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技術 鉄塔支持型煙突の解体方法

出願人 太平電業株式会社
発明者 須山尚貴佐山和宏
出願日 2018年6月1日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-106038
公開日 2019年12月12日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-210651
状態 未査定
技術分野 塔;農工業用築物;大型貯蓄容器の建設 既存建築物への作業
主要キーワード 切断撤去 大型クレーン ジャッキダウン 支持案内 次切断 解体撤去 撤去作業 クローラクレーン
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を容易に安全かつ確実に解体することができる、鉄塔支持型煙突の解体方法を提供する。

解決手段

筒身撤去後、撤去した筒身により構築した仮設支柱を、鉄塔の上部まで第1ジャッキにより吊り上げ、仮設支柱の周囲の上段鉄塔を解体・撤去し、この後、第1ジャッキにより仮設支柱を地上まで吊り下ろし、第1ジャッキを次段に据え替えた後、第1ジャッキにより仮設支柱を鉄塔の次段まで吊り上げ、仮設支柱の周囲の次段鉄塔を解体・撤去する操作を繰り返し行う。

概要

背景

鉄塔支持型煙突解体方法の一例が特許文献1に開示されている。以下の、この鉄塔支持型煙突の解体方法を従来解体方法といい、図面を参照しながら説明する。

図17から図23は、従来解体方法を示す説明図であり、図17は、筒身11Aを撤去した図、図18は、筒身11Bを撤去した図、図19は、クローラクレーンにより鉄塔の中間部12Bを撤去した後、筒身11Cと筒身11Dを撤去した図、図20は、ジャッキによる筒身の吊り位置を変えた図、図21は、筒身11Eから筒身11Iを撤去した図、図22は、ジャッキによる筒身の吊り位置を変えた図、図23は、筒身の頂部を解体する図である。

従来解体方法は、以下の工程からなっている。

(第1の筒身部分解体工程)
先ず、図17に示すように、筒身11を部分解体する。すなわち、鉄塔12の第2支持点S2にジャッキ15を取り付け、ジャッキ15により筒身11を支持しつつ筒身11の下端部を切断位置20で所定長さだけ切断し、切断した筒身11Aを搬送台車21に搭載して撤去した後、筒身11をジャッキダウンする。この際、安定に自立している鉄塔12に設けられているガイドローラ16によって筒身11のジャッキダウンを支持案内することによって、ジャッキダウン作業を容易にかつ安全に行うことができる。なお、図17中、17、18は、補強材、22は、搬送台車21が走行するためのレールである。そして、上記のような、筒身11の下端部に対する切断撤去とジャッキダウンを行って、図18に示すように、筒身11Bを切断撤去して、筒身11をほぼ第4支持点S4の高さとなるまで解体する。

(鉄塔の中間部解体工程)
次に、鉄塔12の上部12Aを筒身11に保持させた状態で、図18に示すように、クローラクレーン30を用いて、鉄塔12の中間部12Bを解体撤去する。なお、ここで、鉄塔12の上部12Aは、第3支持点S3と第4支持点S4の間の部分であり、鉄塔12の中間部12Bは、第2支持点S2と第3支持点S3の間の部分である。

(第2の筒身部分解体工程)
次に、上述した筒身部分解体工程と同様にして、筒身11の下端部に対する切断撤去とジャッキダウンとを繰り返して、図19に示すように、筒身11C、11Dを切断撤去して、鉄塔12の上部12Aが鉄塔12の下部12Cに近づく位置になるまで解体撤去する。なお、ここで、鉄塔12の下部12Cは、第2支持点S2から下方の部分である。

(鉄塔の上部解体工程)
次に、図20に示すように、ジャッキ15による筒身11の吊り位置を変え、クローラクレーン30を用いて、鉄塔12の上部12Aを解体撤去する。

(第3の筒身部分解体工程)
次に、上述した筒身部分解体工程及び第2の筒身部分解体工程と同様にして、筒身11の下端部に対する切断撤去とジャッキダウンとを繰り返して、図20、図21、図22に示すように、筒身11Eから11Mを順次切断撤去する。

(鉄塔の下部解体工程)
最後に、クローラクレーン30を用いて、鉄塔12の下部12Cと、残った筒身11を解体撤去する。これによって、図23に示すように、鉄塔支持型煙突10の解体が完了する。

概要

大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を容易に安全かつ確実に解体することができる、鉄塔支持型煙突の解体方法を提供する。筒身を撤去後、撤去した筒身により構築した仮設支柱を、鉄塔の上部まで第1ジャッキにより吊り上げ、仮設支柱の周囲の上段鉄塔を解体・撤去し、この後、第1ジャッキにより仮設支柱を地上まで吊り下ろし、第1ジャッキを次段に据え替えた後、第1ジャッキにより仮設支柱を鉄塔の次段まで吊り上げ、仮設支柱の周囲の次段鉄塔を解体・撤去する操作を繰り返し行う。

目的

この発明の目的は、大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を容易に安全かつ確実に解体することができる、鉄塔支持型煙突の解体方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筒身の周囲に、前記筒身を支持する鉄塔構築された鉄塔支持型煙突解体方法において、下記(a)工程から(k)工程、(a)前記鉄塔の下部に、前記筒身を吊上げ、吊下ろし可能な第1ジャッキを設置する第1ジャッキ設置工程、(b)前記鉄塔の荷重を前記第1ジャッキに預け、前記筒身の下部を筒身ブロックに切断し、前記筒身ブロックを撤去後、前記第1ジャッキにより前記筒身を吊り下ろす操作を繰り返し行って、前記筒身を解体する筒身解体工程、(c)前記第1ジャッキを前記鉄塔の上部に設置した第2ジャッキにより吊り上げて、前記第1ジャッキを前記鉄塔の上部に設置する第1ジャッキ吊上げ工程、(d)前記筒身ブロックを前記鉄塔内に搬入し、搬入した前記筒身ブロックを前記第1ジャッキにより吊り上げ、次に搬入した前記筒身ブロックと接合する操作を繰り返し行って仮設支柱を構築する仮設支柱構築工程、(e)前記仮設支柱を前記第1ジャッキにより前記鉄塔の上段まで吊り上げる上段への仮設支柱吊上げ工程、(f)前記鉄塔の上段を解体し、撤去する上段鉄塔解体・撤去工程、(g)前記仮設支柱を前記第1ジャッキにより地上まで吊り下ろす仮設支柱吊下ろし工程、(h)前記第2ジャッキを前記鉄塔の次段に据え替える第2ジャッキ据替工程、(i)前記第1ジャッキを前記第2ジャッキにより前記鉄塔の次段下部まで吊り下ろして、前記鉄塔に設置する第1ジャッキ据替工程、(j)前記仮設支柱を前記第1ジャッキにより前記鉄塔の次段まで吊り上げる次段への仮設支柱吊上げ工程、(k)前記鉄塔の次段を解体し、撤去する次段鉄塔解体・撤去工程、を備え、前記(g)工程から前記(k)工程を繰り返し行うことを特徴とする、鉄塔支持型煙突の解体方法。

請求項2

前記筒身は、複数本であることを特徴とする、請求項1に記載の、鉄塔支持型煙突の解体方法。

請求項3

前記鉄塔は、平面形状が正方形であることを特徴とする、請求項1または2に記載の、鉄塔支持型煙突の解体方法。

技術分野

0001

この発明は、鉄塔支持型煙突解体方法、特に、大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を容易に安全かつ確実に解体することができる、鉄塔支持型煙突の解体方法に関するものである。

背景技術

0002

鉄塔支持型煙突の解体方法の一例が特許文献1に開示されている。以下の、この鉄塔支持型煙突の解体方法を従来解体方法といい、図面を参照しながら説明する。

0003

図17から図23は、従来解体方法を示す説明図であり、図17は、筒身11Aを撤去した図、図18は、筒身11Bを撤去した図、図19は、クローラクレーンにより鉄塔の中間部12Bを撤去した後、筒身11Cと筒身11Dを撤去した図、図20は、ジャッキによる筒身の吊り位置を変えた図、図21は、筒身11Eから筒身11Iを撤去した図、図22は、ジャッキによる筒身の吊り位置を変えた図、図23は、筒身の頂部を解体する図である。

0004

従来解体方法は、以下の工程からなっている。

0005

(第1の筒身部分解体工程)
先ず、図17に示すように、筒身11を部分解体する。すなわち、鉄塔12の第2支持点S2にジャッキ15を取り付け、ジャッキ15により筒身11を支持しつつ筒身11の下端部を切断位置20で所定長さだけ切断し、切断した筒身11Aを搬送台車21に搭載して撤去した後、筒身11をジャッキダウンする。この際、安定に自立している鉄塔12に設けられているガイドローラ16によって筒身11のジャッキダウンを支持案内することによって、ジャッキダウン作業を容易にかつ安全に行うことができる。なお、図17中、17、18は、補強材、22は、搬送台車21が走行するためのレールである。そして、上記のような、筒身11の下端部に対する切断撤去とジャッキダウンを行って、図18に示すように、筒身11Bを切断撤去して、筒身11をほぼ第4支持点S4の高さとなるまで解体する。

0006

(鉄塔の中間部解体工程)
次に、鉄塔12の上部12Aを筒身11に保持させた状態で、図18に示すように、クローラクレーン30を用いて、鉄塔12の中間部12Bを解体撤去する。なお、ここで、鉄塔12の上部12Aは、第3支持点S3と第4支持点S4の間の部分であり、鉄塔12の中間部12Bは、第2支持点S2と第3支持点S3の間の部分である。

0007

(第2の筒身部分解体工程)
次に、上述した筒身部分解体工程と同様にして、筒身11の下端部に対する切断撤去とジャッキダウンとを繰り返して、図19に示すように、筒身11C、11Dを切断撤去して、鉄塔12の上部12Aが鉄塔12の下部12Cに近づく位置になるまで解体撤去する。なお、ここで、鉄塔12の下部12Cは、第2支持点S2から下方の部分である。

0008

(鉄塔の上部解体工程)
次に、図20に示すように、ジャッキ15による筒身11の吊り位置を変え、クローラクレーン30を用いて、鉄塔12の上部12Aを解体撤去する。

0009

(第3の筒身部分解体工程)
次に、上述した筒身部分解体工程及び第2の筒身部分解体工程と同様にして、筒身11の下端部に対する切断撤去とジャッキダウンとを繰り返して、図20図21図22に示すように、筒身11Eから11Mを順次切断撤去する。

0010

(鉄塔の下部解体工程)
最後に、クローラクレーン30を用いて、鉄塔12の下部12Cと、残った筒身11を解体撤去する。これによって、図23に示すように、鉄塔支持型煙突10の解体が完了する。

先行技術

0011

特許第4559313号公報
特許第5563697号公報
特許第2828430号公報

発明が解決しようとする課題

0012

上記従来解体方法によれば、煙突の高さ相当の超大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を安全かつ確実に解体することができるが、高所部分の鉄塔12A、12Bの撤去に大型クレーンを必要とするといった問題があった。

0013

従って、この発明の目的は、大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を容易に安全かつ確実に解体することができる、鉄塔支持型煙突の解体方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0014

この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。

0015

請求項1記載の発明は、筒身の周囲に、前記筒身を支持する鉄塔が構築された鉄塔支持型煙突の解体方法において、下記(a)工程から(k)工程、
(a)前記鉄塔の下部に、前記筒身を吊上げ、吊下ろし可能な第1ジャッキを設置する第1ジャッキ設置工程、
(b)前記鉄塔の荷重を前記第1ジャッキに預け、前記筒身の下部を筒身ブロックに切断し、前記筒身ブロックを撤去後、前記第1ジャッキにより前記筒身を吊り下ろす操作を繰り返し行って、前記筒身を解体する筒身解体工程、
(c)前記第1ジャッキを前記鉄塔の上部に設置した第2ジャッキにより吊り上げて、前記第1ジャッキを前記鉄塔の上部に設置する第1ジャッキ吊上げ工程、
(d)前記筒身ブロックを前記鉄塔内に搬入し、搬入した前記筒身ブロックを前記第1ジャッキにより吊り上げ、次に搬入した前記筒身ブロックと接合する操作を繰り返し行って仮設支柱を構築する仮設支柱構築工程、
(e)前記仮設支柱を前記第1ジャッキにより前記鉄塔の上段まで吊り上げる上段への仮設支柱吊上げ工程、
(f)前記鉄塔の上段を解体し、撤去する上段鉄塔解体・撤去工程、
(g)前記仮設支柱を前記第1ジャッキにより地上まで吊り下ろす仮設支柱吊下ろし工程、
(h)前記第2ジャッキを前記鉄塔の次段に据え替える第2ジャッキ据替工程、
(i)前記第1ジャッキを前記第2ジャッキにより前記鉄塔の次段下部まで吊り下ろして、前記鉄塔に設置する第1ジャッキ据替工程、
(j)前記仮設支柱を前記第1ジャッキにより前記鉄塔の次段まで吊り上げる次段への仮設支柱吊上げ工程、
(k)前記鉄塔の次段を解体し、撤去する次段鉄塔解体・撤去工程、
を備え、
前記(g)工程から前記(k)工程を繰り返し行うことに特徴を有するものである。

0016

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記筒身は、複数本であることに特徴を有するものである。

0017

請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記鉄塔は、平面形状が正方形であることに特徴を有するものである。

発明の効果

0018

この発明によれば、筒身を撤去後、撤去した筒身により構築した仮設支柱を、鉄塔の上部まで第1ジャッキにより吊り上げ、仮設支柱の周囲の上段鉄塔を解体・撤去し、この後、第1ジャッキにより仮設支柱を地上まで吊り下ろし、第1ジャッキを次段に据え替えた後、第1ジャッキにより仮設支柱を鉄塔の次段まで吊り上げ、仮設支柱の周囲の次段鉄塔を解体・撤去する操作を、鉄塔の各段毎に繰り返し行うことによって、大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を容易に安全かつ確実に解体することができる。

図面の簡単な説明

0019

この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第1ジャッキ設置工程および筒身解体工程を示す正面図である。
図1の平面図である。
第1ジャッキの設置部分の拡大図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第1ジャッキ吊上げ工程を示す正面図である。
図4の平面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による仮設支柱構築工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、上段への仮設支柱吊上げ工程および上段鉄塔解体・撤去工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による仮設支柱吊下ろし工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第2ジャッキ据替工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第1ジャッキ据替工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、次段への仮設支柱吊上げ工程および次段鉄塔解体・撤去工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、さらに次の段の鉄塔の解体に備えての、仮設支柱の吊下げ工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、さらに次の段の鉄塔の解体工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、仮設支柱の解体・撤去工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、最終段の鉄塔の解体・撤去工程を示す正面図である。
この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法により鉄塔が解体された状態を示す正面図である。
従来解体方法により筒身11Aを撤去した図である。
従来解体方法により筒身11Bを撤去した図である。
従来解体方法によりクローラクレーンにより鉄塔の中間部12Bを撤去した後、筒身11Cと筒身11Dを撤去した図である。
従来解体方法によりジャッキによる筒身の吊り位置を変えた図である。
従来解体方法により筒身11Eから筒身11Iを撤去した図である。
従来解体方法によりジャッキによる筒身の吊り位置を変えた図である。
従来解体方法により筒身の頂部を解体する図である。

実施例

0020

この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。

0021

図1は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第1ジャッキ設置工程および筒身解体工程を示す正面図、図2は、図1の平面図、図3は、第1ジャッキの設置部分の拡大図、図4は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第1ジャッキ吊上げ工程を示す正面図、図5は、図4の平面図、図6は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による仮設支柱構築工程を示す正面図、図7は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、上段への仮設支柱吊上げ工程および上段鉄塔解体・撤去工程を示す正面図、図8は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による仮設支柱吊下ろし工程を示す正面図、図9は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第2ジャッキ据替工程を示す正面図、図10は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による第1ジャッキ据替工程を示す正面図、図11は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、次段への仮設支柱吊上げ工程および次段鉄塔解体・撤去工程を示す正面図、図12は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、さらに次の段の鉄塔の解体に備えての、仮設支柱の吊下げ工程を示す正面図、図13は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、さらに次の段の鉄塔の解体工程を示す正面図、図14は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、仮設支柱の解体・撤去工程を示す正面図、図15は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法による、最終段の鉄塔の解体・撤去工程を示す正面図、図16は、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法により鉄塔が解体された状態を示す正面図である。

0022

図1から図15において、1は、複数本の筒身であり、この例では、図1図2に示すように、筒身1は、2本である。2は、2本の筒身1の外側に構築された、筒身1を支持する鉄塔である。鉄塔2は、上段2a1から次段2a2、そして、最終段2anに分割して解体、撤去される。鉄塔2は、図2図5に示すように、平面形状正方形をなしている。

0023

3は、鉄塔2に設置される、筒身1または後述する仮設支柱7を吊上げ、吊下ろし可能な第1ジャッキである。第1ジャッキ3は、図3に示すように、複数台のジャッキ本体3aと、各ジャッキ本体3aにより巻上げ巻下げられるストランド4と、筒身1または仮設支柱7に固定される固定部材5とからなっており、ジャッキ本体3aによりストランド4を巻上げ、巻下げることによって、筒身1または仮設支柱7が吊上げ、吊下ろしされる。第1ジャッキ3としては、例えば、特許文献2に開示されているジャッキを使用する。

0024

6は、鉄塔2に設置される、第1ジャッキ3の吊上げ、吊下ろし可能な第2ジャッキである。第2ジャッキ6としては、例えば、特許文献3に開示されているジャッキを使用する。

0025

7は、仮設支柱であり、筒身1を切断した筒身ブロック1aを複数個溶接により接合したものからなっている。

0026

8は、鉄塔2の解体・撤去作業を行う足場である。

0027

次に、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法を説明する。

0028

この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法によれば、下記工程にしたがって鉄塔支持型煙突が解体される。

0029

(a)第1ジャッキ設置工程
先ず、図1図3に示すように、鉄塔2の下部に、第1ジャッキ3を設置する。

0030

(b)筒身解体工程
次に、図1に示すように、鉄塔2の荷重を第1ジャッキ3に預け、筒身1の下部を筒身ブロック1aに切断し、筒身ブロック1aを撤去後、第1ジャッキ3により筒身1を吊り下ろす操作を繰り返し行って、筒身1を解体する。この際、筒身1と鉄塔2と連結は、事前解除しておく。

0031

(c)第1ジャッキ吊上げ工程
次に、図4に示すように、第1ジャッキ3を鉄塔2の上部に設置した第2ジャッキ6により吊り上げて、第1ジャッキ3を鉄塔2の上部に設置する。

0032

(d)仮設支柱構築工程
次に、図6に示すように、筒身ブロック1aを鉄塔2内に搬入し、搬入した筒身ブロック1aを第1ジャッキ3により吊り上げ、次に搬入した筒身ブロック1aと接合する操作を繰り返し行って仮設支柱7を構築する。

0033

(e)上段への仮設支柱吊上げ工程
次に、図7に示すように、仮設支柱7を第1ジャッキ3により鉄塔2の上段2a1まで吊り上げる。

0034

(f)上段鉄塔解体・撤去工程
次に、図7に示すように、鉄塔2の上段2a1を解体し、撤去する。この際、筒身1と上段の鉄塔2a1とは、固定しておき、解体・撤去作業は、足場8を使用して行う。

0035

(g)仮設支柱吊下ろし工程
次に、図8に示すように、仮設支柱7を第1ジャッキ3により地上まで吊り下ろす。

0036

(h)第2ジャッキ据替工程
次に、図9に示すように、第2ジャッキ6を鉄塔2の次段2a2に据え替える。

0037

(i)第1ジャッキ据替工程
次に、図10に示すように、第1ジャッキ3を第2ジャッキ6により鉄塔2の次段2a2の下部まで吊り下ろして、鉄塔2に設置する。

0038

(j)次段への仮設支柱吊上げ工程
次に、図11に示すように、仮設支柱7を第1ジャッキ3により鉄塔2の次段2a2まで吊り上げる。

0039

(k)次段鉄塔解体・撤去工程
次に、図11に示すように、鉄塔2の次段2a2を解体し、撤去する。

0040

次に、(g)工程から(k)工程を繰り返し行って、最終段2anの1つ前の段2an−1の鉄塔2を解体する。すなわち、図12に示す、さらに次の段の鉄塔2の解体に備えての、仮設支柱7の吊下げ工程、図13に示す、さらに次の段の鉄塔の解体工程を経て、最終段2anの1つ前の段2an−1の鉄塔2を解体する。

0041

次いで、図14に示すように、仮設支柱7の下部を仮設支柱ブロック7aに切断し、撤去する操作と、第1ジャッキ3による仮設支柱7の吊り下ろし操作とを繰り返し行って、仮設支柱7を撤去する。

0042

そして、図15に示すように、第1ジャッキ3を油圧クレーンにより撤去した後、最終段の鉄塔2anを油圧クレーンにより撤去する。

0043

以上のようにして、図16に示すように、この発明の、鉄塔支持型煙突の解体方法により鉄塔支持型煙突が解体される。

0044

以上、説明したように、この発明によれば、筒身1を撤去後、撤去した筒身1により構築した仮設支柱7を、鉄塔1の上部まで第1ジャッキ3により吊り上げ、仮設支柱7の周囲の上段鉄塔2a1を解体・撤去し、この後、第1ジャッキ3により仮設支柱7を地上まで吊り下ろし、第1ジャッキ3を次段鉄塔2a2に据え替えた後、第1ジャッキ3により仮設支柱7を次段鉄塔2a2まで吊り上げ、仮設支柱7の周囲の次段鉄塔2a2を解体・撤去する操作を、鉄塔1の各段毎に繰り返し行うことによって、大型クレーンを使用することなく、鉄塔支持型煙突を容易に安全かつ確実に解体することができる。

0045

1:筒身
1a:筒身ブロック
2:鉄塔
2a1:上段の鉄塔
2a2:次段の鉄塔
2an−1:最終段の1つ前の段の鉄塔
2an:最終段の鉄塔
3:第1ジャッキ
3a:ジャッキ本体
4:ストランド
5:固定部材
6:第2ジャッキ
7:仮設支柱
7a:仮設支柱ブロック
8:足場
11:筒身
12:鉄塔
15:ジャッキ
16:ガイドローラ
17:補強材
18:補強材
20:切断位置
21:搬送台車
22:レール
30:クローラクレーン

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  • 鹿島建設株式会社の「 可搬型噴霧装置」が 公開されました。( 2020/06/04)

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