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課題・解決手段

栄養組成物感覚刺激特性、特に口当たりを改善又は増強するために有用な組成物が開示される。組成物は、部分的に水素化されたグアーガム(PHGG)と、アカシアガム(AG)と、の組み合わせを含有する。これらはまた、栄養組成物に含有させた場合に、健康な腸内細菌叢を促進し、消化器疾患治療又は予防するために使用され得る。

概要

背景

[0002]過敏性腸症候群(IBS)は、一般的な慢性消化管GI障害であり、先進国の一般人口の約5〜20%に影響を及ぼすと推定されている。IBSは、大腸に影響を及ぼす障害であり、典型的には消化についての愁訴を有する全患者の半分以上を占める。IBSは、例えば、腹痛下痢便秘交代性便通異常、その他の排便習慣乱れ鼓腸ガス腹部不快感及び膨張便中の過剰な粘液直腸出血、及び体重減少のような異なる臨床症状と併存する慢性状態である。多くの場合、IBSの症状は、非常に厄介であり得、患者の生活の質に重大な悪影響を及ぼす。

[0003]IBSの原因及び病態生理は十分に解明されておらず、多くの因子関与していると考えられている(R.Spiller,et al.:Gut 2007,56,1770−1798)。IBS患者では、腸の筋肉が異常な様式で収縮し得る。例えば、より強い収縮は、ガス、鼓腸、及び下痢の症状を引き起こし得、より弱い収縮は、腹部膨満感及び便秘を引き起こし得る。多くの場合、IBSは、末梢性感作として知られる内臓痛覚に対する高められた感受性と関連する。この感作は、閾値の低下及び一次求心性ニューロン変換プロセスゲイン増加を伴い、モノアミン(例えば、カテコールアミン及びインドールアミン)、サブスタンスP、並びに様々なサイトカイン、及びE型プロスタグランジンなどのプロスタノイドといった、様々なメディエーターに起因する。同様にしてIBSの病理に関与するものには、消化管運動機能障害があり、かかる機能障害により、消化管内容物及び/又はガスに対する処理が異常になる。心理的要因もまた、誘発されない場合、うつや不安を含む外乱と関連して表れるIBS症状に起因すると考えられている。消化管における病原性ウイルス及び細菌による感染及び炎症は、一部の患者においてIBSに寄与する原因又は悪化因子であり得る。栄養学的な因子(例えば、不十分な繊維摂取、過剰なカフェイン摂取−カフェインは消化管刺激物であることが知られている)、高脂肪摂取食物不耐性(例えば、乳、コムギ及びはしばしばIBSに関与する)、及び炭水化物吸収不良(特にフルクトースラクトース、及びソルビトール)は、運動性に対する影響の大部分を占める可能性があり、かつIBSの症状を引き起こし得る。

[0004]IBSの治療は、重症度及び症状によって異なる。治療及び管理には、特定の食物の制限又は回避、食物繊維摂取量の増加、特定の食品添加物の回避、並びに運動、及び/又は薬物療法などの食生活の変化を含むライフスタイルの変化が含まれ得る。典型的には、IBS症状の管理及び制御には多様なアプローチが利用される。

[0005]IBSの管理における食生活の役割は広範に調査されている。一部のIBS患者では、症状は特定の糖に対する不耐性又は炭水化物の吸収不良に起因する。したがって、一部の場合では、IBS症状の管理は除去食によって達成される。

[0006]そのような除去食の1つは、いわゆる「低FODMAP」食である。低FODMAP食では、徐々に吸収され、又は消化不能であり、小腸通過中に吸収されない短鎖炭水化物の摂取が制限され、腸内細菌によって迅速に発酵され、IBS患者において一般に経験されるガスの放出及び関連する鼓脹症状が生じる。これらの炭水化物は、FODMAPs−発酵性オリゴ糖(主にフルクタンガラクト−オリゴ糖)、二糖単糖、及びポリオール−と総称される(Gibson,P.R.,and Shepherd,S.J.− Aliment.Pharmacol.Ther.2005;21:1399−1409を参照)。低FODMAPs食は概して、症状を制御するために、これらの炭水化物が多い食品を避け、かかる食品をFODMAPが少ない食品で置き換える。IBSの管理に低FODMAP食を使用することの有効性について報告する研究が増えている(Ong,D.K.,et al.:J Gastroenterol Hepatol 2010;25:1366−1373;Halmos E.P.et al.,Gastroenterology 2014;146:67−75,e5,Staudacher H.M.,et al.:J Hum.Nutr.Diet 2011;24:487−495)。

[0007]FODMAPsは、数多くの食品中に天然に見出される。FODMAPsは概して、適切な酵素が存在しないために腸内で消化不能であるか、小腸でゆっくりと吸収されるかのいずれかである。例えば、難消化性オリゴ糖としては、タマネギニンニクアーティチョークリーキシャロット穀物(例えば、コムギ、オオムギ、及びライムギなど)、並びにイヌリンに見出されるフルクト−オリゴ糖(フルクタン)、並びにナッツ豆科植物インゲン豆、レンズ豆ヒヨコ豆大豆、及び大豆製品に見出されるガラクト−オリゴ糖(GOS)、乳及び乳製品(例えば、チーズ及びヨーグルトなど)に見出されるラクトースなどの二糖、広範囲果実(例えば、リンゴナシスイカ、及びマンゴーなど)、ハチミツ及び高フルクトースコーンシロップに見出されるフルクトースなどの単糖、アボカド及びアプリコットに存在するソルビトールを含む糖アルコール(ポリオール)、並びにマッシュルーム及びカリフラワーに見出されるマンニトール、並びにアプリコット、サクランボネクタリン、ナシ、アボカド、プラムライチに見出されるソルビトールを含むポリオール(糖アルコール)、並びにマッシュルーム、サヤエンドウ、及びカリフラワーに見出されるマンニトールが挙げられる。

[0008]典型的な低FODMAP食は、
[0009]グルコース/100gの過剰量として0.15g未満のフルクトース、
[0010]グルコースとは無関係に一回分当たり3g未満のフルクトース、及び
[0011]一回分当たり0.2g未満のフルクタン(一回分当たり0.3g未満の穀物、ナッツ、及び種を除く)を含有する。

[0012]加えて、食物繊維(特に可溶性繊維)の摂取量を増加させることが推奨されている。

[0013]FODMAPSは水溶性であり、その浸透圧特性のために、小腸及び結腸に水を引き込む。大腸では、FODMAPは細菌によって発酵され、感受性のある患者の鼓腸や関連するIBS症状を引き起こすガスを放出する。低FODMAP食は、腸管の症状を改善するのに有効であることが示されており、IBS患者の約70%が消化管症状の急速な改善を経験している。

[0014]しかし、栄養豊富野菜果物、及び乳製品などの高FODMAP食の長期的な排除又は制限により、栄養補給が必要となり得る。カルシウムは、乳製品をベースとした食品の排除により低FODMAP食で不足し得る特に重要な栄養素である。

[0015]食物繊維の摂取は、健康な消化管を維持するために不可欠であることはよく認識されている。例えば、世界保健機関(WHO)は、25g以上の食物繊維を毎日摂取することを推奨している。多くのIBS患者は、食物繊維の摂取量が不足しており、したがって、一般に繊維の摂取量を増やすことが推奨されている。しかし、一部の高繊維食品は、FODMAPS含量も高いことから、ある種の高繊維食品は、低FODMAP食から制限又は排除される必要がある。例えば、豆、果物、野菜、及び全粒粉(典型的には不溶性繊維成分)のような植物ベースの食品に見出されるタイプの繊維は、消化できない複雑な炭水化物を含有する。したがって、低FODMAP食は、十分な食物繊維(特に可溶性繊維)の摂取をもたらさない場合がある。

[0016]問題の短鎖炭水化物の制限又は排除により、特に低FODMAP食用栄養補助食品製剤に特有の問題が生じる。これらの短鎖炭水化物は典型的には、栄養組成物感覚特性及び官能特性に関与する。かかる炭水化物及び総固体含有物を低減させると、これらの特性に悪影響が生じる。例えば、組成物は、薄くてボディを欠いた口当たりを患い得る。特に栄養組成物における口当たりの悪さは、消費者受容性及び患者の服薬遵守の低下に関連する。

[0017]したがって、改善又は増強された感覚特性及び官能特性、特に口当たりを有する栄養組成物を提供する必要がある。しかし、食感及び口当たりを改善するために使用される既知の食品添加物の多くはUHT加工に対して不安定であり、低FODMAP食などの特定の栄養要件不適合である場合がある。繊維は、テクスチャラント(texturant)として栄養組成物に使用され得るが、栄養上意味がある量の繊維を提供するのに必要とされる量では、典型的には許容できないレベルにまで粘度を増加させる。十分なレベルの繊維を含み、低FODMAP食で患者に適しており、十分な官能体験を提供し、それによって患者の服薬遵守を改善する栄養組成物を提供することが、更に必要とされている。

概要

栄養組成物の感覚刺激特性、特に口当たりを改善又は増強するために有用な組成物が開示される。組成物は、部分的に水素化されたグアーガム(PHGG)と、アカシアガム(AG)と、の組み合わせを含有する。これらはまた、栄養組成物に含有させた場合に、健康な腸内細菌叢を促進し、消化器疾患を治療又は予防するために使用され得る。 なし

目的

[0017]したがって、改善又は増強された感覚特性及び官能特性、特に口当たりを有する栄養組成物を提供する

効果

実績

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請求項1

栄養組成物口当たりを改善するための、アカシアガム(AG)及び部分加水分解グアーガム(PHGG)の組み合わせであって、AG及びPHGGが、約5:1〜約1:5のAG:PHGGの重量比で存在する、組み合わせ。

請求項2

AG及びPHGGが、約5:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:2、約3.25:1〜約1:1、約3.1〜約1.25:1、約2.5:1〜約1.5:1、又は約2.25:1〜約1.25:1のAG:PHGGの重量比で存在する、請求項1に記載の組み合わせ。

請求項3

AG及びPHGGの量が、前記栄養組成物の約0.6〜約2.5重量%、約0.7〜約2重量%、約0.8〜約1.7重量%、又は約1〜約1.5重量%である、請求項1又は2に記載の組み合わせ。

請求項4

デンプン加水分解物を更に含み、好ましくは前記デンプン加水分解物がマルトデキストリンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項5

デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンの、総AG及びPHGGに対する比が、約5:1〜約1:5、約4:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:1、約3:5:1〜約1.5:1、又は約3:1〜約2:1である、請求項4に記載の組み合わせ。

請求項6

前記栄養組成物が、約1kcal/g未満、約0.4〜約0.98kcal/g、約0.55〜約0.95kcal/g、約0.5〜約0.9kcal/g、約0.6〜約0.85kcal/g、約0.65〜約0.8kcal/g、又は約0.6〜約0.75kcal/gのエネルギー密度を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項7

前記栄養組成物が、約12〜約20重量%、約14〜約19重量%、約16〜約18.5重量%、又は約15〜約18重量%の総固形分を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項8

前記栄養組成物が、タンパク質脂肪、及び炭水化物を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項9

前記栄養組成物中の前記タンパク質、脂肪、及び炭水化物由来固形分の量が、約12〜約20重量%、約14〜約19重量%、約16〜約18.5重量%、又は約15〜約18重量%である、請求項8に記載の組み合わせ。

請求項10

前記栄養組成物中の炭水化物の量が、約10〜17重量%、約11〜16.5重量%、約12〜16重量%、又は約13〜15.5重量%である、請求項8又は9に記載の組み合わせ。

請求項11

前記栄養組成物中の糖形態の炭水化物の量が、約7重量%以下、約5重量%以下、特に、約3重量%以下、約2重量%以下、約1重量%以下、特に、約0.7〜約7.0重量%、約0.7〜約7.0重量%、約0.7〜約6.0重量%、約0.7〜約5.0重量%、又は約0.7〜約4.0重量%である、請求項8〜10のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項12

前記栄養組成物中のタンパク質の量が、約4〜約24重量%、約4〜約14重量%、又は約4〜約9重量%である、請求項8〜11のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項13

前記栄養組成物中の脂肪の量が、約4重量%未満、約3重量%未満、より好ましくは約2重量%未満、最も好ましくは約1.8重量%未満、又は特に、約0.8〜約3重量%、約0.8〜約2.8重量%、約0.8〜約2.4重量%、約1〜約1.8重量%、約0.8〜約4重量%、約0.8〜約2.8重量%、約0.8〜約2.4重量%、若しくは約1〜約1.8重量%である、請求項8〜12のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項14

前記栄養組成物が、発酵性オリゴ糖二糖、及び単糖、並びにポリオール(FODMAPS)を、一食当たり0.5g以下、好ましくは0.4g以下、及びより好ましくは0.3g以下提供する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項15

前記栄養組成物が、液体である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組み合わせ。

請求項16

栄養組成物の口当たりを改善するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組み合わせの使用。

請求項17

前記栄養組成物が、請求項6〜15のいずれか一項に記載のものである、請求項16に記載の使用。

請求項18

脂肪、タンパク質、炭水化物、及びアカシアガム(AG)と部分加水分解グアーガム(PHGG)との組み合わせ、を含む栄養組成物であって、AG及びPHGGが、約5:1〜約1:5のAG:PHGGの重量比で存在し、前記栄養組成物が、約12〜約20重量%、約14〜約19重量%、約16〜約18.5重量%、又は約15〜約18重量%の総固形分を有する、栄養組成物。

請求項19

AG及びPHGGが、約5:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:2、約3.25:1〜約1:1、約3.1〜約1.25:1、約2.5:1〜約1.5:1、又は約2.25:1〜約1.25:1のAG:PHGGの重量比で存在する、請求項18に記載の栄養組成物。

請求項20

AG及びPHGGの量が、前記栄養組成物の約0.6〜約2.5重量%、約0.7〜約2重量%、約0.8〜約1.7重量%、又は約1〜約1.5重量%である、請求項18又は請求項19に記載の栄養組成物。

請求項21

デンプン加水分解物を更に含み、好ましくは前記デンプン加水分解物がマルトデキストリンである、請求項18〜20のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項22

デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンの、総AG及びPHGGに対する比が、約5:1〜約1:5、約4:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:1、約3:5:1〜約1.5:1、又は約3:1〜約2:1である、請求項21に記載の栄養組成物。

請求項23

デンプン加水分解物の量、好ましくはマルトデキストリンの量が、約1〜約8重量%、約2〜約6重量%、又は約3〜約5重量%である、請求項21又は22に記載の栄養組成物。

請求項24

約1kcal/g未満、約0.4〜約0.98kcal/g、約0.55〜約0.95kcal/g、約0.5〜約0.9kcal/g、約0.6〜約0.85kcal/g、約0.65〜約0.8kcal/g、又は約0.6〜約0.75kcal/gのエネルギー密度を有する、請求項18〜23のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項25

前記栄養組成物中の前記タンパク質、脂肪、及び炭水化物由来の固形分の量が、約12〜約20重量%、約14〜約19重量%、約16〜約18.5重量%、又は約15〜約18重量%である、請求項18〜24のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項26

前記栄養組成物中の炭水化物の量が、約10〜17重量%、約11〜16.5重量%、約12〜16重量%、又は約13〜15.5重量%である、請求項18〜25のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項27

前記炭水化物が、前記栄養組成物の総エネルギーの約4〜約70%、約4〜約61%、約4〜約55%、約10〜約50%、約20〜約40%、又は約20〜約35%を提供する、請求項18〜26のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項28

前記栄養組成物中の糖形態の炭水化物の量が、約7重量%以下、約5重量%以下、特に、約3重量%以下、約2重量%以下、約1重量%以下、特に、約0.7〜約7.0重量%、約0.7〜約7.0重量%、約0.7〜約6.0重量%、約0.7〜約5.0重量%、又は約0.7〜約4.0重量%である、請求項18〜27のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項29

前記栄養組成物中のタンパク質の量が、約4〜約24重量%、約4〜約14重量%、又は約4〜約9重量%である、請求項18〜28のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項30

前記タンパク質が、前記栄養組成物の総エネルギーの約15〜約65%、約20〜約53%、約25〜約45%、約25〜約40%、又は約30〜約40%を提供する、請求項18〜29のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項31

前記栄養組成物中の脂肪の量が、約4重量%未満、約3重量%未満、より好ましくは約2重量%未満、最も好ましくは約1.8重量%未満、又は特に、約0.8〜約3重量%、約0.8〜約2.8重量%、約0.8〜約2.4重量%、約1〜約1.8重量%、約0.8〜約4重量%、約0.8〜約2.8重量%、約0.8〜約2.4重量%、若しくは約1〜約1.8重量%である、請求項18〜30のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項32

前記脂肪が、前記栄養組成物の総エネルギーの約15〜約45%、約18〜約36%、約20〜約30%、又は約20〜約25%を提供する、請求項18〜31のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項33

前記栄養組成物が、発酵性のオリゴ糖、二糖、及び単糖、並びにポリオール(FODMAPS)を、一食当たり0.5g以下、好ましくは0.4g以下、及びより好ましくは0.3g以下提供する、請求項18〜32のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項34

ビタミンミネラル、及び微量元素からなる群から選択される1つ以上の微量栄養素を更に含む、請求項18〜33のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項35

1つ以上のプロバイオティクスを更に含む、請求項18〜34のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項36

食品的又は薬学的に許容される1つ以上の賦形剤を含む、請求項18〜35のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項37

液体の形態である、請求項18〜36のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項38

水性液体の形態である、請求項37に記載の栄養組成物。

請求項39

固体の形態、好ましくは、粉末の形態である、請求項18〜22のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項40

水性再構成用の粉末の形態である、請求項39に記載の栄養組成物。

請求項41

AG及びPHGGの量が、約2〜約18重量%、約2〜約15重量%、約3〜約15重量%、約4〜約10重量%、又は約5〜約9重量%である、請求項39又は40に記載の栄養組成物。

請求項42

デンプン加水分解物を更に含み、好ましくは前記デンプン加水分解物がマルトデキストリンである、請求項39〜41のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項43

デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンの、総AG及びPHGGに対する比が、約5:1〜約1:5、約4:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:1、約3:5:1〜約1.5:1、又は約3:1〜約2:1である、請求項43に記載の栄養組成物。

請求項44

デンプン加水分解物の量、好ましくはマルトデキストリンの量が、約5〜約45重量%、約5〜約45重量%、約10〜約35重量%、約10〜約30重量%、又は約10〜約28重量%である、請求項39又は請求項43に記載の栄養組成物。

請求項45

前記栄養組成物中の炭水化物の量が、約5〜約90重量%、約10〜約80重量%、約15〜約75重量%、約15〜約70重量%、又は約20〜約65重量%である、請求項39〜44のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項46

前記栄養組成物中の糖形態の炭水化物の量が、約2〜約55重量%、約3〜約50重量%、約3〜約45重量%、約3.5〜約35重量%、又は約3〜約30重量%である、請求項39〜45のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項47

前記栄養組成物中のタンパク質の量が、18〜約75重量%、約20〜約70重量%、約22〜約65重量%、又は約22〜約55重量%である、請求項39〜46のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項48

前記栄養組成物中の脂肪の量が、約4〜約25重量%、約4〜約23重量%、約4〜約16重量%、約4〜約14重量%、又は約5〜約10.5重量%である、請求項39〜47のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項49

前記栄養組成物が、一食当たり0.5g以下、好ましくは0.4g以下、及びより好ましくは0.3g以下の発酵性のオリゴ糖、二糖、及び単糖、並びにポリオール(FODMAPS)を提供する、請求項39〜48のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項50

ビタミン、ミネラル、及び微量元素からなる群から選択される1つ以上の微量栄養素を更に含む、請求項39〜50のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項51

1つ以上のプロバイオティクスを更に含む、請求項39〜51のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項52

1つ以上の食品的又は薬学的に許容される賦形剤を更に含む、請求項39〜52のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項53

請求項37又は38に記載の液体栄養組成物に再構成するための粉末の形態である、請求項39〜53のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項54

有効量の請求項18〜38、請求項39〜52、又は請求項53のいずれか一項に記載の前記栄養組成物を、消化管微生物叢バランス及び健康を促進する治療を必要とする個体に投与することを含む、消化管微生物叢バランス及び健康を促進する方法。

請求項55

機能性消化管障害又は消化障害、好ましくは過敏性腸症候群又は機能性消化不良、及びより好ましくは過敏性腸症候群の治療又は予防のための、請求項18〜38、請求項39〜52、又は請求項53のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項56

好ましくは消化管運動障害消化不良腹痛腹部痙攣下痢便秘排便習慣乱れ鼓腸過剰ガス、腹部不快感、及び腹部膨満感から選択される、消化管障害又は消化障害の症状の治療又は予防のための、請求項18〜38、請求項39〜52、又は請求項53のいずれか一項に記載の栄養組成物。

請求項57

機能性消化管障害又は消化障害、好ましくは過敏性腸症候群又は機能性消化不良、及びより好ましくは過敏性腸症候群の治療又は予防のための方法であって、請求項18〜38、請求項39〜52、又は請求項53のいずれか一項に記載の栄養組成物を、前記治療又は予防を必要としている患者に治療有効量で投与することを含む、方法。

請求項58

好ましくは消化管運動障害、消化不良、腹痛、腹部痙攣、下痢、便秘、排便習慣の乱れ、鼓腸、過剰ガス、腹部不快感、及び腹部膨満感から選択される、消化管障害又は消化障害の症状の治療又は予防のための方法であって、請求項18〜38、請求項39〜52、又は請求項53のいずれか一項に記載の栄養組成物を治療有効量で投与することを含む、方法。

技術分野

0001

[0001]本発明は、栄養組成物感覚刺激特性、特に口当たりを改善又は増強するのに有用な組成物に関する。本発明はまた、組成物を含有する栄養製剤に関する。

背景技術

0002

[0002]過敏性腸症候群(IBS)は、一般的な慢性消化管GI障害であり、先進国の一般人口の約5〜20%に影響を及ぼすと推定されている。IBSは、大腸に影響を及ぼす障害であり、典型的には消化についての愁訴を有する全患者の半分以上を占める。IBSは、例えば、腹痛下痢便秘交代性便通異常、その他の排便習慣乱れ鼓腸ガス腹部不快感及び膨張便中の過剰な粘液直腸出血、及び体重減少のような異なる臨床症状と併存する慢性状態である。多くの場合、IBSの症状は、非常に厄介であり得、患者の生活の質に重大な悪影響を及ぼす。

0003

[0003]IBSの原因及び病態生理は十分に解明されておらず、多くの因子関与していると考えられている(R.Spiller,et al.:Gut 2007,56,1770−1798)。IBS患者では、腸の筋肉が異常な様式で収縮し得る。例えば、より強い収縮は、ガス、鼓腸、及び下痢の症状を引き起こし得、より弱い収縮は、腹部膨満感及び便秘を引き起こし得る。多くの場合、IBSは、末梢性感作として知られる内臓痛覚に対する高められた感受性と関連する。この感作は、閾値の低下及び一次求心性ニューロン変換プロセスゲイン増加を伴い、モノアミン(例えば、カテコールアミン及びインドールアミン)、サブスタンスP、並びに様々なサイトカイン、及びE型プロスタグランジンなどのプロスタノイドといった、様々なメディエーターに起因する。同様にしてIBSの病理に関与するものには、消化管運動機能障害があり、かかる機能障害により、消化管内容物及び/又はガスに対する処理が異常になる。心理的要因もまた、誘発されない場合、うつや不安を含む外乱と関連して表れるIBS症状に起因すると考えられている。消化管における病原性ウイルス及び細菌による感染及び炎症は、一部の患者においてIBSに寄与する原因又は悪化因子であり得る。栄養学的な因子(例えば、不十分な繊維摂取、過剰なカフェイン摂取−カフェインは消化管刺激物であることが知られている)、高脂肪摂取食物不耐性(例えば、乳、コムギ及びはしばしばIBSに関与する)、及び炭水化物吸収不良(特にフルクトースラクトース、及びソルビトール)は、運動性に対する影響の大部分を占める可能性があり、かつIBSの症状を引き起こし得る。

0004

[0004]IBSの治療は、重症度及び症状によって異なる。治療及び管理には、特定の食物の制限又は回避、食物繊維摂取量の増加、特定の食品添加物の回避、並びに運動、及び/又は薬物療法などの食生活の変化を含むライフスタイルの変化が含まれ得る。典型的には、IBS症状の管理及び制御には多様なアプローチが利用される。

0005

[0005]IBSの管理における食生活の役割は広範に調査されている。一部のIBS患者では、症状は特定の糖に対する不耐性又は炭水化物の吸収不良に起因する。したがって、一部の場合では、IBS症状の管理は除去食によって達成される。

0006

[0006]そのような除去食の1つは、いわゆる「低FODMAP」食である。低FODMAP食では、徐々に吸収され、又は消化不能であり、小腸通過中に吸収されない短鎖炭水化物の摂取が制限され、腸内細菌によって迅速に発酵され、IBS患者において一般に経験されるガスの放出及び関連する鼓脹症状が生じる。これらの炭水化物は、FODMAPs−発酵性オリゴ糖(主にフルクタンガラクト−オリゴ糖)、二糖単糖、及びポリオール−と総称される(Gibson,P.R.,and Shepherd,S.J.− Aliment.Pharmacol.Ther.2005;21:1399−1409を参照)。低FODMAPs食は概して、症状を制御するために、これらの炭水化物が多い食品を避け、かかる食品をFODMAPが少ない食品で置き換える。IBSの管理に低FODMAP食を使用することの有効性について報告する研究が増えている(Ong,D.K.,et al.:J Gastroenterol Hepatol 2010;25:1366−1373;Halmos E.P.et al.,Gastroenterology 2014;146:67−75,e5,Staudacher H.M.,et al.:J Hum.Nutr.Diet 2011;24:487−495)。

0007

[0007]FODMAPsは、数多くの食品中に天然に見出される。FODMAPsは概して、適切な酵素が存在しないために腸内で消化不能であるか、小腸でゆっくりと吸収されるかのいずれかである。例えば、難消化性オリゴ糖としては、タマネギニンニクアーティチョークリーキシャロット穀物(例えば、コムギ、オオムギ、及びライムギなど)、並びにイヌリンに見出されるフルクト−オリゴ糖(フルクタン)、並びにナッツ豆科植物インゲン豆、レンズ豆ヒヨコ豆大豆、及び大豆製品に見出されるガラクト−オリゴ糖(GOS)、乳及び乳製品(例えば、チーズ及びヨーグルトなど)に見出されるラクトースなどの二糖、広範囲果実(例えば、リンゴナシスイカ、及びマンゴーなど)、ハチミツ及び高フルクトースコーンシロップに見出されるフルクトースなどの単糖、アボカド及びアプリコットに存在するソルビトールを含む糖アルコール(ポリオール)、並びにマッシュルーム及びカリフラワーに見出されるマンニトール、並びにアプリコット、サクランボネクタリン、ナシ、アボカド、プラムライチに見出されるソルビトールを含むポリオール(糖アルコール)、並びにマッシュルーム、サヤエンドウ、及びカリフラワーに見出されるマンニトールが挙げられる。

0008

[0008]典型的な低FODMAP食は、
[0009]グルコース/100gの過剰量として0.15g未満のフルクトース、
[0010]グルコースとは無関係に一回分当たり3g未満のフルクトース、及び
[0011]一回分当たり0.2g未満のフルクタン(一回分当たり0.3g未満の穀物、ナッツ、及び種を除く)を含有する。

0009

[0012]加えて、食物繊維(特に可溶性繊維)の摂取量を増加させることが推奨されている。

0010

[0013]FODMAPSは水溶性であり、その浸透圧特性のために、小腸及び結腸に水を引き込む。大腸では、FODMAPは細菌によって発酵され、感受性のある患者の鼓腸や関連するIBS症状を引き起こすガスを放出する。低FODMAP食は、腸管の症状を改善するのに有効であることが示されており、IBS患者の約70%が消化管症状の急速な改善を経験している。

0011

[0014]しかし、栄養豊富野菜果物、及び乳製品などの高FODMAP食の長期的な排除又は制限により、栄養補給が必要となり得る。カルシウムは、乳製品をベースとした食品の排除により低FODMAP食で不足し得る特に重要な栄養素である。

0012

[0015]食物繊維の摂取は、健康な消化管を維持するために不可欠であることはよく認識されている。例えば、世界保健機関(WHO)は、25g以上の食物繊維を毎日摂取することを推奨している。多くのIBS患者は、食物繊維の摂取量が不足しており、したがって、一般に繊維の摂取量を増やすことが推奨されている。しかし、一部の高繊維食品は、FODMAPS含量も高いことから、ある種の高繊維食品は、低FODMAP食から制限又は排除される必要がある。例えば、豆、果物、野菜、及び全粒粉(典型的には不溶性繊維成分)のような植物ベースの食品に見出されるタイプの繊維は、消化できない複雑な炭水化物を含有する。したがって、低FODMAP食は、十分な食物繊維(特に可溶性繊維)の摂取をもたらさない場合がある。

0013

[0016]問題の短鎖炭水化物の制限又は排除により、特に低FODMAP食用栄養補助食品製剤に特有の問題が生じる。これらの短鎖炭水化物は典型的には、栄養組成物の感覚特性及び官能特性に関与する。かかる炭水化物及び総固体含有物を低減させると、これらの特性に悪影響が生じる。例えば、組成物は、薄くてボディを欠いた口当たりを患い得る。特に栄養組成物における口当たりの悪さは、消費者受容性及び患者の服薬遵守の低下に関連する。

0014

[0017]したがって、改善又は増強された感覚特性及び官能特性、特に口当たりを有する栄養組成物を提供する必要がある。しかし、食感及び口当たりを改善するために使用される既知の食品添加物の多くはUHT加工に対して不安定であり、低FODMAP食などの特定の栄養要件不適合である場合がある。繊維は、テクスチャラント(texturant)として栄養組成物に使用され得るが、栄養上意味がある量の繊維を提供するのに必要とされる量では、典型的には許容できないレベルにまで粘度を増加させる。十分なレベルの繊維を含み、低FODMAP食で患者に適しており、十分な官能体験を提供し、それによって患者の服薬遵守を改善する栄養組成物を提供することが、更に必要とされている。

0015

[0018]本発明は、水溶性食物繊維及びアラビノガラクタン、すなわち部分加水分解グアーガム(PHGG)と、アカシアガム(AG)と、の組み合わせが、栄養組成物の口当たりを増強するのに非常に有効であるという驚くべき知見に基づく。特に、PHGGとAGとの組み合わせは、同じ量の個々の成分よりも口当たりをより効果的に増強し得る。本発明の組み合わせは、低FODMAP食に適しており、したがって、IBS患者などの栄養製剤に使用するのに特に適している。

0016

[0019]有利には、組成物は安定であり、したがって、典型的には熱滅菌、例えば、病原性微生物を除去する、その含有量を減少させる、又はさもなければその活性を低下させる、UHT滅菌又は低温殺菌及びオートクレーブ処理などといった任意の熱処理を必要とする、栄養組成物の調製に特に適する。

0017

[0020]更なる利点は、本発明の組み合わせが可溶性食物繊維供給源を提供することであり、かかる可溶性食物繊維は、非常に有益な食物成分であり、IBSのような機能性消化管障害の管理において特に重要である。

0018

[0021]本発明は、栄養組成物の口当たりを改善するための、部分加水分解グアーガム(PHGG)とアカシアガム(AG)との組み合わせを提供する。特に、本発明は、栄養組成物の口当たりを改善するための、アカシアガム(AG)と部分加水分解グアーガム(PHGG)との組み合わせであって、AG及びPHGGが、約5:1〜約1:5のAG:PHGGの重量比で存在する、組み合わせを提供する。

0019

[0022]組み合わせは、デンプン加水分解物を更に含んでよく、好ましくはデンプン加水分解物がマルトデキストリンである。したがって、一部の実施形態では、本発明は、栄養組成物の口当たりを改善するための、部分加水分解グアーガムと、アカシアガムと、デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンと、の組み合わせの使用を提供する。

0020

[0023]好ましい実施形態では、栄養組成物は、液体形態又は液体再構成するための粉末形態である。

0021

[0024]別の態様では、本発明は、アカシアガム(AG)と部分加水分解グアーガム(PHGG)との組み合わせを含む栄養組成物を提供する。別の態様では、本発明は、PHGGと、AGと、デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンと、の組み合わせを含む栄養組成物を提供する。栄養組成物は、好ましくは液体形態又は液体に再構成するための粉末形態である。

0022

[0025]本発明は更に、有効量の栄養組成物を個体に投与することを含む、消化管微生物叢バランス及び健康を促進する方法を提供する。

0023

[0026]更なる態様では、本発明は、機能性消化管障害又は消化障害、好ましくは過敏性腸症候群又は機能性消化不良、及びより好ましくは過敏性腸症候群の治療又は予防のための、本明細書に記載のいずれかの態様又は実施形態のような栄養補助食品を提供する。

0024

[0027]尚更なる態様では、本発明は、好ましくは消化管運動障害消化不良、腹痛、腹部痙攣、下痢、便秘、排便習慣の乱れ、鼓腸、過剰ガス、腹部不快感、及び腹部膨満感から選択される、消化管障害又は消化障害の症状の治療又は予防のための、本明細書に記載のいずれかの態様又は実施形態のような栄養補助食品を提供する。

0025

[0028]特に示さない限り、%の参照は重量%に関する。

0026

[0029]本明細書で使用するとき、用語「可溶性繊維」は、消化中に水を引き付けゲル化し、それによって消化を遅くする繊維を指す。可溶性繊維は、例えば、エンバクふすま、オオムギ、ナッツ、種、豆、レンズ豆、エンドウ豆、並びに一部の果物及び野菜に見られる。これは、一般的な繊維補助食品であるサイリウム(psyllium)にも見られる。不溶性繊維は、コムギふすま、野菜、及び全粒粉などの食品に見られる。不溶性繊維は便の嵩を増し、食物が及び腸をより迅速に通過する助けとなるように見える。

0027

[0030]本明細書で使用するとき、栄養組成物に関する用語「低固形分」は、特に、10〜19重量%、好ましくは15〜18重量%の総固形分を有する液体(水性組成物)を指す。本発明の文脈における用語「固形分」は、組成物の非水成分を指す。したがって、用語「総固形分」は、組成物の全内容物から水を引いたものを指す。特に、総固形分は、遊離し緩く結合した水分を除去した後に残される乾燥物質に関する。組成物中の総固形分は、例えば、組成物を真空オーブン中などで、減圧下、70〜100℃で乾燥させることによって測定され得る(例えば、Association of Analytical Communities (AOAC International),Official Methodsof Analysis 925.09 or 926.08による。

0028

[0031]本明細書で使用するとき、栄養組成物に関する用語「高固形分」とは、20〜28重量%、好ましくは21.5〜24重量%の総固形分を指す。

0029

[0032]本明細書で使用するとき、栄養組成物に関する用語「低糖」は、約7重量%以下、約5重量%以下、特に約3重量%以下、約2重量%以下、又は約1重量%以下の糖含有量を有する組成物を指す。好ましくは、「低糖」とは、約1〜約7重量%、約1〜約6重量%、約1〜約5重量%、約2〜約5重量%、又は約2〜約4重量%の糖含量を有する栄養組成物を指す。

0030

[0033]本明細書で使用するとき、栄養組成物に関する用語「低エネルギー密度」は、1kcal/g未満のエネルギー密度を有する組成物を指す。例えば、低エネルギー密度栄養組成物は、約0.3〜約0.95kcal/g、約0.4〜約0.9kcal/g、約0.45〜約0.88kcal/g、約0.5〜約0.85kcal/g、約0.55〜約0.8kcal/g、約0.6〜約0.75kcal/g、又は約0.6〜約0.7kcal/gのエネルギー密度を有し得る。

0031

[0034]「FODMAPs」は、Gibson,P.R.,and Shepherd,S.J.−Aliment.Pharmacol.Ther.2005;21:1399−1409,in particular Table 2,page 1402)に記載されている。本質的にFODMAPSは、5つの主要な食物成分−フルクトース(典型的には果物、ハチミツ、高フルクトースコーンシロップ由来)、フルクタン(フルクトオリゴ糖オリゴフルクトース−典型的にはコムギ及びタマネギ由来)、ラクトース(典型的には乳/乳製品由来、ポリオール(例えば、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、マルチトール−典型的には、リンゴ、ナシ、プラム、低カロリー(reduced calorie)甘味料由来)並びにガラクトオリゴ糖(GOS)(例えば、ラフィノーススタキオース典型的には豆科植物、豆、キャベツ芽キャベツ、タマネギ由来)を含む。

0032

[0035]本明細書で使用するとき、栄養組成物に関する用語「口当たり」は、かかる栄養組成物が口腔及び口の表面に接触するときに知覚される官能及び触覚特性を指す。官能及び触覚特性は、食感、厚み、稠度、及びボディを含む。口当たりの改善又は増強は、厚み及び/又はボディのような少なくとも1つの官能/触覚特性の改善又は増強を指し得る。かかる口の感覚及び触覚特性は、器具によって測定される粘度などの特性とは無関係であり得ることが理解されるであろう。例えば、改善又は増強された口当たりが、粘度に対する悪影響(特に容認できない増加)なしに達成され得る。改善された口当たりは、官能特性に関して訓練された味覚パネルによって検査され得る。

0033

[0036]部分加水分解グアーガム(PHGG)
[0037]PHGGは、グアーガムから得られる水溶性食物繊維である。グアーガムは、ガラクトマンナンからなる高分子量多糖であり、グアー豆(Cyamopsis tetragonolobus L)の胚乳粉砕して得られる。PHGGは、典型的には、β−エンドマンナナーゼを用いる、制御された酵素加水分解を介する、グアーガムの部分加水分解によって生成される。加水分解後、生成物を滅菌し、噴霧乾燥して粉末を形成することができる。

0034

[0038]構造的に、グアーガムは、β−D−(1−4)−グリコシド結合を介して結合したα−D−マンノピラノシル単位の長直鎖を含む。PHGGは、グアーガム(約2:1)と同じ化学構造及びマンノースガラクトース比を有しているが、加水分解がグアーガムの鎖長を元の(完全なままの)グアーガムの10%未満に減少させる。平均分子量は、典型的には完全なままのグアーガムの約10%減少する。PHGGの分子量は、典型的には1〜100kDaの範囲である。PHGGは、グアーガムより粘性が低い。

0035

[0039]好ましくは、グアーガムの1重量%水溶液は、25℃でレオメーターにより測定したときに、約2,000〜約6,000mPa.s、典型的には約3000〜約6000mPa.s、又は約3000〜約5000mPa.sの粘度を有し得る。好ましくは、本発明に使用されるPHGGの5重量%水溶液は、5℃でレオメーターにより測定したときに、約5〜約15mPa.s、より好ましくは約6〜約14、最も好ましくは約7mPa.s〜約12mPa.sの粘度を有し得る。

0036

[0040]PHGGは、下痢や便秘に効果があると報告されている(Homann,H,H.,et al.:Journal of Parenteral and Enteral Nutrition 1994,18,486−490 and Takahashi,H,et al.:Journal of Nutritional Science and Vitaminology 1994,40,251−259。PHGGは、食品添加物として、また最終製品レオロジー、味、食感、及び色を変えることなく栄養添加物として広く使用されている(Yoon,S.−J.et al.:Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition 2008,42,1−7)。Heini,A.F.et al.:(International Journal of Obesity 1998,22,906−909)によれば、PHGGは、対象に知覚させずに可溶性繊維として栄養ドリンクに添加され得、したがって口当たり又は食感に影響を与えなかった。

0037

[0041]アカシアガム(AG)
[0042]アカシアガム(AG)は、ガムアカシアガムアラビック(GA)又はインディアンガムとしても知られており、複雑なアラビノガラクタンファミリーに属する天然の非粘性高水溶性の繊維である。AGは、特定のアカシア樹木及び枝からの滲出物として得られる(Leguminosae−primarily A.Senegal and A.seyal)。AGは、モル比約3:3:1:1のアラビノース単位、ガラクトース単位ラムノース単位、及びグルクロン酸単位から主に構成される、複雑で高度に分岐した高分子量多糖である。AGは、200〜400kDaの平均分子量を有する。AGは、3つの異なる画分、すなわち、約1%の糖タンパク質、約1〜10%のアラビノガラクタン−タンパク質、及び約90〜99%のアラビノガラクタンから構成される。AGの粘度は供給源によって異なり、典型的には12〜18mL/gの範囲である。

0038

[0043]AGは可溶性食物繊維であり、他の可溶性繊維と比較してゆっくりと発酵する。AGは、動物実験において下痢の症状を改善することが報告されている。

0039

[0044]好ましくは、本発明に使用されるAGは、約200,000〜約400,000、より好ましくは約250,000〜約350,000、最も好ましくは約275,000〜約320,000の平均分子量を有する。

0040

[0045]マルトデキストリン
[0046]マルトデキストリンは、典型的には酸及び/又は酵素の作用によるデンプンの部分加水分解によって生成される、水溶性多糖である。マルトデキストリンは、コムギ又はコーンのようなデンプン供給源から調製され得る。得られた加水分解生成物は、典型的には精製され、噴霧乾燥されて粉末を形成する。化学的には、マルトデキストリンは、グリコシド(1→4)結合で連結されたα−D−グルコース単位を含む。マルトデキストリンは、糖、マルトース、並びにオリゴ糖及び多糖の混合物(例えば、マルトトリオース及びマルトテトラオース)の混合物からなる。

0041

[0047]マルトデキストリンは、通常、デキストロース当量(DE)によって分類される。DEは、無水α−D−グルコース単位の数の逆数である。したがって、より低いデキストロース当量(例えば、DE5)を有するマルトデキストリンは、デンプン加水分解の程度がより低く、したがってより高い平均分子量を有し、一方でより高いDE(例えばDE20)を有するマルトデキストリンは、デンプン加水分解の程度がより大きく、したがってグルコース分子数がより低く、したがって平均分子量がより低い)。

0042

[0048]プロバイオティクス
[0049]本発明のいずれかの態様又は実施形態による栄養組成物は、プロバイオティクスを更に含み得る。本明細書において使用するとき、プロバイオティクスは、適切な量で投与された場合に宿主に対して健康上の利益を与えることができる、より詳細には、その腸内微生物バランスを改善し、宿主の健康又は幸福に対する効果をもたらすことによって宿主に有益な影響を及ぼす、食品グレードの微生物(半生存可能、又は弱毒化、及び/又は非複製を含む生菌)、代謝産物微生物細胞調製物又は微生物細胞成分である。Salminen S,Ouwehand A.Benno Y.et al,「Probiotics:how should they be defined?」 TrendsFood Sci Technol.1999:10,107−10を参照。一般に、これらの微生物は、腸管内の病原性細菌の増殖及び/又は代謝を阻害する、又はそれに影響を与えると考えられている。プロバイオティクスはまた、宿主の免疫機能も活性化させ得る。

0043

[0050]プロバイオティクスの非限定的な例として、アエロコッカスAerococcus)、アスペルギルス(Aspergillus)、バシラス(Bacillus)、バクテロイデス(Bacteroides)、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)、カンジダ(Candida)、クロストリジウム(Clostridium)、デバロマイセス(Debaromyces)、エンテロコッカス(Enterococcus)、フソバクテリウム(Fusobacterium)、ラクトバシルス(Lactobacillus)、ラクトコッカス(Lactococcus)、リューコノストック(Leuconostoc)、メリッソコッカス(Melissococcus)、ミクロコッカス(Micrococcus)、ムコール(Mucor)、オエノコッカス(Oenococcus)、ペディオコッカス(Pediococcus)、ペニシリウム(Penicillium)、ペプトストレプトコッカス(Peptostrepococcus)、ピキア(Pichia)、プロピオニバクテリウム(Propionibacterium)、シュードカヌラータム(Pseudocatenulatum)、クモノスカビ(Rhizopus)、サッカロマイセス(Saccharomyces)、ブドウ球菌(Staphylococcus)、ストレプトコッカス(Streptococcus)、トルロプシス(Torulopsis)、ワイセラ(Weissella)、又はそれらの組み合わせが挙げられる。特にIBSの症状を軽減するために有益であり得る適切なプロバイオティクスの好ましい例としては、ラクトバシラス属(Lactobacillus)、レンサ球菌(Streptococcus)及びビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、例えば、ラクトバシラスアシドフィルス(Lactobacillusacidophilus)、ラクトバシラス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacteriuminfantis)、ビフィドバクテリウム・アニマリス(Bifidobacterium animalis)、ラクトバシラス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバシラス・カゼイ(Lactobacilluscasei)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ラクトバシラス・ブルガリカス(Lactobacillus bulgaricus)、及びレンサ球菌・サリバリウスssp.高温細菌(Streptococcus salivarius ssp.Thermophiles)が挙げられる。

0044

[0051]口当たりを改善するための組み合わせ
[0052]栄養組成物の口当たりを改善するための、本発明の組み合わせは、アカシアガム(AG)及び部分加水分解グアーガム(PHGG)を含む。したがって、本発明は、一態様では、栄養組成物の口当たりを改善するための、アカシアガム(AG)と部分加水分解グアーガム(PHGG)との組み合わせを提供する。AGとPHGGとの組み合わせは、特に液体栄養補助食品の口当たりを改善するために使用され得る。好ましくは、液体栄養補助食品は、低固形分を有する。

0045

[0053]AG及びPHGGは、栄養組成物中に、約5:1〜約1:5、約5:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:2、約3.25:1〜約1:1、約3.1〜約1.25:1、約2.5:1〜約1.5:1、又は約2.25:1〜約1.25:1のAG:PHGG重量比で存在する。好ましくは、AG対PHGGの重量比は、1:1超である。栄養組成物に加えられるAGとPHGGとの組み合わせは、好ましくは、栄養組成物の約0.6〜約2.5重量%、約0.7〜約2重量%、約0.8〜約1.7重量%、又は約1〜約1.5重量%である。

0046

[0054]好ましくは、本発明に使用されるPHGGは、約15〜約35,000kDa、より好ましくは約20〜約20kDaの分子量を有する。好ましくは、PHGGの5重量%水溶液は、5℃で測定したときに、約5〜約15mPa.s、より好ましくは約6〜約14、最も好ましくは約7mPa.s〜約12mPa.sの粘度を有し得る。

0047

[0055]好ましくは、本発明に使用されるAGは、約200,000〜約400,000、より好ましくは約250,000〜約350,000、最も好ましくは約275,000〜約320,000の分子量を有する。好ましくは、AGの25重量%水溶液は、20℃にて、約45〜約150mPa.s、より好ましくは約50mPa.s〜約120mPa.s、最も好ましくは約60mPa.s〜約100mPa.sの間の粘度を有する。

0048

[0056]本発明の一部の実施形態では、口当たりの更なる増強又は改善を提供するために、かかる組み合わせにはデンプン加水分解物を更に含み得る。好ましくは、デンプン加水分解物は、マルトデキストリン又は米デキストリン、好ましくはマルトデキストリンである。デンプン加水分解物を調製するために使用されるデンプン供給源は、米、コーン、タピオカ、オオムギ、エンドウ豆、及びソルガムからなる群から選択されるものを含み得る。

0049

[0057]したがって、本発明は、栄養組成物の口当たりを改善するために、AGと、PHGGと、デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンと、の組み合わせを更に提供する。適切なデンプン加水分解物は、米、コーン、タピオカ、オオムギ、エンドウ豆、及びソルガムなどのデンプン供給源から調製された加水分解物を含む。マルトデキストリンは、好ましくはデンプン加水分解物である。好ましくは、マルトデキストリンは、5〜30、好ましくは5〜25、より好ましくは5〜20のデキストロース当量(DE)の整数値を有する。DE16又は18のマルトデキストリンが、特に好ましい。

0050

[0058]デンプン加水分解物が、AG及びPHGGと組み合わせて使用される場合、デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンの、総AG及びPHGGに対する比は好ましくは、約5:1〜約1:5、約4:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:1、約3:5:1〜約1.5:1、又は約3:1〜約2:1である。

0051

[0059]AG及びPHGGの組み合わせ、又はAGと、PHGGと、デンプン加水分解物との組み合わせは、栄養組成物の口当たりを改善又は増強するのに特に適しているが、かかる組み合わせは、本明細書で定義される低糖又は低固形分を有する栄養組成物の口当たりを改善するのに特に有用である。このような組成物では、多くの場合、低固形分に起因し、厚み及びボディが弱くなるなどといった口当たりの悪さが生じる。このような組成物の粘度を単に増加させても(例えば、本発明によって達成される厚み及び/又はボディについての知覚を改善することによって)、口当たりの改善とと必ずしも(necessary)相関しない。本発明の組み合わせは、例えば1kcal/g以上のエネルギー密度組成物、例えば、約1kcal/g又は約1〜1.2kcal/gのエネルギー密度を有するものに相当する組成物の口当たりを増強するのに特に適している。

0052

[0060]例えば、本発明は、「低エネルギー密度」(典型的には1kcal/g未満)を有する栄養組成物の口当たりを増強又は改善するのに特に有用である。特に、本発明の組み合わせは、約0.3〜約0.95kcal/g、約0.4〜約0.9kcal/g、約0.45〜約0.88kcal/g、約0.5〜約0.85kcal/g、約0.55〜約0.8kcal/g、約0.6〜約0.75kcal/g、又は約0.6〜約0.7kcal/gのエネルギー密度を有する栄養組成物に特に有用である。本発明による組み合わせはまた、低総固形分(例えば10〜19重量%、好ましくは15〜18重量%の総固形分)を有する栄養組成物の口当たりを改善又は増強するのに有用である。組み合わせは、高固形分、例えば21重量%超の総固形分、例えば20〜28重量%、又は特に21.5〜24重量%の総固形分を含有する組成物に相当するそのような組成物の口当たりを増強するのに特に適する。

0053

[0061]栄養組成物の固形分は、栄養補助食品を形成するために、食物多量栄養素の組み合わせ、特にタンパク質、脂肪、及び炭水化物の組み合わせを含み得る。好ましくは、本発明の栄養組成物は、タンパク質、脂肪、及び炭水化物の組み合わせを含む。

0054

[0062]好ましくは、栄養組成物は、約9〜19重量%、好ましくは約12〜18重量%、より好ましくは約14〜17重量%の範囲のタンパク質、脂肪、及び炭水化物由来の固形分量を有し得る。

0055

[0063]栄養組成物は、約10〜17重量%、約11〜16.5重量%、約12〜16重量%、又は約13〜15.5重量%の範囲の炭水化物の量を好ましく含み得る。好ましくは、栄養組成物中の糖形態の炭水化物の量は、比較的少ない。より好ましくは、栄養組成物中の糖の量は、約0.8〜約8.5重量%、約0.8〜約7.5重量%、約0.8〜約6.5重量%、約0.8〜約5.5重量%、又は約0.8〜約4.5重量%である。

0056

[0064]好ましくは、組成物がタンパク質を含む場合、栄養組成物中のタンパク質の量は、約5〜約25重量%、約5〜約15重量%、又は約5〜約10重量%である。

0057

[0065]好ましくは、組成物が脂肪を含む場合、脂肪の量は比較的少ない。より好ましくは、栄養組成物中の脂肪の量は、5重量%未満であり、約1〜約5重量%、約1〜約3重量%、約1〜約2.5重量%、又は約1.2〜約2重量%である。

0058

[0066]栄養組成物は、好ましくは、低FODMAP食に適したものであり、例えば、上記のようなIBSの症状を治療又は軽減するのに推奨される。したがって、本明細書に記載の本発明のいずれかの態様又は実施形態によって定義されるようなAG及びPHGG、並びに任意にデンプン加水分解物の組み合わせは、低FODMAP食に適した栄養組成物の改善又は増強に特に適しており、したがって、一回分当たり0.5g以下、0.4g以下、0.3g以下のFODMAPsを含有するように製剤化され得る。

0059

[0067]栄養組成物は、任意の形態で提供され得る。特に好ましい実施形態では、AGとPHGGと、任意にデンプン加水分解物(好ましくはマルトデキストリン)と、の組み合わせを使用して、液体(すなわち液体栄養補助食品)である栄養組成物の口当たりを増強し得る。

0060

[0068]本発明は更に、栄養組成物、特に液体栄養組成物の口当たりを改善するための、本明細書に記載の任意の態様又は実施形態に記載の、AGと、PHGGと、任意にデンプン加水分解物(好ましくはマルトデキストリン)と、の組み合わせの使用を提供する。

0061

[0069]栄養組成物
[0070]本発明は更に、アカシアガム(AG)と部分加水分解グアーガム(PHGG)との組み合わせを含む栄養組成物を提供し、ここで、AG及びPHGGは、約5:1〜約1:5のAG:PHGGの重量比で存在する。

0062

[0071]好ましくは、栄養組成物において、AG及びPHGGは、約5:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:2、約3.25:1〜約1:1、約3.1〜約1.25:1、約2.5:1〜約1.5:1、又は約2.25:1〜約1.25:1のAG:PHGGの重量比で存在する。

0063

[0072]栄養組成物は、約0.6〜約2.5重量%、約0.7〜約2重量%、約0.8〜約1.7重量%、又は約1〜約1.5重量%の量のAG及びPHGGを好ましく含有し得る。

0064

[0073]上記のように、栄養組成物は、デンプン加水分解物を更に含み得、好ましくはデンプン加水分解物は、マルトデキストリンである。総AG及びPHGGに対するデンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンの比は、好ましくは約5:1〜約1:5、約4:1〜約1:3、約4:1〜約1:2、約3.5:1〜約1:1、約3:5:1〜約1.5:1、又は約3:1〜約2:1である。デンプン加水分解物、好ましくはマルトデキストリンは、約1〜約8重量%、約2〜約6重量%、又は約3〜約5重量%の量で栄養組成物に使用され得る。

0065

[0074]低エネルギー密度を有する本発明による栄養組成物、すなわち、約1kcal/g未満、約0.4〜約0.98kcal/g、約0.55〜約0.95kcal/g、約0.5〜約0.9kcal/g、約0.6〜約0.85kcal/g、約0.65〜約0.8kcal/g、又は約0.6〜約0.75kcal/gのエネルギー密度を有する組成物が、特に好ましい。

0066

[0075]本発明は、低総固形分、すなわち、約12〜約20重量%、約14〜約19重量%、約16〜約18.5重量%、又は約15〜約18重量%を有する栄養組成物を更に提供する。

0067

[0076]驚くべきことに、AGと、PHGGと、任意にデンプン加水分解物と、の組み合わせの、低エネルギー密度及び/又は低固形分を有する栄養組成物への添加は、組成物が高エネルギー密度/高固形分の対応組成物匹敵するように口当たりを改善又は増強し得る。更に、AGと、PHGGと、の組み合わせを用いた口当たりの改善は、同じ量のAG単独又はPHGG単独の使用と比較して、本発明の組み合わせを使用する場合により大きいことが見出されている。

0068

[0077]栄養組成物中の固形分は、好ましくはタンパク質、脂肪、及び炭水化物から選択される多量栄養素を含み得る。組成物は、例えば、タンパク質、炭水化物、及び脂肪の供給源を含む、栄養学的に完全な処方であり得る。

0069

[0078]任意に適切な食物タンパク質が使用され得る。好ましくは、低FODMAP食に適した食物タンパク質が用いられる。例えば、植物性タンパク質(例えば、大豆タンパク質米タンパク質、及びエンドウ豆タンパク質)、遊離アミノ酸の混合物、又はそれらの組み合わせ。肉供給源に由来するタンパク質を避けることが好ましい。乳タンパク質、例えば、乳タンパク質濃縮物MPC)及び/又はカゼイン塩(例えば、カゼインナトリウム)の形態であることが特に好ましい。低FODMAP食には、ラクトース含有量が低減された乳タンパク質が特に好ましい。大豆タンパク質もまた用いられ得る。低FODMAP食の場合、ガラクタンが減少した、又はガラクタンを含有しない精製大豆タンパク質が好ましい。大豆タンパク質と乳タンパク質との組み合わせもまた用いられ得る。

0070

[0079]組成物はまた、炭水化物の供給源及び脂肪の供給源を含有し得る。

0071

[0080]低FODMAP食に適した脂肪は、一価不飽和脂肪(例えば、ナッツ油、植物油オリーブ油、及びヒマワリ油)、並びに多価不飽和脂肪(例えば、大豆油コーン油ベニバナ油アマニ油、及び魚油)である。脂肪の供給源は、少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸、例えば魚油、特にエイコサペンタエン酸(EPA)、及びドコサヘキサエン酸(DHA)中に見出されるものを含み得る。脂肪は、食物大量栄養素ガイドラインを満たすために、好ましくは約40重量%以下のエネルギー、好ましくは約35重量%以下のエネルギー、より好ましくは約25重量%以下のエネルギー、又は特に約20重量%以下の栄養補助食品のエネルギーを提供する。

0072

[0081]栄養組成物は、低脂肪、すなわち好ましくは約4重量%未満の脂肪、約3重量%未満の脂肪、より好ましくは約2重量%未満の脂肪、最も好ましくは約1.8重量%未満の脂肪であることが好ましい。より好ましくは、栄養組成物は、約0.8〜約3重量%、約0.8〜約2.8重量%、約0.8〜約2.4重量%、又は約1〜約1.8重量%の範囲の脂肪を含有する。好ましくは、脂肪は、栄養組成物の総エネルギーの約15〜約45%、約18〜約36%、約20〜約30%、又は約20〜約25%を提供する。

0073

[0082]炭水化物の供給源は、PHGG、AG、及び存在する場合にはマルトデキストリンに加えて栄養組成物に添加され得る。炭水化物(すなわち、繊維を含まない)は、栄養組成物の総エネルギーの約4〜約70%、約4〜約61%、約4〜約55%、約10〜約50%、約20〜約40%、又は約20〜約35%を好ましく提供する。任意の適切な低FODMAP炭水化物、例えばマルトデキストリン又はその他のグルコースポリマーを使用し得る。栄養組成物における炭水化物の量は、好ましくは約1〜16重量%、約1〜15重量%、約3〜14重量%、約4〜12重量%、又は5〜10重量%の範囲である。栄養組成物中の糖形態の炭水化物の量は、好ましくは約0.7〜約7.0重量%、約0.7〜約7.0重量%、約0.7〜約6.0重量%、約0.7〜約5.0重量%、又は約0.7〜約4.0重量%である。

0074

[0083]栄養組成物中のタンパク質の量は、好ましくは約4〜約24重量%、約4〜約14重量%、又は約4〜約9重量%の範囲である。好ましくは、タンパク質は、栄養組成物の総エネルギーの約15〜約65%、約20〜約53%、約25〜約45%、約25〜約40%、又は約30〜約40%を提供する。

0075

[0084]好ましくは、栄養組成物におけるタンパク質、脂肪、及び炭水化物由来の固形分の量は、約9〜19重量%、好ましくは約12〜18重量%、より好ましくは約14〜17重量%の範囲である。本発明の任意の実施形態では、栄養組成物は、
[0085]組成物の総エネルギーの20〜53%を提供する量のタンパク質と、
[0086]組成物の総エネルギーの18〜36%を提供する量の脂肪と、
[0087]組成物の総エネルギーの4〜61%を提供する量の炭水化物と、を含有する。

0076

[0088]栄養組成物は、好ましくは、組成物の総エネルギーの1〜7%を提供する繊維(すなわち、少なくともPHGG及びAG)を含有する。

0077

[0089]本発明の組み合わせは、低FODMAP食に適した栄養組成物の調製に特に適している。好ましくは、低FODMAP食のための栄養組成物は、発酵性のオリゴ糖、二糖、及び単糖、並びにポリオール(FODMAPS)を、一食当たり0.5g以下、好ましくは0.4g以下、及びより好ましくは0.3g以下提供する。有利には、本発明のAGと、PHGGと、の組み合わせは、可溶性繊維の供給源を提供する。可溶性繊維は、IBSの症状を緩和するのに特に有用である。特に、可溶性繊維は、含水量及び食物含有量の嵩を増加させる効果を有し、したがって、腸を通る糞便の進行を正常化し得る。したがって、可溶性食物繊維は、排便規則性を改善し、軟便の生成に寄与し、したがって、便秘及び排便痛の症状を改善する。更に、このような繊維は、胃内容物の排出を遅らせ得、したがって下痢の症状を軽減し得る。

0078

[0090]本発明の任意の実施形態又は態様による栄養組成物は、1つ以上の微量栄養素を更に含み得る。このような微量栄養素としては、ビタミンミネラル、及び微量元素からなる群から選択されるものが挙げられる。

0079

[0091]本発明の任意の態様又は実施形態による栄養組成物は、上記のように1つ以上のプロバイオティクスを更に含み得る。プロバイオティクが栄養組成物に含まれる場合、組成物は、液体、又は好ましくは粉末の形態であり得る。

0080

[0092]本発明の栄養組成物はまた、1つ以上の食品的又は薬学的に許容される賦形剤を含み得る。組成物は、好ましくはレディトゥ・ドリンク液体のような液体の形態であり得る。液体は、好ましくは水ベースのものであり、すなわち、組成物中の固体成分、すなわち、AG、PHGG、及び任意にマルトデキストリンは、存在する場合には残りの脂肪、タンパク質、炭水化物、微量栄養素、及び賦形剤といった固体成分と共に、水溶液又は水性懸濁液中に存在する。

0081

[0093]栄養組成物は、好ましくは液体の形態である。栄養組成物は、例えば、安定剤、乳化剤界面活性剤可溶化剤緩衝剤湿潤剤担体抗酸化物質保存料香味剤、甘味料、及び色素から選択される少なくとも1つの薬学的又は食物的に許容される添加剤又は賦形剤を更に含み得る。

0082

[0094]あるいは、栄養組成物は、固体の形態、好ましくは粉末の形態であり得る。粉末は、水性再構成に適した形態であり得る。

0083

[0095]水性再構成のための粉末のような、AGと、PHGGと、の組み合わせを含有する固体又は粉末製剤において、AG及びPHGGの量は、好ましくは約2〜約18重量%、約2〜約15重量%、約3〜約15重量%、約4〜約10重量%、又は約5〜約9重量%である。固体又は粉末組成物は、デンプン加水分解物を更に含んでよく、好ましくはデンプン加水分解物は、マルトデキストリンである。デンプン加水分解物の量、好ましくはマルトデキストリンの量は、好ましくは約5〜約45重量%、約5〜約45重量%、約10〜約35重量%、約10〜約30重量%、又は約10〜約28重量%である。固体/粉末栄養組成物は、多量栄養素、好ましくはタンパク質、脂肪、及び炭水化物を含む。固体栄養組成物中の炭水化物の量は、好ましくは約5〜約90重量%、約10〜約80重量%、約15〜約75重量%、約15〜約70重量%、又は約20〜約65重量%である。好ましくは、固体栄養組成物中の糖形態の炭水化物の量は、約2〜約55重量%、約3〜約50重量%、約3〜約45重量%、約3.5〜約35重量%、又は約3〜約30重量%である。好ましくは、固体栄養組成物中のタンパク質の量は、約18〜約75重量%、約20〜約70重量%、約22〜約65重量%、又は約22〜約55重量%である。好ましくは、固体栄養組成物中の脂肪の量は、約4〜約25重量%、約4〜約23重量%、約4〜約16重量%、約4〜約14重量%、又は約5〜約10.5重量%である。固体/粉末栄養組成物は、低FODMAP食に好ましく適切であり、特に、固体栄養組成物は、一食当たり0.5g以下、好ましくは0.4g以下、及びより好ましくは0.3g以下の発酵性のオリゴ糖、二糖、及び単糖、並びにポリオール(FODMAPS)を好ましく提供する)。固体栄養組成物は、ビタミン、ミネラル、及び微量元素、並びに/又は上記の1つ以上のプロバイオティクスからなる群から選択される1つ以上の微量栄養素を含み得る。本発明の固体栄養組成物はまた、1つ以上の食品的又は薬学的に許容される賦形剤を更に含み得る。例えば、固体栄養組成物は、例えば、安定剤、乳化剤、界面活性剤、可溶化剤、緩衝剤、湿潤剤、担体、抗酸化物質、保存料、香味剤、甘味料、及び色素から選択される少なくとも1つの薬学的又は食品的に許容される添加剤又は賦形剤を更に含み得る。

0084

[0096]上記のような本発明の固体栄養組成物は、好ましくは液体栄養組成物に再構成する(好ましくは水により再構成する)ための粉末の形態である。AG及びPHGGの組み合わせを含む液体組成物は、増強又は改善された口当たりを有する。

0085

[0097]本発明は、本明細書に記載の本発明の任意の態様又は実施形態による栄養組成物の有効量を、そのような治療を必要とする個体に投与することを含む、胃腸ミ微生物叢バランス及び健康を促進する方法を更に提供する。

0086

[0098]本発明はまた、好ましくは消化管運動障害、消化不良、腹痛、腹部痙攣、下痢、便秘、排便習慣の乱れ、鼓腸、過剰ガス、腹部不快感、及び腹部膨満感から選択される、消化管障害又は消化障害の症状の治療又は予防のための、本明細書に記載の本発明の任意の態様又は実施形態による栄養組成物を包含する。

0087

[0099]本発明はまた、好ましくは消化管運動障害、消化不良、腹痛、腹部痙攣、下痢、便秘、排便習慣の乱れ、鼓腸、過剰ガス、腹部不快感、及び腹部膨満感から選択される、消化管障害又は消化障害の症状の治療又は予防のための、本明細書に記載の本発明の任意の態様又は実施形態による栄養組成物を提供する。

0088

[0100]本発明による栄養組成物は、任意の適切な方法で調製され得る。例えば、それは、タンパク質、炭水化物供給源、及び脂肪供給源(これらが含まれる場合)を適切な割合でブレンドすることによって調製され得る。AG及びPHGG、並びに任意でマルトデキストリンをこの時点で添加し得る。ビタミン及びミネラルをこの時点で添加してもよいものの、通常、熱分解を避けるために後で添加する。任意の親油性ビタミン、及び乳化剤などをブレンド前に脂肪供給源に溶解させ得る。次いで、水、好ましくは逆浸透処理した水を混合して液体混合物を形成し得る。水の温度は、原材料の分散を助けるのに、約50℃〜約80℃が好適である。市販の液化装置を用いて液体混合物を形成してよい。次いで、例えば、2段階で液体混合物をホモジナイズする。液体混合物は、殺菌又は低温殺菌により細菌量を低減するため熱処理され得る。例えば、混合物は、例えば、液体混合物を約80℃〜約150℃の範囲の温度まで約5秒〜約5分間(例えば、蒸気注入によって、又は熱交換器、例えばプレート熱交換器によって)急速加熱することによって、UHT処理され得る。

0089

[0101]次いで、例えばフラッシュ冷却により、液体混合物を約60℃〜約85℃に冷却し得る。次いで、液体混合物を、例えば、2段階で、第1段階において約2000psi〜約5000psi(好ましくは約3000psi〜約4000psi、より好ましくは約3500〜約4000psi)で、かつ第2段階において約400〜約1000psi(好ましくは約500〜約900psi、より好ましくは約600〜約800psi)で再びホモジナイズし得る。

0090

[0102]次いで、液体栄養組成物は、例えば、一回分の容器を提供する適切な容器にパッケージ化され得る。あるいは、混合物をオートクレーブ処理によって滅菌する場合、液体混合物(例えばホモジナイズ化後に)をパッケージ化し、パッケージ内でオートクレーブ処理に供され得る。

0091

[0103]あるいは、液体栄養組成物に再構成するための粉末は、PHGG及びGAを含む混合物、並びに炭水化物、脂肪、及びタンパク質)を含む栄養成分、並びに任意にビタミン、ミネラル、及び微量元素、並びに薬学的に許容される賦形剤を組み合わせることによって調製され得る。粉末は、1回分サッシェに、又は複数回分分配するためのカートンにパッケージ化され得る。飲料の形態の栄養組成物は、粉末を水で再構成することによって調製され得る。
[0104]ここで、本発明を、以下の非限定的な例を参照して更に説明する。
[0105]

0092

[0106]実施例1−AG及びPHGGを使用した口当たりの増強
[0107]9つのプロトタイプ製剤を調製した。これらのうち、6つは様々なガムと組み合わせてマルトデキストリンを含み、2つはコーンシロップ及び様々なガムを含み、1つの製剤は高FODMAPバリアントであった。
[0108]バリアントは、「厚み」及び「ボディ」についての2つの参照と比較された。低固形分参照は、コーンシロップ(繊維又はマルトデキストリンを非添加)で構成され、乳タンパク質濃縮物、カゼイン塩、コーンと、キャノーラと、ヒマワリ油のとブレンド、も有した。

0093

[0109]高固形分参照は、市販の高タンパク質製剤である、BOOST(登録商標)High Protein Drink[237mLでの提供において、15gのタンパク質(乳タンパク質濃縮物、カゼインナトリウム、カゼインカルシウム、及び大豆タンパク質分離物)、総炭水化物:33g(そのうち27gは糖である)、6gの総脂肪(コーン油と、キャノーラ油と、高オレイン酸ヒマワリ油とのブレンド)、並びにビタミン及びミネラル(<0.5%)を含有する−https://www.boost.com/products/high−proteinを参照]である。高固形分参照には、繊維又はマルトデキストリンが添加されていない)。

0094

[0110]高FODMAPバリアントは、市販されており、チコリーイヌリンの部分的酵素加水分解及びその後の濃縮によって調製された粉末である、加水分解イヌリンフラクトオリゴ糖(FOS)イヌリン)を含む。この製品は、主に少量のフルクトース、グルコース、及びスクロースを含むオリゴフラクトースを含有する。オリゴフルクトース成分は、β(2−1)結合を介して結合したD−フルクトース単位ポリマーであるオリゴ糖の混合物からなる。これらのポリマーの一部は、α(1−2)結合によって連結されたD−グルコース単位によって終結される。オリゴフルクトースのフルクトース単位又はグルコース単位の総数重合度DP)は、主として2〜60の範囲であり、平均DPは>10である。

0095

[0111]各プロトタイプの製剤を調製するために、繊維(AG及び/又はPHGG)を低固形分参照に添加する。バリアント1〜9について得られた製剤を以下に示す。

0096

0097

[0112]9つのプロトタイプ製剤のそれぞれを、低固体参照及び高固体参照と比較した。

0098

[0113]官能評価は、パネル(n=30)によって評価され、パネリストは官能特性に関して訓練された。

0099

[0114]各パネルはN=30であり、パネリストは官能特性について訓練された。

0100

[0115]パネリストは、ペア内のどのサンプルがより厚み/ボディを有していたかをIDで質問した。

0101

[0116]各比較際に厚み及びボディは別々に評価された。

0102

[0117]「低」及び「高」固形分参照の各々の9つの組成物について、パネリストは、どのサンプル(すなわち、「低」又は「高」固形分)がより「厚み」及び「ボディ」を有するかを特定するように求められた。

0103

[0118]結果を下表に示す:

0104

0105

[0119]1最初の数字は、バリアントを選択した参加者の数を表す。括弧内の数字は、参照を選択した参加者の数を表す。ボールド体の数字は、統計的に差がある結果を表す。
[0120]2N=29名の参加者。
[0121]3スピンドル1を備えたブルックフィールド粘度計を用い、60rpmで、25℃の生成物温度で測定した。

0106

[0122]結果は、予測したように、固形分の減少(低固形分参照対高固形分参照)が、厚みの有意な低下及び口当たりへの悪影響をもたらすことを示す。低固形分参照へのPHGG及びAGの組み合わせの添加は、高固形分参照と同等の口当たりを増強又は提供する。

0107

[0123]更に、この効果は、驚くべきことに、同じ量の単一種の繊維(すなわち、PHGG単独又はAG単独)と比較して、より少ない総量でPHGG及びAGの組み合わせを用いた場合でも見られた。有利なことに、これは、許容される口当たりを達成するのに必要な繊維添加物の低減を可能にし、食品ガイドラインが特定の繊維について上限を求める場合に重要となり得る。本発明の組成物におけるPHGGとAGとの組み合わせは、個別の成分(バリアント2対バリアント5を参照)と比較してより少ない量で同じ又はより良好な口当たりの増強を可能にするので、規制ガイドラインで定められた上限を満たすように組成を制御することが可能である。更に、PHGGは特に高価であるという観点から、PHGGにAGを加えることにより、本発明の組み合わせは、PHGGの量を低減させて、よりコスト効率の良い方法で、同じ、又はより良い口当たりの増強を達成することを可能にする。

0108

[0124]これらの結果は、食品添加物としてのPHGGが最終製品のレオロジー及び食感を変えないとする文献報告を考慮すると、特に驚くべきことである(Yoon,S.−J.et al.:Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition 2008,42,1−7)。更に、Heini,A.F.et al.:(International Journal of Obesity 1998,22,906−909)は、PHGGは口当たり又は食感に影響を与えなかったことから、対象に知覚させずに可溶性繊維として栄養ドリンクに添加可能であり、二重盲検試験を実施できたことを報告している。

0109

[0125]バリアント5及び6によって示されるように、マルトデキストリン(バリアント5)の添加は、コーンシロップと比較して口当たり(厚み及びボディ)を増強した。特に、マルトデキストリンバリアント5は、高固形分バリアントよりも厚いと認識されたが、一方でコーンシロップバリアント6は、高固形分参照よりも有意に薄いと知覚された。バリアント5及び6の粘度が非常に近い(28.5センチポアズ対26.9センチポアズ)ため、これらの結果は、増大した粘度についての単なる知覚ではなく、口当たりが実際に増強していることに関連することを更に示す。

0110

[0126]低繊維(すなわち、低AG/PHGG)バリアントは、より高レベルで使用されたFOSの性能と比較して、より良好な結果を示す。したがって、これらの低繊維ブレンドは、繊維(可溶性繊維の形態のAG及びPHGG)を特に低FODMAP補助食品に添加することができ、一方で好都合には食感を増強する、方法を提供する。

0111

[0127]フルクトオリゴ糖単独の添加は、粘度を増加させずに、繊維により栄養価強化可能であるが、口当たりの増強をもたらさない。更に、FOSは、低FODMAP食のための繊維供給源として不適切である。

0112

[0128]実施例2
[0129]以下の原料を含有する栄養補助飲料は、従来のプロセスにより調製され得る。

0113

0114

[0130]実施例3
[0131]以下の原料を含有する栄養補助飲料は、従来のプロセスにより調製され得る。

0115

0116

[0132]実施例4
[0133]以下を含有する栄養組成物に再構成するための粉末は、従来のプロセスにより調製され得る。

0117

実施例

0118

[0134]粉末は、一回分のサッシェ(例えば、25gの粉末を含む)に、又は複数回分のカートンにパッケージ化され得る。栄養補助飲料は、水を使用して一回分の粉末を再構成(例えば、25gの粉末を体積180mLに再構成)することによって、調製され得る。

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