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技術 保守端末、無線通信装置の配置位置決定支援システムおよび無線通信装置の配置位置決定支援方法

出願人 株式会社日立ビルシステム
発明者 土本秀男薛祺
出願日 2018年5月24日 (3年4ヶ月経過) 出願番号 2018-099999
公開日 2019年11月28日 (1年10ヶ月経過) 公開番号 2019-202869
状態 特許登録済
技術分野 エレベーターの保守安全及び検査装置
主要キーワード 最適配置位置 最適階 電波強度データ 電波遮断 釣合い錘 複数回取得 位置調整作業 減速期間
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年11月28日)のものです。
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図面 (9)

課題

所定の閉空間内を移動する設備において、外部装置に当該設備の状態を送信する無線通信装置の、最良の配置位置の決定を支援する。

解決手段

保守端末200は、設備を、閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させる間に、所定回、当該設備の閉空間内の始端部からの距離を取得する距離取得部と、距離取得部が距離を取得したタイミングで、設備の上に仮配置された無線通信装置140から、無線通信装置140と一般回線網400を介した通信における電波強度を取得し、当該距離に対応づけて記憶する電波強度取得部212と、終端部まで移動させた後、記憶された電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された距離を特定し、最適配置位置として出力する判定部214と、を備える。

概要

背景

所定の閉空間内を移動する設備にでは、閉空間にアンテナを含む無線通信装置を設置し、外部の監視センタ無線通信で状態を送信する。このとき、設備の位置に応じて電波状況診断する技術がある。例えば、特許文献1には、設備がエレベーターの場合であって、「昇降路内に設置された無線通信用のアンテナと、電波状況診断モードの設定により、乗りかご最上階または最下階から一方向に診断運転する運転制御部と、乗りかごが診断運転で移動している間、アンテナを用いた無線通信の状態を監視する監視センタと、監視センタによって通信異常が検出されたときに乗りかごの位置を検出する位置検出部と、位置検出部によって検出された乗りかごの位置を電波遮断位置として記憶する電波状況テーブルとを備える(要約抜粋)」エレベーターの電波状況診断システムが開示されている。

概要

所定の閉空間内を移動する設備において、外部装置に当該設備の状態を送信する無線通信装置の、最良の配置位置の決定を支援する。保守端末200は、設備を、閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させる間に、所定回、当該設備の閉空間内の始端部からの距離を取得する距離取得部と、距離取得部が距離を取得したタイミングで、設備の上に仮配置された無線通信装置140から、無線通信装置140と一般回線網400を介した通信における電波強度を取得し、当該距離に対応づけて記憶する電波強度取得部212と、終端部まで移動させた後、記憶された電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された距離を特定し、最適配置位置として出力する判定部214と、を備える。

目的

本発明は、所定の閉空間内を移動する設備において、外部装置に当該設備の状態を送信する無線通信装置の最良の配置位置の決定を支援する技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

所定の閉空間内を移動する設備において、当該設備の状態を示す情報を外部に送信する無線通信装置の、前記閉空間内の最適な配置位置である最適配置位置の決定を支援する保守端末であって、前記設備を、前記閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させる間に、複数回、当該設備の前記閉空間内の前記始端部からの距離を取得する距離取得部と、前記距離取得部が前記距離を取得したタイミングで、前記設備の上に仮配置された前記無線通信装置から、当該無線通信装置と一般回線網を介した通信における電波強度を取得し、当該距離に対応づけて記憶する電波強度取得部と、前記終端部まで移動させた後、記憶された前記電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された距離を特定し、前記最適配置位置として出力する判定部と、を備えることを特徴とする保守端末。

請求項2

請求項1記載の保守端末であって、当該保守端末を保持する保守員に、前記最適配置位置を提示する出力装置をさらに備え、前記判定部は、前記最適配置位置を前記出力装置に出力することを特徴とする保守端末。

請求項3

請求項1記載の保守端末であって、前記設備の走行を制御する走行制御部をさらに備え、前記判定部は、前記最適配置位置を前記走行制御部に出力し、前記走行制御部は、前記最適配置位置を受け取ると、当該最適配置位置まで前記設備を移動させる指示を、当該設備の制御装置に出力することを特徴とする保守端末。

請求項4

請求項1記載の保守端末であって、前記設備は、エレベーターであり、前記所定の閉空間は昇降路であり、前記距離取得部は、前記エレベーターに階高測定運転を実行させて、前記距離として、各階床における階床高を取得することを特徴とする保守端末。

請求項5

請求項1記載の保守端末であって、前記判定部は、記憶された前記電波強度の中から、前記最も高い電波強度の他に、電波強度の高い順に予め定められた数の電波強度にそれぞれ対応づけて記憶された距離を、さらに、最適配置位置候補として出力することを特徴とする保守端末。

請求項6

所定の閉空間内を移動する設備の移動動作を制御する制御装置と、前記設備の上に配置され、一般回線網を介した通信における電波強度を出力する電波強度測定用無線通信装置と、前記設備の状態を示す情報を外部に送信する無線通信装置の前記閉空間内の最適な配置位置である最適配置位置の決定する保守端末と、を備える、無線通信装置の配置位置決定支援システムであって、前記制御装置は、前記保守端末からの指示に従って、前記設備を、前記閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させるとともに、移動させている間に、複数回、当該設備の前記閉空間内の前記始端部からの距離を前記保守端末に送信する動作制御部を備え、前記電波強度測定用無線通信装置は、前記保守端末からの要求に応じて一般回線網を介した通信における電波強度を前記保守端末に返信する電波測定部を備え、前記保守端末は、前記制御装置から前記距離を取得したタイミングで、前記無線通信装置に前記要求を送信し、当該要求に応じて送信された電波強度を当該距離に対応づけて記憶する電波強度取得部と、前記終端部まで移動させた後、記憶された前記電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された距離を特定し、前記最適配置位置として出力する判定部と、を備えることを特徴とする無線通信装置の配置位置決定支援システム。

請求項7

請求項6記載の無線通信装置の配置位置決定支援システムであって、前記電波強度測定用無線通信装置は、着脱自在であり、前記無線通信装置を兼ねることを特徴とする無線通信装置の配置位置決定支援システム。

請求項8

所定の閉空間内を移動する設備において、当該設備の状態を示す情報を外部に送信する無線通信装置の、前記閉空間内の最適な配置位置である最適配置位置の決定を支援する無線通信装置の配置位置決定支援方法であって、前記設備を、前記閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させる距離情報取得動作の実行を開始し、当該距離情報取得動作を実行する間に、前記設備の前記始端部からの距離と、当該距離を前記設備が通過した直後の前記無線通信装置と一般回線網を介した通信における電波強度と、を複数回取得し、取得した前記距離と前記電波強度とを対応づけて記憶し、前記距離情報取得動作が完了した際、記憶された前記電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された前記距離を特定し、前記最適配置位置として出力することを特徴とする無線通信装置の配置位置決定支援方法。

技術分野

0001

本発明は、所定の閉空間内を移動する設備保守技術に関し、特に、無線で当該設備を監視する際の、無線通信装置の配置位置の決定を支援する技術に関する。

背景技術

0002

所定の閉空間内を移動する設備にでは、閉空間にアンテナを含む無線通信装置を設置し、外部の監視センタ無線通信で状態を送信する。このとき、設備の位置に応じて電波状況診断する技術がある。例えば、特許文献1には、設備がエレベーターの場合であって、「昇降路内に設置された無線通信用のアンテナと、電波状況診断モードの設定により、乗りかご最上階または最下階から一方向に診断運転する運転制御部と、乗りかごが診断運転で移動している間、アンテナを用いた無線通信の状態を監視する監視センタと、監視センタによって通信異常が検出されたときに乗りかごの位置を検出する位置検出部と、位置検出部によって検出された乗りかごの位置を電波遮断位置として記憶する電波状況テーブルとを備える(要約抜粋)」エレベーターの電波状況診断システムが開示されている。

先行技術

0003

特開2018−2318号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に開示の技術によれば、既に無線通信装置が配置されている位置で、通信に必要な電波が確保されているか否かを判別できる。しかしながら、エレベーター等の設備の据え付け時に、昇降路等の閉空間内のどの位置に無線通信装置を配置すれば最良電波環境を得ることができるかまでは判断できない。

0005

本発明は、所定の閉空間内を移動する設備において、外部装置に当該設備の状態を送信する無線通信装置の最良の配置位置の決定を支援する技術を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、所定の閉空間内を移動する設備において、当該設備の状態を示す情報を外部に送信する無線通信装置の、前記閉空間内の最適な配置位置である最適配置位置の決定を支援する保守端末であって、前記設備を、前記閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させる間に、複数回、当該設備の前記閉空間内の前記始端部からの距離を取得する距離取得部と、前記距離取得部が前記距離を取得したタイミングで、前記設備の上に仮配置された前記無線通信装置から、当該無線通信装置と一般回線網を介した通信における電波強度を取得し、当該距離に対応づけて記憶する電波強度取得部と、前記終端部まで移動させた後、記憶された前記電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された距離を特定し、前記最適配置位置として出力する判定部と、を備えることを特徴とする。

0007

また、本発明は、所定の閉空間内を移動する設備の移動動作を制御する制御装置と、前記設備の上に配置され、一般回線網を介した通信における電波強度を出力する電波強度測定用無線通信装置と、前記設備の状態を示す情報を外部に送信する無線通信装置の前記閉空間内の最適な配置位置である最適配置位置の決定する保守端末と、を備える、無線通信装置の配置位置決定支援システムであって、前記制御装置は、前記保守端末からの指示に従って、前記設備を、前記閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させるとともに、移動させている間に、複数回、当該設備の前記閉空間内の前記始端部からの距離を前記保守端末に送信する動作制御部を備え、前記電波強度測定用無線通信装置は、前記保守端末からの要求に応じて一般回線網を介した通信における電波強度を前記保守端末に返信する電波測定部を備え、前記保守端末は、前記制御装置から前記距離を取得したタイミングで、前記無線通信装置に前記要求を送信し、当該要求に応じて送信された電波強度を当該距離に対応づけて記憶する電波強度取得部と、前記終端部まで移動させた後、記憶された前記電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された距離を特定し、前記最適配置位置として出力する判定部と、を備えることを特徴とする。

0008

また、本発明は、所定の閉空間内を移動する設備において、当該設備の状態を示す情報を外部に送信する無線通信装置の、前記閉空間内の最適な配置位置である最適配置位置の決定を支援する無線通信装置の配置位置決定支援方法であって、前記設備を、前記閉空間内の一方の端部である始端部から他方の端部である終端部まで移動させる距離情報取得動作の実行を開始し、当該距離情報取得動作を実行する間に、前記設備の前記始端部からの距離と、当該距離を前記設備が通過した直後の前記無線通信装置と一般回線網を介した通信における電波強度と、を複数回取得し、取得した前記距離と前記電波強度とを対応づけて記憶し、前記距離情報取得動作が完了した際、記憶された前記電波強度のうち、最も高い電波強度に対応づけて記憶された前記距離を特定し、前記最適配置位置として出力することを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、所定の閉空間内を移動する設備において、外部装置に当該設備の状態を送信する無線通信装置の最良の配置位置の決定を支援できる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の実施形態のエレベーター保守システムの全体構成図である。
本発明の実施形態のエレベーター保守システムを構成する各装置のハードウェア構成図である。
本発明の実施形態の配置位置決定支援システムを構成する各装置の機能ブロック図である。
(a)および(b)は、それぞれ、本発明の実施形態の階床電波強度データおよび階床データの一例を説明する図である。
(a)および(b)は、それぞれ、本発明の実施形態の出力例を説明するための説明図であり、(c)は、本発明の変形例の出力例を説明するための説明図である。
本発明の実施形態の配置位置決定支援処理フローチャートである。
本発明の変形例の配置位置決定支援システムを構成する各装置の機能ブロック図である。
本発明の変形例のエレベーター保守システムの全体構成図である。

実施例

0011

以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。本実施形態では、所定の閉空間内を移動する設備の状態を無線通信で外部の装置に出力する。このとき、当該閉空間内の、無線通信装置の最適な配置位置を決定する支援を行う。以下、本実施形態では、設備がエレベーター、閉空間が昇降路である場合を例にあげて説明する。

0012

まず、本実施形態の配置位置決定支援システムを含むエレベーター保守システムの全体構成を説明する。図1は、本実施形態のエレベーター保守システム100の全体構成図である。

0013

本図に示すように、本実施形態のエレベーター保守システム100は、エレベーター110と、保守端末200と、監視センタサーバ300とを含む。

0014

エレベーター110は、ビルの昇降路111内に設けられた乗りかご112と、一端が乗りかご112に取付けられた主ロープ113と、主ロープ113がかけられたプーリ114および115と、この主ロープ113の他端が取付けられ、昇降路111内に吊り下げられた釣合い錘116と、昇降路111の下部に回転可能に設置され、主ロープ113が巻き掛けられた巻上機117と、エレベーター110の全体の動作を制御するエレベーター制御装置120と、エレベーター110の各部の状態を監視する監視装置130と、監視装置130による監視結果を、無線により一般回線網400を介して監視センタサーバ300に送信する無線通信装置140と、を備える。

0015

エレベーター制御装置120は、巻上機117、乗りかご112、エレベーター110の各部に設置されたセンサ類、監視装置130および保守端末200と接続される。センサ類は、エレベーター110の各部の動作をモニタする。エレベーター制御装置120は、各センサからの信号を受信し、エレベーター110の異常を検知した場合、監視装置130へ通知する。

0016

さらに、エレベーター制御装置120は、保守端末200からの操作コマンドによって、エレベーター110の動作を制御する。また、エレベーター制御装置120は、乗りかご112の昇降や各安全装置の状態等を保守端末200に送信する。

0017

監視装置130は、エレベーター制御装置120と無線通信装置140とに接続される。エレベーター制御装置120を介してエレベーター110の各部の故障や不具合等の異常を検出し、無線通信装置140を介して遠隔地に配置される監視センタサーバ300に送信する。

0018

無線通信装置140は、監視装置130から受信した情報を、一般回線網400を介して監視センタサーバ300に送信する。本実施形態の無線通信装置140は、送受信機能と、一般回線網400を介した通信の電波強度を測定する機能を備える。また、無線通信装置140は、要求に応じて電波強度を要求元の保守端末200に送信する。

0019

本実施形態では、無線通信装置140は、着脱自在とする。エレベーター110の据え付け時、無線通信装置140は、例えば、乗りかご112の天井上に仮配置される。また、運用時(通常稼働時)は、昇降路111の内壁に取り付けられる。

0020

保守端末200は、保守作業を行う際、保守員290が携帯する、通信機能を備えた携帯型情報処理装置である。具体的には、エレベーター制御装置120に接続され、エレベーター制御装置120からエレベーター110の状態を示すデータを受け取るとともに、エレベーター制御装置120に制御指示を行う。また、エレベーター110の制御に用いる各種のデータの登録等を行ってもよい。

0021

監視センタサーバ300は、例えば、監視センタ等に配置され、遠隔地からエレベーター110を監視する。監視センタサーバ300は、監視装置130と、一般回線網400および無線通信装置140を介して接続される。これらを介して監視装置130が検出したエレベーター110の異常情報を受信する。

0022

[ハードウェア構成図]
図2に、エレベーター制御装置120と、監視装置130と、無線通信装置140と、保守端末200と、監視センタサーバ300と、のハードウェア構成を示す。

0023

本図に示すように、エレベーター制御装置120は、通信装置121と、演算装置122と、記憶装置123とを備える。

0024

演算装置122は、エレベーター制御装置120の機能を実現するための各種の演算を行うCPU(Central Processing Unit)等を備える。

0025

記憶装置123は、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)等を備える。ROMまたはHDDには、CPUが各機能を実現するために実行するプログラム等が格納される。

0026

CPUは、これらのプログラムを、RAMにロードして実行することにより、各機能を実現する。本実施形態では、例えば、巻上機117に対して制御信号を出力することにより、その巻上機117を回転させ、乗りかご112を釣合い錘116に対して相対的に昇降させる。このとき、制御信号の出力に応じて、乗りかご112の昇降速度を制御する。また、乗りかご112に対して制御信号を出力することにより、例えば、乗りかご112が備えるかごドア、および、かごドアに連動する乗り場ドア開閉動作を制御する。

0027

また、記憶装置123には、CPUがプログラムを実行するために必要なデータ、プログラムを実行途中および実行したことにより生成されるデータがさらに格納される。

0028

通信装置121は、エレベーター制御装置120が、他の装置と通信を行うための装置である。本実施形態では、例えば、無線通信および有線通信に対応する。

0029

監視装置130は、通信装置131と、演算装置132と、記憶装置133とを備える。エレベーター制御装置120と同名の装置は、基本的に、同様の構成を有する。ただし、記憶装置133に格納されるプログラムは、上述した監視装置130の機能を実現するプログラムである。

0030

監視センタサーバ300は、通信装置301と、演算装置302と、記憶装置303と、を備える。監視センタサーバ300の各装置についても、エレベーター制御装置120の同名の装置は、基本的に、同様の構成を有する。ただし、記憶装置303に格納されるプログラムは、監視センタサーバ300の機能を実現するプログラムである。

0031

なお、監視センタサーバ300は、さらに、ユーザインタフェース(I/F)装置を備えていてもよい。ユーザI/F装置は、処理結果を出力する出力装置や、ユーザからの指示を受け付け操作装置等である。また、出力装置は、例えば、表示装置音声出力装置等である。

0032

無線通信装置140は、通信装置141と、演算装置142と、記憶装置143と、電波強度検出器144と、を備える。無線通信装置140の各装置についても、エレベーター制御装置120の同名の装置は、基本的に、同様の構成を有する。ただし、記憶装置143に格納されるプログラムは、無線通信装置140の機能を実現するプログラムである。

0033

また、電波強度検出器144は、無線通信装置140が、一般回線網400を介して外部の装置と通信を行う際の、無線通信の電波の強度を検出する。

0034

保守端末200は、通信装置201と、演算装置202と、記憶装置203と、ユーザI/F204とを備える。保守端末200の各装置についても、エレベーター制御装置120の同名の装置は、基本的に、同様の構成を有する。ただし、記憶装置203に格納されるプログラムは、保守端末200の機能を実現するプログラムである。

0035

ユーザI/F204は、処理結果を出力する出力装置や、ユーザからの指示を受け付ける操作入力装置等である。また、出力装置は、例えば、表示装置や音声出力装置等である。保守端末200では、ユーザI/F204は、例えば、表示装置と入力装置とを兼ねるタッチパネル内蔵ディスプレイであってもよい。

0036

[配置位置決定支援システム]
本実施形態のエレベーター保守システム100は、上述のように、無線通信装置140の、昇降路111内の最適な配置位置の決定を支援する配置位置決定支援システム101を含む。

0037

本実施形態では、配置位置決定支援システム101は、エレベーター制御装置120と、無線通信装置140と、保守端末200とにより実現される。

0038

無線通信装置140は、エレベーター110の運用時、エレベーター110の、昇降路111の内壁に取り付けられる。本実施形態の配置位置決定支援システム101は、例えば、エレベーター110の据え付け時に、昇降路111の内壁の、無線通信装置140の最適な配置位置(配置高さ)を決定し、保守員290に提示する。

0039

このとき、本実施形態の配置位置決定支援システム101では、据え付け時に行う階高測定運転を利用する。

0040

具体的には、まず、無線通信装置140を、乗りかご112の天井の上に仮配置し、階高測定運転を実施し、乗りかご112を、最下階から最上階まで走行させる。そして、各階の位置を決定する毎に、その時点の無線通信装置140における電波環境を示す指標を取得する。本実施形態では、電波環境を示す指標として、例えば、無線通信装置140が、一般回線網400を介した無線通信を行う際の電波強度を用いる。電波強度が最も強い状態が、最良の電波環境と判別する。階高測定運転については、後述する。

0041

なお、最適配置位置決定処理時に、無線通信装置140を仮配置する天井の位置は、電波環境を、実際の運用時に近い状態とするため、できる限り、昇降路111の、無線通信装置140を取り付ける内壁に近い位置が望ましい。

0042

以下、各装置について、本実施形態の配置位置決定機能に主眼をおいて説明する。図3は、本実施形態の配置位置決定支援システム101を構成する各装置の機能ブロック図である。

0043

[エレベーター制御装置]
エレベーター制御装置120は、上述のように、乗りかご112の昇降動作やドアの開閉動作を含む、エレベーター110全体の動作の制御を行う。このため、エレベーター110の全体の動作の制御を行う動作制御部127を備える。また、通信を制御する通信制御部126を備える。

0044

動作制御部127は、階高測定運転部128を備える。階高測定運転部128は、保守端末200からの指示に従って、階高測定運転を実行し、各階の位置(階床高)を決定する毎に、保守端末200に送信する。

0045

階高測定運転は、エレベーター110の据え付け時に、各階の位置データをエレベーター制御装置120に取り込むために実施される運転である。この階高測定運転では、乗りかご112を最下階から最上階まで運転させて各階の位置データを取得する。運転速度は、通常運転時の走行速度以下の低速度とする。

0046

例えば、位置データは、巻上機117に設置されたパルス発生器が出力するパルスカウントすることにより得る。階高測定運転では、乗りかご112に設置されたかご位置検出器各階床に設置されるドア開閉可能ゾーンを示す遮蔽板を横切ったことを検出した際のパルスのカウント値を、位置データに換算し、各階の位置データとして出力する。位置データ(階床高)は、基準とする位置からの距離である。基準とする位置は、例えば、昇降路111の最下端、乗りかご112が最下階にいる場合の位置等である。

0047

なお、パルス発生器は、巻上機117の回転に応じてパルス信号を発生する。また、遮蔽板は、各階の乗り場の床(階床)と乗りかご112の床との段差が無い位置関係で各階に設置される。そして、かご位置検出器は、遮蔽板に対向するように設けられる。また、かご位置検出器は、発信部と受信部とを備え、遮蔽板を横切ったときに信号を出力する。

0048

階高測定運転部128は、取得した位置データを、各階を特定する情報に対応づけて、階床位置情報として記憶する。各階を特定する情報は、例えば、1階、2階、といった階床情報である。エレベーター制御装置120は、運用時、階床位置情報を参照し、乗りかご112の位置に応じて、加速減速等の巻上機117の速度制御を行う。

0049

通信制御部126は、通信装置121の動作を制御する。

0050

[無線通信装置]
無線通信装置140は、通信制御部146と電波測定部147とを備える。

0051

通信制御部146は、通信装置141を制御し、通信を実現する。本実施形態では、監視装置130および保守端末200との間の通信、また、監視センタサーバ300との間の、一般回線網400を介した無線通信を実現する。

0052

電波測定部147は、電波強度検出器144の動作を制御する。本実施形態では、保守端末200からの要求を受信したタイミングで、一般回線網400を介した無線通信の電波強度を検出し、要求元の保守端末200に検出した電波強度を返信する。

0053

なお、電波測定部147は、常に、所定の時間間隔で電波強度を検出して記憶装置143に保持し、保守端末200からの要求を受信した際、直前に検出した電波強度を返信してもよい。

0054

[保守端末]
保守端末200は、本実施形態の配置位置決定支援システム101では、最適位置決定処理を行う。このため、本実施形態の保守端末200は、階高測定部211と、電波強度取得部212と、電波強度記憶部213と、判定部214と、出力制御部215と、通信制御部216と、を備える。

0055

階高測定部211は、エレベーター制御装置120に階高測定運転の実行を指示し、エレベーター110が据え付けられたビルの各階の位置データを階床高としてエレベーター制御装置120から取得する。

0056

電波強度取得部212は、階高測定運転中、各階の階床高をエレベーター制御装置120から取得したタイミングで、無線通信装置140から、電波強度を取得する。そして、取得した電波強度を、階高測定部211が取得した階床高に対応づけて、階床高電波強度データとして電波強度記憶部213に記憶する。

0057

本実施形態では、例えば、保守端末200から無線通信装置140に、電波強度取得要求を送信し、取得要求に応じて返信された電波強度を取得する。

0058

電波強度記憶部213に記憶される階床高電波強度データ230の一例を、図4(a)に示す。階床高電波強度データ230は、上述のように、取得した階床高231毎に、そのタイミングで取得した電波強度232が記憶される。

0059

判定部214は、階高測定運転完了後、最も電波状態が良好な階床高を判定する。本実施形態では、エレベーター制御装置120から階高測定運転完了の信号を受信すると、判定部214は、階床高電波強度データ230を参照し、最も強い電波強度232に対応づけられている階床高231を抽出し、最適階床高として出力する。

0060

出力制御部215は、判定部214が出力した最適階床高を、保守端末200のユーザI/F204に出力する。本実施形態では、例えば、ディスプレイ画面に出力する。出力は、階床高そのものの数字であってもよいし、階床高に対応する階床情報であってもよい。それぞれの場合の出力画面例を図5(a)および図5(b)に示す。

0061

例えば、階床情報を出力する場合、電波強度記憶部213は、さらに、階床高の範囲と階床情報とを対応付けた階床データ240を保持してもよい。階床データ240の一例を、図4(b)に示す。階床データ240では、階床高の所定の範囲241毎に、対応する階床情報242が登録される。出力制御部215は、階床データ240を参照し、判定部214が出力した階床高231が含まれるレコードを特定し、その階床情報242を最適階として出力する。

0062

[最適配置位置決定処理の流れ]
次に、本実施形態の配置位置決定支援システム101による最適配置位置決定支援処理の流れを、図6を用いて説明する。上述のように、本実施形態では、保守端末200主導で本処理が行われる。従って、保守端末200に主眼をおいて、本処理の流れを説明する。

0063

保守端末200の階高測定部211は、エレベーター制御装置120に対し、階高測定運転開始の指示を行う(ステップS1101)。このとき、電波強度記憶部213に階床高電波強度データ230が記憶されている場合、当該データをクリアする。

0064

開始の指示を受信すると(ステップS1201)、エレベーター制御装置120の階高測定運転部128は、階高測定運転を開始する。ここでは、まず、乗りかご112を、最下階に移動させる(ステップS1202)。そして、低速での上昇運転を開始する(ステップS1203)。

0065

そして、遮蔽板を検出した場合、階高測定部211は、その時点の位置データを階床高として取得する(ステップS1205)。そして、取得した階床高を保守端末200へ送信する(ステップS1206)。

0066

そして、エレベーター制御装置120では、最上階まで位置データの取得を終えたか否かを判別する(ステップS1207)。ここでは、階床位置情報を用いて判別する。すなわち、エレベーター制御装置120では、階高測定運転部128は、位置データを取得する毎に、階床情報に対応づけて階床位置情報として記憶する。この階床位置情報に最上階まで記憶されている場合、最上階までの位置データの取得を終えたと判断する。最上階まで記憶を終えていない場合は、ステップS1203へ戻り低速上昇運転を継続する。

0067

一方、最上階まで位置データの取得を終えた場合、階高測定運転部128は、階高測定運転を終了し、保守端末200に階高測定運転終了を意味する信号(階高測定運転終了信号)を出力する(ステップS1208)。

0068

また、保守端末200の処理に戻り、保守端末200では、階高測定部211がエレベーター制御装置120から階床高を受信すると(ステップS1103)、電波強度取得部212は、無線通信装置140に、電波強度取得要求を送信する(ステップS1103)。

0069

無線通信装置140では、保守端末200から電波強度取得要求を受信すると(ステップS1301)、電波測定部147が、その時点で検出した電波強度を、保守端末200に送信する(ステップS1302)。

0070

保守端末200では、無線通信装置140から電波強度を取得すると(ステップS1104)、電波強度取得部212は、ステップS1102で受信した階床高に対応づけて、受信した電波強度を、階床高電波強度データ230として電波強度記憶部213に格納する(ステップS1105)。

0071

保守端末200では、エレベーター制御装置120から、階高測定運転終了信号を受信するまで、ステップS1102からステップS1105の処理を繰り返す。

0072

階高測定運転終了信号を受信すると(ステップS1106)、判定部214は、階床高電波強度データ230の中から、最も強い電波強度232に対応づけられている階床高を、最適階床高として決定する(ステップS1107)。そして、出力制御部215は、判定部214が決定した最適階床高をユーザI/F204に出力し(ステップS1108)、処理を終了する。

0073

以上説明したように、本実施形態の配置位置決定支援システム101では、エレベーター制御装置120が、階高測定運転を実行中、各階の位置データを送信する毎に、保守端末200において、無線通信装置140から電波強度を取得し、両者を対応づけて記憶する。そして、階高測定運転を終えると、最も強い電波強度に対応づけて記憶される階床高、またはその階床高に対応する階を保守員290に提示する。

0074

保守員290は、この情報により、無線通信装置140の、昇降路111内の最適な設置位置を把握することができる。すなわち、保守員290は、提示された情報を見て、乗りかご112を、当該階床高、または、当該階まで移動させ、乗りかご112の天井に乗り込み、天井の上に仮配置されている無線通信装置140を、昇降路111の略同じ高さ位置に設置することができる。

0075

これにより、本実施形態の配置位置決定支援システム101は、無線通信装置140の昇降路111内の最適な配置位置の決定を支援できる。すなわち、本実施形態によれば、保守員290に負担をかけずに昇降路111内で最良の電波環境を示す位置を特定できる。このため、エレベーター110の据え付け時に無線通信装置140の設置作業位置調整作業がスムーズになる。

0076

<変形例1>
なお、上記実施形態では、判定部214は、最も強い電波強度を示す1つの階床高(または階床情報)を特定し、出力しているが、これに限定されない。電波強度の強い順に予め定めた数の階床高(または階床情報)を、最適配置位置候補として出力するよう構成してもよい。例えば、最適配置位置(最適階床高)と、その他の最適配置位置候補を複数、出力する場合の出力例を図5(c)に示す。

0077

これにより、例えば、最良の階床高に対応する位置の昇降路111の内壁に、何等かの障害物等があり、無線通信装置140を設置できない場合であっても、保守員290は、第二の候補位置に設置する等の対応を取ることができる。

0078

また、電波強度記憶部213に記憶された階床高電波強度データ230の全てを出力するよう構成してもよい。例えば、保守端末200のディスプレイに出力された場合、保守員290は、この出力を見て、最も電波強度の強い階床を判断できる。なお、この場合、判定部214による、最適階床高の判定は不要である。

0079

<変形例2>
上記実施形態では、エレベーター制御装置120からは位置データ(階床高)を保守端末200に送信しているが、これに限定されない。エレベーター制御装置120が生成する階床位置情報を用い、エレベーター制御装置120から階床情報を送信してもよい。この場合、保守端末200では、階床高電波強度データ230として、受信した階床情報に対応づけて、電波強度を記憶する。そして、判定部214は、最も強い電波強度に対応づけて記憶された階床情報を出力する。

0080

<変形例3>
また、上記実施形態では、電波強度を、保守端末200が、無線通信装置140に要求し、取得している。しかし、これに限定されない。例えば、電波強度を、エレベーター制御装置120を介して取得するよう構成してもよい。

0081

この場合、エレベーター制御装置120は、階高測定運転中、各階の位置データが確定する毎に、位置データが確定したタイミングで、無線通信装置140から電波強度を取得し、位置データ(階床高)とともに、保守端末200に送信する。

0082

<変形例4>
上記実施形態では、位置毎の電波強度を取得するために、階高測定運転を利用している。このため、階床単位で、電波強度を取得している。しかし、これに限定されない。例えば、乗りかご112の移動距離に応じて電波強度を取得し、最適な位置を特定してもよい。

0083

この場合、エレベーター制御装置120は、階高測定運転とは別に、電波強度測定運転を行う機能を備える。電波強度測定運転では、乗りかご112を、例えば、昇降路111の最下端から最上端まで、予め定めた速度で走行させる。そして、所定の距離ΔD移動する毎に、最下端からの移動距離D(n)を保守端末200に出力する。保守端末200は、移動距離D(n)を受信する毎に、無線通信装置140から電波強度を受信し、対応づけて記憶する。そして、電波強度測定運転を終えると、判定部214は、最も強い電波強度に対応づけて記憶される移動距離D(n)を出力する。

0084

本変形例では、移動距離として出力する単位を、階高より短くすることにより、より詳細な電波状況の、位置による変化を取得できる。従って、より最適な配置位置を保守員290に提示できる。

0085

なお、本変形例において、エレベーター制御装置120は、所定時間Δt毎に、最下端からの移動距離D(t)を算出し、保守端末200に、その移動距離D(t)を出力してもよい。

0086

なお、この変形例においても、電波強度は、エレベーター制御装置120が、無線通信装置140から取得してもよい。すなわち、エレベーター制御装置120は、乗りかご112を所定距離移動させる毎に、または、所定時間毎に、無線通信装置140に監視装置130を介してアクセスし、電波強度を取得する。そして、移動距離とともに電波強度を保守端末200に送信する。

0087

<変形例5>
また、電波強度測定運転の運転速度を予め保守端末200が保持している場合、エレベーター制御装置120から、移動距離(位置データ)を受信しなくてもよい。

0088

電波強度測定運転の運転速度が既知である場合、保守端末200側で、電波強度測定運転開始時の加速期間および終了時の減速期間も含め、電波強度測定運転開始後の、所定時刻の、乗りかご112の位置データは、保守端末200側で算出可能である。

0089

従って、この場合、保守端末200側では、電波強度測定運転開始の指示後、電波強度測定運転終了までの期間、任意のタイミングで複数回、無線通信装置140から電波強度を取得する。そして、取得したタイミングにおける乗りかご112の位置データを算出し、取得した電波強度に対応づけて電波強度記憶部213に記憶する。判定部214、出力制御部215による処理は同様である。

0090

本変形例によれば、保守端末200は、エレベーター制御装置120から位置データを受信することなく、最適な配置位置を特定し、保守員290に提示することができる。従って、エレベーター制御装置120に、保守端末200に位置データを送信する等の新規な構成が不要である。

0091

<変形例6>
上記実施形態では、判定部214の判定結果である最適階床高を、表示装置あるいは、音声出力装置等のユーザI/F204に出力するよう構成しているが、これに限定されない。

0092

例えば、保守端末200が、図7に示すように、走行制御部217を備える場合、判定部214の判定結果は、さらに、走行制御部217に出力されてもよい。なお、走行制御部217は、エレベーター制御装置120に、乗りかご112の走行指示を行う機能である。

0093

この場合、判定部214は、判定結果である最適階床高を、走行制御部217に出力する。走行制御部217は、受信した最適階床高まで乗りかご112を移動させる指示を、エレベーター制御装置120に出力する。

0094

エレベーター制御装置120の動作制御部127は、受け付けた指示に従って、乗りかご112を移動させる。そして、保守員290は、当該位置に配された後、乗りかご112の天井上に上り、昇降路111の内壁に無線通信装置140を取り付ける。

0095

本変形例によれば、保守員290は、最適階床高または最適階の表示を見て、自身で乗りかご112の位置を操作する必要がない。

0096

<変形例7>
また、本実施形態では、配置位置決定時に、運用時に実際に用いる無線通信装置140を乗りかご112の上に仮配置し、電波強度を取得しているが、これに限定されない。例えば、図8に示すように、配置位置を決定するための電波強度測定用の無線通信装置(電波強度測定用無線通信装置)149を、運用時に用いる無線通信装置140とは別に備えていてもよい。

0097

この場合、電波強度測定用無線通信装置149は、基本的に上述の実施形態の無線通信装置140と同様の構成を有し、乗りかご112の所定位置に、常に配置される。また、電波強度測定用無線通信装置149は、無線通信装置140と同型であることが望ましい。また、無線通信装置140は、電波強度検出器144および電波測定部147を備えなくてもよい。

0098

保守端末200は、配置位置決定時は、電波強度測定用無線通信装置149に、電波強度の取得要求を行い、電波強度を取得する。その他の処理は、実施形態と同様である。

0099

このように、電波強度測定用無線通信装置149を、乗りかご112の天井上に常在させる場合、例えば、監視センタサーバ300で、定期的に行う診断に、無線通信の電波強度診断を加えてもよい。この場合、監視センタサーバ300において、保守端末200同様、階高測定の機能と電波強度取得機能とを備える。

0100

監視センタサーバ300で定期的に行う、乗りかご112を最下階から最上階端まで走行させて行う運行検査時に、各階に停止させる毎に、監視センタサーバ300で、電波強度測定用無線通信装置149から電波強度を取得し、その時点での最適な位置を判定してもよい。そして、現在の無線通信装置140の位置と異なる場合は、推奨配置位置として診断結果に記載してもよい。

0101

例えば、エレベーター110が設置されているビルの周囲環境が、エレベーター110の据え付け時から変化することがある。本変形例によれば、このような場合であっても、定期的に電波環境を確認することができる。

0102

例えば、推奨配置位置が、現状の無線通信装置140の配置位置と大幅に異なる場合、保守員290は、次回の保守作業時に、無線通信装置140を、推奨配置位置に移動させる等の処置を行うことができる。

0103

<変形例8>
また、上記実施形態では、設備がエレベーター110であり、閉空間が昇降路111である場合を例にあげて説明したが、これに限定されない。昇降機全般、例えば、一定の昇降路、経路その他これに類する部分(閉空間)を介して、動力を用いて人または物を建築物のある階またはある部分から他の階または他の昇降路部分へ移動・搬送するための設備であればよい。

0104

このとき、階高測定部211は、設備を閉空間の始端部から終端部まで移動させ、所定の時間間隔、または、所定の距離毎に、距離情報を取得する距離情報取得動作を行うとともに、始端部または終端部からの距離を取得する距離取得部として機能する。

0105

100:エレベーター保守システム、101:配置位置決定支援システム、110:エレベーター、111:昇降路、112:かご、113:主ロープ、114:プーリ、115:プーリ、116:釣合い錘、117:巻上機、120:エレベーター制御装置、121:通信装置、122:演算装置、123:記憶装置、126:通信制御部、127:動作制御部、128:階高測定運転部、130:監視装置、131:通信装置、132:演算装置、133:記憶装置、140:無線通信装置、141:通信装置、142:演算装置、143:記憶装置、144:電波強度検出器、146:通信制御部、147:電波測定部、149:電波強度測定用無線通信装置、
200:保守端末、201:通信装置、202:演算装置、203:記憶装置、204:ユーザI/F、211:階高測定部、212:電波強度取得部、213:電波強度記憶部、214:判定部、215:出力制御部、216:通信制御部、217:走行制御部、230:階床高電波強度データ、231:階床高、232:電波強度、240:階床データ、241:範囲、242:階床情報、290:保守員、
300:監視センタサーバ、301:通信装置、302:演算装置、303:記憶装置、400:一般回線網

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