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図面 (3)

課題

ソフトコンタクトレンズ装用時に、直接点眼して眼を洗浄することのできる洗眼剤組成物を提供。

解決手段

粘度が1〜10mPa・s、pHが5.0〜8.5で防腐剤界面活性剤を含有しない1回3〜12滴を点眼して眼を洗浄する使用のための洗眼剤組成物。

概要

背景

従来、洗眼剤を用いて眼を洗浄する際にはアイカップが用いられている(例えば、特許文献1)。しかしながら、アイカップが実質的に必須であることから洗眼剤による眼の洗浄が可能な場面が限定されてしまい、例えば外出時等における眼の洗浄について不便を強いられていた。

概要

ソフトコンタクトレンズ装用時に、直接点眼して眼を洗浄することのできる洗眼剤組成物を提供。粘度が1〜10mPa・s、pHが5.0〜8.5で防腐剤界面活性剤を含有しない1回3〜12滴を点眼して眼を洗浄する使用のための洗眼剤組成物。なし

目的

本発明は、直接点眼して眼を洗浄することのできる洗眼剤組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

1回3〜12滴を点眼して眼を洗浄する使用のための、洗眼剤組成物

請求項2

粘度が1〜10mPa・sである、請求項1に記載の洗眼剤組成物。

請求項3

防腐剤を含有しない、請求項1又は2に記載の洗眼剤組成物。

請求項4

界面活性剤を含有しない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗眼剤組成物。

請求項5

pHが5.0〜8.5である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗眼剤組成物。

請求項6

ソフトコンタクトレンズ装用時に使用する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗眼剤組成物。

技術分野

0001

本発明は、洗眼剤組成物に関する。

背景技術

0002

従来、洗眼剤を用いて眼を洗浄する際にはアイカップが用いられている(例えば、特許文献1)。しかしながら、アイカップが実質的に必須であることから洗眼剤による眼の洗浄が可能な場面が限定されてしまい、例えば外出時等における眼の洗浄について不便を強いられていた。

先行技術

0003

特開2006−020878公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、直接点眼して眼を洗浄することのできる洗眼剤組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、1回あたり3〜12滴の点眼により、水溶性異物固形異物が十分に除去され、眼を洗浄することができることを見出した。本発明は、この知見に基づくものであり、以下の各発明を提供するものである。

0006

[1]
1回3〜12滴を点眼して眼を洗浄する使用のための、洗眼剤組成物。
[2]
粘度が1〜10mPa・sである、[1]に記載の洗眼剤組成物。
[3]
防腐剤を含有しない、[1]又は[2]に記載の洗眼剤組成物。
[4]
界面活性剤を含有しない、[1]〜[3]のいずれかに記載の洗眼剤組成物。
[5]
pHが5.0〜8.5である、[1]〜[4]のいずれかに記載の洗眼剤組成物。
[6]
ソフトコンタクトレンズ装用時に使用する、[1]〜[5]のいずれかに記載の洗眼剤組成物。

発明の効果

0007

本発明によれば、直接点眼して眼を洗浄することのできる洗眼剤組成物を提供することができる。

図面の簡単な説明

0008

試験例1において、点眼による洗眼又はアイカップを用いた洗眼を行った後の、水溶性の異物(トリパンブルー)に対する洗浄効果を示すグラフである。
試験例2において、点眼による洗眼又はアイカップを用いた洗眼を行った後の、固形の異物(ポリスチレンビーズ)に対する洗浄効果を示すグラフである。
試験例3において、ソフトコンタクトレンズ装用時における点眼による洗眼を行った後の、固形の異物(ポリスチレンビーズ)に対する洗浄効果を示すグラフである。

0009

以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。

0010

本明細書において、特に記載のない限り、含有量の単位「%」は「w/v%」を意味し、「g/100mL」と同義である。

0011

〔1.洗眼剤組成物〕
本実施形態に係る洗眼剤組成物は、1回3〜12滴を点眼して使用する。

0012

本実施形態に係る洗眼剤組成物を点眼する際において、1回あたりの滴数は3〜12滴であればよいが、本発明による効果をより顕著に奏するという観点から、4〜12滴であることが好ましく、4〜9滴であることがより好ましく、4〜6滴であることが更に好ましい。

0013

本実施形態に係る洗眼剤組成物を点眼する際において、1滴あたりの滴下量は本発明による効果を奏する滴下量であれば特に限定されないが、本発明による効果をより顕著に奏するという観点から、5〜100μLでることが好ましく、10〜80μLであることがより好ましく、20〜60μLであることが更に好ましく、30〜50μLであることが更により好ましい。なお、1滴あたりの滴下量は、容器材質中栓ノズル)又は注出口の開口部の面積、容器本体の厚みや周面における圧縮強度を適宜設定すること等により調整することができる。

0014

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、無機塩を含有することが好ましい。洗眼剤組成物が無機塩を含有することで、本発明による効果がより顕著に奏される。無機塩は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。

0015

無機塩としては、例えば、塩化ナトリウム塩化カリウム塩化カルシウム炭酸水素ナトリウム炭酸ナトリウム硫酸マグネシウムリン酸二水素ナトリウムリン酸水素二ナトリウムリン酸二水素カリウムリン酸水素二カリウム等が挙げられる。無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウムが好ましく、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムがより好ましく、塩化ナトリウム、塩化カリウムが更に好ましい。

0016

無機塩は、市販されているものを使用してもよい。無機塩は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。

0017

本実施形態に係る洗眼剤組成物における無機塩の含有量は特に限定されず、無機塩の種類、他の配合成分の種類及び含有量、洗眼剤組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。無機塩の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、洗眼剤組成物の総量を基準として、緩衝剤の総含有量が、0.001〜5w/v%であることが好ましく、0.005〜3w/v%であることがより好ましく、0.01〜1w/v%であることが更に好ましい。

0018

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、更に緩衝剤を含有することが好ましい。洗眼剤組成物が緩衝剤を更に含有することで、本発明による効果がより顕著に奏される。緩衝剤は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。

0019

緩衝剤としては、例えば、無機由来の緩衝剤である無機緩衝剤、及び有機酸又は有機塩基由来の緩衝剤である有機緩衝剤が挙げられる。

0020

無機緩衝剤としては、例えば、ホウ酸緩衝剤リン酸緩衝剤炭酸緩衝剤等が挙げられる。ホウ酸緩衝剤としては、ホウ酸又はその塩(ホウ酸アルカリ金属塩、ホウ酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。リン酸緩衝剤としては、リン酸又はその塩(リン酸アルカリ金属塩リン酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。炭酸緩衝剤としては、炭酸又はその塩(炭酸アルカリ金属塩炭酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。また、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤又は炭酸緩衝剤として、ホウ酸塩リン酸塩又は炭酸塩水和物を用いてもよい。より具体的な例として、ホウ酸緩衝剤として、ホウ酸又はその塩(ホウ酸ナトリウムテトラホウ酸カリウムメタホウ酸カリウムホウ酸アンモニウムホウ砂等);リン酸緩衝剤として、リン酸又はその塩(リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸三ナトリウムリン酸三カリウムリン酸一水素カルシウムリン酸二水素カルシウム等);炭酸緩衝剤として、炭酸又はその塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム炭酸カリウム炭酸カルシウム炭酸水素カリウム炭酸マグネシウム等)などが例示できる。

0021

有機緩衝剤としては、例えば、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤、乳酸緩衝剤、コハク酸緩衝剤、トリス緩衝剤、AMPD緩衝剤等が挙げられる。クエン酸緩衝剤としては、クエン酸又はその塩(クエン酸アルカリ金属塩、クエン酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。酢酸緩衝剤としては、酢酸又はその塩(酢酸アルカリ金属塩、酢酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。乳酸緩衝剤としては、乳酸又はその塩(乳酸アルカリ金属塩、乳酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。コハク酸緩衝剤としては、コハク酸又はその塩(コハク酸アルカリ金属塩等)が挙げられる。また、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤、乳酸緩衝剤又はコハク酸緩衝剤として、クエン酸塩酢酸塩乳酸塩又はコハク酸塩の水和物を用いてもよい。より具体的な例として、クエン酸緩衝剤として、クエン酸又はその塩(クエン酸ナトリウムクエン酸カリウムクエン酸カルシウム、クエン酸二水素ナトリウム、クエン酸二ナトリウム等);酢酸緩衝剤として、酢酸又はその塩(酢酸アンモニウム酢酸ナトリウム酢酸カリウム酢酸カルシウム等);乳酸緩衝剤として、乳酸又はその塩(乳酸ナトリウム乳酸カリウム乳酸カルシウム等);コハク酸緩衝剤としてコハク酸又はその塩(コハク酸一ナトリウムコハク酸二ナトリウム等)などが例示できる。トリス緩衝剤としては、例えば、トロメタモール又はその塩(トロメタモール塩酸塩等)が挙げられる。AMPD緩衝剤としては、例えば、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール又はその塩が挙げられる。

0022

緩衝剤としては、ホウ酸緩衝剤(例えば、ホウ酸とホウ砂の組み合わせ等)、リン酸緩衝剤(例えば、リン酸水素二ナトリウムとリン酸二水素ナトリウムの組み合わせ等)、トリス緩衝剤(例えば、トロメタモール)が好ましく、ホウ酸緩衝剤がより好ましく、ホウ酸及びその塩が更に好ましく、ホウ酸とホウ砂の組み合わせが更により好ましい。

0023

緩衝剤は、市販されているものを使用してもよい。緩衝剤は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。

0024

本実施形態に係る洗眼剤組成物における緩衝剤の含有量は特に限定されず、緩衝剤の種類、他の配合成分の種類及び含有量、洗眼剤組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。緩衝剤の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、洗眼剤組成物の総量を基準として、緩衝剤の総含有量が、0.001〜10w/v%であることが好ましく、0.1〜5w/v%であることがより好ましく、0.5〜3w/v%であることが更に好ましい。

0025

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、更に増粘剤を含有することが好ましい。洗眼剤組成物が増粘剤を更に含有することで、本発明による効果がより顕著に奏される。増粘剤は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。

0027

増粘剤としては、セルロース系高分子化合物、ムコ多糖類、単糖類が好ましく、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、コンドロイチン硫酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、ブドウ糖がより好ましく、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、コンドロイチン硫酸ナトリウムヒアルロン酸ナトリウム、ブドウ糖が更に好ましい。

0028

増粘剤は、市販されているものを使用してもよい。増粘剤は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。

0029

本実施形態に係る洗眼剤組成物における増粘剤の含有量は特に限定されず、増粘剤の種類、他の配合成分の種類及び含有量、洗眼剤組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。増粘剤の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、洗眼剤組成物の総量を基準として、増粘剤の総含有量が、0.0001〜5w/v%であることが好ましく、0.001〜1w/v%であることがより好ましく、0.01〜0.5w/v%であることが更に好ましい。

0030

本実施形態に係る洗眼剤組成物のpHは、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される範囲内であれば特に限定されるものではない。本実施形態に係る洗眼剤組成物のpHとしては、例えば、5.0〜8.5であってよく、5.5〜8.0であることが好ましく、6.0〜7.5であることがより好ましい。

0031

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、必要に応じて、生体に許容される範囲内の浸透圧比に調節することができる。適切な浸透圧比は、洗眼剤組成物の用途、製剤形態、使用方法等に応じて適宜設定され得るが、例えば、0.5〜5.0とすることができ、0.6〜3.0とすることが好ましく、0.7〜2.0とすることがより好ましく、0.8〜1.55とすることが更に好ましい。浸透圧比は、第十七改正日本薬局方に基づき、286mOsm(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液浸透圧)に対する試料の浸透圧の比とし、浸透圧は日本薬局方記載の浸透圧測定法凝固点降下法)を参考にして測定する。なお、浸透圧比測定用標準液(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液)は、塩化ナトリウム(日本薬局方標準試薬)を500〜650℃で40〜50分間乾燥した後、デシケーターシリカゲル)中で放冷し、その0.900gを正確に量り精製水に溶かし正確に100mLとして調製するか、市販の浸透圧比測定用標準液(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液)を用いることができる。

0032

本実施形態に係る洗眼剤組成物の粘度は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される範囲内であれば、特に限定されるものではない。本実施形態に係る洗眼剤組成物の粘度としては、例えば、回転粘度計(RE550型粘度計、東機産業社製、ローター;1°34‘×R24)で測定した20℃における粘度が1〜1000mPa・sであることが好ましく、1〜100mPa・sであることがより好ましく、1〜50mPa・sであることが更に好ましく、1〜30mPa・sであることが更により好ましく、1〜10mPa・sであることが特に好ましく、1〜5mPa・sであることが最も好ましい。

0033

本実施形態に係る洗眼剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、その用途及び製剤形態に応じて、常法に従い、様々な添加物を適宜選択し、1種又はそれ以上を併用して適当量含有させてもよい。このような添加物として、例えば、医薬品添加物事典2007(日本医薬品添加剤協会編集)に記載された各種添加物が例示できる。代表的な成分として次の添加物が挙げられる。
担体:例えば、水、含水エタノール等の水性溶媒
キレート剤:例えば、エチレンジアミン二酢酸(EDDA)、エチレンジアミン三酢酸エチレンジアミン四酢酸EDTA)、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)等。
基剤:例えば、オクチルドデカノール酸化チタン臭化カリウムプラスチベース等。
pH調節剤:例えば、塩酸、酢酸、水酸化ナトリウム水酸化カリウム水酸化カルシウム水酸化マグネシウムトリエタノールアミンジイソプロパノールアミン等。
非イオン界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ポロクサマー類等。
陰イオン界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩アルキルベンゼンスルホン酸塩アルキル硫酸塩、N−アシルタウリン塩等。
両性界面活性剤:例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等。
清涼化剤メントールメントンカンフルボルネオールゲラニオールシネオールシトロネロールカルボンアネトールオイゲノールリモネンリナロール酢酸リナリルチモールシメンテルピネオールピネンカンフェンイソボルネオールフェンチェンネロールミルセンミルセノール、酢酸リナロール、ラバンジュロールユーカリ油ベルガモット油ペパーミント油、クールミント油、スペアミント油ハッカ油ウイキョウ油ケイヒ油ローズ油樟脳油等。
安定化剤:例えば、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(ロンガリット)、亜硫酸水素ナトリウムピロ亜硫酸ナトリウムモノステアリン酸アルミニウムモノステアリン酸グリセリンシクロデキストリンモノエタノールアミンジブチルヒドロキシトルエン等。
防腐剤:例えば、塩化亜鉛安息香酸ナトリウムエタノールクロロブタノールソルビン酸ソルビン酸カリウムデヒドロ酢酸ナトリウムパラオキシ安息香酸メチルパラオキシ安息香酸エチルパラオキシ安息香酸プロピルパラオキシ安息香酸ブチル硫酸オキシキノリンフェネチルアルコールベンジルアルコールビグアニド化合物(具体的には、塩酸ポリヘキサニドポリヘキサメチレンビグアニド)等)、グローキルローディア社商品名)等。
等張化剤:例えば、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、グリセリンプロピレングリコール等。
糖アルコール類:例えば、キシリトールソルビトールマンニトール、グリセリン等。これらはd体、l体又はdl体のいずれでもよい。
油類:例えば、ゴマ油ヒマシ油ダイズ油オリーブ油等の植物油スクワラン等の動物油流動パラフィンワセリン等の鉱物油等。

0034

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、本発明による効果をより顕著に発揮できることから、抗炎症剤イプシロンアミノカプロン酸又はその塩を0.1質量%未満含有する場合を除く)、抗アレルギー剤抗ヒスタミン剤ステロイド剤充血除去剤眼筋調節薬剤ビタミン剤アミノ酸類(イプシロン−アミノカプロン酸又はその塩を0.1質量%未満含有する場合を除く)、収斂剤スルファメトキサゾールスルフイソキサゾールスルフイソミジンのいずれも含有しないことが好ましい。

0035

なお、本実施形態に係る洗眼剤組成物は、防腐剤を含有しないことが好ましい。また、本実施形態に係る洗眼剤組成物は、界面活性剤を含有しないことが好ましい。

0036

本実施形態に係る洗眼剤組成物が水を含有する場合、水の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、洗眼剤組成物の総量を基準として、水の含有量が、80w/v%以上100w/v%未満であることが好ましく、85w/v%以上99.5w/v%以下であることがより好ましく、90w/v%以上99.2w/v%以下であることが更に好ましい。

0037

本実施形態に係る洗眼剤組成物に用いられる水は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであればよい。このような水として、例えば、蒸留水常水、精製水、滅菌精製水注射用水及び注射用蒸留水等を挙げることができる。これらの定義は第十七改正日本薬局方に基づく。

0038

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、例えば、上記成分、及び必要に応じて他の含有成分を所望の含有量となるように添加及び混和することにより調製することができる。具体的には、例えば、精製水で上記成分を溶解又は懸濁させ、所定のpH及び浸透圧に調整し、濾過滅菌等により滅菌処理することで調製できる。

0039

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、目的に応じて種々の剤型をとることができ、例えば、液剤ゲル剤半固形剤軟膏等)等が挙げられる。これらの中でも、液剤が好ましく、水性液剤がより好ましい。

0040

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、コンタクトレンズ装用した状態で適用することが可能である。なお、「コンタクトレンズ」は、ハードコンタクトレンズソフトコンタクトレンズイオン性及び非イオン性の双方を包含し、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ及び非シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの双方を包含する)を含む。本実施形態に係る点眼剤組成物は、本発明による効果をより顕著に発揮できることから、コンタクトレンズ(好ましくは、ソフトコンタクトレンズ)装用中に使用されることが好ましい。

0041

〔容器〕
本実施形態に係る洗眼剤組成物は、任意の容器に収容されて提供される。容器は、洗眼剤組成物と接触する部分(面)を有する包装体であればよく、例えば、洗眼剤組成物を収容する容器本体、容器の抽出口を含む中栓(ノズル)、キャップなどで構成されていてもよい。また、容器の材質は特に制限されず、例えば、ガラスであってもよく、またプラスチックであってもよいが、本発明による効果をより顕著に奏するという観点から、好ましくはプラスチックである。

0042

容器の材質がプラスチックである場合、具体的には例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレートポリアリレートポリカーボネートポリエチレン(PE;高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE))、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリイミド、及びこれらを構成するモノマー共重合体、並びにこれら2種以上を混合したものが挙げられる。これらの中でも、ポリエチレン(PE)が好ましい。なお、これらのプラスチックに安定化剤等の添加剤、ガラス繊維等の補強剤を含有させてもよい。

0043

容器は、洗眼剤組成物と接触する部分の少なくとも一部が上記材質で構成されていてもよい。ここで、容器のうち洗眼剤組成物と接触する部分は、例えば、容器本体の内面(容器が複数の層からなる構造の場合、最も内側の層)、中栓(ノズル)が挙げられる。例えば、容器が中栓(ノズル)を有する容器の場合、中栓(ノズル)のみが上記材質(好ましくはポリエチレン)で形成されていてもよく、中栓(ノズル)以外の容器本体等が上記材質(好ましくはポリエチレン)で形成されていてもよく、洗眼剤組成物と接触する部分の全部が上記材質(好ましくはポリエチレン)で形成されていてもよい。容器は、本発明による効果をより顕著に奏するという観点から、洗眼剤組成物と接触する部分の全部が上記材質(好ましくはポリエチレン)で形成されていることが好ましい。

0044

容器の種類は、眼科分野で一般的に使用されており、収容された洗眼剤組成物を滴下して使用することができる容器であれば特に限定されず、具体的には、例えば、点眼容器、洗眼剤容器であってよい。容器の種類は、点眼容器であることが好ましい。

0045

容器の形状及び容量は、特に限定されず、用途に応じて適宜設定すればよい。また、容器は、多数回(例えば、25回以上)の使用量の洗眼剤組成物が収容される容器であってもよく、少数回(例えば、2回以上25回未満)の使用量の洗眼剤組成物が収容される容器であってもよく、単回の使用量の洗眼剤組成物が収容される容器であってもよい。

0046

多数回(例えば、25回以上)の使用量の洗眼剤組成物が収容される容器である場合は、例えば、容量が1mL以上50mL以下であってよく、1mL以上40mL以下であることが好ましく、1mL以上25mL以下であることがより好ましい。少数回(例えば、2回以上25回未満)又は単回の使用量の洗眼剤組成物が収容される容器である場合は、例えば、容量が0.01mL以上7mL以下であってよく、0.05mL以上6mL以下であることが好ましく、0.1mL以上5mL以下であることがより好ましく、0.1mL以上3mL以下であることが更に好ましく、0.2mL以上2mL以下であることが更により好ましく、0.2mL以上1mL以下であることが特に好ましい。また容器は、複数回の使用量が収容されるマルチドーズ型であってもよく、単回の使用量が収容されるユニットドーズ型であってもよい。

0047

容器は、容器本体と注出口が一体成形された容器であってもよい。使用回数が少数回(例えば、2回以上25回未満)又は単回の容器であって、容量が0.1mL以上3mL以下である場合は、容器本体と注出口が一体成形された容器であることが好ましい。

0048

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、容器に洗眼剤組成物が収容された製品(洗眼剤等)としても提供され得る。

0049

本実施形態に係る洗眼剤組成物は、例えば、眼の洗浄、眼病予防(水泳のあと;ほこりが眼に入ったときなど)のために用いることができる。

0050

以下、試験例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。

0051

〔試験例1:水溶性の異物に対する洗浄効果の評価〕
異物として2%トリパンブルー水溶液10μLを日本白色種家兎(3kg以上、16〜18週齢)に点眼し、以下に記載の方法に従い、点眼による洗眼又はアイカップを用いた洗眼を行った後、洗い出された異物の量から洗浄効果を評価した。本試験では、洗眼剤組成物として生理食塩液を用いた。

0052

点眼による洗眼においては、通常の点眼容器(容量12mL,ポリエチレンテレフタレート樹脂製)を用い、生理食塩液を各家兎の片眼に12滴ずつ滴下した。3滴滴下毎に下眼瞼を軽く抑え、溢れ出た生理食塩液をピペットを用いて回収した。なお、1滴あたりの滴下量は約40μLであった。
アイカップを用いた洗眼においては、通常のアイカップ(プラスチック製)を用い、生理食塩液5mLを各家兎の片眼の角膜及び球結膜に1回2秒間、合計10回接触させた後、生理食塩液を回収した。
吸光光度法により生理食塩液中に洗い出されたトリパンブルーの量を求め、回収率を算出した。試験はそれぞれ6回行い、平均値を求めた。
結果を図1に示す。

0053

図1に示されるとおり、アイカップを用いた洗眼では水溶性異物であるトリパンブルーの回収率が約90%であったのに対し、点眼による洗眼ではトリパンブルーの回収率が3滴で約75%であり、6滴で約90%であり、9滴で約95%であり、12滴で約98%であった。これらの結果は、1回あたり3〜12滴の点眼により水溶性異物を十分に除去できることを示すものである。

0054

〔試験例2:固形の異物に対する洗浄効果の評価〕
異物として200個のポリスチレンビーズ(粒径:340〜420μm)を0.5%メチルセルロース水溶液50μLに懸濁したものを用いたこと、点眼容器として通常の点眼容器(容量13mL,ポリエチレン樹脂製)を用いたこと、1滴あたりの滴下量が約50μLであったこと以外は、試験例1と同様の方法で評価を行った。なお、ポリスチレンビーズの個数乾燥重量から算出した。結果を図2に示す。

0055

図2に示されるとおり、アイカップを用いた洗眼では固形異物であるポリスチレンビーズの回収率が約80%であったのに対し、点眼による洗眼ではポリスチレンビーズの回収率が3滴で約65%であり、6、9、及び12滴で約80%であった。これらの結果は、1回あたり3〜12滴の点眼により固形異物を十分に除去できることを示すものである。

0056

〔試験例3:ソフトコンタクトレンズ装用時における固形の異物に対する洗浄効果の評価〕
表1に示す各洗眼剤組成物を常法により調製した。表1における各成分の単位はw/v%である。
異物として50個のポリスチレンビーズ(340〜420μm)を0.5%メチルセルロース水溶液25μLに懸濁したものを日本白色種家兎(3kg以上、16〜18週齢)に点眼し、その直後にソフトコンタクトレンズを装用させた。その後、通常の点眼容器(ポリエチレン樹脂製)を用い、上記調製した洗眼剤組成物1又は2を各家兎の片眼に9滴ずつ滴下した。3滴毎に下眼瞼を軽く抑え、溢れ出た洗眼剤組成物をピペットを用いて回収した。なお、1滴あたりの滴下量は約40μLであった。また、ポリスチレンビーズの個数は乾燥重量から算出した。結果を図3に示す。

0057

0058

図3に示されるとおり、洗眼剤組成物1及び2を用いた場合のポリスチレンビーズの回収率は、3滴でそれぞれ約75%及び約50%であり、6滴でそれぞれ約85%及び約70%であり、9滴でそれぞれ約90%及び約80%であった。これらの結果は、ソフトコンタクトレンズ装用時においても、1回あたり3〜9滴の点眼により固形異物を十分に除去できることを示すものである。

0059

〔処方例〕
以下の表2及び3に処方例を示す。表2及び3における各成分の単位はw/v%である。処方例1〜20は全て洗眼剤である。各処方例をポリエチレン製容器充填したものを処方例1´〜20´とする。

0060

実施例

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