図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2019年4月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題・解決手段

視野(FOV)から受け取られるRF信号を検出するアンテナシステム及び方法が、アンテナ素子の関連する列又は行によって形成される交差する扇状ビーム束と、それらの扇状ビーム束からの受け取られた放射線の成分の相互相関とを用いて、提示される。交差する扇状ビーム束は、望まれるように、FOVに持続的にかかるペンシル様のビームを形成する。入射するRF信号の到着角及び周波数チャネルは、電力推定順位付け及びフィルタ処理、並びに/又は周波数チャネル化技術を通じて決定され得る。より高い感度のビームが、入射信号をより正確に特徴付けるようキューイングされ得る。

概要

背景

合衆国政府所有権
本願において記載及び請求される発明において合衆国政府の所有権又はその他持ち分は存在しない。

多くのRFアンテナステムは、広い視野(field of view)(FOV)にわたって信号を受信するよう要求される。今のところ、仰角及び方位角における到着角が先験的に知られていない場合に、放射は検出されないままでありうる。電子的にスキャンされるアンテナアレイは、FOVを横断して受信ビームを供給することができるが、形成される夫々のビームについての処理及びデータ転送に対してコスト及び複雑さが存在する。更に、多くのRFシステムは、広範な周波数にわたる信号を受信することができるが、広い範囲にわたって信号を検出することは、計算コストが高い。また、ビームの角度範囲が広い場合に、夫々のビームで受け取られる多数の信号が存在しうる。望まれない信号の干渉を回避し且つ感度を最大にするよう、1つ以上の全開口ビームを形成しながら、アレイ内の全ての素子を用いて夫々のビームを形成することが望ましい。1つ以上の全開口ビームは、そのアレイによって形成されるいずれかのビームの最小角度範囲(最も高い角度分解能)を有している。

アレイのFOVを高い分解能で満たすと、全開口ビームは、受け取られた信号が各素子でサンプリングされることを必要とし、信号を受ける素子の数及び受け取られる信号の帯域幅に比例したコストを負う。いくつかの狭帯域システムは、例外的な、力ずくビームフォーミングコンピュータを用いて、多数の高分解能ビームを形成する。しかし、広帯域システムは、わずかの素子しか伴わず、比較的低い感度及び干渉に対する高い感受性を有しながら、ほとんど又は全く角度分解能がないビーム、又はFOV(信号を含むと知られている。)内の角度に向けられた少数の高分解能ビームのいずれかを用いてきた。広帯域デジタルアンテナは、アンテナ素子の近くでの大規模な処理、又はデータのための高電力輸送エレクトロニクスのいずれかを必要としながら、膨大な量のデータ(例えば、アンテナ素子ごとに10〜100Gbit/sec)を生成することができる。ビームを形成するよう、各々の素子からのデータは時間遅延されるべきである(通常、補間を必要とする。)から、いずれかの特定の角度から到来するデータは、サンプルが結合される場合にコヒーレントに増す。計算又は輸送の複雑性を減らすよう、データは、縮減された帯域幅へとフィルタ処理され得るか、且つ/あるいは、素子のグループは、輸送の前に結合されてよい。データをフィルタ処理すること又は結合することは、結合された素子(サブアレイ)がFOVの一部分からしか信号を受け取らないということで、後の処理において検出され得るものを制限する。

よって、必要とされるものは、どの角度に、理想的にはどの周波数に信号が位置しているかを決定して、全開口ビームがそれらの角度で形成され得るようにするとともに、受信されたデータが、信号が位置しているスペクトルの部分のみを維持するようフィルタ処理され得るようにする装置及び方法である。最適には、そのようなシステムは、アレイにおいて別なふうに使用される同じ設備を使用し、そして、理想的には、入射信号の角度及び周波数を検出し特定することができるビームによりFORを満たし、更なる詳細及び特徴付けのために、検出された信号をインタロゲートする(より)完全な感度ビームをキューイングし得る。

概要

視野(FOV)から受け取られるRF信号を検出するアンテナシステム及び方法が、アンテナ素子の関連する列又は行によって形成される交差する扇状ビーム束と、それらの扇状ビーム束からの受け取られた放射線の成分の相互相関とを用いて、提示される。交差する扇状ビーム束は、望まれるように、FOVに持続的にかかるペンシル様のビームを形成する。入射するRF信号の到着角及び周波数チャネルは、電力推定順位付け及びフィルタ処理、並びに/又は周波数チャネル化技術を通じて決定され得る。より高い感度のビームが、入射信号をより正確に特徴付けるようキューイングされ得る。

目的

本願で記載される実施は、アレイアンテナのための新規サーベイ(survey)モードを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

視野(FOV)から受け取られるRF信号を検出する方法であって、当該方法は、第1の扇状ビーム束及び該第1の扇状ビーム束と交差する第2の扇状ビーム束を用いて前記視野から放射線受け取り、扇状ビームの夫々は、アレイアンテナアンテナ素子の関連する列又は行から発せられ、その関連する列又は行からその各々の扇状ビーム束に含まれる残りの扇状ビームに対して前記FOVにおいて異なる角度を指すことと、前記FOVにおける前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束からの前記受け取られた放射線の成分を相互相関することとを有する、方法。

請求項2

前記第1の扇状ビーム束と前記第2の扇状ビーム束との交差部分は、前記FOVに持続的にかかる複数のペンシルビームを形成する、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記複数のペンシルビームは、前記アレイアンテナの全角度分解能により形成される、請求項2に記載の方法。

請求項4

前記アレイアンテナは、直交アレイアンテナを有する、請求項1に記載の方法。

請求項5

1つ以上の入射信号からの前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束の交差に存在する信号電力の量を前記相相関から推定することを更に有する請求項1に記載の方法。

請求項6

前記1つ以上の入射信号の決定された到着角により、交差する前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束よりも高い感度の1つ以上のビームの形成をキューイングすることと、前記1つ以上のより高い感度のビームにより前記1つ以上の入射信号を特徴付けることとを更に有する請求項5に記載の方法。

請求項7

前記より高い感度の1つ以上のビームは、前記アレイアンテナによって形成される、請求項6に記載の方法。

請求項8

前記キューイングすることは、入射信号電力の前記推定を、順位付けすること及びフィルタ処理することのうちの少なくとも1つを通じて、関連する前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束の交差の夫々の各々の方位角及び仰角と関連付けることを更に有する、請求項6に記載の方法。

請求項9

前記相互相関の前に、前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束から、閾電力を下回る電力を有するビームを除くことを更に有する請求項1に記載の方法。

請求項10

前記相互相関の前に、前記扇状ビームを周波数チャネルチャネル化し、閾電力を上回る前記周波数チャネル化されたチャネルを前記相互相関のために選択することを更に有する請求項1に記載の方法。

請求項11

前記相互相関の前に、高速フーリエ変換を前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束に適用し、閾値を上回る係数を有する周波数を前記相互相関のために選択することを更に有し、前記相互相関は、同じ複素係数を乗じることによって周波数空間において行われる、請求項1に記載の方法。

請求項12

前記FOVは、略半球形であり、前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束は、広周波数帯域にわたって高い分解能を示す、請求項1に記載の方法。

請求項13

前記第1の扇状ビーム束又は前記第2の扇状ビーム束の少なくとも1つの扇状ビームは、その各々のビーム束に含まれる残りの扇状ビームのピーク角度と異なるピーク角度を有する、請求項1に記載の方法。

請求項14

前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束のうちの少なくとも1つは、複数の列又は複数の行のサブアレイから夫々形成される少なくとも1つの扇状ビームを有する、請求項1に記載の方法。

請求項15

前記相互相関することは、前記第1の扇状ビーム束と前記第2の扇状ビーム束との交差部分が潜在的な入射信号を示すかどうかを最初に判定することと、前記扇状ビームの夫々を複数の周波数チャネルにチャネル化することと、前記周波数チャネル信号がどこに存在するかを特定するために、夫々同じスペクトル帯域を相互相関することとを更に有する、請求項1に記載の方法。

請求項16

デジタルビームフォーミングアレイアンテナを作動させる方法であって、サーベイモードで、前記アレイアンテナによってFOVにおいて形成される全角度分解能の複数の持続性全帯域幅ビームを用いて少なくとも1つの入射信号の各々の到着角を決定することと、全開焦点モードで、前記アレイアンテナにより形成されて、前記決定された到着角の方へ、最初のモードのビームよりも高い感度を有している1つ以上のビームを電子的にステアリングすることとを有する方法。

請求項17

前記サーベイモードで、閾電力レベルを上回る前記少なくとも1つの入射信号の存在を決定することを更に有する請求項16に記載の方法。

請求項18

前記アレイアンテナは、直交アレイアンテナを有する、請求項16に記載の方法。

請求項19

視野(FOV)から受け取られるRF信号を検出する装置であって、少なくとも第1の扇状ビーム束及び該第1の扇状ビーム束と交差する第2の扇状ビーム束を形成するためにアレイ素子の複数の行に直交するアレイ素子の複数の列から構成される視野(FOV)から放射線を受け取るアレイアンテナであり、扇状ビームの夫々は、1つ以上の関連する列又は行から形成され、その関連する1つ以上の列又は行からその各々の扇状ビーム束に含まれる残りの扇状ビームに対して異なる角度を指す、前記アレイアンテナと、前記受け取られた放射線の成分を相互相関するレシーバとを有する装置。

請求項20

1つ以上の入射信号の到着角を決定するために、前記扇状ビーム束の交差で相互相関出力を測定するプロセッサを更に有する請求項19に記載の装置。

請求項21

前記アレイアンテナは、直交アレイアンテナを有する、請求項19に記載の装置。

背景技術

0001

合衆国政府所有権
本願において記載及び請求される発明において合衆国政府の所有権又はその他持ち分は存在しない。

0002

多くのRFアンテナステムは、広い視野(field of view)(FOV)にわたって信号を受信するよう要求される。今のところ、仰角及び方位角における到着角が先験的に知られていない場合に、放射は検出されないままでありうる。電子的にスキャンされるアンテナアレイは、FOVを横断して受信ビームを供給することができるが、形成される夫々のビームについての処理及びデータ転送に対してコスト及び複雑さが存在する。更に、多くのRFシステムは、広範な周波数にわたる信号を受信することができるが、広い範囲にわたって信号を検出することは、計算コストが高い。また、ビームの角度範囲が広い場合に、夫々のビームで受け取られる多数の信号が存在しうる。望まれない信号の干渉を回避し且つ感度を最大にするよう、1つ以上の全開口ビームを形成しながら、アレイ内の全ての素子を用いて夫々のビームを形成することが望ましい。1つ以上の全開口ビームは、そのアレイによって形成されるいずれかのビームの最小角度範囲(最も高い角度分解能)を有している。

0003

アレイのFOVを高い分解能で満たすと、全開口ビームは、受け取られた信号が各素子でサンプリングされることを必要とし、信号を受ける素子の数及び受け取られる信号の帯域幅に比例したコストを負う。いくつかの狭帯域システムは、例外的な、力ずくビームフォーミングコンピュータを用いて、多数の高分解能ビームを形成する。しかし、広帯域システムは、わずかの素子しか伴わず、比較的低い感度及び干渉に対する高い感受性を有しながら、ほとんど又は全く角度分解能がないビーム、又はFOV(信号を含むと知られている。)内の角度に向けられた少数の高分解能ビームのいずれかを用いてきた。広帯域デジタルアンテナは、アンテナ素子の近くでの大規模な処理、又はデータのための高電力輸送エレクトロニクスのいずれかを必要としながら、膨大な量のデータ(例えば、アンテナ素子ごとに10〜100Gbit/sec)を生成することができる。ビームを形成するよう、各々の素子からのデータは時間遅延されるべきである(通常、補間を必要とする。)から、いずれかの特定の角度から到来するデータは、サンプルが結合される場合にコヒーレントに増す。計算又は輸送の複雑性を減らすよう、データは、縮減された帯域幅へとフィルタ処理され得るか、且つ/あるいは、素子のグループは、輸送の前に結合されてよい。データをフィルタ処理すること又は結合することは、結合された素子(サブアレイ)がFOVの一部分からしか信号を受け取らないということで、後の処理において検出され得るものを制限する。

0004

よって、必要とされるものは、どの角度に、理想的にはどの周波数に信号が位置しているかを決定して、全開口ビームがそれらの角度で形成され得るようにするとともに、受信されたデータが、信号が位置しているスペクトルの部分のみを維持するようフィルタ処理され得るようにする装置及び方法である。最適には、そのようなシステムは、アレイにおいて別なふうに使用される同じ設備を使用し、そして、理想的には、入射信号の角度及び周波数を検出し特定することができるビームによりFORを満たし、更なる詳細及び特徴付けのために、検出された信号をインタロゲートする(より)完全な感度ビームをキューイングし得る。

0005

本願で記載される実施は、到着角(angle of arrival)(AoA)測定においてビームフォーミング及び相互相関原理を用いるRF信号検出及び処理に概して関係がある。電子的にスキャンされるアレイは、視野(FOV)(すなわち、アンテナがビームにより瞬間的にアクセスすることができる角度領域)内でステアリングされ得る全開口ビーム(アレイ内の全ての素子を結合することによって形成されるビーム、所与のアレイにより達成可能な最良の角度分解能を有しているビーム)を形成し得る。視野(field of regard)(FOR)は、一般的に、アンテナが異なる時点(例えば、機械的に指示され直した場合、又は異なる時点で指示され直す必要があったサブアレイを使用した場合)でアクセスすることができる角度領域の集合である。全開口“ペンシルビーム”は、方位角及び仰角の両方で(すなわち、精度は開口サイズ関数である。)極めて正確な(例えば、実際的なレシーバ性能で1°よりも良い。)AoA測定を提供することができる。しかし、同時に複数の全開口ビームを形成するには電力及びハードウェアにおいて相当なコストが必要であり、コストは、受信される帯域幅とともに増大する。本願で記載される実施は、アレイアンテナのための新規サーベイ(survey)モードを提供する。これは、どのスペクトルに信号が存在するかを決定する能力を有して、有効に如何なるAoAでも入射する如何なる信号も検出するために、わずかに低下した感度で、非常に広い帯域幅のビームである、全角度分解能を夫々有している複数のビームにより、FOVにわたる受信を可能にする。このデータは、任意に、検出されたAoAで十分な感度を有して全開口ビームの形成をキューイングするために使用されてよい。キューイングされたビームは、他のアンテナを用いて形成されてよく、あるいは、サーベイモードから焦点モード切り替えられる場合に、同じアンテナによって形成される異なるビームを有してよい。

0006

1つの実施は、第1の扇状ビーム束(fun beam plurality)及び該第1の扇状ビーム束と交差する第2の扇状ビーム束を用いて、視野(FOV)から受け取られるRF信号を検出するシステム及び方法を提供する。扇状ビームの夫々は、アレイアンテナのアンテナ素子の関連する列又は行から発せられ、その関連する列又は行からその各々の扇状ビーム束に含まれる残りの扇状ビームに対して前記FOVにおいて異なる角度を指してよい。前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束からの前記受け取られた放射線は、信号トリアージ(triage)プロセスの有無にかかわらず、相互相関されてよい。前記第1の扇状ビーム束と前記第2の扇状ビーム束との交差部分は、複数のペンシル様のビームを形成してよい。この複数の交差領域は、前記FOVに持続的にかかってよい。

0007

他の実施では、前記複数のペンシルビームは、前記アレイアンテナの全角度分解能により形成されてよい。

0008

他の実施では、前記アレイアンテナは、直交アレイアンテナを有してよい。少なくとも1つの扇状ビームは、前記直交アレイの複数の列又は複数の行のサブアレイから夫々形成されてよい。

0009

更なる他の実施では、1つ以上の入射信号からの前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束の交差に存在する信号電力の量は、前記相相関から推定されてよい。決定された到着角での前記推定された電力の量は、前記入射信号の前記決定された到着角で、交差する前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束よりも高い感度の1つ以上のビームの形成をキューイングしてよい。全記入者信号は、前記より高い感度のビームを用いて特徴付けられてよい。いくつかの実施において、前記より高い感度のビームは、同じアレイアンテナによって形成されてよいが、この場合に、サーベイモードよりむしろ焦点モードで動作する。このキューイングは、関連する前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束の交差の夫々の各々の方位角及び仰角により、入射信号電力の前記推定を順位付けすること及び/又はフィルタ処理することの結果であってよい。

0010

他の実施では、前記相互相関の前に、前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束から、閾電力を下回る電力を有するビームを除くことのように、1つ以上の信号トリアージ動作が実施されてよい。他の起こり得る動作は、前記相互相関の前に、前記扇状ビームを周波数チャネルチャネル化し、閾電力を上回る前記周波数チャネル化されたチャネルを前記相互相関のために選択することを更に有してよい。他の実施では、前記相互相関の前に、高速フーリエ変換が、前記第1の扇状ビーム束及び前記第2の扇状ビーム束に適用されてよく、閾値を上回る係数を有する周波数が、前記相互相関のために選択される。このとき、前記相互相関は、同じ複素係数を乗じることによって周波数空間において行われる。

0011

特定の実施形態で、前記第1の扇状ビーム束又は前記第2の扇状ビーム束の少なくとも1つの扇状ビームは、その各々のビーム束に含まれる残りの扇状ビームのピーク角度と異なるピーク角度を有する。

0012

他の実施では、交差する扇状ビームを相互相関することは、最初に、前記第1の扇状ビーム束と前記第2の扇状ビーム束との交差部分が潜在的な入射信号を示すかどうかを判定し、次いで、前記扇状ビームの夫々を複数の周波数チャネルにチャネル化し、そして、前記周波数チャネル信号がどこに存在するかを特定するために、同じ周波数チャネルを相互相関することを有してよい。

0013

他の実施では、デジタルビームフォーミングアレイアンテナを作動させるシステム及び方法が提供される。サーベイモードにおいて、少なくとも1つの入射信号の各々の到着角は、前記アレイアンテナによってFOVにおいて形成される全角度分解能の複数の持続性全帯域幅ビームを用いて、決定されてよい。次いで、全開口焦点(full aperture focused)モードにおいて、前記サーベイモードのビームよりも高い感度を有している1つ以上のビームが、前記アレイアンテナにより形成されて、前記決定された到着角の方へ電子的にステアリングされてよい。前記サーベイモードにおいて、閾電力レベルを上回る前記少なくとも1つの入射信号の存在が決定されてよい。

図面の簡単な説明

0014

上記及び他の目的、特徴及び利点は、添付の図面で表されている例の以下のより詳細な説明から明らかである。図面において、同じ参照符号は、異なる図にわたって同じ部分を参照する。図面は必ずしも実寸通りではなく、代わりに、例の原理を表す際に強調されることがある。

0015

アレイアンテナの実施によって形成される、アンテナの正面でそのボアサイトに沿って直接見られるペンシル様ビームパターンの実例である。

0016

アレイアンテナ実施形態によって形成される垂直な扇状ビームパターンの側面図である。
アレイアンテナ実施形態によって形成される垂直な扇状ビームパターンの側面図である。

0017

アレイアンテナ実施形態によって形成される水平な扇状ビームパターンの側面図である。

0018

直交アレイアンテナの実例及び関連するアンテナシステムコンポーネントブロック図である。

0019

実施形態で使用され得る信号処理アーキテクチャの例のブロック図である。

0020

例となる焦点モードにおいて入射放射の選択された到着角で検出されるペンシル様ビームの放射パターンの側面図である。

0021

信号処理方法の実施に係るフロー図である。

0022

より優れた検出能力のために受信RF信号のチャネル化を用いる他の信号処理方法の実施に係るフロー図である。

0023

より優れた検出能力のために高速フーリエ変換を用いる他の信号処理方法の実施に係るフロー図である。

0024

一対の直線アンテナアレイの先行技術の構成によって形成される放射パターンの実例である。

実施例

0025

FOVから受け取られるRF信号を検出する方法及び装置が開示される。以下の記載で、多数の具体的な詳細が示される。他の事例では、当業者によく知られている詳細は、発明を不明りょうにしないように示されないことがある。本開示を考慮して、当業者に明らかなように、修正置換及び/又は変更は、本発明の適用範囲及び精神から逸脱せずになされ得る。続く記載において、同じコンポーネントは、それらが異なる例において示されるかどうかにかかわらず、同じ参照符号を与えられている。明りょう且つ簡潔に本開示の例を説明するよう、図面は必ずしも実寸通りではなく、特定の特徴はいくらか概略的に示されることがある。1つの例に関して記載及び/又は例示される特徴は、1つ以上の他の例において、及び/又は他の例の特徴と組み合わせて若しくはそれの代わりに、同じ方法で又は類似した方法で使用されてよい。

0026

実施は、実時間の信号捕捉のためのより低コストアプローチを具現する改善された方法、アンテナ、及びシステムを提供する。実施は、多くのレーダー電子戦通信及び多機能RFアプリケーションにおいて使用されてよい。

0027

大きく見ると、実施は、所望の周波数の非常に広い帯域にわたって受信する高い利得、高い角度分解能のビームにより広いFOVを持続的にカバーする。これは、複数の交差する扇状ビームから受け取られる信号を相互相関することによって、達成され得る。持続的なカバレッジは、1つ以上の入射信号に関連する1つ以上の到着角(AoA)及び周波数(複数の周波数)を検出し特定することができるビームによりFOVを満たすことを伴ってよい。いくつかの実施では、この検出は、検出を確かめるよう、且つ、信号を更に特徴付けるよう(例えば、ターゲット識別及び/又は追跡、など)、焦点モードでより高い(例えば、完全な、など)感度を有しているビームをキューイングするサーベイモードとして用いられる。

0028

図10を参照してミルクロス(Mills Cross)として知られている、一対の直交する直線アレイ1005を用いて設計されたアンテナ1000は、1950年代電波天文学において開発されたものであり、単一の既知の方向において、すなわち、ペンシル様のビーム1015の方向において所望の高い角度分解能を達成するために、交差する受信ビーム1010の乗法信号処理の使用を伴った。“Use of Mills Cross Receiving Arrays in Radar Systems”, B.R. Slattery et al., Proc. ofIEE, Vol. 113, No. 11, November 1966を参照されたい。ミルズクロス・アンテナアレイ1000は、より高価な密(filled)アンテナアレイを使用することを回避するよう開発された“疎な(sparse)”アンテナアレイである。“A Mills Cross Multiplicative Array with the Power Pattern of a Conventional Planar Array”, Robert H. MacPhie, Antennas and Propagation Society International Symposium, IEEE 2007, pp. 5961-5964を参照されたい。

0029

開示されている実施は、アレイアンテナの全FOVにわたって高い角度分解能の多数のペンシル様ビームを形成する密アレイアンテナの関連する列又は行によって形成される複数又は組の持続的に交差する扇状ビームによって受け取られる信号を相互相関することによって、優れた能力及び性能を提供する。次いで、任意に、密アレイは、交差する扇状ビームの測定によってキューイングされる全開口ビームを形成するために使用されてよい。

0030

放射パターン

0031

図1は、2つの交差する複数又は組の扇状ビームによって生じ得るパターンを生成するアンテナに直接面して見られる放射パターン100を例示するプロットである。図2A図2B及び図3は、第1の扇状ビームパターン200及び第2の扇状ビームパターン300を夫々表すプロットである。第1の扇状ビームパターン200及び第2の扇状ビームパターン300の夫々はアンテナ400によって生成され、それらの交差は、放射パターン100と同様の放射パターンを形成する。図2Bでより明りょうに表されるように、複数の扇状ビーム205A〜205Mの中の夫々の仰角扇状ビーム(例えば、205A)は、その関連する扇状ビームパターン200におけるいずれかの他の仰角扇状ビーム205Bに関連するピーク角度θ210Bとは異なるピーク角度θ210AでFOVに向いていてよい。同じことは、図3に示される夫々の方位角扇状ビーム305A〜305Nに当てはまる。夫々の扇状ビームは、狭い角度範囲を有している、1つの軸における全角度分解能であり、他の方向では無指向性である。

0032

相互相関処理(以下で詳細に記載される。)は、M個の仰角扇状ビーム及びN個の方位角扇状ビームの夫々から受け取られるRF信号に適用される。相互相関は、重なり領域にある信号のみを保つ。重なり領域で、扇状ビームパターン200の扇状ビーム205A〜205Mは、扇状ビームパターン300のN個の扇状ビーム305A〜305Nとともに、放射パターン100にM×N個のペンシルビームを持たせる。重なり領域は、全開口ペンシルビーム105と同じ角度範囲を有している。いくつかの実施において、ペンシルビーム105の中心の行又は列105Aは、関連する扇状ビームが中心の行又は列105Aの面で形成される場合に、形成され得る。中心の行又は列105Aは、次いで、複数の交差する扇状ビームと相互相関される。ペンシルビーム105は、方位角及び仰角の両方で高い角度分解能のビームを有して広いFOVを持続的に満たす。狭い方向における扇状ビームの広がりは、開口又はアレイの電気的長さに反比例する。

0033

図1〜3は、夫々の扇状ビーム束における扇状ビーム間を離して放射パターンを表し、扇状ビームはアレイアンテナの面の上にしか現れていない。最初に、現役のアンテナ設計者は、全てのアンテナが、実施形態で使用される扇状ビームよりも(例えば、アンテナ遮へいなどの結果として)ずっと小さいサイドローブ及び/又はバックローブを有していると容易に理解するだろう。描かれているアレイアンテナの‘後ろ’にある空間を含むFOVを俯瞰することが望ましい場合に、向かい合って配置される第2のアレイアンテナが用いられてよい。第2に、実際上、ビーム形状は周波数の関数である。広帯域システムについて、より低い周波数で形成されるビームは、おそらくは大きく、重なり合う。描かれているよりも広い扇状ビームを供給すると、方位角扇状ビーム及び仰角扇状ビームの対の交差では、より広い“ペンシル”ビームが現れる。すなわち、これは、望ましくは、俯瞰されるFOVにおいて、より広い空間を占有する。

0034

図4を参照して、放射パターン100と同様の放射パターンを形成するために使用され得る、例となるアレイアンテナ400が、RF信号を送信及び受信する広帯域デジタルアンテナシステム425の部分として表されている。明りょうさのために、アレイアンテナ400によって生成され得るよりも少ないペンシルビームが図1では示されている。アンテナ400は、N個の行410及びM個の列415において直交配置される複数の個別的なアンテナ素子413m,nから成る指向性平面アレイアンテナであってよい。行410と列415との直交する向きは、如何なるサイドローブ放射パターンの好ましくない重なりも最小限にされ得る点で、有利である。アンテナシステム425は、アレイアンテナ400と、トランスミッタ(任意)402と、レシーバ404と、信号プロセッサ及びコントローラ401とを有してよい。アレイアンテナ400は、(例えば、所与の物体又はターゲットから反射又は放射された)信号を受信し、受信された信号をレシーバ404へ及び信号プロセッサ及びコントローラ401へ供給する。受信された信号データは、次いで、相互相関の結果が、信号の存在を示す閾値(例えば、ユーザによって選択されるか、又は予め定義されるか、固定されるか、若しくは動的に決定される、など。)よりも大きいかどうかを判定するよう、処理される。信号が存在する場合に、システムは、小さい重なり角度領域内にそれが位置することに基づいて、アンテナ400に対するその到着角(AoA)、及び任意に、受信された信号の周波数を記録する。いくつかの実施形態において、決定されたAoA及び周波数は、より高い感度を有しているビームをキューイングするために使用される。このビームも、アレイアンテナ400によって生成されてよい。

0035

矩形の開口を具備する2次元平面アレイアンテナは、複数の扇状ビームを生成することができる。行410a〜410n及び列415a〜415mの夫々は、その行又は列における個別的なアンテナ素子413m,nと関連する励磁信号相対位相及び振幅によって決定される形状及び方向を有している関連する扇状ビーム305A〜305N、205A〜205Mを生成し得る。例えば、アレイアンテナ400において第1の行410aを構成するM個のアンテナ素子413a,a乃至413m,aを考える。アンテナ素子413a,a〜413m,aの夫々は、関連するレシーバ(又はラジエータ)408a,a〜408m,a及び時間シフタ412a,a〜412m,aを含んでよい。レシーバ(又はラジエータ)408a,a〜408m,a(すなわち、サブアレイ)で受信された信号に対して、時間シフト処理412a,a〜412m,aを用いて、隣接する素子の時間遅延も夫々大きい時間遅延を適切に導入することによって、扇状ビーム波面は、第1の行410aに直交するボアサイト軸に対して所望のビーム角度θで形成され得る。生成された放射パターン(例えば、扇状ビーム)の最大感度の方向は、式Δt=(dsinθ)/cによって決定される、隣接するアンテナ素子413m、nの間の時間差Δtに関連するビーム角度θにある。なお、dはアンテナ素子413a,a〜413m,aの夫々の間の空間であり、cは光速である。

0036

更に図2Bを参照して、いくつかの実施において、夫々の列、例えば、列415bのアンテナ素子は、扇状ビーム205Bが、アンテナ素子413a,a〜413m,aの他の列(例えば、列415a)によって形成される扇状ビームの角度と異なるビーム角度θ210Bを有して形成されるように、時間差を有してよい。いくつかの実施において、角度θ210A〜210Mは、(全アンテナアレイ400又はアレイ400の複数の行及び列から成る完全なビームより低い感度にあっても)方位角及び仰角において持続的なペンシルビームの最大空間範囲を提供するために、FOVにおいて等しく間隔をあけられるよう選択されてよい。いくつかの実施において、入射信号のAoAが方位角及び仰角において決定された後、アレイアンテナ400の動作は、時間シフタ412によって導入される時間遅延を調整することによって、焦点モードへ切り替わってよい。それにより、多くの行及び列、おそらくは全ての行及び列は、その決定されたAoA方向において、より大きい感度(ビームを形成するために使用される要素の数に比例する。)を有してビームを形成するために使用される。図6は、複数のビームが、このようにして、検出された入射RF信号の決定されたAoAの方へ向けられる放射パターンを例示する。示されるように、しかしながら、決定されたAoAで全角度分解能の単一のビームを形成するようアレイアンテナ素子をコヒーレントに増すことが好ましい。これは、個別的な複数のビームよりも大きい感度を有しうる。当業者であれば、他の放射パターンが、同様の時間シフト及びコヒーレント加算技術によりアレイアンテナ400を用いて形成され得ると認識するだろう。

0037

アレイアンテナ400は、矩形開口を有するものとして図4で表されている。アレイ格子におけるアンテナ素子413m,nの間隔はλ/2であってよく、アレイ開口の長さを10λにする。なお、λは、アレイの動作の最短波長に対応する波長を有する。当業者に明らかなように、任意に成形された平面アレイアンテナ、円錐円筒、などのような、非直交及び/又は非平面構成を含め、他の形状が使用されてよい。また、当業者によって容易に認識されるように、非ペンシル形状を有しているアンテナビームも使用されてよく、よく知られている技術を用いて、例えば、フィード回路内の適切な位置への減衰器包含によって、形成されてよい。

0038

入射信号処理の実施

0039

図5は、受信された広帯域RF信号502を直接サンプリングするRF信号処理アーキテクチャ500を例示する。代替の実施形態は、ADCサンプリングより前にダウンコンバージョン機能を組み込んでよい。広帯域アプリケーションについて、直接サンプリングは、より広い瞬時周波数カバレッジを提供し、更には、アナログ遅延の必要性を除く。

0040

RF信号502は、行410a〜410n及び列415a〜415mにおける夫々のアンテナ素子413m,nと関連するレシーバ408m,nで受信され、各々のアナログ−デジタル変換器(ADC)525によってサンプリングされ、特定のビーム方向がもたらされるために特定のデジタル時間遅延Δtを適用するよう各々の信号処理レーン530によって処理されてよい。夫々のアンテナ素子で受信された信号は、(たとえ、別個のADCが表されているとしても)単一のADCによって処理され得るが、処理レーンは2つ存在する。一方の処理レーンは、列扇状ビームのための時間遅延を実装し、他方の処理レーンは、行扇状ビームのための時間遅延を実装する。例えば、レシーバ素子408a,aで受信された信号は、単一のADC525によって処理され得るが、次いで、レシーバ素子408a,aが属している各々の行(410a)及び列(415a)と関連する別個の処理レーンによって処理される。夫々の信号処理レーン530は、関連するアンテナ素子413m,nに係る処理された信号データを(実数ビットで、又は同相/直交I/Oを用いて)出力してよい。時間遅延Δtは、夫々の素子と基準位置との間の間隔に基づき夫々のアンテナ素子413m,nについてインクリメントされてよい。この信号処理は、バンドパス補間のためのよく知られている式を用いて、デジタルで時間遅延されたサンプルを形成するよう、その素子から時間サンプルを補間してよい。当業者に容易に理解されるように、ビームフォーミングは、多数のアプローチを用いて達成され得る。そのうちの、デジタル時間遅延を用いるビームフォーミングは、ほんの一例にすぎない。時間遅延処理はしばしば補間を伴う。これは、時々非整数遅延フィルタリング(fractional delay filtering)と呼ばれることがあり、且つ/あるいは、明示的遅延デバイス(explicit delay device)を利用してよい(すなわち、処理レーン530aは、1つ以上のクロックサイクルで信号を保持するデジタルレジスタを含んでよい。)。この信号処理は、信号をより狭い周波数チャネルにチャネル化するチャネライザーを含んでよい。行又は列の素子が、特定のAoAのために同期するよう適切に時間遅延された場合に、時系列(又はその1つのチャネル)は、受信された信号を扇状ビーム(又はその1つのチャネル)から形成するよう加算器540で足し合わされる。

0041

扇状ビーム(又はその1つのチャネル)は、次いで、相互相関器550において、差し迫った扇状ビームが交差する夫々の扇状ビーム(又はその適切なチャネル)についての同様の出力と相互相関され得る。相互相関器は、必要に応じて、追加のデジタル時間遅延を適用して、扇状ビームのタイミングを同期させてよい。相互相関器は、データ列の要素を乗じ、そして積を加算し、相互相関されたビームにおける電力をもたらし得る。相関器550の出力は、2つの扇状ビームの交差点で2次元全開口ペンシルビームの同等の角度分解能(パターン相乗)効果を有している。サブアレイの使用により、処理計算のほんの一部しか、従来のアレイアンテナと比較して、必要とされない。相関器550の出力は、AoA(及び、場合により、周波数チャネル)がこの時点で決定されている関心のある入射信号を特定及び/又は順位付けするために、コンパレータ555、又は相互相関された出力信号データを1つ以上の閾電力と比較する他のコンポーネントへ供給されてよい。

0042

例となる信号処理方法は、ダウンコンバータ周波数バンドパスフィルタ、又は電力閾フィルタなどのような、図5に含まれていない追加の機能コンポーネントを使用してよい。図4で表され、先に述べられているように、アレイアンテナ400は、多数の処理レーン(デジタル時間遅延を計算することにおいて使用されるAoAのための各アンテナ素子及び各チャネルごとに1つのレーン)を有して構成されてよい。信号処理レーン530は、デジタル時間遅延に加えて1つ以上のチャネルを形成するよう1つ以上のデジタル周波数フィルタ(任意)を適用してよい。加算器540は、行又は列サブアレイに含まれる全てのアンテナ素子からの信号処理レーン出力の重み付け(任意)及び加算を含んでよい。要素出力を足し合わせるための多くの追加オプションは、当業者によって利用されてよい。例えば、感度が低下するものの、更なる角度を試験するために部分的な行及び列のみを使用するよう、あるいは、試験される角度の数を減らすことを犠牲にして、感度を高めるよう、加算において1つよりも多い行又は列を使用することが考えられる。530からの信号処理レーン出力がチャネル化される場合に、加算動作は各チャネルについて行われてよい。夫々の行及び列からの540から出力される扇状ビーム信号がチャネル化される場合に、相互相関器550によって行われる相互相関動作は、夫々同じチャネルについて行われる。540から出力される扇状ビーム信号は、夫々の扇状ビームが他の方向におけるあらゆる扇状ビームと相互相関され得るので、行われる相互相関の数を減らすよう相互相関の前に、555と同様の電力閾値化フィルタによってフィルタ処理され得る。

0043

アレイアンテナ400は、一例において、適切に間隔をあけられたダイポールアンテナ素子開口端導波管、導波管に切り込まれたスロット印刷回路アンテナ素子又はその他タイプのアンテナ素子から構成される素子413m,nの20×20のアレイを有してよい。アンテナ素子413m,nは、1から4GH周波数帯域において動作してよい。4GHzで、ビームは6°を占有するので、20個の扇状ビームはFORにおいて120°をカバーし得る。アンテナ素子413m,nの夫々で受け取られた放射線を表す信号は、5データビットを用いて8Gサンプル/秒でサンプリングされ得る。よって、素子ごとの40Gbit/sec及び総データの16Tb/sec(すなわち、素子ごとのデータレートの400倍)が処理される必要がある。それらの動作パラメータ及び容量は単に例にすぎず、他が使用されてよい。計算の数は、素子の数、システム動作帯域幅、及びADCビットの関数でありうる。よって、全てのデータビットをビームフォーミングコンピュータへ送る非実際性は、容易に認識され得る。

0044

図7〜9は、感度(及び関連する計算要件)の高まりにおいて順序付けられた、FOVから受け取られるRF信号を検出する実施を表すフロー図である。

0045

図7を参照して、FOVからアンテナに入射するRF信号を調べる方法700の実施が説明される。ステップ705で、全角度分解能の扇状ビームの交差する組は、FOVを持続的にカバーするよう形成されてよい。例えば、M個の“水平な”扇状ビームの組は、アレイアンテナ素子のM個の列を用いて、異なるビーム角度で形成され得、一方、N個の“垂直な”扇状ビームの組は、同様に、アレイアンテナ素子のN個の行を用いて形成され得る。扇状ビームは、受信されたRF信号に時間遅延を負わせることによって形成され得るので、ビームのピークは特定の角度にある。時間遅延された信号を足し合わせることで、扇状ビームが得られる。

0046

任意に、ステップ710で、ステップ705で得られた夫々の扇状ビームに関連するデータは、相互相関の前に周波数チャネル化されてよい。従来の処理は、重なり合わない周波数チャネルの連続に信号データを分けるために用いられてよい。

0047

ステップ715で、第1の組からの夫々の扇状ビームは、扇状ビームの交差する組からの夫々の扇状ビームと相互相関される。相互相関は、夫々のビームに特有の加算されたデータ時系列において直接に、あるいは、I/Qデータ座標空間において、達成され得る。相互相関は、式Cn,m(τ)=<Pn(t)Pm(t+τ)>Tに従って、夫々の扇状ビームについて、交差している扇状ビームから夫々の共通する時点でのデータサンプルを乗じて、その結果を加算することによって、行われてよい。なお、Pは扇状ビームにおいて受け取られる電力である。相互相関ステップ715の結果は、扇状ビームの各対の夫々の交差で受け取られる推定された平均RF信号電力のスカラーである。ペンシルビームの方位角及び仰角におけるAoAに対する電力のマップは、FOVにわたって作られ得る。本質的に、共通の信号のみが相互相関を切り抜ける。相互相関は、交点で共通するものを除いて、扇状ビームに存在する全ての受信信号寄与を無効にする。チャネル化動作がステップ710で行われた場合には、ステップ715の相互相関動作は、夫々の扇状ビーム対についてだけでなく、交差しているビームの対の各チャネルについても行われる。これは、受信された信号の方位角及び仰角に加えて、受信された信号に関連する周波数情報をもたらしうる。チャネライザーの出力は、相互相関による処理の前にコンテンツについて試験されてよく、閾電力レベルを下回るチャネルは、除外され、それ以上処理され得ない。

0048

実施は、有利なことに、全開口を用いてビームを形成するのに必要とされる行及び列の数の積と比較して、それほどビームフォーミング動作(行及び列の数の和に比例)を必要としない交差サブアパーチャを使用する。いずれかの素子と比較して感度において著しい利得があり、干渉信号を減らす角度範囲において相当な縮減がある。構成され得るいずれかの他のサブアパーチャと比較して、ずっとより良い角度分解能が達成される。全開口ビームと比較して、アンテナ感度のいくらかの犠牲が存在し得る。しかし、見返りとして、実施は、より低いデータレートと、より低い、必要とされるビームフォーミング計算とを達成する。すなわち、実施は、アンテナにおいてわずかな処理レーン、ビームフォーミング処理電力、及び入出力しか必要としない。すなわち、夫々のアンテナ素子は、完全なアンテナによって生成される全てのAoAペンシルビームについて1つのレーンを使用する夫々のアンテナ素子とは対照的に、列又は行ごとに1つのAoA扇状ビームに適した1つの時間遅延を適用するために1つのレーンを使用してよい。これは、信号データの輸送のためのハードウェア及び/又は相当なコスト及び/又は電力の量において大きな節約を示しうる。例えば、上記の20×20のアレイアンテナの例を参照して、より高い感度で全角度分解能の400個のビームを形成するには、アンテナ開口で10〜20倍以上のデジタルハードウェアを必要としうる。更に、そのようなアンテナシステムにおいて全てのデジタルデータをビームフォーミングコンピュータへ運ぶことは、10〜20倍以上のデータ輸送及びI/O動作を必要としうる。全データがビームフォーミングコンピュータへ送られるべきであった場合に、400個の全開口ビームを形成することは20倍以上の計算を必要としうる。

0049

ステップ720で、この時点で相関されている出力電力の推定は、アンテナで受け取られた検出されたRF信号をフィルタ処理及び/又は順位付けするために、閾電力と比較されてよい。交差するビームは夫々既知の方位角及び仰角(及び、適用可能である場合には、周波数)にあり、それにより、電力レベル(及び、知られている場合には、周波数)を順位付けした順位付けリストは、次いで、ステップ725で、焦点モードで更なるビームフォーミングをキューイングするために使用されてよい。更なるビームフォーミングは、サーベイモードでまさに動作した同じアレイアンテナを利用してよいが、この場合には、焦点モードで従来の位相アレイビームフォーミング技術を使用する。焦点モードにおいて、より高い(おそらくは、更に十分な)感度が、サーベイモードで特定された方位角、仰角、及び任意に、周波数において更なるビームを方向付けることによって(キューイングされた方向においてコヒーレントに増すよう追加の行及び列を適切に時間シフトし加えることによって)、達成され得る。

0050

図8を参照して、RF信号検出モード800は、改善されたRF信号検出を提供する。扇状ビームの交差する組は、上述されたようにステップ805で形成される。しかし、ステップ810で、扇状ビームデータは、所定の閾値を上回る入射電力を含まないデータ時系列を除くことによって、選別され得る。この除外ステップの後に残っている扇状ビームデータは、C個のチャネルにチャネル化されてよい。チャネル化は、チャネルにわたって電力を相関することより前に、ノイズ削減及び不要な信号の除外を提供する。ステップ810の出力は、その場合に、ふた組の加算されたデータ時系列、すなわち、方位角におけるM’×C個の系列及び仰角におけるN’×C個の系列である。ステップ815で、追加のトリアージ動作が行われ、閾電力を下回るチャネルは取り除かれて、ノイズ及び干渉がより少ない状態で残りの扇状ビームデータを残す。

0051

ステップ820で、第1の組の扇状ビームからの夫々の残りの扇状ビーム及びチャネルについてのデータ列は、同じチャネルにおいて、電力により、交差する組の扇状ビームの中の残りの扇状ビームのそれと相互相関される。この相互相関ステップ820の結果は、FOVにおいて方位角、仰角及び周波数チャネルで検出されたRF信号電力のM’×N’×C×F個の推定である。なお、Fは、トリアージを通過した扇状ビームの割合である。ステップ825で、この時点で相関されている出力電力の推定は、アンテナで受け取られた検出されたRF信号をフィルタ処理及び/又は順位付けするために、選択された閾電力と比較されてよい。順位付けされた信号の方位角、仰角及び周波数チャネルは、次いで、ステップ830で、上述されたように、焦点モードで更なるビームフォーミングをキューイングするよう使用されてよい。

0052

図9を参照して、RF信号検出方法900は、更なるデータ処理を犠牲にして、より一層卓越したRF信号検出を提供する。扇状ビームの交差する組は、上述されたように、ステップ905で形成される。しかし、ステップ910で、扇状ビームデータは、同様に、所定の閾値を上回る入射電力を含まないデータ時系列を除くことによって、選別され得る。高速フーリエ変換(fast Fourier Transform)(FFT)が、電力フィルタリング動作の後に残っている扇状ビームデータに適用されてよい。これは、電力スペクトル密度動作よりもむしろ周波数空間において各扇状ビーム対の相互相関を可能にする。ステップ910の出力は、その場合に、残りの扇状ビームについての周波数係数の組であってよい。

0053

ステップ915で、追加のフィルタリング処理が行われてよく、閾レベルを下回る周波数係数を有する周波数が除外され、同様にして無関係のノイズ及び干渉を削除する。ステップ920で、交差する扇状ビーム対についての複素係数を乗じることによって、周波数空間において大きさが計算される。これは、フーリエ変換周波数帯域内にある夫々の残りの交差する扇状ビーム対(すなわち、ペンシルビーム)方向での総電力のマップをもたらす。相関は、FFT帯域に対する加算制限を変えることによって、任意のサイズのチャネルにわたって行われ得る。

0054

ステップ925で、相関された出力電力の推定は、方位角、仰角及び周波数チャネルにおいて検出された信号を同様にフィルタ処理及び/又は順位付けするために、選択された閾電力と比較されてよい。それらのデータは、ステップ930で、上述されたように、焦点モードで更なるビームフォーミングをキューイングするよう同様に使用されてよい。

0055

更なる実施

0056

当業者であれば、記載されている実施の多数の変形例が可能であると容易に認識するだろう。例えば、上述されたように、交差する扇状ビームは、非直交アレイアンテナによって形成されてよい。非直交アレイアンテナについて、記載されている信号処理方法は、実質的に同様であるが、各々の非直交アレイの重なり合うサイドローブにおける信号により、それほど実効的でない。

0057

更なる他の実施では、より少ない数の扇状ビームが、FOVを許容可能に満たすよう形成されてよい。夫々の行及び夫々の列が関連する扇状ビームを形成することは必須でない。そのような実施では、行又は列のグループを含むサブアレイ(アナログ)が、相互相関の前に夫々の扇状ビームを生成するために使用されてよい。一部の数の行及び/又は列が、より広い角度範囲を有してより多くのビームを形成してよい。更なる他の実施では、行又は列は、上記の実施と対照的に、異なるピーク角度で1つよりも多い扇状ビームを形成してよい。このとき、扇状ビームの各組は、共通のピーク角度を有し得る(例えば、アレイアンテナのボアサイトと平行、など)。そのような代替のアンテナ実施を設計するための重要なデジタルビームフォーミングパラメータは、扇状ビームの交差する組が形成され相互相関され得るように、アレイ又はサブアレイのアンテナ素子の間で相対的な位相合わせを引き起こす同期化及び時間遅延の思慮深い選択を含むが、それに限られない。更なる因子は、上述されたように、設計されるRFアンテナシステムで用いられるべきチャネルの数、ビームの数、信号帯域幅データ帯域幅を含んでよい。

0058

“有する(comprise)”、“含む(include)”、及び/又は夫々の複数形は、制限がなく、挙げられているパーツを含み、そして、挙げられていない更なるパーツを含むことができる。“及び/又は(and/or)”は、制限がなく、挙げられているパーツのうちの1つ以上及び挙げられているパーツの組み合わせを含む。

0059

当業者であれば、本発明が、その精神又は必須の特徴から逸脱することなしに、他の具体的な形態において具現され得ると認識するだろう。上記の実施形態は、従って、本願で記載されている発明の限定よりむしろ、あらゆる点で実例と見なされるべきである。本発明の適用範囲は、このようにして、上記の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の均等の意味及び範囲の中にある全ての変更は、従って、その中に包含されるよう意図される。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ