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技術 開閉器及び分電盤

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 吉川啓介鶴田洋一宮田靖也佐藤元昭中村国法
出願日 2019年9月26日 (1年1ヶ月経過) 出願番号 2019-175783
公開日 2019年12月19日 (11ヶ月経過) 公開番号 2019-216122
状態 特許登録済
技術分野 ブレーカ
主要キーワード 接地用部材 解除レバ 挿入順序 ネジ端子 ビニル絶縁ビニルシースケーブル 接地作業 鎖錠バネ 操作突起
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年12月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

接地作業を容易にした開閉器及び分電盤を提供する。

解決手段

第1端子t1には導電バー5が接続される。第2端子t2には負荷が接続された電線分岐線)が接続される。第1端子t1と第2端子t2との間には、ハンドル33を操作することによってオン状態及びオフ状態の何れかに切り替えられる接点部が電気的に接続されている。第3端子t3には負荷に電気的に接続された接地分岐線が接続される。第3端子t3は接続回路短絡回路32)を介して第4端子t4に接続(短絡)されている。ケース30は、第3端子t3、第4端子t4、及び接続回路(短絡回路32)を収納する。ケース30は、第3端子t3と接続するために接地分岐線を挿入する貫通孔38と、第4端子t4と接地端子との間を電気的に接続する接地用バー500を挿入するための挿入口であって貫通孔38とは異なるスリット35aを有する。

概要

背景

従来、ケース負荷側と電源側とに接地端子がそれぞれ設けられ、負荷側の接地端子と電源側の接地端子との間が電路を介して電気的に接続された分岐ブレーカが提案されている(例えば特許文献1参照)。電源側の接地端子が接地線を介して接地された状態で、負荷側の接地端子に接地分岐線が接続されると、接地分岐線が分岐ブレーカを介して接地されるように構成されている。

概要

接地作業を容易にした開閉器及び分電盤を提供する。第1端子t1には導電バー5が接続される。第2端子t2には負荷が接続された電線分岐線)が接続される。第1端子t1と第2端子t2との間には、ハンドル33を操作することによってオン状態及びオフ状態の何れかに切り替えられる接点部が電気的に接続されている。第3端子t3には負荷に電気的に接続された接地分岐線が接続される。第3端子t3は接続回路短絡回路32)を介して第4端子t4に接続(短絡)されている。ケース30は、第3端子t3、第4端子t4、及び接続回路(短絡回路32)を収納する。ケース30は、第3端子t3と接続するために接地分岐線を挿入する貫通孔38と、第4端子t4と接地端子との間を電気的に接続する接地用バー500を挿入するための挿入口であって貫通孔38とは異なるスリット35aを有する。

目的

本発明は上記課題に鑑みてなされ、接地作業を容易にした開閉器及び分電盤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電源電気的に接続される第1端子と、負荷に電気的に接続される第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間に電気的に接続された接点部と、前記負荷に電気的に接続された接地線が接続される第3端子と、接地端子に電気的に接続される第4端子と、前記第3端子と前記第4端子との間を電気的に接続する接続回路と、前記第3端子、前記第4端子、及び前記接続回路を保持するケースと、を備え、前記ケースは、前記第3端子と接続するために前記接地線を挿入する第1挿入口と、前記第4端子と前記接地端子との間を電気的に接続する接地用部材を挿入するための挿入口であって前記第1挿入口とは異なる第2挿入口を有することを特徴とする開閉器

請求項2

前記接地端子は、分電盤に設けられており、前記接地用部材は、前記分電盤に設けられた接地部材を介して前記接地端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。

請求項3

請求項1又は2に記載の開閉器と、前記開閉器を収納するキャビネットとを備えたことを特徴とする分電盤。

技術分野

0001

本発明は、開閉器及び分電盤に関する。

背景技術

0002

従来、ケース負荷側と電源側とに接地端子がそれぞれ設けられ、負荷側の接地端子と電源側の接地端子との間が電路を介して電気的に接続された分岐ブレーカが提案されている(例えば特許文献1参照)。電源側の接地端子が接地線を介して接地された状態で、負荷側の接地端子に接地分岐線が接続されると、接地分岐線が分岐ブレーカを介して接地されるように構成されている。

先行技術

0003

特開2001−16714号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に開示された分岐ブレーカでは、負荷側の接地端子と電源側の接地端子とがそれぞれネジ式端子で構成されているため、負荷側及び電源側の接地端子に電線を接続する作業に手間がかかっていた。

0005

本発明は上記課題に鑑みてなされ、接地作業を容易にした開閉器及び分電盤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の開閉器は、電源に電気的に接続される第1端子と、負荷に電気的に接続される第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間に電気的に接続された接点部と、前記負荷に電気的に接続された接地線が接続される第3端子と、接地端子に電気的に接続される第4端子と、前記第3端子と前記第4端子との間を電気的に接続する接続回路と、前記第3端子、前記第4端子、及び前記接続回路を保持するケースと、を備え、前記ケースは、前記第3端子と接続するために前記接地線を挿入する第1挿入口と、前記第4端子と前記接地端子との間を電気的に接続する接地用部材を挿入するための挿入口であって前記第1挿入口とは異なる第2挿入口を有することを特徴とする。

0007

本発明の分電盤は、上記の開閉器と、前記開閉器を収納するキャビネットとを備えたことを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、接地作業を容易にした開閉器及び分電盤を提供することができる。

図面の簡単な説明

0009

実施形態の分電盤の正面図である。
実施形態の分岐開閉器内部回路図である。
実施形態の分岐開閉器が取付部材に取り付けられた状態を幅方向から見た側面図である。
実施形態の分岐開閉器を長さ方向から見た側面図である。
4つのスリットを有する分岐開閉器を幅方向から見た側面図である。
1個の速結端子を有する分岐開閉器の外観を示す図である。

実施例

0010

本実施形態は、開閉器及び分電盤に関し、より詳細には、接地分岐線が接続される分岐開閉器及び分電盤に関する。

0011

以下、本実施形態に係る開閉器及び分電盤について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、開閉器の一例として分岐開閉器について説明する。本実施形態の分電盤は、例えば工場オフィスなどの建物に設置されて使用される。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。

0012

本実施形態の分電盤1は、図1に示すように、前面が開口した箱型のキャビネット10を備えている。以下では、分電盤1が壁に取り付けられた状態での上下左右図1における上下左右)を上下左右とし、壁に直交する方向(図1紙面と直交する方向)を前後方向として説明するが、分電盤1を取り付ける向きは上記の向きに限定されない。

0013

キャビネット10の内部には、内器として主幹開閉器2と複数の分岐開閉器3とが収納されている。複数の分岐開閉器3は、キャビネット10の内部に配置された矩形板状の取付部材4に取り付けられている。キャビネット10の側壁には、商用電源100(電源)に接続される電源線201、電力分配する分岐線202、接地分岐線203、接地線206などの配線を通すための貫通孔が設けられている。キャビネット10の内部には、接地線206を接続するための接地端子11が設けられている。キャビネット10の前面の開口部には扉が開口部を塞ぐようにキャビネット10に取り付けられている。

0014

主幹開閉器2の一次側の端子21には、商用電源100からの単相三線式の電源線201が接続される。主幹開閉器2の二次側の端子22には、電圧極(L1相、L2相)と中性極との3本の導電バー5が電気的に接続されている。3本の導電バー5(母線)の各々は、金属板プレス加工を施すことによって帯板状に形成されており、主幹開閉器2を介して電源線201に電気的に接続されている。

0015

取付部材4は、平面形状が矩形状の金属板であり、キャビネット10の内部(例えば、底面)に例えばネジで固定されている。キャビネット10の左右方向における中央部であって、取付部材4が設置されていない箇所には3本の導電バー5が取り付けられている。3本の導電バー5は、長手方向が上下方向と平行し、かつ前後方向において間隔をあけて並ぶように配置されている。取付部材4には、導電バー5に対して左右両側に、複数の分岐開閉器3が上下方向に並べて配置されるように、取り付けられている。なお、導電バー5の前面は、導電バー5の前方に配置される合成樹脂製のカバー6によって覆われている。

0016

取付部材4には、接地線205の一端を接続するためのネジ端子42が設けられている。接地線205の他端は接地端子11に電気的に接続されており、接地端子11は接地線206を介して接地されている。そのため、取付部材4は接地線205,206を介して接地されている。

0017

また、取付部材4には、例えば取付部材4の一部を切り起こすことによって、側面視の形状がL型に形成された係止片41が設けられている(図3参照)。取付部材4に分岐開閉器3が取り付けられると、係止片41が分岐開閉器3の第4端子t4に電気的に接続されることによって、第4端子t4が取付部材4に電気的に接続される。

0018

次に、分岐開閉器3について図2図4を参照して説明する。

0019

まず、分岐開閉器3の電気的な構成を図2に基づいて説明する。分岐開閉器3は、2個の第1端子t1と、2個の第2端子t2と、第3端子t3と、第4端子t4と、2個の接点部31と、短絡回路32(接続回路)とを備えている。

0020

2個の第1端子t1の各々には導電バー5が接続される。分岐開閉器3が100V用の場合、2個の第1端子t1のうちの一方には電圧極(L1相又はL2相)の導電バー5が接続され、2個の第1端子t1のうちの他方には中性極の導電バー5が接続される。分岐開閉器3が200V用の場合、2個の第1端子t1のうちの一方にはL1相の導電バー5が接続され、2個の第1端子t1のうちの他方にはL2相の導電バー5が接続される。

0021

2個の第2端子t2の各々には、負荷(例えば接地極付きのコンセントなど)が接続される分岐線202が接続される。

0022

2個の接点部31の各々は、対応する第1端子t1と第2端子t2との間に電気的に接続されている。2個の接点部31は、ハンドル33(図3参照)の操作に応じて、オン状態及びオフ状態の何れかに切り替えられる。また分岐開閉器3は、分岐線202に流れる負荷電流が、あらかじめ設定されたしきい値を超えると、接点部31を強制的に開極させる過電流保護機能を備えてもよい。

0023

第3端子t3には、負荷の接地極に電気的に接続された接地分岐線203が接続される。第3端子t3は、接地分岐線203が接続される接地分岐線端子となる。ここにおいて、分岐開閉器3には負荷として例えば接地極付きのコンセントが接続されており、コンセントの接地極に電気的に接続された接地分岐線203が第3端子t3に接続される。

0024

第4端子t4は、金属製の取付部材4に電気的に接続され、取付部材4を介して接地端子11と電気的に接続される。

0025

短絡回路32は、第3端子t3と第4端子t4との間を電気的に短絡(接続)する。

0026

分岐開閉器3は、第1端子t1、第2端子t2、第3端子t3、第4端子t4、接点部31、及び短絡回路32を収納(保持)するケース30をさらに備えている。

0027

ケース30は合成樹脂の成型品であり、直方体状に形成されている。ケース30は、図1の左右方向、前後方向、上下方向の順番で寸法が小さくなっている。なお、ケース30において、図1の左右方向を長手方向と、前後方向を高さ方向と、上下方向を短手(幅)方向と、それぞれ称する。

0028

次に、分岐開閉器3の機械的な構成を図3及び図4に基づいて説明する。図3は、分岐開閉器3が取付部材4に取り付けられた状態を短手(幅)方向から見た側面図である。図4は、分岐開閉器3を長手方向から見た側面図である。

0029

ケース30の長手方向の一端部(図3の左)に、3本の導電バー5のうち対応する導電バー5がそれぞれ挿入される3個のスリット35が設けられている。3個のスリット35のうちの2個(図1における前方の2個)には、スリット35に挿入される導電バー5を厚み方向の両端から挟むように接触する刃受け部材36が配置されている。刃受け部材36は弾性及び導電性を有する金属材料で形成されており、この刃受け部材36で第1端子t1が構成されている。スリット35に挿入された導電バー5が刃受け部材36に接触されることによって、第1端子t1に導電バー5が電気的に接続される。

0030

ケース30の長手方向の他端部(図3の右)に、第2端子t2となる速結端子70と、第3端子t3となる速結端子80とが、高さ方向に2段に並ぶように設けられている(図3参照)。本実施形態では、速結端子70が図3の上方、速結端子80が図3の下方に位置するようにケース30に収納されている。本実施形態の分岐開閉器3は、速結端子70及び速結端子80を2個ずつ備えている。2個の速結端子80のうち一方の速結端子80に接地分岐線203が接続される。2個の速結端子70はケース30の幅方向に並ぶように配置され、2個の速結端子80もケース30の幅方向に並ぶように配置されている。ケース30の長手方向の他端部から見た側面には、2個の速結端子70の各々に対応する位置に2個の貫通孔37が設けられ、2個の速結端子80の各々に対応する位置に2個の貫通孔38が設けられている(図3図4参照)。

0031

ケース30の内部には、短絡回路32を構成する導電板320が収納されている。導電板320は、帯板状の金属板の両端を略直角に折り曲げられた形状に形成されている。導電板320は、ケース30の底壁に中央部分を沿わせるようにして、ケース30の内部に収納されている。導電板320の長手方向における他端部(図3の右)には、第3端子t3に接続される端子片321が設けられている。導電板320の長手方向における一端部(図3の左)には、取付部材4の係止片41に電気的に接続される端子片322が設けられている。端子片322は、ケース30の下面に設けられた開口34に臨む位置に配置されている。ケース30が取付部材4に取り付けられると、取付部材4の係止片41が開口34を通してケース30内に挿入され、係止片41が端子片322と接触することによって、導電板320と取付部材4とが電気的に接続される。ここにおいて、端子片322で第4端子t4が構成される。この場合、導電板320は、ケース30の後面側に設けられている(収納されている)こととなる。

0032

速結端子70は、端子板71と、鎖錠バネ72と、解除レバー73とを備える。

0033

端子板71は、接点部31に電気的に接続されている。端子板71は、貫通孔37からケース30の内部に挿入される電線(分岐線202)と対向する位置に配置されている。

0034

鎖錠バネ72は、帯板状の板バネの長手方向における両端部が曲げられた形状に形成されている。鎖錠バネ72は、中央部分の長手方向における一端部に設けられた鎖錠片74と、中央部分の長手方向における他端部に設けられた押圧片75とを備えている。鎖錠片74は、鎖錠バネ72の中央部分の一端部がJ字形に形成されている。押圧片75は、鎖錠バネ72の中央部分の他端部がS字形に形成されている。鎖錠バネ72は、鎖錠片74及び押圧片75を端子板71に対向させるようにしてケース30の内部に収納されている。

0035

鎖錠片74と貫通孔37との間の距離が押圧片75と貫通孔37との間の距離より小さい。貫通孔37からケース30の内部に電線が挿入されると、この電線に鎖錠片74の先端が食い込み、速結端子70から電線を取り外しできない状態となる。貫通孔37からケース30の内部に挿入された電線が端子板71と押圧片75との間に挿入されると、押圧片75の弾性力によって電線が端子板71に押し付けられ、電線と端子板71とが電気的に接続される。

0036

解除レバー73は、ケース30に支持された軸76を中心として回転自在にケース30に取り付けられている。解除レバー73には、ケース30の開口39から露出する部位に操作突起77が設けられている。解除レバー73には、解除レバー73が回転させられることによって、端子板71から離れる向きに鎖錠片74を押す突起78が設けられている。鎖錠バネ72と端子板71との間に電線が挿入されている状態で、操作突起77を操作して解除レバー73を図3中の時計回りに回転させると、突起78によって鎖錠片74が端子板71から離れる向きにたわめられる。鎖錠片74が端子板71から離れる向きにたわめられると、鎖錠片74の先端が電線から離れるので、電線の抜け止め状態解除され、電線の取り外しが可能になる。操作突起77を操作する力がなくなると、鎖錠片74の弾性復帰力によって突起78が押され、解除レバー73が操作前の位置まで移動した状態となる。

0037

速結端子80は、端子板81と、鎖錠バネ82と、解除部材83とを備える。

0038

端子板81は、貫通孔38からケース30の内部に挿入される電線(接地分岐線203)と対向する位置に配置されている。端子板81には、溶接ロウ付け、かしめ固定などの適宜の方法で、導電板320の端子片321が固定されており、端子板81と導電板320とが電気的に接続されている。

0039

鎖錠バネ82は、帯板状の板バネの長手方向における両端部が曲げられた形状に形成されている。鎖錠バネ82は、中央部分の長手方向における一端部に設けられた鎖錠片84と、中央部分の長手方向における他端部に設けられた押圧片85とを備えている。鎖錠片84は、鎖錠バネ82の中央部分の一端部がJ字形に形成されている。押圧片85は、鎖錠バネ82の中央部分の他端部がS字形に形成されている。鎖錠バネ82は、鎖錠片84及び押圧片85を端子板81に対向させるようにしてケース30の内部に収納されている。

0040

鎖錠片84と貫通孔38との間の距離が押圧片85と貫通孔38との間の距離より小さい。貫通孔38からケース30の内部に電線(接地分岐線203)が挿入されると、この電線に鎖錠片84の先端が食い込み、速結端子80から電線を取り外しできない状態となる。貫通孔38からケース30の内部に挿入された電線が端子板81と押圧片85との間に挿入されると、押圧片85の弾性力によって電線が端子板81に押し付けられ、電線と端子板81とが電気的に接続される。このように、電線を差し込むだけで電気的接続機械的接続とが完了するような端子を速結型の端子という。

0041

解除部材83は、ケース30の長手方向の他端部(図3における右)に設けられた保持孔に、進退自在に配置されている。解除部材83の操作部86はケース30の表面から外側に露出している。解除部材83には、操作部86が押されることによって、端子板81から離れる向きに鎖錠片84を押す突起87が設けられている。鎖錠バネ82と端子板81との間に電線が挿入されている状態で、操作部86を押すと、突起87によって鎖錠片84が端子板81から離れる向きにたわめられる。鎖錠片84が端子板81から離れる向きにたわめられると、鎖錠片84の先端が電線から離れるので、電線の抜け止め状態が解除され、電線の取り外しが可能になる。操作部86を押す力がなくなると、鎖錠片84の弾性復帰力によって突起87が押され、ケース30の表面から操作部86が突出した状態となる。

0042

本実施形態の分岐開閉器3は、スリット35に導電バー5を差し込むようにして取付部材4に取り付けられる。このようにして分岐開閉器3が取付部材4に取り付けられると、係止片41が分岐開閉器3の端子片322に引っ掛かった状態となり、この状態でケース30の右方向の端部を取付部材4に固定すると、分岐開閉器3が取付部材4に固定される。また、分岐開閉器3が取付部材4に取り付けられた状態では、係止片41が端子片322(第4端子t4)に接触することで、取付部材4と導電板320とが電気的に接続される。取付部材4は、接地線205を介してキャビネット10の接地端子11に電気的に接続されているので、分岐開閉器3の第3端子t3(速結端子80)が取付部材4を介して接地端子11に電気的に接続されることになる。そして、分岐開閉器3の速結端子80に、分岐回路からの接地分岐線203が接続されると、この接地分岐線203が取付部材4を介して接地端子11に電気的に接続されて、接地分岐線203が接地されることになる。本実施形態の分岐開閉器3では、接地分岐線203が接続される第3端子t3を速結端子80で構成しているので、接地分岐線203を接続する作業を簡単にできる。ここにおいて、本実施形態の分電盤1では、取付部材4が、複数本の接地分岐線203をまとめて接地端子11に電気的に接続する集中接地端子の機能を果たしており、取付部材4とは別に集中接地端子を備える必要が無いという利点がある。

0043

本実施形態では、速結端子70が備える解除レバー73を図3中の時計回りに回転させることで、電線(分岐線202)の抜け止めの解除をさせ、速結端子80が備える解除部材83を押すことで、電線(接地分岐線203)の抜け止めを解除させるとした。しかしながら、これに限定されない。速結端子70において解除部材83を用いた抜け止めの解除を行ってもよいし、速結端子80において解除レバー73を用いた抜け止めの解除を行ってもよい。または、双方とも解除レバー73を用いた抜け止めを行ってもよいし、解除部材83を用いて抜け止めを行ってもよい。

0044

本実施形態において、第4端子t4(導電板320)は、ケース30を取り付けるために分電盤1に設けられた金属製の取付部材4と導通するとしたが、これに限定されない。

0045

図5に示すように、ケース30にスリット35aを設けてもよい。スリット35aには、分電盤1に設けられた金属製の取付部材4と接続される接地用バー500(第3電線)が挿入される。スリット35aには、接地用バー500を厚み方向の両側から挟むように接触する刃受け部材36aが配置されている。刃受け部材36aは弾性及び導電性を有する金属材料で形成されており、この刃受け部材36aで第4端子t4が構成されている。スリット35aに挿入された接地用バー500が刃受け部材36aに接触されることによって、第4端子t4に接地用バー500が電気的に接続される。

0046

また、ケース30に収納(保持)されている導電板320の長手方向における一端側には、上述したように第3端子t3に接続される端子片321が設けられている。また、導電板320の長手方向における他端側には、刃受け部材36a(第4端子t4)に接続される端子片323が設けられている。

0047

端子片321は、溶接、ロウ付け、かしめ固定などの適宜の方法で上述した端子板81に固定されて、端子板81と導電板320とが電気的に接続されている。

0048

ケース30が分電盤1に取り付けられ、接地用バー500がスリット35aに挿入されると、取付部材4と第4端子t4とが電気的に接続される。これにより、取付部材4と端子板81とが、導電板320を介して電気的に接続される。

0049

なお、第4端子t4が接地用バー500を介して電気的に接続される部材は、ケース30を取り付けるための部材である必要はない。第4端子t4が接地用バー500を介して電気的に接続される部材は、少なくとも接地端子11と電気的に接続された部材(接地部材)であればよい。ここで、第4端子t4が接地用バー500を介して電気的に接続される部材は、金属製の板、電線等である。

0050

また、第4端子t4は、接地用バー500を介して接地端子11に電気的に接続されるとしたが、これに限定されない。第4端子t4は、接地用バー500を介して接地端子11とは別の接地端子に電気的に接続されるとしてもよい。なお、別の接地端子は、分電盤1に設けられてもよいし、分電盤1外に設けられていてもよい。

0051

本実施形態において、分岐開閉器3は、2つの速結端子80を有するとしたが、これに限定されない。第3端子t3を構成する速結端子80は、少なくとも1個あればよい。なお、図6は、第3端子t3を構成する速結端子を1個だけ有する分岐開閉器3の外観を示している。

0052

第3端子t3を構成する速結端子を1個だけ有する分岐開閉器3では、図6に示すように、1つの貫通孔38が設けられている。この貫通孔38に電線が挿入され、第3端子t3と電気的に接続される。ここで、図6に示す分岐開閉器3における速結端子80は、図3に示す速結端子70と同様の構成である。つまり、図6に示す分岐開閉器3が有する速結端子は、解除レバー83aを回転することで、貫通孔38に挿入された電線の抜け止を防止たり、解除したりする。

0053

本実施形態において、開閉器の一例として分岐開閉器を用いたが、これに限定されない。

0054

本実施形態の開閉器は、電気が流れていないときに、スイッチの開閉を行う機能(断路機能)を少なくとも有していればよい。例えば、開閉器は、遮断器遮断機能を有していないスイッチ又は断路器である。例えば、本実施形態の開閉器は、漏電遮断器(ELB:Earth Leakage circuit Breaker)及び配線用遮断器(MCB:Molded CaseCircuit Breaker)に適用してもよい。また、分電盤1は、1つ以上のMCBと1つ以上のELBとを混在させてキャビネット10に収納する構成であってもよい。これにより、接地分岐線203を接続する作業を簡単にしながら、統合接地を可能とすることができる。

0055

本実施形態では、第2端子t2として速結端子70を、第3端子t3として速結端子80を用いたが、これに限定されない。第2端子t2としてねじ端子を用いてもよいし、第3端子t3についても同様にねじ端子を用いてもよい。

0056

本実施形態において、図3に示す3個のスリット35のうち図3における前側2個のスリット35に、刃受け部材36が配置されるとしたが、これに限定されない。刃受け部材36は、3個のスリット35のうち2個のスリット35に設けられていればよい。つまり、3個のスリット35に挿入される導電バー5の挿入順序図3に示す順序に固定されない。導電バー5の挿入順序に応じて、刃受け部材36が設けられていればよい。

0057

また、図5に示す3個の導電バー5と接地用バー500においても同様に、挿入順序は固定されない。例えば、接地用バー500が図5における前側1番目に挿入されてもよい。この場合、4個のスリットに挿入されるバー(導電バー5、接地用バー500)の挿入順序に応じて、刃受け部材36が設けられていればよい。

0058

また、導電バー5及び接地用バー500を挿入するためにスリット35,35aを設けるとしたが、これに限定されない。導電バー5及び接地用バー500として電線である場合には、電線を挿入するための挿入口が設けられていればよい。

0059

以上のように、本実施形態の開閉器(分岐開閉器3)は、第1端子t1と、第2端子t2と、接点部31と、第3端子t3と、第4端子t4と、接続回路(短絡回路32)と、ケース30とを備える。第1端子t1には電源(商用電源100)が接続された第1電線(導電バー5)が接続される。第2端子t2には負荷が接続された第2電線(分岐線202)が接続される。接点部31は、第1端子t1と第2端子t2との間に電気的に接続される。第3端子t3は負荷に電気的に接続された接地線(接地分岐線203)が接続された端子である。第4端子t4は、接地端子(例えば接地端子11)に接続された第3電線(接地用バー500)に電気的に接続される。接続回路(短絡回路32)は、第3端子t3と第4端子t4との間を接続(短絡)する。ケース30は、第1端子t1、第2端子t2、第3端子t3、第4端子t4、接点部31、及び接続回路(短絡回路32)を保持(収納)する。ケース30は、第4端子t4と接地端子との間を電気的に接続する第3電線を挿入するための挿入口(例えばスリット35a)を有する。

0060

また、本実施形態の分岐開閉器3によれば、接地分岐線203が接続された第4端子t4を接地するためには、第3電線(接地用バー500)をスリット35aに挿入すればよいので、接地作業を容易にすることができる。

0061

また、分岐線202と接地分岐線203とは分岐開閉器3に接続されるので、分岐線202及び接地分岐線203が多芯のVV線(ビニル絶縁ビニルシースケーブル)で構成される場合、各々の電線の末端加工が同じになり、末端加工に要する加工時間を短縮できる。

0062

本実施形態の開閉器(分岐開閉器3)において、接地端子は、分電盤に設けられている。第3電線は、分電盤1に設けられた接地部材(取付部材4)を介して接地端子と電気的に接続されるように構成されてもよい。

0063

第3電線(接地用バー500)をスリット35aに挿入するだけで、第4端子t4が取付部材4を介して接地端子11に電気的に接続されるので、第4端子t4を接地するために別の作業を行う必要がなく、施工作業が簡単になる。

0064

また、複数の分岐開閉器3がケース30に保持(収納)される場合、複数の分岐開閉器3の各々が備える第4端子t4は接地部材(取付部材4)に電気的に接続されるから、取付部材4で集中接地端子を兼用することができる。そのため、取付部材4とは別に集中接地端子を備える必要がない。

0065

また本実施形態の分電盤1は、上記の開閉器(分岐開閉器3)と、開閉器(分岐開閉器3)を収納するキャビネット10とを備えたことを特徴とする。

0066

本実施形態の分電盤1によれば、接地分岐線203が接続された第4端子t4を接地するためには、第3電線(接地用バー500)をスリット35aに挿入すればよいので、接地作業を容易にすることができる。

0067

分岐開閉器3が備える第4端子t4に接地分岐線203が接続されることによって、分電盤1の集中接地端子を介して接地分岐線203が接地される。

0068

1分電盤
3分岐開閉器(開閉器)
4取付部材(接地部材)
5導電バー(母線、第1電線)
10キャビネット
11接地端子
30ケース
31接点部
32短絡回路(接続回路)
35スリット
35a スリット(挿入口)
100商用電源(電源)
80速結端子(第3端子)
202分岐線(第2電線)
203接地分岐線
500接地用バー(第3電線)
t1 第1端子
t2 第2端子
t3 第3端子
t4 第4端子

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