0.02以上かつ1以下であることとが理解される、方法でもある。

0076

本発明の趣旨では、「明色化」という用語は、前記組成物の外観の視覚的改善を指し、これは、25℃の温度でおよびホルマジン溶液(0.9NTU)で予め校正された、HF Scientific社によって販売されているDRT100Bモデル光学濁度計を用いて測定される25NTU以下の組成物(C1)の濁度値の獲得によって反映される。

0077

上に定義されるプロセスの定義において、「有効量の式(II)の化合物」という用語は、前記プロセスによって得られる最終的な組成物が、
− 25℃の温度において、およびホルマジン溶液(0.9NTU)で予め校正された、HF Scientific社によって販売されているDRT100Bモデル光学濁度計を用いて測定される25NTU以下の濁度値を有し、
− 100mPa.s以上かつ50 000mPa.s以下の動的粘度(前記動的粘度は、6rpmの回転速度および25℃±2℃の温度でLVタイプのBrookfield粘度計を用いて測定される)を有し、および
− 25℃の温度で3ヶ月間にわたる貯蔵後に均質なままである
ような式(II)の化合物の質量を示す。

0078

以下の実験試験は、本発明を例示するが、それを限定するものではない。

0079

I)−架橋アニオン性高分子電解質の調製
I−1トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)で架橋されている、アンモニウム2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホネート、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびテトラエトキシ化ラウリルメタクリレートのターポリマー[AMPSNH4/DMAM/LMA(4EO)77.4/19.2/3.4モル]
tert−ブタノール/水混合物体積基準で97.5/2.5)中の15質量%のアンモニウム2−メチル−2−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホネート(AMPSNH4)、10.1gのN,N−ジメチルアクリルアミド(DMAM)、4.2gのテトラエトキシ化ラウリルメタクリレート[LMA(4EO)]および0.75gのTMPTAを含有する592gの水溶液を撹拌しながら25℃に維持された反応器に入れる。溶液の良好な均質化を達成するのに十分な時間後、それを、70℃に加熱された窒素スパージすることによって脱酸素化する。次に、0.42gの過酸化ラウロイルを加え、次に反応媒体を70℃で約60分間、次に80℃で2時間維持する。冷却後、重合中に形成された粉末をろ過して取り出し、乾燥させて、所望の生成物を得る。これは、以後、「高分子電解質(PA)」と呼ばれる。

0080

II)− 本発明に係る水性組成物および比較例の水性組成物の調製および評価
II−1 本発明に係る水性組成物の調製
(E1)〜(E14)と示される本発明に係る14の水性組成物を調製し、その成分の質量比率が表1に示される。

0081

これらの14の組成物に共通の調製方法は、以下のとおりである:
− 必要な量の水を、機械的撹拌および20℃の温度で熱交換流体を含むジャケットを備えた反応器に注ぎ、次に80rpmの速度で機械的撹拌を用いて75℃の温度にし、
− 次に、架橋アニオン性高分子電解質(PA)を、機械的撹拌を用いて75℃のこの温度で徐々に加え、
− 上で得られたゲルの均質化後、次に、試験される式(II)の可溶化剤を、80rpmの速度で機械的撹拌を用いて75℃の温度で徐々に加え、
− 次に、得られた混合物を40℃の温度に冷却し、次に塩(S)および保存料を、80rpmの速度で機械的撹拌を続けながら、上で得られた媒体に加える。

0082

0083

0084

0085

0086

II−2 比較例の水性組成物の調製
(F1)〜(F8)と示される8つの比較例の水性組成物を調製し、その成分の質量比率が表2に示される。

0087

これらの8つの組成物に共通の調製方法は、以下のとおりである:
− 必要な量の水を、機械的撹拌および20℃の温度で熱交換流体を含むジャケットを備えた反応器に注ぎ、次に80rpmの速度で機械的撹拌を用いて75℃の温度にし、
− 次に、架橋アニオン性高分子電解質(PA)を、機械的撹拌を用いて75℃のこの温度で徐々に加え、
− 上で得られたゲルの均質化後、次に、試験される式(II’)の可溶化剤を、80rpmの速度で機械的撹拌を用いて75℃の温度で徐々に加え、
− 次に、得られた混合物を40℃の温度に冷却し、次に塩(S)および保存料を、80rpmの速度で機械的撹拌を続けながら、上で得られた媒体に加える。

0088

0089

0090

II−3 本発明に係る水性組成物および比較例の水性組成物の特性および特徴の実証
次に、このように調製された本発明に係る水性組成物(E1)〜(E14)および比較例の組成物(F1)〜(F8)を、25℃の温度に調節された断熱された気候室中で7日間にわたって貯蔵する。7日間のこの期間の最後に、各水性組成物を以下の測定によって評価する:
− 25℃で7日間の貯蔵の期間後、好適なスピンドルを備えた6rpm(V6)の速度のBrookfield LVT粘度計を用いた25℃での動的粘度(μ)の測定;
− ホルマジン溶液(0.9NTU)で予め校正されたHF Scientific(商標)、モデルDRT100B光学濁度計を用いた、25℃の温度での、得られた水性組成物の濁度の測定;濁度測定値は、NTU単位で表される;
− 25℃で3ヶ月の貯蔵の期間後の、調製された水性組成物の外観の視覚的評価;各水性組成物の外観は、実験者によって示され、事例に応じて透明(L)、混濁(T)または混濁−不均一(T−H)と見なされる。

0091

本発明に係る水性組成物(E1)〜(E14)および比較例の組成物(F1)〜(F8)について得られた結果は、それぞれ以下の表3および4に並べられる。

0092

0093

0094

0095

0096

0097

II−4 結果の分析
a)比較例の組成物(F2)、(F3)、(F4)および(F5)中にそれぞれ存在する、当業者に公知の可溶化剤、例えばポリソルベート20、25molのエチレンオキシドでエトキシ化された水素化ヒマシ油、カプリリルカプリルグルコシドまたはn−ヘプチルグルコシドの使用は、組成物(F1)によって表される、2%の質量の塩化ナトリウムを含む高粘度の水性組成物を十分にかつ満足のいくように明色化することを可能にしない。具体的には、可溶化剤の性質のみが異なる比較例の組成物(F2)、(F3)、(F4)および(F5)は、100NTU未満の濁度値に達することを可能にしない。

0098

b)組成物(E1)および(E2)中にそれぞれ存在する、23molのエチレンオキシドでエトキシ化されたラウリルアルコールおよび20molのエチレンオキシドでエトキシ化されたパルミチルアルコールの可溶化剤としての使用は、組成物(F1)によって表される、2%の質量の塩化ナトリウムを含む高粘度の水性組成物を十分にかつ満足のいくように明色化することを可能にする一方、組成物(F6)中の7molのエチレンオキシドでエトキシ化されたラウリルアルコールの使用は、十分かつ満足のいく明色化を得ることを可能にしない。具体的には、本発明に係る組成物(E1)および(E2)は、それぞれ11NTUおよび14NTUの濁度値によって特徴付けられる一方、比較例の組成物(F6)の濁度は、65NTUに等しい。

0099

c)本発明に係る組成物(E3)〜(E14)は、関連する成分の様々な質量比率において、上に定義される質量比Raおよびモル比Rbの様々な値について25NTU未満の濁度値の獲得を示す。比較例の組成物(F7)および(F8)は、比率RaまたはRbの少なくとも1つが必要な値の範囲内にない場合、得られる明色化が不十分でありかつ満足のいくものではないことを示す。具体的には、比較例の組成物(F7)の場合、質量比Raの値は、4.5で確立され、モル比Rbの値は、0.012で確立され、組成物(F7)の濁度値は、155NTUで測定される。同様に、比較例の組成物(F8)の場合、質量比Raの値は、2.25で確立され、組成物(F8)の濁度値は、52NTUで測定される。

0100

比較すると、本発明に係る組成物(E1)〜(E14)および比較例の組成物(F1)〜(F8)について得られた結果は、十分なレベルの粘度を保った高粘度の塩に富んだ水性組成物の明色化が、先行技術の水性組成物に関連する結果から推定できなかったことを明らかに示す。

0101

III − だるい脚のためのドレイニング(draining)およびリフレッシング(refreshing)用流体

0102

[表]

0103

手順:
2000rpmの速度において、ロータステータ型のターボミキサーを用いた機械的撹拌を用いて、均一なゲルが得られるまで、Sepinov(商標)EMT10および高分子電解質(PA1)を、予め75℃の温度にされた水とグリセロールとの混合物に分散させる。次に、1500rpmの速度で機械的撹拌を用いて、相Bを予め得られた水性ゲルに徐々に加える。次に、混合物を40℃の温度に冷却し、次に相Cを徐々に加え、次に得られた配合物を室温で30分間にわたって均質化する。

実施例

0104

例に使用される商品は、以下のように定義される:
− Sepinov(商標)EMT 10(INCI名:ヒドロキシエチルアクリレート/ナトリウムアクリロイルジメチルタウレートコポリマー)は、SEPPIC社によって販売されている増粘性ポリマーであり、
− Sculptosane(INCI名:水(および)ブチレングリコール(および)プランクトン抽出物(および)フェルラ酸アルギニン)は、SEPPIC社によって販売されている、皮膚の表皮上で高密度化する特性を有する水溶性プランクトン抽出物であり、
− Euxyl(商標)K702(INCI名:安息香酸、デヒドロ酢酸、フェノキシエタノールポリアミノプロピルビグアニドおよびエチルヘキシルグリセリン)は、SEPPIC社によって販売されている、保存料として使用される混合物である。

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