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技術 両側で開口している包装スリーブから片側で開口している包装体本体を形成するための方法および装置

出願人 エスアイジーテクノロジーアーゲー
発明者 ヨハネスマルクスユルゲンリヒター
出願日 2017年3月7日 (3年9ヶ月経過) 出願番号 2019-502143
公開日 2019年4月18日 (1年8ヶ月経過) 公開番号 2019-510705
状態 未査定
技術分野 紙容器等紙製品の製造 包装位置への供給IV(容器の供給)
主要キーワード 側方境界 摺動ユニット 溝要素 閉鎖ユニット 吸盤内 円弧区間 側方ガイド 展開ユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年4月18日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

充填済み包装体(59)を製造するために両側で開口している包装スリーブ(63)から片側で開口している包装体本体(88)を形成するための方法が説明および図示される。本方法においては、包装スリーブ(63)は包装スリーブ(63)の長手方向に延びる少なくとも2本の折り山(65)を中心として扁平に折り畳まれて更なる加工の準備が完了した状態でスタック(81)に保持されている。扁平に折り畳まれた包装スリーブ(63)はスタック(81)から形成ステーション(84)に次々移送され、包装スリーブ(63)は形成ステーション(84)において展開される。形成ステーション(84)において、包装スリーブ(63)は包装スリーブ(63)に対して横方向に先細になる、更には包装スリーブ(63)の両側の2本の折り山(65)に接触する、チャネル(95)に引き込まれる、および/または包装スリーブ(63)は形成ステーション(84)において型(99)の少なくとも2つの型半体(100、101)の間に位置付けられ、型(99)を閉じることによって展開される。展開された包装スリーブ(63)は、包装スリーブ(63)の長手方向端部(87)を閉鎖、特に封着、するために、形成ステーション(84)からマンドレル(86)に被せられる。

概要

背景

両側で開口している包装スリーブから片側で開口している包装体本体を形成する方法および装置は、しばらく前から既に公知である。これら方法は、特に、充填済みの包装体を製造するために使用されている。包装体に製品充填するための方法および装置もさまざまな構成で公知である。

この文脈において、包装体本体とは、厚紙層と、特に熱可塑性の、プラスチック、例えばポリエチレン(PE)、製の外層とを備えた積層体の形態の包装材料から少なくとも部分的に形成された複合厚紙包装体などの容器を意味すると理解されたい。厚紙は、例えば、包装体の容易な取り扱いおよび積み重ねを可能にするために十分な安定性を包装体に付与する。プラスチック層は厚紙を湿気から保護し、更には包装体からの望ましくない物質の吸収から食品を保護する。加えて、包装材料を通しての酸素および他の気体拡散を防止する、アルミニウム層などの、更なる層を設けることもできる。

対応する包装体本体は、一般に食品、特に飲料、の形態の製品で充填される。この製品は、主に流動性製品である。食品は、包装体への充填後、長い保存寿命を有する必要があるので、包装体本体への食品の充填は、充填機の特に滅菌または無菌環境において行われる。この目的のために、充填機は、例えば、滅菌室または無菌チャンバを有し、そこで包装体本体の滅菌とその後の充填および封着とができる限り無菌の状態で行われる。充填後の包装体本体は、一般に、充填機内で封着される。適切な包装材料が使用されている場合、包装体本体は開放端の封着によって密閉される。

包装体本体は、充填機上で包装スリーブから形成されることが好ましい。包装スリーブは、包装材ブランクから、特に包装材ブランクの長手方向端縁を互いに上下に重ねて封着することによって、製造されている。そのため、包装材料、特に厚紙、への湿気の浸透を防止するために、内側の長手方向端縁を外側に折り畳むことができる。したがって、包装材料から形成された包装スリーブは、両側の長手方向端部を開口させて製造されている。包装スリーブは、包装スリーブに沿って延びる4本の折り目線に沿って折り癖が付けられており、これら折り目線によって折り山が形成される。これら折り山は、一般に正方形または矩形の断面を形成する包装体のその後の端縁を形成する。ただし、包装スリーブは、最初に、両側の2本の折り山を中心として扁平に折り畳まれている。そのため、折り癖が付けられた2本の折り目線は折り返される。この場合、包装スリーブは、基本的に、互いに平行に延びて互いに上下に重なる2つの部分を形成している。扁平に折り畳まれた包装スリーブは、スタックとして充填機のマガジン移送される。スタックの前端にある包装スリーブの前面部分は吸盤によって把持され、スタックから引き離される。これにより、包装スリーブは展開されて、一般にほぼ正方形または矩形の横断面が形成される。包装材料は(特に折り癖が付けられた)折り目線に沿って僅かに屈折または折り曲げ可能であるので、展開は、折り癖が付けられた折り目線に沿って行われる。これら折り目線のうちの2本は、折り畳まれた包装スリーブの折り山を形成している。対応する展開された包装スリーブは、次に、「マンドレルホイール」のマンドレルに被せられる。マンドレルの横断面は、包装スリーブの横断面に一致する。これにより、包装スリーブはマンドレルの上方外側に突出するので、包装スリーブの突出部を折り曲げて包装スリーブの前面に当て、そこで押圧および封着を行える。包装スリーブの対応する長手方向端部はこのように封着され、通常、その後の充填済み包装体の底面を形成する。ただし、例えば、前記包装体が開口している底面から充填される場合は、包装スリーブの封着された端部は、代わりに、その後の包装体のヘッドを形成することもできる。

片側で開口している包装体本体は、充填機の滅菌ゾーンに挿入される。これは、主に、包装体本体を受け入れ搬送ユニットセルに包装体本体を次々と移送することによって行われる。この場合、搬送ユニットは、包装体本体が充填機の滅菌ゾーンを規定の速度で、且つ規定の相互間距離で、搬送されることを保証する。滅菌ゾーンにおいて、包装体本体は高温無菌空気予熱され、その後、一般に過酸化水素で、滅菌され、無菌空気で乾燥される。滅菌された包装体本体は、充填および封着ゾーンに移送され、そこで充填される。充填された包装体本体の開口部は、その後に封着され、封着された包装体は搬送ユニットによって充填および封着ゾーンから搬送され、その後、搬送ユニットの対応するセルから取り出される。

一部の充填機において、包装体本体は、搬送ユニットによって充填機内を直線状に搬送される。対応する充填機は、縦機(独:Langlauufer,英:longitudinal machine)とも呼ばれている。他の充填ユニット、所謂回転機(独:Rundlauufern,英:rotary machine)、において、包装体本体は、1つ以上の円弧区間を含み得るある程度円形の移動を描く。本発明は、原則として、両種の充填機に関する。

上記種類の方法および装置は、少なくともほぼ矩形または正方形の横断面を有する包装体の製作に適していることが実証されている。ただし、これらの横断面とは著しく異なる横断面を有する包装体の製作は、限られた程度でのみ可能であるか、または全く不可能である。包装スリーブは、スペースの理由により扁平に折り畳まれている必要があり、その後にマンドレルホイールによって簡単且つ確実に造形される必要がある。加えて、包装体の形状は、包装スリーブをマンドレルホイールに容易に到達させ、更には包装体本体をマンドレルホイールから再び確実に取り外せる必要がある。

概要

充填済みの包装体(59)を製造するために両側で開口している包装スリーブ(63)から片側で開口している包装体本体(88)を形成するための方法が説明および示される。本方法においては、包装スリーブ(63)は包装スリーブ(63)の長手方向に延びる少なくとも2本の折り山(65)を中心として扁平に折り畳まれて更なる加工の準備が完了した状態でスタック(81)に保持されている。扁平に折り畳まれた包装スリーブ(63)はスタック(81)から形成ステーション(84)に次々と移送され、包装スリーブ(63)は形成ステーション(84)において展開される。形成ステーション(84)において、包装スリーブ(63)は包装スリーブ(63)に対して横方向に先細になる、更には包装スリーブ(63)の両側の2本の折り山(65)に接触する、チャネル(95)に引き込まれる、および/または包装スリーブ(63)は形成ステーション(84)において型(99)の少なくとも2つの型半体(100、101)の間に位置付けられ、型(99)を閉じることによって展開される。展開された包装スリーブ(63)は、包装スリーブ(63)の長手方向端部(87)を閉鎖、特に封着、するために、形成ステーション(84)からマンドレル(86)に被せられる。

目的

加えて、両チャネル要素117は、チャネル95の内側に向いた摺動面118を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

充填済み包装体(59)を製造するために両側で開口している包装スリーブ(63)から片側で開口している包装体本体(88)を形成するための方法であって、−前記包装スリーブ(63)は、前記包装スリーブ(63)の長手方向に延びる少なくとも2本の折り山(65)を中心として扁平に折り畳まれて更なる加工の準備が完了した状態でスタック(81)に保持されており、−前記扁平に折り畳まれた包装スリーブ(63)は、前記スタック(81)から形成ステーション(84)に次々移送され、−前記包装スリーブ(63)は前記形成ステーション(84)において展開され、−前記包装スリーブ(63)は前記形成ステーション(84)において、前記包装スリーブ(63)の両側の2本の折り山(65)に接触する、更には前記包装スリーブ(63)に対して横方向に先細になる、チャネル(95)に引き込まれる、および/または前記包装スリーブ(63)は前記形成ステーション(84)において、型(99)の少なくとも2つの型半体(100、101)の間に位置付けられ、前記型(99)を閉じることによって展開され、−前記展開された包装スリーブ(63)は、前記包装スリーブ(63)の長手方向端部(87)を閉鎖、特に封着、するために、前記形成ステーション(84)からマンドレル(86)に被せられる、方法。

請求項2

−前記包装スリーブ(63)は、正確に2本の折り山(65)を中心として扁平に折り畳まれている、および/または、−前記包装材料(51)を折り畳むための前記折り山(65)の間には、前記包装スリーブ(63)の全長に沿って直線状に延びる折り目線(52)が何も設けられていない、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記形成ステーション(84)において前記包装スリーブ(63)の自由断面を拡大するために、前記包装スリーブ(63)の前記少なくとも2本の折り山(65)が互いに向かって移動されるように、前記少なくとも2本の折り山(65)は前記包装スリーブ(63)の両側から押圧される、請求項1または2に記載の方法。

請求項4

前記包装スリーブ(63)は、前記包装スリーブ(63)が前記型(99)の内側に少なくともほぼ周方向に接触することによって展開される、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。

請求項5

−前記スタック(81)の最前部を形成する前記折り畳まれた包装スリーブ(63)の前面は、好ましくは吸盤(94)によって、把持され、前記スタック(81)から好ましくは前方へ、特に直線状に、引き出される、および/または、−前記包装スリーブ(63)は、前記包装スリーブ(63)の部分的展開のために、折り癖付けユニット(82)に引き込まれる、および/または前記チャネル(95)に直線状に引き込まれる、請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。

請求項6

前記包装スリーブ(63)が前記チャネル(95)に引き込まれるとき、前記包装スリーブ(63)の前記折り山(65)が互いに向かって移動されるように、前記チャネル(95)の側方境界(96)は前記包装スリーブ(63)の前記少なくとも2本の折り山(65)を押圧する、請求項5に記載の方法。

請求項7

−前記包装スリーブ(63)は、好ましくは前記少なくとも2本の折り山(65)が、前記チャネル(95)の終端部において、前記チャネル(95)の両側の対応する溝(97)に係合し、−好ましくは、前記包装スリーブ(63)は前記溝(97)の長手方向に、特に前記溝(97)内を、および/または前記溝(97)によって、特に展開ユニット(83)内に搬送される、請求項5または6に記載の方法。

請求項8

−前記包装スリーブ(63)は前記折り癖付けユニット(82)を通って一方向に、好ましくは直線状に、移動され、−好ましくは、前記包装スリーブ(63)は前記折り癖付けユニット(82)内の前記移動方向に少なくともほぼ垂直に前記展開ユニット(83)に、特に前記展開ユニット(83)内に、移動される、請求項1〜7の何れか一項に記載の方法。

請求項9

−前記包装スリーブ(63)は、前記折り山(65)が、マンドレル(86)のスリーブの少なくとも1つの端縁、および/または前記マンドレル(86)のヘッドの少なくとも1つのコーナー、から距離を置いて、前記マンドレル(86)に被せられ、−好ましくは、前記少なくとも1つの折り山(65)から前記マンドレル(86)の隣接端縁および/またはコーナーまでの距離は、前記隣接端縁および/またはコーナー間の距離の少なくとも10分の1、好ましくは少なくとも5分の1、特に少なくとも3分の1である、および/または前記折り山(65)は前記マンドレル(86)の前記スリーブの平らな、および/または外方になりの、側面に配置される、請求項1〜8の何れか一項に記載の方法。

請求項10

−前記包装スリーブは給送ユニット(98)と共に、前記溝(97)の長手方向に、特に前記溝(97)内を、および/または前記溝(97)によって、前記展開ユニット(83)まで摺動され、−好ましくは、前記包装スリーブ(63)の前記摺動中、前記給送ユニット(98)は、少なくとも1つのフィンガ(124)によって前記包装スリーブ(63)の一長手方向端部(87)に積極的に係合可能である、請求項7〜9の何れか一項に記載の方法。

請求項11

−前記スタック(81)の前記包装スリーブ(63)は、好ましくは吸盤(94)を有する、把持アーム(93)によって次々と把持され、前記チャネル(95)に引き込まれ、好ましくは前記溝(97)まで引き込まれる、および/または、−前記閉じられた型半体(100、101)の間で展開されてそこに保持されている前記包装スリーブ(63)は移送ユニット(144)によって何れの場合もマンドレル(86)に被せられる、請求項1〜10の何れか一項に記載の方法。

請求項12

−前記包装スリーブ(63)は、前記チャネル(95)から前記型半体(100、101)への移送中、2本の溝要素(129)によって少なくとも部分的に収容され、−前記溝要素(129)は、前記型半体(100、101)の閉鎖中、少なくとも1つのばね手段(131)の復元力に抗して互いに向かって移動され、−好ましくは、マンドレル(86)への前記包装スリーブ(63)の移送後、前記型半体(100、101)は、更なる包装スリーブ(63)を受け入れるために、前記少なくとも1つのばね手段(131)の前記復元力によって分けられる、請求項1〜11の何れか一項に記載の方法。

請求項13

充填済みの包装体(59)を製造するために、特に、好ましくは請求項1〜14の何れか一項により充填済みの包装体(59)を製造するために、両側で開口している包装スリーブ(63)から片側で開口している包装体本体(88)を形成するための装置であって、前記装置は包装スリーブ(63)から形成されたスタック(81)を備えたマガジン(22)を有し、前記スタック(81)の前記包装スリーブ(63)は、前記包装スリーブ(63)の長手方向に延びる少なくとも2本の折り山(65)を中心として扁平に折り畳まれている、装置において、前記スタック(81)の前記包装スリーブ(63)を前記包装スリーブ(63)を展開するための形成ステーション(84)に次々と移送するための移送ユニットが設けられ、前記形成ステーション(84)において展開された前記包装スリーブ(63)をマンドレル(86)に被せるための摺動ユニットが設けられ、前記形成ステーション(84)は、チャネル(95)を通過する前記包装スリーブ(63)を少なくとも部分的に展開するための前記チャネル(95)、および/または前記包装スリーブ(63)の圧縮および展開を同時に行うための少なくとも2本の型半体(100、101)、を有する、ことを特徴とする装置。

請求項14

前記少なくとも2つの型半体(100、101)は、前記型(99)を閉じることによって前記包装スリーブ(63)が展開される、特に前記型(99)の内側に少なくともほぼ周方向に接触する、ように設計されることを特徴とする、請求項13に記載の装置。

請求項15

折り癖付けユニット(82)が前記チャネル(95)を有し、および/または前記チャネル(95)は、前記包装スリーブ(63)を前記チャネル(95)内で直線状に移動させるように設計され、好ましくは、前記チャネル(95)の側方境界(96)が前記包装スリーブ(63)の前記少なくとも2本の折り山(65)を押圧して前記包装スリーブ(63)の前記折り山(65)を互いに向かって移動させるように、前記チャネル(95)の幅は、前記包装スリーブ(63)の搬送方向に先細になり、前記扁平に折り畳まれていた、特に前記マガジン(22)に収容されていた、包装スリーブ(63)の幅より狭い幅になることを特徴とする、請求項13または14に記載の装置。

請求項16

前記チャネル(95)の側方境界(96)は、少なくとも前記包装スリーブ(63)が前記チャネル(95)を通過しているとき、静止状態で配置されている、および/または前記包装スリーブ(63)の前記折り山(65)を受け入れるために前記チャネル(95)の終端部の両側に位置する溝(97)が設けられる、ことを特徴とする、請求項13〜15の何れか一項に記載の装置。

請求項17

前記包装スリーブ(63)を前記溝(97)の長手方向に、特に前記溝(97)内で、および/または前記溝(97)によって、前記展開ユニット(83)に給送するための給送ユニット(98)が設けられ、好ましくは、前記給送ユニット(98)は少なくとも1つのフィンガを有し、前記フィンガは前記包装スリーブ(63)の長手方向端部(87)に係合して前記包装スリーブ(63)を前記展開ユニット(83)まで積極的に摺動させることを特徴とする、請求項16に記載の装置。

請求項18

前記スタック(81)の包装スリーブ(63)を把持し、前記包装スリーブ(63)を前記チャネル(95)に、好ましくは前記溝(97)まで、引き込む、好ましくは吸盤(94)付きの、把持アーム(93)が設けられる、および/または前記閉じられた型半体(100、101)の間で展開されてそこに保持されている前記包装スリーブ(63)をマンドレル(86)に被せるための移送ユニット(144)が設けられる、ことを特徴とする、請求項13〜17の何れか一項に記載の装置。

請求項19

前記チャネル(95)から前記型半体(100、101)への前記包装スリーブ(63)の移送中に前記包装スリーブ(63)の前記折り山を収容するための2本の溝要素(129)が設けられ、前記溝要素(129)は、前記型半体(100、101)の少なくとも前記閉位置において、前記型半体(100、101)に係合し、前記溝要素(129)はばねが装着されており、前記型半体(100、101)の閉鎖中、少なくとも1つのばね手段(131)の復元力に抗して前記溝要素(129)が互いに向かって移動されるように前記溝要素(129)が配置されることを特徴とする、請求項13〜18の何れか一項に記載の装置。

請求項20

マンドレルへの前記包装スリーブ(63)の前記移送後、前記溝要素(129)の前記少なくとも1つのばね手段(131)の前記復元力が前記型半体(100、101)を開くことを特徴とする、請求項13〜19の何れか一項に記載の装置。

技術分野

0001

本発明は、充填済み包装体を製造するために両側で開口している包装スリーブから片側で開口している包装体本体を形成するための方法であって、包装スリーブは包装スリーブの長手方向に延びる少なくとも2本の折り山を中心として扁平に折り畳まれて更なる加工の準備が完了した状態で包装体スタックに保持されている、方法に関する。更に、本発明は、充填済みの包装体を製造するために両側で開口している包装スリーブから片側で開口している包装体本体を形成するための装置であって、包装スリーブから形成された包装体スタックを備えたマガジンを有し、包装体スタックの包装スリーブは包装スリーブの長手方向に延びる少なくとも2本の折り山を中心として扁平に折り畳まれている、装置に関する。

背景技術

0002

両側で開口している包装スリーブから片側で開口している包装体本体を形成する方法および装置は、しばらく前から既に公知である。これら方法は、特に、充填済みの包装体を製造するために使用されている。包装体に製品充填するための方法および装置もさまざまな構成で公知である。

0003

この文脈において、包装体本体とは、厚紙層と、特に熱可塑性の、プラスチック、例えばポリエチレン(PE)、製の外層とを備えた積層体の形態の包装材料から少なくとも部分的に形成された複合厚紙包装体などの容器を意味すると理解されたい。厚紙は、例えば、包装体の容易な取り扱いおよび積み重ねを可能にするために十分な安定性を包装体に付与する。プラスチック層は厚紙を湿気から保護し、更には包装体からの望ましくない物質の吸収から食品を保護する。加えて、包装材料を通しての酸素および他の気体拡散を防止する、アルミニウム層などの、更なる層を設けることもできる。

0004

対応する包装体本体は、一般に食品、特に飲料、の形態の製品で充填される。この製品は、主に流動性製品である。食品は、包装体への充填後、長い保存寿命を有する必要があるので、包装体本体への食品の充填は、充填機の特に滅菌または無菌環境において行われる。この目的のために、充填機は、例えば、滅菌室または無菌チャンバを有し、そこで包装体本体の滅菌とその後の充填および封着とができる限り無菌の状態で行われる。充填後の包装体本体は、一般に、充填機内で封着される。適切な包装材料が使用されている場合、包装体本体は開放端の封着によって密閉される。

0005

包装体本体は、充填機上で包装スリーブから形成されることが好ましい。包装スリーブは、包装材ブランクから、特に包装材ブランクの長手方向端縁を互いに上下に重ねて封着することによって、製造されている。そのため、包装材料、特に厚紙、への湿気の浸透を防止するために、内側の長手方向端縁を外側に折り畳むことができる。したがって、包装材料から形成された包装スリーブは、両側の長手方向端部を開口させて製造されている。包装スリーブは、包装スリーブに沿って延びる4本の折り目線に沿って折り癖が付けられており、これら折り目線によって折り山が形成される。これら折り山は、一般に正方形または矩形の断面を形成する包装体のその後の端縁を形成する。ただし、包装スリーブは、最初に、両側の2本の折り山を中心として扁平に折り畳まれている。そのため、折り癖が付けられた2本の折り目線は折り返される。この場合、包装スリーブは、基本的に、互いに平行に延びて互いに上下に重なる2つの部分を形成している。扁平に折り畳まれた包装スリーブは、スタックとして充填機のマガジンに移送される。スタックの前端にある包装スリーブの前面部分は吸盤によって把持され、スタックから引き離される。これにより、包装スリーブは展開されて、一般にほぼ正方形または矩形の横断面が形成される。包装材料は(特に折り癖が付けられた)折り目線に沿って僅かに屈折または折り曲げ可能であるので、展開は、折り癖が付けられた折り目線に沿って行われる。これら折り目線のうちの2本は、折り畳まれた包装スリーブの折り山を形成している。対応する展開された包装スリーブは、次に、「マンドレルホイール」のマンドレルに被せられる。マンドレルの横断面は、包装スリーブの横断面に一致する。これにより、包装スリーブはマンドレルの上方外側に突出するので、包装スリーブの突出部を折り曲げて包装スリーブの前面に当て、そこで押圧および封着を行える。包装スリーブの対応する長手方向端部はこのように封着され、通常、その後の充填済み包装体の底面を形成する。ただし、例えば、前記包装体が開口している底面から充填される場合は、包装スリーブの封着された端部は、代わりに、その後の包装体のヘッドを形成することもできる。

0006

片側で開口している包装体本体は、充填機の滅菌ゾーンに挿入される。これは、主に、包装体本体を受け入れ搬送ユニットセルに包装体本体を次々と移送することによって行われる。この場合、搬送ユニットは、包装体本体が充填機の滅菌ゾーンを規定の速度で、且つ規定の相互間距離で、搬送されることを保証する。滅菌ゾーンにおいて、包装体本体は高温無菌空気予熱され、その後、一般に過酸化水素で、滅菌され、無菌空気で乾燥される。滅菌された包装体本体は、充填および封着ゾーンに移送され、そこで充填される。充填された包装体本体の開口部は、その後に封着され、封着された包装体は搬送ユニットによって充填および封着ゾーンから搬送され、その後、搬送ユニットの対応するセルから取り出される。

0007

一部の充填機において、包装体本体は、搬送ユニットによって充填機内を直線状に搬送される。対応する充填機は、縦機(独:Langlauufer,英:longitudinal machine)とも呼ばれている。他の充填ユニット、所謂回転機(独:Rundlauufern,英:rotary machine)、において、包装体本体は、1つ以上の円弧区間を含み得るある程度円形の移動を描く。本発明は、原則として、両種の充填機に関する。

0008

上記種類の方法および装置は、少なくともほぼ矩形または正方形の横断面を有する包装体の製作に適していることが実証されている。ただし、これらの横断面とは著しく異なる横断面を有する包装体の製作は、限られた程度でのみ可能であるか、または全く不可能である。包装スリーブは、スペースの理由により扁平に折り畳まれている必要があり、その後にマンドレルホイールによって簡単且つ確実に造形される必要がある。加えて、包装体の形状は、包装スリーブをマンドレルホイールに容易に到達させ、更には包装体本体をマンドレルホイールから再び確実に取り外せる必要がある。

課題を解決するための手段

0009

したがって、本発明の目的は、横断面が正方形でも矩形でもない包装体を簡単且つ確実に形成できるように、上記種類の方法および装置を構成し、更に発展させることである。

0010

この目的は、請求項1によると、充填済みの包装体を製造するために両側で開口している包装スリーブから片側で開口している包装体本体を形成するための方法であって、
− 包装スリーブは、包装スリーブの長手方向に延びる少なくとも2本の折り山を中心として扁平に折り畳まれて更なる加工の準備が完了した状態で包装体スタックに保持されており、
− 扁平に折り畳まれた包装スリーブは、包装体スタックから形成ステーションに次々と移送され、
− 包装スリーブは、形成ステーションにおいて展開され、
− 包装スリーブは、形成ステーションにおいて、包装スリーブの両側の2本の折り山に接触する、更には包装スリーブに対して横方向に先細になる、チャネルに引き込まれる、および/または包装スリーブは、形成ステーションにおいて、型の少なくとも2つの型半体の間に位置付けられ、型を閉じることによって展開され、
− 展開された包装スリーブは、包装スリーブの長手方向端部を閉鎖、特に封着、するために、形成ステーションからマンドレルに被せられる、
方法によって達成される。

0011

上記の目的は、請求項13の前提部分による装置においても、包装体スタックの包装スリーブを包装スリーブを展開するための形成ステーションに次々と移送するための移送ユニットが設けられ、形成ステーション内で展開された包装スリーブをマンドレルに被せるための摺動ユニットが設けられ、更には形成ステーションは、チャネルを通過する包装スリーブを少なくとも部分的に展開するための該チャネル、および/または包装スリーブの圧縮と展開とを同時に行うための少なくとも2本の型半体、を有することで解決される。

0012

したがって、包装スリーブを包装体スタックから取り出すときに包装スリーブを展開せず、包装スリーブをマンドレルホイールのマンドレルに直接移送せず、代わりに包装スリーブを展開するための別個の形成ステーションを使用すると好都合であり得ることが認識されている。スタックからの取り出し時に包装スリーブを容易に展開できるようにするには、折り癖が付けられた4本の折り目線が必要とされる。包装体スタックの前端に位置する包装スリーブの前面が、例えば吸盤を備えた把持アームによって、把持されてスタックから引き出されると、包装スリーブは展開され、折り山は展開された包装スリーブの端縁を形成する。これは、実証済みの方法であるが、これら折り山は包装スリーブの断面形状の決定に少なからず関係する。

0013

これに対して、形成ステーションの使用は、必要であれば、スタックに収容されるように包装スリーブを扁平に折り畳むという目的にかなう2本の折り山のみを有する包装スリーブの使用を可能にする。加えて、この2本の折り山は、その後の包装体の形状、特に横断面、を必ずしも決定しない。形成ステーションにおいて包装スリーブを所望の形状にできるので、折り山を包装体のコーナーまたは包装体のスリーブの端縁に配置する必要がない。包装体のスリーブの端縁を折り山の位置とは無関係に設けられるようにするために、または鋭い端縁を部分的に、必要であれば完全に、回避するために、例えば包装体のスリーブの平ら区間に、これら折り山を配置できる。したがって、形成ステーションにおいては、包装体のスリーブの端縁領域を極めて大きな半径で形成可能であり、代わりに、または加えて、包装体のスリーブのなりの側壁の形成も可能である。

0014

包装スリーブが少なくとも2本の折り山に沿って扁平な包装スリーブに簡単且つ確実に折り畳まれるように、初期状態においては「折り目線」が折り山に沿って設けられている。この点に関して、包装スリーブは、例えば包装スリーブを閉鎖するために包装スリーブの長手方向端部を折り畳むための更なる折り目線またはクリース線を有することが好ましい。この点に関して、包装体のヘッドおよび底面は、これら更なる折り目線に沿って形成され、特に封着される、ことが好ましい。この場合、これら折り目線またはクリース線は、特に「筋付け」によって、包装材料に型押しされていることが好ましい。このため、このようにして製造された折り目線はクリース線とも称され得る。これら折り目線またはクリース線は、包装材料を押圧する工具、例えば刻印または押圧工具、によって形成された直線的な材料変位である。換言すると、折り目線またはクリース線は、包装材料の直線状の脆弱部を形成する。包装材料の曲げ性は、このようにして製造された折り目線に沿って向上される。

0015

正確に2本の折り山が好適であるものの、包装スリーブの折り山の数とは無関係に、包装スリーブの全長に沿って長手方向に直線状に、すなわちこれら折り山に少なくともほぼ平行に、延びる対応する折り目線をこれら折り山の間から完全になくすこともできる。これにより、包装体の形状の選択により大きな融通性がもたらされる。包装体スタックから取り出された包装スリーブは形成ステーションによって展開されるので、直線状に延びる更なる折り目線および折り山は不要である。これら折り山に加え、折り癖が付けられた更なる折り目線が包装スリーブに設けられていないことが好ましい。何れも場合も包装スリーブの全長に沿って直線状に延びる折り目線が設けられていないことが好ましい。スタックから取り出した後の包装スリーブがより容易に展開されるように、折り目線の対応する折り癖付け、すなわち、特に、折り目線を実際に折り曲げる前の折り目線を中心とした包装材料の折り曲げとその後の折り返し、は包装スリーブを積み重ねる前に公知の方法で行われている。本ケースでは、形成ステーションおよびそこでの包装スリーブの展開の故に、これは不要である。したがって、これら折り山に加え、原則として不要な、包装スリーブの長手方向に連続して直線状の折り目線を設ける必要がある場合でも、これら折り目線には折り癖が付けられていないことが好ましい。

0016

ただし、包装スリーブの対応する折り目を生じさせるための更なる折り目線は、通常、不要である。包装材料の折り目および屈折は完成した包装体の折り目線および/または折り山に生じ得るので、折り目線および/または折り山の数を減らすことによって望ましくない屈折または折り目のない包装体のより広い面域が形成され得る。これは、特定の状況において好適である。例えば、包装体をこれら面域において、屈折または折り目によって損なわれずに、一様に弓なりにする、丸みを帯びさせる、および/または湾曲させることができる。

0017

包装スリーブを扁平に折り畳むために使用された、したがって包装スリーブの少なくとも2本の折り山を形成する、少なくとも2本の折り目線またはクリース線は、好ましくは、その後に包装体本体または包装体の端縁を形成しない「疑似折り目線」として公知の線である。したがって、疑似折り目線に沿った折り目は包装スリーブを形成するためにのみ形成され、これから製造される、充填によって包装体を形成可能な、包装体本体には形成されない。これら疑似折り目線は、従来の折り目線と同様に、包装スリーブの折り畳みを容易にする。これら折り目線が「疑似折り目線」と呼ばれる理由は、これら折り目線は包装スリーブを扁平に折り畳むときにのみ使用され、包装スリーブおよび充填される包装体を製造するための展開中に少なくともほぼ平らに折り返されるからである。これら折り目線は、材料脆弱部によって生じさせることができる。これら材料脆弱部には、複合材料液密状態を得るために、穿孔は使用できず、代わりに「クリース」を使用できる。クリースは、刻印または押圧工具によって複合材料に型押しまたはロール型押しされた直線状の材料変位である。2本の疑似折り目線は直線状であり、互いに平行に延びる。包装材料は、この少なくとも2本の疑似折り目線に沿って折り畳まれるので、これら折り目線は折り山を形成する。

0018

ただし、更なる折り目線を設けることもできる。ただし、特に、これら折り目線は、包装スリーブの全長に沿って延びない、またはその一部に沿ってのみ延びる、折り目線である。これら折り目線は、例えば、その後の包装体の保持および把持を容易にする、対応する形状の端縁を形成できる。これにより、包装スリーブを展開するために事前に形成された公知の4本の折り目線にこだわる必要なしに、包装体の形状における融通性の向上も実現される。

0019

包装スリーブは、少なくとも部分的な展開のために、特に、その後の完全な展開の前の折り癖付けのために、包装スリーブがそこを中心として扁平に折り畳まれていた折り山がチャネルに、特にチャネルの中央に向いたチャネルの境界に、接触するようにチャネルに引き込まれる、またはチャネルを通して移動される。チャネルは、例えば、包装スリーブをそこに沿って摺動させるための摺動面の形態の、境界によって包装スリーブに対して横方向の範囲が定められていることが好ましい。この場合、折り山は、例えば摺動面の形態の、境界に沿って摺動可能である。簡略化のために好ましくは直線状にチャネル内を移動される包装スリーブの搬送方向にチャネルは先細になるので、チャネルの中心に向かう圧力が包装スリーブの折り山に、包装スリーブに対して横方向に、加えられる。包装スリーブがチャネルを通過するとき、チャネルがより先細になるに伴い、結果として包装スリーブの対応する横方向の幅が狭まる。そのため、チャネルが先細になるに伴い、包装スリーブは展開される。換言すると、包装スリーブは少なくとも部分的に展開され、折り癖が付けられる。必要であれば、または好ましくは、包装スリーブをその後に、特に完全に、展開可能である。

0020

形成ステーションにおいて包装スリーブを狙いどおりに、および規定されたように、展開するために、チャネル内での包装スリーブの折り癖付け後、形成ステーションにおいて包装スリーブを少なくとも2本の型半体の間に位置付けることができることが、必須ではないが、好ましい。少なくとも2つの型半体によって形成された型を閉じると、または少なくとも2つの型半体を互いに向けて少なくとも移動させると、包装スリーブが展開される。型半体を閉じると、型半体が包装スリーブの折り山を押圧し、ひいては包装スリーブを展開させる。

0021

原則として、チャネルは、包装スリーブがそこで完全に展開されるような距離まで、先細にすることができる。すなわち、チャネルは、少なくともマンドレルに近似した形状、および/またはマンドレルに被せるために適した形状、を有する。ただし、この場合、チャネルと折り山との間の摩擦力が極めて大きくなる。これは、機械的であろうと摩擦による高温に起因するものであろうと、包装スリーブの損傷を引き起こし得る。加えて、包装スリーブは、干渉を引き起こさないために、より高い摩擦力の発生時ほど、よりしっかりと保持される必要がある。これは、常に保証され得るとは限らず、保証するにはより大きな手間がかかり得る。

0022

特に、引用により本特許出願の主題にもなる独国特許出願第10 2016 003 826.8号、第10 2016 003 824.1号、および第10 2016 003 829.2号の下で本出願人によって出願された特許出願による包装スリーブの使用が好適である。そこでは、例えば、これら特許出願明細書に詳細に説明されている包装体も形成される。本ケースにおいては、これら特許出願明細書に記載のブランクおよび包装材料の使用も好適である。

0023

以下においては、より深い理解を確かにするために、および不要な繰り返しを回避するために、方法および装置を詳細に区別せずに、方法および装置を一緒に説明する。ただし、どの特徴が方法および装置にそれぞれ好適であるかは、当業者には文脈から明らかになるであろう。

0024

本方法の特に好適な第1の構成において、包装スリーブは、正確に2本の折り山を中心として扁平に折り畳まれている。これにより、複数の包装スリーブをスタック状省スペースで格納できる。更に、この場合、包装スリーブは、2本の折り山を中心に折り畳まれているだけでよい。これら折り山を形成するための2本の折り目線は、好ましくは、上記種類の「疑似折り目線」であり、その後の包装体本体または包装体の何れの端縁も形成しない。したがって、疑似折り目線に沿った折り畳みは包装スリーブにおいてのみ行われ、これから製造される包装体本体または包装体では行われない。

0025

ただし、本ケースにおいては、更なる折り目線を設けることもできる。特に、これら折り目線は、包装スリーブの全長に沿って延びない、またはその一部に沿ってのみ延びる、折り目線である。これら折り目線は、例えば、その後の包装体の保持および把持を容易にする、対応する形状の端縁を形成し得る。そのため、包装スリーブを展開するために事前に形成された公知の4本の折り目線にこだわる必要なしに、包装体の形状の選択における融通性も向上させる。

0026

代わりに、または加えて、包装スリーブがそこを中心に扁平に折り畳まれていた包装スリーブの少なくとも2本の折り山、特に正確に2本の折り山、は形成ステーションにおいて互いに向かって移動され、これにより、包装スリーブの自由断面が相応に拡大される。このようにして、公知の包装スリーブのように、2本より多い数の折り山、または折り癖が付けられた2本より多い数の折り山、を必要とせずに、包装スリーブの少なくとも部分的な展開を容易に実現できる。公知の包装スリーブにおいては、スタックからの包装スリーブの取り出し後に包装スリーブの展開を容易にする折り癖が付けられた折り目線が4本存在する。この場合、これら折り癖が付けられた4本の折り山は、包装スリーブの折り山を形成する。本形成ステーションは、このような包装スリーブを不要にする。そこで、簡略化のために、形成ステーションにおいて外側から少なくとも2本の折り山を押圧する、または押し付ける、ことが適切である。このようにして、包装スリーブを内側に押して折り山を互いに向かって移動させるに伴い、包装スリーブの自由断面を拡大させることができる。このようにして、少なくとも2本の折り山が互いに接近するように、これら2本の折り山は、例えば、包装スリーブの両側から押圧可能であるが、これら2本の折り山は互いに接触しないことが好ましい。接触すると、一般に、包装スリーブの自由断面の縮小を伴うからである。

0027

そこで、包装スリーブが規定された形状を得るように、包装スリーブは型の内側に周方向に少なくとも実質的に接触することが好ましい。この型は、2つの型半体のように複数の部品で基本的に形成可能である、または各型半体は、必要であれば、いくつかの部品で形成される。ただし、2つの部品が型の大部分、特にほぼ全体、を形成すると適切である。

0028

初期状態において扁平に折り畳まれていた包装スリーブを展開するために、包装スリーブのスタックの最前部にある包装スリーブの前面が把持され、スタックから前方に移動される。この文脈において、前方とは、スタックまたは包装スリーブの搬送方向に向いた側を意味すると理解されたい。これは、スタック内の包装スリーブが一般に直立しているという事実を考慮している。ただし、例えば、扁平に折り畳まれた包装スリーブが互いに上下に重ねられていることも想定されるであろう。この見解によると、スタックの上側がスタックの最前部と見做されることになる。したがって、一番上の包装スリーブの上を向いた前面は、前方に向いた先頭の包装スリーブの前面も形成することになる。したがって、スタックの向きは、基本的な要素ではない。

0029

扁平に折り畳まれた最前部の包装スリーブの前面を簡単且つ確実に把持できるように、可動アームに取り付け可能な吸盤をこの目的のために使用できる。このようにして、例えば、しかしこれだけには限定されないが、包装スリーブの前面をアームによって前方に移動させることができる。記載の方法では、包装スリーブは前方に引き出され、これにより、包装スリーブは少なくとも部分的に展開され得る。これは、包装スリーブの容易かつコンパクトな取り扱いを可能にする。この場合、包装スリーブがスタックから直線状に移動され、例えば湾曲部またはこれに類するものに沿って案内されない場合は、包装スリーブの特に容易且つ精確な取り扱いが可能になる。ただし、包装スリーブの少なくとも部分的な展開または折り癖付けは、必要であれば、その後に別個の方法ステップで行うことも可能である。

0030

簡略化のために、包装スリーブは、チャネルを通って直線状に移動されることが好ましい。この場合、チャネルは、この直線移動に対して横方向に先細になることが好ましい。換言すると、この移動方向は、チャネルの長手方向に向いていることが好ましい。この場合、チャネルの中心に向かう圧力を包装スリーブの折り山に、包装スリーブに対して横方向に、加えることができる。包装スリーブがチャネルを通過することにより、結果として、包装スリーブの対応する横幅が狭まる。これにより、包装スリーブは、その後の、特に完全な、展開のために、少なくとも部分的に展開されて折り癖が付けられる。したがって、チャネルは折り癖付けユニットの一部として形成され、そこから包装スリーブを完全な展開のための展開ユニットに移送できると好ましい場合がある。

0031

チャネル経由での包装スリーブの案内に関して、包装スリーブがチャネルを通過しているときに包装スリーブの折り山が互いに向かって移動するように、包装スリーブのための摺動面を提供し得るチャネルの側方境界が包装スリーブの少なくとも2本の折り山を押圧すると、包装スリーブの容易でありながら確実な、少なくとも部分的な、展開が実現される。チャネルは、包装スリーブのこのように容易でありながら同時に規定された、少なくとも部分的な、展開を可能にする。

0032

補足として、または加えて、チャネル経由の包装スリーブの搬送方向におけるチャネルの終端部に、包装スリーブの特に折り目線が係合する溝をチャネルの両側に設けることができる。これら溝は、包装スリーブの搬送方向に対して少なくともほぼ垂直にチャネル内に延びる。したがって、これら溝の領域において、チャネルはその直前、必要であれば更に直後、より僅かに幅広であることが好ましい。そのため、溝の領域において、包装スリーブは僅かに折り重なるが、これにより、包装スリーブのための規定された移送位置および場所がもたらされる。包装スリーブは、好ましくは狙い通りの方法で、溝の長手方向に溝から取り出され得る。ただし、包装スリーブを溝から出さずに、包装スリーブを溝に沿って更に搬送することも可能であり、このようにして包装スリーブを溝を通して案内できる。代わりに、または加えて、包装スリーブを溝によって更に搬送することも可能である。したがって、溝も、すなわち、例えば、溝を形成するチャネルの領域およびチャネル境界も、溝の長手方向に移動可能であり、この移動によって包装スリーブを運び、更に搬送することができる。必要であれば、チャネルの溝および溝を形成するチャネル領域は、その摺動後に展開ユニットの型の一部を形成する。ただし、代わりに、これら溝は、折り癖付けユニットのチャネルから展開装置の型の中まで延在可能である。型の閉鎖を問題なく行うには、折り癖付け装置と展開装置との間で、特にチャネルと型との間で、溝を中断させる必要がある。原則として、記載の方法で、包装スリーブを形成ステーションの折り癖付けユニットから展開ユニットに規定の方法で容易且つ確実に移送することもできる。

0033

包装スリーブが形成ステーションを簡単且つ好都合に、大きなスペースを必要とせずに、通過できるように、包装スリーブは折り癖付け装置を第1の搬送方向に通過し、更には展開装置まで、特に展開装置の中まで、第2の搬送方向に移動されると好都合である。第1の搬送方向と第2の搬送方向とは、互いに少なくともほぼ垂直である。少なくとも第1の搬送方向または少なくとも第2の搬送方向が直線状に向けられていると、移動の更なる簡素化および指定が実現される。このようにして、湾曲部またはこれに類するものの周囲の複雑且つ不正確な案内を回避できる。特に、展開ユニットがチャネルを有し、包装スリーブがこのチャネルを通って直線状に、ひいては極めて精確に、移動可能である場合は、直線状の第1の搬送方向が特に好適である。

0034

基本的に、包装スリーブがそこを中心に扁平に折り畳まれていた包装スリーブの折り山がマンドレルのスリーブの少なくとも1つの端縁および/またはマンドレルのヘッドの少なくとも1つのコーナーから一定距離を置いてマンドレルに被される場合は、包装体の形成のために高い融通性がもたらされる。したがって、事前に折り曲げられた折り山は、好ましくはマンドレルの長手方向に延びる、マンドレルの何れの端縁にも設けられないようにできることが好ましい。この場合、これら折り山は、代わりに、マンドレルの端縁間に設けられる。したがって、半径がより大きな包装スリーブの端縁を設けることができ、このようにしてマンドレル上で包装スリーブの側面全体が弓なりに形成されるという状況が問題なく実現可能になる。ただし、必要であれば、包装スリーブの1つの折り山がそこに沿って位置付けられるマンドレルの端縁を1つ、またはいくつか、設けることもできる。ただし、これは、マンドレルの全ての端縁に適用されないことが好ましい。

0035

包装スリーブの少なくとも1つの折り山からマンドレルの隣接端縁までの一方向における距離、ならびに少なくとも1つの折り山から反対方向におけるマンドレルの隣接端縁、特にマンドレルのスリーブの隣接端縁、までの距離、はこの折り山の両側に隣接するマンドレルの端縁間の距離の少なくとも10分の1、好ましくは少なくとも5分の1、特に少なくとも3分の1であると、包装体の形成のために好都合である。代わりに、または加えて、包装スリーブの少なくとも1つの折り山から一方向においてマンドレルに横方向に隣接するマンドレルのヘッドのコーナーまでの距離、ならびに少なくとも1つの折り山から反対方向におけるマンドレルのヘッドの隣接コーナーまでの距離は、マンドレルに対して横方向に、何れの場合も折り山の両側に隣接するマンドレルの端縁間の距離の少なくとも10分の1、好ましくは少なくとも5分の1、特に少なくとも3分の1であると、包装体の形成のために好都合であり得る。このように、例えば、包装体のスリーブの幅広の面域にわたって延在する弓形または湾曲を有する包装体を形成するために、折り山はマンドレルの端縁領域またはコーナー領域から十分に離される。ただし、上記距離はあらゆる折り山に必ずしも適用されないことが好ましい。

0036

この場合、包装スリーブの折り山は、例えばマンドレルの、特にマンドレルのスリーブの、側面に容易に配置可能である。この点に関して、マンドレルの側面は、特に、平坦および/または外方に弓形になり得る。したがって、折り山に隣接する包装スリーブの部分が、例えば一平面に配置され、連続する湾曲部、例えば半径が一定の円弧、が形成されるまで、折り山は折り返される。

0037

チャネルの溝は、包装スリーブの最終的な展開のための展開ユニットに包装スリーブを確実に移送するためにも使用され得る。この目的のために、包装スリーブを給送ユニットによって溝の長手方向に摺動させることができる。この点に関して、包装スリーブが少なくとも部分的に溝内を、および/または溝によって、展開ユニットに摺動されると、包装スリーブの規定された移送のために更に好適である。代わりに、または加えて、包装スリーブの摺動中、給送ユニットは、少なくとも1つのフィンガによって包装スリーブの一長手方向端部に積極的に係合できる。これにより、包装スリーブを容易且つ確実に摺動させることができる。したがって、少なくとも1つのフィンガは、包装スリーブの搬送方向とは逆方向に向いた長手方向端部に係合でき、包装スリーブを展開ユニットの方向に前方に摺動させることができる。この目的のために、少なくとも1つのフィンガの単一の直線移動も必要とされることが好適である。換言すると、少なくとも1つのフィンガは、前方または後方にのみ、あるいは上方または下方にのみ、直線状に移動される必要がある。

0038

スタックの包装スリーブは、折り畳まれた状態で把持アームによって極めて容易に把持されてチャネルに引き込まれ得る。これは、特に吸盤付きの把持アームに当てはまる。この場合、把持アームは、折り畳まれた包装スリーブの前方に向いた面を容易に把持できるからである。これに関わらず、包装スリーブは、特に、把持アームによってチャネルを通して溝まで引き込まれる。包装スリーブが溝に一旦達したら、把持アームは、特に自動的に、包装スリーブから離れることが好ましい。これは、吸盤が使用される場合は、空気を吸盤に容易に導いて負圧を除去できるので、極めて容易に可能である。

0039

スタックとマンドレルの間での包装スリーブの取り扱いを簡素化するために、閉じられた型半体の間で展開されてそこに保持されている包装スリーブを移送ユニットによってマンドレルに被せると何れの場合も適切である。したがって、閉位置に配置された型半体を、その間に保持されている包装スリーブと共に、最終的にマンドレルに被せることができる。その後、型半体が開かれると、すなわち分けられると、包装スリーブはマンドレル上に留まり、型半体は、更なる包装スリーブを展開するために使用され得る。したがって、これら型半体および少なくとも2つの型半体から成る型は、少なくとも2つの相対する方向に前後に調整可能である。

0040

チャネルから型半体への包装スリーブの移送中、包装スリーブが2つの溝要素によって少なくとも部分的に収容されていると、チャネルから少なくとも2つの型半体への包装スリーブの規定された、ひいては極めて確実な、搬送のために有効である。両溝要素は、チャネルの溝に面一に接続可能であるが、チャネルの溝またはチャネル自体とは異なる別個の要素として別様に設計される。この点に関して、必要であれば、両溝要素は、包装スリーブ経由の距離を埋めるための、チャネルと型半体との間の接続部を形成するだけではない。型半体の閉鎖中、少なくとも1つのばね手段の復元力に抗して、両溝要素を互いに向かって移動させることもできる。これにより、両溝要素を両型半体の間に、または溝内に、延在させることができる。換言すると、両溝要素は、両型半体の一部を少なくとも部分的に形成し得る。この場合、包装スリーブを両溝要素から両型半体に移送する必要がない。両溝要素は、包装スリーブを、例えば型内に、または両型半体の間に、保持する。両型半体の閉鎖中、両溝要素の間で包装スリーブの展開を可能にするために、両溝要素は、少なくとも1つのばね要素の復元力に抗して、互いに押し付けられる。例えば包装スリーブがマンドレルに移送される場合、この復元力を使用して型を再び開くことができるので、両型半体を閉じるための駆動装置を少なくとも1つ設けるだけで済む。これは、装置および制御工学の点でより容易である。代わりに、または加えて、相応に制御可能な、型を確実に再び開くことができる空気圧式および/または液圧式位置決めシリンダを少なくとも1つ設けることもできる。この点に関して、型を開くために、大きな力を型に容易に加えることができる。代わりに、または加えて、電磁駆動装置によって型を容易に開閉することもできる。これは、実装が容易であるが、通常、型を開くために供給される力がより小さい。

0041

上記の方法は、充填済みの包装体を製造するための方法の一部としても使用可能である。この場合、包装体本体への充填後も対応する長手方向端部において開いている開口部を閉じることができる。これは、特に、相応に折り畳まれた長手方向端部を封着することによって実現される。

0042

少なくとも2つの型半体の、および型の、閉鎖により、包装スリーブが少なくとも2つの型半体の閉鎖によって形成された型の内側に、少なくともほぼ周方向に、接触するように、少なくとも2つの型半体は包装スリーブに合わせて設計および調整されることが好ましい。これにより、前記型が包装スリーブと共にマンドレルに少なくとも部分的に被される場合は、必要であれば型から直接、マンドレルに容易且つ確実に被せることができる包装スリーブの形状を生じさせることができる。この包装スリーブの横断面は、矩形または正方形である必要はない。ただし、代わりに、包装スリーブを型から外してマンドレルに被せることもできる。

0043

特に、上記の展開ユニットに加え、形成ステーションおよび装置は、包装スリーブが引き込まれるチャネルを備えた折り癖付けユニットを有し得る。包装スリーブが型内に移送される前、包装スリーブは、チャネル内で部分的に展開される、または折り癖が付けられる。この目的のために、包装スリーブは、例えば、装置のマガジンから、すなわち包装スリーブのスタックから、取り出された直後に、チャネル内の少なくとも特定の箇所に達するまでチャネルを通って案内される。例えば、包装スリーブがチャネルを通って直線状に移動される場合は、簡単且つ確実な手順が実現される。したがって、好ましくは、極めて容易且つ確実な移動がもたらされる。

0044

この点に関して、チャネルの幅は、包装スリーブの搬送方向に狭まり、扁平に折り畳まれていた、特にマガジン内に収容されていた状態の、包装スリーブの幅より狭い寸法になる。チャネルの幅は、必要であれば、初期状態では、扁平に折り畳まれていた包装スリーブの幅より広くすることができる。このようにして、包装スリーブが包装スリーブの搬送方向にチャネル内に確実且つ再現可能な方法で挿入されることが保証され得る。扁平に折り畳まれた包装スリーブよりチャネル幅が狭い領域では、包装スリーブが部分的に展開されるように、チャネルは包装スリーブを、特に包装スリーブの折り山を、またはこの逆に、押圧する。包装スリーブの部分的展開または折り癖付けにおいて、折り山に隣接する包装スリーブの領域は、10°より大きい、特に20°より大きい、角度に展開され得る。折り癖付けの後に展開が行われるので、代わりに、または加えて、簡略化のために、包装スリーブは折り山を中心として最大70°、最大55°、または最大45°にのみ展開されると好ましい場合がある。代わりに、または加えて、折り癖付け装置における包装スリーブの幅は、扁平に折り畳まれていた包装スリーブの幅の95%未満、好ましくは90%未満、特に85%未満、の値に狭められ得る。

0045

したがって、チャネルは、包装スリーブのためにチャネルの横方向幅を制限する側方境界を更に有し得る。チャネル経由の包装スリーブの移動中、両側方境界は包装スリーブの折り山に接触する。チャネルが先細になる故、包装スリーブを摺動させるための摺動面を形成し得る両境界は折り山を押圧する。これは、チャネル経由の搬送中、折り山がますます互いに向かって移動するので、包装スリーブを少なくとも部分的に展開するという効果を有する。チャネルの境界は、少なくとも包装スリーブがチャネルを通過している間、静止状態であることが特に好ましい。これにより、可動部品の数が減るので、折り癖付けの信頼性を向上させ、必要な設備の量を減らす。これにより、例えば制御装置によって、高い加工速度も素早く指定できる。

0046

本願明細書に記載の折り癖付け装置は、通常、包装スリーブが完全に、または何れの場合も包装スリーブをマンドレルに直接被せ得る程度まで、展開される展開装置としても設計可能である。この場合、チャネルは、折り癖付けという目的のみにかなうチャネルの場合より、通常、更に先細になる。この場合、包装スリーブの横断面は、必要であれば、その後の包装体のスリーブの横断面に少なくともほぼ相当し得る。包装スリーブの展開中、折り山に隣接する包装スリーブの領域は、特に折り癖付け中とは異なり、および/または展開種別に関わらず、少なくとも160°、好ましくは少なくとも170°、の角度に展開される。簡略化のために、および包装体の適した形状を得るために、代わりに、または加えて、包装スリーブは、折り山を中心とした展開中、最大200°、好ましくは最大190°、に展開されると好ましい場合があり得る。この点に関して、この展開は、通常、包装スリーブの折り癖付けの程度に関係なく、行われ得る。代わりに、または加えて、展開装置において包装スリーブの幅は、扁平に折り畳まれていた包装スリーブの幅の75%未満、好ましくは70%未満、特に65%未満、の値に狭められ得る。ただし、折り曲げを制限するために、幅が扁平に折り畳まれていた包装スリーブの幅の55%未満、好ましくは55%未満、特に45%未満の値より更に狭められないようにできる。

0047

包装スリーブの折り山を受け入れるための相対する溝をチャネルの一端に設けることができる。ここで、チャネルのこの端部は、必ずしもその物理的寸法によって規定されるとは限らず、物理的チャネル能動部分として理解することもできる。この見解によると、チャネルは、包装スリーブが搬送方向にチャネルを通って搬送される限り延在する。この溝は、包装スリーブの移送およびその後の展開のための規定位置をもたらすので、包装スリーブを簡単且つ確実に完全に展開させることができる。

0048

更に、包装スリーブを形成ステーションの折り癖付けユニットから展開ユニットに給送するための給送ユニットが両溝の長手方向にそれぞれ設けられることが好ましい。この給送ユニットは、例えば、移動可能な従動フィンガを少なくとも1つ有することができる。このフィンガは、包装スリーブを展開するために、包装スリーブを両溝に沿って、および/または両溝の長手方向に、両溝から、すなわち、例えば展開ユニット内に、特に型内に、押し込む。包装スリーブが両溝内に確実に保持されているという事実を利用するために、および包装スリーブの移送を向上させるために、両溝を、両溝の間に保持された包装スリーブと共に、更に移動させることもできる。ただし、これは必須ではない。この場合、包装スリーブを展開ユニットに移送できる。両溝を使用して、包装スリーブを展開ユニットに移動させることもできる。そこで、包装体を形成可能である。例えば、この場合、型の閉鎖中、両溝を対応する形状に互いに向けて移動させることができ、ひいては包装スリーブを更に展開できる。これは、特に、両溝内に保持されている両折り山を両溝によって押圧することによって行われる。このとき、両溝は互いに接近し、結果として両折り山に接触する。

0049

給送ユニットが包装スリーブの長手方向端部に係合して包装スリーブを展開ユニットに積極的に摺動させる少なくとも1つのフィンガを有する場合、包装スリーブを損傷せずに、包装スリーブを容易且つ確実に展開ユニットまで摺動させることができる。

0050

代わりに、または加えて、スタックの包装スリーブを把持するために、および包装スリーブをチャネルに引き込むために、好ましくは吸盤を有する、把持アームが設けられていると、包装スリーブをスタックから容易に徐々に取り出すことができる。これは、包装スリーブの自由面を把持できる吸盤の使用時に特に当てはまる。包装スリーブは、把持アームによって好ましくは溝まで移動され、その先には移動されない。そこで把持アームは停止せず、特に自動的に、例えば吸盤内の負圧を除去することによって、自身を包装スリーブから解放できる。

0051

代わりに、または加えて、閉じられた両型半体の間で展開されてそこに保持されている包装スリーブをマンドレルに被せるための移送ユニットを設けることができる。この移送ユニットは、型半体および型を直線状に前後に摺動させるように設計可能である。より複雑な移動も可能であるが、簡略化のためには必ずしも好適でない。型が閉じられている場合、展開された包装スリーブは、好ましくは型の内側に配置されており、型を包装スリーブと共にマンドレルに被せることができる。その後、型を開き、型をマンドレルから離すことができる。ここで、包装スリーブは、マンドレル上に留まる。

0052

包装スリーブをチャネルから型半体に移送するために、チャネルおよび溝に接続される2つの個別の溝要素を設けることもできる。これら溝は、包装スリーブの折り目線を受け入れる。この場合、これら溝要素は、チャネルから展開ユニットへの、および少なくとも2つの型半体への、移送のために使用される。この点に関して、これら溝要素は、少なくとも型半体の閉鎖位置において、型半体に係合し得る。したがって、溝の閉鎖中、少なくとも1つのばね手段の復元力に抗して、これら溝半体(独:Nuthaelften,英:groove halves)は互いに押し付けられる。このようにして、包装スリーブを両溝要素から別個の型半体に移送する必要がない。

0053

これにより、型半体を開くために両溝要素の少なくとも1つのばね手段の復元力を使用できるので、必要な設備の点での簡素化を実現できる。型半体を閉じるための力のみを増大または減少させればよく、復元力が型半体を規定の開始位置に戻すので、この目的のために別個の駆動装置を必要としない。この点に関して、型の開放は、マンドレルへの包装スリーブの移送後に行われることが好ましい。その後、型半体は、別の包装スリーブを型半体の間に再び受け入れることができる。ただし、代わりに、空気圧または液圧で制御される方法で型半体を開く少なくとも1つの空気圧式または液圧式の位置決めシリンダに型半体を接続することも可能である。ただし、型半体の開閉のために電動式の駆動装置も可能であり、更に周辺の手間も減る。加えて、特に液圧式の駆動装置に比べ、電動式の駆動装置は、食品加工部門固有の衛生要件をより良好に満たすことができる。この点に関して、電動式および空気圧式の駆動装置の組み合わせも想定され得る。

0054

包装スリーブの取り扱いを省スペースで可能にする単純な設計の移送ユニットによって、包装スリーブを最初に、特に簡略化のために直線状の第1の搬送方向に、折り癖付けユニットを通過させることができ、次に第1の搬送方向に対してほぼ垂直な第2の搬送方向に展開ユニット内に移動させる、好ましくは展開ユニットを通過させる、ことができる。この点に関して、移送ユニットは、把持アームと給送ユニットとを有すると好ましいことが実証されている。把持アームは、包装スリーブを折り癖付けユニットに通して搬送するために特に適切である。好ましくは少なくとも1つのフィンガを有する給送ユニットは、包装スリーブを折り癖付けユニットから展開ユニットに搬送するために好適である。特に把持アームが吸盤を有する場合、把持アームは包装スリーブの片面を容易に把持できる。フィンガまたはこれに類するものは、例えば前記包装スリーブを更に摺動させるために、包装スリーブの一端縁を容易に押圧できる。

0055

本ケースにおいて、包装スリーブ、包装体本体、または包装体に関して長手方向に言及されている場合、この方向は、包装スリーブに、包装スリーブの封着シームに、および/または包装体本体および包装体のスリーブに、少なくともほぼ平行な方向であると理解されたい。この方向における包装スリーブの、包装体本体の、および包装体の対応する長さは、この方向に対して横方向における長さより一般に大きい。ただし、例外的な場合、例えば極めて高さが低く、同時に極めて幅広の、包装体の形成において、これは当てはまらない。ただし、理解を容易にするために、および不要な繰り返しを回避するために、たとえこれが個々のケースにおいて間違っているように見える場合でも、長手方向は上記の方向を意味すると理解されるものとする。したがって、本ケースにおいて、包装体のヘッドおよび底面は、包装体の長手方向端部に常に位置する。その結果として、包装体の、包装体本体の、および包装スリーブの、長手方向が画定される。

0056

以下においては、一例示的実施形態を単に示す図面を使用して、本ケースにおいて開示される発明を更に詳細に説明する。

図面の簡単な説明

0057

包装材料のブランク、および、従来技術のブランクから形成された包装スリーブを上面図で示す。
従来技術の図1Bによる包装スリーブから形成された包装体の斜視図である。
従来技術の図1Bによる包装スリーブから図2による包装体を製造するための装置の概略図である。
包装材料のブランクの上面図である。
ブランクから形成された包装スリーブの上面図である。
ブランクから形成された包装スリーブの上面図である。
図4B図4Cによる包装スリーブから形成された包装体の斜視図である。
図4B図4Cによる包装スリーブから図5による包装体を製造するための装置の概略図である。
形成ステーションにおける包装スリーブの展開の略側面図である。
包装スリーブの折り癖付けの図7のVIII−VIII断面による断面図である。
包装スリーブの形成の図7のIX−IX断面による断面図である。
図7の形成ステーションの斜視図である。
図7の形成ステーションの側面図である。
図10の形成ステーションの折り癖付けユニットの上方から見た斜視図である。
図10の形成ステーションの折り癖付けユニットの上方から見た断面図である。
包装スリーブを折り癖付けユニットから展開ユニットに給送するための図10の形成ステーションの給送ユニットの上方から見た斜視図である。
包装スリーブを折り癖付けユニットから展開ユニットに給送するための図10の形成ステーションの給送ユニットの上方から見た断面図である。
開位置にある図10の形成ステーションの展開ユニットの斜視図である。
閉位置にある図10の形成ステーションの展開ユニットの斜視図である。
図13の展開ユニットの詳細の斜視図である。
開位置にある図10の形成ステーションの展開ユニットの水平断面に沿った上方から見た断面図である。
開位置にある図10の形成ステーションの展開ユニットの水平断面に沿った上方から見た断面図である。
閉位置にある図10の形成ステーションの展開ユニットの水平断面に沿った上方から見た断面図である。
包装スリーブをマンドレルホイールのマンドレルに移送するための図10の形成ステーションの移送ユニットの斜視図である。

実施例

0058

図1Aは、従来技術から公知のような包装材料2のブランク1を示す。包装材料2は、互いに上下に配置された複数の材料層から製造された積層体として設計される。特に、これは、厚紙/プラスチック複合体である。図示の包装材料2は、熱可塑性プラスチック、好ましくはポリエチレン(PE)、製の外層を2層有する。この材料は、包装材料2の外層の封着、すなわち融着、を可能にする。これら外層の間に、包装材料2の相対的に高い曲げ剛性を有する構造的な厚紙層が設けられている。加えて、好ましくはアルミニウムポリアミド、および/またはエチレンビニールアルコール製の障壁層を少なくとも1層設けることもできる。更なる層も考えられる。

0059

ブランク1は、包装スリーブ3を製造するために使用される。包装スリーブ3は、ブランク1の両側の長手方向縁部4を互いに向けて折り曲げて互いに接続する、特に互いに上下に重ねて封着する、ことによって形成されている。ブランク1は、一連の折り目線5、6を有する。所望の包装体7を形成するために、ブランク1をこれら折り目線5、6で折り曲げることができる。この点に関して、折り目線5、6は、必要であればクリース線であり、折り曲げを簡単にし、加えて確実な折り曲げを保証する。大半の折り目線5、6は、ブランク1の上縁8および下縁9に設けられている。上縁8および下縁9は、その後、折り畳まれて、包装体7の底面およびヘッドならびにゲーブルを形成する。加えて、ブランク1は、ほぼ平行な折り目線6を4本有し、包装スリーブ3の形成前、またはその後に、これら折り目線6でブランク1に折り癖が付けられる。包装材料2を折り目線5、6で一旦曲げておくと、包装材料2をその後に同じ位置で折り曲げるときに受ける抵抗が小さくて済む。この抵抗は、予め折り曲げられなかった折り目線5、6に沿って折り曲げる場合より何れの場合も著しく小さい。

0060

図1Bは、ブランク1の長手方向縁部4が互いに上下に重ねて封着された後の包装スリーブ3を示す。この点に関して、対応する封着シーム10は、光学的理由により、包装スリーブ3の一方の折り目線6の近くに設けられている。包装スリーブ3は、その長手方向端縁に折り山6を有する。包装スリーブ3は、これら折り山6を中心に扁平に折り畳まれているので、包装スリーブ3の前面部分11と背面部分12とが互いに上下に重なっている。包装スリーブ3は、このように扁平に折り畳まれているとき、容易に格納可能である。折り癖が付けられた4本の折り目線6を中心とした以降の展開も容易に行える。この場合、横断面が矩形の包装スリーブ3が得られる。

0061

以下においては、図2に示されている包装体7は、対応する包装スリーブ3を使用して得ることができる。この場合、包装体7においては、折り癖が付けられた4本の折り目線6が包装スリーブ3の端縁を予め形成しているので、折り癖が付けられた4本の折り目線6は包装体7の端縁を包装体7のスリーブ13の領域に形成する。包装スリーブ3の長手方向端部14、15は、包装体7の底面16を形成するために、および包装体7のヘッド17を形成するために、折り畳まれて封着される。この点に関して、所謂包装体部18が包装体のヘッド17上に形成され、前記包装体耳部は下向きに折り曲げられて包装体7のスリーブ13に当てがわれ、そこに封着される、または貼り付けられる。底面16においては、対応する包装体耳部が内向きに折り曲げられる。したがって、これら耳部は、底面16の形成後はもはや識別できない。

0062

図3は、包装体7を形成するために、包装体本体21に、特に流動性食品を、充填するための装置20、すなわち所謂充填機、を示す。装置20は、準備が完了した状態の包装スリーブ3を保持するためのマガジン22と、包装スリーブ3から包装体本体21を形成するための装置とを備える。包装体本体21は、片側が閉鎖されおり、開いている開口部から、例えば、流動性食品を、受け入れることができる。この点に関して好適な図示の装置20は、一連の平行な加工ラインを有する。そのうちの1本の加工ライン23のみが図3に示されている。折り目線6のうちの2本を中心として扁平に折り畳まれた包装スリーブ3のスタック24および束を有するマガジン22が各加工ライン23に割り当てられている。上記のように、包装スリーブ3は、包装材料2のブランク1から、その長手方向縁部4を互いに封着することによって、形成されている。包装スリーブ3は、給送ユニット25によって展開される。この点に関して、包装スリーブ3の展開は、対応する包装スリーブ3のその後の側面をスタック24から引き離すことによって行われる。このとき、包装スリーブ3およびその後の包装体7の端縁を形成する折り癖が付けられた折り目線6を中心とした更なる操作は行われない。必要であれば、図示されていない注ぎ口を包装スリーブ3に貼り付けるための貼付ユニットも設けることができる。

0063

包装体7を形成するための装置26は、マンドレルホイール27を有する。マンドレルホイール27は、この点に関して好適な図示のケースにおいて、6つのマンドレル28を備え、反時計回り周期的に、すなわち段階的に、回転する。マンドレルホイールが4本のマンドレルのみ、および/または4つの異なるマンドレルホイール位置のみ、を有する上記種類の装置も公知である。この場合、対応する加工ユニットおよび対応する加工ステップを相応にまとめることができる。

0064

図示の装置26において、包装スリーブ3は、第1のマンドレルホイール位置Iにおいてマンドレル28に被せられる。その後、マンドレルホイール27は更に回転されて次のマンドレルホイール位置IIに達し、そこでマンドレル28から突出する包装スリーブ3の長手方向端部15が加熱ユニット29によって高温空気で加熱される。次のマンドレルホイール位置IIIにおいて、包装スリーブ3の加熱された長手方向端部15はプレス機30によって折り癖が付けられる。次のマンドレルホイール位置IVにおいて、前記長手方向端部は、封着ユニット31によって、折り畳まれた位置で緊密に閉鎖され、特に底面16を形成する。このようにして、片側が閉鎖された包装体本体21が得られる。この包装体本体21は、次のマンドレルホイール位置Vにおいてマンドレル28から取り外され、循環する無端搬送ユニット33のセル32に移送される。次のマンドレルホイール位置VIでは、マンドレル28に何も作業工程が割り当てられていない。必要であれば、マンドレルホイール位置およびマンドレル28の数とそこで提供される加工工程とは、図3による表現および対応する説明と違えることもできる。加えて、少なくとも1つの(必要であれば更なる)マンドレルホイール位置において、注ぎ口を包装材料に接続することもできる。この場合、マンドレルホイール上で閉鎖された包装スリーブの長手方向端部は、その後の包装体のヘッドであることが好ましい。包装体本体への充填がその後のヘッドから行われるか、その後の底面から行われるかは、このケースにおいて重要な問題ではない。

0065

マンドレルホイールから取り外された包装体本体21は、開口している長手方向端部を上にして、対応するセル32、特にセルチェーン、で充填機34内を搬送される。このようにして、包装体本体は無菌チャンバ35に達する。無菌チャンバ35は、滅菌ゾーン36と充填および封着ゾーン37とを備え、包装体本体21は矢印で示されている搬送方向に左から右に搬送されてこれらゾーンを通過する。包装体本体21は、直線状に搬送される必要はなく、少なくとも円弧上に、または円状にでも、搬送可能である。

0066

無菌チャンバ35には、対応する無菌空気接続部38を介して無菌空気が供給される。包装体本体21は、予熱ユニット39によって高温の無菌空気が吹き付けられることによって次々と予熱される。次に、包装体本体21は滅菌ユニット40によって、好ましくは過酸化水素で、滅菌される。その後、包装体本体21は、乾燥ユニット41による無菌空気の散布によって乾燥される。滅菌ゾーン36から充填および封着ゾーン37への移行後、充填出口43の下の充填位置42に移動される。そこで、各包装体本体21に次々と食品44が充填される。充填済みの包装体本体21は、次に、閉鎖ユニット45によって包装体本体21の上方領域が折り畳まれて封着されることによって閉鎖される。充填されて封着された包装体7は、その後、搬送ユニット33のセル32から取り出される。空になったセル32は、更なる包装体本体21を受け入れるために、搬送ユニット33によってマンドレルホイール27に向けて更に移動される。

0067

図4Aは、包装材料51の別のブランク50を示す。このブランクは、包装材料51、ブランク50、および折り目線52、53、54については、ブランク50にほぼ似ている。ただし、違いは、折り目線52、53、54、特にクリース線、の配置およびデザインが異なる点である。特に、ブランク50の全長に沿って長手方向に直線状に延びる折り目線52は2本しか設けられていない。更なる2本の折り目線53がブランク50の長手方向に部分的に分散され、そこでブランクの一部分を包囲している。対応する領域において、これら折り目線53は互いに平行に延びている。ただし、これは必須ではない。加えて、ブランク50の上縁部55および下縁部56に折り目線54が設けられている。下縁部56の折り目線54は包装体59の底面57を形成するために使用され、上縁部55の折り目線54はヘッド58を形成するために使用される。

0068

包装スリーブ63を形成するために、ブランク50は長手方向端縁60に沿って封着されて封着シーム61を形成する。包装スリーブ63の前面64および背面64’が図4B図4Cに示されている。包装スリーブ63は、包装スリーブ63の前面64と背面64’とが互いに接触するように、包装スリーブ63の長手方向に直線状に延びる両折り目線52で折り畳まれて、折り山65を形成する。

0069

対応する包装スリーブ63を使用すると、図5に示されている包装体59を形成できる。包装体59は、包装体59の長さに対して垂直な平らな底面57を有する。これに対して、包装体59のヘッド58は包装体59の長さに対して傾斜し、ひいては包装体ゲーブル66を形成する。この点に関して、包装体ゲーブル66は、より大きな前面側ゲーブル面67を有する。前面側ゲーブル面67は、封着シーム68の反対側に配置された背面側のより小さなゲーブル面71より大きい。ヘッド58の封着シーム68と隣接部分とは、包装体耳部69を包装体59の両側に形成する。包装体耳部69は下向きに折り曲げられ、包装体59のスリーブ70に当てがわれて封着される。必要であれば、より大きな開口部分、より大きな脆弱部、および/またはより大きな注ぎ口を大きな方のゲーブル面67に設けることができる。簡略化のために、開口部分も脆弱部または注ぎ口も図示されていない。包装体59においては、連続的な折り目線52または折り山65が包装体59の前面側長手方向縁部に一切設けられないことが重要である。更に、包装体59の特殊な特徴は、包装スリーブ63を扁平に折り畳むための折り山65が包装体59の何れの長手方向縁部にも設けられないことである。代わりに、これら折り山65は、包装体59の長手方向縁部または長手方向端縁の間の表面に収容される。換言すると、包装スリーブ63の折り山65は折り返されるので、もはや包装体59の何れの折り山も形成しない。加えて、包装体59のスリーブ70の背面側端縁には、包装体の長手方向に直線状に延びる折り目線52、53、54が一切設けられない。折り目線53の分散の故に、これら折り目線53は包装体59のスリーブ70の全長に沿って直線状に延びず、少なくとも部分的に包装体59のスリーブ70の端縁に沿ってではなく、その脇の領域に延びる。

0070

図6は、このような包装体59に充填するための装置80を示す。この点に関して、装置80は、図3に示されている装置20にかなりの程度まで相当する。したがって、以下においては、不要な繰り返しを回避するために、基本的に、図6に示されている装置80と図3に示されている装置20の違いのみを説明する。このような理由により、図3および図6で同一の構成要素には同一の参照符号が付与されている。図6に示されている装置では、マンドレルの数および/またはマンドレルホイール位置の数が異なるマンドレルホイールを代わりに設けることもできる。この文脈においては、4つのマンドレルのみ、および/または4つのマンドレルホイール位置のみを設けることが特に好ましいであろう。

0071

1つの違いは、例えば、図4B図4Cに示されている包装スリーブ63は、装置80のマガジン22にスタック81の形態で用意され、したがって包装スリーブの全長に沿って直線状に延びる2本の折り目線52にのみ折り癖が付けられ、これら折り目線52は包装スリーブ63の折り山65を形成し、そこを中心として包装スリーブ63は扁平に折り畳まれている点である。更に、図6に示されている装置80には、図3に示されている装置20に加え、包装スリーブ63のスタック81から包装スリーブ63を取り出した後に包装スリーブ63に折り癖を付けるための折り癖付けユニット82と、マガジン22の包装スリーブ63のスタック81から取り出された包装スリーブ63を展開するための展開ユニット83とが設けられている。この点に関して好適な図示の装置20においては、折り癖付けユニット82と展開ユニット83とは組み合わされて、マンドレルホイール85に移送される展開された包装スリーブ63を形成するための形成ステーションを構成する。ただし、折り癖付けユニット82のみ、または展開ユニット83のみ、を設けることも可能であろう。形成ステーション84の通過後にのみ、包装スリーブ63はマンドレル86に被せられる。この点に関して、マンドレル86も、図3に示されているマンドレル28とは異なる設計である。すなわち、マンドレル86は、より狭い開始位置からより広い押圧位置拡張、すなわち移動可能であり、マンドレル86の押圧位置において押圧面が提供される。包装スリーブ63の対応する長手方向端部87を閉鎖する、特に流体密に封着する、ために、この長手方向端部87をこの押圧面に当てて折り畳み、押圧できる。このようにして、包装体本体88が最終的に形成される。包装体本体88は、ここではセルチェーンの形態の搬送ユニット33のセル32に引き渡される。

0072

更に、図6に示されている装置80においては、図3に示されている装置20に比べ、包装体ゲーブル66の封着シーム68を封着するための封着ユニット89の後に、包装体ゲーブル66に折り癖を付けるためのゲーブル折り癖付けユニット90と包装体耳部69を包装体59のスリーブ70に封着するための封着ユニット91とが設けられている。加えて、この点に関して好適な図示の装置80においては、充填されて閉鎖された包装体59のその後の成形のための成形ユニット92が設けられている。包装体59は、この成形ユニット92においてその最終形状を得る。更なる理解を確かなものにするために、成形ユニット92は、包装体59の上部および下部が成形ユニット92から突出するように図示されている。ただし、包装体59の全長が成形ユニット92内に収容されることが好ましい。

0073

図7は、図6に示されている装置80の形成ステーション84の概略図である。形成ステーション84は、2本の折り目線52および折り山65を中心に折り畳まれて準備が完了した状態でマガジン22内の包装スリーブ63のスタック81に保持されている包装スリーブ63を使用する。この点に関して、形成ステーション84は、吸盤94付きの把持アーム93を備える。把持アーム93は、スタック81の最前部にある扁平に折り畳まれた包装スリーブ63の前面を把持し、包装スリーブを折り癖付けユニット82のチャネル95に引き込んでそこを通す。折り癖付けユニット82は、図8による形成ステーション84の側面図に特に図示されている。把持アーム93は、スタック81の包装スリーブ63を如何に把持するかを示すために、破線で示されている。次に、把持アーム93は、包装スリーブ63と共に直線状に後退し、包装スリーブ63をチャネル95内に直線状に引き込む。チャネル95は、包装スリーブ63に対して横方向に先細になる。チャネル95においては、包装スリーブ63がそこを中心に扁平に折り畳まれていた折り山65がチャネル95の境界96に接触する。折り山65は最終的に内側からチャネル95を押圧し、これにより、包装スリーブ63は僅かに展開される。包装スリーブ63がチャネル95に引き込まれてその中を搬送されるに伴い、包装スリーブ63は更に展開される。チャネル95の後端には、折り山65の長手方向に向いた溝97がチャネル95の両側に設けられている。包装スリーブ63の折り山65は、対応する位置でこれら溝97に係合する。次に、吸盤94が包装スリーブ63から解放され、把持アームも解放される。包装スリーブ63は、溝97に保持されてチャネル95内に留まる。

0074

このように位置付けられている包装スリーブ63の上方に、特に図7に示されているように、2本のフィンガ98が配置される。これらフィンガ98は、包装スリーブ63を展開するために、包装スリーブ63を下方に駆動し、包装スリーブ63を下方の展開ユニット83の型99内に押し込む。展開ユニット83の型99は、特に図9A〜図9Bに断面図で示されている。一例として、図9Aには、2つの型半体100、101が開かれた位置にある型9が示されている。折り癖が付けられた包装スリーブ63はこの位置の型99から取り出される。そのために、この点に関して好適な図示の型99には、包装スリーブ63の折り山65が係合する溝102が設けられている。次に、型99は閉じられ、一例として図9Bに示されている閉位置に達する。包装スリーブ63は展開され、型99の内側輪郭103に少なくとも実質的に接触する。このようにして、包装スリーブ63を少なくともほぼその後の包装体59の形状に変形させることができる。図示の形状の輪郭の代わりに、製造される包装体の形状に応じて、必要であれば、他の形状の輪郭を設けることもできる。図7において、型99の下に設けられたマンドレルホイール85のマンドレル86と両矢印とは、閉鎖後、型99がマンドレル86上に下降し、展開された包装スリーブ63をマンドレル86に移送する、またはマンドレル86に被せることを示す。

0075

図10A図10Bは、図7に単に模式的に表されていた形成ステーション84を更なる明確化のために詳細に示す。包装スリーブ63のスタック81がマガジン22に格納されている。これは、図11A図11Bにも詳細に示されている。スタック81の背後にスライダ110が設けられている。スライダ110は、最前部の各包装スリーブ63を精確に位置決めするために、スタック81の両側にあるストップ111にスタック81を押し当てる。この点に関して、必要であれば、およびスタック81の長さが減少した場合は、ばね手段の復元力によってスライダ110はスタック81の背面に押し当てられる。ただし、ばね手段を省くこともでき、または他の装置に交換することもできる。最前部の包装スリーブ63の前面は、把持アーム93によって把持可能である。この目的のために、この点に関して好適な図示の把持アーム93は、吸盤94を複数有する。吸盤94は、最前部の包装スリーブ63の前面に配置される。これによって吸盤94は閉じられ、少なくとも部分的に空気が抜かれて、真空を形成する。包装スリーブ63は、このようにして吸盤94に保持されるので、包装スリーブ63はスタック81から前方に引き離され得る。この点に関して、包装スリーブ63は、ストップ111を越えて引き出される。この点に関して好適な図示の把持アーム93は、スタック81からチャネル95を通って直線状に移動する。この目的のために、把持アーム93は摺動体113に保持されている。摺動体113は、ロッド形状のデザインを有するガイド114に沿って移動可能であり、ガイド114上に保持されている。摺動体113は、回転するモータ駆動装置115によって前後に移動する。モータ駆動装置115は、レバー機構116を介して摺動体113にリンクされている。駆動装置115の回転は、摺動体113の直線状の前進および後退として実現される。

0076

この点に関して好適な図示のチャネル95は、チャネル95の側方境界を規定する2本のチャネル要素117によって形成される。把持アーム93は、これらチャネル要素117を通り抜けることができる。これらチャネル要素117は、スタック81から遠ざかるに伴い先細になるチャネル95を形成する。包装スリーブ63のスタック81から見てチャネル95の後方領域に何れの場合も溝97が設けられている。溝97は、スタック81内の包装スリーブ63の折り目線65にほぼ平行に、且つ鉛直方向に、延在する。加えて、溝97は、チャネル要素117の、ひいてはチャネル95の、下縁部まで延在する。両チャネル要素117は、両チャネル要素117の間に形成されるチャネル95の境界96を形成する。加えて、両チャネル要素117は、チャネル95の内側に向いた摺動面118を提供する。包装スリーブ63がスタック81から引き離されてチャネル95に引き込まれると、包装スリーブ63の折り山65は摺動面118を摺動し、最終的に包装スリーブ63の折り山65はチャネル要素117の溝97に係合する。その後、吸盤94内の負圧が自動的に除去されるので、把持アーム93は包装スリーブ63から解放される。チャネル95の幅は、包装スリーブ63のスタック81に面する端部において、包装スリーブ63自体の幅より僅かに広い。更にチャネル95内で、両折り山65は両摺動面118を押圧する。これは、両摺動面118が包装スリーブ63の両折り山65を押圧することに等しい。このようにして、両折り山65は互いに向かって押圧され、包装スリーブ63は部分的に展開される。これは、包装スリーブ63の折り癖付けとも称される。両溝97への両折り山65の係合の故に、折り癖付けは、規定された再現可能な方法で行われる。したがって、チャネル95を備えたシステム部分は、折り癖付けユニット82とも称され得る。

0077

図12A図12Bは、特に、形成ステーション84の給送ユニット98を示す。給送ユニット98の目的は、チャネル95の溝97に保持されている包装スリーブ63を展開ユニット83まで下降させることである。展開ユニット83において、包装スリーブ63は完全に展開される。給送ユニット98は、トラバース119上に保持されている。トラバース119は、側方の鉛直ガイド121上の摺動体120によって保持され、鉛直方向に上下に移動可能である。この目的のために、摺動体120はロール123を有する。ロール123は、ロッド形状のデザインを有する側方ガイド121を転がり落ちることができる。加えて、給送ユニット98は2本のフィンガ124を有する。これらフィンガ124は、チャネル95より上方の位置に、またはチャネル95に引き込まれて溝97内に保持されている包装スリーブ63より少なくとも上方に、配置されている。給送ユニット98は、駆動装置126によってモータ駆動されるベルト駆動装置125によって制御された方法で上下に移動可能である。ベルト127は、周方向に閉じたベルト127として2つのガイドローラ128の周囲に配置される。一方のガイドローラは、必要に応じて、モータ駆動装置126によって両方向に駆動可能である。包装スリーブ63がチャネル95の溝97に保持されている場合、給送ユニット98、より厳密にはフィンガ124、が下方に移動する。この点に関して、フィンガ124は、上方から包装スリーブ63の長手方向上端を把持し、包装スリーブ63を溝97に沿って下方に押す。次に、フィンガ124に上方に後退し、更なる包装スリーブ63がチャネル95を通って溝97に引き込まれる。

0078

チャネル97から下方に離れると、包装スリーブ63は、特に図13A図13Bに示されている溝要素129によって受け入れられる。これら溝要素129は、この点に関して好適な図示の形成ステーション84においては、溝要素129が別個の要素であっても、チャネル95の少なくとも直後に位置する。これら溝要素129は、チャネル95の溝97に位置合わせされた溝130をもたらす。このようにして、チャネル95を離れた後、包装スリーブ63は、その折り山65が両溝要素129から成る溝130内に更に案内される。加えて、この点に関して好適な図示の装置においては、これら溝要素129は、展開ユニット83の2つの型半体100、101内まで下方に延在する。型半体100、101は、初期状態においては、両溝要素129と共に、開位置に配置されている。開位置において、包装スリーブ63は、給送ユニット98によって、溝97、130に沿ってチャネル95から型半体100、101の間に摺動される。包装スリーブ63がそこに達すると、型半体100、101は閉じられ、両溝要素129および両型半体100、101は互いに向かって移動される。両溝要素129から成る溝130は、包装スリーブ63の両折り山65を押圧する。このようにして包装スリーブ63は展開され、ひいては型半体100、101によって形成された型99の内側輪郭に内側から係合する。

0079

両溝要素129は、特に図14に示されているように、両溝要素129の間に設けられている2つのばね要素131の復元力に抗して互いに押し付けられる。このようにして、型99が開かれたとき、および両型半体が分かれたとき、両溝要素129は離されて開始位置に再び戻ることが保証される。

0080

図15A図15Cは、展開ユニットの水平断面を上方から示す。図15A図15Bにおいて、型半体100、101、すなわち型99、は開位置にある。2つの位置決めシリンダ132が互いに上下に設けられている。各位置決めシリンダ132は、位置決めシリンダ132内を摺動可能なプランジャ133を有する。前記プランジャは、ロッド134によって一方の型半体100、101に接続されている。この点に関して、位置決めシリンダ132は、対応付けられた型半体100、101を閉位置に空気圧または液圧で移動できるように設計される。これにより、型半体100、101は、その間にある展開された包装スリーブ63と共に、図15Cに示されている位置に達し、前記包装スリーブは、型半体100、101によって形成された型99の内側輪郭に接触する。型半体100、101は、位置決めシリンダ132と共に、トラバース135上に保持されている。トラバース135は、摺動体136によって側方ガイド121上を鉛直方向に上下に移動され得る。このようにして、型99、より厳密には型半体100、101、は下降して閉位置になり、上昇して開位置になることができる。この目的のために、摺動体136は、ロッド形状のガイド121上をロール137を介して上下に走行する。トラバース135は、モータ駆動装置139によって駆動されるベルト駆動装置138によって駆動される。ベルト140は、閉じたベルト140として2つのガイドローラ141の周囲に周方向に配置される。一方のガイドローラ141は、必要に応じて、モータ駆動装置139によって両方向に駆動可能である。対応するユニットは、移送ユニット144として理解され得る。

0081

側方ガイド121、ベルト駆動装置125、138、およびモータ駆動装置126、139は、共通フレーム142上に取り付けられて保持される。更に、両溝要素129を保持するトラバース143が共通フレーム142上に静止状態で固定される。したがって、両溝要素129は、移動されて一つになり、再び分けられるが、上下には移動できない。したがって、型99が下降するとき、両溝要素129はそれぞれの位置を保持する。

0082

特に図16に示されているように、型99が下降すると、その内部にある展開された包装スリーブ63は、その下に配置されているマンドレルホイール85のマンドレル86に被せられる。次に、型99を開くことができる。この開型は、位置決めシリンダ132によってではなく、両溝要素129の間に配置されたばね手段131の復元力によって行うことができる。ただし、これは必須ではない。開型後、または開型中、展開対象の別の包装スリーブ63を受け入れるために、型半体100、101はトラバースによって上方に移動される。両溝要素129は鉛直方向には調整されないので、両溝要素129は、必要であれば、型99が開かれた後、新しい包装スリーブ63を既に受入可能である。他方、型99は、その位置で包装スリーブ63を受け入れて展開させるために、その上方位置に後退させられる。

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