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技術 カルシウムキレート化用のヘアケア組成物

出願人 ザプロクターアンドギャンブルカンパニー
発明者 ジェニファーメアリーマーシュケイシーパトリックケリー
出願日 2017年6月23日 (3年6ヶ月経過) 出願番号 2018-566383
公開日 2019年6月27日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2019-518064
状態 未査定
技術分野 化粧料
主要キーワード 亜鉛含有層 低電荷密度 正電気 ガラスシリンダ 孔雀石 炭酸水酸化銅 ポリオルガノシロキサン材料 アニオン性層
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年6月27日)のものです。
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概要

背景

パーソナルケアのために消費者が使用する多数の水源は、高いレベルカルシウムイオンを含有する。カルシウムイオンは、毛髪又は頭皮上に存在する脂肪酸分子に反応し得るか又はそれと結合し得る。これらの脂肪酸分子は、内部脂質又は皮脂脂質に由来し得る。カルシウムイオンと脂肪酸分子との組み合わせにより、脂肪族カルボン酸カルシウム塩が形成され得る。脂肪族カルボン酸カルシウム塩は、高度に不溶性であり、毛髪及び頭皮に付着し得るか、又は毛髪繊維の内部に沈殿し得るかのいずれかであり、毛髪の健康及び外観に有害となり得る。脂肪族カルボン酸カルシウム塩が付着した毛髪は、輝きの減少が見られ得、櫛通りが悪く、付着物は最終的に表皮の破損を含む繊維の損傷をもたらし得る。多くの現在のヘアケア組成物は、これらの脂肪族カルボン酸カルシウム塩を効率的に除去することができない。

このように、頭皮及び/又は毛髪からこれらの脂肪族カルボン酸カルシウム塩を除去できるヘアケア組成物は、輝き及び適合性の改善、並びに毛髪損傷の軽減をもたらし得る。

概要

毛髪及び頭皮から脂肪族カルボン酸カルシウム塩を除去するヘアケア組成物が提供される。ヘアケア組成物は、カルシウムキレート剤アニオン性界面活性剤ヒドロトロープキャリア、及び任意選択的に双極性界面活性剤を含む。

目的

多数の酸性官能基を有する有機酸は、同等の酸官能基が1つの場合の有機酸と比較して向上された緩衝能を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ヘアケア組成物であって、(a)前記ヘアケア組成物の0.2重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%、より好ましくは0.05重量%〜3重量%、より好ましくは0.1重量%〜1.5重量%のカルシウムキレート剤であって、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸HEDTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、N−(2−アセトアミドイミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HIDA)、エチドロン酸ピロリン酸ネリロン酸、アレンドロン酸ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸)(DTPMP)、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオールオクトピロックス、及びこれらの混合物からなる群から選択される、カルシウムキレート剤と、(b)前記ヘアケア組成物の5重量%〜40重量%、好ましくは5重量%〜20重量%のアニオン性界面活性剤と、(c)前記ヘアケア組成物の0.1重量%〜5重量%のヒドロトロープと、(d)前記ヘアケア組成物の45重量%〜95重量%のキャリアと、を含み、前記ヘアケア組成物のpHは4〜7である、ヘアケア組成物。

請求項2

前記カルシウムキレート剤が、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチルイミノ)二酢酸(HIDA)、エチドロン酸、ピロリン酸、ネリドロン酸、アレンドロン酸、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の組成物

請求項3

前記ヘアケア組成物の0.5重量%〜5重量%、好ましくは0.75重量%〜2重量%の双極性界面活性剤を更に含む、請求項1又は2に記載の組成物。

請求項4

前記双極性界面活性剤がベタイン誘導体である、請求項3に記載の組成物。

請求項5

前記ヒドロトロープが、キシレンスルホン酸トルエンスルホン酸クメンスルホン酸、及びこれらの混合物の塩からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。

請求項6

前記組成物が、0.1%〜3%の前記ヒドロトロープを含み、前記ヒドロトロープが、キシレンスルホン酸ナトリウムを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。

請求項7

前記ヘアケア組成物が、前記ヘアケア組成物の5重量%〜20重量%、好ましくは10重量%〜15重量%のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。

請求項8

前記アニオン性界面活性剤が、サルフェートスルホネートイセチオネート、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項9

ゲルネットワークを更に含み、前記ゲルネットワークは、脂肪族アルコール及びゲルネットワーク界面活性剤を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。

請求項10

前記キャリアが、水、有機溶媒、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。

請求項11

ふけ活性物質を更に含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。

請求項12

毛髪から脂肪族カルボン酸カルシウム塩付着物を除去する方法であって、(a)請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物を適用することと、(b)前記毛髪から前記ヘアケア組成物をすすぎ落とすことと、を含む、方法。

技術分野

0001

本明細書では、毛髪及び頭皮から脂肪族カルボン酸カルシウム塩を除去するためのヘアケア組成物を記載する。ヘアケア組成物は、カルシウムキレート剤アニオン性界面活性剤ヒドロトロープ、及びキャリアを含み、ヘアケア組成物は、約4〜約7のpHを有する。ヘアケア組成物を使用する方法も本明細書に記載される。

背景技術

0002

パーソナルケアのために消費者が使用する多数の水源は、高いレベルカルシウムイオンを含有する。カルシウムイオンは、毛髪又は頭皮上に存在する脂肪酸分子に反応し得るか又はそれと結合し得る。これらの脂肪酸分子は、内部脂質又は皮脂脂質に由来し得る。カルシウムイオンと脂肪酸分子との組み合わせにより、脂肪族カルボン酸カルシウム塩が形成され得る。脂肪族カルボン酸カルシウム塩は、高度に不溶性であり、毛髪及び頭皮に付着し得るか、又は毛髪繊維の内部に沈殿し得るかのいずれかであり、毛髪の健康及び外観に有害となり得る。脂肪族カルボン酸カルシウム塩が付着した毛髪は、輝きの減少が見られ得、櫛通りが悪く、付着物は最終的に表皮の破損を含む繊維の損傷をもたらし得る。多くの現在のヘアケア組成物は、これらの脂肪族カルボン酸カルシウム塩を効率的に除去することができない。

0003

このように、頭皮及び/又は毛髪からこれらの脂肪族カルボン酸カルシウム塩を除去できるヘアケア組成物は、輝き及び適合性の改善、並びに毛髪損傷の軽減をもたらし得る。

発明が解決しようとする課題

0004

したがって、頭皮及び/又は毛髪から脂肪族カルボン酸カルシウム塩を除去するための改善されたヘアケア組成物が必要である。

課題を解決するための手段

0005

本明細書では、ヘアケア組成物であって、(a)ヘアケア組成物の約0.2重量%〜約10重量%のカルシウムキレート剤であって、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸HEDTA)、N−(2−アセトアミドイミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、エチドロン酸(HEDP)、ピロリン酸ネリロン酸、アレンドロン酸、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される、カルシウムキレート剤と、(b)ヘアケア組成物の約5重量%〜約40重量%のアニオン性界面活性剤と、(c)ヘアケア組成物の約0.2重量%〜約5重量%のヒドロトロープと、(d)ヘアケア組成物の約45重量%〜約95重量%のキャリアと、を含み、ヘアケア組成物のpHは約4〜約7である、ヘアケア組成物を記載する。

0006

また、本明細書では、毛髪から脂肪族カルボン酸カルシウム塩の付着物を除去する方法であって、(a)ヘアケア組成物であって、(i)ヘアケア組成物の約0.2重量%〜約10重量%のカルシウムキレート剤であって、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、エチドロン酸(HEDP)、ピロリン酸、ネリドロン酸、アレンドロン酸、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される、カルシウムキレート剤と、(ii)ヘアケア組成物の約5重量%〜約40重量%のアニオン性界面活性剤と、(iii)ヘアケア組成物の約0.2重量%〜約5重量%のヒドロトロープと、(iv)ヘアケア組成物の約45重量%〜約95重量%のキャリアと、を含み、ヘアケア組成物のpHは約4〜約7である、ヘアケア組成物を毛髪に適用することと、(b)ヘアケア組成物を毛髪からすすぎ落とすことと、を含む、方法を記載する。

0007

また、本明細書では、ヘアケア組成物であって、(a)ヘアケア組成物の約0.5重量%〜約2重量%のカルシウムキレート剤であって、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、エチドロン酸(HEDP)、ピロリン酸、ネリドロン酸、アレンドロン酸、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される、カルシウムキレート剤と、(b)ヘアケア組成物の約5重量%〜約20重量%のアニオン性界面活性剤と、(c)ヘアケア組成物の約0.2重量%〜約3重量%のキシレンスルホン酸ナトリウムと、(d)ヘアケア組成物の約0.75重量%〜約2重量%の双極性界面活性剤と、(e)ヘアケア組成物の約45重量%〜約95重量%のキャリアと、を含み、ヘアケア組成物のpHは約4〜約7である、ヘアケア組成物を記載する。

0008

本明細書は、本発明を具体的に指摘し、明確に請求する「特許請求の範囲」をもって結論とするが、開示される内容は、以下の記載からよりよく理解されるものと考えられる。

0009

本明細書で使用するとき、用語「流体」は、液体及びゲル包含する。

0010

本明細書で使用するとき、「a」及び「an」などの詞は、「特許請求の範囲」に使用するとき、請求又は記載されているもののうちの1種又は複数を意味するものと理解される。

0011

本明細書で使用するとき、「含む」とは、最終結果に影響を及ぼさない他の工程及び他の成分を加えることができることを意味する。この用語には、「〜からなる」及び「〜から本質的になる」という用語が包含される。

0012

本明細書で使用するとき、「混合物」は、材料の単純な組み合わせと、結果としてそのような組み合わせから得られる場合がある任意の化合物とを含むことを意味する。

0013

本明細書で使用するとき、「分子量(molecular weight)」又は「分子量(Molecular weight)」は、特に記述のない限り、重量平均分子量を指す。ポリマーの分子量は、業界標準法、ゲル透過クロマトグラフィー(「GPC」)を使用して測定することができる。

0014

本明細書で使用するとき、「重量%(wt%)」、「重量%」、「重量パーセント」、又は「ヘアケア組成物の重量により」は、ヘアケア組成物の総重量に対する組成物の構成成分の割合を指すことを意味する。このように、2重量%の構成成分Aが組成物B中に存在する場合、構成成分Aは2gに存在することになり、一方、組成物Bの残りの構成成分は、98gの重量又は質量を有する。

0015

本明細書で使用するとき、用語「含む(include、includes、及びincluding)」は非限定的であることを意味し、それぞれ「含む(comprise、comprises、及びcomprising)」を意味すると理解される。

0016

百分率、部及び比は全て、特に指定のない限り、ヘアケア組成物の総重量に基づく。全てのこのような重量は、提示された成分に関する場合、活性成分の濃度に基づき、したがって市販材料に含まれる場合のあるキャリア又は副生成物を含まない。

0017

特に明記しない限り、成分又は組成物の濃度は全て、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源中に存在し得る不純物、例えば、残留溶剤又は副生成物は除外される。

0018

本明細書の全体を通して記載される全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものと理解すべきである。本明細書の全体を通して示される全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、このようなより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含する。本明細書の全体を通して示される全ての数値範囲は、このような広い数値範囲内に収まるより狭い全ての数値範囲を、このようなより狭い数値範囲が全てあたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含する。

0019

A.カルシウムキレート剤
多くの消費者は、毛髪を洗浄するために、高い濃度のカルシウムイオンを含有する水源に依存する。これらのカルシウムイオンは、毛髪及び頭皮に存在する脂肪酸化合物に反応して、脂肪族カルボン酸カルシウム塩を生成し得る。毛髪及び頭皮で発見される脂肪酸化合物は、完全に飽和であるか、又は部分的に不飽和であり得る。毛髪及び頭皮で発見される飽和脂肪酸化合物は、カプリル酸カプリン酸ラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸アラキジン酸ベヘン酸リグノセリン酸、及びセロチン酸を含み得る。毛髪及び頭皮で発見される飽和脂肪酸化合物は、式CH3(CH2)mCOOHから求めることができ、式中、mは、8〜26に等しい。

0020

CaCO3(aq)+2CH3(CH2)18COOH(aq)→Ca(CH3(CH2)18COO)2(s)+CO2(g)+H2O(l)
等式

0021

カルシウムイオンは、等式Iの場合、脂肪酸化合物との反応により、脂肪族カルボン酸カルシウム塩を生成し得る炭酸カルシウム、すなわちCaCO3として、水系に存在し得る。脂肪鎖を脂肪族カルボン酸アニオンから可溶化させながらカルシウムイオンをキレート化するように設計されていないカルシウムキレート組成物は、脂肪族カルボン酸カルシウム塩の付着物を除去することができ得ない。例えば、毛髪に発見され得るステアリン酸カルシウムである脂肪族カルボン酸カルシウム塩は、水の0.0004g/100mLの水溶性を有する。このように、特に処方された組成物なしでは、ステアリン酸カルシウムを除去することは困難であり得る。

0022

本明細書に記載のヘアケア組成物は、ヘアケア組成物の約0.2重量%〜約10重量%、あるいは約0.2重量%〜約5重量%、あるいは約0.5重量%〜約5重量%、あるいは約0.5重量%〜約1.5重量%、及びあるいは約1重量%〜約2重量%の、1種又は複数のカルシウムキレート剤を含む。

0023

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、エチレンジアミン四酢酸EDTA)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、エチドロン酸(HEDP)、ピロリン酸、ネリドロン酸、アレンドロン酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸)(DTPMP)、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、オクトピロックス、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。

0024

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、ココアンホ酢酸ナトリウムCADA)、ラウロアンホ酢酸ナトリウム(NaLAA)、イミノ二酢酸(imindodiacetic acid)(IDA)、N,N−二酢酸(GLDA)、エチレンジアミン−N,N’−コハク酸(EDDS)、ヒスチジングリシン、エチドロン酸(HEDP)、ピロリン酸、ネリドロン酸、アレンドロン酸、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、フィチン酸、ジ−(2−エチルヘキシルリン酸(D2HEPA)、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、オクトピロックス、ピリチオンピコリン酸デフェリプロン、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。

0025

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、エチドロン酸(HEDP)、ピロリン酸、ネリドロン酸、アレンドロン酸、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。

0026

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、式Iで表すことができる。

0027

式中、R1、R2、及びR3は、水素メチル、又はエチルから独立して選択される。
式中、Yは、−COOM、−CH2OH、又は−CONH2である。
式中、Mは、水素又はアルカリ金属カチオンである。

0028

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、式IIで表すことができる。

0029

式中、R4、R5、R6、及びR7は、水素、メチル、又はエチルから独立して選択される。
式中、Mは、水素又はアルカリ金属カチオンである。

0030

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、式IIIで表すことができる。

0031

式中、R8、R9、R10、R11、及びR12は、水素、メチル、又はエチルから独立して選択される。
式中、Wは、−COOM、又は−PO3M1M2である。
式中、M、M1、及びM2は、水素又はアルカリ金属カチオンから独立して選択される。式中、mは、0、1、2又は3である。

0032

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、式IVで表すことができる。

0033

式中、R13は、メチル、エチル、プロピル、又は−CH2(CH2)n−NH2から選択される。
式中、nは、0、1、2、3、4、5、6、又は7である。
式中、M3、M4、M5、及びM6は、水素又はアルカリ金属カオチンから独立して選択される。

0034

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、式Vで表すことができる。

0035

式中、M7、M8、M9、及びM10は、水素又はアルカリ金属カオチンから独立して選択される。

0036

一実施形態では、カルシウムキレート剤は、式Iからの化合物、式IIからの化合物、式IIIからの化合物、式IVからの化合物、式Vからの化合物、2−ピリジノール−1−オキシド(HPNO)、ヒノキチオール、オクトピロックス、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。

0037

B.アニオン性界面活性剤
ヘアケア組成物は、ヘアケア組成物の約5重量%〜約40重量%、あるいは約5重量%〜約20重量%、あるいは約10重量%〜約15重量%の、1種以上のアニオン性界面活性剤を含んでもよい。

0038

一実施形態では、ヘアケア組成物における使用に適し得るアニオン性界面活性剤は、アルキル及びアルキルエーテルサルフェートである。他の好適なアニオン性界面活性剤としては、有機硫酸反応生成物の水溶性の塩が挙げられ得る。更に他の好適なアニオン性界面活性剤としては、イセチオン酸エステル化されかつ水酸化ナトリウム中和された脂肪酸反応生成物を挙げることができる。ヘアケア組成物で用いられる例示的なアニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸アンモニウムラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウレス硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノールアミン、ラウリルモノグリセリド硫酸ナトリウムラウリル硫酸ナトリウムラウレス硫酸ナトリウムラウリル硫酸カリウム、ラウレス硫酸カリウムラウリルサルコシン酸ナトリウムラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン、ココイルサルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ココイル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムココイルイセチオン酸ナトリウム及びこれらの組み合わせが挙げられる。更なる実施形態では、アニオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム又はラウレス硫酸ナトリウムである。

0039

一実施形態では、ヘアケア組成物は、C10〜15パレス硫酸アンモニウム、C10〜15アルキル硫酸アンモニウム、C11〜15アルキル硫酸アンモニウム、デシル硫酸アンモニウム、デセス硫酸アンモニウム、ウンデシル硫酸アンモニウム、ウンデセス硫酸アンモニウム、C10〜15パレス硫酸ナトリウム、C10〜15アルキル硫酸ナトリウム、C11〜15アルキル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、デセス硫酸ナトリウム、ウンデシル硫酸ナトリウム、ウンデセス硫酸ナトリウム、C10〜15パレス硫酸カリウム、C10〜15アルキル硫酸カリウム、C11〜15アルキル硫酸カリウム、デシル硫酸カリウム、デセス硫酸カリウム、ウンデシル硫酸カリウム、及び/又はウンデセス硫酸カリウムを含むことができる。

0040

一実施形態では、好適なアニオン性界面活性剤としては、以下からなる群から選択される硫酸ウンデシル化合物が挙げられるが、これらに限定されない:
a)R1O(CH2CHR3O)ySO3M;
b)CH3(CH2)zCHR2CH2O(CH2CHR3O)ySO3M;及び
c)これらの混合物、
式中、R1は、CH3(CH2)10を表し、R2は、H、又はz内の炭素原子の合計及びR2が8であるように1〜4個の炭素原子を含む炭化水素基を表し、R3は、H、又はCH3であり、yは0〜7であり、yがゼロ(0)でないときyの平均値は約1であり、Mは、一価の又は二価正電気を帯びたカチオンである。

0041

一実施形態では、好適なアニオン性アルキルサルフェート及びアルキルエーテルサルフェート界面活性剤としては、ガーベットアルコールアルドール縮合誘導アルコールオキソアルコール及びこれらの混合物からなる群から選択され得るC8〜C18分枝状アルコールで合成される分枝状アルキル鎖を有するものが挙げられるが、これらに限定されない。2−アルキル分枝状アルコールの非限定的な例としては、2−メチル−1−ウンデカノール、2−エチル−1−デカノール、2−プロピル−1−ノナノール、2−ブチル1−オクタノール、2−メチル−1−ドデカノール、2−エチル−1−ウンデカノール、2−プロピル−1−デカノール、2−ブチル−1−ノナノール、2−ペンチル−1−オクタノール、2−ペンチル−1−ヘプタノール、並びに商標名LIAL(登録商標)(Sasol)、ISALCHEM(登録商標)(Sasol)、及びNEODOL(登録商標)(Shell)で販売されるものなどのオキソアルコール、並びに2−エチル−1−ヘキサノール、2−プロピル−1−ブタノール、2−ブチル−1−オクタノール、2−ブチル−1−デカノール、2−ペンチル−1−ノナノール、2−ヘキシル−1−オクタノール、2−ヘキシル−1−デカノール並びに商標名ISOFOL(登録商標)(Sasol)で販売されるか又は商標名LUTENSOL XP(登録商標)(BASF)及びLUTENSOL XL(登録商標)(BASF)でアルコールエトキシレート及びアルコキシレートとして販売されるものなどのガーベット及びアルドール縮合誘導アルコールが挙げられる。

0042

一実施形態では、アニオン性アルキルサルフェート及びアルキルエーテルサルフェートはまた、商標名EXXAL(商標)(Exxon)及びMarlipal(登録商標)(Sasol)で販売されているブチレン又はプロピレンから誘導されるC8〜C18分枝状アルコールで合成されるものを含んでもよい。これは、トリデセス−n硫酸ナトリウム(STnS)のサブクラスのアニオン性界面活性剤を含み、nは、約0.5〜約3.5である。このサブクラスの例示の界面活性剤は、トリデセス−2硫酸ナトリウム及びトリデセス−3硫酸ナトリウムである。ヘアケア組成物はまた、トリデシル硫酸ナトリウムを含み得る。

0043

一実施形態では、アニオン性界面活性剤は、脂肪酸化合物及び/又は脂肪カルボン酸アニオンを可溶化する又はその周囲にミセルを形成するのに使用され得る。一実施形態では、アニオン性界面活性剤は、脂肪カルボン酸アニオン及び/又は脂肪酸化合物の鎖長さに対応するように選択され得る。

0044

C.双極性界面活性剤
ヘアケア組成物は、カルシウムキレート剤のキレート化能を高めるために、双極性界面活性剤を含み得る。

0045

ヘアケア組成物は、ヘアケア組成物の約0.25重量%〜約14重量%、あるいは約1重量%〜約12重量%、あるいは約3重量%〜約10重量%、あるいは約0.5重量%〜約5重量%、及びあるいは約0.75重量%〜約2重量%の、1種又は複数の双極性イオン界面活性剤を含んでもよい。双極性界面活性剤としては、ラウリルアミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、ココモノエタノールアミド及びこれらの混合物が挙げられ得るが、これらに限定されない。

0046

本明細書に記載されるヘアケア組成物で用いるのに好適な双極性イオン界面活性剤としては、シャンプー又は他のヘアケアクレンジングに使用する周知のものが挙げられる。

0047

ヘアケア組成物は、双極性界面活性剤を含んでもよく、双極性界面活性剤は、脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム、及びスルホニウム化合物誘導体であり、脂肪族ラジカルは直鎖又は分枝鎖であり得、脂肪族置換基の1つは約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つはカルボキシスルホネートサルフェートホスフェート又はホスホネート等のアニオン性基を含有する。双性イオン性界面活性剤は、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルアミンオキシド、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルジメチルアミノヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、コカミドプロピルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、コカミドプロピルヒドロキシスルタインココベタインアミドアンホプロピオネート、ココ−ベタイン、ココ−ヒドロキシスルタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココ−スルタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルスルタイン、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。好適な双性イオン性界面活性剤は、ラウリルヒドロキシスルタインである。

0048

一実施形態では、双極性イオン界面活性剤は、ラウリルヒドロキシスルタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココ−ベタイン、ココ−ヒドロキシスルタイン、ココ−スルタイン、ラウリルベタイン、ラウリルスルタイン、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。

0049

D.ヒドロトロープ
ヘアケア組成物は、ヘアケア組成物の約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.2重量%〜約3重量%、あるいは約0.3重量%〜約3重量%の、1種以上のヒドロトロープを含んでよい。

0050

一実施形態では、ヒドロトロープは、水溶液中の脂肪又は疎水性化合物を可溶化し得る。一実施形態では、ヒドロトロープは、疎水性部分及び親水性部分を有し得る。

0051

一実施形態では、ヒドロトロープは、キシレンスルホン酸トルエンスルホン酸クメンスルホン酸、及びそれらの混合物の塩からなる群から選択され得る。

0052

E.キャリア
ヘアケア組成物は、(周囲条件下で)注ぐことが可能な液体の形態であってよい。したがって、かかる組成物は、典型的にキャリアを含み、これはヘアケア組成物の約20重量%〜約95重量%、約45重量%〜約95重量%、又は更には約60重量%〜約85重量%の濃度で存在する。キャリアは、水、有機溶媒、及びこれらの混合物を含んでもよい。一実施形態では、キャリアは、他の必須の又は任意の構成成分の微量成分としてヘアケア組成物中に別に付随的に組み込む場合を除き、最小限の有機溶媒を有するか、又は有意の濃度の有機溶媒を有さない水を含んでもよい。

0053

キャリアとしては、水、並びに低級アルキルアルコール及び多価アルコールの水溶液が挙げられ得る。本明細書で有用な低級アルキルアルコールは、1〜6個の炭素を有する一価アルコール、一態様では、エタノール及びイソプロパノールである。本明細書で有用な例示的な多価アルコールとしては、プロピレングリコールヘキシレングリコールグリセリン、及びプロパンジオールが挙げられる。

0054

一実施形態では、ヘアケア組成物のpHは、約4〜約7である。一実施形態では、ヘアケア組成物のpHは、約5〜約7である。一実施形態では、ヘアケア組成物のpHは、約6〜約7である。一実施形態では、ヘアケア組成物のpHは、約4〜約6である。一実施形態では、ヘアケア組成物のpHは、約5〜約6である。pHは、緩衝系を用いて修正及び制御することができる。緩衝系の一態様では、有機酸は、α−ヒドロキシ酸ポリカルボン酸、又はこれらの混合物から選択される。適宜に、有機酸は、約4.5以下のpKaを有する酸官能基を有する。別の実施形態では、有機酸は、約6以下のpKaを有する第2の酸官能基を有する。多数の酸性官能基を有する有機酸は、同等の酸官能基が1つの場合の有機酸と比較して向上された緩衝能を提供することができる。一態様では、有機酸は、増強されたmol効率を提供するため、約500グラム/mole(g/mol)未満の分子量を有し得る。例えば、有機酸の分子量は約90g/mol〜約400g/mol、約100g/mol〜約300g/mol、約130g/mol〜約250g/mol、約150g/mol〜約200、又は約190g/moleであり得る。他の態様では、有機酸は、25℃下で、1Lあたり約0.2mol超の量で水に可溶性であり得る。例えば、有機酸の水溶性は、約0.3mol/L以上、約0.4mol/L以上、又は約0.5mol/L以上であり得る。

0055

一実施形態では、有機酸は、α−ヒドロキシ酸、ポリカルボン酸、又はこれらの混合物から選択される。一実施形態では、α−ヒドロキシ酸は、クエン酸リンゴ酸酒石酸、又はこれらの組み合わせから選択される。一実施形態では、ポリカルボン酸はマロン酸である。一実施形態では、有機酸はクエン酸である。更に、このような有機酸の塩の例としては、ナトリウム塩及びカリウム塩などのそのアルカリ金属塩と、そのアンモニウム塩と、トリエタノールアミン塩などのそのアルカノールアミン塩と、が挙げられ得る。

0056

添加するpH緩衝剤の量には特段の制限はなく、その量は、緩衝能をもたらす化合物の性質に基づき変化させる。緩衝能を与える一次化合物としてクエン酸ナトリウムを用いると、例えば、クエン酸ナトリウムを約0.5重量%〜約8重量%、約1重量%〜約5重量%、約1重量%〜約4重量%、又は約2重量%〜約3重量%の濃度で添加して、所望の濃度の緩衝能を提供することができる。

0057

F.ゲルネットワーク
一実施形態では、ヘアケア組成物はまた、脂肪族アルコールゲルネットワークを含んでもよく、これは化粧用クリーム及びヘアコンディショナーにおいて長年使用されてきた。これらのゲルネットワークは、脂肪族アルコールと界面活性剤を1:1〜40:1、あるいは2:1〜20:1、あるいは3:1〜10:1の比で組み合わせることにより形成される。ゲルネットワークの形成には、脂肪族アルコールの水分散液を界面活性剤と共に、脂肪族アルコールの融点を超える温度まで加熱することを伴う。この混合プロセスの間に、脂肪族アルコールは融解し、界面活性剤を脂肪族アルコール液滴に分配できるようになる。界面活性剤は、脂肪族アルコール中に界面活性剤といっしょに水を運び込む。これによって、等方性脂肪族アルコール液滴が液晶相液滴へと変化する。この混合物が鎖溶融温度よりも低温に冷却されると、液晶相は固体結晶性ゲルネットワークへと変換される。ゲルネットワークは、化粧用クリーム及びヘアコンディショナーに安定化効果をもたらす。加えて、これらは、ヘアコンディショナーに調整された感触効果をもたらす。

0058

したがって、ある実施形態によれば、脂肪族アルコールは、約0.05重量%〜約14重量%の濃度で脂肪族アルコールゲルネットワークに含まれる。例えば、脂肪族アルコールは、約1重量%〜約10重量%の範囲の量で存在し、他の実施形態では、約6重量%〜約8重量%の範囲の量で存在し得る。

0059

本明細書において有用な脂肪族アルコールは、約10〜約40個の炭素原子、約12〜約22個の炭素原子、約16〜約22個の炭素原子、又は約16〜約18個の炭素原子を有するものである。これらの脂肪族アルコールは、直鎖又は分枝鎖アルコールであってよく、かつ飽和又は不飽和であってよい。脂肪族アルコールの非限定的な例としては、セチルアルコールステアリルアルコールベヘニルアルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。セチルアルコールとステアリルアルコールとを約20:80〜約80:20の比で混合したものが好適である。

0060

ゲルネットワークの調製:容器を水で満たし、その水を約74°℃まで加熱する。セチルアルコール、ステアリルアルコール、及びSLES界面活性剤を、加熱した水に添加する。添加後、得られた混合物を熱交換器に通して、混合物を約35°℃まで冷却する。冷却すると、脂肪族アルコール及び界面活性剤が結晶化して、結晶性ゲルネットワークが形成される。表1に、ゲルネットワーク組成物の成分及び各成分の量を示す。

0061

0062

G.任意成分(OPTIONALINGREDIANTS)
本明細書に記載されるヘアケア組成物は、ヘアケア又はパーソナルケア製品で使用するのに既知の1種又は複数の追加成分を、この追加成分が本明細書に記載の必須成分と物理的及び化学的適合するか、又はそうでなければ製品の安定性審美性、若しくは性能を過度に損なわない場合に限り、更に含んでもよい。このような任意成分は、最も典型的には、CTFACosmetic Ingredient Handbook,Second Edition,The Cosmetic,Toiletries,and Fragrance Association,Inc.1988,1992等の参考文献に記載されているものである。このような追加成分の個々の濃度は、ヘアケア組成物の約0.001重量%〜約10重量%の範囲であり得る。

0063

ヘアケア組成物で用いるための追加成分の非限定的な例としては、コンディショニング剤(例えばシリコーン炭化水素油脂肪族エステル)、天然カチオン性付着ポリマー、合成カチオン性付着ポリマー、ふけ防止剤粒子懸濁剤パラフィン系炭化水素噴射剤粘度調整剤染料不揮発性溶媒又は希釈剤(水溶性及び水不溶性)、真珠光沢助剤起泡剤、追加の界面活性剤又は非イオン性補助界面活性剤シラミ駆除剤pH調整剤香料保存剤タンパク質皮膚活性剤日焼け止め剤UV吸収剤、及びビタミンが挙げられる。

0064

1.コンディショニング剤
一実施形態では、ヘアケア組成物は、1種以上のコンディショニング剤を含む。コンディショニング剤としては、毛髪及び/又は皮膚に特定のコンディショニング効果を与えるために使用される物質が挙げられる。ヘアケア組成物において有用なコンディショニング剤は、乳化液体粒子を形成する水不溶性で水分散性不揮発性液体を含み得る。ヘアケア組成物において用いるのに好適なコンディショニング剤は、一般に、シリコーン(例えば、シリコーンオイルカチオン性シリコーンシリコーンゴム高屈折率シリコーン、及びシリコーン樹脂)、有機コンディショニングオイル(例えば、炭化水素油、ポリオレフィン、及び脂肪酸エステル)、若しくはこれらの組み合わせを特徴とするコンディショニング剤、又は他の方法で水性界面活性剤マトリックス中に液体分散粒子を形成するコンディショニング剤である。

0065

一実施形態では、1種以上のコンディショニング剤が、ヘアケア組成物の約0.01重量%〜約10重量%、約0.1重量%〜約8重量%、及び約0.2重量%〜約4重量%存在する。

0066

a.シリコーン
ヘアケア組成物のコンディショニング剤は、不溶性シリコーンコンディショニング剤であってよい。シリコーンコンディショニング剤粒子は、揮発性シリコーン不揮発性シリコーン、又はこれらの組み合わせを含んでよい。一実施形態では、コンディショニング剤は、不揮発性のシリコーンコンディショニング剤である。揮発性シリコーンが存在する場合、典型的には、シリコーンゴム及び樹脂等の市販の形態の不揮発性シリコーン物質成分用の溶媒又はキャリアとしての使用に付随するものである。シリコーンコンディショニング剤粒子は、シリコーン流体コンディショニング剤を含んでよく、シリコーン流体の付着効率を改善するか又は毛髪の光沢を高めるためにシリコーン樹脂等の他の成分を更に含んでもよい。

0067

シリコーンコンディショニング剤の濃度は、典型的に、ヘアケア組成物の約0.01重量%〜約10重量%、あるいは約0.1重量%〜約8重量%、あるいは約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.2重量%〜約3重量%の範囲である。ヘアケア組成物で用いるシリコーンコンディショニング剤は、25℃で測定したときに約20〜約2,000,000平方ミリメートル/秒(「mm2/s」)、約1,000〜約1,800,000mm2/s、約50,000〜約1,500,000mm2/s、及び約100,000〜約1,500,000mm2/s(約20〜約2,000,000センチストローク(「csk」)、約1,000〜約1,800,000csk、約50,000〜約1,500,000csk、約100,000〜約1,500,000csk)の粘度を有し得る。

0068

分散したシリコーンコンディショニング剤粒子は、典型的には、約0.01μm〜約50μmの範囲の体積平均粒径を有する。小さい粒子を毛髪に塗布する場合、体積平均粒径は、典型的には、約0.01μm〜約4μm、約0.01μm〜約2μm、約0.01μm〜約0.5μmの範囲である。大型の粒子を毛髪に適用するため、体積平均粒子直径は、典型的には、約5μm〜約125μm、約10μm〜約90μm、約15μm〜約70μm、約20μm〜約50μmの範囲である。

0069

シリコーン流体、ゴム、及び樹脂、並びにシリコーンの製造について議論する項を含むシリコーンに関する参考資料は、Encyclopedia of Polymer Science and Engineering,vol.15,2d ed.,pp 204〜308,John Wiley & Sons,Inc.(1989)に見られ、これは参照により本明細書に組み込まれる。

0070

i.シリコーンオイル
シリコーン流体はシリコーンオイルを含み、これは、25℃で測定したときに、1,000,000mm2/s未満、約5mm2/s〜約1,000,000mm2/s、約100mm2/s〜約600,000mm2/s(1,000,000cst、約5csk〜約1,000,000csk、約100csk〜約600,000csk)の粘度を有する流動性シリコーン材料である。ヘアケア組成物で用いるのに好適なシリコーンオイルとしては、ポリアルキルシロキサンポリアリルシキサンポリアルキルアリールシロキサンポリエーテルシロキサンコポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。毛髪コンディショニング特性を有する他の不溶性不揮発性シリコーン流体を使用してもよい。

0071

シリコーンオイルとしては、次式(VI)に一致するポリアルキル又はポリアリールシロキサンが挙げられる。

0072

式中、Rは脂肪族、一実施形態では、アルキル又はアルケニル、あるいはアリールであり、Rは置換又は非置換であってよく、xは1〜約8,000の整数である。ヘアケア組成物で用いるのに好適なR基としては、アルコキシアリールオキシアルカリールアリールアルキルアリールアルケニルアルカミノ、並びにエーテル置換、ヒドロキシル置換、及びハロゲン置換脂肪族及びアリール基が挙げられるが、これらに限定されない。また、好適なR基としては、カチオン性アミン及び四級アンモニウム基が挙げられる。

0073

好適なアルキル及びアルケニル置換基は、C1〜C5アルキル及びアルケニル、C1〜C4、あるいはC1〜C2である。他のアルキル−、アルケニル−、又はアルキニル含有基(例えば、アルコキシ、アルカリール、及びアルカミノ)の脂肪族部分は、直鎖であっても分枝鎖であってもよく、C1〜C5、C1〜C4、C1〜C3、C1〜C2であってよい。上述のとおり、R置換基は、アミノ官能基(例えば、アルカミノ基)を含有してもよく、これは一級二級若しくは三級アミン又は四級アンモニウムであってよい。これらとしては、モノ−、ジ−、及びトリ−アルキルアミノ並びにアルコキシアミノ基が挙げられ、脂肪族部分鎖長は、本明細書に記載されているとおりであり得る。

0074

ii.アミノ及びカチオン性シリコーン
ヘアケア組成物で用いるのに好適なカチオン性シリコーン流体としては、一般式(II)に一致するものが挙げられるが、これらに限定されない。
(R1)aG3−a−Si−−(−−OSiG2)n−(−−OSiGb(R1)2−b)m−−O−−SiG3−a(R1)a
式中、Gは、水素、フェニル、ヒドロキシ、又はC1〜C8アルキル、一実施形態ではメチルであり、aは、0、又は1〜3の値を有する整数、一実施形態では0であり、bは、0又は1、一実施形態では1であり、nは、0〜1,999、一実施形態では49〜499の数であり、mは、1〜2,000、一実施形態では1〜10の整数であり、n及びmの合計は、1〜2,000、一実施形態では50〜500の数であり、R1は、一般式CqH2qLに一致する一価ラジカルであり、qは、2〜8の値を有する整数であり、Lは、以下の群から選択される。
−−N(R2)CH2−−CH2−−N(R2)2
−−N(R2)2
−−N(R2)3A−
−−N(R2)CH2−−CH2−−NR2H2A−
式中R2は、水素、フェニル、ベンジル、又は飽和炭化水素ラジカル、一実施形態では約C1〜約C20のアルキルラジカルであり、A−は、ハロゲン化物イオンである。

0075

一実施形態では、式(VI)に対応するカチオン性シリコーンは、「トリメチルシリルアモジメチコン」として知られているポリマーであり、以下に式(VII)で示される。

0076

0077

ヘアケア組成物で用いることのできる他のシリコーンカチオン性ポリマーは、一般式(VII)で表される。

0078

式中、R3は、C1〜C18の一価炭化水素ラジカル、一実施形態ではアルキル又はアルケニルラジカル、例えばメチルであり、R4は、炭化水素ラジカル、一実施形態ではC1〜C18アルキレンラジカル、又は、C10〜C18アルキレンオキシラジカル、一実施形態ではC1〜C8アルキレンオキシラジカルであり、Q−は、ハロゲン化物イオン、一実施形態では塩化物であり、rは、2〜20、一実施形態では2〜8の平均統計値であり、sは、20〜200、一実施形態では20〜50の平均統計値である。この種類のポリマーの好適な一例は、ユニオンカーバイドから入手可能なUCARE SILICONEALE56(登録商標)として既知である。

0079

iii.シリコーンゴム
ヘアケア組成物で用いるのに好適な他のシリコーン流体は、不溶性シリコーンゴムである。これらゴムは、25℃で測定したときに1,000,000mm2/s(1,000,000csk)以上の粘度を有するポリオルガノシロキサン材料である。シリコーンゴムは、米国特許第4,152,416号;Noll and Walter,Chemistry and Technology of Silicones,New York:Academic Press(1968);また、General Electric Silicones Rubber Product Data Sheets SE30、SE33、SE54、及びSE76に記載され、それらの全てを参考として引用し、本明細書に組み込む。ヘアケア組成物で用いるためのシリコーンゴムの非限定的な具体例としては、ポリジメチルシロキサン、(ポリジメチルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリジメチルシロキサン)(ジフェニルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。

0080

iv.高屈折率シリコーン
ヘアケア組成物で用いるのに好適な他の不揮発性不溶性シリコーン流体コンディショニング剤は、少なくとも約1.46、少なくとも約1.48、少なくとも約1.52、又は少なくとも約1.55の屈折率を有する「高屈折率シリコーン」として知られているものである。ポリシロキサン流体の屈折率は、一般に約1.70未満、典型的には約1.60未満である。この文脈において、ポリシロキサン「流体」としては、油及びゴムが挙げられる。

0081

高屈折率ポリシロキサン流体としては、上記の一般式(VI)により表されるもの、並びに下記の式(IX)で表されるもののような環状ポリシロキサンが挙げられる。

0082

式中、Rは上記に定義されたとおりであり、nは約3〜約7、又は約3〜約5の数である。

0083

高屈折率ポリシロキサン流体は、本明細書に記載する所望のレベルまで屈折率を増大させるのに十分な量のアリール含有R置換基を含有する。加えて、R及びnは、物質が不揮発性であるように選択されなければならない。

0084

アリール含有置換基としては、脂環式及び複素環式の5員及び6員アリール環を含有するもの、並びに5員又は6員縮合環を含有するものが挙げられる。アリール環自体は、置換されていてもよく、されていなくてもよい。

0085

一般に、高屈折率ポリシロキサン流体は、少なくとも約15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも約35%、少なくとも約50%の程度のアリール含有置換基を有するであろう。典型的には、アリール置換の程度は、約90%未満、より一般的には約85%未満、一実施形態では約55%〜約80%であろう。

0086

好適な高屈折率ポリシロキサン流体は、フェニル又はフェニル誘導体置換基と、アルキル置換基、一実施形態では、C1〜C4アルキル(一実施形態では、メチル)、ヒドロキシ、又はC1〜C4アルキルアミノ(特に、−R4NHR5NH2(式中、それぞれのR4及びR5は、独立して、C1〜C3アルキル、アルケニル、及び/又はアルコキシである))との組み合わせを有する。

0087

高屈折率シリコーンをヘアケア組成物で用いる場合、これらは、表面張力を低減するために、展着を増強し、それによって組成物で処理された毛髪の(乾燥後の)光沢を強化するのに十分な量で、シリコーン樹脂又は界面活性剤などの展着剤を含む溶液中で用いてよい。

0088

ヘアケア組成物で用いるのに好適なその他のシリコーン流体は、米国特許第2,826,551号、同第3,964,500号、同第4,364,837号、英国特許第849,433号、及びSilicon Compounds,Petrarch Systems,Inc.(1984)に開示されており、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。

0089

v.シリコーン樹脂
シリコーン樹脂が、ヘアケア組成物のシリコーンコンディショニング剤に含まれていてもよい。これら樹脂は、高度に架橋したポリマーシロキサン系である。架橋は、シリコーン樹脂の製造中に、三官能性及び四官能性シラン単官能性若しくは二官能性又はこれら両方のシランと共に組み込むことによって導入される。

0090

具体的には、シリコーン物質及びシリコーン樹脂は、「MDTQ」命名法として当業者に知られている省略命名法のシステムによって便利に同定することができる。このシステムでは、シリコーンは、シリコーンを構成する様々なシロキサンモノマー単位の存在に従って記載される。要約すると、Mは、単官能性単位(CH3)3SiO0.5を表し、Dは、二官能性単位(CH3)2SiOを表し、Tは、三官能性単位(CH3)SiO1.5を表し、Qは、クァドラ(quadra)又は四官能性単位SiO2を表す。ダッシュ記号の付いた単位記号(例えば、M’、D’、T’、及びQ’)は、メチル以外の置換基を表しており、出現の度に具体的に規定されなければならない。

0091

ヘアケア組成物で用いるのに好適なシリコーン樹脂としては、MQ、MT、MTQ、MDT及びMDTQ樹脂が挙げられるが、これらに限定されない。メチルは適したシリコーン置換基である。その他の適したシリコーン樹脂としてはMQ樹脂が挙げられ、M:Q比は約0.5:1.0〜約1.5:1.0であり、シリコーン樹脂の平均分子量は約1,000〜約10,000である。

0092

使用するとき、屈折率が1.46未満の不揮発性シリコーン流体とシリコーン樹脂成分との重量比は、特に、シリコーン流体成分が本明細書で記載するようなポリジメチルシロキサン流体又はポリジメチルシロキサン流体とポリジメチルシロキサンゴムとの混合物である場合には、約4:1〜約400:1、約9:1〜約200:1、約19:1〜約100:1である。シリコーン樹脂が、本発明の組成物中でシリコーン流体、即ち、コンディショニング活性物質と同じ相の一部を形成する限り、組成物中のシリコーンコンディショニング剤のレベルを決定する際には、流体及び樹脂の合計が含まれなければならない。

0093

b.有機コンディショニングオイル
ヘアケア組成物のコンディショニング剤は、単独か又は上記シリコーンなどのその他のコンディショニング剤と組み合わせるかのいずれかで、少なくとも1つの有機コンディショニングオイルを含んでもよい。

0094

i.炭化水素油
ヘアケア組成物でコンディショニング剤として用いるのに好適な有機コンディショニングオイルとしては、少なくとも約10個の炭素原子を有する炭化水素油、例えば、環状炭化水素直鎖脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)、及び分枝鎖脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)(これらのポリマー及びこれらの混合物を含む)が挙げられるが、これらに限定されない。直鎖炭化水素油は、約C12〜約C19であってよい。分岐鎖炭化水素油(炭化水素ポリマーを含む)は、典型的に、19個超の炭素原子を含有する。

0095

ii.ポリオレフィン
ヘアケア組成物に用いるための有機コンディショニングオイルとしてはまた、液体ポリ−α−オレフィン及び/又は水素添加された液体ポリ−α−オレフィンを含む、液体ポリオレフィンが挙げられ得る。本明細書で用いるためのポリオレフィンは、C4〜約C14、一実施形態では約C6〜約C12のオレフィン系モノマー重合させることによって調製される。

0096

iii.脂肪酸エステル
ヘアケア組成物でコンディショニング剤として用いるのに好適な他の有機コンディショニングオイルとしては、少なくとも10個の炭素原子を有する脂肪酸エステルが挙げられる。これら脂肪族エステルとしては、脂肪酸又はアルコールに由来するヒドロカルビル鎖を有するエステルが挙げられる。本明細書における脂肪酸エステルのヒドロカルビルラジカルは、アミド及びアルコキシ部分(例えば、エトキシ又はエーテル結合等)等、他の適合性官能基を含んでいてもよく、それに共有結合していてもよい。

0097

iv.フッ素化コンディショニング化合物
有機コンディショニングオイルとして毛髪又は皮膚にコンディショニング効果を送達するのに好適なフッ素化化合物としては、ペルフルオロポリエーテルペルフルオロ化オレフィン、既に記載したシリコーン流体に類似する流体又はエラストマー形態であってよいフッ素系の特定のポリマー、及びペルフルオロ化ジメチコンが挙げられる。

0098

v.脂肪族アルコール
ヘアケア組成物で用いるのに好適な他の有機コンディショニングオイルとしては、少なくとも約10個の炭素原子、約10〜約22個の炭素原子、及び一実施形態では約12〜約16個の炭素原子を有する脂肪族アルコールが挙げられ得るが、これらに限定されない。

0099

vi.アルキルグルコシド及びアルキルグルコシド誘導体
ヘアケア組成物で用いるのに好適な有機コンディショニングオイルとしては、アルキルグルコシド及びアルキルグルコシド誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアルキルグルコシド及びアルキルグルコシド誘導体の非限定的な具体例としては、Amercholから市販されているGlucam E−10、Glucam E−20、Glucam P−10、及びGlucquat125が挙げられる。

0100

c.他のコンディショニング剤
i.四級アンモニウム化合物
ヘアケア組成物でコンディショニング剤として使用するのに好適な第四級アンモニウム化合物としては、アミド部分のようなカルボニル部分、又はリン酸エステル部分、又は類似の親水性部分を有する長鎖置換基を有する親水性第四級アンモニウム化合物が挙げられ得るが、これらに限定されない。

0101

有用な親水性四級アンモニウム化合物の例としては、CTFACosmetic Dictionaryにリシノルアミドプロピルトリモニウムクロリド、リシノールアミドトリモニウムエチルサルフェート、ヒドロキシステアラミドプロピルトリモニウムメチルサルフェート、及びヒドロキシステアラミドプロピルトリモニウムクロリドとして記載される化合物、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。

0102

ii.ポリエチレングリコール
コンディショニング剤として本明細書において有用な追加の化合物としては、CTFA名称がPEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−1000、PEG−2M、PEG−7M、PEG−14M、PEG−45Mであるもの、及びこれらの混合物等の、約2,000,000以下の分子量を有するポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールが挙げられる。

0103

iii.カチオン性付着ポリマー
ヘアケア組成物は、カチオン性付着ポリマーを更に含んでもよい。任意の公知の天然又は合成カチオン性付着ポリマーを本明細書で使用してよい。例としては、米国特許出願公開第6,649,155号、米国特許出願公開第2008/0317698号、同第2008/0206355号、及び同第2006/0099167号で開示されるポリマーが挙げられ、参照によりそれら全体が本明細書に組み込まれる。

0104

カチオン性付着ポリマーは、約0.01重量%〜約2重量%、一実施形態では約1.5重量%〜約1.9重量%、別の実施形態では約1.8重量%〜約2.0重量%の濃度で組成物に包含される。

0105

カチオン性付着ポリマーは、電荷密度が約0.5ミリ当量/グラム〜約12ミリ当量/グラムの水溶性ポリマーである。組成物で用いられるカチオン性付着ポリマーは、約100,000ダルトン〜約5,000,000ダルトンの分子量を有する。カチオン性付着ポリマーは、低電荷密度カチオン性ポリマーである。

0106

一実施形態では、カチオン性付着ポリマーは、合成カチオン性付着ポリマーである。モノ−およびジ−アルキル鎖カチオン性界面活性剤を包含する種々の合成カチオン性付着ポリマーが使用され得る。一実施形態では、モノアルキル鎖カチオン性界面活性剤は、例えば、モノアルキル四級アンモニウム塩及びモノアルキルアミンから選択される。別の実施形態では、ジアルキル鎖カチオン性界面活性剤が使用され、その例としては、ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウムクロリド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ジヒドロ添加タローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジセチルジメチルアンモニウムクロリド、及びこれらの混合物が挙げられる。

0107

別の実施形態では、カチオン性付着ポリマーは、天然由来のカチオン性ポリマーである。本明細書で使用するとき、用語「天然由来のカチオン性ポリマー」は、天然源から得られるカチオン性付着ポリマーを指す。天然資源は、多糖ポリマーであってもよい。したがって、天然由来のカチオン性ポリマーは、デンプングアーセルロースカッシアイナゴマメコンニャクタラガラクトマンナンタピオカ、及び合成ポリマーを含む群から選択されてもよい。更なる実施形態では、カチオン性付着ポリマーは、Mirapol(登録商標)100S(Rhodia)、Jaguar(登録商標)C17、polyDADMAC、タピオカデンプン(Akzo)、Triquat(商標)、及びこれらの混合物から選択される。

0108

d.アニオン性乳化剤
様々なアニオン性乳化剤をヘアケア組成物で以下のように使用することができる。アニオン性乳化剤の実例及び非限定的な例としては、アルキルサルフェートの水溶性塩、アルキルエーテルサルフェート、アルキルイソチオネート、アルキルカルボキシレート、アルキルスルホスクシネート、アルキルスクシナメート、ドデシル硫酸ナトリウムなどのアルキルサルフェート、アルキルサルコシネートタンパク質水解物アルキル誘導体アシルアスパルテート、アルキル又はアルキルエーテル若しくはアルキルアリールエーテルリン酸エステル、ドデシル硫酸ナトリウム、リン脂質若しくはレシチン、又は石鹸類、ナトリウム、カリウム若しくはアンモニウムステアレートオレエート若しくはパルミテート、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルアリールスルホン酸ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムスルホコハク酸ジオクチル、ジラウリルスルホコハク酸ナトリウム、ポリ(スチレンスルホネート)ナトリウム塩、イソブチレン無水マレイン酸コポリマーアラビアゴムアルギン酸ナトリウムカルボキシメチルセルロース硫酸セルロース及びペクチン、ポリ(スチレンスルホネート)、イソブチレン−無水マレイン酸コポリマー、アラビアゴム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ペクチン酸トラガカントゴムアーモンドゴム及び寒天;カルボキシメチルセルロースなどの半合成ポリマー硫酸化セルロース硫酸化メチルセルロースカルボキシメチル澱粉リン酸化澱粉リグニンスルホン酸;及び無水マレイン酸コポリマー(その加水分解物を含む)、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸アクリル酸ブチルアクリレートコポリマー又はクロトン酸ホモポリマー及びコポリマー、ビニルベンゼンスルホン酸又は2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸ホモポリマー及びコポリマー、並びにかかるポリマー及びコポリマーの部分アミド又は部分エステルなどの合成ポリマー、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール及びリン酸変性ポリビニルアルコール、リン酸化又は硫酸化トリスチリルフェノールエトキシレートが挙げられる。

0109

更に、アクリレート官能基を有するアニオン性乳化剤を本シャンプー組成物で使用してもよい。本明細書で有用なアニオン性乳化剤としては、ポリ(メタアクリル酸;C1〜22アルキル、C1〜C8アルキル、ブチルを有する(メタ)アクリル酸及びその(メタ)アクリレートのコポリマー;(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリルアミドのコポリマー;カルボキシビニルポリマー;アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマーなどのアクリレートコポリマー、アクリル酸/ビニルエステルコポリマー/アクリレート/ビニルイソデカノエートクロスポリマー、アクリレート/パルメス−25アクリレートコポリマー、アクリレート/ステアレス−20イタコン酸コポリマー、及びアクリレート/セレス−20イタコン酸コポリマー;ポリスチレンスルホン酸メタクリル酸及びアクリルアミドメチルスルホン酸のコポリマー、及びアクリル酸及びアクリルアミドメチルスルホン酸のコポリマー;カルボキシメチルセルロース;カルボキシグアーガムエチレン及びマレイン酸のコポリマー;並びにアクリレートシリコーンポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書のアニオン性乳化剤を中和するために中和剤を含んでもよい。このような中和剤の非限定例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミンアミノメチルプロパノールトロメタミンテトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、及びこれらの混合物が挙げられる。市販のアニオン性乳化剤は、例えば、Carbopol 981及びCarbopol 980の商標名でNoveonから供給されるカルボマー;Pemulen TR−1、Pemulen TR−2、Carbopol 1342、Carbopol 1382、及びCarbopol ETD 2020の商標名を有する、全てNoveonから入手可能なアクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー;CMCシリーズとしてHerculesから供給されるカルボキシメチルセルロースナトリウム;及びSeppicから供給されるCapigelの商標名を有する、アクリレートコポリマーが挙げられる。別の実施形態では、アニオン性乳化剤はカルボキシメチルセルロースである。

0110

e.有益剤
有益剤は、抗ふけ剤、香料、増白剤酵素、香料、感覚剤、一態様では冷却剤誘引剤抗菌剤、染料、顔料漂白剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む。

0111

一態様において、上記有益剤は、抗ふけ剤を含んでもよい。かかる抗ふけ粒子は、組成物の必須成分と物理的及び化学的に適合する必要があり、製品の安定性、審美性又は性能を過度に損なってはならない。

0112

一実施形態によると、ヘアケア組成物は抗ふけ活性物質を含み、その抗ふけ活性物質は抗ふけ活性の微粒子であってもよい。一実施形態では、抗ふけ活性物質は、ピリジンチオン塩;ケトコナゾールエコナゾール、及びエルビオールなどのアゾール硫化セレン粒子状硫黄サリチル酸などの角質溶解剤;及びこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、抗ふけ微粒子はピリジンチオン塩である。

0113

ピリジンチオン微粒子は、好適な微粒子抗ふけ活性物質である。一実施形態では、抗ふけ活性物質は、1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン塩であり、微粒子形態である。ある実施形態では、ピリジンチオンふけ防止粒子の濃度は、約0.01重量%〜約5重量%、又は約0.1重量%〜約3重量%、又は約0.1重量%〜約2重量%の範囲である。一実施形態では、ピリジンチオン塩は、亜鉛、スズ、カドミウムマグネシウムアルミニウム及びジルコニウム等の重金属、一般的には亜鉛から形成されるもの、典型的には1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオンの亜鉛塩(「亜鉛ピリジンチオン」又は「ZPT」として知られている)、通常、血小板粒子形態の1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン塩である。一実施形態では、プレートレット状粒子形態の1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン塩は、約20μm以下、又は約5μm以下、又は約2.5μm以下の平均粒径を有する。他のカチオン(例えば、ナトリウム)から形成される塩もまた好適であり得る。ピリジンチオン抗ふけ活性物質は、例えば、米国特許第2,809,971号、同第3,236,733号、同第3,753,196号、同第3,761,418号、同第4,345,080号、同第4,323,683号、同第4,379,753号、及び同第4,470,982号に記載されている。

0114

一実施形態では、組成物は、ピリチオンの多価金属塩から選択される抗ふけ活性物質に加えて、1種又は2種以上の抗真菌及び/又は抗細菌活性物質を更に含む。ある実施形態では、抗細菌活性物質は、コールタール、硫黄、炭、ウィットフィールド軟膏カステラーニ塗布剤塩化アルミニウムゲンチアナバイオレット、オクトピロックス(ピロクトンオラミン)、シクロピロックスオラミンウンデシレン酸及びその金属塩、過マンガン酸カリウム、硫化セレン、チオ硫酸ナトリウム、プロピレングリコール、ビターオレンジ油尿素調製物グリセオフルビン8−ヒドロキシキノリンシロキノール、チオベンダゾール、チオカルバメートハロプロジンポリエン、ヒドロキシピリドンモルホリンベンジルアミンアリルアミンテルビナフィン等)、木油クローブリーフ油、コリアンダーパルマローザベルベリンタイムレッド桂皮油ケイ皮アルデヒド、シトロネル酸、ヒノキトール、イヒチオールペール、Sensiva SC−50、Elestab HP−100、アゼライン酸、リチカーゼ、ヨードプロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアザリノン等のイソチアザリノン、及びアゾール、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、抗細菌剤は、イトラコナゾール、ケトコナゾール、硫化セレン、コールタール、及びこれらの混合物からなる群から選択される。

0115

一実施形態では、アゾール抗細菌剤は、ベンゾイミダゾールベンゾチアゾールビフォナゾール硝酸ブタコナゾールクリンバゾールクロトリマゾールクロコナゾール、エベルコナゾール、エコナゾール、エルビオール、フェンチコナゾール、フルコナゾール、フルチマゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ラノコナゾールメトロニダゾールミコナゾールネチコナゾール、オモコナゾール、硝酸オキシコナゾールセルタコナゾール、硝酸サルコナゾール、チオコナゾールチアゾール、及びこれらの混合物からなる群から選択されるイミダゾールである。あるいは、アゾール抗細菌剤は、テルコナゾール、イトラコナゾール、及びこれらの混合物からなる群から選択されるトリアゾールである。アゾール抗細菌活性物質は、ヘアケア組成物中に存在する場合、約0.01重量%〜約5重量%、又は約0.1重量%〜約3重量%、又は約0.3重量%〜約2重量%の量で含まれる。一実施形態では、アゾール抗細菌活性物質は、ケトコナゾールである。一実施形態では、唯一の抗細菌活性物質がケトコナゾールである。

0116

ヘアケア組成物の実施形態は、抗細菌活性物質の組み合わせも含んでもよい。一実施形態では、抗細菌活性物質の組み合わせは、オクトピロックスとジンクピリチオンパインタールと硫黄、サリチル酸とジンクピリチオン、サリチル酸とエルビオール、ジンクピリチオンとエルビオール、ジンクピリチオンとクリムバゾール、オクトピロックスとクリムバゾール、サリチル酸とオクトピロックス、及びこれらの混合物からなる組み合わせの群から選択される。

0117

一実施形態では、組成物は、有効な量の亜鉛含有層状物質を含む。ある実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、約0.001重量%〜約10重量%、又は約0.01重量%〜約7重量%、又は約0.1重量%〜約5重量%の亜鉛含有層状材料を含む。

0118

亜鉛含有層状物質は、結晶の成長が主に二次元で生じたものであってもよい。層構造は、全ての原子が明確な層に組み込まれているものだけではなく、ギャラリーイオン(gallery ion)と呼ばれる、層間にイオン又は分子があるものとすることが慣例的である(A.F.Wellsの「Structural Inorganic Chemistry」Clarendon Press,1975)。亜鉛含有層状物質(Zinc-containing layered material、ZLM)は、亜鉛を層に組み込んでいてもよく、及び/又はギャラリーイオンの構成成分であってもよい。以下のZLMのクラスは、一般的分野における比較的一般的な例を代表するものであり、この定義に適合する、より広範囲の物質に関して限定的であることを意図するものではない。

0119

多くのZLMが鉱物として天然に存在する。一実施形態において、ZLMは、水亜鉛土(炭酸水酸化亜鉛)、水亜鉛銅鉱(炭酸水酸化亜鉛銅)、亜鉛孔雀石炭酸水酸化銅亜鉛)、及びこれらの混合物からなる群から選択される。亜鉛を含有する関連鉱物が組成物中に含まれていてもよい。粘土性鉱物(例えば、フィロシリケート)等のアニオン性層の種がイオン交換された亜鉛ギャラリーイオンを含有する、天然のZLMもまた存在し得る。これら天然物質は全て、合成によって得ることもでき、又は組成物中においてその場で、若しくは製造プロセスの間に形成することもできる。

0120

必ずしもそうではないが、多くの場合合成である、ZLMの別の一般的なクラスは、層状複水酸化物である。一実施形態では、ZLMは、式[M2+1−xM3+x(OH)2]x+Am−x/m・nH2O(式中、二価イオン(M2+)の一部又は全ては、亜鉛イオンである)に一致する層状複水酸化物である(Crepaldi,EL,Pava,PC,Tronto,J,Valim,JBJ.Colloid Interfac.Sci.2002,248,429〜42)。

0121

ヒドロキシ複塩と呼ばれる、更に別のクラスのZLMを調製することもできる(Morioka,H.,Tagaya,H.,Karasu,M,Kadokawa,J,Chiba,K Inorg.Chem.1999,38,4211〜6)。一実施形態では、ZLMは、式[M2+1−xM2+1+x(OH)3(1−y)]+An−(1=3y)/n・nH2Oに一致するヒドロキシ複塩であり、2つの金属イオン(M2+)は同一であっても異なっていてもよい。金属イオンが同一であって亜鉛で表される場合、式は、[Zn1+x(OH)2]2x+ 2x A−・nH2Oに簡素化される。この後者の式は、ヒドロキシ塩化亜鉛及びヒドロキシ硝酸亜鉛等の物質を表す(x=0.4である場合)。一実施形態では、ZLMは、ヒドロキシ塩化亜鉛及び/又はヒドロキシ硝酸亜鉛である。これらはまた、二価のアニオンで一価のアニオンを置き換える、水亜鉛土にも関連する。また、これらの物質は、組成物中においてその場で、又は製造プロセスの間に形成することができる。

0122

亜鉛含有層状物質及びピリチオン又はピリチオンの多価金属塩を有する実施形態では、亜鉛含有層状物質とピリチオン又はピリチオンの多価金属塩の比は、約5:100〜約10:1、又は約2:10〜約5:1、又は約1:2〜約3:1である。

0123

ふけ防止活性物質の頭皮への付着は、少なくとも約1マイクログラム/cm2である。抗ふけ活性物質が頭皮に到達し、そこで確実にその作用を発揮できるようにすることを考慮すれば、抗ふけ活性物質の頭皮上への付着量は重要である。一実施形態では、頭皮上へのふけ防止活性物質の付着は、少なくとも約1.5マイクログラム/cm2、又は少なくとも約2.5マイクログラム/cm2、又は少なくとも約3マイクログラム/cm2、又は少なくとも約4マイクログラム/cm2、又は少なくとも約6マイクログラム/cm2、又は少なくとも約7マイクログラム/cm2、又は少なくとも約8マイクログラム/cm2、又は少なくとも約8マイクログラム/cm2、又は少なくとも約10マイクログラム/cm2である。抗ふけ活性物質の頭皮上への付着は、抗ふけ活性物質を含む組成物、例えば、ヘアケア組成物に基づいた組成物を用いて、従来の洗浄プロトコルに従って熟練美容師個人の毛髪を洗浄させることにより、測定される。次いで、表面に開放端ガラスシリンダを保持できるよう毛髪を頭皮の領域上で分けて、同時に抽出溶液アリコートを添加し撹拌した後、抗ふけ活性物質の内容物を回収し、HPLCのような従来の方法論に基づいて分析定量する。

0124

データ
キレート化の性能を検証するため、カルシウム溶解アッセイを行うことができる。カルシウム溶解アッセイは、特定のヘアケア組成物が毛髪から脂肪族カルボン酸カルシウム塩をどの程度除去することができ得るかをシミュレートし得る。特に記載のない限り、以下の手順を用いて、特定の組成物中に溶解し得るステアリン酸カルシウムの量を判別することができる。(1)ヘアケア組成物の10重量%のアニオン性界面活性剤と、ヘアケア組成物の1重量%の選択されたキレート剤と、を有する溶液を準備する。(2)溶液のpHを所望のレベルに調整する。(3)ステアリン酸カルシウム粉末を溶液(100mg)に添加する。(4)混合物を700rpmで2時間振る。(5)あらゆる未溶解固形物を除去するため、溶液を0.2μmのフィルタ濾過する。また、(6)濾液に対してガスクロマトグラフィー分析を行い、溶解したステアリン酸カルシウムの濃度を測定する。特に記載又は変更のない限り、選択されたアニオン性界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウム(SLE1S)であり、pH値は6である。

0125

表2は、pHを一定に保持しながら、アニオン性界面活性剤及びキレート剤の組成物を変更する実験を示す。界面活性剤はないが、2重量%のキレート剤HEDPを有する組成物は、ステアリン酸カルシウムを溶解することができる。同様に、15重量%のアニオン性界面活性剤SLE1Sを有するが、キレート剤のない組成物は、ステアリン酸カルシウムを効果的に溶解することができない。但し、SLE1S(15重量%)と、カルシウムキレート剤(HEDP2重量%)と、を含む組成物は、ステアリン酸カルシウムを効果的に溶解し、除去することができる。

0126

0127

表3は、一連のキレート剤について、ステアリン酸カルシウムをキレート化して除去する又は可溶化する能力を調べる。この表では、組成物は、1重量%の選択されたキレート剤、10重量%のアニオン性界面活性剤SLE1S、及びpH6を含む。表3は、アミノカルボン酸系キレート剤を記載する。例えば、DTPAは、少なくとも3775ppmのステアリン酸カルシウムを溶解することができるが、1%未満の銅系塩しか除去することができない。これは、キレート剤及び界面活性剤の慎重な選択により、脂肪族カルボン酸カルシウム塩を除去でき得ることを示している。一方、EDDS(エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸)は、最大542ppmのステアリン酸カルシウムのみを溶解できるが、銅系塩の溶解においては適度に有効である(32%)。銅イオンにもキレート化できるキレート剤は、カルシウムイオンのキレート化においてはあまり有効であり得ない。銅及びカルシウムのキレート化は、競合するプロセスであり得る。表3は、脂肪族カルボン酸カルシウム塩を有効に溶解し、除去するために、どのキレート剤を選択してもよいわけではないことを示している。

0128

0129

表4は、キレート剤を含む一連のリンを表示する。この表では、組成物は、1重量%の選択されたキレート剤、10重量%のアニオン性界面活性剤SLE1S、及びpH6を含む。表4は、良好な銅キレート剤である化合物が、カルシウム結合能に乏しいという類似した傾向を示している。例えば、HEDPは、ステアリン酸カルシウムを1992ppmの濃度で溶解することができるが、銅イオンを5%しか除去することができない。フィチン酸は、ステアリン酸カルシウムを819ppmの濃度でしか溶解することができないが、銅イオンを最大20%まで除去することができる。

0130

0131

表5は、一連の複素環式及び他の環含有キレート剤を表示する。この表では、組成物は、1重量%の選択されたキレート剤、10重量%のアニオン性界面活性剤SLE1S、及びpH6を含む。例えば、HPNOを含む組成物は、ステアリン酸カルシウムを少なくとも2640ppm溶解することができる。

0132

0133

表6は、ヘアケア組成物に含まれ得るキレート剤の濃度の調査を表示する。この表では、組成物は、10重量%のアニオン性界面活性剤SLE1S及びpH6を含むが、キレート剤の重量%は変化する。溶解されたステアリン酸カルシウムの量は、DTPAの重量%の増加に伴って増加する。

0134

0135

表7は、ヘアケア組成物に含まれ得るキレート剤の濃度の調査を表示する。この表では、組成物は、10重量%のアニオン性界面活性剤SLE1S及びpH6を含むが、キレート剤の重量%は変化する。溶解されたステアリン酸カルシウムの量は、HEDPの重量%の増加に伴って増加する。

0136

0137

表8は、ステアリン酸カルシウムの除去又は溶解に対するpHの効果を表示する。この表では、組成物は、1重量%の選択されたキレート剤及び10重量%のアニオン性界面活性剤SLE1Sを含むが、組成物のpHは変更される。DTPAは、約4〜約7のpHでステアリン酸カルシウムを溶解する一貫した能力を示す。但し、クエン酸及びコハク酸は、pH4及びpH5においてのみステアリン酸カルシウムを最小限に溶解することができる。pH6及びpH7においては、クエン酸及びコハク酸は、おそらくはそれぞれの化合物のpKaにより、ステアリン酸カルシウムを溶解することができない。

0138

0139

表9は、双極性界面活性剤の添加の効果を示す。双極性界面活性剤の添加の割合が大きいほど、より多くのステアリン酸カルシウムが溶解される。

0140

0141

表10は、脂肪族カルボン酸カルシウム塩の溶解及び除去に対するヒドロトロープの効果を示す。この表では、組成物は、1重量%の選択されたキレート剤、10重量%のアニオン性界面活性剤SLE1S、及びpH6を含む。ヒドロトロープ、キシレンスルホン酸ナトリウム(SXS)の添加は、ステアリン酸カルシウムを溶解する組成物の能力を向上させる。

0142

0143

以下の実施例は、本明細書に記載のヘアケア組成物の実施形態を例示する。例示する組成物は、従来の配合及び混合技術により調製することできる。シャンプー配合物分野の当業者の技術範囲内でヘアケア組成物の他の変更が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく行われ得ることが理解されよう。本明細書における全ての部、比率(%)、及び比は、特に指定しない限り、重量基準である。特定の成分は、供給元から希釈溶液として供給され得る。記載される量は、特に指定しない限り、活性物質の重量%を表す。

0144

以下は、ヘアケア組成物の実施形態によって包含されるか、又は比較的であるかのいずれかである、シャンプー組成物の非限定的な例である。

0145

*キャリアは、他の任意成分又は微量成分を含んでもよい

0146

*キャリアは、他の任意成分又は微量成分を含んでもよい

0147

(1)ラウレス−1硫酸ナトリウム(Stepan Company製)
(2)Amphosol HCA(Stepan Company製)
(3)CO1895(Procter & Gamble製)
(4)CO1695(Procter & Gamble製)
(5)Silicone BelsilDM5500(Wacker Chemical Corp.製)
(6)Thixcin R(Elements製)
(7)Jaguar C500(Rhodia製)
(8)Poly(Dially)Dimethyl Ammonium Chloride(Rhodia製)
*脂肪族アルコールをゲルネットワークの一部として添加する

0148

(1)ラウリル硫酸ナトリウム(Stepan Company製)
(2)ラウレス−1硫酸ナトリウム(Stepan Company製)
(3)Amphosol HCA(Stepan Company製)
(4)Silicone BelsilDM5500(Wacker Chemical Corp.製)
(5)Thixcin R(Elements製)
(6)Jaguar C500(Rhodia製)
(7)ZPT(Lonza Chemical製)
(8)炭酸亜鉛(Bruggeman Group製)

0149

(1)任意の好適なカルシウムキレート剤を置換することができる

0150

(1)任意の好適なカルシウムキレート剤を置換することができる

0151

(1)任意の好適なカルシウムキレート剤を置換することができる

0152

本明細書に開示した寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指定されない限り、そのような各寸法は、列挙された値とその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

0153

相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全容が本願に援用される。いかなる文献の引用をも、本明細書中で開示又は特許請求されている任意の発明に関する先行技術であるとは認められず、あるいは上記の引用は、単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせて、そのような任意の発明を教示、示唆又は開示するとは認められない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に割り当てられた意味又は定義が適用されるものとする。

実施例

0154

ヘアケア組成物の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

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