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技術 個人化動画提供方法、個人化動画データ

出願人 大日本印刷株式会社
発明者 永沢拓也橋本大輔
出願日 2018年5月15日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-094132
公開日 2019年11月21日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-201296
状態 未査定
技術分野 双方向TV,動画像配信等 計算機間の情報転送
主要キーワード パーソナライズド IF装置 変数配列 事業者サーバー 取得先アドレス 取得スクリプト 画像処理サーバー 再生要
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年11月21日)のものです。
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図面 (13)

課題

配信サーバー側の回線容量をさほど要求しない個人化動画配信サーバー、個人化動画提供方法、その方法に使用されるHTMLデータを提供する。

解決手段

個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義する記述と、所定のタイミングで前記個人情報を送出するコードの記述と、を含む第1のHTMLデータを受領したWebブラウザが、前記動画再生フレームを定義する記述に従って動画再生コンテナを要求し、前記第1のHTMLデータに設定された個人情報の値を取得するコードの記述および動画合成再生コードの記述を含む動画再生コンテナ(第2のHTMLデータ)がWebブラウザ画面上のインラインフレームとして組み込まれ、個人情報の値が動画再生コンテナに引き渡されることで、個人情報を反映した動画が再生される。

概要

背景

近年、小売業保険業、金融業などの事業者が、販促プロモーション顧客ごとカスタマイズした動画パーソナル動画、パーソナライズド動画または個人化動画などと呼ばれることがある。以下では個人化動画と記す)により行うことが注目されている。普通の動画広告よりも個人化した動画広告とした方が閲覧率が向上し訴求効果が大きくなることが期待される。これらの事業者向けに個人化動画の制作や配信手段の提供を行う専門のサービス会社出現してきている。

特許文献1や2ではサーバー側で個人化動画を構成して利用者側に提供するシステム・方法・プログラムが開示されている。特許文献1では、複数の異なる動画データを連続して生成する動画生成サーバーが開示されており、この動画生成サーバーは、素材データ条件分岐を実行するコードを含むスクリプトコードを取得し、スクリプトコードに従って、動画データの各フレームに指定された素材データを埋め込んで個人化された動画データを作成する。

特許文献2では、アクセスしてきた利用者の年齢性別などの属性のほかに、利用者がアクセスしてきた時間帯等も考慮して、今アクセスしてきた利用者が閲覧する可能性がより高いパーソナライズされた動画を提供できる画像処理サーバー画像処理方法が開示されている。

特許文献1や特許文献2で開示された個人化動画の発明では、サーバー側で個人化動画を構成して利用者側に所定の型式動画ファイルとして配布するか、またはストリーミングにより配信する方式である。このようなサーバー側で動画を作成する方式の問題点の一つは、動画配信サーバー側が帯域の大きい、太い回線を用意する必要があるということである。

また、本当に機微顧客情報に対応した個人化動画を提供する場合は、個人化動画を生成するサーバーが如何にして利用者(小売業等の事業者の顧客)の個人情報を扱うセキュリティ担保するかが問われる。個人化動画を利用して営業活動を行う事業者と個人化動画サービスを提供するサービス会社が別会社の場合は、前記事業者が保有している顧客の個人情報をどのようにして動画サービス事業者預けることができるかの問題がある。

概要

配信サーバー側の回線容量をさほど要求しない個人化動画配信サーバー、個人化動画提供方法、その方法に使用されるHTMLデータを提供する。個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義する記述と、所定のタイミングで前記個人情報を送出するコードの記述と、を含む第1のHTMLデータを受領したWebブラウザが、前記動画再生フレームを定義する記述に従って動画再生コンテナを要求し、前記第1のHTMLデータに設定された個人情報の値を取得するコードの記述および動画合成再生コードの記述を含む動画再生コンテナ(第2のHTMLデータ)がWebブラウザ画面上のインラインフレームとして組み込まれ、個人情報の値が動画再生コンテナに引き渡されることで、個人情報を反映した動画が再生される。

目的

特許文献1や2ではサーバー側で個人化動画を構成して利用者側に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

個人情報データベースWebサーバー、および個人化動画配信サーバー、とを用いて、Webブラウザを備えた利用者装置ネットワークを通じて個人化動画を提供する個人化動画配信及び再生方法であって、前記Webサーバーが、前記個人情報データベースから、当該利用者に係る所定の情報である個人情報を取得して、これら個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義する記述と、所定のタイミングで前記個人情報を送出するコードの記述と、を含む第1のHTMLデータを前記利用者装置に送信するステップ、前記第1のHTMLデータを、解釈して表示したWebブラウザが、前記動画再生フレームを定義する記述に従って前記個人化動画配信サーバーに対して、動画再生コンテナを要求するステップ、前記個人化動画配信サーバーが、前記第1のHTMLデータに設定された個人情報の値を取得するコードの記述および動画合成再生コードの記述を含む動画再生コンテナを返信するステップ、前記動画再生フレーム内に前記動画再生コンテナが組み込まれた画面がWebブラウザに表示されるステップ、所定のタイミングで、前記Webブラウザが前記第1のHTMLデータに埋め込まれている個人情報の値を送信し、前記Webブラウザから派生した前記動画再生フレームを表示制御するプロセスが、送信された個人情報の値を取得するステップ、個人情報の値を取得した前記動画再生フレームにおいて、前記動画合成再生コードが解釈実行されて、前記個人情報の値を反映した動画を合成しつつ再生するステップ、の各ステップを含んで実行されることを特徴とする個人化動画配信及び再生方法。

請求項2

個人情報データベースおよび、Webサーバーを備えた事業者システムから、Webブラウザを備えた利用者装置へネットワークを通じて個人化動画を提供する個人化動画配信及び再生方法であって、前記Webサーバーが、前記個人情報データベースから、当該利用者に係る所定の情報である個人情報を取得して、これら個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義する記述と、所定のタイミングで前記個人情報を送出するコードの記述と、を含む第1のHTMLデータを利用者装置に送信するステップ、前記第1のHTMLデータを、解釈して表示したWebブラウザが、前記動画再生フレームを定義する記述に従って、前記第1のHTMLデータに設定された個人情報の値を取得するコードの記述および動画合成再生コードの記述を含む動画再生コンテナを生成するステップ、前記動画再生フレーム内に前記動画再生コンテナが組み込まれた画面がWebブラウザに表示されるステップ、所定のタイミングで、前記Webブラウザが前記第1のHTMLデータに埋め込まれている個人情報の値を送信し、前記Webブラウザから派生した前記動画再生フレームを表示制御するプロセスが、送信された個人情報の値を取得するステップ、個人情報の値を取得した前記動画再生フレームにおいて、前記動画合成再生コードが解釈実行されて、前記個人情報の値を反映した動画を合成しつつ再生するステップ、の各ステップを含んで実行されることを特徴とする個人化動画配信及び再生方法。

請求項3

前記Webサーバーが第1のHTMLデータを利用者装置に送信するステップは、利用者の本人認証要求を利用者装置から受けたWebサーバーが、本人認証できた場合に引き起こされるステップであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の個人化動画配信及び再生方法。

請求項4

前記動画合成再生コードは、事前に定められたシナリオに従って1つ以上の動画データを時間軸に沿って再生するとともに、設定された個人情報を反映したテキスト情報または静止画像またはその両方を再生動画オーバーレイ表示するよう画面制御する命令を含む請求項1または請求項2に記載の個人化動画配信及び再生方法。

請求項5

前記動画合成再生コードは、事前に定められたシナリオに従って1つ以上の動画データを時間軸に沿って再生するとともに、設定された個人情報による条件分岐により次に再生する動画を切り替えて再生するよう画面制御する命令を含む請求項1または請求項2に記載の個人化動画配信及び再生方法。

請求項6

Webブラウザを備えた利用者装置へネットワークを通じて提供される、動画を再生表示するための第1のHTMLデータと第2のHTMLデータの組み合わせからなる個人化動画データであって、前記第1のHTMLデータは、所定の個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義し、この動画再生フレーム内に表示される動画再生コンテナを指定する記述と、所定のタイミングで前記個人情報の値を個人情報データとして送出するコードの記述と、を含むHTMLデータであって、前記第2のHTMLデータは、前記動画再生コンテナとして表示されるHTMLデータであって、前記第1のHTMLデータを表示制御するプロセスから送出された個人情報データを取得するコードの記述と、取得した個人情報データを個人情報項目の値として反映した動画を合成再生処理する動画合成再生プログラムコードの記述とを含むHTMLデータであって、前記第1のHTMLデータを表示したWebブラウザに前記第2のHTMLデータが取り込まれることによりこれらを描画制御するWebブラウザで動画を合成再生させる処理に用いられる個人化動画データ。

請求項7

Webブラウザを備えた利用者装置へネットワークを通じて提供される、動画を再生表示するための第1のHTMLデータと第2のHTMLデータの組み合わせからなる個人化動画データであって、前記第1のHTMLデータは、所定の個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義し、この動画再生フレーム内に表示される動画再生コンテナを生成するコードの記述と、所定のタイミングで前記個人情報の値を個人情報データとして送出するコードの記述と、が埋め込まれた頁として表示されるHTMLデータであって、前記第2のHTMLデータは、前記第1のHTMLデータに含まれる記述によりWebブラウザにより動画再生コンテナとして生成されるHTMLデータであって、前記第1のHTMLデータを表示制御するプロセスから送出された個人情報データを取得するコードの記述と、取得した個人情報データを個人情報項目の値として反映した動画を合成再生処理する動画合成再生プログラムコードの記述とを含むことを特徴とするHTMLデータであって、前記第1のHTMLデータを表示したWebブラウザから前記第2のHTMLデータが生成されて動画が合成再生される処理に用いられる個人化動画データ。

技術分野

0001

本発明は、個人化動画提供方法、個人化動画として提供されるデータに関する。

背景技術

0002

近年、小売業保険業、金融業などの事業者が、販促プロモーション顧客ごとカスタマイズした動画(パーソナル動画、パーソナライズド動画または個人化動画などと呼ばれることがある。以下では個人化動画と記す)により行うことが注目されている。普通の動画広告よりも個人化した動画広告とした方が閲覧率が向上し訴求効果が大きくなることが期待される。これらの事業者向けに個人化動画の制作や配信手段の提供を行う専門のサービス会社出現してきている。

0003

特許文献1や2ではサーバー側で個人化動画を構成して利用者側に提供するシステム・方法・プログラムが開示されている。特許文献1では、複数の異なる動画データを連続して生成する動画生成サーバーが開示されており、この動画生成サーバーは、素材データ条件分岐を実行するコードを含むスクリプトコードを取得し、スクリプトコードに従って、動画データの各フレームに指定された素材データを埋め込んで個人化された動画データを作成する。

0004

特許文献2では、アクセスしてきた利用者の年齢性別などの属性のほかに、利用者がアクセスしてきた時間帯等も考慮して、今アクセスしてきた利用者が閲覧する可能性がより高いパーソナライズされた動画を提供できる画像処理サーバー画像処理方法が開示されている。

0005

特許文献1や特許文献2で開示された個人化動画の発明では、サーバー側で個人化動画を構成して利用者側に所定の型式動画ファイルとして配布するか、またはストリーミングにより配信する方式である。このようなサーバー側で動画を作成する方式の問題点の一つは、動画配信サーバー側が帯域の大きい、太い回線を用意する必要があるということである。

0006

また、本当に機微顧客情報に対応した個人化動画を提供する場合は、個人化動画を生成するサーバーが如何にして利用者(小売業等の事業者の顧客)の個人情報を扱うセキュリティ担保するかが問われる。個人化動画を利用して営業活動を行う事業者と個人化動画サービスを提供するサービス会社が別会社の場合は、前記事業者が保有している顧客の個人情報をどのようにして動画サービス事業者預けることができるかの問題がある。

先行技術

0007

特許第6147776号公報
特開2017−182727号公報

発明が解決しようとする課題

0008

前述したように、サーバー側で動画を作成する方式の問題点の一つは、動画配信サーバー側が帯域の大きい、太い回線を用意する必要があるということである。そこで、配信サーバー側の回線容量をさほど要求しない動画配信方式が望まれている。本発明は、必ずしも大きな帯域を必要としないで個人化動画サービスを実施可能とするような個人化動画提供方法、個人化動画配信サーバー、個人化動画データを提供することを課題とする。
また、事業者が保有する顧客の個人データを動画サービス会社に預ける必要のない個人化動画提供システムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、個人化動画の合成再生処理閲覧者クライアント装置上で行う方式とすることにより上記課題を解決する。具体的には第1の発明は、個人化動画提供方法であって、個人情報データベースWebサーバーおよび個人化動画配信サーバー、とを用いて、Webブラウザを備えた利用者装置ネットワークを通じて個人化動画を提供する個人化動画配信及び再生方法であって、
(1)前記Webサーバーが、前記個人情報データベースから、当該利用者に係る所定の情報である個人情報を取得して、これら個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義する記述と、所定のタイミングで前記個人情報を送出するコードの記述と、を含む第1のHTML(Hyper Text Markup Language)データを利用者装置に送信するステップ
(2)前記第1のHTMLデータを、解釈して表示したWebブラウザが、前記動画再生フレームを定義する記述に従って前記個人化動画配信サーバーに動画再生コンテナを要求するステップ、
(3)前記個人化動画提供サーバーが、前記第1のHTMLデータに設定された個人情報の値を取得するコードの記述および動画合成再生コードの記述を含む動画再生コンテナ(第2のHTMLデータ)を返信するステップ、
(4)前記動画再生フレーム内に前記動画再生コンテナが組み込まれた画面がWebブラウザに表示されるステップ、
(5)所定のタイミングで、前記Webブラウザが前記第1のHTMLデータに埋め込まれている(記述されている)個人情報の値を送信し、前記Webブラウザから派生した前記動画再生フレームを表示制御するプロセスが、送信された個人情報の値を取得するステップ、
(6)個人情報の値を取得した前記動画再生フレームにおいて、動画合成再生コードが解釈実行されて、前記個人情報の値を反映した動画を合成しつつ再生するステップ、
の各ステップを含んで実行されることを特徴とする個人化動画提供方法または個人化動画配信及び再生方法により上記課題を解決する。

0010

この第1の発明では、Webサーバーから提供される第1のHTMLデータに、利用者の個人情報が埋め込まれており、この第1のHTMLデータがWebブラウザに表示され解釈されることにより生成される動画再生フレームが、後に、利用者の個人情報を取得して動画再生フレーム内に取り込むことにより、動画再生フレームで起動される動画合成再生プログラムが個人情報を参照して、個人情報の値を反映した動画を構成することができる。これにより、クライアント側で動画を作成し再生可能とすることで十分なサーバー回線の太さがない場合でも個人化動画を利用者に提供可能となる。

0011

また、動画再生コンテナを提供する個人化動画配信サーバーは、個人情報の値を取得するためのコードの記述および動画合成再生コードの記述を含んだ第2のHTMLデータであるコンテナを作成して返信するだけなので、個人情報を取り扱う必要はない。したがって、個人情報の扱いを、事業者システムと利用者装置の間だけに限定することができ、個人情報保護上も漏洩リスクを最小限にできる。

0012

Webブラウザは一般用語として定着しているが、改めて説明すれば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルによりネットワーク経由でサーバ通信してHTMLファイル等の、目的のリソースを取得する機能、取り寄せたリソースをその型に応じて解析する機能、解析結果に従って表示頁を構成(レンダリング)する機能を有するアプリケーションプログラムである。したがって、Webブラウザとは呼ばないアプリケーションプログラムであっても、上記Webブラウザの機能を備えていれば、本発明においてはWebブラウザである。

0013

IT用語でコンテナとは、音声や動画データのファイルフォーマットを指すが、もともといくつかのデータをまとめて格納したものという意味がある。本発明の動画再生コンテナとは、動画データをWebブラウザで再生するために必要なデータやスクリプトの記述がひとまとまりになったものを意味する。Webブラウザに何をどのように表示するかを指図し、Webブラウザが解釈可能な命令プログラムコードを含むことが可能なマークアップ言語で作成されたデータであればよい。典型的には動画ファイルの指定や動画再生プログラムの指定の記述を含んだHTML5.0のデータなどである。尚、動画あるいは動画再生という場合、静止画を連続して再生することも含むものとする。

0014

第1の発明の変形としての第2の発明は、第1の発明で個人化動画配信サーバーに要求する動画再生コンテナを、利用者装置側で生成するように構成するものである。すなわち、
個人情報データベースおよび、Webサーバーを備えた事業者システム
から、Webブラウザを備えた利用者装置へネットワークを通じて個人化動画を提供する個人化動画配信及び再生方法であって、
(1)前記Webサーバーが、前記個人情報データベースから、当該利用者に係る所定の情報である個人情報を取得して、これら個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義する記述と、所定のタイミングで前記個人情報を送出するコードの記述と、を含む第1のHTMLデータを利用者装置に送信するステップ、
(2)前記第1のHTMLデータを、解釈して表示したWebブラウザが、前記動画再生フレームを定義する記述に従って、前記第1のHTMLデータに設定された個人情報の値を取得するコードの記述および動画合成再生コードの記述を含む動画再生コンテナ(第2のHTMLデータ)を生成するステップ、
(3)前記動画再生フレーム内に前記動画再生コンテナが組み込まれた画面がWebブラウザに表示されるステップ、
(4)所定のタイミングで、前記Webブラウザが前記第1のHTMLデータに埋め込まれている(記述されている)個人情報の値を送信し、前記Webブラウザから派生した前記動画再生フレームを表示制御するプロセスが、送信された個人情報の値を取得するステップ、
(5)個人情報の値を取得した前記動画再生フレームにおいて、前記動画合成再生コードが解釈実行されて、前記個人情報の値を反映した動画を合成しつつ再生するステップ、
の各ステップを含んで実行されることを特徴とする個人化動画提供方法(個人化動画配信及び再生方法)である。

0015

第2の発明では、第1の方法の発明の前提として存在していた個人化動画配信サーバーは不要となる。

0016

前記動画合成再生コードは、事前に定められたシナリオに従って1つ以上の動画データを時間軸に沿って再生するとともに、設定された個人情報を反映したテキスト情報または静止画像またはその両方を再生動画オーバーレイ表示するよう画面制御する命令を含んでもよい。

0017

前記動画合成再生コードは、事前に定められたシナリオに従って1つ以上の動画データを時間軸に沿って再生するとともに、設定された個人情報による条件分岐により次に再生する動画を切り替えて再生するよう画面制御する命令を含んでもよい。

0018

課題を解決するための第3の発明は、Webブラウザを備えた利用者装置へネットワークを通じて提供される、動画を再生表示するための第1のHTMLデータと第2のHTMLデータの組み合わせからなる個人化動画データである。
前記第1のHTMLデータは、
所定の個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義し、この動画再生フレーム内に表示される動画再生コンテナを指定する記述と、所定のタイミングで前記個人情報の値を個人情報データとして送出するコードの記述と、を含むHTMLデータであって、
前記第2のHTMLデータは、
前記動画再生コンテナとして表示されるHTMLデータであって、前記第1のHTMLデータを表示制御するプロセスから送出された個人情報データを取得するコードの記述と、取得した個人情報データを個人情報項目の値として反映した動画を合成再生処理する動画合成再生プログラムコードの記述と、を含むことを特徴とするHTMLデータであって、
前記第1のHTMLデータを表示したWebブラウザに前記第2のHTMLデータが取り込まれることによりこれらを描画制御するWebブラウザで動画を合成再生させることを可能にした個人化動画データである。

0019

第1のHTMLデータおよび第2のHTMLデータはともにクライアント装置上でWebブラウザの動作を規定して、個人情報を反映した動画をクライアント装置上で合成し再生することができる。

0020

前記動画再生コンテナを表すHTMLデータは、動画データを再生するレイヤの上に、個人情報項目変数に対応したテキストや静止画像をオーバーレイして表示させるタグやスクリプトの記述を含むものとしてもよい。

0021

本発明の第4の発明に係る第1のHTMLデータと第2のHTMLデータの組み合わせからなる個人化動画データとしては、次のようなものであってもよい。すなわち、
前記第1のHTMLデータは、
所定の個人情報の値の記述と、動画再生フレームを定義し、この動画再生フレーム内に表示される動画再生コンテナを生成する記述と、所定のタイミングで前記個人情報の値を個人情報データとして送出するコードの記述と、を含むHTMLデータであって、
前記第2のHTMLデータは、
前記第1のHTMLデータに含まれる記述によりWebブラウザにより生成されるHTMLデータであって、前記第1のHTMLデータを表示制御するプロセスから送出された個人情報データを取得するコードの記述と、取得した個人情報データを個人情報項目の値として反映した動画を合成再生処理する動画合成再生プログラムコードの記述と、を含むHTMLデータであって、
前記第1のHTMLデータを表示したWebブラウザから前記第2のHTMLデータが生成されて動画が合成再生される処理に用いられる個人化動画データである。

発明の効果

0022

本発明に係る個人化動画提供方法、個人化動画配信サーバーにより個人化動画の合成再生処理を閲覧者のクライアント装置上で行うことができ、十分な帯域のサーバー設備を用意できない場合であっても個人化動画サービスを提供可能となる。また、個人情報の取り扱いを、利用者に実際にサービスを提供している事業者の事業者システムと利用者装置の間だけに限定することができるので、個人情報漏洩リスクを最小限にでき、都合がよい。

図面の簡単な説明

0023

本発明の一実施形態に係る個人化動画提供方法の概要を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る個人化動画提供システム1の全体構成図である。
本発明の一実施形態に係る事業者サーバー(Webサーバー)30を説明するブロック図である。
本発明の一実施形態に係る個人化動画配信サーバー20を説明するブロック図である。
本発明の一実施形態に係コンテンツ配信サーバー40を説明するブロック図である。
本発明の一実施形態に係る個人化動画提供システム1の動作シーケンスの一例を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る個人化動画提供システム1の動作シーケンスの一例を説明する図である。
図7のS10で作成されるHTMLデータ(動画再生コンテナ)を模式的に例示して説明する図である。
動画合成再生コードの例を模式的に表した図である。
本発明の第2の実施形態に係る個人化動画提供方法の概要を説明する図である。
本発明の第2の実施形態に係る個人化動画提供システム1Bの全体構成図である。
本発明の第2の実施形態に係る個人化動画提供システム1Bの動作シーケンスの一例を説明する図である。

実施例

0024

個人化動画をサーバー側で作る場合は、特許文献1に開示されているように、動画を合成する処理を行うサーバー装置は、動画を要求している利用者の個人情報(個人属性情報)を受けて、これを予め決められている作成すべき動画のひな型情報に当てはまるように動画として合成して、出来上がった情報を適当な置き場所一時保存し、利用者に対してはこの置き場所情報をURLとして伝えるということになる。あるいは、特許文献2に開示されているように、利用者が動画を要求するアクセス先URLはあらかじめ定められているが、動画の合成を、利用者からの要求があったときにサーバー側でその都度行うということになる。

0025

これに対して、個人化動画を要求する利用者が閲覧するWebブラウザ上で合成する場合には、(1)動画を合成するプログラム(利用者の個人情報を、作成すべき動画のひな型情報に当てはまるようにして、動画として合成するプログラム)と、(2)利用者の個人情報(事業者のプロモーション目的を実現するために、事業者が把握している利用者の個人情報(個人属性情報)であって利用者が知っているとは限らない情報)とが、利用者のクライアント装置上に提供される必要がある。

0026

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。尚、実施形態で説明する事項は、本発明の技術思想としての発明概念を理解しやすいように説明する目的で記載されたものであって、本発明を特定したり限定したりする意図で記載したものではない。図1は、本発明の一実施形態に係る個人化動画提供方法の概要を説明する図である。

0027

(個人化動画提供方法の概要)まず、利用者は、利用者装置で起動したWebブラウザから事業者のWebサイト(事業者システム3のWebサーバー30)にログインする。ここでのWebサイトは、ログイン要求した利用者の認証だけではなく、認証成功した利用者についてはそのユーザIDにより、所定の個人情報を個人情報データベース39から取得する。事業者システム3はユーザ認証成功の場合には、利用者の個人情報を埋め込んだ第1のHTMLデータをログイン要求に対する応答として返信する(図1の(1))。

0028

第1のHTMLデータには、利用者の個人情報(所定の個人情報項目とその値、例えば、氏名、最近の購入商品、現在の保険契約内容など)が記述されて埋め込まれているだけではなく、動画再生コンテナを呼び出すタグも備えられている。第1のHTMLデータがWebブラウザに読み込まれ利用者のための着地頁として表示される(この状態のブラウザ画面を60aで表す)。引き続きWebブラウザは、動画再生コンテナを呼び出すタグを解釈し、動画再生コンテナ呼出し要求を行う(図1の(2))。動画再生コンテナ呼出し要求は個人化動画配信サーバー20宛に送られる。個人化動画配信サーバー20は、第2のHTMLである動画再生コンテナ(を表示するHTML)を作成し、Webブラウザ60に返信する。個人化動画配信サーバー20が作成する動画再生コンテナは、個人化動画を合成再生するプログラムコードと、第1のHTMLデータに埋め込まれている個人情報を取得するためのプログラムコードがそれぞれスクリプトタグとして含まれる。この動画再生コンテナが利用者のWebブラウザに送信される(図1の(3))。

0029

利用者装置のWebブラウザに、好ましくは利用者着地頁の中に定義されたフレーム中に、動画再生コンテナが表示され、Webブラウザ(正確には前記フレームを表示制御するためにWebブラウザから派生したプロセス)は前記個人情報を取得するためのプログラムコード(個人情報取得スクリプト)の命令の解釈実行を始める(図1の(4))。

0030

派生したプロセスは第1のHTMLに埋め込まれた個人情報データを取得して(図1の(5))、事前に定められたひな型情報に従って個人情報を反映した動画を合成し再生表示する(図1の8、この状態のブラウザ画面を60bで表す))。個人化動画を合成再生する際は、動画コンテンツの内容により必要に応じて、動画合成に使う静止画や音声ファイルなどの素材データをコンテンツ配信サーバー40にアクセスして取得する(図1の(6)(7))。

0031

以上が、本発明の一実施形態である個人化動画提供方法(個人化動画配信及び再生方法)の概要である。ステップ(4)および(5)の処理は本発明の特徴が表れる重要な部分なので、詳細については後述する。

0032

図2は、図1で説明した概要処理手順により個人化動画を利用者に提供する本発明の一実施形態としての個人化動画提供システム1の全体構成を説明する図である。個人化動画提供システム1は、個人化動画配信サーバー20、事業者システム3、コンテンツ配信サーバー40と、利用者装置6とがネットワーク5により接続されて構成される。個人化動画配信サーバー20は、個人情報を反映した動画が再生される入れ物としての動画再生コンテナを提供する。なお、コンテンツ配信サーバー40は個人化動画配信サーバー20の機能を補完する目的で、主として管理上の理由で、個人化動画配信サーバー20とは別に設けるものなので、システム構成上の本質的な意義はない。コンテンツ配信サーバー40と個人化動画配信サーバー20を一つのサーバーで実現してもよい。

0033

事業者システム3は、Webサーバー30と個人情報データベース39を備える。Webサーバー30は、ログインを求めてきた利用者を認証して、個人情報を埋め込んだ利用者着地頁を表示するHTML(第1のHTML)を応答する。個人情報データベース39は登録された会員の様々なデータを検索可能な形式で格納したデータベースである。会員IDや会員の氏名、住所の他、性別や年代などの登録会員の様々な属性情報、さらに、事業者によっては、商品購入履歴加入生命保険契約中の自動車保険のデータなど極めて個人的な情報も格納され管理される。会員の消費行動経済活動に起因して個人情報データベース39がどのような頻度でどのように更新されるかは、本発明の主題から外れるのでここではこれ以上は言及しない。ネットワーク5は典型的にはインターネットである。利用者装置6は、利用者が扱うパーソナルコンピュータ(PC)、タブレットスマートフォン等である。利用者装置6はWebブラウザを備えるものとする。

0034

図3は、Webサーバー30をさらに詳細に説明するためのブロック構成図である。Webサーバー30はサーバーコンピュータに専用の処理プログラムを搭載して実現される。31は通信部である。通信制御IF装置とそれを制御するドライバソフトウェアの働きによりネットワーク5との物理的及び論理的な接続を実現する。32は、記憶部であり、半導体メモリハードディスクで実現される。サーバーコンピュータのOS,WWWサーバーソフトウェアデータベースアクセスライブラリ、後述する各種処理を実現する処理モジュールのプログラムコードが記憶される。処理中のデータの格納場所としても使われる。

0035

33は処理部である。処理部33はCPU(図示せず)を含み、リクエスト受付処理331、認証処理332、利用者着地頁生成処理333、個人情報取得処理334、着地頁生成処理335、応答処理339の各処理を実行する。実際には、前記CPUが記憶部32に記憶されているプログラムコードを読み込み解釈実行することで各処理の機能が発揮されるのであるが、図3の上では、便宜的に、処理部33が、リクエスト受付処理331、認証処理332、利用者着地頁生成処理333、個人情報取得処理334、着地頁生成処理335、応答処理339を含むように描画している。

0036

リクエスト受付処理331は、利用者からのログイン要求を受け付け、認証処理332を呼び出す。認証処理332は、受け付けたログイン情報(ユーザID,パスワード)を会員認証データベース(図示せず)に問い合わせることにより受け付けたユーザーID、パスワードを検証して、本人認証成功または認証失敗の結果を得る。個人情報取得処理334は、認証成功の場合に個人情報データベース39にアクセスして認証された利用者の個人情報を取得する。利用者着地頁生成処理333は個人情報が取得できた利用者の着地頁(ログイン頁、マイページなど)を利用者装置6のWebブラウザ上で描画するデータを生成する。この着地頁は、動画再生コンテナを要求するためのURL(Uniform Resource Locator)の情報を含んでいる(例えばiframeタグのsrc変数の値として含む)。応答処理339は、認証失敗の場合はその旨を通知する頁データ、そうでない場合は、利用者着地頁生成処理333が生成したデータを利用者装置に、利用者からのログイン要求に対する返答として送信する。

0037

図4は、個人化動画配信サーバー20を説明するブロック構成図である。個人化動画配信サーバー20はサーバーコンピュータに専用の処理プログラムを搭載して実現される。21は通信部である。通信制御IF装置とそれを制御するドライバソフトウェアの働きによりネットワーク5との物理的及び論理的な接続を実現する。22は、記憶部であり、半導体メモリやハードディスクで実現される。サーバーコンピュータのOS,WWWサーバーソフトウェア、後述する各種処理を実現する処理モジュールのプログラムコードが記憶される。処理中のデータの格納場所としても使われる。

0038

23は処理部である。処理部23はCPU(図示せず)を含み、コンテナ要求受付処理231、コンテナ生成処理233、コンテナ応答処理239の各処理を実行する。実際には、前記CPUが記憶部22に格納されているプログラムコードを読み込み解釈実行することで各処理の機能が発揮されるのであるが、図4の上では、便宜的に、処理部23が、コンテナ要求受付処理231、コンテナ生成処理233、コンテナ応答処理239を含むように描画している。通信部21、記憶部22、CPUを含む処理部23はバス28により接続される。

0039

コンテナ要求受付処理231は、動画再生コンテナ要求を受け付け、コンテナ生成処理233を呼び出す。コンテナ生成処理233は、第1のHTMLデータに埋め込まれている個人情報項目の値を取得するためのスクリプトと、動画合成再生プログラムコードが組み込まれた動画再生コンテナを作成する。尚、ここでスクリプトとは簡易なプログラム(の記述部分)のことである。コンテナ応答処理239は、コンテナ生成処理233が生成した動画再生コンテナ(HTMLデータ)を、動画再生コンテナ要求に対する返答として利用者装置6のWebブラウザに送信する。本実施形態の特徴である、動画再生コンテナに含まれることになる個人情報項目の値を取得するためのスクリプトについての詳細は後述する。

0040

図5は、コンテンツ配信サーバー40を説明するブロック構成図である。コンテンツ配信サーバー40はサーバーコンピュータにいくつかの処理プログラムを搭載して実現される。41は通信部である。通信制御IF装置とそれを制御するドライバソフトウェアの働きによりネットワーク5との物理的及び論理的な接続を実現する。42は、記憶部であり、半導体メモリやハードディスクで実現される。配信される動画で使用される素材としての動画データや静止画データ等のいわゆるコンテンツデータが格納されている。また、サーバーコンピュータのOS、WWWサーバーソフトウェア、コンテンツ管理システム(CMS)等のプログラムコードが記憶される。処理中のデータの格納場所としても使われる。

0041

43は処理部である。処理部43はCPU(図示せず)を含み、通信部41が受け付けたコンテンツリクエストに対応するレスポンスを用意して、通信部41を介して要求先に返答する処理を行う。処理部43は、必要に応じて記憶部42に格納されたWWWサーバーソフトウェアやOSのコードを実行することによりその機能を実現する。通信部41、記憶部42、処理部43はバス48で接続される。

0042

(システムの動作シーケンス)図6は本発明の一実施形態としての個人化動画提供システム1の動作シーケンスの一例を説明する図である。図6シーケンス図には3つの列が存在する。左側の列は利用者装置6とその上で動作するブラウザをの動作を示す。真ん中の列は、Webサーバー30の動作を示す。右側の列は、個人情報データベース39の動作を示す。上から下に時間順序(時間の流れ)を表す。

0043

まず、生活者(利用者)は利用者装置6上でブラウザを起動する。表示されるブラウザ画面上に所定のアドレスを指定することにより、事業者システム3のWebサーバー30の会員サイトにアクセスし、Webサーバー30から返信される画面データを表示し、その中に会員IDを入力するなどしてログイン要求を発信する(S01)。Webサーバー30のリクエスト受付処理331が機能して直ちに認証処理332が呼び出される。認証処理332においては、会員IDと同時に入力された認証情報などから周知の技術により会員認証を行う(S02)。そして認証に成功できた場合は、個人情報取得処理334が機能して個人情報データベース39に個人情報を要求するクエリを発信する(S02)。個人情報データベース39は、クエリにより特定される会員についてのレコードから所定の個人情報に該当する項目のデータを抽出して、応答する(S022)。個人情報を取得したWebサーバー30では着地頁生成処理335が機能して、個人情報項目とその値を定義するタグ、または個人情報項目名を表す変数または配列の値を設定するスクリプトの記述、および、所定のタイミングで前記個人情報を送出するスクリプトの記述を生成して、これを含めた会員専用の着地頁を表示するHTMLデータが作成される(S03)。

0044

この会員専用の着地頁には、会員に対するメッセージテキスト背景画像などの通常の画面デザイン要素の記述の他、前記取得した会員の個人情報について、当該個人情報を表す変数または配列に各個人情報の値を設定するためのスクリプトまたはタグの記述が含まれる。また、着地頁内部に動画を再生するための別フレームを定義し、そこに後述する動画コンテナを表示させることを指示する記述を含めてもよい。応答処理339が機能することにより着地頁を表示するHTMLデータが利用者装置のWebブラウザに返信される(S04)。利用者装置のWebブラウザは、前記HTMLデータを解釈して表示する(S05)。

0045

引き続き図7により動作シーケンスの説明を続ける。図7はS05以降の動作シーケンスを説明するシーケンス図であるが、図6とは異なり、中央の列は動画再生フレームを描画制御するWebブラウザから派生して生じたプロセスの動作を表す。また、右の列は個人化動画配信サーバー20の動作を表す。

0046

S05で利用者専用着地頁を表示したブラウザは、その着地頁のHTMLに記述されたJavaScript(登録商標)コードを順に実行する。まず後のフレーム間通信に使用するイベントハンドラとしてのイベントリスナを設定する(S06)。ここでフレーム間通信というのは、ブラウザのベース頁のフレームと、その中に定義される動画再生用フレームとの間の通信を指す。それぞれのフレームにおいては、フレーム上の画面デザイン要素の表示(レンダリング)制御、画面の対話操作イベントに対する処理制御等の制御を独立したプロセスにより実現する。したがってフレーム間通信とは、利用者装置のOSから見るとプロセス間通信の一形態ということができる。

0047

次にブラウザ(正確にはベース頁フレームを制御するプロセスというべきである。したがって以下ベース頁プロセスと記載することもある。)は、自分の表示ウィンドウ内に別フレームを指定するタグの記述(例えばiframeタグによる)を実行することにより、着地頁内部に動画再生用のフレームを作成する(S07)。この結果、動画再生フレームを制御するプロセス(以下動画再生フレームプロセスと記載する)が新たに生成される。生成された動画再生フレームはまず個人化動画配信サーバー20宛に動画コンテナを要求する(S08)。これは例えば、iframeタグにより動画再生フレームを作成する場合は、前述のiframeタグのsrc属性の指定にて、新たに生成されるフレーム内に表示されるリソースの取得先アドレス(URL)を指定できるが、その取得先アドレスとして個人化動画配信サーバー20の所定のパスを指定することにより可能である。

0048

動画コンテナ要求を受けた個人化動画配信サーバー20は、その指定されたパスで指示されるリソース(コンテナ生成処理233を実行する実行型式プログラム)を動作させて動画再生コンテナとして提供するHTMLデータを組み立てる(S09)。そして作成されたHTMLデータを動画コンテナ要求に対する応答として動画再生フレームプロセスに送付する(S10)。

0049

図8は、S09で作成するHTMLデータの一つの例を模式的に説明する図である(図8において説明する事柄は説明を容易にするための例示である)。図8では、冒頭のの間で、長さ20の変数配列personaldata[0] , ‥,personaldata[19]の領域を確保している。これは後に取得する利用者の個人情報を収容するための変数、配列の記述部分である。また、、や等の、ビデオ再生要素(video)や、ビデオ再生枠の上に任意の文字図形要素を再生動画に対してオーバーレイ表示させるためのレイヤーを定める図形要素(canvas)などWebブラウザ画面上に表示される表示要素を定める記述部分がある。さらに、動画シナリオに沿って動画を描画するプログラムコード(動画合成再生コード)の記述部分である。本実施形態に係る個人化動画は、で定義されるvideo再生要素の上に、で定義されるcanvas要素のレイヤーに置いた静止画要素やテキスト要素がオーバーレイ表示されることにより個人情報を反映した動画とする。

0050

実際には、動画配信するコンテンツごとにどのような動画データを採用し、それらをどのような順序で再生するか、どのタイミングで個人情報を反映したテキスト情報や静止画像を描画するか、あるいは個人情報の値に応じて次に再生する動画としてどれを選択して再生するか、などが時間軸に沿ったシナリオとして予め事前に定められており、このようなシナリオはWebブラウザ上で実行されるプログラムとして実現される。上記のsrc=XXXX.player.jsは、そのプログラムのソースコードを呼び出す記述である。

0051

上記挙げた、個人情報を収容する変数・配列の記述部分、ブラウザ表示要素を定める記述部分、動画を描画するプログラムコードの記述部分、は個人化動画のテーマによって固定的であり、あらかじめ用意されたテキストファイルを読みだせばよい。コンテナ生成処理233は、個人化動画のテーマ(すなわち動画コンテンツ)毎に、このあらかじめ用意されたテキストファイルであるHTMLファイルを作成する。

0052

図7に戻る。動画再生フレームプロセスは個人化動画配信サーバー20から動画コンテナを受領する(S10)と、後で、ベース頁プロセスと通信するためのイベントハンドラとしてのイベントリスナを設定する(S11、イベントリスナを設定するスクリプトや、後述の通知を行うスクリプトもS09のステップで動画再生コンテナに記述されているわけである)。そしてベース頁プロセスに対して、動画再生コンテナの入手が完了した旨を通知する(S12)。この通知は、例えばJavaScript(登録商標)のpostMessage()メソッドを使うことで実現できる。

0053

この通知は、ベース頁プロセスがS06で設定したイベントリスナの働きによりベース頁プロセスに感知され、ベース頁プロセスはS06でイベントハンドラに予め設定されている処理、すなわち、ベース頁に埋め込まれている個人情報(S03で組み込まれたデータ)を動画再生フレームのプロセスへ送出する処理、を実行する(S13)。この処理も、S12と同様JavaScript(登録商標)のpostMessage()メソッドにて、個人情報を格納した変数や配列を譲渡データとして引数に指定することで実現できる。

0054

一方で、動画再生フレームプロセスは、このデータ送信を、S11で設定したイベントリスナの働きにより感知する。S11でイベントハンドラとして設定された処理が行われ、前記譲渡データが、例えば、図8で例示したHTMLの場合は、配列personaldataにコピーされることで、送付された個人データの取得処理が実行される(S13)。

0055

個人データの取得が終わると、動画再生フレームプロセスは、動画再生コンテナのHTMLデータの残りの記述を解釈し実行またはレンダリングする。基本の動画データファイルやそのほかの素材データがコンテンツ配信サーバー40から入手される(S14、このとき、動画合成再生コードを記述したソースファイルも取り寄せられてもよい)。最後に、動画合成再生コードが解釈され実行される。すると、入手した動画データや素材データを使った個人化された動画が利用者装置上にレンダリングされ再生表示される(S15)。

0056

図9は、動画合成再生コードの例を模式的に表した図である。ここで示す事柄は説明を容易にするための例示である。図8のHTMLファイルがWebブラウザに読み込まれ解釈されると、最後にJavaScript(登録商標)で記述されたXXXX.players.js が読み込まれ、図9に示したようなコードが利用者装置上で解釈実行される。これらのコードは図7のS13のステップで個人データが設定された配列personaldataの値を参照して、個人情報を反映した動画に用いる動画データとその順序を設定し、「videoTag.play(); 」により、現在src属性に設定された動画ファイルを再生する命令が実行される。すなわち再生される動画とその順序が個人情報に応じて設定される。

0057

また下方にあるif文のブロックは、personaldata[2]の値に応じた表示テキストを選択して、再生するよう記述している例である。このように個人情報のある項目の値に応じた条件分岐により動画にオーバーレイ表示するテキストを切り替えることが実現される。また、同様にif文のブロックを使って、個人情報のある項目の値に応じた条件分岐によりVideoTag.srcに指定する動画ファイルを設定することにより、次に再生する動画を切り替えて再生するよう画面制御させることもできる。このようにして当該利用者だけに関係する個人化動画が提供される。

0058

(第2の実施形態)次に、第2の実施形態としての個人化動画提供システム1Bについて説明する。第2の実施形態では、個人化動画配信サーバー20に動画再生コンテナを要求せず、クライアント装置が自ら動画再生コンテナを生成する。以下第2の実施形態を説明するが、第1の実施形態と共通し変わらない構成部分には同じ符号を付し、説明を省略することとし、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。

0059

(個人化動画提供方法の概要)図10は本発明に係る個人化動画提供方法(個人化動画配信及び再生方法)の第2の実施形態の概要を示す概要図である。まず、利用者は、利用者装置で起動したWebブラウザから事業者のWebサイト(事業者システム3のWebサーバー30)にログインする。事業者システム3はユーザ認証成功の場合には、利用者の個人情報を埋め込んだ利用者の着地頁としての第1のHTMLデータをログイン要求に対する応答として返信する(図10の(1))。

0060

第1のHTMLデータには、利用者の個人情報(所定の個人情報項目とその値、例えば、氏名、最近の購入商品、現在の保険契約内容など)が記述されて埋め込まれているだけではなく、動画再生用の別フレームを生成させるコードの記述が含まれる。そこでWebブラウザは、第1のHTMLデータを受け取ると、これを解釈することにより動画再生コンテナとして後に使用されるHTMLファイルを作成して一時保存するとともに、ブラウザ画面に別フレームを生成させて、その中に動画再生コンテナ(一時保存したHTMLファイル)を組み入れるスクリプトを実行する(図10の(2))。このコード(図10ではnewframe.js と例示)を実行することにより、個人化動画配信サーバー20へリクエストをすることなく、後にブラウザの別フレーム内に取り込まれたとき動画再生コンテナの働きをするHTMLデータ(第2のHTMLデータ)を利用者装置のWebブラウザに提供する。この結果、利用者装置のWebブラウザの、利用者着地頁上に新たに定義されたフレーム中に、動画再生コンテナが表示される(図10の(3)、この状態のブラウザ画面を60cで示す)。

0061

Webブラウザ(正確には新たに生成されたフレームを表示制御するためにWebブラウザから派生したプロセス)は前記個人情報を取得するためのプログラムコード(個人情報取得スクリプト)のコードの解釈実行を始める。前記派生したプロセスは第1のHTMLに埋め込まれた個人情報データを取得して(図10の(4))、事前に定められたひな型情報に従って個人情報を反映した動画を合成し再生表示する(図10の(7)、この状態のブラウザ画面を60dで表す))。個人化動画を合成する際は、動画コンテンツの内容により必要に応じて、動画合成に使う静止画や音声ファイルなどの素材データをコンテンツ配信サーバー40にアクセスして取得する(図10の(5)(6))。

0062

図11は、図10で説明した概要処理手順により個人化動画を利用者に提供する本発明の第2実施形態を実現する個人化動画提供システム1Bの全体構成を説明する図である。個人化動画提供システム1Bは、事業者システム3、コンテンツ配信サーバー40と、利用者装置6とがネットワーク5により接続されて構成される。個人化動画提供システム1を構成する1つの要素であった個人化動画配信サーバー20が不要な構成となっている。

0063

事業者システム3は、Webサーバー30と個人情報データベース39を備える。Webサーバー30が提供する利用者着地頁を表示するHTML(第1のHTML)の内容が部分的に異なるほかは、Webサーバー30と個人情報データベース39は個人化動画提供システム1におけるそれらと変わりはない。コンテンツ配信サーバー40の位置づけも個人化動画提供システム1におけるそれと変わらない。すなわち、実際上はあまり考えられないが、技術上は、Webサーバー30がコンテンツ配信サーバー40の機能役割を兼ねてもよい。

0064

(動作シーケンス)
図12は第2の実施形態の動作シーケンスを説明するシーケンス図である。個人化動画提供システム1Bの動作について、図12を参照して説明する。個人化動画提供システム1Bにおいて、生活者(利用者)が利用者装置6上でブラウザを起動してから利用者装置のWebブラウザに会員専用の着地頁である第1のHTMLが表示されるまでの動作は個人化動画提供システム1と変わらない(図6のS01からS05まで)。それから後の動作シーケンスは図12により説明する。

0065

S05で利用者専用着地頁を表示したブラウザは、その着地頁のHTMLに記述されたJavaScript(登録商標)コードを順に実行する。まず後のフレーム間通信に使用するイベントハンドラとしてのイベントリスナを設定する(S06)。次に、動画再生フレームを生成するためのJavascriptコードを実行する(S100)。図10ではnewframe.jsという名前で例示して示している。Webブラウザはこのファイルに記述されているスクリプトを順に実行することにより、動画再生コンテナとして機能するHTMLファイルを生成する。このHTMLファイルは適当な(しかし固定の)名前のファイルとして利用者装置の記憶領域に一時保存される。次に、newframe.jsにおいて、利用者の着地頁の中に新しいフレームを定義して、そこへ先に再生した動画再生コンテナとして機能するHTMLファイルを組み入れる(S104)。これで第1の実施形態において図7のS10にて、個人化動画配信サーバー20から動画コンテナを受領し終わった状態と同じとなる。これから後の動作シーケンスは図7のS11からS15と同じであるから説明は割愛する。

0066

以上説明したように、個人化動画提供システム1Bでは、動画再生コンテナとして使用されるHTMLファイルを利用者装置上でローカルに用意するので、個人化動画配信サーバー20は不要である。

0067

1,1B・・・個人化動画提供システム
3・・・事業者システム
5・・・ネットワーク
6・・・利用者装置
20・・・個人化動画配信サーバー
30・・・Webサーバー
39・・・個人情報データベース
40・・・コンテンツ配信サーバー

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