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技術 アクリロイル部およびラクタム部を有するモノマー由来のポリマー含有非水系組成物およびその応用

出願人 アイエスピーインヴェストメンツエルエルシー
発明者 マイケルエイタロンドナルドアイプリティポールドラペシュパテールムウスミゴーシュオサマエムムサ
出願日 2016年11月17日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2018-526242
公開日 2019年1月31日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 2019-502777
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 補給流体 外側ブロック 内側ブロック 代替語 固有変動 GC分析装置 仕上げ流体 ハイパーブランチ構造
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

本発明は、以下由来繰り返し単位を有する膜形成ポリマーを含有する非水系組成物を提供する: (a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマー;(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキルアルクアクリレート、C1〜C7のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。本発明は、さらに種々の工業技術、特にパーソナルケアにおける非水系組成物の応用を提供する。本発明は、さらに付け加えて、耐水性を備えた非水パーソナルケア組成物を提供する。

化1

変数a、bおよびcは本明細書中で定義される。

概要

背景

米国特許第2,882,262号では、N−(アクリルオキシアルキル)−およびN−(メタクリルオキシアルキル)−2−ピロリドン、それらのポリマーおよびそれらの調製方法を開示している。当該ポリマーは、写真技術において特に有用である。

米国公開特許公報2010/0166985号では、N−ヒドロキシアルキル化ラクタム単位を含むポリマーの(メタアクリル酸エステル水性分散液、それらを調製する方法、および紙を処理するためのN−ヒドロキシアルキル化ラクタム単位を含むポリマーの(メタ)アクリル酸エステルの使用を開示している。

米国公開特許公報第2007/0238807号は、ポリマーと必要に応じて生理活性剤とを溶媒中に含有する膜形成組成物を開示しており、この組成物は、生体表面への被覆および傷害抑制用の耐水性フィルムを形成する「液体絆創膏」のような様々な用途に使用されうる。

欧州特許公開公報第2610332号明細書には、潤滑粘性を示すオイルと、少なくとも2種の内側ブロックを有する星型ポリマーと、を含む潤滑組成物が開示されており、前記内側ブロックのうち少なくとも1種が、機械デバイスを前記潤滑組成物で潤滑する方法に関連する1種以上の外側ブロックに対して順に結合されている。当該開示された出願には、N−メタクリロイル−2−ピロリドン、N−(2−メタクリロイルオキシエチル)−2−ピロリドン、N−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−2−ピロリドン、N−(2−メタクリロイルオキシペンタデシル)−2−ピロリドン、およびN−(3−メタクリロイルオキシヘプタデシル)−2−ピロリドンなどの含酸素モノマー化合物が記載されている。しかしながら、星型ポリマー構造は、その由来ならびに内側および外側ブロックポリマー構成の点で、本発明とは相違する。以下のモノマー由来の直鎖状膜形成コポリマーの調製およびその用途については、開示されていない:
(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を含む少なくとも1つのモノマー
(b)官能化および非官能化C1−C7のアルキル(アルクアクリレート、C1−C7のアルキル(アルク)アクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに
(c)官能化および非官能化C8−C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8−C60の(アルク)アルキルアクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。

米国特許第4,584,192号は、抗菌剤含有膜形成組成物および使用方法を開示している。当該膜形成組成物は、(a)以下のA、B、およびCモノマーのみから実質的に共重合された膜形成性コポリマーと、(b)広範囲微生物を抑制する有効量の抗菌剤とを含有し、そして前記組成物は皮膚科学許容され、かつ揮発性溶媒から皮膚に塗布した際、皮膚と接着して前記抗菌剤を皮膚に放出する、透明で、実質的に耐液体性を示し、実質的に不粘着性を示す可撓性膜を形成することができる。

上記Aモノマーは、単一の水酸基を含むアルキルアルコールアクリル酸またはメタクリル酸とのエステルモノマーであり、ここでいう前記アルキルアルコールは、Aモノマーがアクリル酸エステルである場合、2乃至約14個の炭素原子を有するアルコールであること、また、Aモノマーがメタクリル酸エステルである場合、約7個乃至18個の炭素原子を有するアルコールであることがさらに記載され、Aモノマーの量はコポリマー中の全モノマーの全重量のうち、約15%乃至80%である;
上記Bモノマーは、単一の水酸基を含むアルキルアルコールとメタクリル酸とのエステルモノマーであり、ここでいう前記アルコールはさらに1乃至6個の炭素原子を有すると記載されており、Bモノマーの量はコポリマー中の全モノマーの全重量のうち、約20%乃至70%である;および
上記Cモノマーは、N−ビニルラクタムであり、その量はコポリマー中の全モノマーの全重量のうち、約1%乃至15%である。

米国公開特許公報第2008/0138300号には、化粧品的に許容される媒体中、a)炭素原子数2乃至20個を含む少なくとも1種のモノアルコールと(メタ)アクリル酸との反応由来のエステルから選択される少なくとも1種のモノマーA、b)炭素原子数1乃至10個を含む少なくとも1種のモノアルコールとメタクリル酸との反応由来のエステルから選択される少なくとも1種のモノマーB、ならびにc)N−ビニルラクタムおよびその誘導体から選択される少なくとも1種のモノマーCを共重合することにより得られた少なくとも1種のアクリルポリマー化粧品組成物に含むこと、ならびに少なくとも1種の第1の有機溶媒を含有する少なくとも1種の有機溶媒相を化粧品組成物に含み、かつ当該有機溶媒相は、炭素原子数1乃至5を含む低級モノアルコールおよびC3−C4のケトンから選択される溶媒を全化粧品組成物の総量に対して15重量%以下含むことが開示されている。前記モノマーCは、ポリマー中の全モノマーの総数に対して、1%乃至15%の数値範囲の割合で存在する。

本発明者らは、本発明に係る非水系膜形成組成物が、他の多くの利点の中でも、耐水性の向上という重要な有益性を提供しうることを見出した。前記非水系膜形成組成物は、数多くの応用のために製剤化されてもよく、当該応用の非限定的な例としては、パーソナルケアサンケア医薬品、接着剤エネルギー塗料、および農業が含まれる。

概要

本発明は、以下由来の繰り返し単位を有する膜形成ポリマーを含有する非水系組成物を提供する: (a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマー;(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキル(アルク)アクリレート、C1〜C7のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。本発明は、さらに種々の工業技術、特にパーソナルケアにおける非水系組成物の応用を提供する。本発明は、さらに付け加えて、耐水性を備えた非水系パーソナルケア組成物を提供する。変数a、bおよびcは本明細書中で定義される。

目的

本発明は、少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有するモノマー由来の繰り返し単位を含む膜形成ポリマー含有非水系組成物を提供する

効果

実績

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請求項1

以下由来繰り返し単位を有する膜形成ポリマーを含有する非水系組成物:(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマー;(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキルアルクアクリレート、C1〜C7のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。

請求項2

前記少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有するモノマーは、以下の化学構造を有する、請求項1に記載の非水系組成物:上記式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、水素原子ハロゲン原子、官能化および非官能化C1−C4のアルキル、ならびにのみからなる群から選択され;Xはそれぞれ独立して、OR4、OM、ハロゲン原子、N(R5)(R6)、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択され; Yはそれぞれ独立して、酸素原子、NR7または硫黄原子であり;R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立して、水素原子ならびに官能化および非官能化アルキルのみからなる群から選択され;Mはそれぞれ独立して、金属イオンアンモニウムイオン有機アンモニウムカチオンおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択され;ならびにQ1、Q2、Q3およびQ4はそれぞれ独立して、官能化および非官能化アルキレンのみからなる群から選択される。

請求項3

前記Q1、Q2、Q3およびQ4はそれぞれ独立して、官能化および非官能化C1〜C12のアルキレンのみからなる群から独立して選択される、請求項2に記載の非水系組成物。

請求項4

R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、水素原子、メチルおよびこれらの組み合わせのみからなる群から独立して選択される、請求項2に記載の非水系組成物。

請求項5

前記R1およびR3はそれぞれ独立して、水素原子またはメチルであり;前記R2は、であり;Xは、OR4、OM、ハロゲン原子およびN(R5)(R6)のみからなる群から選択され;前記R4、R5およびR6はそれぞれ独立して、水素原子ならびに官能化および非官能化アルキルのみからなる群から選択され;ならびにMはそれぞれ独立して、金属イオン、アンモニウムイオン、有機アンモニウムカチオンおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される、請求項2に記載の非水系組成物。

請求項6

前記少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有するモノマーは、以下:のみからなる群から選択される化学構造を有する、請求項2に記載の非水系組成物。

請求項7

前記C1−C7のアルキル(アルク)アクリレートは、メチルアクリレートエチルアクリレートプロピルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、n−ペンチルアクリレート、iso−アミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘプチルアクリレート、メチルメタクリレートエチルメタクリレートプロピルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレート、iso−アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、n−ヘプチルメタクリレート、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される、請求項1に記載の非水系組成物。

請求項8

前記C1−C7のアルキル(アルク)アクリルアミドは、メチルアクリルアミドエチルアクリルアミドプロピルアクリルアミド、iso−ブチルアクリルアミド、sec−ブチルアクリルアミド、tert−ブチルアクリルアミド、n−ペンチルアクリルアミド、iso−アミルアクリルアミド、n−ヘキシルアクリルアミド、n−ヘプチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミドエチルメタクリルアミド、プロピルメタクリルアミド、iso−ブチルメタクリルアミド、sec−ブチルメタクリルアミド、tert−ブチルメタクリルアミド、n−ペンチルメタクリルアミド、iso−アミルメタクリルアミド、n−ヘキシルメタクリルアミド、n−ヘプチルメタクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される、請求項1に記載の非水系組成物。

請求項9

前記C8−C60のアルキル(アルク)アクリレートは、分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリレートである、請求項1に記載の非水系組成物。

請求項10

前記分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリレートは、2−エチルヘキシルアクリレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルアクリレート、1,1−ジメチルヘキシルアクリレート、6−メチルヘプチルアクリレート、7−メチルオクチルアクリレート、2−プロピルヘプチルアクリレート、8−メチルノニルアクリレート、9−メチルデシルアクリレート、10−メチルウンデシルアクリレート、11−メチルドデシルアクリレート、12−メチルトリデシルアクリレート、13−メチルテトラデシルアクリレート、14−メチルペンタデシルアクリレート、15−メチルヘキサデシルアクリレート、16−メチルヘプタデシルアクリレート、17−メチルオクタデシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルメタクリレート、1,1−ジメチルヘキシルメタクリレート、6−メチルヘプチルメタクリレート、7−メチルオクチルメタクリレート、2−プロピルヘプチルメタクリレート、8−メチルノニルメタクリレート、9−メチルデシルメタクリレート、10−メチルウンデシルメタクリレート、11−メチルドデシルメタクリレート、12−メチルトリデシルメタクリレート、13−メチルテトラデシルメタクリレート、14−メチルペンタデシルメタクリレート、15−メチルヘキサデシルメタクリレート、16−メチルヘプタデシルメタクリレート、17−メチルオクタデシルメタクリレートおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される、請求項9に記載の非水系組成物。

請求項11

前記C8−C60のアルキル(アルク)アクリルアミドは、分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリルアミドである、請求項1に記載の非水系組成物。

請求項12

前記分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリルアミドは、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−1,1,3,3−テトラメチルブチルアクリルアミド、N−1,1−ジメチルヘキシルアクリルアミド、N−6−メチルヘプチルアクリルアミド、N−7−メチルオクチルアクリルアミド、N−2−プロピルヘプチルアクリルアミド、N−8−メチルノニルアクリルアミド、N−9−メチルデシルアクリルアミド、N−10−メチルウンデシルアクリルアミド、N−11−メチルドデシルアクリルアミド、N−12−メチルトリデシルアクリルアミド、N−13−メチルテトラデシルアクリルアミド、N−14−メチルペンタデシルアクリルアミド、N−15−メチルヘキサデシルアクリルアミド、N−16−メチルヘプタデシルアクリルアミド、N−17−メチルオクタデシルアクリルアミド、N−2−エチルヘキシルメタクリルアミド、N−1,1,3,3−テトラメチルブチルメタクリルアミド、N−1,1−ジメチルヘキシルメタクリルアミド、N−6−メチルヘプチルメタクリルアミド、N−7−メチルオクチルメタクリルアミド、N−2−プロピルヘプチルメタクリルアミド、N−8−メチルノニルメタクリルアミド、N−9−メチルデシルメタクリルアミド、N−10−メチルウンデシルメタクリルアミド、N−11−メチルドデシルメタクリルアミド、N−12−メチルトリデシルメタクリルアミド、N−13−メチルテトラデシルメタクリルアミド、N−14−メチルペンタデシルメタクリルアミド、N−15−メチルヘキサデシルメタクリルアミド、N−16−メチルヘプタデシルメタクリルアミド、N−17−メチルオクタデシルメタクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される、請求項11に記載の非水系組成物。

請求項13

前記膜形成ポリマーは、下記の少なくとも1種に由来する繰り返し単位を有する、請求項1に記載の非水系組成物:a)前記ポリマー中、下記式およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される化学構造を有する少なくとも1種のモノマーが約10〜約40重量;(b)前記ポリマー中、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約15乃至約45重量%;ならびに(c)、前記ポリマー中、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−2エチルヘキシルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約25乃至約75重量%。

請求項14

前記膜形成ポリマーは、以下の式のみからなる群から選択される、請求項1に記載の非水系組成物:上記式中、a、bおよびcはそれぞれ独立して、前記ポリマー中、約0.1乃至約99重量%の範囲の値から選択されるが、上記a、bおよびcの合計は、それぞれのポリマーで合計100重量%である。

請求項15

請求項16

前記膜形成ポリマーは、少なくとも1種の架橋剤由来の繰り返し単位をさらに含む、請求項1に記載の非水系組成物。

請求項17

請求項18

以下由来の繰り返し単位を有する膜形成ポリマーを含有する非水系パーソナルケア組成物:(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマー;(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキル(アルク)アクリレート、C1〜C7のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。

請求項19

サンケア組成物、フェイスケア組成物、リップケア組成物、アイケア組成物、スキンケア組成物日焼け後ケア組成物、ボディケア組成物ネイルケア組成物アンチエージング組成物、虫よけ剤、オーラルケア組成物デオドラント組成物ヘアーケア組成物、コンディショニング組成物カラー化粧品組成物、カラープロテクション組成物、セルフタンニング組成物またはフットケア組成物である、請求項18に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項20

油、ワックストリグリセリド脂肪エステル脂肪アミド脂肪族炭化水素、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種の薬学的または化粧品的許容される有機溶媒をさらに含む、請求項18に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項21

ケラチン基質耐水性を付与するための組成物である、請求項20に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項22

ケラチン基質に耐水性を付与するためのサンケア組成物である、請求項21に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項23

油分散液水中油型エマルジョン油中水型エマルジョン、油−水−油型エマルジョン、水−油−水型エマルジョン、シリコーン中水型エマルジョン油性溶液、脂質融合物、水−アルコールゲル無水組成無水ゲルアルコール溶液、または水−アルコール溶液の形態である、請求項18に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項24

耐水性改善用補助ポリマーUV活性剤、UV活性可溶化剤、油、ワックス、溶媒乳化剤、防腐剤、酸化防止剤、抗ラジカル防止剤ビタミン香水防虫剤染料顔料保湿剤充填剤増粘剤膜形成剤、安定剤、緩衝剤展着剤パール化剤電解質、酸、塩基結晶構造剤、研磨剤、薬学的または化粧品的に許容される賦形剤、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種の添加剤をさらに含む、請求項18に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項25

前記膜形成ポリマーは、約0.01重量%乃至約20重量%の量で前記組成物中に存在する、請求項18に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項26

約100NTU未満の濁度を有する、請求項25に記載の非水系パーソナルケア組成物。

請求項27

約50NTU未満の濁度を有する、請求項25に記載の非水系パーソナルケア組成物。

技術分野

0001

本発明は、少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有するモノマー由来繰り返し単位を含む膜形成ポリマー含有非水系組成物を提供する。本発明は、さらに種々の工業技術、特にパーソナルケアにおける非水系組成物の応用を提供する。本発明は、さらに付け加えて、耐水性を備えた非水パーソナルケア組成物、特にサンケア組成物を提供する。

背景技術

0002

米国特許第2,882,262号では、N−(アクリルオキシアルキル)−およびN−(メタクリルオキシアルキル)−2−ピロリドン、それらのポリマーおよびそれらの調製方法を開示している。当該ポリマーは、写真技術において特に有用である。

0003

米国公開特許公報2010/0166985号では、N−ヒドロキシアルキル化ラクタム単位を含むポリマーの(メタアクリル酸エステル水性分散液、それらを調製する方法、および紙を処理するためのN−ヒドロキシアルキル化ラクタム単位を含むポリマーの(メタ)アクリル酸エステルの使用を開示している。

0004

米国公開特許公報第2007/0238807号は、ポリマーと必要に応じて生理活性剤とを溶媒中に含有する膜形成組成物を開示しており、この組成物は、生体表面への被覆および傷害抑制用の耐水性フィルムを形成する「液体絆創膏」のような様々な用途に使用されうる。

0005

欧州特許公開公報第2610332号明細書には、潤滑粘性を示すオイルと、少なくとも2種の内側ブロックを有する星型ポリマーと、を含む潤滑組成物が開示されており、前記内側ブロックのうち少なくとも1種が、機械デバイスを前記潤滑組成物で潤滑する方法に関連する1種以上の外側ブロックに対して順に結合されている。当該開示された出願には、N−メタクリロイル−2−ピロリドン、N−(2−メタクリロイルオキシエチル)−2−ピロリドン、N−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−2−ピロリドン、N−(2−メタクリロイルオキシペンタデシル)−2−ピロリドン、およびN−(3−メタクリロイルオキシヘプタデシル)−2−ピロリドンなどの含酸素モノマー化合物が記載されている。しかしながら、星型ポリマー構造は、その由来ならびに内側および外側ブロックポリマー構成の点で、本発明とは相違する。以下のモノマー由来の直鎖状膜形成コポリマーの調製およびその用途については、開示されていない:
(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を含む少なくとも1つのモノマー
(b)官能化および非官能化C1−C7のアルキル(アルクアクリレート、C1−C7のアルキル(アルク)アクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに
(c)官能化および非官能化C8−C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8−C60の(アルク)アルキルアクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。

0006

米国特許第4,584,192号は、抗菌剤含有膜形成組成物および使用方法を開示している。当該膜形成組成物は、(a)以下のA、B、およびCモノマーのみから実質的に共重合された膜形成性コポリマーと、(b)広範囲微生物を抑制する有効量の抗菌剤とを含有し、そして前記組成物は皮膚科学許容され、かつ揮発性溶媒から皮膚に塗布した際、皮膚と接着して前記抗菌剤を皮膚に放出する、透明で、実質的に耐液体性を示し、実質的に不粘着性を示す可撓性膜を形成することができる。

0007

上記Aモノマーは、単一の水酸基を含むアルキルアルコールアクリル酸またはメタクリル酸とのエステルモノマーであり、ここでいう前記アルキルアルコールは、Aモノマーがアクリル酸エステルである場合、2乃至約14個の炭素原子を有するアルコールであること、また、Aモノマーがメタクリル酸エステルである場合、約7個乃至18個の炭素原子を有するアルコールであることがさらに記載され、Aモノマーの量はコポリマー中の全モノマーの全重量のうち、約15%乃至80%である;
上記Bモノマーは、単一の水酸基を含むアルキルアルコールとメタクリル酸とのエステルモノマーであり、ここでいう前記アルコールはさらに1乃至6個の炭素原子を有すると記載されており、Bモノマーの量はコポリマー中の全モノマーの全重量のうち、約20%乃至70%である;および
上記Cモノマーは、N−ビニルラクタムであり、その量はコポリマー中の全モノマーの全重量のうち、約1%乃至15%である。

0008

米国公開特許公報第2008/0138300号には、化粧品的に許容される媒体中、a)炭素原子数2乃至20個を含む少なくとも1種のモノアルコールと(メタ)アクリル酸との反応由来のエステルから選択される少なくとも1種のモノマーA、b)炭素原子数1乃至10個を含む少なくとも1種のモノアルコールとメタクリル酸との反応由来のエステルから選択される少なくとも1種のモノマーB、ならびにc)N−ビニルラクタムおよびその誘導体から選択される少なくとも1種のモノマーCを共重合することにより得られた少なくとも1種のアクリルポリマー化粧品組成物に含むこと、ならびに少なくとも1種の第1の有機溶媒を含有する少なくとも1種の有機溶媒相を化粧品組成物に含み、かつ当該有機溶媒相は、炭素原子数1乃至5を含む低級モノアルコールおよびC3−C4のケトンから選択される溶媒を全化粧品組成物の総量に対して15重量%以下含むことが開示されている。前記モノマーCは、ポリマー中の全モノマーの総数に対して、1%乃至15%の数値範囲の割合で存在する。

0009

本発明者らは、本発明に係る非水系膜形成組成物が、他の多くの利点の中でも、耐水性の向上という重要な有益性を提供しうることを見出した。前記非水系膜形成組成物は、数多くの応用のために製剤化されてもよく、当該応用の非限定的な例としては、パーソナルケア、サンケア医薬品、接着剤エネルギー塗料、および農業が含まれる。

課題を解決するための手段

0010

第1の態様において、本発明は、以下由来の繰り返し単位を有する膜形成ポリマーを含有する非水系組成物を提供する。
(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマー;
(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキル(アルク)アクリレート、C1〜C7アルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに
(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60アルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。前記非水系組成物の具体的な非限定的な例として、前記非水系組成物は、パーソナルケア組成物、セメンチング流体油井組成物、建設組成物、補給流体礫岩緩衝モルタルフラクチャリング流体仕上げ流体加工流体スペーサー流体掘削泥水塗料組成物家庭、工業および汎用組成物、医薬組成物食品組成物殺生物剤、接着剤、インク、紙、研磨剤成膜金属加工油組成物プラスチック織物印刷組成物、潤滑剤、防腐剤農薬、またはウッドケア組成物を含む。

0011

第2の態様において、本発明は、以下由来の繰り返し単位を有する膜形成ポリマーを含有する非水系パーソナルケア組成物を提供する:
(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマーと、
(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキル(アルク)アクリレート、C1〜C7のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;
(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。

0012

前記非水系組成物の具体的な非限定的な例として、サンケア組成物、フェイスケア組成物、リップケア組成物、アイケア組成物、スキンケア組成物日焼け後ケア組成物、ボディケア組成物ネイルケア組成物アンチエージング組成物、虫よけ剤、オーラルケア組成物デオドラント組成物ヘアーケア組成物、コンディショニング組成物カラー化粧品組成物、カラープロテクション組成物、セルフタンニング組成物またはフットケア組成物を含む。

図面の簡単な説明

0013

図1図4のそれぞれは、市販されている種々の組成と本発明の非水系サンケア組成とを比較した耐水性(百分率)の調査結果を表わす。
図1図4のそれぞれは、市販されている種々の組成と本発明の非水系サンケア組成とを比較した耐水性(百分率)の調査結果を表わす。
図1図4のそれぞれは、市販されている種々の組成と本発明の非水系サンケア組成とを比較した耐水性(百分率)の調査結果を表わす。
図1図4のそれぞれは、市販されている種々の組成と本発明の非水系サンケア組成とを比較した耐水性(百分率)の調査結果を表わす。
図5は、インビトロにおける耐水性試験方法を表わす。

0014

詳細な説明
開示されたおよび/または請求された発明概念の少なくとも1つの態様について詳細に説明する前に、当該開示されたおよび/または請求された発明概念は、その適用において、以下の詳細な説明または示された図面に記載されている、構成の詳細および成分または工程または方法論の配置に制限されることはない点を認識すべきである。開示されたおよび/または請求された発明概念は、他の態様または様々な方法で実施または実行されることにも適用可能である。また、本明細書で使用される表現および用語は、説明の目的で使用されるものであり、限定的であると見なされるべきではないことを理解すべきである。

0015

本明細書において特段の定義がない限り、開示されたおよび/または請求された発明概念と関連して使用される技術用語は、当業者によって一般的に理解される意味を有するものとする。さらに、文脈によって特段の要求がない限り、単数形の用語は複数形を含み、複数形の用語は単数形を含むものとする。

0016

本明細書に開示された物品および/または方法のすべては、本開示に照らして過度実験をすることなく作製および実行することができる。開示されたおよび/または請求された発明概念の物品および方法は、特定の態様に関して記載されているが、当業者であれば、前記物品および/または方法および本明細書に記載された方法における工程中または一連の工程に対して、前記開示されたおよび/または請求された発明概念の思想、意図および範囲から逸脱することなく、改変を適用しうることは明らかである。当業者にとって明らかな類似の置換物および改変は、開示されたおよび/または請求された発明概念の意図、範囲および思想の範囲内であるとみなされる。

0017

本開示に従って使用される場合、以下の用語は、特段の規定がない限り、以下の意味を有すると理解されるべきである。

0018

用語“含む”と併せて用いられる用語“a”または“an”の使用は、“1”を意味するものであるが、“1以上”、“少なくとも1”および“1または1以上”の意味とも一致している。本開示は、代替語および“および/または”のみを示す定義を支持するが、代替語が相互に排他的である場合に限って、当該代替語を示すことが明示的に規定されている場合を除き、用語“または”の使用は、“および/または”を意味する用語として用いられる。

0019

本出願を通して、用語“約”は、数値定量装置誤差固有変動、値を決定するために使用される方法、または試験被験者の間に存在する変動を含むことを示すために使用される。例えば、特に限定するものではないが、用語「約」が使用される場合、指定値は、プラスまたはマイナス12%、または11%、または10%、または9%、または8%、または7%、または6%、5%、または4%、または3%、または2%、または1%の変動がありうる。

0020

用語“少なくとも1つの”の使用は、1、2、3、4、5、10、15、20、30、40、50、100などの1つ以上の任意の数量を含むことが理解されうる。用語“少なくとも1つ”は、それが修飾する用語に応じて、100または1000またはそれ以上まで増えてもよい。さらに、100/1000の量は、より低いまたはより高い限界値満足のいく結果を生み出す可能性があるため、限定的であるとみなされるべきではない。さらに、用語“X、YおよびZの少なくとも1つ”の使用は、X単独、Y単独、およびZ単独、ならびにX、YおよびZの任意の組み合わせを含むと理解されうる。序数用語の使用(すなわち、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」など)は、2つ以上の項目をそれぞれ区別することのみを目的としており、特段の明記がない限り、ある1つの項目の他の1つの項目に対する順番順序または重要性や、追加の順序を暗示するものではない。

0021

明細書中で使用される単語、“含む”(および「含む」の任意の活用形)、“有する”(および「有する」の任意の活用形)、“包含する”(および「包含する」の任意の活用形)または“含有する”(および「含有する」の任意の活用形)は、包括的または開いた系であり、追加的な、未列挙の要素または方法の工程を排除するものではない。本明細書で使用される用語“またはこれらの組み合わせ”は、その用語に先行する列挙された項目のすべての順列および組み合わせをいう。例えば、“A、Bxn、Bxn+1またはこれらの組み合わせ”は、A、Bxn、Bxn+1、ABxn、ABxn+1、BxnBxn+1またはABxnBxn+1の少なくとも1つを含むことを意図し、仮に特定の文脈において、順序が重要である場合は、さらにBxnA、Bxn+1A、Bxn+1BxnA、BxnBxn+1A、ABxn+1Bxn、BxnABxn+1またはBxn+1ABxnがさらに当該組み合わせに含まれる。この例示をさらに続けると、明示的に含まれている組み合わせは、1以上の項目または用語の反復を含む組合せ、例えば、BxnBxn、AAA、MBxn、BxnBxnBxn+1、AAABxnBxn+1Bxn+1Bxn+1Bxn+1、Bxn+1BxnBxnAAA、Bxn+1ABxnABxnBxnなどである。当業者であれば、文脈から明らかでない限り、一般的には、任意の組み合わせにおける項目または用語の数に制限されないことを理解するであろう。

0022

用語“それぞれ独立してのみからなる群から独立して選択される”は、ある基が構造中に複数回出現する場合、その基が出現するたびに、それぞれ独立して選択され得ることを意味する。

0023

用語“ヒドロカルビル”は、任意のヘテロ原子を有する、直鎖状および分岐状アルキルアルケニルアルキニルシクロアルキルシクロアルケニルアリール基およびこれらの組み合わせを含む。ヒドロカルビル基は、一価二価または多価であってもよい。

0024

用語“アルキル”は、任意の1個以上のヘテロ原子を有する、官能化または非官能化の1価の直鎖状、分岐状または環状のC1〜C60基をいう。好ましくは、アルキルはC1−C45基であり、より好ましくはC1−C30基である。アルキル基の非限定的な例には、メチルエチル、n−プロピル、イソプロピルn−ブチルイソブチル、tert−ブチルシクロブチル、n−ペンチル、イソペンチルシクロペンチルn−ヘキシルシクロヘキシル、n−ヘプチルシクロヘプチルメチルシクロヘキシルn−オクチル、2−エチルヘキシル、tert−オクチル、iso−ノルボルニル、n−ドデシル、tert−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、およびn−エイコシルを含む。

0025

用語“アルキレン”は、任意の1個以上のヘテロ原子を有する、官能化または非官能化の2価の直鎖状、分岐状または環状のC1〜C40基をいう。好ましくは、アルキレンはC1〜C30基、より好ましくはC1〜C20基である。アルキレン基の非限定的な例には、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH(CH3)−CH2−、−CH2−CH(CH3)−、−C(CH3)2−CH2−、−CH2−C(CH3)2−、−CH(CH3)−CH(CH3)−、−C(CH3)2−C(CH3)2−、−CH2−CH2−CH2−、−CH(CH3)−CH2−CH2−、−CH2−CH(CH3)−CH2−、−CH2−CH2−CH(CH3)−、−CH2−CH2−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−、シクロプロピレンシクロブチレンシクロペンチレンシクロヘキシレンなどが含まれる。

0026

用語“ヘテロ原子”は、酸素原子窒素原子硫黄原子ケイ素原子リン原子および/またはハロゲン原子をいう。当該ヘテロ原子は、1種以上のヘテロ原子含有官能基の一部として存在してもよい。ヘテロ原子含有官能基の非限定的な例としては、エーテルヒドロキシエポキシカルボニルカルボキサミドカルボン酸エステルカルボン酸イミンイミドアミンスルホン酸スルホンアミドホスホンおよびシラン基が挙げられる。

0027

用語“ハロゲン”は、クロロ、ブロモヨードおよび/またはフルオロをいう。

0028

用語“金属イオン”は、アルカリ金属イオンアルカリ土類金属イオンおよび遷移金属イオンを含む。例えば、ナトリウムカルシウム、銅および鉄由来イオンが挙げられる。

0029

用語“アンモニウム”は、プロトン化されたNH3およびプロトン化された第1級、第2級および第3級有機アミンを含む。

0030

用語“官能化”は、当業者に知られた1以上の官能化反応の手法により導入された、1種以上の官能基を有する部位の状態をいう。官能化反応の非限定的な例としては、エポキシ化スルホン化加水分解アミド化エステル化ヒドロキシル化ジヒドロキシ化アミノ化、化安分解、アシル化ニトロ化酸化脱水、脱離、水和脱水素水素化、アセタール化ハロゲン化脱ハロゲン化水素マイケル付加アルドール縮合カニッツァロ反応マンニッヒ反応クラウゼン縮合、鈴木カップリングなどが挙げられる。具体的には、化学構造部位の官能化は、前記部位中の1つ以上の水素原子を、例えば、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、および/またはアリール基などの1種以上の非水素原子の基に置換するものである。シクロアルキル基の好ましい非限定的な例として、シクロペンタンシクロヘキサンシクロヘプタンなどを含む。アルコキシ基の好ましい非限定的な例として、メトキシエトキシ、n−プロポキシイソプロポキシなどを含む。アリール基の好ましい非限定的な例として、ベンゼンナフタレン二環)、アントラセン三環)などを含む。

0031

用語“の残基”は、他の反応物との反応後に残る反応物のフラグメントをいう。当該残基は、一価、二価または多価であってもよい。

0032

用語“モノマー”は、重合中に同一または異なる1種以上のモノマーと化学的に結合してポリマーを形成する低分子をいう。

0033

用語“ポリマー”は、共有結合によって連結された1種類以上のモノマー残基(繰り返し単位)を含む大きな分子をいう。この定義により、ポリマーは、一般的にはオリゴマーと呼ばれる、モノマー単位の数がごく少数化合物から、モノマー単位の数が非常に多い化合物までを包含する。ポリマーの非限定的な例としては、ホモポリマー、ならびにコポリマー、ターポリマーテトラポリマーおよびより多元類似体などの非ホモポリマーが挙げられる。ポリマーは、ランダムブロック、および/または交互の構造を有することができる。

0034

用語“ホモポリマー”は、実質単一のモノマー種のみからなるポリマーをいう。

0035

用語“非ホモポリマー”は、2種以上のモノマーを含むポリマーをいう。

0036

用語“コポリマー”は、2つの異なるモノマー種を含む非ホモポリマーをいう。

0037

用語“ターポリマー”は、3つの異なるモノマー種を含む非ホモポリマーをいう。

0038

用語“分岐状”は、任意の非直鎖状分子構造をいう。当該用語には、分岐構造およびハイパーブランチ構造の両方が含まれる。

0039

用語“フリーラジカル付加重合開始剤”は、触媒量でフリーラジカル付加重合を開始するために使用される化合物をいう。開始剤の選択は、主にその溶解度およびその分解温度に依存する。

0040

用語“アルキル(アルク)アクリレート”は、アクリル酸またはアルキルアクリル酸アルキルエステルをいう。

0041

用語“アルキル(アルク)アクリルアミド”は、アクリル酸またはアルキルアクリル酸のアルキルアミドをいう。

0042

用語“アクリロイル”は、以下の一般式を有する部分構造をいう:



上記式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、水素原子および官能化および非官能化アルキル、アルケニル、アリールニトリルホルミルカルボキシルカルボン酸塩カルボキシエーテル、カルボキサイミド、ハロゲン原子、チオカルボキシレートおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。

0043

用語“非水系”は、実質的に水を含んでいない状態をいう。

0044

“非水系”に関しては、水が意図的に組成物に対して一切有効量添加されていないことを原則として意味する。しかしながら、用語“非水性”は、例えば吸湿性原料との会合の結果として少量の水も存在しえないという意味ではない。したがって、本発明に係る目的のために、用語“非水性”とは、組成物の総重量に対して約5重量%以下の量、より好ましくは約3重量%以下の量で水が存在することを原則として意味する。

0045

用語“膜形成”は、構造体を形成するまたは構造体に展開しうる物質の特性をいい、必須ではないが、前記構造体は、主に前記物質で構成された連続した薄い平板体であり、基板直接接触していてもいなくてもよい。例えば、ポリビニルピロリドン)(PVP K−90)の10%水溶液を、#38マイヤーロッド基材(例えば、メリネックスフィルム)上に塗布した場合、乾燥(水の蒸発)時にフィルムが形成される。

0046

用語“パーソナルケア組成物”および“化粧品”は、人体上または人体内での使用を意図した組成物、例えば皮膚用組成物、サンケア用組成物毛髪用組成物口腔用組成物美容用組成物および防腐組成物をいい、皮膚および毛髪の色および外見を変えるものも含まれる。

0047

用語“薬学的に許容される”または“化粧品的に許容される”は、一般的には安全であるとみなされている分子化合物および組成物をいう。具体的に本明細書においては、用語“薬学的に許容される”または“化粧品的に許容される”は、適切な政府機関規制局によって承認されているか、または米国薬局方もしくは一般的に認知されている他の薬局方において動物、特にヒトに対して使用するものと表示されていることを意味する。

0048

用語“ケラチン基質”は、ヒトの角質表面をいい、例えば、髪、まつ毛、および眉毛、だけでなく皮膚および爪も選択肢に含まれうる。他の哺乳類角質もまた同様に想定範囲内である。

0049

用語“濁度”は、流体の曇りまたは霞をいう。曇りまたは霞(または霞がかった)は、媒体による光の散乱現象であり、それを通して目視すると、った外観および物体の鮮明さの低下が生じる。濁度は、一般に肉眼では見えない個々の粒子(懸濁固体粒子)が原因である。これらの粒子は入射光散乱させるものであるので、濁度は、光線側に検出器を設置したネフェロメータと呼ばれる機器を用いて測定することができる。校正された比濁計の濁度の単位は、ネフェロメ濁度単位(NTU)と呼ばれる。

0050

用語“サンケア組成物”は、太陽より照射される有害または望ましくない放射線からの保護を目的として人体への使用を意図した組成物全てをいう。

0051

用語“医薬組成物”は、少なくとも1種の薬学的に活性な成分を含む任意の組成物だけでなく、任意の2種以上の成分の、組み合わせ、複合化もしくは凝集、1種以上の成分の解離、または1種以上の成分におけるその他の種類の反応もしくは相互作用由来により、直接もしくは間接的に得られた生成物全てをいう。

0052

用語“薬理活性成分”は、それを必要とする被験体送達されたときに治療効果を有する任意の成分だけでなく、さらにCDEREMEA、TAGなどの医薬品当局によって規制される任意の成分もさらに含むと広く解釈されるべきである。薬学的に活性な成分は、経口摂取により全身に作用させても、または口腔内、皮膚上などの摂取のような局所的に作用させてもよい。経皮性薬物送達システムのように、皮膚を介して当該成分を送達させてもよい。

0053

本明細書で使用される全てのパーセンテージ、比、および比率は、特段の規定が無い限り、重量基準に基づく。

0054

第1の態様において、本発明は、以下由来の繰り返し単位を有する膜形成ポリマーを含有する非水系組成物を提供する:
(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマー;
(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキル(アルク)アクリレート、C1〜C7のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに
(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。

0055

好ましい形態としては、前記少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有するモノマー(モノマーA)は、以下の化学構造を有する:



上記式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、官能化および非官能化C1−C4アルキル、ならびに



のみからなる群から選択され;
Xはそれぞれ独立して、OR4、OM、ハロゲン原子、N(R5)(R6)、



およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択され;
Yはそれぞれ独立して、酸素原子、NR7または硫黄原子であり;
R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立して、水素原子ならびに官能化および非官能化アルキルのみからなる群から選択され;
Mはそれぞれ独立して、金属イオン、アンモニウムイオン有機アンモニウムカチオンおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択され;ならびに
Q1、Q2、Q3およびQ4はそれぞれ独立して、官能化および非官能化アルキレンのみからなる群から選択される。

0056

好ましくは、前記Q1、Q2、Q3およびQ4はそれぞれ独立して、官能化および非官能化C1−C12のアルキレンのみからなる群から選択される。アルキレン基の好ましい非限定的な例として、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−、−CH(CH3)−CH2−、−CH2−CH(CH3)−、−(CH3)2−CH2−、−CH2−C(CH3)2−、−CH(CH3)−CH(CH3)−、−C(CH3)2−C(CH3)2−、−CH2−CH2−CH2−、−CH(CH3)−CH2−CH2−、−CH2−CH(CH3)−CH2−、−CH2−CH2−CH(CH3)−、−CH2−CH2−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−、および−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−が含まれる。

0057

非限定的な態様の一つとして、前記R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、水素原子、メチルおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。好ましくは、前記R1およびR2は水素原子であり、R3は水素原子またはメチルである。

0058

その他の非限定的な態様として、前記R1およびR3はそれぞれ独立して、水素原子またはメチルであり;前記R2は



であり;Xは、OR4、OM、ハロゲン原子およびN(R5)(R6)のみからなる群から選択され;
前記R4、R5およびR6はそれぞれ独立して、水素原子および官能化および非官能化アルキルのみからなる群から選択され;ならびにMはそれぞれ独立して、金属イオン、アンモニウムイオン、有機アンモニウムカチオンおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。好ましくは、前記R1およびR3は水素原子であり;前記R2は



であり;Xは、OR4、OM、およびN(R5)(R6)のみからなる群から選択され;
前記R4、R5およびR6はそれぞれ独立して、水素原子ならびに官能化および非官能化C1−C4のアルキルのみからなる群から選択される;ならびにMはそれぞれ独立して、金属イオン、アンモニウムイオン、有機アンモニウムカチオンおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。

0059

構造式(1)により定義される第1の重合性単位は、当該技術分野において公知の方法、例えばN−ヒドロキシルアルキルラクタムと、アクリレート、(メタ)アクリレート、無水物または同様の化合物と、の反応によって合成することができる。製造方法には、米国特許第2,882,262号;同第5,523,340号;同第6,369,163号;米国特許公開第2007/123673号;英国特許第924,623号;同第930,668号;および同第1,404,989号;WO03/006569号;および欧州特許第385918号に記載のものが含まれる。当該以前の開示内容のそれぞれが、その全体を参照して本明細書に組み込まれる。

0060

構造式(2)〜(57)で表わされるラクタム含有モノマーは、N−ヒドロキシアルキルラクタムおよび不飽和カルボン酸、アクリレート、(メタ)アクリレートまたは無水物を含む縮合反応から得ることができる。好適なN−ヒドロキシアルキルラクタムとしては、N−ヒドロキシメチルピロリドンおよびカプロラクタム、N−ヒドロキシエチルピロリドンおよびカプロラクタム、ならびにN−ヒドロキシプロピルピロリドンおよびカプロラクタムが挙げられる。使用可能なカルボン酸の非限定的な例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸クロトン酸フマル酸コハク酸およびマレイン酸が含まれる。同様に、アクリレートおよび(メタ)アクリレートの例としては、メチル、エチル、ブチル、オクチル、エチルヘキシルアクリレートおよびそれらの(メタ)アクリレート類似体を含むが、これらに限定されない。代表的な無水物には、ギ酸無水物無水コハク酸無水マレイン酸および無水酢酸が含まれる。

0061

好ましい形態としては、前記少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有するモノマーは、以下の式のみからなる群から選択された化学構造を有する:

0062

その他の好適な例は、WO2011/063208号に挙げられており、当該文献は、その全体を参照して本明細書に組み込まれる。

0063

C1−C7のアルキル(アルク)アクリレート(モノマーBx1)の好ましい非限定的な例として、メチルアクリレートエチルアクリレートプロピルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、n−ペンチルアクリレート、iso−アミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘプチルアクリレート、メチルメタクリレートエチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレート、iso−アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、n−ヘプチルメタクリレート、およびこれらの組み合わせを含む。より好ましくは、C1−C7のアルキル(アルク)アクリレートが、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。さらにより好ましくは、C1−C7のアルキル(アルク)アクリレートが、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。

0064

前記C1−C7のアルキル(アルク)アクリルアミド(モノマーBx1)の好ましい非限定的な例として、メチルアクリルアミドエチルアクリルアミドプロピルアクリルアミド、iso−ブチルアクリルアミド、sec−ブチルアクリルアミド、tert−ブチルアクリルアミド、n−ペンチルアクリルアミド、iso−アミルアクリルアミド、n−ヘキシルアクリルアミド、n−ヘプチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミド、エチルメタクリルアミド、プロピルメタクリルアミド、iso−ブチルメタクリルアミド、sec−ブチルメタクリルアミド、tert−ブチルメタクリルアミド、n−ペンチルメタクリルアミド、iso−アミルメタクリルアミド、n−ヘキシルメタクリルアミド、n−ヘプチルメタクリルアミド、およびこれらの組み合わせを含む。より好ましくは、前記C1−C7のアルキル(アルク)アクリルアミド(モノマーBx1)が、メチルアクリルアミド、エチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミド、エチルメタクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。さらにより好ましくは、前記C1−C7のアルキル(アルク)アクリルアミド(モノマーBx1)が、メチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミド、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。

0065

好ましい形態としては、前記C8−C60のアルキル(アルク)アクリレート(モノマーBx2)は、分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリレートである。分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリレートの好ましい非限定的な例としては、2−エチルヘキシルアクリレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルアクリレート、1,1−ジメチルヘキシルアクリレート、6−メチルヘプチルアクリレート、7−メチルオクチルアクリレート、2−プロピルヘプチルアクリレート、8−メチルノニルアクリレート、9−メチルデシルアクリレート、10−メチルウンデシルアクリレート、11−メチルドデシルアクリレート、12−メチルトリデシルアクリレート、13−メチルテトラデシルアクリレート、14−メチルペンタデシルアクリレート、15−メチルヘキサデシルアクリレート、16−メチルヘプタデシルアクリレート、17−メチルオクタデシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルメタクリレート、1,1−ジメチルヘキシルメタクリレート、6−メチルヘプチルメタクリレート、7−メチルオクチルメタクリレート、2−プロピルヘプチルメタクリレート、8−メチルノニルメタクリレート、9−メチルデシルメタクリレート、10−メチルウンデシルメタクリレート、11−メチルドデシルメタクリレート、12−メチルトリデシルメタクリレート、13−メチルテトラデシルメタクリレート、14−メチルペンタデシルメタクリレート、15−メチルヘキサデシルメタクリレート、16−メチルヘプタデシルメタクリレート、17−メチルオクタデシルメタクリレートおよびこれらの組み合わせを含む。

0066

好ましい形態としては、前記C8−C60のアルキル(アルク)アクリアミド(モノマーBx2)は、分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリルアミドである。分岐状C8−C30のアルキル部を有する(アルク)アクリルアミドの好ましい非限定的な例としては、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−1,1,3,3−テトラメチルブチルアクリルアミド、N−1,1−ジメチルヘキシルアクリルアミド、N−6−メチルヘプチルアクリルアミド、N−7−メチルオクチルアクリルアミド、N−2−プロピルヘプチルアクリルアミド、N−8−メチルノニルアクリルアミド、N−9−メチルデシルアクリルアミド、N−10−メチルウンデシルアクリルアミド、N−11−メチルドデシルアクリルアミド、N−12−メチルトリデシルアクリルアミド、N−13−メチルテトラデシルアクリルアミド、N−14−メチルペンタデシルアクリルアミド、N−15−メチルヘキサデシルアクリルアミド、N−16−メチルヘプタデシルアクリルアミド、N−17−メチルオクタデシルアクリルアミド、N−2−エチルヘキシルメタクリルアミド、N−1,1,3,3−テトラメチルブチルメタクリルアミド、N−1,1−ジメチルヘキシルメタクリルアミド、N−6−メチルヘプチルメタクリルアミド、N−7−メチルオクチルメタクリルアミド、N−2−プロピルヘプチルメタクリルアミド、N−8−メチルノニルメタクリルアミド、N−9−メチルデシルメタクリルアミド、N−10−メチルウンデシルメタクリルアミド、N−11−メチルドデシルメタクリルアミド、N−12−メチルトリデシルメタクリルアミド、N−13−メチルテトラデシルメタクリルアミド、N−14−メチルペンタデシルメタクリルアミド、N−15−メチルヘキサデシルメタクリルアミド、N−16−メチルヘプタデシルメタクリルアミド、N−17−メチルオクタデシルメタクリルアミド、およびこれらの組み合わせを含む。

0067

好ましい形態において、本発明に係る非水系組成物の成分である膜形成ポリマーは、下記の少なくとも1種に由来する繰り返し単位を有する:
(a)前記ポリマー中、下記式およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される化学構造を有する少なくとも1種のモノマーが約10〜約40重量;



(b)前記ポリマー中、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約15乃至約45重量%;ならびに
(c)前記ポリマー中、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−2エチルヘキシルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約25乃至約75重量%。

0068

より好ましくは、前記膜形成ポリマーが、下記の少なくとも1種に由来する繰り返し単位を有する:
(a)前記ポリマー中、下記式およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される化学構造を有する少なくとも1種のモノマーが約15〜約25重量;



(b)前記ポリマー中、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約20乃至約40重量%;ならびに
(c)、前記ポリマー中、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−2エチルヘキシルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約40乃至約60重量%。

0069

より好ましくは、前記膜形成ポリマーが、下記の少なくとも1種に由来する繰り返し単位を有する:
(a)前記ポリマー中、下記式およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される化学構造を有する少なくとも1種のモノマーが約20重量;



(b)前記ポリマー中、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約30重量%;ならびに
(c)、前記ポリマー中、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−2エチルヘキシルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーが約50重量%を含む。

0070

特に好ましくは、前記膜形成ポリマーが、下記の少なくとも1種に由来する繰り返し単位を有する:
(a)前記ポリマー中、下記式およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される化学構造を有する少なくとも1種のモノマー(モノマーA)が約20重量;



(b)前記ポリマー中、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリルアミド、メチルメタクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー(モノマーBx1)が約30重量%;ならびに
(c)、前記ポリマー中、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー(モノマーBx2)が約50重量%を含む。

0071

好ましい態様において、本発明に係る非水系組成物の成分である膜形成ポリマー(本発明のポリマー)は、以下の式のみからなる群から選択される化学構造を有する:

0072

上記式中、a、bおよびcはそれぞれ独立して、約0.1乃至約99重量%の範囲の値から選択される。但し、上記a、bおよびcの合計は、それぞれのポリマーで合計100重量%である。

0073

より好ましくは、本発明に係る非水系組成物の成分である膜形成ポリマー(本発明のポリマー)は、以下の式のみからなる群から選択される化学構造を有する:

0074

上記式中、a、bおよびcはそれぞれ独立して、約0.1乃至約99重量%の範囲の値から選択される。但し、上記a、bおよびcの合計は、それぞれのポリマーで合計100重量%である。

0075

好ましい形態において、本発明に係る非水系組成物の成分である膜形成ポリマー(本発明のポリマー)は、官能化及び非官能化N−ビニルラクタム、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルカプロラクタムアルキルビニルエーテルメチルビニルエーテル、イソブチル−ビニルエーテルビニルアルカノエートビニルアセテート、ビニルアルカンアミドビニルアルコール、ビニルカルボネートビニルカルバメート、ビニルチオカルバメート、ビニル尿素ハロゲン化ビニルビニルイミダゾールビニルピリジンビニルシランビニルシロキサンビニルスルホン、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、マレイミド、マレアミック酸、アルファオレフィンイソブチレン、ビニルトリアゾール、アルファ、ベータオレフィン性不飽和カルボン酸ニトリル、アクリロニトリルスチレンおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種モノマーに由来の繰り返単位をさらに含んでもよい。

0076

好ましい形態において、本発明に係る非水系組成物の成分である膜形成ポリマー(本発明のポリマー)は、少なくとも1種の架橋剤由来の繰り返し単位をさらに含んでもよい。

0077

架橋剤の非限定的な例としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される化合物のジビニルエーテルジエチレングリコールトリエチレングリコールテトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコール、ヘキサエチレングリコール、ヘプタエチレングリコール、オクタエチレングリコールノナエチレングリコール、デカエチレングリコールおよびポリアルキレングリコールのジビニルエーテル;メチレンビス(メタ)アクリルアミド;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート;ブタンジオールジ(メタ)アクリレート;テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート;ジプロピレングリコールジアリルエーテルポリグリコールジアリルエーテル;ヒドロキノンジアリルエーテル;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパンジアリルエーテル;ペンタエリスリトールトリアリルエーテル;アリル(メタ)アクリレート;トリアリルシアヌレートマレイン酸ジアリルポリアリルエステル;テトラアリルオキシエタントリアリルアミン;テトラアリルエチレンジアミンジビニルベンゼングリシジル(メタ)アクリレート;1、7−オクタジエン;1,9−デカジエン;1,13−テトラデカジエン;ジビニルベンゼン;ジアリルフタレート;トリアリル−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン;N、N‘−ジビニルイミダゾリドン;1−ビニル−3(E)−エチリデンピロリドン;2,4,6−トリアリルオキシ−1,3,5−トリアジン;およびこれらの組み合わせを含む。

0078

好ましくは、前記架橋剤は、約0.001重量%乃至約20重量%の量がポリマー中に存在するとよい。より好ましくは、前記架橋剤は、約0.001重量%乃至約10重量%の量がポリマー中に存在するとよい。さらにより好ましくは、前記架橋剤は、約0.001重量%乃至約5重量%の量がポリマー中に存在するとよい。

0079

本発明に係る非水系組成物は、上記の組成を使用してもよく、または種々の組成物および製品形態における他の成分と組み合わせて使用してもよい。

0080

好ましい態様において、本発明に係る非水系組成物は、パーソナルケア組成物、セメンチング流体、油井組成物、建設組成物、補給流体、礫岩緩衝モルタル、フラクチャリング流体、仕上げ流体、加工流体、スペーサー流体、掘削泥水、塗料組成物、家庭、工業および汎用組成物、医薬組成物、食品組成物、殺生物剤、接着剤、インク、紙、研磨剤、成膜、金属加工油組成物、プラスチック、織物、印刷組成物、潤滑剤、防腐剤、農薬、またはウッドケア組成物である。好ましくは、本発明に係る非水系組成物は、パーソナルケア組成物、塗料組成物、家庭、工業および汎用組成物、医薬組成物、または食品組成物である。より好ましくは、本発明に係る非水系組成物は、パーソナルケア組成物である。

0081

第2の態様において、本発明は、以下由来の繰り返し単位を有する膜形成ポリマー(本発明のポリマー)を含有する非水系パーソナルケア組成物を提供する:
(a)少なくとも1種の官能化または非官能化アクリロイル部および少なくとも1種のラクタム部を有する少なくとも1種のモノマーと、
(b)官能化および非官能化C1〜C7のアルキル(アルク)アクリレート、C1〜C7のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー;ならびに
(c)官能化および非官能化C8〜C60のアルキル(アルク)アクリレート、C8〜C60のアルキル(アルク)アクリルアミドおよびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種のモノマー。

0082

非水系パーソナルケア組成物の好ましい非限定的な例としては、サンケア組成物、フェイスケア組成物、リップケア組成物、アイケア組成物、スキンケア組成物、日焼け後ケア組成物、ボディケア組成物、ネイルケア組成物、アンチエージング組成物、虫よけ剤、オーラルケア組成物、デオドラント組成物、ヘアーケア組成物、コンディショニング組成物、カラー化粧品組成物、カラープロテクション組成物、セルフタンニング組成物またはフットケア組成物を含む。

0083

好ましい態様において、本発明に係る非水系パーソナルケア組成物は、少なくとも1種の薬学的または化粧品的に許容される有機溶媒をさらに含んでもよい。有機溶媒の好ましい非限定的な例としては、油、ワックストリグリセリド脂肪エステル脂肪アミド脂肪族炭化水素、およびこれらの組み合わせを含む。より好ましくは、有機溶媒は、飽和脂肪エステルおよびジエステルパルミチン酸イソプロピルパルミチン酸オクチルステアリン酸ブチルステアリン酸イソセチルステアロイルステアリン酸オクタデシル、アジピン酸ジイソプロピルセバシン酸ジオクチルパラフィン油パラフィンワックス動物油植物油ミンク油、ココナッツ油大豆油パーム油コーン油ココアバターゴマ油ラノリン油脂肪アルコールステアリルアルコールイソステアリルアルコールイソセチルアルコール、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される。さらに好ましくは、有機溶媒は、アシランド会社から市販されているセラフィル登録商標)エステルの少なくとも1種である。

0084

好ましい態様において、本発明に係る非水系パーソナルケア組成物は、ケラチン基質に対して耐水性を付与するための組成物である。好ましくは、前記組成物は、ケラチン基質に耐水性を付与するためのサンケア組成物である。

0085

好ましい態様において、本発明に係る非水系パーソナルケア組成物は、耐水性改善用補助ポリマーUV活性剤、UV活性可溶化剤、油、ワックス、溶媒、乳化剤、防腐剤、酸化防止剤、抗ラジカル防止剤ビタミン香水防虫剤染料顔料保湿剤充填剤増粘剤膜形成剤、安定剤、緩衝剤展着剤パール化剤電解質、酸、塩基結晶構造剤、研磨剤、薬学的または化粧品的に許容される賦形剤、およびこれらの組み合わせのみからなる群から選択される少なくとも1種の添加剤をさらに含んでもよい。

0086

好ましい態様において、本発明に係る非水系パーソナルケア組成物は、油分散液水中油型エマルジョン油中水型エマルジョン、油−水−油型エマルジョン、水−油−水型エマルジョン、シリコーン中水型エマルジョン油性溶液、脂質融合物、水−アルコールゲル、無水組成、無水ゲルアルコール溶液、または水−アルコール溶液の形態である。より好ましくは、本発明に係る非水系パーソナルケア組成物は、油分散液の形態である。

0087

好ましい態様において、前記膜形成ポリマーは、約0.01重量%〜約20重量%の量で前記組成物中に存在する。より好ましくは、前記膜形成ポリマーは、約0.1重量%〜約10重量%の量で前記組成物中に存在する。さらにより好ましくは、前記膜形成ポリマーは、約0.25重量%〜約5.0重量%の量で前記組成物中に存在する。

0088

好ましい態様において、本発明に係るパーソナルケア組成物は、約100NTU未満の濁度を有する。好ましくは、約50NTU未満の濁度を有する。

0089

非水系である本発明に係る組成物は、活性成分用媒体に適しているが、物理的または化学的に水に対する相溶性がない、または水存在下では有効性が低下する。

0090

合成方法
本発明に係る非水系組成物の成分である膜形成ポリマーは、当業者に知られている手法、例えば、フリーラジカル溶液重合、分散重合乳化重合、イオン連鎖重合リビング重合および沈殿重合を含む非限定的な手法により容易に合成することができる。

0091

フリーラジカル重合は、特に水分散性および/または水溶性反応溶媒を使用する場合に使用することができる。この種の重合方法は、K.W.Dixonによる“有機フリーラジカル重合の分解速度”(ポリマーハンドブックセクションII、第1巻、第4版、Wiley−Interscience、1999年)に記載されており、その開示はその全体を参照して本明細書に組み込まれる。

0092

フリーラジカル重合を開始可能な化合物としては、所定の条件で機能することが知られている材料が含まれており、ペルオキソおよびアゾ種の材料が含まれる。ペルオキソおよびアゾ化合物は限定されるものではなく、過酸化アセチルアゾビス−(2−アミジノプロパン二塩酸塩アゾビスイソブチロニトリル;2,2‘−アゾビス−(2−メチルブチロニトリル);過酸化ベンゾイル;ジ−tert−アミルペルオキシド;ジ−tert−ブチルジペルフタレートブチルペルオクトエート;tert−ブチルジクミルパーオキサイド;tert−ブチルヒドロペルオキシド;tert−ブチルペルベンゾエート;tert−ブチルペルマレイン酸塩;tert−ブチルペルイソブチルレート;tert−ブチルペルアセテート;tert−ブチルペルピバレートパラ−クロロベンゾイルペルオキシド;クメンヒドロペルオキシドジアセチルペルオキシドジベンゾイルペルオキシド;ジクミルペルオキシド;ジデカノイルペルオキシド;ジラウロイルペルオキシドジイソプロピルペルオキソジカーバメートジオクタノイルペルオキシド;ラウロイルペルオキシド;オクタノイルペルオキシド;スクシニルペルオキシド;およびビス−(オルトトルオイル)ペルオキシドを含む。また、アスコルビン酸硫酸鉄(II)/ペルオキソ二硫酸ナトリウム、tert−ブチルヒドロペルオキサイド二硫酸ナトリウムおよびtert−ブチルヒドロペルオキシド/ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウムを含む開始剤混合物またはレドックス開始剤系がフリーラジカル重合を開始するものとして適している。

0093

重合反応は、1種以上の溶媒の存在下で行ってもよい。本発明に用いられる溶媒の非限定的な例は、エタノールイソプロパノール、tert−ブタノールn−ヘキサンおよびセラフィル(登録商標)230を含む。本発明のポリマーは、1種の溶媒または1種以上の混合溶媒中で合成され、かつその中に維持されてもよく、または公知の方法によって合成溶媒とポリマーとを分離してもよく、および規定の製品および/または最終用途に有用な溶媒と置換してもよい。重合温度は、約5℃乃至約200℃の範囲内で変更してもよい。重合反応は、大気圧準大気圧、または超大気圧下で行うことができる。重合反応は、バッチ方式連続方式または半連続方式で行うことができる。

0094

好ましい形態において、本発明に係る非水系組成物の成分である非架橋化ポリマーは、約10000Da乃至約1000000Daの範囲、より好ましくは約25000Da乃至約500000Daの範囲、さらに好ましくは約50000Da乃至約250000Daの範囲の重量平均分子量を有している。架橋化ポリマーについての分子量は制限されることは無い。

0095

分子量は公知の手法を用いて制御することができ、当該公知の手法には、反応温度および時間を制御する手段と同様に、チオール(例えば、ドデシルメルカプタン)およびハロゲン化炭素(例えば、四塩化炭素などの塩化化合物)といった連鎖移動剤の使用も含まれる。

0096

ポリマーのキャラクタリゼーション
本発明に係る膜形成ポリマーおよび当該膜形成ポリマーを含む組成物は、公知の方法によって分析されうる。13C核磁気共鳴(NMR分光法ガスクロマトグラフィーGC)およびゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)の方法を用いて、ポリマーの同定、残留モノマー濃度ポリマー分子量およびポリマー分子量分布解析することが特に好ましい。

0097

核磁気共鳴(NMR)分光法は、単量体組成、ポリマーの配列決定および立体規則性といった化学的性質の観点から重合生成物を調べるのに特に好ましい方法である。これらの分析に適した分析機器には、ヴァリアント株式会社(パロアルト、CA)製のInova 400−MR NMRシステムが含まれる。NMRについて一般的な内容を記載している参考文献としては、Yoder,C.H.およびSchaeffer Jr.,C.D.による“多核NMR入門Benjamin/Cummings Publishing Company,Inc.,、1987”;およびSilverstein、R.M.等による、“有機化合物分光同定 John Wiley&Sons、1981”に記載されており、その開示はその全体を参照して本明細書に組み込まれる。

0098

残留モノマーベルはGCによって測定することができ、当該GCを使用することで重合プロセスによる反応物の変換量を特定することができる。これらの試験を実施するためのGC分析装置は、市販されており、以下のユニットを含む:Agilent Technologies株式会社(カリフォルニアサンタクララ)製GC−FIDおよびGC−TCDシリーズの5880、5890、および6890。GC原理は、Robert L. GrobおよびEugene F. Barryによる“ガスクロマトグラフィーの現在の実践第3版(John Wiley&Sons、1995)”に記載されており、その開示は、その全体を参照して本明細書に組み込まれる。

0099

GPCは、界面活性剤を含む水性アルコール溶液などの移動相溶液中における流体力学的容積(またはサイズ)に基づいて分子を分離する分析方法である。GPCは、ポリマー分子量分布を測定するための好ましい方法である。この方法は、この目的のために販売されている既知の分析機器で実施することができ、Viscotek(商標)社(テキサスヒュストン)のTDAmax(商標)高温PCシステムおよびRImax(商標)従来の較正システムを含む。さらに、GPC測定では、リファレンスとして分析用基準サンプルを使用しており、広い範囲の分子量を表すポリエチレングリコールおよびポリエチレンオキサイド標準サンプルが、複数の狭分布を有するため好ましい。これらの分析用標準サンプルは、Rohm&Haas社(Philadelphia、PA)およびVarian Inc. (パロアルト、CA)から市販されているものを購入した。GPCは、以下の文献:Schroder、E.等による“高分子特性評価、Hanser Publishers、1989; Billingham、N.C.”、“高分子科学におけるモル質量測定、Halsted Press、1979”;およびBillmeyer、F.による“ポリマー科学の教科書、Wiley Interscience、1984”に記載されており、その開示内容は、その全体を参照して本明細書に組み込まれる

0100

本発明に係る非水系組成物の成分である膜形成ポリマーは、以下に示す手順に従って調製することができる。本実施例は、ポリマーの合成を実際に示すものであるが、これに限定されるものではない。実施例中では、以下の略語が用いられる:
UV:紫外線
PyEMA:ピロリニルエチルメタクリレート
EHMA:2−エチルヘキシルメタクリレート
MMA:メチルメタクリレート
TBA:tert−ブチルアクリレート

0101

実験例1:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が20:30:50であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成

0102

PyEMA30g、EHMA75gおよびMMA45gをtert−ブタノール中で予め混合し、10分間撹拌した。当該混合溶液の10%(50g)分を、ヒールチャージとして反応器に入れ、前記混合溶液に窒素ガスを5分間スパージした。ヒールを有する前記反応器を68℃に加熱し、次いで0.3%のTrigonox(登録商標)25−C75で重合を開始した。また、モノマー充填物を含む残りの供給物450gを4時間かけて添加した。この際、最初の重合開始から1.5時間毎に、追加充填分である0.15%のTrigonox(登録商標)25−C75を、重合開始剤として合計3回にわたり前記当初の重合開始剤の合計供給充填量を上回る量添加した。モノマー添加が完了した後、1時間毎に3時間以上85℃にて0.3gのTrigonox(登録商標)121により残留モノマーの反応進行の追跡を行った。反応混合物を85℃で1時間保持し、次いで25℃に冷却し、透明な粘性のある生成物を回収した。残留モノマーは、1000ppm未満であった。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0103

実験例2:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が20:30:50であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中4時間の供給物の反応

0104

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至85℃に加熱する。EHMA90g、MMA54g、およびtert−ブタノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、4時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が80℃乃至85℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量0.9gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を80℃乃至85℃で1時間保持する。全モノマー量の2.0%の分量の反応進行追跡開始剤Luperox(登録商標)11を12回に分けて充填し、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料高真空下50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0105

実験例3:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が20:30:50であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中2時間の供給物の反応

0106

0107

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至85℃に加熱する。EHMA90g、MMA54gおよびtert−ブタノール150gからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、2時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が80℃乃至85℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Vazo(登録商標)67の全量0.9gを、充填中2回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を80℃乃至85℃で1時間保持する。全モノマー量の2.0重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)121を、90℃乃至91℃に温度を上昇させた後、充填し、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。反応混合物を90℃乃至95℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0108

実験例4:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が20:30:50であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中1時間反応

0109

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至85℃に加熱する。EHMA90g、MMA54gおよびtert−ブタノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至75℃で供給を開始し、1時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が70℃乃至75℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量0.9gを、充填中1度に供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を85℃乃至90℃で1時間保持する。全モノマー量の2.0重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)121を、毎時間後4回に分けて充填する。反応混合物を85℃乃至90℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0110

実験例5:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0111

PyEMA54gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、80℃乃至85℃に加熱する。EHMA72g、MMA54gおよびtert−ブタノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、3時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が80℃乃至85℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Vazo(登録商標)67の全量0.9gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を85℃乃至85℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Vazo(登録商標)67を、6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=30重量%、b=30重量%、c=40重量%であった。

0112

実験例6:
PyEMA/TBA/EHMAの重量比が20:30:50であるポリ(PyEMA−co−TBA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中4時間反応

0113

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、70℃乃至75℃に加熱する。EHMA90g、TBA54gおよびtert−ブタノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、1時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が70℃乃至75℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量0.9gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を70℃乃至75℃で1時間保持して、分析目的とした反応を試行した。温度を80℃乃至85℃まで上昇させた。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、毎時間後6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0114

実験例7:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0115

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、70℃乃至80℃に加熱する。EHMA90g、MMA54g、tert−ブタノールおよびイソプロパノール30gからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、4時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が70℃乃至75℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量1.35gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を70℃乃至75℃で1時間保持して、分析目的とした反応を試行した。温度を80℃乃至85℃まで上昇させた。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、毎時間後6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0116

実験例8:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0117

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、80℃乃至85℃に加熱する。EHMA54g、MMA90gおよびtert−ブタノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、3時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が80℃乃至85℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量0.9gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を80℃乃至85℃で1時間保持して、分析目的とした反応を試行した。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、毎時間後6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=50重量%、c=30重量%であった。

0118

実験例9:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0119

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至80℃に加熱する。EHMA90g、MMA54g、tert−ブタノールおよびイソプロパノール15gからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、4時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量1.35gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を80℃乃至85℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。温度を80℃乃至85℃に上昇させた。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、毎時間後6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0120

実験例10:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0121

PyEMA36gおよびtert−ブタノール75gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至80℃に加熱する。EHMA90g、MMA54g、tert−ブタノールおよびイソプロパノール6.5gからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、4時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量1.35gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を75℃乃至80℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。温度を80℃乃至85℃に上昇させた。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、毎時間後6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0122

実験例11:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0123

PyEMA36g、tert−ブタノール75gおよびイソプロパノール6.5gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至80℃に加熱する。EHMA90g、MMA54g、tert−ブタノールおよびイソプロパノール6.5gからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、4時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量1.35gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を75℃乃至80℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。温度を80℃乃至85℃に上昇させ、大気圧下でイソプロパノールを留去する。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0124

実験例12:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0125

PyEMA36g、tert−ブタノール75g、EHMA23gおよびイソプロパノール30gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至80℃に加熱する。EHMA67g、MMA54g、tert−ブタノールおよびイソプロパノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、2時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。H2O/Cu触媒を初期重合開始剤として使用し、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を75℃乃至80℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。温度を80℃乃至85℃に上昇する。全モノマー量の2.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤H2O/Cu触媒を、6回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0126

実験例13:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0127

PyEMA36g、tert−ブタノール75gおよびEHMA23gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至80℃に加熱する。EHMA67g、MMA54gおよびtert−ブタノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至80℃で供給を開始し、2時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が80℃乃至85℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量1.35gを、充填中6回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を80℃乃至85℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。全モノマー量の1.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、3時間で3回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0128

実験例14:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0129

PyEMA36g、tert−ブタノール77g、EHMA45gおよびイソプロパノール33gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、75℃乃至80℃に加熱する。EHMA45g、MMA54g、tert−ブタノールおよびイソプロパノールからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至75℃で供給を開始し、2時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。初期重合開始剤Luperox(登録商標)11の全量1.35gを、充填中3回に分けて供給する。供給が完了した後、tert−ブタノールを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を75℃乃至80℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。温度を120℃乃至130℃に上げる。全モノマー量の1.5重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)101を、6回に分けて充填する。反応混合物を120℃乃至130℃で6時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0130

実験例15:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0131

PyEMA36g、n−ヘプタン38g、EHMA36gおよびVazo(登録商標)67 0.5gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、80℃乃至85℃に加熱する。EHMA54g、MMA54g、およびn−ヘプタンからなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至75℃で供給を開始し、2時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。供給が完了した後、n−ヘプタンを使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を75℃乃至80℃で1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。温度を85℃乃至90℃に上げる。全モノマー量の2.0重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)121を、4回に分けて充填する。反応混合物を90℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0132

実験例16:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0133

PyEMA36g、Ceraphyl(登録商標)230 36g、EHMA36gおよびLuperox(登録商標)11 0.9gをヒールチャージとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、80℃乃至85℃に加熱する。EHMA54g、MMA54g、およびCeraphyl(登録商標)230からなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至75℃で供給を開始し、2時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。供給が完了した後、Ceraphyl(登録商標)230を使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。全モノマー量の2.0重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、4回に分けて充填する。反応混合物を80℃乃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0134

実験例17:
PyEMA/MMA/EHMAの重量比が30:30:40であるポリ(PyEMA−co−MMA−co−EHMA)の合成 tert−ブタノール溶媒中3時間反応

0135

PyEMA36g、Ceraphyl(登録商標)230 75gおよびLuperox(登録商標)11 0.9gをヒールチャ—ジとして反応容器に添加する。反応溶液を撹拌しながら窒素ガスで3回パージし、80℃乃至85℃に加熱する。EHMA90g、MMA54g、およびCeraphyl(登録商標)230からなる予め混合した供給充填物をポンプ内に供給する。70℃乃至75℃で供給を開始し、2時間にわたって供給し続ける。供給中、内部温度が75℃乃至80℃間に維持されるようにジャケット温度を調整する。供給が完了した後、Ceraphyl(登録商標)230を使用して供給ライン、ポンプおよび充填ラインをリンスし、反応容器に排出する。反応混合物を1時間保持して、HPLCによる分析目的とした反応を試行した。全モノマー量の2.0重量%の分量の反応進行の追跡開始剤Luperox(登録商標)11を、4回に分けて充填する。反応混合物を80℃至85℃で10時間保持する。試料を高真空下、50℃乃至55℃で乾燥する。上記式中の得られたポリマー構造は、a=20重量%、b=30重量%、c=50重量%であった。

0136

サンケア用途
本発明に係る非水系サンケア組成物について、以下で示すインビトロ法を用いた耐水性試験を行うことができる:
インビトロ耐水性
(1)ビトロスキン(登録商標)(以下、略してVS)を3.0cm×4.0cm大の切片カットして、35mmスライドホルダーの所定の位置に装着する。
(2)試験用生成物ごとに4つのスライドをそれぞれ作製する。
(3)そのうち1つのスライドをブランク用とし、ベースラインおよびゼロの読み取り値を得る。
(4)次いで、上記スライドを水和チャンバーに12〜14時間入れて、VSを水和させる。チャンバーの相対湿度を、18%w/wグリセリン溶液により維持する。
(5)VSの各切片に6〜7mg量の試験用生成物を塗布する。次いで、スライドを前記湿度チャンバー内に20分間戻し、VSに試験用生成物が接着するようにする。
(6)各スライドの初期UV吸光度は、290〜400nmの波長範囲のUV可視分光光度計(Cary 300 Series)を用いて測定する。
(7)それぞれスライドで2回の読み取りを行う、すなわち、各端から1回ずつ読み取られる。
(8)次いで、上記スライドを、25℃の水浴中、90rpmで循環させながら80分間浸漬する。そして、前記スライドを取り出し、15分間空気乾燥させる。
(9)前記スライドを前記湿度チャンバー内で120分間静置させて、浸漬後の吸光度を計算する。
(10)初期および吸収後の吸光度のデータはスプレッドシートとして保存され、Excelスプレッドシートにエクスポートされる。
(11)290−400nmの曲線の下の面積(y値の和)を各読み取り値について計算する。これは、最初の読み取りと浸漬後の読み取りとの両方で行われる。
(12)耐水性(百分率)は、以下の式から計算される:
耐水性(百分率)=(浸漬後の吸光度/初期吸光度)×100。
4つのスライドの平均値が、最終的な耐水性(百分率)値を示す。

0137

サンケアエマルジョンI

0138

0139

実験例1で調製された膜形成性ポリマー1.0gをサンケアエマルジョンIのB相に添加し、得られたエマルジョンの耐水性を試験する。図1は、様々な市販のサンケア製品と比較した、実施例1のポリマーを含むエマルジョンの耐水性値(百分率)を示す。
サンケアエマルジョンII

0140

0141

実験例1で調製された膜形成性ポリマー1.0gをサンケアエマルジョンIIのB相に添加し、得られたエマルジョンの耐水性を試験する。図2は、様々な市販のサンケア製品と比較した、実施例1のポリマーを含むエマルジョンの耐水性値(百分率)を示す。

0142

サンケアエマルジョンIII

0143

実験例1で調製された膜形成性ポリマー1.0gをサンケアエマルジョンIIIのB相に添加し、得られたエマルジョンの耐水性を試験する。図3は、様々な市販のサンケア製品と比較した、実施例1のポリマーを含むエマルジョンの耐水性値(百分率)を示す。

0144

無水組成

0145

0146

実験例1で調製された膜形成性ポリマー1.0gを上記無水組成のB相に添加し、得られたエマルジョンの耐水性を試験する。図4は、様々な市販のサンケア製品と比較した、実施例1のポリマーを含むエマルジョンの耐水性値(百分率)を示す。

実施例

0147

本明細書に引用された特許出願および刊行物を含むすべての参考文献は、その開示全体を参照として組み込まれるだけでなく、刊行物または特許または特許出願のそれぞれが、個別具体的にその内容全体を参照として示すことにより本明細書の一部として包含されうるような程度まで組み込まれることを意図するものである。当業者には明らかであるように、本発明の思想および範囲から逸脱することなく、現在開示され、請求されている本発明の概念の多くの変更および変形が可能である。

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