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技術 工程判別システム及び工程判別方法

出願人 前田建設工業株式会社
発明者 新井祐二森川純
出願日 2018年6月6日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2018-108220
公開日 2019年12月12日 (1年0ヶ月経過) 公開番号 2019-212067
状態 未査定
技術分野 イメージ分析
主要キーワード 対象工事 判別要素 現場画像 施工内容 建築要素 動作映像 付帯機器 施工情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年12月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

施工管理業務の省力化を図るとともに正確かつ適切に施工状況を把握して、施工情報蓄積を継続的に行うことを可能とする。

解決手段

作業者または作業機械の少なくとも一方からなる工程判別対象の動作を撮影する撮影手段10と、撮影手段10で撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターン解析する動作パターン解析手段20と、工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶する動作パターン記憶手段61と、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定する作業内容決定手段30と、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別する施工工程判別手段40とを備える。

概要

背景

施工現場では、職員自らが現場内巡回して、目視および職長へのヒアリング等により、日々の進捗状況を確認している。また、造成工事などにおいては、ドローン等のUAV(Unmanned aerial vehicle)による撮影データから進捗状況を把握する場合もある。

進捗状況は、確認する職員や職長個々の感覚に依存することが多く、未習熟の職員では確認が難しいという問題がある。また、 職員自らが、現場内を巡回するには多大な労力を有するだけではなく、職員がすべての施工内容や場所、人数(人物)を把握することが難しい場合もある。さらに、全体の施工状況の確認は、その日の最後(例えば夕礼)の時にしかわからない。そこで、職員等の労力を軽減するとともに、施工状況を正確に把握するための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。

特許文献1に記載された技術は、画像情報を利用して作業者作業内容機械を認識して、作業に関する情報を表示する工事管理支援装置に関するものである。この工事管理支援装置は、作業者を認識するための作業者特定情報を格納する記憶部と、撮像手段により撮像された対象工事の画像情報を取得する取得部と、作業者特定情報を参照して、取得した画像情報を解析し、作業者を認識する画像解析部と、認識した作業者の作業時間を計測する計測部と、認識した作業者と、当該作業者に関連付けられた作業時間とを含む作業情報を表示する表示部を有している。

特許文献2に記載された技術は、建築工事等の進捗状況を効率的に判定するための状況判定システムに関するものである。この状況判定システムは、工事現場における工程に用いる建築要素を記録した建築要素情報記憶部と、工事現場を撮影した撮影画像を記録する現場画像情報記録部と、管理者端末に接続された制御部とを備えた管理サーバを用いる。そして、制御部が、現場画像情報記録部に記録された撮影画像に含まれる建築要素を特定し、建築要素情報記憶部を用いて、建築要素に関連付けられた工程を特定するようになっている。特定した工程は、管理者端末に出力される。

概要

施工管理業務の省力化をるとともに正確かつ適切に施工状況を把握して、施工情報蓄積を継続的に行うことを可能とする。作業者または作業機械の少なくとも一方からなる工程判別対象の動作を撮影する撮影手段10と、撮影手段10で撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターンを解析する動作パターン解析手段20と、工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶する動作パターン記憶手段61と、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定する作業内容決定手段30と、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別する施工工程判別手段40とを備える。

目的

特開2016−201074号公報
特開2017−107443号公報






しかし、上述した特許文献に記載された技術を含めて従来の技術は、施工管理業務を省力化するための工夫がなされているが、さらなる省力化を図るとともに正確かつ適切に施工状況を把握するための技術の開発が望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

作業者または作業機械の少なくとも一方からなる工程判別対象の動作を撮影する撮影手段と、撮影手段で撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターン解析する動作パターン解析手段と、工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶する動作パターン記憶手段と、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定する作業内容決定手段と、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別する施工工程判別手段と、を備えたことを特徴とする工程判別システム

請求項2

前記動作パターン解析手段は、工程判別対象の所定部位の位置及び動作方向に基づいて、動作パターンを解析する、ことを特徴とする請求項1に記載の工程判別システム。

請求項3

工程判別対象を個別に識別するための識別情報を取得する識別情報取得手段と、施工予定データを記憶する施工予定データ記憶手段と、を備え、前記施工工程判別手段は、決定した作業内容に加えて、取得した工程判別対象の識別情報と、記憶されている施工予定データとに基づいて、施工工程を判別する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の工程判別システム。

請求項4

撮影した動作映像に含まれる環境情報から工事種別を判別する工事種別判別手段を備え、前記施工工程判別手段は、判別した工事種別を加味して施工工程を判別する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工程判別システム。

請求項5

判別した施工工程に基づいて、出来高を判定する出来高判定手段、を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の工程判別システム。

請求項6

作業者または作業機械の少なくとも一方からなる工程判別対象の動作を撮影し、撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターンを解析し、工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶しておき、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定し、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別する、ことを特徴とする工程判別方法

請求項7

工程判別対象の所定部位の位置及び動作方向に基づいて、動作パターンを解析する、ことを特徴とする請求項6に記載の工程判別方法。

請求項8

工程判別対象を個別に識別する識別情報を取得し、決定した作業内容に加えて、取得した工程判別対象の識別情報と、記憶されている施工予定データとに基づいて、施工工程を判別する、ことを特徴とする請求項6または7に記載の工程判別方法。

請求項9

撮影した動作映像に含まれる環境情報から工事種別を判別し、判別した工事種別を加味して施工工程を判別する、ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の工程判別方法。

請求項10

判別した施工工程に基づいて、出来高を判定する、ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の工程判別方法。

技術分野

0001

本発明は工程判別システム及び工程判別方法に関するものであり、詳しくは、作業者または作業機械の動作を撮影して動作パターン解析することにより、作業工程判別するための工程判別システム及び工程判別方法に関するものである。

背景技術

0002

施工現場では、職員自らが現場内巡回して、目視および職長へのヒアリング等により、日々の進捗状況を確認している。また、造成工事などにおいては、ドローン等のUAV(Unmanned aerial vehicle)による撮影データから進捗状況を把握する場合もある。

0003

進捗状況は、確認する職員や職長個々の感覚に依存することが多く、未習熟の職員では確認が難しいという問題がある。また、 職員自らが、現場内を巡回するには多大な労力を有するだけではなく、職員がすべての施工内容や場所、人数(人物)を把握することが難しい場合もある。さらに、全体の施工状況の確認は、その日の最後(例えば夕礼)の時にしかわからない。そこで、職員等の労力を軽減するとともに、施工状況を正確に把握するための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。

0004

特許文献1に記載された技術は、画像情報を利用して作業者、作業内容機械を認識して、作業に関する情報を表示する工事管理支援装置に関するものである。この工事管理支援装置は、作業者を認識するための作業者特定情報を格納する記憶部と、撮像手段により撮像された対象工事の画像情報を取得する取得部と、作業者特定情報を参照して、取得した画像情報を解析し、作業者を認識する画像解析部と、認識した作業者の作業時間を計測する計測部と、認識した作業者と、当該作業者に関連付けられた作業時間とを含む作業情報を表示する表示部を有している。

0005

特許文献2に記載された技術は、建築工事等の進捗状況を効率的に判定するための状況判定システムに関するものである。この状況判定システムは、工事現場における工程に用いる建築要素を記録した建築要素情報記憶部と、工事現場を撮影した撮影画像を記録する現場画像情報記録部と、管理者端末に接続された制御部とを備えた管理サーバを用いる。そして、制御部が、現場画像情報記録部に記録された撮影画像に含まれる建築要素を特定し、建築要素情報記憶部を用いて、建築要素に関連付けられた工程を特定するようになっている。特定した工程は、管理者端末に出力される。

先行技術

0006

特開2016−201074号公報
特開2017−107443号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、上述した特許文献に記載された技術を含めて従来の技術は、施工管理業務を省力化するための工夫がなされているが、さらなる省力化を図るとともに正確かつ適切に施工状況を把握するための技術の開発が望まれていた。

0008

なお、特許文献1には、作業者や作業機械の動作パターンを認識して作業内容を特定することができるという記載があるが、どのように動作パターンを認識して作業内容を特定するのかに関する具体的な方法については何ら開示されていない。

0009

本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、施工管理業務の省力化を図るとともに正確かつ適切に施工状況を把握して、施工情報蓄積を継続的に行うことが可能な工程判別システム及び工程判別方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明に係る工程判別システム及び工程判別方法は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明に係る工程判別システムは、作業者または作業機械の少なくとも一方からなる工程判別対象の動作を撮影する撮影手段と、撮影手段で撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターンを解析する動作パターン解析手段と、工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶する動作パターン記憶手段と、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定する作業内容決定手段と、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別する施工工程判別手段とを備えたことを特徴とするものである。

0011

また、上述した構成に加えて、動作パターン解析手段は、工程判別対象の所定部位の位置及び動作方向に基づいて、動作パターンを解析することが可能である。

0012

また、上述した構成に加えて、工程判別対象を個別に識別するための識別情報を取得する識別情報取得手段と、施工予定データを記憶する施工予定データ記憶手段とを備えた構成とすることが可能である。このような構成の場合に、施工工程判別手段は、決定した作業内容に加えて、取得した工程判別対象の識別情報と、記憶されている施工予定データとに基づいて、施工工程を判別する。

0013

また、上述した構成に加えて、撮影した動作映像に含まれる環境情報から工事種別を判別する工事種別判別手段を備えた構成とすることが可能である。このような構成の場合に、施工工程判別手段は、判別した工事種別を加味して施工工程を判別する。

0014

また、上述した構成に加えて、判別した施工工程に基づいて、出来高を判定する出来高判定手段を備えた構成とすることが可能である。

0015

本発明に係る工程判別方法は、作業者または作業機械の少なくとも一方からなる工程判別対象の動作を撮影する工程と、撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターンを解析する工程と、工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶しておき、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定する工程と、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別する工程とを含むことを特徴とするものである。

0016

また、上述した構成に加えて、工程判別対象の所定部位の位置及び動作方向に基づいて、動作パターンを解析することが可能である。

0017

また、上述した構成に加えて、工程判別対象を個別に識別する識別情報を取得する工程を含む構成とすることが可能である。このような構成の場合には、決定した作業内容に加えて、取得した工程判別対象の識別情報と、記憶されている施工予定データとに基づいて、施工工程を判別する。

0018

また、上述した構成に加えて、撮影した動作映像に含まれる環境情報から工事種別を判別する工程を含むことが可能である。このような構成の場合には、判別した工事種別を加味して施工工程を判別する。

0019

また、上述した構成に加えて、判別した施工工程に基づいて、出来高を判定する工程を含む構成とすることが可能である。

発明の効果

0020

本発明に係る工程判別システム及び工程判別方法によれば、工程判別対象(作業者、作業機械)の動作を撮影して動作パターンを解析することにより、作業工程を判別している。したがって、人手による作業に頼ることなく、施工管理業務の省力化を図るとともに正確かつ適切に施工状況を把握して、施工情報の蓄積を継続的に行うことが可能となる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の実施形態に係る工程判別システムの概略構成を示すブロック図。
本発明の実施形態に係る工程判別方法のフローチャート
動作パターンの解析及び作業内容の決定を説明する説明図(作業者)。
動作パターンの解析及び作業内容の決定を説明する説明図(作業機械)。

実施例

0022

以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る工程判別システム及び工程判別方法を説明する。図1図4は本発明の実施形態に係る工程判別システム及び工程判別方法を説明するもので、図1は工程判別システムの概略構成を示すブロック図、図2は工程判別方法のフローチャート、図3及び図4は動作パターンの解析及び作業内容の決定を説明する説明図である。

0023

<工程判別システム及び工程判別方法の概要
本発明の実施形態に係る工程判別システム及び工程判別方法は、作業者または作業機械の動作パターンを解析して作業内容を決定することにより、作業者または作業機械が実施している工程を判別するためのシステム及び方法であり、作業者または作業機械の動作を撮影することにより取得した動作映像に基づいて工程を判別する点に特徴がある。なお、工程の判別対象となるのは、作業者、作業機械のいずれか一方または双方であり、作業者及び作業機械を工程判別対象と称して説明を行う。

0024

<工程判別システム>
本発明の実施形態に係る工程判別システム100は、図1に示すように、撮影手段10と、動作パターン解析手段20と、動作パターン記憶手段61と、作業内容決定手段30と、施工工程判別手段40とを主要な構成要素としており、さらに、識別情報取得手段70と、施工予定データ記憶手段62と、工事種別判別手段90と、出来高判定手段50とを備えていてもよい。

0025

本発明の実施形態に係る工程判別システム100は、撮影手段10として機能するカメラ及びその付帯機器と、コンピュータ及びその付帯機器と、コンピュータにインストールされたソフトウェアプログラム)により構成されるシステムであり、ソフトウェアがコンピュータに読み込まれることにより、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働した具体的手段によって、施工工程を判別するための情報の演算または加工を実現するようになっている。コンピュータの付帯機器とは、コンピュータの機能を発揮するためにコンピュータに接続された各種の機器のことであり、キーボードマウスタッチパッドスキャナ等の入力手段、液晶表示装置プリンタアンプ及びスピーカ等の出力手段、HDD、SDD、DVD等の記憶手段等を含んでいる。

0026

なお、動作パターン記憶手段61と施工予定データ記憶手段62は、コンピュータ(図示せず)とデータ通信可能に接続されたサーバ60の機能手段とすることが好ましい。

0027

<撮影手段>
撮影手段10は工程判別対象の動作を撮影するための手段であり、詳細には図示しないが、撮像レンズ及び撮像素子を備えた電子カメラと、電子カメラに付帯して撮像データを送信するための撮像データ送信手段(無線通信等によるデータ送信装置)等を備えている。また、電子カメラは、合焦機構ズーム機構パンチルト機構を備えていてもよく、さらに、施工現場内を巡回する移動手段80を備えていてもよい。

0028

移動手段80としては、例えば、室内ドローンや施工現場内を自動巡回する自動巡回装置を利用することができる。また、撮影手段10を作業者(職長)が着用するヘルメット等に装着して、作業者(職長)が施工現場内を巡回する際に撮影を行ってもよい。また、撮影手段10は、広範囲を撮影することができる360°カメラを使用することが好ましい。

0029

<動作パターン解析手段>
動作パターン解析手段20は、撮影手段10で撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターンを解析するためのプログラムからなる。動作パターンを解析するためのアルゴリズムには種々のものがあり、例えば、Realtime Multi−Person Pose Estimation、Lucas−Kanade法、Farneback法を挙げることができる。

0030

動作パターンを解析するには、作業者や作業機械の所定部位の位置データ及び動作方向データを取得して、上述したアルゴリズムにより解析を行う。所定部位とは、工種判別対象が作業者である場合には、頭、肩、腕、足首つま先等のことであり、工種判別対象が作業機械である場合には、機械本体、車輪無限軌道アームフックブレードバケット等のことである。

0031

作業者のパターンは、頭、肩、腕、腰、腿、足首、つま先等の位置及び動作方向で解析することができる。例えば、左官作業の場合には、片方の手で盛板を保持し、他方の手でコテを動かす動作であり、土砂運搬作業の場合には、両手運搬車ハンドルを保持し、搬送元から搬送先まで移動する動作であり、鉄筋組立作業は、片方の手で鉄筋を保持し、他方の手で結束部に番線巻き付ける動作である。すなわち、作業者は作業内容に応じてほぼ同様の動作を行うため、所定部位の位置及び動作方向に基づいて動作パターンを解析することができる。

0032

作業機械の動作パターンは、機械本体、車輪、無限軌道、アーム、フック、ブレード、バケット等の位置及び動作方向で解析することができる。例えば、盛り土作業の場合には、ダンプトラックによる盛り土材料の運び込み、ブルドーザによる敷き均し等の一連の動作が行われ、土砂運搬作業の場合には、バックホーを用いて土砂をダンプトラックに積み込む動作が行われ、荷揚げ作業の場合には、クレーンのアームの旋回、フックによる吊り荷の保持、荷下ろし場所においてフックから吊り荷を外すという一連の動作が行われる。すなわち、作業機械は作業内容に応じてほぼ同様の動作を行うため、所定部位の位置及び動作方向に基づいて動作パターンを解析することができる。

0033

<動作パターン記憶手段>
動作パターン記憶手段61は、工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶するための装置であり、例えば、コンピュータに付帯したHDD等の記憶装置により構成する。上述したように、作業者や作業機械の動作パターンは、作業内容に応じて判別することができるため、予め、作業内容に応じた動作パターンを記憶しておくことにより、動作パターンと作業内容の対応関係を把握することができる。

0034

また、作業者や作業機械の動作パターンと作業内容とは、ディープラーニング等の機械学習を実施することにより関連付けてもよい。この場合、数多くのサンプルについて動作パターンと作業内容の関係性を機械学習させることにより、動作パターンと作業内容とを精度良く関連付けることができる。

0035

<作業内容決定手段>
作業内容決定手段30は、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定するためのプログラムからなる。上述したように、作業者や作業機械の動作パターンは、作業内容に応じて判別することができ、動作パターン記憶手段61には、作業者や作業機械の動作パターンと作業内容とが関連付けて記憶されている。したがって、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較することにより、作業者や作業機械の作業内容を決定することができる。

0036

<施工工程判別手段>
施工工程判別手段40は、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別するためのプログラムからなる。土木及び建築の施工現場では、施工の進行に伴って順次、種々の作業が実施される。例えば、建築物の施工現場では、杭打ち山留め及び掘削、クレーンの設置、足場の設置、コンクリート打設内装工事外装工事等が、順を追ってあるいは並行して実施される。したがって、作業内容が分かれば、大凡の施工工程を判別することができる。また、決定した作業内容に加えて、後述する識別情報や施工予定データを判別要素とすることにより、施工工程をより一層正確に判別することができる。

0037

<識別情報取得手段>
識別情報取得手段70は、工程判別対象を個別に識別するための識別情報を取得するための電子機器及びプログラムからなる。作業者の識別情報は、作業者が着用するヘルメットや着衣に取り付けた識別標識、作業者に所持させる携帯情報端末ICタグ等に記憶されている。作業機械の識別情報は、作業機械に取り付けた識別標識、情報発信装置やICタグ、ナンバープレートに記憶されている。

0038

携帯情報端末、情報発信装置、ICタグは、固有の識別IDを発信するための装置である。識別標識は、バーコード、2次元バーコード、氏名や機械名を記載した名札等、作業者や作業機械を個別に識別できればどのような態様であってもよい。識別情報は、受信機やカメラ等の読み取り装置で読み取ることにより、施工工程判別手段40における施工工程の判別に用いることができる。また、顔認証等の技術を用いて作業者を特定してもよい。

0039

<施工予定データ記憶手段>
施工予定データ記憶手段62は、施工予定データを記憶するための装置であり、例えば、コンピュータに付帯したHDD等の記憶装置により構成する。施工予定データは、施工計画に沿った施工進行状況予定に関するデータであり、予め、管理者等がデータを入力しておき、適宜データを取得することにより、施工工程判別手段40における施工工程の判別に用いることができる。

0040

<工事種別判別手段>
工事種別判別手段90は、撮影した動作映像に含まれる環境情報から工事種別を判別するためのプログラムからなる。すなわち、撮影した動作映像に含まれる環境情報から工事種別を判別することができる。例えば、マンション工事では、台所バルコニー等が映り込む。また、映り込んだ情報には、工場造成地トンネルダム等が映り込むことがある。したがって、映り込んだ環境情報に基づいて工事種別を判別することができる。さらに、作業者が身につけている道具や、施工現場におかれている資機材工具、材料、足場等)を環境情報として、工事種別を判別することができる。このような構成の場合に、施工工程判別手段40は、判別した工事種別を加味して施工工程を判別する。

0041

<出来高判定手段>
出来高判定手段50は、判別した施工工程に基づいて、出来高を判定するためのプログラムからなる。出来高は、施工工程判別手段40により判別した施工工程データと、施工予定データ記憶手段62に記憶した施工予定データとに基づいて判定することができる。

0042

すなわち、施工工程判別手段40により判別した施工工程データに基づいて、現在の進捗データを取得することができる。また、施工予定データ記憶手段62に記憶した施工予定データは、施工計画で予定している施工データである。したがって、現在の施工工程データと施工予定データとを比較することにより、現在の出来高を判定することができる。また、前日の施工工程データと当日の施工工程データとを比較することにより、施工の進捗状況を把握することができる。

0043

<工程判別方法>
本発明の実施形態に係る工程判別方法では、図2に示すように、工程判別対象(作業者または作業機械の少なくとも一方)の動作を撮影し(S1)、撮影した動作映像に基づいて工程判別対象の動作パターンを解析する(S2)。この際、工程判別対象の所定部位の位置及び動作方向に基づいて、動作パターンを解析することが好ましい。

0044

また、予め工程判別対象に関する複数の動作パターンと作業内容とを関連づけて記憶しておき、解析した動作パターンと、記憶されている動作パターンとを比較して、工程判別対象の作業内容を決定し(S3)、決定した作業内容に基づいて、施工工程を判別する(S4)。

0045

また、施工工程を判別するには、工程判別対象を個別に識別する識別情報を取得し、決定した作業内容に加えて、取得した工程判別対象の識別情報と、記憶されている施工予定データとに基づいて、施工工程を判別することが好ましい。

0046

さらに、撮影した動作映像に含まれる環境情報から工事種別を判別してもよい。上述したように、環境情報とは、マンション工事における台所やバルコニー、工場、造成地、トンネル、ダム、作業者が身につけている道具、施工現場におかれている資機材等のことである。この場合、判別した工事種別を加味して施工工程を判別することができる。施工工程を判別したら、施工工程判別手段40により判別した施工工程データと、施工予定データ記憶手段62に記憶した施工予定データとに基づいて、出来高を判別することができる(S5)。

0047

各工程において取得したデータは、液晶表示装置等からなる表示手段の表示画面に表示したり、プリンタにより印刷したり、HDDやDVD等からなる記憶手段に記憶することにより、管理者等が確認することができ、また、施工データとして保存することができる。

0048

<作業者の工程判別>
図3を参照して、作業者の動作パターン及び作業内容を判別する手順を説明する。図3は作業者が左官作業を行っている様子を示したもので、左手で盛板を保持し、右手にコテを持っている。そして、屈んだ姿勢で盛板にモルタル盛りつけ(a)、立ち上がってコテにモルタルを載せ(b)、左側から右側へ向かってモルタルを均し付ける動作(c、d)を繰り返している。このような動作パターンを撮影して、動作パターンを判別することにより、コテ作業を行っているとして、壁の仕上げ工程であると判別する。

0049

この際、作業者が被っているヘルメットに記載された識別標識(氏名、識別ID等)から識別情報を取得するとともに、施工予定データと照らし合わせることにより、より一層確実に作業工程を判別することができる。

0050

<作業機械の工程判別>
図4を参照して、作業機械の動作パターン及び作業内容を判別する手順を説明する。図4は作業機械(バックホー)により土砂の敷き均し作業を行っている様子を示したもので、バケット内に土砂を取り込んで(a)、所定位置に撒き出し(b)、バケットを前後させて土砂を敷き均している(c、d)。このような動作パターンを撮影して、動作パターンを判別することにより、土砂の敷き均し作業を行っているとして、土砂の敷き均し工程であると判別する。

0051

この際、作業機械(バックホー)に取り付けた識別標識(識別ID等)から識別情報を取得するとともに、施工予定データと照らし合わせることにより、より一層確実に作業工程を判別することができる。

0052

10撮影手段
20動作パターン解析手段
30作業内容決定手段
40施工工程判別手段
50出来高判定手段
60サーバ
61 動作パターン記憶手段
62 施工予定データ記憶手段
70識別情報取得手段
80 移動手段
90工事種別判別手段
100 工程判別システム

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